HTML overlay generated with mokuro version 0.1.7
Instructions:
ISBN4-O6-346233-
雑誌41452-33
C9979Y533E.(O)
アップペースはクラブ講談社
定価:本体533円(税別)
9784.07:078/063462333
979005337
Sasiligh.ご
あ、あ、こいつの
...いいじゃ、早く見るのは
徳川将軍家の世継ぎ問題に巻
き込まれ、十人対十人で忍法殺
裁令戦をして生き残りを聴け
あることになった中賀、そして伊賀。
共に愛し合う甲賀弦乏介と伊賀
の朧はついに互いが殺し合う速
命となったことを知った!有利
だった伊賀勢に逆葉を図る甲賀
勢。だが双方の鍵を握る人物に忠
いもかけぬことが、
山田風太郎の大人気ご忍法施シン
リーズの記念すべき第1作めが
!
平穏した技量の持ち主、せがわま
さきによって漫画化された、加熱
の第3巻!!
愿山田風太郎
書せがわまさき
そういえば、
原作山田風太郎
漫画せがわまきました
陽炎
愛知
お胡夷
お月を寄付金額有馬
室賀約馬
甲賀銀十人
...
平均能文句
退張す無
...
最初には
...
...
夜刊郡
鶏殿丈勅
...
平村〈葬〉
薬師寺天艤
南夜陣五郎
筑摩小河郡
...
楽太も
あと
朱貊
伊賀組十
Asazingho
第十四条「五対七条の三」
第二次第「五対七条の旦那
第十六第「五対六」、
第十七条「五対六条の三」
第十八条「五対五」
第十九条「五対五」そのこと
第二十六条「五対五条の三」
あらすじ
天下人・徳川家康の秘命により、二代将軍の座をかけて殺し合
う運命となった甲賀・伊賀の精鋭忍者各十人。直で血を洗う
名法秘争は壮絶を極め、両家の財前領である甲賀研正と伊賀の
お幻、そして甲賀の地虫工兵衛風待将監、絶岐丈助、お朗央
らが次々と命を落とす。伊賀教の有利に進む闘いの中、甲賀伊
畳の不眠の約定が解かれた年実を遅れて知った甲賀粉は、伊賀
の夜叉丸、小豆製斎を乗り去り反撃を開始した。万同じく
忍法秘争の現実を知った甲賀茂之介と伊賀の瞳。弦之介は海
隠れの里を去り、思い悩んだ龍吐は自らの瞳を秘訣で封印してし
まうのだった。愛憎が交錯す2名法秘争の行方はいかに!?
甲賀忍法は「Conlen」
齋山田風太郎漫画せがわまさき
講武社文庫・甲賀区法格_より
第十四弾「五対七(@の三
七夜音の秘薬...
この期におよんで
己の目をふさぐとは
なんたる......
...わたしも
伊賀の娘...
楽二の物語はフィクションであり、登場する人物・団体等は実在のものといっきい関係ありません。
・天膳の言うことは
重々わかる
けれど..
...わたしは
弦之介さまとは
争えぬ
伊賀・朧
伊冥・朱絹
伊賀・蛍火
...争えぬ
どころか
わたしは..
..そなたたちの柄を
やぶりかねない
心になるかもしれぬ...
・わたしは...
それがおそろしい...
...なんたる
はあ...ああはは..
たわけた
ことを...
伊賀・養念鬼
伊宜・栗師寺天陛
天暗様
天膳様!
カラッ
何事じゃ
かかような物が
大門の前に!
文箱!?
甲筑組十人祭
平気無く分かったから
平気相十人29年放棄に平気なことが多くなってきた
批虫寸至術、正旅的馬
風構将臣...ああ、
それが...あれあ、
俶刺鉗十ム鍛
ゴム
はい
雨夜畔丸船
夜叉れ
気本小田郎
小豆城亭
来年4月末旅
...
いや、そんなことですから、...
これは自分自身ではないのですが、
それはそうですが、
...いや、やっぱり
そ
!
先生。
最近も近く未初
ぬう...
弦之介め
血迷ったか?
人別帖を
返してよこす
とは
いや...
小四郎の名を
見よ
は
雨夜陣五
筑摩!
楽太も
きゃつめ
あのキズでも
小四郎は死なぬと
読んだのじゃ
血迷うどころか
...きわめて冷徹
ならば何の
ためじゃ!
