それでも、ワイドが

...

定価3800円

19299790003

ISBN

雑誌

定価3

の谷のナウシカ.

シクスワイド判風の谷のナウンカ?

宮崎、駿、衝撃を

行所、徳間書店、本来の

定価3800円

1929979000年3月19日

ISBN4-19-775514-7

C9979¥362E〈O〉

雑誌『47815-03

定価380円本体362円

風の谷のナウシカ.

コミックス・ワイド判風の谷のナウシカ3

宮崎殿。徳闇蒼店

発行所、徳間書店、中学生の

◎二馬力

印刷・大きな印象・Prinderipsenの

褒めれていた。

人々は魔海周辺に

わずかに残された

アニメージ

国の各のプロミナ

がつて栄えた目大産業文明の基は

時の闇の彼方へと姿を消し

地上は有識の感気を発する

巨人園類の森・腐海に

土地に点在し、それぞれ

王国を築き暮らしていた。

そして、おはようした。

そこは人口ねずからOO人

海からの風によって

がろうじて腐海の液染から

守られている小工国であった

>24時、風の谷のナウシカ3

えー、徳間書店...本当は

この時期、飲み、徳間書店

2016年3月20日の日は

白宮崎駿

...

って都市群は有毒物質をまき散らし

て崩壊し

複雑高度化した抵術体系は沢われ

地表のほとんどは不毛の地と化した

のである

その後紫次明は再建されることが、

く、ふいたそがれの時代を人類は生

きることになった

なった

「火の7日間」と呼ばれる戦争による

ユーラシア大阪の西のはずれに発生

した産業文明は

数百年のうちに全世界に広まり

巨大産業社会を形成するに至った

天地の島をうばいとり人気をけがし

生命体をも意のままに造り変える巨

大産業文明は

1000年後に絶頂期に達し

やがてる欲が英語をしかえることに

エステージ

深部

優海

エフタルみ葉

塩の海

トルメキア王国

0王都トシス

oサパタ

土鬼諸僥国

内海

1至シュワ

聖なる合

クロ君

〒ア戦投戦線に地図

渇きの海、

トルゾヤアゼRネあ

タナール高原、ノミトス

タリアハー

タリアアム湾

クワンや

国境の!!

ギクデス島

土鬼軍統反攻

内索

カシカルド

大混ぜ

ナナキ。

です!

イートルメキア野県路

...景太郎は

>>土宅盛反文

そばに

くるな!!

むこうへ

いってろ!!

死んじまったら

なんにも

ならないじゃ

ないか...

話を

きいてくれ

よ!!

ウルサイ!

お前やあの娘が

僧正さまを

たぶらかしたんだ

!!

僧正さまの

バカ.....

イテテ

テ.....

ケチャ

あっちへ

いってろ!!

しばらく

ソッとして

おくしか

あるまい

エエ

あの子の

気持ちは

よくわかる

んです

ぼくも

国をなくし

たから

......

王蟲の培養槽を

破壊しようと決めた

のは、マニ族全体の

意志だったのかね?

いいえ

僧正はぼくと

ケチャ...あの子の

名です...にしか

おしえません

でした

マニ族の

人たちがどう

されるか

心配です

神聖皇帝家の血は

代々超常者を生んできた

あのミラルパのような

あやしい力の持ち主を生む家系

なのだよ。彼が土鬼の実質の

統治者だ

ミラルバはマニ族の人々の

心を読みとるだろう

彼らに叛乱の意志がないと

わかればすぐ抹殺はすまい

そうか.....

ミラルバがくる

ことを知っていて

彼は失敗した場合に

そなえていたのだな

ミラルパ!?

あいつが皇弟

ミラルパですか

まずいな

雲のようすが

あやしくなって

きた...

やつら現われ

ませんね

うまくまけた

のかナァ...

クシャナの

戦隊が全滅

したときの模様を

話してくれんか

ぼくは見た

わけじゃありませ

んが半殺しにした

幼虫を囮にして

宿営地に群をよび

寄せたようです

王蟲の身体の

一部さえ

あれば

培養できる

のだとも

いって

いました

眠らせた

まま

育てるとか...

その幼虫は

蟲使いの村の

培養槽で

育てたものだと

僧正が

いってました

王蟲は

偉大な生き物です

ひどいもんだ

目がさめたときが

死ぬときなんて

青き衣とか

大海嘯とかぼくには

チンプシカンプンだけど、

それだけはわかります

僧正は

深い心の持ち主でした

僧会のそのやり方に

身をもって立ち

むかったのです

生命をいじくり

王墓をもてあそぶ

ことは露海を怒らせ

人間の滅びを

はやめると...

ある娘が

身をもって

それを教えて

くれました

その娘

ナウシカという

名では

なかったか

エッ

エッ

なぜ

それを

そう

でしたか!!

あなたが

あの人の先生

だったとは

いや

もはや

私のほうが

生徒になり

つつあるがね

だいぶ

ガブって

きました

舵をかわり

ます

スマン

どうも

船は苦手

だ...

かわいそうに

...

泣きつかれて

ねむって

しまった

ああ

ありがとう

ここも

吹きさらし

だけど

うしろは

あぶないから

どんどん

雲が高くなって

きてます

本格的に

荒れそうだ

蟲使いなら

王蟲の身体の一部を

手に入れられる

それで村に培養種を

運びこんだのだろうが

問題は他にも

培養槽があるか

どうかだ

マスクを

僧正も

つけて下さい

それを心配

万一に備えた

していました

ほうがよさそ

うだ

エンジン

レバーをたのみ

ます手が

はなせない

いい

船乗りだ

落着いて

いる

わかった

この目で見る

まで

王蟲を培養

するなんて

信じられ

なかったです

火の7日間にいたる時代

生命の源をあやつる技が

存在したとき古い伝承

にある

「粘土細工のように一人間は

動物も植物も欲する

ままにつくりかえられたと

いうのだ

左エンジン

スロー!!

ゆっくり

もどして

了解!!

赤玉ふたっつ

赤玉ひとっつ

そう..

ヨシッ!とめて

多くの種は時間とともに

消えていったが、いくつかの種は

いまも残っている「馬は昔は

哺乳類だったという話だよ

話をつづけて

下さい

ぜひ知りたい

んです

問題は土鬼の

聖都シュワだ

神聖皇帝の墓所でもある

大僧院の奥深く

その技が伝えられて

きたとしか思えん

不利な戦況を

くつがえすために

ミラルパが復活した

のではないだろうか...

巨神兵も

その技でつく

られたので

しょうか?

巨神兵!?

だめだ!

この雷雲は

かわせない

もどります!

雲の中は

気流の温です

こんな船すぐ

バラバラに

なっちまう

ハハハ

あなたは

変わった人ですね

死ぬかもしれない

ときなのに

そういうきみも

相当なものだと

思うがね

フン!

アスベル

巨神兵の話を

つづけて

くれないか

キャッ!!

ケチャ!!

あの人を

思い出します

恐がることを

知らぬ人

でした

...

(さあ

こっちへ〜

昨年の

春でした

坑道で

あいつを

掘り当て

たのは

巨神兵の化石なら

別にめずらしくないん

ですがそいつはちょっと

変わっていました

超硬質セラミックの

殻だけなんです

骨格だけというほうが

正確かもしれない

エンジンが

ないものかと

発掘をつづけ

ました

なんだ

この箱は

!?

