[小山ゆう] あずみ第30巻

また、そういうことによると、

この

Ｂｌｅ

ｃｏＭｌｃｓ

そういえば、

小山ゆう

んっ

ファンデザイン

．．．

＾

．．．

♣小学館ｅｃｅｒ！！

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定価：「本体５０５円＋税

雑誌「４７０－３０－小学館」

あずみ

事業３０巻のあらすじ

天海の命で・死の領地＂内偵を進め

るあずみは、柳生の＂完たれル成主権

立計画『を知る。その梵尺丸はあず

みへの思いが暴れ、ついには絶位に

友ぶ、恋仲である兵介の身を案じる

あずみは先天丸を陰で＂操る柳生の高

官・加納を説得しようと単身、加納

の屋敷に乗り込むが、馬敷には関係に

あずみ情報で向けた柳生『目がお

受けていただけでいた！！あずみの綺麗だ．．．！？

映画『あすみ

あのーーー！！

映画『あずみ』

映画「ありがとう」、ＤＶＤ発売！！

ビデオレンタル開始！！

あああんぱくスパワールで部員達哉さんはユールギューションもあります。

ありがとうございます。エンスペリアールは完全に出会いた

小天海が死の領地＂視察にやって来た事を知った柳生宗奴は．．．

この機にあずみと天海、両名の職務を決意し、総攻撃を開始！！

あずみは天海を守り抜き、在庫完了後、２０１３年前の会社を送り討ちに出来るから、

小山ゆう

コピックコミックスは評発売中イベント

味いちもんめんはふふふ．．．．．．

新し味いちもんめくちょっとありがとうございますが、

愛しのバットマン細野不二彦八．．．。全般巻

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あずみ（ハ山ゆう）これからは、

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一つ．．．

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でんでん虫（坂田信弘だかざま鋭二）：全６巻

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小山ゆう

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ＣＯＭＩＣＳ

小山ゆう

いいっ

（１００４）

あずみ

小学館

三十～乱聖

小山ゆう

３０．乱撃

あぁみ

第一話「姫み。

第二十二十四四四八

第三者、単独交渉、

第四話、離れぬ心、

第五話、地の初陣、お

第六話「動揺」は

第七話「乱撃」の

死み

第一話

梵天丸があずみに

きっぱりと振られた

ことを知った加納は、

「あずみには、他に

好きな男がおり

時々会っている」

と告げた。

梵天丸は

その男（兵介）の

住むという

隣の領地へ

向かった。

そこは天領

幕府直轄領地〉

である。

その男を

見たい．．．

．．．いや、

あずみがその男と

どんな風に会って

いるのか．．．

その現場を

見ずにはおれぬ

．．．という衝動に

かられ、

見届けるまで

近くの宿に

宿泊する！！と

言いだした。

そして、

その日のうちに

その男の姿を

確認．．．．．．

あ．．．あの男

か．．．．．

あずみが、こっちに向かっ

たという知らせが来るのを

待ち続けて．．．．．．もう

三日目を迎えていた。

あ～あ、

たいくつで

死にそうだぜ

．．．．．

なにも、

四人で

籠ってる

こともない

でしょう。

二人交替で

息抜きを

するというのは

いかがでしょう

か！？

うん！！

賛成！！

そうしま

しょう！！

梵天丸様は、

知らせが来るまで

まったく外出する

気はないよう

ですからな。

なんの身分も

地位も無い

彫刻師の

まだ見習い

だという．．

なぜ．．．！？

なぜだ！？

どうして

あずみは、

その程度の男を

好きなのだ

！？

将軍の子の

余よりも、

その程度の男を

．．．

どうして

！？．．．

あずみ！！

もう来てた

のか！！

早いなあ、

早いなあ

近くの俺が

待たせるとは

ごめんな。

いや、俺が

早く来過ぎ

たんだ。

ほんとうに今日は

一日、休めるのか！？

うん！！やっと

いただけた

休暇だよ。

あずみこそ

だいじょうぶ

なのか！？

うん！！

今回の

任務は、

飛猿の療養が

一番の目的みたいな

ものなんだ。

そんな筈は

ないだろう

．．．．．．

俺に心配を

かけまいと

して．．．

えへっ、

楽しそう！！

あ．．．

賑やかだね。

迷子か！？

坊主。

はぐれた

のは

お父か！？

おっ母か！？

何！？

爺ちゃん

か．．．

爺ちゃんと

はぐれた

のか。

捜して

来る。

え！？

あの子の

爺ちゃん、

知ってるの

！？

見たんだ

覚えてる。

そうか！！

兵介どのは

一度見た顔は

完璧に記憶

できるんだった。

わっ！！

やった！！

見つけた！！

わはは、

すごいや！！

ほんとうに

驚くなあ．．．

じゃあ兵介どのは

今、こうして

すれちがう人達

皆を覚えて

しまうの！？

そんなことは

ないよ、

それは無理さ。

ちょっと

気に止めた

人だけは

覚えられ

るんだ

あの老人と子供は

入り口門の所で

偶然、ちょっと

気に止めたんだ。

へー

だけど

すごいなあ

．．．．．．

一度気に止めたら

完璧に記憶

しちゃうんだね。

記憶だけで、

こんなに

生き写しの

ような

飛猿を

彫れちゃう

すごいよ！！

兵介どの

絶対、

天下一の

彫刻師に

なれるよ！！

今にも

飛び立ち

そうな鳥

とか、

今にも

走り出し

