ARMS (16) | mokuro

ＳＨＯＮＥＮＳＵＮＤＡＹＣＯＭＩＣＳＳＰＥＣＩＡＬ

ＷｉｎｄｏｒｄｏＡＲＨＳｏｄｅｒｉｎ．ｔｈｅｎｓａｃｅ．ｎｉｔｉｅｆｉｃｈｏｎｅ．

ｏｒｔｈｅｎｏｈｔｍｏｎｔｍａｒｅｉｎｄｈｅｍａｓｔ？

ＭａｃｏｉｎはＰＲＥＳＥＸＴＳ

当院は

ＳＨＯＮＥＮＳＵＮＤＡＹＣＯＮＩＣＳＳＰＥＣＩＡＬ

ＷｈｉｃｈｄｏＡＲＭＳｏｂｔａｉｎ，ｔｈｅｐｅａｃｅｉｎｔｈｅｆｕｔｕｒｅ

ｏｒｔｈｅｎｉｇｈｔｍａｒｅｉｎｄｈｅｐａｓｔ？

．．．

ＳＵＮＰＡＹＡＣＯＭＩＣＥ

ＳＵＭＤＲＹＳＣＯＭＩＣＳＰＥＣＩＡＬ

・『アームズ

ｉＰｈｏｎｅＳＥＭＴＳ

［原案協力］七ほ綿一

小学館

８４．０４０９１２４．８４０タイ２４８９

２２９９７９０９年６月２６日

ｃ９９７９¥４８６Ｅ

Ｉｓ８Ｎ４－０９－１２４８９６－９

定価：「本体４８６円＋税

雑誌４６０８－６６－小学館

これは、

「グリゴリその本物地

カリヨンタワー

侵入した３人の

オリジナルＡＲＭＳと

仲間達を待ち受けていたのは

キース・ブラックが仕掛けた

ジャパウォック発動への投資のゲーム！！

死をも超難した新たなる治療の仕事に、

涼達の運命は．．．

社絶バトル最高潮の１６巻！

ＷｉｎｄｏｒｄｏＡＲＭＳｏｄａｉｎ．Ｗｅｒｐｅｎｄｅｌｍｉｔｅｆｉｔｕｒｅｓｔに対応することの

これまでのことにしていますので、これからのサイトでも使われているので

ｃｏＮＴＥＮＴＳ

Ｎｏ．３が

Ｎｏ．５

Ｎｏ．１陥第一スター・Ｗｏｏ機人メージに

いつの間にか、私は最大の戦争ではない状態だと思っている問題だった

Ｎｏ３何Ｎｏ．４滅

ルテックスーーー．．．

．．．リドルー・ーーー・

４３６１７８７１７１９５５０００

Ｎｏ．６時期デージックション．．．

Ｎｏ．７神備っァイター．．．

Ｎｏ．８理想「アイデル．．．．．．

Ｎｏ．９死地。カレストッグページ

Ｗｏｒｄ文芸・ジャクシャン．．．

Ｗｏｒ１中枢－ｃｈｏｔ－－－

１０．１．順発の

腕が．．．

僕の腕がぁ！！

オレの勝ちだな、

ボビー。

おまえの懐に

進入できた．．．

なにおぉ！！

ここは

オレの間合いだ！

無駄だぁ！！

葬

Ｎｏ．１．陥楽

うわっ！！

あ．．．

さあ、

おまえの武器は

なくなったな．．．

あらすじ

もう戦いは

やめろ、ボビー。

これ以上争っても

意味がないぞ！

高槻、

上だぁ！！

えっ！？

キースシリーズを追って、ニューヨークへやって来た深、隼人、京王、京の４人のＡＲＭＳ敵疑により武士は椎物状態になるも、涙速

はカツミの奪還と〝アリス〟の破壊そのさして、仲間と共に敵本拠地・カリヨンタワーに侵入。だが、ブラックの罠で二手に分断され．．．！？

くっ！！

ふん、

捕まえたよ

ジャバウォック。

おまえ達は

勘違いしている。

僕のことを

単なるノロマな

砲台だと

思ってるたろう．．．

だが．．．

それは

大きな間違いだ。

僕は

誰よりも

速いぞ！！

くっ．．．

高槻！！

ふん、なにか

ＡＲＭＳだ！

おまえ達さえ

殺せは、僕は

自由になれる！！

なにが

ジャバウォック

だ！！

．．．

特に

ジャバウォック！！

おまえをな！！

目標は騎士だ！

ジャパウォックは

殺すな！！

どういうことだ！？

こいつ、他の奴らと

受けている命令が

違うのか！？

おまえ

なんか．．．

ま．．．

まさか！！

わかったぞ、

ブラックの野郎！！

こいつを高槻に

殺させるために

わざと．．．

よ．．

よせ．．．

高槻ぃ！！

あ．．．

ＡＲＭＳ

実験体．．．

あ．．．

リミッターか．．．

外れちゃった．．

もう．．．

だめだ

僕は．．

自由に

なりたかった

だけなのに．．

警告！

ジェネレーターに

致命的な損傷が

発生！

機密保持

システム

作動開始！

このユニットは

爆発します。

付近の友軍兵士は

至急５０ｍ以上

離れてください！

や．．．やべえぞ、

逃げろ、高槻！！

くり返します。

５０ｍ以上

離れてください．．．

高槻ぃい！！

くうーっ、

危ねーところ

だったぜ。

耳がジンジン

する．．

おい高槻、

大丈夫か！？

おーい、

聞こえてるか！？

た．．．

高槻．．．！？

オ．．．

オレは．．．

ＡＲＭＳ実験体

を．．．．．

それも子供を

殺しちまった．．．

いくらブラックの

差し金とはいえ、

オレの手はどんどん

血で染まっていく．．．

このままじゃ

オレのせいで

カツミまで．．

目を覚ませ

高槻！！

おまえまで

あいつの手に

のるんじゃねえ！！

あいつの目的は

おまえの精神を

めちゃくちゃに

することだ！！

おまえの中に

憎しみの心を

育てるためにな．．．

ああ

わかってる

だが．．．

．．．．．．

正直．．．

オレは

怖い．．．

オレは．．．

本当にここに

来るべきだったのか

．．．？

バ．．．バカヤロー

今さら！！

おいおい、

休む間もなく

新たな刺客かぁ！？

ちょっと展開

早すぎねーか！？

おまえ達の実力は

見極めさせてもらった。

所詮おまえ達は

その程度の存在で

しかなかった．．

ボビー一体を

破壊するごときに

あれだけ手こずる

ようじゃ、話に

ならん！！

ブラックめ、

買いかぶりも

いいとこだ！！

おい、おまえ！？

いきなり現れたと

思ったら、なに

てめー勝手に

文句ばっか

ほざいてんだ！？

はぁ！？

だいたい

てめーは

なんなんだ！？

戦いに来たんなら、

いつでも相手に

なってやるぜ！！

ふん．．．

バカどもめ．．．

おまえ達の力じゃ

このオレにふれる

ことすらできんよ。

オレの名は

ヒューイ。

このカリヨン

タワーの

番人であり．．．

最高責任者

だ！！

今、オレが

この場に立って

いるのは、別れの

挨拶のため．．．

おまえ達の処理は

部下達に一任

する．．．

ケッ、

顔のわりに

よくしゃべる奴だ．．．

いちいちうるせーんだよ！！

おまえがこのビルの

ボス的存在なら

話は早い

おまえらが

このオレと戦うのは

永遠にあり得ん

ということだ。

もうオレ達は

こんな虚しい戦いを

続けるのは

まっぴら御免だ！！

これ以上

オレに

血を流させるな！！

．．．やはり．．．

口で何を言おうと

