ドルセル

ＲＦＲＳＦ

Ｗｉｎｄｏｗｓ．ｃｏｍｉｔｓＴｕｂｉｏｎＣａｃｈ

２０１８年１２月１８日（月）日（日）のＡＮＭＡＬＣＯＭＣＳ

月日

第１２

ＹＯＵＮＧＡＮＨＡＬＣＤＭＳ

ＨＡＫＵＳＥＮＳＨＡ

ＹＯＵＮＧＡＮＨＡＬＣＯＭＣＳ

ベルセルク＠

三浦建太郎

ァｖルセルと

ＣＯＮＴＥＮＴＳ

髑髏の騎士．．．

堕ちた鷹．．．

夢の終焉．．．．．．

果てしなき夜の始まり．．．．．．２７

闘技会．．．．．．

闘者．．．．．．．．

戦友．．．．．．．

告白．．．．．．．

逃亡者たち．．．．．．．．．．．．．

．．．．．．．．

．．．．．．いい．．．．！！５

．．．．．．．．

傷に．．．

．．．．．．．．

ＹＯＵＮＧ．ＡＮＭＡＬＣＤＭＣＳ

この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件

このｉＰｈｏｎメインションしていなどにはいっさい関係ありません。

．．．．．．２１５

どくろ

髑髏の騎士

マルナシルと

！！

．．．．．．

一人．．．

そういや

久しぶりだな

こうして

一人で

野宿するのは

チッ！

何ビクつい

てんだよ

オレは．．．

．．．．．．．．

考えてみりゃ

この３年間

ほんとの意味で

一人になったこと

なんて一度も

無かったんだ

忘れていた

夜がこんなに

広く

深かったって

ことを．．．

忘れていた

傍らに剣が

無いとどうにも

不安で落ち着か

ないこの感覚：

あの頃は

こんな夜から

抜け出せるとも

．．．

抜け出そうと

考えることすら

無かった

．．．もしかして

オレは

また．．．．．

二度と手に

入らない

かけがえの

無いものを

ほんとうは

オレは．．．

暖かいと

感じられれば

手に入るか

どうか．．．．．．

それで

よかったんじゃ

ないのか？

あるか無いかすら

わからない

あやふやな未来のために、

オレはかけがえの無い

今を手放そうとして

るんじゃ．．．

自分から

捨てちまおうと

してるんじゃ

ないのか？

御大層な夢なんて

ものを掲げ無く

たって．．．

人は生きて

いける．．．

そもそも

こんなことを

思いついた

のも

グリフィスの

あの言葉を

聞いちまった

からだ

でなきゃ

こんなこと．．．

これで．．

結局

オレは

自分の意志で

歩き出したと

言えるのか？

てめえ

は．．．．．

グリフィス

には

なれねえ

もう

今じゃない

過去なんだ

まさか

．．．！？

何だ．．．．．

．．．．．．

獣か！？

今の殺気

は！？

覚えが

ある！！

これは．．

いや．．．

この

まとわりつく様な殺気は．．．

殺気は．．．

こうも

簡単に

．．．！？

動けない

．．．．．．？

後ろを

とられた．．．！？

反応も

できな

かった！！

動けば

その時

が．．．

殺られる！！

！！

バカな

．．．！？

確かに

真後ろに

いたはずだ！！

今まで一度も

敵の殺気を読み

違えたことはねえ！！

確かにオレに剣を

振り下ろそうと

．．．！？

ゾッドか！？

いや

違う．．．

しかし

これは．．．

奇妙な

現実離れ

した

この感覚

は．．．！！

やはり

歯車は

回り始め

たか

歯車！？

何のこと

だ！？

跪く者

よ

腕く者？

心するが

よい

これより

一年の後

蝕の烈！！

害様と言様の友ら！！

今は見えざる

内乗き肉の者ども！！

そしてそのまたらん

貴様の半身が

彼の地に集う時！！

貴様の上に

人の身では決して

贖い切れぬ狂気の豪雨

死の嵐が吹き荒れる

てあろう！！

誰だ！？

だが心するのだ

欲く君よ！！

高様は軀より生まれ

出てて泥の中で死より、

始まりし者！！

誰よりも死に近く

それはえ死より

逃れる術に

長けている！！

腕き桃み

足掻く！！

それこそが

死と対峙する者の

唯一の剣！！

何もんだ

てめえ！？

絶望の

淵で．．．

折れた剣を

手に立ち

上がる者

のみが．．．

ゆめゆめ忘れぬこだ！！

ことだ！！

あるいは

なぜ

オレのこと

を．．．．．．！？

ま

待て．．．！！

．．．．．．

幻か．．．！？

．．．．．いや

髑髏の

騎士．．．

雪が

溶けちゃう．．．

お風邪を

召します

早く床に

お入り

下さいまし

姫様

姫様元気

ないわねェ

ええ．．．

あなた達も

あ！？今日はもう下がっていっ

いがっていいわ

いわ

ユリウス様

アドニス様につづいて

王妃様までお亡く

なりになられたのよ

肉親をたて

つづけに３人も

亡くせば

暗くもなるわよ

そりゃ

そうよ

だけどユリウス様

アドニス様は

ともかく．．．

姫様あんなに

王妃様のこと

お嫌いに．．．

バカねェ

．．．。だからなおさらって

こともあるのよ

仮にも親子だったんですもの

ドキン

？

え．．．

えっ！？

どうかなさい

ましたか？

ななな

何でもないわ

行って

行って！！

グリフィス様！？

いいったいどう

なさったのです！？

雨の中．．．

こんな夜更け

に．．．ここで？

．．．．．

こんばんは

シャルロット様

殿方が一人こんな時間に

後宮に入り込んだと

知れれば大変な

騒ぎになり

ますわ！！

誰かに見つかり

でもしたら．．．．．．！！

ですからよろし

ければ姫様のいる．．．

お部屋に上げていた

だけませんか？

今誰かに

見られでもしたら

姫様の名誉にも

キスがつきます．．．

失礼

．．．．．

それにここは

なかなか

バランスをとる

のがむずかしい

すみません

ええ

そうですね

どうぞ．．．

御婦人の

寝室を

こんなに

濡らして

しまって．．．

こんな時刻に

お伺いした

非礼を

．．．．．．

グリフィス様が

ご出立なされてから

私ずっと

ずっと．．．

怖くて．．．

戦場から

いつ訃報が

届くのでは

ないかと．．．

何度も悪夢に

息がつまって．．．

お会いした

かった．．．

あの日から．．．

半年前

出兵の朝に

お別れした時

からずっと．．．

恐ろしいことや

悲しいこと

ばかり

ありました

私ずっと

一人で．．．

戦場から無事に

お戻りになられてからは

ことが．．．

今度は祝賀会で

あんな恐ろしい

気を失い．．．

