[田村由美] BASARA 第05巻

そんなことで、

．．．

日村由美

別コラワーコミックス

なにやって

関東に向かう契約と共理は限定で

★失った自然の刀と、まだ見ぬ青龍の刀

の情報を持つという答えの王。蒼の王を討

玖隷と見なされ蒼の王、の親衛隊に補う

われる。八人間狩りレーズに出場させら

れた２人は．．．！？粉冊少女コミックに大

好評連載中のジバング伝説、第５巻！！

ＢＨＳＰＲＰ

田

田村由美

＊別ヨミフラワーコミックス＊

ＲＨＳＰＲＨ

●もくじ

殺王龍一悸鹿花青動

盗蛇青動

２．１４．５．１６．

３章出章３章は章

ののの

納羽平幼羽千効千加羽夫

あっ、はぁ．．．

●事前ですが、ごくご

●あらすじ

文明は２０世紀末に滅び、そのＳＨＯ

年後、人々は暴君の支配する国で

庄政に苦しんでいた。白虎の村で

も権力者・赤の王の軍に襲われ、

村の長の息子・タタラも殺される。

双子の妹・更紗はその時から兄を

装い戦うことを決意する。

しかし、温泉で会った赤の王と

車約は、お互いの正体を知らずに

魅かれあう。

蒼の王を討つべく、関東へ向か

う更紗と朱璃。逃亡奴隷と見なさ

れ、善の王の親衛隊に捕らわれた

２人を待ちうけているものは．．．！？

●人物紹介

ト更紗１５歳の少女。殺さ

それた兄の身代わりとなり戦

う。実は〝運命の子供〟。

．．．

＞＞赤の王一名は朱理。

国王の未子で、中国、

四国、九州地方を預

かっている。独自の

才智で力をつけ、兄

達に警戒される．．．。

別コミフラワ

このレースは

誰も生きては

戻れない

翼の真３・鈴鹿殺人レ

人間狩りゲーム

なんだ

かなり

やっかいな

ことに

放り込まれた

らしいな

どんなレースだって

言うんだろう

さあ！

各馬

スタートラインに

並んだ

鈴鹿峠を

折り返し

まっ先に

この名古屋へ

帰って来るのは

２０組の内

誰か！

莫大な

賞金をかけて

スタート！！

角じい！あそこに．．．

タタラ！

な．．．なんと！？

どうして

翼の車３，鉄鹿殺人レ

いやっほ

このレースは

馬でも馬車でも

どんな装備で

走ろうと

各人の自由だ

どけどけ

どけーい

だが奴隷どもは

馬に乗っては

ならん

裸足で

走るのだ

お好きな苦笑が

お好きな考えがバザブに合ってる女性とかと

お好きは本来、バザブに合ってるって言葉とかとテーブに入れて送って下さるかたが一行人もいいんで

すった入れて送って下さるかたが何人もいらしてんだけど

んわっ、違いますよ何人もいらしくないけど、うれしいですけますからお手伝いし

ちっちゃいたおたまたは

こんにちは

つもお手紙とかありがとうございます！！

さぃきんず手紙がうえてすごくうれしいですね。

お返事は主とすごくおそくなると思いますが、

気長にまってこ下さいね。

おー人すっのごしっそん、とかに

おこたえできなくてほんとにすみません

鈴鹿山脈

蘇芳の都

ＢＡＳＡＲＡ地図

更約（タタラ）の現在地

こんな

バカげた

お遊びに

いつまでも

つき合っちゃ

いられない

更紗

うん

スキをみて

フケるぞ

うわーお

行け行け

行っけーい

オレが一番だー

ふふふ

走れし

走れ

地獄までな

見てる．．．

更紗気づいたか

木立に隠れては

いるが

鎧の

騎士どもが

沿道を

固めている

誰かが

騎士団

な．．．何！？

ぐあっ

ぎゃあああっ

何．．．

これは

わあっ

いったい

何．．．

だから

言っただろう

するのを

皆殺しに

それなら

殺人のための

これは

狩りなんだ

蒼の王が

見物して楽しむ

ケームなんだ

きさまらも

何をされても

文句を

言うなっ！

更紗！

今年は

ほう

ホネのあるのが

おるわ

カッカリカッ

みんな！

気をつけて

何！？

する

お？

誰か

追いついて

来たぞ

後ろから

騎士団が

襲って来る！

う

うああっ

うあああっ

ひいいーっ

なっ

なんだ

これはーっ

ぐあっ

止まれ

止まれーっ

針金だ

針金が

張ってあるぞっ

うああっ

何かあるぞーっ

ぎゃあっ

どうしたっ

罠が

仕掛けてあるっ！！

チクショーッ

障害物競走だとは

きいてなかったぜーーっ

ひいいいっ

たっ

助けてくれええーっ

コースの前半で

全部殺して

しまったら

冗談じゃねえ

消えた

つまらんと

いうことが

これのどこがレースなんだよ

これのどこが

レースなんだよ

オレたちぁ

ウサギじゃねえ！

命あっての

モノダネだ

うわっ

オレあ

リタイア

するぜ！

コース外に

それることは

許されない

リタイアも

ありえない

誰だ

おまえたちは

どこから

しゃべってる

ただひたすら

ゴールをめざして

走り

続けるのだ

蒼の王と

いう人は

能なしだとは

思ってたが

チクショーッ

オレらを

だまし

やがって

こんな人

なのか．．．！

我が義兄ながら

こんな

阿呆とはな

オレは死にたかねえ

どうすりゃ

いいんだよ

どなるなよ

どうするも

こうするも

横も後ろも

囲まれ

てんだ

行くしか

ねえだろ！

暑い．．．

うう．．．

おっ．．．

水音．．．

ゆっくり行け

ゆっくり．．．

うおっ

ここにも

一雨来ねえか

チクショー

川だ

木曽川だ

橋は

ねえのか

見ろよ

ねえな

．．．

流された

フリをして

両側に

網がはってある

この範囲内しか

動くなと

いうことだ

ぜっ．．．

ねえどころか．．

川を下って

逃げるというのは

ムリだということが

向こう岸まで

泳ぐっきゃねえな

濁ってて

底が見えねえ

う？

う．．．

だぜぜ．．．

うあ

イヤな

予感が

するぜ．．．

な．．．

なんだ

上．．．

上がれっ

岸に

上がれ

！！

中に何かいるか

いるぞっ

ワニだ！

ワニが

いる

ワニって

何

サメとは別？

なんで

木曽川に

ワニがいんだよ

オレたちを

エサにする気だ

サメは川に

いない

トカゲの

でかいのだ

知るか！！おうちゃいけ

爬虫類好きの

蒼の王の

ペットだろうよ

朱理．．．

大丈夫だ

オレが

ついてる

そんなこと

誰かに

言われるのは

初めてだ

守って

もらうのっ

きっと

楽で．．．

心地いい．．．

でも．．．

あたしは

タタラだ

もし．．．

１人だったら

朱理も

大丈夫だよ

ねえ！

みんな

１人で

なんとかしなきゃ

いけないんだ

あたしが

ついてるからね

もういうはい

勝敗なんて

二の次だもの

みんなで

力を合わせて

筏を作ろうよ

そ．．．

