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Instructions:
タカキツヨ;
これは、
JuMPCOMCS
ふむ
...
ブラック
★この作品はフィクシヨンです。実在の人物・団体・事件などには、
いっさい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行っています。
...
タカキツヨシ
JuMPCOMOS
あづまっじろう
我妻弌郎
動物に話す能力を持つ。お前の本格として、幼少期より社会に作用を作成される病院と議合したことで、「公開発局」へ入戻。
動物と話す能力を持つ。忍じゃない
助物と話す能力を持つ。念者の未満として、幼少期より
祖父に体術を仕込まれる。
建設と協合したことで、「公
まあまあそんなのかくわかるわけでは
横隠密局』へ入隊。
羅睺
...黒き自星"の異名を
・思念内星の異名を持つ、伝説の物少性。水い時印する気配に
Amazonのから覚悟し、弐郎と出会
う。弐郎を助けるため自ら
うんっ...このうちに勝合の道を選んだ。
だっ
きしもじん
しばらいらすけ
司場涼介
鬼子母神
公儀園番局に所属する行
能な女戦闘員で、司場の部
下。隠密の名家・鬼子は神
家の一人娘。
物ノ怪の監視と排除と行う
物メ径の監視と非常を12日の秘密組織「公儀感策
目の地名和紙一公同野務二課課長。
新部隊、通称「黒の対欠」
を設立
〈物〉怪〉とは、悠久の時を生きる妖
忍びの本音として祖父に育てられた東大式
他は、ある日、黒猫の安をした物ノ性...
と出会う。式町は、走っ手の物ノ性から選ばれる
ということで何を話とすが、そんな彼女から
ただ、単眠は式取り戻るようなものだが、生き
落ちた先生は、運転の力もあります。
だがこの前後、弐郎は〈風魔〉《ルの》
馬京から見子は神一帯に身柄を拘束される。
彼らは、物ノ怪の襲撃で封印を解かれた羅睺
この追跡中だった。親睦と一体化した玉城は、
眠く眠く
医療と依護の名目で、陰密局へ誘われる...。
その後、施設を脱げ出し、祖父への報告に
帰った宝郎は、祖父さかって隠客局の人間、
たまらなら、更なる食物を固める。施設、
そうねー、あくほの父親に知らない、恥ず眠う。
華を授業、式館は運転と敵を受破した!!
一方、司狼は、弐郎と一華を祖父、新女が
陰密部隊、通称一黒の灯火」を立ち上げる!
は
いただきました
CillNTENT
#4_たりないふたり
#5聞言
#6MoungCurz
クーポックス
#7BLACKBOX
BingkzencB
#4.たりないふたり
...この
一週間
妙な黒猫に遭って
そいつは物理怪で
ほんで別の
物ソ怪に襲われて
殺されかけたと
思ったら
上黒猫とくっついちまって
そしたら今度は
隠密とかいう奴らが
出てきて
じじ
喧嘩して
また物ツ怪に
襲われて...
んで
今に至る...
面接で
「この期間何を
してましたか?
とか訊かれても
絶対説明
できねーな
これ..
新生活には
慣れたか?
弐郎
...んだよ
司場
朝っぱらから
見張んなくても
逃げやしねーよ
呼び捨てかい...
病院脱走した
奴が
よく言うよ
新生活も
クソも...
高度きが便かないが
ここ数日ずっと
精密検査だか
なんだかでろくに
落ち着く暇も
なかった
じゃねーかよ
まぁそう
へそ曲げるな
何よりもまず
お前の「安全性」を
確認することが
最重要だったんだ
つかそもそも
オレはまだ
信じきれてねぇ
んだけどよ
隠密局に
とっても
お前自身に
とってもな
........
というと?
マジでこれが
拠点かよ
ただの
オンボロ倉庫
じゃねーか...
あぁ
それか
残念ながら
マジでこれが
我々「特務二課」の
拠点だよ
隠密局の課は
それぞれが
独立した拠点を
持っていて
その全てが
表向き
何らかの施設に
偽装してる
オフィスビルや
工場や病院
図書館に神社まで
色々あるが...
...まぁ
少なくとも
どこも
ウチよりは
まともだな
窓際課は
切ないもんよ
世知辛えな
はー...
あんた達も
苦労してんだな
「あんた達」
じゃない
は?
これからは
「俺達」
だろ?
もうお前も
「特務二課」の
一員なんだぞ
我妻弐郎
...一員
って
あれか
ブラック
なんとかって
部隊がどうたら
ってやつか
「黒の灯火」な
かっこいい
だろ?
トーチだか
ボーチだか
知らねーけどな
オレは自分の
ケツ拭くために
ここにいんだ
別に隠密にも
あんたの部下にも
なったつもりは
ねぇ
「オレ達」の望みは
「オレ達」が
それぞれ自由に
なること
そのためなら
物ノ怪共とも
戦う
それだけだ
......まあ
いきなり全てを
受け入れろ
ってのも
無茶な話か...
オレ達』ぬ...
こいつの性格上
理詰めで論すのも
逆効果だろうし
ここは自然と...
...ふー
久しぶりの
オンボロ倉庫
だぁ
あ!
おや?もしかして
そちらが噂の
我妻弐郎君
ですかね?
.....誰?
おーお嫁やさん
お疲れ様です
課長!
頼んでた別件で
お前と入れ違いに
なってたのよ
特務二課課長補佐
宇佐美花
数少ない
俺の部下だ
別件?
いやぁ
もう着いて
しまったんですか
...残念です
宇佐美さんとの
ドライブをもっと
楽しんでいたかった
のですか...
あぁ
荷物は
僕が
運びますよ
こんな素敵な
女性に
重い荷物を
運ばせるわけには
いきませんから
やだもー
そんなヤヒ
お世辞言って
...よしよし
これで
一応の面子は
揃ったな...
なんだよ
あのチャラい
野郎は
宇佐美さんには
ここまで運転して
もらいましたし
...何より
新しいともだい
お友達
はぁ!?
.....
てわけで
本日付で
特務二課に
配属された新人
歳はお前らと
同じ十七で
桐原零司
一華と同じく
陽密の名家
桐原家の
跡継ぎだ
ま
仲良くして
やってくれ
けっ
ボンボン
かよ
...まぁ
決定事項にはこれ以上
従うけど
厄介な奴は
増やさないで
ほしいわね
おい
これ以上って
どういう意味
だよ!
...貴女が
鬼子母神一華
さんですか?
そうだけど?
いやぁ
以前から
お噂は耳にして
いました
んッ
女性でありながら
家督を継ぐという
志の高い方が
いらっしゃると
聞いて
一体どんな方
なのかと
気になって
いたのですが...
まさかこんなに
可愛い人だとは
思いませんでしたよ
ちょちょっと!
初対面で
いいきなり
なな何言って...
お世辞だろ
アホ
かっ
かわ...!?
..で
そっちの
それが
例の...
あぁ?
君についても
事前に資料を
見せてもらったが
いっそ大人しく
どこかの施設で
匿われていたら
どうだ?
なるほど...
確かに
厄介そうな輩だ
おーおー
そうか
そうか...
...正直
僕はまだ
承服しかねて
いるんだよ
君のような
半端者が
同じ部隊にいると
いうことにね
随分好き勝手
言ってくれる
じゃねぇか
軟派野郎が
悪いな
「何事も正直に」が
モットーなんだ
喧嘩
売ってんのか
クソ眼鏡
いくらで
買って
くれるんだ?
妖怪人間
よッ...
人の
ちょっと
ちょっと!
さっそく
厄介なことに
なってんじゃ
ないのよ!
まずいですよ...?
課長!!
早く止めないと
...
おー
ちょうどいいな
え!?
おいそこの
クソ眼鏡と
妖怪人間
あぁん!?
お前ら
今から表で
喧嘩しろ
...ただし
「本気で」
な
...
...何これ
半分は
そんな感じ
だが
決闘?
「ウエスタン」の
終盤みたいな
もう半分は
部隊設立の
ためだ
ああ...ああ!!
よく知ってるな
そんな古い映画
.....?
どういうこと?
隠密局としては
これまで
封じるしかなかった
羅睺の力を
活かせる機会だが
弐郎も含めて
ちゃんと
運用できなきゃ
意味ないからな
...それって
つまり
隠密としての
適正検査よね?
あたし
一か月くらい
かかったんだけど?
座学とか
試験もあったし
そんな
適当な...
