毎生ライムスちゃんだった件競や野球では東京駅や東京で東京東京大阪大阪市区の リムルーテンペスト(三上橋) ヴェルドラーテンペスト【暴風竜ヴェルドラ】 こなす:料理が絶望的。 実験話ジュラの森大同盟 第四話、安らげる場所、 書き下ろし小説ヴェルドラのスライム観察日記 これは一体どういうことだ!? このゲルミュッド様の計画を台無しにしやがって!! いきなり飛んできて何を喚き散らしているんだこいつ このノロマが!貴様がさっさと魔王に進化しておれば わざわざ上位魔人であるこの俺様が出向く必要などなかったのだ!! 「魔人」?じゃあこいつがトレイニーさんの言っていた豚頭帝誕生に関わりのある魔王の手の者か にしてはちょっとハウっぽいけど... 魔王に進化...とはどういう事か...? 豚頭帝の方は計画とやらを理解していないのか? チィ!本当に愚鈍なヤツよ...っ そういうことですが、...そういうことで、そういえば、 我輩を助けに来てくださったのですか!? 申し訳ないラプラス殿から警告は聞いていたというのに... あのトカゲを喰え豚頭帝 使えぬヤツだったが一応この俺が名を与えた個体の一つだ 貴様を魔王に進化させるだけの力はあるやも知れん お前複数の魔物に名付けしてんのか なっ...!?き貴様... 告。個体名リグルの兄にかつて名を与えた者も「魔王軍の幹部ゲルミュッド」という情報です。 そういやそれにリグルがそんなこと言ってたっけ つまりこいつというよりこいつを抱えてる魔王が今回のオーク侵攻の黒幕と見るべきかな ゲルミュッド様...な何故...っ 我輩には見所があると... いずれは右腕にしたいとおっしゃったではないですか!? 自分の役に立たないヤツは消す それがそいつのやり方なんだろう ...そうだゲルミュッドという名にはもう一つ聞き覚えがある。 ようゲレ...じゃなくてゲルミュッドか オーガの里で全員に突っぱねられた「名付け」は順調なようだな 我らの里をオーク共に襲わせたのはお前だな? 違うのなら早く弁明をしなされ 無限にわき出るオーク共の狩りにも飽いていたところ 明確な仇がこれと分かれば 殺る気も出るというものぞ 上位魔人をなめるなぁっ!! お前の方こそ鬼人をなめすぎだ 親父は俺と妹を逃がすために死んだ 親父だけじゃない多くの仲間が そんな程度の痛みじゃなかったはずだ こんな...こんなバカな! ここの俺が追い詰められて...!? ゲ...ゲルミュッド様... あの男は貴様を殺そうとしたのだ 貴様の命を救ったのはリムル様と そこのまとわり付いている貴様の仲間達だ それにしても気になるのは豚頭帝だ 他のオークに比べて確かに妖気は強力だが どうにも鈍そうに見える ここで、ビッピンチに無反応だと むしろ傍に控える鋭い目付きのオークの方が強そうだ。 解。数多の種族の力を得た結果、豚頭帝の意識はその力に侵食され混濁しています。 喰い荒させるわけにはいかないし トレイニーさんとの約束もある ベニマル達の決着を待つこともないな 死者之行進演舞ぅぅ!! ここは一旦引く!あんな化け物共を相手にしていられるか! 逃がすわけがないだろう 貴様には我らが失った同胞と同じ数だけ報いを受けてもらう ...楽に死ねると思うな 行き倒れのお前に飯をやったのはこの俺だ!! こいつを助けるつもりなら相手になるぞ 聞いた限りじゃ黒幕はこいつらしいが 俺たちの里を直接滅ぼしたのは貴様らオーク共だ やるとなれば手心を加えるつもりはない これは逆にチャンスだ: ゲルドが鬼人共を喰えばとんでもない強化が見込める! そうとも俺はこんなところで死ぬような男じゃないんだ!! 確認しました。個体名ゲルドが魔王種への進化を開始します。 大賢者今の声お前じゃないよな? 解。「世界の言葉」です。豚頭帝がグルミュッドの要望に応えるべく進化を望んだと思われます。 奴から溢れる妖気に触るな! と溶けたっす!オークの死体が溶けたっすよ!! 触れたモノを「腐食」させる妖気: ...これちょっと予想以上だな ...成功しました。個体名ゲルドは豚頭魔王へと進化完了しました。 オークロードがたまた進化してたり、してな 近見外なところでフラグが立っていた あららゲルミュッドのやつ死んでもーた こっからが面白くなりそうなとこやったのに なに念のため手頃な駒に監視させている 映像で見られないのは残念だが いずれ報告があるだろう 新たな魔王が誕生したとね 豚頭魔王ゲルドと呼ぶがいい!! ここは俺たちにお任せを どうやら舐めてかかれる相手じゃなさそうです そういうことですから、それではないのですが、 首を断たれてなお動きよるか! ...うまそうなエサだ 腹が減ってるならこれでもくらってな 黒炎獄が消えたら即ぶち込んでやれ リムル様より命じられたかったが... はっ..面目ありません 申し訳...ありま... 鬼人達とランガの連続攻撃 俺でも耐え切れる自信はない これで生きてたらもう笑うしかないな さすがは魔王といったところか しかしあいつなんで自分の腕喰ってるんだ? 解。豚頭魔王は「自己再生」を持っています。 つまり食べることでより回復するってことか 異常な再生速度はユニークスキル「飢餓者」との相乗効果と推測されます。 即死させなければ打倒は望めぬか だが我らの技をもってしても決定打には欠ける このままではいずれ魔素が尽きて まいったな完全回復じゃないか いつの間にそんなに前へ... リムル様をお守りしなくては 連携を望まれているなら思念伝達でそう言われるはずだ 俺に伝えられたリムル様の言葉はただ一言 まさか理由もなく仲間を喰ったりしない 喰うことしか頭にないと思っていたのに 黒炎獄や黒雷嵐が通用しないとなると俺の攻撃もダメかもな ベニマル達は俺のスキルの一端を受け継ぎ 自らのスキルや技能と融合させたり、それを本能のままに解き放てる スキルの大半は他の魔物から獲得したもので熟練には程遠い上に 危険すぎるスキルは意識と無意識の両方でブレーキをかけてしまう。 