v14w | mokuro

ＳＨＯＮＥＮ

ＳＨＯＮＥＲＭＡＣＡＺＩＮＥＣＯＭＩＣ．

．．．西尾維新

私は、ファミナーに

西尾維新

一大暮維人

．．．

春休み。湊先の吸血鬼キスショットアゼロ

ラオリオンハートアンダープレードを

救った阿良々木暦は彼女の眷属となっ

て、彼女を完全復活させることに成功する

る。しかし、自らの行動が、人間にとって

はい誤ったものだったと気がついただけ、葛

膝の末に打倒キスショットを決意。戦いに

備え胸を揉ませてほしいと羽川に頼むも、

臆し自ら辞退したのだった

阿良々木

暦

翼

ＨｏｎｅｋｏｗａＴｓｕｂｏｓｏ

「ＣｉｌｅＫｕＴｓｕｂｏｓｄ

暦と同じ高校に

う、超がつくほどの

優等生。危険を顧

後寺王。旭峡を服みず、献身的に暦

をサポートする。

に通

キスショットの眷属

となった少年。人へ

と戻るため、そして

キスショットを止め

るために戦う

死屍累生死郎シリカの

キスショット・アカロラオル

イメンゴンアセロラオリオン・ハートアング

アゼロフォリオハートアンダーブルード

ブレード

ブレードＫｉｓｓｓｈａｎｋｅｎｄｏｒｍＨｅｏｔｕｍｅｂｏｏｔｈｏｎｅ演死のところを

ＭａｃｈｏｎｅＢｏｏｇ視死のところを暦一部とわたしは、

瀕死のところを暦に救われた＂怪異の王＂たス皿血由

なんだかな．．．無事なんか家族なんてころを着て教われた部屋の下にお客様のおかげですのはあまり戻した。

ああ！！を取り戻した。

に救われた＂経異の王＂たる吸血鬼。暦のおかげで

キスショットの

一人目の眷属。

自殺した

忍野メメ．．．

ＯｓｈｉｎｏＭｅｍｅ

暦の前に突如現

れた、自称＂怪異

の専門家＂

観ＳＩＣＫＩＦ－ＮＰＡＳＰＩが

「そして、また、Ｗｉｎｄｏｗｓ

ＲＯＫＵＲＯ＝Ｎ

ＫＡＲＡーＵ

ＧＨＯＳ

２０１０年０「ＳＰＩＤＥＲＥ

おね！！

Ｃｏｒｌｉｇｈｔ

もみもみ

全然凝ってねぇ。

あ．．．あの、

痛くはございませんか？

大丈夫。

気持ちいい

です

これは

．．．これで。

アングルやば．．．

鎖骨の形まで

はっきりわか．．

阿良々木くん？

はいっ

ごめんなさい

羽川様ッ

突然ですが

ここでクイズです。

“地球に一番近い

惑星は？

．．．．．．．．

えっと．．．金星―だろ？

．．．．．火星なのか？

ブップー

互いの

公転周期の関係で

水星は一番

実は水星ーー

なのだそうだ。

単に距離だけで言うなら

全星―だが、

Ｒａｗ．Ｎｅｔ

地球の側にいる

時間が長い。

そういう発想はなかったなー

人間もそうだよねー

一番一緒にいる時間が長い人が

“一番近い人．．．でしょ？

でも水星って

そんなに近いのに

実はほとんど

探査とかされてこなかったの

水星探査機メッセンジャーが

初めて周期軌道に

投入されたのが２０１１年

ポイジャーが

木星に最接近したのが

１９９３年だからー

３０年以上も

後になってからの話

なんて言うのかな

は！？

阿良々木くんにとっての

私のおっぱいと同じなのかな。

って

触れられないのは

そこにそれだけの理由が

あるのかもしれないね

僕がおっぱいに

抗しがたい引力で

引き寄せられる一方

その周りを

ぐるぐると回るために

遠心力で離れようのという

慣性が常に働いている。

だから、

。近づきたい。と

力んでしまっては

ダメだ。

力を加えれば

加えるほど。

僕はより

おっぱいから

離れていってしまう。

だから．．．

「とても難しい。

地球軌道の内側にある水星に行くのは．．．

力を加えるんじゃ

なくって

むしろ力を殺してー

減速しなきゃいけないの。

もちろん

僕も、

力は増幅させるより

滅衰させる方が

はるかに難しい．．．。

羽川が今．．．

水星の話”を

ないことぐらいは

判っていた。

僕にもそのくら

のくらいの

知識はあった。

だが―羽川が本当に

僕に言いたいのは

だが――羽川が本当に僕に言いたいのはーー。

わざわざ今、った

この時に伝えよう

うとしてるのは

そんなことではなくって

にぶん

ところで

阿良々木くん。

さっきからひたた

