★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 _五十九...七十七ー九十五百十五 ★この作品はフィクションです。実在の人物・団体、事件などににはいっきい関係ありません。 ひょう漂信の親友。粛政の影武者となるが、刺客の手に掛かる。 ...んようふんくん魔政に忠義を誓う、ただ一人の信頼できる大臣。 自らの天下の大将戦賊軍をは戦争団用の少年、自らの席一つで「天下の大将軍」として名を成すことを目的。 藤政、えいせい桑国の若き王。異母弟に反乱を起こされ、王都城陽から脱出した。 山民族の末裔。身寄りがなく、一人で乱世を生き 抜いてきた子。信たちの道案内を務めた 右丞相。他国に遠征に出で不在。政の後ろ盾。 平地の民とは異なる山民。 若き王・意政を支える一派 成婚・せいきょう政の異母弟。場氏と組みクーデターを起こす。 左永相。昌氏を蹴落とし、大臣の頂点を狙う野心家 王騎秦国の将軍の一人。王弟派ではないが、力を貸す。 一般的の異母弟・成婚を支持する一派 ゅむぬむむむやむやふふふむふふあ 票を身代わりにした森政に〈憤りを感じる信。だが、漂の遺志に応えるため、信は藤政と行動を共にし、彼を守り抜くことを決める。玉座奪還のためには腹心の軍勢だけでは兵力の足りない魔政一行は、山民族の王に協力を求めるために深く山に分け入る。だが、そのの途中で山民族の戦士達に政のみ拉致される。信とね、壁の三人は麻政救出のために密かにその後を追うが、たちまち山民族に捕まり、彼らの王国へ連行されてしまったのだがー オ前ワ王ノ城マヲ連レテ行ク! それは...そうだなんだ 若干奉王日我ラノ王がオ特チダ! こ...こんがかけェ木があっかなんて...んぐぎぎぎ よっしこういう時こそチビのオレの出番っ あっこの男信がいきなり殴り飛ばした奴だっ まっまさか仕返しに来たんじゃ... だったら好都合だぜ格子さえ開きゃこいつケリ倒してすぐ脱走だ 私たちもああなると言ってるのか あ~も~政を助けに来たのにオレたちが絶体絶命じゃんかよォ~ 断崖に面していて少ない道には何重にも門が構えてる 岩の中にゃ一体どれだけの人数がいるか予想もできねェ だいぶ話が違うぜ壁のあんちゃん よなァ...アぃい...さっき 素人は山の民について考えを改めねばならんようだ 私は今“犬戎”のことを思い出していた 淡このときより中華は君主国を失い争乱の世「春秋戦国時代」へ突入した しかし、申侯の事の主力とし周軍を緊破し、間を壊滅させたのは大戎と呼ばれた山民族軍だったという伝承があるのだ 中華の君主国が山民族に滅ぼされたってのかよ 私も野人の如き輩に国を陥とせるものかと信じていなかったがここに来て考えが変わった この国は外敵が近付けない天然の要塞だこれだけのものを造り出せる知恵と技術は決して野人と侮れるものではない しかしここ以外にも似たような城が存在しているとしたら... 素国のすぐ背後にこれほど強大な世界が広がっていて 今まで気付かなかったとは背筋が凍る思いだ そんなに感心してる場合じゃないだろっ 今は外の骸の仲間入りしないように何か手を考えようぜっ 考えるヒマはねェようだぜ 泣くなテン俺の後ろにがくれてろっ 刺してきやがったらどれか一本足と縄でからめ取って暴れてやるぜ そんなことできるのかよっ こういうのもちゃんと漂と特訓済み... うわああっこれも大丈夫か信っ!!? お前..助けてくれたのか? タジフハ王ノ命令ダカラマッタダケダト官ッテイル あっ!隊長っみたいな奴だ!! ソノ特近デハイロイロト事が起コル 境界ハ有ッテ無イヨウナモノダガ アノ連中ハ家族ヲ平地ノ民二殺サレタ者達ダ 戦士タジフノ面ヲ折ッタ平地ノ少年戦士二敬意ヲ払ウ...ダソウダ いからそ...