仮面持っててくれシオン ...つまらヌ見た目通り如何にも矮小な存在ダ 生まれつき持っている能力があるんだよ あれはゲルミュッドの技...!? 俺に馴染み意のままに操る事ができる、その能力が そいつは俺以上に俺の能力に詳しい おかしい再生が始まらヌ この黒い炎のせいか!? だいけんじゃ「大賢者」へ主導権のにんかく一任を確認 自動戦闘状態へ移行します。 そういえば...そういうことで、 美味そうなら匹の前の前菜 「大賢者」へ主導権の一任を確認。 突然妙なことを口走ったかと思えば オレの腕を一太刀で斬り飛ばしただト!? 自動戦闘状態へ移行します。 豚頭魔王の腕が再生しない...? 斬り口に黒炎を燻らせヤツの再生を阻んでおるのでしょう 血止めにもなってしまうため致命傷には至りませんが... しかし父の維持は一瞬の大人力を生むより遥かに精緻な操作を要するもの リムル様は魔素量の割りにそれを扱う技術はまだまだ途上と思うておったが、 まるでお人が変わられたような... 触れるな!商会効果があるぞ! う腕が再生してるっす! 彼奴め炎ごと自らの腕を喰ろうたか 早くそいつを「飢餓者」で...! お前はここでオレに喰われるのダ 飢餓者で「腐食」させたものはそのまま我らの糧となる 奴は父に対する耐性を持っていない 奴は父に対する耐性を持っていない 燃え尽きる瞬間までスライムの粘性で動きを封じれば 燃え尽きる瞬間までスライムの粘性で動きを封じれば 溶かされたように見せかけ、部分的に人化を解く ...ただひとつ俺には気になっていることがある 大賢者が極小確率として切り捨てた可能性 豚頭魔王ゲルドは炎熱攻撃耐性を獲得。 「世界の言葉」..嫌な予感ってのは当たるもんだ 敵個体の炎への耐性を確認。 オレに炎は通じぬようだゾ? お前のお陰でこいつの倒し方がわかったんだ 炎で焼け死んだ方が幸せだったかもしれないぜ 父化爆獄陣が解けた!? だからアトは俺に任せてくれ あれは腐り溶かされたのではありますまい グク...き貴様...っ 言ってなかったっけ俺スライムなんだよ 喰うのはお前の専売特許じゃないってことだ 「超速再生」にて腐食部を修復 敵個体「自己再生」にて捕食部を回復。 先に「捕食」できる確率は 腹が減ったのか少し待っていなさい さぁ食べなさいしっかり食べて この大飢饉の中、王であるあなたまで笑っては 我ら豚頭族にはもはや絶望しかありません ...一昨日生まれた子が今朝飢えて死んだ 昨日生まれた子はもう虫の息だ この身はいかに切り刻もうと再生するというのに これがすでに絶望でなくて何だというのだ しかしあの地は暴風意の加護を受けし場所... その暴風竜は封印されて久しい ...これは豚頭魔王ゲルドの記憶... ...飢えたオークの若者か ここでゲルミュッドに出会ったのか なかなかに強い力を秘めている うまくすれば豚頭帝...いや豚頭魔王すら視野に入れていい あの方はオレに食事と名を与え そして豚頭帝の持つ「飢餓者」について教えてくれた 豚頭帝となったオレが喰えば「飢餓者」の支配下にある者は死なない 飢える仲間を救えるのだと 邪悪な企みの駒にされていたようだが それに賭けるしかなかった だからオレは喰わなければならない お前が何でも喰うスライムだとしてもオレは喰われるわけにはいかない 腐食の過程がない分喰い合いは俺に分がある オレは他の魔物を喰い荒らした ゲルミュッド様を喰った オレが死んだら同胞が罪を背負う 皆が飢えることのないように オレがこの世の全ての飢えを引き受けてみせよう!! お前が「飢餓者」なら俺は「捕食者」だ お前の罪もお前の同胞の罪も俺が喰ってやるよ 罪を喰う...だと?オレの同胞も含めて? そうだよ俺は欲張りだからな ...オレは負けるわけには そんなことなんでしょうがないですか ...そういえば、... たった今俺の中で奴の意識が消失した やっと...解放されたのですね... さてこれからどうするか いつの世も戦後の後処理ってのは大変なもんだ さすがはリムル様見事約束を果たして下さいましたね いいタイミングだなトレイニーさん 来たな食えない姉ちゃんめ おいあれ樹妖精様じゃないか!? 森の管理者の権限において 事態の収束に向けた話し合いを行います。 日時は明日早朝場所はここより少し南西森よりの広場 参加を希望する種族は一族の意見をまとめ代表を選んでおくように こういう時は頼りになるな こういう時は頼りになるな 後処理は俺が出張らなくてもよさそうだ それから異論はないと思いますが.. 議長はリムルーテンペストとします! リムル様たちが出立されて早一週間 いつ戻られたのです!? ではすぐに宴の準備を!! 心配してると思って報告に来たけどすぐ戻らなきゃならないんだ シュナやクロベエカイジン達にも伝えておいてくれ これから忙しくなるからな覚悟しておけよ? しかし少しくらい休まれてからでも... 俺だって休みたいけどな 苦手な仕事が待っているんだよ ...そう話し合いである リザードマンから首領と親衛隊長とその副長 ちなみにガビルは反逆罪で連行されていった ガビルに連れてこられたゴブリンたちから数名 「飢餓者」の影響がなくなって理性的な様子だがその分麻痺していた罪の意識も出てきたらしく死にそうな表情だ まったくなにが「議長はリムル!!