[小山ゆう] あずみ第02巻

ＩＳＢＮ４－Ｏ９－１８３５４２－２

Ｃ９９７９４４８５Ｅ

定価：「本体４８５円＋税

雑誌、４５７８５－４２小学館

８４０９１８３５４

１．１９２９９７９０４年１９月２９日

さすが

それでも、これは自分ではないということですが、自分の身体が出来ないようになってしまうと思っています。これから、それ以外の人が自分が

手紙を届けて行動を起こさせ、その

目的地である京都・伏見に向かう途

とあらすじ

加藤清止を首領として机ぎたげ、徳、

川幕府に反旗を翻そうとしている片中のｉｌｌ中で、冷製するという作戦だ

桐兵部の一党。鈴は、この一覚を令思惑通り、山中の道をやって来た片

滅させる作戦を立てた。それは川桐桐兵部一党、あすみ達の奇襲の成不

兵部のもとに、加藤清正からの偽のは？〈第１話〉

Ｂｌｅ

ＣｏｌｙｃｏｌＷｉｃｓ

８１６．００ＭＣＳＵＰＥＲＹＯＫ

【】一番リと悲しみ

小山ゆう

あ

小さな

．．．

そして、

ＢＧ－ＣＯＭＣＳＵＰＥＲＯＲ

小山ゆう

怒りと悲しみ

あず

「怒りと悲しみ

小山ゆう

．．．

２．怒りと悲しみ

第九話、甲賀女者、の

第八話「加藤清正」が

第七話「街前試合」の

第六話、怒りと悲しみ、

第五話、野伏せり、

第四話「技打ち」の

えーっ、あ、お、お

第二話、村太朗無残、２０１８年の

第一話「彼ら．．．。

第二話放ら．．．

次の作戦は

決まったか！？

うん！

聞き

たい！？

おまえ

たちを

信頼して

おる！！

うん！！

いや．．．

教えるべき

ことは

教えた。

必要な物を

持って行け。

朝飯と

葛を切るから

鉈だな！！

あずみ！

あの

おっちゃんが

まだ仲間に

居たら、

もう

しょうが

ないぜ。

覚悟を

決めろよ！！

夜が

明けたよ！！

ーっ！

ふー

そうガラガラ

あっ！！

やった

なーっ！！

気持ちいいぞ、

あずみも

脱いで洗え。

ほれ！！

ほれ

ーっ！！

ははは

ははは．．．

このやろう！

こいつめ！

あれ！？

あははは

なははは

わははは

はぅはっはは

やつら

長くて

けわしい道を

来るわけ

だから

かなり時が

かかるな

ああ、

ゆっくり

準備

できる

他に道は

無いわけ

だから、

かならず

ここへ来る！！

よいな！！

間隔を

開けるな！

敵はまた

我らを分断して

襲う手段を

とるかもしれぬ。

くっふふふ．．

何か可笑しいので

ございますか！？

兵部様．．．

余は

腕が自慢の

兵者どもを

雇ったはず

だぞ！

ガキどもに

襲われて

何をびくついて

おるのじゃ！

．．．．．．！！

拙者らは

びくついて

おりませぬ

ぞ！！

拙者もで

ござる！！

今度

現われたら

拙者の腕を

ごらんにいれます！

そりゃ

頼もしいな。

しかし

敵はガキども

だけとは限り

ませんぞ

人数も

まだ

どれほど

おるか．．．

成田が

あずみに

斬りかかるとは

思わなかったから、

あずみから

仲間の人数を

聞き出す間が

無かった．．．．．．

もう吊り橋

などは無い。

しかし、

やつら

火薬を

持っていた。

どんな手段で

来るか．．．．．．

徳川の犬ともめ．．．

今に

見ていろ．．．

加藤清正殿が

決起してくださる

ということは他の

豊臣方だった大名も

きっと．．．．．．

そうなれば

関ヶ原の

恨み、

かならずや！！

．．．

済んだぜ。

．．．．．．！

こりゃいいや！！

まだまだ

やっらは

来ないから

遊んでようぜ！！

あずみーっ！！

ここは

無理だろ、

へへへーっ！！

さすが

あずみ

だな！

おっ見ろ！！

竹藪がある

ということは

もう山は

抜けるぞ！！

なら、

ここはもう

この辺りで．．

仁条寺の

奥の院が

この先に

すぐある

わけだ．．．

おかしいな。

敵も襲うなら

山を抜ける前に

来ると思ったが

奥の院

でしょう、

奥の院で

待ち伏せ

しているに

ちがいない

なるほど

．．．

奥の院が

決戦の場

か．．．．．．

おっ！！

ああっ！！

来おったな！！

あっ！？

．．．．．．

．．．

や．．．やつらの

動きを見たか！！

．．．．．．．．

なんという

はや

速技だ！！

やっぱり．．．

あのガキども

四人だけだった

ぞ！！

あずみ

たった四人の

ガキ．．．

ばっ．．．ばかな．．．

ばかな～～

第三話柳太朗無残

一太刀で

首か心の臓を

断とうと思う

けどさ、

相手も攻撃して

来るから

なかなか

むつかしい

よな。

ああ、

俺も一太刀で

急所を断てたのは

二人だけで、他は

腹斬ったり

腕斬ったりして

動きを止めてから

後で急所を

断ったよ。

俺も

だよ。

だけどあずみは

全員一太刀で

首を斬ってたろ！！

首を斬れば、

相手はほとんど

苦痛を感じる

暇も無く

死ぬって

いうから、

できるったけ

そうしようと

思ってさ。

やっぱり腕は

あずみが

一番上だな。

かなわ

ねえよ。

ああ、

たいした

もんだよ

あずみは。

あはは、

そんなこと

ないんじゃ

ないかな。

たった

．．．．．．

わずか

四人の

ガキ共の

ために

そうなのかなあ。

七十名近く集めた

兵者たちが

たった

これだけに

なってしまった

のか．．．．．．

こればかりの人数で

加藤清正殿の許に

馳せ参じたところで、

いったい

なんの

兵部様、

そんなことは

ありませぬ！！

恐れながら

一家を．．．

たとえ．．．．．．

たとえ兵部様

お一人になられようと

加藤殿の許に

たどり着き．．．．．．

徳川方の

仕掛けてきた