そうな馬

なんかを

彫れちゃう

んだね！！

ところが、

本物と

そっくり

生き写しの

ように彫った

としても

感心して

もらえる

だろうけど、

見た人が

感動を覚えたり、

見た人の心を

ぐっと捕らえたり

する彫刻は．．．

もっと別なんだ。

姿、形も

そうだけど、

顔の表情

一つとっても、

たとえば、

仁王は勇猛威嚇の相、

般若は妬みや怒りの相

と言われるけど、

見る側の気持ちに

よって．．．別の

いろんな表情を

感じることもでき、

穏やかな表情の

仏像や菩薩像

にも、見る者に

とっては別の

隠された表情を

感じることが

あるだろ！？

ほんとうに

優れた

彫刻は、

きっと

見た人達が

思わず

目を奪われ、

いろんな感情が

沸き．．．

心を捕われて

しまう．．．

そんな力が有る

と思うんだ．．．

そんな彫刻を

彫れるように

なりたい．．．

その為には

腕・技術だけでなく、

もっともつと

俺自身の心を

磨き深める修業を

しなきゃならないと

感じているんだ。

嬉しいんだ。

ほんとうに

奥深いん

だってことが

わかった

．．．．．

目指す頂が

まだまだ遥かに

先だってことが

わかったけど、

それだけに、

生涯をかけても

悔いが無いって

気がして、

嬉しいん

だ！！

うん！！

うん！！よかったね！！

よかった

ね！！

ほんとうに

よかったね！！

すてき

だよ！！

この天下に

幾百年も

残るような彫刻を

彫り上げたいって

兵介どのは言って

いたけど、

すごいよね。

それが実現

できたら

だって．．．

何百年も後の世の

人たちが．．．

兵介どのの彫った

彫刻を見て、

目を

奪われ

．．．．．．

感銘を受けたり

したら．．．．って

考えたら．．．

．．．

わーーっ！！

それって

ものすっごい事

じゃないか！！

兵介どの！！

あの人たちは

何を書いて

るんだろう！？

木札に願い事を

書いて供えると、

願いが叶うって

やっさ。

ほんと！？

それは

やらなくちゃ！！

あずみは自分の

願い事を書くん

だぞ。

将来の夢とか

でもいいんだ。

うん！！

見るな！！

ああ～～！！

なんか

楽しいなあ！！

．．．．．．

あずみは何と

書いたんだ！？

白状

し合わ

ないか！？

うーん

よし！！

俺はね、

兵介どのが

彫った彫刻に、

目を止め、

感銘を受ける

ような．．．．．．

そんな

彫刻師に

兵介どのが

なれますよう

に！！！．．．って。

何百年も後の

人たちまでが、

俺の事を書いた

のか．．

あずみ自身の

将来の夢や願いを

書くんだよ．．．

俺の．．．将来の

夢！？．．．

そんなの

考えたこと

ないよ。

俺は、いつか

殺される日まで

使命を果たして

いくだけだよ。

あずみ

．．．

あの時、充分

語り合った

．．．．．．

だから．．．

ぶり返して

議論を

する気は

ないけど．．．

あずみにも、

人を斬らずに

安らいだ

暮らしを

送っていける

道は、

絶対、

あるんだ！！

という事

だけは

心に留めて

おいてくれ！！

さっき

．．．．．

兵介どのの

夢を

改めて

聞いて、

それを

想像した

時．．．

なんか

．．．．．．？

こう．．

行く先が

俺は

今まで、

パーッと

輝いた

ような

なんて

言うか

自分の

人生の

長い先なんて、

想像したことも

考えたことも

無いよ。

考えなきゃ

いけない！！

初めてだ

生まれて

よ．．．！

こんな

気持ち

こんな気持ち．．．

兵介どのの彫り上げた

彫刻が、この世に

何百年も残って、

後世の

人たちが

ずっとずつと

それを

見続けて、

いろんな

人たちが

いろんな

思いを

巡らす

なんて．．．

想像した

だけで、

すごーく

幸せな

気持ちに

なれるんだ！！

初めてだよ

将来のことを

想像して、

幸せな

気持ちが

ふくらんで

くるなんて

．．．

ほんと

胸が

温かく

なるんだよ

．．．．．．？

初めてだ

なあ．．．

あずみ

．．．

ああ～～っ．．．

今の俺に

あずみを

救い出せる力が

あるのなら、

強く抱き締め

たいよ．．．

だけど．．．

今の俺には、

まだ無い

ああ．．．

どうしたん

だろう．．．！？

なんか

やけに綺麗に

見えるなあ

すごく

．．．．．

空も．．．

樹も．．．

幸せな

気持ち

山も．．．

梵天丸様、

二人が

来ます。

！！

あ．．．

あんな笑顔を

するのか．．．

あんな嬉しそうな

顔を見せるのか、

あずみは．．．

よ．．．余には

決して

見せなんだ

．．．．．．

あんな笑顔を．．．

お～～の～～～れ～～

許さね．．．許さぬ．．．．

許さぬぞ～～～〜〜っ！！

．．．

第二話恫喝

諸君らは、

天海僧正の僧兵軍が

押し寄せて来た時に

備え、この地で待機

してもらう軍である。

逗留して

もらう場所は

〝庭内〟と言って、

諸君らの里

とは違い、

その時こそは、

今まで養い続けて

きた、このわしに、

命を懸けて

報いてもらわねば

ならぬぞ！！

はい！！

堕落の誘惑に

溢れた場所

である．．．

博打を打とうと、

女を買おうと

構わぬが、

いざ戦い

となった

その時、

必ずや、御恩に

報いまする！！

お任せあれ！！

さて、わしは急ぎ

江戸に戻らねば

ならぬ。

よって以後は、この

加納の指示に

従ってくれ

わしが

全幅の信頼を

置いておる

男だ！！

この地に

おいては、

この