工房士を

呼んでこい

危険物かも

しれん

まっ黒な

箱とは..

パイプで

本体とつなが

がっておる

なんじゃろう

この妙なものは

石にみえるが

あいたぞ

!!

巨神兵の

制御装置の

ひとつかも

しれんな

となりに

同じ凹みが

あるが

鍵の一種じゃ

ないかな

移しかえると

動くとか

危険な

ものでは

なさそう

何の

変化も

ないが...

手すきのときに

分解してみよう

エンジンが

入っとるかも

しれん

数日後

たいへんだ

!!

やはり

未完成の

まま放棄

されたん

じゃろう

ウファッ

それまで

坑道は封印

しておいて

くれ

なん

だと!?

き筋肉も

できはじめて

おるぞ

!!

見ろ!!

心臓が

生まれて

いる

たいへんた!!

あの箱はこいつの

胎盤なんだ

石をはずせ!!

石をはずして

巨神兵は

死んだのか

成長は一定段階

までいってとまり

ましたが...

やつはまだペジテの

地下で生きています

ペジテ市が『ヴ王に

おそわれた理由が

ようやくわかったよ

きみの妹さんが

ナウシカにたくした

石がそれだったん

だな

あの石はいま...

すてました

腐海の底に

あった!!

雲の切れ目だ

!!

ペジテの全工房が

チエを集めて

あいつを破壊しよう

としたのですが、火も

爆薬も効かなかった

石をすてた場所は

口がさけても

いいません

ミラルバのごとき

大物がなぜ自ら

出むいてきたのか

気がかりだったの

だが.....もしや

やつめ目神兵の

ことを知って...

あそこを

抜けます!!

しまった

!!

桜ま

ピ!!

クソッ

雷雲が

じゃまだ

そっ!!

...

エンジンが

!!

(下は嵐です

生存は不可能

です

〈残骸を確認

せねば帰れぬ

このまま上空に

待機して嵐がすぎたら

調べよう

ユパたちの遭難地点から

南々西へへだたること

2500リーク

殿下

クロトワ

です

入れ

入れ

307

51...6

45.....

3度とも同じ

数値とは

いい腕だ

ごくろう

現在位置が

出ました

雲海で見えませ

んが腐海を

きれました

土鬼のサパタ

小候国に入った

ようです

この地図で

どのあたりだ

ウホッ

イイにおい

エート

ここが

わが軍の

戦線で

現在地は

この付近

です

先程「著者候」

土鬼諸侯国は

聖都シュワを中心に

した皇帝領と

7つの大候国・20余

の小候国「あとは

小部族国家の

集合体です

友軍の位置は

正確には判り

ませんが

東へ丸1日

このままとべば

たどりつける

でしょう

東へは

進まん

近くに降りる

ところを

探せ

ハッ!?

ししかしこんな

船1隻では...

とりあえずその

よほど

友軍と合流

したいよう

だな

クロトワ

主戦線にいる

のは

第何軍だ?

主戦線にいるのは

兄たちの第二軍で

あろう

さあ...

そこまでは

エッ!?

いえ

さあ...

ナなにを

なさる!?

お前の

シッポの見える

芝居は

もうアキアキ

した

この作戦は

私を抹殺するために

兄たちがしくんだ

罠だ

お前の任務は

秘石を手に入れ

持ちかえることで

あろう

お前がこの船の

乗員を手なづけ

ているのは

判っていたのだ

しかし

私は殿下の

お命をお守り

しましたぞ

フフ...

秘石のありがが

判らぬとあっては

殺すわけにも

いくまいか

しかしいまは

いつでも後ろから

撃てるというわけだ

秘石のありかを

知っている娘が

いるからな

ハハハ...

ナウシカを

連れかえって

拷問にでも

かけるつもりで

あろうが

いやあ

バレているとは

思って

ましたがね

じつのことをいいますとね

命令に腹を立てて

殿下はペジテから王都へ

もどると思ってたんでさあ

あっちじゃそれを

期待してたんで

軍令無視

謀叛の意志アリ...

殿下は殺されるはず

だったんでさ

ところが戦隊が

ボロボロになっても

ひたすら忠実に命令を

守っている

なぜでしょうね?

殿下の目的は

土鬼との戦争

なんかじゃねえ

第三軍の主力と

合流するため

なんだ

殿下が育てながら

奪われた最強の

軍団彼らも

殿下をまちこがれて

いる

そして

第三軍を

ひきつれて

王都にもどり

王権をうち

たてる...

フッ

殺すしか

ないよう

だな

ちょっと待って

くれませんかね

オレは平民出の

貧乏軍人にすぎねえ

せいぜい生きながらえて

年金ぐらしが

関の山だ

そりゃ

この任務をうけるに

ついちゃあいろんな

ご褒美を約束してくれ

ましたがね

おえら方の秘密を知った

平民が生きのびた

ためしはねえんで

任務を達成しても

しなくてもうまくいって

銃殺か毒殺でさあ

要するに後が

ねえんだ

殿下

ひとつオレを

使ってみません

か?

ここんとこへ

きて打つ手が

なくなって実は

困ってたんでさあ

でオレは考えた

生きのびてやる

ってね

ムザムザ殺されて

たまるかって

...!!

忠実で血筋もよいが

融通の効かねえ

貴族出の士官より

ずっとつかいでが

あると思うんで

すがね

フン

ひとつだけ答えろ

お前にこの仕事を

命じたのはだれだ?

兄か参謀総長か

それは

もうよい

さがれ

どうした

いえ!!

フーッ........

へへ...

父君ヴ王陛下

御自身で

あらせられ

ます

参謀殿

風の谷の娘が

妙なことを

いってます

ハッ!?

ン...

!?...

フフ.....

オイボレた毒蛇め

とうとう

正体をあらわしたか

...

からみあい血を流して

争う双頭の蛇が「わが王家」

この紋章、子殺し親殺しは

のがれられぬ宿命か...

殿下!!クロトワです

後部へちょっとおこし

願えませんか

王位に

しがみつく

老いた醜い

化け物め

それほど

執着する王位

なら

血まみれのわが

手でひきむしって

やる

ナウシカか

風がにおうと

いうのです

雲の下に

何かあると

お前は

前で舵輪

を指揮しろ

どうした

何も

におわぬが

...

よし

いまいく

ほんの

わずか

だけれど

まちがい

ない

ハイ!

コルベットの

ことなら

おまかせを

ホラ・

何かものの

焼ける...

こ...!!

火薬だわ

下で戦闘が

おこなわれて

います

ヴォオオオ

クロトワ

戦闘配備の

雲の下へ

降りろ

だんだん

においが

強くなって

きた

ハッ!!

・全員戦闘

配置につけ

!!

くッ!!

...

これは

地面だ

!!

生き物の

焼かれる

においだ!!

第二軍の

バムケッチ

だ!

ひどい...

ただの

村を...

クロトワ

ケッチは2隻だ

1隻

近づくぞ

手カッチカッ

わかって

ます

おまかせを

ケッチより

信号

みんな

よーく聞け!!

これより

わが艦は

「いずれの

戦隊

なりや」

軍の指揮下

をはなれる

!!

