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Instructions:
筮回±戡
菅野
今回は、
それでも、あぁ、ですか...
おいしゃべ
PRINCESS
「KINしにいつ月刊プリンセス掲載
管野マスタックスプラスティーなのですが、
薔薇王の葬列8
人物紹介とこれまでのお話
ヨーク公リチャー
リチャードたちの
父。希望の光だった
が、ランカスター
に殺されてしまう。
いや...
リチャード
セシリー
両性具有の身に生
まれ、幼い頃から
母親に疎まれる。
リチャードたち
の母。リチャー
ドを嫌っている。
エドワード
ヨーク家の長男。
女性に目がない。
玉座を取り戻し、
ヨーク家の味方
リチャードが好き
だったが政略結婚
ウォリック伯
一ク家を裏切り
く。バッキ
討たれた。
ジョージ
ク家の次男。
ウォリックと共に
謀反を起こしたが
再び仲間に。
ケイツビ
リチャードの幼い
頃からの世話係。
彼の身体のことを
知っている。
エドワードの裏に。
バッキンガム
野心が強い。リチ
ャードのキング
メイカーになると
名乗り出る。
エリザベ
戦で夫を失いヨー
ク家に強い恨みを
持つ。エドワード
と結婚し王妃に。
ヘンリーの妻だが夫
に愛情はない。ラン
カスターの復権を狙
っていたか敗れた。
ヘンリーの息子。
リチャードのことが
好きだったが誇りを
重んじ命を落とす。
赤薔薇
ランカスター家
ヨークに捕まりロン
ドン塔へ。病が悪化
し、錯乱した後リチ
ャードに刺される
キャンヌダルク
フランスのD魔女と呼ばれ
火刑にされた。亡霊となり
チャーこの前に現れる。
白猫
怪我をしている
ところをリチャ
一ドか助けた。り
チャードに懐く。
時代。
家臣への相談なしにエリザベスを妃に迎え
てしまったエドワード。彼の勝手な行動に激
怒したウォリックは誠反を起こし、ランカス
ター側に。そして、マーガレットと共にヨー
クに軍勢を差し向けたのだった。
ヨークとランカスターの争いはリチャード
の活躍により、ヨーク家の勝利で終わった。
正体を知らず逢瀬を重ねるうちに愛してしまう
った男・ヘンリーが敵であったことを知って
しまったリチャードは、亡き父の仇をとるため
彼が捕らえられているロシドン塔へと向かっ
た。しかし病が悪化しリチャードのことすら
忘れてしまったヘンリーを、リチャードはど
うしても殺すことができなかった。
その様子を目にした母セシリーは、エドワ
ードにリチャードとヘンリーが通じているの
ではないかと密告する。そこで、エドワード
は疑いを晴らす意味を込め、リチャードにへ
シリーをその手で処分するよう命令する。
再びロンドン塔へ向かったリチャードはす
べてをさらけ出しへシリーと結ばれることを
望むが、拒絶されてしまう。地方をおばさらに
れたリチャードはへシリーを目がけ刃を突き
刺したが...!?
この物語は:
ーー中世イングランド。ヨークとランカス
ターの両家が王位争森を繰り返す斎薇賊争
GODIGMIS
話、話し話していた
31323253
第26条第2第一第一次第二第一部の
...
第35話
7.45.81.11
〈初出〉月刊プリンセス2017年2月号〜6月号
◆この作品はすべてフィクションです。実在の人物・団体・事件等にはいっきい関係ありません。
また、作品内のすべての装現においで作者に法別の意図はございません。
◆この作品に関する感想は、〒12808東京都千代田区飯田橋2-08
秋田青店プリンセスス編集部気付岩野文まで。
厨
おお
太陽に黒布を懸け
白昼を暗夜とせよ
ヘンリー
六世王
イングランドは
未だかつて彼の如き
偉大な王を失った
ことはなかった!
汝、時局の変を
知らせる彗星
よ!
はい
悪逆な星どもを
鞭打て!
優しき王の死を
はや
早めた悪逆の
者どもを!!
最愛の弟
そして
美しき妻
イザベルよ
...陛下に
尽く忠節を
姉上はその後
元気かな?
陛下の深いご恩情、
ネヴィル家一同
感謝の言葉も
ございません...
ですが
その...
そろそろ
あの花のかんばせを
拝みたいものだが
アンと
ネヴィル家の
財産は
私達が責任を
持って管理
いたします
姉はまだ
心労から体調が
優れず...
ご安心
ください
...頼もしい
こと
ウォリック伯の
膨大な遺産を
狙う者は大勢
います
くれぐれも
不逞の輩に姉上を
誑かされぬよう
ええ
気をつけ
ますわ
王妃陛下。
特に
卑しい
成りあがり
貴族にはね
...あの女の一族に
王家を牛耳らせは
しないさ
君とアンの
相続財産を
合わせれば
今も
俺の権力は
王に引けを
とらない
その為にも
ふぅ...
アンには
俺達の手元にいて
もらわなくてはな
馬鹿
言うな
寺院で遺体を
見たが傷ひとつ
なかったぞ
だって?
ー殺された
だけど皆
言ってるぜ
ヘンリーは
リチャードに
殺されたってな
おい
まったく
勘弁して
くれよ
ジョージ様も
言ってたろ
リチャードは
敵となりゃあ
神をも殺す
男だ
...ここだけの
話だがなー
ごめん
なさい
俺ァ戦場で
見ちまった
んだよ
さっさと
くみ直して
こいウスノロ!
貴族の子供でも
もうちょっと
使えるぜ
.....っ
すみません
あ...
逃げるウォリック値を
リチャードが無慈悲に
刺し殺すところをな!
