Quick Edit

Advanced settings

日本でのMC-SUPコストは、

小山ゆう

...

BIG-COMCSUPEROR

小山ゆう

雪と別れ

(1)三雪と別れ

ここまで、小山ゆう

23.雪と別れ

第一話、天海の危機...

第二話「対峙」の

第三話、南天使、Aは

第四話「心真」の

第五話、神秘の目、市。

第六話「香と別れ」の

第七話「密命」の

第一話天海の危機

あ...

あずみ

姉ちゃん

ありがとう

ありがとう

ほんとに

ありがとう

勝てて

よかった

すきて、

くそくくく

あずみ殿

っ!!

あずみ殿!!

拙者は、この領地に

あずみ殿より先に

潜入し、

天海様と飛猿殿との

伝達役を務めて

いた者であります。

のっぴきならぬ

事態になり、

あわてて

お屋敷に

伺ったので

ありますか

あすみ殿も

飛猿殿も

おらず...

そしたら勝手口に、

張ってあった

あずみ殿の書かれた

果たし状を見つけ、

ここだとわかり...

あずみ殿!!

天海様が

鎮圧の為、

軍を率いて

この領地に

向かって来て〜

おります。

ところが

その事を

先に

玄斎らに

知られて

しまい

なんと!!

玄斎らは

国境口に

仕掛けてある

大砲群で、

入って来られる

天海様を

狙い撃つ気で

向かったので

あります...

!!

えっ!!

ま、まさか...まさが

こんな事態にまで

なろうとは予想

しなかったもので

.....不覚にも

国境ロに大砲群が

設置されてあった

という事までは

「刻も早く

馬で駆け出て

天海様にその事

お知らせせねば

なりませぬのに

また

天海様に

お伝えして

なかったので

あります

拙者には

国境ロを固める

玄斎側の兵を

斬り抜けて

脱出できる

ほどの武術が

ありませぬ

あすみ殿か

飛猿殿に

頼るしか

術が無く

お願いします、

大急ぎで!!

!!

何だろう

!?

寝たきりの

お年寄りや

赤ん坊まで...

どこへ

行くんだ!?

ここで別れて、

二人は..

たえちゃんが

待っていた

あの西願寺に

行っているんだ!!

いいね!?

ねえ!!

ほんとに

金山で

静音様が

神様を

呼ぶんだよ

ねえ!?

ああ

そうだよ

静音様がそう

おっしゃって

いた。

聖戦が終わったら

静音様の

呼びかけによって、

聖戦で死んだ者らの

魂を、天に

お連れになるため、

金山に

神様が降臨なさる

そうなんだよ。

あずみ殿

急がねば

あずみ殿...

部音が

そんな事を

伝えていた

のか...

じゃ

いいね!!

西願寺に

行って

いるんだよ。

だめだよ、

足が痛くったって

行かなきゃ。

静音様は

おっしゃっていたよ、

一人残らず

全員だって!!

聖戦に出陣

できなかった者は

全員、金山に

集まる

ようにって。

だから

婆ちゃんも、

行かなきゃ

いけないんだぜ

静音......

戦わなかった

お年寄り、子供まで

金山に集めて

何を

する気だ

!?

ちょっと

待って。

あっ...

えっ!?

あずみ殿

急がねば

天海様が

がっち!!

静音の正体を

知っているのは

俺とがっちだけだ。

皆は

騙されている。

静音が

皆を

金山に

集めて、

静音が皆を金山に集めて、

何かを

しようと

企んでいる

ようだ...

だけど..

がっちと

たえちゃんは

絶対、金山には

行くな。

どんなに

誘われても

誰から

誘われても

行っちゃだめだよ。

西願寺で

待っているんだ

いいね!?

絶対

だよ!!

あずみ姉ちゃん

戻って来て

くれるの!?

西願寺に

来てくれ

るの!?

うん!!

きっと

行く!!

ごめん

急いで

ください

国境ロの谷で

上から大砲を

撃たれたら

...

あああ~~

天海様は

大砲が備えて

あることを

ご存じないの

です...

...

玄斎たちが鹿角ヶ原から

国境ロに向かったのは

どのぐらい前!?

もう国境日の大砲に

到着する頃なんですか!?

国境日は遠い

奴らが向かうのを

見て、

大急ぎで

あずみ殿を

捜したわけ

ですから

...

また到着は

してないはず

ですが...

我々が奴らを

追い抜くことは

できません

我々は

国境ロを固める

兵を

切り抜けて

天海様に

お知らせする

しか方法が

ありません

国境ロの兵を

切り抜ける時

上から

大砲を撃たれたら

...俺だって

ひとたまりもない。

!!?

な.....なら

......

どうすれば

!?

天海様に危険な

お知らせする

方法がありませぬ

...

すでに

潜入させてある

仲間も

信じ過ぎては

ならぬ。

あくまで

あずみが

自分で調べ、

自らの判断で

決すればよい

月斎が

手塩にかけて

育てあげた

精鋭の戦士

わしは

おまえこそ

最も信頼し

全てを託せる

戦士だと

思っている

届いた報告通り、

その領地に

内乱の兆候

有った場合

その

核となる

煽動者を

斬って

乱を止める事が、

おまえなら

できると

期待しておる。

もし乱が

起これば

数百・数千の

犠牲者が

出る...

それを未然に

防いでくれ!!

あずみでも

止められ

なかったと

いうことが

...となると

あずみは

どうなって

いるのか

飛猿は

...

どうして

いる!?

金山を任せた

俊次郎は

無事で

いるのか

!?

急げ

ーっ!!

天海が

大軍率いて

やって来る

のだ!!

しまっては、

侵入されて

どうにも

ならんぞ!!