理解できん

低能どものようだな。

仕方ない

挨拶ついでに

教えといてやる．．

おまえらと

オレの力の差

をな！！

うわあああ！！

だから

言っただろう！？

おまえ達の力じゃ

このオレにふれる

ことも出来んよ．．．

２機人

Ｎｏ．２

しかし

本当にもろいぞ

おまえ達

この程度の

超震動にも

耐えられんとは；

それでも

究極の戦闘生命

ＡＲＭＳなのか！？

ガッ

まあいい

いずれにせよ

このビル内では

おまえ達は

我々の管理下にある！！

Ｎｏ．２

く．．．

“ヒューイ”とか

いったな．．．

ずいぶんと

奇妙きてれつな

技を使ってくれる

じゃねーか

てめえも

新しいサイボーグか

何かか！？

サイボーグ！？

あんな不細工な

ブリキ人形達と

一緒にするな！！

オレ達は

“ネクスト”．．．

より進化した

パーフェクトな

存在だ！

ネクスト？

そうだ！！

今までおまえ達が

出会ってきたサイボーグは

ＡＲＭＳでいうところの

“ボビー”と同じ。

いわば

〝実験体〟という

ことだ！！

サイボーグとは

肉体組織を機械に

置き換えただけの

強化人間．．．

奴らの身体には必ず、

血液を流し、酸素と栄養を

補給しなければならない

弱い箇所がある！！

それは．．．

脳だよ！

はい！？

なっ．．．

だが、わたわね

我々”ネクスト”には

脳など存在しない！！

すべての記憶を

デジタル化して移植した

高性能コンピュータが

搭載されているのだ。

我々の記憶は

常にバックアップが

保存されている。

いつ死んでも

同一人物を復活させる

ことが可能．．

つまり我々は

〝死〟から解放された

存在であり無敵！！

エグリゴリが今まで

長年研究してきた

サイボーグ達は、すべて

我々”ネクスト”を

創造するための布石！！

おまえ達

ＡＲＭＳとは

また違った形の

進化した人類！

我々は

ミスター・ブラックが

掲げる、

エグリゴリの理想の

体現者なのだ！！

エグリゴリの

理想だと．．．！？

ふざけんなよ

てめーら。

人を殺しまくる

ことがてめーらの

理想ってことか！？

だいたい

“アリス”って

何なんだ！？

ニューヨークに

地震を起こしてみたり、

ジャバウォックの力を

使って何をしてーんだか

知らねーが．．．

てめーらの、その

ロクでもねえ理想と

やらのせいで、

オレたちゃすっげえ

迷惑してんだよ！！

この先

てめーらは

何人ぶっ殺せば

気がすむんだよ！？

有機物生命である

人類が、今まで

どれだけのことを

してきたか

考えてみるがいい！

食料を得るために

無数の生物を

虐殺し、

密材を焼き払う。

いたずらに人口を増やし

領土と食料を求めて

戦争を起こす。

自分達の私利私欲の

ためには、自分の住む家も

食いつくす白アリの

ような存在．．．

それが

現行の人類だ！！

しかし、

エグリゴリによる人類の

粛清が行われた時、

地上を支配するのは

我々機械人類！！

感情や欲望、

あらゆる精神活動をも

プログラムとして

調整することの可能な

理想的人類だ！！

まったくもって

素晴らしい．．．

．．．

．．．まったく

困った脳なし君

達だ．．．

そんなちんけな

ＳＦみてーなことを

本気で思ってるのなら、

悔い改めさせるしか

なさそうだ

その時、初めて

地球は本来の

美しい姿に

かえるのだよ。

長話にずっと

つき合ってやったんだ。

今度はこっちに

つき合ってもらうぜ！

血がたぎった

人間のパンチを

しっかり味わって

もらおうか！！

とりあえず

説明はすんだ。

もうお前らには

用はない．．．

って．．．

おい待て、

こら！！

おまえ達はそんな理想が

本当に人類の進化だと

信じているのか！？

それが．．．

本当にアリスの

いだいた理想だって

いうのか！？

もし

そうだとしたら．．

オレは

アリスを

破壊する！

つくづく失望したよ

高槻涼．．．

おまえは我々の指導者

ミスター・ブラックの理想に

近い立場にいながら、

そのことをまるで

理解していない。

人間の顔とは

面白い。

痛みに歪み、

苦しみに歪む．．．

特に、コントロール

されていない感情を持つ

おまえ達は実に興味深い。

おまえ達には今、

分断された

戦闘力を持たない

脆弱な仲間がいる。

あいつらを

このオレの手で

叩き潰してから、

また来てみるのも

いいな。

ジャバウォック．．．

その時におまえの顔が

どんなふうに歪むのか

楽しみだ．．．

な．．．

て．．

てめえーっ！

ふけるだあよ

離せ、ハゲ、

離しやがれ！！

クラーク、

ミスター・ブラック

の指示通り

ジャバウォックは

生かしておけ。

こういう時、

別れの挨拶は

どういえば

よかったか．．．？

野郎！！

ちょっと待て、

こら！！

ちょっと待て．．．

人間だった頃の

記憶を検索して

みる．．．

あ．．．

そうか、

そうだった．．

殺していいのは

騎士だけだ！！

また．．．

会おう．．．

それまで

元気でな、

ジャバウォック．．．

くっそーっ、

てめー邪魔だ！

どけ、ハゲ！！

オレを

殺すだと！？

てめーなんか

このオレが！！

は．．．

隼人！！

くっ．．．

攻撃が．．

はじかれた！？

それに．．．

この体の

痺れは．．．

どうなって

やがる？

うわ．．．

うわあああ！！

ナロォ！

隼人ぉ！！

ばかな！？

ただ押しただけで

隼人が壁ごと

吹っ飛んだ．．．

なんなんだ

あの力は！？

な．．．なんだ！？

奴がぼやけて

見える．．．！？

やれやれ

今頃わかった

みたいだな

クラーク

それに

あの音は．．．！？

ああ．．．

遅すぎるな、

クラーク。

今までお前達が

戦ってきた

サイボーグとは

出来が違う。

我々は、エグリゴリ

サイボーグ実験計画の

最終バージョン

“ネクスト”！

我々は全身が

超震動兵器：：

つまり

我々にふれることは

自殺行為に等しいのだ。

だが．．．

命令通り、おまえは

殺しはしない

ここでおとなしく

していてもらおう。

今から

おまえには

素敵なショーを

お見せしよう。

騎士が

無惨に殺される

様をな！