顔色が
優れないわね
イザベ...
イザベル
じゃないわ
あら
間違った
アンは私の
お姉様の名
奥様と
お呼び
...はい...
貴方は
ただの馬丁
だったわね
お...
奥様...
このところ
体調が少し
...おかしくて
気分が
悪かったり
...
えさま
......お姉様
相続財産目当ての
男達が毎日訪ねて来るの
お姉様を
隙あらばモノに
しようとあの手
この手を使ってね
そんな奴らに
お姉様を引き
合わせるわけ
にはいかない
わかる
でしょう?
大切な家族を
守りたいのよ
ええ
わかってる
私は何も
私だけが
許された!
守れなかった
あの戦いの後
...お父様が
亡くなって
お母様とも
いつ会えるか
わからない
お姉様の家族は
たったひとり
哀れね
いつまでも
独り身では
傷も癒えないわ
未亡人の辛さは
身を以って知って
いるもの
私だけ
なんだから
アン・
ネヴィルか
早く結婚
させるべき
だわ
彼女の境遇を
思うと他人事
とは思えなくて
裏切り者に莫大な
遺産を握らせて
おくのはねー
だが相応しい
相手がいるか
心配なの
ヨークに
絶対忠実で
特に..
まあ
陛下...
君にとっての
私のように
そうだわ
誰もが
納得できる
相手でなくて
は..
『大任』の褒美は
とらせたの?
貴方の
忠実な弟に
......突然
呼び出して
すまんな
リチャード
例の仕事以来
ゆっくり話す暇も
なかったが...
実は
ずっと
この大任に見合う
変美は何かと
考えていたのだ
お前がもっとも
喜ぶ『褒美』...
だがついに
思いついた
アン・ネヴィル
との結婚だ
リチャード
様
お怪我は
...
死体の処理は
部下に任せて
あります
さあ
はや
早く...
...これは
ヨーク王家の
為でもある
リチャード
様...!
わかるな?
リチャード
......
兄上
謹んで
そうか
そうか...!
お前が昔から
あの娘に想いを
寄せていたことは
知っていたのだ
あとは何としても
アンの了承を
得ねばな!
受けてくれると
思っていたぞ!
どんな手を
使っても
彼女を口説き
落とせ
お受け
します
腕の見せ所だぞ
リチャード
すぐにでも
引き会わせ
たいが
イザベルを
納得させる
口実が必要
だな...
くく...
...ふ...
ははは...
ぱぱぱははは
...
どうして
お姉様が?
...兄上の
命令なんだ
仮にも前王を
埋葬するのに
親族をひとりも
参列させんわけ
にはいかんとさ
お姉様は
もう王太子妃
じゃない
親族というなら
あなただって
いいはずでしょう
私...
少しの間
だったけれど
駄目よ
お義父様
だった方
だもの..
行きたいわ
許さないわ
...第一
そんな格好の
お姉様をアン・
ネヴィルだなんて
誰も思わないわよ
...
何も..
エドワード
何も
できな
かった...
マーガレット
様...
せめて
おい誰か!
わっ
ごめんなさい
イザベル
でも
せめて
俺こそ
あの日...
王太子
エドワードだ
ランカスターの
為にー
エドワードも
こんな気持ち
だったのかしら
私達...
どこか
似ていたわね;
最期に
せめて
赤い薔薇に
弔いをー
お待ち
下さい
どうか...
どうかヘンリー様の
ご最期を弔らわせて
下さいませ...!
理由あって
このような
格好をして
おりますが..
枢を
おろせ
枢をおろせと
言っている
!!
何を...
この柩の中身の
ようになりたく
なければ
下がっていろ
ひっ
...失礼
レディ
リ...
どうして
チャー...ド
.......?
こんな
......
ヘンリー
様...っ
アン・
ネヴィル
!
やめ...
ひ...
.....!
数日経てば
死体など
これが
ヘンリーに
見えるか?
........
...切り刻まれた
死体を晒すわけには
いかないだろう
似ている程度で
判別はつかない
さ
本当
...に...
あなたが
殺した
の.....
おおぉぉ...
ああ
・っ
俺が殺した
お.....
お父様も
さま
お前の夫も
...縛られて
泣き喚く
エドワードの
不様な首に
こうやって
剣を...
やめて
!!
痛...
体...
ずっと...
変だった...
まさかー
なに
何.....!?
家族が
あんたを
守ると
おも
思うか?
姉を馬小屋で
寝させる女
が?
奴らが
守りたいのは
財産だけだ
とうぜん
当然だ
イザベルは
いつか王妃に
なりたいと
思ってる
嘘...
そのうち
必ずあんたが
邪魔になる
まさか!
っさん
不慮の出産で
死にでもすれば
万々歳だ
皆が
あんたの死を
待ち望んでる
...私の...
あ...
あくま
悪魔
.......
知っていた
リチャード様
は...
死んで
しまった...
あの方の
貴い魂を
...
そうさ
リチャードの
魂は
悪魔が
奪ってしまった
......!
あの日
...だが
レディ・アン
カん
あの瞬間
告白
しよう
そう
なったのは
愛ゆえだ
...あなたへの
愛が
そうさせた...
あなたは
夢も
現も...
あなたを
求めた
俺の光
だった
だから...
たった
ひと時でも
その腕に
抱いて
もらえる
なら...
世界中の
人間だって
嘘.....
信じて
もらえないの
なら...
どうか
殺して
しまおうと
おも
思ったんだ
剣を
この胸へ
...あ.....
さあ...!
なんて..
なんて白く
清らかなの...:
駄目...!
そんなこと
そんなこと
できるはず
ないじゃない
...では...