目をさますと

今度はお義母様が．．．

私とうとうあの人と

目を合わせることも

できなかった．．．！！！

しょうとさえしなかった！！！

どうしてもっと早く！！

会いにきて下さらな

かったのです！？

どうして

．．．．．．

なき夜の始まり

．．．ん

．．．！

ベルセルクＧ

いい

いや．．．

怖いですか？

恐ろしいことも

悲しいことも

．．．

火にくべて

しまえばいい

よく

降るね

お前達

グリフィスしていっ

見なかった

まぐれたら

なあ

そーだっあ？

さあ．．．

今日はあれから

見かけないけど．．．

．．．．．．

チュ．．．

そう信じてるん

だろ？

．．．

じゃあな

！！

アッ

ん．．

．．．．．．！

．．．

グリフィス様．．．！？

グリフィ

チャム

．．．．．．？

た

．．．．．．

どうしよう！！

．．．．．．？

．．．

それはそういえば、

．．．

いや、そういうわけでも

これは．．．

誰かと思えば

次期白鳳将軍閣下

ではありませんか

？

白い服とも

あろうお方が

この様な

時刻

後宮から

忍んで出て

参られるとは

いったい．．．

詳しくは

後ほどゆっくり

とお聞かせ

願いましょう

．．．そうか

剣は．．．

事と次第に

よっては

ミッドランド

王家に対する

反逆罪という

こともありうる

．．．

引っ立てい！！

．．．．．．

なにぶん新入りの

女官の申す事です！

暗がりの

中ゆえ

見まちごう

ことも

ありましょう．．．！

お．．．

お待ち下さい

陛下．．．！！

黙っておれ！！

そのような

ご見幕では

姫様とて．．．

お父様

い．．．

いったい

どうなさっ

たのです？

この様な

時間に．．．

たとえ

お父様とはいえ

年頃の娘の部屋に

断りも無くいきなり

押し入るなんて

非常識

です！

出て行って

下さい！

．．．

お父様

？

！

だ．．．

だめ！！

シャルロット．．．

『果てしなき夜の始まりおわり

隆ちた鷹

．．．．．グリフィス．．．

余はおまえに

武人として

いずれは

ミッドランドの

片翼を担ってくれる

大器であると大いに

期待をよせていた

あの時おまえに

かけた言葉．．．

偽りではないぞ

．．．．．．？

盗賊まがいの集団と

おまえ達を誘る輩も

少なくなかったが

余はそうは

思わなかった

鷹の団が

戦場で武勲を

上げる度に

その確信は

高まった

余はかねてより

騎士の騎士たる価値は

その血筋や地位では

無く

その者個人の

才覚行動にこそ

重きを置くべきだと

考えていた

．．．だが！！

やはり

盗人は

盗人．．．！！

下賤の血は

贖えぬ

か．．．！？

．．．．．．

あれは

愚かな

娘だ．．．

一国の王女とも

あろう者が．．．

まるで

どこぞの

町娘の様な

軽率な

ふるまい．．．

あまりにも

浅はか

すぎる．．．

自分の立場と

いうものが．．．．．．

王家の血を継ぐという

事の重大さが．．．

あの娘にはまるで

わかっておらぬ：

そんな．．．！

愚かで

浅はかな

娘でも．．．！

．．．．．だが

それでも．．

余にとっては

すべて．．．！！

この

身と．．．．．

この国でさえ

引き替えても

惜しくはない！！

生ける

すべてだ

この世界に

何の価値が

あろう！？

戦乱は

打ち続き

民草の命など

虫けら同然に

奪われて

いく！！

何十年と戦い続け

何方という屍の上に

やっとの思いで

平和な時代を

築いたとしても

それは一瞬のこと！！

その裏では

常に戦という名の

怪物が新たな

血を求めて

胎動を始めている！！

その怪物の前では

一国の王の

意志など無力！！

．．．．．．？

．．．．．その中で

血ぬられ

無意味な

この世界の中で

．．．だが

それでも

私には王を

やめることは

できぬ．．．！！

二人の人間の

知恵など

児戯にも

等しい！！

やめる

わけには

いかぬのだ！！

ただ一つ

光明を

見出すものが

あるの

ならば．．．

それは．．．

温もり．．．

．．．．．．

温もりだけが

この世界から

私を包み

守ってくれる

ああ．．．

哀れな

シャルロット

よ

１７年間手しおに

かけた．．．．．．

まだ汚れも知らぬ

その身を．．．

事もあろうに

この様な下賤の者との

戯れに捧げてしまう

とは．．．

貴様はその温もり

を与えてくれる

ただ一輪の花を

蕾のままに

無碍にむしり取った！！

許せん！！！

それならば

．．．．．．

それならば

いっそ．．．

いっそ．．．

私が．．

抱きたいの

ですか？

シャルロット様

を．．．！

いや．．．

あなたが．．

抱いてほしい

のでは？

な．．．何を貴様．．．！！

シャルロット様も！？歳

今までにミッドランドに

とって有益な婚礼の

申し入れは幾度も

あったはず．．．

おかしい

と思って

いました．．．

むしろ

政略結婚は

戦国の世の常．．．

だがあなたは

彼女を手放そう

とはしなかった

かつては尊厳王と列強各国に

その名を書かせた

大ミッドランドの

王座を統べる者が

実は

１７歳の愛娘にしか

その心の拠り所を

見出すことのできない

一人の．．．孤独でみじめな

老人にすぎないとは．．．

あなたは怪物の

思うに身を

任せることで

生き長らえて

きた

だが怪物を

乗りこなそうとは

決してしなかった

王座という

剣を生まれ

なからに手に

していながら

それは

あなたにとって

重荷以外の

何ものでも

なかった

．．．さ

貴様．．．

あなたは

ただ失敗しな

かったに

すぎない

つまらない

ね．．．．．

黙れ！！

黙れ！！

黙らぬ

かあァ！！

貴様に何が

わかるか

！？

貴様の様な

痴れ者に

王たる事の

．．．．．．！！

国を！！

歴史を！！

民の命を

背負うと

いう事の

重さの

何が

わかるかあ！？

ああ．．．

．．．．．．

．．．フン

まあよい．．．

その目が

いつまでも

続く

かな？

拷問

官！

え～い．．．

ヒ！

ヒ・

へへ～～

この男を

その方の好きに

するがよい

よ．．

よろしいん

で．．．？

ただし殺す

ことは

許さぬ！

ミッドランド

