[田村由美] BASARA 第27巻

Ｒｅｏｔｉｃ．

これが、最後のＤＡＣＡＦＡでは

日ＡＳＡＦＡです

１０年のお客様は、実際の娘と小さい頃は、

たくさんの愛をありがとう

はぁぁ．．．

ＢＡＳＡＰＡ

しく完結巻

実際、特別脱毛ＴＥＡＳＡＦＡスジャルボックス！発売決定！！

ＵＲＬＡＴＡ完結記念

．．．

ＰＲＳＴ＆

日本では記事実

田村由美

ＢＢＳ

＊別コミフラワーコミックス・

．．．

★新しい時代を楽くため、更妙と朱狸の

２人とその仲間達もまた、それぞれの遺

そ歩み始めた。そ、んな彼らの熱い思いを

描く蠢外亘締ＫＡＮＡＴＡＷＡＫＡＢＡ

そして本能未掲載のＨＡＫＡＭＡなどを

会む全７話収録。利用少女コミックに大

人気連載さまたジパンク伝説、完結者。

回村田巽新理威

「ＢＯＸ系」大好評連裁中！！

月日曜日１０：１０１７日（金）Ｃｏｒｎｄ

毎月１３日ごろ発売！！

別コミホームページアドレス

けれど、Ｗｉｎｄｏｗｓｔｉｏｎではなくても、

田村由美オフィシャルホームページアドレス

ｈｔｔｐ：／ｗｗｗＷＥｓｅ－ｎｅｔｎｅ．ｊｐ「ｔａｍｕｒａｙ

田村由美

ＢＢＳ

＊別コミフラワーコミックス・

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★新しい時代を歩くため、更妙と朱狸の

２人とその仲間達もまた、それぞれの道

そ歩み始めた。そ、んな彼らの熱い思いを

描くあ外区締ＫＡＮＡＴＡ、ＷＡＫＡＢＡ

そして本能未掲載のＨＡＫＡＭＡなどを

今む全７話収録。初期少女コミックに大

人気連載さまたジパンク伝説、完結者。

昭和４８年

赤の話

木天琴

●もくじ

外伝

ＲＰＳＨＲＡ．

６７８９：

いつも一日のことはありませんでしょうがないのですが．．．そのうちにちょっとうございますか？

８ＴＡＫＡＲＡ・黒９ＨＡＫ４ＭＡ・第１０ＰＡＪＡＭＡ．花

１０月１０日（月）ＡＭＡ・

１１ＷＡＫＡＢＡ・新

だむたむたいむ。

たとえばたいも１２：５４ＲＡＳＡ・妙の話。

天橋桃

木新桜梨物”胡

２０１５年４月１３日木の時１４日・夏の時２４・米の高さ１４．．．その高島

・

外話諸話話語話インター

・

のの

月桃

そしてはじまりの日

◆別コミフラワー一コミックスや

真夜中に―

暗い淵に

沈んでゆくような

朱理を見る

そのまま

心臓を止めて

しまいそうで

恐ろしくて

悲しくて

動けない

朱理は

責めてる

赤の王だった頃の

自分を

責めてる

更紗ちゃん

おはよう

ございます

赤の王の

お加減は

いかが？

全然、大丈夫じゃない

もうかなり

大丈夫みたいです

うそ

ほんとにねえ

あの赤の宮殿に

住んだっていいのに

うちの野菜

もってく？

これもね

赤の王に

食べてもらって

あとで魚

さばきに行って

あげるわ

こんな長屋に

住んで

王家の財産は

都に

寄付するなんて

いつも

すみません

頭が

下がるねえ

朱理は

蘇芳の人たちに

とても

愛されていて

でも朱理は

どうも

あ．．．

サカキさんは

あたしが

タタラだったと

知っているので

あの

この都での

赤の王時代の

話は

してくれない

さっき

赤の王が海岸に

いらっしゃって

ましたけど

おはよう

ございます

サカキさん

今もあまり

好意的では

ない

朱理！

まって

やめて

朱理

危ないから

更紗

あ．．．

ごめん

てるの

なんだ

溺れたり

しないよ

面白い物

拾った

更紗

旅に

出てみるか

これは

まちがいなく

最近やたら

彼の国の漂流物が

海岸に

流れついてましたが

こんな物まで

とは

船長ー

この花火を積んだら

荷は終わりですー

黄帝国の

国宝モノの

鹿島像ですね

よーし

出航だ

エリックさんまた

おせわに

なります

蘇芳・彦島の港

ま

もうあんたら

王でも

世直し大明神でも

ねーんだから

なーにを

えらそうに

何様だ

オレっちも

黄帝国には

行ってみた

かったのよ

ふたんは僕の方しか

行っかないのさ

赤毛のユルック

働いて

くれるんなら

のせてやるよ

よろしく

お願いします

ポカッ

ふん

少し元気だ

朱理が少し

わたし

おかげで

言葉を勉強

しましたよ

しりをたたがれて

そのうち

音信不通に

なったんだが

この戯麟と

いうのは

こんなものが

流出してるのは

元気だ

それどこじゃ

なくなったしな

帝に

会ってみて

帝を象徴する

聖獣だ

大きな政変が

あったのかも

黄帝国とは

以前２、３度

おう

べしゃくってねえで

働いてくれよ

戦で手足を

失くしたのは

あんたばっかじゃ

ねえ

何か力に

なれるなら．．．

交易の船を

出し合った

ことがある

みんな立派に

生きてるぜよ

かんばりな

ローブくらい

結べねえとな

そういうの

あたしが

やるから

このおっさんの

言うとおりだ

朱理．．．

５秒で

もやい結びだ

更紗

かつて大陸と

呼ばれた土地は

今や大きく

様変わりし

人もまた

入り乱れて

かつての姿はない

港だ

とりあえず

あそこに

つけるぜ

欧州の艦隊が

いるな

そいつが

問題だな

暗い淵に

