HTML overlay generated with mokuro version 0.2.0-beta.6
Instructions:
JUMP.COMICS
闘う者たちの午後の巻
八木教広
97.18.9784.088723600
2014年1月299790003906
ISBN4-08-872360-C
C9979Y39OE
定価本体300円十税
雑誌43068ー70
ジャンプ・コミック
ヤ
10月11日(土)、
A.
SネA武しB影S
お客様がお客さまにおいては
そんなことなんかしらこのままなかったマイナーが一つでしょうかもしれませんし
!!
Yテ
ジャンプコミックス
!?演キオン
心は、戯マク、
ン生U剣
キャンプ生地獄を生きるうに余ることがないんだけど...俺のマキちゃんものです
それはいいので、楽しいジャインタブルにもおもらしいけど...でもありがとうございますね。これは、リュースなんだろうなところですが、カッカンカー!!
う...いいんだ
...どぉぉ
の
!!康K険一
これまで、?!!張様ン近NFn
家M冒イ一二人空
ソン
いらん
SL
つんは
査
草
このまま明るかなんか、おまえらしくなってしまったね。
...
風捜ス..
そういうことで、
...お前のおっちゃんのお父さんがいっぱいになってるんだろうかなぁっ!!
娘い...か童官華猫はスラブ賞の
イ少〜った、ンブぉぉぉー
...
ゅブルハ
ルギイびぴ
フルハエ・の甲”五でイカっ
ふルーん、伝一
至試彦厚人一側存安介竜希丸と昭燁之徨め子か二源_裏票幸き強応広樹二郎博み治治明した淳亜く美
弘とま高橋門・教直同校大画画文芸が
...
九州本本山ウカ宮宮口田
原一と一人漫機関は月日(金)、金持ちのメッセージの美術館には、山口田町から大野君と呼び、
萩厚章井荒根高真桐和う藤高つに木川武写か浅高山市長、柴柴浅門なも八今穏漫林染秋秋鳥ガ小雨麻坂
そういうわけではないでしょうね...まあ、おまえがありませんでしょうか。
そういうことですが、これまではなく、そういうことはありませんでしょうか。
それでも、
強獄っム-cee
こ、るレジル・
「美ON外ん〜斗ノン説ド空園W伝入断場ンんY団
もし、
五一一人
ラテン
...
こちらの教会を始めるといってもノラ花さか天使テンション表現
大使キソギ
ショッキングBO快傑蒸気探偵日、
ン
>原モネルシーズの際は
そろま
ひず、騎い亜
*各巻とも好評発売中!!
「本当は、
●月刊少年ジャンフ・H9年1月25
6月2地域分以外
基本的にかくことは楽しいのである。
かくことは苦しみであり、
かくことは殺しみであり、
かくことは喜びであり、
かくことは恥辱であり
かくことは犠牲であり、
かくことは恐怖である。
そして、それら全てをひっくるめて、
やはりかくことは楽しいことなのである。
これで締切りさえなければ最高なのだが
LOVE
Re:
ジャンプ・コミックフ
東京・一ツ橋集英社
八木教広
..
JDMP-CDWICS
い木教広
闘う者たちの午後の巻
集英社
★この作品はフィクションです。実在の人物・
団体・事件などには、いっさい、関係ありません。
JUMPCOMICSで
闘う者たちの午後の巻
北野誠一良
悪魔の顔と天使の心をもつ
少年。その容貌故に、転入早々
碧空高校の番長になる。周囲
の幾多の誤解を受けつつも、
学園生活を満喫中。
小磯良子
父親直伝の小磯流古武術を
操る格闘美少女。北野くんの。
天性の武道センスを見抜き、
心優しい人柄も知る、唯一の
理解者。
菱田春華
純真に不良更生にとりくむ
桐葉に小以上一特別生活指導員。だが、彼女
特別生活は学校のたい、放課わることすべてが裏目に
出る。北野くんとの面談中に
倒れ、彼を停学に追い込む。
NI
...
N
小磯流古武術の道場主で、
良子の父親。男手ひとつで育
まあげた良子が、悪魔〈北野
くん)にたぶらかされ〈たと
思い込み)心配する。
中学時代より、ケンカの強
さて名を馳せる程の実力者。
停学明けに北野くんと対決し
て完敗。以来、舎弟として忠
義をつくし、尊敬を寄せる。
北野くんを倒すべく、特別
生活指導員の父と共に碧空高
枚に編入。無敵を誇っていた
が、良子との一騎打ちに敗れ
その闘いを通じて心を開く。
VOL.10
CONTENTS
ACT.4.幾処の告白。の巻
ACT.48はるかなる想いの巻
AOT.6.闘う者たちの午後の巻
ACT.51
51.対決ノ小機流古お
AOT.5.3.良子、決戦の日曜日の巻
ACT.52.黒田の美し・き日曜日の巻
そうなんだから
ACT.48ゲスカー
ACT-48はるかなる想
る...知りの巻
ふう...
で...
どうしようか
これから..
とりあえず
もうやる事が
ないとはいえ
このまま家に
帰っても気になって
仕方ないだろう
会議がすんだら
私がすぐ父から
結果を聞くことに
するから
それまで学校で
待つしかない
だろうな
ふう...
ん?
ンジェル伝説の
ん?
どうした
良子
ん...
あ...
いや...
馬鹿言うなよ
停学たぞ停学
停学ってのは
学校へくるのを
禁止する処分だぞ
わかってんのか
なんか今
北野くんがいる
ような気がして...
わかりきってることを
いちいち丁寧に
説明するな
バカに
見えるぞ
ああ?
なんだと
コラ
てめえらが
わけわからねー
こと言うから
なあ
言われて
みれば...
確かに
そんな気も
あ?
なんだってんだ
女のカンとでも
言うつもりかよ
てめえは
しねえのか?
あ?
なんだてめえら
何者だよまったくよ
あ...
あたしは
普通の人
だから...
いいか
よく考えろよ
てめえら
北野さんが
停学くらったのは
昨日で今日は
その1日目なんだ
よ
しかもその
今日は北野さんが
退学になるかも
しれねーって
会議もあるんだ
そんな時に
のこのこ学校に
くるわけねーだろ
ただでさえ
危ない立場にいるのに
これ以上状況悪くする
マネしてどうすんだよ
そんなのは
よほどのバカが
することだ
そんな自ら
退学になるような
マネするわけ
ねーだろ
だから
そんな
バカな
こと...
ンジェル伝説皿
あ...
?
あ...
あ...
なんだ
誰が
バカだ
き..
きた
きた
きた
きた...
なんだ
何を
言って
るんだ
あ...
?
なんだ
誰がきたと
言うんだ
ん?
わ...
わあ
き...
北野さん
ななな
なな...
どどど
どうしたの
北野くん
今日は
て..
え?
あれ?
どうしたの
みんな
そろって
わ
が
あ
北野くん
何すんだ
てめえ
この
くそ女ァ
なんだ
騒がしいぞ
なに
やってんだ
小磯
あ...
い...いえ
なんでも
ないです
先生
......?
授業は
終わったんだ
さっさと
帰れよ
これから
職員会議
ですか...
まったく
ねぇ...
ふう...
は..
びっくり
したぁ
いきなり
うちの先生
でてくん
だもん...
はーい
おい
いつまで
つかんでるんだ
早いとこ
殴るか
離すか
しろ
ん
大丈夫
北野くん
ああ
ん
ジェル伝説【
あ...
うん
悪かったな
痛かったか?
あ...
平気だよ
大丈夫
にしても
どういう
つもりだ
こんな時に
のこのこ
学校に出て
くるなんて
いや
その...
ただでさえ
危ない立場に
いるのに
これ以上
状況悪くする
マネして
どうする
そんなのは
よほどのバカが
することだ
そんなに自ら
退学になりたい
のかお前は
ーって
お前
言ってたよな
ば...
ばかやろ
あれは
だな...
言ってたじゃ
ないか
本当の話だ
だ...だから
あれはな
そういう意味
じゃなくて
北野くん
大丈夫だった?
他に人に
見られてない
だから...
え..
あの...
金髪男の
お前への文句も
当然の言葉だぞ
みんなお前のことを
心配して集って
行動してたんだ
先生とかに
見つかってないでしょ
そういった
想いもさ
少しくらい考えろ
あ...おい
てめえー
ご...ごめんねみんな
心配させちゃって!!
エンジェル伝説の
え!!
あ...いいんスよ
こっちが勝手に
やったことなんス
から
こらくそ女てめえ
何勝手なこと
ぬかしてんだこら
さて...
そうね...
こんなところ
他の先生に
みつかったら
大変だもんね
下手に動いて
生徒とかに
みつかりたくは
ないしな
これから
どうするか
だな
結果がでるまで
どこかにかくれてる方が
無難だな...
ナイフ
らしい
ですから
ね...
本当なら
大変なこと
ですよ
ですから
あの生徒は
ですね...
うーん
まったくもって
打つ手なし
か.....
なんといっても先生を
刺したことになっている
わけだからな...
何をどう考えても
奴の退学は
まぬがれん話だ...
証拠らしきものが
ない以上当事者たちの
証言がすべてになる
はずだからな...
すると春華と
それを目撃したという
生活指導の先生二人が
きめ手なわけだが...
......?
......
完璧なまでの
布陣だよ
まったく...
その現場を目撃したという
先生のうちの一人は
北野に私的なうらみが
あるそうだからな...