そうだなななるほど

あいつら

奴隷のくせに

生意気じゃ

ねえか

おめーもナマイキだよっ

材料は．．．

周りに

いっぱいあるしな

でも

ねえちゃんは

かわいいぜ

騎士団が

黙って見てる

とは

思えないけどな

浮くのかね

ほんとに

知らねえよ

向こう岸に

つくまで

もてばいいのさ

よいしょおっ

よし

みんな乗れ

奴隷の乗る

場所はねえぜ

おっと

そんな！

泳いで来な

みんなで

一緒に

作ったのに：：

あんたは

来な

更紗！

ねえちゃんは

一緒に

行こうぜ

放せっ

あばれるな

花がバラバラに

なる

仕方ない

もう１つ

作ろう

なっ．．．

ちょっと

あんた．．．

おい

ほんとに

泳いでやがるぜ

ドバ

朱理！

ワニを

引きつけて

くれるかな

朱理いいっ

朱理！

メメ！

戻って

おい

キャッ

スオオオ

来たあっ

騎士団だ

ぎゃあっ

漕げ！

早く岸に

着けるんだ

うわあっ

わっ

キャ

更紗！

ほっとけ

そうは

いかないよ

みんなは

つかまって！

早く

何だと！？

ひ

大丈夫！？

ひーっ

あ足にから

かみつき

やがったあ

すまねえ．．．

ねえちゃん

半分に

なっちまったな

何！？

レース参加者

諸君に告ぐ

これより

夜明けまで

レースは

中休みとする

火でも焚いて

ゆっくり休んで

くれたまえ

ただし

闇に乗して

逃げようとしても

ムダである

何が

おやすみだ

．．．

そんなこと

言って

周りはどんどう

何重にも

眺んである

暗くて

蒼の王に

惨劇が

見えないから

では

おやすみ・諸君

そっちこそ

襲って来るん

じゃねエのか！

多分．．．

暗いから

明るくなるまで

待つ気なんだよ

しょいっ

腹がへったな

．．．

ワニでも

取ってこいよ

笑う気にも

なりゃしねえ

いてっ

でも

もらったけど

助けて

あんな

無鉄砲なこと

二度としちゃ

ダメだよ！

そりゃ

痛いでしょうよ

死んじゃう

からね

死なないよ

オレは

選ばれた

人間だから

そんな

バカなこと

言ってるうちに

たっ

お兄ちゃんだって

選ばれた人

だったけど

運命の子供

だったけど

ころっと

死んじゃうんだよ

バカ！

死んじゃったん

だから

バカ．．．

オレを

バカ呼ばわりするのは

更紗．．．

おまえくらいだ

どくんっ

しゅ．．．

朱理

☆

頭が

変だよ

ほら

ふん

なんだかちょっとはずかしい

へん！？

変な感触

あたし

トイレ

ねえちゃんは

おまえの

コレカい？

口を慎め

奴隷に

そんな自由は

ないはずだろ

今に・

おまえらなど

口もきけない

ような

王妃さまにでも

なるってのかい

は

女に

なるんだからな

ううう

泣くなよ

みっとも

ねえ

敵さんの考えは

効果てきめん

．．．だな

恐怖感が更に

協力

するなら

しみこんでゆく

こうしてゆっくり

考える時間を

作られることで

各々の心に

方法は

あるぞ

なんだ？

誰か

呼んだか

ありゃ

・マントが

ない

ひいい．．．

怖かった

マントなんか

集めて

どうするの

縫い合わせて

でかい布にする

おい

オレのマント．．．

針と糸が

いるな

すげえ

びっしり

囲んでるぜ

布をさいて

くれ

それから

火を焚く

どんどん

焚く

敵さんには

何をしてるか

なんて

わかるまい

火をもっと

燃やせ

なんなんだ

これは

気球だ

これを

どうするんだ

かぶって

おどかすのか？

ききゅう？

ききゅうって

何？

のりものはまかせろ

そうか

空からなら

逃げられる

ほ

ほんとに

飛ぶのか！？

これで

やっと

あとは

たき木をたくさん

集めてくれ

飛ぶんだ

飛ぶ！？

鳥みたいに？

朱理．．．

すすげえ

魔法みてえだ

．．．って

地獄とも

おサラハた

ちからないようになー

よーし

しー

朱理って

すご．．．

乗れ更紗

何？

え

今のうちに

行くぞ

あたしたち

だけで！？

あんな

大勢が乗ったら

飛ぶわけが

ないだろう

みんなに

手伝わせて

おいて．．．

ヤツらは

好きでレースに

参加したんだ

どうせ

役立たずの

ゴロツキどもだ

どうなろうと

知ったことか

オレはこれでも

いつになく

耐えているんだぞ

オレもさっき

おいて

いかれたぞ

キ．．．

朱理．．．

オレと

連中では

ほんとなら

皆殺しに

してるところだ

価値がちがう

オレは

おまえだけ

助けたい

悪いか

こんな目を

知ってる．．

どこかで．．．

底冷えの

でするような

どこか．．．で

降りる

１人で

行ってよ

何だと！？

朱理

「くもの糸」って

話知ってる？

自分だけ

天国へ行こうと

人をけ落として

また地獄へ

落とされた人の話

これは

オレの糸だ

人を

踏みつけたら

オレはそんな

間抜けじゃ

ないし

天国も地獄も

オレにはない

おりろ！

オレだけが天国に

行くんだ！

いつか自分に

帰ってくるんだよ

更紗

助かりたくは

ないのか

助かりたいよ

こんなとこ

１秒だって

いたくない

そんな人だとは

どんな人だと

思ってたかは

知らんが

オレは

オレだ

でも

思わなかった

こんなとこで

のんびりしてる

ヒマはない

おい

こいつ

自分だけ

行く気だぞ

どけ！

奴隷のくせに！

オレも

乗せてくれっ

何だと！？

オレも

オレたちが

乗るんだ

放せっ

落ちる

わっ

待ってくれ

ぎゃあああ

あ．．．

あああ

とうとう

こんだけに

なっちまったか

ぷっ．．．

なんだよ

いや．．．

賞金ほんとに

くれるのかなと

思ってさ

ウソに

決まってんだろ

一山当てる

夢ばかり

見ねえで

地道に畑を

耕せ．．．って

母ちゃんの

言うこと

きいてりゃよかった

金さえあれば

でけえ図体して

泣くなよ

事情なんて

みんな似たような

もんさ

うちの村は

飢えなくて

すむと．．．

思ったのに

いたっ

っー

更紗つかまれ

何が

朱理が

わかんない

優しいのか

冷たいのか

悪いんだ

勝手なのか

全然わかんないよ

鈴鹿峠だ

やっと半分．．．

折り返し

地点だ

剣が４本．．

白虎の刀．．．！？

よう

来た

何の

まじないだ？

蒼の王

人か！？

お我は

蒼の王なり

どこだ

これより

この地点で

生き残れるのは

たったの

最終ラウンドに

へる

戦って