沈んでた顔に

怪しい船を

見つけて

あいつら

どこでも

いるぜよ

南の方も

ラじゃうじゃさ

ちらと

炎が差す

お迎えが

来たぜ

更紗

隠れてろ

どうしました

赤の王！

旗が違う

えっ

早く

そんなヤツは

いない

すみません

朱理さま

話が

通らないかも

しれないぞ

帝国は

倒れたか

何処に属する

船か！

船を港に寄せ

責任者は

投降せよ！

見かけぬ船だ

と

言ってますが

通訳

どこの何者か

答えていただこう

領海を優した

その理由もな

日本の商人だ

ワインの

樽や油や

他にも

いろいろ

積まれてます

帝に売ろうと

思って来た

通訳してみります

先帝は去年

死んだ

その期に乗じて

我々は起った

一応

商船の

ようです

ここは確か

帝国じゃ

なかったかな

今は

名ばかりの

幼い帝が

いる

永の

虐げられてきた

歴史より

独立を

勝ち取るべく

戦っている

山の民族だ

すでに

いくつかの城や砦

船や港も

落とした

そういう

状況だ

その時の

漂流物が

流れてきてたのか

どこの国も

似たようなことが

起こってるんだ

朱理はどっちの

味方を

するんだろう

商人なら

話をきこうか

まて

こちらへ．．．

と

言って

ますが

商人だと？

その腕は

どうした

てめえの

知ったこっちゃ

ねえ

と伝えろ

そうか

実は

罪人か

縄を打て

牢につなげ

帝側の

間者かも

しれぬ

どんどん

火をつけて

ああっ

そんな

売り物に．．

わああ

日本の

花火は高く

売れるんですよーっ

わあっ

更紗！

また今やって．．．

朱理！

逃げよう

ここ

なんか

ヤバいよ

エリックさん

ま、たくあんたにかかわいとおりとなったーやんせよ

こちとら

海千山千の

密貿易稼業だぜ

ありがとう

てなワケで

ゲホ

オレっちは

大丈夫

船はおいて

いけねえ

こんなの

慣れっこさ

気をつけて

オレはまじで

商人なんだけど

取り引き

するかいっ

いいもんあるせ。

どうします王よ

どうします

王よ

とにかく

帝に

会いに行く

右も左もわかりません

右も左も

わがりません

どこに

いるんです

オレが

知るか

揚．．．羽．．．！？

なんだ．．．

地下水路．．．？

なんとみご．．．

見事な．．．

サカキ

行くぞ

どきん

どんぁ

いるはずがない

どくん

こんなところに

あの

えーと

すみません

道を

尋ねたいのですが

あの．．．

パタ、

王．．．

朱理さま

どうも

この国には

オレも罪人か

朱理．．．

罪人の

片腕を

切り落とす刑が

あるようです

確かにな

寒いですね

緯度は

高いからな

まだなっ

夏のはず

なんですが

野宿したら

凍えますよ

これは

ごっ．．．ごめん

さっきの

指揮官

ひとり１人せいよう

西洋っぽい顔

してましたね

悪い

更紗

右手は

あけといて

くれないか

いや．．．

連中山の民族だと

言ってたから．．

山は

あっちか

じゃあ

帝は反対側だろう

寒い．．．

寒いよ

鏡に映すように

朱理と

蜻蛉．．．！？

心が

とても遠い

鷹だな

オレもほしいな

戦の中でさえ

わかりあえる

気がしていたのに

揚羽！！

生きてた！？

揚羽

生きてた！？

揚羽

揚羽あっ

あああ

日本のかたですか

どなたかと

おまちがえでは

あっ

う

うっ

うえっ

ぅぁあああ

あああぁん

わたしも

日本の

生まれです

ハチハチ

遊牧民が

狩られた時

おそらく

お知り合いのかたと

同じ出身ですよ

その小屋を

使って下さい

こちらに

逃げてきた者も

多少いました

わたしは

その

生き残り

ですから

ああ．．．

申し遅れ

ましたが

わたしは

流しの薬屋

なんですよ

わたしは

馬車で

休みます

うさん臭いの

では．．

あんな得体の

しれない男に

しがみついて泣くな

朱理と

揚羽の話は

できないよ

更紗

オレのとこで

泣けば

いいだろう

だって

場羽の片目を

つぶしたの

朱理なんだよ

あたしを

助けてくれて

揚羽

だったら

あの時

オレを．．．

殺せばよかった

そんなこと

言ってない

朱理！

言ってない！

タタラ

わたしは

あなたが

王のそばに

いるのは

あなたは

腫れ物に

さわるように

あなたでは

癒しにならない

やはり納得

できません

サカキさん．．．

王として

人として

男として

痛々しい王を

心配し

労る

それで王は

癒されると

思いますか

更に

罪悪感と

敗北感を

自信を

失いつつある時に

あなたは

植えつけて

いるんですよ

それが

復讐なんですか

タタラ

死んだ方が

楽だったと

思わせることが！？

誰が

心理分析を

しろと言った

お．．．

チ

更紗を

泣かすな

王じゃない

どあほっ

おまえでも

容赦

せんからな

朱理．．．あたし

責めてる？

あたしの

せい？

おまえは

夜中

何度も起きて

オレの様子を

確かめ

それは

更紗

沈めているのは．．．

暗い淵に