ならば何のためじゃ!
なぜこの
大事な秘帖を
わざわざ!
アイ
消されて
おらぬ
消されておらぬ
...そうだなぁ
天膳殿
その貴状は?
果たし状じゃ
弦之介からの
なにっ!
!
服部家との約定
ザバ筋だれ永へ
両門不戦の戒めは
解かれた
これですのが
なんじゃふくわんあ
いやあげ急ご予約
なんじりの道
なんじらいまだ
平気のえへ!!
脳内外旅行に
おはあえてた
また何故の物に
気がつけませんね
やったんだけど、
これはどんな
分からずにし
なんですからここまでお
それで今日はキャッチビックス
されど余は
ただかいを好まず
またなんのために
たたかうかを知らず
されば余は
...
ただちに駿府にゆきで
おおっこべしよ
大都所
または服部どのに
...
その心を
聞かんと思う
あえて
人別帖を返すは
そのためなり
霞刑部
如月左葡門
室賀豹馬
同行するものは余以下
陽炎『の五人
ゆえになんじら
『賀の谷に
来るといえども
余らすでに
東海道にあり
血迷うて
甲賀の者を
殺傷するときは
また伊賀の者に
全滅の天命
くだると知れ
余はあえて
ただかいを好まざるも
なんじらの追撃を
避けるものにあらず
なんじら
いまだに七人の
いまだに七人の
駿府城門に
いたるまで
名を残す
...
またそれより未明
甲賀の五人
伊賀の七人
忍法元争の
旅たるも
また快ならずや
なんじら余を
おそるることなくんは
鞭をあげ
急ぎ東海道へ来たれ
札敷へ
天膳!
何故その
追うぞ
今すぐじゃ
翌日東海道
水口の付近
追っ手は無し
用心深いのう
約馬
いかに伊賀者でも
甲賀谷を抜けて
うむ
甲賀・室賀葯馬
おそらくむこうは
伊賀路を抜けてくるで
あろうよ
駿府まで
先は長いさて
どこらあたりで
きゃつらと鉢合うか
なまぬるい
いくさは
先手必勝じゃ!
わしは
ひとりはなれて
伊賀組を探し出し
仕掛けてみようと
思うがどうじゃ?
甲賀・霞刑幣
ただ気がかりは
弦之介様じゃ
この期におよんで
ありゃあ本当に
やる気があるのか?
だいたい
なにゆえあの
人別帖を
敵に返した?
甲賀と伊賀が
闘う理由をただしに
駿府へ行くだと?
馬鹿な!
四百年の宿敵と
闘うに
何の理由がいるか!
聞きに行くなら
伊賀の十人を滅させて
彼のことじゃ!
...弥之介様か
人別帖を伊賀に
返したのは
敵がかならず
それを持って追って
来るとの
確信あればこそ
あの
果たし状か
あの果たし状を
目にして
追うて来ぬ伊賀者など
この世におらぬ
追って来る
伊賀者をすべて
討ち果たし
最後に秘帖を
取り返せばそれで
文句はなかろう
刑部
武之介様は
はたして
伊賀の顔を
討ち果たすご決心が
おありなのか?
ある
...と
思う
甲賀・如月女燭門
甲賀・陽炎
...
忠之介さま...
ほっ
さきほどから
刑部の姿が
見えぬが...
いかが
いたした?
はて
おりませぬか?
いやはや
きゃつめまた
どこへ溶け込み
おったか...
お?
いっ
抜け駆け
しおったな...
刑部め
甲賀組を
見つけ知らせよ
ただし決して
ただし決して
無理がし
するでないぞ
よいな
...天膳め
このわしを
みくびりおって
東海道岡宿
こう
ゆるりとした旅は
どうも慣れぬなあ
我慢じゃ
伊賀組には追いついて
もらわねばならぬ
でな
国炎は
どうした
さて?
湯でももらって
おるのじゃろう
明日は奥名から
船になるのか約馬?
明日の空
次第じゃが...
まあ
佐屋路まわりの
陸路のほうが
無難じゃろうな...
?
どうした
左衛門
...陽炎の
ことじゃが
あれは心底
強之介様に惚れて
おるようじゃな
うむ..陽炎は
あれの母御も
そうであったが...
心配か?
弦之介様が
こころ
たかぶるとき...
法悦の
甘いあえきが
死の吐息...