今さらながらに
たいした能力だな
心底敵に
まわしたくないと
思う相手だよ
今の私には
どうすることも
できないな
菱田春華...
これでは
どう考えても
北野の退学は...
じょ...
冗談じゃ
ねーぞ...
俺は行方不明の
教師Aには
なりたくないぞ
エンジェル伝説の
!!
ぶっ
おっ
お
あれですよ
あの先生
ほー
あんな先生が
一人で北野に
たちむかったん
ですか
大した
女丈夫
ですな
ち...
え
とんだ
疫病神だよ
まったく..
あれ...?
あいつ
あんな顔
だったっけ...?
あ
それじゃ
先生は
前の方へ
どうぞ
あ...
はい
それでは..
そろった
ようですので
失礼
します...
これより
午後の会議を
始めたいと思います
議題は
1年男子生徒...
エンジェル伝説皿
北野誠一郎の
退学の決議です。
彼についての説明は
今更しなくても
先生方も十分
ご存知だと
思います
転入初日
1年にして
番長グループの
頭になり..
それ以来の
悪行は数知れず...
碧空高校は
恐怖の色にそまり
暗鬱で禍々しい
日々が続きました
しかし奴は
狡猾でした
その数々の
悪行の証拠を
隠滅し決して
証人をのこさな
かったのです
故に後は
今ではまさに
野放しのような
状態だった
わけで...
生命の危機を
感じた先生も
少なくなかったと
思います
そしてついに
我々が一番
おそれていたことが
おきてしまった
のです
奴は...北野は
自分に教育指導を
しようとした
先生に向かって
凶刃をふるったのです
今回もまた
その証拠を証人共々
奴は消しさろうと
しましたが...
幸いにも今度は
その凶行からなんとか
まぬがれることが
できました
私はこのような
悪魔のような
生徒をこれ以上
この碧空高校の
一生徒として
むかえることは
できないと考えます
それでは
菱田先生
...
あ...
はい..
ス...
エンジェル伝説皿
これで先生がケガを
した状況を語り...
岸田先生たちが
証言もすれば万事終了...
ついにあの北野を
退学にできるのだ
ついにこの時が
きたのだ
え...と
あの...
私の左手の
ケガはですね...
あれ...?
そういえば
結局このケガの
こと聞けなかった
な.....
その...
北野くんに
......
ま...
いっか...
私は昨日
北野誠一郎くんと
生活指導室で
二人で話し合い
ました
たしかに彼のその外見は
私が今まで出会ってきた
どんな不良たちをも
凌駕するほど怖いものでした
彼は不良たる不良で
私の真面目な話もちゃんと
聞こうとはせず「あくまで
ふざけた態度をとり...
レジェル伝説の
生活指導員である私とは
最後まで相容れようなどとは
しませんでした
その生活指導室での
二人っきりの話し合いでは
確かにいろいろ怖い思いも
たくさんしました
何度か
気を失いかけたのも
事実です
北野誠一郎という
生徒が不良として
怖い生徒であることは
間違いありません
そうして人を怖がらせ
人の話をちゃんと聞かない生徒が
真面目であるとも思えません
私には結局不良や
つっぱり君のことは
わかりませんでした
ただ見た目や態度だけで
すべてを判断することは
できないと思うだけです
私は昨日
自分自身の
いたらなさで
気を失ってから
後は..
うん
うん
ん?
正直何も
覚えていません
私は自分の
記憶にない
ことで..
生徒を退学に
するようなマネは
したくありません
え?
せ...
先生!
な...何を
言ってるん
ですか
エンジェル伝説の
言ってたじゃ
ないですか
北野がナイフで
おそいかかって
きて...
ですから
私の傷は
コーヒーカップ
の破片で...
身をかばうのに
左手ってのも
ちょっと...
その
だ..
だから...
な..
なんだ?
どう
なってる
んだ
せ...先生方も
なんとか言って
くださいよ
岸田先生!
岩田先生!!
い...いや
......
私たちは
別に何も..
なんですか
いったい
っ!!
先生
まっ!!?
どういうこと
ですか
い...いや
よ...よく考えて
みれば
北野の犯行を
みたわけでは
ないので..
北野ですね
あの悪魔が
また何か
したんですね
何があったん
ですか
岸田先生
岩田先生
北野に
おどかされ
たんですね
ちゃんと
こっちをみて
喋ってくださいよ
な..
何言ってん
ですか...
か...仮にも
生活指導員
たるものが...
生徒一人のおどしに
屈するなど...
だからちゃんと
こっちむいて喋って
くださいよ
しっかりして
くださいよ
先生ー
エンジェル伝説O
...
北野を
退学にできる
チャンスなんですよ
先生
な...
なんだ
こりゃ...
先生ー
どうなって
んだ
いったい...
しっかり
してください
先生
なんなんだ
この会議は...
たのみ
ますよ
......
ふう
北野
くん
やったよ
北野くん
会議
終わったって...
北野くんの
疑いも
晴れたって
え?
よかったね
北野くん
明日から
普通に
登校して
いいんだよ
よかったね
北野くん
よかったね
ん
...
エンジェル伝説Q
きゃああ
あああぁ
なによなんで
あなたたち
こんなとこに
いんのよ
え?
え?
ば...
ばかやろ
それは
こっちの
セリフだ
ここは
男子便...
きゃああ
何してんのよ
こんなとこで
え?
こっち
むかないでよ
バカ
け...けるな
バカ!
わあっ
帰るのか
春華...
はい
短い間でしたけど
お世話に
なりました
本当にいろいろ
みんなに迷惑
がけちゃって...
でもおかげで
いろいろ勉強に
なりました
別に俺は
何もしてない
がな...
私には
無理でしたけど
先生はがんばって
くださいね
北野くんの
更生...
退学とかじゃ
なくて...
モンジェル伝説の
本当はやさしくて
いい子だと
思いますから
まったく
変な奴だよ
お前は...
最初から
最後まで
人の心を
かきまわして
いくんだからな
...
わかったよ
まかせて
おけ
それじゃ
また
会いましょうね
先生
もーだから
どーしていつも
あなたは
よけいなとこで
でてくんのよ
ばかやろ
ここは男子便所
だぞ
エンジェル伝説の
てめえらが
いる方が
おかしーんじゃ
ねーか
堂々と入って
きやがって
だってさっきは
誰もいなかった
からじゃないの
ばかやろ
さっき
いなかった
からって
なぁ
とりあえず
礼は
言っとくよ
お前は
なあ
いらん
自分のために
したことだ
?
なんなんだ
みんな
そろいも
そろいやがって
なんなんだ
いったいー
ACT.49
幾処の告白...の巻
この..
!
てめえ
AcTAS機能の告白・のを
・の巻
がはっ
こ...
この..
エンジェル伝説の
あ...
あ...
すげー
一瞬だぜ...
一瞬でそれで
不良学生
四人片づけ
ちまった...
なんだよ
いったい
何が
あったんだ
ん?
ああ
初めあの三人の
女子高校生が
不良学生に
からまれててよ
そしたらそいつら
人数あわせってことでも
ないだろうけど
その女にもちょっかい
出し始めて..
そこにあの女が
通りかかったんだ
んで
あのザマさ...
それにしても
4対1で
あれだもんな...
何者だよ
いったい
あの女...
あ...
あの
その
あ...あたしたち..
たち...
あの...
え?
エンジェル伝説の
ふー
びっくり
したぁ
何か
言われる
のかと思った
ス...
たすけて
やったんだから
礼を出せ
とかね...
うんだ
私も思った
なんか
目つき
怖かった
もん
今時の
スケ番みたい
なものかな
おっかない
よねー
ねぇねぇ
白瀧さん
白瀧さんの
その着てる制服って
どこの学校のやつ?
この辺のじゃ
ないよね
北の方の
やつじゃない?
エンジェル伝説O
ああ
白露高校の
制服だ
ほらぁ
本当だ
あたしの
親戚の家が
その辺にあってさ
なんか
見たこと
あったのよ
あんな遠くの
やつなんだ
それじゃ
白瀧さんって
この学校に
転校する前は
白露高校
だったの?
いや...
父の仕事柄、転校が
多くてな...
白露は
その前の前だ
いちいち
買いかえるのも大変だから
そのまま着てるんだ
へー
大変だよ
ねー
何?
それじゃ
またすぐここも
転校しちゃうかも
しれないの
今度は
ずっとおちつけると
いいのにね
転校ばっかりじゃ
大変だもんね
ん?
え?
さぁな
これからのことは
よくわからん
なになに
白瀧
また転校
しちゃうの
あんた
白瀧さん
ねらってる
もんね
なんで
なんで
何人の話聞いて
聞いてん
のよ
ねぇ
なんだと
てめえ
さっきから
ずっと聞き耳
たててんのよ
...???
ば...ばか
何言ってん
だよ
よしときなさいよ
あんたとは
つりあわない
んだから
ンジェル伝説Q
......
...
......
おい
くそ女!
ん
なんだ
私のことか
おう
わかってんじゃ
ねーか
いいかこれから
お前のことを
そうよぶから
......
いいか
てめえ
ちょっとばかし
北野さんたちと
仲良くなったからって
いい気になるなよ
てめえは
そのつもり
でいろよ
俺はてめえに
気ィ許した
わけじゃ
わーからな
俺はてめえの
ろくでもない
動きは常に
監視しとく
からよ
北野さんの
スキをねらおうたって
そうはいかねーぞ
よし
わかった
そうしろ
しっかり
覚えて
おくぞ
その辺
よく覚えとけよ
......