オレがは

海に入れば

死ぬんじゃないかと

飛んでくる

つらい

あれは

おまえ

だったんだな

あの少女は

オレは他に

おまえに何をした？

まだ他に

何をした！？

オレは

赤の王として

自分が

したことに

信念も

覚悟もある

それを決して

悔いてない

だけどおまえに

したことは

それだけは

消せるものなら

消して

しまいたいと思う

オレは

どうすれば

何もかも

おまえに

どうやって．．．

詫びれば

忘れて

しまえると

あの瞬間に

信じた

だけど

離さない

ここにくれば

危ないことは

わかってた

けれど

置いて

これなかった

二度と

離さないと

誓った

離したくない

ロープも

結べないしな

だけど

手が足りない

日本は今

平和なんですね

だから

お互い

言葉が

足りない

そのもってきました

平和な明日が

必ず来ると

思ってる？

戦の時は

そうじゃないでしょう

今

言わなくても

明日？

今

この時だけ

いつも

そうだった

朱理．．．

毛布かして

もらった

隣で寝ても

いい．．．？

朱理．．．

何度も

朱理があたしに

したこと

他にも

いっぱいあるよ

幸せに

してくれた

してくれたよ

だから

消してしまわないで

覚えてる

一っ二つ

だから．．

ん

くしょん

馬車で

寝ますか？

揚羽が

どんなヤツだったのか

話してくれるか

結構です

幼い帝は今

夏の離宮に

おられます

やはり

うさん臭い

ですよね

名前

聞き忘れた

ちゃりとま、すぐ

最前線

ですので

気をつけて

はるばる

ようこそ

僕が帝だ

名は

キリン

おお確かに

朱印船の

割符と

一致しますな

日本の赤の王に

まちがいないようです

父上と日本は

仲良し

だったのだな

兵をかして

もらえるのか

阿呆か

さようです

帝

他国から

兵をかりて

戦に勝っても

向きは

通訳

いたこません

もっとも山の民族は

欧州の力を

かりてるが

使っていた

武器や道具が

あんな最中に

今度は

その国に

支配されるのが

オチだろう

あちらの物っぽ

かったな

そんなことを

見ておられたか

手をかすフリを

して入りこみ

金もがっぽり

欧州の

思うツボだ

オレは

この国が

どうなろうと

知ったこっちゃ

ないのよ

代理戦争を

させて

くわえこむ

けれど

この地が欧州の

植民地にされち

まったら

日本も危ないわけだ

日本も

危ないわけだ

わかるか

それだけは

阻止する

だから

来た

そのために

何やら失礼なことを

言われたようですぞ

よい

ネハ宰相

日本のために

僕はよく

わかった

必ず勝てる

でも心配は

いらないぞ

朱理

なぜなら毎年

この時期には

それは

「赤い病」と

呼ばれるが

この夏さえ

持ちこたえれば

帝国本宮の

ある病が

流行るからだ

それを

唯一

治せる薬草が

薬草園にしか

ないからだよ

連中は

薬草がほしくて

降参する

毎回その

パターンですよ

幸相

なんだ

敵が来た

ようです

帝は

地下道から

お早く

本宮へ

敵襲です

お客人も

早く

外は寒い

コートを

おかしします

ここも

地下水路だ

どうぞ

先を

見て参ります

見事な

仕事です！

帝は

お休み下さい

ふう

休憩

できた！

ああ

天才が．．．

しかし．．．

２０秒は

かかったな

５秒で

せねば

まあな

んに

今日はなんだか

楽しそう

ふぁのひほう！？

楽しそう！？

朱理日本語を

教えてくれ

ヒマなら

だそうです

できないことが

あるのは

しゃくだからな

おう

じゃまず

名前から．．

朱理？

東北で

牢に

入れられてた時

たつみっていう

少年がいて．．

こうだ

．．．いややめた

楽しい話じゃ

ない

ききたい

朱理が

会った人

大仏事件の

感じたこと

あっであほうにどれいてくれそうかね

好きだった人

みんな

ききたい

市

こちらへ

人数が多いと

目立ちますので

お客人は

そちらから

どうぞ

ほとんど

迷路だな

なあ

ここに

エリックがいたら、

まるで三蔵法師の

一行だな

三蔵に

沙悟淨．．．

八戒に

ＫＡＮＡＴＡ

孫悟空：

パラハラ

立派な

水路です！

オレは猿カ！

朱理は？

自分で

言っといて

朱理．．．

更紗！？

何これ．．

「赤い病」が

今年も

とうとう１人

でた

血！？

そいつの

血だよ

動くな！

おまえたちが

帝と知りあいとは

思わなかった

知っていれば

そうたやすく

逃しは

しなかったものをな

赤い病の．．

潜伏期間は

ほぼ３日

発病して

死ぬまで

２日

血．．．！？

全身から

血を吹き出して

死んでゆく

その血や膜を

口にすれば

そこで

頼みがある

まず

感染るな

せいまくかんなんでは

この人を

助けたかったら

帝を殺して

薬草を

取ってきてくれないか

成功しても

失敗しても

ただの外国人の

仕業ってことだな

薬草は

根ごと土ごと

持てるだけ

持ってきて

ほしい

あんたの

