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Instructions:
いや...
それでも、
田村由美
★桜島の噴火する中、実。
大丈夫か。あくっと、四道に捕らえられた場所を助けに向かっ
たっしかし、罠にかかった表物たちは、
映画の部隊は違いつめられてしまった。
更かと心地の決戦のとき、街中から桜島
が発生すると、利用以来コミックしたぞ
詳速載中のジパング伝説、第4巻です!!
8月30日(日)
●もくじ
訪島の車ア・シグナル学の章1・英雄一発の送り、当行き
はあ...はああ
君の章2・道行き
●あらすじ
文明は20世紀末に滅びその数百
年後、人々は暴君の支配する国で
圧政に苦しんでいた。白虎の村で
も権力者・赤の王の軍に襲われ、
村の長の息子「タタラも殺される。
双子の妹・更紗はその時から兄を
装い闘うことを決意する。
しかし、温泉で会った赤の王と
更紗は、お互いの正体を知らずに
魅かれあう。
祖父の遺言の地・桜島にたどり
ついた更新たちに、四道軍との決
戦が始まる。一方、朱理は都を狙う
う兄・蒼の王と対決するはめに...。
●人物紹介
>更紗15歳の少女。殺さ
れた兄の身代わりとなり戦
う。実は〝運命の子供〟。
国
▲赤の王
王の末子。中
国、西国、九州
地方を預かっ
といる。名は朱理。
▲四道
タタラ
を追う
★別コミフラワーーコミックスや
と決戦中。
その右腕。桜島で更紗
の右腕。桜島で更新と決戦中。
赤の王
朱理へー
お手紙
届きました
今目の前で
桜島が
噴火しています。
赤いものが
ちらちら見え
雷も聞こえて
岩や石や
灰が山ほど
降ってきます
あははー
しょうしよう
蒴黄の車ア・シグナル
ぎいえもー
四国
ぴ蘇芳の都る
関門トンネル
太宰府
^別府
九州
桜島・朱で
BASARA地図
更紗(タタラ)の現在地
灰の中
飛んで行けるの?
大丈夫?
バザバナ
まるで
朱理が親友から
もらったという
この植物の種を
世界の始まりを
見るようです
桜島の地に
埋められたらと
思います
タタラ
いつか
うん
更紗
マストが折れて
うまく動かんが
とりあえず
なんとか
沖に避難
できそうだ
よかった
ご苦労様です
覆面か
それはいい
あ...いや
単に
..別にもっと...
深く物事を
考えてるわけでは
ないのかな
敵に顔を
知らせん方が..
灰が
降ってるから
不思議な少年だ
つかみどころの
ないヤツだ
朱雀の村人は
皆
桜島の噴火を
不吉だと
怯えていたと
いうのに
大丈夫
ですかーっ
おう
甲板中
穴ボコ
だらけだが
なんとかなる
桜島が
あの一言で
皆が
活気づいた
よーし
漕げ!
せいや
せいやっ
応援して
くれてるような
気がする
何か
手伝います
おう!
こいつ
運んでくれ
...
我らは
闖入者の
はずなのに
だははは、
だーめだ
そりゃ
ははは
タタラさん
いいからあんた
休んでなよ
もうすっかり
朱雀の村人に
受け入れられて
いる
今
この朱雀の船を
握っているのは
タタラなのだ
不思議な
少年だ
それは才能だ
タタラ
オレが
代わるから
めし食ってこいよ
ハヤトの方が
小さいのに...
逆境を
味方にする術を
知っているのか..
この船
なんでも
そろってるぜ!
女のコでも
鍛えれば
力持ちに
なれるかな
タタラ
いいから
少し食べて
休んでおけ
座木さん
茶々たちを捜して
収容しないと
彼女は
海岸線に
詳しい
普段
使ってる
ポイントも
舟の隠し場所も
いくつかあるし
まずは
赤の軍が
どう出るかだが
向こうも
かなりの被害が
出たはずだ
大丈夫だ
いずれ
連絡が
あるだろう
撤退するかも
しれんな
撤退!?
そんなことは
させない
完全に
今なら
ただける
全滅させる
...全滅...?
あたしは
タタラ
舟が来る
いつから
こんな
ものの考え方を
あ
するように
なったんだ
誰だ!
近寄るな!
タタラさまに
怪しい者じゃ
ありません
助けて
いただきたくて
あっしぁ
松代と
いうもので
へェ
知覧?
あんな所に
村があったか
地図にものらない
小さな村です
知覧の村から
来ましたです
たしか古い
遺跡ばかりが
あるとこじゃ
ないか
そこに今朝
赤の軍が
押しよせてきて
わずかな
水や食料を
奪って
気がたっとるのか
狼藉を
働くんです
怪しい物は
何も持ってないが
タタラ
罠かも
しれんぞ
ど...
どうか
お助けを
こ...
このままじゃあ
女たちや
子供たちが
どんな目に
遭わされるか
タタラさまの
お仲間らしい人も
つかまっています
兵が連れて
行くのを
見ました
仲間...!?
青い衣に
片目に眼帯を
した男が...
揚羽!?
揚羽が
四道の軍に
捕まっている!?
だとしたら
きっと
あたしたちを
助けてくれた
からだ
タタラ!
やめるんだ
タタラ
危険だ
四道軍の
罠だったら
取り返しが
つかん
わたしだったら
見も知らない
少女のために
よくない
ニオイがする
座木さん!
片目を
失くしたり
できないと
思います
約束
したんです
座木さんは
茶々や
角じいを
頼みます
!?
大人数だと
目立ちます
大丈夫
偵察してくる
だけですから
困った時は
助けにゆくと
お年寄りや
夜刀や新橋も
いたので
心配なんです
ではせめて
誰かを..
しかし...
くすくす
座木さんて
心配性だ
では
せめて
武器庫から
何か
持って行け
みかけほど
こわくなくて
優しいん
ですね
ハヤト
はい
一の子分を
おいてく気かよ
ギイィィィ...
オレも
ぎったぎたにして
ぎったぎたにして
ナベに...
ぶち込んで
だしを
とってやる
ダメだよ
偵察
だけだって
四道ちゃんには
貸しが
あるからな
松代さんかんない
案内を
頼みます
はっ
はい
ありがとう
ございます
よぉし
行くぜい
お...お願い
します
四道さま
皆食事は
とったか
馬にも
たっぷり
食わせてやれ
兵の士気が
著しく
低下して
おります
申し上げたくは
ないですが
月城
祭月
月漉
は...
しかし
わたしは
は
間違っていたと
思うのだ
皆不吉な
ものを
感じて
退却し
装備を
整えては
まあ
すわれ
は...