残り３人を

殺せ

生き残った者が

このレースの

勝者だ

さあ

剣を取って

戦え

生き残った者に

名誉と賞金を

与えよう

戦う．．．？

この人たちと．．．？

朱理と．．．！

の草４・蛇王

白虎の刀が

ある．．．

こんな

くだらないレースに

使うなんて

これは．．

こんな

無造作に．．

うちの村の

おじいちゃんのお父さんの

お母さんの

しまいました。

砂にだれのファンとかって、

別にたれのファンというわけじゃないけど．．．

スーパーフォースにつけてみたいな

モセナも

スーパーマリオみたいなコンセルのところあんも

２．お心のところあんまりで何かはって下さい。シュールも

いたはたまたは、

炎症だからこちらについてはおり、

そうなのマラふふ

わたしもエーが好きです。

（ほんと世間に一流されてはいただから、

いっか一本町を見て行こみたいですが、

京都Ｏ

ＢＡＳＡＦＡ地図

更紗（タタラ）の現在地

お兄ちゃんの

あたしが

タタラであることの

たった１つの形身

ただ１つの証

何の価値もない

それを．．．

ただの力みたいに

こんな所に．．．！

ごめんね

ねえちゃん

泣かなくて

いいぜ

一緒に

ここまで来た

オレらで

さあ

更紗．．．

鉄仮面とは

一度会っている

殺し合いなんか

できっこ

ねえだろ

どれでも！！

好きな剣を

取るがよいぞ

あたしが

タタラかと

あたしがタタラかと

疑っているの

かもしれない

だとしたら

すぐ白虎の刀を

手に取るわけには

いかない

朱理

こいつは．．

間違いない

一度は

手にしたが

灯台の砦で

奪い返された

それがなぜ！？

タタラの

白虎の宝刀だ

タタラと

蒼の王は

つながりが

あるのか！？

とりあえず

朱理が

持っててくれれば．．．

さあ

どうした

４人で

戦うか

さも

なければ

騎士団に

皆殺しに

されるか

どちらがよい

ふふふ

ふふ．．．

さあ

はふふふ．．．

余を

楽しませて

早く

おくれ

ここを

闘技場だと

思うがよい

生き残るための

試合じゃ

楽しかろ？

蒼の王！

さあ

どちらを

選ぶ

仕方ねえ

ふぅ

まだ名前を

きいて

なかったな

松虫

オレあ

サーボだ

じゃあ

行くかあっ

どうせ

戦うなら

てめえらに

するぜっ

あああ

危ない！

無茶だ

ぐおっ．．．

か．．．

母ちゃん

さあ

毎年こういう

バカな連中が

おるのう

ムダ死に

しおって

つまらん

ことじゃ

残る２人は

何をして

見せてくれる？

ふふ

ふふふ

そおれ

早ぅせんか

殺せ

殺し合え

ふふふ

ふほほほぼ

ほほほぼ

笑う

よー

う．．．うおおっ

笑うな

笑うなー

あなたは

王とは

名ばかりの

ただの

大バカ者だ

人は

傷ついたら

痛いんだよ

バカにされたら

悔しいんだよ

そんなこと

あたりまえじゃ

ないか！

あなただって

ケガをすれば

痛いでしょう

血を

流すでしょう！

死んだら

死んだら．．

本人も

残った人も

苦しくて

気持ちが

蒼の王よ

そんなことも

わからないような

人が

どこへも

行けない

赤の王よ

夢は途切れて

呪っても

恨んでも

道が

見えない

でかいつら下げて

王だなんて

ぬかすな！！

はあっ

はあ

うっ

ぱち

うっ

素晴しい

ぱちはち

これ娘

近うよれ

なるほど

おまえの

言うことは

もっともだ

だが

おまえは

ひとつ

人の命は尊い

大切にせねば

いかんのう

惜しい

考え違いを

いたしておるぞ

余と

おまえたちは

同じ「人」では

なかろう？

余の命は

大事でも

おまえたちは

そうでは

あるまい

民も奴隷も

余の持ち物に

すぎぬのじゃから

持ち物を

どうしようか

余のじゃ？

自由じゃろ？

おまえは

自分の

靴ひとつに

同情するかえ？

言葉が

通じない

これが

会ったことも

ない

顔すらも

知らなかった

こいつを今ここで

殺して

逃げられるか！？

更紗を連れて．．．

蒼の王か．．．

義兄か．．．

ああ

もうよい

退屈じゃ

その２人を

始末して

名古屋へ

帰ろうぞ

朱理．．．

朱理だけでも

気球で

２人で

逃げれば

よかったの！？

おまえは

なかなか”ことが

見事な女だ

逃げれば

よかったね

朱理．．．

あたしの考え

押しつけて

止めて

結局全滅．．．

タタラとして

どうしたら

正しかったの！

もうよい

更紗

逃げのびたら

オレの

嫁になれ

何言ってんだよ

こんな時に

いいな

じゃあ

決めたぞ

行こう

ラヴラツカツ

離れるな

更紗

蒼の王

蒼の王は

おられるか

蒼の王

浅葱か

何用じゃ

蘇芳の都攻めの

前線よりの

急使です

は

未確認の

情報では

ありますが

親衛隊長

何と！？

赤の王が

精鋭を連れ

王のお命を

狙い

青藍の都へ

入ったと

皆の者帰るぞ

浅葱！

兵もすべて

ひきあげよ

お言葉ですが

バカを言うな

青藍の都へ

戻るのじゃ！

あんな

石コロの土地を

取ったとて

青藍を奪われては何の意味もないわ！

青藍を奪われては

何の意味もないわ！

小心な

浅葱殿

口を

慎まれよ

赤の王が

不在であるなら

今が

蘇芳の都を落とす

絶好の機会かと

おまえこそ

誰にものを

言ってる

つもりだ

卑しい身から

成り上がった

者のくせに

朱理

隊が乱れる

早うせい

あの

２人は

何かあった

みたいだね

チャンスだ

行くぞ

森の中へ

走れ！

あの娘

今回の

沈黙の塔への

生贄にしては

いかがでしょう

殺せ

なるほどの

蒼の王よ

そのように

いたせ

戦の

勝利祈願にも

なりましょう

女というのは

使い途の

あるものだの

はっ

娘は

蒼の王の

お召しだ

うっ

青藍の都へ

連れてゆく

青藍

わっ

逃がすな！

殺せ

朱理！

シュリ？

朱理と

言ったか！？

まさか赤の王が

まさか

赤の王が

待て

間抜けにも

女連れで

レースに参加

してるなど

ありえるはずが

ないが

だがヤツは

剣はかなり

使えた

うああ

申し訳

ございません

殺さずに

捕らえよ！

ガケから

落ちました

岩の間で

頭をつぶされて

死んだようです

ふん

まあいいか

おまえの連れは

死んだよ

同じ名も

あるだろう

朱理

おまえ

マントが

乱れている

．．．

直せ

は

地獄へ

一体

どうなって

るんだ

とにかく

ついて

