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タカキツヨシ

いく

JuMPCOMCS

Du

そうですが、そしてその

ブラックトーチ

★この作品はフィクシヨンです。実在の人物・団体・事件などには、

いっさい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行っています。

...

タカキヅヨン

JuMPCOMOS

Tighone

司場涼介しばらいうすけ

物ノ怪の監視と排除を行う回目の

ひふっ

秘密組織〈公俺隠悉ん]特務

にゃぁぁぁ

...課課長。「黒の大丈夫」を設定

...

久澄陶子くすみとりと

司場の同僚。人員・権力共に

...

最大の課・特務課を率いる

いいです

冷徹な女性課長

物ノ怪の少女だが、人間関係に

友好的なタイプ。司場の訓練

に協力している

ふよう

芙蓉

きりはら、れいじ

桐原零司

すんじょっ

斬術に特化した隠密の名家

...

桐原家の後継ぎ物ノ怪に

より、兄と父を失う。

鬼子母神一華

きしもじん、いちか。

公儀園舎局に所属するわ

能な司場の部下。隠密の名

家・児子母神家の一人娘。

羅藤

そんなの

伝説の物ノ怪。水い封印

はははっはは。小さいから覚悟し、弐郎と出会

う。弐郎を助けるため

2014年4月26日に購入の

自ら勝合の道を選んだ。

本番と

いくか

我妻弌郎

...

忍者の未満として、祖父に

育てられる。疑問とは合し、

公開隠香局一へ入職。

助物と話す能力を持つ

また、この世界ではないということですが、自分の身体が

ここでここに

大な黒花は物が、立ちはだから...。

物ノ怪〉とは、悠久の時を生きる嫁」

忍び父谷・我女式郎は、ある日、黒猫の姿

の物2性・疑味と出会う。式地は、渡っ子の

物人ばから運転をするうじで何を落とすか、

そんな彼を救う次の、確認は式地と藤谷。弐

俺は目覚め、その力で何ヶ柱を一瞬する。

運転と一体化した玉座は、〈六魚区密局〉の

司場浜介に誘われ、鬼子母神一華・桐原零

司と近女公認部隊、「魚の灯火」へ参加

初任務に赴いた先は、細歌を封印していた

『殺生石』のある場所だった。そこに現れた物

夕食を通りるも、去り際、謎の言葉を残す。。

数日後、シズーは「妖術対抗訓練」に関する。

物ノ怪の少女・芙蓉の生女出す幻覚の世界で

試される三人と一匹。事前には妖刀関係風

になるれた兄・真司の姿が、一本にはお悩みと

なった母が現れるが、二人は幻覚に向き合い見

事脱出に成功。一方、式地と韓膜の前には

CiONTEN

はっ

#8[manUp

スペシャルフォー

#9.SPECALICOROE

#10180NOHRRP

...

#11[Dniterdog

8.60KTOKIB

ターンアップ

#8.TurnUp

くっ...!

ガァッ!

だぁぁ

ちくしょう!

でけぇくせに

速ぇとか

マジで

なんなんだよ

こいつは!?

己が誰か

知りたいか?

......

一発

撃ち込む隙も

ねぇじゃねぇか

.....!

うお

なんだよ

喋れんの

かよ!

ならば

教えて

やろう...

うおおぉぉぉ!?

な.....

なんじゃ

これは...!?

どうした

芙蓉

馬鹿な...

陣の制御が

きかん...!

えぇ!?

原因は?

しかし

まずいな...

どういう

こと?

はっきりとは

分からんが

十中八九

羅睺じゃろう

...

狂蓮陣は

記憶を利用し

対象を

破壊する術じゃワシが

加減も解除も

できん以上

奴らが自力で

破らなければ

このまま

潰されるぞ

...おいおい

おい

どうなってんだ

こりゃ...?

まさか

あの怪物の

腹の中ってこた

ねぇよな...

お...

おい弐郎

ありゃあ...

なっ...

お...おい

これって...

己が入ってた

殺生石だ...

いやいや

待てって!

あぁ

間違いねェ

.....

なんであれが

こんなとこに

......!

いやー

お陰様で

今年も豊作で

何とか無事に

年貢も納め

られました!!

ね...

年貢ぅ...?

いつの間に...

それに

おっ母の体調も

随分良くなって

きたし

それもこれも

全部

羅睺さまの

お陰です

あぁ!?

あー

うるせぇな

せっかく

気持ちよく

寝てたってのに

ったく

毎日毎日

手前ェもよく

飽きねェな

えぇ?

おぉ!

羅睺さま!

治郎兵衛よ

久々に

お姿を

見られるとは、ありがてぇ

ありがてぇ

拝むな

うっとうしい

...大体なァ

己は何もして

ねェからな

翌作は

偶々気候が

良かっただけ

だし

手前ェの

おっ母だって

元々大した

病じゃあ...

いやいや

そんなこたねぇ!!

他所の村や

町の方じゃ

鬼だかあっ!!

物ノ怪だかが

人を襲ったり

家や畑を

荒らしたり

してるって話だ

うちの村に

そういうのが

来ねぇのは

羅睺さまが

見守って

くれてる

お陰だろ?

己は何となく

ここが

気に入ってて

...ケッ

別に

見守ってる

わけじゃねェよ

他の物ノ怪は

己にびびって

寄って来ねェ

ただ

それだけの

話だ

それで

十分だよ

ただ

いてくれる

だけで

それだけで

村の人間は

助かってんだ

ほんと

ここの土地神様が

羅腋さまで

良かったよ!

んじゃ

俺ぁそろそろ

畑仕事に

戻りますわ

それじゃ

また明日も

来っから!

来んで良いわ

阿呆!

これ

置いてくから

食ってくんろ!

...

.....おいおい

こちは

まさかとは

思うが

そうだ...

これは

殺生石に

入る前の

もしかして

これって

......

羅睺の

記憶

...

ってことは

やっぱり

あの怪物は

...

時は

享保15年

ハ代将軍

徳川吉宗の

時代

徳川って

って..

江戸時代

かよ!?

この頃の

物ノ怪は

鬼や

妖怪などの

化物として

或いは

山神や

土地神として

人間に

畏怖され

尊崇されて

いた...

久しぶりだな

羅睺

あん?

息災そうで

何よりだ

なんだ

旧き友よ

奴の名は「天鬼」

己と対等に

話せる

数少ない物ノ怪だ

へー

羅瞼にも

ダチいたのかよ

天鬼

じゃねェか

......?

