...

...

また、

それでも、アドバイスの

い、いえ...

m/ofitheRuscking

PRNOES

ひぐ

PRNOES用フリンス

FRINUESO月刊プリンセス掲載

管野マスタッファスティーホテルは

薔薇王の葬列4

人物紹介とこれまでのお話

ヨーク公リチャート

父。希望の光だった

が、ランカスター

に殺されてしまう。

リチャート

セシリー

リチャードたち

ヨーク家の三男。

両性具有の身に生

まれ、幼い頃から

母親に疎まれる。

の母。リチャー

ドを嫌っている。

エドワート

時の王。ヨーク

家の長男。女性

に目がない。

ヨーク家の味方

サリック伯の

ウォリック伯

ヨーク家と長いつき

あいかあり、信頼さ

れていたが、王に更

切られ栄誉を失う。

ジョージ

ヨーク家の次男。

物事をあまり深

く考えない性格。

ケイツビー

リチャードの幼い

頃からの世話係。

彼の身体のことを

知っている。

バッキンガム

野心が強い。リチ

ャードのキング

メイカーになると

名乗り出る。

エリザ

エドワードと結婚し、

王妃となる。戦で

夫を失い、ヨーク

家に恨みを持つ。

権を狙っている。

ヘンリーの妻だが

夫に愛情は少ない

ランカスターの復

ヘンリーの息子。

気が強い。リチャ

ドに興味を持つ

ている。

ランカスター・

前王。信心深く

争いを嫌う。時折

羊飼いとして城を

抜け出す。

ジャンヌダルク

フランスではケン呼ばれ

火刑にされた。亡霊となり

チャーの前に現れる

白猫

怪我をしている

ところをリチャ

一ドが助けた。り

チャードに懐く。

ターの時代。

戦いはヨーク家が優劣に見えたが、玉座を

目前にしてリチャードの父はマーガレットに

殺されてしまう。父の無惨な死を知ったりす

ヤードは、戦場でランカスター氏交次々に財産

り倒し、間の中で生きることを決定。紙。は

ヨーク家の勝利で終わった。

それから数年。兄であるエドワードが新王

となり、国には平和が訪れた。そんなある日、

エドワードは美しき未亡人エリザベスに恋を

してしまう。だが、彼女はヨーク家の滅亡を

望んでいた。

兄エドワードは、家臣への相談なしに秘密

裏にエリザベスとの結婚を決めてしまう。兄

の結婚式のアリバイのため森に残されたリチ

ヤードは、突如現れたへンリーと二人だけの

時を過ごし、彼に心を許していく。

国の安奈のためフランス国王の義妹と新王

エドワードの結婚話を進めていたウォリック

は、エリザベスが正式に王妃の座に就いたこ

とを知り、怒りに震える

一方、リチャードはバッキンガムと出会い、

自分が王になる可能性があることを知る。

その時、村人が前王へシリーの首を持って

きたとの知らせが...!?

この物語は..

ー中世イングランド。ヨークとランカス

ターの両家が王位争傘を繰り返す斎薇戦争

GooglePyPS

第13話第14話-第15話-

13014年15

第13話一第14話_第15話第16話

-7-5399.1

-145

〈初出〉月刊プリンセス2015年2月号〜4月号、6月号

◆この作品はすべてフィクションです。実在の入物・団体・事件等にはいっきい関係ありません。

また、作品内のすべての表現においで作名にお別の意図はございません。

◆この作品に関する監視は、〒12808東京都千代田区飯田橋2108

秋田青店プリンセスス編集部気付帯野文まで。

あの環の中には

らくえん

楽園がある

この世の

詩人達が想像

する

あらゆる歓喜と

幸福がある

俺が

王だと...?

...

は.....

こんな

できもしない

ことを夢想するな

俺の為の王国など...

こんな

不様な身体の

俺が

王に...?

だが

それならば

誰がふさわしい

というのだ?

父上はもう

いらっしゃらない

ヘンリーが

その息子

が?

兄上が王に

ふさわしいか?

ありえない

!!

リチャード

私の名を

の名だ

!!

ええ

王の

リチャード

リチャード

様!

国王陛下より

お申し伝えが

あり

前王

ヘンリーが

今...

ええ

へへ...

王族を

手にかけたのか

ヘンリーの

首だと!?

いいえ

それがその

...

持参しました

のは...

平民が

首だけでは

ございませんので

くそ

貴族!!

ひでえや

まあまあ

服なんてまた

新しく仕立て

りゃいーさ

この金で

な...!

へへへ...

そうだな

平民様は

とっとと村に帰って

酒でも飲もうぜ

人殺しは

おい待て

貴族の仕事

だー

リチャード

剣をしまえ

へっ

何故まだ奴が

生きているのです

仮にも

王だった

男だぞ

勝手に殺して

いいわけが

ないだろう

ヘシリーは父上の

敵ですよ

王を

殺しては

いけませんか?

ーーー!

リチャード

様!

...

ヘンリー

!!

........

そこに

いるのか...

前王...!

誰だい

...?

...

さっき

そうだ...

リチャードだ

お前が殺した

ヨークの息子

だ...!

リチャードと

聞こえた...

お前を殺しに

来た...!

リチャード...

リチャード...

大好きな名だ

...

...何故だろう

声ー

貴方の声

!!

懐かしい...

もっと聞かせて

くれないか...?

いる

リチャード

君の好きな

ものは何?

あいつの

ヘンリーの

声にー

...剣を

しまえ

リチャード

命令だ

...兄上!

王の

命令だ!

リチャードは

じき

私達をも

呪い殺す

......?

悪魔の子...

リチャードの

様子は?

今はご自宅で

おとなしく

なさっておられ

ますが...

