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Instructions:
お
,申賀忍去帖
歴山田風太郎
書せがわまさき
甲賀悉紐刪
私が測定
「パシリスク」が歴史が「認者がより深く分かるリバジリスク完全解読BOOK同時には
定価1200円税込、発行/議議社
第
巻
山田風未朗の代表作「甲賀
忍法帖」を複画化、熱い支持
を受け続ける「パジリスク。
「巻
..
「甲賀忍法帖
歴山田風太郎
書せがわまさき
愛する箸よ、死に終え。
甲賀忍法帖
そういえば、
愛する箸よ、死に終え。
甲賀忍法帖
そういえば、
しゃいまし
劭悉透背甲
それだけ
平気20年
中賀奈之命
...
地虫十鈺甯
杁待将藍
あれから
鍔殿大助
...
明日を新しい
またまた、
まあ、まあ
ああ、
お邪魔
...
あ
夜叉丸
"匡蝋裔
楽師寺天階
あたしは
筑摩小田
...
ええっと
ん
朱緒
んっ
甲賀忍法帖(1,0)、
第三十一殺「二十」
mf山田風J大郎!!』せかわまさき
第6位文庫「内容認法指」より
第二十二条「三十」...特別番外編
第二十二次「四対四」
第三十三条「四対四(その二)」
第二十四次「三対四」
第二十五条「三対三」
第三十六期「三対三(その二)」
JSaxilisk4.
あらすじ
天下人・徳川家康の秘命にまり、三代将軍の
座をかけて殺し合う蓮命となった甲賀・伊賀
の精鏡忍者名十人。争忍は壮絶を極め、死
した忍者はすでに半数を超えた。最強の暗。
術を持つ甲賀弦と分と、全ての忍法を無効
化する暗を持つ伊賀の脳。聞いの要たる二
人の瞳は秘薬により封じられ、特に朧は呟くと
今に討たれたいと強くと願うようになっていた。
陸路で駿府を目指す中賀線を海路で近う伊
賀細、同じ靴に単身潜入した甲賀護用部は
伊賀の薬師寺天腺と一雨夜陣五郎を次々に葬
り去るが、不可解な役所を遂げた天膳に殺さ
れる。きかい癖に押しあのにされた刑部の核。
忍法秘争の惨たる現実、死した仲間たち、想
いを寄せる敵の姫君、胸中揺らす弦之介は、
争忍以前の半年前に思いを巡らせていた。
時、遡ること半年!
......
甲賀卍谷
甲賀・風待将監
.....
甲賀・妃月左衛門
.....
おみごと
将監殿
...地虫め
ぬかしおって
うむ
?
水難の星が
でておるぞ
将監
ニャッ
甲賀・地虫十兵衛
今日の釣りは
やめたほうが無難
じゃと思うがなあ
地虫め...
わしがそのような
しくじりをする
かよ
かっかつかっ
ならばこのわしが
初めての土を
つけてくれようかい
まあ
当たります
からなあ...
地虫殿の
占術は
?
?
!?
丈助?
.....
もう...
いいかげんに
しなされ丈助殿!
お胡夷
あっ
甲賀・お胡夷
あいやすまぬ
お胡夷殿っいつい
この手がこう
動いてしもうて..
兄さま...
甲愛・鵜酘夫助
...
左衛門殿に
身代わりを
頼もうと思うたが...
言いそびれたわい
身代わり?
いくら左衛門でも..
お主の顔はともかく
体つきまでは
ちと無理ではないかの
まあ
たしかに..
そうかも
しれませぬ
なあ...
...
いやか?
弦之介様の
お供は
...今度ばかりは
いささか...
行く先が
伊賀の鍔隠れ
では...
不戦の約定
あるゆえ
おいそれと
手出しも
ならず
胸くそ悪くなる
だけじゃが、まあ...
しょうがないわい
伊賀のお幻婆の
孫娘に逢いに
行こうとは...
弦之介様は
何を考えておられる
のやら
伊賀・夜叉丸
|伊賀鍔隠れ谷ー
伊賀・蛍火
うん!