加納の指示を、

わしの指示だと

受け取ってくれ！！

わしの所の

土蔵・火蔵の

敵である、

あずみがおる

そうですな。

すぐさま、

敵討ちに

行って

よろしい

ので！？

それも、

最も良き機会に

加納が指示を

出すであろう。

それに

従ってくれ。

では、後は

任せたぞ！！

皆さんに滞在して

いただく〝庭内〟という

場所を取り仕切って

いるのは、

お鏡という

．．．．．．

なかなか

色香漂う

女であります。

ほーーっ！！

ひょー

ーっ！！

女親分

かい！！

．．．が、

千代蔵が

脅威で

ある為、

“庭内”が

治まって

いる。

このお鏡の指示を

力で実行するのが、

千代蔵という弟で

あり．．．．．

耳が聞こえぬ。

そこで、皆さんに

これだけは

守ってもらわねば

なりません。

このお鏡と

千代蔵には

敬意をはらい、

〝庭内”に

滞在する

限り、

千代蔵を

からかったり、

お鏡を

ものにしよう

などとせぬ事。

よろしいな！？

お帰り

なさい、

梵天丸様。

いかが

なされまし

た！？．．．

あずみに対する

思いを吹っ切ることが

できましたか！？

あずみは天海僧正の

命を受けています。

梵天丸様を城主に

据えようという

この計画を、

必ずや、

潰そうと

立ちはだかって

来ます。

当初、

あずみが

梵天丸様に

優しく

近づいたのも、

この計画を

探る為の

計算で

ありますぞ。

あずみは

梵天丸様を利用し、

お心を弄び

袖にしたのです。

もはや顔も

見たくない、

憎っくき女

．．．．．．と

お思いなら、

こちらに

とっても大きな

障害である

あずみ．．

すぐにでも

討ち果たし

ますが．．．

ばか！！

まだ、余は

あきらめてなど

おらぬ！！

まだ手が

あるのだ！！

あ．．．

あずみを殺すと

申すのか！！！．．．

絶対、

あずみを

余の女に

してみせる

！！

居た！！

見ろ！！

あんな所に

．．．

ありゃ！！

驚いた．．．

よく登ったなあ、

あんな所まで

．．．

とにかく．．．

俺たちの故郷にゃ

絶対、いないよ

な．．．．．

あんな娘は

．．．．．

うん．．．

絶対、

いなかった。

女なのに

ああ

．．．．．．

一人で寂しさを

慰める独楽遊び

だろう．．．．．って

兵介どのは

言ったけど、

今は

そうじゃ

ないよ！！

すごく

幸せな気持ち

なんだ．．．．．

兵介どのの

ことを

．．．

兵介どのの

将来を考える

だけで．．．

まいったなあ

．．．．．．

会ったばかり

なのに．．．

また

会いたい！！

あずみ

ーっ！！

あずみと、

二人だけで

話がしたい。

はい。

あの額に面をつけた

不気味な男．．．

かなりの手練と

見るが．．．

うん！！俺も

そう見る．．．

他の護衛らは

論外だがな。

二人は．．．

道場剣法の

腕自慢って

とこか．．．

青いな．．．

話とは、

なんで

しょうか！？

あんな笑顔を

見せるんだな、

あずみは．．．

余には

決して

見せぬ．．．

え！？

あんな彫刻師

見習いの、

どこが

そんなに

いいのだ！？

！！

しまった

．．．

密偵に

尾行されて

しまった

のか．．．

用心した

つもりだった。

のに．．．

あの男といると、

そんなに嬉しい

のか！？．．．

彫刻師の

見習いごときの

男の．．．

どこが

それほど

いいのだ！？

あずみは、ちっとも

わかってないよう

だな．．．

余の力を。

え．．．

宗矩が

あずみの命を

狙っているのを

止めることも、

余の一言で

できるの

だぞ．．．

あの彫刻師の見習い男を

どうこうするも

余の命令一つで、

それを

断りおって

なんとでも

できるのだ！！

！？．．．．．．

．．．．．．

何をしようと

言うのだ！？

．．．

へっ．．．

余の目の前を、

あんなに．．．

顔を見合わせて

通り過ぎおって．．．

余がどれほど

惨めであったか

！！

あんな見習いの

将来など

余の手の内、

余の命令

一つで、

なんとでも

できるという

ことだ！！

何をすると

言うのだ！？

腕を斬っても、

目を潰しても

彫刻師は

終わりだ！！

ふはっ！！

きさま

〜〜〜っ！！

憎しみは

俺に向けろ！！

この俺を

傷つけろ！！

あずみは余の妻に

なる女だ！！

傷つけたり

するものが！！

余の恨みは、

あの見習いが

受けるのだ！！

許さぬ

ぞーーっ！！

いやっ

ふっ．．．

ふははは

そんなに

ーっ！！

怒るのか、

あずみ

．．．．．

あずみが、

余の女になって

くれぬからでは

ないかーーっ！！

あずみ〜〜〜っ

．．．．．．．

それほどまでに

余はあずみが

好きなのだ！！

余の女に

なってくれ！！

そうすれば、

あの男だって

無事でいられる

のだ！！

余は、あずみを

あきらめきれぬ

のだ！！

余の女に

なってくれ！！

．．．

それは

．．．．．

できませぬ！！

．．．．．．そうです？

ならば、あの

見習い男の

将来は無いぞ！！

思い通りに

ならぬから

といって、

そのような

卑劣な脅しを

かけ．．．

武士として、

男として、

恥ずかしく

ありませぬ

か！？

それほど、余は

あずみが欲しいの

だーっ！！

あずみが余の女に

なる以外に、

あの見習い野郎の

無事は無い！！

あずみは、

余の女に

なるしか

道は無い

のだ！！

この決意は

変わらぬぞ

〜〜〜～～っ！！

猶予を

やろう。

考えろ

じっくり

返事は