名前を

アイヴァ

更紗．．．

朱理

朱理．．．

きいておこうか

近づいちゃ

ダメだよ

ダメ

まってろ

おまえも

感染したぞ

「赤い病」だと！？

必ず戻る

オレこそが赤の禍！！

オレこそが

赤の禍！！

この病の

恐ろしさを

知らんのかっ

上等だ

そのものなんだぜ

そのもの

なんだぜ

来い

サカキ

はっ．．．

はいっ

笑っていたぞ

甘くみたら

痛い目にあうよ

あの人は

気が

ふれたか

一つに対して

一つを返す

人だと思うの？

１００倍にして

返すよ

きっと今

わくわくして

どうして

やろうかと

わくわくして

行ったよ

彼を

元気に

してくれて

ありがとう

ついでにね

行くぞ

サカキ

あたしも

８倍くらいには

返すよ

阿呆！

王よ

ほんとに帝を

殺しに

行くんですかっ

オレに考えが

ないとでも思うのが！？

来い！

「赤い病」

「赤い病」の潜伏期間は

３日

発病して

２日で

死に至る

彼女を

助けたかったら

ちくしょう

山の民族め

ただではおかんわ

帝を殺し？そう

薬草を

奪ってこい！

サカキ！

港へ行くぞ

皆殺しか！

この王のことだ

とてつもない

仕返しを

するのでは

朱理へ

山の麓の小屋へ

連れてこられました

なんとか

逃げる手段を

考えてみるね

新橋！

危害は

加えられてないから

大丈夫だよ

山の民族が

恐れてる

「赤い病」って、

大丈夫だった？

でも

怖くないよ

朱理

朱理は

どうするつもり？

朱理に

手紙を

届けてくれる？

王よ

どんな症状が

出るのかな

怖くない

王！

一体

どうされる

おつもりで

港は

危険です

船を引きつかっ

調達する！

あっ

赤の王！

ちごた

朱理さんや

よかったー

えらい

捜しましたん

やでー

ふっ

船で何を．．．

堺屋どすー

なんだと！？

なんでだゆくんた

これにサインと下さい

商いの場が

ぐんと広がりましてん

日本の

菊音さんて

ゆうお人から

荷物ですわ

いや

あんたらの

おかげで

日本はよう

なりましてな

あては

次男ですんで

海外のほうを

開拓せえ言われて

下見ですわ

その

ついでに

お届けどす

これも高まねっ

なんや無骨な

欧州の船が

沖に集まって

きてますがな

これからは

あてらの時代とす

時代が

動いている

驚きました

ねえ

変化してゆく

さすがだな

ほんま

おおきに

あけていいですか

なんでしょう？

この包み

王よ

政治家が

来る前に

指には

ナイフやフックが

内蔵されてて

商人は

もう着いている

肘のヒモを

引くと

ロケットパンチが

なんとこれは

義手ですよ

オモチャか

こんなモノが

つけられるか！

アホー！！

更紗

バサ

あたしたちは

そうやって

始まったね

朱理に

手紙を

書くのは

朱理へ

やっぱりそういうわけでないから

大丈夫だよ

違わてこう

山のふもど

すごくひき

久しぶりだ

更紗．．．

サカキ

帝に会う！

それは

やめだ！

やめ！？

王の顔から

怒りが．．．

オレは

阿呆だな

は！？

王よ

港に

行くのでは

怒りが消えた

帝よ

薬草園を

見せてくれるか

ご無事

でしたか

かまわん

馬に

乗れるか？

朱理

申し訳ないが

薬草園は

秘中の秘なので．．．

帝！

この庭すべてが

そうだ

ありとあらゆる

薬草・香草

などがある

あっちの塔は

温室の役目を

してるぞ

帝！

やあ

シファカ

お客だ

彼女は代々

ここの管理をしてる

一族の未娘だ

シィと

お呼び下さい

センナに

レイシ

これらはすべて

帝のもので

『私のしてぜってくれ

猫が好きな

木天蓼です

どうぞ

こちらへ

門外不出です

各種

アロエに

バイモ

それは

困りますね

はー

お酒にも

なりますが

いえそれが

逆でして

そしてこれが

「赤い病」に効く

よく虫が

寄生

するんです

病が流行れば

一般にも

分けられます

ほとんど温泉に入れてます。

そのために

虫こぶができて

薬になります

ほう

吐根です

・帝

そのこと

だがな

水の調整も

重要です

見事な

地下水路を

見ました！

朱理

わが国土は

広大だが

住めぬ土地も

多い

設計も

しますよ

それはすごい

ぜひ見せて．．．

サカキ！

通訳しろ！

夏は乾燥し

冬は

寒すぎる

豊かとは

言えんな

あれがやま

チタ山だ

山の民族が

いる

ここでは

戦に行くことを

「山へ行く」と言う

大昔

ご先祖が

領土として

以来

小ぜり

合いが

絶えぬ

だが

「赤い病」が

流行る限り

薬草が

ある限り

こちらの勝ちだ

恐れや

ほどこしで

人をしばい

支配すると

憎しみを買う

痛い目を

見るぞ

国を

治める気なら

ハッ

帝！

尊敬されろ

痛い目を

見たのか

あの薬草は

金になる

欧州に売って

対等な商売と

外交をしろ！

薬草が

出回ったら

値打ちが

なくなる

欧州のものを

仕入れて

こっちで

売るのさ

欧州と

対等で

渡り合え

