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Instructions:
ドルセル
WindowsWebSTUDIOCACA
中古車の中で、
Andronestamandows.comationにANMALCOMCS
三浦1建「太
YOUNGANHALCDMS
HAKUSENSHA
YOUNGANIMALCOMIS
ベルセルクの
三浦建太郎
ハマルセルク
CONTENTS
凱旋......
ドルドレイ攻略戦闘...
ドルドレイ攻略戦6)...はい..
栄光の瞬間......
炎の墓標(1)....
炎の墓標2}:...:
ある雪の夜に...
旅立ちの朝(U---...
旅立ちの朝2:...
......!??
......!!
......
......!!66
........!
旅立ちの朝3:...
YOUNG.ANMALCOMOS
この作品はフィクションです。オレール実在の人物・国体・事件
この日間はメインションしていただけなどにはいっさい関係ありません。
フリン
リリウ
ドルドレッ
イ女略戦に
おお...!!
やった!!
や...
やべえぜ
おい!!
まずったぜ
......
百人斬りで剣に
寿命がきていや
がったんだ!!
うかつ
だったぜ
くそっ!!
どうする!?
幕だ!!
切り込み
隊長!!
.....
そう
りゃ
ああ!!!
行くぞ
行くぞォ!!!
......
無駄な
あがきは
せんことだ
それが
いやなら
...!
戦いたくとも
体の自由が
きくまい!?
おとなしく
剣を捨てる
ならば私の
個人的オモチャ
として生かして
おいてやらん
こともない...!!
姉さん!!
はいやああ!!
つーーき!!
つきつき
つきつき
つきつき
けォこい
まずい
動き回ると
薬が.....
姉さん
!!
ちく
しょう
どきやが
れ!!
ハア
ハア
さあ
どうする
!?
もう逃げ
場は無い
ぞ!!
私の顔を
こんなにして
くれたんだ!!
手足の
一・二本は
覚悟して
もらおう!!
それから
ゆっくりと
ゆっくりと捕虜となるかこの場で死ぬか答えを聞こう
答えを聞こう
ではないか!!
やべえ...!!
まずは
足っしぃ
いいやあ
何ィ!?
バ...
バカ
な...!!
結構面白
かったぞお前
どうしよう
もない
ゲス野郎
だけどな
おろ?
おろろ?
よう
し!!
残りは
ザコだ!!
蹴散ら
せ!!
.....
参る!!
隊長を
守れ!!
バカ野郎!!
てめえらにゃ
無理だ!!
どいて
ろ!!
邪魔
なり!!
.....!!
ガッツ
...やばいぜ!!
こんなちんけ
なナイフじゃ
やつの茶槍は
うけきわれえ
...
.....!
くそっ
たれえええ
!!
や!!
ぬ!?
ガッツ!!
...な!?
その剣をとれ!!
や...
やり
やがった
あんにゃ
ろ!!
そ...
そんな
ハカな!?
あの無敗の
ボスコーン
様が...!!
チューダー
最強の剣士と
謳われた将軍
が敗れた...!!
この
あ
総督
あれを...!
ぐうう
ボス
コーン
の役立
たずめ
がああ
!!
この
愚か者どもが!!
大将が敗れたとて
我が軍の優勢は
何ら変わらんのだ!!
何を怯んでおるか!!
何だ!?
!!!
あ...
あれは...!?
そ.....
そんな
...!?
あ...
あれは
敵の旗
...!?
ど...
どうした
んだ...!?
何が起こった...!?
まあだ
わかん
ねえのかボケェ!!
大将はくたばった!!
城は堕ちたと
くりゃ
決まっ
てんだ
ろ!!
負けたしご
んだよ!!
てめえらは!!!
......
負けた...!?
負けちまっ
たのか
オレ達...!?
勝関だ!!
勝関を
あげろ!!
そ...
そんな
...!?
これより
敵残党狩りを
開始する!!
この場から立ち
去るなら良し!!
歯向かう者は
一人残らず
殲滅せよ!!
だ.....
だめだ
これじゃ
...
このまま
じゃ...
こ...
殺さ
れる!!
バ...
バカ者!!
誰が引け
といった
!!
おう!!
ぐわ!!
そ...
総大将は
この私だ...!!
返せ...
戻せェ!!
私はまだ
ここに...!
ひっ...
ひいい...
!
グ.....
グリフィス
...
....あ
ハハ...
グ...
グリフィ
ス...
かつての
誼だ
お久し
ぶりです
ゲノン閣下
ど...
どうか
この場は
見逃して
くれまい
か?
お...
お前と私の仲
だ...
今は不幸
にして敵
味方にその身を
違えてはおるが
......
あの日以来
私はお前を
捜し続けてきた
......
こうして再び
巡り合える日を
待ち焦がれて
いたのだ!!
そのために
どれほど
私財を投じた
ことか...
この戦だとて
お前だけ
は..
決して
キズつけぬ
様兵ども
にも徹底さ
せていた..
...あの夜のこと
お前とて忘れたわけ
ではあるまい?
一夜限りとはいえ
恋焦がれた仲だ
そのために随分
骨を折ったの
だぞ?
かつてその身を
預けた者の頼み
聞き入れて
くれぬか?
......
まさか...?
恨んでおるのか
この私を...?
.....ま
まさか...?
......
お恨みなど
していま
せんよ
閣下
おお...
それでは...
......
ですが
恋焦がれた
などと
いわれては
心外です
私はあなたに対して
何の感情も
持ち合わせてはいません
私の歩く道端に
たまたまあなたという
石コロが転がっていた
...
恨みも
好意も
ただ..
何も..
たまたまあの時
そこに居たあなたを
利用させていただいた
までです
それだけ
です
...き
貴様...!!
ですが
この先あなたの
そのよく開く口で
くだらぬ噂を振り
まかれるのも
少々都合が
悪いのです
ほとんど
カタがついた
みたいだな!!
ー!
かー
ホントに
やっちまったぜ
オレ達!!
敵さん
散り散り
逃げてくぜ!!
バラに
大丈夫スか
姉さん?
ああ
少し楽に
なってきた...
信じらんねえせ
こんなにうまく
いくたァよ!!
私のことは、いっ
お前達は
カら
城内に敵が
城内に敵が残っていないか調べてこい
......
へい
オラ!!
行くぞ
仕事だ!!
よう
お疲れ
どうした?
なあに
ほんのかすり
キズさ
......と
いいたい
ところだが
肩かして
くれないか?
...すごい
な......
......
...おい?
おかしいな
...
なぜだか
手の届かない...
ほんとうは
いつも
思うんだ...
戦が終わってうう
ああして
みんなの中で
勝関をあげて
いるクリフィス
を見ていると...
遠い存在に
思えてきて...
切なくなる
...そんなこと
ねえさ...
え?
キャ...!!
お...
おい
ここでこうして
眺めてたって...
らちあかねえ
だろ
行こうぜ
おまえの大将の
お出迎えによ
...うん
よっ
わ
ちょ...
ちょっと!
...まさかな
......
......
...まもなく
蝕がくる...
