そういうわけで、

JUMPCOWICS

これからのお

ハえぇヌふ

★この作品はフィクシヨンです。実在の人物・国体・事件などには、

いっきい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行っています。

JUMP.COMICSで

魔女の顎門

い木教広

NORIHIRCDYAGI

れる存在であったこの世界

手段を持てずにいた...。

上を生み出した...。

銀眼と、苦笑いし大剣を武器

戦い続ける『クレイモア』と

一リアに追い詰められ、絶体

ンバー2・イレーネに救われ

リアに再び跳むクレアは...

これからもお客様においておくことになりますのですが、

2013年より人が『妖魔』に喰わ人は長く『妖精』に対抗する

なお、人は平人平成の女だが、人ほ半人半奴の女性は

ええ、へぇ...天魔の正体を見極める

こんな感じではないので、に人々にあたなす「妖癒」と

呼ばれる女戦士たち...。

組織のナンバー4・オフィ

絶命のクレアはをかつてのナ

高速剣を武器にオフィ

知らなかったの

Vol.8

CoNTENTS

SOENE40闘う資格IT

SOENE4魔女の顎門I-38

SOENE4魔女の顎門I-71

SOENE48魔女の顎門皿103

SOENE44魔女の顎門IV-135

...

GOENE45魔女の顎門T'iEB

...

...

11月20日に

ガアア

SOENE40闘う資格

SCENE40E

闘う資格

く...

ヒャアアア

クソがあぁ

ガアア

!!!

カ...

き...

貴様...

な...

く...

限界点を

見落とした?

違う..

イレーネの腕がまだ

完全に馴染んでないんだ

そっか...

それって

借りもの

なんだ

どっかで

見たこと

あると

思ったのよね

...

あいつのよね...

あのいまいましい

くそ女の右腕...

そうか

それで短期間で

そこまで強く

なれたってわけだ

く...

はぁ

はぁ

はぁ

片腕のみの

妖カ完全解放:

ギリギリね

あなた..

はぁ

あなたのやるべき事は

その片腕を制御しつつ

握った剣を決して離さぬ

事...ってとこかしら

分不相応な右腕の

おかげで身体中

ガタガタだわ...

!!

がっ

ボコ

ふう...

尻尾の先に

あたしの人としてあったもの

全てを集中させたわ

つまりここが

あたしの

急所ってわけ

さぁゲームを

しましょう

あなたがあたしの

全てを斬りきさんで

ここまで来れたら

あなたの勝ちよ

そのかわり

途中で力尽きたり

あなたが覚醒したら

あたしの勝ち

あなたに

あの一本角の

化物と闘う

資格は

なかったって

こと

どう

面白そうでしょう

はぁ

あたしが

負けたら

はぁ

はぁ

素直にあたしの意思は

あなたに託してあげるわ

お馬鹿ねぇ

あのコ...

あたしの言う事

なんか無視して

直接ここを

狙えばいいのに...

意地張って

自滅して...

なに必死に

なってるのかしら...

残された者が

どんな気持ちになるのか

考えもしない...

あれ?

これって

誰のこと

だっけ...?

今だ

あいつは俺が

ひきつける

だからお前は

今のうちに逃げろんだ

そうだ...

早く

逃げろ!

馬鹿よねぇ

本当..

お兄ちゃん

あたしのこと守るために

あいつに向かっていったんだっけ...

勝てるわけないのに

一人で盛り上がっちゃって...

く...

できもしないのに

一人で立ち向かって...

く...

本当..

が...

そして勝手に

死んでいく?

ぐ...

やに

なるわ..

ぐが...

があぁああ

が...

ほぅら

もう

おしまい

イWOREB

しょせん

そんなもんよ

かはっ

くそ...

動け

くそ

くそ...

動け

動け

動け

くそ

腕が...

もう..

何やってんのよ

あんたは

あんた一人好き勝手やって死んだら

残された人はどうすればいい

ってのよ!

なによ...

やりゃあ

できんじゃ

ない...

あれ...?

あたしなんで

あのコのこと

助けてんのかしら...?

おめでとう...