テンペストとします」だ 戦後処理なんてどうやって進めていいかわかんねーよ くそぅ...いい笑顔しやがって まぁこうなってしまった以上仕方ない 俺なりの考えを伝えよう こういう会議は初めてで苦手なんだ だから思ったことだけを言う そのあと皆で検討して欲しい まず最初に明言するが俺はオークに罪を問う考えはない 被害の大きいリザードマンからしたら不服だろうが 彼らが武力蜂起に至った原因と現在の状況を話す ーなるほど大飢饉... それにゲルミュッドなる魔人の存在ですか... だからと言って侵略行為が許されないのは当然だが 逼迫した状況から分かる通り彼らに賠償できるだけの蓄えはない っていうのはまぁ建前なんだけどな では本音の方を伺ってもよろしいかな? オークの罪は全て俺が引き受けた 文句があるなら俺に言え いくらなんでもそれでは適理が... それが魔王ゲルドとの約束だ なるほど..しかしそれは少々ずるいお答えですな まぁ簡単には受け入れられないだろう 魔物に共通する唯一不変の法律がある 立ち向かった時点で覚悟はできていたはずだ そなたはソウエイ殿と同じく鬼人か! 弱肉強食...確かにその通り 駄々を捏ねてはリザードマンの沽券が下がりましょう もとよりこの戦の勝者はリムル様です。 貴方の決定に異論などありません あら素直人間が相手じゃこうはいかなかったな しかしそれはそれとして:・どうしても確認せねばならぬ事がございます オークの罪を問わぬということは 生き残った彼ら全てをこの森にて受け入れるおつもりですか? 飢饉から逃れるため全部族総出で出てきたのだということを ゲルドの記憶を垣間見た俺は知っている ...夢物語のように聞こえるかもしれないが 森に住む各種族間で大同盟を結べたらどうだろうか オークたちにはひとまず各地に散ってもらうが その土地土地で労働力を提供してもらいたい その見返りに我らは食糧や住む場所を提供するということですか? 住む家なんかの技術支援は俺たちの町の職人に頼む もちろんタダじゃないぞウチも人手不足だからオークの労働は当てにしてる 技術を身につけたらそのうち自分たちの町を作ればいい 各地に散った者達とも一緒に住めるようになるだろう 最終的に多種族共生国家とか出来たら面白いんだけどな わ我々がその同盟に参加してもよろしいのでしょうか... サボる事は許さんからな? ...我らも異論はありません もちろん...もちろんです!! ぜひ協力させて頂きたい 何してるんだ?同盟を結ぶのにそういう仕来たりとかあるのか? 未だに魔物の常識はよくわからない 何をなさろうとしておられるのですか? え?そういう儀式?みたいなのがあるんじゃ? ありません本当にもうリムル様は... え?なんで俺に跪いてんの? よろしいでしょうでは森の管理者として わたくしトレイニーが宣誓します リムル様をジュラの大森林の新たなる盟主として認め その名の下にレジュラの森大同盟”は成立いたしました!! 待ってくれトレイニーさんが盟主じゃないの!? おい何跪いてんだあんた俺の中じゃ社長みたいなポジションなんだけど!? じゃああのそういうことみたいなんで こうして冷や汗が止まらない俺を置き去りに ジュラの森大同盟は成立したのだ き休憩いったん休憩にするぞ!! オーガ...いや鬼人の方々よ そういうことですから、 ...本当は今でも里を襲ったオークを根絶やしにしたいのだろう 弱肉強食とは言っても憎しみはそう簡単に割り切れるものではない。 詫びて詫びされはしない 虫のいい話であるのは重々承知している だがどうかこの首一つでご客赦願えないだろうか...! ...会議の前リムル様に呼ばれた 我らに帰る里はもはや無い 鬼人族は今後どうするのかと 今後もリムル様の下に在り続けたいと伝えたら、 俺たちに役職を下さった 今回の働きを見て考えてくださったらしい 私は「武士」リムル様の護衛役ですよ! ソウエイは「隠密」だそうだ この場に来ていない二人も授かった 戦の最中にそんなこと考えてんだから余裕あるよな ...で俺は「侍大将」の座を賜った 軍事を預かる役どころだ そんなとこに就いちまった以上 有能な人材を勝手に始末するわけにいかんだろう リムル様に仇なす存在ならば容赦はしないが 同盟に参加し盟主と仰ぐのなら敵ではない 従いこそすれ敵対などあり得ん! あの方は我らを救ってくださった では俺たちは同じ主をいただく仲間だ せいぜいリムル様の役に立て それを詫びとして受け取っておこう 父王ゲルドの名に誓って...! もういっそ冷や汗になって消えたい ...俺は今オーク達に名前をつけている リムル様次は湖の部族の女性っす ネーミングが適当すぎるって? ジュラの森大同盟が成立したその日 なにかいい案のある者はいるか!? このまま各地に散っても移住先の食事情を脅かしてしまう 魚を捕まえるとか...?いや根絶やしにしてしまうよな... それならばわたくしがお役に立てるかと わたくしの守護する樹人族も同盟に参加させて頂くのです 出し惜しみせず森の実りを提供致しましょう ただ食糧を運ぶのに人手を借りたいのですけれど では俺が運搬の指揮をとります 嵐牙狼族を借りていいですか? ...我が一族を外に待たせてある 好きに連れて行くといい なに?お前行かないの? 我はリムル様のお傍にいます 聞くが今すでに飢え死にしそうな者はいるか 今後の食糧については、トレイニーさんを信じよう 王亡さ今「飢餓者」の影響も弱まってきています 体力のない者から倒れるのも時間の問題かと... オーク達は「飢餓者」の影響で一時的に魔素が増えていた 豚頭魔王が死んだ今それは徐々に失われるだろう 弱った者は死ぬかもしれない それを防ぐには魔素が失われる前に俺が喰い同等量を与える 与えるというのはつまり名付けだ 始まったのがこの名付け地獄 リムル様次で最後の集団っす 我らは豚頭親衛隊の生き残り この力あなた様のお側で後に立てたいのです ...