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1SBN878-4-09-181865-2
29979¥514E
定価:本体514円十税
雑誌「4786-65」小学館
AmazonはAndilindor19784091818652
1929年9月19日(月)第29979005146
Ble
coMics
お前はどうして
...
四五〉《...
た。それに伴い、次期野球・徳川家
光、安芸の大名・神島正則が人目。
そこでは、米国の地域に関わる医師としては、将軍経験に関する会議ということは、
が動き始めていた。図らずもあずみ
なおごめんなさい。自分の体、その制作に巻き込まれていく...
二第55巻のあらすじ
再手にわたる刺客の要素を交わし、
サービスであればインターネットの案内、ガジとともに命の放射中斐にフォーキューションが
あ...ハンジニーリーに加っている人ったあずみ。だが、その地はあず「ロローロー」としても
みと臥緑浅からぬ徳川忠岐{国千
代わりが、新築主に就くこととなってい
Phe.coMCSUFEROR
あ
4
小山ゆう
3
小山ゆう
ビッグコミックス好評発売中イン
はいもちろんめんちゅ、ちゅくちゅっ...
...
新田いちももんありませんが、ふふっ...
パウ(テリー山本):そういうことですから、
...それは
あはみは、山のうちに...いいいのーーーっ
HET・加熱(武論祭・地上京一八...。全リ美
それによって、はいはず、明日の1000人で満席されていた...
社長大原英介(翌日山夫)...いいから、いいんだよ
ルナハイツ(星田ちる)いや、いい...
ラーメン発見にしておりました...
2018年11月20日(土)にこれからのサイトでは、
いや、そんなことなんでもないのですが〈もりやまつる〉《...》〈主〉《うち》
WondowsWoonNLIGHTANLE大田川原田川町の大田市原史リース・
こまねすみ常女朗にもそれは...
ここまれすみは世間的に言っても、
キーチリ「新川英樹」では、
キーティー、カウントキーアVS(新井英樹)...
弊視正・大門寺さくら子の結婚ホリームの全8巻
当社は、大げなという知事ラン子(高橋のばる)...
私は、医院ではないのですが、医薬品のサイトではそれは...
基本記念のWebサイトで、キラキラGoogleFacerinter....
日本語試官ファーフルのいつもだっ、こういって言っても、
あんこうやってみたら、そういうことですから、このままでは
無視して、「サービス」と...
マネーの挙に田紀房!!そうだな...
社労い人物は、国をやりゆきり...
社会の人間は個人的な場所の星ではありません。今日も大学生が...
お受験の早く会話は行って......
他界の中国にて、たまらしばらくリケス井之介「〜3年
天風でんろう(さい)うめい"葉堂拾)全I巻
大根さんのことは、相手に合っていますが、うん...お金はノエルを使っているのですが、
...
ヒックエックスのテータ業務のホームページ。
http:comis.shondidanion.
装丁ノ田口孝敏
BG.CoMCSUPERIR
CoMCS
小山ゆう
いいゆう
四五一救出
救出
小学館
まずは
鑒>救出
小山ゆう
25.数十
まずは
第一話「安心」。
第二話「田園」の
第二話「田園」が
第三話「手続」の
第四話、不安、お
第五話「襲来」の
第六話「覚悟」の
第七話「救出」などの
第一話「安息」
おお!!其方が
あずみ殿か!!
ようお越し
くだされた!!
家老の
巻田です
あずみ
です。
あのような
お屋敷を
お貸しいただき
恐縮です
ありがとう
ございます。
忠長(国千代)様とは
ご昵懇であられる
とか...
いや、いやっ、
いや。
天海僧正から
そこのところは、
あまり詮索
するな.....との
通達を受けては
おるが...
はい。
はい。
忠長様は
よく存じて
おります
あずみは
国千代(忠長)様の
思はれ人ぐらいに
思わせておくと、
この先載き易いんだ
いろいろと。
うむ...
うむ
まあ
ええわ、
ぐははまは。
...
それから、忠長様と
家光(竹千代)様を
お護りしながら
.....なんと
福島正則様が
いらっしゃると
いうのだ!!
福島正則!!
......
爺から
その名は聞き、
教わっていた
あの加藤清正様とは、
兄弟のような朋友
である....という
武将だ...
俺が...
清正様を
斬った刺客だ
ということを
.....福島様は
知っているのだ
ろうか!?...
はい。
あずみ殿
.....?
もし、
知っているのだと
したら...
あずみ殿。
こちらの
お三方は
その福島様を
出迎え、
お供するため、
安芸・広島から
お越しになった、
福島様の
家臣の方々
だ。
山崎征一郎
と申す。
安原新吾
です。
あずみと
申します。
どうぞ
よろしく。
角倉甚八
と申す。
いい月
ですね。
はっ...
あっ!!
ほんとだ!!
そりゃあもう、
甲斐の月は
格別です
美人だ...
きれいな人
だなあ...
何か...
神秘的な
美しさだ...
街道では、旅人に
成りすまして
敵はどのようにも
近づいてこれた
力.......
甲斐の家臣達の
屋敷が並ぶ
この辺りでは、
風魔も京極たちも
動きにくいはずだ。
今夜ぐらいは
皆といっしょに、
楽しく過ごしても
いいだろう...
ただいま
っ!!
お帰り。
お帰り
なさい
あずみ殿
二階に
大広間が
あるんです
よ!!
今夜は
そこに
布団を
敷いて、
皆でいっしょに
寝ようじゃ
ないかって
ことになって。
ーっ!!
あっ!!いいねー
そうしよう!!
この辺りは
蚊が少ないから、
蚊帳はいらない
ですよ。
ああ~
わはっ!!
あずみさんと
いっしょに
寝られるなんて。
こらっ!!
身分を
わきまえろ!!
この
お屋敷を
なんだと
心得て
おるか!!
おまえら
ごときが
このお屋敷の
座敷に
寝ることを
許されるわけが
ないだろうが。
座敷に
寝られるのは、
あずみ様
だけだ!!
おまえらは、
下の板の間で
寝るんだ!!
充分広い!!
まったく
何を考えて
おるんだ
己の
身分を
わきまえろ!!
ちょっ...
ちょっと
お話が
...この際、
ほんとうのことを
教えましょう。
......ても
くれぐれも
内密に...
お三方の胸の内に
納めておいて
いただけます
か!?
