★この作品はフィクシコンです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行っています。 オールユーニードイズキル キャラクター原案安倍吉俊 イリノイ州ピッツフィールド きれいな空気と広い空。 ジュニアハイスクールの成績は普通ビーマンとセロリが嫌い またママに叱られたのか? 得意なことといえばスポースシュールと しょうがないなあとで街に連れてってやるから機嫌直せ 続いて今日の防疫軍の動きです 防疫軍はハワイ島からの撤退を余儀なくされ サンフランシスコ基地に帰投しました サンフランシスコ基地に船投しました こいつは昨日届いた最後の豆だ こいつは昨日届いた最後の豆だ ハワイがあの有様だからな... ハワイがあの有様だからな... ...ギタイがこんな内地に来るなんてことはないにしろ ギタイは宇宙生物だと言ってる科学者もいるらしいが... 言葉も通じんしどちらかが滅びるまで戦争は続くんじゃないか? そうだ!あんたのやってたジウジツ! そいつで何とかならんかね はは...と年だし昔の話ですよ 防疫軍には入らないのか? あんたの血を引いてるんだろ ...軍隊には入らないわ この村はすごい田舎だけど... あたしここが嫌いじゃないし! その夜ピッツフィールドに大雪が降った 例年になく寒い冬のことだった いいか絶対外に出るんじゃないぞ!! 私には倒せない:ならば... 遠い親戚に引きとられた 年齢が満たなかったため うん...うんうんわかんないですああ、あいつは、でも その足で防疫軍へと向かった ただ一つの望み:それはー ”リタ”は初めて時のループに巻き込まれることになる ギタイが通った土地は砂漠化し 土を喰らい水を飲み干し排泄された物質は 地球上の生物にとっては有害なその他の生物にとっては有益な物質に作り変えられる 生物はより良い棲み処を求めるものだ 家を何処に建てるか如何に建てるか快適な住居を追求する そうして全ての生物は進化するのだ リタ・ウラタスキが統合防疫軍に入隊して半年後 リタは精鋭を集めた部隊に編入されていた どうしたリタ難儀してるじゃないかないか 特殊部隊を束ねる小隊長の名はアーサー・ヘンドリクス 彼は輝くような金髪と蒼い瞳をした男だった ...チャイナの奥地の遊牧民は...チャイナの奥地の遊牧民はお茶に動物の血を混ぜるそうだお茶に助けの混ぜるそうだ その民族は中世にはユーランア大陸をほぼ征服したって話だ ...東ヨーロッパの吸血鬼伝説の元は彼らだって脱もあるらしいぞ こんな与太話はつまらなかったかな? いえ...もう大丈夫です わざとどうでもいい話を... 何だ...!?このギタイ... 他のギタイと違う...!? それを倒した時からループが始まった 本当にこいつを倒したら時間が戻るのか 夢でも見ているのか...!? どうやったらこのループから脱け出せる...!? やはり..最初のあいつがカギなのか...? 周回を重ねる度に... あいつを護るギタイが増していく...!! 前の間では死んでなかったのに... あの数が相手じゃ...次は私が死ぬ...!! ギタイについて調べるんだ...!! 研究結果調査資料噂でも何でも... どんな小さなことだっていい! ギタイの棘皮が進化しているという報告ありましたよね まだ試作ですがパイルを打ち出す! 弾切れしないものが要るんです その戦場にいる全てのギタイを居ることのできる武器か...!! ギタイの強さの秘密は... このループ自体にある... 前回の私の動きを憶え: それを抑えるために適確に増援を配置しているのがその証拠...!! 何度でも時を戻して戦う...! ゲームをリセットするように不利な状況をやり直せれば: そんな簡単な戦争はないー これがギタイがやっていることなら このループには必ず仕組みがあるはず それを解き明かすんだ! 死んでたまるか...!! 私ず脱け出す!!私は負けない!! どちらの道を選ぶのが木人にとって一番辛せな道なのだろうか? やりたいことと天賦の才を与えられたこと。そのふたつが別れてしまったとき、 たくいまれなパンを焼く才を捻がった人間が技術者を目指したら。 もし、数式で宇宙を読み解く才を授かった人間が文学者を志望したら。 隊長!生まれたんですね! さっそく親バカですね! おめでとうございます... おめでとうございますおめでとうございますおめでとうございまおめでとうございますおめでとうございます このやりとりももう何回目だろう こりゃいいお父さんになりますね 頭痛が...