微妙に肩ヒモを

ずらしてくるのは

わざとなのかな

いえいえそんな

滅相もッ

阿良々木くん

．．．つまり

それって

落ちる

って

ことじゃない？

ちょっ

羽川さん！？

肩ヒモが

邪魔なんでしょ？

阿良々木くんにししっと

しれっと

外されたりする方が

私は嫌

ずっと後になって

考えてみれば、

これは

羽川の

．．．！！

“予言〟

だったのだ。

僕と

力を入れたら

離れる。

近づくためには

落ちるしかない。

羽川の未来。

そして、これから始まる

キスショットとの戦いの結末を

そして、これから始まるキスショットとの戦いの結末を

恐ろしいほどの精度で

透徹させた

予言。

ちょっと

不思議だよね

気を昂らせたら

―どんどん

離れていく。

勝利からも

真実からも。

――だから

心を沈めて。

深く。

暗く冷たい手の

思考の海の底で

見えないものを探す。

そうして

辿り着けるのだ

ーーと。

一つ一つの情報を

精査して。

先入観に

惑わされてはいないか。

落としはないか。

どんなに複雑で

入り組んでいようと

その迷宮の中に必ず

答えがある

．．．

それが。

羽川の

仮に

生き方なのだろう。

それが

できるのなら。

羽川の考え方。

―どれほど

幸せだろう。

他には――

何もいらないと

心から思えるのだ。

羽川と深く深く

落ちて沈んで

いけたなら

――でも。

だからこそ。

僕は

羽川と一緒にいる

時間が

怖い。

僕が羽川にいえ

依存して

羽川の人智を超えた善意に

すがり続ければー

それが

重りになって

羽川は～～

その暗闇から

戻ってこれなく

なるんじゃないか。

―なぜか僕には

そんな気がして

ならないのだ。

まあ

そうは言っても

たった今しっ！！

私も失敗したんだから

偉そうなことは

言えないけどね

お互いちょっと

昂ぶり過ぎてた

気がするね。

友達なのに

羽川．．．

そう

ゆっくりいこう

一つ一つ

確実に

６０秒、です。

ございました

もういいの？

はっ、はいっ。

続きはウェブで。

ウェブで揉まれて

たまりま

女の子に

ここまでさせた以上ー

まさか負けるってことは

ーないよね？

勝ちます！

お前の胸にかけて！！

いやそんな部位には

かけなくていいし

絶対に

声たてるなよ

羽川

．．．．．よう

一度だけじゃ。

一度だけ

頭を

下げてやる。

うぬの気持ちは

理解した。

眠いのを我慢して

考えてやった。

儂が無神経であった

と思う。

元人間のうぬに

配慮が足りんかった

と思う

儂の下に

帰れ。

従僕よ。

儂はうぬに

命を助けられた。

うぬは

変な奴じゃが

じゃからこそ

うぬとなら共に生きてよいと

思っておる

人間に戻らず

永劫の時を

儂と共に

生きよ。

．．．

キスショットは

美しい。

氷のように

凜と透き通る

僕を誘惑した。

キスショット

お前の方から

来てくれて

助かったよ

皮肉でも

嫌味でもなく

この時

僕は何年も

あるいは何百年も

キスショットが

僕に執着せず、

どこかに

行ってしまって

いたのなら。

彼女を追い続ける

旅をするはめに

なっていたのだろう。

しかし、その場合

その間の食料！

．．．が問題だった。

僕は何も食べずに

キスショットを追うことも、

食べ続けて追うことも

不可能だったろう。

僕が背負うべき

当然の責務なのだから。

少年よ

今にーわかる

ドラマツルギーの言葉が

今ならば理解できる。

きっと優しい

吸血鬼だったんだろう。

グエンさん。

ドラマツルギーの

恋人

大好きな村人たちを

食べ続けることでしか

生きていけないなんて。

を助けてくれてありがとうございます。

それはどんな拷問よりも

はるかに苦しい地獄だったのだ。

ーだが．．．

コイツは

ー違う。

どれほど姿が．．．

声が美しくても、

中身は

ただのバケモノ。

人間をただの食事としてしか認識していない、

人間を

ただの食事としてしか

認識していない