殺生石か...

相変わらず

妙な所に

棲んでいるな

物ノ怪にとって

これは天敵

だろう?

...?

どうした羅睺

さっきから

黙りこくって

だから

だよ

これがありゃ

馬鹿が

寄ってこねェ

ふっ...

なるほどな

......

いや...

あいつの声...

どっかで...

思い出した

間違いねェ

...

己が石から

出された

あの時

あ?

光る板の中に

いやがったのが

あいつだ...!

は..

はぁあ!?

...で?

霊山の!!

山神とも

あろう手前ェが

わざわざ

こんなとこに

何の用だ?

ここ最近

......

人間共による

物ノ怪狩りが

増えている

...

なんだそりゃ?

調子に乗った雑魚が

返り討ちに

遭うなんて別段

珍しくもねェだろ

いや

そうじゃない

最近は人間側が

能動的かつ

組織的に

物ノ怪狩りを

行っている

組織的...?

背後は

幕府だ

世事に疎い

お前は

知らないだろうが

幕府はちゃんまえ

数年前から

各地の野武士や

乱波素波を集め

対物ノ怪集団を

秘密裏に

組織していた

らしい...

名を

「御庭番衆」

連中は

治世という

大義名分を

掲げ

馴染みや

知り合いも

既に何人か

やられた

手当たり次第に

集団で物ノ怪を

狩っている

中にはりんとは

人間共に

懐柔された者も

いるという

嘆かわしい話だ

物ノ怪の

風上にも置けん

ケッ

下らねェ

それで己に

警告でもしに

来たってか?

いや違う

私達と共に

御庭番衆と

戦ってほしい

我ら物ノ怪は

時に

人を喰らい

故に人間は

我らを畏れ

敬ってきた

その構図が

崩れようと

している

川を荒らし

山を燃やす

だから私は

こうして

各所を周り

同志を集めている

私にはそれが

耐えられない

ここに

お前の力が

加われば...

...何?

己の力を

あてにすんじゃ

ねェよ

断る

お前らが

何をしようが

勝手だが

己は誰の

味方でもねェ

言様ッ...

状況が

分からんのか!?

事は既に

物ノ怪全体の

問題なんだぞ!

知るかよ

御庭番だか

何だか知らねぇが

自分のことくらい

自分で何とかする

まさか

貴様...

人間側に

付くつもり

では.....!

そのくらいに

しておけ

...羅喉まえ

お前の言い分は

分かった

だがわれわれ

我々も

本気だ

人間に

付くにしろ

狩られるにしろ

お前程の物ノ怪を

捨て置くわけには

いかない

明日

もう一度

来る

そこで

結論を

出そう...

来んで良いわ

阿呆

...連中の

言う通り

この時の己は

よく分かって

いなかった

御庭番のことも

そうだが

何より..

天鬼が

どれだけ本気

だったかを...

翌日

約束通り

結論を

出しに来た

...しかし

ここは

良い郷だな

土地は肥え

水も空気も

澄んでいる

そして

何より

飯が

美味い

今後の為に

少しでも

力を高めて

おきたくてな

同志集めと

平行して必ず

集落では食事を

しているんだが

すまない

羅朕

お前の分はもう

これしか

残ってない

...流石だな

黒き凶星よ...

しかし

よもや

ここまで

圧倒的とは

...

やはり

放っておかなくて...

正解だったな...

ククク...

辛うじて

残ったのは

私達と

妖気を

抑える

殺生石のみ

村人は全て

私と同志が

喰らい尽くし

その同志達も

今ので村ごと

消し飛んだ

これで全ては

お前の仕業

ということになる

...まぁ実際

お前が殺した

ようなものだがな

己が

最早に最早

人間との共生は

不可能だ

殺した...

......?

己が

いたせいで

さぁ

ここで

私を殺し

全てを敵に

回すか

結論を

出そうか

私と共に

御庭番を

潰すか

羅朕べ

そんなに

難しい二択じゃ

ないだろう?

これだけの

惨状だ

すぐに御庭番衆は

お前を追う

いてくれる

だけで

それだけで

村の火間は

助かってんだ

どの道

戦いは

避けられない

それならば

仲間が

いた方が

良いだろう?

ほんと

ここの土地神様が

羅睺さまで

良かったよ!!

どいつも

こいつも

好き勝手

言いやがって

...

面倒臭ェ...

...!

待て羅睺

お前何

何を...

付き合って

られねェよ

言っただろ

己は誰の

味方でも

ねェ

羅朕ッ!!

馬鹿な

真似はよせ

疑問!

自分のことは

自分で何とか

するってな...

あばよ

...こうして

己は殺生石に

憑依し

自分自身を

封印した

これが

己なりの

けじめ

誰にも付かねェ

という選択だ

これが...

己の...

なーにが

けじめだ

にゃあ!?

い...

いたのか

弐郎...

要は格好つけて

逃げただけじゃ

ねーか

あ...あぁ

悪い...

...ったく

テンパってんじゃ

ねーよアホ

当たり前だろ!

寝ぼけてんのか!?

お前はもう

一人じゃねぇ

昔のお前が

どうかは

知らねーかな

それを

選んだのが...

今のお前だ

はじめて

会った

あの日

死にかけた

オレを助けた

お前は

人間だの

物ノ怪だの

味方だの

敵だの

そんな

小難しいこと

考えて助けた

のかよ?

ちょろい奴だぜ

動物とはる...

助けとはと人間がいんだぜ?

ノ怪がいても

不思議じゃ

ねーだろ

お前ネントにただの探しやねぇんだな

平和2...やっぱり欲しくなかったのかよ

これは上記に終わるな

「私以外にも

手を貸して

あげてね」

誰かを...

助ける理由に

下るも

下らねぇも

ねぇだろ

平成2にゃあ

信りがある

それを今

返すぜ

はぁー...

我ながら

下らねェな

なんか一気に

色んなことが

馬鹿馬鹿しく

なってきたぜ...

あぁ!?

なんだよ

それ!

あぁん?

誰にも

付かねェ

なんて

意地張ってた

はずが結局

ヘッ...

だって

そうだろ?

よりにも

よって

手前ェなんかに

憑いちまったん

だからな

...認めねェ

己は

認めねェぞ!!

うぉっ!!

やっべ

忘れてた

こいつを

何とかしねぇと

いけねーん

だった!