周回を増すごとにひどくなっている気がする... これも何かループに関係が...? ギタイに関する報告書:: 時を超えるタキオン粒子 しかし問題はギタイ共がどういう仕組みでループしているかーーだ... シャスタ少尉すみません シャスタ少尉すみません そんなに大切なものなんですか? こ...こわ壊れてないといいんですが... 前のループにはなかったことだな... これジャケット用の外部記憶装置ですよ! これが戦場での兵士一人ひとりの情報を記憶しているんです 戦闘時における様々な身体への変化・影響から 行動・攻撃パターンにいたるまで それこそ一挙手一投足をですよ ...記憶...なぜそんなことを...? データを防疫軍のサーバに集めて次の戦闘の分析作戦立案に利用するためです 過去を次の戦闘に利用.. ギタイと似たようなものか... エースであるリタのデータは大事なので... サーバがダウンした時に備え私がバックアップとってるんですよ アンテナ付きの奴が戦況を判断し時を戻す..ギタイ・サーバだとして 同じ機能を持つバックアップ用のギタイがいてもおかしくはない アンテナ付きだけじゃない.. いつかの周回で試しにギタイ・サーバのアンテナを破壊してみたが結局ループした... あれはバックアップギタイが起動していたに遠いない...! ネットワークなんだ...!! このループを脱けるにはギタイ共のネットワーク全てを破壊しなければならない もう私の顔も見飽きたろう リタ・ヴラタスキは初めて時のループからの脱出に成功した 隊長...!!オレのせいで...オレのせいで.. お子さんにもまだ会ってないのに 隊長..今まで一度だって死んだ回なんてなかったのに.. どうして今回に限って:・ こんなものなのが人なんて... そうだ...そうだよ... あの日思い知らされたことだ... 時のループに巻き込まれたリタは特定の誰かの死をやり直せるかもしれない しかしきっと別の誰かが死ぬ ああ誰も死なない戦場などない ならば確率と呼ばれる無慈悲な死神に委ねよう このフロリダ半島での戦いの後時のループを研究するチームが秘密裏に立ち上がり リタの身体...特に脳が精査された 度重なるループによりタキオン粒子を浴び続けたリタの脳は変質していた 偶然にも最初にギタイサーバを倒した時に放出されたタキオン粒子を浴びたことがループのきっかけだったのだろう これはリタ...そして人類にとってとてつもない幸運といえた 時のループを手に入れたイレギュラーは ギタイに唯一対抗できる決戦兵器として世界中を駆け巡る: 誰も届かない...場所へっ辿り着いた 地球上からギタイを駆逐し人類が勝利する ただそれだけの執念を胸に... 戦女神はたった独り戦い続ける フラワーライン基地スカイラウンジ 職場は、涙を流さないものだから。 戦鬼は、涙を流さないものだから ジャパンコトイウシ島奪還作戦しの前日ー 東洋の島国ジャパンか... あれがリタ・ヴラタスキ リタは一度だけ同じ戦闘をループすることにしていた 一度目で全体の被害を確認し二度目て極力有利な戦況を展開するためだ ただし誰が死んでもループは一度きり そう心に決め戦いの前はひとりで過ごすことが常となっていた ジャパンでの戦闘...明日が一度目だな ...あの小説にあった「ジャパンでは食後のグリーン・ティーは無料」という話.. 今回の戦場ではあれにするか リタはこれまでの戦場でアーサーの与太話の真似事をしていた アラスカに住む人々は普ビタミン補給に生肉を食べていたというのは本当か? 砂漠に吹く熱風はギブリというそうだか... ヴァイキングの屈強さの秘密は リタはかつて時々夢想したことがある もし...戦場に行く前のんたい時間帯に まだ誰にもしていない話に応える者がいたりすればあしたぁ明日の戦場を経験しているということになる 自分ではなくその者がその戦場ではループしていることになるはずだーーと 世界中の戦場を駆け巡ってもそんな者は現れはしなかった 自分はひとり孤独に戦い続けるしかないのだーーと ...それはそういえばそれは...いいんじゃない いいんじゃないんだはい... 出弊前日は体を休めるのが基本.. なぜあんな訓練を... いつもなら部屋でひとりで過ごすのに あんな眼...初めてだ.. まるで地獄をくぐり抜けてきたような... どこかで見たような眼... 