...嘘だわ
そんなこと
この想いを
受け入れて
もらえると
・?
嘘じゃ
ない
どうして
......
どうして
そんな
本当のことを
言って!
俺と
けっこ
結婚して
ほしい
きっと
だって彼は
虚
..
心の無い言葉
...
彼は
リチャードは
死んだ
森の奥で
あの日
独りで死んだんだー
皆が「神聖だ」
と言う
愛なんてものは
互いに似ている
奴らの間に
住むものだ
俺は
誰とも
似ていない
俺は
俺でしか
ない
心も
この身体に
見合った形に
作り変えろ
ならば
悪魔よ!
慈悲も
!
恐れも
!
愛も
持たぬこの
俺が!
我々の滅亡を
願う者を
ひとり残らず
地獄へ送って
やる!!
.....神よ...
お許し
ください...
お前の
罪も.....
見ろ!
我らの
太陽だ!
陰鬱な季節は
去った!
ね
どう?
とっても
お似合いです
わ
エリザベス
様!
もう!
お母様と同じ名で
呼ばないでって
言ってるでしょ
スと
呼んで!
今日はやけに
念入りですね
意中の殿方でも
いらっしゃるの
かしら?
っそんなん
じゃ...
!
ひ、ひえ
こら!
黒いの
私の馬が
ご無礼を
レディ
...ベス?
リチャード
叔父様...!
もっとロンドンに
来るよう
リチャードに
言って!
ずっと
待っていた
のよ?
ベス
しばらく
お会いでき
ない間に
立派なレディに
なられて...
ねえ
この黒いのは
何なの?
あの白猪の方が
よほど躾られて
いたじゃない
...白いのは
何処かへ消えて
しまいました
ランカスターとの
...最後の戦以来...
アン!
まあ
そんなに前の
話なのね...
皆
こちらへ!
ヘイスティングス
ちょっと待って
!
あ
お花を
殿下
そろそろ
祝宴が
始まります
ありがとう
!
...こちらの
ご婦人は..
...では
代わりに
私の花を
これが
なければ宴を
楽しめない
侍女の
ジェーンです
...
そうよ
ジェーン
私に構わず
貴女も楽しんで
いらして
...ね、
リチャード
・今日も
ばか騒ぎが
始まる
命じられ
れば
下らん
祝宴にも
参加し
やあ
リチャード!
何人でも
殺すさ
きゃーっ
王国という
ひゃっはっは
与えられた役を
演じるだけだ
舞台の上で
北部の統治で
随分お忙しそう
だが...
久々のロンドンは
いかがかな?
北部に慣れると
宮廷は煌びやか
すぎるんじゃない?
......
あの方達は
?
それに王妃様の
前の夫の息子達
あら
ご存知ないの
?
ジョージさんは
どこ?
リヴァース伯
アンソニー様
リセット候と
イ卿よ
アレエ?
一緒に来て
ないのぉ?
それは
何より
!
一緒に来るわけ
ないだろ
遺産で散々
揉めた相手
だぞ!
奥方に二人目の
子が宿ったと
聞いている
...傍を離れたく
ないのだろう
王妃様のご親族は
宮廷では今や
飛ぶ鳥も落とす勢い
親しくなさって
おいた方が
よろしいわよ
......へえ
宮廷には...
もちろん
よ!
でも
いらっしゃった
わ!
魅力的な殿方が
大勢いらっしゃる
のね...
国王陛下の
美しさには
どんな方も及ばない
二人の
王太子様
も
なんて
愛らしいの!
お父さま
僕
早くドラゴンが
見たいなあ!
ご馳走より
先にドラゴンを
出してよ!
はッはっは
よぉしすぐに
出させよう
皆よく来て
くれた!
我らの夏を
存分に楽しもう
ではないか!
おい
聖ジョージ
ドラゴンなんか
さっさと
殺しちまえ!
しかし..
いいから
早く殺し
てよ!
殺せ!!
殺せ!!
殺せ
聖ジョージ!!
ひっ!!
クラレンズ公爵
ジョージめが
王太子
殿下
ご命令通り
悪のドラゴンを
討ち果たして
やりましたぞ
兄上...
...ジョージ
酔っている
のか?
剣を
しまえ!
きゃあっ
...ッ!!!???
私にけんちょ
権力を削られた
ことが相当
不満なようだ
それにしても
最近の
奴の態度は
目に余る...
リチャード
......
...奥方のご様子は
いかがです
息災か
おかげ様で
順調だよ
ええ
弟に領地を奪われた
のを哀れんだ神が
代わりに子を授けて
くださったようだ
私の妻も
気にかけて
います
しかし
お前のところは
一向に二人目が
授からんな...
リチャードは
淡白そう
だから
イザベルも
気にかけて
いたぞ
妻をちゃんと
可愛がってやって
いないんじゃないか
とな
結婚してから
一度もベッドを
共にしていない
などという噂
まである
それならば
唯一の息子は
誰の子だ?
早く公の場に
連れてこい
誰に似ているか
確かめてやろう
...
ああ
これは
失礼
領地を
奪ったのは
弟ではなく
少し気分が...
失礼いたします
おい
まだ酒が足らん
ようだ
王だったな
つぶれるまで
給仕してやれ!
一向に
二人目が
授からんな?
結婚してから
一度もベッドを共に
していないなどという
噂まである
...っ
リチャードは
ずっと私を
憎んでる
そして私も
...当然
だわ...
彼を
...気にせず
式を進めなさい
はっはい
運命のケーキ」を
こちらへ!
布の下からお手を
入れてケーキを
お取り下さい
では皆様
お待ちかね
ケーキの形で
未来を占う
のです
皆
どうだ?
これが
何の形に
見える?
