風の谷のブラウンカこの ニメージュコミックス・ワ・イド判風の谷のナウシカー 「ワイド判風の谷のナウシカー・ かつて栄えた巨大雄天次明の桜は時の闇の彼方へと姿を消し地上は有意の感気を発する巨人関係の森・内海に優れていた 人々は腐海周辺にわずかに残された土地に点在し、それぞれ事国を築き暮らしていた。「風の谷」 思い合いナウンカ・慶崎 今日は、ジャン・徳間書店 ユーラシア大陸の西のはずれに流生 トルメキアお兄さんミスト ェポゃネトルドア国最悪素の例で、 まちがいない王蟲の歯形だ このへんにあらわれたことはいままでなかったのに それにしても食いがあらい もしかしたら脱皮のあとかもしれない すてき!!完全な王蟲の抜け殻なんてはじめて見る また新しい...きっと今日の明け方に脱皮したんだ キャノピーー天蓋(てんがい〜、おおい フフフセラミック刀の刃がこぼれてしまった 武器工房の者たちにおしえたらみんなおどり出してしまうな 硬化処理をしなくてもこのまま装甲に使えるもの これひとつだけなら持っても翔べるかな すごい眼!!ガンシップのキャノピーにぴったり とれた!!なんてかるい ムシゴヤシの木が午後の胞子をとばしている 王蟲が食べた森の傷をいやそうとしているんだ きっとこの黒い森を』なつかしくあたたかい世界と思っているんだわ つきささるような悲しみとはげしい怒り ちがうこれは人間の言葉じゃない心にきこえてくる叫びだわ だれ!?そこにいるのはだれ!? なぜそんなに憎しみをまきちらすの どこにいるの私におしえて だれかが蟲におそわれている 森から出ないとどこからだかわからない それにしても胞子がすごすぎるまるで煙のようだわ 王蟲が人を攻撃しているんだ!! 追われているのは武器商人かしら あの方向へにげては森から出られない 鏑弾を使う者ならこの弾丸の意味もわかるはず きっとあの抜け殻の主だわ 脱皮したばかりなのにもうあんなに大きくなるなんて... 森を出てしまったのに追うのをやめないわ怒りに我を忘れている 王蟲!!森へお帰りここはおまえの住む世界じゃじゃないのよ 眼がルビーのようにもえているわ激怒しているんだ そんなに胞子をくっつけてバラまかれては困るの さっき聞こえたあの声ひょっとしたらこの王蟲の... ちょっとあらっぽくやるわよ 蟲の動きがとまった... 敵はきえたわみんな森へ帰ろう 森へ帰ろうここはさむいわ みごとだ..まるで蟲の心がわかるようだ ありがとう先にいってのまっ 光弾なんか使ってごめんね おまえの抜け殻はだいじに使わせてもらうわ 負うた子にたすけられたな すばらしい風の乗り手になったなナウシカ ううん父はまだまだだって... そうそうすっかり忘れておった こいつのおかげでひどい目に会ったんだ どこからさらわれて来たのか大王ヤンマに運ばれれているのを見てな 人の子とまちがえてつい銃を使ってしまったんだ それで王蟲があんなに怒って攻撃したのね こいつめ気を失っておったので森の毒は吸わなかったようだ 手を出さんほうがいいこいつは野育ち..!! フフフこわくないこわくない おびえていたんだねでももうだいじょうぶ ユパさまおねがいこの子わたしに下さいな 今日来て下さってほんとによかった明日にも出陣なんです クイにカイ私をおほえていてくれた! 不思議な力だ...人にはなれぬキツネリスを... やはり戦が始まるのか... ヴ王のじゃじゃね召集令が来ました ジルも歳だこんどはつらかろう いえわたしが父のかわりに出ます ばかな!だれがそんな愚かなことを決めたのだ しかたがないのです父とふたりで決めました 父は私に武装をゆずる時が来たと 森の毒はもうそんなにジルの身体を.. ハイそれが腐海のほとりに生きる者の定めとか... 『腐海』とは滅亡した過去の文明に汚染され不毛と化した大地に生まれた新しい生態系の世界をいう高さたちのみが生きる有毒の瘴気を発する巨大な歯類の森にいま地表は静かに覆われようとしていた。 いますぐ谷に下れば光のあるうちに城に入れます もっと早くに訪れるべきであった... 私ひと足さきに父にしらせにいきます 来て下さって本当によかった出陣の前にぜひ見ていただきたいものがあるんです 曜日大産業文明の群が時の闇の彼方に去ってより千年セラミック時代終末期 風の谷は海から吹きぬける風によってわずかに徳海の毒から守られる辺境の土地であった... 