ワァーッ!!

クロトワ

次は奇襲が

きかぬぞ

ぬかるな!

わかってまさ

ちょっと

ゆれますぜ!

来るぞ

正面だ!!

なんで

味方と戦う

んだ!?

しる

もんか!!

オイッ

どこへ

いくんだ!?

きさま

逃げる

気か!!

ええ!

私は村を見にいく

すきなだけ殺し合いを

すればいいって

あの人にいって!

まて!

トルメキア

兵ばかり

......?

!?

おかしい

...

.......

爆撃のせいじゃ

ないわ

人も馬も

その前に

死んでたんだ

まるで

瘴気で...

まさか...

ここは腐海から

100リーグは

離れている

もの

あのやろう

まだウロウロ

するつもりだぜ

勝手なまねを

しやがって

村の人は

どこに消えて

しまったの

だろう

着陸しろ

水と食糧を

補給出来るか

もしれぬ

寺院が

もえ残って

いる!!

どうします

置いていっち

まいますか?

窓が

みんな

しめられ

ている

すき間に

布がつめて

ある..

中からだ!!

オーイッ

だれか

いないか!!

油煙......

なんてことを!!

密閉した堂内で

火をもやしつづけ

たんだ...

もうまちがいない

この村は癒気に

襲われたんだわ

この中に避難した

けれど恐怖で火を

たかずにはおれな

かったんだ...

死ばかり

...

行く先々

死ばかりだ

...

フギャマ..

フキャア

フギャア...

フギャア...

...

...!?

この中から

だ!!

フギャア

フギャア

フギャア

フギャア

......

みんな

警戒を

おこたるな

永居は無用

だぞ!

なんで

こんな村を

爆撃したんで

しょうね

軍事目標なんか

ありゃしねえ

のに...

やつの風だ

なにしてやがん

のかな?

ナウシカ

いるか?

オ...おい!!

いったい

何があったんだ

集団自決が

.....?

さあ

もう

だいじょうぶ

よ.....

いま

チコの実を

あげるからね

ナウシカ

そんなガキを

集めてどうする

つもりだ!

10丁

連れてけは

しねえ

ぞ!!

まってね

順番にあげる

からね

フン

虫ずが

はしるぜ!!

ここはな

戦場なんだ!

この先そんな子は

何百もゴロゴロ

してるんだよ!!

そいつらを

みんな

ひろって歩く

つもりかよ!!

殿下!!

村の中央で

第二軍所属の

捜索小隊が

全滅してます

いくぞ

クロトウ

おかしいのです

全員外傷が

ありません

馬まで死んでます

まるで

火葬場に踏み

込んだみたいだな

銃声だ!!

みず...

井戸!?

水を

さがしに

いった連中

です!!

こいつ

なぜ

それに気づかな

かったんだ

ろう!!

殿下は

船へおもどり

を!

!?

この子たちを

あずかって!

おねがい!

いそがないと

あの人たちが

死ぬわ!!

あそこだ

!!

ウォッ

中にいるのは

何人だ?

ふたり

逃げそこねた!

化物がいるん

だ!

遠ざけて

人工呼吸をして!

あとはわたしが

やる!

爆撃をした

船の乗員だ!

たすけて

くれー!!

ガキカチカチ

耳を

ふさげ!!

アワワ...

クァァァ

しめた

鏑弾が

きいた!

しずかに

ソッとこっちへ

来て

いまなら

大丈夫

あの爆撃は

この虫を殺す

ためだったんだわ

かわいそうに

ボロボロになって

.....

きっと瘴気に

のってここまで

迷って来てしま

ったんだ...

しまった!!

クッ...

アア

...

いいじゃないでしょうか!!

ワアッ

だめだ!!

蟲に

やられた

だと!?

反対側の

入口から

入りこんで

いたんです

クソッ

オレがいく

誰か

擲弾を持って

いないか!?

オレたちを

たすけようと

して

風使いの娘が

この眼で

確認してくる

だけだ

お前たちはここで

待機していろ

参謀!!

私たちも

いきます

...

おまえ

...

なぜ.....!?

服を...

そうだった

の...

撃っては

だめ

もう

この子は

鎮まり

ました

さっ

おもどり

見てあそこ

あんなところに

卵を......

服を青く

染めた

王蟲の血に

蟲たちの怒りを

鎮めてくれる

力がある

なんて...

死ぬと

わかって

水のあるところに

産んだん

だわ...

さようなら

お前の子どもたちが

丈夫に育ちます

ように...

オイ!!

あんた

あんたか

だいじょうぶ

か!?

顔の色が

まっ青だ

すまない

自分たちだけ

逃げて

しまって

ハァ

ハァ

イイエ

それより

急いで瘴気を

吸った人を

船に運んで

この井戸は

もう使えません

蟲が運んだ胞子が

発芽しているから

じきにこの

村も腐海に

沈むわ

たすかっ

たのか!!

爆薬を持って

こい!!

ぶっとばして

埋めるんだ

......

オオイ

クソッ

まて

オイッ

!?

王蟲が

私を守って

くれてる...

ありがとう

王蟲

全員

収容したか

ただちに

離陸する

南下を

つづける

見張りを

おこたるな

軍医が

いなくて

呼吸器

あるわね

それから

通風管をあけて

新鮮な空気が

いるわ

ハイ

わたしに

まかせて

水を

そのガキどもを♪

なんとかしろ!!

この船は

難民船じゃ

ねえぞ!!

殿下の

許可が

おりとる

んです

まったく

イライラ

させるぜ

土鬼のガキなど

どうする気だ

魔女か

フフフ...

そうかも

しれぬ

殿下も

ご自身で

ごらんになれば

笑っては

おれませんぞ

蟲と話を

している姿を

見たときは

背筋がゾッと

しました

いったい

あいつをどうする

気なのです

命令はきかぬ

ガキどもは

ひろってくる

あの娘には

不思議な力が

あるのだ

お前の

ような男すら

娘の危機を

聞いて

井戸にとびこんで

いったでは

ないか

そう

いえば

なぜおれは

...!?

いまは

あの娘の力が

役に立つ

あの娘は

自分でも気づか

ずに我々を

渦の中心に

みちびいて

いるのだ

おそらく

わたしの

探すものも

そこに居る

衛海から100リーグ

も離れた村が

痙気に襲われた

この土鬼の地は

不吉な影におおわれて

いる

空気を

ゆるめて!!

肺の血管

が.....

ヒッ

血が

あふれる

!!

しっかり

!!

たすけ...

母さん

母さん...

苦しい

たす

けて...

母さん

......

ナウシカ

殿下がお待ち

だぞ

はやく船首に

こい

クソッ

後部のバカども

何をやっとる

んだ!

なんだと!?

ナニ...

はっきり

いえ!!

カアサン

...

あの方が

やつののどに

あふれた血を

毒の血と知

ってるのに

口でのぞいて

下さったんです

セトル死ぬな!!

いっしょに国に

帰ろう!!

......

まずいぜ

こいつらに

里心が

ついちまう

約束した

じゃないか

セトル...

みんな

その場で

聞け

ああ

セトル

セトル二曹を

失ったのは

誠に残念である

彼は良い

船乗りだった

だが悲しみを

こえて我々は

さらに前進しなけ

ればならない

彼の死を

ムダにしない

ためにも

エッ!?