誰も来やしねえよ
蛍火
男衆は今ごろ
甲賀弾正と弦之介を
見張りに街道沿いに
張りついてるころだ
夜叉丸どのは
行かなくてよいの
ですか?
わざわざ甲賀者の
ツラ見にか?
おれはごめんだぜ
おまえと
こうして居る方が
いいや
甲賀弾正屋敷
賀・護刑都
うーむ...
中賀・室賀豹馬
やはり...
丈助だけでは
心もとない!
ここはわしが
陰ながらお供をつとめ
お守りを...
ひかえろ刑部
おまえが出張ると
事が荒立つ
やめておけ
弦之介さまは
なぜ....
伊賀の娘になど
逢いに行かれるのか...
うーむ...
甲賀・陽炎
ーお約尾敷
ヒクッ
伊賀・朧
...
朧様が
来られたぞ
伊賀・小豆蝋斉
しくじるな
念鬼
おう
まかせろ
蝋斉老
伊賀...養念鬼
と
止まり
ましたかな
しゃっくりは
龍様...
ヒック
いっそ
見合いの席で
甲賀弦之介の首でも
飛ばしてお見せ
しようかい
よせ念鬼
伊賀の方から
不戦の終定を破る
わけにはなかった
ふん
冗談じゃ
いくらわしでも
そこまでは
せぬわい!
...
どうだか
のう
甲賀甲賀稜之介
甲賀:甲賀弾正
...強之介よ
おまえの考え
間違うておるとは
言わぬが
四百年凝り固まった
宿怨じゃ溶かすは
容易ではないぞ
お祖父
それでも
わしは
願うてやまぬ
甲賀卍谷と
伊賀鍔隠れ...
今こそ
互いを縛りあう
怨念の鎖を断ち落とし
両一族
手をとりあって
「共に表の世に
出でんことを...
...若いのう
弦之介よ
じゃが
それもまた良し...が
この水を
ヒック
ゆっくりと
一息にお飲み
ください
伊賀・朱絹
いかがですか
朧様?
......
治まったような..
気がします
それは
ようございました
ありがとう
朱絹
うっ
...
伊賀;筑摩小四
...
.....
伊賀...お幻
お茶を
......
お持ち
いたしました
.....
このお方が
がげんの泣け
甲賀弦之介様...
ヒクッ
あっ!
あ
あ
!!
......
......
も...
もうしわけ..
...ございません
?
!?
お朧様?
?
.....
...申しわけ
ございませぬ
お婆さま...
朧よ..
また...
伊賀の...
恥をさらして
しまい...
変わっておるわえ
あの甲賀弦之介という
おとこ.....
おまえのことが
たいそう気に入った
そうじゃ
ぜひとも
また逢いたいと
伝えてくれとよ
......
お婆様も
気弱になられた
ものよ...
伊賀:葉師寺沃膳
伊賀・市夜津五郎
...お祖父
あの
朧という娘の
眼.....
ほお
さすがじゃ弦之介
気づいたか?
お幻が言うには
朧の眼は生まれついての
破幻の瞳
いかな忍法も
あれの眼のまえでは
雲散霧消するそうな...
ふん
生得おそろしい能力を
持つ者なんぞ我が里にも
掃いて捨てるほど
おるわい
その能力を活殺自在に
己の意思にて
操ってこその忍法よ
朧の眼なんぞ
しょせん
お前の瞳術とは
ちごうて
己の味方をも
滅ぼしかねぬ。あやうい
しろものじゃて
..もし...
...。朧殿に
我が国
必死の覚悟で
仕掛けたなら...
はたして
どちらが...
闘おうにも
瞳に殺気が
皆無ではなあ...
?
ふっ
願わくば
甲賀と
伊賀と...
今こそ両一族
共に表の...
手をたずさえて
共に表の世に出でん...
世に出てんことを...
ホテート試験を
お前が、お客様の
いず今かの家が今年末に
この時からず、そんな時間も
さあ...あんまります
ハッキングッ
親入十苦声も
◆第三十一殺、終わり
池鯉鮒の東
駒場付近
第三十二殺「四対四」
!?