鬼〟なのだ。

キスショット・

―僕は何もわかっちゃ

いなかったんだよ。

僕が

人を喰うこと

をか？

それが

わかっていたらじゃあ

うぬは儂を見殺しに

しておったのか？

違う。

僕がその事実から

目を逸らし続けてきた

ってことを

さ

僕は自分自身のことが

何もー

わかってなかったんだ。

吸血鬼を助けるってことは

つまり

僕はその時点で

誰かが喰われることを

許容していたってことだ。

実際に目の前で犠牲者がで

その事実を

直視することから

逃げていたんだ。

僕の行為は

美しくはあっても

僕自身は

美しくも正しくちゃ

なかった。

ふ。

そう言うじゃろうと

思っておった。

うぬが

そう言うのを

聞きたかった。

聞くためにここに来た。

うぬは

そういう奴

じゃろうと、な。

――でなければ

儂は今頃、

とうにこの国におらぬよ。

うぬがし

儂に優しいのは

儂が弱っておる間だけ

じゃろうと

わかっておったよ。

完全なる存在になった僕には

うぬは興味を持たぬ。

うぬはし

“儂だから

助けたのではない

弱ってさえいればー

誰であろうと助けたのじゃ

アララギくんは

誰でもたすける。

だけ。

なのね

何っ

今の。

！！？

じゃからまぁー

こうなると

思っておったわい

ちなみに儂は

うぬじゃから助けた

ーのじゃがな？

儂のために

命を投げ出してくれた

健気なうぬを

殺すのが

惜しくなってのう．．．

．．．．．．

決めねば

ーならない。

向こうから

やってきた、

このこのいいった

唯一無二のチャンス。

僕は。

ここで確実に決めきって

倒しきらねばならない。

どうしよう。

全っ然

作戦ー

考えてなかったッ．．．！！！

だって急すぎるんだもん．．．

だもん．．．

ん？

ありがとうございます。

ッンッ

！！！

揺れたッ．．．

しかもうていい

想定以上だ．．．！

だがー大丈夫ッ

．．．！？．．．！！！

さぁ、

触りなさい。

ありがとう

．．．なんじゃ

この袋が

気になるのか？

僕の心まで

揺れてはいないっ．．．！！

それは、どういうことを

ガッ

ぎぎ痛ッ

こんなものでよければ．．．

触らせてやるというに

何せうぬは

それだけの働きは

してくれたのでのう

ほれ

もっと．．．

近う寄れ

うぬはたしか

ーーー！？厳じゃったかの

まだまだ

ママのおっぱいが

恋しい時期か。

ばぶー

．．．．．．

ドッ

柔らかい物で挟む音や、そのさまを表す語

ゲーム、主に『ドラゴンクエストレに登場する技、行為の名称、

女性が男性に対する報酬として与える行為

《漫画『ドラゴンボール』で、亀仙人が受けたもの。

パフパフ

．．．

すまない

羽川．．．．！！

こんなことなら

お前のおっぱいを

揉んでおくべき

だった．．．

まさか僕の

胸タッチ初体験が

しかもこんな形で

訪れるなんてー

―

パフパフ

いの

しかしさすが

流石にこれは

ノーカウント

ということで

お願いしたい．．．！！！

儂クラスになると

なかなか

ないのじゃよ

本気を出せる

機会というものが

しかしうぬは

のう

これまで

僕が戦ってきた者どもの中で

間違いなく．．．

最強じゃろうから

手を抜く

必要がない

儂はそれが

喜ばしくてのう

葉則事項禁

霧にならない

姿を消さない

お

凪乃

寝ない

眼力を使わない

勃質具現化しない

しかし

そうは言うても

ハンデはやる。

その他いっぱいのスキルなしで

儂はこれより

悪意と敵意をもって

うぬを殺すがー

なんじゃったかのう

１あの小僧が

言うておった．．．

「五分五分の勝負」

じゃあ

そうせねば

本気を出す暇もなく

終わってしまうでな

ゲーム”じゃ

くるくる～～～

言うておくが

儂は

今が

この５００年で一番

ベストコンディションじゃ

よっぽど

退屈なんだな。

お前はっ

．．

ひゃはっ

ははは

まはははい

まはほははは

なにはははままはは

いいのう！これでこそ

吸血鬼同士の

殺し合いの

醍闕昧じゃ