この襲撃を加藤殿に

お知らせしなければ

なりませぬぞ！！

なんじゃ！？

彼らは

この山を抜ける

奥の院までの間で

今度は我らを

全滅させる気で

出現するで

しょう、

そして

片桐兵部様が

彼らの目標の

中心．．．．．．

そこで

恐れながら

片桐兵部様と

拙者の衣服を

交換いたし、

決戦の時、

彼らの目を

わずかの間でも

邦くことが

できますれば、

あの．．．！瞬時に

四人で十五〜六人の

兵者を、止めまで

刺して去る腕は

はっきり

申して、

ひょっとして

片桐様に、すきを

見つけて．．．．．．山を

走り抜け出られる

可能性が生まれる

のではないかと

思いますが．．．

我らには

とてもできぬ

芸当．．．．．．

腕は我らより

彼らが遥かに

上であること、

認めざるを

えませぬ！！

余に．．．

逃げ出せと

言うのか

？．．．．．．

ガキ共に

襲われて

．．．．．．

！？？？．．．？？

．．．．．．

そのとおりだ

．．．

あのガキ共

人間技じゃ

なかった

あんなの

．．．

見たこと

ねえ。

あんな

速技．．．

とても

防げねえ

片桐様をお守りし

加藤殿の許に無事到着

していただくことが

拙者と

．．．！！

そして

すでに殺された

拙者の友・

成田慎蔵．．．．．

共々の願いで

あります！！

どうか

拙者と

衣服の

交換を！！

兵部様、

そういたしま

しょう！！

私共が

ガキ共と

戦っているすきに

走り抜けて

くだされ！！

．．．

烏帽子も

あるぞ！！

これを破れ！

やけに

遅いな

おい．．．！

あのガキ共の

狙いは片桐様の

命。

わしらは

なにも

こんな所で

巻き添えを

食らういわれは

ないぜ．．．．．．

に．．．！

逃げようって

のか．．．．．

逃げると

いっても．．．

一本道．．．

山を抜けるか

長々と来た

この山道を

戻るしか．．

どさくさに

まぎれて山の中へ

隠れ込むんだ。

そうだな

．．．！！

こんな場所で

ガキ共相手に

命を賭けて

戦うことはねえ！！

おっ！！

居たっ！！

居やがった！！

よいな！！

身代わりの

兵部様を

隠すように

円陣を組み、

一団となって

やっらの

向こう側へ

抜けるのだ！！

兵部様は

すきを見て

一気に

走り抜けて

くだされ！！

戦いが始まったら

逃げるぞ．．．．．．

いいな！！

おおっ！！

一人も

逃がしゃあ

しねえよ！！

おじちゃんは

どこだ！？

あそこか！！

！！

あっちが

片桐か！！

あずみ

行くぞーっ！！

あずみ

っ！！

成田も

わしも！！

また、

あずみ

も．．．

剣を頼りに

生きる者は！！

こうと

決めた道に

己の命を

賭けるしか、

生きて行きようが

無いのだ！！

わしと戦って

行けー

ーっ！！

．．．

おじちゃん

あずみ

．．．．．．

！！

おじちゃん、

もう

やめてくれ！！

首を斬って

楽にして

あげるから

やれるもの

なら．．．

やって

みろ！！

―――．．．ここからの？

また

．．．

急所を

はずされ

たな．．．

斬られるって

なあ．．．．．．

お、

おじちゃん

．．．

痛いぜ

～～～っ．．．

あずみは

まだ．．．

わかってない

ようだが、

人を殺すって

のはなあ．．．

残虐な行為

だってのを．．

よ〜〜〜～～

見ておくのだ！！

第三話

おじちゃん

．．．．．．！

これで

よかった

のだ．．．

あずみ

やったな！！

片桐兵部

を！！

違うよ！！

これ

柳太朗の

おじちゃん

だよ．．．

片桐には

逃げられ

た！！

済まん

なにーっ、

逃がした！？

こっちも

一人残らず

片付けたぜ！！

片桐

逃がしちゃ

なんにも

ならないぜ！！

追って

来ない

やった！！

逃げ出せ

たぞ！！

おおっ！！

山を抜けたぞ！！

．．．

赤とんぽが

飛んで

いやがる

あそこには

子守りの

娘か．．．

なんと

．．．

今．．．．．

山の中で

あんな殺戮が

あったことが

信じられん

ほどの

のどかな

風景では

ないか．．．

くっふふふ．．

街道に出れば

伏見は近い！

．．．

．．．．．．

あずみ！

人を殺すって

のはなあ．．．

残虐な行為

だってのを．．

よ～～～

見ておくのだ！！

あずみ

これで

よかった

のだ．．．

あずみ！

片桐は

爺が

仕留めて

くれた

そうだ！！

これで

全部

済んだ！！

そう．．

おまえたちの

外界へ出ての

最初の使命は

終わった！！

ながらを

失ったのは

残念で

あるが

ながらも

今や他の

仲間と

六人揃って

むこうから

おまえたちの

活躍を喜んで

くれている

はずだ！！

皆．．．！

もっと

近くに

寄れ。

よくやった！！

偉いぞ！！

おまえたちは

みごとに

偉大な使命を

果たした！！

やつらを

始末するには

何百の兵を

必要とした

だろう。

それを．．

ながらを

含めた

おまえたち

五人で

成し遂げた！！

みごとだ！！

偉いぞ！！

わしは

嬉しい

ぞ！！

あはは

はは

爺！！

今夜は

ごちそう

だろ！？

もちろん

だ！！

爺．．．！

斬った死体は

あのまま

なのか！？

いや、

明日のうちには

一体残らず

運ばれ

丁重に埋葬

される！！

．．．？？？．．．？

えっ！？

だ、誰かが

運んだり

埋葬したり

してくれるの！？

われらの代わりにやって

くれる者らがおるのだ。

人の世は、

それぞれが

それぞれの

使命・役目を

果たすことに

よって、