いきましょう

おお富士だ

今日はまた

くっきり

見えるのう

地獄へと．．．

富士山は

昔から

この国の

シンボルです

昔の噴火で

形は多少

損われましたが

おっきいの？

ナギ

これくらい？

見たいなあ

美しく高い

山なのですよ

もっと

ずっとですよ

見てみたいなあ

東の都

青藍！

蒼の王の領地

東海道から

つながる

大通りを入ると

青の大広場に

出る

そこには

４つの門が

そびえ

そこには４つの門がそびえ

人の歩みを

分ける

王のお帰りだ

王の．．．

あれはいいにぇ

生贄にされる

娘だ

またあの

儀式が

あるのか．．．

隊長

警備は固めて

おりますか

今年１８になる

目立たんわけがないだろう

目立たんわけが

ないだろう

誰も

赤の王の顔を

知りません

生意気な

少年だから

親衛隊〝群青〟の

メンツにかけて

見張れ

はっ

蒼の宮殿

この娘を

風呂に入れて

いつものように

身仕度を

整えるように

明日の儀式に

出すのだ

美しくな

自分で

入れます

よく．．．

がまんして

いられますね

女たちは

口がきけん

余計なことを

しゃべらんように

そうしてあるのだ

ここでは

奴隷とは

そうしたもの

なのだ

この都は

階級制度が

徹底している

途中

４つの門を

見たろう

あれは

そのためだ

王のための門

住む場所も

もちろん

分かれている

墓があり

沈黙の塔がある

貴族のための門

平民のための門

そして

死者のための門

押さえ

その魔を

沈黙の塔で

儀式が

行われる

逃げるなよ

その奥は

誰も入ってはならん

魔の地域だ

泥沼が広がり

風物が棲む

王が

神であるとの

啓示を受けるため

おまえは

そのみっきもの

貢物だ

その女たちの

首が飛ぶ

その家族の

首もだ

誰が

ならば

よい

けれど

逃げる

ものか

きらびやかな

宮殿

豊かな花や緑

たくさんの命が

埋まっている

血の都

朱理も．．．

白虎の刀と

一緒に．．．

マダムバタフライの

一座が都に

入りたいと

隊長

通しても

よろしいで

揚羽！

このア

しょうか？

何！？

揚羽

いや今は

帰蝶か

これは“群青”の

浅葱隊長さま

ずいぶん

ごぶさた

だったじゃないか

丁度

よいところに

来た

儀式？

お久しぶりで

ございます

だから

王室づきの

芸人になれと

言っているのに

それはどうか

ごかんべんを

儀式に花を

そえてもらおう

またあれを

やるのか

あわれな

生贄は

どこの娘やら

ナギ

みんな

勝手を

するけど

許してね

タタラと

してじゃなく

あたしが

許せない

必ず

蒼の王を

王座から

ひきずりおろしてやる．．．！

必ず．．．

星の草石・青龍

青藍の都

オカマって

だれのことかしょ？

ガーねえ

あんたたよ

関東

ハゲじゃないぞ

ぼーすだと

くーくて言っていく

ちっちゃいったまたまたいは、

ちかごう

「ＢＡＳＡＲＲＡ」は

ハゲとオカマがむっるままだ

というわつサがたっていることが

判明した。

小学とオカマだけど、

あたたかく見守、それって下さい

ＢＡＳＡＲＡ地図

更紗《タラ》の現在地

揚羽

浅葱

赤の王の

似顔絵は

できたか

ざっと

こんなもんだ

．．．．．．

真剣に

見ないで

くれ

特徴を言って

プロに描いて

もらったのが

絵の才能が

ねえことは

わかったよ

こっちだ

似て．．．いないこともないか

兄弟でも

蒼の王とは

全然

似てねえぞ

そりゃあ

そうだろうね

あん？

いや

母君が

違われる

からさ

隊長

この者にいった

確証

こちらを

動揺させるための

ニセの情報では！？

これを何枚も

写して

皆に配れ

さあね

街にも

貼らせるんだ

赤の王が

蘇芳の都を

出たという

確証が

取れません

最強の水星を

水軍を

つくりあげ

何しろ

１７やそこらで

砂漠の田舎に

豊かな都を

築き

異国との争いを

鮮やかに

回避した手腕の

持ち主だからね

僕は

ぜひ

会って

みたいな

そしたらまず

その美しい

場羽の片目を

キズつけた

償いを

させてやる

おまえさん

時々

ガチャ．．

蒼の王も

まっ青の

残忍な

カオをするな

残忍なカオをするな

揚羽

僕は

実は

閻魔様の

息子だから

笑ってりゃ

かあいいのに

夕食を

一緒にしよう！

まっててくれ

おい！

ＢＡＳＡＲＡＥ

こいつを

そこの！

ウルカツカツ

なになに

赤の王の

似顔絵．．．

壁に

貼っといてくれ

全然

似てねえじゃ

ぬーか

見つけた者には

金十万．．．

たった

十万だと！？

バカに

しやがって

ドアには

見張り！

どうやって

窓には

鉄格子と

見張り

儀式とやらの

生贄にされるのは

あしたの夜

あの？この日はここまっている．．．

どうする

更紗

蒼の王を

叩く

キイ．．．

１５ＡＲＡＩ５

ふうん

多少は

見られる姿に

なったじゃない

すぐすむ

おまえは

どうみても

親衛隊長！

連れだった

あの男は

何者だ？

訓練された

隠密とかの

身のこなしじゃ

ないけど

あいつは？

おまんじゅう屋

さんだよ

あれのどこが

まんじゅう屋だ！？

どこから

来た

どこの

奴隷だ

あなたに

話すこと

なんか

何もない

彼は．．．

殺された！

もう

どこにもいない！

あなたなんかに

話すことは

何もないわ！

女の

生意気

なのは

大キライだ

ぐ

コプッ

飲め！

ＢＡＳＡＲＡＩ５

うっ

毒．．．！

吐くな

毒じゃない

眠るだけだよ

一昼夜

こんこんとね

強力な薬だから

大丈夫

途中で

目覚めたり

しないからね

眠ってる間に

儀式は

滞りなくすんで

君は切り刻まれ

ワニやトカゲの

エサになる

眠るわけには

じゃあ

眠るまでの

間

眠るわけには

いかない！

子守唄

がわりに

お話を

してあげようか

その昔

この東の地は

この国の

首都だったん

だよ

世界有数の

ＡＳＡＲＡＩ５

繁栄と快楽を誇る

巨大な都市だった

けれど

世界の

滅びの日とともに

その都も

波にのまれ

崩れ落ちていった

らしい

今も

このあたりには

湖沼が多く

その名残りが

見えるけど

時々．．．

洪水がおこる

聞こえるか

死者の門の

奥にある

巨大な湖から

聞こえてくる

声だ

龍を

しずめるため

儀式を行う

街の者は皆

恐怖に