また聞きに

来る。

くっ

ふっ

ぐふふ～～っ、

くふ〜〜っ、

あずみが

承知せぬから

悪いのだ．．．

余は

将軍の子ぞ！！

あの見習いごときが

邪魔などできる

ものか～～～っ！！

そんな彫刻を

彫れるように

なりたい！！

幾百年も

後の世の

人たちが

兵介どのの

掘った彫刻を

見て．．．

感銘を受け

たりしたら

．．．．．

それって

すごいよね！！

夢を．．．

そんなことを

させるか

～～～っ！！

兵介どのの

才能を．．．

そんなことを

させるか

～～～っ！！

潰すだと

〜〜〜っ！！

ああ．．．．．．

どうすれば

いい！？．．．

どうすれば

．．．．．．！

どうすれば

兵介どのを

守ることが

できるのだ！？

活単独交渉

第三話

ここは

私の屋敷

です。

あれだけの

人数全員を、

というわけには

いかぬので、

主だった者だけに

来ていただき

ました．．．

“庭内”に

逗留して

いただくに

おいて、

というのは

そこを

仕切る

お鏡と

千代蔵に、

敬意をはらい、

従って欲しい

と．．．

一方的に

申しても

皆さん、

なかなかに

承服しかねる

と思いまして

な．．．

そこで、

この場で、皆さんに

お鏡と千代蔵を

引き合わせ、

いっしょに酒でも

酌み交しながら、

互いを理解し合って

もらうことが

肝要と考えました。

ほおーーっ！！

女親分さんに

お目にかかれるの

ですかい！！

ほへっ！！

おっ！！

ぐえっ！！

なんじゃ！！

どうしたんじゃ、

あの顔は！？

化物だぜ．．．

お鏡と

申します。

こちら、弟の

千代蔵で

ございます。

皆さま、

どうぞ

よろしく

お見知り

おきを。

おおーーっ！！

いける！！

色っぺえ女じゃ

ねえか．．．．．

そそられるぜ

．．．

あずみが

余の女になる以外、

あの見習い野郎の

無事は無い！！

！！

どうすれば

．．．．．．

どうすれば、

兵介どのを

守れるのだ！？

ああいった密偵が

常に俺を見張り、

兵介どのまで

見つけられて

しまったんだ

．．．

大きな屋敷

だ．．．

密偵を命じて

いる男の屋敷

かな！？．．．

おそらく

そうだろう

．．．．．

加納様に

指示された

か！？

加納という

柳生新陰流の．．．

もし、そうなら

梵天丸様の行動も

握っているはず

．．．．．ひょっとして、

兵介どのに危害を

加えないよう、

取引ができる

か！？．．．

取引が

．．．！？

交換条件を

出して．．．

．．．

加納という

男の屋敷

か！？．．．

．．．

逆効果に

なってしまう

か！？．．．．．

．．．．．

一か八かだ！！

加納様の

お屋敷です

ね！？

弟は、

全く耳が

聞こえ

ないの

かい！？

はい。

よう！！

どうなって

んだ！？

その顔は

！？

がはは、

恐ろしい

よ〜〜っ。

やめな。

女親分さん、

俺の盃を

受けてくれる

かい！？

いただき

ます。

ほーーっ！！

ご返盃。

何！！

．．．

あずみが

．．．

あずみが一人で

．．．．．．？

どういうつもり

だ！？．．．

それにしても

向こう見ずな

よし！！

通せ！！

おのおのがた

各々方、

なんと

驚くなかれ。

今、

あずみが

私と話を

したいと、

一人で

やって来た

ようです。

何ーっ！？

あずみが

．．．．．．

早くも

お目にかかれる

のかい！！

噂のあずみに

！！

そりゃ

おもしれえ！！

あずみ

～～～っ

．．．

どうした

！？

座敷には

上がらず、

中庭に回る

と言いまして

．．．．．．

お

おーっ！？

おまえが

あずみか

！？

この小娘が

あずみか

？！？．．．

加納さん、

あの小娘が

あずみです

かい！？

あずみです。

そちらが

加納様

ですか！？

私が加納だ。

驚いたな

．．．．．

予想と

あまりに

違うじゃ

ねえか

こんな

可愛い

小娘が、

あずみ

だとは

宗矩に

金で雇われた

兵力か．．．

この者達は何者だ！？

．．．．．．柳生一門には

見えない．．．

お鏡さんと

千代蔵も

いる．．．

やはり繋がって

いたな．．．

話とやらを

うかがいま

しょうか

．．．．．

ここで

話し合う

べきか

．．．！？

二人だけで

と言っても

．．．．．

承知は

すまい

．．．

ならば、

この者らに

聞かれても

同じことか

．．．

俺は今日、

梵天丸様から

卑劣な脅迫を

受けました。

この内容は

想像が

つきます

か！？

さあ、

どのような

脅迫かな！？

あなた方が、この領地で

梵天丸様を城主にし．．．

やろうとしている事に

対し、

俺は

邪魔する気も

無ければ

そのような

使命も受けて

いません

まず、

そのことを

お伝えします。

しかし、梵天丸様が

俺に伝えた卑劣な脅迫を

もしも実行に及ぶなら、

俺は

命にかえても

立ち向かい！！

あなた方も

梵天丸様も、

きっと

大きな後悔を

することに

なります。

この事、

加納様から

梵天丸様に、

よーく

お伝え

願います！！

だから、

どのような

脅迫を

受けたの

かな！？

それは、梵天丸様に

伺えばわかり

ます。

加納様は

必ずや、梵天丸様の

行動を縛れるお力が

有る方とお見受けし、

申しておるのです。

ふっ．．．

ふっふふ

ふふ。

ふははは

ははは

何言って

やがるんだ！！

小娘のくせして

偉そうな口

ききやがって。

この

小娘が

土蔵

火蔵の

