...「...そうですか

いや...

諫山

美しいですか。聞いてもらっていたの

...

3鎖5

日本第

歓迎

第65話

夢と呪い

願い

第60話にて、

...

attackon.titan

...

...

諫山創

訓練兵を主席で卒業した逸材。幼い日に両親

を目の前で突っが、エレンにより救われる。

以来、エレンを守ることを使命とする。

それは...これまでの

「進撃の巨人

元人...はありが

景外の世界への慣れと、巨人への増しみから

調査定団に入団。肉体を良くに変化させる形。

力を持つが、その由来を知らない、

IO4期兵

エレンジミカサの幼なじみ。運動

能力は低いが"鋭い観察力と洞察

力を兼ね備え、作戦立案に非凡な

才を発揮する。

フィナー。

超大型

女型の巨人

調査兵団

犠牲を覚悟して壁外の

きょうんわらいきな

巨人領域に挑む

憲兵団

ないじゃないあっふたしない

対人制圧部隊隊長

グラー・フォーム

も、ケニー・モアッカーマンジ

エルヴイン・スミス

クリスタ・レンズ

ストリア..レイス)

シダガ

第63話選

...どうした

ヒストリア?

.....

...何で...

何で:今まで

忘れてたんだろう:

私は一人じゃ

なかった..

私には...あの

お姉さんがいた

私に...本を...

読み書きを

教えてくれた

優しくして

くれた...

あの人のことを

忘れるなんて...

......

フリーダと

会って

いたのか?

...?

...おそらく

フリーダ?

その子が長い黒髪の

若い女性であれば

彼女はフリーダ・レイス

お前の

腹違いの姉だ

フリーダは

お前を気にかけ

時折面倒を見て

いたようだな

お前の記憶から

自分の存在を

消していたのは..

おそらく

お前を守るためだ

え?

あぁ

記憶を消す?

ここで

彼に触れたことを

きっかけに

しかしそれも

お前の記憶の蓋も

開いたらしい

...?

.....

エレンも何かを

思い出したの...?

ねぇ...

お父さん...

フリーダお姉さんは

今どこにいるの?

会ってお礼が

言いたいの

お姉さんが

いなかったら私...

あの時のこと

ありがとうって

伝えなきゃ...

...フリーダは

もうこの世には

いない...

え..

私には

5人の子供がいた...

しかし...妻も...

フリーダを含む

子供達も全員

5年前

ここで

彼の父親

グリシャ・イェーガーに

殺されたのだ

グリシャは

「巨人の力」を

持つ者だった

彼が何者

なのかは

わからないが

ここに来た

目的は

レイス家が持つ

ある〝力〟を奪うこと

グリシャが求める

その力とは

フリーダの中に

宿る巨人の力だった

フリーダの巨人は

すべての巨人の頂点に

立つ存在...いわば

無敵の力を持つ

巨人だった..

だが...しかし

それを使いこなすには

...まだ経験が

足りなかったようだ

フリーダはその真価を

発揮することなく

グリシャに

食われ

力は奪われて

しまった...

...

...

...

...

そういえば、

...

そういうことで、

...

そういうことで、

その上彼は..

レイス家を

根絶やしに

するためだ

我々一家に

襲いかかった

14歳のディルクと

12歳のエーベルを

叩き潰し

10歳のフロリアンを

抱えた妻ごと踏みつけ

最後は長男の

ウルクリンを

握り潰した

奇しくも

その場から

生き残ったのは

私だけだった..

そんな...

お姉さんが...

どうして..

そんなひどい

ことができるの?

オイオイ

オイオイ

まだくっちゃべってた

のかあんたら

オイオイ

さっき状況は

話しただろ?

全兵団が寝返って

クーデターは大成功っていう

大変めでてぇ状況だってよ

ここが見つかるのも

時間の問題だともな

さっさとやること

済ましてくれ

あぁ...

そのつもり

だが...

そのためには君を含む

対人制圧部隊が

まずここから離れることが

必要だと言ったはずだ

なぜ君は

まだここにいる?

何だ王さま?

怒っちまったか?

俺は便所探してた

だけだよデケェ方に

用事があって

ケニー...

