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Instructions:
......
...
...
諫山創
ロッ
...
森の子ら
第112話題には
無知
無知
第
悪
暴
唯一の救い
第11回
13
attarkontitan
..
そうだな。
諫山創
が、次第にリーダー的存在に。
人に選択した
10期訓練兵出身、調査兵団所属「進
繋の巨人「独祖の巨大」の力を宿す。
独断でマーレ潜入を敢行。
10期訓練兵出身・調査兵団所属。10期訓練兵出身。調査兵団所属。
い続け...。ラガコ村出身。
スプリンガー
10期訓練兵出身。調査兵団所属。
新兵時より圧倒的な戦闘力を発揮。
エレンの守護を使命としている。
エレン・イェーブ
調査技田所属・エルヴィンを始...朝食会は「大丈夫。人類最強の調査反団・回号・奇抜な自動も
かつては皮肉な態度が目立った陽気な性格だが、大切な人を失める数の犠牲者を出したシガン
シナ区決戦からの生還者。
を継ぎ、苦闘を続ける。
性と勇気で仲間を幾度も救う。
19時間休業時間後、「おまえ・レスのお客さまで
大型巨人」の力を宿す。際立つ知王として即位。クリスタ・レン
オレオレント
じんるいさいきな
>兵士と称される。盟友の遺志あるが優れた観察眼を持ち、先
代団長から後継に任命された。
ズの名で調査兵団に所属した。
エルディア国
(パラディ島
レストリア・レイス・
しかし、これは
「獣の巨人」の力を宿す。驚異の
子と呼ばれた戦士長。王家の末
裔の母を持つ、エレンの異母兄。
が、罪の意識に苦しむ。
マーレ陸軍
エルディア人戦士隊
ジークを信頼して勇兵、イエレナと共にバラ
を続きマーレ選択作「ディ島に渡り、マート
戦では男装して暗躍。
の先進文明を伝える。
「親の民人」を指す、バンティーや「女のお」へ」をお100期の「車力の巨人」を宿す。『車力』
薄穴から吐人骨還を果たす。人工芸を授ける今は強固、の背にバンツァー隊を背負い戦
な水晶体の中に眠る。
小柄だが家胆で、行動力投稿の戦士
している。ライナーの従姉妹。
う。鋭い洞察力を持つ。
「顎の巨人」を宿す「鎧」の継
承争いや兄の死を巡り、ライ
ナーと確執があった。
候補生「鎧の巨人」の継承者を目指りたいと思っている正体を知らずに、
戦士候補生。ガビに好意を持ち、守
マーレ潜入中のエレンと接触。
ファルコの兄。戦士候補生
中の最年長でリーダー格。
戦士隊隊長。エルディア人
の部隊を率いるマーレ人。
フロック・フォルスターを含め
100名余りの兵士が檻の中から
そこを整視する看守ごと姿を消した。
そのすべての兵がエレンの
脱獄と同時に離反を開始
とみられる
第11話森の子
総統の殺害も奴らの
仕業とみて間違いない
奴ら...では
困るな...
反兵団破壊工作組織
「イェーガー派」と呼称しよう
そしてイェーガー派の
目的は...
わかるか
ハンジ
ジークとエレンの
接触を果たすことが
すべてだろう
そしてエレンを中心とした
兵団組織への変革
総統の殺害は彼らの
強い意志を示している
しかし...奴ら
「イェーガー派」はなぜ
短期間のうちにここまで
連携できた?
エレンを担ぐってことは
多くの兵士があのジークの
後ろ盾を信用している
ってことだぞ?
ジークを信じる
エレンを信じて
いるんだろう
何より我々はジークを
疑うだけで一歩も
前に進まなかった..
しかし結局のところ
イェーガー兄弟の
「地鳴らし」に頼るしか
我々エルディア国民に
生きる道は無い
...とすれば
貴重な時間を浪費してはかりで
エルディア国民の命を
脅かしているのは兵団の方だ
...そう思う兵士が
多数出てきても
おかしくなかった..
何より今回の
引き金となったのは
兵団がエレンから
他の兵士へと
「始祖の巨人」を
移そうと画策
していたからだ
調査兵団に
何の知らせもなく
見当が
ついたさ...
...知らせて
いれば
どうなるか
ぐらい...
何より
「イェーガー派」の
多くは調査兵団
からだぞ
それに
「イェーガー派」は
まだどの兵団に
どれほど潜んでいるか
わからないだろ?
どう責任を
取るつもりだ?
ハンジ団長?
いくらでも
処分は受ける
そうだ俺の目の前に
いるかもしれない
しかし今私が
兵団を退くことより
無責任なことは無い
今お前らが
自爆したってちっとも
不思議じゃない
ローグ...馬鹿な
ことを言うな
どうやって
爆発しないと
証明する?
それができない
以上はお前ら
調査兵団を
野放しにしておく
わけにはいかない
よさぬか
客人の前で
あるぞ
仲間同士で
いがみ合うより先に
やるべきことがあろう
そして補給と連絡を
受け持つ3名と...
ならばその
3名をここへ
ナイル
ハンジ
ジークの
拘留場所を
知る者は何人
おる?
...限られた者しか
知りませんが
...現地で監視にあたる
リヴァイと30名の兵士
あとは
私だけです
女王の住処は
安全か?
今一度
確認致します
エレンらがまず狙うは
ジークの拘留地を知る者
そしてジークの代わり
となり得るヒストリア女王を
押さえることじゃろう
了解!!
そして
まずはこの二つの守りを
万全のものとせよ
アルミン
巨人の力を持つ
お主もより一層
守りを固めねば
なるまい
承知致し
ました
そして...総統を
失った今
ピクシス司令
あなただけです
何か...今後の展望は
ございますか?
我々を束ね統率
することができるのは
...
うん
エレンに
降参しよう
これはもう
ワシらの負けじゃ
兵団内部に
敵を抱えておっては
どうにもならぬ
仮に徹底して敵を
炙り出すにしても
どれだけの血が
流れることか;
考えるに
おぞましい
ばかりか
そんな愚行に
費やす時間は
どこにも無い..
多くの兵に
兵団を見限る
決断をさせた
我々の敗因は
これに尽きる
そんな!!
総統らを殺した
連中に...!!
頭を下げる
おつもりですか!?
ザックレーとの
付き合いは長い:
何より4名の死者は
その弔いの代償に
エルディア国の崩壊は
望むところではなかろう
革命に生き
革命に敗れるのなら
...奴も本望じゃろう
それでは..
イェーガー兄弟
に服従する
おつもり
ですか?
服従ではない
我々はエレン5「イェーガー派」に
ジークの居場所を教えることを
条件にして交渉を図る
「イェーガー派」とて先々
世界とやり合うことを考えて
おるなら我々と争ってる場合
ではないとわかっておろう
我々は従来通り
「地鳴らし」の
実験を見守り
これに
エルディア国の
存続を委ねる
これで数百数千の
同志が殺し合わずに
済むのなら...