のう従僕よ！！

僕もーー最後に

僕も―我慢だ

キスショット――．．．

お前に

訊いておきたい

ことがある

お前にとって

人と

猿の違いは

八間とは

うまいか。

まずいか。

僕も

お前がそう言うのを

聞きたかった

＊＊

か主人

人！！！

死ぬがよい我が従僕の！！

キスショット。

僕はさ。

やっぱり。

人間なんだよ。

Ｄｒｉｋａｗｉｌｌｅｔ

あははは

はあはは

「人はひと

人であろうと

する限り

人だよ」

ーーって．．．

忍野の言葉を

信じたいんだ。

不毛な戦いだった。

僕らはまるで

誰かの手で結びつけられた

導かれるように

くっつきあって壊し合った

おもいっきり

力の限り壊し続けた。

どちらかの不死力が尽きるまで

あるいはどちらかの精神が

痛みに耐えかねて崩れるまで。

でも僕らは知っている。

本当はー

わかっている。

化物の殺し方を

化物を退治する方法を。

ひ。

彼女は

昨日とは違う笑顔で

僕を見た。

ｂａｋｅ

ｍｏｒｏ

．．．．．．

ｇｕｔａｒｉ

おお、

おおよ

は。

よいやっよいぞっ！！！

うぬはセンスが

あるのうッ！！

さすがは

我が従僕

もっとじゃ

もっと儂の体を

破壊せよッ

マゾか

てめぇは！

否定は

せんよ！！

んなもん

なりたか

ねぇよ

惜しいのう

うぬなら儂と同様

伝説になれたかも

しれぬのに

全くの同感じゃ

知らねぇ奴が

自分の名前

知ってると

思うだけで

ぞっとするぜ

従僕よ。

ひと月に一人も喰えば

人間なぞ

事足りる。

！？

１年で１２人

５００年でも

ほんの

６００人じゃ。

儂は決して．．．

世界の脅威などではないよ

何十億という人間が

生きとし生くる者

全て残らず

喰い尽くそうとしておる

人間の食欲の方が

よほど食欲であろう

この星にとって恐るべき存在かは

明らかじゃ

そういう見たい

問題じゃ

ないんだ。

キスショット。

食べていいか悪いか

ということならば

基準など

人間同士の間ですら

差異があろう

牛を喰ってはならぬ。

豚を喰ってはならぬ。

鯨を喰ってはならぬ。

犬を喰ってはならぬ。

ーそれでも

ーーそれでもうねは儂に

人間を喰うから死ね

ーと言うのか？

お前の

言う通りだよ

キスショットが

何を言いたいのか

僕もわかっていた。

彼女はなんとか

助けようとしている。

だけど僕は

僕は

人間なんだよ

キスショット

そうか。

儂はー

鬼じゃ。

僕を見ずに。

自分に向かって

確認するかのように。

キスショットは

そう言ったー

阿良々木

くん！！！

ちょっと

待って！！！

何か

ヘン。

何かが

おかしい！！

おかしいのは

お前の頭だッッ！！！

お前に．．．

恐怖心というものは

ないのかっ！！！

あれほど．．．

声を出すなって！

羽川っ

いいから

隠れてろッ

国政を代いこう

違うのッ！！

聞いて！？

これってー

いいからッ！！

ーもう逃げろッ

早くッ

早くっ

できる限り

ここから遠く離れるんだッ

とても大事なことを

．．．見落としている．．．！！

私たちーたぶん

まだ何かー

ーさっきから

すごく．．．変なの。

阿良々木くん．．．

えっ

見落としている．．．？

まだ――

これ以上何か．．．

そんなこと

余計なことを

言うなッ

携帯食！！！

！？

役に立つからと

放っておいてやれば

図に乗りおって

えっ．．．何？

キスショット

取り乱したー？

ハートアンター

プレードさん！

あなたー

もしかして

それが好きでは

携帯食品物が

こっ

．．．．．．のッ

．．．

隙。

まぁ、奴には

血を吸われぬよう

気をつけることじゃな

呪血鬼が吸血鬼に血を吸われると

存在そのものを絞り尽くされて

しまうからのう

二人で壊し合って

いただけでは

決して生まれなかった

気をつけるよ

お前の殺し方は

お前が僕に

教えたんだ。

えっへっへ。

見たくないし

この

地獄の春休み。

僕は

羽川と出会った。

大丈夫だよ。