あなたの

勝ちよ

約束通り

あなたに全て託すわ

どうせもう

あたしにはどうすることも

できなかったし...

まったく

やになるわ...

あなたたちみたいに

勝手に命懸ける人たちって

嫌いなのよあたし...

早くとどめを

さしなさい

早くしないとまた

復活するわよ

あたしの代わりに

闘うんだから...

負けたら

承知しないわよ

AYMOREB

ああ

そうか..

お兄ちゃんの

最後の笑顔...

あたしを見ながら

微笑んだあの瞬間

お兄ちゃんはあたしを

守れた事を確かめられたから

笑ってたんだ...

どうしてだろう...

どうしてあたしはそれを

ずっと忘れていたのがな...

ごめんねお兄ちゃん...

でもきっと忘れなきゃ

あたしはつらずぎて

生きていけなかったんだと思う...

また向こうで...

一緒に遊ぼうね

お兄ちゃん...

一緒に遊ぼうねお兄ちゃん...

魔女の顎門」

SCENE4

AYMORE&

極東の地

スタフ

47番との

接触が

とれない?

期間は

どれくらいだ?

連絡を絶って

三か月

最後の

任務は?

ゴナールの町の

覚醒者討伐

4番との

任務だな

ないとは

言いきれないが...

任務中に死亡の

可能性は?

死体は

見つかっていない

4番..

オフィーリアは

ゴナールから離れた

山の中で覚醒者と

なった死体が

発見されている

ナンバー47が

ナンバー4のしかも

覚醒者を相手に

ただ一人で闘って

倒す事ができるか?

という可能性ならば

そのオフィーリアの命を

奪ったのが47番という

可能性はあるか?

その可能性は

限りなく0に近いでしょうかな

本来なら

ありえない話だが..

ナンバーが絶対的な強さの数値

というわけではないだろう...

なにしろその

47番...

確かテレサの血肉をとりこんだ

特殊体のはずだな

素質に恵まれた本人半妖の血肉を

そのまま受け継ぐ事で

その強さの永続性を図る...

しかしそれは幻想で

あったと結論づけられた

はずでは?

ナンバーを見る限りで

その結論に至っただけだ

未だにその47番が

不確定要素を

含んでいる事に

違いはあるまい

どちらにしろ

生死の知れぬまま

放ってはおけまい

生きているのならば

必ず捜し出せる

はずだ

エルミタ

はい

あいつにこの任を

あたらせろ

優先事項だ

他は後まわしに

してもいい

AYMOREE

了解しました

エルミタといえば

あの女の出番か...

さて

絶体絶命

だな...

なるほど

適任だな

くくく...

一体あいつは

どうする気

なのか...

すまんが

弟を

捜している

この町に最近

一人で迷い込んだ

少年はいないか

いや知らないが

しかし結構人の

出入りは激しい

町だからな

そんな子がいても

おかしくはないが...

会えると

いいな

兄ちゃん

広い町だから

じっくり捜せば

見つかるかも

しれないよ

ありがとう

なによ

失礼じゃない

女の人でしょ

あの人

何言ってんだよ

大きな剣を

背負ってただろ

声も太かったし

男だよ

声音を

のばして...

声はもっと

太くできるか...

ラキ...

お前は一体

どこにいるんだ...

やぁ

いらっしゃい

お一人かい?

部屋をひとつ

たのむ

しばらく

滞在する

それと

旅の途中で

はぐれた弟を

捜してるんだが

心当たりは

ないか?

さぁどうでしょうな

なにしろ広い町だから

町のすみずみまで

捜せばあるいは...

ああそれと

ひとつ..

お耳に入れて

おきたい事が...

この町に...

クレイモアの一団が

滞在してます

!!

なんでもここから

少し離れた山に

妖魔がいるらしくて

覚醒者

...か

クレイモアは

一般人には

手を出さないって

話だけど

一応お耳にと...

その相手がかなり手強い

ようで四人も集まって

るんですよ

町中で

不意に会って

驚かれても

なんですから

ありがとう

礼を言う

ふう

以前もらった

妖気をおさえる

楽も残りわずか

か...