急け

天海め

~~~っ、

思い知らせて

やるわ!!

我らが

不倶戴天の敵

徳川の傘下で、

おとなしく

飼い馴らされる!!

とでも

思うたか!!

わはは

ははは

ーっ!!

急げ!!

早く

備えろ!!

はっ!!

やって来た~~っ

天下を

陰で操る

大僧正・天海を、

この寺沢玄斎様が

葬ってくれるわ!!

よーし!!

大砲の隊は

人数が足りた!!

残りの

者たちは、

向こうにある

隠し小屋から

鉄砲を

運び出して

鉄砲隊となる!!

来た!!

天海は

あの

怨籠の中

だな...

来たぞ

...

いいか!!

絶対

逃がさぬよう

天海の駕籠が

門内に入る

まで待って

撃つ!!

よいな!!

はい!!

僧兵だ

...

すごい

人数だぞ

どうします

!?

あの

大軍相手に

どうしろって

言うんだ

引くに

決まってる

だろう。

引け!!

退却!!

急げ!!

火種を

早く

起こせ!!

僧兵軍は

一人も領内に

入れぬぞ!!

全滅させる

!!

急げ!!

もたもた

何だ!?

おい...

何だ!?

あれは!?

第三話、対峙、

あっ!!あずみ!!

火種は

まだか!?

もう少し

わかります。

だめだ、鉄砲は

間に合わん...

あん!?

...

見ろ!!

あずみが来る!!

あの小娘は

手練れた

急いで

剣を抜いて

立ち向かえ!!

なっ

何だーっ!?

ゆ、雪の上を

走ってる!?

ぐっ!!

ぐはっ!!

なっ...

なんじゃー

ああっ!?

斬れ斬れ

うおっ!!

ひっ!?

......

おのれ

さあ!!

早く

入って来い!!

天海〜〜っ、

己の墓場へ。

くふふふ

~~~っ!!

さあ来い!!

さあ来い!!

おっ!!

あっ!!

わっ!!

あずみ!!

おおっ!!

ひっ!!

ああっ!!

おのれ

~~~っ!!

どけー

あずみーーっ!!

玄斎!!

あずみ

く~~~っ!!

...

戦場で、

殺戮の興奮に

もう充分

酔いしれたか!?

羅刹鴉も皆、

死んだ。

おまえにも

もうこれ以上の

殺戮はさせぬ!!

......???

間に合った!!

大砲が

発射され

ない...

どうなったん

だ!?

天海様の

お怨籠が

無事に入って

来ている

ひょっと

して...

あずみ殿が

玄斎共に

追いついた

のか!?

何も起こらない

ああ~~っ!!

天海様の

お駕籠が

ご無事で

あずみ殿!!

あずみ殿!!

あずみ殿が

玄斎共を!?

ああ~~っ

なんと

すばらしい!!

おかげで

天海様が

ご無事に

さっそく

ご挨拶に

参りましょう。

馬を

貸して

ください

へっ!?

早く静音の悪だくみを

止めねばならない

...!!

外回りには

いないよ。

そうか

どうやら

...

中にも

潜んでは

いないようだ

俺たちを

待ち伏せしては

いなかった...

となると、

向こう側に

行ったんだな

回りに

子供らしい

小さい足跡が

あった...

餓鬼か!!...

そうか

~~~っ、

きっと

あの餓鬼

だな...

信じられんが...

餓鬼が

あの谷を渡って

来たんだな

見たのか!?

あの時

あずみと

いっしょに

いた...

フフフェアのアクション

今度はあずみが

仕返しに

やって来るね

どうしよう

か!?...

ふん...

だいじょうぶだよ。

あずみにも

俺たちは

殺せない

なぜなら

民衆が

命をかけて、

静音を守る

盾となって

くれるからさ。

ほら、

好都合に

“盾”が出迎えに

来ているよ

じゃ、

打ち合わせ

通り、

金山で

うん。

あっ!!

静音様!!

静音様!!

鹿角ヶ原での

決戦は、

城侍共を

蹴散らし、

我が軍が

勝利いたー

ました!!

ありがとう。

ございま

した!!

静音様の

御加護の

おかげで、

勝利する

ことが

できました!!

お迎えに

まいり

ました!!

もう

待ちきれず

すでに大勢が

金山に向かった

ようであります

!!

火が消え

そうだ...

消えたか

早く火を

手に入れないと

鉄砲が使えない

!!

この静音を

殺そうとする

娘が現れた

えっ!?

......?

殺!!

ん!?...?

何だって

!?

あれは

確か...

あずみ姫とか

言っていた...

あの娘は、

徳川幕府から

私を殺せ!!

という命令を

受けて

やって来た

刺客だと

いうことか

わかりました

えっ!!

幕府は私を

殺したい

ようです。

娘でも

手練れです。

皆さん、私を

護衛して

ください

幕府の

刺客...

おのれ~~っ、

刺客め!!

静音様を

殺そうなどと

......なんと

不届きな!!

静音様、

ご安心を

...

あずみ!!

おまえは

私を守ろうと

する、この罪なき

者たちまでも

斬れるか!?

斬れるとも!!

斬らねば

おまえは

その者たちより

むっともっと多くの

人たちを殺すからだ!!

第三話歯(天使)

わっ!!

ぐおっ!!

うっ!!

!!

あ~~~

静音様!!

どけっ!!

ひゃあ~~っ!!

静音様

~~~っ!!

静音様、

お逃げに

なって!!

静音様

っ!!

し...し・

し.....

静音様

忠音!!

静音様

......

...

ひゃあ

~~~っ

静音様が

.....

静音様が

...

ああっ!!

...