君をしんよう

信用しているぞ

行け

俺もだよ

王さま

これからは一切の食事を

「下」から摂取していただく

ことになっております

また着用できる

衣服は膝から下の

物までとします

そして週に一度は

民衆の前で

その姿を披露して

いただきましょう

...美しい

これ以上の

芸術作品は存在し

得ないでしょう

あなた方が

虐げた民の前で

そのお姿を晒して

ようやくこの作品は

完成を迎えるのです

ザックレー...

今に見てろよ...

お前のその血は

奴隷用の血だ...

我々名家の血筋とは

違ってな...

お前はすぐに

記憶を失い

排便の仕方

すら忘れ!

ダバハハハッ

また同じ脅し文句を

垂れたな!!

他のヤツは

無いのか!?

まずいのう

エルヴィン...

王政幹部は

皆同じことを

吐きおったぞ

...

お主と父君の

仮説通りじゃ

レイス家は人類の

記憶を

都合よく改竄できる

というわけじゃ

しかも奴らを含む一部の

血族はそれに影響

されないといった

口振りじゃったぞ

...!

そんなことが...

レイスがエレンの持つ

「叫び」さえ手にすれば

民衆の反乱なんぞ

こともなしというわけじゃ

なるほど...

そんな重要な

情報さえ我々は

いずれ忘れると:・

その証拠に皆恥じもせず

ぺらべらと喋りおったわい...

ぷたれるだけ損とばかりにのう

じゃがまぁどの道

ザックレーの手に

かかり...我らの

拷問を受け続ける

べきじゃったと思って

おるじゃろう

わからん

奴じゃ...

あれが生涯を捧げて

やりたかったこと

だとはのう...

...!

司令...

知っていたの

ですか..

む...

口が滑ったな...

...いかにも

ダリス・ザックレーの

野望には

感付いておった...

ワシはお主と

違って賭け事は

好まん...

また:お主らと

違って

己よりも

...

そういうことで、

そういえば、

生き残る

人類の数を

尊重しておる

お主の提案に

乗ったのはそれが

人類にとって最善じゃと

思うたからじゃ

その結果、王政に

付くべきじゃと

風が吹けば...

ザックレーと

争うことも

...とまぁ

ワシら革命直後の

お仲間同士でさえ

この有り様じゃ...

覚悟

しとった

いつか人は争いを

やめるとか誰かが

歌っておったが...

それはいつじゃ?

団長!

総員準備が

整いました!

いつでも

行けます!!

人類が一人以下

まで減れば

人同士の争いは

不可能になります

.....

はは...

そんな

屁理屈が

聞きたかった

わけでは

ないわい

総員整列!!

これよりエレン及び

ヒストリア奪還作戦を

開始する!!

目標と思われる

レイス領地社拝堂を

目指す!!

わかったか?

切り裂き

ケニーだ

奴がいれば

それが一番の

障害になる

脅威の度合いで

言えば...敵に

俺がいると思え

イヤ...

あの武器がある分

俺よりも厄介だ

じゃあ...無理

ですよ私達じゃ:

兵団との合流を

待つってのは::

絶対ダメ

そう!絶対ダメだ

朝まで待ってたら

エレンが食われちゃう

かもだからな!

でも...兵長の話を

聞く限り弱点が無いって

わけでもないと思うな...

本当か

アルミン?

あぁ...訓練は積んでても

実戦経験は昨日が

初ならなおさらだ

...しかし一緒に

暮らしていてそれしか

切り裂きケニーの情報が

無いってどういうこと

だよ...リヴァイ?

悪いな...奴の

フルネームを知ったのも

昨日が初めてだ

ケニー・「アッカーマン」

って名前らしいが:

お前の親戚

だったりしてな

.....

生前の両親の

話では...

父の姓アッカーマン家は

都市部で迫害を

受けていたと聞きました。

...!

東洋人である母の一族は

人種の違いからか

街に居場所を失い

お互い壁の端の山奥に

追い詰められた者同士が

出会って夫婦となったのです

なぜアッカーマン家が

迫害されていたのかは

父にもわかりません

母のような人種的な

差異が父にあったようには

見えませんでしたし...

お前..

