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ここまでの

Ris.coMC-SUPEROR

小山ゆう

剣を持て!!

いずれ

十二剣を持て!!

小山ゆう

12.剣を持て!!

第一話、領主の罠...

第二話「剣を持て!!?

第三話「人質」の

第四話「金角度は!!?

第五話、孤独な歌い、

第六話「我が名は左近」に

第七話「普悩」の

第一話「領主の罠」

ついにこの時が

来たな!!

あずみ!!

おおっ!!

銀角

剣ぎ取れ!!

よーし!!

たまら

ねえな、

こりゃ!!

ま、待て!!

銀角...

ん!?

どうした

俺が何の武器も

持たずにいると

思ったのか!?

命が惜し

ければ、

あきらめて

立ち去れ

なんだ!?

どうした、

金角!?

止まって

るんだ!?

あずみ

......

ますます

惚れち

まったぜ...

あん!?

どうした!?

なんだよ

なぜやめる!?

惚れたぜ

あずみ

...

おまえは、

ほんとうに

たまらねえ

女だ...

...???

必ず、また

会おうぜ!!

必ずな!!

引きあげるぞ、

皆!!

何!?...

なぜ

やめるんだ!?

こんないい女、

またといねえぞ。

その女は、

柳生新陰流の

剣客三十人ほどの

追手を、難なく

斬り伏せた。

おまえらも、

自分の首と胴を

繋げておきたきゃ、

刃向かわない

ことだ。

何!?

なんだって!?

まさか

何を言って

やがる。

なら、

俺が

いただく

ぜ!!

やめておけ。

おっ!!

あがっ!!

!!

あずみさん!!

無事で

すか!?

はい、

無事です。

来るかーっ!!

容赦せぬ

ぞ!!

くそっ!!

!?

あれ!?

あの

派手な衣装の

男たちは!?

あきらめて

去りました。

あっ!!

えっ!?

あれ!?

どうなったんだ!?

私は...?!?

あっ!?

わ、私は、一瞬

後ろから打たれ

て...

えっ!?

私は気絶して

たのか!?

だいじょうぶです、

俊次郎どの

俺は、ずっと

剣を習って

育ったから

立ち向かったら、

奴らは

あきらめて

去りました

...

申し訳ない

頼りに

ならなく

て...

とんでも

ない...

俊次郎どのが必死に

俺を守ろうとして

くれたこと、

とても

嬉しかったです!!

なさけない

いえ...ほんとに

命がけで俺を守ろうと

してくれたこと...

ありがたかった

です!!

ほんとです!!

...

おう!

俊次郎くん

じゃないか

ああ...

ああ...

こっちも

驚いたが、

こっちも驚いたが、

別に

乱暴は

はたらか

なかったよ。

そう

ですか

烏丸先生、

俊次郎くんが

来ましたよ。

こんにち

は!!

こんにちは

浪人たちが

来ていたので

びっくり

しました。

だいじょうぶ

だったのです

か!?

おう!!

俊次郎くん

ちょうど

良い所へ

来た!!

これを見て

意見を聞か

せてくれ!!

うん!!

糸を紡ぎ、布を織るまでを、

今の三十倍の速さでできる

機の設計図だ!!

機の

革命だよ!!

俊次郎くん!!

見たまえ!!

見たまえ、

ここだよ!!

この行程も、

この行程も、

人が手で

動かさず

とも、

これの回転の

動力で、

ほれ!!

これが

上下、

これは左右に

動く!!

革命だよ!!

機物産業の

革命だよ!!

!!

これの動力は

何ですか!?

水車だよ!!

水車に決まって

るだろ!!

水車が回す

この軸の回転から、

全ての動力を

取るんだよ!!

ほら!!

これも!!

これも!!

これも!!

受けるこれらの

輪の大きさを

違えるから

それぞれが

違った速さの

動きができる。

それと、

一番のエ夫は

織り込む

ここだ!!

これが成功すれば

大きな産業となるよ。

俊次郎くん!!

はい!!

ん!?

こちらの

美しい

娘さんは!?

あ...

あずみさんと

言いまして、

芸能をしています。

“道々の輩”の

仲間であり

ます!!

初めまして

よろしく

あずみ!?

何か.....!?

...???...??

いや違う、

人違いだ。

確か、あずみ

とか言った、

同じ名前の...

恐ろしい

女刺客の

噂を聞いた...

もちろん

あなたとは

別人だ。

...

はあ...

そうです

か......

ところで、浪人達は

何の用だったの

ですか!?

あの派手な衣装の

二人が、近頃悪名高い

金角銀角だ。

この土地に

最近やって来て、

いきなり浪人らの

大将の座を

奪い取ったようだ。

で.....