ただし我々の親玉を
殺された件をここに
不闘とする
...安かろう
そういえば、
...
そういうことで、
...
それでは各員
取りかかれ!!
了解!!
司令殿
アズマビト殿
大変見苦しいものを
お見せしましたのぉ
いいえどの国も
通った道です
恥ずかしながら
あなた方の安全も
絶対とは言えませぬ
そうさせて
いただきます
どうか事態の
収拾まで港で
お過ごし下され
私共はエルディア国の
勝利を心より願って
おります
ミカサ様
何かあり
ましたら
すぐに私共の
船までお逃げ
なさい
キヨミ様の
お心遣い感謝
致します
しかしながら
私はエルディア人
ですので...母の血筋が
どうであろうと
何をおっしゃい
ますか...
私共がここに来たのは
あなた様のために...
私を抱えては
アズマビトの方々に
迷惑をお掛けします
地下資源が
なくてもですか?
この国の主導権を
握るのが誰であろうと
私は生まれ育った
この島の行く末を
見守りたいと
思いますので
どうか私のことは
お気になさらず
「地鳴らし」さえ
成功すればという
お立場ですよね?
えぇ...「地鳴らし」の力が
本物でなければ我々
アズマビトはおしまいです
ヒィズル本国からは
私共が勝手に
やったことにされ
梯子を外されること
でしょう..
...でしたら
激動の時代の中で
アズマビト家は
変じてきましたが
これまでの投資も
水泡と帰し...
抱えた負債により
アズマビト家も
最期を迎えましょう
今や銭勘定に
浅ましい女狐の
汚名が轟く始末と
成り果てました..
ただ..
尚更頼るわけ
にはいきません
ミカサ様の母君が遺された
一族の誇りまで失った
わけではございません
この国がどうなろうと
あなた様だけは
お守り致します
まさか...総統まで
殺したエレンに
協力するなんて..
...まだエレンが
やったと決まった
わけじゃない
...声が大きいぞ
ミカサ...
ただでさえ俺達は
「イェーガー派」じゃねぇのか
って疑いを向けられる
立場にあるんだぞ?
実際どうなん
だよミカサ?
お前は...
私とアルミンは
あの爆発に
巻き込まれるところ
だったと言った
これでもわからないの
コニー?
あ?
やめるんだ
ピクシス司令の
言う通り
いいや...
仲間内での争いは
自滅でしかない
では:ハンジさん
すべてをエレンとジークに
委ねることに問題は
無いとお考えですか?
それはよくない
ジークやイェレナは
計画が上手くいっても
自身への嫌疑が
晴れないことは
予測済みだったんだ...
この状況を踏まえた上で
事前に仕掛けられた
「保険」が効果を発揮
してきている
それはきっと
フロックを懐柔
したことのみに
留まらない
私達はこれ以上無様に
翻弄される前に
万全を期すと
するのなら
他にも
「保険」があると
考えるべきだ
ジークの思惑を
明らかにしよう
...もちろん
それが私の
早とちりなら...
それでいいん
だけどね
何か..
当てがあるん
ですか?
彼女が守った
マーレ人捕虜の
労働環境が怪しい
例えば
レストランとか
来たぞ
ニコロ
あぁ...
時間
通りだ
すごい建物
こんなとこ
初めてだ
よかったな
お前達
俺も
今日はうんと
食っときないよ
どげんしたかミア
ケソケソしてから
えっと...
いや...
緊張しすぎ
だよミア
まったくどこの
田舎から
来たんだよ
ち違う
カヤ?本当に
こんなところで
マーレの捕虜が
働いているの?
本当だから
堂々としててよ
兵士もよく利用
するところなの
ブラウスさん
...これはまた
賑やかな人数
ですね...
お招きいただき
ありがとうね
マーレ人の
知り合いが
できるだけでも
心強いよ
せっかくやから
一緒に暮らす
家族と来た
ようこそいらして
くださいました...
せっかく無料
なんやから
いえ...
悪ぃね
今日はお任せ
ください...
あの人が
ブラウスさんを招いた
マーレ人のニコロさん
あの人を
頼ってみて
どうぞ
ご案内します
ブラウスさんは
兵士でもないのに
何でここに招待
されたの?
言ってなかった
っけ?
お姉ちゃんは
ブラウスさんの
娘で兵士だったの
葬儀に来てくれた
ニコロさんがお姉ちゃんに
食べてもらうはずだった
料理を振る舞わせて
ほしいって...
...?
え...?
私は...二人は
恋人同士だったと
思ってるけどね
.....
!??マーレ人と
エルディア人が!?
そんなのダメに
決まってんでしょ!!
何で?
...ダメなもんは
ダメなの!!
だから
何で?
アレ?
何か引っ掛かってた
気がするけど!
とにかく
こんな美味い
料理は初めてだ!!
まだまだ肉料理は
こんなもんじゃないぞ
ニコロ
お前に客だぞ
は!?
こんな時に
誰が!?
調査兵団だ
お前らか...
どうして
こんな時間に?
今俺は大事な
お客さんの相手で
忙しいんだが...
あぁ...もちろん
仕事に戻って
構わないよ
ただ後で話でも
させてもらいたい
だけなんだ
...話ですか?
一体何の?
...なんか
ほら...あるだろ
悩みとかさ..
義勇兵が
拘束された件だ
聞き取り調査に
協力してくれ
あぁ...
わかった
とりあえず
ここで待っててくれ
へえ...こんな
部屋があったんだ
どうせ憲兵様
御用達だろ?
まぁ...な
ん?これは
兵団内で
噂のワインか
何でも上官達
しか飲めねぇって
話らしいけど...
何だと?俺達も
調査兵団じゃ
上官だろ?
あぁ俺達だって
オイシイ思いした
っていいだろ
ちょっとぐらい
勝手に触るな!!
うォ!?
何だよ...
ちょっと
ふざけたぐらいで
大ゲサだなぁ...
これは
エルディア人には
もったいない代物
なんだよ...
...
...あ?
ニコロお前...
まだ言ってんのか
何人だとかどうとか
関係ねぇだろ酒に
そういうテメェは
何様なんだよ...
触んな
エルディア人
馴れ馴れしい
んだよちょっと
親しくした
ぐらいで..
お前の
立場は..
「捕虜の分際」で
ってか?
これでおあいこだな
「エルディア人」
...どうしたんだ
アイツ...
クソッ...
わけわかん
ねぇよ...
戻ってきた
今だ
うッ!!
おなかが
痛い!!
大丈夫かい
ベン?
何か当たったんかも
しれんぞ?
トイレに行けば
助かるかもしれない!
私もお兄ちゃんを
助けられるかも
しれない!
がんばって!
!
ここはトイレ
じゃないよ?
トイレに用は
ありません
ニコロさん
私達はマーレから
来ました!
名誉マーレ人である
戦士候補生です!
......
...は?