ある時突然

力に目覚めたような

感覚を経験した

ことがあるが

.....!

...あります

ケニー・アッカーマン

にも

その瞬間が

あったそうだ

ある時...

突然バカみてぇな力が

体中から湧いてきて...

ある瞬間に

その瞬間が

何をどうすればいいか

わかるんだ...

俺にもあった

ようやく誰も

いなくなったようだ

お父さん

待たせて悪かった

ヒストリア

お父さん

それは何?

いいか?

ヒストリア

おかしな話に

聞こえるだろうが

フリーダはまだ

死んでいないんだ

...え?

フリーダの記憶は

まだ生きている

母さんの

仇は!!

姉さんに

会いたいか?

お前が

討つんだ!!

うん

会いたい..

わかった..

vんんん!

んんん

あった..

第64話「歓迎会

隠し扉だ

エレンも敵も

この奥だろう

私が予想した通りの

地形だといいんだが..

わざわざ寄り道して

手土産用意した

甲斐があればな...

よし

準備

整いました!

そうか...

それで

お前ら...

手を汚す

覚悟の方は

どうだ?

...良さそうだな

数は少なくとも

7人以上...

囲い込む形で

集中砲火を

浴びせるのが

理想だけど

その中には

当然リヴァイが

含まれる

まずは彼らを

奥へと招き入れること

当然敵も立体機動を

駆使してくるので

戦況は入り乱れるでしょう。

敵もこちらの位置や数が

把握できない内は

迂闊な手は打てない...

と思いたいところだけど

知っての通り

リヴァイは

完全な奇襲を

受けた上で

われわ

我々の仲間を

12人も葬った

ええ

そして我々中央憲兵の

本部も王政も制圧

されてしまった

らしいじゃないか...

厳しい状況だよ

この狭い世界じゃ...

投降した後に私達を

待っているのは

死んだ方がマシな

日々だろう...

でも...それって

この壁の中で生きてる限り

同じことでしょ?

敵いっこない敵がいて

いつ壁を破って私達を

滅ぼしに来るかわからない

私達が憲兵を

選んだのも

中央憲兵を志望し

ケニーの元に付いたのも

そんな無意味な世界と

無意味な人生に...

意味を見出すため...

ならば最後まで

信じてみよう

ここで敵を

足止めして

時間を稼げば

すべては

報われると

この世界を盤上ごと

ひっくり返すっていう

ケニーの夢を

!!

きたか...

まずは敵をできる限り

内部へ

...?

あれは......!?

樽にガス管を♂

くくりつけてある...

体何を...?

!?

え!?

...

な!?

火薬...!!

そしてあの

燃え方...

油の入った袋が

飛散している...

これは

まずい..

この煙では

敵の位置が..

!!

突破

されるぞ!!

撃ち

落とせ!!

は!?

何だ!?

信煙弾!?

なるほど...

煙が邪魔で

的が絞れない

これでは

24

28

32

敵数35!!

手前の柱の

天井あたりに

固まっている!!

作戦続行!!

すべての

敵を!

ここで叩く!!

総員散開!!

65

複数で一人ずつ

囲め!!

これも人が

造ったもんじゃ

ないな...

壁が光ってるし

どこまで

続いているんだ?

ハンジさんが

予想した通りだけど

とんでもない

広さだ..

だがやはり

対人制圧部隊が

奥に引っ込んだのは

立体機動を

生かす空間が

そこにあるから

そしてそれは

数で劣るこちらに

とって好都合

煙幕か:

いいアイディア

だよアルミン

信煙弾も

使えそうだ

アルミンは信煙弾

サシャは弓を使って

我々を援護してくれ

また煙だ!!

クソッ俺らを

燻製にする

つもりかよ!?

敵はどこだ!!

対人立体機動装置の

弱点の一つは

アンカー射出機と

散弾の射線が

同じ方向を向いている

ことにある

つまり敵の移動時の

体の背面側は

完全に射程外だ

あそこだ!!

!!

撃て!!

!!

クソ!!

外した!!

どこだ!?

!!

こいつー

!!

サシャ!!

コニー!!

煙に隠れながら

戦うんだ!!

何よりの

弱点は

くらえ!!

