[小山ゆう] あずみ第04巻

ＩＳＢＮ４－０９－１８３５４４－９

Ｃ９９７９４４８５Ｅ

定価：「本体４８５円＋税

雑誌４５７８５ー４４・小学館

９１８３５４４４

１１月１１日土曜日１１／１９：９２９９７７９７

Ｂｌｅ

ｃｏｌＷｉｃｓ

２０１６年の

．．．

ハニーがいます

「４巻のあらすじ

徳川家康のプレーン・天海が立てた密の協力も得て、爺は疑われること

次の策略。それは、爺を〝剣豪で人、なく仕事に成功する。そしてあずみ

った。豊臣方に放ってある徳川の娘。あの娘、みんなでも

次の旅行にこれは、地域の外へ、才的な印刷家＂と信じ込ませてください。ま、出口になるかもしれませんが、道も、前の新という名目で、一挙になってしまいました。

２０１３年の今、１日となって、日本新の第一の開近である大野市長さんが、逆も、Ａｍａｚｏｎはいい。敵方の中枢。大坂城に潜入するのだということで

に仕置させ、内情を探らせることだが．．．〈第１話

あ．．．

小学館

Ｐｌｅ．ｃｏｍｏｓｔｙｐｉｒｉｃｋ

この場合は、

小山ゆう

それでも

ＢＩＧ

ＣｏＭＩＣＳ

ＲＧ－ＣＯＭＣＳＵＰＥＲＩＯＲ

山ゆう

四季頼狂乱

秀頼狂乱

小山ゆう

小学館

秀頼狂乱

すと

四）秀頼狂制

小山ゆう

というわけで、

第一話「秀頼」。

第二話「恋心」の

東三咲「軍師」は

第四話「手紙」の

第二話、お前、

第六話「商中交錯」が

第七話「愛見」の

第八話「秀頼狂乱」の

第九話「渋殿の怒り。

第一話

肥後熊本藩は

加藤清正の死を

病死と届け出た。

それにより、家康から

嫡男の家督相続と

藩の存続が

許された．．．

«当時は大阪を大坂と表記した。

家康が磐石な

徳川の

長期安定政権を

築くのに

一番邪魔

となる

秀吉の遺児

秀頼は、

大坂城にて

成人しつつある。

家康

天海

．．．そして、

家康が死ねば

外様大名らは

背をひるがえし

秀頼の大坂方に

臣従し、

再び日本を

東西に分けた

大戦が始まる

であろうと．．．

泰平の世では

生きる術を

持たず、

戦あってこそ

活躍できる者

たちは大坂に

集まって来る。

秀頼方も、

戦に長けた

有能な人材は

ぜがひでも

欲しい．．．

そんな時期で

あったから、

天海が放ってある

隠密たちの

協力を得て、

秀頼の一の側近

大野治長に

爺〈小幡月斎〉が

天才的な軍略家で

剣豪であると

信じ込ませ、

仕官するのも

さほど困難では

なかった．．．

大野治長

ほう．．．

その男か

．．．．．．

あまり

自慢する

ゆえ．．．

もう少し

若いかと

想像して

いたが．．．

治長が

すごい男を

雇ったと

面を上げい。

苦しゅうない

目通りを

許したのです。

はっ！！

なんでも

家康めが

飼っている

柳生宗姫

なる剣客が

剣聖の域に

達せねば

できぬとか

申して

自慢して

おると聞く

千姫

わずか七歳にて

秀頼と政略結婚

させられた。

家康の孫娘。

〝真剣白刃取り〟

なる技も、

その方に

とっては

さしたる技に

あらず．．．と

申しておる

と聞いた

すごいな

ほんとう

か！？．．．

ロだけで

ないことを

この場で

証明して見せて

欲しいのじゃ！！

豊臣秀頼

太閤秀吉の遺児。

淀の方

秀吉の側室。

ほんとうに

よろしい

か？．．．

どうぞ！！

．．．．．．

．．．

ーっ！！

おー

みっ．．．みごと

じゃあ！！

すごいぞ！！

のう

母上！！

のう！！

っ！！

あ

母上．．．

と、

鳥は

殺気を

放つ者

には．．

．．．

決して

止まらぬと

言うぞ！！

ならば

あの者は

今、

真剣を

相手に

あれほどの

戦いを

しながら、

まるで

殺気を

放って

いないと

言うこと

か！！

すばら

しい！！

なんと

すばらしい．．．

淀の方は

特に

こういう事に

心を動かすと

聞いていた．．．．．．

小栗鉄舟と申したな．．．

腕が立つばかりでなく、

そうとうな軍略家で

あるとも聞いた。

それほどの者が、

どうして流浪の身で

あったのじゃ！？

は．．．

そ．．．

それは．．．

ーっ！！

爺ー

あっ！！

これっ！！

こ、

これっ！！

行儀良く

せんか！！

我が子らに

相次いで

先立たれ、

このように

四人の孫を

育てねば

ならなく

なり．．．

これらの

幼かった

今までは．．

仕官をしても

とても

ご奉公できる

暇も持てず、

武士を捨て

日々．．．

生計と、

子育てに

四苦八苦の

毎日を．．．．．

いや

お恥ずかしい

次第で．．．．．

おほほほ。

あはは

ははは。

爺、あれが

秀頼様か！？

これっ！！

わはは

はい

なんという

言い方を！

ご無礼を

～～～

平に

お許し

を．．．

ははは、

よいよい。

あずみ、

あれを見せて

やれよ！！

きっと喜んで

もらえるぜ！！

これっ！！

あずみの

コマ回しは

すっげえん

だぜ！！

驚くぜ！！

見せて

やろうか！！

言葉遣いに

気をつけろと

あれほど

言ったでは

ないか！！

どんな

コマ回し

！？

それは

見たい

ものだな。

見せるがよい！！

たいした

ことは、

ないんだ

けど、

さっ！！

おおっ！！

すっすごい

！！

すごいぞ！！

のう母上！！

こんなの

見たこと

あります

か！？

．．．

か、

かわいい

な．．．．．．