城ババさまこの前たのまれたコトシの薬草だ なによりのみやげじゃよ ナウシカわしのいない間に髪をあげた娘たちをよんでおくれ 腐海をつらぬくタリア川の石だ 花嫁衣裳のかざりにつかっておくれ これでずいぶん赤子の生命をすくえるぞぇ すごいわなんてきれいなんだろう ハハハ...さてさてだれのために身につけるのかな... 種まきのすんだめでたい日に古い友が訪ねて来てくれた みなも異国の話をききたいじゃろう 今宵は城の食糧庫をあけはなって心ゆくまで楽しもうぞ この谷に来ると心がなごむ ユパさま今年の果実酒です 訪れるたびに人の数が少しずつ減っている そうだわしに見せたいものがあるといっていたが... ユパおまえのおもいはわかっている...が今宵はむづかしい話はなしだ 先生をひとり占めしてはみんなが怒るわ 父上だって話をききたくてうずうずしてるもの 王蟲を見たとか本当ですか 美しい姫になったな... ウムしかし男であったら何もいうことはないのだが ほんとうにいい品じゃ姫さまの腐海あそびもムダではなかったわけだな しかし王蟲の抜け殻を見つけるなど一生に一度の幸運ですぞ アラッ価海に近づくなっていつも小言をいうのはどこのだれだっけ? ミトじいうしろをたのむわ 姫さまそのキツネリスめはだいじょうぶですかな ガンシップだなあれはナウシカか ウムわか娘なから小気味よいのり方をする あいつには父のわしより風の心を肌で感じとる心があるようだ 民にもしたわれている女が族長になったためしはないがあいつならやっていけるにちがいない やはりナウシカを戦場に出すつもりかジル 風の谷の族長はガンシップの戦士としてトルメキア王の戦列にくわわるという古い盟約は守らねばならぬ おろかな戦とはわかっているしかしツバメもタカとして生きねばとぶこともかなわぬ世なのだ 中央白玉エンジンリんかい臨界!! 生きのこりたければむちゃはひかえなされっ 姫さまはガンシップをまるでひとり乗りのメーヴェのようにあつかいなさる だいいちあんなに低くとんでは 地上砲火はかわせても敵の槍にさされちまいますわい!! もうかんにんしてよミトじいホラッあんまり怒るから湯気が ウヮッハハハ!!姫さまにはかなわぬ... でもなんてみみにくい船かしら 私はメーヴェのほうが好き ガンシップは風を斬り裂くけどメーヴェは風にのるのだもの... コロサレタ!!コロサレタ! ...そこにきている... さあわたしのところへおいで おまえはだれどうしてそんなに憎しみをまきちらすの いたいわ...なんてはげしいかなしみ... 機首をおこせ・姫さま! 姫さまどうなされた!! 姫さまいったいトレ瘴気マスクをつけてじい もしかしていまの声が王蟲の心の声だとしたら... 腐海でまただれかが蟲におそわれている... こんなに胸がドキドキする 商船が曲におそわれている!! エンジンはまだ生きてるわ 地域だわ優海に着陸したんだ おろか者めがないじじゃ価海で点を殺したにちがいないもはや手おくれじゃ姫 腐海の外へ誘導する!!じい旗族信号をあげて 左へいとう回頭せよ!! どうしたわけだ!?この船には女子どもばかりのっておるぞ クラスマスのファンディングループの 回頭しないわ舵がきかないんだ! フフフランスファンディスプラン じい主砲の閃光で舵面から蟲をはらえるかやってみるわ!! いかん姫!!やつらは近づくと跳びはねてきますぞ 翅蟲の群をくぐってギリギリまで接近する後席頭をひっこめろ! 前席発砲したらただちに全力離脱せよ! これ以上の接近はムリだ!離脱しろ失速するぞ 舵まであとわずかこのままいく! ブリッグの舵がいきかえったわ回頭している 地蟲の数がへっているなこれは助かる つばさの中にまで蟲がもぐりこんでいたんだ!! いったいペジテ市になにがあったのだ 女子どもばかりとはまるで避難民の船のようだ しゃべってはだめ息をすって ペジテ市の王族の姫君とおみうけするが何かいいのこすことは.. これを...兄に...兄にわたしてください.. わたしはペジテの長の娘ラステル.. ペジテ市はきのう..トルメキアのヴ王の親衛軍におそわれて焼きつくされました 生きのびたのはわたしたちだけでも敵の船におわれて腐海にかくれてそれで蟲が 風の谷のかたおねがいそれを兄に...けっしてヴ王にわたさないで... ペジテ市はトルメキアとは古い盟約でむすばれた味方のはずいったいなぜ...!? わかったきっとキミの兄さんにわたしてあげる 姫さまもどりましょう価海の木々どもがエサに気づいて胞子をとばしていますやがてここも埋もれましょう それにペジテ市のこともはやく谷へしらせなければ ファッ...あれは... い...