そうだなウチも労働力が欲しいのは事実だ こいつのことは覚えている ゲルドの記憶に出てきた側近だ コイツには俺の魔素を与えることになりそうな予感 お前には豚頭魔王の遺志を継いでもらいたい 死の間際まで仲間を思った偉大なる王の名を継ぎ その名を賜ることの重み、しかと受け止めました。 やっぱこうなるんだよな 告。低位活動状態へ移行します。 起きる頃にはベニマルも戻って食糧の分配ができるだろう あとはリザードマンの首領に挨拶したら帰ろう... そういやガビルのヤツどうしてるかな そういうことで、...そういうことで、 外では戦の後処理が行われていることだろう 我輩の処遇は死罪:であろうな リザードマンを滅亡寸前まで追いつめたのだ 反逆者ガビルを連れて参りました ガビルよ今回の件についてなにか言いたいことはあるか? 部下達の助命を願います 彼らは我輩の命令に従ったにすぎません わかったではもう思い残すことはないな? ...スライムのあの方はどちらにおられるのでしょう リムル様なら昨夜お越しになられたが、もうここにはおられぬ なぜそんなことを聞く? 死罪となる前に聞きたかったのですなぜ 我輩は下等なスライムと侮り 我輩は下等なスライムと侮り 助けてもらえる理由などなかったはずなのだ あの方はもうご自分の町へ帰られた 知りたければ自分の足で訪ね問うのだな 二度とリザードマンを名乗ることは許さぬ お...親父殿...!? こんなにも力強い父を相手に こんなにも力強い父を相手に なんと愚かだったのか我輩は...! 気のせいか以前より、若々しくなっている気がするけど!! これはリザードマンの首領が持つべきもの: 首領のお考えだ黙って受け取れ! リムル様より「アビル」の名を賜ったこの父が在る限り蜥蜴人族は安泰である 貴様は自分の思うがままに生きるがよい ただし中途半端は許さぬ 我輩は一から出直します この槍に恥じぬ男になるために 我らを置いて行こうなど言語道断 まったく少しは後ろを見ろよな オレ達も連れてってくれよ しょうがない奴らであるな! 行くぞ全員この我輩に着いて来い! ガビル達がリムルと合流を果たすのはもうしばらく後のことである 縁側で膝枕...最高だな 俺は新しくなった自室で買いでいた 進化した豚頭族は猪人族となり その仕事ぶりはカイジンを唸らせるほどだ 鍛えればドワーフに劣らぬ技術を持てるかも知れん! 猪人王となったゲルドは特によく働く むしろ働きすぎなくらいだ お前ちゃんと休んでるか? 飯が喰えて寝床ももらっているのですから休みなど不要です。 責任感が強すぎるのが玉に瑕だな 飲み屋街とかできたら酒が飯に誘おう 飲み屋街とかできたら酒か飯に誘おう 勉強熱心な彼らがいれば 今まで滞っていた部分にも手を付けられるようになって 街は一気に建設ラッシュだ そうこうしているうちにゴブリン達が一族郎党を引き連れてやってきた ここで働かせて欲しいです! えー...じゃあ名前が欲しい者は整列してくれ 俺が燃え尽きたように名前を付け終わった頃 ようやく町に住む者全員に家が行き渡った ようやく町に住む者全員に家が行き渡った さすがに各家庭に水道を引く余裕はなかったので 各所に汲み上げ式の井戸を設置した これを利用してトイレは水洗だ この容器に水を入れるっす まだ成果が出ていない分野も多いが まだ成果が出ていない分野も多いが ようやく魔物の町が出来たのだ う前に読までみておくこれ。 ヴェルドラのスライム銀森日記 ◆オーク・ディザスター・ 苦労もせずに倒せそうだ。 ヴェルドラのスライム観察日記 日記のタイトルを考えるのが面倒臭くなってきた今 日この頃、皆は如何お過ごしかな?我は元気です。「いや、ヴェルドラ様は封印されたままですが...煩し。そんなもの、我が一番知っておるわ!おっと、そんな事はどうでも良いな今はそれよりも、リムル達の戦いが大詰めなのだ。 リムルの仲間、あの鬼人共の活躍によって、オーク 軍の幹部はほぼ倒された。有象無象も無視は出来ぬが戦力としては脅威ではなくなったと言えよう。残るは豚頭帝だが、あの愚鈍な様子を見れば、そう そう思っておったのだが、どうやら雲行きが怪しく なってきおった。何と、変なマスクを被ってただ魔人が乱入してきおった 「これは一体どういうことだ!?」と、リムル達に向かって喚き散らしておる。その様子に大物感はなく、余裕のなさが透けて見えるような慌てぶりであった。しかもコヤツ、自分の事を『ゲルミュッド様』とか名乗っておる。自分から計画とかベラペラと口にしておるし、どうしようもないほど哀れな男のようだ。「あの程度の廣人なら、リムル様の敵ではありません イフリートも我と同感の様子。だが、少し間違っておるようなので、そこは訂正し 「イフリートよ。こういうやツはな、やられる前に色々と語ってくれるありがたい存在なのだ。直ぐに殺してしまっては、コヤツが口走った『計画』とやらもわかららなくなるであろう?」「なるほど!それでリムル様は、慌てずに様子を見守っておられるのですね?」「その通りだとも!」 まあな、リムルは賢いからな。このゲルミュッドとやこらとは大違いなのだ。我の予想通り、ゲルミュツドは色々と暴露してくれておる 「...ガビルか。いいところに来た」ゲルミュッドのヤツは舐めた事に、自分の子も同然ダンであろうガビルに向かって死者之行進演舞とかいうの殺技を放ちおったのだ。