ふむ...
何が占いだ
...くだらん
こればかりは
ジョージに同意
だがな...
わかった!
ご婦人の
アレだ
おい早く
ワインを!
あ!
アルファベッドの
『G』だ!
うーん...
馬蹄かな
僕
わかったよ
お父様
っ申し訳
ございません
あ...!
いや...
子供のした
ことだ
それよりも
......
ヘイスティングス
そちらの
ご婦人に
新しい
ドレスを
グロスターの
「G」か?
グロスター
公爵
『Gi-
血まみれの
......
ッキンガム
久しいな
フランス
遠征以来か
ああ
あの史上最悪の
戦以来だ
リチャード・
プランタジネット
また小さく
なったか?
......
お前が
でかく
なったんだ
それに
あれは
俺の未来
じゃない
ならば
あんたの
未来を選べ
...選ぶのが
怖いのか?
俺はただ
王の命に従う
だけだ
今までも
これからも
先のフランス
遠征では
王のやり方に
対して不服そうに
見えたがな
口を慎め
ただでさえ
お前は王に
目をつけられてる
...ウォリック
殺しの件なら
リチャードが
やったという
噂もある
俺は昔から
あんたの戦の腕と
高潔さを
買ってるんだ
リチャード
俺が共に
選び取って
やる
おい...
あんたの
未来を
ここは...?
衣装部屋
です
......?
お好きな
ドレスを
お持ち下さい
着替えた
お姿を見るのが
楽しみです
ああ変な
意味ではなく
...扉の外に
おりますので
ドレスを
着替える
のに
陛下から
そう言付かって
おります
でも...
ひとり
では...
え.....
手伝って...
......
ジェーン...
ください
ます?
陛下...!
私が手伝って
さしあげようか
ひと目
見た瞬間に
理解したよ
君の内に
潜む...
美と
......っ
陛下
みだ
淫らを
私には
夫が...!
...彼とは
兄弟も同然
あ...!
なお
いい
お前も来い
ヘイスティングス
お待ちを
喜びは常に
分け合ってきた
お待ち
下さい
陛下...!
望んでいたの
だろう?
!
お使いに
なったことは
?
媚薬を
......
君は..
一体...
魔女と
寝たことは
ございます
さあ
選び取れ
リチャード
国工
陛下
......
...どんな
形だ?
ほっはっは
!
バッキンガム
..っ
品切れだ
残念だったな
いい加減
己の野望に俺を
引き込もうと
するのはやめろ
願い事があるなら
紙に書いて蝋燭
でも流せ
ただし
いいか......
ヨークの
敵となるの
なら
その時は
容赦なく
殺す
はあっ
はあ...
はあ...
この世のあらゆる
快楽は味わってきた
つもりだったが...
ですから
君は何者だ...?
魔女だと
言いました
でしょ
ふ...
魔女なら
空も飛べる
のか?
未来を言い
当てることも
?
予兆から未来を
読みとることは
可能です
たとえばあの...
『運命のケーキ
のようにね
ほう..
赤く
濡れた
ならば君は
あのケーキを
何と見た?
『G』の形
...
赤ワインは
血の象徴
大文字のGは
頭文字...
名前に
『G』...
名前の頭に
Gのつく者が
ん...
陛下の未来に
血をもたらす
くー...
...もう!
つまんない
つまんない
!
お父様も
リチャードも
皆いなくなっ
ちゃうんだもの
......
おまけに
ケーキまで
ないなんて
あったー!
残り一個
あら!
このケーキ
ん?
まるで
おう
王冠だわ
......!
...
確かに
触れた...
奄
みーらい
未来か
第11話。
刹儼
それが
例の薬かね
?
...わざわざ
お越し下さる
なんて...
夫がいない時で
よかったわ
おはよう
今日も
いい天気ね
いても
かまわんさ
おはよう
ございます
奥様
...昨晩も
おひとり
?
しっ
...あの
本当に
お手伝い
しなくても?
旦那様は
昔から
そうなんだ
何でも
ご自分で
しなさるのさ
ミドラムで
あの方の服の下を
見た従者は
ひとりもいない
奥様だって
ないわ
...この身体
で
妻を持つ
など...
望むことすら
罪だ
そう思って
いたー
...!!
まして
...私も
行かなくて
よろしいの
ですか?
君が来ても
また具合が悪く
なるだけだ
リチャード
旅立つ前に
抱きしめて
あげて
あなたの
むす
息子を
ましてー
お父さま
...!
この身体では
!
持てるはずのないものを...
お父さま、
今日もとても
美しいです
お父さま
...
.....花なら
母上にやり
なさい
エドワード
かえされた
年々あの人に
似てくる...
リチャードが
その名を
呼ぶたび
...本当に
『代償』なの
だと
わたしは
またお父さまを
怒らせてしまっ
たのでしょうか
...
責められて
いる気がする
お母さま
愛なき
日々は
奥方の
同伴は
なしか
...お前
こそ
魂と体は
別物だから
な
俺は日頃
充分抱いて
やってる
......
神が罰として
人に与えたのが
肉体なら
そうだな
......
この身体も
所詮は
魂の牢獄に
過ぎない
だから
魂が死んで
安息を
知った
魂がなければ
無為に過ごした
年月と共に
どらわれる
こともないのだと
...息子と
共に飲む
ワインは格別
だな!
見ろ
あっという間に
空だ
すぐに
おかわり
を...
樽ごと
持ってこい
!
......?
ジョージ
少しお酒の
量を減らし
たら?
...飲んでいる
方が調子が
いいんだ
この間の宴で
王に暴言を
吐いたって...