はい。
決して
他言は
しません
...
...
あの
万様が
家業の
剣術道場を
継ぐお立場で
あると申した
ことに、偽りは
ないのです
が......
実は...
万様は
忠長様に
...!!
見初め
られた
忠長様の
思はれ人
なのです
!!
!!
!!
.....我々は、
あずみ様こそ
そのお人では
ないかと...
いえいえ
え...
では.....
あずみ様は
いったい
どういった
ご身分の
??.....
フフフラフラスラステム
故あって
天海様に
庇護されて
おったところ
......
......
わた...
わたくし
は......
その
......
この目を見て
わかるように
......異人の子
です。
しょ......将軍様
に......
え...
お目をかけて
いただき...
その...
しょ...しょ...
将軍様の...
し、知らぬ事
とは申せ...
ご無礼を...
で、では、
あの...
大男は!?
...!?
彼は
髷も無く、
刀も差して
おりませぬ
...!?
武士では
ないのでは
と...
...
豪山殿は
あのね......
手のつけられない
暴れん坊で
.......親から
勘当だ!!と
怒鳴られた時
それなら
武士など
やめてやる!!
と、自分で髷を
切り落とした
そうです。
そりゃあ
もう.....
豪山殿は
見兼ねた
天海様が
中に入り、
しばらく寺で
預かる...と
なったのです
が......
豪山殿は、幕閣の
偉いお旗本の
次男坊です...
えっ!!
......!!
フフラフラスランスの
な、なら、
鼻の赤い
あの男は!?
飛猿殿は、
天海様が
最も
信頼をし、
我々に付けて
くださった
護衛の侍で、
恐ろしい
ほどの
手練れ
です。
辰之丞殿
三平殿は
万様の
お気に入り
の供侍
ですから、
お二人にも
それなりの
礼をつくして
いただかないと。
万様が
忠長様に、
言いつける
かもしれま
せんよ...
...!?
......
...
しょうがない、
大目に見る
か...
と言って、
三人は
帰ったよ。
へ
だから
皆で
大広間で。
そう!!
やっ
やった!!
どう
敷こうか!?
頭を
内側に
まーるく
敷けば、
皆で話が
てきるよ。
あ...
そ、そっ、それ、
すごく
賛成です!!
なら拙者は
この辺りに
俺
ここ!!
いや...
それでも
あ...
あははは
うほ
...
ははは
まったく
餓鬼かよ
...
これまでの
こんにちは。
...
ふうッ
よすっ
...
そういえば
お、おいしい
そうする女性を
..
ヒナ
でもそれだけでは
...
ああ
それはそれで、
...
ちょっと
大丈夫よ。
!
自分を見ていたので、
京極貞麻呂は、あの後
使者から伝令を受け、
数名の配下だけを連れて、
金地院崇伝のいる寺に
引き返していた。
忍び共
...
泰平のぬるま湯に
浸かっていると...
かくも腑抜けに
なるものか...
風魔...
汐路の
そうか!!
あの女、
しくじったか!!
死んだも同然
となった...
貞麻呂。
はい!!
やはり
おまえが一番
頼りになる男
だのう...
!!
っ!!
ああ~~~
おまえは
類いまれな
才能を
持っている。
人の心を
動かし、
惑わし、
操ることに、
極めて
長けている。
ック
甲斐で!!
......
どのような!?
貞麻呂、
おまえには
その才能を
駆使して、
それは
甲斐で、
成し遂げて
もらいたい
大きな
仕事が
あるのだ!!
天下を
揺るがし...
そうだな...言うなれば、
悪しき方角に傾きだした
歴史の流れを...
正しき方角に戻す
...まさに歴史を
変えると言える
大仕事だ!!
そんな
大仕事を
貞麻呂.....
おまえに
頼みたい
のだ!!
は、はい!!
ぜひ、
私めに!!
...で、
いったい
どのような!?
!!
!?
フフフラフランスのアプリケットを
は、はいっ!!
ーーーっっっ!!
ヒッピッハンドッ
おお~っ!!
これが
成功すれ
ば.....
天海の権威
失墜!!
崇伝様の
大逆転だ!!
おお~っ!!
大仕事だ!!
やってみせます!!
やってみせますとも、
宗伝様!!...
くっ!!
ああ~~
ああ!!...
宗伝様は
この私を
この私のことを
それほどまでに...
!!
ああ~
嬉しや~~っ!!
崇伝様!!やって
みせますとも
っ!!
ああ、
あ~~~っ!!
嬉しや!!
宗伝様
くっ!!
当社では、これまでは「それではない」と
...
...
ああ、ああ...あぁぁぁっ、あぁっはぁ、あんっ、はぁぁあああっ、
ああ、あはは...
...
......???..
ぷ
楽しかった
なあ...
腹が痛くて
苦しいほど
笑った...
何年ぶり
だろう...
仲間たちと、
あんなに
心底から
楽しく
ふざけ合った
のは...
だが、
なぜ...
いやな
胸騒ぎが
するんだ!?...
俺を不安が
襲うのか!?
俺に......
楽しい仲間が
できたから、
★★
☆
☆
☆
いや
第二話「田園
あー
気持ち
...
いいなあ
...
天海様が、重大な話が
ある...ということで、
俺は一旦、江戸に戻らにゃ
ならんことになった。
......
そう
...!??...??
ふ、
...
あずみ
大海様は、
ほんとうは
俺ではなく、
あずみを
呼んで、
あずみと
いっしょに
知恵をしぼり、
作戦を立て
......
働いてもらいたい
のだぞ。
だが、
今の
あずみは
まだ、心の傷が
癒えてない
だろうと
思って、
遠慮なさって
いるんだ
いいか
あずみ。
家光様、忠長様、
それぞれの後ろには
権力を握ろうと
大きな勢力が
蠢いている。
どちらが将軍に
なるかによって、
権力構造が
大きく変わる。
そのお二人が
江戸を離れて、
この甲斐に
やって来る
のだ...
企む者たちに
とって...
絶好の機会
ということだ。
......
何が
起きると
言うの!?
あずみに
働いてもらわにゃ
ならんような事に
ならなけりゃ、
それに越したことは
ないんだか
天海様は
ほんとうに
案じて
おられる。
...!!??