名は

何と言った

！？

あずみ！！

あずみ．．．

ち、

近こう

寄れ！！

手を

見せてみろ．．．

うん．．．

何も

仕掛けは

無いな．．．

柔らかくて

．．．．．．！？

きれいな手じゃ

．．．．．．

きれいな女

だ．．．．．．

．．．．．．！？

今日の作戦は

全てうまく

いった！！

おまえたちも

なかなか

良い芝居で

あったぞ！！

仕込んだ

この鳥は、

淀の方の心を

掴んだで

あろうし、

あずみの

コマは、

秀頼の心を

掴んだに

違いない！！

爺！！

真剣白刃取り

うまくいって

よかったな！！

見ていて

ハラハラ

したぜ！！

うむ．．．

ちと

冷冷もの

だった．．．

あははは

ははは。

練習して

おいて

よかったな！！

だけど爺、

秀頼って

．．．．．．

いい人みたい

じゃないか

うむ．．．

人が良い

だけで、

天下を治める

器量が無いのだ．．．

．．．．．．

第二話「恋心」

あずみらは、

秀頼の一の側近

大野治長に

与えられた屋敷

で暮らし始めた。

なあ．．．

だいじょうぶ

だって、

うきはだっ

だって

見たい

だろ？

絶対

見つから

ねえから、

行こうぜ！！

なあ．．．

俺は行かん。

そんなに

見たけりゃ

一人で行け。

ええよ。

じゃ、

俺一人で

覗くから。

あずみらも

うきはみたいに

あそこが

毛だらけ

かどうか

見てやる！！

あーーっ！！

．．．

それは

きばはは

あずみちゃん、

すごくきれいな肌

してるね．．．

そう！？

髪の毛も．．．

目もちょっと

青いし、

あずみちゃん、

きっと

お父さんか

お母さんの

どっちかが

異人だったん

だよ．．．

聞いて

ないの！？

あの

爺さんから。

聞いてるよ！！

俺たち皆

親が戦で

死んだり

とか．．．

いろんな

事情が

あって

みなしご

だったのを、

爺が拾って

育てて

くれたんだ！！

ふーん

やえちゃん、

今度の使命が

終わったら、

きっと

いっしょに

丹後に送って

行けるよ！！

うん．．．

あずみちゃん

たちといっしょ

だから、

全然

寂しく

なんかない。

やえちゃん

．．．．．．

もし．．．．．．

やえちゃんと

目が合っちゃったら、

どうしよう

き．．．

嫌われちゃう

かなあ．．．．．．！？

ああ

だけど

見たい！！

やっぱり

見るぞ！！

見ちゃおう！！

．．．

覗くぞ

覗け

行け！！

やったぜ！！

やっぱり．．

ひゅうが

だった！！

ひゅうが、

足音を

消しても

鼻息が

荒過ぎたぞ

わはは！！

あれ！！．．．

そんなに

痛かった！？

さ．．．．．

さっきは

ごめんな

．．．

え！？

ううん

気にして

ないよ

あ．．．あのさ

．．．．．．

あのさ

ん！？

あれ．．．．．．ほら．．

あや取りってやつ

教えてくれる！？

いいよ！！

はい！！

え〜と

どう

やるん

だっけ．．．

ん！？

ひゅうがの

やつ．．．

人差し指と、

親指を

ここに。

やえちゃん．．．

こうか！？

そう！！

じゃ今度、私が

難しい取り方

するね！！

こうやって

ねえ．．．

やえ

ちゃん

柔らかそう

だなあ．．．

抱きしめたい

なあ．．．．．．

抱きしめ

たい．．．

な、何する

の！？．．．

えっ！！

．．．．．

何する

のって

こうして

いたいんだ

あっ！！

．．．

やえちゃん

ど．．．どうし

て？．．．．．．

なあ．．．

どうして！？

おっ．．．お．．

怒ったの

かーっ！？！？．．．

怒ったのなら

ごめん．．．

怒っちゃ

いないけど、

急に

抱きつくん

だもん．．．

だって

．．．．．．

だって

どうしていいか

わからないん

だよ．．．．．．

やえちゃん

見てたら、

どうしても

抱きしめたく

なっちゃうんだ

わ．．．わから

ねえんだ

．．．

この気持ちを

．．．．．．

どうしたら

いいのか

．．．．．．

わからない

んだ〜〜っ

くそーっ。

わから

ないん

だー

ーっ

何やってんだ！？

ひゅうがのやつ、

急に抱きつい

たりして

わかるだろ。

ひゅうがは

やえちゃんを

好きなんだ

そりゃ

知ってるけど、

なんで

抱きつくん

だ！？

あずみだって、

なちに！？

なちに

抱きしめられ

ただろ！？．．．

えっ！？．．．！

なちに

抱きしめられ

ただろ！？．．．

そんなこと

されてないよ！！

ほんとうか！？．．．

当たり

まえじゃ

ねえか、

何言って

んだよ。

そうか．．．．．

なちは、

あずみを

抱きしめ

なかったのか．．．

なんのことだよ！？

．．．．．．？

えっ！？

ん！？

ん！？．．．？

男はさ

女の子を

好きに

なると

抱きしめ

たくなる

ものなんだ

ふーん

ある時

．．．．．

なちと

俺とゆら

三人が、

お互い

白状し合った

んだ．．．

何を！？

あずみ

のことが

好きだって

さ．．．．．

．．．

で．．．

三人とも

好きじゃ

ケンカに

なっちまう

から．．．

二人は

がまんして、

一人に

譲ろうって

ことに．．．

戦って決めようか

とか．．．．．．

だけど、

戦えば

やっぱり

なちが勝つ

だろうし

それに

どうやら

あずみも、

なちが

好きな

ように

感じて