2発撃たせて

しまえば

次の装填まで

時間が掛かること

クソッ...

まずいね

これは..

煙に分断されて

距離を確保できない

...ここまで接近させて

しまったら..

何だこの女!?

うあああぁああ

白刃戦の方が

有利!!

このバケモンー

あああ

あああ

奴を止め

なければ!!

全滅する...

もう...

これでは

せめて二人...

敵に穴が

空けば!!

!!

え!?

君も生き急ぐ

タイプかな!?

2発共

大ハズレだが!?

痛ッ!!

クッ.

ッあぁ

ハンジさん!!

今だ!!

総員後退!!

この煙から

離れろ!!

守りを

立て直す!!

ハンジを

任せた!!

残りで

敵を追う!!

アルミン!!

クソッ!!

まだ奴がいる

どこだ

ケニー...

うん...

敵が近付きつつ

あるようだ

急ごうヒストリア

んんん!!

んんん!!

何よ...

エレン

そんなに

睨んで

彼は自分の

運命を

悟ったのだよ

自分の

罪深き運命の

行き着く先を...

彼に奪われた力は

在るべき場所へ

帰るのだろう

ヒストリア

お前の

中へとな

え...?

んんんえん

この洞窟は

今から約100年前

ある巨人の力

によって造られた

あの三重の壁も

その巨人の力だ

あの巨大な壁を築く

ことで他の巨人から

人類を守ったのだ

その巨人の恩恵は

それだけではなく

我々残された人類が

平和に暮らせるよう願い

人々の心にまで

影響を与え

人類の記憶を

改竄した

巨人がどこから

現れたのか

それもいくつかの血族を

除いてだが...

その末裔も他の人類も

100年前の世界の歴史を

誰も覚えてない

誰も知らない

ただ一人...

フリーダ・レイスを

除いては...

フリーダが

持っていたものは

巨人の力だけ

ではない

この世界の成り立ちと

その経緯のすべてを

知っていたのだ

フリーダが巨人の力と

失われた世界の記憶を

手にしたのは

彼女が15歳の時

今から8年前の

この場所で..

彼女の叔父にあたる

私の弟を食べた時からだ

それが王家であるべ

レイス家に課せられた

使命であった

フリーダは

「巨人の力」と

「世界の記憶」を

先代である

叔父から継承した

同じことが100年...

何代にも亘り

繰り返されてきた

一人の人間に「力」と「記憶」を

掌握させることによって

この世界の生き学引とし

その者に人類の行く末を、

委ねるのだ

この世界の謎を

世に広めるのも自由

誰にも口外しない

のも自由

だが...

世に広めた者は、

誰一人としていない

この壁の世界を創りし

初代王の思想を

継承した証拠だ!!

...お父さん?

...!

あぁ...今は

急がなければ

ならないな...

要は...この状況だ

壁が腹が

破壊され

人類の多くの

命が奪われ

人同士で争い合う

この愚かな状況:

それらも

フリーダが

巨人の力を

使えば

何も問題は

無かったのだ

この世の巨人を

駆逐することも

できたで

あろうな

...そ

そんなことが

できるなら...

なぜ今

こんなことに!?

それは...

フリーダから

奪われた

巨人の力が

エレンの中に

あるからだ

この力はレイス王家の

血を引く者でないと

真の力が発揮されない

彼がその器で

あり続ける限り

この地獄は続くのだ

え..

じゃあ...

オイオイ

オイオイ...

それじゃあ

レイス家がエレンを

食わなきゃ...真の王には

なれねぇのかよ?

......

そうだが?

じ:じゃあ

俺が巨人になって

エレンを食っても

意味無いのかよ:

話せよじいさん

あんたもう

死ぬんだろ?

ゆめ

...ケニー

お前...

また憲兵を

殺したのか?

あぁこの辺を

嗅ぎ回ってた連中なら

畑の肥やしに

生まれ変わったぜ

冥土の土産にゃ...

ならん話

かもしれんが...

やっと妹を

見つけたよ

クシェルは...

地下街の娼館で働いてた

客の子を身籠もってな...

それを産むっつって

聞かねぇんだよ..

あと分家の

方だが...