ふえいや 明日オ前タチハ我々ノ王二裁カレ殺サレテシマウコトガ残念ダト官ッテイル 身一つで逃げ回っている そして私に会いに山界に足を読み入れた 会いに来た理由を聞かせてもらおうか 我らはそなたを裁くために連行して来た 今から四百年前かの奏王穆公と山界が盟を結んだ刻 我々の祖は友好のうちに新しい国の広がりに至る兆しを見た しかし、穆公去りし後、 それらが幻だったと気付かされた 平地に交じわり住んでいた一族の面々は山への帰路についたが、 それでもなお執拗な責め苦にあい受けた惨劇は耳を疑うものばかりだ 祖霊の怨念を鎮めるために現奏王のそなたの首をはねねばならん なにか言うことがあるか? 過去の愚行素国の代表として心から謝罪する だが俺の首をはねるまでの理由にはならない ...!?...??? さらに穆公に至るまでの千年を超える「歴史」において 異なるものが交わるのに一滴の血も流れなかったことがあろうが 永年積み重ね合ってきた差別と侮蔑恨みの心が消えたことがあろうか それらを成すことがいかに至難の業かは人の史を見れば理解に易い 和を夢見て裏切られた我らの祖を愚かと申すか 穆公一人の出現で数百年の軋轢が消えたと思う方が安易だ この問題は根深い俺一人の首をはねて解決すると思うのは間違いだと言っている フフフ...解決にならぬから自分を殺すなとの では一族が殺されたことを流せと言うのか 復讐よりも前にやるべきことは山ほどある 若王はおよそ人の痛みが分かっておらぬと見える 一族の者が...仲間内が殺される痛み まずはこやつらの首を眼前ではねて教えてやるわ!! るせェ!!ちょっとドジっちまっただけだ! ぎょわあああぁああオレからっ!! そんなことをする必要はない 俺はすでにその痛みを十分に知っている 山の王よ恨みや憎しみにかられて王が剣を取るのなら怨嗟の渦に国は滅ぶぞ 王ならば"人を生かす"道を拓くために剣をとるべきだ 素人山の民と分けるからそこで摩擦が起こる そなた達から見れば同じ平地の民なのに永々と奪い合い殺し合いを続けているよ、 だが昔からそうなっているからそれがあたかも当然になっている 争乱の激化は国境に長い防壁を築かせ内と外敵と味方をさらに強く明確にした たしかにまれに穆公のような列国の盟主となる王が出たが それでも結局在期一時の安定をもたらしたに過ぎない お前にぽっこーの何が分かるってんだ!! 一時が平和になったんならすげェじゃねェか!! それ以上何ができたって言うんだ!! なっ!?...何言ってんだお前!? 国境が無くなっちまったら...えっと...そっと わけ分かんねェじゃねェか!! そんな話を受け入れる国が一つでもあると思うのか できないならカづくでやるまでだ わかわからなかれませんからわかりますがあれかからね 人を生かす道とは正反対に聞こえるな 今まで五百年の争乱が続いたならばあと五百年続くやも知れん 俺が剣をとるのはこれから五百年の争乱の犠牲をなくすためだ ちょっと待てお前ら一体何の話をしてんだっ お前が目指してんのは弟に奪われた王座だろう! 俺の目指すところの話だ 玉座は"俺の路"の第一歩にすぎぬ お前の路って一体何だ!? 玉座奪還の援軍を頼みに来たんじゃねェのか! 俺は中華を統一する最初の王になる その協力を得に山の王に会いに来た 玉座奪還は俺の〝路〟の第一歩にすぎん お前の〝路〟って一体なんだっ!? 俺は中華を統一する最初の王になる そ...それって他国を滅ぼして秦一国にするってことか? そっそんなことできるわけがっ... この五百年...