!?
!!
鷹じゃ!
巻物を
掴んでおるぞ
鷹...
伊賀か!?
朧どの...
手捕りに
してくれる!
待て
深追いは
禁物ぞ!
あれは
朧の鷹..
もしも
近くに潜み
居るなら...
二人残ったか..
声からすれば...
右が豹馬
左の
左衛門が
よけいじゃが...
...
そこな
殺気の主は...
薬師寺天膳か?
その声は
ちっ
人を喰った
飛び方をしおる
!?
左衛門殿!
木陰に
潜む者が
おりまする!
なに!
!!
ちっ...
!!
逃したか
くせ者を
取り逃がし
ました
左衛門殿
まあ良いさ
まずは
人別帖を
取りもどした
でな
なるほど...
鷹を追った方が
如月左衛門か...
やりおるわ
げ!!
むっ
なっ
なんと!
きさま
その眼は!
くっ
くくく~
でかした
念鬼蛍火
さすが
鍔隠れ十人衆
じゃ
ふたり
共に眼が見えぬ
とは...くっ
せっかくの
さかい橋の
見せ物が台なし
じゃったのう
いや..見えたぞ
霞刑部の姿
心眼でのう
うむよう
見せてくれた
天膳
礼を言うて
おこうか
ほう
ぬかしおるわ
豹馬め
では
これも...
心眼で
見えるか!
!?
......
弦之介よ
ああ。
うぬだけは
最後まで生かし
甲賀一党の
全滅と...
わしと朧さまの
祝言を見せつけてから
はからずも
天運きわまる
時が来た
ようじゃなあ
討ち果たそうと
思うておったが
ほうそれは
惜しいのう...
そなたと朧の祝言
見ること叶わぬ
なぜなら..
今より
そなたが先に死ぬからじゃ
なに?
!!
がっ
谿...馬..
うぬ..は...
...かたづいた
ようですな
うむ
?
おお
こっ
これは?
薬師寺天膳
じゃ
いやいや
さすがは
豹馬じゃ
弦之介さま
お怪我は?
......
鷹は
捕らえたか?
え...
いやそれが
あの鷹は
草むらに潜む何者かに
操られておったとみえ
なかなか...
...鷹は
捕らえたのかと
聞いておる
のだ
弦之介様...
鷹を
使っていたのが
朧様では
なかったのかと..
膾様はどう
したのかと..
この期に及んで
まだ気遣い
なさるか...
鷹は.....
逃しました...
あいや...
...
そうか
ご苦労であった
あしかし
人別帖は
このとおり
......
...
きゃー
刑部の名が
消されて
おり申す...
おお念鬼
蛍火のほかに
雨夜陣五郎の
名にも
血のスジが
そうか
刑部のはたらきじゃな
ようやってくれた
残るは甲賀組四人
伊賀組三人...
そのうち二人は女
残る小四郎もお幻屋敷で
弦之介様に面を
割られて
おそらくは
まだ眠も開くまい
それにこの
薬師寺天膳という男
実はいかなる術者かと
一番うすきみ悪う
思うておりましたが:
存外
他愛のないヤツで
ございましたなあ
さてと
豹馬に陽炎
お主たちは
弦之介様と共に
先に岡崎へ
行ってくれ
お主は
どうする?
わしは少々
...この死人に
用がある
ちゃりん
池鯉鮒の宿
土間を借ります
あと桶に湯を...
へいへい
すみませぬ朱絹
湯を使いたいなどと
無理を言うて...
いえ..潮風は
ねばりますゆえ
さぞ気持ち悪う
ございましたで
しょう
気づきもせず
申し訳
ございません
朧様
ほう:乳房が熱うなって
きたではないか
朧様拙者の女房になりなされ
朧様・拙者の女房に
なりなされ
お婆様の血は
残さねばならぬ
みなこのことは
承知の上じゃ!
お寒う
ございますか
朧様?
