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ISBN4-09-183545-7
C9979¥485E
定価:本体485円+税
雑誌45785-45・小学館
?18354
11月29日-1014年1月19日第1929年9月9日
Blo
colvics
...
さっきから
...
三朗を殺していた。愛する者を殺さ
徳川方の刺客であることを見破られれるという悲しみと苦しみを、あず
たあずみは、大規城内の年に入れられるようにも味わわせるため、流君は複
れた。あずみを救出しようとしたう、絶な復讐を思いつく。それは、あず
きはも囚われの身となる。だが、うみとうきはの二人を殺し合わせるこ
きはは捕まる際に、淀君の愛人・新とだった!!(第1話
二5巻のあらすじ
「小学館2015
BG.CDMCSUPEROR
小山ゆう
...
Ble.coMC.SUPEROR
BIG
CopycoNics
小山ゆう
小山ゆう
五輪
脱出
小学館
あず、
五脱出
五脱出
小山ゆう
5.脱出
第一話、処刑許定。
第二話、牢の中で...。
第三話「誇り」は
第四話、理想の戦士、77
第五話「脱出」の
第六話、家康との会見、お
第七話「美剣士・最上美女丸、
第七話「美剣士賞上美女丸」
第八話「別れ」に
第一話火処刑論定
遅い...
うきは
ひゅうが
あれしきの
軍勢...
ここでは、
二人共
脱出は
出来たはず
おまえを
助けに来た
仲間は、
落とし牢に
落ち.....
おまえと同じく
捕われの身と
なった...
あずみ、か
......?
良い名だな
......
私が、おまえを
恨んでいると
ろうか
思っているだ
ないぞ!!
そんなことは
なぜなら、
おまえは
ただ、
あの老士に
命令されて
やってきたに
すぎないから
だ...
そうで
あろう
.....
私はおまえが
その幼さで、また
女でありながら、
よくぞ
あれほどまでに
見事な刺客に
成りえたと..
驚嘆し...
恨むより
むしろ、
気に入って
いるのだ!!
教えてくれんか。
おまえを
そこまで
鍛えあげた
あの老士の名は
何と言うのだ!?
ん?...
爺だよ。
ずっと
爺と呼んで
きたんだ。
いったい、いつから
その爺に技を教わり
始めたのだ!?
おまえの
父や母は
おらぬのか!?
おう、
勘兵衛どの。
あの小娘は
何か白状
したか!?
思った通り、
あのあずみは
何も知りま
せんな...
家康の名も
全く
聞いたことも
無いようで
ありました
...
あの老士に
命令されて
斬ってきた
だけ。
やはり
あの老士を
捕えねば。
落とし牢の兄の方は
どうじゃ!!
あいつを
締め上げてみるか!?
あの二人、
兄妹では
ありませぬ。
何!!...
あの子供。四人共
兄弟ではなく、
あの老士が
赤子を
さらい集め、
あの老士か赤子をさらい集め、
年月をかけ
あのような
刺客に
育てあげた
のです!!
兄妹ではない!?
兄妹ではないのに
あずみが心配で
命をかけて
侵入して来たと
いうのか......
もしや!!
秀頼
...!?
どうした
!?
殿.....
どこへ!?
開けろ!!
ここを
開けるの
じゃ!!
は、
はい!!
......
この男か
あずみが心配で;
たった一人でも
救おうとして
侵入して来たのか!!
この大坂城内にまで。
それほど、
あずみのことが
.....好きか!!
...
間違い
ない...
あずみが
言っていた
好きな男
とは...
あいつだ!!
あいつだ!!
間違いない
二人は、互いに
好き合っている...
捕えた二人からは
何も聞き出すものが
無いというのなら、
もはや
生かして
おく
必要も
無いわけ
じゃな。
老士をおびき寄せる
囮となります。
困ならば、殺しても
生きていると思わせ
ればよいのじゃ!!
清正どの、
浅野どの
兵衛どの
それに
新三郎を
殺した
張本人共、
なんで生かして
おけようぞ!!
そのとおり
です!!
処刑いた
しましょう!!
だが...ありきたりの
処刑では、
私も...
殺された者たちの
無念も......
晴れまいぞ!!
私の祖母は
信長によって
十本の指を
数日をかけ
ゆっくりと
一本ずつ
切り取られた
うえに...
惨殺された...
そのように
してやろうかの
しかし
それは
あまりにも
ただ、
操られた
子供たちに
ござります
れば......
ふふふ
なかが
そうか.....
兄妹で
ないのなら
二人は
好き合うた
仲か...
それはそう
じゃのう。
この城内に
明るいうちから
侵入して来る
など...
とても
あの老士の
命令とは
思えぬから
のう...
相手の
安否を気遣い
居ても立っても
いられぬ行動じゃ...
......
!!
良い方法を
思いついたわ!!
二人が好き合って
いるのなら
なおのこと、
二人を
戦わせ、
互いに
殺し合わせ
たら
面白い!!
!
いや、
戦いますまい。
互いに、
自害し合う
でしょう..
勝った方は
命を助け
てやると
ウソを
言えばよい!!
好きだ惚れたと言うても、
所詮人間は
己が一番可愛いものじゃ!!
勝っても、
助かるとは
.....
信じます
まい...
信じさせる
のじゃ!!
やらせるのじゃ!!
敵陣の中
好き合うた相手と
殺し合いを
させられる
くっふふ...