ここに

何をしに!?

うん。

わしらの所には、

遠い地のいろんな

情報が最も早く

集まるだろ。

金角銀角は

やって来た

この土地の事

それから

この先向かう

西の方の事

などの...

手配、警備とかな

......いろいろ

わしらに聞きに

来たんだよ

彼らも、あれで

生き延びるのに

必死だからね。

国境を越えて往来している

道々の輩たちは、他の土地の

出来事を最も早く知れる:

だから、

俺の噂も

すでに耳にして

いたのか...

そうそう、

俊次郎くん...

ここの

殿さんは、

なかなか

好奇心の強い、

話のわかる

殿さんかも

しれないね。

え!?

どうして

ですか!?

昨日、城から

使いの侍たちが

来てね。

殿さんが、

諸国のおもしろい

四方山話を

聞きたがっている。

それに

めずらしい

芸能や技能も

ぜひ見たい

城に来て

見聞させて

欲しいと

招待を受け

たんたよ!!

裃を着て、

えらい低姿勢で

礼を尽くした

使者だったよ。

どんな殿さん

なんだい!?

いえ、私は次男坊

で......お目にかかった

ことは無いんです。

なんだ、

なんだ、

そう

なのか。

よし!!

俊次郎くん

君もいっしょに

行こう!!

自分の

殿さんの

顔ぐらい

見た方が

いいよ。

はあ...

行くんです

か!?...

皆で城に...

もちろんだよ!!

ここは実に

居ごこちが良い

土地だからね

お礼がてら、

殿さんを

大いに喜ばせて

やるんだ!!

ははほはは!!

あずみさんも

いっしょに

行こう!!

芸を

披露して

あげると

いい!!

いえ、俺は...

行こう!!

いっしょに!!

―――あ、

浪人達にも

城からの使者が

出向いていた..

城で武術大会を

行ない、

特に武術に

秀てた者は

召し抱えたい。

こぞって参加を!!

と、丁重な

招待がされた

のだった。

そして.....その当日...

そうだったの。

皆、地元の

子供たち

ばかりだと

思っていた

ずっと、

旅暮らし

だったが、

ここでは

俊次郎先生の

おかげで

友だちが

たくさん

できて...

あずみさんも

きくさんも、

私たちと同じ

旅暮らしの

仲間だよ

ね!!

そうだよ...

仲良くしよう

ね!!

なに

照れてんだよ。

おまえは

あっ!!

来たよ!!

おーい!!

皆さん

張り切って

るなあ...

城で

ものすごい

ごちそうが

出るんじゃ

ないかって、

期待して

たよ。

ごちそうが

出るの

ーっ!?

けっ

召し抱えて

もらえる

かもしれない

となったら

あれほど

世を拗ねてた

奴らが、

とたんに

神妙な態度に

なりゃあがって

おい、金角

......

冷やかしに

武術大会を

見物に

行こう

なんて

言って、

まさか

飼われ犬に

なろうなんて

思っちゃいない

だろうな!!

飼われ犬に

なりすまし

姫や

取り澄ました

城の女共を

犯しまくって

やるのも

悪くないな。

よせやい

俺たちは

狼よ!!

かぶき者

よ!!

やって来おった!!

やって来おった!!

あれは

浪人共だな。

道々の輩共は

まだか!?...

ん!?

思ったより

人数が少なく

ないか!?...

あれで

浪人共

全部か!?

少なく

ないか!?

どちらも全員は

来ますまいが

主立った者は

集まるはず。

それらを

一網打尽に

討ち取れば

残った者共は

恐れをなし

領内から逃げ去るでしょう。

...

うん!!

くひゅっ!!

入って行く...

入って行くぞ

陣幕の中へ!!

そう

じゃな!!

やっら、

自分から

罠の檻に

入って行くぞ!!

ひゃふふっ...

それでも、

来た!!

道々の輩共

だ!!

烏丸天山

だ...

!!

!!

なっ!!

俊次郎が

いる...

ああ!!

なぜだ

...

なぜ俊次郎が

道々の葉共と

いっしょに来るん

だ!?...

あっ!!

あの女だ!!

俊次郎が

連れてた

あの女が居る!!

あの女も

そ、そうか!!

あの女、

道々の輩の

女だったんだ!!

俊次郎.....

殺されるぞ

どうする!?

俊次郎に

知らせるか!?

ばかやろう。

そんな事が

できるか!!

俊次郎か

自分から

ばかな

運命を

選んだんだ

あの女に惚れたりして...

あの女に

惚れたり

して...