魔王降臨も
近い...
ドルドレイ攻略戦(6)おわり
マリプラルは、
グリフィスが
このミッドランドに
現れてからというもの
この数年の出世ぶり
やつめ
とんでもない野心家よ!!
自分の身分もわきまえずに
厚かましいことこの上無い!!
ドルドレイは
堕ちた
これでひとまずは
永きに渡った
この戦も終わる
そうなれば
あやつめ必ず我が国の
国政にまで口を
さしはさんでくるに
決まっている!!
しかし今や
国民とものやつに
対する人気は
絶大ですぞ!
戦しか知らぬ
にわか騎士に国の
政が務まる
ものか!
陛下もあやつを
随分と信頼されて
いる御様子...
私の入手した
情報によると今回の
鷹の団による
ドルドレイ攻略の
功によって
陛下はやつに
将軍の地位を...
それも白虎・白龍
両騎士団に連なる
我がミッドランド軍
における最高位
〝白の称号〟を
やつとやつの騎士団に
お与えになると...
なんと
...!?
バ...
バカな...!?
そ...
それは真
ですか
大臣!?
は...
確かな筋の
情報です
何という
ことだ!!
そうなれば
やつの国政に
おける発言力が
絶大になること
は必定...:!!
これは
やはり..
城の中で生き
延びるには
やつは少々
慎みに欠けたと
いうことです
しかし
フォス殿
いったい
どの様な
手立てで...?
アンチ・アリス
し...しかし
大丈夫なので
しょうな?
万が一にも
我らの企みが
明るみに出る様な
ことには...
御心配召さ
るな
間違っても
その様な
事はござい
ません第一
我らが
直接手を
下すわけ
ではない
即効性の猛毒です。
これを戦勝祝賀会で
浮かれるやつの
盃に...
案ずる
な
し.....
しかし..
もしそなたの
いう様な事が
あったとしても
妾が必ず
内々に処理する
約束しよう
これは
......
王妃様より
その御言葉さえ
頂ければ何も怖い
ものはございません
皆の者も聞くかよい
この計略はあの男に
よって今後
脅かされるであろう
そなた達の地位の安泰を
計るためであると
同時に
いずれはこの国の政治を
腐らせがねぬ獅子身中の虫を
その事が広がらぬ内に
摘みとるためのもの...
歴史深い
我がミッドランドの政を
あの様などこの馬の骨とも
わからぬ
下賤の輩に蹂躙させる
わけにはいかぬ!
何よりも
王国のため
大義のためぞ!
それは無論
です..
我らとて
何よりも
愛国心が
故です
王妃様があのユリウス
将軍と陛下の目を盗み
情事を重ねていた事は
私のつかんだ
極秘情報
ユリウス将軍の死が
グリフィスによる陰謀
であると吹き込んだのは
正解だった
まさかこの計略の主謀者を
買って出ていただける
とはな......
...
ユリウス...
国を統べるという
重責に応えねば
ならない...
陛下は良き国王
ではあったが
良き夫ではなかった
それ故
あの人には一人の男
として家庭を顧みる
暇はなかった
私もまた陛下と
同じ様に
この十数年の間、
あくまで公的な
王妃としての
立場を全う
してきた
政略結婚という形で、
他にの国に嫁いだ私に
皆が望んだのは
王の妻ではなくミッド
ランドの王妃だった
それは愛情薄い夫に
対する私の意地でも、や
あったのだ
.....いや
それは陛下が
唯一愛したと
いわれている女性
前王妃を亡くした
悲しみからの
逃避だったの
かも知れぬ...
私があの男に
体を預けたのは
愛情からでは無い
見知らぬ異国で
女がただ一人
意地を張り
続けるには
石の壁と
大理石の床は
冷たすぎた
情よりも...
...たか
失った今と
なって
初めて...
わかった
ただ焼けるような
欲望に身を委ねて
いたかった
何の情も
通わぬ
あの男の
肌の温もりが
私のどれだけ
多くの部分を
占めていたこと
...私は
愛して...
いたのだ
あの
男を
グリフィス
許しはせぬ...
ミッドランド王妃と
してでは無く
二人の女として
貴様を討つ!
それでは
皆さん
我らが
愛国心と
互いの
信頼の証に...
この血判状に
EDをー
グリフ!
グッ!!
カー
すげェ!!
ウインダムに
こんなに人間が
いたのかよ?
うっ
グリッ!!
はあっ
何たんすか?
...
キャー!!
キャスカ
さまァ!!
こら!
こら!
お姉さま
こっち向い
てェ!!
チャッ
切り込み
隊だ!!
ガッツ
切り込み
隊長だぞ!!
ボスコーン倒軍を倒したあの人だってよ!!
たまんないなァ
もー......
鷹の団
最強の戦士だ!!
ひや
こりゃ
すげえ
や!!
どんな
勝ち戦でも
こんな大歓迎
見たことありませんよ!!
どうです隊長
手の一つでも
振ってみちゃ?
何たって
今回のヒーロー
なんすから
ほんとにな
こんなの
三年前
にゃ
誰も思いも
よらなかっ
たろうせ
隊長?
え?
どうした
んすか?
ボーッと
しちゃって...
元気無い
みたいっ
すけど?
んなこと
ねーよ
ほんとっ
すね
オレはオレの
国を手に入れる
ただ一人
あいつを除いて...
...すげえよな
ほんとに...
キャーーッ!
参られましたわ!!
姫様
ホラホラ!
ね〜〜〜
おかしくない
カしら?
お似合い
ですよ
まー
グリフィス
様ったら
すごい人気!
女達があんなに
騒いじゃって...
まあ!
あんなに
近づいちゃって
馴れ馴れしい!
まあまあ!!
姫様じっと
して下さいまし
お召し物が...
あ~~ん
急いでェ!
早く早く
行っちゃい
ますよ!
え!
待って
待って!
もう5着目ですよ
姫様~~~
キャ!!
姫様意に
明るくなら
れたわね
鷹の団が
出兵してからと
いうもの食事も
ノドを通らなかっ
たのに...
!
グリフィス
様ァ~~~!!
.....
あー
ーん
も
無理で
ござい
ますよ
この騒ぎ
では...
祝賀会まで
お待ち下さ
いまし
......
どうじゃ
手筈は?
はッ
ぬかりは
ありません
事が万事
うまく運んだ
暁には
皆で祝宴を
上げようでは
ないか
あやつの
鎮魂の宴を
皮肉なものよ
戦場の白い鷹の最期が
石壁の鳥かごの
中とは..
もっとも
やつにとって
人生最良の日に
逝けるのだ
それがせめてもの
情けというもの
フォス大臣
何だ?
フォス様宛に
これを
喜状?
いったい
誰から
......
差し出し
人は不明
です
私も女官
からお預かり
しただけでして
......
こ...!
何事だ
フォス
大臣?
あ
い...
いえ...
...なぜだ!?
おのれ...!
な...何でも
ござりませぬ
はは..
どうして!?
おのれ
ええ!!
申し訳あり
ませんが
小用ができ
ましたので
私はこれにて
失礼させて
いただきます
では
後ほど
?