成り立って

おるのだ！！

ふーん．．．

あずみ

．．．．．．

討ち果た

した者に

心を残すな！！

おまえが

心の中で

冥福を

祈れば、

その者らは

成仏できる

のだ！！

．．．．．．

うん．．．．．．

こいつめ

わはは

ははは

爺！！

あそこか！？

そうだ！！

この村の

人々が

豊作を祝う

祭をやって

いるそうだ。

というの

へーーっ、

祭ってのは、

爺の話では

聞いた

けど．．．

へーっ！！

．．．．．．？

踊ってる！！

．．．．．．

楽しそう

だなあ．．．

この人々が

こういう祭が

できるのも

泰平の世が

あればこそ

じゃ！！

こういった人々の

幸せを守るため

戦を起こそう

とする者共を、

やるとも！！

爺！！

俺たちに

まかせて

おけ！！

よし！！

今夜は

大いに

祭を楽しむ

がよい！！

おまえたちが

討ち果たして

ゆくのじゃ！！

わーっ！！

なんだ！？

これは！？

おおーっ！！

すげえ！！

柿が

安いよーっ！！

おいしい柿

だよーっ！！

お！！．．．

あっ！！

たっ！！

とっ！！

おじちゃん

ははは

ははは・

はっは

ははは

さあ！！庄屋様からの

振る舞い酒だよーっ！！

順番に

並んで！！

あ～～っ、

この世は

酒に

かぎるぜ。

酒が一番

だ！！

ああ！！

酒が一番！！

さけ．．．

酒飲みや、

いやな事も

辛い事も

なーんもかも

忘れられて

いい気持ちに

なるから

なーっ！！

ははは

っ！！

．．．．．．！！！？？

ほんと！？

爺ーーっ！！

あ、

あずみ

が．．．

どうした！？

あずみが．．．！

あずみ

が．．．．．

おかしく

なっち

まった

なに！？．．．？

おかしく

なった！？

よせって

言っても

やめな

いんだ

あんな

あずみ

初めてだ

．．．．．．

あずみ

やめろ！！

ああ

．．．

危ない！！

何度

引き離

しても、

すぐまた

飛び付くん

だぜ．．．

おまえたちには

教えてなかったが

酒という

人を酔わす

飲み物が

あるのだ。

心配いらん

から、

おまえたちは

遊んでいろ。

びっくり

しちまったなあ

酒は

うまかった

か！？

ん

まずかった。

どれくらい

飲んだの

だ！？

三杯も

飲んだ

のか！！

うん！！

まずいのに

三杯もか

うん！！

飲んで

やった！！

飲んでやった！！

うん！！

へへへ

飲んでやった！！

．．．

へへー

っ！！

！？？．．．？？？

．．．？？？．．．

．．．．．．

んー

爺の背中は

あったかくて

．．．．．．

なつかしい

小さかった頃

こうして

おんぶして

もらったもん

なあ．．．

そうだった

な．．．．．．

また

あずみ！

ベタベタ

爺に

くっついて

ばかり

いやがる．．

甘ったれ

ーっ！！

爺．．．．．

ん！？

柳太朗の

おじちゃんは

最後に．．．

俺に．．．！

これで

よかったのだ

．．．．．って

言ったけど

どういう

意味

なんだ！？

．．．

．．．．．．！

その男は

そう言った

のか．．

うん！！

．．．！？クラックス！？

剣でしか

．．．．．．？

戦の世でしか

生きて行きよう

のない者らは、

堂々と

闘い、

自分よりも

優れた剣客に

斬られて死ねる

なら．．．

それは

本望であり、

まして相手を

気に入っていれば

なおさらのこと。

その男は

あずみの

強さを認め、

．．．？？？．．．？

．．．

おまえを

気に入って

いたのだ！！

．．．

第百話、技術から

関ヶ原で勝利を得た徳川家康は

長期安定政権を築こうと、広く

優秀なプレーンを求め、集めた。

その中の一人に南光坊天海が居る。

家康は天海に初めて会った時

「御坊を知るのが、あまりに遅かった．．．」

と．．．．．うめいたという．．．

以来、家康は天海を常に側に置き、

その助言に耳を傾けたという．．．

小幡月斎様の

育てあげられた

武術集団が

手始めに行った

枝打ちを

みごとに果たし

ましてございます。

反乱を企んだ

片桐兵部と

六十七名の兵者共を

全員、山中にて

討ち果たし、

その手際、

あざやかで

ありました

そうか

ほう

あざやかに

のう．．．

その六十余名の

遺体は！？

は！！

もちろん

その日のうちに、大きな騒ぎに

山中に埋葬

いたし、

なることはない

と思われます。

うむ．．．．．

．．．

月斎に

．．．．．．

よくぞ

育てあげた！！

．．．！！

以後も

大いに期待

する！！と

伝えてくれ。

はっ！！

では。

月斎

．．．．．．

やはり

みごとに

育てあげて

くれたか

うむ．．．

あれから

．．．．．．

もう

十年も

たつのだ

なあ．．．

一六〇〇年、

関ヶ原の合戦は

徳川家康の勝利

に終わったが．．．

この一戦は

豊臣の一季行

石田三成を

倒したにすぎず、

太閣の遺児

豊臣秀頼（七歳）は

大坂城にて日々

成長しつつあり、

家康（五十九歳）は

日々年老いて

しく．．．

これで．．．

もう戦は

終わりと

したいもの

じゃのう．．．

戦の度に

．．．．．．

かけがえのない

者たちを

失い続けてきた

おまえこそ、

戦を

憎む心は

誰よりも

強いで

あろう

．．．

はい！！．．．

加藤清正、

福島正則など

徳川に荷担した

大名が、

再び豊臣方に付き、

いつまた大逆転が

起こるとも知れず：

天下は

この後しばらく

混沌とした時代が

続くのである。

惨い．．．．．．

なんとしても

この戦を最後とし、

天下を統一し、