第二話剣を持て!!

!!

...

引き返しましょう。

城に入るのは

危険です

ん!?

え!?

何!?

うまく説明

できませんが

感じるんです。

中で大勢が

息を潜めています。

危険です、

引き返しましょう。

なんで!?

中に大勢

いるのは

当然じゃ

ないか。

我々を

待っている

んだよ。

お願いです

引き返して

ください!!

そうすれば

わかります!!

皆さん、とりあえず

一旦、引き返して

みましょう。

お願いします。

えっ!?

何!?

どうし

たの!?

あっ!?

どうした

んだ!?

引き返し

てるぞ!!

!???

な、

なんだ!?

あの音は!?

鉄砲だ!!

ゆったやった!!

ひー

ーっ!!

よーし!!

一斉に

くそーっ!!

卑劣な

謀りゃあ

がったな

ーっ!!

ああ〜〜っ、

追って来る!!

逃がすな、

追えーっ!!

全力で

走るん

だーっ!!

急げ!!

何してる!?

鉄砲隊は

どうした!?

鉄砲隊を

呼べ!!

ここから

皆さんの

あの住まいまでは

遠過ぎます。

寺が

ずっと近い!!

寺へ!!

なら、皆さんを

先導して

ください!!

鉄砲を

避けるため

屋敷町の

角、角を

曲がって!!

そうだね!!

よし!!

飼われ犬

共め!!

全員

ぶった斬って

やる!!

ひっ!!

はっ!!

はひゅっ!!

...

どういった

...

や、殺れ

っ!!

斬れっ!!

斬れっ!!

き、斬れ

ーっ!!

こっちです

急いで!!

あすみさん、

早く!!

きゃっ!!

きゃっ!!

な、何!?

な、何!?

あずみさん

急いで!!

あずみ

さん!!

う、撃つな!!

う、撃つな!!

武家の女衆が

居る!!

マイ

それに

御城下だ

まずい。

やつらの

逃げ行く先を

つきとめ

......?

次の指示を

待つことに

する......

よいか!!

はっ!!

和尚、済まぬ、

皆を匿って

くれ!!

あずみ

さん!!

あずみ

さん!!

あずみさん、

気をつけて、

早く!!

あずみさん

あずみさんと

うるさいよ!!

あんたは

他の皆の

心配してな!!

あずみは

このきくが

守るん

だから。

俊次郎くん、

こ、これは

いったい何事

なんだ!?

あずみ、

逃げよう!!

旅立とう!!

驚いたな、

ここの大名め。

道々の輩らを

罠にかけて、

一斉に

討ち取ろう

とは...

そうそう!!

旅立とう!!

こっちにゃ

関係の無いこと

巻き込まれちゃ

たまらんよね。

また馬で

走って

逃げよう!!

あずみ、

どこへ行くん

だよ!?

馬はこっちよ!!

あずみ...

!?

あずみさん

......

罠にはめて、

私らを

......?

くそ〜〜!!

いくら邪魔

だからって

殺すことは

ないじゃ

ないか!!

ちくしょう

侍共め

烏丸先生

ど、どうしま

しょう...

どうすれば

いい...!?

この人達は

戦う術が

無い...

どうすれば

......

包囲の人数が

少ない今の

うちに...

いや、

鉄砲隊が

いる...

全員無事に

逃がすのは、

とても無理だ...

寺の回りを

全て固めろ!!

鉄砲隊、

裏山にも回れ、

一人も逃がすな!!

回りを囲むには

とても人数が

足りません

計画かはすれ

奴らが逃げた

ことに気付いて、

追って来たのは

たったこれだけ

でした...

しかし

我々で

踏み込み

ましょう!!

いや...

正二郎、

忍び込んで

斬り込もう。

なっ!!

援軍が

駆けつけ、

完全包囲

できるまで

待つのだ.....

簡単な

ことだ!!

城の者らが

駆けつける前に、

二人で斬り込んで

奴らを片づけ

るんだ!!

刀を持たない

奴らだ。

しかし、命令が

目立った手柄を

立てるには、

今しか無い!!

私らが邪魔なら、

「今すぐ全員

この領地から

出て行くから」

と伝えたら...

それでも

命まで

取ろうと

するだろう

カ!?.....

殺すつもり

なんだ!!

追い出したい

だけなら、

追い立てる手段は

他にいくらでも

あったはず!!

奴らは、俺たち全員

始末したいんだ!!

なぜ!?...

幕府は...

徳川幕府が

この天下から

一掃したいと

思っているのが

無法をし

治安を乱す

浪人らや

野伏せり...

..