何をです
我々は
一個師団を
相手に
戦争してる
わけではない
蟻1匹に
象の大群では
踏み残す
は...確かに
しかしこの
見晴らしの
よい砂漠で
ある
ほんの
数人の賊を
相手にしている
だけだ
ゲリラ戦で
行くべき
だったのだ
適当な
場所が
ありますか
すでに
手は打った
おお
ここだ
ここは
なるほど
赤の王と
同じだな
揚羽
タタラはなかなか
情に厚い
人物のようだ
今までの
行動バターンから
考えても
悪知恵を
働かせている時は
生き生きしている
おまえにも
手伝って
もらうぞ
おまえは十分
エサになる
一緒に
来てもらおうか
四道さま
うぬっ
疑問に感じた
ことはないか
タタラと
自分と
四道
どちらが
歴史の流れに
かなっているの
かと
どちらが選ばれ
選ばれるのは
まあ
まて
どちらが滅びる
運命なのかと
赤の王
ただ1人だ
四道さま!
ブチ殺しても
よろしいですか
大丈夫だ
こいつは
悪態を
ついているうちは
大丈夫だ
あとついちゃった
甘えている
だけだから
ジャラ
ふん
勝手にしろい
おまえとは
話が
通じない
悩みもなく
疑問も感じない
ヤツなんてな
納得できて
よかったな
では
行こうか
なぜあんな
危険なヤツを
手元に置いて
おくのだ
四道さまは
若いおまえらは
知らんだろうが
あれは
四道さまの父上の
奴隷だった男だ
いわゆる
お稚児さんと
いうやつだな
四道さまは
不憫に
思われて
同い年の
せいもあってか
は!
そういえば
キレイな顔を
している
よく面倒を
見ておられた
はずだ
では
感謝こそすれ
恨む
すじあいなど
ないではないか
奴隷の
気持ちなど
さあてな
わしらには
わからん
あちー
おっさん
まだかよ
へえ
もう少しです
夜刀が
いてくれたらな
ミまだこも何だっけ
石像ですよ
誰か
ほら
見えました
いる
なんの遺跡だか
知りませんが
ここいらには
多いんです
不気味な...
村はこの
向こう側です
かつて
もっと北の
鹿児島市に
あった
鶴丸城を
ヒントに
戦乱時代に
築かれた城の
遺跡だそうです
このあたりは
旧い戦争時代
特攻隊の
基地があったとも
言われていて
赤の王に
最後まで
抵抗した
地方の部族が
数年前
立てこもった
場所でも
あります
一掃されました
がね
危険
静かだなー
赤の軍は?
ここは村の
裏側です
向こう側に
山ほど
危険
パラパラ
危険
なんだろう
ドキドキする
あれは天守の
遺跡でしょう
オリジナルの
鶴丸城には
なかった
ものですかね
揚羽!?
揚羽だ!
おっさん!
あそこまで
どうやって...
あ
...あれ?
おっさん?
松代の
おっさんが
消えた!
うわっ
座木さん
お仲間の舟が
着いたよ
茶々!
座木
舟を調達するのに
手間どった
茶々
皆無事だよ
っはっはッはあ
タタラは
どこだい
なんですと
あとを
追います
知覧へ
向かった
こっちは
連絡まちだ
揚羽を
助けに
ハヤトと!?
あたしも
行くよ
桜島が
隆起を
始めた
はあ
はあ
罠だった
出口は
わかんねえ
方向がもう
わかんねえよ
わっ
はあっはあ
こんなん
じゃ
疲れる
ばっかりだ
やっぱり
罠だ
姿も見せず
どこから
狙ってんのか
タタラ!
四道だ!
天守閣に
四道がいる!
こんな簡単に
ひっかかるとは...
四道さま
あれは
どう見ても
ただの子供じゃ
ないですか
赤の王は
15で九州をあなどるな
制した
月城
風神を
たたいたヤツだ
四道さま
はっ
月漉
まずオレに
行かせて下さい
だから...
タタラ
囲まれる
この城の
オリジナルを
築いた
外敵の侵入を
極端に警戒した
らしい
そのために
あちこちに
色々な仕掛けを
施した
この城もそれを
マネている
島津の殿様は
四道軍
城を築いた
石工たちを
秘密が
漏れないよう
皆殺しに
したというから
念が入っている
佐賀の
一番隊
月漉
覚悟せい
タタラ
タタラ
危ねええっ
座木さんの
忠告が
役に立ったあ
ああぁ
月漉!
わたしが行く
やったあ
壁が
こわれた
あんたの弓で
祭月
頼んだ
ハヤト..
あのローブを
切れないか
これじゃまるで
タロットカードの
「吊るされた男」だな
まてよ
まだ
死体になっちゃ
いねえよ
カードの意味は
犠牲と試練...
献身と
...報われぬ愛...か
ええい
届けよ
ちいいー
はずれた
早く...
ハヤト
ダメだよ当たらない
わっ
遠すぎるよ
タタラ
タタラ
う...
大丈夫
早く!
お
お母ちゃん
お母ちゃん
オレに力を
やうがうかう
や...やった
ハヤト!!
あのガキども
逃げよう
ハヤト
お見事!
あんたは
天才だ!
オレの頭を
トマトに
する気か
あの人は!?
揚羽は自力で
なんとかできる人だ
タタラ
祭月が
捕まえた!
四道さま!
なんだ
「紅丸」が
蘇芳の都から
急使です
それが...
早く言え
沈んだそうです
何者かが
異国の商船を
沈め
一時は
開戦
それを
止めるため
赤の王が
謝罪として
自ら「紅丸」を
沈めたと
今は
話し合いの席が
もたれて
異国とは
事をかまえずに
すみそうだと
いうことです
朱理よ
朱理...
そんな時に
そばにいられない
とは...!
タタラ
なんぞの
ために!
本当に
気づかないのか
徳川幕府は
大日本帝国は
ヒトラーは
フセインは
四道よ
本当に
気づかなかったのか
赤い危険信号が
タタラにも
おまえにも
疑問に
思わないのか
鳴っているのが
聞こえないのか
桜島が
告げている
時代のシグナルに
気づかないのか...!!
みどり..しょう
翼の章1・美様
タタラよ
今度こそ
貴様の最期だ
知覧の
遺跡だ
茶々
見えましたぞ
あの中に
タタラがいる!
...あははっ
Twiffを選んにていちゅっと、かけてのかたからな学化を
いただきました♡
桜島の教会ハガキと迷って下さったり
自分が自分の住んでるとこのサビをが出てひっくりしたーっという
お手手足とかも。提出会がうからおえほっとすか?