さぞ......悔しく
身を引き干切られる
思いじゃろう...
おお!!
勘兵衛
どんな手
じゃ!?
勝った方は命が助かると、
信じさせることは
できます!!
聞くがよい
あずみ...
おまえたちの爺は...
おまえたちの
爺は.....
手強いの...
こちら側の
大切なお人が、
おまえたちの
爺によって
捕えられて
しまった...
!!
やっぱり
無事だったか
爺......
そうして
我々に
おまえたち
二人と
人質の
交換を
したいと
告げてきた
爺!!
...
喜んでる
.......だか
さあ、
これから
どんな表情を
するか.....
見ものだな...
ところが...
向こうが取った
人質が一人で
あるから、
こっちも
交換には
一人しか
応じられぬと
告げた...
!!
すると...
おまえ
たちの
爺は...
一人の交換を
承知した..
!!
そこで...
どちらも
処刑する
つもりでいた
こちらと
しては...
明朝、
明朝、
おまえたち二人に
命をかけた
戦いをさせ
勝ち、
生き残った方を
人質交換する
ことに決めた!!
!!
......!
わかるな!?
明朝、そなたは
あのうきはという男と
殺し合いをし、
勝った方が
助かり、爺のもとへ
帰れるわけだ...
ほんとうに
勝った方は
助かるんだ
な!?...
ああ!!
なるほど......
なるほど
少女ながら
胸中は
どうあれ
......
たいした
うろたえも
見せぬ。
見事
じゃな!!
まさか
...!?
まさか
...
十年をかけて
育てあげた
精鋭の戦士
たちが...
早くも
ここで
つい
潰えると
いうのか!?
そんなことが
...
あずみと
戦い...
勝った方が
助かるのか
......
うきは
うきは
第三話本の中で...
この時期:関ヶ原の残党や
戦の備兵に雇われるしか
生きる術を持たぬ者たちは、
大坂に続々と集まって来たが、
ほとんどは
雇われる
こともなく
大坂近辺で
浮浪の身
となり、
治安は乱れ、
強奪・強姦は
日常茶飯事
であった...
そうかなあった
熱が...
大丈夫
!?
へっちゃら
だよ...
それでも、これから
冷やす水を
汲んで来る
ね。
だめ!!
外は危ない
よ!!
野伏せりのような
男たちがウヨウヨ
いて...
ここに隠れるまで
危なかったじゃ
ないか...
とても
やえちゃん
一人で、外に
出せないよ。
だって、..
ひゅうがさん
こんなに
熱が...
心配ないよ、
矢は抜いたし
薬は塗ったし
......
そのうち
熱は下がるよ
大丈夫
だから、
大丈夫
だから...
明朝は...
おそらく多数の
弓矢と種子島に
取り囲まれ、
やはりだめだ
ここからは
脱出できない
あずみとの
戦いの場に
連れ出される
だろう...
...
それでも、
...
...
ここでは、
ボロボロ
やはり...あずみと
戦わされることからは
逃がれようがないんだな
そして
生き残った方が
爺の取った人質
と交換され
助かる...
爺も、俺が言いつけを
守らず、勝手に
あずみを助けに来て
こうなったとは
考えなかったから
人質を一人しか
取らなかったんだ
そうなんだ
......
爺はあずみを
助けたくて
人質を取った
その人質を
取るのも
苦労で
あったはずだ
ああ~~なのに
俺まで
捕まったと知って
爺は...
あずみと俺のうち
一人しか助けられない
と知った爺は
どっちを
欲しいか
......?
それはやっぱり
あずみだ...
番腕が立ち、
今までだって
一番働いてきた
爺は、
あずみを
欲しいに決まってる..
だから
明日は
俺が
負けて
死ぬべきだ
そうだ
...
戦えば
あずみ
の方が
強いし
当然
そうなる...
俺の命も
明日の朝で
終わるのか
そんなこと
好きなあずみに
斬られて
死ねるんだ
......
なち...
俺もなちと
同じように、
好きなあずみに
斬られて
そっちへ行くぜ
だけどなあ
なち...
あの頃とは
違うんだ
...
広い世界を
知り...
俺はあずみに
好きだと告白
したし、
あずみも
俺を好きだと
言ってくれ
俺も
あずみも
成長した
...!!
口と口を
くっつけ
抱きしめた
...
ほんとうのこと
言うと..
まだまだ
死にたく
ないよ...
もっともつと
生きて
あずみと..
あずみと共に
...!!
いっしょに
大人になって
いきたいと
強く
願うように
なってたんだ
くっ...
!!
そうだ
あずみだって
あの頃とは
違う...
あの...
深く考える
問もなく
恐怖の中で
本能のまま...
仲間同士戦わされた
あの時とは違うんだ
...
あずみは
今...
自分が
死のうと
決めて、
わざと
負けて
俺を勝たせ
ようと考えて
いるかもしれん
ぞ...
そうだ
...
あずみは
...
そういう
やつだ
だめだ~~っ、
あずみを死なせる
わけにはいかん
......
あずみ
~っ
おまえは
きっと
そうしようと
考えているん
だろ~~っ...
俺の刀に
あずみの刀は
大丈夫だ
頼む!!...
有ってくれ...
有ってくれ!!
!!有った!!
...