それと、

支配

できない

道々の輩

たち...

幕府から

一掃しろ、と

命令が下った

のか...

それとも、

幕府への

ご機嫌取りに

自ら、天下に

先駆けて

力でそれを

実行しようと

したのか。

どちらかでしょう。

城内から

聞こえた

あの鉄砲の

音......

おそらく

浪人たちも、

同じように

罠にはめられ

たんだと

私は思う

...!!

だとしたら、

こうして決行して

しまった以上...

私らを領内から

逃がすなど

ありえないな。

それは

作戦の不手際を

他国に広めるよう

なものだからね

なら...

戦うしかないって

のか!?...

私たちは

そんなことは

できない!!

殺されるのを

待つだけなの

かーーっ!!

そ、そんな

ひゃあ!!

やめろ

っ!!

正二郎

樹三郎!!

どけーっ!!

俊次郎

たたっ斬る

ぞーーっ!!

うぐっ...

ううう~~...

...

俊次郎どの

剣が

お嫌いでも、

戦わなければ

ならない時が

あります。

全員を無事に

逃がすには...

俺一人では

無理です。

俺が

もっと

刀を奪い

ますから

皆さんも

戦ってください!!

よし!!

...

戦ってやる!!

むざむざ

殺されて

たまるか!!

俺も

戦う!!

そうだな...

なっ...何を

......?

やめろ!!

しゅ、俊次郎

おまえは

道々の輩では

ないのに、

こいつらに

味方して

刃向かう気

か!?

それが

どういう

ことか、

わかって

いるのか!?

おまえの父上も

兄の慎一郎どのも

まもなくこの寺に

駆けつけるぞ!!

そっ...

その...

その女に惚れた

ばかりに...

父や兄を敵にして

刃向かって...

殺される

道を

選ばうって

のか!!...

め、目を

覚ませ!!

だいじょうぶだよ。

きっと無事に

逃がして

あげるからね

あずみ..

...とは...

まさか

噂に聞いた

あの......

第三話人質

どけどけ

ーっ!!

腰抜け共!!

その寺は

まだか!?

もう

すぐです。

林に囲まれ、

裏が山。

夜になれば

こっちのもの

です!!

戦も知らん

腰抜け共らの

出る幕じゃ

ねえー

ーーっ!!

はっ、橋本様

横内殿

俊次郎

目を覚ませ!!

この縄を切って

刀を返せ!!

そうすりゃ、

おまえは

殺されることは

ないんだ!!

みんなが助かる

かもしれない方法が

あるにはあるが

そうだな...

時が

かかる

俺が戻って

来る間に

ここは

踏み込まれ

全員殺されて

しまうだろう

だめだ~~っ。

城からどんどん

大人数が押し寄せ

......ここに

攻め込んで

来るんだ...

俺たちは

殺されるのを

待つだけな

のだ~~~っ!!

俊次郎くん。

君はこの領地の武士...

殺されるいわれは

ない。

その友達と

いっしょに

出て行き

なさい。

私たちは

......

くやしいが

運がまっ

無かった

そんな

先生

せっかく

考えついた

夢の機の

設計...

大きな産業を

産めると興奮して

たんだか...