いつのまにこんなに近くまで... 姫さまはやくガンシップへ まって目が青いわ攻撃する気はないのよ... 逃走したペジテのブリッグにまちがいありません 屍を好んでまさぐるいまわしきやつらです 乗員たちが誇りたかき親衛隊の船がけがれると不平をいっておりますが フフフ...しかしもの探しにはべんりなやつらだ なんとしてもあれをみつけ出さねばならん 何者かにもち去られたあとだというのかまちがいあるまいな 発芽のようすからこの朝落ちたと思われますニオイは残っていますがお探しのものはありません この冠をつけたものに晶たちが強いニオイを感じております しかもその屍は丁重にほうむられておりました ペジテ市の王族の姫がつける冠だな... あのあたりに小さな船が降りたあとがあります 戦隊長その船が持ち去ったのでしょうかこの近くの船だとしたら... 姫さま帰りがおそいので心配しましたぞ! どうなされたまるで戦闘をしてきたように船体が汚れている 船内にまだ胞子がのこっているわ ちょっと事件があったのいそいで火をもってきて テトおとなしくしてすぐすむわ アチチッ!!そう火を近づけるな ハハイ腐海にまたおいでか 腐海にいったバツだ!!一粒でも畑にしのびこんでみろ大さわぎだぞ 私から話すまでみんなにはだまっていて 主砲の弾丸を補給していつでも飛べるようにたのむわ 姫さまあわてて何事です!? 風見のジイ見張りをかためて たいへんなのペジテ市が!? たとえどのような場合であれ族長がそのように取り乱してどうするのだ まて!!そのさまはなんだナウシカ 上に立つ者がさわぎたてては民は不安をかきたてられていたずらに動揺するばかりだぞ わしの身体はもはや石と同じだおまえが谷の運命を背負っているのだ ジルそこまで背負わせるのかこの子に... 事が大きければ大きいほど岩のように静かであれ わかったらはなすがよい ペジテは平和な工房都市しかも味方だなぜ王は... なにかの部品のようでもあるがよほど古いものだな イベンテ市には地中深く埋もれた大古の都市からンジンを掘りおにす坑道 この石が今回の事件の原因としたらよほどの力を秘めた石なのかもしれぬ かなうものならラステルという子の願いをかなえてやりたいの兄という人に渡してあげたい トルメキアの装甲コルベットだわ!! 王の親衛兵の船だ!これはただごとじゃないぞ 遠くの畑に出ているものへ使いを早く ペジテの船をさがしているのかもしれません私いきます.. いずれにしても今回のことはやがて族長となるおまえの最初の試練となろう 事の真実が明らかになるまで慎重に行動しなさい 姫さま!検査も受けずに谷の東側におりようとしています 腐海から胞子を持ちこまぬために谷の外で待つべきものを... 小国と思ってなめおって ひどいことを...種をまいたばかりの畑なのに あの一帯は焼きはらわなければならないわ 晶つかいだ!!親衛隊が蟲つかいをやとうなんて... へたな対応をするとこの谷もペジテの二の舞になってしまう 谷全体が汚染されてしまうぞ これは戦をしかけるのと同じだぞ! みんなしずかに!私がただしてくる 私のメーヴェを!ガンシップもひき出して ミトじい援護をたのむ!! おまかせあれ!なんならあんな船こなごなにしてみせますぞ 後席エンジンをしばれ! ワッハハハさすが姫さまひくくとぶわい 風の谷のガンシップだ!! 風の谷ジルの子ナウシカ 汚れた蟲つかいをともない他国を汚染させるとは何事だ! この剣より一歩も先に進ませぬぞ われらは偉大なるヴ王の命によりペジテの諜叛人を追ってきた 蟲つかいはコマンドとしてわが軍に編入された兵である この谷の探索をみとめよ!! たとえ王の親衛兵といえども守るべき作法があろう!! この谷に謀叛人などおらぬ 風の谷は王との盟約をたがえたことのない辺境自治国だ!! あの蟲つかいの持っている冠は!? なんということを!!あの子の蓋をあばいたのだ 死者までもてあそぶとは!!ゆるせないこの石けっして渡さぬぞ 動くな!ナウシカとやら トルメキアの男どもめよくもわが身をいまわしき蟲で恥ずかしめたな!! おもしろい相手をしようぞ小娘! 果たし合いだ姫さまやつらの挑発に乗せられたな まてっ双方剣をひけーーっ ユバだと!!