妖気で複数の魔力弾を操る大した事のない技だが なーるほど、そう考えれば辻褄が合うな流石はイフリート、我の参謀に相応しいぞ。貴様の意見、聞くべき点があるな。我もそうであるうと考えておったのだ」我は嬉しくなり、イフリートに頷いてやったま、それ以外に理由などないしな、イフリートが気付かずとも、いずれは誰かが気付いてくれたであろう。それよりも、だ。 ゲルミュッドの目的は、この地に新たな魔王を誕生させる事だったようだしかし、本当に哀れなのはオークロード、そしてこのガビルという蜥蜴人族だなこんな小物に踊らされおって...。「そうか、わかりましたよ!あのガビルが竜の因子を持つのに、何故あのように残念なのかが。あのような小物に名付けられてしまうったから、少々性格が歪んでしまったのではないでしょうか?むむっ!? コヤツ、気のせいかふてぶてしくなっておらぬか?最初の頃は素直だったのに、誰かに悪影響を受けておるとしか思えぬわ「ここにいるのは、私とヴェルドラ様の二人のみ。リムル様の声が聞こえる事も御座いますが、あれはスキルを介しての一方的なもののようですし」「まあな。我はリムルの思考を読み解けるが、リムルが我にその意思を伝えるには、それ相応の労力を必要とするようだしな。そう簡単に語り合えぬのは仕方あ 「...えっと、そんな事もありましたっけ?ちょっと記憶に御座いませんね」 キリッとそう述べるイフリート。その言葉は正しいのだが、その前に。ちょっと気になる点があったぞ。「そんな事を言っておる貴様も、我が森で好き放題暴れておったではないか?」 支配地であるジュラの大森林での好き放題、許せませ 「どうやら、オークロードにガビルを喰わせて、その力を覚醒させるつもりみたいですね。ヴェルドラ様の 「ゲルミュッドとガビルでは魔素量の桁が違う。直撃すれば致命傷は免れぬであろうその狙いは 思われるところであったわ。 証拠能力に欠けるのだ。 ま、そんなリムルに将棋この相談を行ったなど、イフリートに教える必要は欠片もあるまい。「そうであれば、私が影響響を受ける相手となると、...いい「むむっ!?そ、そうだな。貴様は誰の影響も受けておらぬようだ。我の勘違い。そう、勘違いだったのであろうな。クアーーーッハッハツハ!慌てて笑って誤魔化す我厄ない危ない。危うく、我の影響で図太くなったと さて、ここは話題を変える為にも、外の様子を注視 グルミュッドも、もう長くはないであろうしな 魔王の誰かがゲルミュッドに命じて、ジュラの大変 林で名付けを行いまくったという裏も取れたようだ。これで、ゲルミュッドを生かしておく理由はなくなった。 魔王相手に人質など無意味味だし、その証言だけでは 知らぬと言い張られれば、それは証拠と認められぬ 我だって、何かあったら知らぬと突っぱねるからな故に その昔、女吸血鬼の都を吹き飛ばした時も、我は知らぬと突っぱねた。が、信じてもらえず大変な目にあったものよ「...。それ、自業自得なのでは?」「そうか?」 「はい。信じてもらえると思っていたのが、逆に驚きです まあそういう事もあるだろうし、それはもう終わった話だ「いやあ、それを終わった芝話で済ますのは、ちょっと などと呟きつつ、イフリートは納得いかぬ顔をして おる。だが、気にしたら負けだ そんな事より、今はゲルミュッドなのだよ激怒していたのは、リアムルだけではなかったペニマルやシオン、それにハクロウまでも!リムルの仲間達が、ゲルミユッドへの殺意を剝きだしにしておったのだ。 彼等の仲間を、故郷である里を奪われた恨み、か、か 「勝ったな、クアッハッパッハー」 リムルも今、ゲルミュッドをベニマル達に任せてオークロードとの決着に向かった。オークロードは、自身の力に振り回されておる。そこの力で、ニ十万の同胞を飢えから守っておるのだ。自分自身の自我が希薄になったとて、無理もない話であった。そのような者が、リムルに勝てるハズもなし。そう考えた我だったが、ここで驚愕の事態が発生したのだ。 エイも加わった事で、その退路は完全に断たれたおこうなるともう、勝負はついたも同然であろうな ておる。本気で逃げ出そうとしたようだが、蒼髪の鬼人ソウ 無様にも醜態を晒しつつ、ゲルミュッドがうろたぇ だが、他者を利用しようと考えた者と、自らを鍛え上げて復讐の機会をうかがっていた者。その差は歴然だった。「こんな...うんなバカな!」こ、この俺が追い詰められて...!?」 その魔素を大きく減じていなければ、あるいはもっと良い勝負になったやも知れぬ ゲルミュッドとて、多くのこの名付けを行った上位魔人 む、世界の声、か。かそして、魔王種とな?種〟を、つまりは資格を得る気がこの地に新たな魔王を誕生きせるという、ゲル 〈確認しました。価体名〉ゲルドが、魔王種への連化を開始します 上位魔人のプライドも捨てそて逃げ回っていたゲルミュッドが、オークロードこの名を呼んだ。するとオークロードのヤツは混濁した意識のままに、ゲルミュッドの声に反応したのだよ。信じられぬが、これこそが名付けによる絆、なのだろうなそしてオークロードは、ゲルミュッドの願いを叶えるべく動きおった。その手に持った肉切包丁の一撃でゲルミュッドの首を刎ねたのだ。まあな。そうなると思ったわ。名付けとは本来、とても危険な行為なのだ。自分の器を超える者を配下に加えるなど、弱肉強食の理に背いておる。こうなるのは自明の理だったのよ。 「お、俺を助けろオークロード!いや.. リートは勝負の行方を見守る事にしたのだ。 と、それよりも。あ、凄い事に気付いた。気付いちゃったぞ! 飢えを満たすべく戦場に転がる死体を貪り食っておる。 進化前とは雲泥の魔素量となった豚頭魔王は、その 代わってやれぬのをもどかしく思いつつ、我とイフ にするとはな。