王家に仇なす

大罪人だ

少なくとも

一年は生かし

続けるのだ！

よいか！！

うへー

うへへーこの件に

関して

一切の

他言を

禁ずる！！

ウヒ．．．

この者は

国王の司法権

をもって

ミッドランド

王家に対する

反逆罪として

余自らが

処断を下す！！

己が犯した

罪の重さを

生きながら

とくと思い

知らせるのだ

．．．．．．娘の

シャルロットの

名誉だけは

なんとしても

守らねばならぬ．．．

は．．．

もしもこの件に関して

他者から

わずかなりとも

余の耳に入ることが

あれば

その方等の

一族郎党

一人の例外無く

斬首刑に処す

貴様は若い

夢や野心に

身を焦がすことも

あったのだろう

分さえ弁えて

おれば

それらを手にする

ことも

あるいはできたの

やも知れぬ

惜しいのう

戦場の

白い腰とも

あろう者が

．．．いや

それがゆえ

若さなのか．．．

まさかこの様な

つまらぬ事で

その身を滅ぼす

はめになろうとは．．．

これで

終わりだ

貴様の

夢も

野心も

鷹は

地に堕ちた

すべて

二度と

飛び立つ

ことは無い

シャルロット

は？

余が良いと

言うまで

この部屋に

何人たりとも

近づくことは

許さぬ

これからは

後宮の警護の兵も

今までの

３倍にせよ

さきほどまで

泣き続けて

いらっしゃいましたが

医師が薬を与え

今し方お休みに

なられました

．．．

シャルロット．．．

．．．

年々

．．．あの男が

触れたというのが

これの唇に．．．

母親の

面影が

濃くなって

きおる．．．

．．．．．

．．．この体に．．．

あの男の

舌が．．．指が

触れたと

いうのか！？

．．．

！！ア・

．．．そう

．．．つまらない

つまらないな．．

こんなの．．

『堕ちた鷹。おわり』

ハッハウハウ

夢の終焉

．．．．．！！

ま．．．

待て．．．

シャ．．．

シャルロット

私は．．．．．！！

プログア

私は．．．

．．．は

はあぁぁ、

！

はぁう．．．

・！

ひ．．

ん！

「この森メール」と

じゃあ！！

あ．．

あ．．．

ヒッッ！！

．．．．．．！！

助けて．．．

助けて．．．！！

グリフィス様．．．

あぶ．．．

おのれ

．．．．．．！

ボクンス・

あのれぇ

いったい

何だろうね？

グリフ

ィス．．．

急にこんな

所に召集

かけて．．．

軍事

教練

だろ？

ドルセルク

バーカ！

あんなことで

落ちこむ様な玉かよ

グリフィスがよ！

遊びだぜ遊び！

だけど．．．

でも何の

装備もして

ないよ？

んじゃ野駆け

でもやろうっ

てんだろ？

．．．昨日も

とうとう

兵舎には

帰って来な

かったし．．．

やっぱりショックだったの

だったの

かなァ．．．

クリフィス．．．

だけどたけど

って．．．

いちいち

うるせーん

だよ

おめーは！！

いいか！？

あんなバカが

抜け

ようが

くたばちゃ

ろうが

んな

ことで

グリフィス

か．．．．．．！

．．．．．．

コルカス．．．

ガッツ

隊長ォ．．．

．．．

．．．それにしても

遅いな

グリフィス．．．

．．．．．．？

どしたの

ピピン？

全員

伏せろォ！！！

！？

げ！！

ピピンが

叫んだ！？

な．．．

何だ！？

敵！？

うわっ

！

お

おい！

あれ．．．！

わかってるわけではないから

ぐ．．．

軍勢！？

チューダーが

国境越えて

進攻して

来たのか

．．．！？

ち．．．

違うよ

あれは．．．

．．．．．．？

ミッドランド

ミッド

ランドの

軍隊だよ

．．．！？

ちく

しょう

こんな

んで

．．．！！

いったい

どうなってん

だ．．．．．！？

こんな所で

くたばって

たまるかよ！！

隊列を

組めェ

！！

バラ

バラに

逃げたら．．．

全滅する

ぞ！！

全軍

くさび形

陣形をし

とれ！！

どう

して！？

！

どうして

姉さん

危ねえ！！

一点突破で

脱出する！！

グリフィス

．．．

ヒ．．．ヒヒヒ

す

すげェな

おめ．．．

オ

オラ感動

しただァ

アレ

これだけ

責められて

声一つ立て

ねェなんて

さ

オオカラ

初めてだ

さすが

鷹の団の

団長さまた

お．．．おめみてな

きれいで立派な方

好きにしていいなんてよ．．．

お．．．王様もいきだァなァ．．

．．．

．．．ん？

おおっ？

これいいっ！面白しっ！

面白れっ！

オラにくれろ？

ヒッ！

はああ．．．

もったい

ねェ．．．．．

落としちまっ

たぞ．．．

．．．．．．

［夢の終焉・おわり］

闘技会

なのですから、

わかっちゃあああっ

かりん

体験的には

今日は自由自由なんだから

．．．

！？

おー

勇壮じゃのう

はい

我が武闘大会も

年々諸国に

知れ渡るにつれ

ホホォ

なかなかの

強者どもが

集まる様に

なりおったわい

御館様

今大会の

目玉の試合が

始まります

そ

おおっ！！

片や

〝爆殺王〟

の異名を

持つ傭兵

ヴァランシャ

先の

１００年戦争において

ミッドランド兵

１３０人を血祭りに

上げたという

狂獣です

片や奇妙な武器と

体術を使い

初出場ながら

破竹の快進撃を

続ける今大会の

ダーク

ホース

異郷より

流れ来た

謎の戦士

シラット

オオオ

うーむ

こいつは

見物じゃのう

．．．ファン．．．

そし

おおっ！！

ヴァランシャが

一方的に

押しまく

っとる！

しかし

総て

紙一重で

かわして

おりますぞ

！

ぬあ

！？

あ．．．

足しィ！？

ぐう．．．

フフン！！

はいはいけなかった

両側面から

同時に斬り

つければ

剣を両断する

ことは

たやすい

ま．．．

まいっ

た．．．

首を斬り

落とすことも

また同様

いさぎよし

この国の剣術は

単調で

幅が狭い

おおっ！！

あのターバン男

やりおったぞ！！

歴史深き我が

格闘術の前では

子供が木切れを

振り回すことと

何ら変わらぬ

うーむしかし．．．

優勝をむさむぎ

異郷の者にもっていか

れるというのも．．．

ちいと

ふがい無い

気もする

のォ．．．

これで今大会

の優勝者は

あやつに