実戦で使用した刀には
『刃切れ』という
かすかな割れが生ずる。
この、刃切れの有る箇所の
家を、一点に打ちつけると、
刀は一番折れ易い。
慎重に
やらねば
折ってしまっては
なんにもならない。
必ず折れる
ギリギリの所まで、
刃切れを
深くするんだ
あずみ
さあ、
今日は
誰が一番
速いかな。
い...
よー
考えて
みれば
俺は..
男とか
女とかを
知る以前
から、
ずっと
あずみを
意識してきた
あずみの
すばしっこさ
には誰も
かなわなかった
この木切れの
中心に小さく
○かXが
書いてある。
○ははじき、
Xはよけろ、
よいな!!
あーっ、
わかん
ねえ!!
さあ来い!!
あーっ、
見えねえ。
すっげえ、
全部
当たってる!!
...
やった
ーっ!!
どうして
あんな
速いのが、
見れちゃう
んだよ
一番泣き虫で、
爺には甘ったれて
ばかりいたか...
武術は
何をやっても
あずみが
一番上達が
早かった
乱戦訓練には
容赦がなかった
が...
うきは、
今日ちょっと
調子悪そう
だったぞ。
どこか
痛いんじゃ
ないのか!?
相手を
気遣うのも
一番だった...
どうした
うきは!?
目に何か
入ったのか!?
ああ...
虫かゴミが。
見せて
見ろ。
あった!!
ゴミだ
動くな。
取れただろ!!
あずみを
女として
意識し始めて
から...
...
あずみは...なちを
好きなんだとわかった
だけど
今は
...
違う...
今は..
あずみは
俺を.....
違う違う...
あずみは
俺だけの
あずみじゃ
ない...
あずみは
俺たち
皆の..
俺たち皆の
あこがれ
だったんだ...
あずみこそが
この先もずっと
俺たち皆の分まで
...
立派に使命を
果たして行くべき
選ばれた戦士
なのだ!!
爺.....
なんで人質を
一人しか
取れなかったん
だよ...
俺は...
好きな
うきはと
いっしょに
もっともつと
生きて
いきたいよ..
だけど...
どうしても
それが...
もう.....俺は...
出来ないのなら
......
仕方がない...
今の俺には
うきはを
斬るなんて、
あの時とは
違う...
絶対、
出来ないよ。
だから
ごめんよ
爺...!
第三話「誇り
男の方を
連行して
まいりました。
女の方も
まもなく
まいりま
しょう。
うむ!!
楽しみ
じゃわ!!
......
震えて
おるのか
秀頼...
情けない
...
兵衛どの
清正どの
浅野どの
...
新三郎を
殺し..
しかと
その目で
見届ける
のじゃ!
そなたを
誑した
憎っくき刺客らの
殺し合いじゃ!!
ほんとう
か!?
二人は
好き合うた
仲と聞いた
が...
そうじゃ!!
今から
好き合うた
者同士の
殺し合いが
始まるのじゃ!!
勝った方は
命を助ける
とウソを
信じさせて
あると
聞いた...
千姫
その通り!!
見るが
よい!!
好いた
惚れたと
言うても
所詮、人間は
己が一番可愛い。
互いに
己が助かりたくて
必死に闘う姿が
見られるじゃろう!!
人間とは
そうした
ものじゃ!!
!!
来おったな
...
戦って勝った方が
交換の人質となり、
命が助かる!!
誰かあずみに
刀を貸して
やってくれ
あすみの刀は
ここにある。
そうか...
勘兵衛、
近う。
そちは
二人の剣技を
見ておるの
じゃな...
やはり
男の方が
上か!?
さあ...
計りかね
ます...
そうか
楽しみ
じゃわ
...
わくわく
する!!
ふふ...!悔しい
じゃろう...
身を引き千切られる
思いじゃろう...
報いじゃ!!
始めさせい!!
では、
始めい!!
爺...ごめんよ
......
俺は...うきはを
斬るなんて
絶対できない
よ...
爺.....
ひゅうが
.....
やえちゃん
...
だから
さよなら
だよ...
あずみ!!
見せつけて
やろうぜ!!
ん?......
こいつらに
俺たちの
学んできた
武術が
どんなに
優れた
ものかを
見せつけて
やろう!!
物心のつくか
つかぬ頃から
ずっとずつと
鍛えてきた
剣技!!
これが
俺たちが
生きてきた
証だ!!
そうだ
ろう!!
こうして
あずみと
命をかけて
闘わされる
のは、
残念で
悔しいが
.....
俺たちの
身につけた
剣技が
どんなに
すごいもの
か!!
それが
俺たちの
誇りだ!!
そうだろう
あずみ!!
.....
誇りを持って
眠おう!!
どっちが
死ぬことに
なろうと
せめて
こいつらに
見せつけて
やるんだ!!
あずみ.....頼む!!
その気になれ~~っ!!
おまえが
力を込めた剣で
向かって来なきゃあ
だめなんだ...
どうだ!?
あずみ!!
何度も同度も
木刀で闘い合って
きた..
俺は今、
あの頃の
気持ちだ!!
うきは
...
うきは
そうだね!!
あの頃の
ようにな!!
よし!!
行くぞ!!
あずみ...
楽しかった
なーっ!!
あずみ
ーっ!!
うきは
ーっ!!
うきは
っ!!
あずみが
勝った!!
なんじゃ...
あっけない
.....
うきは...
わざと
やったな
わざと刀が
折れるように
細工をした
なーっ!!
...
なにっ!?
っ!!