はーい
じゃあ録画
始めますねー
今日は
新部隊の
登録にあたって
「頭目運」から
いくつか条件が
出されたんだが
そのうちの
一つが
「我妻弐郎の
有用性の検証
だ
事情が事情
だからな
とりあえす
腕っ節が分かれば
大丈夫だろ
んん...
にゃああぁああ
糞ッ垂れ...
せっかく快眠
してたってのに
騒がしくなって
きやがったな...
ようやく
起きやがったか
眠り猫
もう昼前だぞ
......で?
軟派な
ムカつく
クソ眼鏡だ
見ねェ顔
だが
先刻からこっちに
殺気とはしてる
あの餓鬼は
なんだ?
つか
おい司場!
せめて
課長を
つけろよ...
成程
お前に訊いた
己が
馬鹿だったよ
なんで
あいつだけ
木刀持ち
なんだよ!
あぁ
そう言えば
説明して
なかったか
桐原家は
古来より斬術に
特化した
隠密の家系でな
御庭番時代には
柳生新陰流や
小野派一刀流と共に
将軍家剣術指南役を
務めた程だ
無論
公の記録には
残されていない
がな
不公平だと
思うなら
お前も
使っていいぞ
剣じゃなく
お前はお前の
武器を使えば
いい
予備あるぞ
...
いらねぇよ
使い方
知らねー
ただ
気になったから
訊いただけだ
遠慮するな
...最近
手に入れたん
だろう?
とっておきの
武器を...
......
アホか
羅睺は
武器なんかじゃ
ねぇよ
それに
これは
「オレの喧嘩」だ
てめぇが売って
オレが買った
つーわけだ
羅股
お前は
ぜってー
手ぇ出すなよ
やれやれ
んじゃ己ァ
また一眠り
するぜ...
......?
誰にも
手出し
させるかよ
はぁ...
とんだ
茶番だな...
!
見ての通り
ハンデだよ
...おい
コラ
何の
つもりだ
......?
こうでもしないと
気持ちが萎えそう
なんでね
好きな時に
好きなように
かかってこい
振り返り様に
一閃で
沈めてやる
ついでに
目も瞑ってて
やろうか?
...ちょっと
課長
なんかどっちも
力抑える感じに
なってるけど
...いいの?
そりゃ
良くないけど
こうなったら
どうしようも
ないでしょ
ナメ腐り
やがって
クソが...
...上等だ
コラ...
そのムカつく
余裕と眼鏡...
オレが
カチ割って
やらぁッ!!
.....
なるほど!
いや多分
そこまで
考えてないだろ
...まぁ
足音で距離を
測られないよう
空中から...!
おお
あぃっバカだし
その間隔を
姿や音だけで
測るうちは
まだ二流
どちらにせよ
意味ないしな
一流は
剣士にとって
間合いは絶対だ
気配で
測る
つまり
刃の
零司にとっての
間合いとは
前後
上下左右
三百六十度
何者をも
寄せ付けない
言わば
結果
思いっきり
顎に入って
ましたけど...
大丈夫ですかね
弐郎君...
...課長
宣言通りの
一閃...
見事ね
もう
いいでしょう
この程度の攻撃を
もろに
喰らうようでは
たとえ
強力な力を
宿していても
扱う者が
あれでは
意味がない...
遠からず
あいつは
死にます
オラ
どうした?
あーぁ...
全ッ
然
痛くねぇ
わ
勝負は
こっから
だろが
......大した
頑丈さだ
文字通り
物ノ怪
じみてるな
こちとら
物心ついた
ガキの頃から
暴力じじいに
しこたま
しごかれて
きてんだ
てめぇの
チャンバラ
遊びなんざ
屁でも
ねぇよ
......?
...桐原流斬術は
武道」ではなく
純然たる
戦闘技術」
偉大な先達が
数多の血で
磨いた
相伝の業だ
それを
お前は今
遊びと
言ったか?
死に
値する
ハッ!
殺れるもんなら
殺ってみろや!!
...撮り逃すなよ
宇佐美
え...?
ここが
見せ場だ
!!
あのバカ
...!
そんな
真正面から
突っ込んじゃ...
零司の結界は
少なくとも
2mはある
何か策が
あるんですかね
.....?
さぁて
どうだろうな
となれば
初太刀を
躱すか捌くかしか
ないだろうが...
無手の弐郎には
文字通り
手も足も
出ない距離だ
零司の業は
さっき
見た通り
まして今度は
目も耳も使える
真正面
現在の
弐郎では
間合いに
踏み込んだ
刹那
まさかこいつ
初めから
刀身をー
馬鹿なッ...
おおお!
やりましたよ
弐郎君!!
なるほど...
武器破壊と
きたか...
ただの猪武者かと
思っていたが
我斐さんには
感謝しないと
いけないな
恐らく
さっきの一撃で
おおよその間合いを
掴んだんだろうが
グッ...!
やしかし
いくら木刀とはいえ
こうも簡単に
折れるものなのか
ゴホッ
物打ちの一点に
互いの力がこんでる
瞬間的にこえちゃー
集中すれば
あるいは...
いや
丁落ち着け
ボオ...
番の問題は
そこじゃない..
あの反撃はなるんだぜ
刀の振り始めを見てからでは
絶対に間に合わない
く...
つまり...
あいつは
読んだんだ
撃...
さぁて...
たった一撃
受けただけで
僕の
太刀筋を...
これでお互い
ヒットは
一発対一発で
勝負は振り出し
そんで
もって...
これで
てめーも
「相棒」なしだ
...で?
まだやるか?
お坊っちゃん
ギブアップなら
ジュース一本で
手ぇ打って
やろうか?
あ?
...馬鹿馬鹿しい
そんな
中学生みたいな
挑発しか
できないのか
お前は...!!
ギブアップ?
馬鹿
言うな
ヘッ
そうこねぇ
となァ...
勝負は
これから
だろうが
んじゃまぁ
てめぇは
さっさと...
くたばれ
お前がな
.......ねぇ
課長
ん?
こんなんで
上は納得
するの?
もうただの
どうき合い
じゃない...
んー...
どうだろう
なぁ.....
まぁ
根性と
タフさくらいは
伝わるんじゃ
ないか?
それ伝えて
なんか
意味あるの?
有用性どうこうは
「どこいったのよ...
拳で語り合う
男と男...!
うーん
これぞ
青春だわ...
おぉお
病気かな?
はぁぁぁ
どいつものも
こいつも
ホント...
馬ッ鹿
みたい
録画停止
......
ッつ...
...気を
失ってたのか
...
気分はどうだ?
クソ眼鏡
弐郎...
何しれっと
下で
呼んでんだよ
...他の
みんなは?
中戻ったんじゃ
ねーか
オレもさっき
気ぃついたから
知らねーけど
...そうか
...
つまり
勝負は
相討ち...
いや
復帰が
遅かった分
僕の......
ほれ
!
...なんだ
これは?
見たら
分かんだろ
ジュースだよ
脳ミソが
腐ってるのか
お前は
どういう
意図かと
訊いてるんだ
それ!やがりこもとなることが?
あぁもう
こちゃごちゃ
めんどくせー
野郎だな!
...さっきは頭に
血上ってたけど
冷静に考えて
これが実戦なら
オレ一発目で
死んでたと
思ってよ
二発目だって
木刀だから出来た
セコ技みてーな
もんだったし...
真剣なら左手
真っ二つだ
だからまぁ
なんつーか
アレだ
今回は
それ一本分
ははがカテキンだっぷ・1000
まだ分刀デキンたっぷい1,000mg★
やって!?
てめーの勝ち
ってことに
しといてやるよ
......
ふっ...
どこまでも
中学生
みたいな...
ワシュ
ぎゃははは、は
はほははは!!!
引っかかり
やがったな
パーカバーカ!
てめーがぶっ倒れてる間に思くそシェイクしといたんだよ!!
てめーが
ぶっ倒れてる間に
思くそシェイク
しといたんだよ!!
なぁにが
「ふっ...」だ!
調子こいてっから
中学生みたいな
引っかけに
かかんだ...
ホガァ!!
ッ.....!
何しやがんだ
てめぇ!!
驚いたな
最近のゴミ箱は
喋って動くのか
気持ち悪い
だぁあああ
喧しいぞ
餓鬼共!!
出たなもの?
物ノ怪め
うるせー羅喉!
てめぇは
すっこんでろ!!
ほんとに
これで大丈夫
なんですかね...?
......
大丈夫丈夫
素人にしちゃ
よく撮れてたよ
ーん...
いや...
そういうこと
じゃなくて...