これのおかげで

一般人にも仲間にも

悟られずに

行動できているが:

この薬の欠点は

こちらの妖気を悟られ

なくなるかわりに

こちらも妖気を探れ

なくなる点...

この状態だと

妖魔が隣にいても

気づかないだろうな

それ故こうやって避けている

はずの仲間のいる町に

のこのこ足を踏み入れてしまう。

小もありうるわけか...

指し押したな...

あれか...

覚醒者狩りの

メンバーなら、通常

最低一人は「桁ナンバー

かいるはずだが...

どれだ...?

いや

なんでもない

気のせいだ

どうした?

奴が...

おそらく...

「桁ナンバー...

今の状況じゃ

どれほどの強さなのか

見当もつかんな...

上位五名の内の

人なのか...

とりあえず

それなりの変装を

しているとはいえ?

見知った顔がいないのが

せめてもの救いが...

それとも

ナンバー789の

いずれかか...

さて...

できれば連中とは

顔を合わせたくは

ないか...

こちらもあまり

時間かない...

やぁ

おはよう

随分

早いね

ああ

今日から

弟捜しを

始めるつもり

なんだ

例の

妖魔退治

あぁ

なるほど

あそうそう

昨日言ってた

クレイモアの連中

今朝早くに

出発したらしいよ

陽が昇る前に

四人とも出てった

らしい

これでやっと

ひと安心だよ

ここを拠点に

山へ向かうとしたら

サコルカ...

そう強くは

ないが...

出かけてくる

多分夜までは

戻らない

人の側にいるって

いっても半分妖魔

だからねぇ...

どんなに楽な相手でも

日はかかるな...

あいよ

弟さん捜し

がんばんな

YMOREB

情報はヒロ

0か...

別々になった

あの山から近い町を

順に当たっているが

手がかりさえつかめ

ない...

ラキ...

お前は子体

どこへ...

わーい

テレサと

クレアだー

な!?

この二人

テレサとクレアって

いうんだよー

美しく清らかで

愛に満ちあふれた

双子の女神の名だ...

多分、そんな風に、

育ってほしいと願って

つけられた名だ

お前それ

僕がこないだ

教えてやったんじゃ

ないかよ

あたし

聞く前から

知ってたもん

この前も知らない

お兄ちゃんに勝手に

話してたろ

ちがうよ

あれはあのお兄ちゃんが

クレア像はどっちだって

しつこく聞いてきた

からだよ

ごめん

お嬢ちゃん

今の話

詳しく教えて

くれないか

えでも

あたしの知らない

人だったよ

いいんだ

どんな感じの

奴だった?

ボロボロの

お兄ちゃんだよ

ボロボロで傷だらけ

で...あたし

最初びっくりして

怖かったもん

でもクレア像の

話を聞いてる時は

すごい優しそうな目を

してたの

だからあたし

怖くなくなって

ずっと喋ってたんだよ

それで

そいつは

どこに...?

さぁ知らない

そうか

ありがとう

でももうこの町では

見かけなくなっちゃった

ああ...

私のおと...

ねぇ

お兄ちゃんは

そのお兄ちゃんと

知り合いなの?

いや

私にとって

大切な者だ...

命を懸けても

捜し出すと約束した

愛しき者だ

そーなんだ

それじゃ早く

会えるといいね

ああ

きゃあああ

な...

なんだ

誰か..

たのむ...

AYMOREB

組織に...

きゃあ

たのむ...

仲間が...

ひっ...

うぐ...

しっかりしろ

ぐ...

おい

おい!

たのむ...

そ...

組織に

連絡して

くれ...

覚醒者か

強い...

あんな...

覚醒者に

やられたのか!?

お前..

!!

仲間か...

たのむ...

みんなを

助けてくれ...

みんなまだ

生きている?

たのむ...

なんだ

みんなを...

救って...

奴ら何かおかしい

私たちを生かして

何かたくらんで...

く...

AYMOREE

く...