......?
あ...
あ?
だから
私を監視
するんだろ
しっかり
やれよ
確かに私は
何をしでかすか
わからんからな
な..
なんだと
てめえこら
てめえ
やっぱり
誠一郎はやはり
一度は倒してみたい
男だからな
被会があれば
いくかもしれん
そうならない
ようにするのは
お前の役目だ
しっかり
たのむぞ
な...
なんなんだ
いったい
あいつは...
まったく
わけ
わかんねー
奴だぜ
くそ
ジェル伝説の
ん?
......?
く...くっと
黒田さん
てめえ、こら
どこみて
歩いてんだ
コラ
あだあ
あだだ
大丈夫スか
黒田さん
死にたいか
てめえ
あ
がへ
が...
あー
てめえー
茶くそ女ァ
なんだ
てめえこら
黒田さん
......
なんだおい
その茶くそ女
ってのは
か?
茶髪の
くそ女の
略だ
てめえの
ことだよ
いいかこの
茶くそ女ァ
あんましいい気に
なってんじゃねーぞ
俺が本気だしゃ
てめえなんか
相手じゃねーんだ
えらいあだ名が
ついたもんだ...
エンジェル伝説D
あ
わかってるのか
茶くそ女ァ
がははは
見ろ見ろォ
茶くそ女のやつ
鼻血なんか
出してやがんぜ
だせーな
おい
がははは
いきましょう
黒田さん
あの女
怒らせたら
やばいスから
あの暴力女
何するか
わかりませんし
いいか
茶くそ女ァ
黒田さん両方の
鼻の穴思いっきり
いってますけど...
あ?
関係あるかよ
......
俺は
負けて
やってんだぞ
お前が女だから
全力出してねー
だけなんだぞ
わかってんのか
コラ
いつか本気で
勝負してやるから
なーてめえ!
覚え
とけー
あ!
幾妙ちゃん
何してんの
こんなとこで
よぉ
元気か
誠一郎
あ!
い...いくっ
幾妙ちゃん
は...はなぢ
鼻血...
ど...ど
どうしたの
いったい
まだ
ついてるか?
いやそこで
なんかでかいのと
ぶつかってな...
たいした
ことはない
ハンカチか
なにか
もってないの
そういうのは
もたん主義だ
エンジェル伝説皿
そんなことに
信念もたなく
たって...
これで
おさえて
てよ
いらん
汚れる
だけだ
いいから
早く
はい
......
ほっとくと
大変だよ
どう
とまった?
ん
なんとかな
悪いな
汚れたぞ
これ..
ううん
いいよ
ハンカチなんて
汚れるために
あるような
もんだし
......
それにしても
つくづく面白い
奴だよな
お前は
え?
そんな顔
してるくせに
やたらに
やさしくて...
え?
いつも人のこと
ばかり考えてる
ような奴で
強いのか
弱いのか
よくわからんし
え?
え?
エンジェル伝説D
それでいて
うちの父を
二度も倒した
男だし...
人が傷ついて
血を流してたり
すると...
え?
ひょいと現れて
ハンカチを出して
くれるんだものな
え...
幾...
この間丸一日近く
授業さばっちまった
からいろいろ目を
つけられて
うるさいんだ
しばらくは
きちんと授業
うけるから
それじゃあな
あ...
幾妙
ちゃん!
?
幾妙
良子
はあ
はあ
はあ
よかったー
間にあって
校舎から
見えたんだ
一緒に
帰ろ
誠一郎は
どうした?
なによ
幾如まで...
北野くんとは別に
毎日一緒に
帰ってるって
わけじゃ
ないんだから
はぁ
幾妙の
お父さんも
この学校に
なじんできた
よね
けっこう
気さくな先生だって
生徒たちの評判も
いいみたいよ
あいつは
標的以外には
人あたりは
いいからな
レジェル伝説皿
表と裏の
顔のつかいわけが
うまいんだ
生徒たちって
それほどわかって
ないわけじゃ
ないと思うよ
まーた
すぐそういうこと
言うんだから
それが裏表の
ある顔なら
けっこうわかる
もんだし
私から見ても
昔のにこやかに
してた顔と
今の顔って
なんか違うなぁ
って思うもん
特別生活指導
やめてから険が
とれてきた感じ
するけどな
......?
父もうまく
なったものだな
そこまで人を
救けるように
なったとは
だーか
らー
本当は
幾妙が一番
わかってんじゃ
ないの
そういうことは
あ
ね
お
白瀧さん
じゃあねー
......
また明日ねー
白瀧ィ
今度
デート
しょうぜ
なあ
俺5発までなら投っしても
殴られても
平気だからよ
はー
ばーか
―――か
何言ってんだよ
てめえはよ
あいて
まったく
能天気な
奴らだ...
そお?
うちのクラスの
男たちも
あんな感じ
よねー
うん
あ
......
エンジェル伝説Q
そーだ
今日なら
いいでしょ
北野くん
いないん
だしさ
え?
あ...
あそこ?
ん?
なんだ
いや
大したこと
じゃない
んだけど
幾妙も
くる?
私が北野くんと
初めて本気で
闘った場所
だから
どこの
話なんだ
うわー
すっごい
ひさしぶり
へー
こんなとこに
公園なんか
あったんだー
べつに
北野くんと
一緒じゃまずい
ってことも
ないんだけど
なんとなく
てれちゃって...
ふーん
ここで誠一郎と
本気で闘った
のか
本気って言っても
北野くんは北野ぐん
なりの本気って
ことだけどね
私が一方的に
北野くんのことを
敵対視してて...
どうしても
勝負を
つけたくてね
私が
それで
負けたわけ
似てるな
私と...
そうね
考えてみれば
そっくりよね
お前に
勝って
私に勝って...
そして私の父にも
勝ったわけだ...
まったく大した
男だよあの男は...
ね...ねぇまぇ
一つ前から
聞きた
かったん
だけど...
い...幾妙って
北野くんの
ことどう
思ってるの
ん?
い...いやあの
この前の
停学騒動の
時もやたら
真剣だった
し...
も...もちろん
あれはあれで
感謝してる
けど...
あの
その...
......?
好きだぞ
やさしいし
強いし
面白いしな...
おお
三角関係
あ...
え.....
あの...
お前のことも
好きだぞ
面白いし
私より強いし
そっちの
ちっこいのも
好きだ
え?
金髪男も
やかましいが
好きだし
でかいのも
バカだが
面白くて
好きだし赤頭も
こりずに何度も
むかってくる性分が
たのしくて好きだ
え?
エンジェル伝説の
え?
え?
クラスの
能天気な
連中も
好きだ
つくづくおかしな
学校だよ
今まで恐れられ
避けられる対象でしか
なかった私に
平気で接してくるん
だからな
暴漢事件が
うやむやに
なったとはいえ
生徒の多くは
それが私の仕業で
あることはなんとなく
感じている
それでもみんな
私に対して普通に
接してくるんだ
気をつかってる
風でもなく
怖がってる
わけでもなくな
私が今まで
通ってきた
学校では
私は恐れられる
対象でしかなかった
私は常に
避けられて
まるでそこに
存在していない
かのように
あつかわれていたんだ
もちろん
私の行動の
せいだがな
まるで
私が本当に
何もしていない
かのように..
まったく
能天気な
連中だよ
だが私自身
それをつらいと
思わなかったし
何の疑問も
もたなかった
それが私だと
思って
いたからな
初めてだよ
こういうのは...
だから少し
とまどったりも
している
エンジェル伝説O
だけど決して
居心地が
悪いわけじゃ
なくてな...
そんな中で穏やかな
気持ちになれる自分に
正直驚いても
いるんだ
昔はね...
北野くんって
ものすごく
怖がられて
たの
もちろん
今でも
そうなんだけど
けどね
ある出来事が
あってから
北野くんが
そういう人じゃ
ないってことが
みんなわかって
きたの...
その頃は
絶対的な恐怖の
対象としてね...
ううんもちろん
全部わかったとか
いうわけじゃ
ないんだけど
だけどそれからは
北野くんは
絶対的な
恐怖の対象では
なくなったの
人はいい
大番長とか
怒ると怖いけど
普通の人には
手は出さない
仁義あふれる番長だ
とか
なんとかね
それからかな...
なんとなくだけど
みんな北野くんのことを
ちゃんと見はじめる
ようになったっていうか...
言い方悪いけど
北野くんに対する
恐怖を乗りこえた
みんなだから
北野くんの
行動を見て..
ちゃんと自分の目で見て
北野くんのことを
考えるように
なったというか...
なんか説明
しにくいけどね
そういう
外見的な怖さを
乗りこえた
みんなだから
少しくらいの
怖さとかには
動じないって
いう感じかな
外面の怖さや
表面的な噂に
惑わされないん
じゃないかな
もちろん全員が全員
そういうことでも
ないんだけど
エンジェル伝説団
多分そういう
ことだと思う
幾妍ちゃん
わ...
わあ
き...
北野くん
ど...
どうして
ここに...
なんか学校で会った時
様子おかしかったから
幾効ちゃんのクラスの
人に聞いたら...
転校しちゃうかも
しれないとかいってて...
え!?
幾妙ちゃんの
クラスの人に
会って聞いたら
この辺に歩いて
いったって
言うから...
本当なの
幾妙
はぁ
ねぇ
とりあえず
父の仕事の
内容が変わった
からな
父自身も
しばらく碧空を
動く気は
ないようだし..