静音様が

~~~っ

ああ~~っ

もう一人

池音...

忠音が

死んだ

忠音が

死んだ

忠音が

死んだ

俊次郎様、

すごい熱です、

お休みになられた

方が...

俊次郎殿

聖戦は我らの

大勝利です!!

静音に

撃たれた

腹の痛みが

無くなって

きたぞ...

すごい!!

やはり

すごい

効きめだ

あの薬は

おお!!

もう何の

痛みもない!!

なんだ!!

...

輝いて

いるぞ!!

俊次郎様

どこへ!?

!???

ああ!!

そうか!!

それだ!!

それだ

っ!!

なんと!!

解けたーーっ!!

考え続けてきた

新しい理想国家の

形態が.....

今、解けた!!

ああ!!

そうだ!!

これだー

ーっ!!

ああ...

皆に聞かせねば

...

すばらしい

理想国家を!!

あれ!?

あれは

俊次郎様

じゃないか!?

うん、

そうだよ

...!?

何をなさってるんだ!?あんな所で!?

何をなさって

るんだ!?

あんな所で!?

何か...

言っている

ようだぜ

寒いよう

...

静音様は

まだーっ!?

なんの生産労働も

せぬのに、権力を持つ

城侍のような階級は、

新しい国家では

無くす。

だから、

高い年貢を

搾り取られる

こともなく、

皆は

もっともつと

豊かになる

これは

私が

何度も

話して

きたね。

全ての子供が

学問を学び!!

全ての大人が

豊かになる為に

働き!!

全ての老人、

病人は、

保護を

受けて、

やすらぎの

暮らしを

得る...

ならば、

政は

誰がするのか

!?

城侍達の

おらぬ世で、

いったい

誰が!?

むろん、

玄斎達

でもない!!

それは!!

民衆に

よって!!

皆によって

選ばれた者達が、

するのだ!!

わかるか!?

民が

望む者!!

それぞれの民が

この者に託したい、

と思う者を

選び、

入れ札で

決定するのだ!!

なっ!!

し、静音様が

谷に落ちた!?

なんだって

ーっ!?

ほんとうた!!

静音様が...

幕府の刺客だという

娘の投げた

手裏剣を受け、

あの谷から

落ちてしまったのだ..

こうして

選ばれた

者達が

合議して

政の方針を

決めるのだ!!

どうだ!?

すばらしい

考えだろう!!

聞いたか!?

聞いたか!?

静音様が

あの谷に

落ちてしまった

そうだ...

えーっ!!

な、なに

〜〜〜っ!?

ところが

選ばれた者達は、

選ばれた

者達は、

権力を持って

しまう..

権力を持ってしまう

この者達が、

いつしか

城侍のように

なっていって

しまっては、

...

元も子も

無い!!

しっ静音様が

!?

きゃ〜〜っ、

いや~~っ

静音様、

お亡くなりに

なってしまったの

~~っ!?

そ、そんな

ばかな...

静音様が

死ぬもんか!!

......?

神の子だぞ!!

あ〜〜っ

いや~~~っ

そこで、

この者達に

任期を

設ける!!

任期が

来たら、

また、

入れ札で

選び直す!!

その

幕府の

刺客は

どうした

~~っ!?

いや~~~っ

静音様

〜〜っ...

権力に溺れた者!!

私欲に走った者は、

次は、

選ばれなく

なるという

わけだ!!

つまり!!

民の人望を

得!!

民の

喜ぶ政を

する者

だけが

常に、

その立場に

立てるという

仕組みだ!!

どうだ!!

すばらしい

だろう!!

俊次郎様

これが

私の考えた

全く新しい

理想国家の

形態だ!!

どうだ

ーっ!!!

あの娘だ!!

なに

ーっ!!

あれが

静音様を

谷に落とした

幕府の刺客だ

〜〜〜っ!!

もう一人の静音は、

もう一人の

静音は、

まだ金山に

来ていない

のか!?

おのれ

鬼め~~っ!!

ーっ!!

殺せー

〝神の子〟静音様を

谷に落とした、

夜叉娘だーーっ!!

殺せーーっ!!

鬼じゃー

この娘は

鬼じゃ~~っ!!

夜叉じゃ

~~~っ!!

鬼を殺せ

ーっ!!

まだ、

来ていない

ようだな...

もう一人の

静音...

どこに

いる!?

第四話心裏

逃げるぞ

ーっ!!

逃がすな、

殺せーーっ!!

もう一人の静音は

今、どこにいる!?

...

俺を恐れて

逃げているのか

いったん、

俺は姿を

隠した方が

...!!

出て来る

かな!?

静音が...皆を金山に

集めてやろうとしている

悪企みを

そう簡単に

あきらめる

とは思え

ない...

必ず金山に

やって来る

だろう。

あーっ!!

兄ちゃん!!

あずみ姉ちゃんが

来てくれたーっ!!

ん!?

なっ...何!?

どうし

たんだ!?...

皆...!

どこへ

行った!?

わ、私は

あはは

はは!!

甘いぞ

俊次郎!!

騙され

操られて

いたのは、

あんたなんだよ

!!

ほははは

はーっ!!

はおっ!!

...

あ...

いっ痛い

...

俊次郎殿

だいじょうぶ

ですか!?

あっ!!

あずみさん

......

ああ〜〜〜っ、

あずみさん

しっかりして

ください。

わ...私は...