決まった様な

ものですな

どうやら

剣をさびつか

せるだけの

茶番に

すぎぬな

この闘技会

は．．

何者だ

あの男は

．．．．．．？

．．．．．．？

お．．．おい

あんた

あんた次はオレだぜ順番守ってくれ

守ってくれよ

飛び入りなんだ

そう

堅い

こと

言う

なよ

お祭り

なんだ

からさ

．．．ちよとー

なあ

あんた見た

ところ

もっと骨の

あるやつと戦い

たいって口ぶり

だけど

どうだい

一つ手合わせ

してくんねえか？

だからさァ

試してみりゃ

いいじゃん

なあ

なあと

言われ

ましても．．．

貴様が

強いという

のか？

御館様

うーむ

今の男

よりも

．．．

オレは

構わぬが

主催者が

何と言う

かな？

話せる

じゃん

よし

許す！

面白い

余興じゃ

やってみる

がよい

まあ

よかろう

だが

余興とはいえ

自らこの場に

立った

のだ！

それなりの

覚悟はして

もらう

構えろ！！

いいぜ

いつでも

バカな

構えぬと

いうのか？

貴様の勝機は

そのバカでかい

剣で間合いを保ち

オレを懐に

入れないことだ

もっとも貴様らの

剣術では私の

体捌きは捕らえ

切れまいがな

幅が狭いとか何とか

言ってるわりには

常識的じゃ

ねえか

こまかいこと

言うなよ

お祭り

なんだからさ

よかろう

血を見ぬ

祭りというのも

たいくつな

ものだから

な．．．．．．

速いな

おおっ！！

さっきと

逆じゃあ！！

う．．

両手は

封じた！！

ああっ！

っ！！

やっぱり

だめか！？

あっはああ

大道芸でも

喰ってける

ぜ

おまえ

ほっほう！！

やり

おった

あの男！！

ちまっと

あんた．．．

おーい

そこの者！

いやァ

おみごと

おみごと！

どうじゃお主

このわしに

仕えてみる気は

無いか？

給料はず

むぞ？

．．．．．．

悪いけど

興味ねえな

近々我が領内において

大かかりな盗賊狩りが

あるでな

この

大会は

そのための

兵を募る

ものでも

あるのだよ

オレは

強そうなやつと

手合わせ

してみたい

だけなんでね

«修業のため旅をして

いる騎士のこと。

ほう

お主遊歴＂

の身か？

ん

まあ

そんな

とこか．．．

それならば

安心せい！！

その賊どもの

女首領という

のが何でも

大の男が

１０人がかりでも、１つは

かなわぬ

すご腕の剣士

だそう

じゃ！

女なァ！？

お主も耳にはさんた

ことぐらいある

じゃろう？

一年前に都で

反乱を起こした

元傭兵団

彼の

１００年戦争では

すいぶんと

活躍しとった

らしいが．．．

え〜〜と

何と言ったかのォ．．．

！

そ．．．

そう

鷹の団

じゃ！！

た．．．たぁ．．．

んか．．．こか．．．！

おい．．．

今

何てった

え．．．？

鷹の団と

その女首領

キャスカ

じゃよ

会おわり

ヘルセルク

逃亡者たち

へへ．．．

ヒヒヒ．．．

ついに

見つけた

ぞ．．．

鷹の団の

アジトを．．

あんまり

根をつめると

身がもたない

ぞ

ジュドー．．．

気持ちは

わかるけど

おまえは今

実質的に

鷹の団のリーダー

なんだぜ

みんな長い逃亡生活で

疲れきってる

この上おまえまで

倒れたら．．．

わかってる

さっきウインダムに

潜り込ませておいた

連中から連絡が

あった

．．．．．．

グリフィスは

ウインダム城の

中でも最下層の．．．

最も古い地下牢に

監禁されている

らしい

拷問は

一年たった今でも

続いていて．．．

獄中から

聞こえる．．．

悲鳴とも．．．

呻きともつかない

グリフィスらしい

人物の声を

何人かの者か

耳にしている

．．．．．だが

ここ一月の間

それも

とだえて

いるそうだ

．．．？

．．．．．．

みんなの疲労も

ピークに達している

逃亡生活も

そろそろ限界だ

急がないと．．．

信じろ

もっと

仲間を

信用しろ

確かに

おまえを

リーダーに

担ぎ上げた

のはオレ達

だけど．．

総て一人で

しょいこむ

必要は

ないんだぜ？

みんなが

一人一人

自分で

できることを

やるしか

ないんだ

だいたい

少しは

休まないと！

疲れきった

頭じゃ

クリフィス救出の

計画も思う様に

まとまりや

しないぞ！

ジュドー．．．

とに

かく！

喰って

寝ろ！

．．．．．．

．．．そうだな

ありがとう．．

ジュドー

．．．．．．？

どう？

キャスカ

少し

休むって

その方が

いいよ

最近キャスカ

全然寝てない

もん

実際キャスカは

良くやってるよ

一年前あいつが

とっさにオレ達の

指揮を執らなかったら

鷹の団はあの狩り場で

全滅してたかも

しれない

へへ．．．

生き延びる

ねェ．．．

生き延びた

からって

何だっつーん

だよ

ただ

死にたく

ねえから

逃げ回ってるだけじゃ

ねえかオレたちゃよ

そーだねェ．．．．．．

その後だってキャスカが

団長代理を

やってくれ

なきゃ

今日までみんな

生き延びて

これたかどうか．．．

たとえ無事に

生き延びて

どこかの国で

一からやり直そうっ

たってよォ．．．

そりゃもう

無理ってもんだ

オレ達が

あそこまで

のし上がるのに

いったい何年

かかったと思う？

うまく行きっこねえ．．．

な何言ってる

のさァ！

だからこうして

みんなでグリフィスを

救い出そうと．．．！

．．．

ほんとは

よォ

だいたい

グリフィスが

いなけりゃ

結局鷹の団なんて

ただの鳥合の衆よ．．．

生きて

るって

保証が

あるの

かよ？

な．．．

何言って

るんだよ！？

なんも力も

終わっちま

ってるんじゃ

ねえのか

．．．．．．？

もう．．．

じゃあなんでコルカス

ここにいるの！？

なんで出て行っ

ちゃった連中と

一緒に行かなかったの！？

．．．．．．

リッケルト．．．

．．．こんな時

あいつが

いてくれた

ら．．．．．

なっとらん

な

ろくな反応も

できんとは

．．．．．．

聞こえ高き

鷹の団

はたして

我が闘術に

ふさわしき獲物か

どうか．．．？

行くぞ！！

ありがとうございまして

！

あああー

ひかう