腐海一の剣士とはあの男のことか この谷を戦場にしてはならんぞ 攻撃衝動にもえる王島のように怒りで我を忘れている 動けばこの王蟲の甲皮より削り出した剣がセラミック装甲をもつらぬくぞ... きけっこの果たし合い結着をつけてはならん いずれが倒れても憎しみが悩しみをよびおこし 古い盟約で結ばれ同じ戦列に並ぶべき者が意味もなく殺しあう内戦となろう 親衛兵にきく王は辺境の作法を破って内戦を生ずるよう命ぜられたのか あるいは自らの失策のために貴公たちはこの辺境の地での名誉と無縁な死を選ぶというのか ならば辺境の民は誇りと自治権を守るために死をいとわず闘うぞ! 高海のタブーを知らぬが故に犯した誤ちだとするならば逆上して谷の命運をかけるのはおろかであろう 力をぬくなまだおわっておらぬ この果たし合いをつづけて双方ともに滅びの道をあゆむカ返答せい!! みごとな仲裁だわが方から剣をひこうユパ殿 通つかいどもの錯覚であった無断で谷に踏み込んだ件ゆるされ 負傷者を収容してただちに引きあげる それにしてもみごとな剣さばきその剣見せてくれぬか うわさにきく蟲の皮の剣とはこれか...セラミック刀より軽いな... フフフ...相当の深傷のはずだが抜きとるとき血糊をふきとるとは ナウシカとやらまた会えるかな ハハハ小気味よい返事ださらば!! あの兵隊もう死んでいた... 姫さま素晴しい武者ぶりでしたぞわしはほれなおした ちかごろこんなに痛快なことはありませんわい オイなれなれしく姫さまの手を取るな みんなに答えてやりなさい うるさいわいわしは城オジじゃ役得じゃわい 親衛隊の装甲兵をたおされるとはちだ...未代までの語り草じゃ! それにしてもするどい突きだ見ろ下に甲皮の手甲をつけているのに手袋がだいなしだ さすがは不死身といわれるユパさま 姫さまみんな不安なのですご指示を... さあ親衛隊の落とし物をあとかたづけしなければならないわ この畑から風下一帯をまず焼き払う 森へも飛んでいるはずだわーー粒も見のがしてはだめ谷中の人手を集めなさい ユパさま傷の手当てをさせて下さい ガンシップよりっと?旗族信号!! かまわんよわしは城にもどっていよう 『航海の安全と武運長久を祈る」 親衛隊のコルベットと対等のつもりなのです回答しますか ガンシップ反転しました! 「谷の繁栄を心から祈る」とでも答えておけ 礼をいわねばならんな、ユバひとりで斬り込むとは軽率もはなはだしい殺されても当然だ あんたでなけりゃ手首がちぎれておったろうこの傷ではつぎの新月まで腕は使えんよ わしが止めに入ったときにはすでにその兵は死んでおった 相手は単独行動の小戦隊なのだ証拠などすぐ消せるガンシップで皆殺しにすべきであった 将来に禍根を残すよりました... 兵を殺されながらも形勢をみてすぐ兵をひくその女の戦上手おそらくヴ王の第四皇女クシャナだろう あの子は自分にひそむおそるべき力にはじめて気がついたのだ 自分におびえて震えていた... 皆殺しにする力がないのならあの石などくれてやればよいのだ... あるいはそうかもしれん...しかし 何度も調べたはずなのですが いまからでも焼きはらえば救えませんか!? なんで見落としたんだよりによって長老の樹を...! ムシゴヤシだわそう...とう歯糸がくい込んでいる 静かにしろいま姫さまが調べている こうなったら姫さまにまかせるしかない まさかこんな梢の先まで しっかりしろナウシカ!! なんとかなりませんか幹をえぐり取るとか.. もう全身に菌糸がくい込んでいるわ 燃やそう...夜明けになればまった全体から発芽して瘴気を吐き始める 老木なので組織がもろくなっていたのね 老木なので組織がもろくなっていたのね ...???~~~!! もうもどって来てくれないのかと思ってた わたしなぜ族長の家なんかに生まれたんだろう... この日トルメキア戦役動発す また心配性の父王が軍目付をおしつけてきたというわけか 歓迎はせぬが濫任をみとめよう名乗れ 軍大学院より選任されましたこの辺境作戦がおわるまで参謀としておつかえします クロトワとお呼び下さいクシャナ殿下 私のおもりとはおまえも貧乏クジをひいたな主戦線の有様をはなせクロトワ 土鬼諸軍は戦意にとぼしく決戦をきらって奥地へと逃走中であります 土鬼の聖都シュワの攻略も夢ではないとのうわさが... ここははなばなしい戦にもドレイにも無縁の地 あるのは錆だらけの砂嵐と蟲のうごめく腐った森だけだ 腐海を南進して土鬼の辺境をおびやかせか... フンていのよいお払い箱ではないか秘石を得るまで帰るなというわけだな... 