心配するな
何もそれ一つで
上を説得するって
わけじゃない
どのみち
満たすべき
条件は他にも
あるし
次は明日
「部隊としての
有用性」を実際に
現場で検証しよう
現場で
......って
まさかもう
部隊任務に
入るんですか!?ともかく
現場に勝る
経験はない
規定通りの
一華ちゃんは
あとの二人には
流石に早すぎる
んじゃ...
でも...いったいなに
一体何するって
言うんですか?
研修なんて
時間食うだけで
大して役には
立たんしな
今現在
特務二課には
何の任務も
与えられてない
ですけど...
はじしく
なりますか
だったら
自分達で
見つければいい
ちょうど
ーっ
あるだろ?
...それも
上手くいけば
敵の正体が
分かる
俺達にしか
できない
重要な
仕事がな
.....
...
おーい
準備で
できたかー?
しょうげん
#5証言
おー
なんつーか
馬子にも衣装
って感じだな
特殊部隊感
出ますねー!
バカに
してんのか
コラ
ていうか
なんで今更
あたしまで...
二人だけじゃ
二人のと一緒に
お前のも
再び出して
もらったからな
動作確認のため
一応
付き合ってくれ
...んじゃ
時間もあまり
ないし
ちゃちゃっと
説明するぞ
型隠密服
それがお前達が
今着ている装備の
名称だ
耐熱・耐圧方
防刃・防弾
絶縁・防水に
加え
特殊繊維が
人工筋肉として
身体能力を
大幅に向上する
これは通常の
乙型隠密服と
同じ仕様だが
左手首の
バネルを
長押ししてみろ
「改」には
試験的に
新機能が一つ
搭載されている
それが現在
開発中の
新機能
おぉ!
見た目が
変化した...?
量子迷彩
偽裝形態
わかりにデザイン
えわってる
んで
量子迷彩には
もう一つ
機能がある
まだ何か
あんのかよ
すげーな!
一応個人に
合わせた普段着に
見た目を偽装
させるんだが
コストや手間
メンテ等の問題で
現状まだ量産には
至ってないらしい
まぁこっちは
通常のにも
標準搭載されてるとりあえず
お前さかな
生々しい話
ですね
零
パネルを
タブルタップ
してみ
え持ちわ
!!
おぉおお
すげぇ!
なんか
半透けに
なったぞ!!
いちいち
うるさい
うおお!?
お前らも
半透けじゃねーか!!
だから
うるさい
それが
量子迷彩
隠身形態お前ら同士では
半透明に
見えてても
ぷーい
向いてるか!?
傍からは
影も形も
見えないように
なってる
すげぇな
これ!
もうずっと
消えてりゃ
最強なんじゃ
わーか?
量子迷彩起動中は
隠密服の
基本性能が
極端に落ちる
特に隠身形態
100%の性能は
標準の
強襲形態でしか
発揮できん
残念ながら
そう上手くは
いかないんだな
これが
つまり
平常時は「偽装
陽密行動時は
隠身
...なるほど
他にも
細かいのは
あるが...
まぁその辺は
追々慣れてきゃ
何とかなるだろ
有事には
強襲...と
状況によって
使い分けろって
ことですね
そゆこと
理解が早くて
助かるね
またそんな
適当な...
それじゃ
講義の時間は
ここまで
早速
現場に
向かおうか
留守は
頼んだぞ
宇佐美
はい!
...さて
準備は
ほん
万端かな
諸君
「黒の灯火」の
記念すべき
初任務だ
心して
かかれよ
おーい
何やってんだ
弐郎
ぼーっと
してたら
置いてくぞー
二礼
二拍手
はい
一礼
...おいこれの
どこが
任務なんだよ
新部隊の
門出なんだ
嘘でしょ
まさか
そのために
わざわざ...?
......
ただの
お参りじゃ
まずはぐょ
厄除けくらい
やっとかないとな
流石
眼鏡キャラ
新しかいいな
まぁ
大方これは
あくまで
ついでで
本命は別...
じゃあ
社務所の方に
行こうかね
恐らく
この神社
隠密局の
施設ですよね
眼鏡
関係ない
ですよね?
なんなのよ
もう...
シャカ
何しに
えェんだよ
はー
神社って
あんなのも
来るんだな
やー
来ちゃい
ました
ちょっと
困りますよ
司場さん...!
...なんだあれ?
知り合いが?
神社に答える
常駐してる
肩の関係よ
来ちゃいました
じゃない
でしょう!
おいおい
大丈夫かよ
...?
どうやら
きちんと
アポを取って
なかったらしい
全然
大丈夫じゃ
ないですよ..
電話でも
言ったじゃない
ですか
今日はこれから
「特一」の方々が
来ることに
なってるって...
現場で
ダブルブッキング
なんてなったら
査定下げられるの
私なんですからね
まぁまぁ
15分もあれば
すぐに
終わりますから
...よう
「トクイチ」
って何だ?
隠密局
特務一課」の
路称よ
隠密局は
「頭目連」を筆頭に
いくつもの課に
分かれてるん
だけど
頭目連
御頭
特務一課
よくちょう
局長〈御〉
おかし
御門
御頭
御頭
特務二課
じょうほうし
情報処理課
ぎじゅっかりはっ。
技術開発課
特務一課は
その中でも
人員・権力共に
最大の課なのよ
あれか?
警視庁捜査一課
みたいな感じか?
うーん...
イメージ的には
似てなくも
ないけど...
いずれにせよどちゃ
窓際課の
特務二課とは
正反対という
ことさ
本当に
15分だけ
ですからね!
はいはいくろさま
ご苦労様でーす
...真面目な
人だなぁ
課長が
適当すぎる
だけでしょ...
...それで?
こんなところで
一体何を
するんです?
宝の地図でも
あんのか?
いやいや...
下?
用が
あるのは
この下さ
?#
...
仕掛け扉に
隠し階段
とは...
まるで
忍者屋敷
ですね
お
上手いこと
言うねぇ
うぅ...
カビ臭い
暗いから
足元
気を付けろよ
百聞は
一見に如かず
すぐに
分かるさ
...さて
...つか
いい加減
どこ行ってんのか
教えろよ
もうすぐ
現場に着く
わけだが
大丈夫か?
羅滕
なんで
己に
訊くんだよ
舐めてんのか
若造
うおっ
起きてた
のかよ
ちょっと
待ってよ...
気を悪くするな
別に
他意は
ないんだが
一応...な
まさか
ここって...
そうだ
この先
こそが
正式名称
「第七特別
封鎖雨」
今回の
一連の騒動
そのほったん
発端となった
場所..
...でっけぇ
岩だな
あれが
封印の
依り代
殺生石
ごめんなさい
羅睺
封印の地だ
妖気を抑える
特性を持った
希少鉱石だ
他にも
殺生石を
用いた封鎖廟は
あるが
その中でも
ここは
最大規模だろうな
はええ.....
一葉は
俺と一緒に
社務所で
事情聴取
...了解
それじゃ
時間もないし
任務開始だ
任務内容は
「現場調査及び
実況見分」
零司は
弐郎と一緒に
羅睺から当日の
詳細を聞け
嫌です
...は?
僕は一華さんと
一緒がいいです
課長
代わって
下さい
じゃあ
また
あとでな
...すごい
完全に
無視された課長だけでなくなく
一華さんにも...
「一緒に」
ね.....
...本当に
良かったの?
あの二人に
任せて
また喧嘩
しちゃう
かもよ
なんだかんだ
羅睺はまだ
俺達を
警戒してる
特に大人や女は
いない方が
スムーズにいく
だろうさ
こういう場合
男同士で
腹割って話すのが
一番なんだよ
なんか
納得
いかない
だろうな
だろうな
すいませーん
『司場ですけど!!
しっかし
でけぇ石
だなぁ
大体なんでお前
こんなもんに
封印されてた
んだよ
なんか
やらかしたのか?
ふん
糞忌々しい
眺めだぜ...
...さぁな
はぐらかす
なよ
結構
真面目に
訊いてんだぜ
それとも
なんか言えない
事情でも
あんのか?
......
ねェんだよ...
覚えて
ねェんだよ
どうして
己が此処に
閉じ込め
られてたのか
あ?
...おいおい
冗談だろ?
適当に
誤魔化そう
ってんなら
マジでキレるぞ
嘘じゃ
ねェよ!
それ以前に
何処で
何をしてたのか
さえも...
大体いまさん
今更手前ェに
嘘吐いたって
仕方ねェだろが
いや...
でもよ...