とにかく俺は
おまえの代わりに
おまえの代わりに
...天海様の
重大な話とやらを
聞きに帰る。
...
へ
飛猿殿は
帰ったの
ですか。
うん
すみません
おかわり。
はい
はい。
豪山殿と爺の
生まれた所は、
すぐ近くだって
言ったよね。
はい、
隣り合った
村です。
その縁もあって、
お側において
いただけたのだと
思います
ここから
遠い!?
いえ、
馬で
駆ければ
すぐです。
これから早速
行きましょう!!
すごく
行きたいけど、
城下を離れると
また、俺を狙う
敵が...
危険だから、
豪山殿と
二人だけで
行きたいんだ
けどなぁ...
あずみさん、
心配御無用!!
辰之丞、
三平、
敵の襲撃
に...
やはり
おまえたちは
足手まとい
です。
二人は
ここに
残りなさい。
二人はここに残りなさい。
私たち三人で
行きましょう!!
豪山殿の
育った所は、
私もぜひ
見たいもの
です。
ま...
仕方ない
か.....
辰之丞!!私の父に
送る文には、
こう書きなさい!!
道場を継ぐには、
女といえども
武者修行は
大切なこと!!
今、
豪山殿と
ともに
諸国を
巡り、
実に
充実した
修行を
している!!
よって!!
帰りは
まだまだ
先になる!!
だが、
帰るその日は、
夫となる豪山殿を
必ず連れて
帰ります!!
とな!!
は、はいっ!!
承知しました!!
行って
らっしゃい
ませ。
はい!!
ん!?
ああ、
やっぱり
...
走ってくれない
のね、紋...
紋...!
頼むから
走って
くれよ。
いいよ、
ゆっくり
行こう。
しかし、走れば
すぐなんです
よ.....
早く行って
案内したいのに
紋のやつ...
走れ~~~っ!!
おい
おい。
おっと。
出発前、
飲ませた
のに...
おっ!!
これは
もしか
して...
やっと
その気に...
「すきすいの
ーっ!!
あー
紋が走った
っ!!
あほははは
紋
っ!!
あーははは...
走り方
おもしろい!!
あーは
ほははは、
紋
っ!!!
月斎様は、
武田家に
仕えてからは
城下に移られた
ようですが
子供の頃は
この村で育った
そうです。
豪山殿は
隣村なの
ですね
拙者は
この辺にも、
毎日のように
遊びに来て
いましたから、
よーく
知って
います。
あーーっ、
なつかしい
なあ...
思い出すなあ!!
なつかしい
なあ...
何か.....皆さん
俺たちを警戒
してますね...
この辺りも
遊んだなあ
月斎様のことを
知っている人は、
かなりお年寄り
となりますね。
あの
婆さんに
聞いてみま
しょうか。
あっ!!
おば.....
やっぱり
与平で
ねえか!!
この悪餓鬼やー
何しに
来やがった
??......
よへい!?
野盗になって、
下見に来たんじゃ
ねえだろうな!!
???
ここです
か!?...
おいおい、
女が
やって来たぜ。
いい女じゃ
ねえか!!
ーっ
女ー
何しに
来た!?
犯されてえ
のか!?
ここは
岩根重五郎様の
お屋敷では
ないのですか!?
久しぶり
だのう
...
あれから
何年に
なるか
父(風魔小太郎)の
朋友....いえ、
戦友と言うべき
てしょうか
岩根様に、
どうしても
お力をお貸し
いただきたくて、
やってまいり
ました。
ほおー
そりゃ
どれほど
いただける
仕事かね!?
はい!!これは
幕閣からの
依頼であり、
一人の
女刺客を
消してほしい
のです。
女を一人殺す
だけ!?...
たった
それだけの事を
わざわざ
わしの所まで!?
...??
ところが、幕閣も
ほとほと手こずった、
手練れの刺客
なのです。
てすから
みごと
仕留めたら、
それは
幕閣から
多大な
報奨金を
いただけ
ます。
なっ、
何をする!!
何をする!!
岩根様、
なっ...
どういうこと
ですか!?...
いい女だ
なあ!!
離せっ!!
汐路様に
な、何を...
岩根様、
やめさせて
ください!!
幕閣が
どうした
もう
わしら
なんの関心も
無いわ!!
俺たちはよ
誰にも命令
されず、
誰からの
束縛も受けず、
欲しい物は
奪って手に入れ、
やりたい
事をやって
生きていく。
我慢と
いうものを
いっさい
しないんだ!!
わはは
ーっ!!
汐路様を
離せーっ!!
こりゃ
たまらねえ!!
ひへっ!!
岩根様.....
こんなことをして
私の父に顔向け
てきるのか
ーっ!!
あああ
わははは
わし
ははは
月斎様に、
こんな
きれいな
お孫さんが
できたとは
ねえ。
あははは
ほんに
ねえ!!
それにしても
信じられん
わい。
ほんとに
この悪餓鬼の
与平が......
月斎様に
お仕えしてたの
かえ?
何度
言うんだよ
ほんとなん
だから。
それに今は
与平じゃなくて、
豪山という名を
月斎様から
いただいたん
だから。
豪山と呼んで
くださいよ。
偉そうに
与平が...
まだまだあるよ。
そうそう!!
この悪餓鬼は、
わしん家の
薪小屋を
勝手に
ぶっ壊して
その木で筏を作って、
その木で
俺を作って、
川に流しち
まったんだ!!
すごい!!
!?
あー
やったなあ
......
そんなこと
も.....
楽しかった
なあ......
何言やあ
がんだ!!
この糞餓鬼...
チャッチが
やーっは
わははは
え
なはは
っ、
ん
だー
こら
こら、
ふー
えへへへ
こらっ
あはは
はは
はは
なー
月斎様は
武田家の侍に
なって出世
してからも、
そりゃあ
この村の
そりゃあこの村のために、
ために
良くして
くれたもん
だ...
あはは
皆...
深ーい恩を
受けている
だよ。
ははっ
食べな!!
ほら、
いっぱい
食べな!!
はい、
ほんとうに
おいしい
です。
ヤヤ
...
爺...!
よし!!
その辺で
やめとけ!!
えー
ここでかよ
ーっ!!
...
その女刺客の
話...