己八ひとり

一人だ...

誰ノ味方でも

ネエ...

手前エガ

いつケリヤ

己ハまタ

人ニ

戻しル

手前ェガ

ココデ

死ネバ

...おいおいなんか

言っとくけど

オレはてめーと

心中する気は

ねぇからな

己ハマタ

眠り二

ツケルンダ

当たり前だ

阿呆

すげーこと

言い出したぞ

お前

己じゃねェよ

馬鹿野郎!

...ケッ

ぐぬぬぬゐぬぬねぬ...

ぶふぇっ!

駄目じゃ...

うんとも

すんとも

言わん...!

自分の術なのに

なんたる屈辱...!

......?

...ん?

お?

あ...

こりゃ

まずいな

全員

退避

え?

げっほ

うぉっほ...

あー...し

死ぬかと

思った

弐郎っ!

なんだよ

畜生

オレらが

一番最後

かよクソ

あいつ

しぶとすぎる

だろ...

よしよし

追われな

ははすごい

ひとまず...

訓練の方は

無事成功だな

後はこれが

ただの成功で

終わるか

あいつらか

何を見たのか

次第だが...

はたまた

大成功に

化けるかは

うん

文句なしに

大成功だ

こりゃ

天鬼という

物ノ怪か...

どうやら

そいつが

敵の首魁の

ようたな

それじゃ

急いで報告書

まとめて

上に...

いや

その必要は

ない

...え?

せっかく

掴んだ

重要情報

なんだ

おいしい

使い方しないと

もったいない

でしょ?

ふぁ......

...ん?

うわぁあああぁ

あぁあああ!!!

#9

9.999(1AL,PORCE

本日早朝

住宅街で

発見された

複数の遺体ですが

いずれも

頭部以外は

発見されておらず

遺体の損壊に

刃物等が

使用された痕跡も

認められない

とのことです

現場は...

昨夜末明から

季節外れの

濃い霧が立ち込めて

いたこともあり

目撃情報もなく

捜査は

難航している

桜様です

今月に入り

原因不明の

変死事件が

相次いでおり

はっきり言って

こんなもの

人間のやることじゃ

ないですよ!

警察はどういったん

同一犯による

連続殺人も視野に

捜査を

進めています

正に

鬼畜の所業

ですね!

うむ

やはりあのけ

物ノ怪の

仕業ですか...

十中八九な

おっさん

正解

待て待て

何普通に

くつろいでんだ

お前

仕事

終わったんなら

さっさと帰れよ

うるさい

奴じゃのう

ワシがどこに

いようと

ワシの

勝手じゃろ

んの...

こっちゃ

てめーのせいで

訓練中死ぬ思い

したんだぞ!

まずそれ

謝れや!

ええい

金玉の小さい

奴じゃのう!

あれは

ワシのせいじゃ

ないと

言うたじゃろが!

つーか勝手に

オレのえびみりん

喰ってんじゃ

ねぇよ!!

えひみりんえ

やかましい!!

喰われたくなきゃ

表に名前でも

書いておけ!

書いてん

だろがッ!!

はーい皆さーん

お昼ごはん

できましたよぉ

待って

ましたぁ!!

...ふと

思ったん

だけどよ

なんで

物ノ怪は

人間喰うんだ?

.....何を

突然というか

今更..

いや

だってよ

こいつとか

普通の飯

喰ってんじゃん

あとオレの

えびみりん

...別にものは

物ノ怪は

人間しか喰わん

わけではない

しつこいのう

...

ただたげん

人間の

生命力は

妖力を

底上げする

唯一の要素

なんじゃ

あー

そういや

羅睺の記憶の中で

天鬼もそんなこと

言ってたっけか

服が美味い

今年の次に少しでも心を広めておきたくても内容量や150ですが不安ではまるもしていませんか

すまない最新お茶の女はもうこれしか残ってない

そういう

ことじゃ

...ということは

つまり

今再び

物ノ怪達は

たった今

入った

情報に

よりますと..

力を蓄えようと

しているって

ことですか...

えーえー

番組の途中ですが

臨時ニュースです

比良坂町

周辺の道路が

全面封鎖

された模様で...

...で?

用件は

なんだ

よもや

こんな下らない

報告書を

見せるために

わざわざ私を

呼び出したわけじゃ

ないだろうな

下らないって

訓練やれって

言ったのは

君の方じゃ...

特一は

連日の

怪死事件に

追われてるんだ

これでもし

本題も

下らない用事

だったら

さっさと

本題に入れ

私の権限で

貴様を

更返するからな

おー

こわい

こわい

.....成程な

羅睺の過去に

天鬼という

物ノ怪か...

どう?

なかなか

面白いでしょ

それじゃ

これで

こないだの

神社の件は

チャラって

ことで

ふん

それが

狙いか...

それと

さっき言ってた

事件の捜査

ウチの

連中にも

噛ませてよ

もう一つ

却下だ

まぁ

聞けよ

順序が逆には

なっちまった

けど

あいつらは既に

訓練も実践も

こなして

こうして

成果も

出してる

それに

忘れてる

わけじゃない

だろ?

物ノ怪関連の

事件は

本来特二の

専門だ

あいつらの

若さを懸念

しているなら

それは過保護

ってもんだよ

久澄

......?

合理的に

考えろ

あいつらは

十分戦える

もし

戦えなかった

その時は俺を更迭でも

クビでも

好きに

すればいいさ

......

時枝か

どうした?

...いや

今は

外にいるが

......

何...?

...分かった

私もすぐに

戻る

とりあえず

警察を通して

現場の封鎖と

報道管制を徹底

情報処理課

「劇作家」に

カバーストーリー

の作成を

同課

「天体観測」には

情報の

規制と改竄を

急かせろ

...ずいぶん

慌ただしかったけど

何かあった?

良かったら

えー

現場と中継が

繋がったようです

お貸し

しましょうか?

橋の向こうは

濃い霧のような

ものに覆われ

町の様子は

一切見えない

状態です!

はい!

こちらが

現場の

比良坂町です!

警察は

化学物質による

テロの可能性も

あるとして

周辺には

非常線が張られ

全ての道路が

封鎖されています!

町内には

病院や学校をはじめ

多数の住民が

取り残されていると

見られており...

...これってやっぱり

結界よね...

どこ行くのよ

弐郎!