残念だ

あれだけは

なんとも

心残りだ

う~ん

残念だな

~~~っ!!

私は...!

命令一つで

ここまで愚かな

行動を起こす、

武士などという

身分は...

とうに

捨てて

いる!!

私は皆さんと

同じです。

己の

好きな事に

うち込み、

産業を

発展させ、

少しでも

この天下を

豊かにする

ことに一身を

捧げたいと

思っている

そんな

私たちが

殺され

なければ

ならない

ほどの..

何をしたと

言うのだ!?

烏丸先生を

殺させちゃ

ならない!!

絶対に!!

あっ!!

あれは

...!!

なっ、

なんだ!?

どうし

た!?

ああっ!!

うわっ!!

おっ!!

あずみ!!

道々の輩共

か.....

そうか!!

あずみも

標的か!!

ふははは、

こりゃあ

いい!!

これで

戦える

ぞ!!

そうだ!?今だ!!

今しかない!!

金角らが

来てくれて

よかった!!

人質共を

表側に

縛り付け、

鉄砲、

弓矢の

盾にしろ!!

この中まで

攻め込まれ

ないよう

できるだけ

時間を稼いで

いてくれ!!

頼むぞ!!

あん!?

ちくしょう

ちくしょう

正二郎~~~っ!!

手柄をたてるつもりが、

とんだ恥さらしだ~~~っ!!

矢弾避けの

盾にされる

とは〜〜っ!!

行けーっ!!

殺れーーっ!!

俺が

戻るまで、

無事でいて

くれ!!

金角銀角、

戦って

時を稼いで

いてくれ!!

居た!!

見つけた

ぞ!!

あずみを

発見!!

矢だ!!

次を放て!!

だめだ!!

橋本様らに

当たる恐れが

ある.....!

行けーーっ

斬れーーっ!!

ひるむな

っ!!

くそ〜〜っ!!

ちくしょ

う〜〜〜っ!!

みじめ

じゃあ

...

やっ、やった!!

取れた!!

樹三郎...

正二郎!!

殺るんだ!!

烏丸天山

だけでも

ぶった斬って

汚名返上だ!!

しかし

刀が...

けへーーっ、

腰抜け共

がーっ!!

ひゃあ!!

ーっ!!

覚悟ー

俊次郎、

死ねーーっ!!

馬をひけ

ーっ!!

馬じゃーっ!!

これからは、これまでの

お、おやめ

くだされ

......

行くのだ!!

連れて行け

ーっ!!

なりませぬ!!

どうぞ、殿は

ご城内で、

報告を待ちましょう!!

結末を

見届け

させろ

ーっ!!

この不手際は

なんだ!!

城外に

取り逃がす

など、

計画に

あったか!!

家臣共の、あの

うろたえぶりは

なんじゃ~~~っ!!

ああ~~っ!!

俊次郎くん

抜けーっ!!

なぜ鞘を取らん!?

...

この時点であればまた

ご報告します。

あずみが発見

されました。

どこだ!?

意外や、

すぐ近くで

あります。

なんと

こんな

近くに

居たか

ひ~~っ

......

とっ、殿〜〜っ...

第四話金角胞ゆ!!

金角銀角

戦ってねばって

いてくれ〜〜っ!!

間に合ってくれ!!

頼む~~

無事でいてくれ!!

あずみーーっ!!

あずみは

どこへ行ったの

ーっ!?

あ~~~っ!!

あきらめろ

っ!!

正二郎

やめろーーっ!!

銀角ー

っ!!

やりゃあ

がった

な〜〜っ!!

殺れー

斬れーっ!!

討ち取れーーっ!!

おんのれら~~!!

ん?

あっ!!

あっ!!

とっ、殿!!...

どけーっ!!

道を開けろ

ーっ!!

殿!!

あっ、開ける

のじゃ〜〜っ、

開けろ~~っ!!

ああ~~っ

と、殿〜〜っ!!

なっなっ..

何者じゃ~っ!?

小娘〜〜っ...

あ〜〜っ!!

殿〜〜っ...

金角

あッ!!

とっ、殿!!

あずみ

っ!!

ひー

皆さん、無事

ですかーーっ!?

出て来て

ください!!

あずみさん!!

あずみさん!!

ああ!!

間に合った!!

最も有効な人質を

取りました!!

これで

逃げられ

ます!!

あずみさん、

あなたは...

いったい......!?

そ...その人は

殿さんなのか!?

そうです

皆さん、

無事ですか!?

俊次郎どの

ちょっと

この人質を

お願いでき

ますか!?

ひっ!!

よし!!

悪く?

近づくな

ーっ!!

近づくと

容赦せぬ

ぞーーっ!!

済まぬ、金角

......?

精いっぱい急いで

戻ったんだが...

だけど...

ありがとう!!

金角

あなた方が

がんばって

戦って

いてくれた

おかげで、

あの人たちが

守られた!!

ありがとう!!

ありがとう!!

お......

犯したかった

せ〜〜っ...

あずみ...

ぎゃっ!!

!!

...

た......たまらねえ

女だ...あすみ.....

...

あうっ...

済まぬ!!

忘れぬぞ

金角!!

フフフラフランスになったのですが、

ちょっと待ってください、

荷物を持って来ます。

皆さんも

荷物を

忘れずに!!

あれ!?

どこへ!?

あずみ!!

荷物なら

ここだ!!

安心しな。

無事、済んだ

のか!?

何っ!!

殿さんを

人質に!?

そりゃあ、最高だ。

さすが、あずみ

だぜ!!

そりゃあ、最高だ。さすが、あずみだぜ!!

よし!!

馬を連れて

来る!!

あ、あずみ

和尚...

世話に

なりました。

ここでの

暮らし、

楽しかった

です。

いや..

あ...

その......

あずみは

和尚がとても

喜んでくださった

こと...

嬉しかった

です。

あ...

残念ですか

お別れです。

...

俊次郎〜〜っ、

なっ...なっ...

何をしておる

~~~っ...

慎一郎の

弟か!?...

し、失礼...