敵だ！！

この場で爆矢は

困ります。

まあ、

お待ちください。

！！

加納様、

ぜひ

我らに

討たせて

くだされ！！

爆矢．．．

あの一族

か．．．

加納さんよ、

噂のあずみが

こんな

そそられる

娘だとは

思わなんだ

ぜ。

だったら、

命令がある

まで殺しは

しないが

捕まえて

楽しむのは

勝手にして

いいんです

かい！？

おっほーっ！！

そりゃあ

たまらん！！

飛んで

火に入る

なんとやら

だぜ！！

げへへ！！

犯してえ

ーっ！！

邪魔な

あずみだが、

今、殺しては

梵天丸様を

なだめきれぬ

と思っていた

．．．

しかし、

この場であずみが

この者達に．．．

輪姦され、殺された

となれば．．．

汚されたあずみ

には、もう未練は

無い．．．！と

あきらめるかも

しれぬ．．．

止める間も無かった。

と状況を説明

すれば．．．

梵天丸様を

説得できる

かもしれぬぞ。

うん！！

今が、あずみを

片付ける

絶好の機会

かもしれぬ．．．

加納様、

ご返答を

承りたい。

一応、

梵天丸様に

その事は

伝えよう。

だがな．．．

勝手に

私の屋敷に

入って来た．．．．．．

しかも、こちらに

とっては憎っくき

敵．．．．．．

私には

．．．．．．

どう考えても

この皆に、

あずみを

無事に

帰してやれ

と命ずる

理由が

見当らない

のだがな

．．．

うん！！

私には

この場で、

皆の

したい事を、

止める理由は

何も無いようだ！！

ヘっへっへ。

おもしれえ

ーっ！！

やめろ！！

俺は

腕を頼りに

生きている者らには、

手・足を斬るより

命を絶つ！！

俺を

犯さんが為に、

殺されても

いいのか！？

俺に任せな！！

これで気絶

させてやる

ぜ！！

あずみはニ十六名の

柳生一門の手練れを

たった一人で

斬り伏せた娘だ！！

ご用心なされ！！

気絶などでなく、

討ち果たす気で

立ち向かわねば

返り討ちに

遣いますぞ！！

そうかい

！！

なら、

殺してから

犯して

やるぜ！！

刃向かって

来なければ、

俺は斬りは

しない！！

見ての通りだ！！

やめろ！！

命を粗末に

するな！！

けへっ！！

おもしれえ。

ほっほーーっ！！

はっはっ、っは。

やるじゃねえか！！

ぶった斬って

やるぜ！！

ピューッ！！

第百話、離れぬな

はい

いや．．．

梵天丸様が卑劣な脅迫を

実行に及ぶなら、

俺は絶対、許さない！！

梵天丸様、加納様が

大きな後悔をする

ことになります。

よーくお考えを！！

あっ！！

おのれ、

待ちゃあ

がれ！！

くそ〜〜っ！！

八郎兵衛

～～～っ、

くっそ

～～～っ！！

やって

くれたな、

あずみ～～っ！！

よく見たな！？

あの小娘が

土蔵と火蔵の

敵だ！！

ああ！！必ず、

木端微塵に

ふっ飛ばして

やるぜ！！

加納さん！！

殺っていいんだな！？

いや、もう

俺達は殺るぜ！！

あずみの

居場所を

教えな！！

青華院という

大きな寺におり、

武術を身につけた

多くの僧たちに

守られています。

襲撃をするにも

冷静な作戦が必要と

考えますが．．．

僧兵かい！！

丁度良い

前哨戦に

なるじゃ

ねえか！！

景気付けに

斬り込むのも

悪くねえな！！

坊主を斬るのは

こたえられねえ！！

あ！！

戻って来た！！

無事だった

か．．．．．

どこへ

行っていたん

ですか！？

何も告げず

に．．．．．

ごめん

黙って出て行か

ないでください

よ！！

心配するじゃ

ないですか！！

この寺を

出て行く

だと！？

ど．．．

どうして

！？

大勢いた敵の中に

爆矢を放つ一族が

いた．．．俺を狙って

この寺に攻めて来られ

たら．．．

大きな被害、犠牲が

出てしまう．．．

絶対それはできない！！

私共は天海様から

あずみ殿を

お守りするよう、

言いつかって

おります

出て行かれ

ては困り

ます。

行方をくらます

わけではありません。

居場所は教えます。

とにかく、

あの爆矢の一族を

倒すまでは、

俺はこの寺に

いない方が

いい！！

俺自身が

戦いやすい方法を

とりたいんです。

どこへ

行く

つもり

だ！？

飛猿．．．．．

俺は

梵天丸様

から．．．

言うことを

聞かねば

．．．

兵介どの

の．．．．．

腕を斬るか、

目を潰すと

脅されたん

だ．．．

何．．．

だから．．．

ここよりも

もう少し

兵介どのに

近い場所の

．．．

お堂でも

見つけて、

飛猿は、よく

知っているように、

そこで

寝泊まり

しようと

思うんだ

．．．

俺は

そういった

ことには

慣れっこだ。

すみません

いろいろと。

米と味噌、

芋など

入れてあり

ます．．．

ありがとう、

お世話に

なったね

．．．．．．．．

お気を

つけて

これ以上は

重いんで

お気を

つけて。

くれぐれも

お気を

つけて

．．．

ばか．．．

どういう

つもり

だ！？

タベ．．．

あれほど

言い聞かせ、

二人は

承知した

ではない

か．．．．．

承知したふりを

しただけですよ

．．．．．．我々は、

あずみと共に

戦いますから

ね！！

無駄ですよ、

絶対、説得は

無駄です！！

．．．

果たすべき

役目を

はき違える

な！！

これは俺の

私闘．．．

二人は

天下の為の

二人は天下の為の、

説得は

無駄だと

言っている

でしょう。

あずみを

一人には

しない！！

俺たちは、

卑劣な汚い

柳生と戦い