いや周・商にさかのばってもそんなことが成ったことはありませぬ 統一すれば国家間の争いというものは無くなり全土の民はかつてない国の広がりを見る ひょほっさすがは端和様 しかし今しばらくご辛抱下され 茶を獲るには山界の力をさらに強めねばなりません 何を申されます憎き茶と和などと! めったなことを口にしてはなりません端利様 数百年ぶりに山界を来ねる王が誕生したと皆が喜んでおります 祖の無念、我らの怨念を晴らすのは端和様であると期待しておるのです 我が年を重ねるごとに山界の防壁も幾重にも屈強になっていく 戦”でも“和”でも何でもいい すると国の狭さを感じる わっ何か変なの出て来たっ 何をもたついておられるのです王よ 今こそ一族の積年の恨みを晴らすとき 余計な問答は必要ありませぬぞ とは言え一族の素人への怨みは年長のジィ達が深く知るところ 素王は生きたまま頭から皮をはぎ日干しにしましょう この裁きは我らにお任せを てめェ何がブタのエサだ!! ぶっ飛ばすぞジジィ!! 三人は細切れにしてブタのえさに こんなこともあろうかと縄抜けの術もばっちし凛と特訓済みだぜ!! フフフバジオウの報告にあった通りだ お前たちが力を貸してくれないならとっとと下山して他をあたるだけだ バカか貴様はここから無事に下山できるとでも思っておるのか!? ジィさん人質にして下山すっかなァ!? なんかあんま戦いたくねェ奴らもいるし... やい大将仮面のオッサンよ!! 大将仮面のオッサン... なんかさっきから難しい話ばっかしてっけどさ 簡単に言うとこいつ今困ってんだよ! なんと程度の低い説得... 人助けと思って力貸してやれよ!!なっ? それにこいつに今恩を売っとくとあとでででっかく返ってくるかもだぜ 財宝とかうめェ食いもんとかなっ あ美女送ってもらえよ平地の美女を!!アハハ 下等なサルが調子に乗るな!! 貴様らはここで祖の無念の生けにえに八つ裂きにっ 無念無念ってうっせェんだよ!! 奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!! だいたい一番の無念は夢見てたものが幻に終わったってことだろうか! もしお前らが本気で死んだ奴らのことを想うのなら 新しい国の広がりに至る兆しを... 俺は見ての通り今は何の力もない弱王だ だが中華統一は空虚な世迷言ではない確かな俺の”踏”だ 俺と共に行かば祖霊が求めた以上に広大な国の広がりを見るぞ 四百年前の秦と山界の盟を復活させ 俺に力を貸してくれ!! 秦王よ一つ質問がある... 我らは手荒い!玉座套還の際王宮は血の海になるやも知れぬが構わぬか? ...そうやって奪われた何の躊躇があろうか ならん!ならんぞ王よ! だまれ!古き怨念しか吐かぬ口を二度と開くな!! 山界の王楊端和は秦王嬴政とかつてない強固な盟を結ぶ!! 全軍死闘の覚悟で出陣準備!! その盟のためにこれより不当に追われた秦王の玉座を奪還しにゆく 周囲の山々からも兵を集めよ なんか凄いことになってきたね 王様のカッコも変わってるし スゴイ馬術ダトタジフガ官ッテル あいつがいると緊迫感もなくなるね うむ素晴らしかったですな成驕様 おのれ成嬌この反逆者め 我らが殿が必ずや貴様の首をとってくれようぞ!! ハハちゃんくん昌文君の首はすでに上がっておるわバカ共め!! 天よ!こんな卑劣な反逆者をのさばらせておかれるのかァ!! 俺は反乱など起こしてはいないぞ あるべき姿に戻しただけだ 五年前までのあるべき姿にな 先日参った趣の大臣が成騎様をたいそうほめておりました 未は稀代の名君になられるだろうと 成婚様がおられるので茶の時世も安楽です 成鱗様の腹違いの兄上様にございます 俺に兄がいたなど聞いてないぞ!! 政様の母君は舞妓という身分故これまで隠されておりました しかしこの度そのお方を正妃にたて子の政様を太子にされることが内定したのです そんな女のガキが次の王になると言うのか!! 