「なの傷」が「道路跡」のなくて、村をないとこだなんて、ヒドイ〜」という、免疫のかたから
「〈存資にも来てね」とか「ほんとにいろいういただきました。みけがとうございますよ
いつも、楽に読んでまするみなさんのとこの伝説とか有名な場所とかでも。みしえて下さい
蘇芳の都
多々良川
ちちゃいたまたまだいまし
四国
BASARA地図
更紗《タタラ》の現在地
タタラよ
動くとよけい
くいこむぞ
動けない
それでは
手持ちの武器も
使えまいな
タタラ
祭月!
タタラっ
ハヤト..
ききたいことが
ある
...いいえ
四道さま
そのまま捕らえて
押さえよ
こういうヤツは
機会を与えると
また生きのびる
殺せる時に
殺して
おかないと...!
覚悟せい!!
おわっ
じ...地震だ
大きい
うああっ
崩れる
し...四道さま
四道さま
バカな...
この距離で
これは
桜島の噴火の
せいですかっ
ぐあっ
吹き上げる
炎が見える
こっ
こんなでかい
地震は
初めてだ
立っておれん
大変だ
遺跡が
崩れる
あっ夜刀!
いかん
橋か落ちる
まて!
渡った...
タタラ
我らも
中へ入れる
ルートを
探そう
タタラ...
無事で
いてくれ
自然の前では
人は
ちっぽけなもの
ナギ
だって
あー
ナギ
こんな時は
どうすれば
逆らわず、争わず
争わず
自然と一体に
なることを
学びなさい
うああ
カラニ...
うっ...
つ...月城
誰か...いるか
すま...ん
揚羽...!
うっ
足が...
つかまれ
こんな時に
崩れやすい
遺跡に
いるとは
...
おまえさんの頭も
鈍ったな
うっ...
ぬかせ
タタラは...!?
タタラは...
なぜ
逃げない
埋もれたか...
おっと
たいぶ
ボロボロだな
揚羽
おまえの
死に様を
見届け
たいから
えらく
嫌われた
もんだな
おまえなんか
キライたよ
立場が逆に
なったな
子供の頃は
おまえのほうが
生キズが
絶えなかったが
すわれ
手当てして
やるから
No.1ケガはどう
これを食べて
元気を出して
奴隷NO1...
青い布で
すまんな
はあっくめだからティネイトできんな
おまえは...
ああ
おまえの
親父に
いたぶられ
てな
優しいしゅじん
ご主人様
だったよ
一生
そばにいて
協力してくれる
ものだと
思ってたがな
さあ...
生きている
者を救わねば
鎧を脱いだら
どうだ
重いだろう
どんどん重く
なるぞ
血の重さだ
大勢の
重いものか!
鎧が重く
感じる時は
戦う者の
お仕舞いの時だ
あいかわらず
融通のきかん
ヤツだな
ほっとけ
うう...
月城!無事か
ハヤト...
ハヤト!
ハヤト
ハヤト
なぜ
オレの部下は
返事して!
死に絶えても
なぜ!
まだ生きて
いるのか...!
揚羽
邪魔を
するなよ
しねえよ
おまえでも
ぶち殺す
オレももう
そんなに
動けそうも
ないからな
タタラを
片づけたら
助けてやる
四道
いつから
予言者になった
じっとしてる
死ぬぞ
死なんよ
待っているひとが
いるからな
ハヤト!いやだ!
どこ!
四道
!?
ない!
どこへ
白虎の刀が
落とした!?
こいつは
いつか必ず
倒さねば
赤の王を
脅かす!
わうっ
倒さねば
なんとしても
ここでオレが
倒して
おかねば
ガララッ!!
左足が
動かない
痛い
赤の王を
倒すまでは
痛い
殺される
殺されて
しまう
いやだ
京に連れて
行かれた
大勢の仲間を
取り戻すまでは
こんな所で
死にたくない
四道さまの
お守りに
真珠を...
千手は
黄色いリボンを
枝に結んで
ご無事を
お祈りいたして
おります
わぅわう!!
ぐ...
四道...!?
ん...
タタラ...!
オレの弓...!
いっ
ぐっ...てえええ
ホタ
タタラ
とどめた
欲しい
たくましい腕が
もっと
力強い足が
男だったら
お兄ちゃん
だったら
四道さまが心配で
砂漠の向こうまで
行かれたんじゃ
ないかしら
愛よねー
わたァちゃ
ねえ
千手さまは
まだ
蘇芳の都から
お戻りに
ならないわね
あんなところに...
洗濯物が
飛んだのかしら
どうしたの
新入りさん
こっちよ
ダメよ!
それは
千手さまが
四道さまが
ご無事な
ようにと
千手さまの
リボンかしら
おまじないに結んだ
黄色いリボン...
あっ
これは
オレが朱理に...
これ?
もらったん
ですけど
おまえ
オレがやった
オリーフのお
どうした?
人にやった
かわいい
女のコだろう
やったが
フラれた
更...
か...?
反逆者タタラが
お互いに何者か
知らずに
朱理は...
こんな小さい
少女だと...!?
知って...
親の敵と
いうのは
赤の王
朱理のことか!?
魅かれ合って
いるというのか...!
またおおなみ
大波が来る
何かに
つかまれっ
九州全土が
沈むんじゃ
あるまいなっ
海の中から
上がってくる
噴火はいつまで
続くんだっ
あ...
あれを見い!
あれは...
あれは...
村だ
朱雀の村じゃ
村の跡が
そのまま..
残っとる!
朱理よ
これは..
それでも
倒さねば
これは
タダラなのだ!
あれを
まさか...
あれは..
あ...っ
あれを見ろ
村と一緒に
上がってくる
あれは
おおお
朱雀の宝刀!!
時代じゃ
時代が
変わる
変わろうと
してる
新しい国を
タタラ...
はあっ
新しい人物を
求めて
む
ぎ
ぎ
ぎい
ぎ
これは
タタラだ
四道おおおぉぉ
...
やっ...
た
お母ちゃん
!!?
タタラ
なぜ
なぜ
じゃまをする
朱理と
築こうとする
国を
なぜ
おまえが
なぜ
この世に
知らせなければ
現れなければ
ならなかった
知らせなければ...
朱理に
タタラは...
タタラ...は
朱理よ
朱理よぉぉおぉぉぉ
じゃーッ
何を
してる
してる
どうして!
鎧が...
立つんだ
重..
帰らなければ
帰らなければ...
四道さま
四道さま
わたしは
帰...り...
帰ります
千手
わたしの死が
彼女に優しく
伝われば
いいけれど...
タタラ
夜刀!
またでかい
揺れが来る
早く逃げないと
全部
崩れるぞっ
この橋が落ちたら
もう簡単には
出られん
タタラ
出てこい
いかん
また
でかいぞ
崩れる
押さえるぞ
早く
こっちだよ
タタラ
タタラ
タタラ
うおおお
四道を
やったんだ
やったんだぜ
どこかへ
角じい...