この島にはもう直
世界中の軍隊からなる
大攻勢が仕掛けられると
思われます
それまでどうか
耐えて下さい
そしてこのことを
仲間のマーレ人に
伝えて下さい!
ちょっと...
待ってくれ...
どうして..
戦士候補生が
ここにいるんだ?
1か月ほど前に
マーレのレベリオ区が
島の悪魔共に
奇襲を受けたんです!!
信じられないかも
しれませんが...
私達は退却する
敵の飛行船に飛び
乗ったままこの島に
上陸しました!
誰か...
殺したか?
女の兵士を...
......
はい!!
...ッ!!
仕留めました!!
...ガビ
ですがまだ数匹
駆除した程度
...待て
私達の故郷を蹂躙した
報復はこれからです!
私達は卑怯な
悪魔共には
負けません!
オイ...ガビ!!
何よ?
お前が...
殺したのか..
...え?
お前がサシャを!!
殺したんだな!?
な!?
あぁ...!?
...ファルコ!?
......
はっ!!
クッ...!!
ねえ!?
ファルコ!?
33
クソ...!!
は!?
な!?
ニコロ君!?
ベンとミアに
何を...!?
サシャを殺したのは
こいつです
あなた方の娘さんの
命を奪いました
まだガキですが
厳しく訓練された
マーレの兵士です
気を付けて下さい
人を殺す術に
長けています
調査兵団が退却する
飛行船の中で
...こいつがサシャを
撃ったんです
娘...?
プラウスさん:
どうぞ
あなた方が
殺さないなら
ぐわっ
俺が殺しますが...
構いませんね?
.....
何の音?
大変だ!!
来てくれみんな!!
な...!?
ッ...!!
サシャを撃った
ガキ...!?
どういう...ことだ
ニコロ!?
この二人は
逃亡していると
聞いてたが...
お前..!!
何しようと
してんだよ!?
オイ!?
寄るな!!
退がれ!!
そこから
動くな!!
ただサシャの
仇を討つだけだ!!
...!
...やめて
ファルコは
違う!!
このボウズは
お前の何だ!?
お前を庇って
こうなった
よな!?
お前の
大事な人か!?
俺にも大事な
人がいた!!
たしかに
エルディア人だ!!
悪魔の末裔だ!!
だが...彼女は誰よりも
俺の料理を
美味そうに食った:
このクソみてぇな
戦争から俺を
救ってくれたんだ...
人を喜ばせる料理を
作るのが本当の俺なんだと
教えてくれた...
それが
サシャ・ブラウス
お前に奪われた
彼女の名前だ...
...わ
私だって...!
大事な人達を
殺された!!
その
サシャ・ブラウスに
撃ち殺された!!
だから報復
してやった!!
知るかよ...
先に殺したのは
そっちだ!!
どっちが先とか
ッ...!!
目を覚まして!!
あなたはマーレの
兵士でしょ!?
あなたはきっと
その悪魔の女に
惑わされてる!!
悪魔なんかに
負けないで!!
ニコロ君
包丁を
渡しなさい
!!
さぁ
...そこまでです
ブラウスさん
刃物を
置いて下さい
サシャは
狩人やった
こめぇ頃から
弓を教えて森ん
獣を射て殺して
食ってきた
...はい?
けど同じ生き方が
続けられん時代が
来ることは
わかっとったから
それがおれらの
生き方やったからや
サシャを森から
外に行かした..
んで...世界は繋がり
兵士んなったサシャは...
他所ん土地に攻め入り
人を撃ち人に撃たれた
結局...森を出たつもりが
世界は命ん奪い合いを
続ける巨大な森ん中
やったんや...
サシャが
殺されたんは...
森を彷徨った
からやと思っとる
せめて子供達は
この森から出して
やらんといかん
そうやないと
また同じところを
ぐるぐる回る
だけやろう...
だから過去の罪や
憎しみを背負うのは
我々大人の
責任や
ニコロさん
ベンを
放しなさい
怪我を
見せて
ミア..
大丈夫か?
本当に...
私が憎く
ないの?
...カヤ
よくも!!
お姉ちゃんを!!
カヤ!!
人殺し!!
友達だと
思ってたのに!!
隣の
部屋に
...すっかり
肉料理も
冷めちまったな
ハンジさん...
そのガキの
口をゆすいで
やってくれ
あのワインが
入っちまった...
え...?
もう...
手遅れだと
思うけど...
...
あのワインには
何が.....入って
るの?
多分..
ジークの脊髄液だ
どういう
ことだ...
ワインに
ジークの脊髄液が
入っているって...
第112話・無知
確証は無い...
ただ...このワインは
第一回の調査船から
大量に積まれていた
短期の調査船には
不要な酒と量だった...
そして...俺がここで
料理人としての立場が
安定してきた頃になって
誰からだ!?
もう一度
このワインを兵団組織
高官らに優先して
振る舞うよう言われたんだ
...イェレナだ
俺の知る限りじゃ
アイツだけがそう
働きかけてきた
他の義勇兵は
わからないが...
お俺も何の
ことだか...!?
...初耳です!!
でも...
おかしいだろ!!
ジークの脊髄液を
飲んだ時点で
エルディア人は
「硬直」するんだろ!?
ラガコ村じゃ
そうだったって..
ジークがそう
言っただけだ
誰もその現場を
見たわけじゃないから
私達には確かめ
ようが無い
だけど...たった
一言で済む
その嘘の効果は
もしジークに脊髄液を
盛られても「硬直」という
前兆があるのなら
絶大だ
その前兆が見られない
限り毒を盛られた
発想すらしない
いや...でも!!
それはお前がそう
思っただけなんだろ!?
あぁ...
確証は無い
でも:マーレ兵なら
知っている
ジークの脊髄液が
今までどんな使われ
方をしたのか...
10年ぐらい前
マーレは敵国の首都を
一晩で陥とした
ある晩に何百もの
巨人が街中に湧いて
出たからだ
そんなようなことでも
企んでなきゃ
予め街中に何百もの
脊髄液を服用した
エルディア人を忍ばせておけば
ジークがただ一声叫んだだけで
街は壊滅するってわけだ
俺にはわかんねぇ
けどな
何であの怪しいワインを
兵団のお偉方に飲ませなきゃ
いけないのか...
お前...さっき
俺からあのワインを
取り上げたのは...
俺達を...
守るためか!?
...さぁ...何をやってん
だろうな俺は..
悪魔の島を調査して
...世界を救うつもり
だったのに...
こんなこと
バラしちまったら...
長生きなんか
できねぇだろうに..
...でも
プラウスさん:
あなたみたいには
まだ...俺は...
なれないけど
これがせめてもの
償いになれば...
子供を殺すなんて...
どうかしてました...
ニコロ君...
ハンジさん
ベンはどうなる
ことやろか?
とにかく
ニコロの話を
前提に動きます
皆さん上着を
脱いで手を水で
洗い流して下さい
決して手で
顔や口に触れては
いけません
オニャンコポン
ミカサ達に同じことを
伝えてくれ
了解です
ハンジさん
何で...も
私を守ったの?