どうして
こんな事に...!?
「凱旋「おわり」
ちょっと!
ご覧になって
グリフィス
様よ!
鷹の団の
一行だ
今回の勝利
の立て役者
ミッドランドの
守護神達だ
この瞬間
なるほど
庶民の血税は
こういうところに
消えてしまうのね
けばい...
オラ!
胸はれ胸
ビシッと
決めねーと
なめられる
ぜ!
しかしよォ
何つーか...
オレ達も
ようやく
ここまできた
って感じだ
なァ
でも
ほんとにそうだね
こんなおとぎ話でしか
聞いたことの無い様な場所に
こうして今立っているなんて...
夢でも見てるみたいだ
もしも鷹の団に...
グリフィスに
出会っていな
かったら
自分がこんな
大きな城の大ホールで
貴族達に囲まれている
光景なんて夢みるどころか
考えつくことも無かった
ろうね
ああ
ほんとに
な...
......
グリ
フィス
様ァ!!
戦の話など
女性の方には
野蛮なだけで
退屈なの
ではあり
ませんか
?
そんなこと
ありません
とっても
刺激的ですわ!
お帰り
なさい
まし!
よく
ご無事で!このよ
また鷹の団が
大活躍だったん
ですってね
お話お聞き
したいわ
心配して
いました
あとで
私と踊って
いただけ
ます?
私もお願い
しますぅ!
慣れたもん
ですな
すごーい
!
一人くらいこっちに
回してくれェ!!
ねー
鷹の団の
隊長さん方ですね
戦場での
武勇伝
お聞き
したいわ
お
あなたですのね?
あのボスコーン
将軍を一騎討ちで
破った切り込み
隊長さんって
さぞかし
お強いの
でしょう?
ああ
すごォい!
いや~~
実はそう
なんですゥ
ああ...
ボスコーン将軍と
言えば諸国に
その名を轟かせた
大英雄ですのに!!
他にも一人で
百人の敵を
倒したって
お聞きしま
したわ
...あと
任せた
わ...
あ~
ほんとにィ!?
ワイ
おー
任せとけー
ずるいよ
ガッツー
信じられ
ませんわ!
鷹の団の
中で一番
強いんですの?
グリフィス様と
どちらがお強いの
かしら?
いや、
あいつに剣教えて
やったのボク
なんすよー
すごい筋肉
さわらせて
さちらせて
それにあり
ホモでして~
がーいー
まー
ふん
しかし将軍達も
認めぬ訳には
いかないで
しょう
うかれ
おって...
内心穏やか
ではないな
あれは...
鷹の団の実力を
百年に渡る
我が国の悲願を
いともたやすく
為し遂げて
しまったのですから
ええ
彼を弁護した
がいがありまし
たねラバン殿
には先見の明
カキありた
私も一口乗り
たいもんです
どこかの
大臣みたいな
口ぶりだな
オーウェン卿
戦は終わる願わくば
これから訪れるであろう
平和が永きに渡り続いて
欲しいものだが...
...しかし
これからは
そうした事も
必要になる
だろうな
大平の世では良くも悪くも
我々の様に剣を振る事しか
知らぬ戦争屋もこのきらびやかな
城の中で生きる術を
身につけねばならんのさ
城の中で
平穏無事に
やっていくには
あの男は目立ち
すぎるよ
そしてそれは皮肉にも
この平和をもたらした
当の本人にもいえる事だ
光が強ければ
強いほど
濃い陰が
落ちるものさ
...ったく
冗談じゃ
ねえぜ
お!?
何なんだ
ありゃ?
ふむ
うふむ
来い!!
お...
お...おい!?ちょっと...
...
何だァ!?
協力
しろ!!
あいつら
しつこくって
困ってるんだ
少しの間
連れのふり
してくれ
まったく!
あの
貴族の
ドラ息子どもと
きたら...
女の剣士が
よっぽど
もしいんだ!
人を珍獣が
何かみたい
―...?
......
なんだよォ...?
...
そ
そういう
趣味が
無味かあったのミカ!!
...
へー
ふっ――の女は
エフピは使わ
おえぞ
エンピは!
ほら!
こっち
こい!
はずっしー
おめーの
せいだろ
しかし
どういう
風の吹き
回しだ?
鬼のキャスカの
姉御とも
あろう者が
こんなにヒラヒラ
させちまって
鬼は余計だ
ふー
苦手だこういうのは
剣振り回してる方が
よっぽど気が楽だ!!
同感
普段は動きやすい
から男のナリを
しているだけだ!
別に男装趣味って
わけじゃない!
.....でも
慣れない事は
するもんじゃないな
どうもこの手の服は
スースーしてカゼ
ひきそうだ
考えてみれば
もう何年もスカートなんて
はいた事無いもんな...
筋肉もこんなに
ついちゃったし...
......?
おかしい
か?
やっぱり
んなことねえよ
結構
イケてるぜ
ほんとか
?
ああグリフィ
フィスに
群がってる
てる
貴族の
娘っ子
どもに
くらべりゃ
随分と見れた
もんだぜ
子供の頃に村の祭り
でしか踊った事なんか
無いもの...
グリフィス
の足
踏むのが
オチさ
どうだよ
?
グリフィスを
踊りにでも
誘ってみちゃ?
だ..
だめだ
私なんか
でも
そういう
お前こそ
どういう
心境の変化
なんだ?
今まで一度も
こんなお堅い
場所に顔出した
事無かった
じゃないか
......
.....見届けと
こうと思って
な.....
...え?
お前達と出会って
からのこの3年間
グリフィスと
オレやお前達が
何をやってきたのか
あいつが今
どれだけのものを
手に入れて...
そして
これから何を手に
入れようとしている
のか......
それを見届けて
おこうと思った
んだ
...ガッツ
...お前
やっぱり
本気なの
か.....?
...どうしても?
!
国王陛下
ばんざーいん
主催者の
お出ました
先にみんなの所
行ってくれ
オレはもう少し
涼んでく
王さまの長ったら
しい訓示なんぞ
聞いてられねえ
からな
......!!
早く来いよ
へいいい
......お前
さ...!
え?
...いや
何でも
ねー
...オレが
この夜会に顔を
出したのには
もう一つ理由が
ある
.....少々
酷って
もんじゃ
ねえのか?
グリフィス
これからここで
起ころうとしている
事についちゃ...
キャスカや
鷹の団の連中は...
何も聞かされちゃ
いねえ......
まずは
皆の者に良い
知らせがある
先ほどチューダーの
特使により
我が国との間の
休戦協定調印の
申し入れがあった
永きに渡る
試練の歳月
真に大儀であった
余も心から
礼をいうぞ
中には休戦に異議を
唱える者も少なく
あるまい
この戦で
友や身内を亡くした
者にしてみればチユーダーに対する
恐みはまさに三代に渡るであろう
その心中は
察してあまり
ある
しかし今は
この戦いで
消耗した
我が国を
立て直す
事こそが
急務である
これからは
その力を
国家繁栄のために
役立ててくれ
!