白虎の刀が
誰か
いる
瓦礫の
上に
そうか
そうか
2人とも
ひどいケガだ
早く運ぼう
あとで捜そう
あれは...
とにかく
キズの手当てを
青い...
揚羽...?
奴隷の子供に
優しいご主人様
だったよ
ペットのように
哀れんで
世話をして
くれたな
あくまで
一段下の
者として
オレが
うれしかったと
思うか
対等で
おまえには
わかるまい、
うれしかったと
思うか...!
四道
ありたかった
わかるまい、
えびの高原
もう...永久に
わかるまい...
四:道さま...?
わたしが
瓦礫の中で
気がついた時
今しもとどめを
刺そうと
された時
四道さまは
タタラと一騎打ち
をされていて
タタラを
押さえこんだ
ところでした
なぜか
四道さまは
一瞬
躊躇され
そこに矢が...
躊躇した!?
ではこいつが
バカなのだ!
赤の王!
も...申しわけ
ございません
わたしなどが
生き残って...
ひいいっ
四道さま
目をあけて
下さい
英雄になんか
ならないでと
千手は
申し上げたでは
ないですか
目をあけて...
目をあけて
下さい
なんとか歩ける
程度に
オレなんかもう
1週間も
寝たきりだぜー
いいお医者が
来たよ
タタラ
傷はどうだい
ナギ!
ナギ!
ナギ!
こんにちは
タタラ
ナギ!!
ナギ!
ナギ!
角じいも
お元気で
これ
みっともない
タタラ
どこで道草
くっとったのかな
桜島の噴火がおさまったようだから
桜島の噴火が
おさまった
ようだから
皆で村を
復興させようって
話になってね
ふふ
生まれた時から
船の上で
海賊ぐらしだった
あたしらが
とはいっても
まだ近づけ
ないから
朱雀の刀も
取りに行け
ないけど
朱雀の本船が
ボロボロに
なったんで
あたしらも
まぜて
くれるって
村をもつって
どんな気持ちか
わかるかい?
白虎の村人と
協力して
多少
バラして
長い間
この国には
火山活動も
地震もなかった
みて
温泉も水も
湧いてるんだよ
簡単な建物を
建ててるのさ
赤の王が
攻めてきても
白虎の村と
朱雀の村が
けどまた
大昔のように
地震国に
戻るなら
もう
石造りの家は
建てられない
からね
村が...
できてゆく
大丈夫な
村をつくろう
ひとつになって...
朱雀の宝刀を
追って来て
おじいちゃん
4本の刀を
追ってるのは
まちがい
ないんだよね
これだけの仲間が
できた
朱雀の
羅生...
あなたの夢が
かなって
ゆきます
タタラ!
ちょっと
来てくれんか
ウワサを
きいて
すごい人が
集まっとるんだ
関東から
命からがら
逃げて来たって
いう者が多い
よほどひどい
所なのかね
あれが
タタラさま
だろうか
まだ
お若いのう
へええ
全国から
助けを求めに
来た人たちだ
タタラ
話を
ききますか
タタラさま
タタラ
覚悟っ
わっ
何をする
取りおさえろ
タタラ
こっちへ
何者だ
なぜ
タタラを
狙った
四道の...
わたしは
赤の軍
四道の妻
千手
おまえに...
殺された
四道さまの!
妻...!?
よくも
鬼!
四道さまの
仇!
よくも
四道さまを
わたしが
この手で
けだもの
潔く
相手をしなさい
おまえを
殺してやる
殺してやるーっ
...鬼は
何人殺したと
思ってるんだあっ!!
赤の軍は
どっちだ
黙りなさい
うるさい
わたしたちに
何をした!
あんまり
異奮すると
四道さまは
四道さまは
ならず者を
退治された
だけじゃないの
タタラ
お腹のお子に
さわりますよ
えっ?
お腹に
お子が
いらっしゃる
でしょう
四道さまの...
たった一夜の
わかるでしょう?
から
母親なのです
おおお
お帰り下さい
来なさい
村の外まで
案内する
タタラ
覚えておおき
必ず
ここは
あなたみたいな人が
いるとこじゃない
いつか
必ず
おまえを
殺してやる
.....
タタラ
お腹の子供は
四道の子です
このまま
帰すのですか
...えっ?
母に
恨みごとを
吹きこまれ
成長し
あなたを仇と
狙う
ことでしょう
このまま
帰すのですが、
...ナギ...
いうの
...殺せって
赤の王なら
しないでしょう
生かしておいたりは
あの人を
ナギ!
同じです
また...
同じでないと
わたしは
赤の王じゃない!
赤の王には
勝てません
いやだ
ちがう
このまま
なんで
そんなこと言うの
帰すのですか
ナギ!
どうして
そんな
平静な顔して
そんなことが
言えるの
四道軍は
討った
あなたが?
ナギ
やめなさい
タタラ
おや?
なぜです
ナギ!
どうして!
ナギ!
いつもいっも
村が
襲われた時も
やめんか
涙ひとつ
見せずに
まだまだ
駄々っ子
ですね
それでは
四道も
浮かばれまい
おじいちゃんが
死んだ時も
顔色ひとつ
かえずに
悪い未来が
見えてたなら
先に教えて!
ナギさまは
ナギさまは
目は
ナギさまの
泣きたくとも
涙が出ないんだ
そうですよ
うっ...
...あっ...
うええん
うあああ
タタラ!
これ
ふ...
ふえええ
ええん
うあああん
ひどいことを
いつから
平気で
人を
傷つけるように
なったの
うえええ~
更紗...!
四道に
お姫さまみたい
だった
なのに
埃まみれで
死んでいった
赤の兵たちにも
奥さんがいて
鬼じゃなくて
子供もいる
愛する人を
殺された者は
殺した者を
憎んで
足を
キズだらけに
して
ちがう!
家族がいる?
鬼じゃなくて
ちがう
あたしたちの
ように..
あたしは
赤の王じゃない
同じだ
じゃあ
どうしたら
いいの
うっ
えっ
いつかも..
こうして
砂漠を走った
どうしたら..
あの時は
えっ
えっ
えっ
あの時は
自分の存在が
自分の存在が
あまりに軽くて
認められないのが
悲しくて
でも
今は
重くて
重すぎて
まーくん
まーくん
競走!
更紗!
更紗まてよー
あっ
タタラさまだ
タタラさま
ねえ
タタラさま
更紗も
手伝うから
がんばってね
赤の王なんか
ボコボコに
やっつけて
下さいね
それと
もっとおっきい
王様も
緑でいっぱいの
平和で豊かな国に
タタラさまが
してくれるんだよね
そんなこと
思う!