なんじゃと
?......
ああ~~っ!!
うきは...
死ぬな〜〜〜っ!!
わざと刀が
折れるように
細工をした
だと!?...
そのようです...
男の方があずみを
助けようと
自ら死を
選んだ
...
ばっ...
ばかな...
うきは!!
死ぬな~~~
〜〜〜~~...
第四話理想の戦士
うきは
うきは
死ぬな
うきは
...
ん!?
何!?
!!
相手を
助ける
ため..
自ら死を
選んだ
じゃと!?
......
うきは...
!!
うきは〜〜っ
少女の方は
どうする気が
...
やはり、処刑
する気だろう
なんとか
知らせねば
おそらく
...
ひゅうがは
やえを
守ったが
ために、
傷を
負ったか
あるいは
...
死んだか
......
うきはは
あそこを
脱出できなかった
はずがない...
となれば
そもそこであるときは、それを確認させると、
わしの
言いつけを
守らずに
あずみを
救おうと
大坂城に
行った...
えへへぇぇぇ〜〜〜っっと、
それしか
考えられん
......?
それは
あまりに
無茶...
城というものの
警固の厳重さ、
奥深さは...
教えたはずでは
ないか...
うきはらしからぬ
軽率な行動だ...
なんたる
ことだ...
小幡月斎様と
お見受け致し
ます。
徳川様配下
伊賀組の者に
ございます。
今朝方、
大坂城内にての
月斎様配下と
推測されます
二名の幼い刺客
のこと...
お知らせに
参りました!!
場所を
変えよう
...この頃、
家康は伊賀・甲賀
両組の多くの
忍者集団を抱え、
配下としていた。
爺は天海との
連絡役密偵に、
自分の居場所は
常に知らせて
いたし、
当然、
その密偵らは
徳川配下の
伊賀組とも
繋がっている。
なにっ!!
...
やっとのこと、
その決闘を
取り囲む
弓矢隊に
入り込む
ことができ、
一部始終を
目撃致しました
うきはが...
うきは
が.....
死んだ
死んだ...
つまり
.....
人質交換で
一人を
助けると
ウソを
聞かせ...
二人を
闘わせたと
いうのだな
はい..
そして
......?
うきはは
刀に細工
をし...
自ら
死を選んだ
はい..
勝負は
一太刀で
刀が折れ
...
決まり
ました..
ならば
......
勝った
あずみも
処刑を
待つ身か、
あるいは
それが...
もうすでに...
淀の方が
こう申され
ました..
まだ二人の
ガキが
残っておろう!!
そいつらも
捜し出し、
捕え...
また次々と
殺し合わせる
のじゃ!!
ふははは。
その方か
......
あるいは
仲間に
頼み、
なんとか、あずみを
牢から出してやることは
できぬだろうか!?
牢の警備は
強固であり、
潜入しておる
仲間......
皆...容易に
牢に近づける
立場にはなく...
なんとか鍵を盗み出し
こっそりあずみに
投げ渡すだけで
よいのだ!!
さすれば
武器など
何も無くとも、
あのあずみは
助けもいらず、たった一人で
大坂城内から脱出できる
実力を持っているのだ!!
頼む!!
わかりました。
やってみま
しょう..
頼む!!
腕は、あずみが
一番だが...
常に冷静で、
いかなる情況に
おかれても感情に
左右されず行動
できる......
という点においては
うきはが一番だと
思っていた...
わしの目指した
理想の戦士たりえる
資質においては、
うきは......
わしは...
おまえが一番だと
思っていたのだぞ!!
その
おまえが
......
わしの
言いつけを
破り、
あずみを
救いに
城に...
意外であった
......
おまえは
......
あずみに
友情を越えた
感情を抱いて
いたのだな...
わしとした
ことが...
気付か
なんだ
うきは
うきは
ついに...
八人となって
しまったか
......
うきは
おそらく
...
聞いの
後は...
引き離され
あずみは
牢に...
うきはの
死骸は、
手荒に
.....
粗末に
処分された
のだろう
うきは
許せ
こけしの起源は、ひとがた・子授け・
子育てなど信仰的なものからという
説や、単に幼児の玩具からとする説
など種種あるが、
貧しさゆえに...我が子を密かに
間引きで殺した親が、その子の
成仏を願い作った......
........
我が子を消した。予消しから...
...という異説もあるという......
十年をかけ
......
残ったは
...
あずみと
ひゅうが
二人か
あるいは
あずみ
一人か...
今や、その
あずみとて...
慕っていた
なちを
自らの手で
殺し...
またしても
仲間の...
うきはを
自らの手で
殺すはめと
なった...
だがな、
あずみ
わしが
育てあげようと
目指している
理想の戦士とは
今...
牢の中で
どんな思いで
いるか...
心を寄せた
相手であろうと
また
親であろうと
子であろうと、
友も...
幼な子
さえも
受けた
使命とあらば
殺していける!!
そういう戦士を
育てあげたかった
のだ......
そうで
なくては
ならんのだ
もしおまえが
なちに続いて
うきはも殺して
しまった...その
背筋な運命に
打ちのめされ
負けてしまい
立ち直れない
のならば...
結局..
わしの
育てあげ
たかった
戦士たりえない
のだ......
あずみ
...
あずみ~
乗り越えて
くれ~
頼む!!...
っ!!
くっ
その
悲しみに
押し潰される
ことなく
立ち直り、
自力で大坂城を
脱出して来てくれ~
あずみ
〜〜〜っ!!