いや
・記憶喪失自体は
あながち
ない話じゃない
無論
羅睺の証言を
信用するなら
だがな
...なんでお前に
そんなことが
分かんだよ
...長期の封印で
自我すらも
失った物ノ怪の
成れの果てを
昔この目で
直接
見たことがある
はぁ?
なんだよ
それ?
...別に
今ここで
するような
話じゃない
なん
なんだよ!!
気になる
だろが!!
その話の
詳細は
置いておいて
本題だが
そもそも
「封印」とは
言い換えれば
空いてく
お前達にも
分かるように
順を追って
説明してやる
そして
その憑依
という術は
「物ノ怪を
何らかの対象へ
強制的に
憑依させる」
ということだ
まぁそれは
お前らが
身をもって
知ってると
思うが
妖気の全てを
使用する
非常に強力な
ものだ
それこそ
使用した物ノ怪
自身にすら
解除できない
程にな
皮肉言ってねーで
さっさと続けろ
タコ
通常ならば
生物を
依り代とする
憑依だが
封印では
無生物を
依り代とさせる
無生物の依り代は
物ノ怪にとって
永遠の牢獄
みたいなものだ
ましてそれが
殺生石ならば
尚更生き地獄
だろう
物ノ怪と
言えど
無事では
済まない
身動き一つ
できない闇の中で
延々と妖気を
削られ続ける...
それが何十年
何百年と
続けば
羅睺が
どれだけ封印
されていたかは
知らないが
記憶障害なら
むしろ
軽く済んだ方
かも知れないな
...とにかく
これ以上
昔の話をしても
仕方ない
まずは
「現在の話」を
しないか?
現在の...?
教えてくれ
羅睺
お前が
解放された日
この場所で
誰とする
何があったの
かを...
......
...これが
襲撃当時の
施設の映像
ですか?
えぇ...
敷地内全ての
監視カメラが
この有様でして
...何にも
映ってませんな
...
だからさいしょ
最初にそう
言ったじゃ
ないですか...
この約10分間
以外は
普通に映ってます
電気系統も
異常ありません
でしたし
やはり
結界でしょうね
当時
ここに人は?
深夜でしたから
私はいません
でしたが
夜勤の者が
二人ほど
大きな物音が
聞こえて
駆けつけた
時には
既に
もぬけの殻で
影すらなかった
そうですし..
といっても
四六時中モニタを
見ているわけじゃ
ないですし
気付かないのも
無理はない
ですよ
ってあぁ!
もうこんな
時間じゃないですか!
もぬけの殻
ねぇ......
咲煙壬
詳しい記録は
また後日
お送りしますから
今日の所は
このくらいで勘弁
して下さいよ!
...結局
......
確かに
事前の情報
以上のものは
なかったか
大したことは
分からなかった
わね...
大体しちげさ
襲撃と言うには
あまりにも
..
大人しすぎる
......?
課長?
怪我人や
目撃者は
施設の
おろか
被害すら
ほとんどない
計画的かつ
円滑な行動
直接現場に来て
感じる違和感...
いやそもそも
敵はなぜここにッコ?
親戚がいると
知っていた?
そういうものを採知できる物ノ怪がいると
殺生石からちゃんと
ことはない
妖気が漏れる
そういうものを
探知できる
物ノ怪がいる?
漏洩の可能性
局内でも
限られた者しか
知らない情報
内通者のまさい
は蓮者存在?
うん
分からんな
え..
あ...うん何よ
今の間は?
とりあえず
向こうと
合流するか
え...
あちょ...
待ってよ
課長!
正直
そっちも
よく
判らねェんだ
...前にヒク?
弐郎には
ちぃと
話したが
あの時は
行灯もついてねェ
真っ暗闇
だったし
何より
己の意識も
まだ惚けてた
からな...
初めは冷たい行っ張り
石の感触
その次に
殺んだ
欲臭い空気
そして最後にいい
仄かな灯りと
幾つもの
強烈な妖気
ようやっと
薄っすら
眼を明けると
そこにゃあ
暗闇に立つ
すうひ
数匹の
物ノ怪と
随分と
久しぶりだな
おい
ちょっと待て
光る板って
なんだよ?
光る板が
一枚あった
羅睺
板の中の
男が
己に向かって
そう言った
では何だって...
恐らく
タブレット端末で
映像通話してたん
だろう
扱いからして
その男が
首謀者かもな
勿論
己はそいつの
ことなんざ
知らなかったが
そいつは
そのまま続けた
お前が
眠っている間に
現世は随分と
変わった
我々も
何とか活路を
快索してきたが
それも
最早
限界だ
羅睺よ
日輪を喰らう
黒き凶星よ
永き眠りから醒め
我々に力を貸せ
そして共に
取り戻そう
我ら
物ノ怪の
尊厳を
在るべき
現世の
姿を
今一度
我らの力を
知らしめよう
無知豪味な
人間共に
不倶戴天の
隠密共に
...その後は
前に話した
通り
話を蹴ったら
光と共に
男は消えて
己は暗闇で
ちょいと暴れて
隙を衝いて
逃げたってわけよ
その状況で
よく
逃げられたな
ケッ
あの時の連中も
今の手前ェと
同じよ
己の力を
甘く見て
やがったのさ
...
化け猫?
己を何だと
思って
やがんだ
おうしじゃ?
弐郎
今度この眼鬼と
喧嘩する時は
己も加勢
するからな
しっかし
長々聞いた部に
結局何にも
わかんねー
まんまじゃねーか
...いや
そんなことは
ないさ
ここまでで
少なくとも
三つ
だから
言ったろうが
よく判らねェ
んだって
重要な
情報が
得られた
まず
一つ目
連中は
何らかの方法で
憑依を解除
できる
依り代も
物ノ怪も
無事な状態でな
更に
映像通話の男
そいつは
封印される前から
羅瞼を知っている
これが
二つ目
そして
三つ目
方法や動機は
まだ不明だが
恐らく...
...復讐?
詳しくは
わからないが
不倶戴天
とまで
言わしめる
何らかの因縁が
敵の目的は
人間と
隠密への
復讐だ
あー
ストップ
ストップ
悪い
なんかもう
めんどくさく
なってきたわ
いや
だってよー
...は?
お前な...
あーでも
お前の
おかげで
オレは
正直ここまで
色んなことに
巻き込まれ
っぱなしで
いきなりそんな
あれこれ
言われたって
もう頭に入って
こねーって
結構すっきり
できたぜ
本当に脳ミッ
あっこうんじゃ
なんかこう
いまいち
ピンときて
なかったんだよ
けど
今ようやく
はっきりしたわ
何の因果か
オレは羅睺と
くっつい
ちまったが
敵はそれを
解く方法を
知ってる
そんで
羅睺は記憶を
失くし
ちまったが
敵は
昔の羅睺を
知ってる
だったら
オレが
やることは
決まってる
てめぇのケツは
てめぇで拭く
来る奴は
全員
ぶっ飛ばす
来ねぇ奴は
探し出して
ぶっ飛ばす
そんで
必要な情報
聞き出せば
全部
まるっと
解決だ
ついでに
復讐とかも
止められりゃ
一石三鳥
どうだおい
完璧じゃ
ねーか
...ふっ
まったく
お前って
奴は...
本当に
度し難い
馬鹿だな!
あの国先で...コマですな!
その相手が
分からないから
今こうして
調べてるんだろうが!
あぁあ!?
んなもん
そのうち
分かんだろが!!
指さすな
ホワイン
どうやって
だよ!!
来た奴ボコって
全部吐かす
お前の頭には
頭蓋骨しか
詰まってないのか?
それじゃこっちが
後手になるだろ!
対応し切れない
事態になったら
どうするつもりだ
間抜け!!
馬鹿野郎!
負けを考えて
喧嘩が
できっかよ!!
大体てめーは
こちゃごちゃ
小難しく考えすぎ
なん...
...何だ?
迷い込んだいってんだ
一発人か...?
ん?
あいつは
確かさっき
表の
休憩所ん
とこで...
...やっとだ
会いたかった
ぜえ
羅睺
!?
ゴク
あーうっとう
鬱陶しいのが
いんなァ
感動の出会いを
邪魔すんじゃねえよ
人間
...
気を付けろよ
弐郎
わー
ってる
物ノ怪
だろ
ほらな
やっぱすぐ
来ただろ?
馬鹿はもう
黙っててくれ
...だが
奴がどうよう
重要な手がかり
なのは
間違いない
やるぞ
弐郎
勝手に
仕切ってんじゃ
ねーよ
けどまぁ
ちょうど
いいか
隠密服も一回
慣らしときてぇ
とこだしな...