殿下はごきげんななめだオレはペジテの廃墟でも見物してくる 納得できませんわれわれだけで腐海を南進せよとはいかに王の命令とはいえひどすぎる!! おまけに姫殿下が育てられた戦隊主力をことわりもなしに兄君の軍にくり入れたとは... そのかわり辺境諸族の兵力はすべてわれわれかもらうことになった いや歩こうオレは平民出だからなそいつは苦手なんだ いつ叛乱をおこすかわからぬ雑兵の群がなんになりましょう 秘石を殿下が故意にかくされたと王に密告したとしかおもえません 王都にもどりましょうあなたがご決意下されば私どもは死をもいといませぬ軍の主力もそのほとんどが これ以上王家の者をそしるのは許さん!! 諸族に伝令を送れ明日正午空中集合王の名において出撃するとな やれやれもったいないことをするこれほどの工房都市を破壊しつくすとは 蟲つかいどもひたいの印が見えんのか軍参謀だおまえたちの長はどこだ ここの警備をまかされました者の長ゴワでございます オッとそれ以上近づくな噂どおりすごいニオイだ 例のものをみたい案内しろ 警備の代償は宝さがしというわけか ヒヒヒクシャナさまはおはなしのわかる方でしてな... まよい込むと二度と出られませぬ..ご用心を.. 坑口ですこれより先はその者がご案内します 化石なら地上にいくらでもころがっているがこいつはきのう作られたように新しい... 破壊の復活を恐れたベジテの者どもが秘石とやらをはずして眠らせたという情報は本当だったのだ 脈動している...地下に埋もれたまま千年もこいつは生きていたのだ 中央派遣の参謀がよく事故死する理由はこんなことだろうと予想していたんだ ハハハ野心以外に財産とてない貧乏軍人にやっとめぐってきた幸運か...それとも破滅かな... いずれにしてもこの化物のために王国は血で血をあらう骨肉の争いにまきこまれるだろう フフフ...あの男生きて坑道からはい出してきたかやはりな 取り乱してふるえあがっております あいつは小者ですお気にかけるほどの者ではありません さてそれはどうかな... 兄たちは父におとらす軟弱で暗愚だがだからこそ陰謀にだけはたけた者たちだ 秘石がいま手元になくてさいわいだったもうしばらく風の谷においておくか... ミトすまんがこいつを乗せてやってくれんか ユパさまカイではありませんかいったい? ナウシカの初陣へのわしの贈りものだ わかりましたオイスペースを作ってくれ あの子によくなっいている戦場で役に立とう 準備はおわりました夜明けとともに出発します この谷では若者は貴重なんですこの数年人口が減るばかりで 主戦線と逆方向だな腐海を南進するのか!? ハイ姫さまがそうしたいと だとするとこの戦ただごとではおわりますまい 姫さまはそれを知って若者をはずしました 水浴びもこのままするの!? おまえを矢玉から守るようにね... 谷に帰るまで決してぬいではいけません寝るときもですよ さあおまえたちの番だよおはいり子どもたち 姫姉さまのためにみんなで集めたの.. まあっチコの実をこんなにたくさん!! 敵は前にいるとはかぎりませんよ忘れぬように ありがとう一粒ずつだいじに食べるからね... どうかこれを食べて力をつけてくたさいな わたしたち風の神さまにまいにちお祈りします いつもいい風が姫姉さまのほうに吹くようにって... いったい姫さまになにがあったのでしょう!? あのかたはわしらにはない不思議な力をそなえておられるわしらには聞こえぬ声を聞いたり風の心をよみとったり あの果たし合い以来すっかり変わられてしまった 食事もロクにとっておりませんムリヤリ笑顔をつくっているのがわしらにはよくわかります この手を見て下され腐海の毒に犯されてあと半年もすれば石になりましょう 腐海の木々や蟲ですら密かに愛でておられるほどです なんとかお力になれたらと... じゃがその力はおよそ戦にはむかないのですむしろなにか傷をいやそうとする力のようです わしらはそれで畑をはなれ城づとめに余生をおくる城オジになった者たちですじゃ 姫さまのおかげで心がどれほどなごんだか... わしらはみんな姫さまを恋しておるのです あの子を守ってやってくれいまはそれしかいえん 人の立ち入らぬ城の基部ではないか そろそろ夜が明けるおまえの主人はどこにいるのだ これは腐海の植物群ではないか!! なんのまねだナウシカ!! だいじょうぶ瘴気は出ていません わたしが腐海で集めた胞子から育てたの でも谷のみんなには秘密です怖がるといけないから 猛毒のヒソクサスキが花をつけるとは考えてもみなかった... きれいな水と空気のなかではムシゴヤシだってこんなにかわいい木にしかならないの 瘴気も出さないとわかったわ 汚れているのは土なんですこのものたちのせいではないのです 自分でそれに気づいたのか!? でもここも締めますさっき水をとめたからやがてみんな枯れるでしょう ユパさまわたし戦場へいきたくない わたしのなかに恐しい憎しみがひそんでいて自分でもおさえられなくなるんです いまは王蟲の心がよくわかるの.. 