いつ激情に駆られ

行動を起こすかも

わかりません

...そうだな

あいつの

父上への想いの

前では...

我々の深い敬慕の

情さえ霞む程

だったからな...

...しばらく

ロンドンの外へ

出しておいた方が

いいかもしれん

―そのこと

ですが実は

ウォリック伯

から申し出が

ございまして

ウォリック

から?

何を考えているのだ

俺は

前王と

あいつの声が

似ているなど

と..

ピッ

......

...

前王は父上の敵

だぞ...!

許可無く

人を入れる

なと...

おろ

愚かな

.....!

あの

召し使いは

クビだな

私の命に背く

ことができる

者などいませんよ

ーこの国で...

リチャード

王以外はな

...私は

本物の王の

命しか受けない

...父上に

触るな

貴方も

そうでしょう。

何をしに

来た

...貴方を

迎えに

きました

王の命令で。

なんでもいいの

おい

何処へ

行くんだ

これは

バッキンガム公

バッキンガム

...

まだ馬車に

乗ってるのか

しばらく

リチャードを

お預かりする

ことになったのだ

私の城でね

...やはり

ガキだ

.....

ウォリックが

リチャードを

...??

おい御者

一体...

おろせ

馬で行く

えっ

ウォリック伯の所に

リチャードをお預けに

なるなんて...

なお、

何を企んでいる...?

何をしばい

心配する

ことがある

だって

リチャード

は...

大切な

私達の味方

でしょう?

だからさ

エリザベス

これは彼への

「メッセージ」

なんだ

そうです

心配だわ

...

お前を

信頼している

とー

...やっぱり

心配だわ

私が王妃に

なったせいで

もし..

陛下の身に

何かあったら

...可愛い

エリザベス

何も気に

病むことはない

お腹の子の

ことだけ

考えていれば

いい

君は

ようこそ

ミドラム城へ

子供の頃..

懐かしい

でしょう

よくここで

兄上と剣の

稽古をした

私の娘達

......

ここで出会った

ことは?

それが一番の

思い出とは

...

では

貴方

らしい

ーこれから

しばらくの間

アン、イザベル

...粗相のない

ように

共に暮らす

ことになる

はっ

ーっ

いくぞ

もう一回だ

あの頃より

ずっと

速く...

ずっと

強くなった

闘い方も

覚えた

俺は

成長した

それなのに

いつまでたっても

この身体は不完全だ

だから

だからあんな

男として

くだらん記憶に振りまわされる

...気の迷い

だ!

気の迷い

なんかじゃない

リチャードは

ヘンリーに

恋して

るんだ

だからまとう

本当は

...どうして

話しかけないの

こうして...

だ、

だって..

この間の

手紙のお返事も

こなかったもの...

一度や

二度の

失敗で...

ほら!

わっ

ふざけるな

俺は

イケット

わっ

こっ

ごめんなさい

女じゃない

...そうだ

『女』というのはー

長い髪を飾り、

男に守られ

男の帰りを待っている

レスを着て

だから俺は

イッ

きゃっ

イノシシ

...?!

ちょっ

あのっ?!

おいやめろ

白いの

すみません

じゃない

なんかし

......あ

普段は

おとなしい

奴なのですが

もしかして

この子..

あの時の

...私

ずっとあの日の

晩餐に出され

たんだと思ってた

だ..

だってあの時

リチャードが

そう言って...

ピキッ

ビギ

ピキッ

......

......!?そうなんだから?

ごめんな

さい

はっ...

あのっ...

あのっ

えっと..

あっ

私っ...

もし

よかったら

貴方の鍛錬の

相手になるわ!!

それは

無理だ

ひっ

...殺して

しまいますよ

け剣では

とても無理だと

思うけど馬術は

得意なの

たぶんこの城の...

どの殿方よりずっと

上手いと思うわ!

あらっ

あら

まあっ

お姉様!

ドレスの

裾が破れて

ますわよ!