...
この百年不可能と
言われ続けた
ドルドレイ攻略を
彼らはその
類いまれなる
勇猛果敢さで
ついにやって
のけたのだ
皆も知っての通り
この休戦はグリフィス伯
率いる鷹の団の功績に
よるところが非常に
大きい
領土奪還は
先々代王の時世
よりの我が国
最大の悲願
お!
オレ達の
事だぜ
少々性急
ではあるが
めでたい
祝いの席だ
皆に報告して
おこう
すみません
通して下さい
明後日の
戦功叙勲式にて
余はグリフ
グリフィス伯と
鷹の団に我が
ミッドランド軍に
おける最高位
鷹の団の
女隊長さんよ
まー
〝白の称号〟の
叙爵を検討している
おそらく
正式名称はー
白鳳将軍
!!
白鳳騎士団
ですって!!
素敵!!
素晴らしい
...
白鳳将軍グリフィスと
白鳳騎士団
現在の鷹の団の
千人長諸君には
例外無く騎士の
称号と爵位を
与えようと思う
白鳳将軍
クリフィス!!
ウォーファイアップ
し...
信じらん
ねェ...
き...
貴族だってよ
オレ達が...
『栄光の瞬間おわり』
白鳳
騎士団!!
白鳳将軍
グリフィス!!
ルヴァルと
炎の墓標(1
ベルセルクe
く...
な...
何と...!?
貴様の命も
あと僅か
と.....
とんでもない
事になったな
キャー
すごォァ
い!!
せいぜい
幻の栄華に
酔いしれるが
よいわ
......
そろそろ
ですな...
フォス殿
...
どうなさいました?
お顔の色が優れます
せんか?
は...?
あなた
らしく手っ
も無い
まさか
今さら
隠した
のでは?
しっかり
して
下さいよ
いや...
その様な
事は...
......
ベルセルクG
どうぞ
...
ありが
とう
それでは
新たなる若き
英雄達の誕生と
我がミッドランド
の輝ける未来を
祝し......
通して...
乾杯
グリフィ...
クリ...
フィス...?
ンい
フィス!!
フラッ
姫様!!
シャルロット!?
衛兵!!
ホールを
閉鎖しろ!!
誰も外に
出すな!
......
へへ...楽な
もんだぜ
これで10年
まっとうに
働いたって
オレ達
平民にゃ
絶対
拝めねえ
大金が手に
入るんだからよ
今夜中に
町を
離れち
まえば...
ん?
つまらねえ
皿洗いの仕事とも
これでおさらばだ
この計略は
すべてフォス殿の
段取りによる
もの
見事な
お手並み
です
まさか
こうもうまく
事が運ぶとは
.....
あっけない
ものですな
いえ...
その様な...
いや
見事で
あったぞ
フォス大臣
は.....
恐れ入ります
どうした?
き...
顔が
蒼白だが
気のせいで
ございましょう
明かりの
加減ですよ
しかし本当に大丈夫
なのでしょうね?
もし万が一にも
あの給仕が捕らえ
られ口を割る様な
事があれば...
我らの名が
明るみに...
その点なら
御心配めさるな
...それでは
わたくし少々
騒ぎの様子を
見て参ります
ので...
先ほどあらかじめ
放っておいた
我が手の
者から
そちらの
始末はついた
と報告か...
大した
策士ぶり!
いや大臣に
しておくには
惜しいですな
おお!
それは...
何から何まで
見事な手並み
...
これでようやく
我がミッドランド軍も、こそうええっスーミー
本来の威厳を取り戻す
事ができますな
いや
まったく..
平民出身の
白鳳将軍などと...
とんでもない!
下級兵士どもが
つけ上がりかね
ません
何はともあれ
悪しき
前例を
作るところ
でしたな
国家の政治の中枢とは
あくまで我ら高貴な血の
者によってなされねば
なりません
それを
あの様な
下賤の出の者に...
民草ふぜいに政の
何がわかるものか!!
でしたな
笑いものに
なるところ
諸国の
皆の者
大儀であった
礼を言うぞ
礼などと...
すべては
王妃様の
後ろ楯が
あったれば
こそです
す
あの方も浮かばれ
...
な...
な...
何だ?
この煙
は...?
!
と...扉が外から何かに
押さえられていて
開きません
く...!
何っ!?
ど...どいて
下さい!
ヤーーッ
ヒイィィ!!
か...
火事!?
こ...
.....!
これは
...!?
ど...
どうした
事だ!!
これは...!
「炎の墓標(1)おわり)
グリフィス...!?
ハマルセルと
リオンルと
な...
なぜ...!?
確かにそう見えた
でしょうね
そう仕組んだの
ですから
あの時
医者どもは
確かに貴様は
死んでいると
...!
私が口にした
のは毒などでは
ありません
もっとも
致死量を
超えれば同じ
ことですか...
危険を
冒したかいが
ありました
ヒヨスを基本に
調合した一時的に
仮死状態を
つくりたす
秘薬です
おかげで
あなた方を
一般的だに
できた
た...
助けて
くれェ!!
私はただ
王妃様とフォス
大臣に声をかけら
れただけなんだ!!
直接手を下した
わけじゃない!!
...どうやら
あなた方は
だまらぬか
バカ者!!
机の上で物事を
画策するのに
慣れすぎている
様ですね
これは
戦です
ヒィィ
おのれ..
おのれグリフィス...
ス.....!
戦場に
観覧席は
ありません
わ......妾を
殺すというのか!?
ユリウスのみならず、
妾までも...!!
許さぬ...
認めぬ
ぞォ!!!
戦場で
戦場で死ぬのは王族でも貴族でね
貴族でも
平民でも
ありません
貴様の様な下賤の
輩がミッドランド
王妃である
この妾を焼き殺す
というのか!?
敗れた者が
死ぬのです
!
終わり
ましたよ
どうしました?
あなたほどの方が
そんなに震えて
こんなことは
宮廷内では珍しくは
ないでしょう?
怖いのですか?
お仲間を
裏切った事が?
それとも
仮にも一国の
王妃殺害に
手を貸したこと?
私は...
ひ...一つ
お聞かせ
願いたい
我らの計略
貴卿はどの様
にして知り
えたのか?
...いいえ
知りは
しません
でした
よ
.....!
ですが
あなたは
別です
フォス大臣
あなたが
私の敵になる
ことは予測
していました
で...
では!!
なぜ
私に...!?
あの
出陣の朝
以来
あの時
あなたは
私の目を見た
!
あの時...!!
あの時から
あなたが私の存在を
許しはしないことは
わかっていました
・な
なぜ!?
あの瞬間
あなたの
目が
恐怖に濁って
いたからです
真に恐ろしいと
感じるものを
目の前にした時、人は
それを無視することは
できません
執りえる
行動は
二つに二つ
従属し
その庇護の元に
加わるか
その存在を抹消し
恐怖をかき消すか
この男だ...!!
以前から宮廷内の
守旧派の一部に
私を快く思わない
方々が少なからず
いることは
わかっていましたが、
誰とまでは特定
できずにいたのです
しかし
まさか...