少佐殿にお願いがあります 自分に何か用があるのか こんな姿勢で言うことじゃないんだ ならば終わるまで待つことにする 私は何をしている...? 私は..この男とそんなに話がしたいのか...? 歳のわりには軍服を着なれている気がするか... それにかかん歩き方... ジャケット戦闘に最適化された体重移動をしているただのしょねへい切手は初年兵ではない... きみの一つ目の質問に答えよう そう...これは明日僕が死にかけていた時に きみが聞いてきた質問だけど... ジャパンのレストランのグリーン・ティーはたしかに無料だ 誰がなんといおうと、ぼくらが離れることはないだろう。 はじめて見つけた同じ時を過ごせる人と離れ離れになるなんて考えられない。 どこにでもいる普通の女の子のものだったー 二つ目の質問の答え... 僕がループしている回数だ 翌日コトイウシ島北端そうほくたん 第十七中隊はキリヤ・ケイジを援護する! 奴の動きを絶対妨げるな!! この今日で戦闘は終わる..! 今回見殺しにすれば先輩も軍曹も二度と生き返らない 一回限りーやり直しのきかない最後の勝負だ! ここに俺達がいるってわかってんのか!? 戦場の牝犬...!!なんで... 自分の名はリタ・ヴラタスキこの小隊を率いる者に告げる キリヤ・ケイジを借り受けたい! その代わりウチの隊の近くでジルバを踊るんじゃねえぞ ...シルハとは何の隠語だ? 僕はリタの闘い方を真似ることで生き残り方を覚えた お互い全く違う訓練を受けた兵士だけれど 幾多の戦場を乗り越えて到達した技は 双子のようにそっくりなんだ よし...行け!サーバの始末はおまえがやらなければならない 自分はバックアップをやるやり方は覚えているな! だから僕はイレギュラーとしてギタイにつけ狙われ 僕をこのクソったれなループに叩き落とした元凶 こいつのせいで僕は何をしたような血圧をはき内臓をぶちまけ いつ終わるとも知れない戦場を彷徨ったんだ...!! アンテナを破壊した!! 失敗したのか...!? クソったれな基礎訓練は終わったばかりで、 足元にまとまった影の中に蒸発しきっていない汗の染みが転々と残っていた。 午前中時の太陽が強い日射しを容赦なくぼくらに叩きつけていた。 第一臨海滋習場の空は、百六千回めの今日も普段とまったく変わらず高く減みあがり ...また泣かせてしまったな 僕はケイジキリヤ・ケイジ ...リタ...ヴラタスキだ... 失敗した...こんな場所じゃ見世物だ... さあ...すごく楽しいからじゃないかな このリタンは僕のことをまだ何も知らない ループが続く限りリタが会うのはいつも初めての僕なんだ... 何もないところだな... いや...何もない空間は嫌いではない ...自分の故郷も何もないところだったのだ ...海に囲まれた土地の空は澄んだいい色をしている... ...なのにジャケットは赤...? ...悪かった今のは忘れろ リタ・ヴラタスキらしくない 僕の知ってるリタ・ヴラタスキは ...いや以前のループで自分らはすでに会話をし ご...ごめん知った風な口きいて... そしてそれをおまえだけが記憶に留めているーのだな でももう一度色々と聞きたいことが... ではおまえはこれからの予定を知っているんだな 未来の予定を人から聞ける 自分がループするよりずっと楽しいな 今まで自分がひとりでずっと働いてきたのだ リタ・ヴラタスキが楽しいと言っている! 次はおまえが苦労する番なのは自明であろう 時間は早いけど行き先は食堂だ きみはジャパンのフードが食べたくなる 時刻はヒトヒトピトゴニーニュ いつも梅干しを口にしていたのは一四五だったから少し早いけど.. 梅の実の漬け物ジャパニーズピクルスだよ リアクションはいつも通りだな すっぱくなんかないぞ! 色んな人がいるからキツイのは置いてないんだ くるるるじゃないの?? 食べ物に味を感じたのはいつぶりだ... いや:こんなに笑ったのはいつぶりなんだろう... 長いループの中で僕は忘れかけていた 人と一緒にいて人の声を聞いて人と食事をする」 たったそれだけの当たり前のなんでもないことが.. たとかだけのたり前のなんてもないことがこんなこも多いのだほんでー こんなにも楽しいだなんて その夜僕らはいろんな話をした おしゃべりな先輩の話トレーニングハイな軍曹の話 ジャケットの話コーヒーの話 前の今日には話しきれなかったたくさんのことも。 僕はリタとのこの今日を失いたくなかった 〝明日〟を乗りこえなくてはならないのだ 英甲化歩兵は、銃弾を袋に詰めこみ敵に殺戮を届けるサンタクロースだ。 