偽装形態
んじゃ
いっちょ
ここらで
初任務
解除
...だが
奴がどうよう
重要な手がかり
なのは
間違いない
やるぞ
弐郎
勝手に
仕切ってんじゃ
ねーよ
けどまぁ
ちょうど
いいか
隠密服も一回
慣らしときてぇ
とこだしな...
偽装形態
んじゃ
いっちょ
ここらで
初任務
解除
本番と
くか
...はっ
本番と
くか
...はっ
ゴミ共が...
ゴミ共が...
...ちょっと
何よ
これ...
やられたな
結界だ
それも
とびきり
強力な
ど...
どうする
のよ!!
これじゃ
中に入れない
わよ!?
......?
早く何とか
しないと
二人が...
!!
これは一体
どういう
ことだ?
司場
...
時間通りの
ご到着
騎兵隊としちゃ
完璧だが...
まさか
お前が直々に
出てくるとは
流石に想定外だよ
だよ
ど...
どうする
のよ!!
これじゃ
中に入れない
わよ!?
......?
早く何とか
しないと
二人が...
!!
これは一体
どういう
ことだ?
司場
...
時間通りの
ご到着
騎兵隊としちゃ
完璧だが...
まさか
お前が直々に
出てくるとは
流石に想定外だよ
だよ
特務一課
課長
久澄陶子
特務一課
課長
久澄陶子
...やれやれ
厄払いは
済ませた
ばかりなのに
こりゃあ
とんだ
初任務に
なってきたな
...やれやれ
厄払いは
済ませた
ばかりなのに
こりゃあ
とんだ
初任務に
なってきたな
#6`Youn
#6`Youn
そういや
まだ名乗って
なかったな
俺の名は
咬牙
最強の
物ノ怪に
なる男だ
さ.....
最強の
...物ノ怪?
何を
言ってるんだ
あいつ...?
けど
それにはまだ
力が足りねぇ
だからッコッ
羅睺
そういや
まだ名乗って
なかったな
俺の名は
咬牙
最強の
物ノ怪に
なる男だ
さ.....
最強の
...物ノ怪?
何を
言ってるんだ
あいつ...?
けど
それにはまだ
力が足りねぇ
だからッコッ
羅睺
...おい
なんか...
告白されてんぞ
お前
なんで
そう
なんだよ!!
一体何を
考えているんだ
...?
......
何か裏が
あるようにも
思えないか...
こいつ
もしかして
本物の馬鹿か...?
本物の
馬鹿か...?
お前を
俺のモノに
する!!
...だったら
好都合だ
...おい
なんか...
告白されてんぞ
お前
なんで
そう
なんだよ!!
一体何を
考えているんだ
...?
......
何か裏が
あるようにも
思えないか...
こいつ
もしかして
本物の馬鹿か...?
本物の
馬鹿か...?
お前を
俺のモノに
する!!
...だったら
好都合だ
色々と喋って
もらうぞ...
咬牙...
とか言ったか?
最強の
物ノ怪とやらの
定義は
分からないが
なぜ
羅睺がちょう
必要なんだ?
あぁ?
なんだ人間気安く
話しかけてんじゃ
ねぇよ
わざわざ
ここや弐郎達を
襲撃して
そこまで
羅睺に拘る
理由は何だ?
ハッ
本当に
人間ってのは
馬鹿だな
そんなもん
決まってるだろ
羅睺が
めちゃくちゃ
すげーからよ
物ノ怪は
人間共と違って
寿命なんかじゃ
死なねえ
いわゆる
「半不死」って
やつだ
...まさかこいつ
弐郎と同等の
知能レベルか
つっても...
どういう
意味だよ!
全身バラバラ
にでもされりゃ
死ぬし
飯を
喰わなきゃ
妖気も落ちる
でも
羅睺は
そうじゃねえ
飲まず喰わずでも
ずっと妖気を
生み出し
続けられる...
その力があれば
俺らは
「完全な不死」に
なれる
そうなりゃ
もう怖いもん
なんてねえ
俺が
頂点だ
ッ!
やる気か野郎...
待てじろう
弐郎!
まだ
向こうの
組織に関する
情報を...!!
がっ...!?
とりあえず
お前は
いらねーわ
話すのも
飽きたし
死ね
零...ッ
かっ...
...つっても
一応羅睺の
依り代だしな
お前も
邪魔
箱は
そこで黙って
寝てろ
ッ...
弐郎ッ!!
おいおい
どうしたんだよ
羅睺
これでやっと
二人で話が
できるだろ?
俺もなるべく
無理矢理
って形には
したくねえんだ
だから
もう一回
言うぜ
!
俺の
相方になれ
羅睺!
心配すんな
そしたら
その後で
すぐに
そいつから
解放してやる
そうすりゃ
俺達は
無敵になれる
俺と
一つになれ
不死身の...
物ノ怪の王に
.....!
笑わせんな
己は
誰のものにも
ならねェよ
糞ッ垂れ
物ノ怪の王?
馬鹿か
手前ェは
んなもん
これっぽっちも
興味ねェよ
なりたきゃ
手前ェ一人で
勝手に
やってろ
......
なんでだよォ...
なんで
そんなこと
言うんだよ!!
なんで分かって
くんねぇん
だよッ!!
このままじゃ
お前はずっと
こいつの..
!
ぎゃーぎゃ!
うるせぇぞ
コラ...
なんで
なんで
って
駄々こねる
ガキか
てめーは
てッ...めぇ...
今だ!
やれ
零司!
その
つもりだ
桐原流
斬折
そんな大声で
言われなくても
......?
いてて
てて...
まぁな...
ってかすげーな
何だよ
今の...技?
無事か
弐郎?
てっきり
走りこんで
斬りかかるのか
かまいたち
みたいな
ものだ
もっともェ
真っ二つに
するつもりで
疑ったんだがな
単身で
乗り込んで
来るだけはある
あいつ
相当強いぞ
いずれ
課長達が
異変に気付くあてにして
だろうか
それを
悠長に待っても
いられない以上
僕らだけで
何とかする
しかない
頼むぞじろう
羅諜郎
あー
うぜぇ
うぜぇ
うぜぇ
うぜぇ
うぜぇ
うぜぇ
うぜぇ
クッソ
うぜぇ
だから
嫌いなんだよ
人間は
一人一人じゃ
物ノ怪の
足元にも及ばねぇ
ザコのくせに
ただ数が
多いってだけで
粋がって...
調子づいて...
まるで自分達が
この世の
支配者みてぇな
面しやがって...
もういい
まず
お前
お前は
さっさと
殺す
もう
遊ばねぇ
そっちの
お前は
殺さねぇ
手足
ぶった切って
羅睺入れた
鞄として
持って帰る
その前に
きっちり
刻んでやる
どっちが上で
どっちが下か
物ノ怪と
人間の
格の
違いを
なァ!!
どうだ
時枝
乱雑ですが
なかなか
強力な結界ですね
手持ちの
『殺生杭』だけでは
少々時間が
かかるかと
止むを得ん
ある程度
中和したら
鉄扉ごと
破壊しろ
かしこまり
ました
あ...
あの!
...はい
何でしょう?
あ
その...
ですね...
えと...
差し出がましい
かも
しれませんが
その..
あたしに
何か
できることは
ありませんか?
その...
後学のため
というか
あたしだけ
何もしてないのは
心苦しいと
いうか...
二人が
危ない目にゃ
違ってるかも
しれないのに
ただ
待ってる
だけじゃ...
......
わかりました
ではこの杭を
指示した場所に
打ち込んで
頂けますか?
は
はいっ!
随伴が寺支
時枝さんで
助かったよ
あの人なら
5〜10分もあれば
ブチ開けて
くれそうだ
新米とはいえ
隠密服着た
陽密が二人に
羅睺もいる
流石に
数分くらいなら
あいつらだけでも
なんとかなる...
うお.....
っと
司場
貴様
私達を保険に
したな?
騎兵隊だと?
笑わせるな
そのだいじ
大事な部下が
窮地の割には
随分と余裕
そうだな
信頼してるのさ
あいつらと
君らをね
最初から
特一が来ることも
織り込み済みで
あえて今日
ここに
来たんだろうが
大事な
部下達の
初任務だからな
万一の事態に
備えるのは
長たる者の
真務だろ?