もうちょっと
詳しく
聞こうか。
や
て、だれ
第三話、手練
ご城代が、また
あずみ様に
ご足労願い
たいと
わかり
ました
参りま
しょう。
拙者は護衛
ですから
いえ、
あずみ様だけ
...ご城代が
お呼びなのは
あずみ様だけ
てあります。
護衛なら
我ら三人に
お任せを
これでも
剣術には、
毎日
勤しんて
おります
豪山殿、
だいじょうぶ
ですから、
ここにいて
ください
あずみ
...
よし!!
帰りを
狙える
定らん足らん
足りぬわ!!
ご公儀の
ご一行と
福島様の
ご一行の
両方だぞ!!
いったい
どれほどの
人数になるか
わからん
のだ!!
宿舎が
余るのは
構わんか
足りぬで
済むか
っ!?
宿舎の寺を
もっともつと、
もー
ーっと
確保しろ
ーっ!!
うー
ーっ
まったく
役に立たん
やつらだ
...
疲れる
わ!!
あ...は....
はい~~っ。
ご城代
あずみ様を
お連れ
しました。
ん!?...
...
あずみ様
え...
あれ!?
え.....あれ!?...
えー
...
ーと
なんだっけ
.....?
そうそう
そう!!
福島様
家臣の、あの
お三方が
ぜひとも
あずみ殿と
話がしたい
と申して
な。
ほれ...
待たせて
あるだろ。
あの
部屋へ
ご案内を
は、
はい。
あーっ!!
あずみ殿
はい。
忠長様ご入城の
大行列が
ご到着したらば
ひょっとしたら、
今の屋敷から
別の場所に
お移りいただく
ことになるかも
しれませんか...
はい、
どうぞ!!
もともと
天海様縁の寺に
泊まるつもりで
おりましたから
もっと
強く!!
あ〜〜っ
暑い!!
いやあ、
わざわざ
お越しいただき、
かたじけない
平次、
ちょっと
来い。
おう!!
何!?
どうした!?
あずみを
見つけたが、
まだ報告して
いないんだ。
......
なぜ!?
俺たち
二人で
手柄を
立てて、
早く
京極様に
認めて
もらおう
ぜ!!
なっ!!
仮に...
......もし
返り討ちに
あったと
しても、
使命に
殉じた
ならば
我らは
極楽浄土に
行けるでは
ないか!!
ほーっ!!
曲芸を
しながら
諸国を
転々と
どの辺りまで
回られた
のかな!?
備後や
安芸には!?
え...
あの頃
...
加藤清正様を
狙ったのは
...
山陽道のどのあたり
だったんだろう...!?
どうだったかなあ
...子供の頃は、
地名を意識
しなかったし
...
あ...
なるほど。
我らは安芸しか
知らずに育った
からなあ...
他国を
何も
知らぬ
まま...
あの.....大坂の
冬の陣...
我らは
!!
いざ出陣!!
大手柄を
立てよう!!
...と
奮い立った
ものだが
...
我が殿〈福島正則〉は
徳川様から出陣を
止められてしまった
悔しかった
なあ...
あの時は。
夏の陣が起こり、
やっと出陣を
許されたが
我らの
軍が
大坂に到着
した時は
すでに
大坂城は
夜空を紅々と
染め...
炎上して
いた...
あの...
夏の...
大坂城
どうして
あずみが
!?
ああっ!!
余は
夢を見て
いるのか!?
余は......心底
.....あずみが
好きだ!!
あすみ殿
......
どうされ
た!?
あ...
いえ
あずみ殿
我ら...
初陣を
果たせず、
実戦を
知らず、
今日まで
来て
しまった
此度、初めて
我ら三人だけで
国許を出立、
この甲斐まで
長旅をして
来たのだが
道中の
何もかもが
物珍しく
ああ!!
実に
楽しかった!!
方々諸国を
巡って来たという
あずみ殿に
何か
物珍しい
諸国の話を、
聞かせてもらえ
ないかと思ってな。
え!!
うん!!
ぜひ聞かせて
くだされ!!
おもしろい
四方山話を!!
おもしろい
話!!
ああ!!
聞かせて
くだされ!!
おもしろい
話を.....
ぜひ!!
えー
......
ーと
おもしろい
話!?...
うん
うん!!
どんな話でも
いいです
から、
ぜひ!!
えーっと
ね.....
与平
ーっ!!
あずみ
ちゃー
ーん
万ちゃー
万ちゃーーん。
与平!!
いるか
っ!!
あれ!?
与平
っ!!
あずみ
ちゃー
っよへい!
じゃなくて、
。ごうぎん。って
呼んでくれって
言ってたよ
よへー
婆ちゃん
よく来た
なあ!!
あっ!!
万ちゃん
だ!!
なあに、
城下に
芋や野菜を
売りに来た
ついでだよ。
おるよ。
おぬし、
来たな!!
この
でっかい屋敷におる...
なんて、嘘ついてんだ
と思ったが...
ほんとに
おったのう。
なはは
ははは
ーっ。
あれ!?
あずみちゃん
は!?
あずみ殿は
ちょっと
出かけて
しまって
この三人の
本心は、
いったい
なんなのか
!?......
俺から
諸国の話を
聞きたい
だけで、
呼び出した
はずかない
明らかに...
俺が何者かを
知っている
ようだ...
ということは、
福島正則様が
俺の正体を
知っていると
いうことだ
俺が...:福島様の
兄弟のような朋友、
加藤清正様を
殺した刺客である
ということも
知っている
と...
ほんとうに
楽しかった
ですよ
あずみ殿の
話は。
ああ...
俺たちは、なんと
井の中の蛙で
あることか...
来たぞ!!
大勢
だな...
わははは
ははは
瀬戸の
内海は、
天下ー
美しいと
思っていた
が...
だから
それより美しい海が在るのですか!??
それより
美しい海
が在るの
ですか
!?
他を
知らぬのに、
勝手に
天下一
などと
自慢
するな、
征一郎。
ま、
そりゃ
そうだな
わはは
ははは。
ぱっはっは。
あれー
腕が斬れ
ちゃった!!
ーっ!!
おお
!!
うおっ!!
おっ!!
...
は...
腸まで
斬れちまった
のか!?...
刀で
人は...
こんなに
斬れるもの
なのか!?
驚いたぜ...
おっ!!
やっぱり
爺さんに
化けてた
のか!!
あんたらが
急に襲って
来るから
悪いんだぜ...