毒に変じて
男を殺す...
きつい運命を
背負った娘じゃ
弦之介様には
触れてはならぬ..と
そのあたりの事は
あれも十分わきまえて
おるはずじゃ
...しょせんは
交わることも無い運命
.....か
じゃが
いざとなれば
おなごは怖い...
...おなごは怖いぞ
...弦之介さま...
心第十四殺、終わり
あれが
強之介が泊まって
おる部屋じゃ
第十五殺「五対七(その四」
だれじゃ
陽炎?
...どうした
何かあったか?
陽炎
といえば...
弾正様が駿府へ
おたちになる少し前に
〝そろそろ陽炎の
相手を決めねばなるまい。
...などと言って
おられたが
女のやや子が
産まれるまでに
さて..何人の男が
三途の川を渡ることに
なるかのう
ふふ
それも本望と
手を挙げる男が後を
絶たぬとも聞くが
...陽炎は
いい女じゃ
...
それゆえにな
それゆえに...
おそろしい
おそろしい
かっ
陽炎!?
..
好きです...
毖之介さま...
ぐ...
う...
あっ
見よ
陽炎
う...
しどさっ
ぐ...
陽炎
...そなた
わしを殺す気か?
...死にたいのです
弦之介さま...
...あなたと
いっしょに
たわけ
死にたければ...
人別帖の伊賀者を
打ち倒してからじゃ
伊賀者を
...ですか
...わたしの
術では
...そうじゃ
女は殺せませぬ
恐之介さま...
あなたが
腿んお討ち
なされますか?
討つ
必ず
ならば
わたしは
伊賀の男たちに
身をまかせましょう
...わたしひとりで
伊賀の男をすべて
滅ぼすことも
てきるつもりで
ございます
...
クッ
あっ
いかぬ
まだ..
毒が
!?
け
弦之介さま!
今の
騒ぎは!?
弦之介様!
...
弦之介様...
...どうやら
目を
潰された
らしい
なっ
なんと!
目を!?
目を潰された
とは!?
弦之介様!
くくっ
弦之介の側に
付くは
室賀釣馬
へヒに仕込んだ
七夜首の秘薬
思いのほか
たやすくいった
のぉ蛍火
陽炎に
如月左御門...
むうっ...
霞刑部が
みあたらぬ
刑部め!
後から来る離機
御一行を
隠形の姿で襲う
魂胆に違いない!
蛍火!
そなた
急いで引き返し
油断せぬよう
釘をさして参れ
この場は?
まかせろ!
ここで手柄を立てて
天膳めの鼻を
あかしてくれるわい
そうじゃ
行きがけに
蝶を飛ばして
おびき出せるやつは
みな引っぱって行って
くれい
...わかりました
むっ!?
!
きゃ
...
追うぞ!
...伊賀者よな?
こうくははは
わしは、きさまらを
討ち取る男よ!
わしの姿が
見えるか弦之介!
見えまいが
豹馬!
さあ
さあ
さあ
どちらの首から
へし折って
くれようかあ!!
...
見よ..豹馬
ああん?
血迷うたか弦之介!
見えぬ釣馬に見よ!とは
笑止!
この
大うつけめがあ!
う..
ぐおっ!
キッ
おおぉ
おぉぉおぉ
いや、
ボキ
ボキ
..
どうやら
終わりました
ようで
うむ
さすがは
我が師匠
見事じゃ
いやはやこれは
過分なるお言葉を...
このわたしの
見えぬ目の...
目蓋が上がるのは
目が落ちた後
...夜の間だけ
弟子は師をはるかに
超え申した...
今やわたしは
あなた様の夜の代役に
過ぎませぬゆえ
いやはやなんとも...
おはずかしい
かぎり
あっ!
●第十五殺、終わり
ぐうっ
第十六殺「五対六」
...
うわっ
!!
―どう
あ
左衛門殿
手負いじゃ!
逃がしてなるか!
シャッ
ズキッ
うっ..
やれやれ
...いまごろ
念鬼殿と蛍火は
甲賀組の居所を
つきとめているころ
でしょうか
...基穴を掘って
おらねばよいがな
念鬼め
七夜盲の秘薬を
持ち出しおって
どのみち
この雨風で朧様と
小四郎を連れておっては
身動きがとれぬ
落ち合うのは
明日のことに
なりそうじゃな
ちら
弦之介さま...