たから

俺たちは

あきらめて、

なちに．．．

あずみを

抱きしめろ

と．．．．．

引き下がった

んだ．．．

だから

なちは．．．

あずみを抱きしめ

たんだとばかり

思っていたよ．．．

そうか．．．

なちはあずみを

好きだと言って

抱きしめたことは

なかったのか

あずみは．．

どうなんだ？

やっぱり

．．．．．．

今でも．．

なちが、好き

なんだろ！？

ああ．．．

ああ

．．．

好きだ！！

．．．

俺も今でも、

あずみが好きだ！！

．．．

．．．．．．

．．．

．．．．．．！！

．．．！？？？

！！

捕まえた！！

姫！！

鈴虫を

捕まえたぞ！！

虫！？

うん！！

あの

きれいな声で

鳴く、鈴虫だ！！

ほら！！

見てみろ！！

いや！！

虫など

持って来な

いで！！

ん？．．．

だいじょうぶだ、

可愛いぞ！！

見てみろ！！

おやめ

ください！！

虫など

嫌いじゃ！！

可愛かった

なあ．．．．．

あの

あずみと

いう娘は

きれいな目

をしていた

第三話軍師

あずみに秀頼からの

．．．．．．お呼びが．．．．

かかったってことは．．．

爺．．．

その．．．

つまり．．．

なんじゃ

！？

あずみに

女としての

その．．．

あずみは、

みごと

使命を

果たすで

あろう

そ．．．

そのことを

．．．．．．

しょうとして

あはは

会いたかった

ぞ！！

あずみ．．．

ほんとに

おまえは、

きれいな顔を

しているね

よく見せて

おくれ．．．

おお！！

．．．．．．

目が．．．

ふしぎな色を

しておる．．．

美しい

．．．

ん！？

何！？

髪も

きれい

じゃ．．．

余の側妻に

なってくれるな！？

まつ毛が

長いね。

ん！？

邪魔に

ならない

！？

あは．．

あはははよ。

ねえ

ねえ、

この庭、

木や葉がさ、

おかしな形

してると

思ったら、

切ってあるんだよね。

形をつけて．．．．．．

石なんかも

並べて置い

たりしてさ、

それから

落ち葉が

全然落ちて

ないから

変だなあって

毎日

手入れ、

掃除をいた

しております。

案内して

くれた人に

聞いたらさ、

だってさ。

驚い

ちゃった。

俺、初めて

見たよ

こんな所。

ちょっと

出て、

もっと

見て

いい！？

うん

わははは、

こんな形に

切っちゃって

あるよ！！

なんと

楽しい

明るい娘

なんだ．．．

はは

あずみ。

ん！？

静かにして

見ていろ。

何して

るの！？

シ！！

このトンボを、

捕まえて

みせるから

見ていろ

あっ！！

え〜〜い。

ちと待て、

またきっと

どこかに

止まる

から。

トンボを

捕まえ

たいの！？

ああ！！

トンボは

可愛い

からな！！

ほら、

あげる

よ！！

もっと欲しけりゃ

捕まえるけど。

ど、どうして．．．

すごいじゃ

ないか！！

だって、

トンボや

鳥や

虫は

子共の頃

からの

遊び仲間

だからね

虫！！

虫は好き

か！？

いい声で

鳴くよね、

大好きだ

よ！！

好きだよ。

．．．．．．そうですか

鈴虫は

！？．．．

．．．．．．

殿。

そろそろ

大塚兵衛様、

ご講義の

刻でござい

ます

何、

もう

．．．

あずみ、

講義が

済むまで

待っていて

くれ！！

たいくつな講義も、

その後で

また

あずみに

会えるかと

思えば、

今日は

浮き浮き

済ませそう

じゃ！！

大塚兵衛

が来る！！

大塚兵衛

という

優れた

軍師が

居る！！

戦と

いうものは、

軍師のたてる

戦略の優劣に

よって決まる

と言える．．．

さっきの体は

優れた

軍師を

持てば、

兵の数において

十倍も多い

敵軍を

撃ち破る

ことさえ

できる。

秀頼を押し立てて、

天下を覆す乱を

起こそうとしている

大坂方陣営の中で、

大塚兵衛は

中心的な

役割を

果たすで

あろう

これから

おまえたちに

与えられる

使命は．．．

あの人の良い秀頼を

押し立てて、天下を覆す

乱を起こそうとしている

大坂方の．．．．．．

首謀者たちを

倒していくことである！！

はい！！

たとえば

こういった

地形．．．

川を挟んで

対陣した

場合．．．！

どういった

布陣を

ひくのが

有利で

あるか

お考えになって

くだされ

などという

たいくつな

蒔菜も、

今日は

後でまた

あずみと

会えると

思えば．．．

この大塚兵衛は

剣の腕も立つが

外出は

いつも大勢の

護衛に囲まれて

いるという．．．

ところが

ただ一つ

庭園の中に

作られた

秀頼に戦略の

講義をする

場所にやって来る

時だけ、

その

庭園内の路で

一人になることが

わかったのだ。

この辺りで

待つか．．．

大塚兵衛は

剣の腕も相当なもの

らしいが．．．．．．

あずみ．．．

おまえは

大刀を持ち込めず、

隠し持てる小刀で

戦わねばならぬ。

だが．．．

おまえなら殺れると

わしは信じておる！！

小刀だけで

戦わなきゃ

ならない

どんな男

だろう．．．．．！？

それと．．．

何よりも

心掛けねば

ならぬことは、

この先も

秀頼に信用され、

秀頼のそばに居て

敵を倒して

ゆかねばならぬ

ゆえ．．．．．．

大塚兵衛を

討ち果たす

のを、

決して

