また..人を殺した... おかげで助かったが... 殺意は本物だった... あれでオレを狙ったつもりか...? コントロール悪ッ... うぉおおおおおおぉ!! 青い瞳...金髪... 襲ってきたじゃないか!! バカにするなアタシは日本人だ!! 男がみんな信用できないだけだ!! 待てッ!!オレはアンタが攻撃してきたから: キャアアアアアアァ!! 気を...失った...? オイ...しっかりしろ まさか自分で喰らうとはね... スタンガン...私物か? こんなモン持ち歩いてたのか? 電池がない...?一度使ったらしばらく充電するってヤツか? 男なんてみんな敵だっ!! また暴れたら大変だ... 武器は全部取り上げないと なんか...パンツ脱がしてるみてーだな... ホントに助かしても... 気がつかないんだろーな... あたりには誰もいない... 島で男に襲われたんだ... スタンガンを自分で喰らったんだ 別にどうこうしようって訳じゃねえ しばらく痺れて動くのは無理だ 安全な所に連れてってやるよ まだこんなモノ隠し持ってたのか!? バカな事はやめろッ!! お...まえ...なんかに... 犯さ...れるくらい...なら 死んだ...ほ...うが... こんな孤島で犯されて殺されるくらいなら.. キレイな、身体のままで: せめて自分の意思で... どのみちあたしに帰る場所なんてないんだ 死んだって..かまわない... ハッタリなんかじゃない... 本当に今ここでこの娘は命を棄てたんだ... 追い詰められていたんだ... 平さん...ソレ... なんや?コーヒーやがな だってカップ麺の... コップがないんやからしょうがないがな...これかて立派な食器やで ちゃんと洗うとるさかい気にせんと よっぽどしんどい思いをしたんやろうな... もう心配ないでおじさん達がついとるさかいな おじさん達はそないな変な気を起こしたりはせん ワシらはゲームに参加せずに自力で島を脱出すると決めたんや せやからあんたもワシらに力を貸して欲しい 幸い食料はしばらく何とかなる 爆弾もぎょうさんあるさかい怖いモンなしや 帰ったところで...元の居場所があるなんて保証:ないんだから... あたし達は身内の誰かに指名されて島に連れて来られたのよ 「消えて欲しい者」として.. そんな人のところに... どうしたらいいの...? 島にいる者は全員... 身内の中から...消えてくれって望まれてここへ連れて来られたっていうのか? ワシは家族とすばらしい関係を築いとる! ワシに消えて欲しいなんちゅう者はおるはずがない! 「身内」って言ったのは顔見知りって意味よ... 最近身近で恨まれるような事しなかった...? なんでそんな事知ってんだ...? 少なくともオレたちは知らされていない... みんなで指名したんだから... あんたなんか消えちゃえばいいのよ!! 消えて欲しい者を指名だと...? そんな事が許されたら... 個人が個人を裁く事になる... 社会のゴミのような迷惑な存在が... 個人の主観で排除される... 帰るとこなんてない.. そないな事言うたらあかん!! あたしの居場所なんて... がんばって生き抜いて島を出るんや!! 帰りさえしたら道はいくらでもある!! あきらめたらあかん!! ど...どうしたんや? 相殺してるわけでも... なんや気のせいかな... こんな時にキツイでほんま... まただ...反応がない せやかて何かが這うてった音がしたで!? そんな事言ったって誰もッ...!! となると考えられるのは チップを付けていない主催者側の人間という事に... トランクの中に確か懐中電灯がありましたよね!? 何なんだいったい... レーダーが反応するはずがない... こんなんじゃ足らんッ!! そうかスタンガンのダメーシ... キャアアアアアアァ!! 大トカゲやあぁぁぁ!! コモド...ドラゴンや...!! そんなん知らんがな!! でかいでかいっスよ!! なんでそんなものがこんなトコに...!? 荷物をあさってる... 食い物の臭いを嗅いでんのか? あの大きさ...あの数... 間違いなくワシらも獲物やで... 