哀れな息子に
予言しよう
事実を
言ったまでさ
お前が父の後を継ぐ頃
我が家は田舎の貧乏貴族に
成り下がっている!
あー
っ!
いいかげんに
してよ!!
キャアッ
......
何をやっても
夏目に出る俺はもう
駄目なんだ
ジョージ..
すまない
......?
貴方は駄目
なんかじゃない
貴方は本来
王に並ぶ存在
なのよ
イザベル
......
...どんなに
憎くても
表立ってことを
荒立てては
いけないわ
心配
しないで
私を
信じて...
イザベル
様
...ファックス
確かに
効くのね?
ご用意
しました
私のジョージ
父を裏切った
貴方に
それでも
ついて行くと
決めた
呪いには
ええ
奥様...
実の姉さえ
犠牲にして
ただし...
代償が
必要です
王妃になんてなれなくていい
あなたが
わたし
私のすべてなの
いわ
どうだ!
さすがです
殿下!
ばっか
みたい
あんなので
喜んじゃって
子供ね!
...結局
ジョージは
来なかったな
招待リストから
外されたんだろう
前回あれだけ
やらかせば
当然か
...前回
だけじゃない
そろそろ
夜も更けて
きた
お前達は
もう休み
なさい
......?
今夜は連日の
宴の疲れを
癒してくれ
私は
まだ...
...私が
いては
何か
言ったか
?
不都合でも
...?
...
いいえ...
王妃の魔力も
ついにきれたか
また新しい魔女が
現れたのだろう
今王妃陛下を
魔女と
呼んだな?
おい貴様ァ
!
ああ?
め
めっそうも
ない
騒ぐな
!
王に愛人が
何人いると
思ってる
鼻と耳を
そぎ落として
首飾りにしてやる
そうだぜ
グレイ
ひいっ
いい女だったら
俺達もご相伴に
あずかればいい
じゃないか
そう
けれど
今までは
珍しい
ことじゃない
どんなに新しい
お気に入りが
できたとしても
私を差し置く
ことなど
絶対になかった
大丈夫...
私の手
には
お母さま
?
王の寵愛など
最早必要ない
切り札が
ある
やがて
おう
王になる
むすこ
息子たちが
ご婦人方と
子供だけ
帰された
さて
何をなさる
おつもりだ
そういう
ことだろう
準備は
整ったようだな
ではしょくん
諸君!
ここから
は
わーわしくわっし
我々の
領分だ!
おおっ
ロンドンに
来た時
アンの侍女
だった女...
どうぞ
リチャード
様
ご存分に
召し上がれ
あれが陛下の
最新の愛人
か
むしゃぶりつき
たくなるような
いい女だ
諸君
今宵の為に
特別に調合した
奇跡の酒だ
楽園へ
ようこそ!
あん...
なんだか
体が熱くなって
きたわ...
たまら
ないな
今すぐ
抱き合おう
......
これが
『楽園』か
あんたの
兄貴にとっちゃ
そうだろう
お前は参加
しないのか?
自分が腰を
振ってる様を
人に見られたい
か?
『楽園』が
あんたが
やってる姿なら
少し見てみたい
がな
......?
存在すると...
あの『環』の中に
戦いましょう
父上!
ひかり
光があると
信じていた
あの『環』の中には
楽園がある
俺もまた
・っ?
なんだ
...?
頭が
くらくら
する..
父上が
光を手にすれば、
光に包まれると...
リチャード
お前も来い
え?
父上...?
リチャード
ここが
楽園だ
そうだ
リチャード
父上..
ぞんぶん
存分に
快楽を
味わえ
肉親の味は
甘美か?
違.....
.....っ!
もっと自分を
解き放て
身体に
力が...
やめろ...
やめてくれ
や......
うふふ..
あはは..
あくま
悪魔...
あ
悪魔の
から
身体
あくま
悪魔の
子だ!!
やめろ
閣下にも
秘めたる
欲望がおあり
でしょう?
どうも様子が
おかしいと
思えば...
あの酒に
何を入れた
?
どうか
魂の欲求に
身をお委ね
くださいませ
!
......
俺は娼婦じゃ
勃たない
ゲホッ
おい
しっかり
しろ
...っ
おれ
俺の魂が
フフフ...
あくま...
正直俺も
床が波打って
見えてる
あんたの
世話は
できんぞ...
はァ...
あくまだ...
フフフ...
んだだと...?
こんなにも簡単に
呼び戻される...
なんて脆弱な
「死」だ...!
だがそれ以外に
何ができた
魂を殺す
以外にー
はっ
見ろ...
皆
いかれてる
ここは
楽園なんかじゃない
の男は
あの男は
王じゃない
おい...
ここは
ここは俺の
楽園じゃない
第33話
血塗れだ
血塗れの
!G!
これは
誰の血?
だれ
誰の血だ
?
血塗れの
リチャード
女と何処かへ
しけこんだか?
まさか
いや...
昨夜の異常さを
考えれば
何が起きても
不思議はない
あれは...
.....
王は
そうだろう
カ.....
夢か
リチャード
現か?
ん...
教えろ
リチャー
ここは
何処だ!?
っ!
昨夜からの
記憶がない
まさか
リチャード
様!
誰かにこの
身体を
私の部屋
です
っ...
ケイツビー
!?
差し出がましい
真似をお許し
ください
皆錯乱状態で
...昨夜のことは
誰も覚えていない
でしょう
......
んな
あの女が
...助かった
.....
事前に
お伝えできれば
よかったのですが
お前は
兄上の友の
部下だ
国王陛下の愛人
...ジェーンという女が
様々な薬を調合
できるのだと
ヘイスティングス様
からお聞きしました
...今ではお前の
ほうが宮廷の噂に
詳しい
長らく
こうして話す
こともなかった
がー
......