誰にも

見られては

ならぬ！！

よいな！！

あずみ！！

ここで殺れば

見られない

な．．．．．．

来た！！

？．．．

そこに

居るのは

誰かな！？

！！

気配を

感じとったとは

．．．．．．やはり

できる．．．

仕方がない

そんなことは

おーーっ！！

可愛い娘

だねえ！！

え！！

この人！？

おやおや、

どうした

その顔は

汚れて

いるぞ！！

ほれ、

土が付いて

おる

やさしそうな

この男が．．

そんな

すごい

軍師なの

か！？．．．．．

よーし！！

きれいになった！！

うん！！

ほんとに

可愛い

ねえ！！

あなたは

大塚兵衛か！？

ああ、

そうだよ

わしを

知っておる

のか！？

ああ

城に仕える

娘さんじゃ

な！！

この広い庭園の

掃除をして

おったのじゃな。

そりゃ

たいへん

じゃのう、

ご苦労

さん！！

よし！！

ご褒美に

小遣いを

あげよう。

この人を

殺るのか

第百話手和

おっ！！

そうそう！！

いい物を

持っていた！！

これをあげよう。

何だと思う！？

うふっ！！

どうじゃ！！

きれいな手理

じゃろう！！

孫の

みやげに

買ったんじゃが、

孫には帰りに

また買うから

おまえさんに

あげよう

わしにも

ちょうど、

おまえさん

ぐらいの孫が

おるんじゃよ！！

う、

受け取れ

ません．．．．．

遠慮

せんで

ええ！！

あなたは、

秀頼様を

押し立てて

戦を

起こそうと

している

首謀者の

一人か！？

ど、どうした

というんだ！？

いったい．．．

おまえさん

のような

可愛い娘

が．．．．．．

答えて

くれ！！

のじゃ！？

誰に頼まれた

あん！？

わしを

殺せと

誰に命令

された！？．．．

戦を起こそうと

しているのか！？

そりゃ．．．．．．

秀頼様の御世と

なる為には

戦は起こる！！

その戦に

いかに勝つか！！

それが

わしの

仕事じゃ！！

覚悟！！

あ～～、なんと

気の毒に

．．．．．．

おまえさんは

どんな

育てられ方を

してしまった

のじゃ．．．

そんな可愛い

顔をして．．．

わしの孫と

同じ年頃で．．．

普通に育てば

こういう手鞄で

楽しく遊んで

いる年頃では

ないか．．．

もう

しゃべるな。

行くぞ！！

ほれ！！

これを

受け取り

なさい！！

ほれ！！

みごとな腕じゃ！！

この歳で

この歳で．．．．．．

ここまでに

なるには、

並たいていの

鍛練では

なかった

ろう．．．

じゃが．．．

おまえの

ような

可愛い娘

が．．．．．．

なんという

育てられ

方を．．．

あわれ

じゃ．．．

がわいそう

に．．．．．．？

がわいそう

にのう．．．

かわ．．．

と、殿．．．

今日は、

講義は

やめじゃ！！

いつまでも

待たせる

兵衛が

悪いのじゃ！！

あずみ

ーっ！！

大塚兵衛を

討ち果たすのを、

決して誰にも

見られては

ならぬ！！

この先も

秀頼に

信用され、

秀頼の

そばに居て

敵を倒して

ゆかねば

ならぬゆえ

誰にも

疑われては

ならぬぞ！！

あずみ、

どこに居る！？

あずみ

ーっ！！

どうしよう

．．．．．．

血だらけ

だ．．．．．．

どこじゃ！？

あずみ

か、帰って

しまった

のか！？

待っていろと

言ったのに

あっ！！あずみ！！

．．．

何を

してるん

だ！？

い、池に

．．．

落ちちゃった

．．．．．．

ずぶ濡れ

だ．．．．．．

カエルを捕まえ

ようとして．．．

カエルをか！！

余に

くれようと

してか！！

あっ！！

ぬ、濡れちゃうよ。

かまわぬ。

愛いやつじゃ！！

おまえは

ほんに、

愛いやつじゃ！！

しばらく後、

大塚兵衛の

死体が発見され、

大騒ぎと

なった。

．．．が

あずみが

疑われる

ことは

なかった。

爺、

あずみが

帰って

来た！！

使命は

果たした

な！？

うん．．．

そうか！！

よくやった！！

その着物は

どうした

のだ！？

着てたのを

濡らしちゃった

から．．．

秀頼様が

この着物を

くれたんだ

！？？？

そうか．．．．．

誰にも

見られな

かったな！？

．．．

秀頼は

あずみに

何をした

！？．．．

着物を

濡らし

．．．．．．

着替え

させた

偉いぞ！！

あずみ！！

おまえの

活躍を、

死んだ

仲間たちも、

きっと

喜んで

おるぞ！！

どういう

ことだ！？

．．．．．．

あずみ

ちゃん！！

わっ！！

何驚いてんだよ

あずみ．．．．．．

手麹だよ。

祭の出店で

見たこと

あるじゃ

ねえか

それで、

皆で

遊ぼうって

その手種を

買って来た

んだ．．．

今日、あずみにゃ

悪いけど、俺たち

市に行ったんだ。

そうか

．．．．．．．

急に投げら

れたから

さ．．．．．

ごめんね、

驚かし

ちゃって

いいんだよ。

飛び跳ね

たんでさ

見たこと

も無い

生き物かと

思っちゃった

あははは。

いっしょに

遊ばない！？

遊ぼうぜ！！

やえちゃん

すげえんだ！！

いろんな

手趨遊び

知ってて、

うまいんだぜ！！

今日は．．．

やめとく。

うきはも

やろうぜ！！

俺は

いい。

なぜ．．．．．子倒に

あんなに驚いた

んた．．．．．．？

やっぱり

今日．．．