水の中までは入って来れんみたいや... 泳いでいるじゃないですか!! そんなん言うても知ら.. 坂本はん持ってへんのか? 平さん早く投げて下さい!! え..坂本はんも...? いつ襲われてもおかしないわ.. ここで襲われたら助かりません 平さんは急いでこの娘を連れて反対の岸にあがって下さい 一人であン中へ行く気かいな さっきからあいつら懐中電灯の光にやたら反応してるんです 奴らの注意をひけるかもしれません こっちに来よったァー!! 親規規規級三尓猥鰕鰕緞蝦 ちゃんとスイッチを押して投げたはず... スイッチが入らない...!? ひょっとしてあいつを殺さなかったから... オ...オレのじゃないと... 来るなッちゅうとろーが!! 何であるのです。でも取り締まりの 今のうちに安全な所に移動しましょう そないなトコあるんかいな? ですが少しでも高い所に登れば安全だと思います とはいえ森の中を進むのは危険です... せやけどあんさん... その娘抱えたまま行く気がいな...? 平さんには荷物を全部お願いしたいのですが.. ひとつにまとめるさかい 確実に追って来ている... 平さんこそその足... ちゃんと止血しとかないと... ンなヒマあるかいな... それよりお嬢ちゃんをしっかりおんぶしとくんやで それにしても坂本はんは... 今時めずらしい正義漢やなぁ なんで一人で逃げへんのや? あんさんからしたら足手まといのオッサンと気絶した見知らん女の子や こないな状況なら見捨てたかて誰も文句言わへんで... 誰も見てへんのや...その方が賢いんちゃいまっか...? なんでぃつもいつもそんな事言うんですか? 戦っとる坂本はんを待っとる間... ひょっとしてこのまま帰って来んのやないか... 見捨てられたんやないかって... ずっとそないな事ばかり考えてしまうんや... 怖うて...怖うて... しょうがないねん... ワシらが誰ぞに消えて欲しい思われて...っちゅうアレや ホンマとちゃうかなって... ワシは家族には優しく接しとったが.. ギリギリの事しとったわ... 誰に恨まれても不思議やあらへん 悪い行いは必ず廻り廻って帰って来るんや 走れェッ!!走るんや!! ちょッ...待って...平さん!! どこ行ったんですか!? 反応が無いって事は.. 動いてないんだあの人は...!? こないな状況なら... そういえば食糧全て... まさかこの娘をオレに任せて... 見捨てたかで誰も文句は言わべんで... 何もかも持ったまま:・ オレが見捨てられた...? ふざけんなタヌキオヤジィッ!! 信じらんねェ...!! あんなオヤジに心を許したのが間違いだったのか? まさかこんな時に...!! 気が抜けない奴だとは気づいてたのに... お互いのレーダーが相殺してただけ...? た..平さん...オレ... オレ...平さんの事... 希望を捨てたらあかん!! 怖い思うたら最悪の事しか考えられんなる 力を合わせて頑張るんや!! ロックオンして自動追尾: しかしホーミングに破壊力はない トカゲの群れには不利だ... あン時はまだ坂本はんを信用してなかったんや でも坂本はんはワシのために命をはってくれた こんなワシを信じて... これがワシの生き方やった:・ ホンマ...うれしかった... この人についてったら助かる.. せやから心から信じたらなあかん 何かの施設やろうか.. あン中やったら安全やで!! これを登らんとあかんのか... 二人で力を合わせてその娘を担ぐんや! うわぁあああ坂本はん!! 何やっとんのや坂本はん!! クモなんかにビビってる場合じゃない!! 耐えきれねェのか... オイッ起きてくれよ!! 自分で登ってくれよ!! オレひとりじゃムリだ... 頼むから...頼むから... 目を覚ましてくれよ!! これがオレへの罰なのか...!? オレたちは助かる... レに見になれっていうのが... このままじゃ埒があかん な...何をしとんのや? この娘を見捨てたんか!? 自分だけ助かる気かいな... 見損なったで坂本はん...! な...何をしとんのや...!? 