やめろ

~~~っ!!

やめて

くれ...

俊次郎殿!!

?!?...

父上...母上

兄上..

わっ!!

あああ~~

お、お許し

ください

で、ですから

......

あのような

権力者による

理不尽が

決して

二度と、

行われない

ように...

理想国家を

つくりあげる

為...

この俊次郎は、

身を粉にして

がんばっている

のであります!!

聞いて

ください!!

私の

考え出した

理想国家の

形を!!

決して、

理不尽が、

大勢の前で

説法をして、

尊敬を

集め...

祟め奉られる

なんてのは...

どうもね

臭うよ。

説法で人心を

......動かそう

なんてのは...

隠した

私欲と野心が

有るからさ

そんなんで

なく...

たとえば

己の

欲得など

考えず、

人々の苦難を

己が事と感じ、

説法でなく

行動で、

その苦難を

被ってまでも

ひたすら

人助けを

し続けて

しまうんだ

なんの

見返りも

求めずにね。

それによって、

たまたま

大勢の人々が

救われたと

するか

...

うん...

しかし

本人は、

決して

祭りあげられる

こともなく

生涯を

終える...

そうして

......

後の世の

人々が

あの人は

偉かった

ねえ...

あの方は

神様じゃ

なかったのか!?

...て

だんだん、

祟められる

存在になって

いくって

なら...

いいんだ

がね...

和尚は

静音の集会に

行かずに

いて、

皆の

非難を

浴びなかった

のですか!?

わしゃ昔から

偏屈者で

通っているし

仏に

仕える身で、

キリシタンにゃ

なれんよ、

ふゃはは

はは!!

和尚!!

父親を殺された

がっちとたえちゃん

には...

疎遠に

なっている叔母が

いるらしいが

意地悪だから

絶対そこには

行きたくない、

二人は言っている。

どうか

二人を

この寺で...

そりゃ

もう、

決めて

いるよ

えっ..

...ハハハッハッキング

どうしたもんか。

わしらには

子か授から

なかったでな

若い時は

あんなに

励んだんだがのう

どうした

もんか...

婆さんが

一番喜ん

どるよ。

孫を

授かったって

...

ほんに

できのいい

賢い子たち

だでな。

ありがとう

ございます!!

ありがとう

ございます!!

あ!!

あずみ

姉ちゃん。

和尚さん

とのお話

終わったの!?

和尚さんがな

和尚さんがな...

二人を

ずっと、

この寺で

育てて

くれるって

言ってくれた

ぞ!!

よかったな

うん!!

遊んでばかりいず

寺の手伝いも

するんだぞ!!

うん!!

やるよ。

よかったね、

兄ちゃん!!

静音の正体の

事は...

たえちゃんに

話したのか!?

うん...

神様の子じゃ

なかったん

だよね。

双子だった事を

隠して、

皆を

騙して

たんだ...

一人の静音は

あの谷に落ちて

死んだ。

え!!

ほっ

ほんと!?

もう一人の静音も

これから俺が

必ず斬る!!

...

そうしたら、

俺がこの地で

やるべき事も

終わるから

お別れ

だぞ。

い...?

行っちゃうの

!?...

うん...

いつかまた、

会いに来て

くれる!?

たぶん...

もう

来ることは

ないと思う...

じゃ...

これっきり

なの!?

がっちは俺の

命の恩人だ!!

二人の事を

忘れたり

するもんか!!

...

......

それより

これから

俺の

言う事を、

よーく

聞いてくれ。

この地の皆が、

神の子と思っている

静音を殺す

俺は、

皆から

鬼だ、

夜叉だ、と

憎まれ恨まれる

ことになる。

俺は

この地を

去るから

何と

罵られようと

構わない...

だけど、

この地で

暮らしていく

がっちと

たえちゃんが

俺の事を

庇ったり

ほんとうの

静音は双子で、

悪い人だった

などと

言い出したら、

二人が

皆から

鬼の子、

などと

敵意を

向けられ

何をされるか

わからんぞ

この地で

生きて

いけなく

なるぞ!!

わかるな!?

静音は

...ファン...

死んでしまった

後も...

この地では

きっと、

永遠に

神の子として

崇められ

続けることに

なる...

だから

がっちと

たえちゃんは

静音の正体の

事は...

二人の

胸の中に

隠したまま、

ずっと

絶対に

口に出さずに、

生きていかなきゃ

ならないん

だぞ!!

時には皆に

合わせて

静音様は

神の子だ、

すばらしい

.....

などと、

心にも無い事を

言わなきゃ

ならない時だって

あると思う

できるか

!?

その時は、

そうするんだ

ぞ!!

いいな!?

がっち

たえちゃんも

だよ

人の世には

な...

ほんとうの心を

隠したまま

生きていかなきゃ

ならない事だって

あるんだ!!

...

わかるな!?

...

これはね

俺が

作った

独楽。

遠くにいても、

俺はがっちにもらった

この蛙石を

大切に持って、

がっちとたえちゃんの

事を思うから

ね!!

二人も...

嘘をつき続けて

生きる事に

辛くなった時

この独楽を

見て

俺と離れて

いても...

心は繋がって

いるんだと

思って

のり越えるん

だよ!!

二人の事

よろしく

お願い

します。

がっち、

たえちゃん

じゃあな!!

...

人がいない

......

どうしたん

だ!?...

そうか

おそらく

静音が

落ちた

谷の方へ

全員、

行ったん

だろうな...

静音様

~~~っ

...

ああ~っ

静音様

くそく...

死んでは

いない!!

静音様..

それよりも

俺たちが

為すべきは、

静音様を

谷に落とした

あの鬼娘を

見つけ出して

血祭りに

あげること

だーっ!!

神の子が

死ぬはずが

ない!!

おおーーっ!!

ーっ!!

そうだー

静音は

この金山に

全員を

集めて...

何を

しようと

企んで

いるんだ!?

戦で殺し合わせ

大勢が死ぬことに

大きな喜びを

感じていた

静音のことだ

勝ち残った

民たちまで

...

もっともつと

殺そうと

考えているんじゃ

ないだろうか

そうだと

したなら...

そうだとしたなら...

たとえば

この抗道に

皆を

誘い入れて

...

静音

部音...

おまえは

今、どこで

何を考えて

いる.....!?

第五話神秘の日

火薬などは

玄斎らに奪われた

と言っていたが、

静音が密かに

隠してあるとも

考えられる...

何をして

いる!?...

!!

もしや

は!!...

油に火を

つける気が

だとした

なら...