あすみにゃ

使命を

果たす

以外に

かわいそうに。

かわいそう

にのう．．．

秀頼との

間に．．．

何かあった

んだ．．．．．．

俺が

かわいそ

う．．．．．！？

なんだ．．．

どうした

！？

．．．

何を甘えて

おる！？．．．

おい．．

痛いぞ

あずみ．．

．．．

第五話セーセー

真田昌幸の子

真田幸村が、

秀頼の兵法指南役

大塚兵衛の

死を知り

高野山を

出発し、

大坂に

向かったと

いう．．．

真田幸村は

関ケ原で

石田三成方

に属し、敗れ

今日まで

高野山に

留められている。

そのため、

大軍を率いて

大坂入りする

わけにもいかず、

わずかな人数での

密行で

あったが、

隠密らから、

すぐさま

爺〈小幡月斎〉に

その情報が届けられた。

秀頼様、「今日は

なぜ、あずみが

来れないんだ！？」って

怒ってるんじゃ

ねえのカ！？

爺がうまい

言い訳を

告げたはず

だから、

納得して

るさ。

がっかり

してる

だろうがな

真田幸村

という武将は、

おまえたちが

倒した

今までの

誰よりも

頭が切れる

と聞く．．．

用心せねば

ならぬが、

臆病に

なっては

ならぬ。

おまえたちが

三人力を

合わせれば

倒せぬ敵など

無い！！

くす．．．早く

あずみ．．．

ん！？

俺は近頃、

気になって

頭を離れない

事がある

こんな事

ばかり気にしている

自分がいやになるが、

どうにもならん．．．

なんだよ

どうしたん

だ！？

一度しか聞かん。

今、一度しか

聞かんから

正直に答えて

くれ！！

だから

なんだよ！？

言ってみろ。

あずみは

秀頼の前で

着物を脱ぎ、

は、裸になった

のか！？．．．

そんなこと

するか！！

ばか！！

わかった！！

悪かった。

恥ずかしい

事を聞いて

そんなこと

するわけ

ねえだろ

来た！！

幸村は

五名の供を

連れたのみで

馬に乗り

出発した

という．．．

全員、笠を

被って出た

そうだが．．．

もともと

おまえたちは

幸村の顔を

知らぬ

だから

六名全員を

仕留めるの

じゃ！！

！！

後からまた

馬に乗った

二人が．．．

ん！！

種子島〈鉄砲〉を

背負っているぞ。

何者だ！？

あの三人は

．．．？

ぎゃっ！！

うっ！！

ーっ！！

うおー

うぐっ！！

くそっ！！

馬か邪魔だ。

種子島が

狙ってる

ぞー

ーっ！！

！？

なぜ一人も

俺を狙わん！？

馬を

狙って

る！？

！！

逃げろ！！

馬の荷物は、

火薬かも

しれん！！

あずみ

逃げる

んだ！！

しっかり

俺に掴まれ！！

うん。

上に．．．

登れそう

か！？

凹凸が

少なくて、

難かし

そうだ

．．．

それに登る所を

狙い撃たれる。

という

ことは

ここに

こうして

下は落ちたら

助からんだ

ろう．．．

うん．．．

いるしか、

ないな．．．

真田幸村と

いうのは

恐ろしい男だな。

仲間もろとも

ふっ飛ばすとは

ああ．．．

こんな手を使うとは

考えなかったな．．．

！

うきは、

背中が

血だらけだ

俺を庇って

やられたん

だな．．．

なあに、

たいした

ことはない

！！

！

この岩が

崩れたら、

落ちて

死ぬん

だな．．．

あずみ

と．．．

こうして

抱き合って

死ねるん

なら、

俺は

死んでも

かまわない

俺も、うきはと

いっしょなら

死んだっていい

ほんとう

か！？

ああ！！

．．．

あずみ．．

ん？．．．

あずみの日に

俺の口を．．．

くっつけて

みたい．．．

な．．．

なぜ！？

俺は見たんだ．．．

男と女は．．．

抱き合うと

そうしてた．．．

俺は．．．一度

あずみと

そうして

みたいと

思った．．

男と女は

そうするの

か！？

ああ！！

いやか！？

いやか．．．

いいよ

第蕊話胸中交錯

この間などは、

あずみといっしょに

外の山に虫捕りに

行きたいなどと

言いだして．．．

兵衛殿が殺され、

身辺に刺客が

潜入しておると

いうに．．．

いったい

何を考えて

いるの！！

いったい何を考えているの！！ワシとしと叱りつけたわ．．．

と叱りつけ

たわ．．．

ほんに近頃

秀頼は．．．

あずみ、あすみ、

と．．．あの女子

ばかり．．．

殿は．．．

今まで

あまり女子には

興味を示さない

お方でしたのに

．．．．．．

意外ですな．．．

といっても

庭園内で、

きゃっきゃと

虫などを

追いかけて

子供のように

遊んでいるだけ

じゃがな．．．

十九にもなって．．．

殿は純真で

あられる．．．

おまえたち警固の者が

おりながら、

城内の庭園で

兵衛殿を殺され、

未だに刺客を

捕えられぬとは、

なんとした

ことぞ！！

も、申し訳

ありませぬ

か．．．

必ず刺客は

捕えてみせます！！

新三郎．．．

そちは．．．

なにもかも

太閤殿（秀吉）とは

正反対じゃな．．．

甘っちょろく

頼りなく

．．．．．．．．

が．．．

美しい

．．．．．

淀殿

この葛を

集めるのに

苦労したせ

ありがとう

助かったぞ

ひゅうが

おまえら

ふっ飛んで

死んじまって

．．．

とうとう

俺一人に

なっちまった

かと思った

ぜ．．．．．．！

．．．

．．．．．．

六人は

ぶっ飛んで、

種子島〈鉄砲〉