呼吸が

おちついたわ

もうだいじょうぶ

山をこえたわ

瘴気が弱かった

のね...

あ...

ありが

とう!!

よかった

クック...

そ、

ごめんなさい

おしつけて

しまって

子どものころ

オフクロを

なくしてね

.....

ハハハ

ナウシカさん

特配の水です

せめて顔だけでも

ぬぐって下さい

こうやって

妹を育てた

もんさ

土鬼ったって

赤ん坊に

かわりは

ないね...

ああ

ありがとう。

イヤナニ

あんたのして

くれたことに

くらべれば

らくなもんさ

警報!!

8時方向に

船影アリ!!

クソッ

小娘が

総員配置に

つけ!!

総員配置に

つけ!!

土鬼の

浮砲台の群だ

距離10リーグ

コオンゴオン

後方にも

一群アリ!!

飛行ガメを

連れています!!

すごい!!

土鬼の艦隊の

全兵力が集結

している

ようです

わが艦の

針路がこれで

決った

ようだな

やつらの

進む方向に

友軍が

いるはずだ

クロトウワ

距離をおいて

追従するぞ

了解!!

地上スレスレ

へ降下

地景にかくれて

接触する

白昼堂々と

浮砲台がうろつく

ようでは

トルメキア軍は

苦戦中だな

コルベットが

10隻もあれば

イチコロ

なんだが

あの木

...

!?

!?

みどりの

葉が

みんな

死んでる!!

全員マスク

をつけろ!!

瘴気がくるぞ!!

マスクのない者は

浄気室へ

いそげ!!

高度を

あげて!!

瘴気が

くるわ

だれか

あのバカ娘を

だまら

せろ!!

開口部を

しめて

はやく!!

負傷者は

食糧庫へ

!!

これ

泣くんじゃ

ない

テトは

お守りを

していて!

ナニ!?

瘴気が

どうしたと

いうんだ!?

なんだ

あのモヤは

!?

療気の

がたまりだ!!

オオオ

ママスク

が!

ファン

!!

見張りが

やられました

即死です!!

なんでこんな

所に瘴気が

湧くんだ!!

腐海だ!!

腐海から

150リーグも

飛んだんだぞ

高度を

あげろ!!

瘴気が

こすぎる

トルメキアの

簡易マスクじゃ

効かなくなるわ

バカヤロウ

上にはドルッ

土鬼がいる

んだぞ

いそげ!!

猛毒の

ヒソクサリ

ばかり

こんな森は

はじめてだ

蟲たちが死んでいる

この森はいったい!?

エエイ

上へ出るぞ

!!

各銃座

油断するな

出るぞ

!!

上が

明るく

なって

きました

ぐっ!!

ウハッ

どまん中!!

クソッタレ!!

右燃料水

タンク

破損!!

左後翼

被弾!!

左下に

瘴気の切れ目

が!!

わめかずに

撃ちまくれ!!

地表だ

舵を引いて

!!

土鬼だ

!!

土鬼の

行軍縦列だ

!?

そして...

前方

さらに

大部隊!!

ドアPド!!

いや!!

攻城砲台

!?

クロトワ

砲ロの指向する

ほうへとべ

そこに友軍が

いる

了解!!

ぎゃ!!

前方

都市が

炎上中!!

あの旗は

第二連隊の

軍族だ!!

わたしの

部下たちが

死んでいく

バカな!!

第三軍は神速の

機動攻撃を旨とする

装甲集団だぞ

このような

拠点防衛には

最も不向きな

兵種を

ムザムザと!

殿下

手おくれ

です!!

お気持は

わかりますが

退避命令を!!

他の連隊を

探しましょう

旋回を

つづけろ

見届ける

ナウシカ

よく見ておけ

これが戦場だ

わかった

か!!

女子ども

ばかり

う...!!

戦旗を

かかげよ!!

ひとりやふたりの

ガキを助けた

ところで

気やすめにも

ならねえんだ!!

さっきの

船がもどって

来た

もう

おそい!!

いまごろ支援

に来て

何になる

まて

あの船は

う...!!

クシャナ

殿下の

戦旗だァ!!

クシャナ様

殿下!!

殿下が

われわれの元に

帰って来て

くださった!!

クシャナ殿下

万歳!!

い生きて

おられたのだ

おやじや兄どもが

クシャナを

おそれる理由が

わかるぜ

全トルメキア軍

の中でも

これほど兵に

支持される奴は

ひとりもいねえ

退避します

エンジン

全力!!

浮砲台

接近!!

««バルハラー戦士が憩うとされる天界。古くは北欧の伝承に始まる。

わたしから

第三軍を奪い

精兵を虚しく犬死に

させた者どもへの

わが復讐を

バルハラにて

見守るがよい!!

そなたたちの

最期

見届けた!!

いたるところ

土鬼だらけだ

迂回しよう

出発するぞ

こいつ

もうだめ

です

やむを得ん

おいていこう

動くな!!

家だ

ふたりほど行け

食いものが

あるかもしれん

はあい!!

チッ

ひでえもの

食ってやがる

食糧を

出せ

冬用のが

あるはずだ

!!

ぎちゅ

うんあ...

やってる

グズグズ

すると

孫の頭を

ふっとばす

ぞ!!

キャーーー

ジジイ

やる気か

銃声がきこ

えるとまずい

剣をつかえ!!

ヤメロ!!

あなたたち

トルメキア第三軍

の兵士でしょう

すぐ近くに

クシャナさんの船

が来ているわ

クシャナ殿下

だと!!

ほんとうか!?

きさま

何者だ

案内してあげる

外に出て待って

いなさい

戸を

しめて

ごめんなさい

どうか怒ら

ないで

じゃ...

本当に

殿下は

!?

この子たちを

育ててくれる

方を探して

います

アア...

せめて

この子たちに

家畜の乳を

あげてくれま

せんか

新宿は日本人、

(お前たちも

出ていけ

ルヌ27!?

その!

(おやめ

この人は

ちがう

〈娘さんや

あなたは

トルメキア

人じゃない

〈乳をやりたくて

も家畜はみんな

連れていかれ

てしもうたヨ

それに

この子らは

同じ氏族の

子だ...

〈わしの胸が

しぼんでいな

ければノォ

...

メドロッソは!

泣かないで

サバタ族の子は

強くなきゃ

同じ氏族の子

なのに何も

してやれん

なんて

おばあ

さん...

泣かないで

おばあさん

...

ありがとう

平気よ

他の人を探す

から...

悲しまないで

殿下.....

もうしわけ

ありません

第三連隊も

私たちをのぞいて

全滅しました

わが軍の右翼を

突然瘴気が

襲ったのです

価海から遠い

のでマスクを

持たぬ部隊が

ほとんどでした

土鬼諸候連合軍が

大反攻に転じて

わが軍の戦線は

スタズタです

その大混乱

をついて

瘴気の中からドッ

・土鬼が突撃して

来ました

士鬼が瘴気を

兵器として使った

というのだな

ハイ

オオオイカ

遭遇したとび地

のような腐海が

それでしょうか

ナウシカか

いっていました

あの森はおかしい

人工の森ではない

力と.....