南のシガンシナ区の

辺りに移ったそうだ

...ただそこにも商売の

邪魔をする奴らが現れて...

どうにも...貧しいままのようだ。

一体どうなってる

かつてのアッカーマン家は

王側近の武家だった

そうじゃねぇか..

それがなぜだ...

もう俺達数人程度

にまで減らされ

一族根絶やし寸前だ

一体何をやれば

ここまで王政に恨まれる?

なぁ言えよ

じいさん

孫がかわいく

ねぇのか?

ふっ...

あのかわいかった

孫が...

今じゃ都の化け物

「切り裂きケニー」か

ワシは先代の秘密を

墓まで持って行くことで

お前達を王政から守る

つもりじゃったが:

こうなってしまっては

すべては無意味だった

ようじゃな...

アッカーマン家は王政に

恨まれてはおらん:

ただ

恐れられておる

王がアッカーマン家を

操ることが

できなかったからだ

ワシは人類が壁に移り住んだ

後に生まれた世代だ

すべてを知るわけではない

だが確かなのは我々の

一族が王政の懐刀であり、

人類存続の担い手である

王政中枢の一つであった

ということだ

そして...その中枢を務める

家々以外にあたる

大半の人類は

一つの血縁からなる

単一の民族である

つまりこの壁の中には

大多数の単一民族と

ごく少数にそれぞれ独立した

血族が存在するのだ

中には東洋人といった

我々とはかけ離れた

人種の家もある

そして問題は...そのように

ルーツの異なる血族が

王の理想とする統治方法の

障害となったことだ

王の理想とは...

人類すべての

記憶を塗り替え

過去の歴史を

根絶し...

一糸乱れぬ

平和を実現する

ことにあった

...は?

んん...?

人類すべての

記憶が...

何だって?

巨人の

力だ...

王は巨人の力を

代々受け継ぎ

保持しておる

その力は強大で...

人類を巨人から守る

巨大な壁を築き上げ...

現に人類は壁の外の

歴史を喪失しておる

ただし..

我々アッカーマン家を

含む「少数派の血族」は

記憶に王の影響を

受けていない...

王が記憶を改竄し

過去を忘れさせる

ことができるのは

「大多数の民族」に

限られるからだ

つまり王が過去の歴史を

根絶やしにするという

理想を叶えるためには

巨人の力の影響下にない

「少数派の血族」が自らの意志で

黙秘しなければならない

まさか..

そう...殆どの血族が

従う中...その王の

思想に異を唱え

その地位を捨て

王政に背を向けた

家が二つあった

東洋の一族と...

アッカーマン家だ

もっとも..

ワシの親の代は

子供に失われた

歴史を伝えることなどは

しなかったがな...

子を

王の粛清の対象から

逃がすためだ...

結局ワシらの頭首は

自らの命を条件に

アッカーマン家の存続を

求め処刑されたが:

その懸命な願いも

今となっては反故に

されてしまった...

...

そうかい..

俺は信じるぜ

その物語を...

その方が

おもしろい

って..

思ったんだがな..

お...お父さん!

私が..

いいや...

この瞬間だけは

嘘をつかねぇハズだと

思ったからこの日を待った

大事な継承の

儀式なんだろ?

嘘を言ってると

思うか?

感謝する

まったく俺の気持ちに

気付いておきながら

俺を散々翻弄し...

利用してくれたもんだな

この色男がよぉ...

お前のような野良犬を

引き入れたのはとちくるった

弟の気まぐれにすぎないと!

それ以上

ウーリを侮辱すれば

てめぇの頭が半分減るぜ!?

俺は構わねぇがな!!

やめろ!!

父を...放せ

あぁ...

お前は...

何って哀れなんだ

ヒストリア...

あそこまで聞けば

わかっただろ?

このオヤジはお前を

化け物に変えて

エレンを

食わせようと

してんだとよ

それが私の

使命でしょ?

...!!

私が巨人に

なって...

人類を救うことが

そんなに哀れ?

へえ...

お前の友達

食っちまって

お腹壊しても

それが使命だと?

そう...

食って!

私は

エレンを

姉さんを

取り返す!