すまんか

死体をたのむ

できれば

恐れずに

人として

丁寧に

葬ってやって

ほしい

剣なんか持って

どうする気だ

兄ちゃん

悪いが潜伏してる身とはいえ

仲間を殺されて黙っていられる

ほど...

大人じゃないんだ...

え..

仲間...?

まさか山に行くつもり

か?やめときな

死にに行くようなもん

だよ

組織のナンバー!!

クレア

ザコルの覚醒者

討伐に助勢する

それじゃ、

50日NE42.魔女の顎門

ん?

おーい

ちょっと

待った

なんだい

一人かい?

これ以上

山に登るのは

やめといた方が

いいよ

本来群れて

行動するのは

え?

なんか得体の知れない

化物がいるってな噂なんだ

好まないはず

なんだがな...

>ENに

魔女の顎門

き...

貴様...

クレイモア

AYMOREB

かかった

!!

キシャアア

一方が足下

一方が胴を薙ぐように

攻撃をしかけると

大体上に跳ぶんだよな

お前ら

!!

さすがに空中で

上からの複数攻撃には

対処できまい

死ね

まあまり工夫しなくても

俺たちは狩れるって見ってる

だけなんだろうが...

キシャアア

な!?

カ...

て...

てめぇ

え?

やけに

統率された

動きだ

お前たち

らしくない

くくく...

今のうちに

いきかってろ

自分で行って

確かめて

くるんだな...

何を

たくらんでいる?

自ら死地を目指す

愚かな者よ

貴様もさっきの

奴らと同じだ

なんだ...

統率された妖魔に

めったに見る事のない

羽つきが二匹...

そして我々の動きを熟知した

上で立てられた戦術:

一体何が

起こっているんだ...

よし

それじゃ

もう一本

追加してみよっか

ぎへっ

ポコ

おっかっやっ

がっ

ピゥ

はぁ

SLAYMOREC

はぁ

はぁ

ろっぽんめー

はぁ

!!!

ぐぎゃあああ

おかしいなぁ...

あああ

そろそろ覚醒しても

よさそうなもんなん

だけどなぁ...

ぐ...

ぎへへ

が...

が...

がはっ

強情だなぁ

!!

ぐぎゃあ

ああ

早く覚醒しないと

その子みたいに

身体中穴だらけに

されて死んじゃう

んだよ

それでも

いいの?

き...

貴様...

ぐが..

やめろ

いいよ

いいよー

そんな感じ

おさえるんだ

カティア

覚醒したら

そんな傷や苦痛からも

すぐに解放されるよ

やめるんだカティア

たえろ化物に

なりたいのか

ぐがっ

だれが

ばけものだって

ばかにすんなよ

おれたちを

ばかにするやつは

いちばんに

ころしてやる

ちょっと

何やってん

のよー

勝手に

本数

増やさない

でよ

でも

こいつ...

!!!

やった

限界を

超えた

ガガ

ボコ

がっ

カティア...

クガガガ

よし

手かせを

はずして

ポス

ガガ

!!!

用意して

ダフ!

あい!

ポコ

ボコ

ボコッ

な...

ガッ

なんだ...

何をする気なんだ...

ゲハ

カカ

グギ

ギーギ

あ...

あ...

!!!

ギ..

ガ...

カア

どんな

感じ?

ふぅん

ダフ

だめだ

こいつ...

せんせん

つよくねぇ...

!!

グ!

ガグ

そうか

しょうがない

なぁ...

いいや

つぶして

30番台の

覚醒者なんて

そんなもんか...

や:やめろ

カティアー!!

だからやっぱり

一桁ナンバーのあんたじゃ

ないとダメなんだってば

だから早いとこ

覚醒しちゃってよ

ナンバー9の

ジーンさんさぁ

き...

貴様...

だれか

きた..

本当だ

逃げた子が応援

呼んだにしては早いよね

ていうか

すごくちっちゃい

妖気

近くにいた下位ナンバーが

たまたま妖気を探知して

来たってとこかな

覚醒も

期待できないし

ダフに

あげる

好きにして

いいよ

ぎへ

AYMORE&

ぎへへ

そういえば

山の中の城跡...

ここが根城か...