おののいている

湖に棲む．．．

龍の声だ

そいつが

水害をおこす

蒼の王が

神の力をもって

祈り

生贄のしんぞう

心臓を取り出し

五体を裂いて

龍に与えるんだ

“神”であると

それは続く

蒼の王が

眠るな

龍神が

認める限り

きっと

眠るな！

更紗

痛みは

感じないよ

永遠に．．．

おやすみ

なんだったんだ

今の変な音は

泣き声？

ブキミ

でしたね

ここの人は

龍の声だって

言ってるよ

風の音で

しょうか？

あどうも

マダム

すみません

一座のお仲間の

フリを

させてもらって．．

おかげで

怪しまれずに

この都に

入れました

場羽の

知り合いなら

ほれ

飲むかい？

この

「青藍」は

初めてかい？

はあ

このマダム・バタフライの

知り合いも同じさ

気にしないで

おくれな

じゃああの

平民の門の

向こうには

行かないこったね

いつも

悪い病気が

流行ってる

からねえ

飛車

ちっと

見てみるかね

タタラに

報告できる

ことが

あるかもしれん

やたら厳重な

警戒で

近よれん

ボロい

門ですね

角じい

変なにおいが

しますね

タタラさまは

どうします

時機を

まとう

ギリ．．．

その町の

本当の姿を

知るには

下の者の

生活を見ろと

言うが．．．

生ゴミの

腐ったような．．．

うっ

助けて下さい

助けて

貴族の連中が

今日も３人

斬り殺して

いきました

あああ

お母さん

う．．．

薬を．．．

食べ物を

助けて．．．

うっ

うあああっ

だから

言ったのに

わたしらは

ひどいにんけん

人間かね

これが都か

タタラ

す．．．

すまん

ほめたくは

ないが

あ．．．

あそこには

あんな

きらびやかな

宮殿があるのに

赤の王の治める

蘇芳の都は

ここに比べりゃ

天国だ

蒼の王は

これを見て

何も感じ

ないのか！？

ふふ

く〜くくっ

のう

伯爵

毒蛇と

毒トカゲと

毒蜘蛛と

どれか一番

強いだろうのう

蠍と

生き残った

ものの毒は

さぞ強いで

あろうのう

これ！どれい

奴隷を２、３人

連れて参れ

試してみたい

みたいわ

は．．．はっ

わーっいやだーっ

そんなとこで

何をしてる

行け！

はビラを

貼ってます

カヅカツカツ

そんなとこに

貼るヤツが

あるか

分かった

はい

伯爵どのは

残虐なシーンは

おきらいと見える

こんにちは

ふん

何が許さ

伯爵だ

成り上がり

者が

蒼の王よ

タタラたちの船が

桜島を出航し

こちらに

向かってる

ようです

おお

浅葱．．．

揚羽！

揚羽では

ないか！

ちこう！

ちこうよれ！

ズルズル

．．．．．

何度も

言うが

揚羽

余のものに

ならんか

おまえほど

美しい男は

今にタタラも

コレクションに

じゃぞ

加えるつもり

じゃ

オレも

美しい男は

大好きだ

だけど

全国捜しても

そうはおらんぞ

どうかな？

欲しい物は

望みのまま

おお！

では．．．

美しくない

あんたは

失礼

．．．ぶ．．

無礼な

浅葱！

まあまあ

舞台の着行き

稽古が

ありますので

連れ戻せ！

ワニのエサに

してくれる

毒舌は

彼の魅力の

一つですよ

毒のあるものは

お好きでしょう

ええい

奴隷を皆

串刺しにせい

浅葱

赤の王はまだ

捕まらんのか

なんだ

赤の王が

怖いんですか

大丈夫ですよ

蘇芳攻めの

兵たちも

何を荒れて

おいでです

浅葱

おまえだけが

頼りじゃ

余を助けて

くれるな？

な？

ほ．．．本当に

この青藍へ

来ているのか！？

今に

戻りましょう

ほどに

勿論です

蒼の王とも

あろうお方が

何を情けない．．．

あなたは

神です

赤の王も

タタラも

蒼の王の前には

チリに等しいのです

儀式は

翌日

日没後に

始まった

死者の門の奥に

墓場があり

後ろに湖が広がる

湖の中には

沈黙の塔が顔を出し

岸には祭壇が

しつらえられていた

ものすごい

人ですね

揚羽

見事な

舞だよ

都の人間

全部でしょうか

これで宮殿の

警備がでうす

手薄に

なるかもしれん

よし

そろそろ

香をたけ

チリーン

神官様がた

どうぞ

祭壇へ

うっ？

か．．．体が

角じい

何か変です

皆のそうじゃ

表情が

うつろになって．．．

思うように

動かん．．．

生贄となる娘を

これへ

タタラ！？

い．．．いえにえ

生贄だと！？

何か薬を

たいています

動けん

角じい

あれのせいかも

しれない

な．．．何が

始まるんだ

皆で湖に

祈って．．．

見．．．

見ろ

あれを

湖が

飛車！

出てくる

りゅ．．．

龍！？

大蛇！？

そんな

バカな

竜神よ

水をつかき

司る主よ

聞くがよい

しずまるが

よい

お我はお

春の王なり

我は神なり

我の力をもって

おまえを封じる

我の力を

見よ

でも．．．

ＢＡＳＡＲＡＥ

うおっ

浮いた

ふふふ♪

飛車

これは

まやかしだ

タタラ！

ふふふ

飛車

しっかり

しろよ

は．．．はい

薬のせいで

集団幻覚を

見せられてるんだ

おおお

神よ

龍よ

おまえに

この娘を

代々この地に

伝わる

もしかしたらここでいいです

貢物として

捧げよう

そうか

それが

青龍の刀で

その胸を

切り裂き

心臓を．．．

４本のうちの

１本

青龍の宝刀

宝刀か

お．．．

おまえっ

く．．．薬が

何度も

眠りにおちて

眠り薬が

効かなかった

のカ．．．！？

何度も

目が覚めた

やっと

頭がはっきり

してきたよっ

いい

あれは．．

何が

神の力だ

ロープで

ぶら下がってる

だけじゃ

ないか！

うおっ

誰も

動くな！

おろせ！

早く

おろしてくれ

蒼の王の

首をはねる

隊長

どうします

おろしますか

逆らう者が

いれば

即座に

矢を

かけますか

まて

様子を

見よう

みんな！

よく

見て下さい

りゅ．．．龍が

龍が．．

龍は

このとおり

ただの

ハリボテです

こいつは

何でもない

神でも

こいつは神でも何でもない

派手なショーで

皆を

こわがらせ

敬わせてるだけだ！！

余は

オレは

死なないよ

選ばれた

人間だから

そんなことを

余は

選ばれた

王なのだ

神なのだ

バカ．．．ヤロウ．．．

朱理．．．

ぬけぬけと

言ってるから

早死にするんだ

バカヤロウ

朱理．．．

いつも