そして世界の

歴史を継承しー

この世から巨人を

駆逐する!!

それが私の

使命よ!!

オイオイ

オイオイ

ヒストリア?

この親父が

お前にした

仕打ちを

忘れたのか?

まずお前が生まれた理由は

悲惨だったよなぁ?

こいつが自分の立場も

わきまえずに屋敷の使用人と

気持ちいいことしたついでに

できたのがお前だった...

お前の母親はあわよくば

領主の妻になれるとでも思い

お前を産んだらしいが...

領民共にとっても

王政議会にとってもお前は

不名誉な存在でしかなかった

誰もがお前を

「無かったこと」にしたか「たんだ。

この父親を含めてな!!

だがまさかだった!

しこたまこしらえといた

血統書つきのガキ共が

まさか一晩で

お釈迦になるとはな!

するとようやくこの

体のいいじじいはノコノコ

お前の前に姿を現した!

俺ら中央憲兵は

議会の命を受け

王家の穢れを清めるべく

売女とその娘を無かったことに

にしようとした

だがこいつはお前だけを庇い

出目を伏せ、兵団送りに

することで命を救った

壁教にのみ

監視させてな

そりゃなぜだ?

突然に父性に目覚め

唐突に娘が愛しく

なったからかぁ?

いや残念!!

こいつはお前の血に

用があっただけだった!!

おまけに自分が巨人になりたく

ねぇから弟や娘に使命

なすりつけるようなクズだ!!

もっと言やあ

フリーダやガキ共が

殺され「巨人の力」が

奪われたことさえ

隠そうとした!!

「巨人の力」を奪われた

レイス家が求心力を

失うことを恐れたからだ!!

こいつがあらましを白状

し出したのはエレンが

巨人の力を使って

トロスト区防衛戦に

勝利した辺りからだ!!

この5年の間に

しこたま消えたぜ!?

尊い人命と

やらがよお!!

家族も!!

だがこいつにとっちゃ

どうでもいいことだ!!

人類も!!

もちろんヒストリア

お前もな!!

あるのは自分の

保身のみ!!

どうだこれが

お前の父親だ!!

お!

...違うぞ...

ヒス...トリア...

まだ...話してない

ことがある...

私が:巨人になる

わけにはいかないんだ...

理由がある...

他の者を...

信用しては

いけない..

へぇー

そうなのかい

お父さん!!

ゲホッ

...ケニー

今までよく

やってくれた..

お前の野望は

...叶わないが

あの時の弟の判断を

誇りに思っている

人類はきっと...

あるべき道を進む

お前は自由だ...

他の生き甲斐を

探して長生きしろ

...それじゃあ

つまんねぇんだよ

ケニー...

何をする

つもりだ?

巨人になればいい

もう

邪魔しねぇよ

ただし

よーいどん

でだ

お互いが

巨人になって

殺し合う

そして

ヒストリアが

勝てば平和が

訪れる

エレンに負ければ

状況は

変わらねぇ

舌噛み切るのも

難儀だろエレン?

切り込み

入れといてやるよ

あぁ!!

寿命が

尽きるまで

息してろって?

それが

生きていると

言えるのか?

ヒストリアリ

...!!

安心しろ

この注射なら強力な巨人になれる

この注射なら

強力な巨人に

なれる

最も戦いに

向いた巨人を選んだ

巨人になれば制御は

きかないが...

エレンが拘束

されている今なら

まだ望みはある

さぁ急げ!

食うと言っても

正確には..

彼の背骨を

噛み砕き

脊髄液を

体内に入れれば

よいのだ

おっと

離れねぇとな

急げヒストリア!!

...な

何でよ!?

...エレン

何で巨人化

しないの!?

私が巨人になれば...

食べられるんだよ

...そのままだと

やるんだ!!

ヒストリア!!

...いらなかった

んだよ...

.....

え?

オレも...

オレの

親父も..

親父が

5年前にここで

こんなことをしなければ...

お前の姉ちゃんがすべて何とか

してくれるはずだったんだろ?

オレと親父が

巨人の力を

あるべき所から

盗んだせいで...

一体どれだけ

人が死んだ...

アルミンの

じいちゃん

トーマス..