現場だよ

比良坂

っつったら

目と鼻の先

じゃねーか

こういう時の

ための

オレらだろ

今行かねぇで

どうすんだよ

だからって

あんなおっさん

どうだって

いいだろ!

まずは課長に

連絡を...

指示なしで

動くわけには

いかないだろ

馬鹿

あーもう

めんどくせーな!

おいおい

ひどいこと

言うなよ

泣いちゃうぞ?

...そうだ

町の西側に

ヘリが一様

う~~ううう~

......

すぐに

退避させろ

必要なら

機材の情報消去と

乗員の

記憶洗浄も行え

すげぇな...

あれ全部

隠密かよ

...なんつーか

ほんとに

隠密局って

あったんだな

あぁ

ガスによる

健康被害は

ないとだけ

発表させる

そら普段

表に出ないのが

うちの仕事

だからな

スーツ着て

インカム着けてる

奴は大体な

はえー

...とは言え

結局

まぁそれも

無理からぬ

話だ

あいつらの

仕事は全て

人間相手

物ノ怪による

大きな事件なんて

この数十年

滅多に起きなかった

からな

おかげで

隠密局の体質も

御庭番時代から

大きく変わった

物ノ怪相手から

人間相手の

スパイや

情報操作ばかり

こんな状況を

収束できる人材は

ほとんど

残ってない

そこで

お前ら

「黒の灯火」の

出番って

わけだ

それじゃ

状況の確認を

しとくぞ

現場は

比良坂町一帯

川の三角州に

位置しており

既に

全ての道路は

封鎖済み

結界内部の

詳細は

不明だが

元凶の物ノ怪と

多数の市民が

いることは

間違いない

恐らく

この濃度の

結界なら

隠密服の

妖気中和機能で

突破できる

はずだ

任務目的は

三つ

「人員教命」

「結界の解除」

そして

「敵勢力の無力化

及び捕縛」だ

捕縛?

恐らくこの件も

第七封鎖廟同様

天鬼が

ついてるはずだ

そこに繋がる

可能性は

撮んでおきたい

なるほど...

内部への

潜入は

俺はここで

全体指揮を

執る

お前達

だけだ

なお結界内とは

有線無線問わず

通信は

不可能だ

だからネットにも

情報漏れない

わけだか

だからネットにも情報漏れないわけだが

え?

それじゃ

どうやって

課長と

連絡を...?

なんだてめー

まだ

いたのかよ

ふつふっふ...

こんのッ...

そこで

このワシよ!

んで

一体どうする

んだよ?

ふん...

各々

これを飲め

その花弁が

子機となって

こっちの蓮で

中継できるんじゃ

ワシの妖気による

通信じゃから

声を出す必要も

ないぞ

飲むのか...?

これを......

さっさと

せんか

無礼者共!!

ちょっと

勇気いる

わね...

.....さて

匂いは

しないが

.....

説明はいじゃ

以上だ

一応こっちで

応援も

手配するが

とりあえず

お前らの

思うように

やってみろ

では

作戦開始だ

...あ

入ってきた..

三人...

...三人か

思ったより

少ないのう

隠密局が

その程度なら

わざわざ

徒党を組む

までも

なかったかのう

どうじゃ

呂蓮!

人間の方は

集まったか!?

うーん...

今ちょうど

50くらい

っすかねー

やっぱ

生きたまんま

操って集めるのは

結構時間

かかるっすねー

人間は

鮮度が命じゃ

っていうか

頭だけ残す癖

なんとか

して下さいよ

鉄輪さん

食事マナー

悪いっすよ

死んで

時間が経つと

生命力

摂れんからのう

喧しい!

頭骨は

硬くて嫌い

なんじゃ!

ふぇえぇえええ

えええぇえ!!!

あぁん?

おがあさん

どこー!!

なんじゃ

ありゃあ...

おいない

呂蓮!

催眠が

効いとらんのが

おるぞ!

うああぁああ

あああぁああ!!!

おがあ

さぁぁん!!

あー...?

脳ミソ未発達な

ガキには若干

効き悪いんすよ

ええい

喧しいのう

食後の仕様

甘味に

してやるわ

...鉄輪

なんじゃ

鳴子

.....ちょっと

間違えた...

三人じゃ

ない......

三人と...

羅睺......

くっくつく...

そうか...

ようやく

来たか...

このワシが

全力で

暴れられる

時が...!

暴れんのは

いいすけど

ボスからの指示

忘れてない

っすよね?

分かっとる

わい!

生け捕りに

すれば

ええんじゃろ

「可能な限り」な!

おいこい

鳴子!

羅睺は

どっちから

来とるんじゃ!?

.....鳴子?

これ

寝たっぽい

すね

しょうがない

っすよ

こんだけの結界

一人で

張ってるんすから

なにい!!

ぐぬめぬぬ...

どいつも

こいつも

使えん奴じゃ!

つまみ食いしか

しないヒトに

言われたく

ないっすね

もし羅喉が

鳴子の方に

行ったら

どうするんじゃ!!

まぁ

それは

大丈夫すよ

こういう事態に

備えて

あいつのとこには

護衛置いてますし

そういう

心配をしとる

んじゃない!

ええい!

もう良いわ!

呂蓮!

お前はここで

引き続き

人間を集めとれ!

ハイハイ

鉄輪さんは?

決まっとる

じゃろう!

こっちから

出向いて

羅睺の命

獲ったるんじゃ!!

だから

殺っちゃダメ

っすってば

...

さてと

すんなり

潜入できたのは

いいか...

思ったより

まずい状況

みたいね...

何人か道端で

死んだみてーに

ぶっ倒れてる奴

見つけたけど

うんとも

すんとも

言わなかった

もんな

恐らく

何らかの術に

支配されて

いるんだろう

オラァ!

しかし

だとすれば

急がないと

危険だ

長時間妖気に

咳され続ければ

精神が

壊されかねない

だったら

さっさと

術使ってる奴

探そうぜ

探すって

言っても...

町丸々一つが

範囲なのよ?

やはりきんぼう

三方に散って

風潰ししか

ないですかね...

んにゃあ...

...なんだ

こりゃあ?

妖気が混ざって

ひでェ

臭いだな...

なぁ

そうよ

羅睺!

あんたちょっと

妖怪レーダーに

なりなさいよ!

頭にのんなっっっ

ようやく

お出ましか

化け猫

はぁ?

れぇだぁ?

...んー

三つ...

四つも!?

いや...天気よ

妖気は

四つだな...