友達ができたんだ。

ほら

君は

．．．何を

そうのかな？

そして

気がついたんだよ。

あああ．．．

僕は一人じゃなかったし。

これからも

ずっと。

ここにいるよ。

ずっと。

本当は

ずっとー前から。

そうでありたいと

願ってたんだ。

だから、

僕はお前に

言うんだよ。

人を喰うから、

死ね

おっ．．．

キスショット。

僕は人間．．．

だから。

お前を

殺す。

『〈〉《．．．》』

か

かっ

は

かかッ

は

はは

は

はは

は

はは

は

あはっ

あっ

笑いながら

死ぬか

それも

いいだろう

キスショットの

血。

吸血鬼の血液。

それは吸血鬼にとって

一存在そのものだ。

キスショット自身が

僕に教えたのだ。

吸血鬼が

吸血鬼に血を吸われると

存在そのものが

ー消え去る。

この血は、

キスショット・アセロラオリオ・

という怪異の、

“物語”そのものだ

言っていい。

いつだったか

「忍野が言っていた。

怪異なんてねぁ．．．。

阿良々木くん。

便所の落書きからだって

生まれるもんなんだぜ

怪異はどこにでもいて、

どこにもいない。

んな曖昧な存在。

誰かが認識した

からこそ。

誰かが認識したからこそ。

怪異は

こに

ーーー在る。

キスショットの血は

彼女が食事して

摂取してきたー

彼女を知る

６００人の人間たちの

認識の記録。

血で書かれた

物語。

それが．．．

失われてしまえば

彼女は消える。

そこにいたことすら

はじめから

なかったかのように。

えっ？

．．．．．．ふと。

ふとーーちとっ

唐突に．．．

思った。

見落としていることがある

さっき羽川はー

僕に何を言った？

って。

キスショットは

キスショットはなんで

あれほどの隙を

見せるぐらいに

取り乱した？

いや、待て。

そもそもー

僕は気に入ったよ

ハートアンダーブレード。

眷属とした

阿良々木くんを

ちゃんと人間に

戻してあげようという

君の心意気が

う．．．ん？

んんん．．．！？

あれ？

ーどうした？

まだ儂の血は

半分ほど

残っておるぞ。

我が従僕。

今は動けぬがー

早うせねば夏西

すぐに復活するぞ？

先程のようなチャンスはもう二度と与え

もう二度と与えぬ。

理屈にー

合わない。

そもそも

これしか方法がない

のだとしたら。

おいーキスショット

お前

ヘンだ。

どうやって

僕を人間に戻すつもり

だったんだ．．．？

私からも

訊きたいことがあります。

なぜ、あなたは

ここに来たんですか？

ーなんじゃ

『良く

殺されるた

ないですか？

．．．．．．？

ふんっ

たわけたことを

ぬかすないたいしく

携帯食

なんの根拠が

あって．．．

ーじゃあどうやって

阿良々木くんを

人間に戻すつもり

だったんですか？

そんなこと

私調べてみましたけど

――吸血鬼が

人間に戻る方法なんて

他に見つかりませんでした。

うぬにはない

関係なかろうがッ

関係あります。

阿良々木くんは

私が命をかけて

助けるべき

真の友達なので。

重ッ！？

儂はそもそも．．．

この従僕を

人間に戻す気など

なかったのじゃ

こやつには

儂のために

働いてもらわねば

ならぬので

嘘をついて

違います。

ハートアンダー

ブレードさん

阿良々木くんに

欠けたパーツを

集めさせたのはー

あなたのためではなく

阿良々木くんの

ため．．．．．．

ーでしょう？

．．．はっ！？

あなたの手脚を奪った者たちは遠い異国の地から

あなたの手脚を

奪った者たちは

遠い異国の地から

あなたの体を

何かに利用するために

やって来ている。

彼らの社会の中で

通貨のような価値を

持っているようでした。

彼らをあのまま

帰してしまえば

あなたの部品は

やがて切り刻まれ

分散し、

全てを回収するのは

永遠に不可能となる。

阿良々木くんを

人間に戻すことも

永遠にできなくなる

ということです。

それはつまり

世界に残り続けるということ。

あなたの存在が