しかしなんだ

この異様な

妖気...

歪な妖気が城の中から

無数に感じられる!!

SOENE

魔女の顎門、

服動している...?

無数に感じられた

妖気の正体はこれか...

するとこれら「つーつが

妖魔の身体の肉片...?

自らの身体の巨大化や

身体を使って物質を生成する力は

妖気の大きさに比例するはず...

体どれほどの力の

持ち主だというんだ...

いYMOREに

妖気が

二つ...

妖魔か!

!!

!!

キシャアア

ち...

周りじゅう

妖気だらけで

妖魔の接近にも

気付けないとは

AYMOREB

やっかいな

仕掛けだ

キシャアア

!!

くそ

大剣を振り回すにも

邪魔になる二段構えか

シャアア

ヒ...

ヒャアアァ

ヒ...

!!

ぐが

にげちゃ...

ググ

にげちゃ

だめ...

ガ...

グガ

せっかく..

まったく

やくに

たたない...

こいつらのために

いっしょうけんめい

つくってやったのに

むだだった

なぁ...

な...

なんだこの?

やつらばかり

だ..

馬鹿げた強大な

妖気は...

......

あれ?

なんだ

てめー

おかしなかっこ

しやがって...

まさか

おとこじゃ

ないだろなぁ...

おとこなら

いたぶりがいがなくて

つまんないぞ

まぁいいや

ひんむいてみりゃ

わかるか...

あれ?

みちが

せまくて...

って

あれ...?

あれ?

うごけな...

!!!

あだ...

あたたた

なにすんだ

こら...

いてーだろ

てめぇ...

!!

あだっ

いてっ

あだっ

て...

てめ

く...

いて

おれが

うごけねー

からって...

!!

おめー

!!

よえーだろ

ち...

うひゃびゃひゃ

あれ!

けんしがけんを

てばなしてどうするよ!

ぱし

わなたよ

こっちもだ

ん?

ばーか

高速な

速剣

ピッピリピッ

ふーん

けっこう

やるかも...

ダフになんか

やらないで

連れてきてもらえば

よかったかなー

がはっ

き...

貴様の...

かはっ

かは

貴様らの

目的は何だ

なーいしょ!!

ふざけるな...

誰が化物の

仲間に...など...

覚醒して

仲間になったら

教えてあげる

だって...

あなたも

普通の人から見れば

化物みたいなもんじゃない

覚醒者も

半人半妖も

実は大して

変わんないのよ

何が

おかしい...

意識がどっちに

あるのかってだけの話

ただひとつ

確かなのは:

どっちももはや

人ではないという事実

この一点だけよ

だいたい馬鹿みたいだと

思わない

人に捨てられ

人じゃなくなったのに

人のために

つくして

それで人に感謝

すらされない

むしろ生きている間は

嫌われてさえいる

のよ

そして...

用済みに

なれば自ら

命を断つ:・

まったく

馬鹿馬鹿しい

ったらない

しょせん私たちと

人間は違う種族...

YMOREB

そう考えれば

全て簡単に

納得できるわよ

人が食糧となる

牛や豚羊や鳥のために

涙を流す?

流さないでしょ

当然なのよ

種族が違うんだから

それが自然

それが道理

それが摂理...

どぉ?

何か

間違ってる?

御高説

ありがたく

承ったよ

なるほどなと

思う部分も

ないわけではない:

今までの

考え方こそ

歪なのよ

だが私は

人として生まれた以上

人のために生きたい

それだけが

私の中にある

真実だ

あなたみたいな人

好きよあたし

やっぱりどうしても

仲間になってほしく

なっちゃった

いだ...

な...

いだだだ...

いまのは

いたかったぞ..

けっこう

きいたぞ

てめぇ...

ば...

ゆるさねぇ...

ばかな...

もうぜったい

ゆるさねぇぞ...

ポコッ

!!

ぐが

にーほん

めー

かはっ

がは

ぐがあ

あああ

ぐ...

く...

びっくりだろ

きれたのくっつけるより

なかみがこなごなのはうが

なおしにくかったりするん

だよな...