ねーっ
だって
タタラさまだもん
ねーっ
更紗!
まーくん
タタラの邪魔を
しちゃいけませんよ
お...
わたしに
できると思う:?
お母さん
はーい
お母さん
お父さん
タタラ
真っすぐに
自分を
見つめられるよう
がんばりなさい
いつも鏡に
自分を映して
恥ずかしくて
目をそらす
そんな不正直な
自分でないように
お母さん
傷ついて
しまうんです
ではもっともつと
がんばりなさい
傷つけた人に
人がたくさん
傷ついて
しまうんです
認めてもらえる
くらい
美しく
堂どうと
生きてゆきなさい
何か
できると
思うのは
幸せに
なりたい
子供...!?
幻じゃなくて
ど...
どうしたの
んなが
安心して
平和に暮らせる
赤い人たちが
通っていったの
そしたら
海が
バクハツして
パパもママも
みんな
いなくなっちゃった
傲慢だろうか
そんな国を
赤の軍と
噴火に
まきこまれて...
おなか
すいてる?
ボクもう
のどカラカラ
じゃ一緒に
おいで
でも
いつか
ナギ...
いいえ
もう
お休みなさい
初めて
逆らわれて
ショックだった
でしょう
ごめんなさい
それでも
戦うのだと
足の包帯を
替えるんですよ
敗れてゆくものに
対する
礼儀です
そんなことは..
あの子は
知らなければ
いけないんです
自分は決して
...苦労の多い...
ああやって
だんだん
苦労が多いと
いうことと
でもやっぱ
乳離れ
してゆくのは
不幸だと
いうことは
ちがいますから
お互い
さびしいですね
正義の使者では
ないのだと
自分の考えや
意見を
確立して
ゆくんですよ
ふふふ
ハヤト?
寝てなきゃ
ダメだよ
ひどいケガ
なんだから..
タタラあ...
ぎまあみろって
思ったのに
ハヤト
四道の奥さんと
子供のこと
聞いたの...?
オレ
わかんねえ
オレ
ガキの頃
おやじを
亡くしたのに
四道を
討ったのは
産まれる前に
おやじさんを
亡くしてるなんて
タタラ
そんな目に
あわせるつもりじゃ
なかったのに
オレ
悪いこと
したのか
!?
まちがい
だったの...!?
教えて
くれよお
オレじゃあ~
極悪人に
なっち
まったの!?
ハヤト...
わかんない
でも..
ハヤトの
おかげで
ハヤトに命
タタラ...
そんなの
わかんないよ
今
タタラは
生きてるよ
助けて
もらったよ
ありがとう
だから...
やっ
やめろよ
やめてくれよ
タタラ
タタラのために
なったんなら
ハヤト...
頭上げろよ
いいや
いいや
いいことに
する
へへっ
オレ
うん...
おやすみ...
タタラに命
預けてる
からさっ
おやすみ...
朱理に
寝よか
新橋
ぐー
会いたい...な
別布にいるのかな
う
わっ
朱理の鳥さん
会いたい
ずっと捜して
くれてたのかな
ごめんね
今仕事でえびのに来ていて、
毎晩霧島の林田温泉郷に行ってる
23でからまい23日
来れたら来てく
「会いたい
林田温泉郷の
どこだよ
しようが
ないなあ
23日って
今夜だ
朱理の仕事って
なんだろうね
まにみうか
村田先
お湯
足のケガに
きくかな
夜刀も
入る?
ドキドキする
なんでこんなに
ドキドキ..
ちゃん
朱理
早く来ないと
寝ちゃうぞ
いた
朱理?
ほんとに
来るとは
思わんかった
なんですってえ
呼び出しといて
...どうしたの
あ悪い
襲って
ほしかったか
何が
おとなしいから
そんなこと
ゆってないでしょ!!!
朱理...?
どうしたの
泣いてるの?
泣いてない
バカヤロー
朱理
だって
どうしたの
いない
もう
なんでもない
うるさい
なんでもないけど
しばらく
このままでいろ
話できる人
近くに
いないの?
いなくなった
バカなのは
さっさとタダラを
なぜ躊躇した
四道
許さん
オレだ
ぶつ殺して
おかなかったから
何を考えた
何を考えた
オレに何を
伝えたかった
タタラ
許さん...!
なんでだろう
おまえとは
昔から
あたしもそんな
気がする
時があるよ
優しいな
朱理が
泣きそう
だから
なんでおまえに
泣いて
ないって
どこかで昔
会いたく
なったんだろう
知ってたような
気がする
会ってたのかも
しれないね
ずっと昔
どこかで
あ...
うん
会ってたのかも
しれないね
親戚の家の
居心地はどうだ
そうゆう気になってたっけ
関東!?
何しに
まあ...
仕事だ
それが桜島の
被害があって
さわるで
そっか...
やっぱ人の家では
気苦労
するだろうな
なんの
行商
なんの
なあ
オレと一緒に
関東へ行かないか
いろいろ
1人旅も
つまらんしな
ダメだよ
行かない
第一
朱理とあたしは
2人旅なんて
危なっかしくて
何が
男が
助兵衛でなくては
国は
栄えんのだぞ
1人で
栄えてれば
...行けない
だってあたしは...
こんな
どすけべと
あっまてまて
せっかく来たんだ
フロに入ってけ
ぎゃー
バカー
ーっ
逆に似たな
ちゃんと
タタラ
起きんか
これ!
眠いよー
角じい
おおいコント
武器は
おいてきた
さっき
帰ってきたんだもん
客だぞ
タタラ
私は関東の
蒼の王よりの使者
お目通り願おう
蒼の王!?
そのそうだろ
仰々しい
鎧も
脱いだら
どうです
暑い
国王の次男!
赤の王の
兄貴の...!?
砂漠で...
その格好では
暑いでしょう
...
いや
鉄板焼きに
されてる
牛の気分だ
お構いなく
単刀直入に
申し上げる
我が
蒼の王は
タタラ軍と
同盟を結びたく
これを申し入れに
参った
同盟...!?
赤の王は...
近頃勝手に
異国とイザコザを
おこし
今や蘇芳の都に
たてこもり
我らと一戦
交える様子
なぜ
蒼の王が
その賠償責任を
全部国王に
おっかぶせおった
どうか!?
共に赤の王を
討とうでは
ないか
なるほど
赤の王が
こっちを追撃して
こないと思ったら
我が兵は
砂漠に
慣れておらん
一度
関東の都
"青監〟に
来られよ
...蒼の王と
赤の王は
兄弟でしょう
そういう
わけか...