減らず口を
本心だよ
貴様の
心持ちが
どうあれ
この落とし前は
きっちり
付けてもらうぞ
何なりと
どんなことでも
甘んじて
受けるよ...
...なんだ
これ?
なんだよ!
これはッ!!
こんな
もんかよ!?
くッ...
羅睺の力
使っといて
この程度
かよォ!!
弐郎!
...哀しい
俺は
哀しいよ
羅條...
せっかくの
お前の力が
同じ物ノ怪として...
として...
人間なんかに
入っちまってる
ばっかりに...
こんな...
待ってろ
すぐに
連れ帰って
そいつから
引き剥がして
やるからな
話の続きは
それか
うるせぇよ
この情緒不安定
野郎が
使うだの
使えねぇだの
箱だの鞄だの...
人のこと
物扱い
しやがって
何様だてめーは
人間?ものけ
物ノ怪?
知るか
ボケ
しょうもねぇ
カテゴリで
勝手に
括んじゃ
ねぇよ
「オレ達」は
「オレ達」だ
バカ野郎
違うか?
羅睺
...ケッ
餓鬼が一丁前に
分かったようなこと
抜かしやがって
相変わらず
ムカつく
野郎だぜ
手前ェは...
だが
まぁ...
確かに
手前ェの
言ったことに
違いはねェし
何より
あの英戦鬼は...
気に食わねェ
でけェの
でやれ
ッ...
これが
弐郎達の
カ...
...
はぁ
どうだ...
くそったれ
...
はぁ...
...は
はははっ...
マジかよ
おい...
そうだよ
これだよ
これ..
こういうのを
期待してたん
だよ...!
いいなぁ
欲しいなぁ
それ
なあ
くれよ
絶対欲しい
よなぁ
俺に
羅睺
俺に
くれよ
......?
何の
音だ...?
.....!
!?
結界が
破られたか
この状況で
地投は
ウマくねえ
帰る
てめッ...
逃げんの
かよ!!
逃げるんじゃ
ねえ
帰るんだよ
調子
のんな
お前なんざ
すぐ
殺せんだよ
あぁ!?
けどここで俺が
お前を殺したら
羅吹が手に
入らねえ
おんなじ
だろが!!!
それじゃ
ダメだ
だから
今は
殺さねえ
次会ったら
手足と舌と
目玉を千切って
持って帰ってやる
羅睺は
必ず俺が
もらう
それまで
精々
首でも洗って
待ってろ...
......?
お前名前
なんつー
んだよ?
......?
なんだよ!
テンポ
わりーな!!
...弐郎
我妻弐郎だ
よく
覚えとけ
クソ野郎
アヅマ...?
ははっ
そうか
アヅマ...
隠密局の
アヅマか...
くくく
なるほどな
......
何笑って
んだよ!
お前..
あの男の
ガキかよ
は?
どのみち
俺にはえけい
関係ないしな
おい..
まぁ
どうでも
いいか
...ファン...
弐郎!
じゃあな
アヅマ
ジロー...
零司!
...えぇ
そのように
お願いします
...はい
いやぁ
では...
とりあえず
鑑識と
念のため
救護班の方も
要請して
おきましたので
何から
何まで
すみませんね
ではわたわれ
我々は
上への報告が
ありますので
わかりました
引継ぎは
こっちで
やっときます
独断専行
のうえ
負傷者二名
加えて
施設の損壊
あ
やっぱそれも
ウチが
被るのね
頭目速が
どういう裁定を
下すか
分からんが
先程も
言った通り
この落とし前は
付けてもらうぞ
そりゃ勿論
俺への批判や
罰則は
いくらでも
受けるが
あいつらに
関しては多少
評価してくれても
いいんじゃない?
...何?
あのレベルの
結界を張れる
物ノ怪を
...下らん
結果論だ
評価には
値しない
ド新人が
たった二人で
撃退したんだぜ?
ありゃ...
相変わらず
手厳しいね
一応はきったいでん
及第点って
とこか...
...しかし
......
......
...ファックス
こっちの方は
どうした
もんかねぇ
零司
負傷の程度は
どうだ?
あぁ...
はい
恐らく骨折も
内臓損傷も
ないかと...
もっとも
隠密服が
なければ
今頃は...
こらこら
怖い想像は
やめなさいよ
......
いや...うそう
想像なんかじゃ
ない...
実際
手も足も
出なかった
こちらの
攻撃はいい?
不意打ちにも
関わらず
かすり街を
負わせた
私だ...?
甘かった!!
もっと強くならな
ならなくては
...
意識も
技も
何もがも...
指示に
従っただけ?
現場に
いなかったから
仕方がない...?
結局
あたしだけ
何もできなかった
...
違う
そんなんじゃ
納得
できない
入り口を
警護するくらいの
桜にか利けば...
結界を...
破れるくらいの
力があれば...
ただただ
悔しい...
そんなこと
考えたっている
意味ないのは
分かってる
.....けど悔しい...
...「あの男」
って?
オレの...
親父......?
お前
あの男の
ガキかよ
オレにとっての
親父はジジイで
かーちゃんは
那智
それが
オレの家族
物心ついた時から
ずっとそれが
当たり前だった
はっきり
ジジイに
聞いたわけじゃ
ねぇけど
何となくもう
死んでんだろうな、
って勝手に
納得してたし
別にそれで
いいと
思ってた..
今になって
けど...
なんで...
物ノ怪が
ーああぁぁぁ
もう!
クソ
めんどくせぇ!!
びっくりした
おおう
いきなり
どした?
なんだか
知らねーが
上等だ!
やって
やろうじゃ
ねーか!
...やってやる
って
隠密を
だよ!
ついでにフラックトー
「黒の灯火
とかいう
部隊もな!
はぁ?
全然
わかんないん
だけど
何を?
今更
何を言ってる
んだ?
それもう
決定事項
でしょ?
っせぇな!
気持ちの
問題だよ
気持ちの!
全く
その通りです
一葉さん
くたばれ弐郎
流れるように
罵倒してんじゃ
ねぇよ
殺すぞ雑魚眼鏡
いや
確かに
気持ちってのは
大事だぞ
お前らは既に
組織の一員であり
チームの
メンバー同士だ
何かあれば
全員で協力して
同じ方向に
向かわなきゃ
ならない
だが
だからと言って
全員が
同じことを
思う必要はない
それぞれが考え
それぞれが感じ
それぞれの思いを
抱えとけ
それがお前ら
一人一人の
根になり
力になっていく
まぁ
他の大人達が
どう思うかは
分からんが
少なくとも
俺はそれで
いいと思ってる
ケツは
俺が
持ってやる
お前らは
悩んで迷って
前だけ見てろ
それこそが
お前ら
若者の特権
なんだからな
案の定上から
こってり
お叱りを
受けたわけだが
#7BLACKBOX
書類作成や
事務処理は
全部私がしたん
ですけどね
...えー
神社での
一件から
五日
とりあえず
今日は新しく
食らった指示を
こなそうか
そりゃ別に
いいけどよ
ここで
やんのか?
そう
今日は
ここが現場だ
上から受けた
指示は滅習
つまり訓練だ
そのために
今回は
助っ人が...
はーっほっはっは
つはつはっは!
雁首
揃っとるな
ひよっこ共!
とうっ!!
......
まっ...
待たせたな!!
なんだ
こいつ
しかし、この時期は
#7BLACKLBOX
ってわけで
こいつの名は
芙蓉
今ので
察しはついたと
思うが
物ノ怪だ
以前隠密局は
物ノ怪の監視と
排除を行ってると
話したが
それはあくまで
人間側に害が
及んだ場合の
話であって
友好的な
物ノ怪に対しては
こうして協調路線を
とっている
対立するより
互いの利点を
提供しあう方が
合理的だからな
...やべぇ
割と真面目っぽい
話なのに
全然真剣味がねぇ
言っておくが
ワシは人間に
屈服したわけでは
ないからな
...ほぉん
この体勢は
その意思表示に
他ならん
あそういう
意図が
あったのね
お前が
噂の羅睺か
あん?
なんじゃ
存外ぇらく
愛らしい
姿をしとるん
じゃな
ハッ
手前ェみてぇな
ちんちくりんに
言われたか
ねェよ
誰が
ちんちくりんじゃ
このドラ猫!!
あぁ!?
なんだ
やんのか
コラ!?
もうなん
何でもいいから
早く始めてよ
よし
全員
位置に
ついたな
それじゃ
早速今日の
本題だが
これから
お前達には
「妖術対抗訓練」を
受けてもらう
物ノ怪の中には
「異形化」や「結界」
以外に
妖術ぅ...?