やはり、戦場では何が起きるかわからぬものよ。犠牲を厭わねば勝てぬ相手ではなさそうだが、果てさてどうなる事やら。 豚頭魔王、かまさか、オークロードが進化して魔王への資格を手 実に正しい判断だ。その思い切りの良さも、称賛に値するであろうよ ミュッドの野望。それを中えるには、ゲルミュッドを喰って進化するのが手っ取り早い イフリートが若干呆れたような様子を見せておる 「ヴェルドラ様がそれでいいのなら、私に文句は御座いません」 怖いな、自分の才能が怖い封印されて尚、我が意思は世界をも動かしておるよ 危機的状況を生み出す要因になったのでは?」なんと、そうであったかとすると、この状況は我が生み出したようなもの流石は、我。誰も真似出来ぬような事そ、簡単に成し遂げてし う高笑い。あれもフラグのつとなり、今回のような りな発言をするのは禁句、とあります。先ほどのヴェルドラ様の、『勝ったな、「クアッハッパッハー」という 「え?」「ほら、リムル様の知識には、戦いの最中に思わせる 考えてみれば我、歩兵が裏返ってと金と成るようにオークロードにも何か起きるのではと心配になっておった。流石に考え過ぎであろうと一笑に付したが、今思うにあれは、オークロードが進化する事を予言したみたいではないか「そういうの、プラグ!!と言うらしいですね」 が、気のせいであろう。 事をあるがままに受け入れえ、それもまた大切な事な 「ーッ!?そ、そうですね。確かに、その通りです。考えてみれば私も、ヴェルドラ様の気まぐれによって生き永らえた身。もう一度しオン様に会いたいという気持ちはありますが、それは叶わぬ願いでしょう。物 貴様は我の心配ではなく、自分の心配でもしていると言いたい「そう驚くでないわ。我はリ「ムルを信じると誓った。ならば、後はヤツに任せておれば良いのだ。もしもここで敗北するようならば、それはそういう連命だったのだよ」 クアッハッハツハ!」「ーって、それ、笑い話ではないのでは!?」我の言葉に驚くイフリート。 るものとなっておろう。我が魂はここで消滅し、新たなん暴風竜”には、新たなな魂が宿るであろうからな 失敗、失敗。我が要らぬ事を考えたせいで、ゲルドが強化されたのやも知れぬな。だが、まだまだ慌てる時間ではないのだ一番強力な攻撃手段を持つのは、鬼人共の主であるベニマルだ。そんなベニマルが全力を発揮出来るよう のでしょうね」...相変わらず大袈裟なヤツよ。それはちょっと違うと思う。が、大きくは間違っておらぬ。敢えて指摘するまでもあるまい。我の場合は竜生を楽しく生きたいだけなのだが、それを語っておる場合ではないようだしな。シオンの目的は陽動だったのか、大きく動いたゲルドの隙を狙ってハクロウが動いた。この老人の剣の腕は超一流のようで、我と戦った〝勇者〟を彷彿とさせるものがある。希にいる『物理耐性』持ちには弱いがその動きだけを見れば鬼人最強だと思うぞ。そのハクロウが、ゲルドの首を刎ねた。見事ーと思ったが、何とゲルドは、自分の首を擱んでもう一度くっつけおった。「だから、そういう事を思うのがフラグなのだと イフリートは本当に心配性なヤツだよ しかし、ゲルド一人を焼き尽くすには十分な範囲であった。「見よ、イフリートよ!あれほどの超高温の炎熱ならば、如何にゲルドの再生能力が凄まじくとも耐えられまい。我が『黒次』の性質も受け継いでおるようだし、これは決まったであろう?」「ですから、そういう発言はー」」おっと、ここでランガも動いたぞ!ベニマルの合図に合わせて、ランガまでも黒雷嵐〟を解き放ちおった。それも、残りの魔素を全部注ぎ込んで、ゲルドー人に照準を合わせておる。「決まったな」「だといいのですが...!」 先程から連発しておった故、その規模は縮小してお ー〝黒炎獄〟広範匪焼滅攻撃| れるであろうが、その時間があればベニマルが奥義を放つのに十分であろう。 に、ソウエイがゲルドの動きを封じおった。時間をかければソウエイの『粘鋼糸』からも逃れら た。しかも、回復する兆しもなし。見事な制御で『黒炎』を操り、ゲルドの再生能力を封じ込めおったのだ。これは期待出来そうだ。どの道、我は貴様に全てを託しておる。さあリムルよ、今こそその力を見せつけてやるの リムルが動いた何時にもまして軽快な動きである。我の応援のお陰であろうな。このままゲルドを細切れに刻み、『黒炎』で自己再牢を邪魔するつもりであろうしかしリムルのヤツ、いつの間にこんなに能力行使が上手くなったのやら。鬼人共も驚いておるぞ。 近付かれたら不利と見たが、ゲルドは遠距離攻撃王 体へと切り替えおった。この柔軟な思考力を見てもゲルドの知能は先程までとは別人の如くだ。「餓鬼之行進演舞!!」ゲルドが放ったのは、あの小物魔人ゲルミュッドと やらが使用した技だな。しかしこれは、その一つ一つこの魔力弾にユニークスキル『飢餓者』の効果も付与さ こうなるともう、敏捷で上回り相手を切り刻むとい 「何ィーッ!?」我が今から自慢しようと思うっておったのに、外の状況況はそれどころではなくなっておった、ゲルドの切り落とされた腕が再生し、リムルを撮んだのだ か数秒という短時間。それに対して炎化爆獄陣だと 少し悲しそうに、イフリートがそう呟いておるわまあな。自分の奥義を自分以上に上手く使いこなさわたら、そんな気分にもなるであろうて。「仕方あるまい。リムルの方が魔素量が上なのだから、それよりも、これで終わると思うか?」「黒炎獄〟の瞬間火力は凄まじいですが、それは精々 お、おお!!そうか、そうだったのだな。リムルはゲルドに捕まったように見せかけつつ、そこの実、自分からゲルドを取り込んでおったのだそして、逃げ場のない突化爆獄陣へと繋げる。