坂本はんはとち狂ってもうたんか!? ワシが...ワシがしっかりせんと...!! ワシが...ワシが... な...なんやあの煙は...? さがって下さい平さん... せやからワシはこないな棒っきれで戦うて ええ..今さっき閃いたんです しめたって思いましたよ 彼女にスイッチを押させたんです オイォイオイ大丈夫かいな... どんどんガスがでこうなっとるんやないか? もう逃げ道はないんやで...!! いいんですよここだから... 海を背にし岩山に囲まれ海風の吹きすさぶこの場所だからこそ 烈火ガスタイプが有効なんです!! あのトカゲの群れをやっつけたで!! 坂本はゲーム経験だけでは説明のつかない能力で危機を脱していた トカゲはみんな死んでもうた 坂本はんがごっついバルサン焚いたさかいな... 残ったんもどっか行った 何者なんやあの人... こんな時間までごくろうさん どう...?何かおもしろい動きはあった? 今のところ特筆すべき点はとくに... まずは自分たちのおかれた状況: そして島の環境に関心がいくようです さすがにすぐにゲームを始める柔軟な思考の者は希でした... 与える情報が少なすぎるのかと... お...まだ坂本くんは生き残ってるようだね あんまりサービスしなくていいんだよ どうやら仲間を集めているようですね 彼からはいいデータが取れそうだ 取りこぼしがないようにしっかりな!! ここまで来たらもうひと安心や... それにしても坂本はんが ひとりでハシゴ登り出した時はどうしよと思ったわハハハ... 頭が...ハハ..クラクラ..して... あとは森に帰ったんだろ...どこにもいなかったよ それにこんなに薬品臭が残ってんだ もう近寄らないんじゃないか? あたしが意識なかった間変な事しなかったでしょうね...? サ...サイッテェー!! オレは何もしてねーよ!! ウルサイ!!顔見りゃわかる!! あ...あたしに... オレたちがたどりついたこの建物は 使われなくなった古い通信施設か何かと思われた しかし用心な機器の類は破壊されており 今は完全な廃墟になっていた!! オレたちは外で休む事にした 水...汲んで来ました 具合はどうですか平さん... さ...坂本はんか...? すまんの...まだジンジン疼くわ.. おおきに...おおきにな... ものすごォ痛なってきた... す..吸い出さないと... じゃ...じゃあオレ...ダメだ... 虫歯があるとそこから毒が入るって言うわよ ど...毒やない... 昔テレビで見た事がある コモド島に生息するコモドオオトカゲは 歯にたまったバクテリアやら細菌やらが作用して 噛みついた獲物を弱らせてからじとめるらしい... 消毒さえできれば... そういえばトランクの中に酒があったぞ!! あれがアルコール度数の高い酒なら... ちゃ...ちゃんと... たのむ!!続けてくれ!! なにボーっと見てんだ!! 平さんの体を一緒に押さえるんだ そんな事言ってる場合じゃないだろ!! 平さんはアンタを守って なかなかいい島じゃねーか !死の遊戯を強いられた息子 誰が明らかになるほどブログバーになるとプレイヤーは絶望するのみ 今回は軽く自己紹介をしたいと思います そこでグラフィックディレクターという役職に 敵や主人公の弾や文字フォントメニュー画面の制作 かうビ...?デレ...? どういう仕事かと申しますと...絵に関する作業全てを制作する事で... 企画書や仕様書の作成...スケジュール進行等 ゲームの中核部分に至るまでの何でも屋でした... ストーリーやキャラクター...ステージやボスのデザイン: といった派手な楽しい仕事から 小さいチームだったので何でもやらされたもんです... といった地味な仕事... 人手不足はどこでも邪魔なんやなぁ... でもこれって漫画家の仕事と同じだったんですよね なので脱サラしても... 割と楽にやれました.. 楽そうには見えへんが... なんや今回ワシらヒマやな... 実はここで発表があります 連載と同時進行で制作していた.. 私も全面プッシュさせていただきます 仕上げ木器雑子、深澤現実、上原名城で 佐藤隆信株式会社新潮社