初対試験に終了のWindowsckの
なるほど、正解です。
当たる条件のインドルド
なんというわけでとても思いますが、
んじちのお
そういえば
弦之介さまは...
わたしもまた
残りの敵
七人の内のひとりと
はっきり
指を折っておいて
なさる......
わたしが
それと知ったうえで
弦之介さまを
罠にかけたと...
ああ..でもそうでは
なかったと..それはちがうと
いうことだけは...
知っていただきたい...
そして...
お詫びのしるしに...
そう
お思いなされたに
ちがいない...
あの方の
刃に斬られよう...
この世で
結ばれぬ縁なら...
わたしはあの世で...
弦之介さまを
お待ちしよう...
...
たばかられ
たか
もどりましょう
左衛門殿
弦之介さまが
心配じゃ
小四郎殿...
アアーアア
伊賀・筑亭小四駅
ひゅるっ
もちろんる
;あのとき...
おれは
きゃつから...
目をそらすことが
できなんだ
たとえ姫様が
間に割って
入らずとも...
おれはあの眼に
負けていた
・魔か
くっ
いえさ、
ハラハッ
だれ...だ?
パンマ
おれのうしろに
なにかか
ねる
ガリッ
だれだ
だれだ
だれだ
だれだ
だれだ
アナ?
っキキ
だれだ!!
小四郎殿!
ギ
うっ
う...
.小四郎殿...
「じゃ、
あっ
こっ
小四郎殿!
小四郎殿
まっこと...
なさけなや...
なさけのう
...こざる
それ
ヂニ
どうやら
左衛門と陽炎が
もどったよう
ですな
こっ
これは...
簑念鬼!
...それで
どうした左術門?
ああ...
蛍火を追ったが...
取り逃がした
匹の剣に
してやられたわ
左衛門
世の剣は
どこへ向かった?
はっ
蝶は..東へ
ならば蛍火は
西へ
走ったのであろう
...おそらくは
鈴鹿越え
伊賀親は
たぶん
そこから来る
デァァァ
...
スキ
ちっ
このような
ときに...
おあおおおい...
!?
!?
おぉおお!!
蛍央ub
やれやれ
念鬼殿
ようやく
追いついたわい...
喜べ蛍火!
弦之介どもを
討ち取ったぞ!
〇第十六桜、終わ
......念鬼殿
喜べ蛍火!
速之介どもを
討ち取ったぞ!
第十七殺「五対穴ceo」」
おそる風は?
言わずもがなじゃ!
眼の見えぬ
忍者なぞ
ダイコンを切るより
たやすかったわい!
ついでに
おぬしの蝶にまかれて
すごすごと引き返して来た
博炎という女も始末したぞ
それでは
如月左術門も?
いや......
残念至極じゃが
まあ
惜しくもきゃつだけ
逃してしもうた
念鬼殿らしくも
ない...
おお
そうじゃ!
夜叉丸を殺したのは...
やはり如月左衛門
らしいぞ
!
陽炎が
いまわの際に
白状したのじゃが
!
がっ
...ばれたか!?
ちっ...
念鬼殿とも
あろうお人が!
なんと不覚な!!
如月左衛門...
夜叉丸とのに化けて
おったゆえ
もしやとは思って
おりましたが...
念鬼殿は他の誰より...
あの如月左衛門を
討ち取ればよかった
のに!
...いいえ
これは...
...これは天意かも
しれませぬ
わたしに...
如月左衛門を
討て...という
左術門が
誰に化けようと
見破らずには
おきませぬ!
...討てるか?
蛍火
このわたしが
きっと!
...きゃつは何者に
化けるかわからぬ顔を
持つ男ぞ
この...
わたしか.....
!!
ほう...
見破るとは
このわしをか?蛍火
!!
くっ
!!
...
い
いざ
...ね...月...
ギァァ
...確かに!!
ズッ...
あ.....
...あ..:
..
...文丸.....
しゃはる
...
スズッ...
..の...
ズズ!!
いや
...女を
殺しとうは
ないか...
おれの妹
お胡夷も
殺された
蛍火よ...
忍者の争いは...
修羅の地獄じゃと思え
翌タ刻
来名宿
七里の渡し
はあ...
七里も.....
海を渡らねば
ならんのか...
...
あの...
天譜殿
念鬼殿と蛍火が
まだもどりませぬが
われらは本当に
このまま船で?