憎しみにかりたてられて殺してから王蟲は泣くんだわ 空が明るくなってきたわたしいかなきゃ わしはなんという愚か者だ半生をかけて探しもとめていた腐海の謎を解くカギが目の前の少女のなかにあると気がつかなかったとは 必ずもどってこい!!おまえの力がもっと多くの人のために必要になる時がジキにくる 戦の帰り途で吾子らが谷への道を、迷わぬように導くために わしらの心もともに運んで 太陽の中に船がいるガンシップだ どこの船かしら...集合に向かうにしては単独行は変だわ バージの一同きわめて元気であります なんかこうセイセイして若がえりますなあ アキナダですか?棺オケにギラギュウつめにお~こまれ ・キュチョおべぶりサンこよ おやミト殿は弾丸も食糧もなしにひとりで戦をやるつもりかな 姫さまの初陣だぞいいかけんにしろっ! ワイヤーを切っておいていくぞ!! ヤーイ切りはなせるものなら切りはなしてみろ 瘴気マスクなしに空気をすえるのは 今度は一度つけたらいつはすせるかわからない... 雲から出た!古いブリッグ〈貨物船〉だわ きいたことがある辺境最古の船だって... つぎはぎだらけで建造当時の部分はほとんどのこっておりますまい そうかやつもついに武装を息子にゆずったのか ジルには息子はおらんはずだぞ!? こりゃあおどろいた女のガンシップのりとは前代未聞だぞ ポヤボヤしとらんで速力をあげろ 風の谷のガンシップと編隊を組むぞ!! 集合にもかう辺境各国の船団です ワアッガンシップがいっぱい!! ワレ風の谷ジルの子ナウシカ 腐海のほとりにまだこんなに船があったんだわ 集合地点に到着しました おっとマスクをつけ忘れていた アレッ殿下はマスクをおつけにならないのですか なるほど..古代都市とはよい目印だ この高度へは瘴気はとどかぬはずだその鳥が生きているうちはマスクはいらぬ ところで集合の完了後どこかに降りなければなりませんが このままいっきにっかい腐海を南進する しかし陣立てもせずに腐海に入るのは... 辺境諸族が動揺するというのか フフフ...だからこそ彼等のガンシップがパージをひいて身重なまま進撃するのだ わが軍の船は機動力でガンシップにはるかに劣る いま作戦を教えては叛乱が生じかねまい 永い間さがしもとめてきたものをついに見つけたようだ ジルいとまごいにきた... お前のいう腐海のナゾをとくカギか...?? 腐海は着実にひろがっている 身体が動くかぎり進もうと思う... この数年だけですでに南方のみっつの国が森にのみこまれてしまった 辺境にかぎらずトルメキアの都ですら人口がヘリつづけている育たずに死ぬ子が多いのだ 古い生物群が新しい生物群にとってかわられた例はこの星の歴史になんどもあったことだ 業者ごうくこー前世の悪業の報いとして、現世で受ける苦しみ。 しかしその場合でも新旧の交替はゆるやかな生態系の変化としておこなわれた 腐海の植物群と喜たちはそれとちがう 腐海の生物は旧世界のすべての動植物を滅ぼそうとしているかのようだ 腐海を旅してわしは復讐心に猛り狂った王蟲の群が胞子をまきちらしつつ人間の村を襲うのをなんども見た 腐海が神罰だとするなら人間よりはるかに古い生命の歴史をもつ草木や鳥まで滅ぼす必要はないはずではないか わしは若い日にいちどだけ腐海の深部にさまよいこんだことがある... はたしてそうなのか... 古い年代記に「焼きつくされ毒に汚染された不毛の砂湊」と書かれた土地が歯類の極相林になっていた これがその地の砂だ... そこは清浄で平和な世界だった しかもこの砂に毒はないのだ 金属類の複雑な化合物でわしらの火や薬品ではとかすことはできない 腐海がこの汚染された星を浄化するために生まれて来たというのか 仮説にすぎん...だが... ナウシカは直感でそれを見抜いている シー植物生態学上のことはで、その誕生からさまざまに変化してきた森林が最後に達する状態のこと ユパよ信ずるままに進むかよい もはや生きてふたたび会うことはあるまい ナウシカがお前の力になれればさいわいなのだが... こんなに深くまで腐海に入ったのははじめてだ... バージの連中がマスクをはずしてよいかと聞いとりますが... どうしたんだろう胸がどきどきするこの空には敵意がある... 