やはり

有った

この火薬を

爆発させれば

玩道口は

塞がる

言葉するに

民衆を坑道の

奥深く誘い入れ

出入口を塞いで

油に火をつける

気か......

静音め...

なんと恐ろしい

企みを

なぜだ!?...

静音...

.....なぜ

そんなにまで、

多くの罪無き

人々を殺し

たいのだ!?

それにしても

あの油を注いで

いた者達...

その目的を

知ってか知らず

カ......!?

いずれにしても

静音に操られる

ままに動く者達

なんだな...

天山殿は

快方に向かうの

だろうか...!?

俺はもう

何の力にも

なれない

天海様に

しかるべき保護を

お願いしよう。

後次郎殿は

わははは

見たかったぞ、

その俊次郎の

間抜けツラ!!

はあははは

俊次郎殿は

信じていた

静音や

玄斎に

騙されて

いた事に

気付かされ

た...

夢か何かね

落ち込んで

いるんだろう

けど...

俊次郎殿の

ことだ

...

きっと

きっとまた

立ち直って、

夢に向かって

進み出すよね!!

最も広く

見渡せる

場所は

ここだな

静音が

いつ...

どう

現れる

のか...

じっと

待つしか

ない...

静音様が

待て、と

おっしゃった

金山で

待とう..

“神の子”

静音様が

死んだり

するものが

きっと

玄斎様達は

いったいどこへ

行ってしまったん

だ!?...

見かけた者は

いないのか!?

そうだ!!

俊次郎様の

意見を

聞こう!!

呼んで

来ます!!

俊次郎様が

いない!?

はい!!

どこにも

おられないん

です。

そういえば

岩の上で

何か..

おっしゃって

いたじゃ

ないか...

あの岩の上にも

おられません

でした。

いつの間にか

......おい

もう夜が

明けるぜ

...

あっ!!

あっ!!

あーーっ!!

あーーっ!!

静音様だ

っ!!

なに!?

あーーっ!!

しっ静音様

!!

ああっ!!

やっぱり

静音様は

生きて

おられた

...

ふっ...

復活

なされた

のだ!!...

本物の

神の子だーーっ!!

おお~~~っ!!

静音様が復活なされた

っ!!

神の子だーーっ!!

きゃ〜〜っ!!

ああ~~っ

静音様~~っ!!