済まんな
ほんとに
そこまで
斬る気は
なかったんだ。
おい......
すごく苦しがって
いるぜ......
早く止めを
刺してやった方が
いいんじゃ
ないのか!?
は...早く
止めを.....
平次っ!!
...
わ、我らは
使命に殉する
のだ......
極楽浄土に
行けるぞ!!
おおっ!!
は、早く
殺してくれ~~っ!!
ごめんよ。
許せ。
...!!!
この二人...
人を斬るのは
初めてだった
ようだ.....
だが
抜きざま
片手で、
あれだけ
深々と
斬れる
のは...
力も強いが、
剣の振りが
みごとな速さで
あったという
ことだ...
それに、俺を
庇ったこの男も
.......驚くほど
素速かった
......
さや
鞘を取ろうと
した俺の手を
止めたのだ
から......
俺の動きを
見切ったと
いうことだ
...
済まんが
この事を、早速
知らせに戻って
くださいません
か!?
はっ、
はいっ
......
あずみ殿を
狙ったよう
ですね。
はい
おかげて
助かり
ました。
月斎様は
のう...
月斎様は
そりゃあ
お優しくて
.....はたまた
強いお人で
のう.....うん。
がったんだ
まえは
ふふふ、
しかし...
咄嗟だったが
......人とは
あんなに
斬れてしまう
ものなんだ
な.....
ほんとに
驚いたぜ
...
相手は
鎧も
着て
なかったし
なあ...
鎧斬りとは
違うって
のにな...
いい...
そういえば、これからも、
...
そのため、
この三人
できる
第四話「不安
...
あっ!!
あずみ
ちゃんだ!!
お帰り。
なはは
ははは。
来てたの
かーーっ!!
おう、
あずみちゃん
だ!!
待ってた
だよーっ。
いらっしゃい。
へーー。
爺は
その和尚さんに、
子供の頃
字や学問を
教わっていた
のてすか!!
そうなん
だよ!!
沢禅様のこと、
忘れて
おってな、
あずみちゃんが
帰ってから
だよ...
思い出して。
月斎様の
ことなら
沢禅様が
一番よく
知ってなさった
なあって。
こりゃ
なんとしても
会わせて
やらにゃあって、
思ってさ。
沢禅様は...
若い頃は、そりゃあ
見栄えのいい
男前の
お坊さん
だったよう。
お辰っちゃ
惚れとった
もんねえ
沢禅様に。
なっな、何
言うだよ...
と、年が違うわ!!
...わしゃまだ
子供で...
沢禅様は
リっぱな
大人でさ。
憧れ
とったんだよ
あの頃、
女衆は皆
あっ!!
婆っちゃ、
赤くなって
る!!
ばかたれ
っ。
もう......長いこと
お顔を見てない
よう...
ほんとに
...
ほんとは、
お辰っちゃが
会いたくて、
あずみ
ちゃんを
連れて
行くんじゃ
ないのかえ!?
もう
からかうて
ねえ!!
月斎様を
一番よく
知っていな
さるのは
沢禅様に
違いないん
じゃから
そうかあ
...
婆ちゃんにも、
そんな
可愛い
乙女の頃が
あったんだ
なあ...
あったわい!!
あははは
何ははは
はは
...
あれ!?...
沢禅様は
ちいっと
ぼけてきたって
聞いたけど
なあ。
えっ!!
ま...
まさか
...
あれは...
敵の密偵かも
しれない...
疑いだしたら
きりがない
卑劣な敵は、
俺を殺したい
が為に
......今度は
この人達を
利用しよう
とまで...
考えるかも
しれない...
なら...俺は
今、こんな事を
すべきではない
...
だけど...
爺をよく知っている
和尚さんには、
会って話を聞き
たいし...
この人たちの
この優しい
善意を、
冷たく
拒めない
のが...
俺の弱さ
なのか...
考え過ぎ
るな!!
考え過ぎ
るな!!...
あずみ
ちゃん。
ねえ、
あずみ
ちゃん。
ん!?
昨日は
あずみが
行って、
今日は
むこうから
やって来て、
また
いっしょに
行く...
どういう
関係かは
わからぬが
あの百姓たちと
あずみは、
かなり親しい
仲になっている
...
あ!!
お辰っちゃじゃ
ないかね。
えらい久しぶり
だねえ。
まあまあ
ご無沙汰で
ねえ...
あのう
沢禅様は
元気で
おります
かね!?
あー
おるには
おるがね...
こらっ
そこっ、
聞いて
るか!?
太一、
読んで
みろ!!
うん。
うん。
ん!?
どの字が
わからん
!?
おおっ、なんだ!?
大勢来たな。
うん、
そのあたりに
並んで、
聞いていって
構わんよ
ん!?
なんだと!?
吾作。
侍大将に
なりたい!?
おまえも
か!!
あーーっ!!
沢禅様
だ!!
こりゃま
沢禅様。
お久しぶりで
ごぜえます
太一も、
吾作も、
侍大将に
なりたいの
か!!
誰としゃべって
るの!?一人で
しゃべってる
よ。
シッ。
侍になって
戦に出て、
いっぱい
手柄を
立てて、
しゅっ、
出世して
いきたい
のか!!
おっ!!
あはっ!!
屁こいた!!
沢禅様
戦に出て、
いっぱい人を
殺して!!
侍大将に
なりたいって
言うんだな!!
ええかあ!!
そうやって
...
人を、
いっぱい
殺しゃあの、
そういった、
因果が、
回り
巡って、
やがて
自分に
返って
来るん
ぞ!!
因果は
ーっ!!
あっ!!
あれま!!
あーーっ!!
出ちゃった
?!?...
沢禅様...
戻って来た。
戻って来た。
あずみも
いっしょだ。
帰っちゃ
やだよ。
でもね
ーっ
だめー
帰さない。
遊ぼ遊ぼーーっ!!
家で遊ぼーーっ!!
万ちゃん、
帰らない
よねえ!?
婆ちゃんが
若い頃
憧れていた
沢禅様は
年老いて
ぽけちまって
いたけど、
ぼけるってなあ
神様かさ
婆ちゃん
ちょっと
元気ない
ぜ...
その
人間から、
死ぬ事の
怖さを
忘れさせて
くれる
粋な計らい
なんだってさ。
ばかもん!!