そのために
芙蓉の協力が
必要ってわけだ
「催眠」や「幻覚」等
特殊な方法で
妖気を
操れる者がいる
んだが
実戦で
直面する前に
副練でたいなん
体感した方が
いいだろう
ふふん!
有難く思えよ
ひよっこ共!
...んじゃ
早速
始めてくれ
うむ...
おお...!?
...さぁ
心の準備は
良いか
人の子らよ
ゆくぞ
薄
任蓮陣
訓練内容は
単純だ
「とにかく
術を破って
無事に
出て来ること
...では
健闘を祈る
...良かったん
ですか?
課長
どういう術か
ちゃんと
説明して
あげなくて
なるべく本番に
近い形の方が
訓練の効果も
高いからな
実戦じゃ普通
ネタばらしなんて
してくれない
だろう?
まぁあいつらは
あれで結構
タフだし
たぶん
大丈夫だよ
...なるほど
どうやら
対象を結界に
閉じ込めるもの
みたいだな...
確かに
実戦で突然
こんな状態に
されたら
「破って
出て来い」と
言われても..
流石にここまで
落ち着いては
いられないかも
知れないな..
...しかし
...ばかな
こ...
ここは...
!!
...まさか
......
に...
兄...さん...!
それに...
あの刀は
...
...いや
落ち着け..
今は術の中
これは幻覚術が生み出した幻なんだ
これは幻覚
術が生み出した
女なんだ
恐わされるな
...
兄さんは
もう...
久しぶりだな
零司
少しは
強く
なったか?
どうした?
お前の力は
こんなものか?
こんな
剣じゃ
俺はこっ
殺せないぞ?
ツ......
うッ.....!
双方
それまで!
ッ
だ
大丈夫か
零司!
あ...あぁ
大丈夫...
眉の辺りが
切れただけ
だから...
良い仕合い
だった
よくここまで
腕を
研いたな
真司
これも全て
父上の
ご指導と
ありがとう
ございます
父上!
一番近くに
良き弟が
いてくれた
お陰です!
ふ...
そうだな
あー...
こりゃあ
痕が残っちまう
かもなぁ...
ごめんな
零司
俺もつい
力入っちゃって
加減できなくてさ
キズあと保護
肌にやさしい
不特有テーブ
兄さんは
嫡男として
強くなくちゃ
いけないんだ
そのための
踏み台に
なれるなら
僕は本当だよ
いや
このくらい
大丈夫だよ
おいおい
何を
言ってんだよ
お前は踏み台
なんかじゃ
ない
俺が家督を
継いでも
俺達は
一生
兄弟だろ
だから
もし俺が何か
トチったら
その時は
フォロー
頼むな!
えぇー...
えぇー...
それが拭い
ってこと
まぁまぁ
そんな露骨に
嫌そうな顔
するなよ
頼りに
してるぜ
零司
......?
あぁ...
そうだ
これが
僕達兄弟の
関係性...
双子として生まれた優達は分け隔てなく同じように育てられたが
双子として
生まれた僕達は
分け隔てなく
同じように
育てられたが
物心ついた頃から
全てにおいて
僕は兄さんに
及ばなかった
勉強も剣も...
年を経る毎に
その差は
明日になっていった
常に兄さんは
僕の一歩先を
歩き
長子の兄さんが
家督を継げば
全て丸く収まる
僕はそれを
規範として
後について行く...
いつしか僕は
勝つことはおろか
追いつくことずら諦め
兄さんの
影となることが
自分の役割だと
思うようになった
それで良いと
思っていた...
...では今宵
「刃の儀」を
執り行う
......?
覚悟は
出来ておるな
真司
はい
じん
刃の儀とは
桐原流斬術
修了の儀式であり
...
ナットもしょのそっち
継承の儀式
同時に桐原家当雑丞の儀
でもある
屋敷裏の森には
「風の虚と呼ばれる
洞穴があり
その最奥には
桐原家が
代々守護してきた
刀が一振り
安置されている
妖刀「閻魔風」
太古の昔
その刀身に
物ノ怪を封じた
この刀を調伏し
持ち帰る
幼い頃とい頃
「戻しの後に
同行した際
一度だけ見た
その刀は
子供の僕らでも
感じ取れるほど
「禍々しい妖気を
当放っていた
あの時兄さんは
どういう気持ち
だったんだろう...
それが
「刃の儀」だ
間魔風に
封じられた
物ノ怪には
既に自我はないが
くれくれも
呑まれぬよう
油断するなよ
その憎悪と
妖気は年々
友箱され
強まっている
はいいさい
委細承知
到しました
...気を
つけて
兄さん
任せとけ
って
ちゃちゃっと
調伏して
すぐに出て来て
みせるさ
それでは
桐原真司
行って
参ります!
その宣言通り
兄さんはほと
程なく
出て来た
しかし......
逃げろ
零司ッ!
お前が
敵う相手
ではッ...
父上ッ!!
そんな...
呑まれた...
兄さんが
閣魔風に...
...父上の
言う通りだ
今のお前じゃ
俺に
敵わない
だから...
もっと
強くなれ
零司
死に物狂いで
強くなって
俺を
殺しにこい
...涙...
.......?
な...
なにを...
開院風に
呑まれたんじゃ
なにを
言ってるんだ
...?
ま
待てッ!
何処に
行くつもりだ!?
...
何なんだ..
何故僕を
残していく
どうして
なんだ
兄さん...
兄さん...
兄さん
.....!!
...ダメだ
零司
まだ
足りない
この程度
では
まだ俺は
殺せない
...
この兄さんは
僕の記憶が
生み出した
幻に過ぎない
いくら対峙しても
僕の知っている
以上のことは
現実の兄さんの
真意は
分からない...
だから
確かめる
んだ
僕が
俺達は
「生兄弟だろ
僕自身の
力で
やくそく
約束
したんだ
俺が何か
トチったら
フォロー頼むな
頼りに
でるせ
零司
...幻覚
というのは
はじめてだったが
なかなか
よく出来た
幻だった
お陰様で
目が覚めた
ような
気分だよ
そうそう
そんな
感じよ
お花じゃなくて
根元に
優しくね
こう?
うん
上手
上手
ううん!
一華も
おっきく
なったら
一華は将来
お花屋さんに
なるの?
お父さまや
お母さまと
おんなじ
隠密になるの!
...でも隠密は
危なくて大変な
お仕事よ?
お花屋さんの方が
いいんじゃない?
だいじょうぶ!
だって一華は
お父さまと
お母さまの
こどもだもん!
ねぇ
一華もお母さま
みたいに
なれる?
そうねぇ...
これは
あたしの記憶...
小さい頃の..
お母様がいて
幸せだった頃の
記憶...
この時はまだ
隠密のことも
よく知らなくて
ただ漠然と
「悪い奴と戦う
ヒーロー」みたいな
ものだと思ってた...
失礼します
奥様
臨時の当時の出力
出動要請が
入りました
ご準備
願います
...分かりました
すぐ行くわ
お母様
おつとめ
行くの?
ええ...
ごめんね
一華
心配しなくても
大丈夫よ
だって
母様は
強いから!
だから
いい子で
待っててね
うんっ!
お母様が任務に
行く時の
いつものやりとり
この時は
まさか
これが
最後になるなんて
思っても
いなかった..
正直
通夜やお葬式
のことは
よく覚えていない
「お母様が
いなくなった
という事実を
理解するのに
随分時間が
かかった気がする
唯一覚えている
ことは
遺体の
入っていない棺には
たくさんの花が
敷き詰められていて
それが
すごく綺麗
なのに
すごく
不気味だった
ということだけ
それから
というものの
あたしは
とにかく
走り続けた
強くなるため
あんあっ!!
隠密になるため
御家を継ぐため
朝起きてから...
学校が
終わってから..
訓練の後
寝る前にも!!
ただただ
がむしゃらに
走り続けた
たくさん走れば
昨日よりも
速く走れば...
いなくなった
お母様に
近づけるような
気がして...
そしてとうとう
隠密局への入局が
正式に決まった直後のあの日...
はっ
はっ...
お疲れ様です
一華お嬢様
仁科さん
...?
旦那様の
命により
お迎えに
あがりました
お車を
用意して
おりますので
どうぞ
こちらへ
お父様が
...?
...ここは?
隠密局の
研究施設で
御座います
...
地下...?
真っ暗で
何も
見えないけど?
少々お待ち
ください
間もなく
電灯が
点きますので
......