それぞれの

場所は

分かるか?

...いや

駄目だな

結界と術の

せいでしょ

場所までは

分からねェ

んだよ

使えねぇな

なんだと

この野郎!

あ?

やんのか

コラ!

もう

やめてよ

面倒くさい!

やれやれ

結界を

張ってる

奴と

人間に

術をかけてる

奴と

とにかく

そいつら

二匹よりも

物ノ怪は

全部で四匹

強い妖気の

奴が二匹だ

向こうの頭数が

分かったのは

大きいですが

結局は

バラけて

探すしか

なさそうですね...

なんか

知らねーけど

人間達

寝ちゃったな

いやー

ラッキー

ラッキー

......

今のうちに

食えるだけ

食っとこうぜ!

...ん?

...?

...

話には

聞いてたけど

実際

目の当たりに

すると

なんて言うか..

て~~っ~~

えらくほっかて

牧歌的な

絵面ね...

本当に会話

成立してるん

ですかね?

いやー

ありがとな

坊主!

缶詰の魚なんて

はじめて

食ったぜ!

なぁに

ありがてぇのは

お互い様だ

あいつらの

話によると

北の交差点に

人間の群れを

動かしてる

二人と

町の中心にある

公園に二人

だそうだ

つーわけで

急ぐなら

交差点と

公園

よし

僕と一華さんが

交差点で

お前達は

公園の方だな

ぜってー

そう言うと

思ったわ

二手に

分かれた方が

効率いいとは

思うが...

こっちが

片付いたら

すぐそっちの

応援に向かうわ

別にいいけど

おっけー

んじゃ

とりあえず

その方向で..

......

...チッ

作戦へこう

変更だ

お前らは

二手に分かれて

交差点と

公園を頼む

こいつは

オレらが

やる

ちょっと

待ってよ

今なら

全員で

戦った方が...

こいつの

狙いは

オレらだ

それに

急がねぇと

町の奴らが

やべぇんだろ?

でも..

行け

くつくっく...

タイマンを

選ぶとは

少々意外

じゃったな

人間は

群れて戦う

もんじゃと

思っとったわい

うるせー

牛野郎

喧嘩に即毛よ

御託は

いらねぇ

さっさと

かかって

こいや

ん?

どうやら

当たりを

引いたみたいね

そこのあんた

今すぐ術を

解除しなさい

...は?

嫌に

決まってる

でしょ

じゃあ

死になさい

...見たところ

上の子には

戦意...というか

意識すら

ないようだな

嬉しい兄貴と

誤算だ

大人しくする

ならば

捕縛してやる

もし

抵抗するなら

斬る

#030NTH

「かかって

こい」

...じゃと?

可笑しな

ことを言う

餓鬼じゃ...

それは

強い音が

弱い者に言う

台詞じゃろうが

だったら

確かめて

みろよ

#1030NTHRIR

見た目通りの

筋力馬鹿

やっぱりな...!

威力は

半端ないし

喰らったら

やべぇけど...

攻撃は

大振りで

直線的...!

かわされた

直後は

でかい

隙ができる!

ほう!!

悪いなじゃろう

牛野郎

デカブツと

やり合うのは

慣れちまってんだ

出し惜しみは

しねえ

一撃で

決めるぜ...!

羅睺!!

吹っ飛べええ

えええぇ!!!

ぬぅううお

おおおねお!!

くっ...

駄目だ!

圧し切れん...!!

なにッ!?

マジかよ...!

クソ...!

ふうぅぅう...

受け切り

やがった...!!

わざわざ

撃たせ所を

作ってやったと

いうのに

思った程

でも

なかったのう

...まぁ

所詮は

人間でも

物ノ怪でも

ない

半端者

じゃったと

いうことか

!?

両腕か...!?

んなッ

にッ!?

ワシはきち

不器用な

物ノ怪でな

ぐっうぅおおお...

妖気を

圧しつける

くらいしか

できんか...

気分は

どうじゃ?

痛いか?

苦しいか?

この数百年

ワシらは

そうやって

生きてきたんじゃ

圧さえ

つけられるのは

屈辱か?

貴様ら

隠密の

せいでな...

かつて

アンは

山林を治める

鬼神として

...そうじゃ

人間どもに

畏怖され

崇められる

存在じゃった

集落の村人どもは

祭りを催し

贄を寄越し

トワシに祈った

あの頃は

良かった

のう...

ッ...!

その見返りに

ワシはその地を

戦や災害から

守護してやった

じゃが!

御庭番が

現れてから

村人どもは

祈るのを

やめた

どころか

あろうことか

隠密と

共謀して

ワシを

闇討ちしようと

しおった...

じゃから

殺した

隠密も村人も

男も女も

年寄りも餓鬼も

赤子に至るまで

全て殺して

喰らって

やった

分かるか

小童?

戦争を

仕掛けたのは

貴様ら

人間の方じゃ

昨日まで

笑顔で手を合わせ

祈っておったのが

今日には

寄ってたかって

刃を向けて

殺しに来よる

それが

貴様ら

人間じゃ

...それから

ワシらは

ずっと

待っておった

人間どもが

物ノ怪の

存在を忘れ

隠密が

その有り様を

変える時代を...

再び

物ノ怪が

物ノ怪らしく

生きられる

時代をな

本来羅睺は

反撃の狼煙兼

切り札となる

予定じゃったが

この程度ならば

最早必要も

あるまい

このまま

ここで

新時代の

贄となれ

ほんと

人間はいつも

そうっすよねぇ

「死になさい」

ねぇ...

傲慢で

不遜で

自分達が

全てを支配

しているような

言動ばっかり...

正直

臭すぎて

反吐が出そう

っすよ

つかなんで

そんな

偉そうに

できるんすか?

俺にこれを

やめてほしいなら

きちんと

「お願い」したら

どうすか?

この状況

どう見ても

俺が「上」で

アンタが

「下」でしょ

昔の人間みたく

両手をついて

頭を深々と

下げてね

まぁ

聞いてあげる気は

更々ないっすけど

どうせ一人じゃ

何も

できないんだし

試しに

やってみたら...

へー

意外と

動けるん

っすね

それじゃ...

こういうのは

どうっすか!?

くっ...!

!?

どうっすか?

俺の術は

流行りの

VRなんて

目じゃない

でしょ?