タタラ殿の
力をかりたいのだ
蒼の王直々に
話かしたいと
申されておる
いかにも
母君は
ちがわれるが
たとえ憎い
赤の王でも
実の兄弟を
討とうという人に
お帰りを!
蒼の王の
手先になる
気など
ありません
手をかす気は
ない!
では
仕方ない
なんとしても
連れて来いと
命令されているので
これは
知覧の
瓦礫の中で
拾った物を
絵師に写し
描かせたものだが
見覚えは
あるかね
白虎の刀!
刀は我が仲間が
すでに関東へ
運んだ
まてっ
返してほしくば
青監の都まで
来られよ
そうそう
な...に
青龍の刀...!?
まっ
これと対になる
青龍の宝刀の
行方も
蒼の王は
ご存知とか
4本のうち
3本めの
まてー
白虎の刀と
関東に
行かねば...!
まて
追わなくていい
角じい!
青龍の刀
蒼の王...
鉄仮面
関東に
伺おう
ただ
船の修理に
10日は、
かかる
タタラ...
その後に
なるが
承知した
タタラ...
では
では
また会おう
タタラ殿
関東に
行く!
蘇芳の都
.赤の宮殿
蒼の軍が
国王の命を受け
じりじりと
近づいております
異国との戦争の
責任を取って
この都を
あけわたせと
赤の王!
赤の王は
どちらに
まさか!
ガッでく
ここは籠城して
戦うしかない
それこそ
まさかですぞ
そんな弱気で
どうするか!
国王を
相手に
強気ばかりで
身を滅ぼすのも
ごめんです
さわぐな
銃山
亜相
サカキ
...で...
あ
赤の王!?
そのお姿は
赤の王!
いったい
どうする
おつもりで..
か
オレは
ちょっと
出家するぞ
は..
こんな時に
なんの冗談を
は!?
何が冗談だ
こんな時に
オレが
この国を
治めるのに
しかし
は...
2つ...
まあきけ
ここから先は
おまえら
3人のみに
きかせる
他言無用だ
邪魔なものが
2つある
タタラと...
タタラと
身内だ
蒼の軍と
戦争など
ごめんだ
のっとられ
るのも
ごめんだ
オレは
関東へ
行って
邪魔なものを
取り除いてくる
取り...除く
よいか!
その間全力で蒼の軍を防げ!
その間全力で
蒼の軍を
防げ!
二度と
この都は
焼かん!
オレが旅に
出たことは
20日の間
伏せよ!
砂漠でだ!
都に一兵たりとも
入れるな!
四道の愛した
この都を
あ..
赤の王ーっ
これは
責任重大ですぞ
鉈山将軍
皆
オレが
戻るまで
四道
忍べよ
だが
仕方ない
おまえが
いてくれたらと
思う
オレは
そのへんで
高見の見物
でもしてろ
蒼の王を
討ちにゆくぞ!
タタラ
鉄仮面に
あんなこと
言ったのは
船の修理に
10日も
がかんないよ
ああ言っとけば
10日の間は
動かないと思うでしょ
その間に
どうゆう
つもりだ?
さっさと
船を直して
うん
でもね
だから
1人で
こっそり
関東に
入る
冗談じゃない
1人!?
くりだそう!
皆で関東へ
わたしたちの村を
きちんと建てる
今はそれが
仕事のはず
皆には皆の
仕事があるでしょう
そんなの
あとでも
ううん
タタラは
いつまでも
放浪の民で
いたくない
拠点となる
場所が
欲しいんです
きっかり
10日たったら
派手に船出
して下さい
ハヤトも
ケガが
治って
みんなが
到着するまでに
蒼の王の近辺を
調べておきます
わたしが
乗ってると
思わせて
で向こうで
おちあおう
わかった
OK!
朱雀の刀を
手に入れたら
追ってきて
おう!
茶々
まってるから
これが
タタラ軍の
あんたにゃ
勝てねー
出発点だ!
行って
きます
気をつけて
行け
揚羽!
今まで
どこに
このあたり
より
関東は
更に100年
古いと思え
...はい
ナギ...
では飛車
我らも
行こうか
ひどい所だ
はい
行った
はい
行ったか...
最近
ガンコで
3日に
別府の港から
船が出る
なんだ
いやにあっさり
送り出したと
思ったら
そういうこと
ですか
ゆっても
きかんからの
こっそり
つけていきます
一緒に来るなら来い
こっそり
関東に入って調べ
刀を奪い返すには
あたしは
女のコで
いるほうがいい!
うん...いいの
おす!
実は
おまえはもう
オレに
ぞっこんなのだ♡
ですははは
何
その頭はぁ
来ると
思っていたぞ
朱理!?
かわいい?
ははは
似合うだろ
更紗と
一緒なら
朱理と
一緒なら
カムフラージュ
になる
タタラ
いつでも
今日の日は
これからの人生の
よおし
行こう
初日だと思って
気をつけて
行きなさい
関東へ!
2.道行き
快晴
ザ・ザ・
定期運行客船
「茜丸」
別府・伊勢間を
丸1日かけて走る
やはやりなので!!
ヒこんな
またこれまで
そのうちのびで、きますので
写真にまってて下さいねっ
ですけどなやりは早くのびると
いうし...
オレはこんな
小さいことは
家にしないのさ
ちっちゃいちおねえたいま、
たぶん、そうなるだろとは
思ってたけど...
おそらくださいと...おそれでいたとおり
来週のぼうすに
怒りの声がしりっぱい。
蘇芳の都
日ASAFA地図
更紗《タぅぅ》の現在地
途中
寄港するのは
いい風だ
予定どおり
着くだろう
四国・室戸と
紀伊半島・潮岬
みんな
ふーん
俗にいう
お伊勢参りの
船である
わぃ
伊勢は
古くから
神の地だとかで
国王の
所領ではなく
独立した土地だ
国王の所領ではなく独立した土地だ
つまり将来
たとえ戦争に
なっても
関東の船も
伊勢に来ている
お伊勢参りに
行くのかなあ
東に行くなら
そこでそっちに
乗りかえだ
伊勢だけは
中立地帯だと
いうことだな
朱理
くわしいわ
まあな
角じい
やってる?
はあ...え!
女のコの
格好をしてて
...
お坊さんと
一緒なんですが
お飛車どうぞ
どうだ
あの子の...
様子は
更紗!
こっち
ああ
なるほど
それで?
坊さん!?
よっやう
ーキ
更紗!
この船は
めしが
うまいんだ!
肉まんだ!
これが一番
うまい
にくまん...?
肉まんを
知らんのか?
うん
じゃあ
食ったこと
ないのか?
天プラは!
カキフライは
トンカツは
スキヤキは!?
フグチリは!