その牢の鍵を
騙し取るまでは
よくやれた..
だが...
ここまでだ..
何者だ!?
やはり徳川の
間者(スパイ)か!?
!!
第五話
脱出
あっ!!
ああ~~っ、
し...死.....
あ、あずみが
舌を噛み切った
えっ!!
舌を
噛んだか
あんなこと
させてしまった
からだ......
開けろ!!
は、
はい!!
あんなこと
させてしまった
からだ...
わっ!!
うおっ!!
ひっ!!
ドーッ
がっ!!
...
ごめんね...
あっ!!
あっ...
あれっ!?
おおっ!?
なぜ出られた
?!?...
出合え
っ!!
出合え
ーっ!!
ぐわっ!!
弓矢隊
鉄砲隊を
呼べーっ!!
なぜ
生きる!?
友を殺してまで、
なぜ生きる...!?
わからんが
...
構わぬ、
斬れ
っ!!
急に突き上げて来た
この強い思いは...
何だ!?...
逃がす
なーっ!!
こんな所で..
こんな目に遭わ
された上に...
殺されて
たまるか!!
ここで死んだら、
俺たちの一生とは
何だ!?
そんな
短い一生を
終えたのでは
捕えろ
っ!!
逃がす
なーっ!!
鉄砲隊は
まだか
ーっ!?
俺たちが
誇れるはずの
この武術は
という
いったい
何だったと
言うのだ!?
いったい何だったと言うのだ!?
俺は、そのことに
納得が得られる
まで......
絶対
生き抜いてやる
ことにしたのだ!!
そうだろ!?
うきは...
なち...
死んで
たまるか!!
逃げただと!?
なぜ
牢の鍵を
開けたのだ!?
秀頼君、
どうして
あずみは
牢の鍵を
!?
...
この城の隠し脱出口を
教えてくだされ!!
その抜け道から
先回りし、私が必ず
捕えてみせます!!
秀頼君...
あっ...
あ...
秀頼君
すごいな
あずみは
少女で
ありながら
......
たった一人で
この大坂城から、
もしも脱出
できたら
そりゃ...
まったく、
すごいでは
ないか...
あっ!!
あっ!!
隠し抜け道を
知っておる者は
誰か!?
...
...
そういえば、
そ...そんな芝居に
ひっかかって鍵を
開けたと申すか!!
おのれ〜〜っ、
逃がしてなる
ものか...
捕えるのじゃ!!
ですが、必ずや
討ち取れましょう。
まさか城外にまで
逃げおおせるはずは...
よし!!
もうすぐ
だ!!
爺.....
よくぞ
ここまで
逃げおおせた
さすがだ
どの様に牢の鍵を
開けさせたかも
聞いた...それも
友を殺した後
だからこそ、
欺けたのだ...
そこまで
待つとは
見事...
違う!!
それが一番
悔やんでいる
ところだ!!
なぜ、もっと早く
考えなかった
かと......
くそ〜〜〜っ
うきはを
殺してしまった
後になって
気付くとは..
...
今頃になって...
殺されてたまるか!!
生き抜いてやる!!
という強い気持ちが、
心の底から
突き上げて
きたんだ...
どけっ!!俺は
ここを脱出して
生き抜くのだ!!
邪魔を
すれば斬る!!
あっ!!
おおっ
勘兵衛
どの!!
来るな!!
この勝負の
邪魔をするな!!
佐敷兄弟
まで倒した
このあずみの
強さは...常人を
遙かに超えた
俊敏さにある
のだろう
だが所詮、
少女の細胞
刀を、はじき
飛ばしてやる!!
くっ...
ああっ!!
別冊歴史読本79号。日本の数数原風景〕新人物往来社
第六話家康との会見
老い先短い家康は、
徳川天下存続の為には
どうしても豊臣を討滅
させねばならぬと考え...
秀頼に命じ修復させた
方広寺大仏殿の釣鐘
の銘文の中にあった
国家安康」「君臣豊楽」
という文字に、
「国家安康」とは安の一字
で家康を切っており、
「君臣豊楽」は豊臣を
君として楽しむ。
つまり家康を呪い
豊臣の繁栄を祈る
ものである、と
言いがかりをつけ
秀頼の大坂退去など
無理難題を並べ、
窮地に追い詰め、
豊臣方に兵を
挙げさせた。これが
大坂冬の陣である。
しかし、冬の陣では
豊臣を討たず、
難攻不落の大坂城を
この次攻め易くする為、
和解の条件として
大坂城の外堀を
埋めさせたのである。
お懐かしゅう
ございます。
月斎...
よくぞ
育てあげた!!
まさに天下泰平を
築く為の見事な
枝打ちであったぞ!!
は.....
...
家康殿に
引き会わせ
よう。
家康殿も
喜んでおら
れる。
礼を言う。
見えるか!?
あずみ、
今、爺が
近づいて
いってるだろ。
あそこに
でんと座って
いるのが
徳川家康っていう、
今...この天下を
治めている
お人だぜ
きっと...
なっ!!
見える
か!?
うん。見える。
すげえよ
なあ.....
あっ!!爺が
前に座った!!
ほう...
その方が
小幡月斎
か!!
はっ!!
すげえよ!!
俺たちの命は
やっぱり、
すげえよ!!
なあ!!
そうだろ!!