当分ここに
いることに
なると思う
ンジェル伝説皿
私もここが
好きだしな...
よかった
せっかく
仲良く
なれたのに
また
転校だなんて
さみしいもんね
それだけのために
走ってきたのか
相変わらずの
男だな
お前は
え?
よかったね
幾妙
これからも
ずっと一緒に
いられるといいね
そうだな
悪く
思うなよ
ACT.50
50.闘う者たちの午後の巻
俺とあんたの闘いは
いわば宿命のような
ものなのさ
いくぞ
ナンバー2!!
がへっ
ACT.50
うまたちの午後
あ
が
レジェル伝説O
かはっ
で...
てて..
こらてめえ
小磯ォ
これは男同士
1対1の真剣
勝負なんだ
しゃしゃり
でてくんじゃ
ねーぞコラ
こんな帰り道に
下校時間に校門で
待ちぶせといて
何勝手なこと
言ってんのよ
何考えて
んのよ
そう思うからこそ
こうやって放課後
まで待ってやった
んじゃないか
そういうことを
言ってんじゃないのよ
なんでケンカばっかり
ふっかけるのかって
言ってんのよ
あなたには常識
ってものがないの
いこ
北野くん
こんな人
ほっといて
あ...
ま:待ってくれ
ナンバー2
う...
たのむ
俺と闘って
くれ
わ
な...何よ
しつこいな
北野くんは
わかってる
まだ俺じゃ
あんたと
勝負すんのは
力不足だってのは
承知のうえなんだ
だがあんたじゃないと
だめなんだよナンバー2
.ンジェル伝説の
今の俺には、あんたの力が
必要なんだあんた以外
考えられないんだよ
え...
ほう
お前が
そういう
趣味だとは
知らなかった
ぞ
俺はあんたの
その悪魔のような
風貌と...
なるほど
そっちの
趣味か
何度も
私に挑んで
くるはずだな
馬鹿やろそうじゃ
そうじゃねー
違うつってん
だろ
そしてそれにす分とも違わない
徹底的で極悪な強さを持ったあんたに
ボコボコにしてほしいんだよ
とにかくたのむよ
真剣なんだ
小磯からも
たのんでくれ
俺とお前の
仲じゃないか
何が俺と
お前の仲よ
ただクラスが
同じってだけでしょ
う~
よしそうだ
わかった
とにかく
だめなものは
だめなのよ
それなら小磯
俺をお前の
道場に
いれてくれ
え?
な...何よ
なんでそう
なるのよ
あんたのとこで
俺の性根を
たたき直して
ほしいんだ
だから私ん家は
門下生とかは...
だからそこを
なんとかたのむ
たのむ
門下生とかじゃなくて
一時稽古をつけてもらう
って形でもいいから
俺は自分自身が
許せないんだよ
エンジェル伝説の
たかが生活指導の親父さときに
ぴぴって逃げ出した自分が
許せなくてどうしようもないんだ
そ...それって
最近はいった
生活指導の
先生のこと..?
なんかしんねーけど
熊を殺しただの
人を殺しただの
言われてよ
......
にげて正解よ
あなた
だからびびった
自分が許せなくて
恐怖の具現者の
ナンバー2に
たちむかってきゃ
恐怖心を克服
できるかもしれねー
とか思ってよォ
闘う前から
ぴぴっちまって...
だからナンバー2が
だめなら平三だ
平三なら
実力といい
極悪人風の
人相といい
申し分ない
適格者だ
悪かったわね
うちのお父さんの
人相悪くて
と
いうわけで
たのむぞ
小磯
何が
というわけよ
だからそこは
お前の口添えで
なんとか...
とにかく
うちのお父さん
そんなの
承知しないわよ
だから
なんで私が
口添えしなきゃ
なんないのよ
たのむよ
小磯
とにかく真剣なんだよ
真剣に言ってんだよ
決して生半可な
気持ちで
言ってるわけじゃ
ねーんだ
たのむ
たのむ
たのむ!
あ...
あのね
だから...
...ンジェル伝説の
......
ここまで
言ってるんだ
聞くだけ
聞いてみたら
どうだ良子
えーっ!?
おお
いいとこあるじゃ
ねーか茶髪女
あくまで
聞くだけだ
そのかわり
聞いてだめなら
あきらめろよ
お...
おお
わかったよ
う...
とりあえず
聞くだけだから
ね.....
あんまり
期待
しないでよ..
いいぞ
連れてこい
その男...
......
ちょ......ちょっと
何承諾してん
のよ
断るでしょ
普通こーいう
のはさぁ
何考えて
んのよ
エンジェル伝説の
わ
な...
なんだ
たのんで
おいて...
おかしな
奴だな
お前だって
にたような
動機で
やってたじゃ
ないか
ぐ...
不良よ
赤い頭
してんのよ
ケンカに
強くなる
ために
言ってんのよ
だ..
だからってね
むやみに
人様の
お子様を
ね...
お前
言ってることが
支離滅裂だぞ
ただし
ひとつだけ
条件が
ある
条件
...?
あの
悪魔のような
男も一緒に
連れてこい
なんで
北野くんを
お
いちおう
悪魔のような
男だと思っては
いるんだなお前も
な...何
言ってんのよ
それは
お父さんが..
そーか
そーか
お前も
思っているのか
そうだよな
うんうん
ぐ...
私は悪魔の
ような男と
言っただけだぞ
だ...だから
なんで
北野くんを
解釈したのは
お前だ
......
やっぱり
悪魔なんだよな
あの男は...
なんか
逃げるよ!!
どうしたの
なにやら
聞くところに
よると
巷ではあの男
強い強いと
嘩されてる
らしいじゃないか
それで
興味を
もってな
それで
どの程度の
ものなのか
見てみたいと
思ったんだよ
別に特に
深い意味は
ない
とにかく条件は
あの悪魔も一緒に
連れてくること...
それが
できなければ
この話はなしだ
エンジェル伝説の
......
いいな
なにィ
ご...ごめんね
一生懸命
たのんでみた
んだけど
だめだった
だとォ
う~~
ほお...
意外だな
平三が
OKする
とはな
え!?
なに!?
な...何
言ってんのよ
幾妙...
お前は
嘘が下手だ
すぐわかる
何本当か
小磯!
こらてめえー
なんで嘘
つくんだ
てめえー
小磯ォ
う...
......
き...
北野くんも
一緒なら
OKだとか
言ってて..
だから...
なんでそこで
誠一郎が
でてくるんだ
さあ
よくわかんないけど
うちのお父さん
たまに変なこと
言うから
どうせろくでもない
こと考えてるんだと
思うんだけどね...
......
たのむ
ナンバー2
俺と一緒に
平三の稽古を
うけてくれ
ジェル伝説肌
たのむ!
え?
え...でも
僕
武道
なんて...
わかってる
あんたが今さら
人に習うような
器じゃないってことは
わかってるんだ
たのむ
この通りだ
後生だ
ナンバー2
あ...
あのね
荻須...
だけどここは
どうか俺のために
たのむ
うん
わかった
それじゃ
一緒にやろうか
え!
ほ...
本当か
ナンバー2
うん
ちょ...
き...
北野くん
ありがとよ
ナンバー2
お前
地獄からの使者の
わりに結構
いい奴なんだな
ちょ...
ちょっと
ちょっと...
い...いいの
北野くん
武道よ
格闘技
なのよ
僕が入ることで
荻須くんの
たのみが
聞かれるんなら
いいよ
こんなに一生懸命
なんだしさ
きっとすぐ
僕なんか
センスのなさに
気づいて
放り出されたり
するんじゃ
ないかな
ははは
......
エンジェル伝説皿
ふー
っ...っ
連れて
きたよ
お父さん
なんだ
言っただろうが
あの悪魔も
一緒じゃないと
いかんと...
だ..
だから...
ん?
ほほお...
よびにいくまでも
なく連れてこれた
ということは
すぐそこにいた
ということか...
ふ
おじゃま
します
ならば帰りは良子と
一緒だったということに
なるわけだな...
上等じゃないか
悪魔の分際で...
こんにちは
元気か
平三
おお
よろしく
たのむぜ
平三
ん
道着は
そこら辺に
あるのを
使え
ンジェル伝説の
適当に
あるから
よろしく
お願いします
......
幾妙は
どうする?
はい
おお
なんかたくさんあるね
サイズがあうのあるんだろうな
オイズがあっのあるんだろうな
とりあえず
私も着がえて
くるけど
私は
見とくよ
気がむいたら
このままで
参加するし...
へへへ...
こういうの
着ると
そういう気に
なってくるな
......?
......
でけー
これしか
なかったんだ
ふふふ...
遂にこの時が
やってきた
道場なら
合法的に
復讐が
できると
いうもの
用意
できたー
ごめんね
北野くん
そういうの
しかなくて
三者面談の時の
礼もかねて
やらせてもらうぞ
平気
だよ
なんとか
なるよ
うん
おお
とりあえず
袖んとこ
まくっといて
あ
うん
ま
こんな感じ
かな
動ける
よね
うん
大丈夫
あんまり
無理しなくて
いいから
気を
つけてね
エンジェル伝説O
大丈夫だよ
心配しなくても
ほほう
なかなか
いい雰囲気
だな
新婚夫婦
みたいだぞ
ちょ...
ちょっと
何言ってるのよ
幾妙!
さてと
それじゃ
よろしく
たのむぜ
てれることは
ないだろ
いつものことだ
わぁ
新婚夫婦だと?
いつものことだと?