くっ．．．

体が痺れて

動けねえ．．．

これから

おまえの足元には

次から次へと仲間の

死体が並べられる。

それが

ミスター・ブラックの

お望みなのでな！

ブラック．．．

力が．．．

キャッ

“力”が

欲しいか．．

Ｎｏ．３渦巻

どうだ、

感じるだろう？

この感触：

この律動．．．

この共振が

．．．

これが．．

あんたの

言ってた

やつなのか！？

そう．．．

“アリス〟から生まれた

巨大なる憎悪の

プログラム．．．

ジャバウォックの

発動だ！！

ボルテックス

３渦

Ｎｏ．３

フフフ．．．

高槻涼が

揺れている。

まるで振り子の

ように．．．

やがて、この揺れが

”アリス！！

貴方の目覚めを

呼ぶ！

その時

こそ．．．

世界は

貴方の手に！

何者もこれを

はばむことは

出来ない．．．

どうした？

もうダウンか

新宮隼人！？

あのキース・レッドを

倒した、騎士の

ミストルテインの槍も、

超震動であらゆる

物体を破壊する超兵器

だと聞いている。

発動させて

みてはどうかね！？

クッ．．．

騎士がそんな

都合のいいもんなら

とっくにやってらあ。

服１着だめになるのを

覚悟してよ．．．

．．．．．．やはり

データ通りだ。

オリジナルＡＲＭＳは

きわめて不安定で、

必ずしも常に移植者の

自由に発動

出来るわけではない。

やはり、そんな

欠陥品は

排除したほうが

よさそうだ

死にたまえ！！

うっ！！

くそぉ、騎士．．．

こいつらの言う通り、

こんな時でも

まったく頼りに

ならねー．．．

“力”が

ほしいか！？

え！？

“力”が

ほしいのなら

くれてやる！

お．．．おい、

本当かよ！？

いきなり言われても

心の準備が．．．

でも騎士様

お願い．．．

！！

お．．．おいこら

騎士！！

ちょっと待て！！

おまえ．．．

どっちと戦う

つもりだぁ！？

おまえ．．．どっちと戦うつもりだぁ！？

なにを言っている。

人間の考える

ことは

よくわからん。

死ね！

キスは

計算外だ

ここで魔獣の

発動を見るとは．．．

クラーク。

だが、状況は

修正範囲内だ、

クラーク。

攻撃目標を

ジャバウォックに

変更！

戦闘力を

奪うだけで

いい。

全員

加速装置

最大ゲイン！！

破壊の渦に

かける！！

よし、

取りついた。

なにぃ！！

超震動

発動！！

ぐっ！！

くっ、

そのスピードで

このコンビネーション：

貴様ら

まさか．．．

やっとわかったか。

我々は“グラーク”として

同じ記憶データを

移植された

完璧な同一人物

世界に

これ以上呼吸の合う

チームは存在しない！！

殺しはしないが、

おまえを当分

再生出来ない状態に

させてもらう。

我々の超震動の出力は

ＡＲＭＳの再生力を

凌駕するように

設定されている．．．

うわあああ

高槻ぃ！！

力が

欲しいか！？

騎士、

おまえは．．．！？

ジャバウォックが

進化してしまう．．．

さらなる破壊の力が

ヤツの中に生まれようと

している．．．

なに！？

これ以上ヤツが

＂力＂を得れば

我の手に負える

代物では

なくなる．．．

今すぐ

我を発動

させよ！

さもないと

な．．．

なに！？

バカな．．．

我々三人の超震動が

効かないだと！？

いや．．．

こいつも超震動を

放っているのだ。

しかも同じ波長で．．

こいつは

我々の超震動を

中和しているんだ！！

愚か者ども！

我の再生力を

越える

破壊の力だと！？

この

ジャバウォックを

何者だと思って

いた！！

我こそが

破壊の王

なり！！

よーし、

ここの電子ロックは

解除したぞ。

ざまーみろ

ブラック！！

この程度の

セキュリティーで

人類最高の頭脳、

アル・ボーエンに

通用すると思ってるのか！？

さあ、先へ急ぐぞ！！

恵さん．．．

大丈夫ですか？

歩けます！？

ご．．．ごめん、

共振が．．．

涼のＡＲＭＳの

後に隼人の

ＡＲＭＳまで：

まったく

何やってんのよ

あいつら．．．

いやな予感が

する．．．

！！

みんな．．．

前に行くのは

だめ！！

どうした、

ユーゴー。

何か感じたのか！？

気をつけて！

この奥に

何かいます

敵意を持った

何者かが．．

みんな

気をつけて！

Ｎｏ．４滅種

この奥に

何かがいます．．．

敵意を

持った．．．

何者かが．．．

Ｎｏ．４

４滅種

バカな！！

なんでこんな

ものが．．．！？

ま．．

待って！！

安心して、

これはただの

彫像よ。

まったく

人騒がせも

いいとこだわよ！！

．．．．．．

熱反応が

全然ない。

しかし、凄い

ですね、これ。

この歯．．．まるで

ナイフみたい。

くっそー、

ブラックの野郎！！

通路にこんなもの置いて

僕達を驚かせる

つもりだったのか！？

なんて稚拙な奴

ふん、

サーベルタイガー

か．．．

およそ一万年前に

滅んだ、更新世の

アメリカ大陸最強の

肉食獣だ。

どうして

滅んだんです？

こんなに強そうなのに．．

なんだ、

そんなことも

知らないのか！？

まったく．．

無学な凡人は

これだから．．．

アジアから

渡ってきた人類が

サーベルタイガーの

獲物だった

マンモスを狩り

尽くしたからさ！！

うるさいわね！！

あんたはいつも

一言多いのよ！！

く．．．

久留間．．．

なんでおまえ

まで．．．！？

おい、

待て久留間！！

このままじゃ僕の

安息の地か．．．

ブルーメンか

どうなったのか．．．

涼君や隼人君が

どうなったのか．．．

何もわからない

不安と苛立ちに

必死に耐えて

いるんですよ、

恵さんは．．．

だから、

カリカリしないで

大目に見て

あげましょう。

彼女は．．．

私達のリーダー

なんだから．．．

ちぇっ、

わかったよ。

まったく

バカ共の相手は

疲れるな。

ステラー

大海牛じゃな。

全長９メートル、

体重４トン。

ベーリング海に

棲息する最大の

哺乳類だった。

こいつも十八世紀に

人類に発見されて、

わずか二十数年で

狩り尽くされた

絶滅動物じゃよ

．．．

す．．．

凄いな！