さっきの

イノシシの

せいかしら

~~~

レディのドレスを

破くなんて...

相応のお詫びが

必要よねえ~

...仕方

ありません

いいですよ...

レレ

リチャード

様!

こっちです

早く!

...認めます

うれしい

やっ

小さい頃から

ずっと...男の子が

うらやましくて

貴方の乗馬の

腕は大したものだ

ほ...

本当に?

お城のお庭で

剣の修行をする

リチャード様達を

見るのが好きでした

こんなドレスを

着てお屋敷で

お刺繍するより

本当は

...

馬に乗って

戦場を駆け

たかった

...こんなこと

言ったら

戦場の恐ろしさも

知らないくせに

ってお父様に

叱られるわね

貴女がもし

男だったら..

......

...

いや...

きっと良い

騎士になった

ありがとう

ドングリ

あ...見て

リチャード

一面よ!

拾って帰って

あの白猪さんに

あげましょうよ

きっと

喜ぶわ

...アンは

他の女達とは

違う...

あいつのように

俺の心を乱し

たりしない...

不思議だ

一緒にいると心が穏やかになる

むしろ..

こうしていると

すべてを忘れられる

気がする...

兄上が本当に

俺の気を鎮める

ためにここへやった

んたとしたら...

目論見は

成功だな

目的がそれだけじゃ

ないことは明らか

だが

しまった...

ドングリ...

入れる袋とか

何も持ってない...

ママントに

包んで帰れば

いいかしら?

...また

来ればいい

......

今度は

白いのも

連れて...

わっ

ふっ...

えっ

走らせてやれば

いい運動になる

あいつ最近

太りすぎだから

な...

手をつかまな

ければ

はなされることも

ないのだから...

...近づきすぎなければいいだけだ

失うことを恐れる程ー

ーお前達

そろそろ

時間だぞ

母上を

はなしなさい

叔父さん...

王妃陛下は

今大切な時期

なんだから

だって僕たち

心配なんだ...

もしも

お腹の子が

生まれたら

母様は僕たちより

その子をすきに

なっちゃうんじゃ

ないかって...

......

大丈夫よ

私の子ども達

私が愛して

いるのはあなた

たちだけ

そう

だから

愛する夫の

血をひいた

ちっとも

愛してないのよ

あなたなんか

でも元気に

生まれてきて

ちょうだい

エドワードが死んで

この子がこの国の

王になり

ウッドウィル一族が

すべての実権を

握った時...

復讐は完遂する

もうすぐよ

あなた

ンョ,

私の

切り村

大体最近

兄上はリチャードを

晶屓しすぎなんだ

何かと言えば

リチャードを

連れ回して...

俺に渡すべき

領地をあいつに

やったりしたことも

あった

結婚する前は

長弟である俺を

一番に扱って

くれたのに...

何もかもが...

あれからおかしく

なったんだ

...神聖なる

国王の妻に

処女じゃない女を

迎えるなんて

本当に悪魔に

そそのかされた

としか...

もう!

ジョージ様ったら

さっきから

エドワード様の

お話ばっかり

ごめん

せっかく

久々の連瀬だって

いうのに...

イザベル

...でも

エドワード様って

本当に神聖な

王座にふさわしい

お方なのかしら?

何を...

私は!

ジョージ様の

方がずーっと

あっ

王にふさわしい

お方だと思います

けれど?

イザベル

...

ちょっと

...

ジョージ

様ったら

もう一杯

いかが

ですかな?

?!

婚姻前の

交渉は困りますな

ジョージ様

ウォリック

......?!

い、いや

これはその

...貴方も

仰った

でしょう

どうして

ここに...

つぐ

処女ではない

女が国王の妻に

なるべきではないと...

ならばおさえて

いただかなくては

王妃になる

大切な体

ではありませんか

お...

王妃だと

イザベル

が...?

一体

どこの国の

貴方の

ですよ

陛下。

第13話

ぶっ

...俺を

陛下と

呼んだのか?

ええ

ジョージ

国王陛下

はは..

王妃様の

ご出産まで

あと何か月

かしら...

確かに俺は

次期王だが

「エドワードに

世継ぎが

生まれるまでは

.....

何が

言いたい?

貴方もご存知の

通り..

エドワードは王妃の

言いなりにあの一族に

地位を与え奴らの

台頭を奨励している

放っておけば

お.....

俺は王の

弟だぞ

王は貴方よりも

リチャードを

信頼している

貴方はいつも

輪の外だ

違いますか

いずれ貴方の

地位も脅かされる

ようになるでしょう

...私のように

それは

.....

だ..

だからと

言って...

私を

ね、

ジョージ様

貴方の妻にして

そうすれば

私達の力は

貴方のもの

になる

王に思い知らせて

やるのです

貴方の力を

王をも凌ぐ

力を!

今朝も

寒いわね

...

あら

アン様

...

......

リチャード様なら

ご自室におられ

ますよ

おはよう

ありがとう

わっ

フギッ

フギ

しーっ

しーっ

あっ

あの...

お仕事終わる

まで待ってよう

と思って...

あっ...

ここで...?

...風邪を

ひきますよ

毎日川も

凍る程の寒さ

なのに...

そうなんです

だから

一緒に

スケート遊び

したくって...!

白いのさんは

こっち

すみません

リチャード様...

本当に

大丈夫

だったん

ですか?

ちょうど

最近体が

なまってました

からね

お仕事

途中で..

...書きものは

後でもできます

大丈夫

です

今までに

何度も滑って

ますから

それよりも

貴方の足下の

ほうが心配だ

いつもイザベルが

一緒だったけど...

...どっちが先に

あの木の所まで

いけるか

...いいですよ

俺はこれを

ハンデに

しましょう

競走しませんか

リチャード様

ピッ?

では...

負けま

せんよ...っ

ヤマッ

ーアンと過ごす時間は

何より俺を安定させる..

アンは

俺を俺で

いさせてくれる

・初めてだ

こんなふうに

リチャード様

私の勝ちで

とっ

止まらな!

こんな気持ちを

女性

いだ

抱いたのは

...大丈夫

ですか?