ほんとに
家康様が
いたの!?
なっ!!俺たちは
今まで知らなかった
けど、
やえちゃんまで
名前を知っていた
家康っていう、
今、この天下を
治めている
一番偉い人と、
俺たちの命は
直接話ができる
人なんだぜ!!
だから
やっぱり
俺たちは、
この
でっけえ
天下の為に
働いて
るんだぜ!!
なあ!!
あずみ。
ほんとに
すごいよ!!
あずみちゃんや
ひゅうがさんは。
俺、感動しち
まったよ......
タベ、爺が
全て教えて
くれたじゃ
ねえか...
天下の
事...!
かはは
はははば。
家康様の
事...
俺たちの
果たす
役割...
爺は、
ああ言ったが
町の人のうわさは
違ってたぞ!!
あん!?...
あの家康は
な...
戦を起こそうなどと
考えていない秀頼様を
........
言いがかりをつけて
討とうとしてるって。
あずみ
おまえ
変だぞ
...
変わった
ぞ.....
大坂城で捕まって
...うきはを....
殺すはめになっち
まって......
あの時
以来...
おまえ
爺を...
爺を
何だよ!?
爺の言うことを
疑ったり...
爺につっかかったり
今まで
そんなこと
絶対無かった
のに......
どうしたん
だよ!?
爺は間違った
事なんか
絶対言わない!!
爺は正しいんだ!!
あずみも
そう言ってた
じゃないか!!
爺の言うことが
正しいなら、
あの家康という男が
泰平な世をつくろうと
しているのに......
戦を起こそうとする
悪い奴らが居て、
それを俺たちが
倒して行く...
ということだが、
今、
戦を起こそうと
しているのは、
家康の方じゃ
ないか!!
そっ...
こっ...
あっ...
......
飛猿は、あれ以来
井上勘兵衛の指示で
真田幸村に仕え...
幸村と勘兵衛の
連絡役を務めている。
この時代は、
武芸者が最も
多く出現した
時代でもある。
剣で名を売り
どこかの大名に
召しかかえて
もらうのが
目的である。
その為、わざと
人目の多い場所で
大声で名のり合い
真剣勝負をする
ことも多かった。
はあ、
一太刀で
決まっち
まったぜ
......?
強え...
拙者に
何か用か!?
やりたい!!
!!!
おぬし
男か!?
...
最上美女丸!!
びじょまる...
女か!?
声は男
だな...
やろうよ!!
小姓か知らぬが
拙者は
そんな趣味は無い。
あははは。
これだよ!!
勝負をやりたいって
言ってんだよ!!
あっちへ行け。
おまえ
なんかに構ってる
暇は無い
あっ!!
ま、待て!!
きさま...
...
...義理人
はいはい
返せ!!
刀を返せ...
間抜けだねえ。
刀を奪われる
なんてさ
あんたさあ
それでも
自分は強いと
思ってるんだろ!?
俺はさ、
自分を強いと
自惚れてる奴を
斬り殺すのが
だーい好き
なんだ!!
やってくれる!?
俺と勝負を。
さっき畑中又十郎
とか名のっていたね、
ここで逃げたら
畑中又十郎は
腰抜けだと
街道中
言いふらして
回るよ、
困るだろ!?
腕に自信が
あるようだな。
ん!!
もちろー
これを見てよ!!
なぜ鍔が無いか、
わかる!?
鍔は受ける
ための物...
だけど
相手の刀を
受けるなんて、
〝へぼ〟のすることさ!!
俺が刀を振る時は
必ず斬る時、
受けたりしない。
俺の刀に鍔は
不要ってわけさ!!
自惚れた
奴だな...
あんたもな。
目を覚まさせ
てやるよ!!
よし!!
抜けい!!
ありがと。
俺はすぐ抜けるから
気にせず来な!!
ああ~~~っ!!
これじゃ
もう刀が握れ
ないよ~~~っ!!
どうしよう~~っ、
もうこれじゃ
どこにも
召しかかえて
もらえない
よ~~っ。
長年
修業して
きたのに
くっ
あ~~っ、
無念だよ~~~
~!!
あ~~~っ、これじゃ
切腹もできない
よ〜〜っ、
やだ〜~~~っ。
こっ...
殺せ~~っ...
いいなあ!!
その苦痛に
ゆがんだ
無念の顔
大好き
だよ~~っ!!
そう!!
...
いいよ
~~っ!!
その
悔しく
絶望した
表情...
ぞくぞく
するよ..
いいよ〜〜...
トクッ。
トクッ。
トクッ
ああ~...
だんだん命が
消えていく...
いい音色
だよ...
快感を
ありがとう
花を捧げて
あげるからね。
出ておいで
よ!!
ずっと見て
たんだろ
猿飛。
猿飛じゃなくて
邪猿だ.....
居場所を
確かめて
来たんだろ!?
あずみちゃんに
ひゅうがちゃん
だっけ...
可愛い名前
......
早く会いたいわ!!
がみびじょまる
最上美女丸......
あずみらの暗殺の為
真田幸村が放った
刺客である...!!
幕士話美剣士・最上美女丸
家康が秀頼を
減ぼす際に、
秀頼側で最も
手強い相手は
真田幸村である。
爺はあずみらと
幸村の近辺に
近づくにあたり、
足手まといに
なるであろう
やえを丹後に
帰すことにした。
絶対、
これっきりじゃ
ないからね
うん...