ますよ！！

無駄な

言い合いは

もう終わり

！！

さあ！！

行こう！！

足手まとい

なんだ

．．．

ばか

やろう。

はい、ばかです。

です。

それは

どうです

かね．．．．．

承知して

ます。

きっと

俺たちが

いて、

いずれ、

わかり

ます。

よかったと

思わせて

みせますよ。

まったく

．．．

ばか

やろう。

はい。

承知して

ますよ。

まだ

ご無理を

なさらないで。

傷口が

深いのです

から．．．．．．

だいじょうぶだ、

傷口は大事に

守っているよ。

なまった足腰を

鍛え始めるんだ。

あずみ

．．．．．．

力に

なってやれん

とは．．．

ちっくしょう．．．

じれったいぜ！！

この傷め

くっ！！

近くに

小川も有るし、

ここは申し分

無い場所

ですね！！

米は

俺たちも

持って来まし

たよ。

梅干しも

たっぷりと。

俺は、このように

着替えの用意も

あって．．．

二人と違って、

宿無し暮らしは

慣れっこなんだ！！

見ろ！！俺には

こんな寝袋まで

あって、

着替えは

ちゃーんと

用意して

あります

ーっ！！

温かく

寝られる！！

えへへへ、

どうだ！！

二人は

どうやって

寝るんだ！？

そんな物．．．

どこかで筵でも

手に入れて来ま

すよ！！

なっ！！

ああ。

ご心配なく

へへ．．．

何か楽しく

なってきたな。

俺は女だぞ！！

わかっているのか！？

着替えもすれば、

体も洗う．．．

わっ、わかって

いますとも。

俺たちは．．．

ちゃんと礼は

わきまえています。

その時は、席を

外しますし．．．

のぞき野郎が

見ないよう．．．

見張りも

します．．．

そう．．．

それから

眠る時は．．．

間に衝立に

なる．．．．．．何かを

探して来ます

衝立までは

いらない．．．

夜は、交代で誰か一人は

起きていなきゃならない。

お許しを

いただけた

わけですね！？

馬は、近くの

お百姓さんに

預かって

もらおう。

え！？

預けちゃうん

ですか！？

爆矢が

来たら、

馬だって

たまらない

．．．

立木の多い

この場所を

選んだのも、

立木が

爆矢の楯と

なるからだ

よーく

見極めて、

木で身を

守るんだぞ！！

この辺りの

地形を、

よーく頭に

たたき込んで

おけよ。

攻めるも

逃げるも、

その事が

活路を開く。

馬を預けて、

ついでに筵を

借りて来まし

たよ。

そうか！！

ちょうど朝飯が

出来上がったぞ！！

あれっ！！

．．．

魚がいっぱい

どうしたん

ですか！？

魚売りが

来たんで

すか！？

魚を捕まえるのは

俺の特技だ。

魚なら

毎日、食わせて

やるぞ！！

さて．．．．．

敵の密偵が、

俺たちがここに

落ち着きそうだと

見届けてから、

戻って

．．．

知らせたと

して．．．

うん．．．

あまり

のんびり

朝食を食っては

いられない

力もな

やっぱり、もう

見つかっちゃって

ますか．．．．．

そうさせるように、

駆けずに来たわけ

だからな．．．

天下の大仕事をして、

故郷に自慢しに

戻るって言って

たが．．．

いいのか！？

彦四郎、

これで

おまえこそ

どうなんだよ！？

天海様からの使命

でもないのに

命を懸けるのか！？

俺は、あずみと共に

命を懸けて

戦うことに

何の迷いも

後悔も無いぜ！！

．．．．．．

惚れたのか！？

あずみに．．．

虎之助！！

あずみは、

兵介という男が

好きなんだぜ。

わかってるよ、

そんなこと

．．．．．．？

そんなことは

関係ない！！

．．．．．．？

放っておける

わけがない！！

俺は、

命を懸けて

あずみを

守ってみせる！！

．．．．．．

虎之助も

あずみに

惚れちまった

か．．．．．．

もう

洗い終わるよ。

．．．

どうした！？

あずみ

．．．．．．？

第五話血の初陣

来たな

．．．

爆矢が

五人．．．．．

鉄砲は

いないよう

だ．．．．．

いいか！！

奴らの狙いは

俺なんだ！！

俺一人なん

だ！！

ですから

助太刀

ですよ、

我々は

．．．．．．

爆矢に対しては、

木を楯にするにも

俺一人の方が

戦い易い！！

だから、

二人は

離れていて

くれ！！

．．．

何度も

言うが、

互いが

無事かを

気にしている

余裕は

無いぞ！！

それぞれが

自分を守る

自分の戦いに

全力を注ぐん

だぞ！！

いいな！！

地形を

よく見て、

自分が一番

戦い易いと

思う場所を

見つけて、

それぞれ敵を

迎え撃とう！！

離れるぞ！！

お！！

居た！！

あずみ

だぞ！！

あそこだ！！

確かに、

爆矢に

対しては

三人が

散らばる

方がいい。

ああ

では、

約束通り

あずみは

わしらが

ああ。

爆矢とやらの

威力を

拝見させて

もらいま

しょう。

いよいよ

初陣って

やつだな！！

虎之助

．．．．．．

初めて

人を．．．．．．

斬り殺す

わけだ．．．

お！！

居た、

居た！！

残りの

二匹も

居たぜ。

．．．

木が邪魔

だぞ．．．．．

挟み討ちに

すりゃ

殺れるさ！！

あずみ

．．．

殺られる

なよ～～っ

俺らは

こっちの二匹を

片付けよう

ぜ。

おう！！

．．．

！！

彦四郎、

虎之助

．．．．．．

始まった

．．．．．

頼むぞ！！

頼むぞ～～っ！！

殺されないで

くれよ～～～っ！！

うおっ！！

わっ！！

近づくな

ーっ！！

離れて

狙え！！

あずみに