特に:理由があった
わけじゃない
...あんた達の
大切な仲間を
殺したのは私...
看守を石で
滅多打ちにしたのも
私...
もう一人の男の子
ファルコは違うから...
ファルコは
捕虜にして
ほしい..
殺すのは私だけ
でもいいでしょ?
殺さないよ
私を...殺したくて
仕方ないんでしょ?
殺したくないよ..
もう...
殺す殺すって...
君はそれ
ばっかりだね...
誰かと
そっくりだ
エ.....
ハンジさん!!
どうした!?
な...!?
フロック!?
ハンジ団長
あなたはジークの
居場所を知っているはずだ。
そこまで道案内を
してもらいます
..いや我々は
君達と争う
つもりは無いって
その申し出は
断りました
兵団からの
申し出は届いて
いないのかい?
我々は兵団と
交渉しません
それは...
何でかな?
エレンの
判断です
ピクシス司令は
我々に島の命運を
委ねるような
賭けはしない
我々を道案内する道中で
エレンから始祖を奪う
算段を立てるのに
今頃大忙しでしょう
...妄想が
過ぎるよ
それとも...駐屯兵団内
にいるお仲間が
そう告げ口して
きたのかな?
聞けば何でも
答えてくれるほど
親切な部下に
見えますか?
あなたの部下ではないと
示すべきでしょうか?
そうなる前に
大人しくご同行
願います
クソッ...何で
俺達がここに
いることが...
な...!!
グリーズ!?
まさかお前が
こいつらを
呼んだのか!?
ニコロ...お前は
エルディア人に
入れ込みすぎた
いつかこうなる
日が来る気がしてな
彼らとの連絡手段を
教えなくて
正解だった
お前ら..イェレナの
差し金か!?
聞くんだ
フロック!!
私達は仲間同士で
争い合っている
場合じゃない!!
ジークの脊髄液が
混入したワインが
兵団内で振る舞われた!!
我々はジークの計画に
躍らされているんだよ!!
そこにいるグリーズには
見当がついてるはずだ!!
...
あぁ...
それこそ
ニコロの妄想に
過ぎない話です
何の証拠も
無い
お前...
もういいですか?
後ろ手に
縛りますが
一発撃たないと
従う気に
なりませんか?
あなた方一家も
自由に帰すわけ
にはいかない
!?
クソッ
我々が
拘束します
フロック!!
これは本当に敵の
策略である可能性の
高い話なんだ!!
だとしても
馬鹿な憲兵共が
大きい馬鹿に
なるだけだろ?
は...!?
憲兵団が飲まされた
とは言ってないぞ!?
...まさか!?
あんた達
ワインのこと:
知ってたの...!?
店内ではお静かに
お願い致します
先に行くぞ
ああ
あの声は
フロック?
フロック達と
来たの?
あぁ...
お前らと話が
したくてな
静かに話したい...
エルディアの問題を
解決するのに
争いは無用だ
ハンジさん達なら大丈夫
ここから移動して
もらっただけだ
君と話がしたかった
のは僕らの方さ
ただエレンの
考えていることを
知りたかった..
どうして単独で
マーレ襲撃に至る
選択をしたのか..
本当に...ジークや
イェレナに懐柔されて
しまったのか...
......
オレは
自由だ
オレが何を
しようと
...え?
何を選ぼうと
それはオレの
自由意思が
選択したものだ
.....
鉄道開通式の
夜にイェレナと
密会したよね?
その後も
エレンの自由
意思なの?
そうだ
いいえ
あなたは
操られている
だってそうでしょ?
あなたは敵国
とはいえそこに住む
関係ない人や子供を
巻き込むような
人じゃない
誰よりも
私達を想い
大切にしてきた
のがあなた...
マフラーを私に
巻いてくれたのは..
攫われた私を
助けてくれた
あなたは...
あなたが優しい
からでしょ?
手はテーブルの上に
置けと言っただろ
...
そういえば、
そういうことで、
それでも、
オレはレベリオに
潜伏しジークと
話をした
兄弟水入らず
でな...
その時に
色んなことを
学んだ
ジークはマーレが
知る以上の知識を
手にしている
アルミン
お前はまだ
アニのところに
通っているだろ?
...!
それはお前の
意識か?
それとも
ベルトルトの
意識か?
!!...なッ
何を...!?
人を形成する要因に
記憶が大きく関わるのなら、
お前の一部は
ベルトルトになっち
まったんだよ
敵国兵に恋心を抱く
敵国兵の一部が
お前の判断に
少なからず
影響を及ぼしている
「九つの巨人」を有する
エルディアの参謀役にな
敵に肩入れする
以前のお前は
今みてぇな
甘っちょろい奴じゃ
なかった..
必ずオレ達を正解に
導く決断力を
持っていたのに
...今じゃ二言目には
「話し合おう」だ...結局
クソの役にも
立っちゃいねえ
アルミン...
お前の脳は
ベルトルトに
やられちまった
敵に操られて
いるのは
お前だろうが
エレン!
あなたは
何がしたいの?
...!?
無知ほど自由から
かけ離れたもんは
ねぇって話さ
アッカーマン一族の
こともそこで知った
ミカサ...お前が
強ぇ理由だよ
結局のところ
マーレの学者も未だに
巨人のことは殆ど
わかっていねぇが
エルディア帝国が
その長い歴史の中で
「ユミルの民」を弄くり回した
結果偶然できたのが
人の姿のまま一部
巨人の力を引き出せる
アッカーマン一族だ
何でもアッカーマン一族は
エルディアの王を守る意図で
設計されたもんだから
その名残で誰かを
宿主と認識した途端
血に組み込まれた習性が
発動するって仕組みだ
え?
つまりお前がオレに
執着する理由は
アッカーマンの習性が
作用しているからだ
あの時お前は
死に直面する極限状態の
中でオレの命令を聞いた
「戦え」と
そういった諸々の
条件が揃うことで
アッカーマン一族の
血に秘められた本能が
目を覚ますらしい
極限まで身体能力が
高められるだけでなく、
「道」を通じて過去の
アッカーマン一族が
積み重ねてきた戦闘経験
までをも得ることができた
あの時オレを偶然
護衛すべき宿主だと
錯覚したことでな
...違う
違う?
何がだ?
偶然.....
じゃない...
あなただから...
エレンだから...
力に目覚めた
アッカーマンは
私は強くなれた
それは
あなただから...
突発性の頭痛を
起こすことが
よくあったらしい
本来の自分が
宿主の護衛を
強いられることに
抵抗を覚えることで
生じるらしいが...
心当たりは?
...要するに本来の
ミカサ自身は
9歳を最後
にしてあの
山小屋に消え
ちまったんだよ
...ない
...違う
アッカーマンの
本能に忠実な
お前を残してな
私は...
本来の自分を
失い
ただ命令に
従うために
作られた一族
やめろ
エレン!!