いつか必ず、
ひゅうがと
丹後に
行くから
うん、
待ってる
丹後の、
六本松の
加兵衛さん
だね!?
うん、
そこで
聞いて
もらえれば
わかるから
ひゅうがのやつ
すねてやがる。
ちゃんと
やえちゃん
にさ...
必ずいつか
会いに
行くから
それまで
さよなら
しようって、
笑顔で
言えよ。
いつかって、
いつだよ。
それは
.....
使命を果たして...
使命を
果たし
て.....
泰平な世
が...
そうだよ!!
泰平な
世が
来たらさ、
俺たちも
ずっと
丹後で
暮らすこと
だってできる
じゃないか!!
そんな先のことじゃ
なくて......
俺は...
やえちゃん
を.....
やえちゃん
と...
ひゅうがが
やえちゃんを
好きなことは、
やえちゃんだって
わかってるよ!!
やえちゃん
だって、
ひゅうがの
ことを
好きだよ
ウソを
つけ...
やっぱり
そうなん
だな。
お別れ
だって
わかった時、
やえちゃんが
ひゅうがと
別れるのが
悲しい...って顔
しなかったから
すねてるん
だろ!!
やえちゃんは
丹後のお母さんの
所へ帰るんだよ
俺たちと
別れるのは
寂しいけど、
お母さんに
会えるんだから
嬉しいに
決まってるじゃ
ないか...
そんなんじゃ
ねえ...
じゃあ、なんで
すねてんだよ!
わから
ねえよ
おもしろく
ねえんだよ!!
では、
頼んだぞ。
はい
必ず無事
送り届けます。
この
三つの
コマが
やえちゃん、
ひゅうが、
俺...
だと思って
もらって
くれる!?
うん!!
ありがと!!
大事にして
いつも肌身離さず、
持ってる!!
ひゅうがさん!!
優しく
してくれて
ありがとう
......
すごく
嬉しかった
また
ぜったい
会える
よね!!
いつも
いつも...
いつも
思って
いるから...
さよなら
ーっ!!
がんばって
ねーっ!!
さよなら
ーっ!!
ぜったい
また
会おうね
ーっ!!
...
くそ〜〜
ちくしょう~~~っ。
そんな
寂しそうな
顔すんなよ
二人きりに
なっちまったけど
仲良くやろうぜ!!
このやろう
俺じゃ
不足か!?
やえちゃん
でなきゃ
いやなの
かーーっ!?
おーっ!?
このっ!!
このっ!!
俺じゃ
不足か
ーっ!!
わは
っ、
やめろーーっ!!
宿に戻って
それぞれ
自分の武具
点検と
旅仕度を
済ませて
おけ。
出発は
明・早朝
だ!!
爺は!?
連絡の者と
会って来る。
ん!?
すねちまって......
くそ〜〜っ
なんで俺は
あんな別れ方
しちまったんだ
すねち
まって
あれじゃ
やえちゃんだって
後味悪くて
...!?
俺、やっぱり
追いかけてって
ちゃんと
笑顔で
お別れを
言って来る
!!
えっ!!
...
おい...
ははは、
あずみ
心配する
な!!
そのまま
丹後に
行っちゃったり
しねえから。
ちゃんと
戻って来る
からさ!!
当たりまえだろ、
ばかやろう!!
やえちゃん
やえちゃん
...
俺...
やえちゃんを
思いっきり
抱きしめ
だがったよ。
それに...
正直言うと
そればかりじゃ
ないんだ.....
へ...
変な事や、
......
やえちゃんに
いやらしい
こと...
考えたり
...
......
期待しちゃったり
したんだ...
そうすると
ドキドキ
しちゃって...
ごめんよ
やえちゃん
...
居た!!
やえちゃん
だ!!
やえちゃん
ここで
よう!!
あっ!!!あれっ!?
おまえ、あの時
死んだんじゃ
!?
今、あの女の子を
見つけたと
思ったら、
そっちの方から
飛んで火に入る...
というやつだ...
きさま、
やえちゃんを...
心配するな
知ってるよ!!
あの女の子は
ただの大道芸人、
用は無い
その子が
ひゅうがちゃん
なのね!?
ん!?猿飛
ああ...
丸腰じゃない!!
だめよ...
猿飛、
おまえの刀を
貸してやって!!
わかってるね!?
猿飛。
ここでの
おまえの
役割は
ひゅうがちゃんを
逃がさない
こと!!
見届ける
だけ!!
手出しは
許さんよ!!
わかってるよ...
だったら
早く刀を
ひゅうがちゃんに
貸してやって!!
使いな!!
俺と勝負が
したいのか!?
ずいぶん
強いん
だってね。
だから
自惚れ
てんだろ、
自分は
強いって。
あんた、誰たよ!?
これ
俺は
使命以外で
人を斬るなって
言われてるんだ!!
っ!!
あ
はほはははーーっ!!
だー
め
気取ったって。
たいてい
誰も
最初は、
相手なんか
したくないって
言うよ。
だけど
少ーしづつ
傷つけて
いくと...
真剣になって
向かって来るよ。
ひきつった
形相でね
そうして
そのうち
そうしてそのうち......
もう頼むから
殺してくれって
哀願するんだよ
とっても
いい表情で...
ひゅうがちゃんの
その可愛い顔が
苦痛にゆがんで、
殺して~~
殺して~~って、
哀願するん
だよ!!