リョコウバト．．．

ドードー．．．

モア．．．

みんな、とっくに

滅んだ動物の

オンパレードだ。

そうか！

ここは一種の

ミュージアムなんだ。

しかし．．．

なんで

そんなものが

こんな所に．．．

．．．．．．

ＣＡＲＬＬＬＯＮＴＯＷＥＲ

ｓｅｃｕｒｉｔｙｓｙｓｔｅｍ

カリヨンタワーの

セキュリティシステムの

端末か．．．

ずいぶん

あからさまね。

ワナ以外の

なにものでもないわ！！

あのシャッター、

どうやら

そのセキュリティを

解除せんと

開かんようじゃな。

ここは

キース・ブラックの

ルールで作られた

ゲーム盤．．．

我々は、いたぶり

殺されるために、

そこに載せられた

ゲームのコマ．．．

さて、どうする！？

ワナと知って

そいつにアクセス

するかね？

．．．

オーケーよ。

どのみち私達に

選択の余地は

ないしね

ふん、キース・

ブラックめ．．．

そのゴーマンな

思いつきを

後悔させてやるぞ！！

この人類最高の

頭脳にして超天才、

アル・ボーエンを

コマ扱いしたことをな！！

どっちが

ゴーマンなんだか．．．

しかし．．

どうもおかしい。

敵意は

そこかしこから

感じられるのに、

その所在が全然

はっきりしない：

まるで．．

まだ眠って

いるような．．．

よし、

ログインしたぞ！！

セキュリティを

解除する！！

音声により

解除コードを

入力してください

ＳＥＣＵＲＩＴＹ

ＯＦＦ

セキュリティ

解除システム

起動！！

音声入力システム！？

〝開けゴマ〟とでも

唱えろっていうのか！？

第一の問いに

答えよ。

へっ！？

朝に四本足

昼に二本足、

夜には三本足となる、

足が多いほど弱い

生き物はなにか！？

おいおい、

ギリシャ神話の

スフィンクスの

謎かけか！？

この僕を

バカにしてるのか！？

！！

小学生でも

知ってるぞ、

そんな問題．．．

アル！！

逃げて！！

うわあ！！

タオオオ

ちょ．．．

彫像が

動き出した！？

来るわよ、

みんな

気をつけて！！

くっ．．．

カモフラージュに

すっかりだまされた！！

こいつら、

みんな

機械仕掛け！！

サイボーグ

アニマルよ！！

！！

こ．．．

答えは．．

弾丸切れ！！

人間”だああ！！

と．．．と

停まった．．

なんて強い

敵意！

微塵の

スキもない．．

そんな

．．．．．．

まさかと思って

答えを

言ってみたら．．

やはり

．．．．．

こいつらは

プロジェクト

“モア”．．．

プロジェクト

ッモア”！？

わしは直接関与

しておらなんだが、

エグリゴリが進めていた

プロジェクトの一つ：

地上から姿を消した

生物群を、遺伝子工学に

よって再びこの地上に

蘇らせる．．．

絶滅動物

再生計画じゃ！

な．．．

なに考えてんのよ

エグリゴリは！？

そんなことして

何の得があるの！？

くわしいことは

わしにも

わからんよ。

第二の

問いに答えよ！！

訪れる姿は

羊のごとく、

すれちがう姿は

鷹のごとく、

！！

去ってのちは石のごとく！！

去ってのちは

石のごとく！！

これは

なにか！？

ま．．

また動き

出したわ。

ルールはわかった！！

こいつらは〝謎かけ〟を

してから〝答え〟が

出るまでの間だけ、

攻撃するように

命令されているんだ

来るわよ、

アル！！

あんた天才だったら

もう答えは

わかってんでしょ！？

え！？

なんでも

いいわ！

ちょ．．．

ちょっと待て、

考える時間を

くれ！！

天才もたまには

悩むんだ！！

バカぁ！！

なに寝ぼけたこと

言ってんの！？

早く第二問に

答えて！！

訪れる姿は

羊のごとく

すれちがう姿は

鷹のごとく、

Ｎｏ．５謎富

去ってのちは

石のごとく．．．

これは何か！？

．．．．．．

なにやってんのよ、

アル！！

早く第二間に

答えて！！

ちょ．．．

ちょっと待て！！

考えがまとまらん．

落ちついて考えさせろ！！

こらぁ！！

そんな悠長なこと

言ってる場合じゃ

ないでしょ！！

くっ．．．なんで

私のＡＲＭＳは

戦闘用じゃないのよ！！

涼や隼人のように

力があれば、

こんな奴ら．．．

みんなを

守ること

だって！！

Ｎｏ．５．

私のＡＲＭＳ

せめて．．．

あなたの目で

狙いをつけて！！

うまい！！

光学センサーを

潰したぞ！！

これであいつは

ターゲットの正確な

捕捉は出来ない

はずだ！！

え！？

オヤマ

な．．．

なんでよぉ！？

目は潰したのに！！

答えは

時間”じゃ！！

ゆっくりだが着実に訪れ、

一瞬で過ぎ去り、

その後は二度と手を加える

ことのできないもの：

それは〝時間〟しか

なかろう．．．

チェスで対戦した時も

言うたろ！？

おまえさんは、もっと

柔軟な頭を持てとな。

ふ．．．ふん、

落ちついて考えれば

僕だってこんな問題：

それより、早く

この囲まれた

場所から

離れるんじゃ！！

前にな！！

え．．．！？

ええ．．．

しかし．．

あのサーベル

タイガー、

なんで私達の位置が

把握出来たの！？

光学センサーは

潰したはずなのに．．．

第三問が来る

嗅覚や超音波センサーは

搭載してないはず．．．

うかつだぞ、小娘．．．

上を見てみい！！

こいつらは．．．

止まってない！？

そうじゃ！！

奴らはずっと

攻撃もせず、

こっちを追跡しておる。

多分こいつらが

このサイボーグ

アニマル達の

“眼”じゃよ！

わしらの位置を

正確に伝える

ためのな

じゃ．．．じゃあ、

どこへ逃げても

無駄じゃない！！

いっ！？

第三の

問いに答えよ。

月曜に

煮え湯を飲み、

火曜に水を飲み、

げ．．．いっち

月曜に煮え湯！？

水曜に風を飲み、

木曜に土を食らう。

これは一体

何か！？

く．．．

またあいつか！？

こうなったら

戦うしか！！

．．．

それより、あんたは

なぞなぞの解答を

考えて！！

くっ．．．

こんな時に

私は何の役にも

立てない．．．

拳銃の扱いも、

あれほど恵さんに

教わったのに

全然だめ！！

でも．．．

私はみんなの

足手まといに

なりたくない！！

高槻君達が

来るまで