つまりは
奴隷だ
オレがこの世で一番
嫌いなものが
わかるか?
不自由な
奴だよ
もしくは
家畜だ
エレン!!
そいつを見ただけで
ムカムカして
しょうがなかった
その理由が
やっとわかった
何の疑問も抱かず
ただ命令に従うだけの
奴隷が見るに堪えなかった
オレは...ガキの
頃からずっと
ミカサ
お前がずっと
嫌いだった
うう...
エレン!!
よくも
ミカサを!!
...ミカサ?
!?
...お前はただ
そうやって
アッカーマンの血が
反応するままに
生きてきた
ち...
違う..
お前はただ
それだけだ
あぁああ
イェーガーさん!!
何でもねぇ
なぁ...
アルミン
お前とは昔から喧嘩
したこと無かったよな
クッ
何でか
わかるか?
お前とオレじゃ
喧嘩になんねぇ
からだよ
ッ
もう...やめて
最初に言った通り
お前らがジークの居場所を
教えるってんなら
オレ達は
争う必要はねぇ
だから大人しく
付いてこい
連れて行け
はい
サシャを殺した
ガキもだ
ッ...
...それで?
結局何が...
言いたかった
んだよ...?
ミカサを傷つける
ことが君が求めた
自由か...?
...どっちだよ
クソ野郎に
屈した奴隷は...
誰が...といい
奴隷だ
行くぞ
どこに?
始まりの地
シガンシナ区へ
...ザックレーが
殺された?
すべてはジークがエレンや
イェレナを介して実行した
連の工作ではないかと
考えられています
はい...今壁内は
実質的に
イェーガー派によって
支配されています
それで?
近くイェーガー派の
要求通りエレンを
ジークの元まで案内
する手はずとなって
おります
ビクシスが?
大人しく
従うって?
お察しの通り
あくまでも司令は
堅実な構えです
エレンをこの森へ
案内する道中に
打開策を巡らせて
おります
とても残念
ですが..
エルディアをイェーガー派や
ジークの支配から守るためには
これしかありません:
...エレンを他の奴に
食わせるつもり
なんだろ?
俺達の手で
...そうです
エレンの命を何度も
救った..
その度に
何人も仲間が
死んだ...
それが...
人類が生き残る
希望だと信じて...
そう...
信じた結果が
このサマだ...
まるで...ひでぇ冗談だな
まるで...
ひでぇ冗談だな
俺達が見てた
希望ってのは...
一体何だった...?
あの死闘の
果てが
この茶番だと?
冗談じゃ
ねえ
ふさけるな
冗談じゃ
ねぇぞ
え...?
巨人に食わせる
べきクソ野郎は
他にいる
あそこにいる
クソ野郎だ
どういう
ことです?
ジークの「獣」を
他の奴に移す
イェーガー派とか
いうのを一人でも
捕まえて巨人にし
ジークを食わせて
やれ
そしてヒストリアが
覚悟した通りなら
そいつを食ってもらう
数か月後の
出産を待ってな
な...!?
その数か月の間に
敵の総攻撃を
くらえばエルディアは
おしまいですよ!!
こちらから再び
マーレに仕掛けて
敵の攻撃を遅らせる
こともできる
無茶は承知だが
ここが勝負所だ
無事に出産
できるとも限り
ませんし...
これ以上奴の
思い通りにはさせねぇ
エレンが本当に
ジークに操られて
いるのか知らんが
ピクシスに
そう伝える
行け
本気ですか
兵長...
ジークさえ失っちまえば
連中はおしまいだ
奴の四肢でも
もいでおけば
じいさんも
腹括るだろ
読書は
楽しいか?
面白いよ
7回も読んだ
割には
7回も読んだ本に
熱中しろってか?
一月もここに
いるんだぞ
俺達の会話が
気になって集中
できなかっただろ?
まったく..
ところでワインはもう
残ってないのか?
読書を
続けろ
一滴も残って
ねぇよ
ひでぇ拷問を
考えるもんだ...
ピクシスの返答が
どうであろうと
了解だ
ボス
奴を切る
完全武装の
兵士が30名
この森を上から
囲んでいる
獣の巨人になろうど
奴に逃げる術は無い
奴に逃げる術は無い
やはり
髭面野郎は
俺達の敵だった
......
...長かった
それが判明した
時点で人質に
手足をつけとく
理由はねぇよな
エルヴィン...
あの日の誓いを
ようやく果たせそうだ
お前達の死には
意味があった
それをようやく
証明できる
ん?
さすができますから
...オイ
な...!?
何だ今!?
一瞬体が
痺れて...
俺も!!
ほう...あく
第113話1暴悪
俺もだ...
......
え...?
私は何とも..
うぅ!?
どうしたの?
...まさか
体中に電気が
流れたような...
やりおった
な...
ジーク...
お別れだ
兵長
部下想いの
あんたのことだ
多少大きくなったくらいで
何にも悪くない部下を
切り殺したりなんか
しないよな?
ワイン
だと...?
どうして任務中に
酒がいる?
兵長!これは
憲兵の連中しか
飲めなかった
マーレ産の希少な
やつなんですよ!
調査兵の若いのが
がんばって仕入れて
くれたのに!
ここに置いていくって
いうんですか!?
少しくらい
楽しみが
ないと...
紅茶が
あるだろ
兵長おおぉ
めんどくせぇ
な...
いいだろう
持っていけ...
クッ.....
ン....!!
ジークの脊髄液が
ワインに...!?
いつから
仕込まれて
いやがった...
体が硬直するって
予兆は無かった...
嘘だったから?
クソッ!!
速えぇ...
動きが普通じゃねぇ
これもジークの仕業か!?
ッ!!
!!
!!ッ
バリス...!!
まだ...
そこに
お前ら..
いるのか...?
俺だってなぁ...
こんなことは
やりたくなかった...
でも悲しいよ..
これは戦いや
争いじゃない
...決別だ
お互いを信じる
ことができなかった
熱ッ
だがそれも
無理はない
あんた達とは
あまりにも
見てきた
世界が違い
すぎたんだ
レベリオの奇襲に
成功して勘違いさせて
しまったようだが
全世界の戦力が
もう直この島に
集結してしまう
それが
どういうことか
わかっていない
自分達には
力がある
時間がある
選択肢がある
そう勘違いして
しまったことが...
リヴァイ..
お前の過ちだ
・まぁ
俺の真意を
話したところで:
わかりっこない
だろうがな...
あんた達には
なぁエレン...
俺達にしか...
わからないよな
この森を
抜ければ
すぐに
お前の元だ
おおっちゃったのだろう!!
しかしちゃんと
場所と時間
覚えているん
だろうなエレン
ん?
ツッツッ!!
行けえぇ!!
...ッ!!
何だよぉお
もおおお
またかよぉお
ぉぉおおおぉお
どこに行った!?
リヴァイ!!
ッ!!
そこか...!!
ソッ...他の巨人は
どうした!?