しゅっ...しゅ..

俊次郎~~~

!!

真弓の

次男坊か!?

お、おまえは

家臣なのか!?

いいえ、

私は“道々の輩”...

この領地を

脱出するまで、

お供して

もらいます。

殿をお放し

しろ〜〜っ!!

俊次郎くっ!!

な...なんて

ことを...

真弓殿の

次男坊

なのか!?

これで真弓家は

終わりじゃあくっ!!

やってくれた

な〜〜〜っ!!

俊次郎~~~

申し訳ありませぬ!!

倅のしでかした

この不始末

真弓重岳、

後ほど、腹かっさばいて

お詫びいたしますが..

その前に、

俊次郎!!

おのれは

この父が

斬ってやる!!

久し...

俊次郎どの

刀を俺に...

いや、

あずみさんは

皆を守って

くれ!!

この役は

私がやる!!

父上たりとも

誰であろうと、

それ以上近づく

な!!

道を

開けろ!!

私たち全員は、

この領地から

出て行く!!

これを邪魔

いたさば、

うわああ!!

この人質の...

身体を

少しずつ

斬り落としていく!!

...!!!?

びえ~~~っ!!

よっ、よせ〜〜〜っ!!

やってくれたな〜〜っ

やってくれたな~~っ!!

真弓家は断絶

父上たちは切腹

か〜〜

ああ~~~

こんなことに

なろうとは...:!!

そ...そうか...

俊次郎どのは...

そういうお立場

だった...

孤独な戦い

第五話

なぃっ...ないっ...ないつ

俊次郎にそんなことが

できるはずがない!!

できるはずがない!!

殿!!ご安心を!!

俊次郎は、殿に

お傷をつけるなど、

決してそんなことが

できる男では

ござりませぬ!!

俊次郎!!おまえには

それ以上はできぬ!!

よっ..

さあ!!

父が斬って

くれる!!

死をもって

お詫びいた

そうぞ!!

あわっ!!

あ~~っ!!

とっ...とっ

殿〜〜っ...

!!

...

私は乱心して

おりまする!!

乱心者ゆえ、

出て行く我らの

邪魔をいたさば

次は、この人質の、

耳を!!

鼻を!!

殺ぎ落として

いきますぞ!!

はっ...はひっ

はひょっ...

道を開けろ

っ!!

さあ!!

行きま

しょう、

皆さん!!

ごめん...

俺が...

俊次郎どのに

人質を頼んで

しまったばかり

に...

父上〜〜

兄上~~~...

許して

くれとは

言いませぬ。

許される

はずもない

これが今生の別れ...

アントカレットの

さらばで

ござる!!

なっ、

なんだ!?

さ、

待たちが

刀を抜いて

あんなに

......?

信じられない

......もう

殺されるものと

覚悟したのに

ああ!!

助かった!!

命拾いを

した......

国境さえ

越えれば、

もう奴らにゃ

何もできない!!

あずみさんの

おかげた!!

我々が

城に入るのを

止め、引き返

させてくれた

からこそ、

助かったし

......

うん!!

殿さんを人質に

取って来るなどという

すごいことを

やってのけて

くれた!!

信じられない

ほどだが

全て、あの

あずみさんの

おかげで、

今、我々は

こうして

生きてい

られる

ほんとだ!!

まったくだ!!

あずみ

姉ちゃん

ん!?

あずみ姉ちゃんの

おかげで、皆が

助かったって。

皆、感謝

してるよ!!

ありがとう!!

あすみさん

ほんとに

ありがとう。

何とお礼を

言ったら

いいか...

いえ..

それより

国境を

越えるまで、

また油断を

しないで

ください。

橋だ!!

確か国境は

あの川の

向こうだぞ!!

やった

ーっ!!

ははは

ははは!

そうじゃ。

我が領地を

出れば、

余の

預かり知らぬ

こと。

じゃから

もう余を

か...か、

解放しろっ。

国境を

越えるまで

お供願い

ます。

あっ、

あずみさん!!

わっ!!

ひゃっ!!

うおっ!!

わっ!!

ひゃっ!!

やはり

見つかって

いたのか...

ひっ!!

!!

あっ!!

あ...

あずみさん

...

やっぱり...

噂に聞いた

あの......

あずみ...

だった......

......

!!

やっ...

やっさん...

あ~~っ...

まっ、また

来やがった!!

また、巻き込んで

しまった~~...

第交話我が名は左近

俺に

殺らせろ!!

おお〜〜っ!!

哀れなるかな。

若い女子が

まさかりで

まっ二つかよ。

おっと!!

!!

血が...

血が...