死ぬわけには

いかない．．．

高槻君．．．

くっ！！

そんなバカな！？

ジャバウォックが

超震動兵器を

持っているなんて

データになかった！！

それも

我々と同等の力で

超震動を

中和している！！

貴様ら．．．

ずい分我に

くだらん攻撃を

与えてくれたな．．．

我こそは

破壊の王．．．

究極の

戦闘生命

なり！！

うわぁ！！

新宮隼人よ！！

早く我を

発動させよ！！

ジャバウォックが

新たな力を

手に入れてしまう！！

これ以上

奴を進化させる

わけにはいかない！！

我に

ジャバウォックを

破壊させよ！！

うるせー！！

いつもはオレが

呼んでも

出てきやしねーで、

こんな時だけ

出しゃばるな！！

あいつはまだ

ジャバウォックに

のみ込まれちゃ

いねえ！！

たしかに、

オレはあいつが

ジャバウォックに

完全に喰われちまったら、

止めてやるって約束した！！

だが、

それは今じゃねえ！

今じゃ

ねーんだよ！！

おい、クラーク

対震動素材の

ボディーが

崩れていくぞ。

あり得んことだが、

奴は我々以上の

超震動を．．．

クラーク。

とても

このままでは

奴を倒せない。

なんとか

バックアップ

データを．．．

！？

隼人．．．

オレは．．．

大丈夫だ．．．

隼人．．．

急ごう．．．

ジャバウォック

に．．．．．．

のみ込まれずに

戦えたぞ．．．

お．．．おい、

高槻．．．

奴が．．．

ヒューイが

恵達の元に

行ってしまう．．

もう．．．

やらせは

しない．．．

これ以上

キース・ブラックの

思い通りに

させてたまるか．．．

高槻涼は

ジャバウォックに

凌駕されずに

戦っていたように

見えたか．．．！？

お．．．おい

高槻！！

ちょっと待て！！

！

新宮隼人、

汝に問う．．．

さっきの戦いで

奴はまた新たな

＂力＂を身につけて

しまった．．．

我の

＂ミストルテインの槍＂と

同等の＂力＂をな！

そ．．．そんなバカな！！

じゃあ、ジャバウォックは

攻撃を受ければ受けるほど

強くなっちまうって

ことなのかよ！！

そうだ！！

このままだと

我の＂力〟では

及ばぬ領域まで

奴は進化する！！

高槻涼の心の中の

＂憎しみ＂が

強まれば強まるほど

その”力”も

増大していくのだ！！

新宮隼人よ．．．

汝は判断を

誤ったやも

しれぬ．．．

答えは

〝生命〟じゃ！！

最初の生命は

煮えたぎる

原始の海で発生した。

最初は海洋に

生きていたが、

やがて植物が地上に

大気をもたらすと

地上に上がり、

ついには

大地を耕して生きる

人類が生まれる！

ＡＲＭＳＩＧ

つまり．．．

それこそ

まさに〝生命〟

そのものじゃろう！？

ド．．．ドクター、

あなたから後光が

はっきり見える！！

どこかの日だけの

奴と大違い！！

ふん．．．

だんだん、この問題を

考えた人間の思考が

わかってきたわい。

これ以上

こんな謎かけは

愚問じゃよ。

最後の

問いに答えよ！！

やった！！

これが最後の

謎かけだ！！

もうクイズ番組なんか

二度と見ないぞ！！

ほう．．．

愚問か．．．

ああっ、

スピーカー

が！！

オレの名は

“ネクスト”の

ヒューイ．．．

ならば、もっと

謎かけを

面白くしてやる。

貴様、

なにしや

がる！！

さあ、

この状態で

最後の問題に

答えてみるがいい！！

さあ．．．

謎かけを

面白くして

やったぞ。

・断罪

．．．

この状態で

最後の問題に

答えてみるがいい！！

ふざけんなよ。

おまえ！！

スピーカーを

壊しちまったら、

問題すら

わからないだろ！？

理不尽なこと言うな！！

あんた．．．

ヒューイとか

言ったわね

卑怯者！！

こんなのフェア

じゃないわ！！

フェア！？

勘違いするなよ。

忘れるな！！

このカリヨンタワーは、

おまえ達の希望の

最後の一滴までも

絞り尽くし．．．

深い絶望の中で

果てさせるためにのみ

用意された場だと

いうことをな！！

コンヴィクション

断ヲ肩

Ｎｏ．６

わかっているとは思うが、

ここにいる動物達は

すでに絶滅した種、

あるいはその危惧種だ。

おまえ達人類の

エゴや欲望に

よってな！！

ど．．．

動物達が．．．！？

囲まれたぞ！！

気をつけてください！！

敵意のボルテージが

どんどん上がって

きてます！！

どうだ！？

答えられまい！！

ここのシャッターを

開くための

最後の謎かけに！！

思い出したよ、

“ネクスト”の

ヒューイ．．．

このまま

サイボーグアニマル達に

審判を下されるが

いい！！

記憶までも

データ化した

完全なる機械人類だ

そうじゃな。

そして開発者は

ドクター・デューイ・

グラハム。

つまり．．．

おまえの父親だったな。

記憶まで！？

じゃあ、あいつは

１００パーセントの

機械だってのか！？

エグリゴリの技術は

そんなところまで．．．

そうじゃ。

ドクター・グラハムを

中心にエグリゴリが

進めていた、

サイボーグ研究の

究極の進化形が

彼だよ

自分の息子までをも

犠牲にしてきた

異常な研究も、

奴の突然の失踪に

よって、とんと話は

聞かなくなったがな。

しかし、

あなたに与え

られた情報は

作られたものだ

父は今もなお

生き続け、

プロジェクトは

進行している．．

父の名とともに

〝ネクスト〟を記憶

いただけてるとは

光栄ですな。

ドクター・

ティリングハースト。

たしか、この絶滅動物

再生プロジェクト

“モアも、グラハムの

研究だったな。

一体奴は

何を考えている！？

おまえ達は

何をやろうとして

いるのだ！？

そうか．．．

やはり、あなたも

我々を理解して

いない．．．

ミスター・ブラックの

プロジェクトが

発動した時、

人類のほとんどが

地上から一掃される

はずだ。

な．．．

そして．．．

その後は、

それも当然だろう．．

人類は今までの愚行を

全て清算しなければ

いけないのだからな。

我ら完璧な人類

“ネクスト”が

地上を支配し．．．

この絶滅種サイボーグ

“モア”達が、地上の

あらゆる自然環境を

管理する！！

これが我が父、