敵襲ー！！

敵襲ー！！

．．．．．．！

！

敵は森の

北側だ！！

第３第４隊

応戦せよ

！

他は

ケガ人を

馬車に収容・騎乗して

南側の広場へ．．．！！

とっさの

対応と指揮

ぶり．．．

ベルセルク＠

さすがは

噂に高い

鷹の団の首領

おみごと

だがどの様な

戦においても

大将首を上げた

時点で勝敗は

決したも

同然

御覚悟！！

．．．．．．？

剣を帯びた

からには

女といえども

戦士

手加減は

せぬ．．．．．

キミね

！

！！

何だこの

体捌きは！？

キャスカ！！

反撃でき

ない．．．！

勝負あった！

剣を捨て

部下どもに

降伏するよう

命ずるならば

良し

でなければ

このまま

素っ首

斬り落とす

３つ数える

選ぶべし！！

１つ

．．．．．．

２

２つ

３つ．．．

４つ

あわ

．．．．．．？

．．．

大道芸人

相手に

へばっ

てんじゃねえ

ねえ

ピリッと

しろよ

千人長

逃亡者たち

おわり

ガッツ．．．

ガッツ．．．

ガッツ

切り込み隊長

．．．．．．？

ガッツ

隊長．．．？

ガ．．．

ガッツって

．．．．．．．．

ガ．．．

ガッツ

隊長ォ！？

ガッツ．．．．．．！！

．．．．．．

ああ．．．！！！

ガッ．．．！！

アマルチンの

闘者

．．．．．．

．．．ククク

そういう

ことか．．．

貴様があの

百人斬りで

名高い

鷹の団の

切り込み隊長

だったとはな．．．

．．．．．．！？

オラ！

へたりした

こんでる

暇はねえ

で

どうりで

手強いはず．．．

こいつ

少々っす

わけあり

なんだ

ここは任せて

おまえは自分の

仕事しろ

．．．．．．

フ．．．

これも

神の御恵み

闘技会での

恥

この場で

雪がせて

もらう！

はたして

貴様に

この未知の

武具．．．

戦輪を

撃ち破ることが

できるかな

軽業の次は

投げ輪かい

つくづく

大道芸人が

似合ってるぜ

あんた

チャクラム

だと．．．．．！？

あなどるな

．．．．．ただの

投げ輪では

ない

剣士に

しとくには

惜しい

これは．．．

いかん

ガッツ

それは．．．！！

一度

この指より

飛び立てば

そのまま

貴様の

頭上に

頂く

天使の輪と

なろう！！

何の

つもり

だ？

フ．．．

終わり

なり！！

気を

つけろ！！

チャクラム

は．．．．．！！

軌道を自由に

曲げられるん

だ！！

バカな

．．．！？

見切っちゃ

いねえよ

同時に２つの

戦輪の軌道を

見切ったと

言うのか．．．！？

要は

ハエたたきと

同じだろ

もう２・３コ

あったらちと

やばかった

かもな

こうか？

え～と

．．．

あら

．．．．．．？

よかろう

ならばその２つ３つ

．．．

増やして

みせよう

．．．．．．

ウルミン！！

ウルミンとは

〝雷鳴の意！！

言うことまで

芸人がかって

きたぞ

どこから

出しやがった

何だ

あの武器

は．．．．．．！？

その名の通り

迅雷のごとき威力の

我が闘術

最強の武具！！

とくと

味わえ！！

よく

かわした！

まったく

大した

反射神経

だ！

だがいつまで

逃げ切れるかな！？

ウルミンの刃は１刀に５本

ムチのごとくしなり

カマイタチのごとく斬り裂くんが

そしてすべての刃を

独自に操ることが

できるのだ！！

同時に１０万向より

襲い来る刃を

どうかわす！？

．．．．．．．

．．．．．．

待て

ジュドー！！

あいつの

事は、

いい！！

おまえは

第３

第４隊の

指揮をれし

執れ！！

しかし．．．

急げ！！

．．．．．．

必要ない

あの目を

した時の

ガッツには

助けなど

必要ない！！

まいる！！

マジで

カマイタチ

なみの

切れ味だ！！

あ．．．

．．．あで？

いでェ．．．

．．．

正直

驚いたぞ．．．

このウルミンを

ここまで

かわせる者が

いようとはな

！

だが

いくら逃げ

回ろうとも

貴様も

その男同様

リンゴの

皮さながら

その体を

削ぎ落と

されるのも

時間の問題よ

．．．ファン．．．

．．．．．．何の

つもりだ

逃げ

切れぬと

悟り

開き直った

か？

この

間合いで！！

腰を落とした

その様に

構えて

何ができる！？

剣でウルミンを受ける

ことは不可能！！

貴様ほどの

剣士

ならば

わかり

そうな

ものだ！！

勝負を

捨てたか！？

．．．．．．？

死に逝く皆の

者の目

では

ないな

よかろう！！

貴様の

その挑戦に

応じよう！！

この舞い踊る

１０枚の刃

喰らうなり！！

な．．．！？

風圧

で．．．！？

くっ．．．！

とっさに

得物を

持ち換える

たあ．．．

やるじゃ

ねえか

．．．うぬれえぇぇ

シラット

様！！

．．．．．．

だ．．

駄目

です！

味方は

総崩れです！！

．．．ファックス

．．．．．．ガッツ

とか

言ったな

覚えておくぞ

貴様の名

．．．．．．？

闘者”おわり

．．．．．．

．．．．．．よ

！

ガッツー

ガッ．．．

．．．！！

よう！

リッケルト

生きてたか

チッ

隊長ォ！！？

ガッツ

隊長ォ！！

あ．．．

切り込み隊．．．

おまえら

．．．？？

ぐずぐず

してる暇は

無いぞ！！

敵は

また来る！！

夜のうちに

移動するんだ！！

第１隊は

アジトの周りを

固めろ！！！

第２第３隊は

焼け残った武器と

食糧を運び出せ！！

他は全員

逃げ出した馬を

かき集めろ！！

急げ！！

キャスカ．．．

話は後だ

あいつの

言う通り

今は急いだ

方がいい

．．．クリ

１年前

おまえが

出て行った

次の日の

話さ

フィスが

．．．信じ

らんねえ．．．

あの

グリフィス

が．．．．．

どうして．．．

．．．．．．

．．．オレ

思うん

だけど

．．．．．．ガッツが

出て行っ

ちゃった後

クリフィス

すごく

落ちこんで

たよ．．．

グリフィス

はきっと

ガッツとの

ことで．．．

．．．．．．？

．．．．．．

へ．．．．．．栄光の

大ミッドランドの

最強軍団

鷹の団が

一夜

あければ

お尋ね者の

盗賊団

あんまし