しかし抜け目無い
あなたのことだ
必ず彼らをまとめ
私にけしかけると
踏んでいました
......
その中に
王妃様までもが
加わっているとは
予想外でした
...な、何ということだ!!!
あの一瞬ただ目が
合ったというだけで...!??
あれ以来私はこの男の
手のひらの中て踊ら
されていたというのか!?
.....そう
私の震えが止まら
ないのは仲間を
裏切ったせいでも...
王妃殺害に加担した
せいでも無い!!
この男が
恐ろしい
からだ!!!
...
互いの今後を
考えて
くだらぬ
遺恨を残す事は
やめにしましょう
お預かりした
この血判状は
もう必要ありませぬ
ルセルクG
願わくは
なぜだ...!?
なぜ
これだけ
の事を
やって
おきながら
この男は...
お約束のものを
お返しします
友好的で
ありたいもの
ですね
こうも無邪気に
笑うことが
できるのだ!?
さあ大臣
こちらへ
.....
エリーゼ!!
お父様ァ!!
エリーゼ...
無事だったか!!
もう心配
いらんぞ!!
お父さま
あああ!!
へへ...感動の
ご対面って
ところです
かね
いやあ
苦労しましたよ
あのガキんちょの
一週間の習い事の
予定を残らず
調べあげて
馬車で外出した
ところを...
段取ったのは
ダンナです
けどね...
おお...!
もちろん
お約束通り
お嬢ちゃんは
丁重にお預かり
しました
泣きわめいても
尻一つハタきゃ
しませんでした
また何か用が
あったら
声をかけて
下さいな
今後とも
タンナとは
長いことお付き
合いをさせて
いたたきたい
もんですなァ
ご苦労だったね
これが残りの
報酬だ
すげえ
こんなに
......!!
それじゃ
あっしらは
これで...
......
へへ...ちょろい
もんですね
ボロイ商売
まったく
だぜ
なあに
もしあの
ダンナが
オレ達と縁切り
してえと
めかしても
また
おねげえ
してえ
もんだ
今度は
この誘拐を
ネタに
ゆすってやるさ
!
だ...
誰だ!?
何だ
てめえ
は!?
終わった
みたいだな
ああ...
片づいたぜ
全部な
しかし、
こいつらも
こんなハシた金の
ために命捨てる
事になるとはな
ま..
兵隊の安月給
よっかましか
地獄の沙汰も
金したい
......か
そのままに
しておいて
やってくれ
それはその連中の
正当な取り分だよ
彼らは
その金額に
見合うだけのそっとして
働きをして
くれた
おいて
やってくれ
あの人も今日の
事で懲りたと
思うよ
先のことは
わからない
けれど
たぶん...
あの
チビハゲ大臣は
いいのかよ
このまま
ほっといて?
ああ
たぶんって
おい...
何かあったら
その時は
その時さ
しかし
これでまた
城をひっくり返した
様な大騒ぎになるぜ
今夜一晩で王妃を
はじめ死人が山と
でたからな
だがおかげで
お前の名前を
口にするやつは
一人もいなく
なったってわけだ
まさか
死にかけた
当人がやらせた
ことだとは
誰も考えねえ
だろうな
ひどいと
思うか...?
あん?
こんな
薄汚い陰謀の
片棒をかつかせ
...オレを
しかも自分は
手を汚さず
ひどいやつ
だと思うか
バーカ!
百人斬り
やっちまった
人間つかまえて
今さら何言って
んたよ!
危険で辛い仕事は
すべてお前まかせ
...
...これか
お前の夢に
つながる
道なんだろ?
そう信じて
るんだろ?
何言って
やがるん
だよ
今さら...
さあ
帰ろう
ぜ!
そうだな...
死人がいつまでも
ふらついてちゃ
まずい
早いとこ
キャスカ達を
安心させて
やんなくっちゃな
お前
死んでたから
知らないだろ
え?
キャスカのやつ
祝勝会に
ドレス着て
来やがんの
ほんとか!?
結構見もの
なんだわ
これが...
『炎の墓標(2)おわり』
グリフィス
...?
ガリヒ...
ヒッ!
心配かけたね
キャスカ
大変だったんだよ
グリフィスが
倒れてから
ずーっと
キャスカ
放心状態だったん
だから
...
ごめん
え...?
ドレス
似合ってるよ
数日後
王妃の国葬が
壮麗かつ厳粛に
執り行われた
王妃と守旧派大臣達の
謎の焼死そして
同夜に起きた
グリフィス伯暗殺事件は
チューダーのタカ派
あるいはミッドランド
チューダー両国の休戦協定を
阻止せんがために第3国が
放った刺客によるものではないから
宮廷内では
まことじゃかな
噂がささやかれた
翌日、事件に何らかの
かかわりがあると思わ
れる幾つかの遺体が
ウインダム城下で
発見されたが
それが事の真相を
解き明かず糸口には
ついにならなかった
真実は
闇の中に消えた
一か月後ー
雪か...
!
誰だ?
こんな時間
に...!
んでさァ!その女
その女っ
その女つーのがケッサクでよォ!
でよォ!
ガッツ
...!?
キャスカ?
こんな夜更けに
どこへ...??
...何だ?
あわてて..
トイレだろ冷えるもんな!
もんなー
ガッツ!!
......ガッツ
お前...
出て..
行くのか?
そうなのか?
......
ちょ...
ちょっと
待ってよ...
もう
決めちまった
ことだからな
お前とはずいぶんと
ケンカもしたけど...
一緒に死線を越えて
きた仲間たろ
鷹の団も今までの
苦労がやっと実を
結びかけてる...
何もかもこれから
じゃないか?
それを...
こんな時
に......
だけど
...!
このまま
このまま
あいつの夢に
埋もれるわけには
いかねえんだ
...だけど..:
グリフィスと...
うまくいくと
いいな
おまえ..
コルカス
ジュドー
......
おい
ちょっと
つき合え
よ
...
グリフィスなら
あいつを
とめてくれる
かもしれない...!!
グリフィス
なら.....
おい見ろよあれ!
あれ!
鷹の団の
隊長さん
達だゼ!
いや
どーも
どー
ーーそっ
今日は
やめとけよ
コルカス
......
おねーちゃ
しかし
どうしてなんだ?
今になって
急に......
急にじゃ
ねえ
出兵の前から
考えてたさ
不満でも
あるのか?
ねえ君
店終るの
何時?
不満?
あるわけ
ねえよ
そんなもん
えー?
鷹の団は普通の
軍隊とは違う
人と斬り合う
事しかしらねえ
渡り傭兵
オレたたて
初めて
仲間って
気分を味あわ
せてくれた...
昔のお前の
台詞じゃ
ねえけどな
...
......この三年間は
ほんとに楽しかった
何だか..
すーーーっと
祭りでも
やってた気分
だぜ
不満なんて
あるわけねえ
君名前は?
マリー
ですゥ...
それじゃ
いったい
何で...
オレは鷹の団
千人長の
コルカス様
だぜ!!