の三人は

俺が殺った

が．．．

奴らは

俺たちを殺る

囮だったわけ

だから、

真田幸村は

来なかったって

ことだな．．．

ああ！！

爺が言った

とおり．．

．．．？？？クラクラスは

真田幸村

という武将は

手強いぞ．．．

．．．

．．．．．．！！

．．．．．．

やえちゃん、

心配して

待ってる

だろうな。

翌日

また、あずみは

秀頼の許に

出かける日々に

戻る．．．

毎日毎日

帰らずとも、

余の屋敷に

泊まるようには

できぬか！？

四人！？

そうか

四人兄弟で

え！！

俺たち四人共

泊まりに来ちゃって

いいのか！？

あったな．．．

泊まるのは

あずみ一人

だけだ

夜は四人

いっしょに

居たいんだ

．．．．．．？

そうか

！？．．．？？？

はっ！！

こんなに大勢に

見張られて

いては．．．

新三郎！！

余は

あずみと

楽しく

遊べぬでは

ないか！！

はっ．．．

しかし

兵衛殿を

殺した刺客を

捕えられぬ今

どうか

今しばらく

の．．．．．．

．．．？？？ラックス！？

．．．．．．．．

なら

もそっと

離れて、

余とあずみの

話が聞こえぬ

位置まで

下がってくれ

．．．．．．

はっ．．．

．．．．．．

．．．．．．そうですか

あははは

ははは。

あのカエル

捕まえて

あげるね

今日は

いい．．．

いいの！？

あずみ！！

愛いやつじゃ！！

ほんに．．．

．．．？？？．．．

よ．．．余のことが

．．．．．．嫌いか！？

嫌いじゃ

ないよ！！

！！

なら．．．

他に

す、好きな

男が．．．

おるのか？

好きな男

うん

居る！！

！！

．．．．．．？

どこの

誰じゃ！？．．．

あ！！

言っちゃ

まずいんだ

俺たち

兄妹ってことに

なってるんだ

から．．．．．．

あずみ

．．．

だけど秀頼様

には、

千姫様

という奥方が

居るじゃない．．．

余は．．．

余は

女子を

好きになる

ということ

が．．．．．．

初めて

わかった気が

するのじゃ

あずみと

会うように

なってから

あずみが

帰ってからも、

余は．．．

その日

あずみと

話した事

．．．．．．

あずみの

しぐさ．．．

あずみの

笑顔

．．．

その日の

あずみの

全部を

思い出し

何度も

．．．．．．？

気がつくと、

一日中

あずみのことを

思っている．．．

こんなことは

余は

こんな

思いは

．．．．．．

生まれて初めて

なのじゃ．．．

そうか

あずみには

．．．．．．

他に好きな

男が居る

のか．．．

あ．．．

あの．．．

は．．．

そうじゃな！！

うん！！

無理も

ない．．．

．．．

うん！！

余とあずみは

まだ知り合った

ばかりだ

．．．．．．？

だから

ひょっと

して．．．

その男

よりも

徐々に

．．．

余のことを

好きになって

いってくれぬ

とも限らぬ

わけじゃな！！

な！？

あずみ

．．．．．．

よ、余は

あずみを

困らせて

おるのか！？

困らんで

くれ．．．

済まぬ

．．．

ううん

．．．．．．

ちがうん

だ．．．

ちがう．．．

嬉しくて

．．．．．．？

申し訳なく

て．．．

なんて

言うか．．．

すごく

幸せな気持ち

なんだ．．．．．．

だって．．．

俺も．．．

こんなこと

言ってもらったの

．．．．．生まれて

初めてだ

から．．．．．．

あずみ

嬉しいぞ！！

よう来て

くれた！！

そちのような

頼もしい男に

そばにおって

もらえると、

ほんに

心強い！！

は！！

何よりも

秀頼様を

お守りせねはと

駆けつけて

参りました！！

井上勘兵衛

秀頼様は！？

あそこに．．．

！！

なっ．．．なんと！！

なんと．．．．．．

なんと

くっ．．．

くふ～～～

第七話「学見

あ、あの

あずみという

女子が．．．

よいな。

少女だと

思って

決して

あなどっては

ならぬぞ！！

し、信じ

られん．．．

は、

はい．．

おのれ

あの小娘が

おーっ！！

うまいな、

あずみは。

余のは

ちっとも

うまくゆかぬ。

作って

あげるよ

うん。

殿．．．

なんじゃ！？

どうした

！？

め、珍しい

虫です．．．

これは何という

虫でございま

しょうか．．．

何！！

見せて

みろ！！

手を開けたら

逃げられて

しまいます。

あずみ殿が

虫に詳しい

そうで．．．．．

ちと隙間から

覗いてみて

くだされ

．．．

あずみ

覗いて

みろ！！

ん！？見えない

もうちょっと

開けて。

捕えた！！

な、何をする

のじゃ！？

殿！！この小娘が

兵衛殿を殺した

刺客にござい

ます！！

何？．．．．．．

ばかな！！

何を申す

新三郎．．．

誠でござり

まする！！

！！

ばれた！！

おう！！

やはり

また会えたな．．．

嬉しいぞ．．．

あー

ーっ！！

うそじゃ、

うそじゃ

～～っ！！

うそでは

ない！！

勘兵衛どのが

全て目のあたりに

してきたことなのじゃ！！！

浅野どの

清正どの

そして

兵衛どの。

うそじゃ．．．

みんな、

あの小娘が

殺りおった

のじゃ！！．．．

．．．

うそじゃー

勘兵衛！！

人違いじゃ～～っ！！

そちは

見間違えて

おるのじゃ、

よ～～～

思い出せ！！