ついでに

言っとくと

落ちたらほんとに

死ぬっすよ

なんせこれは

視覚じゃなく

精神に千渉

してるんすからね

俺は今までに

色んな人間に

色んな幻を

見せてきた

甘美で

破滅的な幻から

地獄のような

恐ろしい幻まで...

誰も彼も

笑ったり泣いたり

怯えたりして

最期には壊れて

真っ白になる

人間は

その過程を

見るのが

何より面白いん

すよねぇ...

...冗談じゃ

ないわよ

あんたの

玩具じゃない!

自分らもいいけど

犬猫を

愛玩道具に

してるくせに

よく

そんなことが

言えるっすね

...決めた

アンタには

直接遊んで

もらうっす

俺の

玩具と

してね!

ハハッ!

いいっすね!

もっともつと

踊るっすよ!!

ほらほら

あっという間に

後がないっすよ!

お腹に

穴っすか!?

それとも

奈落に

真っ逆さま

っすかぁ!?

おお?

奈落には

あんたが

落ちなさい!!

野何だ

驚いてる

んすか?

ここは

俺の術中すよ

俺が

落ちるわけ

ないでしょ

ず...

ずるい

わよ!!

降りてきて

正々堂々

戦いなさい!!

じゃなきゃ

あたしにも

翼よこしなさいよ!

ハハッ

ほんとに

命令ばっか

する人っすねぇ

...じゃあ

アンタには

これを

フレゼント

っす

んなッ...!?

何よ

これ!?

あははは!

いいすねぇ

よく似合ってる

っすよ

人形の

着せ替えも

玩具遊びの

定番っしょ?

あははは

ははは!!!

...落ち着くのよ

あたし

これは

ただの幻

冷静さを

欠けば

それこそ相手の

おい...

勝負は

よろ

隠密服も

短刀も

ちゃんとある

あいつは

完全にこっちを

ナメて遊んでる

そこが

狙い目

一瞬...!

さーて

次はどんな

格好が

いいすかねぇ

メイドか...

それとも

ナースとか...

悪いけど

どれも却下よ

は?

...何を

偉そうに...

これ以上

下らない遊びに

付き合って

られないって

言ってんのよ

ほんとに状況が

分からない

人っすね

アンタには

死ぬまで

遊んで...

アンタに

選択権なんか

ないんすよ

!?

なッ...

消え.....

ああ...

隠身形態

解除

ちょっ...

ちょっと

待ッ...

あぁ

がッ

あァああ

俺のッ

角がぁぁああぁあ!!

失えばちゃん

当然

術も保って

いられなく

なる

...角は

妖気の

制御器官

あんたは

遊びのつもり

でもね

こっちは

真剣に

やってんのよ

人間

舐めんな!

......ふん

「空蝉」

とかいう

御庭番どもが

使っとった

隠密の業か

まさかまだ

そんな妖力を

隠しとったとは

器用な

猿め...

...しかし

驚いたの...

出し惜しみは

せんとか

抜かしておいて

随分と

味な真似を

するではないか

小童...

い...

いや

これは...

おいッコい

羅睺...!

どうなって

んだよコレ...!?

いや...

己にもよく

わからねェん

だが......

あの服が

脱げた瞬間

締め付けが

なくなったような

感じがして...

それで急に

妖気が溢れて

うまく抑え

らんねェんだ

いそういや

けっか

結界を抜ける前に

司場が

恐らく

この濃度の

結界なら

あぁ?

溢れてるって

どういう...

もしその機能が

外側に対して

だけじゃなく

風呂や

寝る時以外

ずっと着てたから

気付かなかったけど

悶密服の...

妖気中和機能で

突破できる

はず~おん?

隠密服は

妖気を中和する

とかなんとか

言ってたような...

!!

羅皎にも

効いてたと

したら...?

もしかして

減ってる最中に

急に脱いだことで

弐郎ッ!!

避けろッ!!!

ダッ...

間に合わッ...

糞っ垂れ!!

受け止めるッ!!

がっ

お...のれ...

化け物...

め...

羅睺...まいった

お前一体

どんだけの力で...

いや...

己はただ

とにかく攻撃を

防ごうと...

...おい

なんだよ

これ..

防ごうと

ってお前..

どう見ても

そんな威力じゃ

ねぇだろ...

...何故だ?

何故こんな

急に妖気が

増した...

やはり...

あの服に

何か細工が...?

だとしても

それだけじゃ

説明つかねェ

あれは

あくまで

「きっかけ

急に

猫が緩んだ

ような感覚

がして...

......まさか

己の妖力が

封印中

殺生石に

削られ失った

妖力が

いつの間にか以前にも増して戻っていたのか?

いつの間にか

以前にも増して

戻っていたのか?

馬鹿な

増している...?

たった

数週間で

二体どうやって

「随分と

喰ってねぇんだろ?」

「腹が膨れて

力が戻れば...」

「人間のせいかい?

生命力は」

「妖力を

底上げする

唯一の要素

なんじゃ

.......そうか......

...なんつーか

すっきりしねぇ

最後だな...

いまいち

後味も

良くねーし...

ふふって...

まぁ...

とりあえず

司場に報告

しとくか

一つの身体に人間と物ノ怪二つの存在

他の二人が

どうなってるかも

気になるしな

.....?

どうしたんだよ

黙りこくって

それと指摘しなくても、そうなるのは

今ので

具合でも

悪くなったのか?

...己は喰っていた、いや、喰い続けている

自分でも

気付かない間

ずっと

弐郎の

生命力を...

...?

動くな

武器を捨て従わなければ

投降しろ

武力行使に

移る

...もう一度

だけ言う

これは警告だ

武器を捨て

大人しく

投降しろ

さもなければ...

呪布の柄巻に

この禍々しい

気配...

忘れる

わけがない...

見間違える

はずがない...

あの刀は...

桐原流斬術

声は...

瞬汐

あーあー

こちら弐郎

...これ

ほんとに

聞こえてん

のか?

やーいじょーい

司場のハゲー

ひげおやじー

おう

聞こえてるぞ

小学生かー

わぁぁっぁっ...

pamangor

無事か?

あー...なん

まぁ何とかな

...

...?

どうした?

歯切れ悪いな

あーいや

悪ぃ...

ちょっと

勢い余って

相手ぶっ倒し

ちまってよ

そうか...

まぁあまり

気にするな

幸い

一華の方は捕縛に成功したようだ

したようだ

動くな!

マジで?

うわー...

ぜってー後で

嫌味

言われるわ...