近づくなー

ーっ！！

え～い、

止め止め、

止めーーい！！

場所が悪い！！

これでは爆矢を

無駄使いする

だけじゃ．．．

もう

止めー

い！！

．．．

木を楯にされて、

どうにもならん

．．．．．．．．

作戦の

立て直しじゃ、

退けーい！！

あっ！！

ばかやろう、

何してや

がる．．．．．

おい．．．

爆矢の奴ら、

無理だと

あきらめる

ようだぜ

．．．．．

ここは全く

場所が悪い．．．

俺達は天海僧上の

僧兵軍と戦う為の

兵だぜ．．．．．．

加納さんからも、

こっちの人数を

減らされるな！！

と念を押され

た．．．

まずいぜ

．．．．．．

ここは一旦、

引き揚げよう

じゃねえか．．．

ここは場所が

こっちに不利だ。

止めい！！

退け

ーっ！！

ぬ〜〜っ

向こうも

引き揚げる

ぞ．．．．．

どうしたん

だ！？．．．

彦四郎、

虎之助

．．．

斬られて

しまった

か！？．．．

彦四郎！！

虎之助！！

だいじょう

ぶか！？

彦四郎！！

虎之助！！

．．．

だいじょうぶ、

返り血だ！！

深傷は

受けてない

ぞ！！

しっかり

しろ！！

ハア

彦四郎、

よく戦った！！

幾太刀も

．．．

苦戦したん

だな．．．

さらに

五人．．．いや、

六人減らされ

たか．．．

申し開き

宗矩様に

できねえじゃ

ねえか．．．

あの二人の

若造が．．．

あそこまでの

手練れだとは

思わなんだぜ。

手練れって

わけじゃ

ねえよ。

狂ったように

刀を振り

回しゃあ

がったんだ

恐怖で

ひきつって

いやがったぜ。

矢の数にゃ

限りがあるん

だ．．．

無駄撃ち

しやがって

くそ

～～～っ、

ちくしょう

～～～っ。

あずみ

．．．

ゆ、指が

動かなく

て．．．．．．

刀が．．．

任せろ！！俺が

はずしてやる。

川で

返り血を

洗い流そう。

虎之助は

刀を離せる

か！？

指の力を

抜いて

みろ。

脱いだ方が

いい

俺が洗って

やる。

いや、

自分で

虎之助は

脱げる

か！？

そうか。

くっ．．．

ふはっ

無様だった

．．．

勝ったんじゃ

ないか。

強くて

安心したぞ。

なんたる様

だった．．．

くはっ．．．

そんなこと

あるもんか

！！

よく

戦った！！

みごと

だ！！

二人共、

よく

戦った

ぞ！！

第六話動揺

お手数を

おかけし

済みません

でした。

お力まで

お貸し

いただき、

ほんとうに

ありがとう

ございました。

いや、なに

．．．？

どんな

事情か

知らねえが、

たった三人に、

それも

女子さんも

いるっちゅうに

あんな大勢で

．．．．．．

のう．．．

ああ

．．．

ひでえ

もんだ

．．．

爆矢が

手に入った

ぞ。

．．

！！

．．

．．．．．．

無様だった

あずみは

兵介と

いう男と、

夫婦になる

約束を

している

のか！？

！！

．．．

虎之助

．．．

その

つもり

なのか

！？

夫婦になる

なんて．．．

考えたこと

ないよ

なら、

どういった

関係

なんだ

！？

どういった！？

なぜ今、

そんな事を

聞くんだ！？

なぜか、

気になって

しょうがないん

だ．．．．．

教えて

欲しい。

そうだなあ

いつ殺されるか

わからない俺は、

今まで自分の

将来の事を、

想像したり、

夢みたり

したことなんて

なかった．．

だけど

．．．

彫刻師になる

兵介どのは．．．

彫った彫刻が

この世の中に

ずっと残り、

幾百年も

後世の

人達もが

それを見て、

感銘を

受けたりする

かもしれない。

そんなことを

想像したら

今まで感じた

ことのないような、

幸せな気持ちに

なれて．．．

今は、兵介どのの

成功が

俺にとっても

夢になって

．．．

うん！！

夢だよ！！

兵介どのは

俺にとっての

夢なんだ！！

夢．．

ということ

は．．．．．．共に

命を懸ける

とかいう、

そういう

関係では

全くなくて。

虎之助、

いったい

どうしたと

言うんだよ

！？

家督を継げない俺は

一生、部屋住みか

惚れてもいない女の

婿養子になるか

．．．．．．

そんな人生よりも

剣の腕を活かし、

天下の大仕事に

命を懸けよ！！

と勧められ．．．

出て来た！！．．．

そんな大きな働きが

できると思って

いた．．．

いや、

だが．．．

勘違い

しないで

くれ。

臆病に

なった

わけでも、

自信を

無くした

わけでも

ない。

ただ．．．

そう思って

いても．．．

現実には．．．

何もせぬままに

斬られて、

短い一生を

終えてしまう

ことだって

あるんだな．．．．．．

ということが。

だから

俺に構わず、

戻って

天海様の

指示を待て

と何度も

言っている

ではないか！！

違うんだ！！

あずみを守る

この戦いで

命を落としても、

悔いは無いんだ！！

なぜ、

そう思えるのか！？

．．．．．．と

自分に問えば、

俺にとって

俺の一生に

とって．．．

あ：あずみは

それに値する．．．

生涯を懸けて

悔いの無い存在

だってことに

なるわけだ

．．．

な．．．

．．．

虎之助

その事を、

俺の心の中に

秘めたままで

あずみに

なんら

伝わらず、

もしも

短い生涯を

閉じたと

したなら、

それは．．．．．

惨めでは

ないかと

．．．

そこで、

あずみに

伝えたい

俺は、

今まで

女という

ものは、

男の一生の中で