...まずは
...とにかく
甲賀組の先回りを
するためじゃ
ちっ..金鬼め
まさか無謀に
仕掛けて返り討ちに
あったのでは
あるまいな..
...
呟之介さま...
〇第十七殺、終の
尾張
あは
光沢
フル
あな
はは
んッ
佐屋廻り(甲賀組)
伊勢
池星が
ネタ
七里の渡し〈伊賀組〉
四日市
進分
石瀬!?
柔名の船場
第十八殺「五対五」
やはり階部を
とって
佐藤知りでは
しかんのか?
...神五郎殿
それほど海が
お願いですか?
あたりまえ
じゃ!
気になけるの
わしの身体が...
海に汲むよ!!
どうなるか...
うう.....
恐っただけで
ふぅえが止まらぬ...
駄々をこねるな
陣五郎
泳いで渡る
わけでは
ないぞ
...わかって
おるわい
怖いものは
怖いんじゃ
先ほど
このあたりで
聞き込みをして
みたが...
甲賀組が船を
使った気配はない
きゃつらが
陸路をとったとすれば
われらは
このまま船で先回り
できるはずじゃ
心しておけ
おおお~い
相方出るぞ~う
ざゎ
さわ
ぎゃ
小田郎どの
こちらへ
朱絹
そなた...
陣五郎をつれて
娘の間の方へ
行ってくれぬか?
はい?
わしは朧様と
雨の間へゆくが...
他の客をこちらに
来させぬよう
小四郎に
番をさせてくれ
なあに
通路のあいだに
ただ座らせて
おくだけで
みな気味悪がって
よりつきは
すまい
...それはよう
ございますか...
あの...
どうして?
このまま船が
宮の船場に着いた
とき...
あるいは
ただちに甲賀組と
ぶつかるやも知れぬ
しかるに
肝心の離機は
心ここにあらず
といったご様子...
なんとも
心もとない
カきりじゃ
海を渡っておる間に
脳様のご心底を
しかと確かめ...
なんとしてでも
その性根をすえて
いただかねばならぬ
...永知
いたしました
...
船後部屋の間
フンフフフル
...天離?
朱絹たちは
どこに?
...朱絹と陣五郎は
纏の間におります
なぜ...こちらに
来ないのですか?
拙者から
あなた様にぜひ
申し上げたいことが
ござれば...
...何を?
朧様..あなたは
甲賀弦之介とは
たたかえぬ...
と申されたか...
今でもやはり
そのお心で
ござるか?
...天勝
ただかおうにも
わたしの目は
もう見えぬ
目が見えぬのは
七夜のみで
ござろうが
それも
すでに二夜が
過ぎ申した
あと五夜たてば
目は開き申す
...では
その五日の
あいだに
わたしは
弦之介さまに
斬られましょう
案の定...
また
さようなことを
仲せあるか
...やむをえぬ
...わたしを
殺すかえ天藤?
いや...
殺しはせぬ
生かすのじゃ
何をする!
がっ
あなた様に
いのちの精を
おそそぎ申す
あっ
伊賀の精をな
いっ..
伊賀の...
捕?
前様
拙者の女房に
なりなされ
たっ
たわけ!
あっ
うっ
天膳!
あなた様に
甲賀弦之介を
思い切らせるには...
きゃつを敵と
覚悟させるには!
お放し天膳!
もはやこれし
法はない!
おっお婆様が
見ておられるぞ!
ふっ...
お婆様はすでに
死なれた
もしお婆様が
生きておられたら
あっ
必ずや
わしと同じことを
言われたに違いない
万が一にも
この期におよんで..
甲賀と祝言せよ
などとは
申されまい!
あっ
じゃが...
お婆様の血は
残さねばならぬ
あなた様の
血は...伝えねば
ならぬ
!
あ...
あなた様の
血を伝えるに...
それにふさわしい
夫はどこにおる?
...お婆様が選びし
十人衆に名を連ねる
伊賀の男六人の他に
誰がおろうか?
しかし
そのうちもはや
三人は死んだ...
あなた様は
誰を選ばれる?
いやじゃ!
残るは
このわし、歴五郎
小四郎の三人じゃ
誰もいやじゃ!
天蔵わたしを斬れ!
いや斬らぬ!
伊賀の勝利を万人に
認めさせるため
伊賀忍法の旗たる
あなた様には
生きて
いただかねば
ならぬ!