ズレ

...

ピギー!!

はっ

はい...

ごめんね

白いのさん...

私のせいで...

アン

え...

リ...

ちょっと

いいですか

リ...

あ...

すみません

いいいえっ

ととっ

とんでも

ございません

...っ!

っくしゅ!

うう...

不覚です...

この寒さの

中...

毎日外で

遊んでいました

からね...

そうですよ

アンさま!

そうでなくとも

お小さい頃から

お体が強くはない

のですから...

......

体が...?

残念だわ...

今度は雪だるまを

作ろうと思って

いたのに...

とびきり

大きいやつ

あ...でも

子供っぽすぎ

ますか?

.....いえ

リチャード様と

雪だるま

なんて...

ただ...

うまく作れるか

どうか...

子供の頃に

一度作った

きりで.....

ひとりで外を

眺めていた俺に

従者が教えて

くれたんです..

......

...その

従者って

もしかして

ケイツビーさん

...ですか?

...そうです

どうして

...

覚えてますよ

...だって

いつだって

リチャード様の

お側にいらっしゃった

もの.....

...ずっと

見ていた

から...

初めて...

うれしい...

リチャード様が

子供の頃のお話を

してくれた..

...?

女は何をもらったら

喜ぶか知っているか

一応

女だろう

言ったはず

だよ

僕は君

だって

僕が知るわけ

ないだろ

だったら

リチャードも

知ってるはずさ

はんふん

君の半分は女

なんだからね

俺はドレスや

髪飾りをもらったって

喜んだりしない

女じゃない

からな

まったく

らしくない

なんだ

知ってるじゃ

ないか

近頃の君と

きたら...

ロマンスなんて

読んじゃってさ

女を愛した

からって

男になれる

わけじゃない

のに

俺は

元々男だ..

この本の

話さ

やだな

...

勘違い

するな

その通り

ただの

見舞いだ

「幸福な結末は

期待しない方がいい

最後まで

しん

信じきれない

ならね

期待だと

...?

ただ...

俺は期待など

していない

ただアンは...:

他の女達とは

他の女達とは

違うんだ...

違うんだ.....

...どうだ?

ジョージは

国王陛下の

ところに...

私との結婚の

ご許可を取りに

行かれましたけれど...

陛下はお許し

下さるかしら...

許可など

必要はないと

国王自身が

証明している

それより

心配だわ

王を降そうと

いうのに今のまま

では心許ない

ジョージ以外にも

まだ同志が必要

だ...

そうだ...

他の女達とは違う

『特別』なんだ

かの

彼女は...

...お父様

調子は

良さそうだな

アン

はい

もう

だいぶ...

リチャードが

見舞いに来た

おかげかな

...その

調子だ

その調子で

もっとリチャードを

誘惑し

夢中に

させるんだ

きっと違う

...

誘惑だ

なんて...

ひどいわ

お父様

メンだけは...

そんな言い方

彼もまだ

若い

女の体の

魅力には

抗えまい

やめて...

私達はそんな

汚らわしい関係

じゃないわ...

だから..

いいか

アン

きっと

ははうえ

母上とは違う

お前を

リチャードと

結婚させる

お前も

ネヴィル家の

現状は理解して

いるだろう

私達には

リチャードの支援が

必要なのだ

リチャード様を

利用なさるの

...?

当然だ

貴族の

結婚だぞ

あんなに優しくて純粋な

リチャード様を

...いや...!

......

そんなの

いやです...

今まで一度だって

お父様に反抗した

ことはないけれど

これだけは...

お父様

私...

アン

お前が本意

でなくとも

私が

そう仕向ける

たとえ

リチャードを

愛していなくとも

お前は今まで

通り..

いやです!

それなら

絶対に

リチャードの心を

捉えるように

振る舞っていればいい

だって

そんなこと

私.....

だって.....

結婚なんて

しない...

リチャード様と

けっこん

結婚なんて

しないわ...!

ビサッ

リチャード

...

だって

本当に

.....

「ド様が

本当にリチャー

大好きだから

...

何と間の

抜けたことだ:

よりによって

猜疑心の強い

リチャードの

ことだ

これでは

これでは

リチャードを

仲間にする

どころか

今後リチャードの

支持はまず

得られまい

誤った歴史は

......!?

正さねば

ならない...

真の王は

あの方だった

その息子

ではなく...

今一度

やり直して

みせる

必ず

キングメイカー

たる私が

王冠に

相応しい

者は

私が選ぶ

...!

今度こそ

たとえ

あく

悪魔と手を

むす

結んでも

.....

...アン様!?

どうされ

ました?

あの...

リチャード様

は...

さあ...

遅かれ早かれ

こうなっていたさ

よかった

じゃないか

リチャード

わかっていた

はずだろう

お前を愛して

くれるのは

血と亡者

だけ...

そうだリチャード

堕ちてこい

あたた

温かい闇の底へ!

...面を

あげなさい

.......

沈鬱な顔は

貴女の豪胆な気質には

似合わない...

マーガレット

そのお言葉で

瀕死の心も

蘇り...

悲歎に縛られていた

舌もようやく物を

申します...

傲慢な野心家の

エドワードは..

しかしそれは

不正な手段で

私達から簒奪した

王座

真の王は

......?

今やイングランドの

正当な王だと

声明しております

ああ

.!

真の王たる

父上は...

王でありながら

捕らわれの身と

なって...っ!

私が

もっと早く

父上を見つけて

差し上げていた

なら.....!

...貴方のせいでは

ありません

エドワード

おいたわしい

父上...!

いいえ...!

もう二度と

お会いできぬと

思うと悲しみに

胸が張り裂けそう

です...!

...そう

二度と

あの間抜け共が

しくじらなければ

王はまだ

生きておられる

会わずに済む

予定だった

......!

だが

この哀れなる母子が