朧様?
さてと
水場を
さがすか
天膳様あ...
...。。
どこへ
行かれたかあ..
天膳様ぁ...
船でのこと...
あれは甲賀方を
おびきだすための
方便じゃ
方使じゃ
忘れよ
...。。
どこへ...
行かれるかあ..
天膳様あ...
○第三十二殺、終わり
池鯉鮒の東
駒場付近
うむ
第二十三殺
四対匹その二)
さて...
豹馬たちの後を
追うとするか
?
どうした
豹馬?
誰かか...
近づいて
来申す
!?
!!
甲賀者か?
ちっ
!!
筑摩小四郎!
ひゅるっ
もるるる
もちろん...
あ
るっ...
怒之介様!
あっ
ひゅるっ
もるるるっ
弦之介様
陽炎
おまえは
弦之介様を連れて
逃げよ!
ひゅるっ
ひゅるるるっ
ゆけ!
弦之介様!
待てい
伊賀猿!
!!
ひゅるっ
もるるる
見よ!
るる...
そんなるる
小四郎!
!!
...やはり
弦之介様に
潰されたという眼は
まだ開いて
おらぬか...
鷹よ...
どこへ行った
羽音で
敵の居場所を
おしえてくれい
陽炎
豹馬は
どこじゃ?
豹馬殿は
後よりおくれて...
必ず
ジュ!!
ちっ
バナ?
バナ?
...
右の耳を:破られた
。。。...。
まずいの...
どどこじゃ
甲賀者め
どこから
来る?
.....
!?
!!
くっ!
!!
くっ
ひゅるっ
...ふふふるるる
約馬...
初馬はおるか
母親の血
おぬしの
姉の血が濃くでた
ようじゃ
豹馬よ...
おぬしの瞳術
弦之介に...
仕込んでやっては
くれぬか
よろしゅう...
たのむぞ...
......豹馬
生きて
だされ
川様
てっ
手応えは
あった...が
倒れた
音がない
仕損じたか
いや!
確かに
討ち取ったはずじゃ
手応えはあった
!?
...
だっ誰じゃ!
...小・四郎ど..の
小四郎どの...
○第二十三殺、終わり
そして、
そういえば、
...
...
...朧・さま
ご...
...見たくない
朧..さ..ま
聞きたくない...何も
龍様...
...おねがい
わたしに...かまわないで、
朧様..
朧様!
朱絹
朧様
鷹が?
ですが..なにやら
様子がおかしゅう
ございます
サッ
鷹がもどって
まいりました
もしや天膳どのと
小四郎どのの身に
何かあったのでは
ありますまいか
......
第二十四殺「三対四」
ちょっと
小四郎どの...
そその声は
朱絹どの?
朱絹どのか!
ああっ
こっ小四郎どの!?
どっ
どうして..ここに?
小四郎どのの後ろに
立ったまま
死んでおるのは..
ももしや...
甲賀の
室賀豹馬!
なに!?
そっそうか..
室賀豹馬
立ったまま
死んでおるか
...どうりで
倒れた音が
ないはずじゃ..
立ち往生とは...
おそろしいやつよ
...
...まさか...
...朱絹どの
そなた
どうして
ここにおる?
まさか!
池鯉鮒の旅籠で
何かあったのか?
おっ朧様は?
朧様は
どうなされた!
ああ...
小四郎どの...
甲賀の...
如月左衛門めが
突然..宿に
おしかけて来て...
......
むごたらしや...
おぼろ様を...
おぼろ様を...
なぶり殺しに...
ひ..姫さま...
おのれ...
...おのれえ..え
きっ..如月...
左衛門めええ..え
いまに...
左衛門:必ず
姫様の
いまに..
いまに見ておれ...
はる
怨みはらす!
...どの
小四郎どの..
おぼろ様を
殺されては...
ああ...
小四郎どの
伊賀はもはや..
負けたも
同然...
言うなあ!
伊賀は負けぬ!!
断じて負けぬ!!
伊賀が甲賀に
こ
小四郎どの...