苦しまぎれの

戦術ならわかる

だが国土が腐海に

没してもかまわぬ

とは土鬼の皇帝め

何を企らんでおるのだ

クシャナ殿下の

息のかかった

第三軍は将軍

どもの目の仇

だからな

殿下さえ

いてくだされば

多くの戦友

がむざむざ

と...

いつものことさ

三皇子殿下の

将軍たちの逃げ足が

速いのは

苦労を

かけた

生きていてくれて

うれしいぞ

さがって

休むかいい

第三軍は

後退する全軍の

支援として

各連隊はみっつの

拠点の守備を

命じられました

重装備も

空中からの支援も

ないまま

装甲兵が馬を

おりて戦うよう

命じられたのです

情勢は

つかめたものの

こりゃおごと

大事ですな

まるで土鬼の

大海原の中の

小島みたいな

ものですぜ

残るはこの

一個連隊だけだ

なんとか救出

せねばならん

地獄にとび込む

しかあるまい

まず指揮権を

葬回する

明払暁出発

いっきに

つっ走るぞ

クロトワ

いよいよ

旗上げです

あの森

南で森が

たすけを

求めているっ

王蟲がいっ

いたわ

あの森が

そうだと

したら...

王蟲に

あいたい...

ユパさまや

父上や

谷のみんなにも

...

!!???...??

(ムダです

生きていた

としても

この森から

出られるはず

ありません

httrex

エンジンの回収

など後まわし

にしろ!

・低減!!

〈つべこべいうな

下へ降りて

死体を確認

してこい

バカバカしい

土鬼め

いばりくさって

みろ

ここを

すべって

いる

落ちたな

この高さだ

たすかるまい

死体でも

金くれる

かな

地蟲だ

しずかに

ついてる!

下まで

降りずに

すんだ

どうする

運ぶのか

証拠に

手首だけ

もってく

ウワッ!!

管理だらけ

だ!

森の人だ

!!

ヒッ

ハイッ!!

お前たちの

長に伝えよ

この地より

立ち去れと

お...

おゆるし下さい

森の人の住まう

森ともしらず...

......???

なんだと!?

森の人だと

本当か!?

みんな

引きあげだ

いそげ!!

オイ

コラッ!!

いったい

何事だ

大変

ご立腹で

立ち去れと

おしゃい

ました

...!?

どうしたんだ

みんな消えち

まったぞ

だいじょうぶ

かい?

...

アスベル

これ

蟲の巣!?

ほら

あそこを

見てごらん

キャッ!?

このカベ

泡の膜だわ!!

タービンを

使った

通風と浄気の

カラクリだよ

こわがらなくて

いいよ

ケチヤ

これは森の人の

テントだ

ユパさま

殺す気なら

武装をそのままに

するはずがない

蟲使いに

聞いたことが

あったが

本当にいるとは

信じられ

なかった

なぜか知らぬが

蟲使いは

森の人をとても

怖れ敬っている

森の人は

蟲使いの祖にして

最も高貴な血の一族

火をすて

人界をきらい

価海の奥深く

棲まう者

蟲の腸をまとい

卵を食し

体液を泡として

住まう...

火を使わ

ない..

蟲の卵を

たべるの!!

人間が

腐海と共生

できると

したら

キヤッ

!!

ユラーー!

どうも

お礼を

申し上げる

もはや

生命はない

ものと思って

いたが...

蟲の卵だ!!

どうやって蟲を

怒らさずに

お礼は

受けとめてくれた

管蟲の巣に

いいなさい

森があなたたち

をたすけた

だから安心

していい

食べなさい

力がつく

ん!!

イヤー!!

どんなじゃ

奇妙!!

そなたの髪

とても美しい

母上の

髪のようだ

いい子

だね

そうか

ナウシカだ

この少年の

まなざしは

ナウシカに

そっくりだ

卵を盗っても

蟲に攻撃され

ないのか?

盗るのでは

ないもの

お願いして

少しだけ

もらうんだ

私たちは

はるかに遠い

腐海の底から

旅してきた

腐海中が

さわがしく

なっている

王蟲たちが

みな怒りっぽく

なって

南へ動いて

いるのだ

王蟲が...

大海嘯の兆し

だろうか

わかりません

それゆえ・父は私を

違わしたのです

休みなさい

まず腰をなおさ

なければ

ヘビケラ

たちまで

南へ向かっ

ています

私たちも

急がねば

ならない

ユパさま

僧正さまは

故国へもどる

ご覚悟でした

ナウシカ

も南へ

行った..

☉な!!

〈僧正さま

...

ナウシカのいる

地へ!!

ああ

われわれも

行こうぞ

神聖皇帝の

統べる国へ

各員

持場にて聞け!!

長い流浪の旅は

終った

新潟県福岡市市では、

われらは

これより

原隊に復帰する

!!

トルメキア軍

最南端拠点

土鬼サバタ土侯国の都城

クソッ

いまいましい

イヤな音だぜ

いったいいつまで

続けるつもり

なんだ

土鬼の僧侶が

出撃する戦士に

力と不死の信念を

さずけているんだ

踊りが続いて

いる間は

生きていられる

ってわけだ

だまれっ!!

撤退など

論外だ!!

じゃあ

カケをしても

いいぜ

あの音が鳴っている

間に将軍閣下は

逃げ出すってな

すでに

一歩も退かず

死守せよとの

命令が下って

いるのだ

しかし関下

司令部では

現況を正確に

把握している

のでしょうか

きさまぁっ

そんなに

死ぬのが

おそろしいか

...

すでに兵力は

半減、攻城砲の

攻撃が始まれば

1日で全滅は

必至です

ただちに攻勢をとり

包囲を突破すれば

第三軍再建の基礎は

残せます

王位をうかがう

反逆者

クシャナの

部下である

お前たちに

皇子殿下は

忠誠のあかしを

たてる機会を

下さったのだ

それとも

女の命令なら

きけるが

三皇子殿下では

不服というのか

よいか

最後の一兵

まで戦え

最後の一兵

までだ!!

泣か...

アクッ

(殺せ

異教徒を!!

トルメキアの

犬どもを殺せ!!

限定20kmと"

マラック...

〈復讐の時は

来たぞ

戦士たちよ聖なる

わが国を犯した

異教徒を皆殺しに

するのだ

!!!

おいおい

皇弟ミラルバ

様の専用艇じゃ!!

おもどりに

なられた!!

戦国...

ああ!!

スをみてか

平時年平成年

☆斎四玉...

踊りを

つづけよ

わしらは

お迎えに

いく

マニの僧正が

叛逆ですと!?

では邪悪な教えが

復活しつつある

とおっしゃる

ので!

青き衣の者が

あらわれたという

噂はいままでにも

時折り流れた

ものです

突然のご降臨に

さぞ戦士たちは

ふるいたち

ましょう

さっそく沐浴の

したくを整え

ますので.....

皇弟様が

お心を

わずらわせる

ほどのことは

あとわずかで

その者の正体を

つきとめるところ

だったのだが

今度は

ちがう

だからこそ

仕事なかばで

戻って

来たのだ

僧会の努力に

もかかわらず

土着の邪教を

払拭しきれ

ておらぬ

青き衣の者が

出現したとなれば

戦の最も重大なこの

時期に諸軍に混乱

が生ずるであろう

シューボンが

マニの僧正め

生命をかけて

わしの眼を

くらませおった

このまま放置

しておけば

帝国の根幹を

おびやかし

かねん

なんとしても

小さな芽の内に

つみとらねば

ならぬ

ミラルパ様

その者の正体は

いったい

女だ

まだほんの

小娘...