いなくなってから

気づく

好きだったよ

朱理

もっと

好きになったかも

しれない

お兄ちゃんも

お父さんも

お母さんも

あたし本当は

いつも

ひかんでたよ

尊敬してるって

思いながら

心のどこかでは

ひかんでた

でももう

誰もいない

好きだよ、とも

もう言えない

いつでも．．

大切なことは

なくしてから

あなたたちと

あなた

たちと

あなた

なんか

この刀にかける

価値もない

さあ！

差し違えようとは

思わない

あたしにはまだ

することが

たくさんあるから

王座から

ひきずりおろす

だけでいい

みんなに

謝罪

しなさい！

さあ！

もっと大きな

声で！

余は

皆を

だましていたが

余の考えた

それは

ことではない

それは余の考えたことではない

よ．．．

余は

しかし

部下たちに

そそのかされた

だけなのじゃ

た

助けてくれえぇ

余は知らん

何も知らん

浅葱じゃ

浅葱が

悪いのじゃああーっ

なんと．．．

あれでは

ただの

あれが

神だと

龍だと

生贄に

された

わたしの娘は．．

いう．．．

蒼の王！

ふぬけでは

ないか

我らの

王か

今まで

わしらが

信じこまされて

いたものは．．．

斬り殺された

母は．．．

ああ

おろせ！

ひきずり

おろせ

ひきずり

おろせーっ

これまでか

隊長

もう少しない

長持ち

してくれるかと

思ったけどね

浅葱！？

小児児将将

おちた

おちたぞーっ

うああっ

こっちへ

蒼の王！

誰か

誰か余を

助けよ

来い！

おお

神官

早く宮殿へ

連れて行ってくれ

逃がすか！

鉄仮面！

翠の真石・動悸

ひーっ

助かった

さあ王よ

囲まれないうちに

宮殿へ

礼を言うぞ

神官

よし．．．よし

余を守れ

ほうびを

とらすぞ

蒼の王！

王を

捕まえろ！

蒼の王を

引き倒せーっ

まて！

逃げるな！

来るんだ！

いいから

来い！

親衛隊に

捕まったら

くそっ

はなせ

鉄仮面．．．

はなせ鉄仮面．．．

八ツ裂きに

されるぞ！

みんなで

みよう

．．．

まいのに手向いことです。手にしては、

ちっちゃいたまにたまたいま

好きなタレントはだれですか？

というございました。よくいただきます

１９２年５月、現在、それは、ダウンタウン

もうだいぶ前からだけど

出てる番組は見のがすまぃと

ビデオドチにチェックにてる〈今日このごうです。

京都

ＢＡＳＡＦＡ地図

更秒（タタラ）の現在地

いいかげん

刀をおさめてくれ

どこへ

連れて行く

気だ

殺す気なら

とうに

殺している

街から

どんどん

遠ざかってるじゃ

ないか！

会わせたい

連中が

いるだけだ

信用できるか！

レースで

鈴鹿の

あんたは

蒼の王の側近で

騎士団の頭だ

．．．．．．

このあたりの

川や湖には

生き残った

サーボたちを

容赦なく

殺したくせに！

王の手で

秘かに

水門が

造られている

時々それを

開いて

わざと．．．うァい

洪水を

起こす

龍がいると

ふれこみ

脅えさせ

このあたりは

龍の棲み家だと

いうことで

人心を

・掌握する

ためだ

立ち入りは厳重に

禁止されている

大きな岩が．．

．．．．．．！

岩じゃない

よく見ろ

ここは．．

かつて栄えた

文明の跡だ

蒼の王は

昔の進んだ文化を

皆に

見せまいとした

古くさい王制を

維持するために

あの

たくさんの穴を

風が通るので

キィ

奇妙な

声のような

音が出る

それをっこう

都合よく

龍の声だと

いうことにした

滅んだ文明が

良いとは言わん

何も見せず

知らせず

．．．

しかし

暗黒の時代に

民を

押さえ込むことは

もっとひきん

悲惨だ

あなたは．．．

着いた

おりてくれ

急ごう

こっちだ

地下．．．！？

入ってくれ

これも

先人の遺跡だ

関門トンネルを

思い出す．．．

このあたりは

地下がまるで

迷路のように

伯爵！

お待ちして

ました！

いりくんだ

通路に

なってるんだ

ほとんどが

崩れて

ゆき止まりに

なってるが

おお！

皆そろって

いるか

物見からの

知らせでは

都は

えらい騒ぎに

なってます

暴徒と化して

民衆が

そのきっかけを

つくった

えっ

王の門や

貴族の門に

なだれこんで

いるようです

あ．．．

あの．．．

勇気ある

乙女が

こちらだ

よし！

この機を

逃すな！

よーし

やっと

あばれ

られるぜ！

おー

あ．．．

あの

更紗です

かねてからの

手はず通り

一気に

攻め上る！

一気に攻め上る！

蒼の王に

目にもの

見せてやる

あなたたち

よぉ

オレらも

死んだと

思ったのよ

毎年

レースの参加者は

何人か

ねーちゃん

無事で

よかったな

あなたたち

生きて．．．

ところが

気がついたら

無傷でここさ

あのおっさんに

拾われてる

みたいだぜ

鉄仮面．．．！

あの連れの

あんちゃんは？

あの

生意気な

ぼーす

そうか．．．

朱理．．．

朱理

かわいそうにな

朱理も生きて

ここに

いてくれたら

朱理．．．

弓を

こっちへ

１番隊

整列！

一水

この娘に

着替えを

やってくれ

びしょ濡れだ

すみません

ここはほんちんなん

反乱軍の

アジト

だったんですね

いつから

鉄仮面が？

いえこれは

たいしたこと

ないですから

すみません

．．．．．

ロが．．．

蒼の王に

やられたん

ですか！？

ひどい．．．

ここは

幽霊の

集団さ

殺されたはずの

奴隷

サーボ

王を倒す

時期を待って．．．！

ただ

ひたすら

一水

この地下で

王に

逆らった

死刑囚

そういう連中の

よせ集めなのさ

女たちと

ここにいろ

ただ

ひたすら

鉄仮面の

奥さんですか！？

お腹の子供を

頼む

あたし

いいお医者を

知ってます

ナギなら

きっと

治して

くれる

必ず！

紹介します

から

準備は

いいか

１番隊は

南の出口へ

２番隊は東出口コミック

貴族の門を

押さえよ！

あたしも

行こう！

３番隊

アかりたね

鉄仮面．．

あなたに

話した方が

いいかもしれない

あんたは

オレの思ってる通りの

人物かもしれないし

ＡＲＡに

あたしは．．

どちらに

しても

ちがうかも

しれない

今はまだ

まあ

その人物は

今ごろここに

いるはずは

ないから

その名を

借りる時では

ない

よし

みんな