永きに渡る

安定政権のもと

泰平の世を

築きあげて

欲しいものだし

．．．．．．

徳川殿は

それのできる

器量の人物

じゃと思う

．．．．．．

だが．．．

それはあまりに

難しく．．．

徳川殿を

倒そうと

反乱を企む

者たちが

次々と出て

くるじゃろう。

そうなれば．．．

それらを

押さえ込む為。

また

戦をせねば

ならぬ．．．

そのような

大きな犠牲を

生まぬ為、

その．．．．．

反乱の芽を

大きく

ならぬうちに

摘んでゆく

ことができれば、

月斎．．．

そうは

思わぬ

か！？

それが一番

良い方法じゃが．．．

．．．．．．！！

と．．．

言います

と！？．．．．．．

あの杉の木々を

あのように

長くまっすぐに

伸ばす為には

枝打ちを

せねばならぬ。

この先：徳川殿の

治める世を

まっすぐに美しく．．．

永久に伸び続ける

大きな杉のように

する為には、

やはり

邪魔となる枝を

大きくならぬうちに

は？．．．！

枝打ちして

いかねばならぬ

じゃろう．．．

そんな枝打ちの

役目をする

達人揃いの

武術集団を、

のう、

月斎．．．

おまえの力で

育てあげ

られぬもの

かのう．．．．．！？

武術の達人は、

達人となれる

素質を見抜く

と聞く．．．．．．

．．．．．そして

十年が過ぎ．．．

徳川家康は

長期安定政権の

地盤固めに

心血を注ぐ。

しかし

徳川を倒そうと

機会を虎視眈眈と

狙う大名は多く、

また．．．戦が終わり、

生きる糧を失った

豊臣方残党や

食いつめ浪人らが、

野伏せりと化し、

村々を襲い、

略奪を

くり返す

という．．．

まだまだ

秩序の整わぬ

混沌とした、

そんな時代で

あった．．．．．．

あっ！！

あ～～っ！！

おっ、おっ！！

わっ！！

ありがとう、

いやあ

ありがとう！

助けてもらわ

なかったら

この衣装が

泥まみれに

なるところ

じゃった！！

ありがと

ねーっ！！

あはは、

よかったね！！

今日は私の娘の

祝言でござい

ましてな！！

きく姉ちゃんが

庄屋様の所の

お嫁さんに

なるんだよ

ーっ！！

ん！？

．．．．．

しゅうげん

！？

およめ

さん！？

なんじゃ！？

そりゃ！？

へっ！？

．．．．．．

！？

知らない

のーっ！？

それは

おめでたい

ことで。

いや、

この子

たちは

まだ

世間知ら

ずで．．．

爺、

しゅうげんっ

てなんだ！？

後で教えて

やる。

とにかく

めでたいことで

このお二人は

とても喜んで

おるのだ。

ふーん

よかったね。

よかった

ねーっ！

おめで

とう！！

いや、

どうも

私共は貧しい

小作人でござい

ますが、

なんと娘が

身分違いの

庄屋様のご子息に

見初められまして、

ぜひにと申し込まれ．．．

いやあ

ほんに

夢のようで、

わははは

ははは．．．

それは

それは。

きく姉ちゃん

すっごい

べっぴんさん

なんだよ

ーっ！！

あ！！そうそう

もし

お急ぎで

なかったら、

庄屋様から

お借りした

この衣装が

泥まみれに

なるところを

助けていただいた

のですから、

これから娘の祝言に

皆さん立ち寄って

赤飯でも召しあがって

いってくだされ！！

私の気が

済みません。

ぜひ！！

いや、

お気に

なさらず

行こーーっ！！

ねっ！！

行こーっ！！

爺、

見てみたいなあ

しゅうげんって

どんなのか

行こ

ーっ！！

行こう

ぜ！！

爺。

おおぜい

居る！！

どうも

皆さん

どうも。

あーっ

どうも

ーっ！！

きく

姉ちゃんを

見せたげ

るね！？

きく姉ちゃん！！

えへへへ．．．

きれいじゃろ、

きく姉ちゃん！！

うん．．．

きれいだ

．．．

ああ

おー

んっ

粗相を

しないでね、

すえ！！

それから

父っちゃんが

お酒を

飲み過ぎ

ないように

しっかり

見てるの

よ！！

さっき

お友だちになった

あずみちゃんだよ。

田んぼへ

ころげ落ち

そうになった

父っちゃんを

助けてくれた

んだ！！

うん！！

だいじょうぶ。

そう．．．

この子は

？！？．．．？

見かけない

子ね．．．．．

それは

ありがとうね

あずみちゃん。

いや．．．

かわいい子ねーっ！！

かわいい

子ねーっ！！

あら、

まあ．．．

きれいな

目をしてる

ちょっと

青いよ

ねーっ！！

．．．．．．

ははは

えいさい

はいよ．．．

何して

るんだ

ーっ！？

．．．．．．！

あずみ

同じ年頃の

女の子と

楽しそうに

しておる

全国を回って

．．．

集めた、

素質有りと

見た子供の

中で．．．．．．

たった一人の

少女であった

あずみ．．．

あの．．．．．．

わしに

甘ったれて

ばかりいた

あずみ

が．．．

中で一番の

手練れな剣士に

成長するとは

どうぞ赤飯と

祝い餅を

召しあがって

くだされ！

あーっ！！

飯が

赤い！！

うめえ

ーっ！！

祭とか

祝言とかって

外界にや

にぎやかで

楽しいことが

いっぱい

有るんだなあ！！

爺．．．．．．．．

これが

餅かあ！！

そうか．．．

庄屋の家で

祝言をやって

おるのか。

ちょうどいい

じゃねえか。

家々を回ら

なくとも、

米と酒と

村の娘どもが

一同に集まって

くれてる

わけだ。

わっはは

ははは！！

おい皆！！

も

金と米と

女と酒！！

欲しい物が

一所に

集まっとる

ようだ！！

いただきに

行こうじゃ

ねえか！！

こりゃあ

逃が

出るぜ！！