それが酒場で
姉ちゃんの一人や
二人くどいて
なあにが悪い!?
...って
コルカスお前
なー
うる
せい!!
はあ?
どこの飲み屋も
メシ屋も!
今じゃウインダム中
どこの店も鷹の団の
千人長って言やあ
フリーバスよ!
道を歩けば
ガキや女どもが
群がってくる!
あったりめえさ
オレ達ァ救国の
英雄だからな!!
それどころか
もうすぐオレ達は
貴族の仲間入りよ
!!
そう
なれば
晴れて宮廷暮らし!!
カビくせえ兵舎
ともおさらば!!!
うまくいきゃ
一城の主だぜ!!
.....こんなの
普通じゃ絶対
手に入りゃしねえ
平民出のオレたち
にしてみりゃ
望むべくも
ねえってやつさ!
だがオレ達は
手に入れた!!
それこそ血の
にじむ思いをして
何度敵の剣が
首の皮をカすめたか
わからねえ!!
棺桶に片足
つっこみながら!!
ようやく
手に入れたんだ
!!
......それを
お前は捨てちまおうっ
てんだからな
まるで古着でも脱ぎ
捨てるみてえによ...
信じられねえ
大ボケ野郎だぜ!
頭ウんでんじゃ
ねえのか?
ケッ!
人を斬ることしか
できねえお前にゃ
夜会で貴族の
御婦人方と踊る
のは無理ってもん
だろうけどなァ!?
コルカス...
剣は振り回せ
ても女を振り
回すこたぁ
できねえか!?
お前の
言う
通りさ
オレは...
剣を振る
しか
能の無い
人間だ
オレが初めて
人を殺したのは
まだ右も左も
わからない
ガキの時分さ
それ以来
このかた
戦場以外の事は
何も知らないし
知ろうとも
しなかった
殺して
生き残る
...でも
それでも
良かった
それしか
できなかったし
それがすべて
だった
一人...
誰でも
いいから
こっちを
向いていて
くれれば...
だが戦場を
渡り歩いて
思い知らされた
よ
そんなもんは
首の殺り合い
じゃ
クソの役にも
たちゃしねえ
ただのガキの
泣き事だって
な.....
しかし
それでも
出会っち
まったん
だ
ほんとうに
振り向かせたい
やつを.....
オレは
見つけちまった
そいつは
何一つ持っては
いなかった
そして
すべてを手に
入れようとしていた
...いや
それを可能に
思わせる
何かが
あいつには
あった
だから
あいつには
......たか
あまりにも
高みを目指して
いるがために
自分の隣に
弱者を並べておく
ゆとりは無いのさ
あいつは
自分自身を
いつも極限まで
研ぎ澄まして
おかなければ
ならないんだ
そう
あれば
あるほど
.....でも
おかしな
事に
オレの目には
あいつが
眩しく映る...
.....もう
ごめん
なのさ
あいつの
夢の中で
あいつを
見上げて
いるのは
オレは
自分で
手にする
何かで
あいつの
横に並びたい
オレは
あいつにだけは
なめられるわけには
いかねえんだ
『ある雪の夜に...おわり』
オレは
オレは
自分で
手にする
何かで
あいつの
横に並びたい
あいつにだけは
なめられる
わけには
いかねえんだ
〈立ちの朝(1)
アプリ
グリフィスの横に
並ぶだぁ~~~?
......
バカ言ってん
じゃねえ!!
それこそ
ガキの
たわ言だぜ!!
わかん
だろ!!
あいつは
特別なん
だよ!!
オレ達
とは違う
んだ!!
人を斬ること
しか能のねえ
お前が!!
鷹の団の
切り込み
隊長なんて
分不相応な
地位について
いられるのも!
すべてグリフィス
あったればこそ
だろうが!!
地位や階級
なんてものには
興味ねえ
ベルセルクe
オレが
欲しいのは
もっと別の..
自分で
勝ちとる
何かだ
それがガキの
たわ言だって
んだよ!!
自分で勝ち
とる何か!?
そんなもんが
簡単に見つかりゃ
誰も苦労しや
しねえよ!!
もし運良く
見つかったと
しても
そこで勝利者に
なれるのは
ほんの一握りの
人間だけだ!!
大抵の人間は
自分の力量や
器と自分の
置かれた現実に
折り合いを
つけて何とか
やっていく
もんなんだ!!
夢さえあれはいい
なんて言ってる
ヤツはよくいる
けどな!!
オレはそういう
野郎を見てると
ムシズが走るぜ!!
夢さえあればか...
そんなもんは現実に
目を向けられない
弱っちい人間の
逃げロ上だよ!
実現しない
夢なら寝言と
一緒だ!
馬のクソ以下だぜ!!
...コルカス
...
お前こは...
お前には
ねえのか
そういうの...
ケッ!
ジュドー
オレは先に
帰って寝るぜ
これ以上
この
甘ちゃん
には
つき合い
きれねえ!!
やってられ
っかよ!
千人長さん
お勘定
...クリスマス?
.....
つけ
とけ!!
...あいつはさ
ああ見え
ても昔
盗賊団の
頭だった
んだ
まあ10人そこそこの
シケた盗賊団だったん
だけどある時
鷹の団に
手を出して
案の定
返り討ち
くらってさ
ささやか
ながらも...
ラッシッ
あいつは
自分で勝ちとる「いっ」っ
何かってやつを待って、こう
持っていたの
かもしれない
な
オレはさ...
その時から
なんだ
あいつか
オレ達の仲間に
加わったのは
剣もナイフも
人並み以上の
腕前だった
し...
......
昔から何でも
小器用にこなせる
方だった
自慢じゃないが
目端もずいぶん
きく方だった
...でも
どれも一番には
なれなかった
それで
決めたんだ
自分ので一番に
なれないなら
一番になれそうな
やつの下に着こう
って...
...最初
から
何も欲しがらない
やつなんて
いないさ...
でも誤解
すんなよ
結構
気に入ってんだ
オレ.....
.....まあ
常識的に
考えりゃ
今の
自分の立場もさ
まともじゃ
ないわな
何かなんて
あやふやな
もんのために
鷹の団の切り込み
隊長の地位と
目の前にぶら下がった
爵位と騎士の
称号まで棒に
ふろうってんだ
から.....
どうかしてるよ
実際
.....でも
男なんて
みんな
どうかしてる
のかもな...
夢とか
勝ったの
負けたのっ
て.....
一生そういう
のを引きずって
いくんだぜ
きっと...
3年前の
あの日
オレはお前に
鷹の団なら
お前の居場所が
見つかるだろうって
言ったっけな
...はずれ
ちまったな
オレの勘
そこまで
送るよ
...見つかると
いいな
お前の...
何かっての
なあ一つ
聞こうと思って
たんたけど
え?
お前キャスカ
とはいったい
どうなってんの?
あー
何だそりゃ?
2人が崖から
落ちた一件以来
ずいぶんと
親密な仲に
なったみたい
じゃないの
まあ
あいつとは
......
いろいろ
あったから
な...
え
かー
?
何だよ
その目
は?
......
お前..