だからこそ、クリスマス前後のことく、作戦前のたった一度きりの一日を瑞一杯楽しむのだった。 よくおむ眠っていたようだな そうか...昨日ここへ来て そのまま寝てしまったんだ 一年ぶりくらいな気がする きちんと寝て起きるのが寝るのって楽しいことだったんだな... おまえは時折バカなことを言う ん?...これ何の匂い? 袋を開いただけでわかるか...鼻がいいな これがコーヒーの香り? 代用品ならあるけど... 天然物のコーヒーの豆を焙煎するとこうなる 以前北アフリカの村を解放した際礼にともらったものだ コーヒーのお礼に最高のグリーン・ティーでもごちそうするよ この戦いが終わったら...か この戦争は絶対終わるきみと僕がいるんだから おまえがいればきっと終わる これをするとしないでは味がだいぶ違う... 一度もしないこんなことなかったのに...!! ...貫通はさせないか さすがはジャパン製だな いいかケイジ簡単なことだ ギタイは勝つためにループする... この方法でないと自分らを倒せないと判断したーそれだけだ そしてジャケット兵の仕事はギタイを倒すこと よ..よかった...見つかって... いえ...リタのジャケットは武器と一緒にジャパンの整備場にあるって... 了解したごくろうだったな ははい..では私はどこかに隠れていますリタも気をつけて それをお知らせしようと...! ではスカイラウンジを使え い...いいんですかですか? その代わり一つ頼みがある 自分か..この男が来るまで部屋に誰も入れないでほしい :大統領が来ても追い返すと約束してくれるか? コーヒーを飲む時間がなくなってしまったな 冷める前に片をつけられるかな? おまえはすぐ調子に乗るくせがある アフリカでやってものすごく後悔した.. それっておいしかった? 飲んだことないんだろ?おいしいかもよ ならばカビの生えたコーヒーを飲んでせいぜい腹を壊せばよかろう 今度こそループを終わりにする 人類がつくりだした芸術的とも言える大規模破壊兵器はすべでギタイ相手に役に立たない。 気化した燃料に引火して周囲を焼きつくす櫻井も、核分裂の力ですべてを秘微座にする機嫌も 寝て寝を振り進んで地下で感発するミサイルも、何千発もの小型感弾に分裂する機嫌も 時限感弾を解体するように精密な手順で倒さなければ、奴等は同じ時をやりなおすことができるのだから よかった心配してたんだ...が この基地はもう終わりだ!! そ...そんなことしてる場合じゃないだろっ!! 早く逃げないとムダ死にするだけだぞ!! 僕とリタがいる限りそんなことにはなりませんよ 自分が戦場に必要だとでも思ってんのか? 戦場が僕を必要としているだなんて大それたこと思ってません 僕が戦場を必要としているんです ど...どうなっても知らねえからな 今そして次にリタがどう動きたがっているかわかる その姿を戦場でずっと見てきた僕は 一瞬でも早く足を着けたい 瞬時に次の敵に照準をつけー こうしてフォローすることができる 言葉も身振りもいらない 僕達はいまや二人で一人なんだ も..もうダメだ...!! 私の部隊が格納庫で防衛陣を敷いている!! 隣の奴も相当だぞ...! カスども!ここは俺達の基地なんだ なんとか落ち着いてきたな... やり方は憶えているな? リタには何か考えがあるのか...? この暗闇を脱けるための...! 一体なんだってんだ!? そういうことってなんだよ!! ...ギタイは自分達に不利な戦況だと判断した場合 アンテナから過去へ通信する電気信号を発する 人間がギタイのループに巻き込まれるのは その電気信号を脳が受けとったからだ 何度もループを繰り返すということは その信号を何度も受けとるということ それによって脳は変質し同じ電気信号を帯び やがてギタイのアンテナと同じ性質を持つようになる その変質の過程が偏頭痛を起こす おまえにも覚えがあるだろう 前回バックアップを破壊してもループが発生したのはそのせいだ キリヤ・ケイジというバックアップアンテナがある限りリタ・ヴラタスキはループを脱けられないし、 リタマヴラタスキというバックアップアンテナがある限りキリヤ・ケイジはループを脱けられない ループを脱出できるのはひとりだけだ この戦争に人類が勝つためにはループを断つことができる人間が必要だ チーフ・ブリーダよりカラミティー・ドッグへ 投点付近のせいあつ制圧に成功した 取り込んでいるようだが手助けが必要か? 