成婚様お声が大きゅうございます 政様は今この城内に... あ奴俺を見下しおったぞ 舞妓の母を持つ奴が王族中の王族であるこの俺を見下しおった 公主様はご病気で誰にもお会いしたくないと... どうかお引き取りを成婚様 公主様もおかわいそうに舞妓に正妃の座を奪われるなんて 舞妓娘の美しさは尋常じゃないわ王がまいってしまうのも仕方ないわよ 舞妓様が後宮に入って以来公主様は王に見向きもされなくなって... おかげで心を病んでしまって... クスクスあんたちょっと言いすぎよだって公主ってェ... 壁のあんちゃん俺知ってるぜ 人が馬に乗ってから戦場は変わったってことさ 変えたのは趙の〝無礼王〟だ しかしよく知ってるじゃないか武霊王なんて 俺達は馬に跨がる日を待ちこがれてたことをー 俺たちはいつか馬に乗るぞ! おーいーなァいつか食ってみたいなァ馬ァ 今日市で聞いたんだ超の武霊王のときまで馬は乗るものじゃなかったらしい 馬は車を引くものという概念を打ち壊してな!! それがメチャクチャ強いらしい! この前戦場に行った田さんの話じゃ歩兵一隊が騎馬一騎に蹴散らされたらしい あんな獣に乗っかって戦えるのか? 田さん片手切られてたし だが物事には順序がある 騎馬が許されるのは貴士族の正規軍だけだ つまり俺達は歩兵から地道に功を積み重ねて、土族になって初めて馬に乗れる なんだよすげェ先の話じゃねェかよ!! そう言えば西さんとこの倉に思いなかったか!? 早く来ってみてェよ馬ァ!! とりあえず今度牛に来せてもらおうか... コラ!調子に乗るな信/ ランカイの玩具が尽きたぞ しかし昌文君配下の捕虜はあれが最後でした ならば連れて来ればよかろう フフフそれでは足りんな 奴の領土の住人全てを捕えて連れて来い!! 実はすでに昌文君の身内を捕えようと動いたのですが 昌文君の領土の現領主になっている男です 邪魔をする者がありまして 昌文君の妻子を引き渡せと!? しかし彼の領土はすでに私のものですよォ つまり領内の人間は全て私の奴隷です それを渡せとは面白いことをおっしゃいますねェ どうしても欲しいと言うのなら肆氏の妻子を私に頂ければ考えてあげますよォ 昌文君を討ったことを鼻にかけて、頭に乗り、おって! 事が治まったらあやつをランカイの玩具にしてくれる!! 嬴政の首はまだなのか? いい加減待ちくたびれたぞ このまま国はお前達の好き放題にさせてやる だが兄者の首だけは絶対に持って来い!!それが唯一の命令だ!! さもなくは貴様らの命も危ういぞ フフフそうご心配めされますな和子よ 素和子...坊っちゃん。 大王の首はこの丞相が命にかけてお約束いたしまする しかし昌文君亡き今頼る辺もない大王はこの一刻でさえもだえ苦しんでおりましょう そう考えると首が上がる日を待つのも楽しいではありませぬか それにもはや大王の存在など小事! 今は大局が迫っております 敗れればあの商人が王になってしまいます 想像しただけで吐き気がするわ 狸駆除の準備は進んでいるのであろうな ご自身の御目で確かめられてはいかがでしょうか? らしくなってきたではないか ケガ人がいる手当てを頼むっ オォお前達も無事だったか 水と食いもん持って来ォい 驚いたこんなに生き残っておったのか 敗走散開した兵を手分けして捜し集めている むっ!?殿のお姿が見えぬぞ 殿ォ~どうか下に降りてお休み下さい~ 今日一日は私共がお代わりいたします故~ 殿ォ地震ですお気を付けをォ!! なんか盛り上がってきたなァ ところで昌文君の兵が増えてね? おっさんもただ寝て待ってたわけじゃねェらしいな よくぞ大王を救い出したな いや、救うどころか山の民を率いて戻るとは見直したぞ! 俺も見直した最初はなんと無礼なガキだと思っていたがな そんな大したことやってないよこいつあの後すぐ捕まったし政が一人で解決したの バカヤロォ俺の弁舌が決め手になったんだ!! 