お前の可愛い
部下達は
どうした!?
まさか殺したのか!?
可哀想に!!
ッ!!
!?
枝...!?
必死だな...
髭面野郎
お前は大人しく読書
する以外なかったのに
何で勘違い
しちまったんだ
俺から逃げ
られるって..
部下を巨人に
したからって
俺が仲間を
殺せないと
思ったのか?
俺達がどれだけ
仲間を殺してきたか
ふォ!!
知らねぇ
だろうに
うぁあぁ
よぉ髭面
てめぇ:臭ぇし汚ねぇし
不細工じゃねぇかクソが
まぁ...殺しや
しねぇから
安心しろよ
すぐにはな
シガンシナ区
知っての通り..
ザックレー総統が
殺害された今
兵団内やこの壁内の
情勢は不安定な
状況にある
だが貴様ら訓練兵には
関係の無いことだ
109期訓練兵団は
予定通り
巨人襲撃時の
シガンシナ区防衛
訓練を行う
わかったのか?
ははい!!
...今更剣で巨人の
うなじを斬りつける
練習なんてな...
もう巨人なんて
襲ってこねぇだろ
敵は壁外の
人間なんだぞ
それよかもっと銃火器の
訓練して「エルディア軍」を
作らなきゃいけないって
親父も言ってた
時代はとっくに
変わったってのに
もう...
古いんだよ
シャーディス教官は
エルディアに
希望があると
したら
イェーガー派が
国の実権を
握ることだ
な...!
スルマ...
聞こえるぞ
でもみんな
そう思って
いるだろ?
みんなエレン・イェーガーに
エルディアを導いて
もらいたいはずだ
非情な決断をも
下せるような
強い指導者に
...な!?
ハンジ!?
お久しぶりです
教官殿
突然ですがこの
兵団支部は我々が
占拠しました
これより我々の
指示に従い
動いてもらいます
イェーガー派?とか
言われている我々が
イェーガー派...
身のほどをよく
弁えているようだな
フロック..
銃口でも向けない限り
貴様らのような小便小僧
など誰も相手にしない
と考えているのなら
それは確かだ
ッ!
フロック!?
とりあえず
足でも撃って
外した..
話を早くしようと
思ったんですが..
話は何だ
イヤあなたには
関係ありません
頭の固さしか取り柄
の無い老人なんて
不要なんですよ
これからは
訓練兵諸君!!
君達の時代だ!!
我々イェーガー派は
現在滅亡の危機にある
エルディアを救うために
心臓を捧げると誓った!!
それはこの古い兵団
組織のためではなく
この島に住む民の
ためにだ!!
このまま時代遅れの
兵団に従属していては
為す術もなく外の世界の敵に
蹂躙されるのみだ!!
今君達に問う!!
君達は何者だ!?
我らエルディアの指導者
エレン・イェーガーと共に
未来を生きる者か!?
それともここにいる
キース・シャーディスと共に
古い慣習と心中する者か!?
エルディアの
未来のため
心臓を捧げ
ます!!
よし!
君達の覚悟を
見せてもらおう!
シャーディス教官を
足腰立たなくなる
まで痛めつけろ!!
...え
これこそが
我々が淘汰すべき
悪習そのものだ!!
粛清して
みせよ!!
それができない
者は牢屋に
入ってもらう!!
なッ...!?
いいかげんにしろ
フロック!!
バカなマネは
よせ!!
ハンジ
ヒヨッコ共が
何人かかってきた
ところで
相手にならん
よくやった
君達を全員
歓迎しよう
じゃあ...案内して
もらいましょうか
ジークの
拘留地まで
...ハンジ団長
う
オイ...
行くぞ
うッ...
目が
覚めたか?
うぅ...
オイ
待て
動くんじゃない
...!
そういえば、
...
そういえば、
雷槍の信管を
繋ぐワイヤーを
お前の首に
くくってある
ヘタに動いたらお前は
腹から爆発して
少なくとも二つになるだろう。
.....
ゴホッ
ウゥゴッ
オゴ...
こうなると
死なねぇってのも
難儀だな...
同情なんか
しねぇが...
お前は俺の
部下の命を
踏みにじった
お前の
計画通り
ゲロクソまみれで
泣きわめくのもすべて
計画通りか?
うあああぁあ
うるせぇな
こうやって切って
おかねぇとてめぇが
巨人になっちまう
だろうが
特典用特特特典保
おッ...
俺の..
眼鏡は...
あっ
どこ...だ?
知るかよ
もうお前は
眼鏡なんか
必要ねぇよ
いいぞジーク
いい球を投げる
ようになったな
将来は野球選手
になるか?
...ダメだよ
クサヴァーさん
僕には...
使命が...
あるから
よく見ておけ
ジーク
第114話唯一の救い
これが私達の住む
レベリオ区だ
世界と比べれば
鳥かごみたいに
小さい
私達はここから
どこにも行けずに
死ぬまでここで
暮らさなきゃいけない
ジークお前は
ここから出たいと
思わないか?
うん...
でたい
オヤ珍しい
こんな朝早くに
お客さんかい?
また出直すと
しよう
!...いえ
我々はもう
帰ります
んん...
あー...
エルディア人か...
ッ!?
な!?何を!?
私達は外出許可を
取っているの
ですよ!!
俺はこの塔の清掃員だ
治安当局じゃねぇ
汚れを落とす
のが仕事だ
俺の職場を穢し
やがったな悪魔め!!
殺戮の限りを尽くした
悪魔の未裔が!!
お前らなんか
根絶やしにされて
当然だってのに...!!
またガキ作って
緊姉しやがっ
て!!
どうして
また悪魔を
産んだ!?
よく覚えて
おけよジーク...
これが
外の世界だ...
この世界が
イヤなら
変えなければ
ならない
ジーク...
お前が
みんなを
救うんだ
この子供達の中から
私の継承者を?
えぇ
一人選ばれます
一人遅れている子が
いるが...
あの子は?
あぁ...また
イェーガーか...
他の子は皆幼くも
「マーレの戦士」となり
名誉マーレ人の称号を
得ようと必死に
努めているのに
奴にはその
気概が...どうも
見受けられない
まったく何をしに
ここにいるのやら
訓練はどうだ
ジーク?
...すごく
大変
そうか...でも
きっとお前なら
戦士になれる
あなたには
特別な力が
あるんだからね
何よりお父さんと
お母さんの子
なんだからな!
うん
父さん
母さん
今晩もジークを
頼むよ
あぁ...
おいで
ジーク
いってらっしゃい
いい子にね
おやすみ
ジーク
それで...その
社交ダンスクラブとやら
にはまだ小さい子を置いて
毎晩行かなきゃいけない
ものなのか?
区の健康維持に
適度な運動を
推奨してるのは
僕だからな
僕はレベリオの
健康を守りたいんだ
みんなの健康よりも
自分の家族を大事に
したらどうだ
はい...私達も
ずっと側にいて
あげたいのですが
ジークは寂し
がっているぞ
でも...いつか
私達のやってきた
ことをジークは
わかってくれますよ
いつか
きっと...