ぞくぞく
しちゃう!!
こいつ...
構わずに
やえちゃんを
追っかけたら
追って来て
やえちゃんに
何するか
わからんぞ
だったら
望みどおり
相手をして
やるしか
ないか...
わかった!!
じゃあ、
相手するから
抜けよ!!
ーっ!!
あー
やっぱり
自惚れてるう!
ーっ!!
じゃ冥土のみやげに
私の名前、教えて
あげるね!!
自分が誰に殺されるのか!!って、
けっこう重要な事だよね!!
ひゅうがちゃんの短い一生を
閉じてあげるのは
この美しい剣士!!
最上美女丸!!
よー
見て
逝きな!!
ごちゃ
ごちゃと
うるさいなあ
早く来いよ!!
おほっ!!
楽しみー
ーっ!!
どっちが
勝つか
俺も
楽しみ
だぜ...
第八話「別れ
来な!
借りる
よ。
じゃ、覚悟して
くれよ。
早く片付けて
やえちゃんに
追いついて
これ見て!!
なぜ鏡が無いか、
わかる!?
うふっ!!
つまり、俺の剣には
受け太刀なんて
無いわけ。
一振りで必ず
狙った箇所を
斬るのよ!!
いい心掛け
だね!!
俺も
できるったけ
そうしろって
教わってる
よ!!
っ!!
あー
はははーーっ!!
ますます
楽しみーっ!!
ひゅうがちゃん!!
それはこういうことでしょうか
速いじゃ
ない。
ちょっと
驚いちゃった
その指
いただき!!
あっ!!
あれっ!?
うそっ!!
あれっ!?
ひゅうがちゃん
気に入った
よーーっ!!
もう絶対、
殺して~~って
哀願させて
やるからねー
ーっ!!
こいつ
強い...
くそ...
俺の
二刀が
使えりゃ
...
こんな奴
はーはは
はーーっ!!
いいよーっ!!
ひゅうがちゃん!!
し!!
よ
鍔の無い、手を
狙ってやる!!
!!
!!
や
熱い...
!!
きっ
斬られた!!
!!...
内臓を斬られたら...
もう助からんって
教わったぞ...
...
爺...
あずみ...
勝負あったな...
おーーーっ
......
あああ!?
し...
死ぬのか
!?
俺......
や...
やえちゃん
やえちゃん
...???ラックス?
や...やえちゃん
...
お...俺....
ここで...
よくも美しい
この美女丸を
汚してくれた
ねーっ!!
強かったよ
ひゅうがちゃん!!
おかげで、
指を切り
たかったのに
腹を斬っちゃった
じゃない...
さあ、これから
たっぷり楽しませて
もらうからねーーっ!
指・手・足と
少ーしずつ
切り落としながら
命を縮めて
いくんだよ...
そうすると
ひゅうがちゃんの
その可愛い顔が
苦痛にゆがんで
悲鳴をあげて、
早く
殺して~~って
哀願するんだよ!!
ぞくぞく
しちゃう!!
大好きだよ
ひゅうがちゃん...
それにしても
遅過ぎる
......
あずみ、
追っかけて
連れて来い
うん!!
待て!!
あずみ
ん!?
石石川屋
刀を
持って
行け。
いいのか!?
街道を刀差して。
......!
すでに
わしらの存在を
知っている
真田幸村の
ことだ...
用心せねば
ならぬ...
さーあ、
どっこから
切ろうか
なーっ!!
何をしやがる!!
せっかくの俺の
楽しみを..
それは、失礼
しました。
見届け役に徹する
つもりだったが...
ーっ
はー
こいつの悪趣味にゃ
虫唾が走るぜ...
楽しめ
なかったじゃ
ないかーーっ!!
楽しめなかったじゃ
ないかー
ーっ!!
ひゅうがのやつ
やえちゃんと
......
名残り惜しん
で.....
もうちょっと
送るよ、とか
言っちゃって
いっしょに
歩いてんだ
ろ......
あいつめ
...
「あずみ」第5集一完
あずみ5
ビッグコミックス
脱出
ISBN4-09-183545-7
著
者
発行者
印刷所
1996年11月1日初版第1制発行
...
第20刷発行
2002年11月5日
ふぅ、はぁ...
寄片
○YuKoyama196
凸版印刷株式会社
現在
(検印廃止)
PrintedinJapan
発行所
振替(00180-1-200)
(〒101-800)東京都千代田区一ツ橋二の三の
●血液には1ヶ月に渡しておりますが、お願いをしてみました。・私は「体力ページの良い音ちゃ戦行の間違いでしょうか」というのはリーの場合はお取り替えいたします。
最大された書店名を明記しておりまして私のローロットなんですか。俺と一緒に朝鮮時にあてにお越しください。昼休みにうっ、鞠っての海。それは、社員相に、お取り替えいたします。
お休み時代で日に1000円でおりましたが、
●本書の一部あるいは全部を無視しで複製表載・上演・投送等をすることとは、法律で認められた場合を探さ
著作者および出版者の権利条件となります。あらかじめり社あで音話を求めてください。
Firinterderのアプリを使用することができますが、
本書の一部または全部の「部屋には会話を続けていません」ということです。することは、著作権によって初めて探される方法がありませんでしょうかあれでいます。本書から報写を移動さ
れる場合は、日本復労権センターTHELERTAROLにご連絡ください。
編集201323075500
服売は3000円以上10323015年4月
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