何だあ
あいつ
誘ってみちゃ
どうだ?
ヤブから棒に!!
何でそう
なるんだよ!?
鷹の団の古株なら
誰でも知ってることだろ
は?
あいつは
グリフィスが..
...キャスカは
グリフィスとは
一緒になれない
たぶん...
え...?
お前の言う通り
グリフィスは
何一つ持たない
ところから
でも...
あいつは
とまらない
この
ミッドランドの
大将軍の座まで
昇りつめた
あいつの
求めるもの
......?
到達点は
ただ一つ
だからな
それだけでも
ほとんど奇跡さ
普通なら諸手を
上げて万々歳
これ以上何を望むん
だってところだろ
この国じゃ
しばらく戦は
無いだろうと
言われてる
そうなれば
グリフィス
だって
これ以上
武功の立て
様がない
出世の
チャンスも
少なくなる
それにいくら
大将軍といっても
所詮は軍人さ
それ以上の
ものでは
ありえない
切り札か
必要なんだ
何か...
最後の一押し
をする...
.....
わかん
ない?
......
グリフィスは今や
天下の白鳳将軍
救国の英雄た
お姫様さ
シャルロット姫を
いただいちまうのが
グリフィスにとって
野望をかなえる
一番の近道
.....偶然にも
シャルロット様につぐ
第二王位継承権者の
ユリウス将軍と...
決して
シャルロット様
と並べたって
見劣りしたりは
しない
そして
唯一つの
方法だ
その息子で姫の
婿候補といわれていた
アドニス様は
何者かの手によって
今は亡き者だし...
しかも宮廷内でも
厳格で名高い王妃様と
守旧派で知られる
大臣達は
グリフィス暗殺未遂
事件があったその夜に
全員謎の焼死を
遂げている
...ガッツ
お前.....
おかげで技力又!?
戦功叙勲式も
のびのびに
なったきりだ...
......?
いや...
ま
いっか!
ガッツ...
このことは
みんなには
ロ外しないで
くれ
あいつらを
信用しない
わけじゃない
鷹の団は
運命共同体
だからな
だがあいつらには
オレの薄汚い部分は
あまり見せだくない..
あいつらには
昇っていく感覚
だけでいい...
がさつなお前には
つき合ってもらうせ
とことん
とにかく
これで
グリフィスの
目的を果たすのに
邪魔な連中はいなく
なったってわけだ
あのお姫様...
ありゃグリフィス
に惚れてる
まあ
グリフィスが
そう仕向けたん
だろうけど...
とにかく
このチャンスを
あいつが見逃す
はずない
キャスカにとって
グリフィスは特別な存在だ。
惚れた相手ってだけでなく
どうしようもない現実から
彼女を連れ出して
生きる術を与えて
くれた
だから
キャスカは
グリフィスに
恋心以上に!!
崇拝に近い
感情を持ってる
だけどたとえどんなに
尽くしても決して一緒に
なれない男を思い続ける
のが...
女にとって幸せなんて
ことがあるのかね?
しかも男の横には
その男の夢をかなえる
のに欠かすことの
できない女がいるんだ
自分では絶対与える
ことのできない
男が一番望んでいる
ものをその女は与えて
やることができる...
惚れた
相手なら
抱かれたいと
思うのか
普通だろ?
......
どう思って
とっ!!んだ?キャスカのこと
のこと
たまんねー
と思うぜ
そういうの
...お前
あいつは
いい女さ
抱きたいとか
...
思ったこと
ないの?
オレは......
そこら辺の着飾る
ことしか能のねえ
貴族の娘ども
なんかより
よっぽど上等だ
戦場で背中を
まかせられる
女なんて
そうは
いない
でも..
あいつは
オレにとって
女という
より...
戦友なんだ
だから...
......
.....違う.....
...いや
だから...
今は
あいつが
見つめて
いるのは
グリフィス
だから
今のオレ
じゃ...
だめなんだ
......
そっか.....
お前なら
結構脈あると
見てたん
だけどなー
今は..
自分のことで
手ェいっぱいだよ
もう
この辺でいい
あ!
お前ら...
ひどいよ
ガッツーー!!
どうしてさ!!
黙って行っ
ちゃう
なんてー!!
鷹の団
やんなっ
ちゃったの!?
リッケルト
旅立ちの朝(1
ネ立ちの朝に
......
出て...
行くのか?
...ああ
鷹の団
を.....
抜ける
つもり
なのか?
......
すまねえ
すまないじゃ
わかんないよォ
!?
ちゃんと
説明して
よ!!
やめとけ
リッケルト
鷹の団は
ガッツに
とっても
家族同然の
はずじゃ
ないか!?
それを捨てて
行っちゃうほどの
理由って何さ!?
大の男が決めた
ことだ
黙って行かせて
やろ
だけど
だけど
さァ...
み...!
みんなだって
困るだろ!?
ガッツは
切り込み隊の
隊長.....
鷹の団の要
なんだ!!
ケッ!
こいつが
入る前だって
オレ達ゃ
無敵だった
ぜ!!
こいつ一人の
せいで鷹の団が
強くなったワケ
じゃねえ!!
オウ!
この際だから
言っといて
やる!
欠かせない
存在だよ!!
でもォ
~~~
おだま
りゃっ!!
オレはてめえが
でえっきれえ
だったぜ
正直戦場で
てめえの背中にボーガンの
狙いを定めたのは
一度や二度じゃねえ...
最初っ
からな
そのゆとりの
ねえ.....!!
へ...
どうして
こうも
てめえが
ムカつく
のか
...
今ようやく
わかったぜ
...
その面だよ
張りつめた
しかめっ面が
どうしよう
もなく
イラつかせ
やがるんだ!!
自分一人が深刻な
悩みでも抱えて
るって面だぜ!!
てめえ
だけが人には
わからねえ
ご大層な苦難の
道を歩いてる
自分
だけが
特別なんで
すってな!!
思い上がって
んじゃねえ!!!
......オレは
認めねえぞ
てめえは
特別なんか
じゃねえ
てめえは..
グリフィスには
なれねえ
!
......
ルセルク8
今度どこかの
戦場で会う
ことがあったら
せいぜい
背中に
気をつける
んだな!
......
世話に
なったな
これでもう
てめえは
鷹の団の一員
じゃなくなるっ
てわけだ...
......
ガッツ...
キャスカは
グリフィスとは
一緒になれない
たぶん...
あいつ
誘ってみちゃ
どうだ?
抱きたい
とか
思ったこと
ないの?
......!
...
グリフィス
あの時
言ったはずだ
お前は
オレのもの
だとな
オレは
これで
お前を..
勝ちとった
お前の戦場も
お前の死も
すべて
オレのものだ
オレの手の中から
出ていきたいと
言うのなら
あの時と同じ...
剣で自分を
もぎとって
行け
グリ
フィス
...!!
......
ベルセルクe
...笑って
じゃあなって
わけには..
いかねえ
のか?
!
本気
らしいな
ま...
待って
よ...!!
二人とも
本気なの!?
仲間同志で
斬り合う
つもり!?
...!