―あなたは

それを恐れた

たっ

たわけが！！

まるで見当違いじゃわ！！

だったら

ここに来た理由を

説明してください！！

待て羽川

阿良々木くんは

黙ってて！！

阿良々木くんには

あなたと

戦わなきゃいけない

理由があったけど

――あなたには

何もないでしょう？

全力を出す機会だとか

いろいろと

無理なこじつけを

していましたけど。

ー

先刻ー

確信しました。

ただそれだけの

理由なら

なぜあの時

私を殺さなかった

んですか

阿良々木くんが

人間に戻った時の居場所が

だから

ですよね？

必要

．．．．．．

僕は

訳もわからず．．．

圧倒されていた。

羽川のソレは

僕とは

違う。

ただ肉を斬り

内臓を吹き飛ばす

だけの

僕とは。

戦闘力の

いべルが

違う。

キスショットの

存在そのものを分解し、

一語一句どころか

行間の隙間という隙間まで

読み込んでー

全てを残酷なまでに

丸裸にしていくような

みて可潔む皇神服もか

ｎサーかミホテナ４商回

こうしているので、

．．．さかさん

なっ．．．

人間の分際で

いちいち誇らしげに

知ったようなことを！！

なんでもは

知りません。

知っていること

だけです

だからおし

教えてください。

あなたの

本当の目的を

私もほんけん

人間なので。

あなたと

戦う権利が

あります。

．．．．．僕は

もしかして

何かとんでも

何かとんでもないものを目撃しているのでは．．．？

のでは．．．？

従僕よ。

儂はこのまま

ー悪役で

憎まれ役のまま

うぬに殺されておけば

良かったのじゃ

ふう．．．

――．．．

携帯食

小賢しくも．．．

儂の腹積もりを見抜いた気で

おるのだろうが

うぬとて

５００年生きたことは

あるまい？

理解はできぬで

あろうよ。

＞退屈”は

骨にくる

心を根から

腐らせていくのじゃよ。

・たしかに私は

暇を苦痛と感じたことは

まだ、ありません。

．．．．．．？

死に場所を

探して．．．

この国に来た。

儂は

退屈は人を

いや

吸血鬼を、

殺す

吸血鬼の死因の

９割を占める！

．．．実にありふれた

理由じゃな。

この国も

日本橋

４００年前とは

随分と変わった

ものじゃ。

その後、五輪で！！

真藤道五裕三！！

日本橋

まぁ、それは儂とて

同じことじゃがな。

―当時の儂は若く

身も心も全盛期じゃった。

人間の感覚で言えば

２０歳のあたり、か。

既に退屈ではあったが

まだ希望も夢も

好奇心というものも持っておった。

南じゃ。

それまで住んでおった

南の極寒の地にすっかり飽きてな。

そこからの

テキトーな大ジャンプで

たまたま着地した場所が．．．

ーこの国じゃった。

着地、―というより着水じゃな。

その湖は

儂が降りた衝撃で吹き飛び、

水は雨となって

近隣に降り注いだ。

その年、この辺りは

たまさか酷い干魃に

見舞われておったようでの

儂は！！

図らずも

雨を降らせる

――という奇蹟を

起こしてしもうた

わけじゃ

！うぬらには見えぬか

あの山頂じゃ

儂はそこで

神として崇め奉られた。

蛇を水神の化身と

考える風習は

世界中にあるが．．

この国も同じじゃった。

恐らくは

儂の肌の色と

来た方角からじゃと思うが．．．

＞北に参られた白い蛇の社

．．．とかなんとか

．．．儂の住まいは

そういう名で呼ばれておった。

白蛇。

もちろん

その時の僕には

あの神社のことなど

知る由もなかったが、

全ては――

繋がっていたのだろう。

繋がってー

いるのだろう。

僕が千石撫子の事件で

深く関わることになる。

北白蛇

神社。

ふあ？

ぬ

．．．

御申す。

ーーこれなるは

陰陽寮総頭

死屍累生死郎

では

今日も征くか

神よ。

その義務を果たせ。

化物狩りだ。

神属の義務とか

なんとかー言うての。

尊大な男

オフィラじゃった。

儂を化物退治に

こき使いおった。

まぁ、儂も悪い気は

せんかったがの。

人間のいう

『ゲーム感覚』というやつよ。