静音様

ありがたや

~~~っ!!

ああ!!

静音様だ!!

よかった

く~~~っ!!

神の復活だ

ーっ!!

お言いつけ通り、

備えは万端

整いまして

ございます

うん

では、それぞれ

所定の配置に

つきなさい。

はっ!!

はい!!

静音様

っ!!

静音様

ありがたや

~~っ!!

あずみ

あずみ...

どこかに

居るはずだ

俺の鉄砲を

知っているから

そう簡単には

近づけない

だろう...

変装して

まぎれて

いるか!?

この距離では、

民衆を

楯に

呼び寄せる

暇は無い

し...

飛び下りて

逃げれば、

大怪我を

する...

...???...??

坑道内に

油を流し

出入口には

爆楽.....

なぜ、そうまで

人々を殺したい

のだ!?

あずみ...

気付け!!

目を

覚ませ!!

なぜ、

気付かないんだ...

この

静音と、

あずみは

ここにいる

人間共ら

とは

全く違う、

別の存在

なのだぞ!!

何!?...

静音と

あずみは

あの

人間共と

なぜ、

目の色が

違うのか。

この

海の色の

ような

神秘の目を

持つ者は、

神の使者であり、

愚かな人間共を

支配し、導く為に

生まれし者なのだ!!

女で

ありながら、

あずみは

どうして

それほど

強くなれた

のか..

この静音は

どうして

これほどまで

人を操れる

能力が備わって

いるのか...

俺と

あずみは、

神の生んだ

兄妹なのだ!!

兄を殺すなど

神が許さない!!

神が

神秘の目の

者にのみ

与えた能力

なのだ!!

共に手を

携えて、

この

愚かな

人間共を、

操り、

導こう!!

操り、導こう!!

神秘の目を持つ者

同士か...

そうだ!!

あずみも

神秘の目で

あった為、

いわれなき

迫害を受けて

きたはずだ

愚かな人間共は、

この目や双子を

恐れ...

忌み嫌う。

あっ!!

あー

鬼娘が!!

きゃーっ!!

静音様、

きゃーーっ!!静音様、

おっ鬼娘が

そこに...

おっ鬼娘がそこに...

あずみも

迫害を

恐れた母に

捨てられ

たか!?

それとも

世間から

隠す為、

閉じ込め

られて

育てられた

か!?

似たような

育ち方を

してきた

はずだ!!

うす汚れた

黒い目の

愚かな

人間共は

優れた者である

我らを恐れ...

妬み、

迫害を

するのだ

逃げて、

静音様

ーっ!!

どんな目に

遭って来た!?

その

青い目を

呪った事も

数えきれぬで

あろう..

悔しかった

ろう。

よーく

わかるぞ!!

俺たちは

兄妹なのだ!!

ば、ばか...

ばかめ

...

なぜ...

俺は

迫害など

受けず...

優しい

仲間たちに

囲まれて

育ったよ...

!??

う...

嘘をつけ...

おのれ

あ〜〜っ、

静音様

ーっ!!

...

殺せ

――っ!!

逃がすな!!

しまった!!

囲まれた...

鬼を

町っ殺せ!!

八つ裂きに

しろーーっ!!

第六話、雪と別れ

逃げるぞ!!

逃げるぞ!!

逃がすな

っ!!

叩っ殺せ

っ!!

鬼め

~~っ!!

よくも

静音様を...

あっ!!

いたぞ

ーっ!!

殺せーーっ!!

八つ裂きに

しろーーっ!!

ぎゃっ!!

許せ!!

許せ

ーっ!!

今は...

いたる所に

遺体だらけ

だ...

埋葬は

いずれ...

皆で協力し

合って

行うことに

なろう...

......

この...

お父は

...

もう

抜け殻で

本当の

お父は......

神様の住む

黄泉のお国に行って

いるんだよね!?

うん!!

うん!!

いつだって、

おまえたちの

ことを見て

いる.....

だから

だからな

......

くじけたら

いかんぞ!!

たくましく

育って

......

お父を

安心させて

やるんだ!!

!!

殺せーーっ!!

鬼娘を

叩っ殺せ

っ!!

寄るな

ーっ!!

鬼め

う~~~っ!!

大怪我を

するぞ

ーっ!!

鬼めーーっ!!

あおお

斬るぞ

ーっ!!

次からは

斬るぞ

ーっ!!

鬼め

...

鬼を

殺せ

ーっ!!

やっつけろ

ーっ!!

八つ裂きに

しろ〜〜っ!!

鬼娘

〜〜っ!!

この

やろう!!

ぶっつけろ

ーっ!!

おおっ!!

やれーっ!!

雪だけじゃ

応えねえ!!

石を探して

ぶつけろ

っ!!

!?...???マスタ?

兄ちゃん...

あずみ姉ちゃん

か......

あずみ姉ちゃん

が......

あずみ姉ちゃん

あずみ姉ちゃん

!!

たえ!!

たえちゃん!!

やめて!!

だめだよ

たえちゃん!!

お!!

がっち!!

がっちじゃ

ねえか!!

ーっ!!

鬼めー

この

やろう

!!

いいぞ!!

がっち、

それで

いいんだ!!

あずみ

姉ちゃん..

...

フフフランナイフラスの

もっと

やれーーっ!!

皆で

やれーっ!!

鬼めーーっ!!

このやろうーっ!!

やめるの

だーっ!!

あずみ殿

早く

こちらへ!!

!!

ぐわっ!!

逃がすな

っ!!

逃がすな

ーっ!!

捕らえて

殺せーーっ!!

兄ちゃん

...

兄ちゃん

うううっ..

うぐふ~~っ

ぐく~~っ...

ううう~~

...えへっ、えぐっ...

あずみ殿

ご無事

でしたか!?

だいじょうぶ

です。

引け

っ!!

引けーっ!!

引かぬと

引かぬと......

ごくろうで

あったな。

申し訳

ありません

せん...

内乱を未然に

止められず、

おひたたしい数の

死傷者を出して

しまいました...

気に病む

ことはない。

おまえは

よくやった!!

聞いたぞ。

私らの命も

助けてもらった

ようだな。

大砲で

ふっ飛ばされる

ところだった

礼を言うぞ

あずみ殿の

おかげで

命拾い

いたし

ました。

鬼娘

ーっ!!

天罰が

くだるぞ

ーっ!!

ありがとう

ございました。

地獄に

落ちろ

ーっ!!

静音様

~~っ、

ああ~~~っ

静音様が

...

死んでしま

われた~~

くくくぐく...

「初めて、

うう~...

あずみ

そろそろ

出発する

ぞ。

飛猿が

どこを

捜しても

見つからない

そうなのです..

それは、後処理に

残る者達に

任せる。

あずみは

いっしょに

出発だ。

静音の家に

渡る谷の辺りを

捜してみたいの

です...

おまえが

外出したら

どうなるか...

俺も

捜しに

出たいの

ですが...

わかるだろう!?

平気です!!

あずみ...

情で

行動を..

するな!!

それぞれ

適任者が

その役目を

果たす。

飛猿の

捜索は...

かがりと..

はつねに

命じてある。

あずみは、みごと

自分の役目を

果たし、

今から

わしと

いっしょに

この領地を

去るのだ

...

鬼め

~~~っ!!

天罰が

くだるぞ

ーっ!!

地獄に

落ちろ、

鬼娘!!

地獄に

落ちろ

~~~っ!!

おのれは、

鬼~~っ!!

無間地獄の

中で.....

神の子・静音様を

殺したんじゃ、

鬼め~~っ!!

永遠に

もがき苦しみ

続けるんじゃ~~っ!!

地獄の炎に焼かれ

体を引きちぎられ

それでも

死ねず、

永遠にもがき

苦しみ続けるん

じゃ〜〜っ!!

がっち...

たえちゃん

苦しめ

〜〜〜っ、

苦しみ

続けろ、

鬼娘

~~~っ!!

がっち

...

たえちゃん

負けるんじゃ

ないぞ!!

第七話【密命】

家康を暗殺した

あずみを将軍・秀忠自らが

「幕府の成信にかけても

討ち取れ!!と命じたが、

そのあずみは

天海が

その後に庇護

した...

そして、その事は

すでに秀忠の知る

ところである

ところが将軍・秀忠も

土井利勝も、その事について

天海に対し詰問一つせず

いつしか

あずみの

抹殺命令を

弓っ込めた

それは

なぜか!?

この頃、家康の遺骸は、

駿府の久能山から

目光に建立された

東照宮に移し祭られた

この日光東照宮の建立も

天海が中心となって

押し進めたものであり、

......家康の神号を

「東照大権現」と決定したのも、

天源の主張が通ったものである。

家康は死して

将軍よりも

泣か上の神

として祭られ

これに至る働きの

中心となった

天海の存在は、

最高権力者(秀忠とても、

侵し難い...!権威と

なっていたからなのか!?

あるいは

...

秀忠には

別の企み

あってのこと

か!?...

今日:...この江戸城奥座敷で

秀忠:土井利勝・天海の

二者秘密会議が開かれる。

今回...

天海独自の

情報がか...

森府転覆の

陰謀がある

ことを掴んだ

という

幕府は、あらゆる

方法を使って

全国に情報網を

張り巡らせて

いたか...