ドクター・デューイ・

グラハムの大いなる

意志なのだ！！

バ．．．バカじゃ

ないの、あんた！！

なんでそんな

ちんけなＳＦ

みたいなこと、本気で

考えてるのよ！？

ヒューイよ、

おまえはさっき

ドクター・グラハムが

生きていると

言っておったな

ならば、グラハムを

わしの前に

連れてくるがいい！！

ここの謎かけの

答えは、わしには

もうわかっておる。

わざわざ、おまえが

スピーカーを壊す

までもなくな

このゲーム．．．

わしらの勝ちじゃ！！

奴に話がある。

グラハムを連れて

くるんじゃ！！

ふん．．．

そうはいかない．．．

！！

うわっ！！

ド．．．

ドクター！！

大丈夫、

息はあります。

残念ながら、

おまえ達を父に

会わせるわけには

いかない

我々の

シナリオでは．．．

この場に用意

されているのは、

おまえ達の”死”のみ！！

ちっ！！

まったく

エグリゴリの奴らは

やることなすこと、

ブラックそっくりだ！！

脳までチップのくせに！！

なんとでも

言うがいい。

おまえ達の

生き長らえるときは

過ぎ去った

おとなしく

彼らの断罪を

受けるがいい！！

くっ！！

だめ．．．

もう逃げ場は

ない！！

アル！！

こうなったら、

あんただけが

頼りよ！！

か．．．

勝手なこと

言うな！！

僕だって

わからない

ものは．．

な．．．！？

大丈夫．．．

落ちついて

考えて！

あんただったら

解けるわ！！

ギャッッ

あんたは

天才なんだから！！

私達の命、

あんたに預けるわ。

．．．．．．

言うたろ？

おまえさんは、もっと

柔軟な頭を

持てとな．．．

この問題を

考えた人間の

発想がわからん

のか！？

大丈夫．．

落ちついて

考えれば

解けるっ！！

答えは．．．

「進化」だ！！

問題を作り上げた

人間の考え方が

僕にもわかった！！

このフロアのワナは

僕達を

はばむためではなく、

試すために

仕組まれている！！

最後の謎かけの

ヒントは

とっくに与えられて

いたんだ！！

なにっ！？

これまでの

三つの問いの

三つの答えが

それだよ！！

敵意が

消えていきます！！

まるで潮が

引くように．．

「人間」「時間」

「生命」．．

その全てが

“エグリゴリ”という

組織の核である

一つの言葉を

導き出している．．

それが．．．

「進化」だよ！！

ビンゴォ！！

シャッターが

開いたわ！！

アル、あんたも

やれば出来る

じゃないの！！

少し見直したわ。

ふん、当然だ！！

それよりお前、

だんだんあのバカに

似てきたぞ！！

さあ、ヒューイ

私達の勝ちよ！！

とっととそこを

どきなさい！！

．．．．．．

ふざけるなよ．．．

おまえ達を

試すワナだと！？

そんなことがあるわけがない！！

そんなことが

あるわけがない！！

我が父、

グラハムが

そんなこと

考えるか！！

人類の愚行により

滅ぼされた

種の末裔達よ．．．

カリヨンタワーを

預かる“ネクスト”の

ヒューイの命令だ！！

そいつらを

引き裂き、

断罪せよ！！

な．．．

なぜだ！？

なぜ、おまえ達は

そんな行動．．．を！？

動物達が．．．

私達を守る

陣形を．．．

一体どういうこと、

これ！？

．．．

暖かい．．

妨害装置で封じられている

私の精神感応に

たくさんの意志が

流れ込んでくる．．．

私に触れるのは

あなた達？

なぜ．．．

利達を守るの！？

！！

後ろに

誰かいる！？

あなたは

．．．？

あなたは

誰．．．．．．？

おまえ達

．．．．．．

人類の愚行を

忘れたのか．．．！？

おのれのエゴイズムを

かえりみず

大地を汚し、

森を焼き．．．

おまえ達を狩り、

殺し、滅亡に

追いやった！

そんなおまえ達を

サイボーグとして蘇らせ、

次の地球の管理者たる

使命を与えた

エグリゴリの理想に

逆らうのか！？

完璧な人類として

おまえ達を導く

この私に逆らうか！？

ふん！

完璧な人類だぁ！？

笑わせるな！！

“人類”なんてもんは

不完全の

シンボルみたいな

もんだ！！

だからその不完全さを

埋めようと、

絶えずあがき続けて

進化しているのが

人類なんだよ！！

人類をエゴイストと

ののしるおまえこそ、

まさにエゴイストの

人類そのもの：

このアル・ボーエンが

教えてやる！！

おまえは

そこらの凡人にも

及ばない

ナメクジ並の

低能だ！！

．．．．．．

ふん．．．

旧人類が調子に

のっていられるのも

今のうちだ．．．

どののち

おまえ達がこの先

進むことはない：

裁きは

このオレが

下す！！

うわあああ！！

くっ．．．

超震動か！！

あれを喰ろうたら、

たとえサイボーグ

アニマルとて

木端微塵じゃ！！

ちっ！！

おまえら、

まだこのオレの

邪魔だてをするか！！

ならば

奴らとともに

塵と化せ！！

や．．．

やめて！

みんな

逃げて！！

だ．．．だめだ

このままじゃ

突破されるのも

時間の問題だ！！

怒らせたのは

マズったか！？

．．．．．．！？

く．．．

なんでよ！？

く．．．なんでよ！？

なんで私の

ＡＲＭＳには

戦う力が

ないのよ！？

私は．．．

みんなを守る

“力”が欲しかった

私は：

光が．．．

“光”が

欲しいか！？

うおっ！！

なにっ！？

なっ．．．なんだ

これは．．．

下がるがいい

傲慢なる

機械よ！！

我が名は、

審判者

ハートの女王．．．

断罪の“光”は

我が手に

あり！！

やれやれ、

ロッカールームに

なんとか着れるもんが

あってよかったぜ。

いつまでも

ストリーキング

してるわけにゃ

いかねーもんな。

神楯

．．．

いっもいつも思うんだが、

破れた服もＡＲＭＳが

再生してくれりゃあよ．．．

なあ、高槻

おまえ．．．

うわあああ！！

ぐぅ．．．

これは．．

．．．．．．．

恵だ．．．

恵の

ＡＲＭＳが．．．

発動した！？

．．．．．．

精

Ｎｏ．７

な．．．

なにこれ．．．

“光”が

欲しいか！？

私のからだが

宙に浮いてる！？

“光”が

欲しいのなら．．

与えましょう！！

な．．．