!!???...??
厄介を
かけたな...
リチャード
様
...
あの日の
ことですが
言うな!
すべて
終わった
ことだ...
あの日
終わったんだ...。
...それよりも
ジェーンについて
もう少し
教えてくれ
あのワインに
ジェーンの薬が
入っていたのだと
すれば...
王宮の貴族達を
あの女ひとりで
狂わせたことになる
...あくまで
噂に過ぎま
せんが...
魔女ー
彼女自ら
言ったそうです
自分は
魔女だとー
森の奥
には
魔女が
いる...
決して行ってば
だって...
いけないよ
つにも増して
お美しゅう、
ざいますわ
今日は久しぶりに
陛下とふたりで
過ごせるのだもの
エリザベス様
本当に
お嬉しそう
お
王妃陛下
.....
いつまでも
仲睦まじく
らっしゃって
本日は
お疲れの為..
何です
?
その...
国王陛下からの
お言伝で...
ご予定は
中止にされ
たいと
一度あれを
味わってしまう
と
普通の交わりなど
煩わしいだけだな
同感
ですな
手にして
しまえば
あとは
色褪せて
いくばかり
以前はあれ程
輝いて見えた
ものが...
だが
ジェーンは
違う!
味わえば
味わう程
欲しくなる
この退屈な
玉座から
ふう...
近頃急激に
体力の衰えを
感じるよ
どうされ
ました?
特に
楽しんだ
翌日は
私を楽園へ
導いてくれる
陛下...!
少々疲れた
だけだ
それよりも
彼女を...
ジェーンを
呼んでくれ
ないか
彼女ならきっと
無限の精力を
与えてくれる...
そういうわけだ
...ジェーンを
陛下のお部屋
まで連れてきて
くれ
私は陛下の
お傍でご様子を
見守りたい
...大事はないと
思うが少々
気になってな...
市外の森に
陛下がお忍びで
お使いになる
小屋がある
宮廷の者...特に
エリザベス様には
くれぐれも内密にな
彼女はそこに
いるはすた
ああ
それと
もし本当に
魔女だと
したら...
あの女の
正体を確かめたい
その場で
あの女を殺す
王家に禍いを
もたらす者は...
たとえ王の
愛人だろうと
排除する
...私の望みは
ヨーク王家の
安寧です
...
お前には
主を裏切らせる
ことになるが...
―森の
奥には
魔女が
いるー
けないよ...
リチャード様
.....ここが
例の小屋か
恐らく...
誰か
来ます!
まじょたち
魔女達
か
っ!
告白すれば
危害は
加えん
ジェーンが
お前達を
呼び集めたのか?
あの小屋で
何をしている
?
お...
お許し
ください...っ
何の為だ
答えろ
ジェーンは何でも
教えてくれるの
!
あなたも
行けば
わかるわ
女達の祝祭
なのよ...!
ようこそ
愛しき
友人達
今宵
魂を解き放ち
無限の空
おまえ
我々の自由
に乾杯!
ああ
夢のような
心地だわ
体が羽根の
ように軽い
ここに来ると
嫌なことも
何もかも
忘れちゃう
普通の酒に
見えるが...
これが
あの女の
魔術なのか
?
あらあなた
あの時と
同じ薬か...?
見ない顔ね
ここは女以外
立入禁止よ
おわかり
.......?
素敵な
ドレス♡
.....
...ドレス
だけじゃなく
あなたも
素敵...
ねぇ今夜
私と...
ジェーン
お願い
借り物で
ですわ
最近妙に
苛立ったり
不安になったり
するの
また何かいい
おまじないを
教えて
この葉を
お茶にして
毎日飲むと
いいわ
飲む前に
大丈夫と
三回唱えて
夫が私のベッドに
入ってこなくなる
ような呪文は
ない?
ジェーン
私も
早死にする
呪文でもいい
殺す』
呪いを
教えても
いいけれど
呪いには
代価が必要
呪った者は
悪魔に魂を
捧げなければ
ならない...
死の代償は
呪いなど
必要ないわ
萎えさせる
薬をあげる
薬...集会
呪い...
魔女の条件は
満たしている
が.....
決定的な
証拠かない
代価は
死...
まあ
久しぶりね
あなた
の...
呪いの代償を
払うのは本人だけ
死よ
相手が
誰でも?
た
たとえば...
王を
王だと
...!?
呪ったと
しても...
王を
呪ったの?
の
呪ったのは
ご主人様で
私じゃない!
あれを
壊さなきゃ...
主人...
私は
お手伝い
しただけで..
あ...
早く...
ケイツビー
予定変更だ
今出ていった
女を追え
大逆罪の
疑いがある
あとをつけて
すべて報告しろ
召し使いには
見えなかった
.....
貴族の侍女
か...?
彼女は
公爵夫人の侍女
...魔女の家へ
ようこそ
リチャード様
キュイ
キュイ
ギギギ
イザベル...
一体
何の病だ
ご出産以来
なかなか体調が
回復されず...
はぁ
ご心労が
重なったのも
原因かと...
...
突然
こんな...
出産だと?
産んだのは
半年以上も
前だぞ!
はぁ
お...
許...し
イザベル
...しっかり
しろ!
か...
神...さま
くす...
り...
どう..
か.....
おい!
苦痛を
和らげる
薬はないのか
只今...
そこ
に.....
はぁ
はぁ
はぁ
.....
イザベル
俺はお前を
失望させて
ばかりだ...
だが誓うよ
.....誓わせて
くれ
お前とこともたち
子供達...
本当に
すまない
...