俺の血が

出ていって

しまう~~~っ!!

出ていってしまう~~っ、

おおお~~~

!!

もし

避けたら

また

犠牲か...

おおお!

ああ~

今だ!!

殺れ!

ああ!!

死ねーっ!!

まっ、まだ

下にも...

あずみの

あれほどの剣技を

見ても...

なお、

堂々と姿を

知らせておいて、

相手をする

つもりか

......

さすが

自信満々

だな...

ああ......

こりゃ勝負が

楽しみだ...

柳生新陰流...

倉石左近

小野派一刀流

貢喬介、

松井凜太郎は...

この俺の宿敵...

俺が倒す

はずだった...

そう、あるべき

だった!!

...

これだけ

言えば...

...!!!

わかるな!?

...

しっかり

して...

!!???

!!

申し訳ありません

......?

俺のせいで

........

巻き添えに

たった今

申し訳

ありません

...

...

やったな!!

あずみ。

さすがだぜ!!

刀も拭いてやる

よし!!っと

ますます

惚れちまったよ!!

あずみさん

...

......

あっ!!

殿っ!!

あはは

ははは!

ひぐっ

ぐひょっ

ぐひっ...

あずみは、マントを

拾いに行っただけ

だってのに、

勘違いして!!

はははーっ!!

......

泣いてるよ、

あはは!!

ひぐっ

第七話苦悩

やっさん

...

やすらかに

眠ってくれ

な...

よし!!

戦ってやる!!

むざむざ

殺されて

たまるか!!

また馬を

買って、

追っ手を

播こうか!?

播いても

......

いずれ見つ

かるし...

逃げ隠れ

ばかりして

生きていく

つもりはない!!

問題は...

関係の無い人たちを

巻き込まないこと

だけだ...

うん!!

けど、また

あずみと

二人きりの

旅ができて、

嬉しいよ!!

もう二度と

皆さんを

巻き込む

わけには

いきません

だから、

いっしょの旅は

できません

わかった

......

あずみさんが

どんな過去を

背負って

いるのか

知らないが

あずみさんが

私らの

命の恩人で

あることは

変わらない。

私らも同じく

西に向かう...

だから離れて

歩くが

私らは

あすみさんを

見守って

いくよ!!

あいつらも

飯にする

ようだな。

まだ...

私の稼いだ金で

おごられるのは

いやか!?...

“すり”は悪い事だ。

悪事で得た金で

おごられたくない。

あずみの持ってる

その金は、

人を斬ってきた

報酬だろうが。

それは、

そんなに

りっぱな金

かよ。

“すり”だって

へまをすりゃ

殺されかねない

...

命がけさ

...!??...!?

私が、今の

この腕に

なるまでに、

どれだけ

たいへんな修業を

積んできたと

思ってんだよ。

人を殺さなくても

一人で生き抜いて

いくために、必死で

身につけた技だよ。

......???

...

あずみの世話を

したいんだよ。

これからも

ずっと飯代は

私に払わせてよ。

宿銭も

私が稼いで

払うから

もう野宿は

やめようや!!

あずみが好きなんだ。

惚れちまったんだよ!

私が苦労して

身につけた

この技を、

あずみを

世話する事に

使わせて

くれよ!!

頼むから!!

そんなにして

もらっても、

お返しが

できない。

そんなもん

いるか!!

いつも

あずみと

いっしょに

旅ができるのが

私の生きがい

なんだから!!

なっ!!

そう

させてよ!!

なっ!!

おばちゃん、

飯!!

よし!!

決まり!!

今のは効いた

はずだ!!

恩義を

感じさせるってのは

心を損む近道の

一つらしい

からな!!

...

やってくれたな〜〜っ

これで真弓家は

終わりじゃあ!!

私は乱心して

おりまする!!

腹かっさばいて

お詫びいたし

ます~~っ!!

俊次郎どの...

今、どんな

お気持ちか...

..

誰に

追われて

いるんだ!?

ん!?

閻魔大王。

ほう...

地獄の

あの...

描いた

みたいだ。

...

閥魔大王

みたいな

親方だ。

逃げて

きたのか、

その親方

から...

うん。

やっと

逃げて

きた...

もう

絶対

帰らねえ

食って

いいぞ!!

フフフラフランスのファンデザインの

どうした!?

腹が減って

るんだろ!?

おら、

乞食じゃ

ねえ!!

そうか

うん...

困ったな

!!

...

おらが芸を

見せる!!

その芸で

この飯を買う。

それでいいか!?

うん!!

それはいい!!

ぜひ見たい!!

飲んで

しまったのか!?

生きてるじゃ

ないか!!