なんだこれは！？

これも．．．

ＡＲＭＳなのか！？

我が名は

審判者

ハートの女王．．．

これ以上

汝の力、何者も

傷つけること

かなわぬと思え！！

カリヨンタワーでの

審判者は

このオレ．．．

ふん．．．

審判者だと！？

たかだか

ホログラムに過ぎん

おまえに

何ができる！！

超人類

“ネクスト”の

ヒューイだ！！

それを

思い知れ！！

な．．．

こ．．．この

手応え．．．

ただの

〝ホログラム〟

ではない．．

力場か！？

力場だと！？

そんな

バカな．．．．．！！

そんな

エネルギー源が

一体どこから

きているんだ！？

バカ者！！

おまえには

理屈一辺倒だけで

物事を考えるなと

言っておろう

これこそ

ＡＲＭＳ．．．

わしらの知らぬ

宇宙の真理の

体現じゃ！！

バカな．．．

このオレの

衝撃波で

壊せぬものなど

存在するものか！！

超震動最大出力を

受けてみるがいい！！

おまえ達全員

素粒子の

サイズまで

砕いてやる！！

な．．．なんなの！？

こいつの

破壊力！！

おそれるな！！

汝に与えられし

〝光〟を信じよ！！

真実の心で

我に力を

与えよ！！

バカな．．．

超震動：！？

貴様も

超震動を

使うのか！？

否！！

我に攻撃の力は

まだ無い！！

我が究極の楯

＂アイギス

の鏡”！！

汝自身の

敵意．．．

汝自身を

砕くと知れ！！

久留間恵よ．．．

汝の“護りたい”という

純粋な想いが

我を呼び起こした！！

覚えておくがいい．．．

ハートの女王は

他の三体のＡＲＭＳとは

目的を異にする．．．

目的？

なんなの

それは！？

その時が来た時

汝は．．．

えっ！？

我は．．

それが

悲しい．．．

汝はその純粋さ

ゆえに、

心引き裂かれる

かもしれない．．．

ちょっと待ってよ。

クイーン．．．

それはどういうこと！？

どういうこと！？

クイーン．．．

どうやら、

ヒューイは

逃げたようじゃな。

奴の残骸が

残っておらん。

じゃが、

相当の深手は

負ったはず．．．

しばらくは

わしらの前には

姿を現せん

じゃろうて。

ああ、

僕達の

完全勝利だ！！

しかし、油断は

禁物じゃぞ。

これからも

どんな刺客や罠が

配置されているか

わからん。

今回わしらが

助かったのも、

奴のシナリオ通り

かもしれん．．．

キース・ブラックは

恐ろしい男じゃ！！

キース・

ブラック．．．

状況を与えて

巧妙に誘導し、

まるで、それが

自分の意志で

選択したかのように

次のアクションを

誘う．．

まったく狡猾にして

巧妙な罠だよ。

だが．．．

あのハートの女王の

覚醒は、あんたの

シナリオ通り

だったのかい！？

あんたの書いた

シナリオは

見事なもんだよ。

知っているかい！？

複雑で周到な仕掛けほど、

歯車の歯一つ欠けただけで

予想もつかないことが

起きるもんだぜ．．．

ねえ．．．

もう２、３階分は

下ってるわよねぇ。

天上や壁の

ケーブルの類いも

やたら増えたぞ。

もう完全に生き物の

服の中だな．．．

ねえ、ユーゴー

本当にこの動物達に

ついていっていいの？

ええ．．．

今の彼らは私達に

敵対する意志は

ありません。

むしろ私達を

どこかに導いて

いるような．．．

お．．．

おい、見ろ！！

あそこに

誰かいるぞ！！

待っていたよ

諸君．．．

君達なら

この私の元まで

来れると

信じていた

やはり．．．

あの謎問きは、

おまえが考えたこと

だったんだな、

ドクター・デューイ・

グラハム．．．

こ．．．こいつが

あの〝ネクスト〟の

ヒューイや

こいつらを

作った奴か！！

そうじゃ。

エグリゴリの

サイボーグ開発部門

総責任者．．．

多くの人体実験を重ね、

自分の息子までも

犠牲にして

サイボーグ研究に

とりつかれた男

じゃよ！！

．．．

ふふふ．．．

君だって人の

ことは言えまい。

ＡＲＭＳ研究の

ために、多くの血を

流し続けてきた

君にはね．．．

うるさいな！！

今はそんなこと

関係ないだろ！！

お前のおかげで

僕達は何度も

死にかけたんだ！！

ふざけるのは

やめて！

ドクター・

グラハム．．．

．．．

お前もブラックの

回し者か！！

だったら殺す！！

そんな姑息な

手段を使って、

私達をからかって

面白い？

ふふふ．．．

これは失礼した。

待って、

アル！！

やはり君の目は

真実を見抜くな。

ハートの女王．．

この姿の方が

話しやすいと

思ってな．．．

ホ．．．

立体映像！？

ドクター・

グラハム、

あなたは本当は

どこにいるの！？

心配はいらない。

私は最初から

君達とともにいた。

君達の．．．

本当に

すぐ近くにね！！

このカリヨンタワー

そのものが、

私自身の巨大な

サイボーグホティー

なのだから！！

な．．．

なんですって！？

つまり、君達は

私の腹の中にのまれた

小魚なのだよ！！

．．．．．．

暗いな．．．

でも、

４、５階は

一気に

ショートカット

できそうだぜ。

しかも、

こんなところに

いきなり近道が

見つかるなんて、

誰かの意志：

あるいは．．．

罠か．．．

だが、

たとえ罠だとしても

飛び込む価値は

ある。

そうだな。

恵達の身に

何かが起きた．．

ちまちま

階段を下ってる

場合じゃねえ！！

行くぜ！！

肉体は

どうに捨てた．．．

人としての

生も捨てた

Ｎｏ．８理想

．．．．．．？

心は．．．

もっと以前に

捨てていたと

思う．．

ドクター・

デューイ・グラハム、

あなたは．．．

諸君らは

私の体の中に

いる！

このカリヨンタワー

全体が、私の

サイボーグボディー．．．

それでも

アイデアル

Ｎｏ．８理想

医学者たった私は、

人間は肉体も精神も

進化の行き詰まりに

あると信じていた。

間違った進化を遂げた

種だったと

信じていたのだ。

そうでなければ

なぜ人類のみが

他の種族を絶滅させ、

自然環境を激変させて

緩慢な自殺の道を

歩むのか．．．

理解できないと

思わないかい？

だから、

エクリコリのかかげる

“人類の人工的な進化”