邪魔邪魔すれば命の保証はしないしない それにリタに殺されるなら構わない だから死ぬのはもう怖くない もともと彼女がいなければなかった命なんだ 僕は決意したはずだ...!! 全力を尽くして敗北するのならいい... でも手を抜いて死ぬのはだめだ!! 何の意味もなくなってしまう リタもきっとそう思ってる だから戦わなきゃいけないんだ 彼女が生き残ればぼくが死ぬ ぼくが生き残ればかけがえのない彼女が死ぬ いくら頭を悩ませても納得のいく銭論が出る問題ではない ふたりのどちらかが死ななければならない選択を、 だから彼女は、言葉ではなくおのれの戦闘技術に託したのだ。 キリヤ・ケイジにとっていろ。おうかァよリタ・ヴラタスキはまぎれもなく戦場の女神だった...それでも、 僕はリタの戦う姿を見て成長することができた たった独りでギタイと戦ってきたりタと違って 次の一歩を踏み出すのか キリヤ・ケイジおまえは...強い ずっと前からわかっていたことだ... ギタイの電波が感じられるようになった時から.. 戦いにはいつか終わりが来る ループから...抜けるのは おまえに...決まった... リタ...まさか... ...そうかそういうことか コーヒーを飲む時間がなくなってしまったな 今度こそループを終わりにする 自分が死ぬ...と...? この戦いが初めったら...か そうだなおまえがいればきっと終わる ごめん...ごめんよ... ...このままずっと繰り返せばいいじゃないか それなら僕ときみはずっと一緒にいられる... 毎日戦争があっても僕らならきっと切り抜けられる...!! 毎朝おまえは見知らぬリタ・ヴラタスキと会うのだぞ おまえの脳が自分と同じようになる前に... とっととクソったれなループを終わらせてくるがいい... あまり時間がない... ...言いたいことがあるなら早く言え きみが死ぬまでそばにいよう ひとりは心細いからな... もう陽が沈む時刻なのだな 夕焼けだきれいな色だよ リタの最期の言葉の後ー 僕はギタイサーバをふち殺し残った敵を全て掃討した 戦闘が終わり僕は単独行動を咎められでも営倉に叩き込まれたが、 三日後逆に勲章をもらった おまけに!一枚も良かった かつてリタだけがもらった勲章だ キリヤお前どこで訓練したんだ? 鉄面女王の代わりってやつだな あ...!ごめんなさい しっかり見張っていたつもりなんですけどちょっと目を離した隙に... 早くも“称号”を頂いたってことか... あの時の..スカイラウンジのキーです 三日間誰も入れないのはものすごく大変でした リタは:彼女はなぜジャケットを赤に塗っていたんだろう 好きな色じゃないはずなのに... “目立ちたかったって言ってました 戦場で目立っていいことがあるのかわかりませんけど 目立つってのは悪くない案だ 全ての攻撃が集中するように...か あの...わたしも質問していいでしょうか リタとは古い知り合いだったんですか? すみません変なこと聞いてすみません あやまらなくていいよたしかに疑問だろうから その部屋の空気は澱んでいた リタ・ヴラタスキのにおいは残っていなかった 僕はどれほど歴戦の兵が経験した数より多い戦場を!潜り抜けてきた 生き残るタイミングセンターミノブ死ぬタイミング僕の体は知り尽くしている 目をつむったってギタイの弾丸はもう僕にかすりもしない 僕がいる限り人類は負けない この戦いは人類の勝利で終わらせる リタ・ヴラタスキはいないのだ 守りたかった女性はいないのだ 赤はきみの色だからきみだけの色だから もう帰ってこないきみのためにとっておくことにする 僕のジャケットは青に塗ろうー きみが好きだと言った空の色に 作画スタッフ小川亮一菅原元子園田辰之助佐藤克彦芦川仁、ひのき一志一小畑東 装丁:本文デザイン小林満(ジョニアロイド 単行本担当編集横山健(現代書院) この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです 本作品の内容あるいはデータを無断つ範囲。北郷一人独学行と全部・一部にかかわらず、たくさんいんです。無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載を含む)することは、法律で禁じられていいます。また、個人的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなどの著作権保護技術を解除して行うこととはできません。