正義のご援助を

請い申し上げに

参りましたのは

その王が為

お忍びなさい

ともかく今は

...時は一刻を

争います

陛下

けれどもしお援け

いただけなければ

王も私達も死んだも

同然でございます

私が何とか

その御痛歎を

止める方法を

考えましょう

この間にも

敵はどんどん

力を増しー

まあお待ち

なさい

...ああ

ついたよう

だな

...入りなさい

ウォリック伯

彼こそ我が

悲しみの養殖者

何故ここに

お前が...

陛下!

無遠慮に

仏王が面前に

推参したは

どういう理由だ

ウォリック

...フランス王に

またどんな危険や

不名誉をもたらしに

来たのだ

恥知らずな

エドワードの

使い魔め...!

きさま

貴様...

高潔なる

王妃陛下

...剣をしまい

なさい王子

彼こそ

っ?!!

貴方達の

救世主だ

陛下

どうぞ過去の

お恨みはお忘れ

下さい

......

一体

どういう

ことです

......!私も

逆賊エドワードの

為に名誉を失った

者のひとり

いや

貴女の忠実な

僕となって..

今後は

あなた方の

同志として...

この害辱に返報する

お手伝いをさせて

いただきたい..

......

「キング

メイカーが

ええ

陛下

私はエドワードを

捨てー

エドワードを

捨てると

言うの?

ヘンリー王を

再び

然るべき地位へ

お戻しして差し上げ

たいと存じます

まるで

...陛下、

お黙り

なさい

神にでも

なったかのような

口ぶりね

...その言葉

えん

私の憤怨は

悉く愛へと

変わりましたわ

...これまでのことは

すべて水に

流しましょう!

嬉しいわ

ウォリック...!

私と貴方..

それにフランス王陛下の

お力もいただければ

すぐにでも

イングランドに

上陸し偽りの王を

退位せしめることが

できるでしょう

...母上、

ただし

貴方の言葉が

嘘偽りでない

という

『保証』を

いただければ

ねえ

ウォリック

『保証』...?

貴方は二度

主を裏切った

宝物や土地

など忠義の

証に足りません

私が欲しいのは

貴方の『愛』よ

...

いいこと

貴方の愛の

証である長女を

我が王子の

妻として差し出し

なさい

......?

ふ.....

ははは.は...

はは..

第16話

鈍っ

んんーっ

はあっ

はあっ

はあ...

ああっ!

ぎゃ...

はあ...

おぎゃあーっ

はあ...

はあ...

...

はあ...

どっち...?

......?

国王陛下に

そっくりで

いらっしゃいます

とても

お可愛らしい

『姫様』で

ございますよ

はぁ

......

はぁ...

...そう

本当に

なんて

可愛らしい

王女か...

次は必ず

王子だ

...その話は

保留だと

言っただろう

何故です..

何故俺とイザベルが

結婚してはいけない

のですか!

.....

お前とウォリックが

近づくことを不安に

思う者がいるのだ

王妃を

あの女などと

呼ぶな

...誰が

そんなことを

......?

...あの女の

入れ知恵ですか

ジョージ!

いくら

弟でも

許されんぞ

ウォリック伯の

二の舞だ...

...お世継ぎが生まれれば

ジョージ様の居場所は

なくなるな

ー母上

私は絶対に

嫌です!

ウォリックの娘

と結婚するなど

愛の権利でも

主張する気

ですか?

母への愛も

全うできなかった

男が?

ち...

父上の件については

私のせいでは

ないと...

責任は私に

あります

...ただ

...私が

貴方を一人前の

男と認めて

託したのです

誓約を破った

代償は貴方に

支払ってもらう

これ以上

何も言わな

ければ

何も聞かないわ

娘をよこせ

だと...?

あの女

口約束は

したが

ランカスターと

組むのは

最後の手段だ

ソリーなど

現王以上に

王の器ではない...

閣下

エドワード

.......?

どうかされ

ましたか?

王太子殿下

...!?...???

見送りだ

...いや

ひとつだけ

聞きたいことが

あってだな...

...ヨークの

息子達は元気

か?

...その

たとえば

リチャードなら今は

私の城で暮らして

いますよ

リチャード

とか.....

...長男は

知りませんが

えっ

そっ

そうか...

お前の城で

...???...??

ウォリック

リチャー

頼む

私をイングランドへ

連れていってくれ

...は?

イングランドに

戻る機会が

あったらでいい

正体は隠す

もちろん

...ひと目

ひと目

会いたい

のだ..

けっこ

結婚する

前に...!

そんなに娘の顔が

気になるなら

絵を送らせますが?

娘?

...!!

そっ

そう娘だ!

娘!

だがやはり

実物を見て

みんことには

な!

一体どうし

ちゃったのかしら

リチャード様

リチャード様は

私をお避けに

なってるんだわ

あんなにいつも

お姉様と遊んで

らしたのに

どんな理由

で?

わからないけれど

...きっと知らない

うちにまた私が

失礼なことをして...

そうやって

すぐ卑屈に

なるのはお姉様の

悪い癖!

......

ありがとう

イザベル:

会いたいなら

何度でも会いに

行くべきよ

そうね...

―様子は

どうだ

朝から晩まで

よっぷっぷつぷつ

気味が悪いぜ...

はっ

王だった時と

たいして

変わらん

大方神の名でも

呼んでいるんだろう

リチャード

帰りたい

リチャード...

また僕を

救って

君のところへ

リチャード...

リチャード

リチャード...

リチャード...!

いや......

君に会えるよう

ずっと願ってたんだ

そしたら君の

呼ぶ声が聞こえた

気がして...

.......

やっと

会えた...!

...これは

夢だ.....

ここにお前が

いるはずない

都合のいい

幻だ...!

幻でも

いいじゃないか

君と一緒に

いられるなら

...

ずっと夢の中に

いたっていい..

幻のくせに

......?

お前だって

きっと離れて

いく

本当の俺を

知れば...

そんなこと

ない

僕はずっと君と

リチャード

リチャードが