うん
カレーは
ステーキは
おまえは
ふだん何を
食ってるんだ
だからー
少しの野菜と
小麦のパンと
おいもとー
少しのお肉...
わかったぞ!
おまえの発育が
悪いのは
食いものの
せいなのだ!
せめて
これくらいに
ならんと
寝ごこちが
悪いだろう
寝ごこちって
寝ごこちって...
食え!
おいしい
そうだろう
よし
あれも食え
これも食え
朱理
ちょっと
朱理
そんなぜいたくな
なんだ
おい!
そこのでかい
ロブスターも
男が女に
金を使うのは
あたりまえだ
あたしじゃん
自分で払える分
しか食べないから
お金はみんなにかかりてき
気にするな
いずれなれ
体で返して
くれればよい
朱理と
船旅を
楽しみに来たんじゃ
ないのに
このたまごさほーす!
ほら
ほんとだ
坊さんだ
関東には
何が
まちうけてるかも
わからないのに
女のコで
よかったかな
...って
ちょっと
思ってる
潮岬ー
潮岬ー
お乗りの方は
急いでー
カッカが
潮岬に
着いたのか...
朱理
眠れない
の?
それ何?
お守り?
.....
うん
家族の人?
死んだけど
知り合いの..
髪の毛
気持ちは
通じていたから
その人..
死んだの?
そうだな
そばにいる
今も
近くにいて
オレを
見てる
死んでも...?
近くに
いるの...?
いるさ
おまえの家族も
きっといるよ
月よ...
そうかな
西の月よ
だったら
いいな...
沈まないでいて
このままずっと
話していたいから
出航ー
ざゎざゎ
た...な
助けて
!!?
ギワッ
誰か
助け...
うあっ
助けて
下さい
逃亡奴隷が
何度も
手を焼かすんじゃ
ない
うあああ
助けてくれー
あのレースにいやだああっ
出るのは
いやだあああ
黙れ
蒼の王の
親衛隊だ
かわいそうに
ねえ.....
西の方がた
西の方がた
お騒がせして
あれが
ウワサに聞く
蒼の王の親衛隊
“群青”か
でした
すみません
そうだよ
お坊さん
なんでも
甲賀忍者の
未裔の
集まりだとか
恐ろしい
吸血部隊だと
いうねえ
中でもあの隊長は
あの隊長は
中でも
きれいな人
だったね
む
オレより?
オレより?
奴隷の背中に
焼き印があった
若いのに
蒼の王の
右腕と呼ばれ
特に
キレ者だと
いう話だよ
朱理は
ただの
ぼうず
揚羽や
朱理の
背中に
あったやつ...
朱理も...
見つかったら
やばいんじゃ
ないのかな...
奴隷制の
残る関東...
いったい
どんな所
なんだろう
奪われた
白虎の刀を
取り戻さないと
うーん
伊勢
さあて
行くか
歩け
朱理...?
関東行きの
船に
乗るんじゃ...
知らんかも
しれんが
のんびり
船に乗って
行ったとしても
いや
陸路を
とる
今関東と西とは
ちょっともめててな
東に着いたとたん
スパイ容疑だとかで
つかまるのが
オチだ
では
みんな
メンボンかと
約回のお
路銀を
稼ぎながら
行くとするかな
ママー
おまんじゅう
朱理んちって
おまんじゅう屋さん
だったの?
まんじゅうは
オレが
好きなんだ
まあ
ひとつ
下さいな
はーいありがとね
こうゆう伝統は残さねばな
関東へ
おまんじゅう
売りに行くの?
お坊さんの
がっこして?
これは単に
家出少年の
だなあ
大にもつはおまんじょうだったのか
出店を
出すのが
夢だな
独立しよう
という
意志の
現れだ
草がびっしり
はえている
見たことのない
木も
いっぱいある
あっ
川だよ
水を
くんでいこう
うわっ
冷たい
うわー
ーっ
月!
すごい
すごい!
なんだか
暑苦しいわ
緑だ!
すごい!
蒸し暑いと
いうやつだ
西から来た者は
まずこの湿気に
やられるな
でも緑が
いっぱいだ!
ちぢッカッ
夜になっても
暑いんだね
少し
休むか
この鈴鹿山脈を越えたら
この鈴鹿山脈を
越えたら
オレも
この辺まで
来るのは
初めてだ
馬たちも
しんどそうだ
お水
あげるね
蒼の王の
領地に入る
まあ
心しとけよ
どっか
温泉でも
ないのかな
温泉なら
途中みんなが
入ってるのが
あったじゃない
みんなが
いる所は
ちょっとな
あ...
あ...そうか
人気のない
温泉にいつも
なんで
気づかなかったん
だろう
来てたのは
朱理...
ん?
朱理...
背中の印を
見られたくない
...から...?
聞いても
いい?
背中の印は...
オレのことが
...
知りたく
なった...?
知りたいと
いうことは
多少は
気があると
いうことかな
うん
...た
多少はね
...?...
オレは...
子供...?
なっ
何をしてる!
やめろ!
更紗!
来るんじゃねえ
ここは
罠が
はりめぐらして
あるからよ
なんて
ことを
もう
蒼の領地との
境目なんだ
そんな
小さい
子供を
これは
わしらの息子だ
おいてゆく
わけには
いかんからの
すぐわしらも
行くからの
心中...!
待って
やめて!
あんたら
西から
来なすったか
西から
来たお人には
わしらの
苦しさは
わかるまいよ
蒼の王は今
名古屋に
来とって
その遊びのための
食べ物を出し
もてなすのは
重い税で
日々の暮らしにも
ことかく我々に
祭りだ
レースだと
遊んどる
この土地の
我々農民だ
これ以上
何を出せと
いうのか
じゃあ
じゃあ
戦えばいい
戦う...?
わしらが
どうやって
みんなで
力を合わせて
反抗すればいい
泣き寝入りして
心中するなんて
刀狩り令で
刃物はおろか
武器に
なりそうな物は
スキやクワに
いたるまで
持って行かれた
それで
どうやって
村の皆で
話し合った
ことだ
まわりを
見なされ
畑を耕せと
いうのか
お坊さんが
来て下さったのも
何かの
お導きだろう
わしらが
最後だよ
お経のひとつでも
上げてやって下さい
ダメだよ
更紗!
今食べ物を
わけてやって
食べ物なら
少しは持ってる
おまんじゅうも
だから
彼らの救いに
なると思うが
野良猫に
エサをやって
抱いてやって
おまえは
あしたは
どうするつもりだ
でも
ダメ
なんだよ
ダメ
なんだよ!
死んじゃダメだ
どんなに
なっても
いつでも
どんな時でも
死んじゃ
ダメなんだ
よおお
更紗
おろして
あげなきゃ
放して
みんな
更紗!