さほどの存在とは

思っていなかった。

だが、

あずみに会って、

あずみを見て

きて．．．．．．

この

わずかの間に、

あずみが

俺の心の中で

いっぱいの存在に

なってしまった

ようだ。

だから、

命を懸けるに

値する！！

兵介という男が

あずみにとって

夢であるならば

ここに．．．

あずみを

守る戦いで

命を落とそうとも

悔いがないと

思っている男が

いることを

わかってくれ！！

．．．．．．

ははは、

虎之助、

よく言った！！

普通なら、

こうやって

打ち明けた

なら、

親友で

ある俺は

身を引く話

だろうか

明日、死ぬことだって

ありうる俺たちの

情況なら、

自分を偽るは

ばかげたことだ！！

俺も

正直に言う。

俺もあずみに

惚れちまった

ようだ．．．．．

あずみを

守る戦いで

死んでも、

悔いはないぜ！！

そんなこと

二人に

打ち明け

られて

．．．？

俺は．．．どう

受け止めれば

いいんだ．．．！？

あずみにとって

俺たちは

ただの後輩

でしか

ないのか！？

正直な

気持ちを

打ち明けてくれ。

俺には．．．

子供の頃から

共に育った

九人の仲間が

いた．．．

皆、死んでしまった

が．．．

共に命を懸けて

共に使命を果たす

仲間は、一番の

身近な存在だ。

虎之助も

彦四郎も、

共に命を

懸ける仲間．．．

俺にとって、

かけがえのない

身近な存在

だ．．．

ありがとう！！

気持ちは

すごく嬉しく

．．．．．．

もったいないと

思っている．．．

だけど

．．．．．

二人の気持ちに

どう応えたら

いいのか、

わからないよ

．．．

えっ！？

負ってくれる

のカえ！？

平吉。

おっ！！

はっ！！

はれま！！

あはは、

楽しいよ

ーっ！！

平吉！！

はっ！！

あはっ！！

楽しい

よう！！

今日の千代蔵は

やけに機嫌が

いいな．．．

どうしたってんだ！？

呆けた

婆さんと

すっかり

馬が合っちまった

のかよ．．．

楽しいよう、

嬉しいよう、

平吉！！

はいね！！

ほいね！！

どうしたんだ！？

平吉．．．！？

千代蔵！！

あっ！！

まずい！！

．．．

乱撃

第七話

行って

ください！！

早く

この場から

．．．

わかった。

なんとか

なだめてくれ。

俺も千代蔵を

斬りたくはない。

千代蔵、

千代蔵

．．．．．．

じっと耳を

すませて

みろ．．．

虫の音、

蛙の声、

虫の音、蛙の声、

鳥の

さえずり

．．．

殺気を放つ

敵が近づけ

ば．．．．．

変化が起き、

わかるように

なるぞ。

訓練を

積めば、

感じられる

ようになる。

．．．

．．．．．．

あずみ

．．．

あずみ

．．．．．

庭内

到着早々、

九名も

あずみに

減らされて

しまうとは

．．．．．．

天海の増兵軍と

戦う為の兵力と

いうのに．．．

なんたる様だ！！

あずみも天海軍の

兵力だろうが！！

だったら、目的通り

天海軍と戦ったって

ことじゃねえか！！

いつまでも

ぐだぐだ

ぬかすんじゃ

ねえ！！

そうじゃ！！

腹が立っているのは

こっちなんじゃ！！

しつこく

がたがた

ぬかしゃあ

がると、

たたっ斬る

ぞ！！

．．．

なんじゃあ

ーっ！？

びっくり

させや

がって

．．．

のけ者に

するか

ーっ！？

あずみを

襲撃に

行ったと

聞いたぞ

なぜ、

我らに

教えぬのだ！！

あずみは

我らの獲物

だぞ！！

のけ者

かーーっ！！

痛い！！

なんじゃーーっ！？

おのれらは

酔っ払いか

ーっ！？

どうあっても

大金が要るん

じゃーーっ！！

あずみは

我らの獲物

だぞ！！

おのれら、

手を出す

なーーっ！！

わーっ！！

喧嘩だぞ

ーっ！！

おーい、

斬り合いが

始まるぞ

ーっ！！

あっちゃん

千代蔵！！

喧嘩だ！！

斬り合いだ！！

出番だぞ！！

あーーっ！！

千代蔵が

いた！！

止めてくれ

ーーっ！！

千代蔵。

わーい！！

千代蔵が

いたぞ！！

頼むぞ！！

千代蔵！！

千代蔵の

お出ましだ

ぞーーっ！！

あーっ

千代蔵、

止めてくれ

ーっ！！

．．．？？？．．．

．．．

．．．！？．．．？？

．．．

二人は、俺にとって

かけがえのない

身近な存在だ

．．．．．

だけど．．．

二人の気持ちに

どう応えたら

いいのか、

わからないよ．．．

あ～～っ！！

ばか！！

千代蔵．．．

親父殿！！

こいつは

やめよう。

．．．

ひとます

逃げるんだ、

親父殿。

どけーっ！！

俺に任せろ！！

手を

出すな！！

爆矢を

使うな！！

ああ～～っ

なんてことを！！

兵が、どんどん

減ってしまう～～っ。

〈通販・ビッグコミックスペリオール平成１５年８号より平成２９年１０月まで、

「あずみ」第３０集一完

あずみ団

ビッグコミックス

乱撃

著

者

発イ

発行者

１００３年１１月１日初版第１刷発行（検印廃止）

印刷所

小山の

◎ＹａＫｏｒａｍａ２０１８

なんですか

狸原

凸版印刷株式会社

Ｐｒｉｎｔｅｄｉｎｊａｐａｎ

ＢＮ４－０９－１８６１３０－Ｘ

連載担当〈小川

単行本編集責任ノ佐藤敏章

単行本編集／「戸田亮一（パルス）

発行所

（〒１０１－８００１）

ＴＥＬ

東京都千代田区一ツ橋ごの三の

振替（００１８０－１－２００）

編集，０３（３２３０）５５００

販売，０３（５８１）３５５６

株式小学館会社

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