信と貂だ我らが脱落した中この子達と壁副官が大王を追って山界の奥まで行ったのだ 一体どういう連中なんだ彼らは... 言葉はほとんど通じないけど そんなに悪い連中じゃないぜ よォ作戦会議は終わったか!? その前に勝手に入って来るな信 顔が赤いぞ壁のあんちゃん 王ノ好ミノ顔デハナイト思ウト盲ッテイル それよりとっとと出発しようぜ!! 今すげェ勢いあるからよ!戦は勢いだろ!? 細かい作戦はいいからダァーと行こうぜダァーっと!! “勢い”は戦に勝利する要素の一つだ だがそれだけで勝てるのはせいぜい小団隊の野戦程度 我らはこれから秦王都に攻め込むのだ 敵の軍容を知り城壁を越える策が必要となる 四人共会議に加わりたいなら、そこに座って静かにしていなさい 私共が先に下山してから今まで 配下を咸陽に忍ばせ可能な限り情報を集めました 相手陣営に大きな変化が.. 蝎丞相が動き出したのか? なぜか私が死んでいるという誤報があり連中の注目は大王から目氏に移ったとのこと 隊長山の民は何万集まってんだ!? 全然足んねェじゃねェか!! 何とか言ってやれよ昌文君のおっさん 〝策〟を施すにはうってつけの数字だ! お前らには出発前に作ってもらわねばならんものがある もう起きてらっしゃったのですか あ!政見てよこれ信が作った面!! よーよー変なもん作らせやがって るせェな!!ワザとおかしく作ったんだよ!! あ!またお前笑ったな!! 政の分オレが作っといたよ! それより準備はいいか? 何のだよ面は作ったぞほぼテツヤで 本格的な斬り合いになるぞ なめん...なよいつ斬り合いになってもいい覚悟があるぜ そういう特訓を凛とやってきたからな 壁!全員おこせ出発の準備だ はハハハ八八八ハハ!! こんな時に笑わせるんじゃない信 ってことはあれが... でかすぎて一体何が何だかきっぱり分かんねェよ!! あんなもん一体誰かどうやって おい政俺たち今からあれに攻め込むのか? どうやってあんなでかいもん攻めるんだよォ!!! 奥にひときわ大きな建物が並んでいるのが見えるか 今回の反乱のことはあの王宮の外には公にされてない つまり外は弟の陣営に染まっていない ってことは王宮だけたたけばいいってこと? 王宮って咸陽のど真ん中にあるじゃねェか!! 当たり前だ王宮を中心に何重もの城壁や貴士族・庶民の住居が配置してあるからな 当たり前って一体どうやってあそこまで.. だから鏡を講じると言っておろうが あんな高ェ城壁がある上に中にゃ大軍がひかえているんだろ 未だ玉聖が見つからない状況ではこの兵数が精一杯... 重などなくとも兵は集められるわ 買収でもおどしでも何でもよい 今度の乱を静観している有力者の尻をたたいて回れ だが儂らは防御するのではない!!せん減するのだ!! そのためにはまたまだ多くの兵が必要だ!! 内心の場氏はとてもあせっているに違いない そこへ思わぬ所から味方となる大軍が現れる 味方と思わせ王宮まで招き入れさせれば 俺達は無傷で城壁を越えられる 西の門に山民族の群れが現れただと!? 皆異様な姿で騎馬して武器を持っております がしかし攻撃してくる様子はないとのこと 使者のような者は来なかったのか!? 来たそうですが山の王が息を復活させるべく下山してきたとだけ告げて群れに戻ったそうです!! 山の王が盟を!?... どうしてお前はそういうことを言うかな 大丈夫だ奴らは必ず乗ってくる! 呂氏との決戦が近づいたこの時に味方が増えるのはありがたい 今すぐ門を開き丁重に迎えるべきだ 待てィ!長年絶縁していた奴らがなぜ突然盟を復活などと 何か企んでおるに決まっておろうが!!! «馬鹿な...かつて一瞬を練けさせたいの民。 だが奴らはもう城門まで来ておるどうするのだ 大体なぜ城門に来るまで気付かなかったのだ 西の門は数百年外敵がなかったので見張りが油断... 