他国の船はみんなはずしておると... でも王蟲の歯じゃ声じゃないわ... がまんするようにいってちょっと気になることがあるの そのくせ砲座に人を配してわしらを蔵圧しているつもりだから笑わせますわい それにしてもトルメキアのバカガラスは腹がたつほど脚がおそいわい 太陽の中になにかいる!! あれはペジテ市のガンシップです!! だめだ!!バージのワイヤーか切れる!! 後席バージは無事か!? バカガラスの船首が!! わからん上層のトルメキア軍と交戦中 風の谷のバージも助からんぞ 積荷をすてて高度をたもて!! 腐海に降りては助からん 取り乱すな不時着するんだあー ひとおもいに自爆する!! 後席エンジンを切って!! なになんといわれた!? エンジン音がじゃまだいそいで!! すごい瘴気...少し子ひと呼吸で死ぬ 姫さまなにをなされる!? みんな..落ち着いてよくきいて かならず救出する積荷をすててかるくしなさい 死んじまいますぞーっ!! エンジン点火不時着地点をさがす おっしゃるとおりなんでもします パニックをたちまちおさめてしまった.. この方は..やはりただのお人じゃない... はやくしろ姫さまに笑われるぞ!! 時間がないはやく降りる所をみつけなきゃ 編隊間をつめて火力を集中セヨ!! ペジテ市のガンシップにまちがいないか まちがいありませんおそろしく身軽なやつです ペジテ攻略のときにうちもらしたのはまずかったですな殿下 フン皮肉をいうヒマがあるなら対策でも考えるのだな 殿艦(でんかん)最後尾の艦のこと。 このまま全滅しちまうぞ どけコルベットのあやつり方をおしえてやる ちょっとふりまわしますぜ殿下 敵がでかん殿艦にまわった ジタバタするんじゃねぇ!! コルベットは客船じゃねえんだ 味方の煙にまぎれて近づこうとはこの男... さわぐんじゃねえかすっただけだ たいした野郎だぜオレの弾幕をかわしやがった くるぞ各銃座撃ちまくれ!! 雲上からバカガラスが!! 子どもまで...だきあって... 炎におわれてとびおりておるんです装甲兵とはいえムゴイもんじゃ ばかめ少年従者を戦場へ連れてくるとは 機首が落ちてる姫さま!! だれだそこにいるのは!? ヒャーッきわどかったぜ こっぴどくやられたな血の海だこりゃ いいじゃないですよ...そんなことですか 盾となってわたしをかばったそなたたちの忠誠を忘れぬぞ 損害が多すぎます作戦を中止していったん引き返しませんか 編隊を組みなおせ予定どおりこのまま南進をつづける 宿営地で戦死者をとむらおう まさかひとこの女泣いているんじゃねえだろうな... 編隊をたてなおす信号をあげろ 姫さまさっきは冷や汗ものでしたぞ 休んでいてくだされわしらがやります ごめんもう平気よパージをつながなきゃ 一刻もはやくこの不吉なところからはなれましょう 初陣ですからな無理もないが... 水がおそろしいほど澄んでいる... あの人どうしたかしら... ここはきーん王蟲の巣だぞ!! しずかに!撃ってはだめ怒らせたらおしまいよ みんな動かないでわたしが話してみる おねがいわかって私たちはあなたたちの敵じゃないわ... まるではくちゅうむ白昼夢のようじゃ 光弾を使わずに王蟲をなだめられるとは.. 王蟲の心をのぞかれたからだ 王蟲め姫さまに何を見せおったのだ...!! いかんまるで氷のように冷えきっておる!! 王蟲がいったとおりだわ 翼の中なのでそのままにしてあるが しかしまさかこんなところで.. ななんといわれた...っ!? メーヴェはすてずにあるわね メーヴェを出してわたしいかなきゃ ななにがはじまるんじゃ!! 森中が目をさましたはやくして 翅蟲が王蟲を呼び出した!! 眼が炎のようになった攻撃色だ!! 近くで蟲を殺した者がいるのか... 時間がない動きはじめたわ 姫さま危険すぎるやめて下され 水面が静まったら離水して上空で待機して 姫さまをおいてはいけんわしはここに残るぞ だまれさっさとバージに乗るんだ つかまれっ逆噴射する!! にげまわるだけじゃだめだ!! ワァーッなんて数の翅蟲だ!! もう光弾も着てる蟲笛もきかない すごい!!まるで風のように馳せる バカッ!!もどってくるな!! にげろっにげるんだ!! この化物めっぶち殺してやる!! チレッ翼モツ者ドモヨ... このやろう食う気だな!! フフフラフラステラスを ソノ小サキ者ハ死ナナイ 王蟲がしゃべっている...!! ダガ小サキ者が殺スナトネガッテイルカラ オマエヲ殺サヌ...?? 