行くぞ！

オレの

思いちがいだろう

地下道は

あちこちに

出口を

持っている

．．．まだ

フシギそうな

顔を

しているな

あ．．．

いえ

埋まっていたのを

我々で徐々に

掘りおこした

こう言えば

わかるか

オレは

その

青龍の刀を

奉じていた一族の

この関東の地が

すみすみまで

王族に支配

されたのは

ほんの

数１０年前だ

青の大広場の

すぐ近くに

通じているのすら

ある

生き残りだ

その刀を持ってこの湖畔で

最後まで激しく

抵抗した一族があった

だがついに

女や子供まで

皆殺しにあい

まだ子供だった

オレだけが

よちよち歩きの

蒼の王が

どうして

ＢＡＳＡＲＡＥ

刀は

奪われたが

さあ

多分

命を救われた

この地に王として

やって来たのは

それから

１０年ほどしてだ

鉄仮面だけが

助かったの．．．？

珍しかった

からだろう

さあ！

行くぞ

地上へ！

蒼の王を

出せ！

こ．．．

候爵さま

あ

蒼の王は

どちらへ

行かれた

暴徒が

蒼の王の

首をはねろ

蛇王を

出せーっ

門を破って

来ます

騎士団は

親衛隊は

どうしたのだーっ

貴族どもを

ぶちのめせ

っ

それみろ！

聞け

暴徒どもよ

恐れるな！

あれは湖の

魔物の声ぞ

引け！

でないと皆

呪われるぞ

う．．．

うああ

あれはただの

風の音だ

湖には魔物も龍も

いない！

すべて王の

つくりごと

出鱈目だ！

げえっ

あれははくやく

伯爵では

ないか

私は

仕えながら

王の側に

これはなんと

したことぞ

この機会を

待っていた

今こそ

蒼の王を倒し

悪政をすべて

排除する時だ！

あ．．．あれは親父だ

あ．．．あれはやじ

親父だ

あああぁぁ

死んだ

はずの．．

死んだはずの．．．

あんたっ

うちの息子も

いる！

差別のない

平和で豊かな

街を目指し

戦おう

お父ちゃん

生きてたのか

生きてたのが

おまえらっ

伯爵に

助けられ

たんだ

共に

望みは

王家よりの

独立！！

黄金の髪．．．に

青い眼．．．

獅子だ．．．

なんでこんな風体に

生まれたかは

たてがみだ

金のたてがみ

我らには

獅子がついてる

知らんが

おかげで

蒼の王の

お気に入り

だったよ

この戦いには

容易に

勝てるだろう

だが．．．

北の兄王

黒の王が

黙って見ている

はずがない

蘇芳攻めの

蒼の軍も

戻って来ようし

勢いが

違う

この地が

戦場に

なったら

何十万もの

兵を相手に

だが？

京都の国王も

暴動を鎮圧に

軍勢を

差し向けよう

赤の王も

どう出るか．．．

我らに

勝ち目は

あるだろうか

あ．．．

あたし．．．

考えなしで

その流れに

乗ってみるのは

もしかして

とんでも

ないことを．．

だが

時代が

あんたをよこした

悪くない

飛車よ

はい

この国の縮図を

見ているようじゃないか

縮図．．．？

生まれて来る

子供には

こんな

感動的な

ことがあろうか

この動きが

やがて

日本全国に

広まって

各地で

起ち上がる

者たちが

出よう

その

引き金を

引くのは

タタラよ

良いものを

残してやりたい

タタラ

気づいているのか

いないのか

自分の村の平和のみを

願っていた少女が

運命の

子供として

行け

ひーっ

蒼の王は

いずこに

日本を

動かしてゆく

騎士団の半分が「つきました。

伯爵に

親衛隊は

親衛隊は何をしとるんじゃ

何をしとるんじゃ

神官様が

宮殿にお連れした

ようでしたが．．．

お．．．

おまえは

誰じゃ

神官では

ないな

おまえが

人の領土を

狙って

オレは

友人の命を

下手な

策略を

めぐらしたために

自慢の船を

沈め

救えなかった

お

おまえはあっ

赤の．．．

ひいいいぃい

だが

一応

おまえには

おまえに

似つかわしい

誰か．．

誰かーっ

義兄であることに

敬意を表して

一思いには

殺さん

死に様が

あろう

あっ

あれは．．．

何だ

あれを

見ろ！

宮殿に．．．

あれは

蒼の王だ！

ひーっ

石をぶつけて

やれ

矢をかけろ

ひいいいー

ひいい

なぶり殺しに

しろ！

助けてくれー

ひっ

うっ

助けてーっ

今度の世は

人になるな

馬か豚に

してもらえ！

虫になれ

チクショーッ

どこに

おったのじゃ

余を守るのが

務めであろうが

あっ

浅葱っ

はよう

助けてくれ

長い間

蒼の王と

しての役目

ご苦労だった

どこぞの

申し訳ない

女の腹から

な

何を

言っているのじゃ

蒼の王の

代役として

代役！？

何の話じゃ

生まれた

おまえが

蒼の王として

育てられ

はよう．．．

はよう！

よく仕えて

くれた

余は

蒼の王では

ないとでも

申すか

珍しく

察しがいいじゃない

美しい夢を

見たと思え

何をバカな

余以外の

どこに

蒼の王が

おるというのじゃ！

浅．．

いつか

この世で最も

葱．．．

おまえは僕に

言っただろう

高貴な青玉が

似合うのは

この

僕だと

落ちた

ワニの池に

落ちたぞーっ

死んだ

蒼の王が

死んだぞおおっ

蒼の王が

もう亡い今

争いは

よけいな

避けたい！

反抗はやめよ！

勝敗は決した！

ここに

独立を

宣言する！

人民の名をもって

どくん

あああ

あああ．．

朱理．．．！？

．．．

朱理！！

朱理

生きてた

朱理

おまえに

生きてた

生きてたあっ

初めてだな

抱きつかれるのは

よかったね

生きてて

よかったね

朱理

うん

よかった

またおまえに

会えて

朱理．．．

あの時

おまえが

育藍に

連れて行かれると

聞いて

ガケから落ちた

フリをして

騎士団の１人

化けた

ちょっと

教えてくれれば

いいのに

とりあえず

それまで

命は無事だと

思ったから

どうして

悲しかった？

どうしてって．．．

オレが死んだら？

だって

朱理．．．

意地悪だ

儀式の時

かっこよかったな

見てたの

なっ

何だ

何の音だ

オレの出るまでなかったんだん

やっぱり

なかなか

きれい

だったぞ

オレの目に

狂いは．．．

水だ

洪水だあっ

誰かが

水門を開けた！

親衛隊の姿が

見えないと思ったら．．

逃げろ！

少しでも

高い方へ

浅葱か．．．！

うわっ

朱理

更紗っ

更紗

オレは

このまま

会えなかったら

すぐ藤芳の都に