首をはねよそんな見張り 猿共と手など組めるか!! オォそれは呂軍との対戦の前にいい軍事演習となるぞ ...!!!?...??? 素国は貴殿方を歓迎致します 猿共を王宮に招き入れるだと!? この俺に相談も無しに何を勝手に決めておるのだ 政は全任するとのことでしたので独断いたしました しかしまずは呂軍と山民族が戦う様を眺めるのも一興ではありませぬか お気に召されなかったのならどうかお許しを 狸には猿というわけか... だが俺は猿とはしゃべらんぞ 秦王として玉座にあられるだけで結構です 全てこの丞相にお任せを もしこんだけ多くの城壁を攻め破らなくちゃならなかったとしたら寒気がすんなァー まさか罠か!?気付かれてんのか? いつもの成陽と違う微妙な緊張感が漂っている気がする 民衆の中をよく見てみよ 昌文君のオッサンまんまだなそのお誕 なんだあの捕まの多さは ?あの黒づくめの連中か? 民衆の日を封じておるのだ 成蟻が王位に就くのはあくまで大王意死による正統なもの 反乱による略奪であってはならない 王宮より漏れ出るよからぬ“噂”は断固として封じねばならぬ 報告では、今、王宮について語った者は即座に捕吏に捕まり二度と家に戻って来ぬそうだ 成矯も過氏も目的のためなら手段を選ばん これは二人が行う圧政のごく一部にすぎまい ギャハハハやめろよ刺激するなって命令だぞ 俺たちにこんなマネしてただで... そ:そのお二人を従えているということはあのお方は...蝎丞相様の片腕肆氏!? 丞相はあせりすぎではありませぬか あれは山界の覇者楊端和だ 奴と盟を結べば山界の数十万の山の民を味方にできる それを見通しての遠様の判断であろうが、 それにしても一つ気にかかる 数百年絶縁していて、なぜ急に今! なんかすげェことになってんぞ ...!!そうだ... どしたよ怖じ気付いたかお前? 王宮の中で凛はお前の話ばかりしていた まるで自分の宝物を見せるかのように目を光らせてな 凛を思い出すとその光景ばかりが目に浮かぶ 成矯の反乱がなければ凛にもお前にも会うことはなかったわけだが やはり凛が死ぬこともなかった 反乱の火をつけた成矯とその指揮をとる端氏はこの中にいる 天下の大将軍への第一歩だ! ンなとこでコケるかよ!! 軍の駐屯所は王宮より東に離れている だが王宮の異変に気付けばすぐに押し寄せてくるぞ そうなる前に成嬌と端氏を討たねばならん テンお前はおとなしく待ってろ よし!そろそろ行こうぜ政 中が騒がしくなったら我らも門を破りかけつけます 駄目だ!お前らが門攻めをしたら外の軍が集まってくる 王宮内だけの決戦に持ち込むことが重要だ お前達は全ての出口を張り外に走る者を捕えよ 共に戦ってくれることを感謝する 感謝の言葉は勝利の後に言うものだ 勝利の後は言葉ではなく城をあげて山の民を歓待する 何も丞相自ら出迎えずともよいのではありませぬか? 野人などと侮るな山界は平地が思っている以上に進んでおるぞ わずかだが山界の一部と私的に交易を行っている では今回の突然の下山も知っておったのですか? 山界の種族は多いさすがに今度の下山は知らなかった がしかし山界の王〝楊端和〟のことは聞いている 平地に強い興味があり、下山する機会をうががっていたそうだ 楊端和が王となり山界の力は「かつてより強まっている 呂氏との決戦の前に何としても盟を成し山界の力を手に入れねばならん お前なについて来てんだよ お前今から何が起こるか分かってんのか!? 中が失敗したらどの道外にいても皆殺しになるんだろ 外の連中の中にゃ居場所ねェもん どうやらオレはあいつらの仲間じゃないみたいだ 山の民オレの格好見ても何の反応もねェもん 黒卑村の河了貂様がそう簡単に死ぬかよ!わカカカ お前らについてってオレも手柄を上げてやる! ...???!?...?? 