負けてなろうかぁ!
...朱絹どの
そなた...
朧様が討たれたとき
何をしておった...
まさか...
朧様を
見殺しにして..
ここまで
逃げてきたのか!?
そんな...
わたしは
..わたしは
そのとき
がんじがらめに
縛られて...
...隙をうかがい
ようやく抜けだし...
ここまで
逃れて来たのは...
天膳様や
おまえさまに
このことを...
命にかえても
お知らせせねばと
ただそれだけを
心に念じ...
こうして
生き恥をさらして
おりまする
...そのようなこと
聞きたくはなかった
聞きたくは
なかったぞ..朱絹どの
...これでもはや
思い残すことは
ございませぬ
小四郎どの...
あなたの..
その手で
!?
あっ..
あっ
朱絹どの...
わたしを
殺して...
あ..
朱絹どの..
殺して
殺して..
わたしを..
殺して
朱絹...
ああ...
小四郎どの...
好きです
...小四郎どの
朧様はすでに
討たれました...
小四郎どの...
いまさら
駿府へ行って
何になると
いうのでしょう...
それより..
このままふたりで...
ふたりで..
一緒に...
死んで・
...
小さい
そして、
やれやれ...
女の声色は
つかれるわい
ようやった
陽炎
それにしても
小四郎め...
...
豹馬を
倒すほどのやつと
知っておれば...
ぎりっ
...
お客様に住んでいますが、
俺様
んああ!!
伊賀組十人駅
私特特監
勝夫
中賀組十人密
平気華よ
平気悪そう、如月を毎日、
我殿文戦
..豹馬を
討たれ
天膳と
小四郎を討ち
残るは
敵味方
合わせて五人:
...豹馬...
..すまぬ...
小四郎め
朧は池鯉鮒の旅籠に
居るとか申して
おったな
陽炎
朧の鷹は
どうした?
少し
脅してやると...
あわててどこぞへ
飛び去りましたが
おそらくは...
朧の泊まる
地鯉鮒の旅籠へ・か
キッ
あっ、初めて手に取り出して
徳川竹千代の乳母
阿福
後年
春日局と名のる
駿府服郭半蔵屋敷
半蔵様
うむ
徳川急組組頭
服都半蔵
阿福様が
駿府より密かに
伊勢へと...
“抜け詣り”に
御出立された
とのこと
追いますか?
いや
...捨て置け
はっ
竹千代様が乳母
阿福.....
めんどうな女が
出張って来おったわ
ルナ!!
ああっ!
こっ
小四郎どの!
小四郎どの!
小四郎どの!
ああ...
あああ...
読みが
あたったわ
ああ...
小四郎どのが..
小四郎どのが..
左衛門殿
その姿であれば
あの二人に
何喰わぬ顔で
近づき
ひと太刀に
斬り捨てることも..
陽炎
朧に破幻の瞳が
あることを
忘れるな
小四郎どの...
小四郎どの...
きずは無い...
からだに...
きすは悪いのに...
ユラッ...
うぬが..
小四郎どのを..
朱絹...
そこに誰か
いるのかえ?
甲賀者がひとり...
死んでおります
...立ったまま..
えっ!?
おそらく..
小四郎どのと
相討ちになった者に
ございましょう
おぬしの骸を
囮に使う:
許せよ豹馬
そっ...
それは..誰じゃ
朱絹?
小四郎どのに
顔を裂かれて
わかりませぬ...
如月左衛門か:
室賀教馬か...
甲賀
弦之介か..
げっ
弦之介さま!?
いえ...
髪は総髪...
どうやら
室賀豹馬
という..
男らしゅう
ございます
!?
朱絹!
おまえ仏に
何を...
おやめ!
朱絹!
ひ第三十四殺、終わり
いやっ
...
...
...
ん...
...
...
おやめ!
朱絹!
!?
左衛門殿!?
第三十五殺「三対三
仏を...
はずかしめるのは
やめておくれ..
...朱絹
ちっ
間を
はずされたわ
わたしは..天膳が
あの霞刑部とやらを
さかい橋で
晒しものにした
ときも...