...ミーナ

ナック...

ミリウス

マルコ...

リヴァイ班の

みんな...

ストヘス区の

住人...

オレを助けようと

した兵士

...ハンネスさん

それだけじゃないが

...とても

オレは

いらなかったん

だよ

償いきれない...

あの

訓練の日々も

壁の外への

夢も

オレは

いらなかったんだ

なかなか

なぁ...

だからせめて...

お前の手で

終わらせてくれ

ヒストリア:

オレを食って

人類を

救ってくれ

あとは...

任せた

エレン...

あの時は...

私のことを

普通のヤツだって

言ってくれて

うれしかったよ

...

...

そういえば、

い、いえ、

そういえば...

...

そういえば、

クソッ...

まさか...

巨人..

...エレン

第66話「願い

痛ったぁ

どうしたの

ヒストリア?

トゲ...

刺さった...

ありゃあ...

見せて

何これ?

木のトゲ?

私もそっちに

行こうとしたから:

え...?

...柵を

越えようと

したの?

うん...

:ダメでしょ?

心臓を

捧げよ!!

柵の外に

出ちゃ...

ハッ!!

なぁ...

お前...

「いいこと」しようと

してるだろ?

柵の外に出るなって

145

言ったでしょ!!

どうした

ヒストリア...

怖いか?

お父さん...

中の液を体内に

押し込むだけで

いいんだぞ?

どうして

姉さんは:・

戦わなかったの?

...何だよ

さっさと

なっちまえよ

根性ねぇな

ヒストリア...

この世界の

支配者に...

...フリーダだけじゃなくて

レイス家は人類が巨人に追い詰め

られてから100年もの間...

どうして巨人の脅威を排除して

人類を解放してあげなかったの?

「すべての巨人を支配する力」を

持っておきながら...

おまえ

思い出したの

姉さんは;時々

人が変わったみたいに

なってた..

何かに取り憑かれた

ように...私達は

罪人だとか言って...

その後は..

ひどく落ち込む

ずっと何かに

悩まされている

かのように..

それは...失われた

世界の記憶を継承する

からなの?

初代王の思想も

受け継ぐという...

そうだ

人類が巨人に支配される

世界を望んだのだ

この壁の世界を創った

初代レイスの王は

初代王は

それこそが

真の平和だと

信じている

...なぜかは

わからない

世界の記憶を

見た者にしか

私も知っている..

王の思想を継承した父が

どうであったか...

弟と共に人類を

巨人から解放する

ことを願い...何度も

父に訴えた:何度も

しかし

叶わなかった

理由も決して

明かさない

やがて父が

その役目を子へと

託す時が来た

弟は継承を

買って出る代わりに

私にあることを

託した

どうか

祈ってくれと

私は

巨人の力を受け継いだ

弟の目を見て

その意味を理解した

この世界を創り

この世の理を司る

それを何と呼ぶか

わかるか?

はっ

全知全能にして唯一の

存在へと弟はなったのだ。

神だ

我々はそれを

神と呼ぶ

すべての災いには

意味がある

人類が滅ぶ定めに

あるか

生きる定めに

あるかは

神に委ねられる

私の使命は

神をこの世界に

呼び戻し

祈りを捧げる

ことにある

説明が

足りなくて

悪かった...

しかし..

我々に他の

選択肢が残されて

いるか?

...無い

どの道エレンの中に

王の力があっても

人類に望みは無い...

...でも私は

姉さんや歴代の

継承者のように

初代王の

思想に支配

される...

祈ってるよ

ヒストリア...

神は人類を

導いてくれると

そう...

クリスタ

お前の

生き方に

祈ることしか

できない

口出しする

権利は私に無い

神を宿す...

それが

私の使命...

だからこれは

ただの..

私の願望

なんだがな

さぁ...

お父さんが望む

私の姿.....

お前..

胸張って

生きろよ

...

何が神だ!!

都合のいい逃げ道作って

都合よく人を扇動して!!

もう!

これ以上..

私を殺して

たまるか!!

!?

なっ!?

ハハハ...

いいぞお前ら!!

おもしれぇ!!

オイッ...

ヒストリア!?

何やってんだよ

お前!?