いえ、秀頼様。

あの

あずみは、

人を殺すなど

そんなことを

する女子では

ない！！

優しさを装い

秀頼様に近づき

秀頼様の心を

惑わす、

全て

手段で

あります！！

あずみは

虫や鳥を

愛する

心の優しい

女子なの

じゃ！！

聞けば

すでに

秀頼様の

心を虜に

している

ようす

．．．

だ、黙れ〜〜っ！！

勘兵衛、

ゆ、許さぬぞ！！

そちの申す事など

信じるか〜〜っ！！

信じぬぞ～～～っ！！

目を覚ます

のじゃ！！

情けなや．．．

天下人と成らねば

ならぬ身で

ありながら．．

なんとした

ことぞ．．．

兵衛どの、清正どの

浅野どのの魂は．．．

そなたが

刺客に

心奪われては．．．

無念過ぎて．．．

浮かばれようも

無いではないか！！

．．．．．．

くどいようですが、

決して子供と

思うて侮らぬ

こと！！

みごとに

鍛えあげ

られた

刺客らで

ありますぞ！！

わかった

．．．

おのれ

この大野治長を

まんまと欺くとは

おかしい

な．．．！？

さっきから

虫の音が

止んで

いるぞ．．．

爺．．．

かなりの

人数に

囲まれた

ようです

うむ。

急いで

身仕度を

するのだ！！

この時を迎えた

場合の手筈も

教えてあったな

だけど爺

やえちゃんは

どうする

んだ！？．．．

まず身仕度を

急げ．．．

ばれたって

ことは、

あずみも

今頃．．．．．．

．．．

教えたとおり、

まずは己が

この場から

無事脱出

すること

だけを

考えるのだ！！

たけど．．．

今日の

あずみは

刀も何も

持っていません．．．

まず己が無事に

脱出した後に、

考えるべきことだ。

そうであろう！？

この間、市に行った時

大きな寺を見た

な？．．．．．．

落ち合う

場所は

あの門の下に

しょう！！

敵はかなりの

人数だ．．．

互いを

気遣ったが為に

双方が窮地に

陥る場合が

多い。

まず我が身が

脱出することのみに

全力を尽くすのだ！！

よいな！！

だけど爺．．．

やえちゃんも

仲間だと

思われて

るんだ。

放っておけ

ないよ。

この場を脱出し、

落ち合う場所に

来れるか！！

来れぬか！！

またも

おまえたちが

試される戦いなのじゃ！！

では、今から己自身の

戦いに入れ！！

あずみ

ど．．．

どうしたの！？

敵に囲まれたけど

心配いらないよ、

俺が絶対、守って

やるから．．．

俺から離れるん

じゃないぞ！！

いいかい！？

飛び出す

よ！！

あっ！！

居た！！

うおっ！！

おおっ！！

そこだ！！

逃がすな！！

あの

笑顔も

．．．．．．

あの

言葉も

全て．．

余を騙すための

芝居だったの

か．．．．．．

第八話秀頼在乱

！！

ぐっ！！

うおっ！！

ひっ！！

虹

はっ．．は．．．

速い！！

ぐおっ！！

このガキ！！

わっ！！

うおーっ！！

なっ何を

しておる！！

捕える

のじゃ！！

弓矢隊、

前へ！！

うっ！！

ーっ！！

射てー

あっ！！

くそっ！！

何をしておる

のじゃ！！

逃がす

なーっ！！

うぷっ！！

ぐっ！！

射てーっ！！

馬ごと

うち殺せ

ーっ！！

やえちゃん、

馬にしがみ

つくんだ！！

うおっ！！

なんだ、

すごい煙だ

見えねえっ。

ゴホ

！！

おっ、

お殿様．．．

あずみ

ガキ共に

逃げられ

あやつ

．．．．．．

老士の姿を

見た者は誰も

無いと言う

のか！！

な、何をして

おる！！．．．

これだけの

人数を

繰り出して

一人も捕えられ

なかったと

いうのか～～

槍！！

長槍を

貸せ！！

どうし

た！？

おっ！！

その舟か！！

．．．

くそっ！！

違った

か．．．．．

まったく

．．．

あきれた

手際の悪さ

だ．．．．．．

もう一度

屋敷の中を

天井裏、

縁の下まで

隈なく調べる

のじゃ～～っ！！

あずみ

．．．．．

余の目を見て

ウソをつかず

ほんとうのことを

答えてくれ．．．

答えてくれるか！？

ほんとうの

ことを！！

兵衛を．．．

殺したのか！？

！？

．．．

浅野は．．．！？

！？？

き、清正もか！？

うん！！俺が

殺ったよ．．．

お殿様．．．

！

お殿様〜〜っ！

お殿様〜〜〜っ！！

もう．．．

大丈夫

だよ。

やえちゃん

大丈夫

か！？

うん．．．

馬に

矢が

刺さって

るの．．．

降りよう

．．．

私が

引っ張っても

抜けないの

今、

俺が．．．

待っててね、

抜いて

あげるから

どうしたの！？

ひゅうがさん

ひっ！！！

ひゅうが

さん！！

あずみ

無事で

いてくれ

奴らは．．．

あずみを

助けに

城に向かう

だろう．．

第九話淀殿の怒り

あの男が来て

ばれてしまった

ということは

今頃、皆は

．．．．．．

どうなって

いるんだろう

だいじょうぶ

さ！！

爺たちが

捕まったり、

殺られたりする

はずがない！！

だけど

やえちゃん

は．．．

ひゅうがのやつが

きっと守って

くれてるさ

頼むぞ、

ひゅうが

この先、使命を

果たして行くにあたり、

どうにもならぬと思える

窮地に立たされる

こともあろう。

だが、

最後の最後まで

決して諦めては

ならぬ！！

他に道無く

狙う相手と

道連れの死は

あっても

ただ一人

諦め、自ら命を

断つなどということは