これが100年前に起きた
「ラーゴの惨劇」
とてもいいですか
はははーいやなんですよねー
そんなことはわからない
マーレにあった大都市ラーゴは
この日の内に消滅しそのまま
侵攻を続けた巨人によって
「モンテの惨害」とヴァレの惨禍」が
繰り広げられ何十万人もの
マーレ人がエルディア帝国
に殺された
アイはちゃんと言われたわけじゃない。
でなのか!!
しかしエルディア
帝国はその退路に
巨人を仕掛け
夜明けと共に
起き上がった巨人に
よってマーレ人は
さらにラーゴから
何とか逃れた難民は
道なき荒野を彷徨った
うん
わかった
人がいっぱい
死んだんでしょ?
お父さん...
ちゃんとした正しい
歴史を教えて
いるか?
うんエルディア人は
マーレ人にひどいことを
したから僕達は
ここで償わなくちゃ
いけないって
学校で教えて
もらってることと
同じことを父さんは
言ってるよ
ジークは...戦士に
なってマーレのために
戦いたいのか?
うん...
僕は...戦士に
なりたい...
さぁ...もう
寝ないとな
今度は
猫の家の本の
続きを読んで
あげましょうね
やったぁ
ただいま!
お父さん!
今日は早く
終わったんだ
だから...
おおそうか
じゃあ今日は
たくさん勉強
できるな!
うん
つまり
「ラーゴの惨劇」は
存在しなかったと
いうわけだ
「モンテの惨害」も
「ヴァレの惨禍」も
すべてマーレの都合のいい
作り話に過ぎない
古代よりエルディア人に
そのような残虐な
文化や風習は無く
何より
始祖ユミル様が
そのようなことを
望まないので
ありえない
その通りだ
わかってきたな
ジーク!
二人共
もうおじいちゃんの
所に行く時間よ
よし!
今日も
エルディア復権に
一歩前進したな!
うん!
うん!
やる気の無い
者は去れ
マーレは祖国に
すべてを捧げる
覚悟のある者を
求めているのだ
お前のような
エルディア人に
我が国の巨人を
委ねられるわけが
無いだろう
オーイ
そこの君
そのボール
投げてくれないか?
ん!
オゥ
ハハッまだ
小さいのに
やるじゃないか
...
え?
ほら!
壁相手も
飽きたところだ
ナイスキャッチ
ちょっとおじさんに
付き合ってくれないか
君達が目指す
「マーレの戦士」だよ
あ...
赤い腕章!?
あなたは...!?
トム・クサヴァーだ
ほら
もっとも私の「獣の巨人」は
あまり戦争の役に
立たないからここで球遊び
なんかしているんだけど
本業は巨人学の
研究者なんだけどね
君の名前は?
ジーク・イェーガー
です
ジーク
どうも君は
筋がいいな
きっとピッチャーに
向いてるぞ
ただいま!
お父さん
今日ねー
後で聞くよ
ジーク
診察が終わって
からね
どうなっている
グライス
ジークを戦士に
できなければ
この計画は失敗だぞ
だがフクロウが
言うには
巨人の継承者選びに
介入するにはジーク自身が
好成績を残さないと...
とにかく...何としても
始祖奪還計画に
ジークを戦士として
潜り込ませておくんだ!!
わかっている..
エルディアの復活が
遠退くばかりでなく
もうこんなチャンスは
何百年待ったって
来ないってことは...
でも...まだ
ジークの実力で
継承権を勝ち取る
可能性も残っている
でしょ?
ジークなら...
あぁ...
そうだとも
!!
!!
ごごめん
なさい...
お前ならできる!!
ジーク
父さんと母さんの
子供なんだからな!!
お前はマーレに
必要無いと言った
はずだが...?
マーレへの
忠誠を示し
エルディアの罪を
償うためです
お前はなぜ
ここにいる?
公開訓練に参加
させて下さい...!!
何をしている
イェーガー!!
走れ!!
クソッこんな
はずじゃ...!
走らんか!!
そんなこと
言わないで!!
あの子は一生懸命
がんばったでしょ!!
あぁ...だが
あれじゃ...!
到底戦士には
なれない!!
何か...別の
方法を今すぐ
考えなければ...
ハハハ
この間は
散々だったな
...笑いごと
じゃないよ
もうずっと
雑用係を
やらされて...
もう...僕は
おしまいだ...
そんなに
戦士になりたい
ようには
見えなかった
がなぁ...
...ならなきゃ
いけなかったんだ
なのに...
全然ダメ
だった...
無理もない
マーレのために寿命を縮め
他の国を侵略人殺し
なんてアホらしくて
付き合ってられないよな
君は戦士なんて
馬鹿らしかったんだ
ッ!?
クサヴァー
さんは...
何で...
戦士に?
巨人の謎を
知りたかった
からさ
私は研究者
だからね
私達が生まれるより
二千年も前から
存在したとされる
九つの巨人だが
まったく未だに
信じられない
奇跡だよ
見えない「道」から
血や肉や骨が
送られてくる
なんてねぇ
そうは
思わないかい?
伝承通りなら
すべては始祖ユミルが
「何か」と接触したこと
から始まるらしいが
私はその
二千年前に起きた
ことが知りたいのさ
寿命を縮めてまで
巨人の記憶を探ろうと
思うほどにね
そんなことだから
戦争じゃからっきし
役立たずだ
だが巨人の
神秘の前に
憎しみや争いも
くだらないよ
だからこの戦争
ごっこに付き合って
られない
私達は似た者同士
なんだ
この世界じゃ
珍しいまともな者
同士さ
これで
よかったんだ..
ずっと収容所から
出られなくたって
生きてさえいれば...
ついに尻尾を
掴んだぞ
エルディア
復権派とか
名乗っていやがる
らしい
今回は
かなりの規模だ
レベリオ区内の
どこかで夜な夜な
集会が行われ
フクロウという
マーレ側の
内通者が
組織したらしい
既にいくつかの
目星はついている
ハッ!?
あとは証拠を
揃えていけば
時間の問題だ
ジーク
どうした
の?
早く
食べなさい
おお腹が
ちょっと..
お父さん...
お母さん...
もう...危ない
ことはしないで..
見つかったら
悪魔の島に
送られて..
みんな
楽園送り
なんだよ?
みんな
巨人に..
お前は今まで
父さんから何を
学んだんだ?
そうよ
誰かが立ち上がらない限り
みんなずっとこの狭い壁の中で
惨めに死んでいくんだぞ?
これはあなたや
エルディア人みんなの
未来のための戦いだって
言ったでしょ?
...
そのためなら...
僕はフェイ
おばさん
みたいに
なってもいいの?
ジーク!!
いッ!?
...
そもそも...
フェイが殺されたのは!!
...この世界が狂っているからだ!!