朱絹!
陣五郎!
おだまり
なされ!
みなこのことは
承知の上じゃ!
ほう..
強之介さえ
触れたことのない
ヨガカ...
黙うなって
さたてはないか
女心を
とりこにするに...
昔から
いかな忍法も
その身体を
抱くには
いやっ
遠くおよばぬ
小四郎!
どよーっ
...
小四郎お!
...
ひゅっ
ひゅるっ
ひょろるるる
...天膳様..
ひゅんるるるろるる
おやめくだされぇぇ...
ひ第十八殺、終わ
天膳様ぁぁ!
龍様
拙者の女房に
なりなされ
いやじゃ!
天勝
わたしを
新れ!
おだまりなされ!
みなこのことは
承知の上じゃ!
ん
天膳様...
なんだる...
なんたることを
なさるのだ...
キ
第十九殺「五対五にのコ」
船後部屋の間
フラフランス
...陣五郎殿
服が
落ち着きませぬが
..胴の間で何か
あったのでは...
足りぬ...
え?
客の数じゃ...
ひとり足りぬ
そういえば...
.....
乗り込む時に
見かけた
笠をかぶった大男の
姿が見えぬ
船前部・胴の間・
きゃ
ぐうっ..
てっ...
天膳様は...
フッ
わが主...
めおと
朧様と..夫婦に
朧様と...天婦に
おなり..なさるのは
おなり..なさるのは...
の:のぞむところ...
たっ...だとえ..:
この日が裂けようと
天磨様に
そむくことなど
.....できぬ
キズあああ
陣五郎!
朱絹!
お...朧様...
...
風樹も...主..
...
つばーーっ
鍔隠れ一族の..
...
...
そっそれを...
それを
このような
無惨なふるまいを
なされてまで・
しゅるっ
みるるる
るるる...
いやっ
小四郎!
小四郎お!
ひ..姫様!
そう
姫様!
こっ
これは...
..消えた?
まさか...
..
・
しまった!
てっ天膳様!
なりませぬ
天膳様!
がっ...
バーもーー
て...
天艦...様?
ちっ
いや、
お...
...旅様?
こ...
・小四郎?
て...天魔が...
天膣が...
こっ
これは...
し..死んで
いるのかえ?
おっ
肺様...
小四郎...
龍様が
おまえが
おやりなされた
のですか?
たすけて
くれたの?
フフフラフランスの
いや、
天膳!
朧様!
ふ...
ちっ
むう...
...きゃつの仕業か!?
じっ
陣五郎殿...
ハア
外か!
うおっ
ぬうっ!?
かっ
霞刑部!
うおぉぉ
おおぉぉおぉ
あっ...
朱絹ぅう
うぅ
!
ぐぉおぉ
おぉおぉ
陣五郎殿!
おおお
おぉ
なっなんだ?
人だ!
人が
落ちたぞ!
でっ
でえじょうぶ
かあ?
っぁああぁ
あぁあぁ...
なっなんじゃあ
ありゃあ?
と...溶けとる...
し塩水に...
溶けとるんじゃ
ねえのか?
あああ...
じっ陣五郎殿!
だっ..だすげで
ぐれえええ
あげさぬう
ううう.....
...
ぬうっ!?
ぬっ
おぉおぁあ
●第十九殺、終わり
おお
おぁあ
なんじゃ?
どうした?
てっ天..
十殺五対五(その三)
第二十殺5
さすがじゃ...刑部
してやられたわ
いっ
息の根は
止めた
はすじゃ...
きさま...
間違いなく
死んでおったぞ!
!!
逃さぬ!
刑部!
ぐおっ!
ぬぅうぅ...う
ズズスズ、
でかした
朱絹
くん...
ズッ、
っ...
ひゃああぁ
わひっ!
...わ..
...
う...わわわ
ぐ...あ
ひ...
おっお...
霞刑部...
仕留めたり
あっ
じっ
陣五郎殿!
...
陣五郎殿...
...
ズズ..
朝夜陣まで
筑摩小田郎ズ
業念鬼
先週、月十く時
相手が
愛卒業績
メチャルを
そりゃ
!!
あ
弊社の
新メイ
あやう
や!!
3
!!
...もはや
生きてはおるまい
おそらくは...
連絡を絶った
こやつらも
敵味方...