今回は、その件に

ついての密談で

ある。

内容が陰の

策略となるで

あろうため、

秀忠は次の間に

柳生宗紺を

控えさせていた。

天海僧正様が

お見えに

なられました。

これは...

とんだ失礼を

お待たせ

させてしまい

ましたか!?

いやいや、

お気になさらず。

こちらが

勝手に、早めに

思案を始めて

いただけです。

本日の

内容が内容

だけに...

そうでしたか。

!?

?......!

......

僧正殿...

こちらの

娘子は!?

ここは

重大な

内密会議の

席のはず...

娘子!?

...

あずみです!!

!!

...!?...?

あずみと

申します

...!?そうですよ!

あずみ!!

よろしく

お見知り

おきを。

て...天海

あずみから

あれこれ

聞き出して

大御所様(家康)を

あずみに討たせるよう

仕向けた

俺のあの策略に

気付いたか!?

そして

それを進言

しに...

天海め~~~っ!!

余が...殺せと命じた

そのあずみを......

己の懐に庇護し...

しかも

その事を余が

黙認せざるを

えないとでも

つけあがり

おったか~~~っ!?

こ.....この娘が

あずみ...

それにしても

天海.....

堂々と連れて

来るとは...

この

小娘が

.....

あずみ

この小娘が

鷹狩り場で

親父殿(家康)を

殺した刺客か!!

面を上げて

顔を見せろ。

余に

よ〜く顔を

見せろ!!

はい。

!!

な...

なんと!!

う.....

美しい

こ...この

可愛い

小娘が

天下の柳生の剣と

旗本の手練れ共を、

たった一人で

退けた娘!!

今から話し合う問題の

...その解決に、

最も役に立ち

大きな働きが

できるのは

間違いなく、

このあずみで

あると思い

まして...

連れてまいった次第です。

連れてまいった

次第です。

あずみには、

私が掴んだ

この幕府転覆の

陰謀の事、

すでに聞かせて

あります。

違ったか!?

俺の

あの策略の事では

なかったか!?

その陰謀は、

確かなので

ありますな!?

私の手の者たちが

長期潜入し、

入念に調べ集めた

情報によると...

王謀者らは

この者達の

ようです。

改易され...幕府に

強い恨みを持つ

大名の家老職に

あった者が二名おり

ますが、他はその名を

聞いた事もない者たち

ばかり...

何者たちなのです!?

調べの途中ですが

判明した者から

推測するに...

おそらく

ほとんどが、

仕官を絶たれた

忍び衆の

頭領達...

忍びの一族共

か.....

......

徳川幕府は

伊賀・甲賀の

忍びの一団を

召し抱えたが

それ以外の

伊賀衆

甲賀衆、

また他にも

乱世には、

その技を買われ

各大名に雇われ

活躍した

忍びの流派は

数知れず...

...しかし

乱世が終わる

と...

彼らは、

命がけで

鍛えあげた

その技も

誇りすらも

蹴落とされ

屈辱の日々を

送っている

忍び衆も

......

また数知れず

それで...

幕府に恨みと、

今の世に大いに

不満を持つ

この者達が、

この江戸城に

潜入し、

将軍・秀忠様はじめ、

我ら幕閣の

主だった者全員を

殺害する計画を

練っていると

言うのですな!?

...

再び乱世に

戻したいのか

...

あるいは

政権を

奪い取ろうと

考えている

のか...

そして...この者らを

一つにまとめあげた

中心の首謀者が

伊達...

あの独眼竜の

伊達政宗だと

言うのだな!?

どうやら

またもや

伊達殿が

それが

本当ならば

厄介だ

......

あの伊達殿は

.....実に

厄介だ!!

伊達政宗が

謀反を起こす、

という噂は

幾度となく

起こっては

消えてきた

秀吉の時代にも

家康の時代にも

政宗は、その度に

秀吉・家康の追及を

巧みな策と言い逃れて

みごとかわし

事無きをえてきた...

堂々として

...

みごとだったぞ、

あずみ。

これでもう、

上意の名のもとに

表立って命を

狙われる事は

無いだろう。

しかし...

柳生宗矩

あたりが

陰で

密かに

消そうと

刺客を送って

よこすかも

しれんぞ。

変わらずその事は、常に念頭に置くようにな!!

変わらず

その事は、

常に念頭に

置くように

な!!

はい。

ん!?

天海様も

あの

将軍様

も.....

家康様を

討った俺を

恨み...

罰したいとは

思わないの

ですか!?

...

処刑したい

とは...

...

人は皆...

大なり

小なり、

罪を犯す

だから

その後、

人の為、

あるいは

世の為、

役立つ働きを

して、

償うのだ

小さな罪には小きな償い、

小さな罪には

小さな償い

大きな罪には

大きな償い、

あずみは

今日まで

実に大きな

使命を

果たし、

充分に

世の役に立って

きた!!

この使命は、

まして此の度の

幾万の屍の上に

やっと築いた

この泰平の世を

覆し、

またも

乱世の世に

引き戻そうと

する陰謀を

絶つ!!

という

大使命

なのだ!!

みごと

果たせば、

どんな大罪をも

償ってなお

あまり有る

働きである

......!と

あの将軍

秀忠様とて

思うはずだ!!

...!!!

この者らが

改易された

外様大名の

家老職にあった

者達......

そして

この者らが

忍びの

頭領達、

そして

......

伊達政宗

...

これが、

これから

あずみに

枝打ちして

姓名だ!!

もらいたい者たちの

決起前の最後の

決意確認の為で

あろう...

必ず全員がその場所に

集結するようだ

いや、それは...

この中心人物

伊達政宗は

手強いぞ!!