俺はこれから
生まれ変わる
この家を守り
繁栄させる
...兄弟と争わず
信頼を得る
努力をするよ
かつてのお前の
父のように
はぁ
はぁ
あ...
神様..
神よ
どうか...
はぁっ
はぁっ
お許し
ください
悪魔の手から
お守りください
悪魔との
契約を
破棄します
ジョージ
.......
公爵閣下が
いらしてくださる
なんて光栄ですわ
しかも
ドレスが
とても
お似合い
!
あの女の
主人は誰だ
...私を
殺しても
構わない
けれど
国王への
呪いは
解けない
いいの
かしら?
お前が魔術を
教えたのか?
魔女め
すっーーォ
呪いをかけたのは
どこかの公爵でも
魔女には呪いを
はね返す術が、
ある
...
何が
狙いだ
...魔女の言葉を
信じろと?
貴族は
何にでも
意味を求め
たがる
狙いなんて
ない
信じたく
なければ
信じなくていい
人生を
楽しみたい
だけなの
はぁ
はぁ
はぁ
はぁ
呪いなんて
なかった...
なかったのよ
......!
〝エドワード王に〟
陛下!
おぉ...
陛下のご体調が
優れないと
お聞きして...
〝死を〟!
君の顔を
見た途端
力が蘇って
きたよ
ジェーン!
嬉しいお言葉
ですが陛下
お思いの
原因に
心当たりが
ございます
おおおーっ
陛下に
呪いをかけた
人間がいます
...呪術を
おこなったという
者の話を偶然
聞きました
それは
まことか
......
何だと
...?
呪術が原因か
どうかは
ともかく
王を呪ったと
すれば
大逆罪だ
誰だ
......
その者の
名は.....
血塗れの
...
ジョージ
愛しているよ
イザベル...
いつまでも
一緒に...
なあ
イザベル
...
第34話
イザベル
......?
第16話
ーお姉様
知ってる?
意中の殿方を
振り向かせる
おまじない
おまじ
ない?
真っ赤な
りんごに
えーっ
?
でも本当に
好きな人が
できたら...
自分の血で
名前を書くの
怖いわ
そんな...
ふふふ
きっと何だって
やるわ
そういう
ものかしら
......
でも愛する人と
結婚できるわけ
じゃないってお父様
仰ってたし...
そうだと
しても
私は絶対に
素敵な方と
結婚してみせる
私はきっと
無理
不器用だもの
大丈夫よ
お姉様
愛も名誉も
財産もみんな
手に入れるの
きっと
幸せになれるわ
私たち
...さま
.......
お母さま
夢を...
見ていたの...
お風邪を
めされます
エドワード
ジョージが
王を呪った
だと...?
ジョージ
が...!?
ええ
残念ながら
〝運命のケーキ〟の
予言通りになった
頭に。G〟のつく
者がー
王の未来に
血をもたらす
...ですが
ご安心を
呪いをはね返す
術は私が心得て
おります
証拠がなければ
犯人を逮捕する
ことはできん
呪いをかけた者の
話を聞いたと
言ったな
ジョージが私に
呪いをかけたと
いう証拠はある
のか?
リチャード
様
これを
いくら君でも
証拠もなく王弟に
罪を着せたと
なればー
陛下
座下
リチャード
...!
証拠なら
ここに
この
紙を埋め込んだ
人形が三体
...
それぞれに
陛下と王太子殿下の
死を望む文言が
...
ジョージの
字ではない
これを何処で
見つけた?
公爵夫人の
侍女ですわ
では
今すぐその侍女を
連れて来い
ヘイスティングス
筆跡は調べれば
すぐに判明する
これを
書いたのは
陛下...
その
お役目は
どうか
リチャード
様に
リチャード様なら
侍女の顔も
ご存知だわ
何故...
!
んっ...
リチャードと
随分親しんだ
ようだな
ふ...
私の知らぬ間
に
ああジェーン...
君の回づけは
天国の心地だ...
安らかに朗報を
お待ちください
陛下...
感謝いたし
ますわ
グロスター
公爵閣下
お前を
助けたわけ
じゃない
ヨーク王家の
為だ
自分を魔女だと
信じさせる為に
ジョージを犯人に
仕立てあげる
つもりか?
あの娘は
公爵夫人の
侍女で
証拠は
揃ってる
侍女に
呪術を教えたのは
お前じゃないのか?
呪いの的は
〝ジョージの王座〟に
邪魔な者達
その女を捕らえれば
必ずお前にも
嫌疑がかかるぞ
そして
宮廷を堕落
させた魔女は
火刑に処される
あのジャンヌ
ダルクのように
堕落したのは
私のせい?
闘いを忘れ
王国よりも欲望を
優先させる王
その弟は酒浸りで
感情のままに
平和をかき乱す
今やジョージは
ヨーク王家の
アキレス腱
違う
かしら?
何が
言いたい
貴方に
興味が湧いた
他の男とは違う
その
わき
まえろ
複雑
そうな
!
その肌は
異国の血?
まァ...
中身にね
...旅人は
好きよ
お前の命は
俺が握っている
...
朗報を
お待ちして
ますわ
忘れるな
―侍女は
ここから馬に
乗りました
行く先は報告する
よう宿の主人に
命じてあります
リチャード様
?
......
ジェーンの
言ったことは
妄言や
雑言じゃない
宮廷に出入り
して間もない
者の目にも
明らかな
問題だという
ことだ
ジョージは
ヨーク王家の
アキレス腱
あの男の
弱さに
ウォリックの
ようにー
つけ込む者が
いずれ必ず
現れる
ケイツビー
ここまでだ
この先は
俺ひとりで
行く
しかし
あの魔女は
ヨーク王家に
忠誠を誓う
なら
何も知らなかった
ことにして帰れ
殺さずにおけば
王妃一族への
率制になる
だがもはや
ジョージは
......?