こそが、この世の

絶対的な理想だと

信じたのだ。

人は不完全な存在だが

科学によって

完璧な存在に近づく

ことができる．．．とね！？

君もそうだろう？

サミュエル．．．

だから”チャベル計画”や

〝ＡＲＭＳ計画〟を

推進してきたはずだ。

．．．．．ふん．．．

わしは、お前とは

違う！！

わしは

とうの昔に

その考えの

愚かしさに

気づいたわ。

間違って

おるよ、

貴様は．．．

自分の息子までも

サイボーグ化

するとは．．．

フフフ．．．

ヒューイか．．．

たしかに

私のたった一人の

息子だ。

．．．

あいつは．．．

ティンダロス症候群

だったのだ．．．

なにっ！？

悪性腫瘍が

緩慢に全身の組織を

むしはんでいく．．．

現代医学では救えない

病魔に冒されていた。

そして、

その病状か脳にまて

至ったとき．．．

私は、得意とする

人工臓器の技術を

すべてつぎこんで、

息子の生命を

永らえようとした。

やったぞ！！

脳内の記憶を

最先端の量子

コンピュータの中に

移しかえることに

成功した！！

ヒューイは

蘇ったのだ！！

これこそ

機械と人間の

融合をめさす

私の研究の

最終形．．．

これからの人類の

理想を担うべく

生まれた超人類！！

“ネクスト”の

誕生だ！！

だが．．．

私はその時から

自分の理想に

疑問を抱き始めた．．．

．．．．．．

果たして私は

正しかったのか！？

”心”すら

プロクラムできる

このヒューイが、

本当に〝人間〟と

いえるのか！？

キース・ブラックは

旧人類を断罪する

ことがエクリコリの

使命だと言うが．．．

裁かれるべきは

私自身や

エグリゴリでは

ないのか．．．と．．

サミュエル．．．

君がオリジナルＡＲＭＳの

少年たちとともに

エグリゴリに反旗を

翻したと聞いて、

私は衝撃を受けたよ。

だから、私は

君達を

試したんだ。

私自身の体の中で．．．

私の産み出した

子供たちを差し向けて．．．

最高科学顧問だった君が

何を見たのか．．

何を知って、そんな無謀な

行動に出たのか．．．

それを知りたくなった。

試しただと！？

ふざけんな！！

それで答えは

出たってのか！？

それは、

これからの

君達次第だよ

この回廊の

最奥部に

カリヨンタワーの

中枢部かある。

それさえ破壊

できれば、タワーの

全機能は停止し

地下の〝アリス〟への

道は開かれる．．．

グラハム．．．

貴様．．．

分断された

オリジナルＡＲＭＳの

二人にも道を

開けておいた。

彼らに中枢部に

たとり着ける“カ”が

あるかどうか．．．

それが最後の関門だ。

まぁ、こんな所で

頓挫するようでは、

到底地下に行く

資格などないがね

．．．

さあ、

行きたまえ！！

もし君の考えが

正しければ、私の元に

たとり着けるはずだ。

その時には．．

私を殺すがいい！！

そして

．．．．．．

私の息子、

ヒューイ・

クラハムをな！！

目覚めよ、

同志クラーク達よ！！

非常事態が

発生した。

高槻涼と新宮隼人、

二体のＡＲＭＳが、

カリヨンタワー

中枢部へ向かっている。

最短コースを

ふさいでいた

隔壁のロックを

解除された

原因は

不明だ。

これより我ら

ッネクスト”は

全装備を解放し、

総力戦に臨む！！

奴らを

これ以上

進ませるな！！

我が父

デューイ・グラハムの

名にかけて．．．

我々”ネクスト”が

新しい世界を

統括するために！！

カリヨンタワーに

侵入する奴らは

全て排除するのだ！！

はぁ

やれやれ、すっかり

エグリゴリに

囲まれちまったな。

我々ブルーメンも

残弾数も少ねーし、

状況打破は

むすかしいか．．．

はぁ

いくらなんでも

虐殺部隊の奴ら、

数多すぎだぜ。

こりゃあ卑怯だ！！

はぁ

．．．

ラルフ．．．

あんた達だけだったら

ここから脱出できる

はずよ。

私の足は．．

もう動きそうも

ない．．．

はぁ

私をおいて

早く逃げなさい。

はぁ

この状況じゃ、

どこへ逃げても

いっしょだよ。

それに、リーダーが

いなければチームは

成り立たねえ！！

足手まといに

なるのだけは

ごめんよ．．．

はあ

なにを

言ってんだよ、

リーダー

俺達ゃ全員

家族も故郷も失い、

復讐心だけで

生きてきた

ハグレ者だ。

そんな奴らが

でけえ組織に

対抗するにゃ

強固な団結力が

必要だと言ったのは、

あんたやブルーだぜ！！

．．．．．．

今も．．．

それは同じだ．．．

ただじゃ

終わりゃしねえ！！

奴らが

突入してきたら、

このビルごと

吹っ飛ばしてくれる！！

ごめんね

悪．．．

お母さんみたいに

思ってるわ！！

あたし達

どうやら

ここまで

みたい．．

なに！？

うわああ！！

あ．．．

あれは！？

すまねえな

みんな．．．

体の調子が

かんばしくなくて、

少し到着が

遅れちまったぜ。

はぁ

おい、李！！

まだ生きてんな！？

おい、李！！まだ生きてんな！？

バカ言っちゃあ

いけねえ！！

おまえは正義の味方はいないって言ってたよな！！

おまえは

正義の味方は

いないって

言ってたよな！！

正義の味方が

いなけりゃあ

なあ．．．

か．．．

！？

てめえで

正義の味方に

なりゃあいいのさ！！

おおっと！！

か．．．

鬼！！

我々虐殺部隊に

ケンカを売った

ことを後悔

するがいい！！

バカめ！！

たった一人で

突入してきて

いきがるな！！

しょせん、

袋の鼠が

一匹増えた

だけのことだ！！

バカはどっちだ！！

オレ一人でここまで

やってきたと

思ってんのか！？

御苦労、兜！！

御苦労

兜！！

見事な陽動だった．．

見事な

陽動だった．．

なぁに、

姑息な戦術と

ハッタリは

オレの十八番だ！！

ブルーメン・ヨーロッパ

サイボーグ特殊部隊

ッドラッケン！！

これより

ミス李の

指揮下に入り

カリョンタワーに

突入する！！

危ないところ

だったな、

ブルートップ

しかし

大丈夫だ。

Ｎｏ．９死地

この辺りの

虐殺部隊は

我々が一掃した。

だが、奴らは

すぐにもまた

集まってくる．．

移動して

陣形を整えろ！

武器も調達

しておいた。

うおっ、

気がきくぜ！！

ドラッケンさん達よ！！

これで百人力だぜ。

ホルスト．．

助かったわ、

あなた達が来て

くれるなんて．．．

周辺部隊を

突破するのに

手間取らなければ、

もっと早く

来れたんだが．．．

それに

あの小僧との

約束もある。

我々を

カリヨンタワーに

突入させるための

命令を出してくれ。

指揮官は

あんただ、

ミス李．．．

Ｎｏ．９

アレイス・トゥダイ

『死地』

エグリゴリの

メンテナンスのない

俺達の体は

とっくに耐用年数を

過ぎている。

おそらく、これが

我々の最後の

戦いになるだろう。

もはや生還は

望んではいない！！

さぁ、

命令を

出してくれ！！

我々に．．．

ふさわしい

命令を！！

．．．

現在、イプシロンは、

散ったブルーメンを

掃討するために

陣形を広げているわ。

これを崩せるのは

機動力と突破力に

特化した部隊による

強力な槍の穂先．．．

一点集中の

強行突破

のみよ！！

的確な指示を

ありがとう、

ミス李。

やはり君は

有能だ。

兜よ！！

お前がそんな

ボロボロの体に

ムチ打ってまで

救おうとしていた

指揮官だ．．．

指揮官の命令通り

これより我々

ドラッケンは、

カリヨンタワーに向けて

強行突破を行う！！

最後まで

自分の役目を

はたせ！！

ふん．．．

そんなこと、

言われるまでも

ねえぜ。

．．．

さあ．．．

こっちも移動

するぞ。

おぶさりな、

指揮官どの！

全員

気を引きしめよ！！

全員気を引きしめよ！！

え！？

無茶いわないで！！

あなただって

ケガ人じゃないの！！

あのなあ．．．

歩けるだけ

オレの方がましたろ！？

それに、

オレなんかより

ラルフ達の方が

１００倍くらい戦闘に

長けてるからよ。

正義の味方としちゃ

ちと悲しいか．．．

むざむざ無駄駒を

作ることも

ねーだろ。

しっかりしろよ、

指揮官！！

おう兜、

リーダーは

まかせたぜ。

ああ、それと

病院での件

だがな．．．

今度から

ああいうことは

麻酔がきれてる

時にしてくれ．．

．．．．．．

．．．バカ．．．．

しかし

あの。ドラッケン”って

連中は何者なんだ！？

エグリゴリの

サイボーグでさえ、

奴らにかかっちゃ

赤子同然だったぜ。

とても同じ

サイボーグとは

思えねえぐれえだ。

おかげでオレも

助けられたんだが．．．

当然よ．．．彼らが

エグリゴリ在籍中には

無敵部隊。ドラッケン！！

として有名だったわ

あらゆる戦場を

駆け巡り、

困難な状況下で

戦果を上げてきた

まさに歴戦の猛者！！

なにぃ、

ドラッケンだと！？

ド．．．

ドラッケンって．．

あの無敵部隊か！？

フルーメンに

寝返ったとは

聞いていたが、

まさか．．．

バカ者、

何をびびっている！！

裏切者を叩けば

名を上げられるでは

ないか！！

どんなに

噂に名高くとも、

しょせんは

旧式サイボーグの

烏合の衆．．．

そんなボロ屑部隊

など、片っぱしから

この超絶ポディーの

えじきにしてくれる！！

イプシロンフォース