...いやでした
......
敵とはいえ
小四郎と
相討ちになる
ほどの男...
...それを
ないがしろに
することは
小四郎を...
ないがしろに
することじゃとは
思わぬか?
朧様...
...まだ
そのような
ことをき...
朱絹...
忍者の闘いに
慈悲は無用に
ございます
天膳...
そういえば...
天膳はどこに...
朧様の言葉..
天膳殿が聞いたら
何と申されるか
このあたりに
いるようすは
ありませぬ
おそらく
残る三人の
甲賀者を追って
行かれたか
あるいは...
...もしや
天膳も相討ちと
なったのでは
あるまいか?
まさか!
あの天膳様が?
それこそ
ありえぬことで
ございましょうに!
ああ?
...
左衛門殿
天膳はたしかに
死にましたな?
あたり
まえじゃ!
間違いなく息の根は
止まっておったわ!
!?
あやつらめ
たわけたことを
ぬかしおって!
よし..ならばまず
あの二人を生け捕りに
してくれようか
そして天膳の骸を
見せつけてから...
討ち取ってくれるわ!
!?
待て
左衛門
弦之介様!
この期に
及んでまだ
朧を討つなと
おおせあるか!
そうではない
左衛門
東の方より人が来る
この夜中にしては
いぶかしい大人数の
行列じゃ
やすらかに..
お眠りください
ませ...
..小四郎どの
!?
むっ!?
朧様
おい
そこのもの!
人..か?
なにやつか!?
あっ
朱絹!?
むっ!?
こっ
これは!?
くっ
曲者じゃ!
方々ご用心
なされ!
わたしたちは
大御所家康様の
お召しにより..
急ぎ駿府へ参る
途中の者です
お手前様方こそ!
いずれの
方々ですか!
ななに!
大御所様に!?
...見れば
女二人
それがいったい
何の御用があって
駿府へ召された
のじゃ?
..そもそも
お主たち、どこの
何者じゃ?
伊賀の国...
鍔隠れの郷土です。
なんと!
いま何と
申した!?
伊賀の
鍔隠れ..と
申したかえ?
おっ
阿福様!
よい
下がっておれ
......
キラッ
......
もしやそなたらは...
服部半蔵との約定を
解かれて...
甲賀者と闘っている
伊賀の者では
ないのかえ?
あなたは?
将軍家ご世子
竹千代様にお乳を
まいらせた...
阿福じゃ
将軍家ご世子...
竹千代様の
乳母...
それが
我ら申賀と伊賀の
聞いに..どう
関わっておると
いうのだ
.....
......
そなたたちの名:
朧と:朱絹とは
申さぬかえ?
どうして
それを!
おお
やはりそうで
あったか!
伊賀のお幻が巻物に
誇らしげに
書き記したという
忍者十人の名前
大御所様より
承っておる
そなたたちは
竹千代様の御ために
選び出された
大事な忍者じゃ!
?
?
竹千代様の..
御ために?
..どういう意味じゃ
...ところで
ここな男の死骸は
何者じゃ?
それは..
甲賀卍谷の
室賀豹馬と
申す男に
ございます
おお
甲賀者とな!
それは
でかしやった!
して..
のこりの甲賀
卍谷衆は?
...おそらく
残るはあと三人
甲賀弦之介
陽炎...
如月左衛門
おお
それで
その者共は
いずこに!
..先に駿府へ
まいったか
それともまだ
...この野原の
いずこかに
潜んでいるやも
しれませぬ
なっ
なんと!
皆の者
用心しやれ!
はっ
はっ
...
ところで
伊賀の女
みな...
そなたの
仲間は..
......
...
あとの
伊賀者はどこに
居るのじゃ?
バサッ
...死にました
○第二十五殺、終〇
みな...
死にました..
まさか..
甲賀と伊賀の
不戦の終定が
解かれてからまだ...
幾日もたって
おるまいに...
第二十六殺「三対三」その二」
ギッ
バサッ
わッ
あ...