ぐ...

ぐか

それじゃ

ひんむいて

みようかな...

が..

おとこかなー

おんなかなー?

困ったなぁ...

んあ?

結構

すぐ見つかった

から...

喜んでいたのにな...

あら

今度はとっても

強そうな人が

来てくれた

VMOREB

こういう

場合...

どうすれば

いいのだろうな

私は:

もちろん、

やはり

ここまで

来て...

50日NE44魔女の顎門

手ぶらで

帰るわけにも

いかんか...

ガシャ

あの印は...

なんだてめー

けんもぬかねーで

しにてーのか?

上位五人の

内の一人...

組織の

ナンバー3

SCENE4

魔女の顎門

ガラテア!

なぜ

ここに...

ぐへへ

あそびあいてが

ふえたから

AYMOREB

が...

まさか私を

追ってきた

...?

こいつはもう

つぶしちゃおーかな

ぐがあ

あああ

あれ?

!!

!!

見た目以上に

軽いな

もっと

飯を食え

私の用は

こいつなんでな

悪いがこれで

失礼するよ

あ?

あまく

見るな

奴は...

え?

ざけんな...

なにしやがったんだ

てめぇ...

なめんなぁ

こらぁああ

なんだぁ?

こいつまさが

なんであたん

ねーんだ?

私と同じ...

いや

違う!

こいつ自身は

まるで避ける動きを

していない

私のように相手の妖気から

攻撃を先読みして

動いているわけじゃない

ばかな...

こいつのは正真正銘

攻撃自体が

勝手にそれているんだ!!

そんな事が

いったい...

おっと

みくびってた...

一応つかえる頭は

ついてたようだ...

にがすかよ

てめー

YMOREB

ばかにしやがって

もうただじゃ

おかねー

ころしてやる

お前はここで

足を治してろ

しかし

お前..

はだかにして

てあしひきぬいて

はらわたひきずり

だしたあとなぶり

つくしてやる

よりによって

ろくでもない奴と

闘うつもりで

いたもんだな...

落ちついて冷静に

やれば難しくはない

はずだ

すまん

気をつけてくれ

奴は外皮が硬くて

剣が...

ちがう

こいつじゃない

下にいる

もう一匹の事だ

死ににでも

行くつもりだったのか?

!!

おそろしく巧妙に

自分の妖気を隠しているが、

探れない事はない

正確な場所と相手の妖気に

波長を合わせれば見つけられるはずだ

お前も妖気読みに長けた戦士なんだろ

だが今は

余計な事はせず、

YMOREB

両足を治す事に

集中してろ

こうげきが

あたんねーなら

あたるように

するだけだ

裸にして手足引き抜いて

腸ひきずり出して

なぶりつくすんじゃ

なかったっけ?

んあ?

なんのことだ?

ガラテア

いつまでも

よゆーぶっこいて

っからだよばーか

うひゃひゃぴゃひャひゃ

ひゃひゃぴゃひャひゃ、

ひゃっ?

AYMOREB

あれ?

どうやら喋った事の

ほとんどは直後に

頭の中から消えてる

っぽいな

新陳代謝の活発な脳で

うらやましいよ

ごあ

んが

なるほど...

ああ?

AYMOREB

並の攻撃じゃ

外皮すら貫けないか

ガアア

!!?

!!

やはり外皮が硬いと

いっても場所によって

差はあるようだな

てめ

ぐぎゃああ

AYMOREB

ピク

スヤ

な...

先に手足を

抱ぐのは

なんで...

私の方だった

ようだな

!!

強い

これが

ナンバー3の

実力か...

しかしなんだ

あの闘い方は

うが

まるで相手が

ガラテアの意の

ままに操られて

いるような...

ぎへ

き...きさま

きさま

泣くなよ

みっともない

きさまぁ...

うぐ

ばかねぇ...

ひっく

醜い顔に

拍車がかかるぞ

ほんと

ばかよねぇ

あいつって...

そんなんだから

いつまでたっても

あたしの男だって

自慢できないのよねぇ

いつもこれまで

ち...