沢禅様は
死ぬ怖さ
なんか
とっくに
修行で
乗り越えて
なさるんじゃ!!
わかったような事
言うじゃないか、
この与平が!!
ははは、
よーし
元気に
なったな!!
そういえば
何か
掴んだ
か!?
その...
百姓の
婆ァや、
餓鬼共を
人質に
して、
来なければ
殺す!!と
知らせれば
あずみは
城下の
屋敷から
飛び
出して、
その
百姓の所
まて
やって来る
と言うの
か!?
はい!!
必ずやって来ます!!
あずみは
そういう女
なのです!!
これは
もう何度も
記みた事
です!!
ずいぶん
お人良しの
刺客じゃ
ねえか。
お人良しでは
なく、
あずみは
それほど。
己の腕に
自惚れて
いるのです!
!?
ほっほ
おもしろい
じゃないか
しかし、今度は
あずみが一人
てはなく、
大男がいっしょに
ついて来る
てしょう。
この大男も
恐るべき
手練れ。
ダネなから
これだけの人数では、
まともに戦っては
勝てませぬ!!
なに
~~~っ!!
私は、配下
数十名を
倒されたの
です!!
たった
その二人に。
手を
考えま
しょう!!
必ず
倒せる
手を!!
ごちそうさま
でした。
またね
ーっ!!
また遊ぼう
ねーっ!!
また城下に野菜を
売りに行った
ついでに
寄るからな。
わーっ!!
行くよ、
行く行く
ーっ!!
おう!!
来いよ
婆ちゃん。
待ってる
ぞ!!
おぬしたち!!
それはそうですか
う...うううぅぅぅううっ
またね
...!!
また俺の
この甘さが
......敵に
つけ込まれ
くっ
ああ
どうかそんな事の
ないように...
頼む!!...
そんな事にならない
ように......
ほんとに
愉快だ!!...
私は百姓の人達と、
こんなに仲良く
ふれ合ったのは初めて
だったが...
すごく楽しかった!!
この次は、
豪山殿の
生まれた
隣村にも
行きましょう。
行っても
......
もう拙者の
家も家族も
無いし...
そうなの
ですか
俺は.....今日...
やってはならない事を
やってしまったのかも
しれない...
今日も
いい天気だ
ねえ。
ああ。
暑くなり
そうだの。
お兄ちゃん、
川の向こうの
あの家です。
川は浅瀬
てすから
簡単に渡れ
ます。
うわっ
もし、あずみが
やって来なかったら
いつもの野盗を
やるだけの
ことさ!!
あの村は、
まだ
襲ってない
からなあ
それで
じゃーっじゃない
獲物は
たっぷり
ありそう
だぜ!!
ほっはっは。
あーーっ!!
気持ち
いいなあ
ーっ!!
第二次第二十六条の
あれ!?
......?
何!?
...
これからは、
野盗ども
来やがった
ついに
来やがった
か〜〜〜っ!!
あれま!!
あっ~
ああ~~~
こ、こ、
穀物は
ここには
無いで
...
特に親しく
していたのは、
あの婆さんと
子供らです。
食い物を
盗って行く
だけだ。
おとなしく
してりゃあ
ええ!!
逆らうん
てねえ
そ.....
あっ
あれ!?
なっ.....な...
あ~~っ!!
な、何を
するんじゃ
...
!!
あー
あーっ!!紋だ!!
.......三平殿が
彫ったのですか!!
えへへ、
昨日ね。
辰之丞が
本ばかり
読んでて
俺、退屈
だったし。
そしたら
この
お爺さんが
作っていた
から。
この
木切れ、
使っていい
ですか!?
ああ
いいよ。
何か彫り
なさるん
かね!?
あずみさんも
彫りますか!?
えへっ。
ん!?...!!何!?
あっ!!
おおっ!!
小さな
独楽だ
ねえ!!
俺が削って
作った独楽
だよ。
ーっ!!
――
あずみさんが
作ったの!
ほーっ!!
きれいに
削ってある
ねえ!!
ほんに
ねえ...
こんなに
小さな
独楽を。
よーし!!
今日は俺も
独楽以外の物
彫っちゃおうか
なあ!!
わはっ!!
やりましょう!!
おまえが
大急ぎで
あずみを
呼んで来る
のだ!!
おまえが
あずみを
連れて来な
ければ、
おまえの
親も、
首を
ちょん斬られて
しまうぞ
~~~っ!!
弟も
婆ァも
あっ、あずみさん、
そ、そこに居た
のですか...
なんだよ
辰之丞。
おまえは
一人で
本を読んで
いろよ。
あーっはは
ははは。
そんなに
餅が好き
なのかえ。
好き
好き。
だーい好き
なんだよ
もう
そろそろ
餅食わないと
体悪く
しちゃい
そうだよ。
あはは
はは。
それじゃ
餅米を
買って来る
かねえ。
ぜひ
そうして
くだされ!!
拙者が
搗くから!!
ははは
なんでも
あ
きゃはは
ははは
きゃああははは
ああ!!
やっと今晩は
餅が食える!!
もう
待ちきれ
ない。
そんなに
餅が待ち
きれない
てすか!?
はい!!
それまで
私の、この
餅のような
乳房はいかが
てすか!?
ま、
万様
......
それは
豪山殿!!
私は本気で
豪山殿の
子種を
いただきたい
のですよ!!
あ...
あ...
しかし
...
しかし
それは
万様
あ...
えへっ。
てきあがったら
見せっこね!!
うん。
てる
っ!!
姉ちゃ
あずみ
ちゃん
あずみ
ちゃんを
連れて
戻ったら
ど、
どうなっちゃう
の!?...
ハア
このあたりが
いいだろう。
なっ...な
何をする
気じゃ!?
あずみは
どっちから
来るか
わからん。
鉄砲の
一丁は、
そこの
茂みの
中。
それから
向こう側の
茂み、
あのあたりに
二丁。
もう一丁
を...!
あの
辺り。
あずみは...
とにかく、並み外れた
素速さで動き回る
らしい...
ならば、この川の
中に引き込めば、
水に足を取られて
速い動きは
できなくなる。
何する
気!?
...
ねえ...
あいつら
何をする気!?
まずはそこを鉄砲で
狙い撃つ!!
それから
万作
婆ちゃが
ついている
からな...
ああ~~~っ、
ほんとに
おいしい
餅のよう
です...