アン...

リチャード様

私...

ずっと

苦しかったの

あなたを

好きなフリを

するのが

だって

ほ!

本当は

私...

あなたの

ことが

だいきら

大嫌いなんだもの

リチャード!

痛い

やめてくれ

リチャード

痛い

もう

これ以上..

痛い

もしも

まえ

お前にまで

リチャード

...ッ

リチャード

...

ここには

誰もいない

お前を

傷つける者も

お前を愛する

者もー

ここは...

リチャード...

お前だけの

お父様

どうなさったの

突然

『王宮』だー

アンは

どうした

お姉様は

ちょっと...

その方は

......?

客室で

お待ち下さい

すぐに

連れて

まいります

......

ああ

ゆっくりで

いいぞ

その間に

やる事が

あるからな...

私もなんとか

ふたりの間を

取り持とうと

努力は...

お姉様は今

リチャード様を

捜しにいって

らして...

どういう

事です?

その件は

もういい

ジョージも

共に向かう

お前達を

フランスへ

連れて行く

ことにした

お父様

どこだ...

とうとう

お始めになる

のね...?

どこにいる

.....?

そこで何を

してる

リチャード...!

...この城の

者じゃないな

せ、せんこ

先刻ウォリックと

ここに到着した

のだ!

随分横柄な

言葉遣いだが...

フランスの大使か?

散策していたら

はぐれてしまって

......

ま...

......

......

以前よりも

可愛いじゃないか

う...!!

どういう

ことだ

どこかで..

会った

ことが?

...そんな

はず

何度もー

会ったぞ

何度も

ない...

「その唇に

覚えているか

リチャード

・くちづけ

したんだ...

...リチャード様

アン...

この娘が

...?

この間森で

たくさん木苺の

なっている所を

見つけたの!

一緒に摘みに

行きませんか?

またふたりで

馬に乗って...

リチャード

様!

アン

もう

無理をする

ことはない

...え?

かい

解放して

さしあげます

おいお前

ウォリックの所へ

案内しろ

リチャード様

この娘

リチャードの

ことをーー?

......

勝手に出歩かれ

ては困りますな

エド...

......

リチャード

ウォリック

俺は王の元へ

帰る

もう一度と

.....

己の感情に

ふり回されて

立場を見失ったりは

しない

...

残念です

...残念とは

妙な答えだな

「そう

感謝して

いますよ

もう二度と

もう二度と

すべて貴方の

教育のおかげだ

何故だ

何故

リチャードを

止めない!

彼を繋ぎ

止める為の杭は

貴方の母上に

奪われました

杭...

...アンの

ことか...?

なるほど

な.....

子供の戯れ

です

だがお前の娘は

まだリチャードに

気があるよう

だったぞ...

すぐに

忘れますよ

信用できん

エドワード様

お前の

ことがだ

ウォリック

いつまた

気が変わり

やはり

リチャードとアンを

結婚させよう『などと

画策するかも知れん

この先ふたりが

会うことは

ありませんよ

二度とね

信用できんな

では

どうする

おつもり

です

お前が本当に

王を倒す様を

この目で見るまでは

それまで

帰らない

...

...面倒な

『邪魔者』は

ランカスターが

再び王座を手に

入れてしまえば

リチャードの処遇は

こちらの好きに

てきるはず...

死ぬまで塔の中に

居てもらえば

いい

...まあ

いいで

しょう

どの道すぐに

ご覧になれますよ

王が跪く

その瞬間を

準備は

万端か?

決行だ

おい

そんなに

緊張するな

俺達はただ

狼煙をあげる

だけだー

ーお聞きになられ

ましたか?

...噂では

ウォリック伯が

関係している

とか...

くだらん

以前もそんな

噂があったが

...

反乱軍の宣言文を

王は旧来の貴族に

背信し

火種はひとつ

ひとつこの手で

潰してきた

成り上がりの

ウッドヴィル一族を

不当に重用して

いると...

今回の反乱も

そうだ

考えすぎると

体に障るぞ

...ええ

そうよ

だから...

また妊娠の

兆しが出て

いるのだろう?

まだ

貴方に死なれる

わけにはいかない

確実な世継ぎを

産むまではー

陛下

.....そろそろ

ご出立を

まあ

そう急ぐな

それ程の

戦ではない

娘にキスを

させてくれ

...行ってくるぞ

小さなベス

さ、

お前もだ

リチャード

可愛い姫に

キスしてやれ

...

きゃきゃっ

あら...

ベスは貴方の

ことが好き

みたい

ねえ

リチャード

貴方が戻って

きてくれて

うれしいわ

一番の頼りの

ウォリック伯も..

不安だったの

もうひとりの

弟君は運悪く

フランスに行って

いらっしゃるし...

何故だかあまり

王宮へ来ては

くださらないし...

何故だか

だと?

あの時

笑っていらした

じゃないですか

え?

...

...いえ

どうか陛下を

助けてきしあげてね

優しい

リチャード

...

おんな

この女...

ええ

必ずー

何を考えている

...?

いい旗だな

リチャード

緊張して

いませんか?

いい紋章だ

へっ

戦の心得が

知りたければ

いくらでも

私にお聞き

ください

私を兄だと

思って!

リチャード様は

初陣でしょう

...

ありがとう

ございます

兄上

鋼の重み

さんちょう

緊張と高揚

身震いするような

おれ

俺は

この喧曝

帰ってきた

せんじ

戦場に

ここが俺の

居場所だ

男でも女でもなく

ただ『剣』であればいい

見ろ

リチャード

そろそろ

フォザリンゲイ城

だぞ

義父上殿

リチャードの

生まれた

城です

赤ん坊の頃は

病弱で私達が

触ることさえ

禁じられていたが

歩けるように

なってからは

誰よりも活発で

よく姿を消しては

母上に心配を

かけていたよな

覚えてるだろ

リチャード?

はは

ジョージと三人で

かくれんぼをして

遊んだことも

あったな

...

ええ...

戦の前だと

いうのにー

何という

緊張感の

なさだ

いくら