買ったか!?

今の芸。

うん!!

買った!!

おもしろい!!

玄太、と

いうのか

うん。

これから

どうする

つもりだ!?

身寄りなんか

ねえから、

一人で

芸見せて

食っていくさ!!

...

そうか

じゃあな!!

姉ちゃんたち!!

縁があったら

また会おうぜ!!

しようがない

......

いっしょに

旅は

できない

さあ!!

あずみ、

約束だぜ。

旅籠に泊まろう!!

旅籠に

泊まろう!!

金はたんまり有る!!

金は

たんまり

有る!!

なんだよ

〜〜〜っ。

もう野宿は

よそうぜ

よ~~!!

もう夏だ。

柔らかい

藁束が

あって、

いい寝ごこち

じゃないか。

刀を持って

人と人が殺し合う

など、もっとも

愚かな行為だと

思います

産業を広める

のです!!

いっしょに

諸国を巡りま

しょう!!

あずみさんと...

あずみさん!!

...!?...

あずみさん...

さらばでござる!!

夜のうちに

川で身体と

着物を洗って

しまおう...

眠れない

うう...

えふっ、

えぐっ

えふっ。

うぐっ...

えふっ...

玄太じゃ

ないか...

へへへ

えふっ

えぐっ。

えふっ。

一人じゃ......道で芸を

始めても...

だーれも見て

くれねえんだ

行っちまうんだ

......

これじゃ...

金を稼げねえ

よ......

食っていけ

ねえよ~~

ううう~~

そうか

そうか

一人ほっちの

おらなんか、

死んじまった方が

いいんだ...

おらが

死んじまっても、

だーれも悲しむ人

なんておらんし

......

...そんなことはないですか?

いいか、

よく聞け。

身寄りが

無いのは、俺も

同じだ。

いっしょにいた

きくも同じで、

ただの道連れ

だから、

玄太とも

道連れとなって

やりたいが...

俺は....命を

狙われていて、

いつ

刺客に

襲われるか

わからない

だから

俺のそばに

いると

巻き添えを

くう...

そこでだ。

大勢の

「道々の輩」と

呼ばれる

人たちが、

俺と

付かす離れす

いっしょに旅を

している。

明日、

おまえを

その人たちに

紹介する

やさしい

いい人たちだ!!

きっと

玄太を

家族のような

仲間にして

くれる!!

だから...

!!

!!

どうした

の!?

知ってる人

?!?...

うん...

俊次郎どの

ドッグッ

玄太...

親・兄弟が

いないのも

淋しいが、

親・兄弟が

いた為に

身を引き千切ら

れるような

苦しみを味わう

ことだって、

あるんだぞ...

行って...

なぐさめて

俺にできる

ことは...

それしか

ない...

あくり

いや...

今...

あのお姿を...

誰にも

見られたく

ないのかも

しれない...

...!!!???

...

ああ~

どうすれば

!?......

「あずみ」第12集一完

剣を持て!!

あずみ12

ピッグコミックス

〈検印廃止〉

ISBN4-09-185052-9

ふぁぁぁっ

©Ya_Koyama【NAX

典谷玄典策

凸版印刷株式会社

1998年10月1日初版第1刷発行

!!

発行者

だけだりって

Printedin.Japan

それではありませんでしょうがないかもしれないのですが、これからここまではないですから、

編集13:2317500株式販売FR(33057年964

「〒101-8000」東京都千代田区一ツ橋二の三の

本当に一部あるいは今回を参加させていただけませんが、私たちはスポーズに入っているんでしょうか上記の教室等をすることは、法律で認められると、「オープン」というのがただ場合を発生される者は存在などの出展者の権利があるのですが、

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本当の一部または会話を無視していない場合には、日本製作権センターちょっとーーすると、それだけでもないのですが、何も知らないことがありませんでしょ

発行所

あずみ

それは...

ア84091850522

192997:8014/11/979004866

11月11日10月21日(月)1929979日0486

C9979Y486E

ISBN4-O9-185052-9

定価510円「本体480円」

雑誌45710-52

小学館

黒12巻のあらすじ

寺に住み込む真弓俊次郎とともに、

彼の師・烏丸天山の所へ行ったあず

みは、途中、無法者の金角・銀角ら

に襲われるが無事切り抜け、天山ら

と語り合う。天山らは国境を越えて

往来する、情報と、活気に満ちた白

出な思想を持った存在であった。

んな折、城で武術大会が開かれるこ

とを聞き、招待された天川はあずみ

こちらここからこのに共に行こうと誘うのだった。だが、

そこには領主の畏が...(第1話)。