なッ.....
お
石像.....?
はい
ですが
作り物では
なく
正真正銘
本物の
奥様です
お母...さ...
...ま.....?
...では
旦那様よりの
言伝をそのまま
お伝え致します
......?
「一葉
今まで
黙っていて
すまなかった」
規定により
隠密でない者には
口外できなかった
のだが」
「お前も
大きくなり
隠密としての
入局も決まった」
「故に今
お前に真実を
伝える」
「見ての通り葵は...
お前のNSは
死んだ
わけではない」
「恐らく任務中
何らかの柄により
そのような状態に
なったと思われるが」
「未だに術者の
物ノ怪は
捕捉できていない」
「この10年余り
あらゆる技術を
用いて解呪も
試みさせたが」
「残念ながら
成功には
至っていない」
......
...これを知って
お前はどう思う
だろうか
「父としても
隠密としても
不甲斐ない私を
軽蔑するかも
しれないな...
「本来ならば
直接会って
話すべきなの
だろうが」
「立場上
そうもいかぬ
私を許してくれ」
「...今の
私にできるのは
伝えることだけ
「何を思い
何を為すかは
お前次第だ」
「一華」
...待っててね
お母様
あたしが
必ず元に
戻して
みせるから
だめよ
一華
いい子で
待っててと
言ったのに
今すぐ
辞めナさい
はいはい
危ないお仕事だと
言ったのに...
デないとあなた
貴女モ
わ...タミ
ミタ
...悪いけど
今更こんな
幻覚で
揺らぐほど
あたしも
子供じゃ
ないのよ
お
二人とも
5分以内が
うん
一華も
出て来たな
大丈夫ですか
一華さん
重畳
重畳♪
当然でしょ
このくらい
どうってこと
ないわよ
...さて
残るはじゃー
弐郎選だけ
だが...
大丈夫
ですかね
何となくですけど
こういうの
苦手そう
ですもんね
弐郎君
たち...
おまけに
あいつらは
少々特殊な
状態だ
狂蓮陣は対象の
精神的な不安や
過去の傷を
幻覚化するんだが
果たして
どんな幻覚を
見てるのか..
あいつらは
二つの魂が一つに
なっちまってる
からな
ま
何にせよ
もう少し
様子を見るしか
ないな...
はっ
はっ
はっ...
だぁあぁあああ
くそったれ!
何なんだよ
ここはよぉ!!!
ずっと
走り回ってんのに
出口はおろか
壁すらねぇ!
このままじゃ
また..
さっきの奴に...
止まれ
弐郎!
前だ!
ぅおおっとと!
ここは
あの餓鬼の
術中なんだ
別の物ノ怪が
いるわきゃねェ
何より
こいつからは
妖気を
感じねェ...
くっそ!
何なんだよ
この化け物は!!
...だが
なんだ
この妙な
感覚は...
己は
こいつを
何処かで...
あーもう
めんどくせぇ
どうせ出口も
ないみてーだし
やるしかねぇな
...
腹括って
やらぁ
いくぜ
羅睺...!
BLACKTORCHOACAPI
弐郎達は...
特務二課拠点近くの
フハートに
住んでいる
それぞれの期
弐郎ver.
ふぁあああぁあ
ああぁあっ...
あちち...
あー...
腹減ったな
おお
朝飯何にすっか
すっかな...
弐郎の朝は
厠から
はじまる
お前
意外と
ちゃんと
してんだな
習慣だよ
習慣
我妻家家訓
「朝飯は
ちゃんと食え」
午前5時半
起床
一華ver.
それぞれの朝
分かりました
?!?
戻ったら
二度目の
朝食で
栄養補給して
軽めの
朝食をとり
着替え
ふふん♪
プレイリストを
シャッフル再生
しながら
ううう
うーうう♪
きっちり
10キロの
ランニング
うううー♪
シャワーを
浴びながらの
一人ライブまでが
ワンルーチン
零司ver.
それぞれの朝
零司ver.
今日はどこでも
全国的にもう
晴れ教科で...
朝の日課
その一
「お湯を沸かし
コーヒーを淹れる!
インスタントでも
この音と香りは
起き抜けの体に
優しく染みる
コポポポ
清々しい男女で
陽気が
広がるでしょう
...おっと
ではきょう
今日も一日
元気に
いってらっしゃ~い
そろそろ
時間だな
そしてきして
朝の日課
その二
「各局の
お天気キャスター
の巡視」
猫耳パーカー
意外とアリだな
...
起床
司場ver
それぞれの期
トイレ
一服
二度寝
さて!
次のベージからは
ジャンプトに
掲載された
おまけ漫画ですよ!
米宇篠は近場であると
一人暮らし
1巻収録分の
トレイラー形式に
なってるので
良かったら
本編と見比べて
みて下さいね!
出番ねぇから
ここで無理矢理
ねじ込んで
きやがったな
君の身柄は
隠密局で保護
させてもらう
死ぬまで..
同化した
まま...?
こっから
出んぞ
羅睺
お前もろとも
羅鹸を滅し
その後
わしもじけっ
自決する!!
何やってんだ
馬鹿野郎!
死にてェのか
手前ェは!!
それが
オレの
「覚悟」だ
あんたは
もう人間じゃ
ない
いい加減に
しろよ!
あたしは
あんたの存在を
認めない!
変な意地
張ってたら
マジで喰われ
ちまうぞ!!
鬼子母神一華
それが
あたしの
名前よ
......さぁ
BlacakTOROH
いくぜ
相棒
おまえのお客様がいますのですが、この時期に限りました
Twakypu.
ああ、うん...わかったわけじゃないわ
はいはいなん
>>16.12-1--1.cordand...
あれだから、Mext.jpbe...
作画スタッフ
ウニドンYI20
オダ
阻当編集
林士平
デザイナー
浅見ダイジュ(LsD)
DIGITAL
SHUEESALUNHPCOMCS
2巻
タカキツヨシ
®タカキツヨシ2017.20!7
初版発行
デジタル版発行-2017年
2017年
発行所・集英社
http://wwwstilesshacco.
この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです
本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、
無断で約30改竄、公衆送信(インターネットト上への掲載
を含む)することは、法律で禁じられていいます。また、個人
的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなど
の著作権保護技術を解除して行うことはできません。
FXTRAIPAGES
「カキツヨシ
TsuYosHI
TAKAKI
上図は、甥っ子がループルによって
ユーローロック作ってくれた新キャラなのですが、
設定上、本編に出すのはキテ物として、
若干難しいと思ったので
「ここで使わせてもらいました
マンガキッコン、
お腹に「龍一って入ってるのがローンと
お風呂最高にクールですね!
ジャンプスクエア2017年5月号〜8月号に開催なる前は、
相談分を収録。
背表紙・カバー折り返し
潔表記はコミックス発売当時のものになります。
COFRTOSSは、まずダイエットでのご
1980年12月16日
......
初登場の
カラーページ
なのに
こんな扱い:
不快だねぇ
ょぼんぬ
...bhroomics.
...タカキツヨシ
本体・表紙
家表記はコミッククス発売当時のものになります
FXTRAIPAGES
またお会いできて光栄です、タカキです。
ここまでご覧頂きありがとうございます。
早いもので、あっという間に2巻です。
なったことが、一番大きな変化かもしれません。
連載が始まって半年強..色々と変化はあったのですが、
自分が描いたものに対して、たくさんの反応をもらえるように
これまでは家族や友人以外だと、そんなに多くなかったリアクションが、
連載が始まって、特に単行本が出てからは
ツイッター等で感想のツイートやリブをしてくれる方がいて、
すごく励みになっております。
本当にありがとうございます。
SNS以外でも、雑誌のアンケートやお手紙等
「読んでくれる人、応援してくれる人がいる」と分かるだけで、
作者も作品も元気になれる気がします。
それでは、また次巻でお会いしましょう。
読んでいる側からのアクションというのは
想像以上に大きな力となって作者や作品を動かします。
特にネット全盛の時代だからこそ、アンケやファンレターは
絶大な効力を発揮します。
なので、もしここれをご覧の方の中に
「応援してやっからがんばってみろや」という方がいらっしゃいましたら
ジャンプSQ.編集部宛に何かしかを送ってみてください。
僕が泣いて喜びます。
...さて、最早あとかきでも何でもない、ただのおねだりになったところで
そろそろ切り上げましょうね。
JUMP.COMICSの
ジャンプコミックス
2ヶ月9日集中町43
本体・裏表紙
激表記はコミックス発売当時のものになります。