北方の小さな

反乱とはいえ

そういえば

陛下

ジョージ様は

今回いらっしゃら

ないのですね

兄上も

ウォリックも

ああ

いないという

のに!

ジョージは

折悪くフランスへ

...近頃王と距離を

置いている

ふたりでは

あるが

ジョージと

ウォリック-

陛下!

ぐうぜん

偶然か?

........

これを

王の許可も

待ずに...

どうされ

ました

ジョージと

イザベル・

ネヴィルが

結婚した...!

第15話

ジョージ?

リチャード

...どこに

隠れた

リチャード!

...

ふふっ

ジョージ様

ここなら絶対

誰にも見つから

ないぞ...

見つけたぞ

ジョージ!

お前はいつも

わかりやす

すぎる!

くっそー

見つける方

なら絶対に

負けないのに

何言ってる

すぐに降参

するくせに

弟が兄に

勝てないのは

当然だ

自然の力に

逆らおうと

しても無益さ

連命の課する所

人間はこれを

忍受せざるを

得ない

はっはッは

...

兄上の言葉は

いつも難しい

.....

もっと

勉学に励め!

ところで

リチャードは?

あいつは

隠れるのが

本当に

うまいなあ

―万事

計画通り

王に不満を

持つ者は私達だけ

ではないという

ことです

平民達も群れをなして

我々の旗の元へ

集ってきています

......

兄上は王に

なるべき運命

ではなかったのだ

運命の課する所

人間はこれを

忍受せざるを

得ない

陛下

ここは一旦

引き返すべきかと

存じます

何故だ

ジョージ兄さんが

ウォリックの娘と

結婚したからです

ふたりが同盟を

組んだ可能性が

あります

陛下に反旗を

翻す同盟を

何故だ

何故彼らが

私に反旗を

陛下

今回の反乱はウォリック伯の

指示との噂もございます

...首都へ戻り兵力を

増強いたしましょう

ヘイスティングスの

言う通りです

義兄上に許可も得ず

結婚するなど...

あきらかなる

反逆行為!

二度と我々に

逆らうことの

できないよう..

おおお

我々の

大勢力で彼らを

圧倒し厳重な罰を

与えるべきです!

アンソニー

ジョージは

私の実の弟だ

...

ウォリック

とは...

何度も

死線を共にし...

兄弟以上の

絆を結んだのだ...

もし

そのふたりに

裏切られるような

ことがあれば...

私はただ

失墜するのみ

あり得ない

...そんなことは

あり得んがな

...

そんなことは

『あり得ない』

...フフフェ..

またあの

夢...

誰も

いない

あの中は

心地良い

お前だけの

王宮だー

だが現実には

俺の王宮など

あり得ない

確かに

ウォリック伯の力は

王に匹敵する程

だが...

ジョージ様が

新たな王に

なる可能性もある

そうさ

だから...万が一にも

エドワード王が

倒された場合には...

おい

......!

ワインが切れ

ていた

只今

補充して

まいりますっ

.そんなことは...

...

あり得ない...

ーッ

敵襲ー

王はとこ

何処だ

王のテントを

狙え!!

賊か?

武器を...

それとも

ウォリックの

手の者か

あっちは

どうだ

リチャードの

テントだぞ

見つけたら

捕らえろ!

くそっ

何事だ

お逃げ

下さい

陛下

敵襲です

王が

逃げたぞ

追え!!

陛下を

お守りしろ!

王侯は

ひとりも

逃すな!

兄上..

とにかく

武器を

...ちっ

キャアッ

おい

女が出て

きたぞ

女なんか

放っておけ

早く

逃げろ!

リチャードは

姿が見え

ません

よりによって

それより

公爵は

見つかったのか

王妃の父親は

捕らえたよう

ですが...

ナイフの

ひとつも

あれば...

まだ近くに

潜んでいる

可能性もある

だろう

そこのテントの

中は見たのか?

わかり

ましたよ

そこは

娼婦のテント

ですよ

多分

いいから

しらみつぶしに

探せ!

ったくどこに

隠れやがった...

ほら

やっぱり

女しか

いねえ

邪魔だ

出て行け..

ちょっと

待ちな

お前..

本当に

女か?

...女にしては

固い腕だな

王の弟は

随分小柄だと

聞いたぜ?

どっちにしろ

大将に見せりゃ

すぐにわかる

ウォリック伯と

ジョージ様にな

ウォリック

ジョージ

......

やはり...

わかったら

一緒にー

......!?

っ!

待て

本気で王位を

狙うつもりか

お、

おい...

これが

証拠だ

女だ..

たしかに

この身体が

役に立つ

ことがある

とはな...

逃げたのか

早く本隊と

合流しなくては

敵に見つかる

前にー

おい

っ!?

へへ...

まったく

こんな時に

男を誘う

なんて...

こいつ...

さっきの

えっ

悪い女

だな...

誰が...

なァ、王のは

すごかったか?

俺のと

くらべて

みろよ

やめろ...っ

!!

や...っ

リチャード様

ケイツビー

こちらへ

―国王陛下と

ヘイスティングス様が

こちらへ向かうのを

確認しました

お前何故

ヘイスティングスと

行かなかった

......

リチャード様のお姿が

見えませんでした

......

王族をお守りするのは

この国の騎士として

当然のことです

お前の

主人だろう

もう

...言った

はずだ

父上への忠義に

縛られることは

ないと

申し訳

ございません

失礼

いたします

構うな、

歩ける

一刻も

早く兄上と

合流しなけれ

ばー

おい...っ

一刻も早く

合流しなければ

なりません

ーーっ

おい

いたぞ!

早く

来い!

こっちだ

王を捕らえた

ぞ!

リチャードは

まだ見つから

ないのか

貴方の目的は

達成されたはずだ

っいやまだ

信用できん!

追っ手は

放ってあり

ます

そんなことは

どうでもいい

でしょう

本当に父上を

復位させる

気があるのか

早くフランスへ

お戻りなさい

正体がバレたら

面倒では済みませんよ

.....王子

...

そうだ

最早どう

どうだっていい

この他のこと

エドワード・

プランタジネットが

私の手の中に

あるのだから

........

ウォリックか

...?

私の信頼を