花婿より

先に

わしらが

味見を

してやろうぜ、

わーははは！！

ひーへへへ

へへへ．．．

ちらと

見たが、

花嫁は

かなりの

べっぴん

でした！！

ひへーっ、

たまらん

ーっ！！

私も早く

お嫁さんに

なりたいなあ！！

ねえ！！

あずみ

ちゃんも

なりたい

よね！？

およめさん

うん！！

女の子はね、

お嫁さんになって

幸せになるん

だよ！！

．．．！？．．．

．．．！？？．．．

第五話野伏せり

きれいだなあ

．．．

うん！！

あずみちゃんも

かわいいから

大人になったら

きっときれいな

お嫁さんに

なるよーっ！！

！！

うう

この路の音．．．．．．

地響きは．．．！！

！！

野伏せり．．．

皆．．．立て！！

すぐここを

立ち去る！！

急げ！！

えっ！？

何か

地響きが

近づいて

来ますね．．

あずみ！！

あずみは

どこだ！？

．．．．．．

もう捜す

間は無いな．．．

あずみを

捜して来る！！

待て！！

使命以外では、決して武術を

使うな！！と、くどいほど教えて

あるし．．．

刀を持って

無くとも

あすみか

巻き添えを

くうことは

ないだろう。

あずみより

性格的にも

ひゅうがやあまぎを

遠ざけるほうが

先決だな．．．

あずみは

どうする

んだ！？

構わず

急げ！！

あっ！！

な、

なんだっ！？

爺、

これは．．．？

これも

祝言の

祭か！？

構うな、

さっさと

行くのだ！！

ひゃーーっ！！

きゃー

ーっ！！

の、野伏せり

だー

ーっ！！

えっ！！

の、野伏せり！！

ん！？

すえ！！

あずみちゃん、

こっちへ

おいで！！

何！？．．．

この中に

入っている

のよ！？

きく

姉ちゃん

怖いよ

ーっ！！

何が

起こったんだ！？

あずみちゃんも

決して出ちゃ

だめよ！！

この中に

隠れて

じっとして

るのよ！！

いいわね！！

お百姓

さんらが

飛び出して

逃げてるせ

爺．．．．．

ありゃ

盗賊じゃ

ねえのか！？

あずみは

どうして

るんだ！？

そんな

盗っ人を

許して

いいのか！？

鈴．．．．．．

鈴、

いいのか！？

放って

おいて

飢えた

野伏せりたちが、

米や作物を

奪って行くのだ。

むやみにお百姓を

殺したりはしない！！

いいか！！

よく聞け！！

わしは、くどいほど

おまえたちに

使命を果たす時以外

武術を人に

見せるな！！と

教えてきた．．．．．．

それはな、

この先

おまえたちが

果たしていく使命で

その身に起こりうる

いろいろな状況を

考えると、

おまえたちが

子供である

ということが

実に大きな

武器となる

からだ！！

子供で

あるからこそ

油断を誘ったり、

また敵中に

深く潜入

することも

できる。

もし

おまえたちの

存在が

世に知られ

広まっては、

それによる

苦難は

おまえたちに

返って来るのだ！！

わかるな！？

この先、困難な

使命を果たして

いかねばならぬ

おまえたちの

存在は、絶対

世に知られずに

しておかねば

ならぬのだ！！

あずみもきっと

武術を使わずに

逃げて来て

くれるだろう．．．

もたもた

するな！！

早く積め

ーっ！！

へーへへへ、

娘どもは

逃がしゃあ

しねえぞ！！

逆らいやがると

たたっ斬るぞ！！

あ～～っ、

お許しを．．

あずみちゃん、

隠れて

なきゃ

だめだよ！

だめ！！

じっとして

なきゃ！

悲鳴が

聞こえるじゃ

ないか．．．．．．

野伏せりは

何をしてるんだ！？

や、

やめて

くださ

れ～っ！！

お父っちゃんの

声だ！！．．．

こりゃあ

上玉だぜ。

やめて

くだされ

～～～っ！！

きく姉ちゃん．．．．．．

！？オレンジックス

あいつら

．．．．．．

何をする

つもりだ！？．．．

爺、

あずみ

遅いじゃ

ないか

フラックス．．．

へへへーっ

たまらね

ーっ！！

ヒヘッ！

ホヘッ！

へへー

ーッ！！

よし、ひゅうが！

行って、あずみを

連れて来い！！

うん！！

わかっているな！！

何があろうと

武術は使うな！！

わかってるよ！！

．．．．．．

ホッ！！

ホヘッ！！

きく姉ちゃん

が．．．．．．

きく姉ちゃん

が．．．．．．

何か

乱暴しようと

してるんだ、

あのきれいな

姉さんに．．．

ホーーッ！！

使命以外には

決して

武術を使ったり、

人に見られては

ならぬぞ！！

こら

ガキ！！

何見て

やがるんだ、

失せろ

失せろ！！

な．．．

なんだ！？

．．．．．．

女を裸に

して．．．！

な、何して

るんだ．．．．．．！？

何をして

るんだ

っ！？

そ

ひぐ

グホッ！

ーッ！！

ホー

たまらん

ああ～～～っ！！

きく姉ちゃんに

何をする～～っ！

このやろう～～っ！！

ヘッ

ホヘーッ！！

ガッガッ

ガキが

いやがった！！

すえちゃん

ホッ！！

ホホーッ、

じょっじょつ

上玉じゃぞ！！

そっそっ、そんな

ことねえ、

女の体だ！！

すっすっ

透き通るような

肌してるぜ、

ひえっへへー

ーっ！！

まだ

ガキじゃ

ねえか！

うっ！！

くっ．．．

その子を

離しなさい！！

ヒョッ！

この子

たちに

手を出す

なーっ！！

きく

姉ちゃん！！

刀を返せ、

このあま！

っ！！

はー

ふおお～～～っ！！

くっ！！

あ～～～

くっ！！

鬼め～～

爺．．．！！

爺．．．！

あずみ！！

香怒りと悲しみ

第六話

おい、

あずみ！！

うおっ！！

まずいぜ．．．

ホッ

ひっ！！

ヒョッ