これは皆の
蒼の王への
抗議の憤死だ
このままに
しておいて
やろう
こんな
ことでは
助けて
やる気なら
蒼の王は
痛くもかゆくも
ないだろうかな
根本から
たたき
直さなきゃ
ダメだ
朱理...
木は
首を吊るために
あるんじゃないのに
ここには
緑が
いっぱいあるのに
水も
いっぱい
あるのに
ここは
砂漠じゃないのに
どうして
生きていけないの
ここは
砂漠の夜より
寒い...!
更紗...
バカな連中だ
オレの国で
こんなマネ
しようものなら
隊長
ここにも
あります
一族郎党
皆殺しだ
果実のように
すずなりだな
蒼の王が
名古屋で祭りを
楽しんでおられると
いうのに
目の前で
みっともない
ことをしてくれる
もんだ
皆ひきずり
おろせ
首をはね
さらし台に
並べるのだ
親衛隊長!
見つかったら
やばい
行こう
わっ
誰だ
ちっ
更紗
下がってろ
朱理...
強い...!
僕が
相手に
なろう
強いね
ただの
お坊さまじゃ
なさそうだ
焼き印だ
こいつ!
逃亡奴隷だ
朱理...
なあるほど
そういう
ことか
うっ
しびれ薬だ
やばい
更紗...
風上へ...
その女も
奴隷か
や...
さわるな!
ひっぺがして
調べろ
奴隷の
分際で
彼女は
関係ない!
僕に意見
する気か
名古屋に
連れて行け
名古屋
盛大な
お祭りですね
どわざわ
豊穣祭か
なんか
でしょうか
タタラはここに
来るだろうか
途中でタタラを
見失ってしまったのだ
ビラを見て来た
蒼の王が
ここに来てると
知ったら
立ちよると
思うんだが
蒼の王は
あの垂幕の
中らしいぞ
伯爵
タタラには
会えたのか
ウワサどおりの
美少年か
は...ぐゅん
覆面を
してましたが
ふふふ
は
少女かと
見まごう
ような...
コレクションに
加えたいのう
時に
レースの
準備は
できたか
今年も
屈強な...
若者たちが
参加するよう
です
それと数人の
逃亡奴隷も
加えました
よいよい
この祭りの
最大の見世物じゃ
手を抜くでないぞ
昨年も
ただのひとりも
生還できん
かったのう
今年は何人
死ぬことやら
ホオホ
楽しみじゃ
楽しみじゃ
頭が...
さあ!
史上最大の
レースが
始まるよ!
しひれてる...
レース...?
20組の
豪傑たちが
ゴールをめざすぜ
優勝者には
名誉と
莫大な賞金が
与えられる
これから
参加者たちが
パドックに
顔を見せる
わいわ!!
レース
ですって
しかし...
妙な祭りだな
飛車
楽しんでいるのは
王候・貴族と
観光客たち
ばかりで
よおく見て
勝ちそうな者に
賭けてくれ!
金を
賭けるのか
みな
土地の者たちは
暗い顔を
している..
うーん
ウデが鳴るぜ
優勝は
オレが
いただきだ
はん
図体ばかり
でかくたって
役にあ立たねえぜ
しース参加者
ひかえ室
田舎者!
毎年
優勝者が
出ないんで
なんだと
オレは
故郷の
馬車レースで
優勝したんだぜ
今や何億にも
なってるって
いうじゃねえか
あんたたちは
何も知らないんだ
決着は
レースで
つけな
賞金がどんどん
くりこしされて
こりゃ
一生
左ウチワだぜ
こりゃ一生左ウチワだぜ
へっ
奴隷どもが
びびってるぜ
そんな
甘いものか
このレースは
あ...あなたは
鈴鹿へ行って
帰って来るだけの
レースじゃねえか
伊勢へ行く
船の中で
逃げようと
したが
優勝者なんか
出ないように
仕組まれて
るんだ
出るくらい
このレースに
なら
さあ
皆パドックへ
出てくれ
親衛隊に
連れられてった...
連れ戻された
お客さんがたが
優勝者を占って
金を賭ける
う...
首を
はねられた
ほうが
まだマシだ
朱理...大丈夫!?
笑ってるのも
今のうちだ
番号札を
もって!
おう!
きっと誰も
助からない
誰も生きては
戻れない
殺人のための
人間狩りゲームなんだ
このレースは
さあ
奴隷ども
出ろ!
レースが
始まるぞ
〈日ASARA〉《おおわり
別冊少女コミック平成2年9月号より連載
今回はページがぎちりいは、
なんですまけがありません。
ごめんなさい。
番号から一番のと思ってたのにー
こというわけで、
次の日かんをすだれみには、
空のみかきゃ
だがゆくロビデオかてくれたんそうかせてね
さいきん、フミックスのんでたんですよね
それでないのなんでもわかせん。
するのは気にもカップルしていたので、「今日のWer」に基づく」というか、
あまりた。
みそねウミ
引っき、デジュールをお
これからどこよろに、お願いいたほう。
おとつなの言いま手紙「これらに
お手紙は
〒101-01
東京都千里区ーり橋2〜〜
小学校
ハェちゃそりゃ外のウセつこの「編集部」
田村由美
まどですい...
ではまだね。では、まだわらないし
す。
ときらくい
最近小説を書くということは出るしど
この本が女子ころ、小さいお姉さんは土と体道にスキーに行っている。先生から
これまか、今こう無事ゲンコーを上げてそういえば、逆にスマートに行けるだろうか...。わずか。
田村由美プロフィール
●9月5日生まれのおとめ座。
和歌山県出身。現在東京在住
血液型不明。
熱狂的ジャイアンツファン・
●代表作「巴がゆく!」
●デビュー作『オしたちの絶対時間、
【昭和68年別冊少女コミック9月号増刊に掲載
BASARA[4
別コミフラワーコミックス
え
いや
発行者
1992年4月20日初版第1刷発行
美美由村田
◎YumiTamura!!99
未賀賀祖
(検印廃止)
ED用UPF
発行所
(101-01)東京都千代田区一ツ橋二の三の一
加藤製版印刷株式会社
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振替〈東京8一200
広島県、木小さなの丁目」販売(33201574年)編集(322015506.業務(33)-581
株式
株式小学館大学館
ISBN4.409.183624.8
別コミ
作品紹介
桜島の噴火する中、更約とハヤトは、四道に
俺らえられた揚羽を助けに向かった。しかし
最にかかった更紗たちは、四道の部隊に追い
つめられてしまった...?
小学館
雑誌45146一24
ISBN4-09-133624--8.co279990E
◆◆定価390円(本体379円)
盟村由美