つまり
......?
ヨークにとって
毒にしかならない
ジョージを
たいほ
逮捕する
真実が
どうであっても
容態は安定
していた..
重い病じゃ
なかったはず
だ...
閣下
出産後には何が
起こっても..
できる処置は
すべて施し
ました!
亡くなる前に
妙な薬を
お飲みになった
とか.....
あ...
イザベルは
充分な祈りも
捧げられずに
死んだ!
この薬の
せいだと
言うのか?
ひっ
あれは私の
処方したもの
ではありません
イザベルが
飲ませろと
言ったんだぞ!
では誰が
処方したのだ
?
あれは
奥様の侍女が
......
ロンドンに
いい薬を調合
する知人が
いるとかで...!
侍女
だと...?
バサッ
あ...
わ...
私のせいじゃ...
あの娘です
!
確か...見違い
間違い
ない!
あの娘が
奥様に
......!
待て
キャアッ
お
お許しを
何故イザベル
を...
私は奥様に
頼まれて...
あ...
ジェーン
?
奥様のために
やったんです!
あんなことに
なるなんて
ジェーンは
教えてくれなかった
!
っ!
そいつが
この薬を
飲ませろと
?
っ...薬?
言え!
商人の...
妻で...
そいつは
何者だ!
っ...
ロンドンの
......
王...の
...
ごちょう..
王だと
王の愛人
?
あい
を...
王の愛人が
毒を飲ませ
ろと?
こた
答えろ!
答えるんだ
!
閣下!
な...
何という
ことを...
...
...!?...???
この女は
イザベルに
毒を渡した
!
報いだ
...
当然の
報いだ!
罪を犯した
者には...
罰を与え
なければ...
死の代償は
死だー
......?
ひとりか
何故
ここにいる
...
これは
王命だ
何故俺を
誘わない
...あんたを
ずっと
捜していた
従者と
出ていく
ところを見て
...話を
聞いたのか
追った
手を借せ
どれだけ
あんたが
否定しよう
とー
バッキン
ガム
...
本気か?
お前は本気じゃ
なかったのか?
いや
だが...
その前に
確認しておきたい
ことがある
俺に隠している
ことはないな?
何ひとつ
秘密はないと
誓え
俺を半身と
するなら
すべて
共有しろ
...
......!
ちか
誓う
ならば
リチャード
俺の王よ
命じろ
すべて
叶えてやる
...ひとつ
勘違いして
いるようだが
バッキンガム
ケイツビーは
俺の従者じゃ
ない
そうか?
今も
立派に役目を
こなしている
ようだが
......
お伴
いたします
ヨークに
忠誠を誓う
者として
...
好きに
しろ
...
役者が揃った
ところで
手始めに
その侍女を
捕らえてどう
する?
......!
ジョージが真実
主犯であろうが
なかろうが
実行者の死刑は
免れない
では仮に
我らにとって
不都合な真実が
判明した場合
王の手に渡す前に
死んだとしても
差異はないな...
...そう
考えるはず
だ
真の犯人
もな
...
もし
すでに侍女が
犯人に殺されて
いたとしても..
それで
慕引きには
させない
...どんな
手段を使って
でも
これからは
手足となる
者が必要だ
血に濡れることを
生業とする者が
ヨークに
仇成す者は
排除する
しかも
いざとなれば...
んざい
その存在を
闇の中へ
葬り去れる
ような人間ー
おい
飯だぞ!
この上の
汚ねえもんを
どけな!
ったく
飯なんざ
床で食や
いいだろうが
率先して
断食たあ
敬虔な野郎だ
汚ねえ顔して
神経質な
野郎だね
なんだと
コラ!
悪かったよ
フォレスト
だが奴が
帰ってくるのを
待たなくって
いいのかい
もうすぐ
帰ってくるさ
おい豚
おまえも
食いな
ピー
い
ピギーッ
あ?なにおこ
何怒って
やがんだ
この豚野郎
豚じゃ
ねえ
ほらな
ビギーッ
猪
だってよ
ただいま
奴は時間に
忠実だ
ご苦労
だった
さあ
座んな
リチャード
顔も
素性も
知られて
いない
金さえ出せば
どんな汚い
仕事でも
完璧にこなす
あんたの要望に
最適な男を
知っている
...その
男の名は?
マジかよ
おい!
手を洗えって
何度言ったら
わかるんだ!
馬鹿
野郎!
その手で
飯を食う
んじゃねえ
こっちの飯が
まずくなる
......
帰りは
手袋を
した
......
ごめん...
本当の名は
誰も知らない
......ただ
仕事の時だけ
この名を使う
ジェイムズ・
ティレル
とー
でもね
ねえ
フォレスト
こうしていると
安心するんだ
......!
何故かは
わからない
けれど...
ダウトン...
つぎ
次は誰を
だれ
殺す...?
第35話
薔薇士の2018年
平成29年7月25日初版発行
PRINCESSCOMO
...
薔薇王の葬列®
野
"菅沖
ああ、
者者
秋田書店
著発発発
各行所
〒102-8101東京都千代田区飯田橋2-10-8
容細集(08)32657367吸売(03)3264-7248
製作033265-7373
振替[コ座00130-0-9935:
11月16日、三報社印刷株式会社
ISBN978-4253-27188-2
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除き禁じられています。ナンファルルマン無効後段は、本書を代行業者等の第二者に一部に作戦公上ミソフトを依頼してスキャンやなんだけど
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【読:無断転職・投送・日映・上級・被写・公衆送信・Web上での画像掲載
デジタル版2017年発行
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