あ～～あ．．．

使っちゃった、

見せちゃった。

きく

お姉ちゃん

おじちゃん．．．

．．．．．．

．．．

見られちまった

じゃないか

あずみ～～！！

ばか

おっ．．．

すえちゃん、

ごめん

遅かった

く～～～ッ！

ああ

〜〜〜！！

か、頭

～～っ！！

おー

み、皆ー

っ！

ーっ！！

わ～～～っ！！

だ、だ、誰が

殺った～～っ

．．．！？

もっと早く

俺が．．．．．．

そ、そ、

その女の

ガキが

なに～～

～っ．．．

！？．．．

この女の

ガキが！？

まさか

ウソこけ！！

爺、

あずみが

やっちゃった

武術を

使っちゃった

見られち

まった．．．

なに！！

．．．．．．？

．．．．．．！？

ひっ！！

はあ

あ～～

や、やれ

ーっ！！

ガキじゃ

ねえか！！

これを見ろ！！

刀を

捨てろ

っ！！

このあまを

ぶっ殺すぞ！！

捨てろ

ーっ！！

あずみーーっ！！

やっちまったなら

しょうがねえ！！

一人も

生かすなってさ！！

一人も

生かしとく

わけにゃいか

ないんだよな

もう

居ないな

隠れてる

野郎は

いやがら

ねえな．．．

爺、

だいじょうぶだ！！

一人も逃がさ

なかったぜ！！

屋敷内も

隈なく

調べた．．

！！

爺．．．

一人として

見られて

まずいんなら

その人らも

殺るか！？

えっ！！

じっ、爺！！

．．．．．．そうですか

うむ．．．

よいか．．．．．．

生きていたければ

．．．．．．これは

野伏せり同士が

争い合った

ことにし

今、見た

事実は

．．．．．．

冥土まで

持っていくことだ！！

はは

～～っ！！

決して

．．．．．．？

決して

見られち

まったけど、

この三人は．．．

いい人

だから

いいんじゃ

ねえか！？

すえちゃん

あずみ

行くぞ、

急がねば

ならぬ！！

あすみ！

ごめんね、

すえちゃん

ごめんね

ーっ！！

すえちゃん

ごめんね！

ごめんね

ーっ！！

あずみ

．．．もう

わかったって

．．．．．．？

ごめんね

ーっ、

すえちゃん！！

ごめんね

ーっ！！

！？？．．．？？？

ごめんね

ーっ！！

ごめんね

すえちゃん。

ーっ、

ごめんね

～～っ！

．．．！？？？

！？？？．．．

あずみ、

もう

しょうがねえ

じゃねえか

．．．．．．

すえちゃん、

この先

どうなっちゃう

の！？．．．

ねえ爺！？

大好きな者を

失う悲しみは

おまえも

体験し．．．．．．

それを

乗り越え

た．．．

あの子もきっと乗り越えるだろう．．．

あの子も

きっと

乗り越える

だろう．．．

．．．！？．．．

あずみ！！

あの女の子が

見送ってるぜ！！

ほら！！

すえちゃん．．．

．．．

．．．！？．．

第七話御前試合

そ．．．それまで．．．

相打ち

か．．．．．

こりゃ

両方とも

助からんな。

浅野長政．．．

彼は

世にあふれた

食いつめ浪人や

武芸者の中から

腕のたつ者らを

召しかかえる

という名目で

御前試合を

開いた。

武器は、

木刀などでなく

真剣を持って

立ち会わせた。

それでも

食いつめ浪人たちは

仕官を願い、命を

賭けて集まって来た。

次．．．

西方．．．．．

川又助左衛門

どの！！

拙者でござる！！

東方．．．

村上諸兵衛どの！！

来たーっ！！

．．．．．．

村上諸兵衛どの！！

何処で

ござるかな！？

村上諸兵衛どのは

どなたでござる

かな！？．．．

なるほど．．．

居るが

居らぬと

いうことか

．．．？

無理もない

．．．．．．

居留守も

やむをえまい。

ここまで

死闘を

目の当たりに

すればな

あれは強そうだ

．．．．．．やめよう！！

知らんふりしよう

．．．．．．！！

では、

村上殿は

仕官の道は

あきらめる

という

ことだな。

では．．．！

小幡月之進どの！！

その方か！？

．．．．．．

まだ子供では

ないか．．．．．．

やるのか！？

歳は

いくつだ！？

考え直したら

どうじゃ．．．

この日より

数週間前

加藤清正を

中心とした

浅野長政ら

豊臣恩顧の

大名らが

仲立ちをし、

徳川家康と

太閤の遺児

豊臣秀頼との

対面が．．．

その幼さで

命を粗末にする

ことはなかろう．．．

関ケ原合戦から

十一年を経て

実現していた。

浅野長政は

加藤清正と

旧知の間がら

であり、

この日、長政の

隣に坐すは

客人として招かれた

加藤清正の側近

井上勘兵衛である。

この東方の

小男は．．．

まだ子供で

あろう．．

そのよう

ですな。

井の中の蛙が

己を強いと思い込み、

野心を抱き

出て来たが．．．

哀れ．．．

世の広さを

知ると同時に

死ぬ運命

か．．．．．

ふほほほ

ほほほ．．．

哀れよのう

腕の立つ者を

召しかかえる

必要もあったが

目の前で

殺し合いを

見物し、

楽しむのも

目的であった。

おいおい．．．

ガキまで仕官を

夢みて出て

来たか．．．

始めい！！

井上勘兵衛

子飼いの忍者

飛猿．．．．．．

ふおっほほほ、

逃げ回っと

るぞ！！

ああっ！！

おお！！

失礼

つかまつった！！

待ってやるから

下りて来い！！

ーっ！！

きゃー

ああ～～っ！

殿～～～っ！！

ガ．．．ガキめ

何者じゃあ

～～～っ！？

捕えろ

～～～っ！

逃がすな

～～～っ！！

そのガキを

逃がすな

ーっ！！

おのれ

～～っ！！

何奴だ！？

．．．．．．

誰の差し金

か！？．．．．．．

生け捕り

にして

吐かせねば．．．

逃がす