グリフィスも
引きとめる
なら話し合い
で.....!
どいてろ
キャスカ
.....!
...何言ってるんだ!?
真剣なんかでやり合ったら、
二人ともただじゃ...!!!
邪魔すんじゃ
ねえ
やるしかないな
こうなっちまっ
たら...
ケケ...
ざまァねえや
!
ピ...
ピピン!?
何するの
放し...!!
......?
みんな
どうしたんだ!?
斬り合い
だぞ!?
とめな
きゃ...!!
お上品な正規軍の生活で
忘れちまったのか?
刹で取られたら剣で取り返す
それが傭兵の
......
オレ達の
鉄則だろ?
二人の問題だ
オレ達が
口を
はさむ
ことじゃ
ない
でも...
剣も
無しで
あの二人を
どうやって
とめろって
んだよ?
こんなのは
ミッドランドに
くる前には
しょっちゅう
やってたこと
じゃないか
だけど
変わったな
キャスカも
備兵には傭兵の
筋の通し方がある
それがわからない
お前じゃないだろ?
だけ
ど...!!
以前のキャズカな。仲間がキスってことが
あっても意に介しはしながった
たとえ自分の命を落とすここどになったとしても
それがグリフィスの意志ならば
ためらいはしなかったろう
こいつ
気づいて
いるのか?
自分が変わり
はじめている
ことに...
...いや
だが...
キャスカにとって
グリフィスの言動は
預言にも等しかったの
だから
それは今でも
同じかも
知れない..
...まるで敵でも
見る様な目だな
当然か...
お前の寄せてくれた
兵士としての
信頼や期待...
全部ほっほり出して
行っちまおうってん
だから
怨まれたって文句は
言えねえ
決して人の夢に
すがったりはしない:
誰にも強いられることなく
自分の生きる理由は
自らが定め進んでいく者...
だがよ...
それでも
たとえ
お前に憎まれても
裏切り者扱いされようと
だからよ
そしてその夢を
踏みにじる者が
あれは全身全霊を
かけて立ちむかう...
たとえそれが
この私自身で
あったとしても;
だから
オレ...
ケッ!
私にとって友とは
そんな.....
〝対等の者〟だと
思っています
腕の
本でも切り
落とされりゃ
目が覚める
いあだあのカの
バカも
そううまく
いくかな?
この3年間ガッツは
切り込み隊隊長として
戦場では常に自ら
先陣をきってきた
鷹の団の中でも
一番危険に身を
さらしてきたはず...
グリフィスは確かに剣技に
関しては天才だが...
ガッツの剣は
常に生死の境で
鍛え上げた
言わば
修羅の剣!!
...やはり
グリフィスの表情に
いつもの余裕が無い...
二人の
力は
拮抗して
いる!!
旅立ちの朝(己)
旅立ちの朝
.....不思議
だな
妙に落ちついた
気分だぜ...
相手はあの
グリフィス:
余裕なんぞ
かませるわけ
ねえのに...
3年前の
あの日も
こんなの
だった
よな.....
斬り合いで
始まり
斬り合いで
終わる.....
オレにして
みりゃ上出来だ
生半可な
別れ方よりも...
それも
いい...
お前にとって
オレは...
血を流す
ぐらいの価値は
まだあるって
ことだもんな
......
この3年間で
あいつは強く
なった!!
...ガッツは
強い!!
計り知れない
ほどに......!!
......だけど
グリフィス
なら!!
それでも
グリフィス
なら.....
.....そう
きっと
あいつを
とめられる!!
そして
何もかもまた
今までどおり
に.....
.....
...私は
居てほしいと..
望んで
いる.....?
あいつに
居てほしいと
望んでいる?
...
...いつもの様な
ムキ出しの闘志が
感じられない
静かな目をしている
.....だが
それでいて隙が無い
迷いの無い目だ
それだけ
決意が固いと
いうことか...
行きたいのか!?
そんなに...
.....だめだ
オレの手の中
から出て行きたい
のか!?
だめだ!!
許さない!!
行かせない!!
...だが
どうする
!?
ガッツの
力も
スピードも
以前とは
比べ物に
ならない
...勝機は
最初の
一撃
やつの剣を
受けきる自信は
今のオレには
無い...
できたとしても
せいぜい
二・三撃が限度
それ以上は剣が
もたない
しかも
足場は
この雪
動きが封じら
れるとなれば
こちらが不利
やつが剣を
振り下ろす瞬間
スピード
タイミングともに
一分の狂いも
許されない...
手加減のきかない
必殺の一刀
やつの剣を
撃ち落とし...
そのまま
やつの
肩口に一刀を
叩き込む!!
今のやつに
勝つには
この技しか無い
だが......
成功すれば
ガッツでも
ただでは......
.....いや
もし剣の接触する
瞬間やつの剣圧で
オレの剣の軌道が
わずかでもぶれた
なら...
本当に
殺してしまう
ことも......
......?
それでも
手に入らない
のなら
それでも...!
ピクッ
かまわない!!
!
あの間合いを一気に...!?
すげ
え...!!
よし
!
撃ち落とし
.....!?
...
...
...
グリフィス!!
じゃあな...
グリフィス
......
...カ
ガッツ
行っちゃったよォ
カッツ...
振り返りも
しないでさァ
ま...
まぐれだ...
まぐれに
決まっ
てる
......?
ちくしょう!
オレは
認めねえ
ぞ!!
......
お前の
行きたいところは
もっと遙か...
遠いんだろ
大丈夫...
そして
歩き出すさ
道端で
石コロに
つまずいた様な
ものさ
つまらない...
小さなこと
だよな
だから.....
大丈夫
立てるよ
すぐに......
『旅立ちの朝(3)おわり)
BERSERK-8
STORY&ART
KENTAROUMIURA
STAFF
TAKASHIUCHIDA
SATORU.OHTUKA
YOSHIMARISAWADA
EDITOR
AKIRASHIMADA
HIROKOKIKATOU
●初出一覧
ドルドレイ攻略戦3...
...●ヤングアニマル(1933年4月
...●ヤングアニマル(1994年)号)
ドルドレイ攻略戦後6...
...●ヤングアニマル(1994年3号)
別れた...
...あやングアニマル(1984年4号)
栄光の瞬間........
...あやングアニマル(30年5号)
炎の墓標O...
...●ヤングアニマル(194年5月
炎の墓景2...
...●ヤングアニマル(1994年7号)
ある雪の夜に...
いいのか...これからの
旅立ちの朝○...
......●ドングアニマル(394年9月
旅立ちの朝2...
...●ヤングアニマル(1944年)の今月
旅立ちの朝3:...
YOUNG.ANIMALCOMICS
デジタル版
ベルセルクロ
著者
発行者発行所発行日
三浦様太郎さんは、あんまり高い方では出来ないので楽しみました。
原弘文
2016年6月1日
●本書の一部または全部を無断で複写、複製、転載、上演、放送などをする
ことは、著作権法上での例外を除いいて禁じられています。
●この作品はフイクションです。実在の人物・団体・事件などとは、いっさい
無関係です。