あやつはいつも

大勢の手下を

引き連れておった。

全員が

怪異の専門家でな。

―――僕は、

あやつの地位なぞ

なんの興味もなかったが。

初めて人間を

ちと

見直した。

それまでの１００年。

儂の元に来る人間というたら

といっもこいつも

くだらぬ用件で、

心底つまらぬ者どもばかり

じゃったでのう．．．

これは．．．

水音があった。

まぁ所詮、

ただの暇潰しじゃよ。

河目城神村千葉

ヒアじゃヒマじゃー

あ～～～ヒマじゃのォ～

今日はあやつ来るか

来るかの～

．．．

退屈な吸血鬼生活の、

ちょっとしたスパイス

という程度のものよ

早う化物どもを

ブッ殺しに行きたいの？

来んかった

ふむふむ。

ほうほう。

なんじゃ？

あ、いえいえ

どうぞとうぞ先を

当然じゃが

神様生活などー

長くは

続かんかった

儂は神ではない。

化物。

ーなのじゃから。

１７日２０１０ＧＡＭＡの

Ｂａｔｅ．ｎｏｎｏｓｉｌａｒ

ちょっと

待て。

一応確認して

おきたいのだが

それはその．．．

えーと．．．しゃい！！

死屍累生死郎？

まだ人間だった時の

話だよな？

そうじゃ

儂はあやつに

この国の言葉を習うた

全盛期の儂は

脳の回転も相当なもん

たし

習得には

さほど時間は

かからんかった

そして今は

うぬから現代の

この国の言葉を

学んでおる

というわけじゃ

”萌え”とか

〝三つ編み巨乳委員長

とか

そそそ

そんな言葉を

教えた覚えは

なひっ！！！

．．．

さっさと話を進めやがれ

この吸血鬼めえっ

．．．．．．！

まぁよい

さて。

あやつの話じゃ。

もっとよこせっ

わしは客じゃぞっ

むすめっ

人間としては

あやつの強さは

ケタ違いじゃったな。

さすがの儂も

あやつと戦えば

―そうじゃなぁ

退治されることは

なくとも

傷の一つぐらいは

負っておったかも

しれぬ。

皆のおかげじゃ。

よう働いてくれた。

．．．．．．

あやつは時々

随分と

幼い顔をした。

１年もーーー経った！！

経った頃か。

儂は

少しずつ

異変を

感じておった。

に来る

ＤｅｒｉｎｅＮｏ．

目に見えて

減ってきたのじゃ

今日も

．．．．．来ぬ

キンッ！

ちなみにその頃の儂はぶっちぎりの全盛期じゃから

全盛期じゃから

太陽の光にあたっても

平気じゃった。

は！！？

灼けはするが

皮膚が再生するのでな。

キミモ．．．

ちくちくする程度じゃった。

そんな規格外の吸血鬼は

僕以外一人もおらんじゃろ。

今日も来ぬ

今日も来ぬ．．．

今日も来めっ

．．．．．．？

うぬらの音楽は

物悲しいが美しいの

笛も上手じゃな

続けてくれ

．．．い

そうとも言えぬ

ようじゃな

ーこの曲は

”噺子〟じゃ

物悲しゅう聞こえるなら．．．

それは我が心の声が

漏れたのであろう：

神よ。

少し

里に下りてくれぬか

儂は

そやつが一人である

驚いた

それも

悪うはないが

いつも手下を

ぞろぞろ引き連れて

おったからの

今日は

どうした

いつもの

鎧ではないのじゃな

あの鎧は

重い

おらねば

儂一人では扱えぬ

詳しくは知らぬが、

特殊な呪具なのじゃろう。

道師

超人的な戦闘力は

珍験者

Ｅ原易者

仏僧

虚無僧

陰陽師

手下５０人の呪力を

あの鎧に、

１箇所に集めておった

からこそのもの

だったようじゃ

巫女

里に下りて

儂はまた驚いた。

神よ。

気づいたか

村から人という人が

消えておった。

人がひとり

一人もおらぬ

なんの痕跡も残さずに、のう。

あらゆる可能性を鑑みて

捜査してみたが

――無駄じゃった。

何一つ、手がかりは

見つけられんかった。

この村だけでなく

近隣全ての村々から

人が消え失せておった。

５０人の手下も

全員、

神隠し。

情けないっ

なんのための

我ぞっ

己の無力が

よほど腹立たしかった

のじゃろ

あやつは好きなだけ

へこんでおったが！

儂はびっくん

びっくんに

萌え狂っておった。

うぬの言う

“ギャップ萌え”