なーっ！！

堀に落ちた

ぞ！！

追えーっ

捜し出せ

ーっ！！

きっ斬ったの

ですか！？

手掛りの傷は負わせた

．．．．．．後は飛猿．．．．

任せたぞ！！

．．．

殿～～～

ぐく～

浅野長政

死亡．．．享年

六十五歳。

．．．しかし

暗殺の

事実は

公にされ

なかった．．

よし！！

誰も追って

来ない．．

あの男

．．．．．．

できる．．．

だけど

使命は

果たせた！！

うきは、

ひゅうが

あまぎ．．．

皆も

それぞれの

使命を

うまく

やり遂げた

かなあ．．．

誰か居る！！

．．．．．．

何者かか

気配を

消して、

潜んで

いる．．．

どこだ！？

しかし、と

逃げられたと

思ったろ！？

ところ

あ

さー

ねん！！

へっへへへーっ！！

俺の鼻はな、

かすかーーな

血の臭いも

遠ーくから

嗅ぎ分けられ

るんだなあ、

これが！！

おまえよう、

歳はいくつだ！？

たいした

もんだよ、

俺も驚いち

まったぜ．．．

しかし

女みたいな

美少年じゃ

ねえか．．．

誰かの稚児を

してるのか！？

ん！？

女ーっ！？

いっ

まさかな

痛っ！！

第八話加藤清正

ウヒッ！！

やるなっ！！

おもしれえ

ーっ！！

！！

ーっ！！

くそー

待てよ、

おい！！

痛っ！！

ちく

しょう

～～～っ！！

今の無し

だよ！

今の無しっ！！

逃げる

なよ～！！

あああ～～っ！

この飛猿様が

捕り逃がすなんて！！

こんなの

うそじゃあくっ！！

よくやった！！

四人とも

みごと

使命を

果たした！！

偉いぞ！！

さあ！！

食おう！！

いっただき

まーす！！

加藤清正を中心とした

豊臣恩顧の大名らの

仲立ちにより、

徳川家康（七十歳）と

太閤の遺児

豊臣秀頼（十八歳）の

対面が実現したが、

その後ひと月のうちに

これに荷担していた．．．

浅野長政と

真田昌幸が

いかがでしょうかったわけじゃ

相次いで

死亡した．．．

この頃、家康は

将軍職を形の上では

息子の秀忠に譲り、

自分は駿府に

隠居の形をとっていたが

依然実権は家康が

握っていた。

加藤清正、

浅野長政、

真田昌幸らは

次の将軍は

豊臣秀頼が

就くべきで

あると考え

ていた。

加藤清正は

秀頼公の

厳重警護を

他の者に

託し、

自分は

国元の熊本に

向かって

伏見を

出発した。

山陽道を

西へ．．．

この日は

豪商の

屋敷を

宿とした。

備前屋徳兵衛が

我々の到着を

心待ちにして

いたようで、

殿が大好きで

あられる大道芸や

踊りなどを

お見せし、

道中の疲れを

お慰めしたいと

申し出て

おりますが．．．

ほうほう！！

そりゃ楽しみ

じゃのう！！

加藤清正

恐れながら

殿．．．．．．．

お命を

狙われている

可能性がある以上、

刺客がまぎれ

込むやもしれませぬ：

群集の前には

姿を見せぬことが

肝要かと．．．．．．

勘兵衛

この清正は

豪気・豪胆で

人望を得てきた。

井上勘兵衛

それが民の歓迎も

断わって、山陽道を

こそこそと逃げ帰った

などと言われたら

どうする！？

この先も、道中で

ふれあう民・百姓たちに

加藤清正の人望・

評判を高めていかねば

ならぬ。

戦には民衆を

味方にすること！！

これも大切な

兵法の一つよ！！

それは、わかって

おりますが．．．

此度の刺客は

非常に策謀に

長けております。

勘兵衛．．．

は！！

このわしは、

おまえの

進言を

聞き入れ、

初めて．．．．．．

影武者を立てる

という手段を

受け入れてやった

ではないか．．．

このこと

だけでも

わしは．．．

この臆病者〜〜っ！！

．．．．．と．．．

己で

己を

殴っておる

のだ．．．

！？？．．．？？？

それでも清正か〜〜っ！！

申し訳

ありませぬ

この辺りの村人らも呼び、

盛大な歓迎を

受けようぞ！！

加藤清正

種子島（鉄砲）で

狙わば、

火縄の臭いを

すぐ飛猫力

嗅ぎつける

清正の

影武者．．．

あの方が

名高い武将の

加藤清正様

じゃあ！！

おう！！

やっぱり

貫禄が

あるのう。

りっぱな

大将様

じゃのう！！

なに！！

．．．

まことか！？

長政様を刺殺した

あいつが

まちがいなく、この中に

まぎれ込んでおります。

先ほど門の所で

かすかなぁいつの匂いを

嗅ぎました。

しかし．．．

あまりに人数が多く

見つけられませぬ

そうか

なお

嗅ぎ出す

努力を

しろ！！

きゃは

あはばははは

だって．．．

ははは！！

あははは

まぎれ込んで

おるのか

．．．．．．

この中に．．．

この辺りで

評判の

猿廻しで

ござい

ました！！

うむ、

愉快で

あったぞ！！

これがまた

可愛くて

みごとで

ございまして。

次は、丁度立ち寄った

子供の軽業師たちで

ございますが

どこに

居やがる

～～～っ！

この飛猿様から

逃げ去りえた

初めての

奴．．．．．．

かわいい

じゃねえ

か！！

．．．

わっ！！

みごとじゃ！！

どこだ！？

どこに

居る

．．．．．！？

バチパチ

！！

匂う！！

あいつの

匂いだ！！

！！

おのれ

第九話甲賀忍者

飛猿！！

そいつらは

任せたぞ！！

殿！！

刺客は

まだ他にも

おるやも

おのれ．．．

追って

来たぞ！！

爺が言った

甲賀の忍者

たちだ！！

同じ匂い

だ！！

そうか～

同じ奴！！

女だった

のか．．．．．．っ！！

ヒョホーッ！！

やりゃあ

がるな！！

おもしれえ～～～っ！！

ガキ共

だからとて

みくびるな！！