世界とは

そうして広がる

すぐ

売れなく

なるぞ

民衆も

喜ぶぞ

足元を

見られるな

あらゆる物が

そうして

動いていくんだ

しかし

山の民族を

押さえられなく

なる

そんなことでしか

押さえられない

帝国なら

滅びろ

山の民族は

明らかに

欧州の援助を

得ているが

うちに

スパイが

いると！？

もし

おまえに

こういう場合

おまえの側にも

欧州とつながる者が

出てくるぞ

ありえるぞ

話だ

欧州の援助を

請おうと

進言するヤツがいたら

そいつには

気をつけろ

王よ

お話は

あとにして

早く「赤い病」の

薬を

いただいては

更紗に手紙を

頼む

何を考えて

おられるのが

早くしないと

新橋！

王．．．

お２人とも

発病してしまう

新橋！

更紗へ

リーダーを

連れ出せないか

実物に

たな

チャムチャするな

考えがみる。

リーダーできませんね

！

リーダーを！？

朱理．．．！

何かお手伝い

しましょうか？

あ

えっ

あなたは

通訳に

呼ばれました

コマ．．．

わたくしは

どこにも

属してないので

名はサダナ

風が

運んできたもの

という

意味です

余計な会話は

するな

山の民族の

リーター．．．

アイヴァ

まったく妙な

小娘だな

普通はもっと

泣くとか

怯えるとか

するだろう

あいつが

助けに戻ると

信じてるのか？

普通？

なっ！？

サダさん

借ります

がっ！！

あたしの血を

かぶりますか？

赤い病に

感染るのが

イヤなら

きいて下さい

言うことを

暴れないで

くれて

助かりました

肝は

すわってる

つもりだ

？

これはわたしの馬車です乗在通報しています

どこへ行く

帝の兵が

待ち受けてて

そうじゃない

オレは

八つ裂きか

そのつもりなら

彼はとっくに

やってる

朱理は．．．

オレは

半分

オレを

殺しても

何も

変わらんぜ？

欧州との

ハーフなんだ

つまりオレは

どっちでもない

山で育っても

山の民族じゃ

ない

武器を調達

することで

山の民族に

信用され

どうして

半分なの？

どっちでも

ないの？

両方の血が

混じってるなら

将来ここを

売ると言って

欧州の信用を

得る

蝙蝠人生さ

どっちでもある

ってことじゃないの？

両方とも

あなたの国なら

理想論は

なしだ

並んで薬を

恵んでもらう

屈辱は

あんたも

そろそろ

発病するぞ

終わりだ

正しい橋渡しが

できるのじゃ

ないの？

オレはただ

帝を倒せれば

いいんだよ

まず熱が出る

信じる彼は

間に合うかな

信じてると

いうのとは

少しちがう

あたしと彼は

敵同士でした

今でも時々

揺り返しが来て

でもどこかがつながっている

でも

どこかが

つながっている

同じものを

憎み合って

戦いました

迷う

同じものを

見ていると思う

憎み合ってたものは

わかり合えないと

思いますか？

信じていると

思う！

新しく

始められないと

思う？

あなたがたは

どうですか？

どこへ

行く気だ

あまり日本人と

親しくなられては

朱理は

いいんだよ

ネハ宰相

山の民族が

押してきています

薬草園です

何！？

このままでは

攻めこまれる

こちらも

欧州の援助を

頼むべきです

ネハ宰相は

父の弟で

僕の叔父

なんだ

身内と書いて

厄介と読む

何

うまく使えば

いいのですよ

帝

国を思うなら

今晩ちょっと

つきあえ

薬草園とは

いっても

誰も

いないのか

ただの庭にしか

見えんな

朱理

少し

熱っぽい

赤い病の

せい．．．！？

ようこそ

帝っ！？

山の民族の

リーダーよ

僕１人だ

すわれ

アイヴァ

兵はいない

オレは

朱理

席に

ついてくれ

まず

言っておく

ことがある

日本人だ

欧州の艦隊が

迫っている

調停役を

買って出る

ことにした

この地は

もめている間に

奪われる

どちらとも

利益のからまない

第三者として

調停！？

そうしたら

次は日本だ

オレは

内政千渉はしない

ただし

断固として

阻止する

２人して

思う存分

話し合え

オレは

ここにいる

互いに

危害を

加えようと

するなら

さあ

やれ！

王が．．．

あの時は

港に向かうと

言った時点では

ただ

立っている

確かに何かを

考えていたのだ

それはきっと

王らしいやり方で

ハッタリと

大ボラで

人を利用し

出し抜き

誠実に

向き合おうと

されている

憎むものを

叩きつぶす

考えだ

だけど

それをやめた

時代は動いている

王も変わる

タタラよ．．．

更紗

オレは

己の体で

オレは

詫びる言葉を

知らん

体で

現すことしか

できぬ！

だから

見てろ

更紗

オレを見てろ

朱理．．．！

わたしが

言うまでも

僕は

ないのか．．．

山の民族と

新しくそっとん

共存できる

道を探したい

薬草園を

人々に開放

しようと思う

そして欧州と

対等な

外交をする

協力してほしい

なんなのか

こいつらは