小サキ者..ワガ一族ハオマエヲ昔カラ知ッテイルヨ...!? オマエハタクサン殺シタ ワガ一族は個ニシテ全全ニシテ個時空ヲ超エテ心ヲ伝エユクノダカラ コノ森ハモハヤワレラヲ必要トンテイナイ 遠イ南ノ森ガ救イラボメテイル...行カネバナラナイ... ななぜだマスクをしてないのに生きてる 夢のようだ腐海の底が清浄だなんて... おこるなチビたすかったんだぞ ラステルに似ている... いや、いや...あんたのお姉ちゃんが ...???!?...!?? わたしそっちへいきたくないの... こないで!なにもいないったら!! イヤッ!なにも悪いことしてないのに!! 器と人は同じ世界にはすめないのだよ ずいぶん遠くまでとんでいってたんで手間どってしまった ここはどこなぜ?ハハハ いろいろありすぎてなにから話していいかわからないな たすけてくれてありがとうぼくはペジテのアスベルだ わたし風の谷のナウシカ ナウシカ!?きみがあの声の主か... 妹を知ってるってなぜ!? 妹がトルメキア兵のはずかしめを受けずに死んだとわかって少し心が楽になったよ ぼくらは双児だったんだそばにいてやりだかった... それをあなたにって... 約束がはたせてホッとしたわ きみはこの石がなんだか知っているのかい 親衛兵が蟲つかいまで使って探しまわっていたわ そうだな...知らないほうがいいかもしれない きみのポケットからかってにとってしまったな いいのそのために持っていたんだから これでも工房育ちなんだぜ いいエンジンをつけているなあ ちょっと時間がかかりそうだ工具がないんでね あまり遠くまで行かないでくれよ よかったチコの実がちゃんとあるわ ポケットがこんなところに.. ちょっぴりだから大事に食べなさい 石になった木が砂になって降りつもっているんだ... ずっと前にユパさまに見せてもらった砂と同じだわ... なぜかしらとても安らかな気持ちになってる とても栄養があるのよ私の谷では気つけにも使うの フーンチコの実かふしぎな味だな... うまくいけばなんとか明日の昼にはとべるとおもうんだが まだエンジンを直せる人がいたなんておどろいたわ 味はともかく長靴いっぱい食べられたらと思うね きみはおもしろいことを考えるなあ腐海の役目か... 王蟲の言葉がいまもはっきり耳に残っているわ ハハ...ぼくも本体はムリだよこわれたのは伝導装置なのさ きっと馬海そのものがこの世界を浄化するために生まれたのよ この腐海の底の空洞はそうしてできたのだと思うの コノ森ハモハヤワレラヲ必要トシテイナイ 蟲さえ住まない死の世界じゃきれいになってもしょうがない 太古の文明が汚した土から汚れを身体にとりこんで無害な結晶にしてから死んで砂になってしまうんだわ そうだとするとぼくらは減びるしかなさそうだな 私たちが汚れそのものだとしたら... 操縦把をペルトで代用したからちょっとふなれだけど 上空に出るには痛気の層をつきぬけなきゃならないだろう メーヴェの出力が落ちているのはわかっているさ それにマスクもひとり分しかないしばくはトルメキア軍の陣へは行けないよ エエラステルの兄さんも連れてね アスベルはじめからそのつもりだったのね さあグズグズしないで身につけたものを軽くしなさい 腐海の風だってつかまえてみせるわ 半分では息がもたないよ ちょっとのあいだよなんとかがまんして 瘴気をつっきるときはフタをしめるからね 木々が午後の胞子をとばすとき気流が生まれるわ その風にメーヴェをのせていっきに上空へかけのぼる!! たる鋭い眼光に身をすくめるにちながら「どうしても見ますか?」 のリアルな描写を見れば足りる。とはいえ、人間味豊かなところ、「にも似た稚気は、いつぞや新幹線 ちゅっちゅうちゅるおちゅ、きゃぁぁぁっ、ぁぁぅぅぅっ そしてまた、みずみずしい喜ぶ ああ、ああぁぁぁあぁあああだったらどうしたのであるんですか〰ズ うするということにもある。あわ、どうやってお客様のごリーンを開く、普通の姉さんの真実であること、よくば、そのイビキ民に何かイターことができたあは異常のように、そして、この大河ロンがいつまででもボクらを魅了してくれることで、 スメインメイズくそくそ、 オディュッセウスに恋することを心配し、彼女の はそこに、かのジムシーのおもかげを重ねてみたのであった。酒仙については知る人を知る。怪物であるということをボクはい つまり、宮崎さんというのは、上記のところの硬軟両面合わせもつ、 眉もおとさぬ貴族の娘の存在は、許されるは