最も愚かなことであり、

決して

してはならぬ！！

よいな！！

くせ者

じゃーっ！！

くせ者が

侵入した

ぞーっ！！

あっ！！

あそこ

だ！！

捕えろ

ーっ！！

あずみ

．．．．．

どこだ！？

はぁ

．．．

無事で

居ろよ～

確かに

子供だな！？

はい。

あの

四人兄弟の

一人かと．．．

淀殿．．．．．

淀殿．．．新三郎は

決して、甘っちょろく

頼りにならぬ男では

ない所．．．お見せ

しますぞ！！

何！！

必ずこの

新三郎が

捕えて見せ

ます！！

一人が城内に

侵入しただと！！

定殿．．．

はっ！！

ならば．．．治長は

あれほどの人数を

繰り出しながら、

取り逃がしたと

いうのか．．．

あの小娘を

助けに来た

のだな．．．

なんと！！

中に

入られた

のか！！

は、

はい．．

信じられぬ

ほど

すばしっこい

ガキで．．．

おのれ

～！！

あっ！！

あの声は

うきは！！

ややめ

うきはが助けに

来てくれた！！

以前ルート

おおお

あずみ！！

生きて

いた！！

かかった！！

やったーっ！！

おおっ！！

．．．

そうか！！

落とし牢に

落としたの

だな！！

はっ．．．

ですが．．．

新三郎どのが

いっしょに．．．

なにっ！！

新三郎が！！

新三郎が

組みつかれ

落ちたとは

まことか！？

．．．

はっ．．．

はい．．

あっ！！

覗かれぬ方

が．．．

ええい

どきや！！

！！

しっ．．．

新三郎．．．

侵入したのは

そやつ一人か！？

はっ．．．

発見したのは

一人．．．．．

よし！！

よくぞ

捕えた！！

あっ！！

おのれっ！！

誰せ！！

突き殺して

やる！！

無駄です、

届きませぬ。

槍を奪われる

だけです

ならば、種子島で

撃ち殺すのじゃ！！

新三郎の敵

じゃ〜〜っ！！

淀殿、

落ち着いて

くだされ

このガキ共には

聞き出したい

事も有り

老士を

おびき寄せる

囮でも

あります。

どうした

んだ！？

うきはの

声がしなく

なった．．．

．．．

こ、こらっ

静かに

せぬか

．．．

うきは

まさか．．．

どうして

こうも．．．．．

淀の人生は

まさに乱世に

翻弄されて

きた．．．

父は浅井長政。

母は信長の妹

お市の方である。

淀が七歳の時、

信長に敵対した父は

小谷城の炎の中

割腹して果てた。

長政の謀反に．．．

殺してなお、怒りの

治まらぬ信長によって、

淀は．．．幼い弟と

父方の祖母まで

残虐刑で殺された。

十六歳の時、母が

柴田勝家と再婚し

淀も母と共に

越前北庄城に移る。

しかし翌年、

北庄城は

豊臣秀吉に

攻められ落城、

義父と母は

炎の中に死ぬ。

．．．．．そして淀は

義父と母の敵である

秀吉の．．．！側室に

されたのである．．．

どうして私から

大切な人間を、

次から次へと

奪うのじゃ！？

いつも祈っている

のに．．．．．．

あれほど

祈り続けて

きたのに．．．

ちっとも

お聞きいただけ

ないではないか！！

どうしてじゃ！？

なぜなの

じゃ！？．．．

秀頼．．．！？

どうしたのじゃ！？

！！

ひっ秀頼！！．．．

なんとした

ことぞ．．．．．．

秀頼．．．

あんな小娘

ごときに

新三郎

．．．．．．

あの二人

ありきたりの

処刑で

殺したの

では．．．

腹の虫が

治まらぬ

私が味わってきた

．．．．．．．．

身を引き千切られ

腸を焼かれるような

．．．．．．あの辛さ、

悔しさを．．．．．．

味わわせてから

殺してやる！！

あずみ

うきは

．．．

うきは

．．．

「あずみ」第４集一完

あずみ

ビッグコミックス

秀頼狂乱ー

ＩＳＢＮ４－０９－１８３５４４－９

著

１９月６年に５月１日初版第１刷発行

２００９年１１月月５日

そういえば、

第２２期１発行

１９９６年も月１日の放棄上制発行２００９年１１月５日、第２回発行

発行者

印刷所

ふ、ああっ、

○Ｙａ【Ｋｏｙａｎａ．１９９６

寄

田版印刷株式会社

（検印廃止）

ＰｒｉｎｔｅｄｉｎＴａｐａｎ

発行所

振替〈００１８０１－２００）

（〒１０１－８００円）東京都千代田区一ツ橋二の三の

●店内にはサ分仕返しておりますが、夜に来て頂けます。また、来ました。「私」「体がベーション地は落ちる時間帯の間違いでしょうか」といつの場合はお取り替えいたします。

２００４年には、２０１８年の購入された青店名を見出して「ありが落ち着いたあてにお送りください。返事のち、剣に八雲姉ちゃんが、社員担にても取り替え、たします。

購入していると、日本では一般的に居てもらったのですが、

明日香は日本ではないのか。●本語の一部あるいは全部を無視しないでしょうか。で現実情報を消す成長等をすることは、法律で認められた場合を除き、

神奈川市ノールがなりました。著作者かより出版者の権利以外となります。あらかじめてないように、あらがじめりせあそれ話を求めてください。

Ｗｉｎｄｏｗｓ１０００円（日本権写権センター委託出版物）

おいお待ち聞きましょう。本当の本書の一部または全部を無断で得る（コピー）することは、著作権法上での例外を除き禁じられています。本書から複写を希望さ

本当の一部からは当時と一部している場合は、日本模学権センター「自己」「マーケット」というのは、「自由になるのは」と認めていますが、

編集１０３（３２３））５５００

販売０８（３２３０）５７４９

焚小学館

会社！