じゃ！！

メガネ委員長の

あぁぁあぁ

あー

ああ

だからそんな言葉微えてみえ

教えてねぇだろッ！？

だろッ！！！？

．．．

“ソレ”は

突然

現れた。

ＤＬ－Ｒａｗ．Ｎｅｔ

なんであったのか

儂は未だ知らぬ。

怪異なのかしだけじゃ

自然現象なのか

――皆目見当もつかぬ

何かじゃった。

儂はただポカンとソレを

眺めておった。

あやつにとっても

理解の外にあったようじゃ。

儂らは

＿遅まきながら

“ソレ”が

神隠しの正体だと気がついた

そうじゃな

遅まきながらー

と言うしかなかろう

気づいたとき

その時には

儂の体は

４分の１に。

あやつは

手首だけに

なっておった。

儂は離脱した。

南の果てまで

――跳んだ。

あぁ、いやいや

逃げたのではないぞ。

儂は生まれてこの方

逃げたことなど一度もない。

呑まれた肉体を

回復し

戦闘態勢を整える

ただ一瞬が

欲しかっただけじゃ、

正体は

不明じゃったが

儂は断じて

レ〟を恐れてなど

おらんかった。

むしろ強敵に

飢えておった儂は

楽しくさえあった。

やが

「アレは追ってこんかった

儂はそのまま一月ほど、

そこに立っておったが

そもそも。追う、とか。戦う。とかそう、うちのでは

なかったのかもしれぬ

ーとにかく儂はのまま

この国を離れ

二度と

戻ってくることはなかった

“アレ”の正体が

判らぬ以上、

戻るのは

あ．．．ん危険じゃったし

．．．．．．

何より

もう戻る理由が

無くなってしもうておった。

それはー

１００年ぶりの

感覚じゃった。

久しく忘れていた

てう

孤独感というやつじゃ。

何もかもー

失ってしもうた、

一人

取り残されてしもう

吊り橋効果

というやつじゃな。

死の危機に瀕して

眠っておった本能が

呼び起こされて

しもうたのじゃろう

初めてとはいえー

眷属の造り方は

識っておった。

儂ほどの吸血鬼ともなれば

手首１本あれば

あやつを吸血鬼として復活させることなぞたやすいことじゃった。

あやつを吸血鬼として

復活させることなぞ

たやすいことじゃった。

じゃが

勘違いは

するなよ

優くらいの存在になると

どんな事態にも対応できるからの

命の危機に陥ることがない故

眷属を造らんかっただけで

本当な逃げ方．．．カナドでこの時も恋とか変とか、エモーショナルなものではないのじゃ。衝動的な自分本位の実機に過ぎなのです

衝動的な自分本位の動機に過ぎぬのしゃよ。

僕に人間らしい動機を求められても

筋違いと言うも甚だしい

この

化物がっ！！！

よくも

儂らを謀って

くれたな！！！

全ては貴様のせいで

あったのだな！！

神を騙って

儂や村人を

油断させ

腹が減ればかとりひとりく

一人一人喰らい

儂の仲間までも

その汚らしい手に

かけてきたのであろう！！

天罰が

下ってもうた

儂の不明ゆえに

化物の正体を

見誤り

あまつさえ神として

宗め奉ったばかりに．．．

ああっ

おのれッ

そこになおれ

退治して

くれるッ！！！

．．．

何を訳のわからぬことを言っておるのじゃ

言っておるのじゃ

頭を冷やして

くるがよい

あやつの誤解は

とけんかった

いや

そもそも

あやつを騙しておった

という点は

あやつの言い分が正しい

いかに取り繕うとも

儂は

――所詮

人を喰う

鬼じゃ。

じゃが当時の儂は

そう思わなんだ

生き返らせてやった上に

強大なるパワーを持つ

儂の眷属にしてやったの

じゃぞーーと

施してやった

―そう思っておった

儂はできるだけ

冷静に

あやつと話し合いを

重ねたのじゃが

あやつは

出ていった。

が。

腹が減ると

戻ってきて

儂を喰った。

儂はいつでも

あやつに

好きに喰わせた。

あやつは頑なに

人を喰うのを．．．。

拒否し続けておったし、

僕も

人のたくさん居る土地に

行く気にはなれんかった。

．．．そうだなぁ

奴に喰われ続けて

．．．儂は

どんどん．．．

弱くなった。

傷の回復は遅くな

太陽の光で

体が灼けるようになった。

気には

わずか数年で

自ら死を選んだ

ことじゃ

なっていたんだ．．．。

阿良々木くん

吸血鬼になってしまえ

２週間って

ところだけど

一人目の眷属ーーー

死屍累生死郎は

数年間もどうやって