「あれ、私の奥義なんですけど、威力が高まっているようですね」 やはりなやはり、そう来たか!!「ヴェルドラ様!?」「慌てるな、イフリートよ。こうなるのも,ブラグのであろうか?だがな、リムルとてこの展開を読んでおっただろうさ」「本当に、リムル様を信じておられるのですね?」「当然だ」それこそ、フラグなどよりもよっぽどな「グクク、オレに炎は通じぬようだゾ?」 「確認しました。豚頭魔王ゲルドは「炎熱攻撃血 起きるかわからぬものなのだ。そして恐らく、リムルもそう考えておるのだろう。その表情は険しく、ま、るで油断しておらぬよ そうか、イフリートはそう考えるかだが、我の意見は違う。この戦いを見て学習したが、一歴史的な一戦では何が 対象を焼き尽くすまで継続します。豚頭魔王の自己再生能力が如何に凄まじかえうとも、こうなった以上、為す術はありますまい」 リムルが溶け落ち、ゲルドへと纏わりつく。ああなるともう、力だけでは引き剝がせない。そしてそれこそが、リムルの狙いであった。「えぐいな。ああいうふうになると、力型の魔物では対処不可能ではないか?」「そうですね。私のようにに精神的霊体ならばともかく物質的肉体に囚われた者では、ああなるともう、何も出来ないかと思われます」そうだな。力とか関係ないかゲルドにも相手を喰う力があるが、こうなるともう互いの力比べ。両者ともに再生能力があり、相手を喰う性質も同じ。より早く相手そを喰った方が勝つ、というう事だな。見すると条件は互角のようだが、こうなったらリムルの勝ちだ。何しろりムルは、この我をも一飲みにするような巨大な「胃袋」を保有しておるのだから「それも、フラグ、では?」 「そうかよ?。炎で焼け死んだ方が、幸せだったかもしれないぜ?」勝ち誇るゲルドに対し、リムルもまた余裕ある笑みを見せた。やはりリムルには、何か策があるようだ「っと、あれは!! 「イフリートよ、フラグなどへし折れはいいのだ。勝 利とは、自らの手で手繰り寄せるものなのだから!」 我の言葉に、イフリートも苦笑して頷いた。 勝負の結果など言うまでもあるまい俺の勝ちだ。安らかに眠るがいい静寂に包まれた戦場にて、リムルが厳かに宣言した リムルに喰われたゲルドだが、我はコヤツも呼び寄せようとした。 が、しかし。ゲルドの意思によっって拒否されてしまった。自分は満足した。もう満腹なのだーとな。ゲルドはリムルの中で眠りにつき、その魂も消えてしまったのだよ。見事な最期であったと、我もゲルドを認めたのだ リムルの活躍で、ジュラの大森林の危機は去ったそのタイミングを見計らったように現れたのが樹妖精のトレイニーである まあ、見計らうというか、見ておったのだろうなリムルを戦わせてオークロードの弱点を探るつもりが、オークロードは災禍級へと進化するし、そのとんでもない相手をリムルが倒れしてしまうし、トレイニーとしては計算外だったに違いないそれでも、その後を取り纏めようとするあたりはジュラの大森林の管理者として有能なのだ。我はその辺の事に無頓着だった故、トレイニーには苦労をかけた事と思う。なので、そこまで大きな事は言えないし、言う気もないのだよそんなトレイニーだが、話し合いの議長をリムルへと押し付けよった。これは何か企んでいそうだなリムルもこういうのは苦手としておるようで、話し合いと聞いて嫌そうにしておる。だが、ここで何とかしないと、この後が更に大変になるーとも考えておるあたり、リムルはやはりお人好しなのだろう。そして、話し合いという名の会議が始まった「ーーまず最初に明言するが、俺はオークに罪を問う お人好しのリムルらしく、最初の発言からぶちまけおったわ! この発言は、昨晩から考えておったのだろう る誰にも、そんな事は不可能なのだ。 リザードマンの首領は、「息子のガビルと違って思慮深い男のようだ 文句があるなら、リムルを倒せとなる。この場にい ペニマルが言った言葉に、全てが集約されるである 「オークの罪は全て俺が引きき受けた。文句があるなら俺に言え」と、リムルは言い放ちおったのだ。これには一同、画然としておるわ。事前に話を聞いていた鬼人共だけが、冷静にその言薬を受け止めておるようだな動揺する者達に、リムルは「それが魔王ゲルドとの約束だ」と告げた。約束は絶対にまもるーー「というのが、リムルの信条である。ならばこれ以上、誰も文句を言えぬであろうよ。言ったところで「弱肉強食」 それから現実的な話としてオークに賠償に応じるような余裕などない、とな。リムルは説明を終えた後、その全ては建前だと言っ 無茶だな。皆に負担を請け負わせ、全員でこの困難を乗り切るうとする。その志は立派だが、それに皆が従うとは思えぬだが、そんな我の考えは、この場に集った者達の行動によって否定された。 というものだったオーク達の内情を知ったが故の答えなのだろうが そんなリムルのごり押しをも、全てを理解して受け入れようとしておる。これこそ、我が竜の因子この正しい在り様なのだ。そして、そんな男が問うのは、現実的な問題だった。「オークの罪を問わぬということは、生き残った彼ら全てを、この森にて受け入れるおつもりですか?」十五万以上残るオーク達その全てを受け入れるならば、森の食糧事情が一気に悪化する。無用な混乱と、少ない食べ物を奪い合う光景が出現するだろう。部族を率いる立場にいる者が、それを危惧するのは当然というものだ。それに対するリムルの答えは森に住む各種族間で、大同盟を結べたらどうだろうか? 厄介そうな役職を、自然な形でリムルに押し付け それにしても、トレイニーこの立ち回りは見事だった リムルなら、もしかしたら...。そう思わずにはいられぬのだ。もしかするとそれは、それこそが、この場に集った皆が感じた気持ちだったのやも知れぬ。