ふざけるなよ
この世がどんなに乱れ
善も悪もないような時代に
なったとしても悪魔の
新婚夫婦など、断じて認めんぞ。
許さんぞ
許さんぞ
悪魔め
おーさすが
道着を着ると
違うな
気合い入りまくって
やがるぜ平二
それじゃ
始めるぞ
そこに
並べ
おお
よろしく
お願いします
初めに言っておくが
武道とは武の道を
極めることであり
技を鍛練することにより
心身を昇華させていく。
という道理がある
よって学んだ
技を汚すこと
なく...
フフフラフラック
心身の鍛練にも
いそしんでほしい
わかった
な
おお
よし
こい!
組手
開始だ!
ちょ...
ちょっと
待ってよ
エンジェル伝説O
な...何
言ってんのよ
型も何も
教えないで
いきなり
何やってんのよ
え?
む?
い...いや
手始めにまずは
組手かなっと思って...
まずはじゃ
ないでしょ!
何考えてんのよ
とにかく
どっちも
武道に
関しては
素人
なんだから
基礎から
教えてよ
基礎から
むう...
それでは...
まずは
突き...
踏み込む足と
同じ側の拳を
突き出す
そして
逆突き
俗に言う
順突き
というやつだ
踏み込んだ足の
反対側の拳を出す
腰の回転が入る分
威力のある一撃となる
ちなみに
我が流派
では
小磯流順突き
小磯流逆突き
と言う
ただ
てめえの名前が
ついただけじゃ
ねーか
では
こい!
自由組手
だ!
だからー
さて
何考えて
んのよ
もう
な...なんだ
教えたじゃ
ないか
しっかり
やる気があれば
あれだけで
十分勝てるぞ
現に俺は...
モンジェル伝説の
お父さんと
一緒にしないでよ
体格も体力も
違うんだから
とにかく
教えるんなら
しっかり
教えてよね
要望通り
北野くんも
連れてきたん
だから
あんなんで
どうなるって
いうのよ
いかりや
長介の
気分だな
ち...
うるさい
奴だ...
だめだこりゃ
ってやつ?
...
目の前に
標的がいるのに手を
出せないというのも
つらいものだぞ
くそ
そ...
それじゃ
とりあえず
今のを
やってみろ
はい
ああ?
なんだか
幼稚くせー
なあ
言っとくけど俺は
ケンカ以外でも
いろいろ格闘技
やってたからよ
今さらこんなのはなぁ
ゆふ{!
ぎゃ!!
わ...
わあ
や...やらせて
いただきます
うおー
おっかねー
俺いま本気で
生命の危機を
感じたぜ
やっぱ武道に
関する思いこみは
すげーな...平三は
あんたも
さからわねー
方がいいぜ
は..
はい
いくら幼稚で
くだらなくて
嫌でもがまん
するしかねー
い...いや
僕は別に...
はっ
はっ
はっ
はっ
なんか
変な気分
うちの道場で
北野くんが武術を
稽古してるなんて...
よし
良子
相手しろ
久しぶりに
稽古をつけて
やる
へ!?
え..
なんで
私...
今日は
二人の...
お前最近
ろくに稽古
しとらんからな
それにお前
余分な脂肪が
ついてきたんじゃ
ないか?
ジェル伝説【
鍛えた筋肉は
つかってないと
どんどん脂肪に
変わるぞ
う...
ほ
我が流派の闘いを
見せるのもひとつの
修行のうちだ
小磯父娘対決か
面白いことに
なってきたな
だ
大丈夫
かな..
心配
いらんよ
親子なん
だし
よーし
いくぞ
まずは
かるく
いくからな
う...
うん
どやぁ
どえりゃあああぁ
な...
何よ
おお
すげー
わっ
さすがに
やる時や
やるぜ平二
かるくいくとか
言っといて...
いきなり全開
じゃないのよ!!
......
あ
あ...
ふん
く
はぁ
ふっ
え..
j磯流古武術
奥義
か...
心臓透し
かは
うおー
なんだー
今のは
胸に手を
あてがっての
瞬発力だけの
打撃だ
エンジェル伝説
衝撃を内部に
残すことにより
相手を行動不能に
するんだ
さて..
すげーいちげき
一撃で
沈んだぞ
こうるさいのには
しばらく
ねてもらうとして...
これで
ようやく...
お前たちの相手を
じっくりしてやれると
いうものだな
あ?
え?
...いや、大丈夫。
対決!小磯流古武術の巻
けっ
ACT.51
あ...
あ...
あ?
と
いうこと
で...
覚悟は
いいか
ん効決!
良子!
良子
大丈夫
ねえ
エンジェル伝説の
良子
心配しなくても
大丈夫だよ
た...
大変
脈がないよ
良子!
え!?
ロ元に手を
かざしてみろ
ちゃんと
息はしてる
だろ
ただ気を失って
いるだけだ
しばらくすれば
目を覚ますよ
あ
ほんとだ
ふー
びっくりしたぁ
良子死んじゃった
かと思った
素人が脈なんか
とってもそう
わかるもんじゃ
ないんだよ
びっくりしたのは
こっちだ
おおすげーな平三
一旦道着を着ると
修羅の如しだな
まさか娘を死なせかける
ほどの技をつかうとは
思わなかったぞ
ばか言うな誰が
自分の娘を死なせ
かけたりするものか!!
おどかし
やがって..
い...いっとくがさっきの
技は相手を一時的に
行動不能にすることを
目的にしたような技だぞ
わかってるって
娘がやかまし
かったんでつい
いつもより力が
入って死なせかけた
だけなんだよな
...
だから
死にかけて
ねーって
言ってんだろ
本人に
その気がない
わけだからな
いうなれば
業務上過失の
情状酌量って
とこだ
普通に
殴るより
はるかに
安全なんだ
本当
だぞ
何わけの
わからんことを
言ってるんだ
だ..
大丈夫なの
良子ちゃん
エンジェル伝説皿
ぬ?
北野くん...
とりあえず
息はしてる
けど
さっきから
びくりとも
動かんな
え?
心臓に直接
ダメージを
与えるような
技だったからな
その辺に
影響が
あるのか
そ...
そんな...
ス...
...ファンディ
大丈夫
そうだな
心臓は
しっかり
動いてる
けっこう
大した技
なんだな
え!?
ほ...
本当!?
自分の
耳で
確かめて
みろ
ほれ
!
本当だ
しっかり
動いてる
よかった
これなら
大丈夫だ
だろ
あ...
ん?
北野くん...
わ
ご..
ごめん
僕そんな
気じゃ...
べ...別に
あたしに
あやまられ
ても...
まぁいいん
だけどね
北野くんも良子の
こと心配して
したことだし...
良子だって
北野くんなら別に..
!
エンジェル伝説O
ん?
......
さぁて
それじゃ
やろうぜ
平三
まずは俺から
いかせてもらうぜ
言っとくが俺は今まで
格闘技はそれなりに
がじってきてるからよ
組手稽古ならそれこそ
願ったりってとこだぜ
それじゃ
いくぞ
平三ォ
エンジェル伝説D
が...
きゃあ
ほほう
平三の言ってた
ことは正しい
ようだな
確かに
こっちの方が
ダメージは
ありそうだ
荻須くん!
荻須くん!
さて...
これで
邪魔者は
すべて
いなくなった
わけだ...
ス...
こい..
今こそ悪魔を
地獄へ送り返して
くれる...
え?
あ...
あ...
ほう
誠一郎
ねらいか...
平三の奴
誠一郎の
秘めたる
格闘センスを
早くも
見ぬいて
いたとは..
さすが
だな
と...とにかく
とめようよ
なんか
やばい感じ
が.....
ん
なぜだ
平三とはいえ
人の親だ
そう無茶な
ことはしない
だろ
大丈夫だよ
い...いや
そういう
わけじゃ
なくてね
ーって
面白く
なりそうだぞ
さっきも同じような
こと言って良子が
こんなんなったんじゃ
ないのよ
かまえるが
いい...
それが
始まりの
合図だ
.ンジェル伝説D
え?
あ...
早くしろ
武の道の
最低限の
礼儀だ
これくらい
守って
もらうぞ
まいったな
いきなりこんな
ことになるとは
思わなかったな
やっぱり
武術の道って
厳しいもん
なんだな
アイジャットで
ガイドか!?
私のときに
!?
あ!
あぶ...
え?
エンジェル伝説ID
え?
き...
北野くん
かわした...
え!?
ぬうう...
へやっ
エンジェル伝説の
はっ
殺月
な...
え?
びっくり
したぁ...
いきなり
なんだもん
か...
かわした
だと...
ンジェル伝説O
全力で
いったんだぞ
こいつただの
悪魔じゃ
なかったのか
あたるかと
思った...
並の悪魔なら
拳撃で叩き
伏せる自信が
あったのに..
え?
大した
もんだ
え?
まさか
かすらせも
しないとは
なに?
ねぇ
なに?
動体視力と
それにおいつく
反射神経が
ケタ違いと
いうことだ
数々の闘いの
せいでまた強く
なったんじゃないか
誠一郎の奴
信じられん...
まさかこれほどの
悪魔がこの世に
現れるなど...
どこの
高等の悪魔使いに
召喚されたんだ
こいつは...
あ...
あの..
すみません
僕...
んなぁっ
あ
だあ
はぁ
わ
わ
わ
お
わ
ちょ...
ちょっと
す...
すみません...
負けんぞ
ンジェル伝説Q
たとえ貴様が
どんなに強力な
悪魔だろうとな
あ...