できすぎ

てて笑っ

ちまわ

．．．．．．だがよ

自惚れるんじゃ

ねえぞ

グリフィスが

あんなことに

なっちまったのは

てめえのせい

なんかじゃねえ

絶対

ねえ

．．．．．．？

絶対に

な．．．．．

この１年で

仲間は

５分の１

以下に減っち

まった

敵の手に

かかる者

自分から団を

抜ける者．．．

もう軍隊なんて

呼べた代物じゃ

ない

キャスカが

オレたちの

リーターを

やってなか

ったら

だが

それでも

ましな方さ

今ごろ

グリフィスを失った

鷹の団は散り散り

バラバラ．．．

鷹の団自体残っちゃ

いまいよ

．．．．．．

あいつが．．．

それどころか

ほんとなら

１年前のあの日

オレ達

全滅してたと

思うよ

もし．．．

キャスカが

あの時指揮を

暮らなかったら

すごかったんだよ

キャスカ．．．

武器もなしに

１０倍近くの敵に

囲まれて．．．

５か所も矢キズを

負いながら

気も失わずに

最後まで全軍の

指揮を執り続け

たんだよ

．．．．．．

まるで

雨みたいに

矢の降る中

パニック寸前の

みんなを

まとめて

自ら先陣を

きって

包囲網を

突破したんだ

．．．でそれ以来

キャスカをオレ達の

頭にいただくことに

なったのさ

反対する

者は一人も

いなかったよ

あんな

すごいもん

見せつけられ

ちゃな

．．．だが正直あいつには少々酷だと

少々酷だと

思う

しかし今のオレ達

オレ達には

他に選択の余地よ

余地はない

オレ達が

鷹の団か

生き延びる

ためにはな

．．．．．．ま

しけた話

ばかりじゃ

ないぜ

オレ達だって

ただ逃げ回ってた

わけじゃない

今日

ウインダムに

潜り込ませておいた

密偵からグリフィスの

居場所を突き止めたと

報告があった

救出する

近いうちに

この１年

練り込んだ計画を

実行にうつす

．．．．．．

グリフィスを

．．．．．ここに

残った連中は

ボロボロさ

この１年間

さんざん

追い回されて

みんな

心も体も

満身創痍だよ

だがもう

誰一人

ここを

抜けようって

やつは

いない

結局ここに

残った連中は

良くも悪くも

みんな骨の髄まで

鷹の団って

ことさ

誰も

ここに残れと

強要している

わけじゃ

ないんだぜ

勇気だの

意地だのだけじゃ

どうにも割りが

合いやしない

今度のは特にな．．．

グリフィスを

助けるんじゃ

ない

グリフィス無しじゃ

始まらないのさ

鷹の団は

．．．．．．

．．．いい

もんだな

何だか．．．

．．．ファッション

え．．．？

帰って来た所が

変わってないっ

てのは

いいもん

だ．．．

．．．

それは

そうと．．．

おまえの

方は何やって

たんだこの

１年．．．？

．．．鷹の団の事は

周りの

国々にまで

噂広まっ

てる

はずだよ？

どー

ーして

もっと早く

て・

そ．．

そー

だよ！

すまねえな

リッケルト

知らなかっ

たんだ

ほんとに

どうして

さァ？

無人島に

でもいたっ

ていうの？

山に籠もって

こいつを

振ってた

山籠もり．．．

じゃ

ほんとに

陸の孤島．．．

こりゃまた

古いねェ

今時

でもま

おまえらしい

といやおまえ

らしいよ

どうしてそんなにいる

みたいね

・で

見つかった

のか？

例の．．．

だけど

ひとつだけ

わかった．．

だだのバカだただの

．．．！！

．．．．．．正直

まだ

わかんねェ

いや．．．

感じた

どうやら

オレは．．．

？

．．．．．．？

剣を振る以外の

やり方じゃ

何も実感が

持てない．．．

．．．．．．真顔で

そこまで

言えりゃ

上出来

じゃん

何も答えを

出せない

性分らしい

とにかく

この時期にお

おまえか

帰って来る

なんて

オレ達にも

まだつきが

残ってたって

証拠だな

よろしく

頼むぜ

切り込み

隊長

元

切り込み

隊長だろ

コルカ

スゥ～

おりゃ

認めねえぞ

夢だか何だか知らねえが

自分の都合で

出ていったん

だろうが

そいつは

オレ達が一番大変な時に

そいつはここに

いなかったんだ

そんな野郎を

仲間なんて

呼べるかよ

コルカス

そんな．．．

．．．

ま昔のことは

目をつぶるとしても

今のてめえは

正真正銘の

よそ者だ

けじめ

だけはっ

きっちり

つけろよな

．．．ああ

わかってる

．．．そうですか？

隊長ォ！！

いまでまで

小むずか

しい話

してるん

すかもー

早いとこ

こっち来て

一杯やりま

しょうよォ

そういや

ガストン

おまえ

ウインダムで

仕立て屋

を．．．！

おめーら

．．．そうなんス

けどねェ

出戻りってやつでさァ

いやあ

鷹の団が

こんなんなっちまっ

たって聞いたら

いても立っても

いられなくって．．．

まあっしなんざ

足引っぱるだけ

ですがね

隊長だって

そうなんで

しょ？

ちょっと

待ち

その前に

１年前の２０日に

１年前のあの日に負ったキズで

何に？

キャスカの

こと

あいつは

三日三晩

昏睡状態で

生死の境を

さ迷ったん

だよ

その時

あいつは

うなされながら

何度も口に

していた

クリフィスと．．．

おまえの

ことをな

．．．

あいつは

見かけより

かなり

無理してる

昔から何でも

しょいこん

じまうやつ

だったけど

オレ達じゃ

役不足だ

おまえ

何とかしろ

．．．．．．？

？

．．．？？

．．．．．少し

顔貸せ

．．．．．．

戦友。おわり

構えろ

え？

おおいうよ

ちょっと

待てよ

何だっ

てんだ？

１年ぶりに

口きいたと思や

いきなり手合わせ

だと？

．．．ま

おまえ

らしいけど

そりゃ

ねぇんじゃ

ねえか？

お．．．

．．．．．．

今の

一撃．．．

殺気

籠もってたぞ！？

た．．．

タンマ！

ちょっと

待て！

おい！！

．．．本気だ

なめる

な！！

おい

おい！

剣を

抜け！！

いったい

何だってん

だよ？

相変わらず

ムチャクチャな

やったな．．．

訳を

言えよ！

１年ぶりに

顔合わせたっ

てのに

いきなり斬り

つけられたんじゃ

たまんねえぜ！

．．．

．．．なぜ