あずみは

かつて

浅野長政

加藤清正などの

武将をみごと、

枝打ちしたが、

この伊達政宗は

彼らより遙かに

知略に長け、

警戒にも

怠りが無い

はずだぞ。

あの

ふふふ。

言いたい事は

わかっている

誰一人、

顔も知らない

この者達を、

その場所で

どうやって

見つけ

出せば

よいのか!?

...

と言いたい

のだろ!?

はい。

はっほっは。

わかって

おる!!

この使命は

あずみ、飛猿

かがり、はつね、

それと

新たに、

もう一人

仲間が

加わる。

その者こそ、ずっと

潜入捜査を続け、

この陰謀を擬み、

この首謀者達の顔を

見届けた者なのだ!!

まもなく

ここに到着

する予定だ。

飛猿は負傷しながらも

あの谷を這い上がり、

かがり、はつねと共に

江戸に帰り着いたのは

あずみより五日遅れ

であった。

その飛猿の傷も

癒えつつある...

なんだって!?

ほんとか

よ.....

そんな人間が

いるの!?

その

仲間となる男が

もうじき

到着する

から、

試してみろ!!って

天海様か...

そりゃ

おもしろい

な!!

試して

やろうじゃ

ないか!!

うふっ!!

おもしろ

そう!!

誰が

見抜かれ

ないか、

勝負だね!!

その

仲間となる男は

瞬でも

目に捕えた

人物の顔は

的確に記憶し

決して忘れず、

その人物が

どのように

変装を

凝らそうと

どのように

変貌を

逃げようと

瞬時に見抜き

見分ける能力が

あるという。

そんな男が

やって来る

やっぱりな

おまえは

そう来る

だろうと

思っていたぜ。

あんただって

予想通り

よ!!

と...

飛猿!?

ふゃっふやっ

ふゃっ...

甘いな。

おまえらのは

変装とは

言わん。

俺の

勝ちたな。

だって、境内に居る

人物って言ったら

限られちゃうじゃない。

この髪じゃ

坊さんにゃ

化けられねえ

しさ...

ここにゃ

参拝客

だって

居るぜ。

とにかく

やって来る

その男に、

一瞬でも

この顔を

見せれば

いいんだろ!?

そうして、その後

変装を取った俺を、

境内に居た老人だと

瞬時に見抜くって

言うんだろ!?そいつは、

俺は信じないね。

そんな事ができる

男が居るとは。

それより

俺のこの鼻で

嗅ぎ分ける方が

よっぽど

確実だね

あずみちゃんは

まだかね!?

あずみは

あの髪と

目の色。

どうやったって

バレバレさ。

あっ!?

えっ!!

あ...

あずみちゃん

!?

まさか

ほんとう

かよーーっ!!

くひのなか

綿つえすいて

ひゃべえない...

ほんとに

あずみ

か!?

このやろう

負けたぜ

くっそ

っ!!

ぎゃーーっは

はははほ!!

けへへへ。

ろうら!!

おえのかひ!?

あずみ23

ピッグコミックス

雪と別れ

2001年11月1日初版第1制発行

ISBN4-09-186123-7

〈検印廃止〉

者著

発行者

印刷所

発行所

ふぅぅぅ

@Yakorikovama,201

寄片

!!

凸販印刷株式会社

振替(00130-1-200)で

(〒101-8001)東京都千代田区ーツ橋二の三の

最近は3000mmの大量が学館で

無茶なことがあります。株式販売店(2015年3月15日)までは、会社

Printedin.japan

アンケートのお願い

小学部アンケート係

お店様には十分に渡しておりますが、「私」「体のページの抜け落ちや確認の問題はありがとうございませんでした。)の場合はお取り替えいたします。

お盆休には十分に感じており、購入された事は名を明記してまずか、後から出していただきますので、10時間もあるでにお送りください。ありがとうございませんが、当時はお昼間にてお取り替えいたします。

第二十二条これをどうすれば、第1971年10月10日-012月18日土曜日、1010年1月20日(火)

わかりましたね。なんですよね。今日の一部あるいは全部を見たわけじゃないですか。で複製の転職・上高・化粧品をすることができませんでした。とは、法律で認められた場合を除き、

そんなわけではないのですが...しかし、こんなところではないかと思っていますが、

以前の状況を確認していますが、

それでも、それは一部または会場ではないのですが、ファイナスコミュニは、著作権はしているのかも知らないことが多くなってきました。あれでいます。本物から散歩を希望さ

それじゃあまりに会話をしている場合は、日本経営に日本製の撮影サービスのそういうことは、あれだけでもないと思いますのですが、その日本では

●小説術のコミックス、画面についてのアファンやトイをインターネットで受付付けています。

いや、やっぱりこれは、このサイトプラクトストで、

このコミックスのキャンペーン10月20日から入力してください

これからのスポーツのアプリケートにお客さんにお願いしたのですが、毎月500名の方に抽選され今年の学校の教育サート「1000円」をさしあげます。

ファンデートになっているということがありますが、事故までは重要な話ではないと思います。

その男は

やって来た

「あずみ」第23集一完

あずみ

ISBN4-09-186123-7

C9979¥505E

定価:本体505円+税

雑誌45701-23

小学館

9787mmamintinningrimg4.0918612384

2997909年9月9日05054

あずみ

果たしたあずみは、天海の危機を知

り、口境付近の戦場〜・急行11・洗脳

されている民の明日なき暴走を止め、

悪の元Mである小西見弟との戦いに

森は街を打つことができるか...?

大長編「雪日死闘編」、ついに完結!!

また、ネットからは、大阪の地域でも1000円以上の時間が高いと思っているのですが、この世代である「平成29歳になってしまうことができましょうか。

...のあとすら

目を陰で挟る。神の子宮は、西九弟に

確かにされ、城侍相手の戦に勝利した

民の暴走は止まらず、矛先は素晴の

重鎮・南光サ天海の9温宮部隊へと16

けられる...!!一方、羅利用を討ち