帰らなきゃ

ならない！

蘇芳の

赤の王の宮殿を

訪ねろ！

え！？

聞こえない

更紗

赤の宮殿に

来い！

聞こえないよ

朱理！

くそっ

もったいない

これだけの

水が

カラ・

やっぱり

西に

あれば

おまえが

赤の王だったか

たわたむたいむ●番外編

赤石、改郷へ帰る

会いたかったよ

朱理．．．

義弟よ

別冊少女コミック

旧ＡＳＡＲＡソ『＊おわ

女２年９月号より連載

そこでここで．．．

ボクはそうなん

長男の

日本橋

面倒見のいい

お兄ちゃんさ

お兄たーん

柳橋！また

男のコのくせに

リボンなんか

つけて！

うん？

そんなことしてたら

揚羽みたいに

なっちゃうぞ！

だってー

揚羽のマネ

してるんだもーん

ナゲかわしい

人生だな

なんだい

柳橋．．．

あっ

お兄たん

てーへんだ

なんだいなんと

竹橋

時代劇の

見すぎだよ

てーへんだ

だんな

一大事で

おます

新橋が

帰って来たんでやんす

．．．．．．

ただいま．．．

あいかわらず

ちっちゃくて

ひ弱そうねえ

やめないか

柳橋

ホントだったら

どうするんだ

役立たずで

タタラに

追い出されて

来たんじゃないのー？

てめえ

まだ

よちよち歩き

してんでげしょ

まあ！

この子は

ああっ

苦労したんだ

ろうねえ

小さな身体で

かわいそうに

おナカすいて

ないかい？

エサをとって

あげようね

やめろ柳橋

新橋が

キズつくじゃ

ないか

がってん

しょーち

ママン

もうっ

ママンの

カホゴ！

ママン

甘やかしちゃ

ダメよ

だから

いつまでたっても

チビでグズなのよ！

何を言って

るんだ．．．

竹橋ー

まだ．．．

おにーたんたちは

知らないと

思うけど

しんばしは、もう

自分でエサを

とれるんです

タタラと一緒に

トンネルも

くぐったの

タタラと

海も渡ったの

噴火も見たし

温泉にも

つかったし

殺人レースにも

出たり

新橋、故郷へ帰る

ワニさんを見たり

龍を見たり

しんばしは

たくましく

なったのです

ママン

また

ここにいて

いいんだよ

ボクたちが

エサを分けて

あげるから

やあよ

この子

トロイんだもーん

何を言うの

お兄ちゃんでしょ

ねっ

ここに

いなさい

新橋

あれ新橋

どうしたの？

新橋

いっぱいお話

してきた？

もう

いいの？

せっかくの

里帰り

なんだから

一座にいる。

へみんなは

へみんほはマダムバタフライの

もっと

ゆっくり

ママや

お兄ちゃんたちに

甘えてくれば

いいのに

みんなしんじゃ

新橋が

立派になったんで

驚いたでしょう

しんばしは

タタラのそばが

好き

ママン．．．安心して

日本橋おにーたん

柳橋おねにーたん

竹橋おにーたん

しんばしは

自分の場所を

見つけました

『おまけの〈パページたぶたまたいを．．．

たのしいことつらいのはずだが

．．．

どうも。お元気ですか？

うーん。までも見て下さえ、ほんとには

ありがとうございます。

これからも、がんばりますので、

つづきをぜひましましみにはぁ、また見てね。

別つこも、デラつミも花林も見て下さい。

うもんにすごたえはす！

こが家になって

この家に戻ってこれにいたと、ついことはイグ？」

つらいのはおまおがなかなか早いことだ

あるまがほかなか思いつかないの子とねえこいのま

思いつかはいの時におおいです．．．。

わ、おじいの事．．．。だのいいではいってもマジでもできるかな。でも、今日使ってみん

ってもっ、お子はいくつれることから。くー自立ってこめん

アミスタントさん

いつでも募集してます。

カットでも

わかって、ゲンコーのつビーでも

何かは話さ下さったぞっと

同封に

下の〈まぶりまで〉

お手紙下さい。

今日とトーニが

できれば、ＯＫよな

やっ

おまけ

おといあわせを

たくさんいただくのですか

？

２ラブ・「フＡＣＫどう」は

ただ今休会やご

会員さんの募集は

していない状態ですぞ

ごめんなさい

受験生のみんな！

うんまいがんばってね！！

はいういう

今でも

とっても

お役立ちだよ

わたしも

がんばる

東京ふさんの

とかたで．．．

次のなんでもがやん「やっぱり」の

「巴がゆくん全子かん

などなどコミックスよっます。

なにはー、ごめんちゃんよかったら、よろしくお願いします

それと、パレット文字から

小説をする中出でます。

「真夜中に馬車が来る」と

「写真に行きません」です。

ぜひぜひ読んでみてたさんの

いつも

そばに

いてくれて

ありがとうね

しあれ

きかせてねぇっ

お手紙のあて先です♡

〒１０１－０１

東京都千代田区ーツ橋２〜に

小学校

ふふふ。利用少女コミック編集部

田村由美

まどうにねえ．．．

おチ私読みたから．．．お子様読まれて何よりわかったんです。

お手加減改めもやたのしみどすし．．．

大人になって

ダディみたいに

なったら

しんばしは

とっても

お役立ちに

なるから

タタラ・

それまで

まっててね

まっててね．．．

＊おわり＊

〈苦橋、故郷へ帰る〉

田村由美プロフィール

９月５日生まれのおとめ座。

和歌山県出身。現在東京在住。

血液型不明。

熱狂的ジャイアンツファンと

●代表作「巴がゆく」。

ラブビュー作『オレたちの絶対時間』

（昭和５６年別冊少女コミック９月号増刊に掲載）

ＢＡＳＡＲＡ［５

別コミフラワーコミックス

著

者

１９９２年７月２０日初版第１刷発行

美美由村田

（検印廃止

◎Ｙｕｎｉ＇Ｔａｎｕｒａ．ｊ９ｇ：

也勝勝井白

加藤製版印刷株式会社

振替（東京８＿２００

１－０）東京都千代田区ーッ橋二の三の一

ＴＢＬ－販売（３２３０）５７４９編集（３２３０）５５１６業務（３２３０）．５３３１

発行者

印刷所

株式

会社

お行用

小学館

ＩＳＢＮ４－０９－１３３６２５－６

送本にはじゅうぶん注意しておりますが、万一、落丁・乱丁などの不良品がありましたら、おとりかえ

いたします。本書の一部あるいは全部を無断で被写（コピー）・複製・転載することは、法律で認め

られた場合を除き、著作者および出版者の権利この侵害となります。あらかじめ小社あて詐諾を求め

てください。

最作品紹介

蒼の王を討つべく、関東に向かう更紗と朱理。

だが、途中逃亡奴隷と見なされ、蒼の王の親

衛隊に捕らわれる。〝人間狩りレース紀辻揚

させられた２人を待ちうけていいたものは、！？

小学館

雑誌４５１４６一２５

ＩＳＢＮ４－０９－１３３６２５－－６．ｃｏ２７９９９０Ｅ

◆◆定価３９０円（本体３７９円）

ホテルトの

．．．

ニコ