なんなのかこいつらはすでに症状が出てるはずだ

すでに症状が

出てるはずだ

薬草が

そこにある

薬草がそこにある

痛みと熱

オレらは

放っておいて

オレらは放っておいて

己の国が

大事か！？

あたしたちの

国は

さっさと

治して

逃げればいいじゃ

ないか

でも

ここはちがう

国か？

滅ぼすまで

戦わないと

終わらなかった

きっと

ちがう道が

選べる

見せて下さい

憎み合って

いたものも

やり直せると

あ、

王！

火が．．．

叔父上！？

ほっとけ

火をつけたのは

ヤツだ

何事ですか

ネハ宰相！

シィさん！

薬草が．．．

塔に

燃え移る

運び出そう

人を呼べ

サカキさん

水を

引きます

あそこには

赤い病のための

吐根が

更紗

薬草の鉢を

運ぶんだ

手伝って

はい

山の民族がっ

アイヴァ

これは一体

はあ

手伝え！

更紗！

わっ

１

４

更紗

３

５だ

つかまれっ

大丈夫か

はあ。

ごめん

うん

朱理は

なんの

はあ

右手

あけなきゃ

．．．．．ね

阿呆

おまえにやる

朱理が好きだ

どうしても．．．！

朱理．．．

どうしても

あったことは

だけど

なかったことには

できない

新しく

始めることは

ここから

始めることは

きっとできる！

王を

変えたのは

タタラなのか

タタラが

側にいることが

王にとって

良いことなのか

サカキさんこれで

大丈夫よ

火は

収まるわ

ああっ

はい

朱理！？

ネハ！

逃げるか！

役に立ったな

食べかどえをしろいくた

あなたは

幼すぎる

欧州はいいです

紳士的です

ＡＮＡＴＡ

山の民族に滅ぼされるより

山の民族に

滅ぼされるより

ネハ宰相は

たった１人の

身内なんだ

ずっと僕を

助けてくれてた

処刑なんて．．．

しばらくは

なるしか

欧州の支配を

受けたほうが

どれだけマシか

帝

しかし

虫に

寄生された

からといって

すぐ木を

切り倒してれば

木天蓼の

ように

薬になることは

なかった

薬にしろ

帝

話し合いの

テーブルにつく

どうなるか

わからんが

国のために

道を探ろう

報告か？

はい？

ヘンリー卿に

会うことが

あったら

よろしくな

平和外交を

求める派もいる

サダさん．．．

ここの紛争が

なくなれば

欧州の船も

退きますよ

わたしが

欧州のスパイ

だとでも？

ちがうのか？

なかろう

欧州も一枚岩では

おそらく

そっち側だ

正しい外交を

求めてくる

でしょう

わたしはただの

風の民です

あなたの

お知り合いも

風のように生きましたか？

だったら

風の吹く

そこここに

彼はいます

更紗さん

あなたの

そばに

あの時から

長い時間が

たって

もうひらや

無茶苦茶に

抱くぞ

片手では

不便だが

やり方は

いろいろある

辿り着く！

朱理

更紗．．．

本当の２人が

始まる

ずっと

いてほしいが

残念だ

薬をいろいろ

持ってってくれ

わたしは

シィと

日本に帰り

地下水路の

工事を

続けます

こちらの技術を

役立てたいわ

母親が

喜ぶだろう

菊音さん

２人に何を

送ったんです？

ひみちゅ

更紗

欧州へ

行ってみたくないか

うん！

よーん

更紗

行ってみたい

俺らも

新婚旅行に

行こうぜ

体数

あいつらも

してない

幸せですか

何がよ！いっこん

結婚なんか

してないでしょおが

鼓馬行こ

風は吹いて

いますか

路銀が

なくなったら

これを売ろう

海で拾った

麒麟像！？

オレが

拾ったんだ

風は

吹いて

いますか

返さな

かったの！？

おーい

乗ってく

かい！？

オレの物だ

木天藝の

薬も売れるぞ

オレたちに

ぴったしの

名前だ

また

旅！

«ＫＡＮＡＴＡ＞－＊お

斬橋

のを

５時間

外伝？

しんばしは

おうちに

帰るとき

きっと

おにーたんたちが

いじめるから

お疲れ

だったね

やあ

新橋！

日本橋あたった

ほんと

よく

がんばったわ

ちょっと気が

重いのです

タクラに迷惑

かけてんだろー

兄としてだから

鼻が高いで

ゲスよ

今ディ

おにーたんたちは

大人になって

フンになんですか？

ぴー

もう

しんばしを

いじめたり

しないのです

ぽろぽろぼろ

それはそれで

さびしいような

ダディのことは

きいたよ

みんなで

ママンを

慰めようぜ

ダディは

お星様に

なったんだよね

きっと

場羽と一緒に

いるよね

すさくすごく

がんばったんだ

しんばしも．．

いつかダディに

なります

それでもきっと

旅に出て、

タタラを助けて

最後まで

きっと一緒に

いるよ

今度お陰さんを

．．．

〈ＳＡＲＡＥＡ〉《おわりょ別冊少女コミック１９８９年８月号に掲載

一緒に生きて

ゆけたらいいな

耽蜘

外伝８

ＰＫＰＲＰ

黒の話

１８の

当時から

多聞は誰よりも

強かった

そらくらそらーっ

多聞！

一度でも

打ち込んで来い

あっ

当時わしは

かなりの腕前だと

自負していたにも

かかわらず

なんで自分から