SOENE4.魔女の顎門

思ってたより

出て来るのが

早かったな...

ちょっと

ダフー

何やってんのよー

たった一人相手に

片手まで

持ってかれちゃって

だって

こいつ...

ぱんちとかぜんぜん

あたんなくて...

何言ってんのよ

当たんないわけ

ないでしょ

ばかじゃ

ないの

い...いや

ほんとだよ

だから

おれ..

ぐす

ぐす

ひっく

だから...

ふう...

わかったわよ

それじゃ絶対

パンチが当たる

方法教えて

あげるから

がへ

次はちゃんと

当ててよね

力いっぱい

思いっきり

打ち込みなさい

今年NE46

魔女の顎門

いYMOREB

い...いや

だから...

さっきからおれ

ずーっと

おもいっきり

やってて...

いーから

やんなさいよ

言っとくけど

今度はずれたら

別れるからね

え..

く...

それでも

ぜんぜん

あたんなく

て..

いや

そんな...

くそ...

くそ

くそ

くそ

てめーの...

てめーのせー

だからな

くそが...

あり?

こんどは

それなかった

がぁ

ごふぁああぁ

!!

CLAYMOREB

く...

ガラテア

そう

それでいいのよ

最初っから

そうやってれば

片手なくすことも

なかったのに

貴様...

いやね

別にあたしは

何もしてないわよ

彼女の特性はね

妖気の見極めと

細部にまで至る識別力

何をした..

ダフの本来の力を

出させてあげた

だけ

それによって相手の妖気に同調して

相手の動きをコントロールする事が

できるのよ

コントロールっていっても

そう大袈裟なもんじゃ

ないわ

相手の虚を衝いたり

意識の薄いとこを狙って

同調した自らの妖気で

ほんのちょっといじってやる

程度...

だから相手の行動そのものを

支配できたり攻撃目体を

止める事はほぼ不可能

自分より大きな力を持つ者

相手だとなおさらね

だから最初に

まどわす必要が

あったはずよ

AYMOREB

相手が油断して気を抜いている内に

いろいろそれらしい事象を見せて

相手に迷いを生じさせる...

そうなったら

こっちのものよ

当たるか当たんないか

迷って出してる一撃

なんて本来の威力からは

ほど遠いものなの

だから自分より

力のある者が放つ

迷いのない渾身の一撃は

同じように見えても

彼女にはどうする事も

できないってわけよ

!!?

あだ

あだ

だだ

この

く...

!!

ガラテア

ぐが

あだ

だ..

て...てめ

ふざけやがって...

!!

まずい

よけろ!

ち...

がはっ

ぎへ

あたった

あたった

くそ...

これで

勝負ありね

つぎはどこ

ねらおっかなー

私が何とか

できるのは奴の

強くらいか...

あら

あなた

両足治すのに

妖力解放するのは

いけど...

限界

超えてるわよ

つきは

く...

いきなり

あたまぁ!!

あれ?

ここを見てください

お...

お前...

戻れ戻れ

くそ

たのむ

戻れ

くそ...

だ..

だめだ...

今度は

もう...

な!?

まさか...な..

まさか本当に

戻せるとはな...

自らの限界を超えた

のに元に戻そうと

しているのを見て

もしやと思ったが...

やはりあの時

感じたものは

気のせいでは

なかったか...

今のは

ガラテア...

お前が...

ためしにこっち側へ

引っぱってみただけだ

だめなら私が

首を刈るつもり

でいた...

組織が目をつけて

捜しまわるだけの

事はあるな

あーあ

なによー

せっかく

覚醒すると

思ってたのに

何者だ

お前..

妖気を操る

上位ナンバーに

限界を超えても

戻ってこれる

謎の戦士...

気に入っちゃったわ

あなたたち二人...

あなたたち二人も...

あたしの仲間に

入れてあげる

はぁ

はぁ

傷の方は

大丈夫か..

心配するな

はぁ

これでも

防御型で

回復は早い

奴は..

お前の言う通り

奴の妖気は

男のそれより

はるかにでかい

YMOREB

奴は一体

何者なんだ?