トルメキア人で

もなく土民で

もない

近くに!!

近くに来ている

いかん!!

わかりました

全軍に指令を

出します

異国の娘はすべて

捕えるか殺すか

いたします

薬液が濃す

ぎるのだ

はやくうすく

しろ!!

ハイ

おいたわしや...

空気に永く触れられ

すぎたのです

はやく戦をすませ

て墓所におもど

りにならぬと...

対空砲だ!!

ちかい!!

ヴァオオォォォ

僧官さま

お伏せ下され

!!

ナニッ

弥き!

みた

...

みたぞ!!

まるで

王蟲の血の

ような

青い服だ

しかし

少年のようだ

ったが...

横顔だけだが

決して忘れぬぞ

あの顔

イヤ!

髪の毛をはため

かせていたぞ

だがエリかざり

かもしれぬ

なんと

しても

確かめねば

なにをしておる!!

砲台に連絡しろ

あの船は城内に

降りるつもりだぞ

エエイ

なぜこんなに

ヒザがふるえるん

んだ...

船つき場を

猛砲撃して

破壊するんだ

!?

そんな

いや、やっぱり

バカ者どもめ

荷の積込みに

グズグズしとる

からだ!!

閣下この砲撃

下を離陸する

のは無理です!!

味方の船

だア!!

出発を

延ばして

下さい

あいつだ

あいつが砲撃を

誘引しおった

のだ!!

無茶だ!!

砲撃が

やむまで

いましばし

...!?

まて!!

降りる

気だぞ!!

あの船は

!?

殿下だ!!

救助にいくぞ

担架兵

つづけ!!

貴様ら!

この船を掩体に

入れるほうを

先にしろ!!

やっ...

歩ける者は

殿下につづけ!!

!!

殿下!!

セネイ

出迎えご苦労

船内の負傷者を

たのむ

どうした

私はもどって

来たのだ

はやくしろ!!

弾薬が誘爆

するぞ!!

ハイッ!!

負傷者を

救出しろ

私は殿下を

先導する

3番の

チューブを

はずせ!!

そっとだ

エンジンを回収

してからだ

こいつがあれば

船の再建が出来

るんだい

手斧をかせ

下敷きになった

ている!!

後部は

この人が

最後よ

参謀も

脱出して

下さい!!

もう

危険だ

あんたも

退避してくれ

おじさん

その子たちを

もうちょっと

おねがいね

わたし

メーヴェを

とって来る

もどれ

ナウシカ

あぷない

ぞ!!

コラッ

てめえ

もう

やめろ

あのバカ

死ぬ気か

ヒッ!!

ナウシカ

さんが!!

なんて

やつだ!!

すごい!!

たすけろ!!

やられてい

る!!

ななんで

俺まで

とび出す

いんだ

俺は

クシャナの

とこへ

行かにゃ

黒煙じゃ

命中したな

砲撃を中止して

総攻撃に

そなえよ

これしきの

砲撃で死ぬ

はずも

あるまい

予定どおり

正午をきして

総攻撃を

開始する

真の

青き衣の者

ならば...

なんだって

本当か!?

クシャナ殿下が

もどられた

みな希望を

すてるな

将校

あつまれ

フフフ

よくもかき集めた

ものだな

まるでネズミの

ひっこしだ

戦利品は

指揮官の

正当な

権利だ!!

だまれっ

叛逆者の分際で

何をいうか!!

兵を死地に

すておいても

ヴ王陛下の

名においてたほ

逮捕しろ

何をしておる

聞こえんのか!!

この女を捕える

のだ!!

オッと

そこまで

この船は

第三軍が

接収する

さすがに

軍本部付き

だけあって

いい船だぜ

はやとちり

するな一志は

ちがっても

土鬼と戦うことは

できるはずだ

そなたを

解任はせぬ

軍人の本分を

こつくしてもらう

だけだ

バカにするな

わしか叛逆者

などに加担する

と思うのか!!

出撃まで

間がない

いまのうちに

休んでおれ

軍団長に

歓呼三声!!

セネイ

各中隊の

指揮官を

集めろ

ハッ

すでに呼集

しました

身体が

うごかない

...

寒いわ

ハッ

ここは

どこだろう

まるで

お墓の中

みたい...

部屋の

すみに

何かいる

あの時の

化物だわ

わたしを

探している

んだ

なんて

冷たい手

憎しみだけが

伝わってくる

触れたのに

気がつかないで

探しつづけて

いる

なんてみじめ

な生物かしら

探すものが

判らなくて

すすり泣いて

いるみたい

いって

しまった

...

寒い

手足が凍り

そう

胸が僧正さまの

火傷のあと

だけが暖かい

テト.....

カイも

!?

ありがとう

お前たちが

守ってくれ

たんだね

あいつは

何者だろう

前よりずっと

近い所に

いるみたい

あの子

たちだ!?

おじさん

!!

だいじょうぶ

かね起き

ちまって

参謀殿も

おっしゃったし

小麦ひと袋で

ひきとってもいい

という女が

いたもんでね

とまれ

この先は

許可なしには

進めん!!

!!

あげたって

これ以上

連れ歩く

のは無理だよ

船もなくなっ

ちまったしな

この人たち

いったい

...?

風の谷のように

トルメキアも人口が

減りつづけていると

聞いていたけど、戦争で

何とかしようなんて...

捕虜だ

本国の荘園に

送れば高く売れる

んだがね

なんという戦争!!

いかがわしい正義すら

カケラもないなんて

船はこないし

においはひどいし

我々は

まったくの

貧乏くじさ

滅びの道をいそいで

いるだけなのか

判らないの!!

時間がない

簡略に説明する

わが軍が自力で

脱出するには

2日間の時間的

猶予が不可欠だ

攻撃目標は

南正面に展開して

いる攻城砲群だ

これを潰せば

敵の攻撃は遅延

せざるを得ん

敵の総攻撃は

宗教上の理由で

おそらく正午に

予定されている

その先手をとって

わが軍は攻勢を

とる

城門は使わぬ

待ちかまえている

土鬼の火線に

捕捉される

全重中火器を

南面に集中

準備砲撃の爆煙

にかくれて城壁を

爆破し突撃ロを

開く

城壁をぶち抜いて

奇襲しようとは

おそれいったぜ

兵学校の

答案なら

零点だよ

工兵!

突撃路開通の

所有時間は?

5分

いや3分で

やります!!

砲兵は開通と

同時に弾幕を

襲歩にあわせて

前方へ移動

ハッ!!

全装甲騎兵は

弾幕の背後に

かくれて

敵の散兵線

をこえる

攻城砲群までの

1.5リーグをいっきに

突破

砲台を破壊しつつ

左へ旋回運動

爆薬をしこたま

持て!

よいか

この戦は祖国への

旅の第一歩と思え

犬死は無用

蛮勇も許さん

速力が武器だ

襲撃の先頭

には私が立つ

以上!!

いや...