打ち込んで

来ないんだ

多間には

一度として

かなわなかった

負けない

なのになんで

打ち込んだら

痛いのだす

痛い．．．わしか？

んだ

戦ギライの

勝負ギライ

だった

それはあんまし

意味のない

ことだべ

おまえは

必ず自分が

勝つと

思ってるのか

そう

決まってるの

だす

でもいた

痛いのだす

それは

おまえは

敵に

攻め込まれて

蹂躙されても

戦わんのか

その時

考えるべ

その時では

遅かろう

おまえには

大事なものとか

人とか

そういうものが

ないのだ

守りたいものが！

幼なじみでは

あったが

その理解の

しかたさに

わしはいつも

いらだっていた

郷土愛もなく

人への愛情も

感謝の念もない

だが不思議と

長老たちには

覚えがよいのだった

ここ鹿角では

己さえ

遊んで

暮らせれば

よいと

思っているのか

それも

ムカつく

ここ

鹿角では

世代を越えて

受け継がれる

４つの名前がある

２０年ごとに

１２歳の少年から

選ばれた４人が

多聞

持国

増長

広目

その名を受ける

将来

４将軍と

なって

４方の柵を

守るためで

ある

その儀式を

やがて

１８歳の年を迎えると、

４人のうちの人が

選ばれ

玄武の刀を

継承することとなる

わしは一生

忘れん

今より

「火中の儀」を

執り行う

こととする

これは

４人の内のいずれが

玄武の刀を持つに

ふさわしいか

選出する

ための

儀式であり

試験である

最も強く

最も賢く

最も正しい者が

その権利を得る

諸君らには

立派に励む

ように

火トカゲの祠に

入ってもらう

封印されてる

洞窟じゃんか

ここには

ヤマタノオロチか

サラマンダーか

しっ

見る者によって

姿を変える

聖なるものが

いると言われる

それを退け

その奥にある

宝を

持ち帰った

者が

玄武の刀を

押戴く

こととなる

３日３晩

歩いた頃に

宝ってなんです

己が宝だと

思うものを

持ち帰るがよい

深淵に

出会うであろう

では行くがよい

ちくしょー

ウデが鳴るぜ

負けませんよ

みなさん

一家の期待を

背負ってっかんなー

当然だ

気が

重いだす

多聞は

問題にならん

玄武の刀を

戴くことは

なんとなく

人工的な匂いのする

洞窟だべな

なんだと？

やる気が

ないのか

きさまは

あとの２人が

ライバルだ

名誉だった

何を言うか

神聖なる祠だぞ

神聖なる

祠だぞ

暗かった

持ち物は

制限されていたので

増長ー

変な匂いが

しねえべ？

時おり強い

風が吹いた

灯りは

時々つける

ことにした

少しは

黙ってろ

多聞

皆激しく

緊張していた

多聞を

のぞいて

陽がささぬため

時間がわからぬ

誰も

止まらぬため

眠らずに

歩き通す

皆疲れ果てた頃に

それは始まった

出た

ちがう

ちがいますよ

これは

ヤマタノオロチだ

サラマンダーだ

火を吹いてる

翼を

持ってるじゃ

ないですか

その先にある

宝を

みんな

こいつを

倒して

やった！

宝を

何を

してるだ？

一つの首を

取ったぞ

増長！！

やめるべ

互いを

傷つけてるだ！

多闇の大声を

きいたのは

生まれて

はじめて

だった

増長！

多．．．聞？

みんな

おかしくなってる

だす

そこに

山椒魚が

いるだけで

ねえか

広目？

ヤマも

サラも

いねえだす

あ．．．？

わしが

斬ったのは

痛いのだすー

おまえら

なのか．．．？

んだから

イヤなんだべ

でも

斬った方も

痛いのだす

オラは魚を釣って

食べるだす

魚もオラを

食べていいのだす

けんど

戦とか

そういうのは

それは

フツーだべ

それも

フツーだべ

フツーじゃなくて

気持ち悪いの

だす

しなかったら

しなくて

いいのだす

目が慣れてきて

あたりに

金銀財宝が

あるのがわかった

宝の山だった

だが宝とは？

宝とは

命だべ

魚を釣って

食べることの

できる

命だべ

食べて

食べられる

命が

泣くほど

痛いのか

ただ

宝だべ

ただの

釣り道楽で

食い道楽かも

しれなかった

なんのことやら

こいつは

たとえ

攻められても

蹂躙されても

たとえ攻められても蹂躙されてむ

ただの一人も

斬り殺さんだろうと

思った

力尽きた時に

斬り殺されるだけだろうと

すまんかったな

痛いか

薬かなんか

かがされたんじゃ

わーかな

そのための剣のウテだと

どうかしてた

ようだ

そういや

変な匂いが

してたもんな

痛かった

仲間を

傷つけたこと

こそが

なんか

毒気が

抜けましたね

目印に

オガクズを

撒いてきただす

とりあえず

灯りをつけるだす

ろうそく．．．

帰ります？

帰り道誰か

わかるか？

この風の

中でか？

よいしょ

おい

それは

ルール違反だぜ

持ち込み禁止だ

ルールが

なんだすか

いつになく

きっは

あとで山椒魚を

食べてみるべ？

は．．．

ＴＡＫＡＲＡ

生きて出ねば

いかんだす

はははほはは

包丁セットも

持ってるべや