あの...
僕
やっぱり
こんな...
ぼ僕...
私は負ける
わけには
いかんのだ
!!
が...
ぬおお...
娘のため:
やがてはこの
世界の平和のために
か...
小磯流古武術奥義:
悪魔封殺減却拳
あ
エンジェル伝説の
手応え
あったぁ
き...
あ
北野くん
び...
びっくり
したぁ...
道着ごと
ふきとばされ
ちゃったよ..
ぬぅ...
あ...
おお...
小磯流古武術奥義
悪魔封殺減却拳をがわす
とは...
まったくもって
大した悪魔
だな
そ...そんな
奥義って
本当にあるの?
あるわけ
ないだろ
平三が勝手に
言ってるだけだ
貴様...
え?
破邪伐折羅
正拳突きー
モンジェル伝説の
わ
十字切り
踵落とし
九字護身呪法
ラリアート
わ
わ
な...なんか
東西の宗教
いりみだれて
きたけど...
技の方も
もはや古武道
とは言えなく
なってきたぞ
ハーレールーヤー
スマッシュ
あ...
!
!!
あ
お
ご..
ごめんな
さい...
あ..あの
よろけて
僕..
この
悪魔
めー
わー
あ...
あ...
スマッシュに
あわせての
顔面への掌底
カウンターが
すみません
すみません
高等技術
だな
だあぁ
わ
エンジェル伝説の
わ
!
がぁ
ぐ...
はああっ
わ...
!!
が...
わぁ
わ
何考えてんのよ
実の娘に奥義なんて
つかわないでよ
死ぬかと思ったじゃないの
まったく
どういう
つもりよ
だいたい
お父さんは...
ーーって
あれ?
お父さん
.....?
え
あ
......
あ...
あの
お父さん...
あー
お父さん
しっかり
して
あ...
あ...
ーーむ
うー
見事な
合体攻撃
だな
さしもの平三も
あれじゃ立てんよ
わー
すみません
しっかりして
ください
ふう..
ACT.52
今日も一日
何事もなく
すぎてしまった
黒田の美しきらん
「日曜日の
なんとも平凡で
実りのない一日
だったことか...
ん
い
おー
荻須ー
しばらくじゃ
ねーーか
元気か
よぉ
番長
元気か
わ...
わあーっ
な...何
しやがんだ
いきなり
いい蹴り
してるじゃ
ねーか
い...いや
す...すまん
あんまりひどい
顔なんで
ごへっ
な...なんだお前
どうしたんだ
その顔...
茶くそ女相手に
そこまでやられる
なんていよいよ
重症だな
お前も
け
冗談
言ってんじゃ
わー
ーよ
つい...
茶髪女は
いつもスピードで
ついていけねー
だけで腕力なら
こっちの方が
あるんだ
あいつに負けても
こんな面には
なんねーよ
平三だよ
平三
エンジェル伝説ID
平三に
一撃くらったら
こんなんなったんだよ
な...
なら...
へ...
へ...
平三って
あの
平三...
他に
どの平三が
いんだよ
え?
な...
なんで
いやー
やっぱし
強いぜ
あいつは
俺んクラスの
小磯良子の
父親の平三だよ
俺が先に
しかけたのに
ふりむきざまに
カウンターで
顔面掌打たたき
こみやがった...
一撃だぜ
一撃...
一撃であの
道場の端まで
ふきとばされて
おわりよ
...?
道場
...?
え?
まったく
大した
バケモノだぜ
平三は...
拳なら
死んでた
ぜ
え?
ちょ...
ちょっと
荻須くん
少し整理して
話してみよう
じゃないか
俺の師匠としては
文句なしだな
小磯流古武術入門
して正解だったぜ
ん?
君は
なにかね?
昨日平三と
道場で
闘って敗れた...と
そう言いたい
わけかね
?
ああ
そうなると
あれだね
必然的に
その道場というのは
小機流古武術の
道場であり
小磯良子の自宅と
いうわけになる
わけだが..
それについて
異論は
あるかね
ふーん
エンジェル伝説の
なるほどねぇ...
いや
その通りだが
そんなことが
許されると
思ってんのか
ああ?
嘘つくなよこらぁ
何ふざけたこと
ぬかしてんだ
な...
な.....
な...
わ
いいか
平三は門下生は
誰もとらねーつって
たんだぞ
それなのに
どーしててめえが
入れるんだあ?
た...たのんだ
んだよ必死こいて
小磯良子
くどいてよぉ...
小磯良子
くどいただぁ
ふざけんなよ
死ぬぞこら
おお
そ...そしたら
ナンバー2の奴も
一緒ならいいとか
平三言いやがって...
それでナンバー2と
一緒に稽古うけたんだよ
だ..
だから
あのな...
スー
ぎゃひ
ぬぬぬ...
よもや俺の
知らぬ所で
そのような
愉快なイベントが
おこっていたとは...
平凡な一日を
おくっている場合
じゃないぞこれは...
ぬお
ゆ...愉快も
何も
荻須あんな
顔にされて
んスから
ごお...
モンジェル伝説の
ぬ
え?
あ...
ばかもん
小磯良子の
家だぞ
ひとつ屋根の下で
技をかけあうんだぞ。
許せんぞ
北野さんとて
許せんぞ...
間違いがあって
しかるべきだろうが
また俺の一歩
先へ進んだんじゃ
あるまいな
うおー
うおー
許さんぞー
い...いや
それはないと
思います
けど...
あ
黒田さん
ええ?
平三に
勝ったんですか
北野さん
いやそういうん
じゃなくてね..
むかってくるとこに
かわすつもりで出した腕が
良子ちゃんのお父さんに
あたっちゃって...
本気で闘うとか
そういうつもりじゃ
なかったのに..
それで良子ちゃんの
お父さん倒れたまま
動かなくなっちゃって...
本当
悪いこと
しちゃったよ
僕.....
本気を
出さずに
平二を
ぶちのめした
ってことが
やっぱ
すげーな
この人は...
それで
なんか今日は
良子ちゃんにも
顔あわせづらくて...
はぁ...
立ちはだかる父を倒さねば
娘は手に入らない...
父を倒すと
しかしながら
女は悲しむ
か.....
愛の方程式
とはいえ
北野さんも
つらいとこ
だな...
北野さん!!
エンジェル伝説の
!
わ
な...
なんだ
てめ..
本当ですか
北野さん
え?
荻須が
昨日二人で
平三の稽古
うけたとか
ぬかしてて...
北野さん本当に
平三の道場に
入門したんスか
僕は昨日一日だけ
ちょっと稽古つけて
もらっただけなんだ
入門したとか
そういうんじゃないよ
えでも
荻須の野郎は
入門したとか
言ってて...
荻須くんのことは
どうだか
わかんないよ
僕昨日は
ついでのような
もんだったし...
ついででも
おかしいじゃ
ないスか
俺は前に
小磯流古武術は
門下生とかは
とらないとか
言われてたのに
い...いや
僕にそんな
こと言われ
ても...
変じゃ
ないスか
ついでのような
もんで平二
倒したのか...
おかしい
スよ
ぬ
ん!
こりゃー
小磯良子
基本的人権の
侵害ですよ
どういう
ことだ
こりゃ
なんじゃ
こりゃあ
おー
オ
な...何よ
いきなり
何
言ってんのよ
小機流古武術は
門下生はとらないって
言ってたじゃないか
エンジェル伝説皿
なのに北野さんたちだけ
稽古をうけさせるなんて
おかしいじゃないかああ?
い...いや
あれは門下生とか
じゃなくて...
ちょっとだけ
稽古を...
はっきり言ったぞ
習おうとしても
無駄だって
言ったんだぞ
習うのも無理ってのは
一時の稽古もできないって
ことじゃないのか
変じゃないか
どういうことだよ
これは
ああ
あ
北野くん
今帰るの
一緒に
帰ろ
ごまかすなよ
こらぁ
もう
なんなのよ
結局
何を
どうしたい
のよ
だから俺も
小磯流古武術
習いたいんだよ
不公平も何も
荻須の顔
見たでしょ
北野くんだって
大変な目に
あってんだから
不公平だ
人権侵害だ!
職権乱用だ!
公私混同だ!!
あ...
あのね...
北野さんたちだけ
じゃ不公平だって
言ってんだ
北野さんたちだけ
ずるいじゃないか
......?
あ...いや
俺だってお前ん家に
いきたいのにそれを
我慢してたんだぞ
べ...べつに
お前ん家に
都合よくいける
からって言ってんじゃ
ないんだぞ
俺はひたすら純粋に
強さに憧れる少年の
ような心をもってだな...
わかった
から...
お父さんに
言っとくから
今度の日曜日で
どう?
え?
に...
日曜日
.....?
荻須の奴も
またきたいって
うるさいし
そう何度も
普段の日に
お父さんもつきあって
られないから...
どう?
日曜日なら
二人まとめて
相手してくれると
思うけど...
都合が悪いなら
残念だけど...
本当だぞ
本当に
いくからな
後で何と
言おーが
何が何でも
日曜日に
いくからな
いいかあ
覚えとけよ
こらぁ
え!?
い...いや
いい
いいよだいよ
全然
大丈夫だ
だから
いいって
言ってる
じゃない
なんなのよ
日曜日に小磯良子の家に
日曜日に女の家に:
日曜日に女の家に...