ひとついい残した

ことがあった

他の兵科は

全力をあげて

東門の前面を

掃討・騎兵の

帰還を援護する

将軍閣下も

ともに先頭に

立つそうだ

解散してよし

あの腰ぬけ

が!!

たいした女

だぜ

兵の目つき

まで変えや

がった

きいたか

乗馬襲撃

だぞ

クソッ

こいつを

待ってたんだ

!!

釈放しろ

だと?

敵の戦力を

増やせ

というのか

あの人たちは

非戦闘員よ

人質にしたとしても

土鬼は攻撃の手を

ゆるめないわ

ドレイとして

運ぶあてもないのに

これ以上の死は

無意味だわ

ここを去って

土鬼軍に加わり

あなたと戦う

よくよく

人の死をみす

ごせない性質

だな

とめてくれ

わたしが

拒否したら

どうする

だとすると

お前は私だけ

でなく世界を

相手に戦う

はめになるぞ

おもしろい!!

ナウシカ

いっしょに

来い

わたしも!?

今のわたしには

2000の部下の生命

以外捕虜もドレイも

どうでもいいのだ

だが

手を汚すまい

とするお前の

いいなりになる

のは不愉快だ

戦友としての

忠告なら

きかぬでも

ない

捕虜釈放の

命令書だ

受けとれ

ひい

よ、

作戦起動まで

あと40分だ

したくをしろ

重装の方が

いいぞ

さがれ

私は忙しい

土鬼の人々と

戦いたくない

憎正さま

ごめんなさい

今はこうするしか

ないんです

ナウシカ

凜凜しい

出立だ

私の

うしろに

つけ

聞け!!

辺境の盟約国より

ただひとり勇士が

馳せ参じてくれた

全準備完了

砲撃開始まで

あと1分!!

風の谷の

族長ジルの子

ナウシカだ

見知りおけ!

爆薬に

点火する!!

次でね...

(あけろ

あけろ!!

敵が来る

あいつが来るぞ

!!

皇弟さま

!!

出ちゃっ

テェ!!

敵は南全面

にわたって

砲撃を加えて

います

フン

総攻撃に

先制をかける

心積もりか

あけろ!

あけろ!

あけては

ならん!!

アア...

沐浴を

途中でやめては

お身体が

崩れてしまう

見えん!!

この手で

確かにふれた

はずなのだ

......!

やつが

来るぞ!!

皇弟さま

お心を

安らかに!!

はげしく動いては

皮膚が破れます!

おしずかに!!

マニの僧正だ!

あやつめ霊に

なりながら

小娘を守って

おる!!

お疲れな

のです!!

その小娘が

来るなら

私どもに..

おまかせ下さい

必らず

しとめます

なにが

あっても..

皇弟さまを

お守り

もうせ!!

この砲撃

をなんと

読む!

よいな...

沐浴がすむまでは

絶対にあけては

ならんぞ!!

総攻撃を

察知しての

悪あがき

でしょう

音と煙ばかりで

やつらの砲には

力がありません

お気にかける

ほどの事では

ありますまい

爆煙で

何も

見えんな

兵はみな

嫁に入っておる

たいした損害

は出まい

あいた!!

いそげ!!

瓦礫を

とりのぞけ

はやく!!

おかしい

......

煙にかくれて

何を企んで

おるのか

後方の騎兵団を

すぐ呼びもどせ!!

全軍に警報!!

青と緑の

狼煙を

あげる!!

速力が

武器だ!!

クリクニー

突撃路

開通!!

工兵

さがれ!!

青と緑!?

では敵が打って

出ると!!

わしは

砲列まで

前進する

騎兵を

つづかせろ!!

装甲兵

前へ!!

砲兵はだんまく

弾幕に切れ目

をつくるな

!!

前進しつつ

突撃機隊を

組め!!

抜刀!!

抜刀したァ

イ・

照準点修正

10ミル前方

!!

弾着と

同じ速さで

進んでいる

う...!!

砲弾の

道案内!!!

砲兵はなに

やってるんだ

撃たれっぱなし

じゃねえか!!

ええ!!!

クソッ!!

弾着が

ずれた

ぞ!!

オイッ

なんの音だ

これは!?

あ...

深空!!

敵だ?

敵にかまうな

速度を

たもて!!

僧官...

さま!!

砲台の

護衛兵は

どうした!?

もはや

不要と思いま

してすべて

攻撃軍に編入

しました

よけいな

事を!

すぐ呼び

もどせ

コラッ!!

砲側に弾薬を

集積するなと

いったのが

判らんのか!!

いっ発で

砲台ごとふっと

んでしまうぞ!!

でも

やつらの弾は

ここまで

とどきません

撃つたびに

運ぶんじゃ......

ワッハハハ

僧官殿は

心配性じゃ

のォ

おろかな!

敵をあなどっては

勝てる戦でも

敗けるわい

来たっ!!

爆煙から

トルメキア

軍が!!

いったい

どうやって

包囲壕を突破

したんだ!?

ここで

くいとめろ!!

この先は皇弟

さまの本陣まで

ガラあきだぞ!!

わしは

騎兵を

呼ぶ!!

わしは騎兵を呼ぶ!!

零距離

射撃!!

装薬を

へらせ!!

だめだァ!どるいじゃょ

士塁が邪魔で

俯角が

とれねえ!!

どけっ

!!

爆薬で

土をふき

とばす!

砲台長!!

けちらせっ

!!

はやく!!

はやく!!

おのれ!

やつらの目的は

砲台の破壊か

!!

蹂躙しろ

!!

ああ...

虎の子の砲が

全滅して

しまう

何をしている

のだ騎兵は

!!

トルメキアの

犬どもを

殺せ!!

おそいぞ

急いでつづけ

!!

側面に

敵の騎兵

約500!!

チッ

引き潮

本隊は

作戦通り攻撃を

継続東門への

突破口を切り

開け!!

第三中隊

来い!!

機動防御!!

本隊を

援護する!!

敵はうすいそ

皆殺しだ!!

ナウシカ

これからが

本物の戦だ

王蟲の

血の色の

服だ!!

あの青服を

殺せ!!

あの者が

敵の中心だ

逃すな!!

アレッ

投擲!!

爆薬ダァ!!

しまった!!

罠だ!

もどれェ!

みなひ

なんという

うかつ

あいつに

気づかぬ

とは

トルメキアの

白い魔女だ

!!

ヴ王の娘

クシャナめ

生きていた

のか!!

ああ

......

なぜだ

なぜ青き衣の者が

トルメキアの

魔女とともに

いるのだ

土着の民の

救世主では

ないのか

ジタケ!!

奴タダか

ぐんっ!!

右側面になって

新手!!

黒衣は土鬼皇帝の

親衛兵です!!

退け!!

退路を遮断

させるな!!

包囲場の敵が

もどって来た!!

左様全面に

歩兵の大集団!!

立て!

流れが変ったぞ

犬どもを包囲

するのだ!

行くよ

カイ!

密集して

突破する

!!

ナウシカ

何をする

!?

ナウシカ!!

何を血迷う

もどれェ!!

わたしは...

効きます

ように

どうか

じいたちが

くれた鏑弾

毛長牛たち

にも

風の神さま

!!

兄妹!

んあああ

...これから

母夫はこれ

効いた

!!