こいつら

手強いぞ！！

まず

内輪が

攻撃する。

それを

防ぐ瞬間に

外輪の．．．

第二派

攻撃が

来る！！

．．．

へへへ．．．

こいつら

どう

戦うか！？

速い！！．．．

こいつらの

．．．．．．

動きの

速さは

尋常じゃ

ねえ．．．

．．．？？？．．．

へっ！！

なんでえ．．．

甲賀忍者

なんて

こんなもん

かよ！！

また

会ったね。

やっぱり

おまえ

．．．．．．

女だった

か．．．．．．

うん．．．

ばれちゃったから

生かしちゃ

おけないんだ．．．

そ

一対一なら

負けねえが．．．

四人が

相手じゃ

いくらこの

飛猿様でも．．．

ちくしょう～っ！！

！！

身を隠せっ！！

ホットッ

あいつ

死んだか

自爆しや

がった．．．

弥衛門様が

言ってたけど、

忍者ってのは

ほんとに負けを

覚ると

自爆して

我が身を

潰すって

ほんとう

だったん

だな．．．

しかし

甲賀忍者なんて

たいしたこと

ないじゃねえか

下谷の忍者

よりは

上だった

けどな。

誰も

ケガは

無かった

な！？

俺たちが

こんな程度の

やつらの刃を

受けるかよ。

かすり傷ひとつ

ねえよ！！

なあ！！

．．．．．．

あたり

まえさ

わはは．．．

よし

帰ろう！

使命は

果たした！

ふふ～～

くふ～～～

ふふふ～～～

ガキ共～

この飛猿様を

本気にさせや

がったな～

くくく

くふ～～

なに！！

殺ったのは

清正の影武者で

あったというのか

はい

．．．．．．

残念で

あります

カ．．．．．．

．．．？？？クラスラ？

そうか．．．

爺！！

やったぜ

ーっ！！

爺ーーっ！！

あずみが

一発で

決めたし、

追って来た

甲賀忍者も

問題じゃ

ねえよ！！

そうか！！

よくやった！！

じゃ爺、明日は

約束どおり

あのでっかい船に

乗せてくれるん

だな！？

ああ！！

乗せてやる

ぞ！！

やったーーっ！！

おーっ！！

明日晴れて

くれよーっ！！

生まれて

初めて

でっかい船に

乗れるん

だーっ！！

おお～～っ！！

爺！！俺たち

あれにゃ

乗れないのか！？

なあ！！

乗れるん

だったら

乗りたいよ！！

よし！！この使命を

みごと果たしたら

乗せてやる！！

あの猿廻しの

猿は傑作

だったな！！

ああ！！

爺！！

おもしろ

かったぜ！！

あーはは

ほははは！！

甲賀忍者と

戦って、

誰も手傷を

負わなかった

だろうな！？

あの程度の

やつらに

手傷を受け

るような

ドジじゃ

ねえよ！！

．．．

．．．！？？．．

なあ！！

ああ．．

やられたり

しねえよ！！

なら

よいが．．．

忍者は

刃先に

毒を塗って、

わずかな

傷を負わせる

だけで相手を

死にいたらしめる

という手を

使うこともある。

きったねえ

手を

使いやがる

なあ．．．

忍者の技は

あの弥衛門では

おまえたちに

教えきれぬで

あったろう．．．

はい！！

．．．！？そうですか？

はい！！

．．．．．．

だから

決して忍者を

あなどっては

ならぬぞ！！

なんだ！？

あまぎ．．．

小便

まさか

塗って

なかったよ

なあ．．．

．．．

．．．！？

いやあそうそうですか？

．．．

な．．．

なんだよ

あずみ

あまぎ！

うん、

見せて

みろ！

受けた

傷が心配

なんだろ！？

し、知って

たのか！？

言うなよ

！！

ひゅうがに

言うなよ！

ばかに

される

から．．．

言わないよ。

ほんの

かすり傷

だな．．．

だいじょうぶだよ．．．

だいじょうぶ

だよ．．．

毒なんか

塗ってなかったよ。

なんともねえんだから！！

なんとも

ねえんだから！！

あずみ

だいじょうぶ

だろうが

一応用心の

ためだ。

．．．．．．

おまえ

何すんだ

よ．．．．．．

照れるじゃ

ねえか．．．

何が照れるん

だよ！！

くくふふ

ふ～

今度はこっちが

攻める番だぜ．．．

明日は

楽しみ

だな。

あまぎが

一番あの船に

乗りたがってた

もんなあ

えへへへ

「あずみ」第

第２集一完

あずみ

ビッグコミックス

怒りと悲しみ

それぞれ

それは．．．

１９９５年７月１日初版第１冊発行

第２６制発行

２００２年１１月５日

ふ、あぁっ、

ＯＹａ【Ｋｏｙａｍａ．ＩＰＡＦ

恥

片寄

凸版印刷株式会社

ＢＮ４－０９－１８３５４２－２

（検印廃止）

発行所

（〒１０１－８００１）東京都千代田区一ツ橋二の

編集１０３（３２３）リラＧＡＰ

振替付け込むーユー２００７年以上

藤太さんは２０１７年度の日（３２月）まで４０

●社内には「外国語」でおりますが、サーバカレーションのありがとうございましょうね。お客さんの間違いですからいいんですよね。自分の場合はお取り替えいたします。

購入された時に名を明記して「新作品」にお送りしたという選択が今年最初にてお取り捨ていたします。

あれは、今日は、ロロローズンですが、

今日は日本の一部あるいは名前を無視しご複製表載・上記・投送料をするととは、法律で認められた場合を除き、

それぞれより出版者の権利が私はどうなんだけどなります。あらかじめんねえここでいっぱいことからで詐欺をお求めください。

国（１）本規写権セター委託出版物

本来の一部または合部を解釈するのは実際は日本語ではコピーすることは、特別権法になっていたでの例外を除き際に「あれでいます。

繰り返すを希望される場合は、日本政ダ権センター（ＴＥＢ）の２０１７年１２月２８日に「ご連絡ください。

編集のたくさんありますのは、販売店のために

ｉｎＪａｐａｎ

株式小学館

きゃー

あずみ