なんていい響きなんだかってこれ程日曜日が早いた瞬間があっただろうか
なんて
いい響きなんだ
かつてこれ程
日曜日が輝いた
瞬間があっただ
ろうか
どうしたの
なんか元気ないね
北野くん...
これぞまさしくイッツビューティフルサンティ
これぞ
まさしく
イッツ
ビューティフル
サンデイ
あ...
なんだか
昨日のこと
考えると
すまなくて...
僕
良子ちゃんの
お父さんに
あんなこと
しちゃって...
な...何
言ってんのよ
それを言うなら
お父さんが最初
ひどいこと
したんだし
うん...
あれだって私が
お父さんの脚とって
転んだ結果
ああなったわけで
だけど
やっぱり...
良子ちゃんの
お父さんに
あんなこと..
......
エンジェル伝説皿
僕...
ん?
ね...
とにかく
元気出して
ときに
竹久くん
北野くんの
せいってわけじゃ
ないんだからさ...
ね...
北野さんは
無傷のようだが
平三とは闘ったりは
しなかったのかな
闘ったらしいぜ
そんで
平三の奴一撃で
のされたとよ
え!?
き...北野さん
平三倒したのか
ああ
一撃だった
らしいぜ
大して本気じゃ
なかったのに
むかってきたから
ちょっと手ェ出したら
勝手にぶっ倒れた
んだとよ
相変わらず
すげー人だぜ
北野さんはよ
......
あ...あの平三を
ちょっと手出したら
って..
しょせん
北野さんの敵じゃ
なかったってこと
だよ
ついでのような
もんで倒したとか
言ってたしな...
まぁそれでもやっぱ
結果的に自分の女の
父親をぶちのめしちゃ
まったことになるわけ
だからな...
けっこう
おちこんじまってるよ
北野さん
ふーん
なるほどね...
やみくもに
なんでも強けりゃ
いいってもんでも
ないんだな
これぞ
人生の大いなる
摂理ってとこか...
おめえみたいに
やみくもに
なんでも弱いよりは
いいと思うけどな
ふふふこれは
チャンスかもしれんぞ
エンジェル伝説Q
自分の父親を
ぶちのめした北野さんに
初めて湧いた
小さな困惑の思い...
そして信じて
いたものに
うらぎられた
衝撃で傷つく
彼女の心は
近くで懸命に
鍛練にはげむ
一途な男に
むけられていくのだ
よっしゃあっ
そしてそれがやがて
大きな疑惑へと
かわっていくのだ
勝機は
我にあり!!!
わ
みてろよ
日曜日
その名に恥じない
ビューティフルな
一日にしてやるぜ
お前たちも
そろそろ
考えた方が
いいんじゃ
ねーか
がははは
......
エンジェル伝説D
ん
なんだ
今日はあの
北野とかいう
男はいないのか
もともと
やる気が
あったわけじゃ
ねーからな
あの男...
あの日だけって
ことで...
くそ
にげやがったな
あの悪魔..
本当にナンバー2が
平三倒したのか
あの後によ
ああ
あっという間に
片ついたらしいぜ
ぐ...
あ
君たち...
君たちは
何かね
本気も
出してねーのに
一撃であっさり
倒したって
言ってたな
よったついでで
倒してやったとかも
言ってたな
あ...あの
悪魔め...
私とその男の
闘いのことをどう
伝え聞いているのかな
それにしても
小磯良子の
姿が見えないな
まあせる
ことはないか
ひとつ屋根の下に
いることに
間違いないんだし
まぁいない奴の
ことなど
気にしても
しょうがない
さぁこい
組手稽古だ
え?
きょっ
え?
え?
い...
いきなり
そんな...
な
話がわかる
男だろ
型も何も
くそくらえ
いきなり
どーーんと
ぶつかってこーい
ってなとこだ
あ...でも
や...やっぱり
基本は
しっかり
してた方が...
なんか
型の練習
とかなんと
か.....
なーに
言ってんだよ
まったく
俺ら好みだよな
闘いのカンは
実戦で
学びとれって
ことだ
それじゃ
いくぞ
平三ォ
そんな気
毛ほどもねー
くせによ大番長よ
あ
げふ
あ
あ
あ...
ぐ...
ぐぐ...
お..
荻須
ぬがああちあ
わあっ
レジェル伝説皿
な...何
すんだ
番長
こらぁ
とどめでも
さす気か
げほっ
あ...
いや...
へへへ...
相変わらず
容赦ない
男だぜ
平三
さすが
我が娘を
死なせかける
だけはあるな
あ
あの
荻須くん...
あ...あまりにも
ひどい顔で...
おらー
いくぞ
平三
あ
わ
あ...
あ...
あ...
ぐへぇ
あの..
へへへ...
やるじゃ
ねーか
いくぞォ
平三ォ
そうでなくちゃよ
そうでなくちゃ
俺も立ちむかってく
意味がねーって
もんだぜよ
あ...
へへ...
荻須
くん...?
...
お...
荻須
荻須
さて..
エンジェル伝説の
お...
おい
次はお前の
番だ
準備は
いいか
あ...
あ...
あ...あの
ひとつ
つかぬことを
おうかがい
しますか...
ん?
あの...
北野くー
良子ちゃん
待った?
ううん
それじゃ
いこうか
...
どっち
いくのよ
こっちよ
こっち
え?
だって
良子ちゃんの
家は..
僕もさっき
きたから
へへー
え?
エンジェル伝説Q
え?
だって今日は
良子ちゃんの
お父さんに
きちんと
あやまりたい
からって...
心配ばかり
してないでさ
映画の
チケット
たまにはいいじゃない
余計なこと考えずに
楽しんでも...ね?
いいから
いいから
あんな堅物
ほっといても
平気だからさ
だから
元気出して
ね
え
で...でも
いいから
いいから
良子なら
今日は友達と
出かけたぞ
それが
どうかしたか
で...
出かけ
た...
って...
え?
この家に
いないと
...
え..
そんな
こんな
大切な日に
いったい
どこへいった
んスか
でかけたら
いないのは
あたりまえだろ
知るか
だいたい
何が大切な
日なんだ
さぁ
かまえろ
小磯流古武術流の
稽古をつけてやる
あ...
あ...
ちょっちょつと
待ってください
す...すいません
ひ...ひとつは...
話したいことが
ありまして...
エンジェル伝説の
ん?
なんだ
うるさい
奴だな
うーーー
ごほっ
ごほん
お父さん
あ?
娘さんを
僕にください
誰が
お父さんだ
本気なんです
二人とも
愛しあって
るんです
どうしても
二人は一緒に
ならなければ
いけないんです
お願いです
若すぎる二人ですが
愛の力で苦労も
のりこえてみせます
それが
運命
なんです
......
お父さんのことも
忘れません
たとえお父さんが
どこかの道端で
のたれ死のうとも
きっと探し出して
立派なお墓を
つくってあげます
ふう...
そしてきっと幸せに
なってみせます
まったく
どうしてこうも
うちの娘のまわりには
こういう奴ばかり
なのか...
ですから
ですから...
言いたいことは
それだけか...
エンジェル伝説の
あ...
あの..
いくぞこの
ヤンキー男め
性根を
たたき直して
くれる
その...
わー
み..
みじめ...
ACT.58
3.良子、決戦の日曜日の巻
お
ねぇねぇ
何してんの
一人?
俺らと
遊ぼうぜ
ごめん
連れが
いるの
また
また
誰も
いないじゃん
本当だってば
今トイレ...
いいじゃ
ねーかよ
そんな奴ほっといても
だから
ほらよ...
ちょ...
ちょっと
何す...
いいだろ
少しぐらいさ
いいから
こいつ
てんだよ
ほら
にちなみ
写園に
の巻
た
武田?
げへ
な?
しつこい
なあ
エンジェル伝説D
連れがいるって
言ってるじゃない
ふう...
なんだ
?
な...
て...
てめ..
てめえ
ふざけんなよ
くそ女ァ
かんべん
してよ
今日ぐらい
さ...!!
はぁ...
何よ
あなたたちが
悪いんじゃない
いいって言ってんのに
無理やり引っぱって
こうとしたりして
北野くん元気づけるため
無理やり引っぱってきてる
ようなもんなんだから...
余計なことに
かかわりたくないのよ
何
ごちゃごちや
言ってんだ
ふざけんなよ
こら
......?
さて...
どうしよう
かな...
闘うのは
いいけど
さすがにこんな時ぐらい
そんな姿北野くんに
見られたくない
気分なのよね...
北野くんが
戻ってくるまでに
三人か...
んー
一人は
ダメージ負ってるから
一撃として..
残り二人か...
ちょっときついかな...
があ
!
!!
な...
モンジェル伝説の
てめえ
がへっ
!
な...
よし
いい感じ...
制服ローファーじゃ
ない分いつもより
動ける...
良子
ちゃー
ーん
あ...!?
これなら
あ
!!
エンジェル伝説D
しま...
そこまでだ
動くな
くそ女
!
動くとてめえの
連れの男の鼻が
曲がることに
なるせ
いいのか
ああ!?
!
うぎゃああ
きえええ
ぎゃあ
ぎゃあ
ぎゃあ
きえっ
きえっ
きええ
ぎゃ...
あ?
エンジェル伝説の
ぎゃひ
うぎゃー
悪魔
にけろ
殺される
わーー
どはっ
ふう...
まったく
もう...
大丈夫だった
北野くん
僕は
平気だよ
いきなり抱きつかれて
大声だされたんで
びっくりしただけだから
良子ちゃんの
方こそ大丈夫?