零司は?

いや

まだ連絡は

ない

マジかよ

...ったく

しゃあねぇな

んじゃオレは

このまま

あいつん所

行ってみるわ

今応援も

向かってる

やばかったら

すぐに退けよ

......!!

爽っ垂れ...

あぁ頼む

だが無理は

するな

なんで今まで

気付かなかった

んだ...

あいよ

このまま弐郎の中にいたら...

このまま

弐郎の中に

いたら...

まじて

戦闘の皮にちゃれっか

妖気を使い

続ければ...

ぅおい!!

うるせェな!!

何すんだ

馬鹿野郎!!

てめーがぼーっと

してっからだ

クソ野郎!!

気ぃ抜くのは

クソ眼鏡に

文句言ってからだ

鼓膜

破れるだろうが!

あんのかよ

鼓膜?

行くぞ

あぁ...

...へぇ

昔から

紙一重で

かわすのが

上手かったけど

更に腕上げた

みたいだな

零司

嘘を突き

一気になるより

零距離まで

間合いを詰め

死角となる

下方から

斬り上げる...

.....「瞬刃」

かわし方は

身体が

覚えてるさ

幾度となく

受けた

お前の得意技

だったからな

真司...

#11.Uinderdog

......真司」

寂しいなぁ

か...

当然だ

僕がかつて

兄と呼んだ

人間は

もう...

「兄さん」とは

呼んでくれない

んだな

既に

死んでいる

あの日

儀式に失敗し

妖刀に呑まれ

逃げるなよ

零司

これは幻術

なんかじゃない

俺は問魔風に

呑まれたわけでも

昔も今も

まして

死んだわけでも

ない

俺は

俺のままだ

信用できない

ってんなら

確かめさせて

やるよ

本当は

分かってる

最初のたら

一太刀で

それは

刃を重ねる毎に

どうしようもなく

実感してしまう...

「俺は俺のまま」

だって...?

だったら

何故.....

何故お前は

物ノ怪側に

いるんだ...!

オヤ

別に

ただ都合が

良かっただけさ

身を隠し

隠密局と

相対するため

.....

...全ては

どういう

まぁ

お前は覚えて

いないだろうさ

ことだ

なんせ

物心つくか

どうかって

時期だったしな...

お前の

せいだよ

零司

だが

全ては

あの頃から

始まってた!

...はぁ

はぁ...

やった...

ぼくの

勝ちだね

にいさん!

ハッ

ハァ

...見事だ

零司

新しい型も

きちんと物に

できている

ようだな

ほんと

ですか!?

真司

......

...は

はいちょっと

父上...

これで

何度目の

敗北だ?

真司

弟に

負け越して

兄として

悔しく

ないのか?

それでも

お前は

桐原家の

嫡男か!

...おっと

早とちり

するなよ?

零司

勿論お前に

勝てないのは

悔しかったし

父上に

叱責されるのは

怖かったし

悲しかった..

けどな

問題は

そこじゃない

俺が...

本当に俺が

辛かったのはな

零司...

それ以降

お前が

わざと俺に

負けるように

なったことだ

...何を

馬鹿な...

僕が

そんなことを

.....

だが

そりゃお前は

無意識だった

だろうさ

じゃなきゃ

父上に

見抜かれ

ちまうからな

剣を

交え続けた

俺にだけは

分かった..

俺の負け越し

だった戦績は

徐々に

互角になり

次第に

俺が勝ち越す

ようになり...

逃におれ

俺が負けることは

ほとんど

なくなった...

そして

いつしか

お前は負けて

笑うようになった

はじめはそれが

零司なりの

気遣いだと

思った

だから

死ぬ気で

努力したよ

きちんと

本当の実力で

上回れるように...

何枚も

手の皮を剥き

何リットルも

血と汗を流し

何万回も

剣を振り続けた

...だが

それでも

お前は常に

俺の

ちょうど一歩だけ

後ろにいた

振り返ると

決まってお前は

笑いながら

こう言うんだ

それは

縮まることも

広がることもない

一歩...

「やっぱり

兄さんには

敵わないな」

...分かるか?

「俺が

一歩先を

行っていた」

わけじゃない

「お前に

一歩先を

譲られてた」

だけだ

双子の

兄である

俺以上に

桐原の剣を

強く受け継いだ

お前にな

その事実に

気付かざるを

えなかった

分からない

だろうなぁ...

俺の

絶望は

くッ...

...だからさぁ

零司

俺は強く

なりたかった

んだぁ...

立派な

財純ぎとして

お前の

兄として

そしてなに

何より

何を

使っても

俺が俺で

あるために

どんなことを

してでも..

ふざけるな...

そんなことの

ために...

お前は...

父上を......

桐原流斬術

鬼首落!

そうだ

もっと恨め

お前はそれで

いいんだ

もっと憎め

軽蔑しろ

情けを捨てろ

お前の本気を

俺にくれ...!

ぐッ...

まだ足りない

まだ足りないなぁ...

もっとだ

もっと...

刀が...

動かない

もっともつと

もっともつと

もっともっこもつと

もーともっともつと

もっともっこもつと

もっともつともづと

もっと

俺に

殺意を

寄越せ

何故...

何故

こうなった

僕が...

僕が

変えてしまった

のか......

この人を

鬼に...

僕が知ってる

あの兄さんは

だからもし俺だけじゃないからその時はアイツ!誰かな...

俺たちは一生兄弟だろ

それええそんな彼女に帰ろうと思うのか?

組もにしてもぜ完全

...気をつけて兄さん

全て偽り

だったのか...

おー

危ない

危ない

ごめんなぁ

零司

危うく

斬り殺しちまう

とこだった

動揺したお前を

斬っても

意味ないからな

...けど

これで

話すべき

ことは

全部話せた

だから

今回は

これで

おしまい

んじゃ

またな

零司

今日は

久々に会えて

楽しかったよ

次に

会う時は

本気で

殺し合おうな

・まただ

僕だけを

残して...

また

あの時と

同じ..

はあ

はぁ

...あぁあああ

はぁ

だりぃな

ちくしょう!!

あんの

牛野郎...もぐら叩き

みてーに

ポコスコ地面に

叩きつけ

やがって..

この

疲弊の仕方...

恐らく

身体への

損傷だけじゃね!!

これぜってー

あばらにヒピとか

入ってるわ

クソが.....

...いやあんな

むしろ原因は~

あの...

......