もう誰もフェイのような
目に遭わせないためには
戦わなくてはいけない!!
強いエルディアを
マーレから取り返し!!
当たり前の権利を
勝ち取るんだ!!
...で
......でも
...
お父さんが...
壁の外に出な
ければって...
おじいちゃんが...
...
...
どうして..
ダメなんだ...
飛行船が
見たかった..
だけなのに
...どうした
ジーク?
クサヴァーさん...
...何ってことだ
親が.....
復権派!?
...そんな
もう時間の
問題だって!?
うん...
このままじゃ...
親族は全員
「楽園送り」に...
...うん
クッ...
...でも
キャッチボール
してくれて
ありがとう..
クサヴァーさん
巨人に
なっても
時々思い出す
からね
...告発
なさい
...
...え?
もう...
これしか無い
自らマーレ当局に
告発することで
マーレに忠誠を
示せば
君と祖父母は
助かるはずだ
そんな...!
できないよ...!
ジーク...
君は...両親から
ひどいことを
された
君の両親は自分達の
向こう見ずな計画の
ために君を利用した
7歳の君と
おじいちゃんと
おばあちゃんを
命の危険に晒し
勝手に期待し
勝手に見放し
ちっとも君のことを
気にかけなかった..
:愛さなかった
そういえば、
...
そういえば、
そういうことで、
そういうことで、
これからは、
君を...
ジーク...
...君は
悪くない
君は賢くて..
...いい子だ
うぉッ!!
...少し手加減
してくれよ
あーもう
年寄りには
キツいかー
ジーク
コラまだ
そんな歳じゃ...
クサヴァーさん?
もうすぐ...
継承の任期を
終える頃だ
...そうだね
年寄りにも
なれなかったが
研究に打ち込めた
ことに後悔は無い
うん...
最後に集大成を
発表できそうだ
へーどんなことが
わかったの?
「始祖の巨人」が
「ユミルの民」にもたらした
様々な影響について
あぁ記憶を
操作するとか
いうあれ?
本当かなー
記憶を
操るどころ
じゃないぞ
「ユミルの民」なら
体の構造をも
変えてしまう
ことができる
「始祖の巨人」の
持ち主が力を
行使すればな
しかしある日を境に
エルディア帝国から
その病は消滅した
600年ほど前
流行り病が猛威を
振るい世界の人口が
激減するほど
人々が死んだ
まさに私達ユミルの民は
どこにどれだけいようと
「始祖の巨人」の体の一部
のようなものだよ
患者が減ったのではなく
「ユミルの民」から
病にかかる者が
一人もいなくなった
当時の王が「始祖の巨人」の力で
「ユミルの民」の体の設計図を
都合よく書き換えたんだ
どうだ?
恐ろしいだろ
...じゃあさ
「始祖の巨人」の
力を使えば
「ユミルの民」から子供が
できなくすることも
できるかな?
これ以上「ユミルの民」が
生まれてこなければ
...100年が経つ頃には
この世から確実に
巨人は消滅してる
もう世界は巨人の
脅威に怯えたり
苦しめられたり
せずに済む
...何より
そもそも
僕らは生まれて
こなければ
苦しまなくて
よかったんだ
クサヴァー
さん?
...話して
なかったけど
私には幼い
息子がいた
そして...妻は
マーレ人だった
私は...腕章を外し
エルディア人であることを
隠したまま妻と暮らし
子を作った...
私は若く...
愚かだった
しかし...いつまでも
騙し通せるわけもなく
私がエルディア人
だと知った妻は
自分と息子の
喉を裂いて死んだ
私が戦士に
なった理由は
贅沢な自殺の
方法に飛びついた
格好に過ぎない
だがこの13年間は
...巨人の研究に
没頭し
君と出会い
キャッチボールを
した
...楽しかった
亡き息子を
君に求め
巨人の力で自分の
罪から逃れようとした
私なんて
この世に生まれて
こなければ...
どんなに良かった
だろう...
俺が「獣の巨人」を
継承する
マーレのため
じゃない
始祖奪還計画を
成功させ
「始祖の巨人」を
マーレから奪ったら
世界を救って
みせるよ
世界の人々を
巨人の恐怖から
解放し
エルディア人を
苦しみから
解放する
唯一の...
...救い
エルディアの
...安楽死
何つった?
安楽死
だと?
お前はこれから
臭ぇ巨人の口の
中で自分の体が
咀嚼される音を
聞きながら死ぬ
わけだか...
お前にしちゃあ
ずいぶん安らかな
死に方だろ?
お前が奪った
仲間達の命に
比べてみれば
...奪って
ないよ...
俺は...
救ってやったんだ
そいつらから
生まれてくる
子供の命を...
......
...また足が
伸びてきた
みてぇだな...
この...残酷な
世界から...
そうだろ?
クサヴァーさん
見ててくれよ!!
そういうことで、
そういうことで、
っ...
あ、ああ...
そういえば、
...
...
...
...
...
...
それは...
...
...
...
そういえば、
それでも、
があッ
そういうことで、
...
そういえば、
それは...
それでも、
そういえば、
そういうことで、そういうことで、
へへへ...
...
...
そういえば、...
......
そういえば、
...
...
...
そういうことで、
...
第29巻へ続く
途中で手を離せば
悪魔に取り憑かれる
クールカースト
闇に囚われぬよう
魂を高めて
進撃のスク
ウィジャポード
というもの
...何でオレまで
降霊ごっこなんて...
僕は...あまり霊を
刺激するようなマネは
オススメしないけど
お前こんなもん
信じてるのか?
...そんなこと
言わないで
ほしい
いいじゃんエレン
ヒマなんでしょ?
始める
誰かここに
いますか?
......動いた
発ラ
売予定!
誰だ動かし
てるのは?
僕じゃないよ..
...深淵の神々に誓って
私ではない
8月9日(金)
.....まさか
本当に霊が?
はは...ごめん
僕が動かし
たんだ
...まあじっとしてても
しょうがねぇからな
受府の亡者よ
エレンの好きな
ものを教えて
何で死んだ他人が
オレの好きなものを
知ってんだよ?
M
1
K
...誰?
...たしかそんな
名前の生徒が
いたよね
おい:今度は
誰だ?
あの事故は残念だった
あの事故は
残念だった
ふざけないで
やってほしい
...私じゃない
またマルコか?
単行本第29巻2019年
え?いやオレだって
幽霊とかいるもんなら
見てみてぇと思ってるぞ
☆本当の予告は次に!
ひかり
ち、ねん
そこにあったのはどうして、「夏葉
リ果てた「最強
光の差す出口は、
光の差す曲口は、未だ見えない
この
単なお金2014年04月0日金発売予定:
..
すがた
家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは
一切関係ありません。
淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し
コミックス発売当時のまま掲載しています。
進撃の巨人(28)
著
発行者
発行所
2018年4月1日発行(0)
諫山創
でも、今のHaimeにsacma-2019
森田浩章
株式会社「講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽21221