乳房ばかり
でなく、
抱いて、
子種を
ください。
批者には
まだ万様の
道場の後継ぎに
なる決心が...
つかない
のであり
ます...
豪山殿に...
たとえ私の夫と
なっていただけ
なくとも...
私は...
私の産む
後継ぎは、
豪山殿の子と
決めております!!
万様...
私を
抱いて
子種を
ください。
ああ
ああ......
しかし
ああ
~~~っ、
我慢が
我慢心が
砕けそうで
あります
~~~...
兎だ!!
三平殿は
うまい
なあ!!
へへへ。
じゃ次、
あずみ
さんのを
見せて
ください。
んふー
俺のはねえ
ぼひょー
ん
ん!?
何?
あっあっ...
わ、わかった!!
ご、豪山殿
だ!!
なはは
はは。
っ!!
あー
ほんとだ、
豪山殿だ!!
後で
墨で
顔書き入れ
ちゃおう。
あははは。
ほいじゃ
辰之丞
のは!?
わははほはは
似てる〜〜〜っ!!
み、
見る!?
ん!?
何!?...
ヒハ?!!
牛だ!!
蛙には
こんな耳
ねえよ。
み、耳じゃない
...目だよ!!
何これ!?
あはは
ははは。
ち、違うよ
蛙だよ。
てるちゃん!!
...?
てるちゃん
...
一人で
来たの!?
うっ...
どうした
の!?
何があった
の!?.....
えっ...
ごっご、
豪山殿
っ!!
あずみ
さんが...
あずみ殿が!?
あずみ殿が
どうした!?
あっ!!
あずみ殿が
どうしたの!?
そんなこと、
紋、
行くぞ!!
ああ!!
走れ、紋!!
紋.....
こらっ
紋!!
走れ
っ!!
走れ
ふざけている
場合では
ないぞ!!
ーっ!!
紋...
殴った
のは
悪かった。
だけど
拗ねるな
よ...!
拗ねないでくれよ~~~っ。
拗ねないで
くれよ〜〜〜っ。
紋~~~っ。
やっぱり昨日の
俺の軽率な
行動が...
こんなことに
第六話「覚悟
こん
てるちゃん
てるちゃん、
やって来た
野盗は
何人ぐらい
いたの!?
...?...???
えー
え
ーと
えー
ね...
だいたいで
いいよ。
だいたい
なら...
十人ぐらい
だった。
そう、
ありがとう。
だい
じょうぶ!!
だいじょうぶ
だからね!!
野盗といっても
......風魔だ
ろう。
やはり
卑怯な手を...
え!?...
家は
あっちだ
よ...
うん、
わかってる。
てるちゃん家の
裏山の方に回るの。
あっ!!
川の中に
...
万作と
婆ちゃんが
...
...?
なぜ、下に
あれほどの藁束を
積んでいるのか
あそこで
火を感して
いる...
ということ
は...
万作と
婆ちゃんに
......何を
しようと
しているの
???...
そうか!.....俺が現れたら、
あの荷車の人質を早く
助けに行かなければ
火矢を放って下の藁束に
火をつけるぞ!!
と脅し、
俺を荷車のそばに
誘い込む。
水に足を
取られて
動きが鈍る俺を、
鉄砲で撃つ...
という手だろう...
どうする
...!?
どうする
カ......!?
あの藁東に火を
放たれたら、
すぐに燃えあがる
だろう
そうなったら
とても
助けられ
ない。
ああ~
どうすれば
ん!?
てる
ちゃん。
てる
ちゃんに
頼みたい
事が
近くの家に
行って、
鎌を......
三本ぐらい
借りて来て
もらいたいん
だけど。
鏡を...
三本!?
...
うん。
どうしても
必要なんだ
と言って。
ね!!
お願い!!
うん!!
絶対
借りて
来る!!
い...いつまで
...このまま
なの?...
わからん
...
まったく
わからん。
なぜ、あいつらが
あずみちゃんを
呼んで来い、と
言うのかも
わからんわ...
勝手に場所を
動いたら、
あいつらが...
万作らが
どうなって
いるのか
見える所まで
行かせてくれ
万作
~~~っ
勝手に動いたら
......きっと
ひどい目に...
行かせて
くれ〜〜っ!!
どこから
来やがるか
...
あずみという
女刺客と
...大男....
どんな
女刺客か
......
楽しみだぜ。
ほんとに
やって来る
のかね...
手練だと言う
大男は、俺に
任せてくれ。
ああ、
頼むぞ!!
くそっ!!
虫が...
来るなら
早く来やがれ
...
大男と
あずみ
......か
まず、大男が
現れて、
斬り込んで
来る...
その隙に
どこかに
潜んだ
あずみが
人質の方に
飛び出す
...
おそらく
そんな手で
来るだろう。
鉄砲は
あずみだ狙う。
あずみだけを
弾込めに
時かかかる
から、
使えるのは
一発目だけ
だ...
一発で
命中させにゃ
ならん...
三丁しか無い
鉄砲では、
射止められん
かもしれん
が...
知り合いを
放っておけぬ質
だという
あずみなら
人質らが
燃えあがった
ら、
慌てる
だろう。
だいじょうぶ
だ!!
手練
揃いの、
我ら
八人で、
川に
誘い込め
れば、
大男と女、
たった
二人を、
倒せぬ
わけが
ない!!
さあ来い!!
来い~~っ!!
どこから
来るか...
三本
だけど
ありがとう、
てるちゃん!!
こっそり近づいて、
縛られている
お父っちゃや、
お母っちゃの縄を
切るのか!?......って。
危ないから
そんなことは
よせ!!
野盗に
逆らっちゃ
いけないって
.....
止められたのに
借りて来て
くれたんだね。
ありがとう、
よくやったよ
てるちゃん!!
お姉ちゃん
はね...
てるちゃんより
もっと小さかった頃から
毎日毎日、武術の
修行に明け暮れて
育ったんだよ。
だから
剣で戦うなら、
あいつらには
絶対に
負けないから!!
ほ...ほんと!?
......
あずみちゃん
が!?...
そうだよ!!
だけど、
あいつらは
卑怯な手を
使う。
どこかに潜んで、
鉄砲も撃って
来るかも
しれない...
ええ〜〜っ
そ...それじゃ
あずみちゃん、
撃たれちゃう
よ...!