.....なァ

ちょっと

いいか...?

あ?

なんだよ?

実は...

その.....

お前に一つ

話しとかなきゃ

いけねェことが

あるんだが...

おい

ちょっと

黙れ

あぁ!?

ふざけんな!

まだ

話し始めた...

久しぶりだな

羅股

こうして

直接顔を

合わせる

のは...

息災そうで

何よりだ

旧き友よ...

あ...

天鬼...!?

ほう...

意外だな

既に私を

知っている

とは

何らかの

方法で

羅睺の過去を

共有したか...

随分と

心を

開いたものだな

羅睺...

......

ならば

皮肉なもの

だな

生命を喰らい

続けるとは

......

心を開いた

人間の

...は?

ど...

どういう

ことだ...?

ん?

なんだ

そこは...

共有して

いなかったのか?

まぁ

少し考えれば

分かるだろう?

どれだけ互いを

気遣おうと

所詮は

相容れぬ存在

人間と物ノ怪が

共生するなど

不可能だ

一つの器に

二つの存在...

それがどれだけ

歪な状態か

まして

そんな状態で

強引に妖力を

使えば

あっという間に

燃え尽きる...

君の

命の灯火など

すぐに

喰らい尽くされ

......

......

...おい

羅睺.....

さっき

牛野郎を

倒したアレ

もっかい

やるぞ

なッ......

言ってんだ!

お前..

今の話聞いて

なかったのか!?

聞いてたよ

だから

何だ?

だ...

だから...!

お前が妖力を

消費うほど

己は

お前の

生命力を...

わーってるよ

んなこたぁ

だからって

ビビッて

何もしないで

それで

なんか解決

すんのかよ?

てめーに

喰われて

死ぬのは

ごめんだが

黙ってあいつに

殺られんのは

もっとごめんだ

...それに

向こうは憑依を

解く手段を

持ってるし

何より

あいつは

首謀者だ

それなら

命削ってでも

戦うしか

ねぇだろ

...ふっ

短絡的なのか

合理的なのか

よく分からん

奴だな

君は...

どういう意味だ

コラァ!!

......だが

考えが

甘すぎる

かぁっ......!

今の君の

力では

戦う以前の

問題だ

ツ......

弐郎ッ!!

そいつは

大事な依り代

まだこん

殺しはしない

......

憑依を解除

するまで

大人しく...

...手前ェ

天鬼

これ以上

こいつに

何か

してみろ..

今度は

左腕だけじゃ

済まさねェぞ

正直

人の器に

縛られた

今のお前では

...強気だな

だが

そんな無茶な

妖力の使い方を

して

依り代共々

死なれては

困る......

大した

脅威には

ならない

...そうたな

では

取り引きを

しょう

ここで

私への

絶対服従を

誓え

私と共に行き

私の言いなりに

なると...

そうすれば

その少年だけは

助けてやろう

...さぁ

BLACKTORC2htter(完)

決断しろ

羅睺

殺性客を繰り込んだワイヤー

呂蓮

そんなに

強く

引っぱらないで

ほしいっす!

うるさい

わね

かいが

開眼す

くそ

いてててで!

なんで俺が

人間なんかに..

これじゃ

まるで大

みたいじゃ

ないか

文句言わずに

黙って

歩きなさい!

あれ?

あん

案外

わる

悪くない・

なんて屈辱だ...

なんて

屈辱だ...

しかも相手は

こんな

偉そうな女で

...?

呂蓮は

新境地に

目覚めた

作画スタッフ

ウニドンY120

オダ

胆晋編集

林士平

デザイナー

浅見ダイジュ(sD)

んんっ...

あぁぁっ...わかったわけじゃない

...

し〜し、ちゃんみんなの

私がインスタート・

DIGITAL

SHUEESALUNHPCOMCS

3巻

タカキツヨシ

®タカキツヨシ2017.20!7

初版発行

デジタル版発行-2017年

2017年

発行所・集英社

http://wwwstilesshacco.

この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです

本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、

無断で約30改竄、公衆送信(インターネットト上への掲載

を含む)することは、法律で禁じられていいます。また、個人

的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなど

の著作権保護技術を解除して行うことはできません。

FXTRA.PAGES

タカキツヨシ

Tsurostl

TAKAKI

演劇という名目でスープール、

えあ...こ、色々買っていたら

いつの間にか

*>>>9012/妙なものが例えていきます。

タカキッコン、

小物、本、服、靴...

「し、資料だから」は言いつつも早くないんだよ

結局ただ欲しい物を

Webにたったというのも買ってるだけなのでは、

という事実には

気付かない振りをするのです。

ジャンブスクエア2017年9月号〜12月号に

掲載分を収録、

背表紙・カバ一折り返し

隊表記はコミックス発売当時のものになります

ですが、まだ356は、東京ディシュレーニング

なんでじゃ!

FXTRALPAGKS

なんで口絵に

ワシが

おらんのじゃ!!

今更

媚びても

遅いぞ?

だいたい

お前特二の

メンバーでは

ないだろ

.URPCOMCSOCA、

タカキツヨシ

本体・表紙

紫表記はコミックス発売当時のものになります。

FXTRAIPAGES

あとだというね。

さて、今回のあとがきは

実際はメッセージ性の強いものから

ここまでご覧頂きありがとうございます、タカキです。

あっという間の3巻...光陰矢の如しですねぇ。

「各話のサブタイトル」についての小ネタです。

お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、

実はサブタイトルは全て僕が好きな楽曲のタイトルが

引用しております。

そしてその大半は所謂「日本語ラップ」という

ジャンルのものです。えぇ、大好きなんですラップが。

「ヤンキーっぽい」「駄酒落」「黒人の真似」等々...

いまだに先入観や偏見がある日本語ラップですが、

ラップに限らず、どんなものも

下らなさ過ぎて笑えるもの

果ては映画や小説のようにーつの物語になっているものまで

とにかく多様で、とても面白い音楽なのです。

決して悪さ自慢や、親に感謝ばかりではありません。

最初に色眼鏡で見ず、素直に受け止めるのが

きっと大事なんだと思います。

結局、何でも楽しめた方がお得ってことですね。

...とまぁ、何の話か分からなくなってきたので

この辺りでお暇しようと思います。

それではまた次巻でお会いできることを願って。

JUMPCOMICS-ジャブユミックス

シャンプコミックス

本体・裏表紙

激表記はコミックス発売当時のものになります。