仇で返すとは

お前を

信じた私が

馬鹿だった...!

つまらん

冗談だな

エドワード

エドワード

だと...?

この間別れた

時には王と

呼んだだろう!

エドワード

信頼を裏切った

のはお前だぞ

...お前は

私を地に落とし

辱めた

......

ウォリック

今すぐ口調を正し

膝を曲げて

この私を「王」と呼べ

そうすれば一切の

不埒を許してやる!

だから私も

お前を王座から

引き摺りおろして

やったんだ...!

ーーーっ

まだ自分の

立場を理解して

いないようだな

お前はもう

私の王じゃない

お前には

王国を治める

資格がない

だから私は

王国を取り戻す

正統なる

王の元にな...

...正統な王

だと...?

...そうだ

今は

ここにいらっしゃる

ジョージ様

こそが真の

王であり

私は

その臣下だ

追っ手の気配は

ないようです

...ウォリックが

どんなに詭弁を

弄したところで

.....

ケイツビー

ジョージが

王になれる

はずがない

エドワード王が

生きていればの

話だがな...

...だったら

どうする?

お前騎士が

王族を守るのは

当然だと言ったな

もし俺が

それ

..

裏切ったら

もしも

俺が

...リチャード様

王座を

望んだら

...私は

この命はお父上に

拾っていただいた

ものですから

ヨーク家に

殉じることが

私の宿命です

皆お前のような

男を部下に

欲しがるだろうな

余計な情など

悪魔同然だ

あらゆる所に

入り込み...

情というやつは

ヨーク王家を

ふーむ

お守り

いたします

人間を堕落させる!

...何が最善か

考えろリチャート

どちらに

つくのが

得策か

ジョージか

エドワードか

だれ

誰が玉座に

[玉座に

ふざわ

最も相応しいか

リチャード

様!

追っ手じゃない

あれは...

みつ

密猟者だ

...

戦わなけ

れば

奪われる

権利者で

ない者にー

間違いなく

実権を

握るのは

ウォリックだ

ジョージが

王になったと

しても

王が敗れた今

この国を

手にしているのは

玉座に座って

いるのは

だれ

誰だ?

...

ジョージ

本当にお前

なのか...?

ああ...

怨むなら

自らの不徳を

怨むことだ

そのせいで

夢なら

醒めてくれ...

王国よりも

大事なものを

失うことになるの

だから...

エリザベスには

手を出すな!

あにうえ

兄上

ジョージ!

本物の王なら

「そんなものはない」

と言うべきだ!

...

ウォリック

...頼む

妃の腹には

子が.....

もちろん

ご一緒に

姉上!

伝令より先に

戻ってまいり

ました...!

落ちついて

聞いて下さい

姉上

敵の急襲で

王が...

...

いっ

いえっ

しかし

敵に捕らえ

られ..

・!

王妃陛下!

王は

亡くなったの

ウォリック伯と

ジョージ様が

軍を率いてこちらへ

敵はウォリックね

馬鹿な男

ーやはり

ウォリックの罠

だったな

逃げるなら

俺の妻も

連れてってくれよ

あんたの

何番目かの

妹だろ

貴方も一緒に

いらっしゃい

バッキンガム

皆仕度を

なんで俺が

女子供と

...

おい

アンソニー

わからん

捕まったとは

聞いていない

他に捕虜に

なった者は

いないのか

それよりも

父上が..

お父様が

......

リチャードは

どうなった

他の兄弟も

一緒に捕まった

んだ

あいつは俺達一家に

復讐するつもりなんだ

...!

皆殺される

そんなことは

絶対にさせない

絶対に

王妃を捕らえたら

すぐに塔へ連行しろ

できる限り

丁重に扱え

妊婦は

命を落としやすい

からな...

いたか?

捜せ!

早く!

陛下

......

絶対に

ウォリックの思い通りになど

させない

これは

バッキンガムム

わたしふくしゅう

私の復讐は

まだ終わっていないのだがらー

......?

王妃を

見かけません

でしたかな

見たとすれば

どうする

聡明な貴方なら

おわかりのはず

どうなさるのが

最も得策か

......

エドワードと

王妃一族が消えれば

新王になるのは

ジョージか...

だが

そうなれば

...

もちろんだ

伯爵

見かけたら

すぐ教えるさ

この機会を

逃す手はない

その次の継承権は

リチャードに

あるー

切り札は

多い方が

いい

これだけ危うい

地盤に置かれた

玉座なら...

どいつに

恩を売るか

戦をしかけるか

あるいは

その両方か

はっ

おい

どちらにしろ。

リチャードを

捜すんだ

あんたに

決めたぜ

ウォリックより

先にな

俺の『王』は

んーっ

...これで

動ける

王たる

自覚のない男

王たる資格の

ない男

その

どちらも

だとしても

乗れ

玉座に

相応しくは

ない

ケイツビー

ウォリック

お前に

だけは...

まえ

だ、おうこ

お前に王国は

渡さない

エドワード

王を

だっ

奪還しに

行くぞ...!

薔薇王の葬列』¢完

第16話

平成27年7月25日初版発行

PRINCESSCOMI

おうおう

薔薇王の葬列傘

“菅秋

警野文文隊田貞美

数日書は

者者

著発発

登行所

〒102-8101-東京都千代田区彼田橋2-10-8

容禍集(03)3265...?36703)3264-728

製作(03)3265-7373

...印刷株式会社

振替い座00130-0-9935:

い、いや...

t禁:無断転散故述±映±上厳\視写公衆送信:Wab上での画像掲載

ISEN978-4253.27184.4

本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は著作権法上での例外をご協力いた

除き禁じられています。本書を代行業者等の第三項の第二次第あなたが面白くている者に依頼してスキャンや

探されしられています。デジタル化することは、本当という本日でシャールには、たとえ個人や家庭内の利用でも、桜住権法違反です。

製作所デジタルカタパルト株式会社

デジタル版2015年発行

http://www.clightal-catapult.com

CA.KANNO2015.

Prastix.xysutyPrintedin.jn.Japan