戻って来たんだ

今頃になって！！

．．．

おまえの

せいだ

せいだ！！

おまえの

おまえが

すべて．．．

壊した

．．．．．．オレの？

．．．そうだ

クリフィスも

．．．オレが

鷹の団も

何もかも！

おまえが

メチャクチャに

した！！

．．．．．．．

何で．．．？

おまえか

出て行った

からだ！！

ちょっと

待て！！

．．．．．．

そんなはず

おまえが

グリフィスの

元を離れたから

ねえだろ

グリフィス

なんだぜ

．．．．．．！？

あいつが

．．．．．．

あのグリフィス

力．．．．．．．

オレが出てった

ぐらいで．．

そんな

はず

ねえ．．．

そんなこと

ぐらいで

だめになっちまう

はずねえだろ

．．．っくっく

どうしよう

もない

バカだな

おまえ

言った

はずだ

！！

あの時！！

大きなものを

手にしようと

する者は！！

クリフィス

は．．．．．！！

強くなら

なければ

ならなかったん

だと．．．．．．！

それだけ

人より多く．．．

何かに耐えて

いるのだと！！

おまえが！！

だけど．．．

グリフィスは

神じゃない

．．．．．．！

理想や

夢だけで

人の心は

埋まらない！！

グリフィスを

弱くした！！

グリフィス

には．．．．．．

グリフィス

は．．．．．．

おまえが

いなきゃ

だめなんだ！！！

バカな．．．

避けられた

はずなのに．．

なぜ．．．？

．．．．．．もう

いい

離せ．．．

血が．．．

他に．．

．．．バカ

どうしようが

あったって

いうんだ．．．

グリフィスと

同じ様に

オレは

やっただけだ．．．

オレは

誰せ．．．！

し．．．止血

しないと血

血が．．．

自分のことを

やっただけだ

他に

どうやりゃ

よかったっ

てんだ？

離せ．．．

わかったから

．．．！！

離せ

バカァ！！

．．．．．．

．．．だけど

．．．．．．フ

もう

フフ．．．

アハハ．．．

．．．わかってる

私には

もう．．．

おまえの

言ってることは

正しいって．．．

ほんとは

わかって

るんだ

耐えられ

ない

．．．．．．

前に

おまえに

言ったよな

私はグリフィスの

隣にいたい．．．

．．．あれは

ほんとじゃ

ない

あれは

あの人の剣に

なりたいって

．．．．．．ああ

覚えてる

私が

こうありたいと

望む私．．．

確かに最初は

純粋にそう

思っていた：

だけどある日

気がついた

んだ

．．．．．自分の

心を

強がり

だ

思い通りに

できたら

どんなに楽だろう

な．．．．．．

グリフィスは

神ではなく．．．

そして私は

女なんだって．．．

私だって

バカじゃない

クリフィスが

ミッドランドの王座を

狙っているのなら

シャルロット様を

娶るのが一番の

早道だってこと．．．

気づいては

いたんだ

．．．．．．そして

グリフィスなら

いつか必ずそれを

実行するだろうって

今回のこと

だって

．．．．．．？

もしかした

ら．．．．．．

．．．それでも

私は耐えられ

ると思った

思って

いたかった

．．．でも

女として

グリフィスに

寄り添え

なくても

剣としてなら

グリフィスの

隣には

もう

とうの昔に

夢を実現

させるために

欠かせないものに

なれるのならば

それでいいと．．．

思っていた

かった

１年前のあの日

はっきりと

わかってしまった

んだ

すき間は

無かったん

だって

私の夢は

．．．

もう

．．．私には

私が鷹の団を守るため

必死にやってきたのは

女にも

なれない

大切な

ものにも

なれない

生きているか

どうかさえ

わからない人の

壊れかけた夢を

これ以上守り

続けるなんて！！

たとえありもしない

希望にでも縋っていないと

自分が消えてしまい

そうだったから．．．

終わって

いたんだって

もう

できない

．．．．．．でも

もういい

私には

もう．．．

．．．．．．．．疲れ

ちゃった．．．

後は

おまえが

やれ．．．

．．．．．．お

そしてもう

あの日、知ってしまった

ことがある

すべてを壊し．．．

私からすべてを

奪ったやつなのに

憎んでいるのに．．．

今でも．．

殺してやりたいと

思っているのに

！

ああ

．．．．．．

．．．．．．

何考えて

んだよ．．．

ったく．．．

いいか！？

てめえは

金輪際崖に

近づくん

じゃねえ！！

．．．そうですか？

いつも．．．

．．．バーカ

２度も

３度も

引きずり

落とされ

たんじゃ

たまんねえ

そ！！

て

ケガしてる

な．．．．．．

いつも

私のせいで

．．．．．．？

いつも

血ィ流してる

な

．．．．．．

おまえ．．．

バーカ．．．

．．．．．．

．．．．．．

バ

ーカ

白、おわり

あの日

私は知って

しまった

そんな自分を

認めたくなかった

グリフィスに

出会ってから

今までの

自分が．．．

今までの思いが

すべてうそに

なってしまい

そうで

自分の生き方に

偽りがない

それだけが

私の誇り

だったから．．．

初めての敗北に

打ちのめされ

跪くグリフィスよりも．．．

振り返りもせず

行ってしまう

あいつの背中から

それが恐くて

私は剣を

振るってきた

届かなかった

グリフィスへの思いに

殉ずるつもりで

目を背けることの

できない自分に

グリフィスが

私にくれた

ものだから

けれ

震えてるな

恐いのか？

．．．

恐い．．．

自分が．．．

変わって

しまうんじゃ

ないかって．．．

おまえと

こうする

ことで

昨日までのこと．．．

必死だった思いが

すべてうそに

なってしまうんじゃ

ないかって．．

今までの

大切なものが

消えて

なくなり

そうで．．．．．

私は．．．

卑怯者

だな

．．．このキズ

１年前の

狩り場での

矢キズか

それだけ

じゃねえ

．．．．．．

小さいの

大きいの

たくさん

残ってる

何だよ？

今さら

隠すこた

ねえだろ

もうなれた．．．

傭兵に

とっちゃ

勲章

みてえな私だって

もんじゃ．．．

ねえか

．．．．．！

．．．私だって

女だ．．．

んなこた

わかってる