あ...
ああ..
あああ...
ああ...
...
あなたさまが
さきほど
申された..
わたしたちが
竹千代様の御ために
大事な忍者..とは
まさか...
そなたたち
その理由も知らずに
甲賀方と闘って
まいったのか?
どういうわけ
ですか?
...
......
...ならば
おしえて
つかわそう
そなたらの闘いが
どれほど...
重い使命を
持つのか
服部半蔵駿府館
阿福のこと..
本当に
このままで
よろしいの
ですか父上?
このままでは
甲賀伊賀の争忍に
いらざる波風が
立つことに...
..逆に聞こえる
かもしれぬが
その
いらざる波風を
広げぬためにこそ
阿福が事は捨ておくと
決めたのじゃ
阿福はかつて
葉佐渡寸の後妻であったか...
かひそかに囲った姿に
子が産まれたと知るや
それを
何とか認めさせようとする
夫の留守中...
その母子を
家へ迎え入れると見せかけて
いきなり刺し殺
そのまま何事も
なかったかのように
駕籠にのって
遂電したという
阿福は
押さえ込もうと
すればするほど
かえって頭に
血が上り
意地となって
あらがう質の女じゃ
このまま
放っておくが上策
かえって
波風たたぬと
いうものよ
しかし父上..
響八郎...
この四代半蔵正広が
請け合うてやろう
たとえ阿福が
どのようなこざかしい
策動を試みようと..
忍者の闘いに
第三者たる常人が
何の影響を与えることが
できようか
ましてや
争うは魔人の群れ
甲賀卍谷衆と
伊賀鍔隠れ衆じゃ
おいそれと
阿福などの策課に
はまるような者共では
ないわ
まあ
ここはひとつ
阿福に貸しと
しておこうか
・朧
朱絹
そなたたち
わしと共に
駿府へまいらぬか?
いや
是が非にも
同行して
たもれ!
この二人...
..竹千代様の御ために
断じて
死なせるわけには
まいらぬ!
..されど余は
たたかいを好まず
また、なんのために
たたかうかを知らず
されば余は
ただちに駿府にゆきで
大御所
または服部どのに
その心を
聞かんと思う..
その心を
聞かんと思う...
駿府へ...
まいります
お朧様!?
いや!
甲賀組を
このままには
しておかぬ!
甲賀組を
このままに
して!?
また
そなたらを
死なせも
せぬぞ!
......
...たしかに
ここは朧様だけでも
無事に駿府へ行き着ける
段取りを
とっておいたほうが
よいかもしれぬ...
そして
わたしは..
わたしは必ず...
小四郎どのの
敵を討つ!
...駿府へ行けば
大御所様や服部殿に
お会いできるかも
しれぬ...
...わたしの..
命にかえてもふたたび...
ふたたび不戦の約定を...
おもしろい
ニヤリ
この忍法争いが
徳川家の世継ぎを
決するもので
あったとは...
そうか..
そうで..あったか...
ん..
んん...
んんん
んん...
ん...
ん...あ
あ
ん...
ぎゅうぅ!
ん...ん・
ぐ...
ふっ
う...
あ...
あ...あ
...
ミヤッ
なお、本作品中には今日では差別表現として好ま
しくない用語が使用されています。しかし江戸時
代を背景にした作品であることを考えた上での表
現であり、作者に差別助長の意図はありません。
読者の皆様のご覧察をお願いします。
アッパーズKC係
講談社「ヤングマガジシアッパーズ」編集部
〈郵便番号112-8001/
東京都文京区音羽2-19-12-2
「パジリスク〜甲賀葱法帖〜」のは、
ヤングマガジンアッパーズ2003年
第24号から2004年第5号に掲載さ
れた作品を収録したものです。
編集部では、ここの作品に対する読者
このみなさまのご意見・ご感想をお待ち
しております。左記あてに、どしどし
お寄せください。
印刷所
製茶所本村製本株式会社
◎山田風太郎”せがわまさき_2004年
本書の無断設が、コピーは茅作権法上での例外を除き、禁じられて
郵便番号112[8001
電話「編集部」の3/53995[3467政定犯」の2016年3月19日
豊国印刷株式会社
共同印刷株式会社
発行所株式会社講談社
著者
東京都文京区音羽2ー12丁の
山田風大郎
せがわまさき
発若者五十嵐隆夫
2004年4月9日、第1刷発行
ジリスク〜甲賀忍法帖〜
アッパーズKC!!