だがそれは

おそろしく巧みに

隠されていて近くに

来るまでやすやすとは

感じ取れなかった

あれほど大きくて

禍禍しい妖気は...

過去に私は

度しか知らない...

一度知って

生きているだけでも

大したものだ

私もこの場を

切り抜けたら仲間に

自慢したいとこだ

クレイモアと

呼ばれる我々戦士の

歴史の中で

ナンバー1の覚醒という

最悪な事例が三例ほどある

男の時代に一人

女の時代に二人...

そのうち一度は

組織が壊滅寸前にまで

至ったとも聞く...

必然奴らは

三強と呼ばれ

大陸に存在する

覚醒者たちの頂点を

極める存在となった

北に一匹:

西に一匹...

南に一匹...

荒廃した東の地を

除いて三匹は

それぞれの地に散った

お互いに

その力を知っていたから

余計な衝突は

避けたわけだ

いYMOREB

今までのように

ひっそりと深いところで

眠り続けていれば

いいものを...

以降奴らは

表立って現れる事なく

深淵の者とも

呼ばれるようになる

最近になって

その三匹が三匹とも

おかしな動きを始めた

という情報が入った

さて答えて

もらおうか...

それぞれが

各地の覚醒者どもを

仲間に引き込み始めたんだ

まるで互いにその戦力を

競うかのように...

お前たちは一体

何をしようとしているんだ

組織の女戦士

初代ナンバー1

歴代の中で最も幼くしてその頂点を極め

最も幼くしてその力を解放させた戦士...

深淵の者...

いYMOREB

西のリフル

深淵の者...

西の

リフル...?

よーく

知ってるのね

まだ若いのに

大したもんだわ

別にあたしたち

互いに衝突を避けてた

わけじゃないのよ

たまたま居着いた地が

重ならなかっただけの話...

正直けっこう

暇だったのよねぇ

食っちゃ寝

食っちゃ寝の

毎日で..

そんな中

北の地に

好き勝手に

暴れまわる

一人の覚醒者が

現れたの

その子がけっこう強くて

あたしたちに近い力を

持つ者だったのよ

そいつその子のこと

気に入って自分の女に

しちゃったのよ

その暴れっぷりが

あまりにも目に余ったんで

北の男が全力で、その子を

たたき伏せたのは

いいんだけど..

そうなった途端

その北の男が勝手に

どんどん自分の縄張りを

広げ始めたの

これ見よがしに

まるであたしたちにケンカ

ふっかける感じで

腹立つと思わない?今まで

おとなしかった北の男が

いい手駒を手に入れた

からって調子に乗って...

生意気にもあたしたちに

ケンカを売ってきたのよ

まぁそれで

そっちがその気ならって

事であたしたちケンカ

買う事にしたのよ

何しろ暇だったし

けっこういい刺激にも

なるしね

それで今はいろいろ

手駒を集めてるって

わけ

なにせ今のままじゃ

戦力的に圧倒的に

不利なのよねぇ

あたしたち..

...

にしても

一番腹立つのは

最初に好き勝手に

暴れまわってた女の方

なんだけどね...

今は北の男にやられた時の

ダメージで記憶失ってる

らしいんだけど

なんかその子

襲う町襲ぅ町

全てを潰していく

くせに...

小さな女の子だけには

一切手をつけてなかった

って話なのよ

不思議な子なのよ

その町にいる全ての者の

内臓を引き裂いている

くせに

な...

小さな女の子だけには

傷ひとつつけてないん

だって...

そうね

まるで..

なに...?

その子には

小さな女の子が

目に映っていないかの

ような感じかしら...

...いつは

_AYMOREE

...こだ.....

そいつは...

なに?

どこに

いる...

声が小さくて

聞こえないわ

北の男の

名を教えろ

そいつの女は

私が殺す

......

DIGITAL

SHUEESALINENES

CLAYMOR

8巻

八木教広

©八木数は、2005.2012

初版発行

デジタル版発行-2012年

2005年

発行所・集英社

http://www.sticoshacco.

この作品は、デジタル配信用にこの編集を行うったものです

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