よ！

嫉妬深えし

すぐ頭に

血が上るし

手も速ええ！

十分

女らしいぜ

おまえは

骨身に

しみて

んだ

こっちは

．．．

うそや方便で

こんなに

キズこさえるやつなんか

いねえ

．．．わかってるよ

おまえが

どれだけ

マジだった

かなんて

わかってるよ

さっき

留まってたぜ

知ってるか？

戦場の

諺．．．．．

壊れたものや

終わっちまった

ことを見詰めて

ばかりいると

気付かないうちに

肩に死に神が

留まるっての．．．

しのごの

考えるな

．．．

今は

生きてる

ことだけ

感じてりゃ

いい

．．．．．．？

ルセルクに

今の

こいつへの

気持ちが

信じよう

．．．

うそでない

こと

．．．．．．．

ブッ

行くぞ．．．

．．．

ん．．．

ま．．．

待って

お願い

もう少し

もう

少し

やさしく．．．

．．．．．．

はっ

んぅ！

は！

．．．んん

．．．あぁ

！

ふ！

ふ？

はあ．．．

．．．何だ！？

売られたん

だよ

ガンビーノに

てめえは

死ぬべきだっ

たんだよ

．．．．．．

．．．カッツ？

マルチンルと

傷に

てめえは

死ぬべき

だったんだよ

死ぬべき

だったんだよ

．．．

いい

．．．．．．．

．．．ガッツ

どうして

．．．．．．あんな

つもりじゃ

なかった．．

あんな

つもりじゃ

．．．

あんな．．．

殺すつもりじゃ

なかったんだ

ガンビーノ．．．

．．．．．．

．．．殺す？

．．．．．．

大きな影が覆い

かぶさって来たんだ

むりやり．．

手足を押さえ

つけられて

抵抗できな

かった．．．

子供のカ

じゃ

どうする

ことも

できな

かった！！

．．．

クク．．．

．．．だから

殺して

やった

戦死に

見せかけて

．．．．．．

ホーカンで

背中から．．．

あの

ブタ野郎

．．．！

．．．？

ガンビーノが

あなたを

襲ったから．．．

カンビーノは

違う．．．．！！

それで

殺した

．．．？

違う！！

ガンビーノは

殺すつもりは．．．！！

なかった！！

ガンビーノは

死にかけた

赤ん坊のオレを

拾ってくれた

．．．．．？

剣を教えて

くれた

なのに

どうして

．．．！！

ガンビーノ

．．．どう

して

オレを

あんな

ブタ野郎に

売ったり

したんだ

いつも

酒浸り

だった

戦で足を

もがれてから

はいつも．．．

犬に話し

かけてた

シス

シスって．．．

酔っぱら

って

気がついたら

ガンビーノの

喉に

オレの名前は

一度も呼んじゃ

くれなかった．．．

いきなり

斬りかかって

きたんだ

避けようと

思ったの

に．．．？

オレの剣

が．．．．．

剣が．．．

！！

ごめん．．．

死ぬべきだったと

言ってた

父さん．．．

１１年前

母親の髪の下で

おまえは

死ぬべきだったって．．．

ガンビーノ

．．．．．．

．．．

す．．．

すまねえ

．．．．．．

とんでも

ねえこと

しちまったオレ．．．すまねえ

おまえ

初めてだった

のにな．．．

それを

．．．．．

こんな

．．．

．．．．．．．

忘れろっ

たって無理

だよな

こんなことに

なっちまって．．．

消えろっ

てんなら

今すぐ

出てく

．．．．．でなきゃ

このつぐないは

必ず戦で．．

ガッツ．．．

オレは

親を殺し

たんだ

おまえ．．．

そう

この一年

近くは

克服した

つもり

だった

もう．．．

とっくの

昔に

思い出しも

しなかった

のに．．．

どうして

今ごろに

なって．．．

お笑い

ぐさた

こんなに

人を斬った

のに

数えきれない

ほど

人を斬った

のに

何でだ？

何で

これだけが

ガンビーノ

だけが

こんな．．．

．．．．．．

いい

やめとけよ

もう．．．

キズのなめ合いに

なるだけだ

いい

キズの

なめ合いでも

私はもう

全部見せて

しまった

もの．．

．．．何だかこれで

やっと対等になれた

気がする

．．．ファン．．．

おまえは

あんなに

血を流して

くれた

私の弱いところも

おまえに全部

さらけ出して

しまったから．．．

百人斬りのキズ

まだ残っているん

だろ．．．．．．

私がつけた

キズだって

．．．．．．？

ペロ．．

キズの

なめ合い

でも

いいよ

私にも

一つくらい

おまえの

つけた

キズが欲しいよ

私は

変わる．．．

この男の中になら

私の場所が

あるかもしれない

与えられる

だけじゃなく

与えることが

できるかも

しれない．．．

まどろむ

意識の中

オレはなぜか

ガンビーノのくれた

キズ薬を塗っている

子供のころの

自分を思い

出していた

かたわらに

子供には大きすぎる剣が

にぶく光っていた

「傷日おわり」

ＢＥＲＳＥＲＫ９

ＳＴＯＲＹ＆ＡＲＴ

ＫＥＮＴＡＲＯＵＭＩＵＲＡ

ＳＴＡＦＦ

ＴＡＫＡＳＨＩＵＣＨＤＡ

ＳＡＴＯＲＵ．ＯＨＴＵＫＡ

ＹＯＳＨＮＡＲＩＳＡＷＡＤＡ

ＥＤＩＴＯＲ

ＡＫＩＲＡＳＨＩＭＡＤＡ

ＨＩＲＯＫＯＫＡＴＯＵ

●初出一覧

．．．あやングアニマル（９０年）２月

僕の騎士．．．．．．

．．．●ヤングアニマル（１９９４年１０月）

果てしなき夜の始まり．．．！！

．．．●ヤングアニマル（１９８４年１４号）

家もたくさんの家ちたちは．．．

．．．●ヤングアニマル（１９９４年１５号）

夢の終焉．．．

．．．●ヤングアニマル（１９９４年１６号）

勝技会．．．．．．

．．．●ヤングアニマル（１９９４年１７号）

逃亡者たち．．．

．．．．．．●ヤングアニマル（１９９４年）の号）

朗者．．．

．．．いいのセングアニマル（９９４年）が

戦友．．．いい

．．．．．．．．●セングアニマル（ＢＡ４年２０時）

普段．．．

．．．あやングアニマル（３０年２月）

傷つ．．．．．．

．．．●ヤングアニマル（１９８４年２２号）

傷の．．．

ＹＯＵＮＧ．ＡＮＩＭＡＬＣＯＭＩＣＳ

デジタル版

ベルセルク回

著者

発行方所発行日発行

三浦様太郎さんは、あんまり高く高校生会社自長は、２０１６年３月に

２０１６年６月１日

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