販売部(03)539513GO&
講談社
Printedin,Japan
第五巻につづく。
`新装版
どーせかわまささ
なお...!!
アッパーズ100定期を参加200円(株式)発行の場所は
全四巻
独眼の狗神憑き・
十蔵の運命を狂わせ
聞いたと駆り立てたのは
希代の天才陰陽師・
安倍晴明であった!
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人外の武人が歴史を超えて
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山田風太郎忍法船ッ!!
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剣劇、血風、浪漫、エロス、グロテスク、時代劇、比較の『吉崎・
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壮絶無比な剣技と忍法のが奇妙奇天烈なる短編を多
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定価:840円(税込)
各定価・800円(税込)
1020円(税込)
定価:540円(税込)
奇想
奇抜!
講談社文庫
原作にもハマれ!!
甲賀忍法帖
山田風太郎
1922年、兵庫県に生まれる。
東京医科大在学中に作家デビュー、「眼中の悪魔」などの推理小説から
後に一大ブームをまきおこす『忍法帖』シリーズや
一魔界転生」などの時代小説、さらに『あと千回の晩飯』
一人間臨終図巻』などのエッセイを幅広く執筆、国民的作家となる。
2001年7月23日に惜しまれつつ逝去、
せがわまさき
1997年『千魔物語リ』が週刊モーニングに掲載されデビュー。
198年より初の長期連載、鬼斬の十蔵」をアッパーズにてスタート
2000年の完結までに高い評価を得る。
本作は2本目の長編連載で原作とのコラボレイトは初めて。
猫好きで西瓜好き。船橋市在住
バジリスクー甲賀忍法帖ー@
ISBN4.06:3462382
山田風太郎
1922年、兵庫県に生まれる。
東京医科大在学中に作家デビュー、「眼中の悪魔」などの推理小説から
後に一大ブームをまきおこす『忍法帖』シリーズや
一魔界転生」などの時代小説、さらに『あと千回の晩飯』
一人間臨終図巻』などのエッセイを幅広く執筆、国民的作家となる。
2001年7月23日に惜しまれつつ逝去、
せがわまさき
1997年『千魔物語リ』が週刊モーニングに掲載されデビュー。
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本作は2本目の長編連載で「原作とのコラボレイトは初めて。
猫好きで西瓜好き。船橋市在住
ISBN4-06-346238-2
雑誌41452-38
C9979、¥533E-(U)
アップスススクラ・講談社
定価:本体533円(税別)
ファB4.0634.62388
19299790900533で
Sasilick4
...
...
この
徳川将軍家の世継ぎ問題に巻き
込まれ、十人対十人で冬法殺戮
合戦をして生き残りを懸けること
とになった甲賀、そして伊賀。引
き裂かれた甲賀弦之介と伊賀の
朧の思いは通じぬまま、凄惨な
聞いが進み、双方の多くが受土
へと孫立った。生者はともに4
名ずつ。ひとりの死が今まで以
上にその意味を増してゆく!
山田風太郎の天人気『恋法地』シン
リーズの記念すべき第1作めが
平穏した技章の持ち主、せがわ
まさきによって漫画化された
驚愕の第4巻!!
C甲賀忍法帖
せがわまささ
せがわまささ
建物を見てい
...
東京大学校の10時以上アッパーズの発行事を
せがわまさを
せがわまくぞ
それがどういうことで、
そんなこと言ってもらえ
...
...
そういえば
懇斬りー
また、エンジェントを
そういうことですか
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雑誌41452-38
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アップスススクラ・講談社
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原作山田風大郎
漫画はがわまさま
講談社