手持ちの駒は
四枚と四枚が
ふん
中賀銀十人数
伊賀組十人無
...
片手を
夜叉え
小麦蹴る
薬節者天臓「未弱
それすんまーっ!!
平気発生...我殿文め
平気怒る!!お月を毎日は
提ます無術、空気的あり
風村将臣
...
あたし
お朝友
雨夜碑永那
気度小ツが
まるも
ふと
戦略を取られるのは「今回、素材は舜からうんだ
右甲旅すん子は気千人祭おかげにあい回して殺すでし
のこれらものこの松本とれようええ!!魂は嫉妬感(まかり
あすべてここその我々のお待ちよびし待たよう休みます
子球からん
続けるまで
それでもやはり
最後に生き残るは
われら伊賀組じゃ
翌日
三河
池鯉紺
鳴海
は
岡崎
尾張
見張と三河の国境
さかい橋
...刑部
湖の匂い...
これは舟板じゃ
伊賀者め...
果たし状の
返礼のつもりか
刑部ほどの男を...
敵ながら
やりおる
刑部...
必ず敵は討つ
伊賀者め
おそらく...われらを
見張っておるな
...念鬼め
七夜盲の秘薬を
持ち出したは
いいか
弦之介の目を
ふさぐのは
やはり
しくじった
ようじゃな
それで..天離殿
このあとは?
敵は匹人
こちらも四人...
とはいえそのうち
二人は目が見えぬ
じゃが...
敵にもひとり
目の見えぬ者がおる
甲賀の重鉄
いっ
宝賀豹馬という男
きゃつの忍法
このわしにもまだ
わからぬが...
頭巾の男...
うむ
きゃつらが
泊まるは池鯉船か
岡崎か...
もう一人の
頭巾はおそらく
如月左側門であろう
いずれにせよ
今宵のうちに
まずは約馬を討つ!!
そこでじゃ...
強之介らを見つけ
出したこと
顔様にはしばらく
ふせておきたい
あれは心身ともに
足手まといじゃ
そなた
今宵はそしらぬ顔で
朧様といっしょに
いてくれ
...承知しました
わしは小四郎をつれて
甲資組を襲撃する
ふっ
小田郎もだいぶ...
元気になったようじゃ
からのう
あ..あの...
大丈夫で
ございますか?
ニヤッ
...わしがか?
朱絹
いえ...
...あの...
小田郎..どのが...
たわけ物見遊山の
旅ではないぞ朱絹
討つか討たれるか
命がけの旅じゃ!
ははい...
申しわけ
ございませぬ
ふっ
とはいえ
旅の空では
よく知ったはずの
男や女が
特別に見えて
くるものじゃ..
ふむ..朱絹よ
首尾よく
甲賀組を
みな殺しにしたら...
祝宮二組...
差げようかい
なお、本作品中には今日では差別表現として好ま
しくない用語が使用されています。しかし江戸時
代を背景にした作品であることを考えた上での表
現であり、作者に登団町長の意図はありません。
試者の皆様のご覧家をお願いします
「バジリスク〜申告忍法帖〜」@は、
ヤングマガジンアッパース2003年
第17号から第23号にに掲載された作品を
収録したものです。
編集部では、この作品に対する読者
のみなさまのご意見・ご感想をお待ち
しております。左記あてに、どしどして
お寄せください。
アッパーズKC係
講談社「ヤングマガジシアッパーズ」編集部
東京都文京区各号21以下の
一部使者が11218001
D.C.726
何よっにお願いいたします
はぁ、はぁぁ...
へ、小世帯は真面目にお送りくだ
い、途村小杜魚狙にてお散し増えします「電話」のコメンテンツ
なお、この本についてのお問
い合わせは、ヤングマガジンアッパーズ編集
製所本村製本株式会社
心山田風太郎ノせがわまさき2004年
本番の情報提供についー」は著作権は上でお預けを除き、欲しられています
印刷所、共同印副株式会社
東京都文京区音岩2ー12-2
救世者が「112[$no!
してる
...
鬼行者五十嵐隊夫
発行所、株式会社講談社
山田風太郎
せがわまさき
定価はカバーに表示してあります。
004年1月20日、第1周発行
アッパーズKC-25
15日N4-06-33623-1
稲泉部(03)5395|$467
販売部の315395-3608
ま、ませ
調談社
Printedin.Japan
不賀忍法帖〜