昌文君の作戦大成功だぜ これじゃ何もせずに過と弟のとこまで行けるんじゃねェか!? 残念ダガソウハイカナイ 王宮ノ半バホドマデ行クト“朱魚”トイウ門ガアル ソコデ全員武装ヲ解ケトノコトダ 何ィ!?武器を取り上げられたら戦えねェじゃねェかよ 朱亀の門って近いのか!? 朱亀で武器を取り上げ山の王と従者一人だけを通します 王自らが赴いているので企みなどないとは思いますが 何かあるとしたらあそこでしょうな 念のため衛兵は多めに配置してあります こりゃ派手な開戦になりそうだな ひよっひょっとしてもう始まるのか!? まっまずいよ向こうこっちの倍はいるよっ うまく歩けないっ... 俺から絶対離れるんじゃねェぞ! 山の民よ!ここで武器を預かる! そろそろ(この戦の第一刃にふさわしいのは唯一人だ」 何の真似じゃ猿共ォォ!!! 丞相ここはひとまず奥へ避難を! ククク楊端和めよくもこの儂に一杯食わせおった じゃが〝朱亀の門〟を甘く見たな山猿共め! むやみに壁を登るな!狙われているぞっ!! どうなってんだ壁のあんちゃん 朱亀の門は衝車か投石でしか破壊できないほど頑丈だ!! んじゃ壁を超えて内側から開けるしかねェ!! だがあの壁は一駆けでは絶対に届かない高さになっている!! %衝車..城壁や門を破壊する兵器 壁際に拠点をつくれっ!! 人梯子を作って壁を越えよ!! たしかにあの門にはそれしかない しかしそれは相手も重々承知 そう簡単に拠点は作らせてくれない 江よ関所に朱亀の門を選んだことと兵を増やしていたことが功を奏したな 奴らの背後に衛兵を集結させろ!門前で一気に皆殺しだ!!! 門を抜けられないんじゃこんな所で斬り合ってても意味がないよっ また一人駆け上がる気だぞっ 山の民でも届かない壁だぞォ!! セラナハエンのしかせーお? 漂の弔い合戦兼ねてっから容赦しねェぞ ダメだ間に合いませぬっ 大将首の片方じゃねェか いっいかん追いつかれるっ... 自分の部下を投げやがったぞ!! 王宮に侍る大臣は殿以外あんな奴ばかりた!! げげっあいつら馬をっ! あのオッサンあっけなかったな ここまで颯氏を引き出した大王と殿の作戦勝ちだ!! そりゃ〈止まれェェ!! じゃが貴様奴らが欺くとどうして見破った? 義笠の下に光りものを着込んでいる連中が混じっておりました 平地の者が混じっていると!? 今度の山の民の下山は平地の何者かが促したものでしょう しかし山の王を動かせるような平地の者などそうはいませぬ 首があがっておりませぬ間違いないでしょう あれは長年の猛者共だこの人数差はまともに出るぞ 束の間の栄華は楽しんだか丞相!? バカ正直に現れるとは愚かな!! 狙い撃ちされるぞっ!! 大丈夫だこの距離では届かん バジオウここから右を別動隊とする ちょっと待て!あの連中は、さっきの衛兵とは気配が違う!! 俺や隊長がいないと政危ないぜ!! 大王が敵を引きつけておられるうちに我らで本殿にいる成嬌を討つ!! 健気な大王ではありませんか 面白くなって来ましたねェ 同く「封神速義」だから 河野郎のキスタム「講釈」ぶっくり時代橋! 同出石が中俣ボ友に及んでお世話が出来たんだよ。くれっていうのは、今回の 漢(「理的・劉門」を取り、 三田時代(上国志)を被り、 ここまで美術大体は死の子を見せれね車中田足鮫松ホッ この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。 本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず無断で複製、改竄、公衆送信(インタ一ネット上への掲載を含むすることは、法律で禁じない...られています。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うことはできません。