エレン

逃げるよ!!

オイ!?

お前がオレを食わねぇと

ダメなんだよ!!

お前は選ばれた血統

なんだぞ!?

オレは違う!!

オレは何も特別じゃない!!

オレがこのまま生きてたら、

みんなが困るんだ!!

早くオレを

食ってくれ!!

もう辛いんだよ

生きてたって!!

うるさいバカ!!

泣き虫!!

黙れ!!

な...?

巨人を駆逐するって!?

むしろ人類なんか嫌いだ!!

巨人に滅ぼされたらいいんだ!!

誰がそんな面倒なこと

やるもんか!!

つまり私は

人類の敵!!

わかる!?

最低最悪の

超悪い子!!

エレンをここから

逃がす!そんで

全部ぶっ壊して

やる!!

ハァ...

父さん...

ウーリ...

フリーダ...

僕が今...

待ってて...

うお!!

ロッド・レイス...

あの野郎...巨人に

なりやがったな

...そうだ!!

レイス家が...

巨人になったん

なら...

オレがこのまま

食われちまえば

いい!!

もういい...

ヒストリア...!!

逃げろ!!

嫌だ!!

だから何で!?

エレンの

味方

私は人類の

敵だけど...

いい子にも

なれないし

神様にも

なりたくない

でも...

自分なんかいらない

なんて言って

泣いてる人が

いたら...

そんなことないよって

伝えに行きたい

それが誰だって!

どこに

いたって!

私が必ず

助けに行く!!

ヒストリア!!

ッ!!

うっ...

無事?

ミカサ!?

鍵を

よこせ

兵長!!

みんな!!

急げ

コニー

巨人だけじゃねぇぞ!?

鉄砲持った敵も

飛んで来てんだ!!

くっそー

どの鍵だこれ!?

いいか半裸野郎!?

イヤ...

その前に

天井が崩落する

急げ!!

ッ!!

よけろ!!

超大型の巨人ってのより

デケェようだが...

...何だこの

クソな状況は

...オイオイ

オイオイォイ

ロッド!!

下手こいて

くれたなっ!!

結局てめぇも

巨人に無知だった

ってことはよ〜く

わかったぜクソが!!

アッカーマン隊長!!

バカ!!

来るな

お前ら

まずい!!

逃げ道が

ねぇぞ!!

何で

オレを食うんじゃ

なかったのか...!?

みんな

死ぬ.....

巨人化

するか?

地面が落ちて

るんだ...

巨人の体程度

じゃ防げない...

みんな潰れて

しまう...

~~ッ

ごめんみんな...

オレは役立たず

だったんだ...

人類の希望なんかじゃ

なかった...

そもそも

ずっと...最初から

...ヨロイ?

何だ?悲劇の

英雄気分か?

てめぇ一回だって自分の

力一つで何とかできた

ことあったかよ?

弱気だな...

初めてってわけじゃ

ねぇだろこんなの

別に慣れたかぁ

ねぇんですけどね!

エレンとヒストリアを

抱えて飛ばなくたって

脱出は厳しい...

あの巨人の熱...これ以上

近付くと焼け死にそう

それでもイチかバチかで

飛び抜けるしか...

ダメだ...

もう逃げ場は無い

じゃあ何もせずに

このままみんなで

仲良く潰れるか

焼け死ぬのを

待つの?

私達が

人類の敵

だから?

毎度お前にばかり

...すまなく思うが

エレン

好きな方を

選べ

こめ

なさ

ああぁぁ

最後に

ああ

度だけ...

最後に

許し

信じることを

自分を信じ

第17巻へ続く

お前は...!?

わーりィ

遅れちまったぁ...

アイロイ金が発表された

俺の獲物は

残ってんだろうな?

腰ばきの

☆本当の予告は次に!

単行本第17

7巻2015年

もうお別れ、

しないと

巻2015

壁を越

第2

...。

公葭

☆取録されている表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、

コミックス発売当時のまま掲載しています。

進撃の巨人(16)

行所

発行者

2015年4月1日発行(0)

諫山創

清水保雅

...「w..でHaline」sayana2015

株式会社・講談社

〒112-8001

東京都文京区音羽21221