ははは

力が

抜けていた

あははは

課題のことなど

忘れていたかも

しれん

そこまで

多聞の言った通り

洞窟は

人工のものだった

以上であ？

終了だ

全部監視されて

いたのだ

ムカつく

傷の手当てを

するように

じじいどもめ

玄武の刀とは

戒めの刀だ

それは多闇に

渡された

どもめ

ふさわしい者が

持つ

誰も文句を

言わなかった

なぜならそれは

竹光だったから

だすが

刀はいらん

本物の玄武の刀は

地中深く

封印されているのだそうだ

わしも少し

勉強になったよ

にあうと

なんとなくな

これは柿を

落とすのに

いいだすな

なんか

わからんけんど

おまえの大声を

はじめてきいた

少しは友人を

大事だと

思ってくれたと思うと

うれしい

桜桃

食べるけ？

うむわしは

うれしいぞ

深いイミは

ないだす

ないのち～

桜桃は

一つにたくさん

ついてる方が

しいて言うと

これ

なのだす

わしは

この時から

こいつを

見つめ続けて

いる

うれしくて

おいしいのだす

わかるような．．．

あの時の

大声は

わからんような

青春

だったよのう

ＡＫＡＲＡ＞－＊おわり＊

わしの宝と

なったよ

梨

紫の話

外任９

母は毎晩

欠かさず

父の袴に

火熨斗をかける

またいつ

お城にお勤めになるか

わかりませんからね

いいですか

王家の忠義を

忘れぬように．．．

この中に基本が入ってる

きちんと

しておかないと

おまえも

この家に

生まれたことに

誇りを持って

虚しいとしか思えなかった。

いいか蜂也

わが家は

あらぬ疑いを

かけられ

お取りつぶしには

なったが

由緒正しい

名門の

家系だ

国を

お造りになった

王家と

ご先祖は

共に

あったのだ

決して

王家を

恨んでは

いかん

王家のために

国のために

働くのだぞ

やがて必ず

家は再興

していただける

そう言って

父は病に伏し

母も

ボロボロになった

けれど母は

火熨斗をかける

母上母上

なんのためですか

どうして

オレだけが

虚しいと

感じるのですか

母上

あなたがたと

ねえ

きっとお城から

お迎えが来ますよ

王家が

私たちを

捨てておくはずが

ありませんもの

そうしたら

また命を尽くして

お任えせねば

素晴らしいこと

でしょう

お国のためですよ

タタラが現れた

革命家気取りで

破壊と殺戮を

繰り返す

テロリスト

王家の敵

敵

ああ

そうか

はじめて

あなたがたと

京の警備隊に

雇われました

王家を

愛せるような

気がします

母上

同じになれる

喜んで下さい

父上母上

オレは

毎晩

父も母も

もう亡い

父の袴に

火熨斗をかける

家の玄関先には

父が継ぎ木をした

梨の木があった

なしという名は

不吉だと笑って

父はそれを

ありのみと呼んでいた

繁栄を願った

その木は

〈ＨＡＫＡＮＡ〉《おわり》

両親と自分の

姿だった

パジャマ

ねえ朱理ー

わかりました

それぞれの愛しき日々

ＢＢＳＢＲＬオーニューの

んー

花の話

朝だよ

気のせいだ

・外食「ＫＡＭＡＴＡ」のおとくらいだと思って下さ

雨降ってる

みたいだよ

そうか？

起きようよ

朱理

気のせいって

ことは

ないでしょ

ふーん

朝から雨とは

ぜいたくな

オレは

夜型なんだ

腹がへったら

起きる

そういえば

夜の帝王

聖さんも

朝が弱かったなあ

どうしてるかな．．．

なーんか

めちゃんちゃ

気ィ重いわ

やっぱしはっ

やめた方が

ええんちゃうかな

今さら

何ゆうてんねん

聖ちゃん

けどなー

ちょっくら

出てくるわ

聖ちゃん

宴会

はじまるで

もう

決まった

ことやんが

腹

くくらんかいな

なんか

早まった気ィ

するわ

結局

親の言いなりっ

ちゅうのも

気にくわん

ちょっとな

聖さん

うちとの祝言を

夜にひかえて

どこ行くねん

どっこも

行けへんわ

散歩や

それでも、「自分だね」

始約者

重い子

うちのことが

いややったらそう言うたら

ええ

ウロウロ

落ち着かれんのは

気ィ悪いわ

あんたが

いやなんとちゃう

わりかし

気に入ってる

ほな

ええやんか

結婚したから

ちゅうて

なんも

変われへんぞ

あんたも

変わらんでええし

うちはもう

腹くくってんで

あんた責任感触

強そうやさけ

うちも

変われへん

わりかし

気に入ってるしな

聖さん

１人で

重いもんを

しょいこむ気分に

なってんねやろ

けどな

うちらは

荷物を

半分にするために

一緒になるんやで

あー忙し忙し

ほら並んで

並んで

あたし特製の

カメラよ

菊音ー

オレらも

ついでに

式あげようぜ

忙しでー！

なんかしらんけど

那智ちゃん

バタバタしてると

かさばるから

はやく

すわって

更紗ちゃんに

写真送るんだ

からねっ

市松さん

うるさい！

聖ちゃん

今晩

がんばらな

みんな見てんのねい

手紙に

聖さんからの

書いてあったけど

なんでそんなに

浅葱が

キライなの？

あいつが

オレを

キライなんだ