私は
大丈夫よ
ほとんど一方的に
攻めてたから
あ...
い...いや
あのね..
別に私が
あの人たちに
ケンカうったとか
そういうんじゃ
なくてね
あの人たち
がね..
わかってる
よ
良子ちゃんが
そんなこと
するはずないもん
ただ戻ったら
いきなり良子ちゃんが
男三人相手に
闘ってたから
びっくりしただけだよ
ははは...
......?
エンジェル伝説O
...
へへへ...
なんか
変な感じ
だね
こうして休みの
日に学校以外で
会うのって..
そ...
そうよね...
そうだね
は
せっかく北野くんと
初デートだってのに
いきなりこれだもん
な...
なんか私って
荒野の
荒くれ者
みたい..
大丈夫
良子ちゃん
やっぱり
どこか
ケガ...
ん
あ...あ
いいいの
いこ
大丈夫
大丈夫
それより
早くいかないと
映画始まっちゃうよ
心配
しないで
確かに
この映画館に
入りやがった
よな
ああ
なあ
もういいよ
俺たち
よしと
こうぜ
あ?
てめえら
情けねーと
思わねーのか
女一人だぞ
女一人にここまで
ボコボコに
されたんだぞ
俺らはよ
なんて
言うか...
だ..
だけどよ
な...なんか
連れの男も
普通じゃ
なかったし
け
あの悪魔はともかく
あの女だけは
許せねーんだ
絶対あいつだけは
ぷちのめしてやる
ざわ
上映時間まで
もう少しあるみたい
エンジェル伝説D
なんか
飲みもの
買ってくるね
ざわ
ざわ
それなら
僕いくよ
いいから
いいから
さそったのは
私の方たしさ
すぐ戻るから
待っててね
あ...
うん
だから
はあははは...
ん...はぁっ、あのは
ひど、だから...
よぉ
久しぶりだな
ねえちゃんよ
さっきはえらく
世話になっち
まったな..
礼がしたいなあ
なんて思ってた
とこなんだぜ
こうもあっさり
一人になるなんてよ。
少しは無用心とは
思わね
...
か!?
な...
あ
げえ
て...
てめ..
こ...
ぶへっ
な...
ま..
まて..
エンジェル伝説の
この
こら...
お前..
こら
てめ...
ぐわ
お待たせー
ん
どうかしたの
なんか...
んー
なんでもないの
なんでもないの
なんかちょっと
自動販売機
こんでてね
はいきたの
北野くん
あ...
ありがと...
ほら
早く中に入ろ
始まっちゃうよ
ぐく...
ふざけやがって...
あの女..
ぐ...
な...なぁ
もうよそうぜ
なんか
手ぇ出しちゃ
いけねーもんに
手を出してる
ような気がして
なんねーんだよ
なんか俺らとは
格が違うつーか
うるせー
このまま
ひけるか
たかが女一人に
ここまでされてよ
ふざけんなよ
あの女...
こうなりゃ
とことん
やってやるぞ
わ
ジェル伝説の
うりゃあ
おら
はぁ
し...
しまったぁ...
......
でや
とにかく北野くんに
元気出してもらおうと思って
ドタバタの明るいの選んだ
つもりだったんだけど...
ぼーー
あきれてる
あきれてるじゃ
ないのよ
こんなの
北野くん向きの
はずないじゃ
ないのよ
なんか
すごい映画
だったね
どーして
こんなの選んじゃった
のよ私は
そ...
そうね
なんか
すごかった
ね...
あ
あー
なんであんな映画
選んじゃったんだろ
なんか私って実生活も好みも
乱暴者で無法者みたいよね
もっとロマンチックなのに
すればよかった...
どうしたの
疲れたの
良子ちゃん
あ...
いや
大丈夫よ
ンジェル伝説D
前に一人
後ろに二人か...
もーまったく
しつこいな
せっかく北野くんとの
初デートだってのに
こんな日ぐらい
女の子らしく
いきせてってのよ
こんなことに
北野くんまきこみたく
ないし...
ごめん
北野くん
私ちょっと
トイレ
いってくるね
本当...
え?
本当にもう..
この辺
あるの?
このビルの裏に
テナント用のが
あるから
すぐすむから
待っててね
ほうなるほどね
いい度胸してる
じゃねーか
自ら俺らを
さそったわけね
あまり時間かけると北野くんに
どっちしてたんだって
思われちゃうし...
早めにすまさせて
もらうから...
ったくよ
とことん
なめてやがるよな
この女はよ
言っとくがな...
がへ
が...
てめえ
エンジェル伝説Q
ごふ
が
な...
何してんだ
てめえら
かこめ
この
く...
ち
あ
は...
はえぇ...
つかまえろ
とにかくひきずり
倒すんだよ
この女...
この..
ガキッ
ぐわ
!!!
あ...
おそいなぁ
良子ちゃん
でも
トイレだし
むかえにいくのも
変だしな
もう少し
待ってみよう
かな...
てて...
いったぁ...
エンジェル伝説の
なんて
マネすんのよ
へへへ...
見てたんだぜ
こける時
思いっきり
足ひねってた
もんな
ようやく
とらえたぜ
く...
いくぞ
その足じゃ
もうさっきみてーな
動きは
できねーだろ
これで逃げることも
できなくなったわけだ
今までのカリ
まとめて返させて
もらうせ
あれ?
西田が
いない
なんだ?
あ?
ああ?
西田の奴
空とんでるぞ
さっきから
何言ってんだ
てめえ
人って
空とべる
んだ
あれ?
ンジェル伝説皿
武田?
お前
あ...
大丈夫
良子
ちゃん
ん..
ありがと
北野くん
北野くんには
もう何度
たすけられたか
わがんないね
え...
ふう...
なんでこう
なっちゃうんだろ
いや...
せっかく北野くんと
二人きりでこういう
時なのに私ったら
こういうこと
ばっかりで...
ぃつもいつも
なんか騒動ばっか
おこしちゃって
結局それで
北野くんまで
まきこんじゃうし...
なんかやること
なすことがさつで
女の子らしいとこなんて
ひとつもなくて...
エンジェル伝説O
本当なんか
どうしようも
ないよね私...
?
ん何
どうしたの
そんなに
じっと見て...
あ...
本当に
選ばなんだか
へそっかけじゃ
いや
その...
良子ちゃんの
そういう髪って
初めて見たから..
なんか
その...
あ...
そ...
そうだっけ
.....?
......
うん
私が小さい頃にね
お母さんが
してくれたんだ
三つ編み...
学校じゃ
いつも三つ編み
だし...
なんか
違う人
みたいで..
私の記憶に
あるかないか
ぐらいの頃の
話なんだけどね...
私ってお母さんとの
思い出ってほとんど
ないんだ
私のお母さん
私が小さい頃死んじゃった
から顔さえもはっきりと
思い出せないくらいだから...
だけどなぜだか
そのことだけは
記憶にのこって
るんだ
レジェル伝説皿
当時から
おちつきなかった私が
お母さんに三つ編みされてる
間だけはおとなしく
してたんだって
別に今さら
お母さんとの
絆がどうとか
いうわけでも
ないんだけどね
だけどね
なんとなく
おちつく気が
するんだ
初めから
いないようなもん
だから特別
寂しいとか悲しいよか
思ったこともないし...
三つ編み
結ってる間ってね...
今じゃ
惰性というか
習慣に近い
感じかな
北野くんは
三つ編みとか
嫌い...?
どんな髪形だって
良子ちゃんは
良子ちゃんだし
明るくて楽しくて
優しい良子ちゃんに
違いはないからね
ありがとうね
良子ちゃん
今日は...
そんなこと
ないよ
え?
僕良子ちゃんと
いると元気に
なれるんだ
良子ちゃんのお父さんに
すまないって気持ちに
違いはないんだけど
気持ちはずいぶん
楽になった感じで...
なんか今日
良子ちゃんと一緒にいて
元気を分けてもらったって
気分なんだ
へへへ...
エンジェル伝説D
そうでしょ
元気だけは
ありあまってる
からね私
まわりに
まきちらしちゃってる
のかもね
うん
さてと
それじゃ
そろそろ
帰ろうか
え?
なんか多分、今頃、
うちの家に
二人ぐらいケガ人が
転がってそうだし
少しくらい看病して
あげなくちゃね
なんでもない
なんでもない
田闘う者たちの午後の巻(完)
こっちのこと
こっちのこと
ロジャンプ・コミックス
エンジェル伝説
駆闘う者たちの午後の巻
ギャッ
1997年8月9日
1999年12月12日
1.第1制発行
第6制発行
広教教材の方は、
...それでも
人、本、最近、お客様の皆様、お、おーーー。社団を一番ですから、
ムーホ集
集編
福岡県・ホーム・東京都市中国区...「橋21日5月19日-101000円」
東京都千代田〒101-8050
第一回は、一番シートにあれが「お客様においておりません」として、お客さんのご来場ください。東京社会社の
発行人・山・下痢・
所、株式会社、集英社
発行所
東京都千代田区-一ツ橋2丁目5番10号
〒101-8050
電話東京Q3.323016191版)売
03.323016231(編集)
03.3230-6076(制)作
Prindedininted「napan
凸版印刷株式会社
ED扁U所
私丁・落丁本が万一ございましたら、
小社制作部宛にお送り下さい。送料は
小社負担でお取り替え致します。
本書の一部または全部を無断で複写、
複製することは、法律で認められた場
合を除き、著作権の役害となります。
ISBN4-08-872360-0.c9979