だけど
お辰婆ちゃんと
万作くんは、
絶対
助け出して
みせるからね!!
ああ~~っ
川の中に
万作〜〜っ。
いったい何を
しようと
してるんだ!?
あの野盗共は
.....?
わから
ねえなあ
.....?
姿の
見えている
のが.....四人。
鉄砲が潜んで
いるなら、
この繁みの中と、
向こう岸の
繁みだろう...
残りの五〜六人が
すべて鉄砲を持って
潜んでいるのか!?
...
居た!!
やはり、俺を
あの荷車の
近くに行かせて、
鉄砲で撃つ手
だ...
鉄砲は
間違いなく、
両岸の繁みの
中だろう。
まず...:あの男を
倒す...だが、
その後をどうする
か......!?
ドクッ
ドクッ
火のそばにいた
四人の方に
斬り込んで、
火矢を荷車に
放たれたら、
とても助け
られない...
ドク
クッ
ドワッ
ドクッ
ドクッ
ドワッ
となると
...
あの男を
倒したら、
あの荷車まで
走って、
何丁潜んで
いるか
わからない
鉄砲に
狙撃され
るのを
承知で、
真っ先に
縄を切って
助け出すしか
方法がない...
向こう側の繁み
からは、かなり距離が
ある......
鉄砲は
そうそう
当たるもの
ではない...
ドクッ
ドアッ
ドリッ
ドイッ
ドワッ
当たったところで
急所にさえ
受けなければ、
助け出し
戦える
ドワッ
ドイッ
どう
そうだ!!
それしか
ない!!...
ドワッ
ドイツ
だけど
行くぞ!!
爺...!!皆....
見ているか!?
......
俺に力をくれ!!
繁みが邪魔で、
一発で急所を
射止めるのも
難し過ぎる。
となれば
声を
出される
が.....
どっちにしたって、
気付かれずに
いきなり荷車に
近づくことは
無理だ...
だが.....あの男に、
気づかれずにこれ以上
近づくのは無理だし、
よーし!!
行くぞ!!
っ!!
火矢を放て。
ふわっ!!
ひゃあ~~~!!
思ったより
深かった!!
これでは
速く走れない...
第七話「救出」
ヒュッ
二発は
外れた!!
ああ~~~っ!!
あずみちゃん!!
あ~~~っ!!
三丁とも
外しゃあがったか。
そっちの浅い所へ行って、
そっちの
浅い所へ
行って
俺から
離れて。
俺から離れて。
あーーっ!!
あずみ
ちゃんが
...
大男は
どうした
!?
川に入って
来るぞ!!
大男は
まだ現れ
ねえ。
ということは
鉄砲は三丁で
終わりだな。
この女が
あずみか
っ!!
目的は
あずみだ!!
全員で
あずみを
殺れ!!
繁みから
出て来たのが
鉄砲組だな。
一人倒し
て.....
出て来た
のが、
七人...
これで
全員か!?
おまえが
あずみ
か!?
驚いたな
......?
こんな
若くて、
かわいい女
だったの
かよ。
おいおい
殺すのは
惜しいな
ほんとに
てめえが
刺客だ
という
あずみ
か!?
野盗に落ちぶれた
風魔か
風魔に金で
雇われた
野盗か
どっちにしても、
誇りの欠片も
持たぬ、
卑劣な者共だな。
大男はどうした!?
そっちは二人か!?
それとも、仲間を
掻き集めたか!?
全員姿を
現せ!!
呼ばれたのは
俺一人だから、
一人でやって来た。
さあ!!
来るなら
来い!!
っ!!
ほほー
ほー
言うぜ、
この女。
くそっ!!
ちっ、
くそっ!!
馬は
不利だ!!
皆、
馬から
下りろ!!
あずみちゃんが
たった一人で
ああ~
どうか
神様
鎧で急所を
覆っている者たちは、
今のようには
いかぬぞ!!
手足を斬り落とされ、
苦痛に耐えられ
なくなる。
鎧を外すか、
いっそのこと、
あきらめて
立ち去れ!!
くははは
っ!!
おい皆!!
あの
婆ァと
試鬼を
捕まえろ!!
!!
囲め!!周りを
取り囲んで、
三人とも
討ち取れ!!
低くして
動かないで!!
しまった
...?
まずい
そういえば、それはそれだけではないのですが、これからのお客様にお願いします。
これからのお客様においては、お客さんがいただきます。
ですが、ここまでになってしまっていました。
婆ァ、
死ね!!
あああんが
あおおお
もう片がついたよ。
もう安心だから
ね!!
あーっ!!
ごめんね
怖い目に
遭わせて。
まっ...
万作〜〜っ。
うわーっ
鎧を
外せる
か!?
あお
止めを
望むなら
......?
これからは、このサービスを
な...なんじゃ!?
おまえは...
信じられ
ねえぐらい
強いじゃ
ねえか!!
ろくじょうが
婆ちゃん
だいじょう
ぶか!?
...!!!
や、野盗どもを
やっつけちまった
よ......
女の子が一人で
し...信じ
られん...
片手では鎧が
外せないか!?
こ...こんな
女が...
いたとは..
あずみ殿
ご無事で
拙者
遅れて、
申し訳
ありま
せん...
えっ...
えー
ーっ!?
......
こ...こいつら
を......
あずみさんが
たった一人で、
斬ってしまわれた
のですか!?
くぅぅぅ〜〜〜っ...
幾多の...戦乱を...
い:生き抜いてきた...
俺の...最期が
.....こっ...ごんな
若い女に...
斬られて
果てるとは
な...
おう!!
鎧を外して
やろうか!?
「あずみ」第45集一完
あずみは
ビッグコミックス
救出
著
発行者
2008年5月1日初版第1冊発行
IsBN978-4--09-181865-2
ふぅぅぅ
○YuKoyama2018
実は
芹
!!
(検印廃止)
印刷所
発行所
「ビッグコミックスベリオール]07年第17号一07年第23号掲載作品
連載担当・大島誠、大島剛〈ロッホネス〉
建終仁事大四四里行本編集責任〟佐藤厳章
単行本編条以上、医療旅や単行不編集・大島劇(ロッホネス)、山本耕介(バルス)
出版印刷株式会社
〈〒101-80017東京都千代田区一ツ橋二の三の
編集03(323)550
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