コラッ!!

しっかりしろ

どうしたんだ

!!

敵の馬脚が

乱れた!!

なんだあの

弾丸は!?

かけぬけろ!!

ここは私が

くいとめる!!

おもい上るなァ

これしきの包囲を

突破できぬと

思うてかァ!!

これ以上の

流血は無用!!

捕虜釈放の

命令書ったしかに

受け取ったァ!!

いけえ!!

アハ!!

かハハハ....

おもしろい!!

借りはつくらんと

いうわけだな!!

引こうぞ!!

遅れて

土鬼のエジキに

なるなっ!!

殿下ーッ!!

わが分隊

隊列を離れます

お許しを!!

勇敢な

少女を

見すてては

装甲兵の

名折れ

ナウシカ殿を

援護します!!

許す!!

いけェ!!

ハッ!!

4騎

来い!!

のこり

2弾!!

しずまれっ

音だけだ

鞍を降りて

あいつを

射たおせ!!

混乱にまき込

まれるなァ

射程外を迂回

して退路ををたて

え?

やっは鬼神か!?

たった一騎に

僧会の精兵が

潮のように

退ぞいておる

たとえ悪魔でも

たじろぐな!!

あの青服を

たおせは第一級の

戦功だぞ

つきた!!

急いで

!!

カイ

あなた

たち!?

われら

お守り

します!!

ああ...

なんで

もどって

来たの!!

装甲のない

私たちだけなら

脚力で切りぬ

けられるのに

撃て!

殺せ!

われらが

装甲のカゲ

に!!

アッ...

はやく!!

歩兵が前に

出て来た!!

はなしなさい!!

馬脚が乱れる!!

クッ...

撃たれる!!

少年兵

だ!!

似ている

アスベルに

アア...

気が

遠くなる

落ちたら

死ぬ

手網を

とれっ

ナウシカ殿

走れ

走るんだ!!

なんという

奴だ!

兵を盾にして

逃げるとは

許さん!!

必ず

必ずこの手

で!!

おのれ!!

またして

も!!

生きのび

るんだ

ここで

死んでは

だめだ

本隊より

伝令来ます

!!

殿下!!

攻撃は順調に

展開中です

現在東門前面の

敵火点を

城内と呼応して

掃討中

間もなく道が

開けましょう

本隊に

合流

せよ!!

殿下も

おはやく!!

警報!!

後方に

敵騎兵が

進出中!!

包囲

したぞ!!

油断するな

何をするか

判らぬ奴だ!!

殺冠

カイ

がんばって

!!

アア

なんという

手練!!

.....

このままでは

逃げられる

馬を撃て!!

馬だッ!!

やった!!

オレの弾丸

だ!!

何をいう

オレがあて

たんだ!!

生捕れ...

皇弟さまの

前にひきすえ

るのだ!!

カイ!!

たって

カイ

お願い!!

彼方に

立て邪教徒

カイ...

狂信者の目

ではない

誇り高い

高貴な顔

だ..

お願い

この子の

手当てを

させて

今なら

まだ助かる

かもしれない

敵意も憎悪も

ない...

なぜこんな少女が

超常の力を持つ

皇弟さまをあれほど

おびやかすのか...

ヤイ!!

俺たちの捕虜を!!

勝手に

こわすな!!

そうだ

俺たちが追い

まわして

捕えたん

だぞ

手柄を

横どりす

る気か!!

だまれ

俗兵ども!!?

この女は

あやしい技で

わが軍に大損害を

与えた奴だ

何を

かくし持って

いるか判らぬ

かっこつけ

やがって

一騎打ちで

女にやられ

るような

奴らさ

なんと!?

僧兵殿

このチビが

あやしい技

ですか

クソ!

撃ち殺して

やる!!

ぶっ!!

カイ!!

ありが

逃がすな!

追え

追え!!

牛どもを

しずめろ!!

これでは

銃も使えん

もう

あんな

所に...

あのトリウマは

瀕死の深傷

だった

それが

どうして

あなたを

〈追え〉

ただの

幸運か

それとも

これがやつの

力だとしたら

殿下

大勝利

おめでとう

ございます

煙がはれて

戦果が視認

できました

攻城砲群は

ほぼ全滅です

なんでえ

ツンツン

しやがっ

てからに

ハッ!!

戦死者

が出ると

いつも

ああなんだよ

門を

とじよ

!!

そういえば

ナウシカは

...?

殿下

お願いが

あります

どうか

門を閉じるのを

いま少しおとど

まり下さい

これぞ

2日間どころか

10日は稼げ

ました

ナウシカ殿と

援護の分隊が

もどって来る

かもしれません

わが第三中隊は

あの方の

働きがなければ

大損害を

こうむった

はずです

いったん門を

閉じると簡単には

開けられません

わが中隊がこのまま

守備につきます

どうか

お許しを

殿下!

30分だけ

待とう

ただし敵の攻勢

があるようなら

すぐ閉じろ

ハイ!

ほんとか

オイ

...

計画の第2

段階に入る

用意は

できたか

クロトワ!!

ハイ

あのバカ

とうとう

やられち

まったか

兵員の選出

さえすめば

すぐにでも

出発でき

ます

あんな奴でも

あと2年も

すれば

イイ女に

なったのに

......

カイ!

...

...

カイ

ごめん

クソッ

まただよ...

たかが

馬いっ匹に

あのザマだ

ナウシカ殿

他の者たちは

もどり

ましょうか

...

みんな

みんな

私の盾と

なって

死にました

ご自分を

せめては

なりません

それにしても

あの重囲をよく

突破され

ました

いい馬です

われわれ騎兵は

このような馬に

出会うことを

いつも夢みて

います

馬にとっても

あなたは

守りがいのある

主人だったのだ

門を閉じろ

!!

中隊整列!!

勇敢な軍馬に

別れの敬礼を

する

ナウシカ

お前はお前の

道をいくがいい・

それも小気味

よい生き方だ

私は私の

血みどろの道をいく

親兄弟と

殺し合う

呪われた道

をな.....

あの馬

食糧にせず

丁重に埋葬

してやれ

ハッ

この度の大損害は

すべて

拙僧の不徳の故

でございます

皇帝陛下より...

賜った面布を

お返しいた

します

この上はち?

一僧呂にもどり

辺境の修道院にて

苦行の一生を

送る覚悟で

ございます

この聖戦が

済むまで

休息をとら

せるわけには

いかん

軍法により

司令官の解任は

やむを得ぬ

ハッ!!

あやつを

知る僧は

お前だけだ

あの都城に

立て籠る敵は

わが帝国の

胎内深く残った

トゲだ

時間がない

種まきの季節に

なれば兵どもは

畑を恋うて

浮足立つ

なんとしても早く

決着をつけねば

ならん

これ以上

主戦線から

兵力をさく

わけには

いかん

やむを得ん

蟲か森を

使おう

前線より

伝令!!

城壁の穴から

土民どもが

続々と出つつ

あります

トルメキア軍に

捕えられていた

虜囚と

思われます

!!

いけません!!

皇弟さま

蟲や森を使っては

不毛の地が

増えるばかり

です!!

ナ...

なんと!!

ージュ」昭和8年5月号〜6月号、59年8月号〜12月号掲載)

...