誰もが非現実的であると思ういながらも、リムルの言葉に夢を見たのでは、我には、そう思えてならなかった。そして、その日。リムルを盟主として、ジュラの森大同盟が結成されたのだ いやいやお前達、現実を見るのだ。そんなもの、実現不可能に決まっておろう!!「と、そう思うのと同時に心のどこかで、ワクワクとした気持ちになっている我がいる。 誰もが、リムルの描いた夢物語に感化されおったの が、しかし。リムルが行ったのは、個々人の魔素を流用するという方法だった。ゲルドのユニークスキル『飢餓者』の影響で、オール夕共は魔素の遮剰摂取状態にあったのだ。それは時間経過で失われるものだっだが、名付ける事で定着させるという荒業だったのだよ。出来るのか、そんな真似?こと、我は半信半疑で推移を見守っておった。 我の協力を当てにしておったとしても、流石に無茶であると言えような それほどの数、自分の魔力素量だけで賄えるものではエネルギー 続々集ったオーク共は、そのの総数が十六万ほどに達しておるように見えた 十五万だぞ、十五方。いや、実際にはもっと多いな それにしても、リムルのヤツ。底抜けに学習せぬな。またもお人好しな事に、オーク共に名付けを行うと、 あの者の振る舞い、我、我も見習わねばなるまいて おられますね...!」 「であろう?我にも無理だな」能天気な顔で、簡単に真似な出来ぬような高難易度の作業を行っておるリムル。こんな事が知れ渡れば、それを利用しようとする者も現れるであろう。 「九割以上、ほぼ百パーセシト近い効率で再利用して れをそのまま流用する訳にもいかぬから、一度自分のものとして取り込む必要があろう。普通は他者の魔素など取り込めぬし、それが可能だとしても、精々が半分ほど有効活用出来るかどうかであろう。それをリムルはーー」 「...しかし、我にも真似出来ぬような難易度だぞ」「ヴェルドラ様でも、ですか?」「うむ。魔素の波長など、個々人によって異なる。そ 「ですよね。我々の常識は、たった今、覆されました」だってこれが広まったら、「魔王共の戦力増強がたやすくなるであろうから、危険を冒して名付けをせずとも、魔素をドーピングさせてから名付ければ済むのだ。正式な名付けより魂この絆は弱まるだろうが、戦力増強としてなら何の問題もないであろう。 すると、何の問題もな〈成功しおったのだ。 子。次回からは配慮します だから、我の魔素を多目に奪っておると思うぞ。 ば、馬鹿者!配慮ではなくて、名付けを止めよというのだ。コヤツ、絶対に計算ミスしておる。今回は少し痛かっ 「ギャパバババ!」「お気を確かに、ヴェルドラ様!!」くそが!またも我この魔素を奪いおって!!そんな気がしていたから身構えておったが、せめて言相談が欲しかったぞ。 しかも、だ。最後の一人は、魔王ゲルドの副官だった男だって、リムルはそやつに、〝ゲルド〟の名を継ぐように言い この我を怖がらせるなど、なかなか出来る事ではないのだがな。飽きさせぬヤツよな、リムルは、 本人は事の重要さを理解としておらぬようだし、この事を広める者もおるまいが、ちょっとどうにかしてやこらねば、その内大きな失敗を仕出かしそうで怖い気が そして、皆にチャホやしてもらうのだ! あらゆる魔物が集う場所リムルの理想そのままに、魔物の町が出来たのだ。我も興奮が抑えられぬ封印から解放されたら、我もこの地に家を建てよう 居住区画は急ビッチで拡大し、整備され、住民も増えていった。誰もが高揚感に包まれ、幸せな未来の予感に打ち震ええておるようだ リムルの名付けにより、豚頭族は猪人族へと進化した。力が増した事で、新たな労働力として大いに働いておるのだ それから三か月リムル達の住まう場所は、大きな変容を見せておっ こうして、ジュラの森の騒乱は終わった。各々の種族は各地に戻り、森に平和が戻ったのだ とんでもないスライムだよ、まったくまあ良い。今回はワクワクさせてもらった礼として、我も快く許してやるとしようか。 これからも、貴様の活躍を乱目するとしよう! 淡これはボツになった扉 シュナ様これは...? 私たちはわの風で大ブレイの ふふふリムル様型小物入れです 料理人ゴブイチの朝は忙しい 端切れで縫ってみたのですけれど 確かに!なんとも愛らしい 食堂のテーブルを綺麗に拭く ...リグルド様にもお作りしましょうか? シオンの手料理に倒れた者の救助 我輩は決めたのだどれほど苦しくても進むのだと 夕日はまるでリムル様のようだ こんなところでくじけていては 一生親父殿に顔向け出来ん あの雲も薄くなられた時のお姿に似てるし 星の煌めきもまたリムル様の輝きのようだ ちょっと休もうよ... 空にあるものことごとくがまるでリムル様ではないか 湿地帯を出てすぐ迷子になったなどと 口が裂けても親父殿に言えん!! 我が主はもしや...宇宙なのでは? そこに至った過程を聞かせてくれ 仮面持っててくれシオン 連載機得おめでとう!! 保作・代謝・先生もうゆっ伊勢、みっぱー先生 「シスタート」「村市さん隙ってだけ。相合将工もを荒緒来先生西田拓矢先生 う、腕が再生してるっす! オークディオスターは個人的にもコレーニングを 魔物の国の歩き方岡霧硝先生より おおすごい!ちゃんとお湯だ!! お湯だと何がいいんすか? しかし次世でも、...お兄ちゃんはいい バッカお前風呂の良さを知らねぇの? ちょっとリムル様!服着たままなんてひどいっす!! そして、「ペワーク自らの軍を率いて どうといったくだ!?腕頭序を倒したのは、 君を付けられリム、「レ 最新第う者は、波乱の予感!? コーヒータースエーの日本っけられる 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています