Quick Edit

Advanced settings

タカキツヨシ

JuMPCOMCS

BLAOKTOROR

★この作品はフィクシヨンです。実在の人物・団体・事件などには、

いっきい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行っています。

タカキソコン

UIMPCOMICS-C

伝説の精力性。水の時期

公園でインターネットから覚悟し、実際と出会い

から見直し、一部このおう。宝郎を助けるため!?

う。宝郎を助けるため藤谷の道を選んだ。

我妻弌郎

忍者の未満として、祖父に

育てられる。報酬と提合し

公開慰寄局へ入職。

動物と話す能力を持つ。

本番と

いくか

きりはちゃれいじゃ

桐原零司

新橋に特化しただ話の名家

...

特別、家の後継ぎ...カノドに

より、見と父を失う。

きしもじん、いちか

鬼子母神一華

家・見子は神奈川家・鬼子母神家の一人娘。

公儀園祭月に所属する化

能な可場の部下。隠告の名

物人性の主謀者。江戸時代

皆様に人間を小説される

天鬼かささ

咳牙コツが

司場涼介しばらいうすけ

サイトの「私といや...

公開され貴様...!!

クソコンくすみとうに

!?

サイト。戦隊を相方にしたい

はっは

と然望している

呂蓮ってん

こんなと

人間にまりを見せる物ノ作

...

一瞬に何を切り落とされる。

結界を張る物信じられると

どこでも終了しまう。

鳴子...

小鳥の目的。特殊・課を

いる冷徹な女性課長

おいでっ

じゃいましい

それぞれうさみはな

司場の部下。「黒の友人」の

バックアップを打う。

時枝変わりとした

ぼんじゅうろ

運転手から実務まで、その

なくこなす、久流の部下

こんばんがねけど

きられくちゃ

物で捨たが、人間側に友好

何。司場の調練に協力中。

美容より

...あづきとします

実際の祖父で、忍びの木筒。

はぁぁぁっふ〜〜〜っ

元隠濡んは

忍びの末裔。我次弐郎は、八猫の姿の物。

梓・就職と出会い、一つの段々、【不眠院】

鳥一の可愛されに出られ、新大な医学部隊

「県の村火」へ参加する運命に...。

「妖術対抗訓練」に臨んだ子供たちは、江戸

戸時代に生まる物は、大地に地遇。奴らと

蓮藤の封印を解いた張本人と知るー

やがて間で怪死すばかる光、陰密局に指揮

がかかる。「黒い村人」メンバーは、結界から

れた町へ選人、立ちはだかる物ノ怪だちと相ま

みえることに!

一葉は物ノ性。高速さ保湿するが、空港は

...

物人様と化した兄との戦いで、深陽を拭う。

そして巨次の物ノ怪を撃破した式郎。だが、

普段は恐るべき事に気付く。駅から引き続き

に、自分が式郎の生命を喰らい続けていたの

だ。そんな二人の目に大丈夫か現れ、二郎殿君

の一撃が放たれる!「武田の救命と結婚相談

を条件に、選依解消を迫られる雑談は...!?

etDNTENTS

おれのかって

#12/俺の勝手

#130Ap

#41プリズナーNo.L2:

#15

ヤヅスギルスキル

8.6ckrokoB

#12俺の勝手

もう一度

言う

今ここで

絶対服従を

誓え

言っておくが

これは「要求」でも

一命令」でもない

抵抗し暴れる

と言うのなら

それでも

構わない

旧い馴染み

としての

「提案」だ

無論こちらも

余計な手間は

かけたくない

がな

その場合

そいつが

達磨になる

だけだ

......

あー

やっと

着いた...

手前ェは...

いよーう

羅睺

少し

遅かったな

咬牙

また会えて

嬉しいぜ

仕方ねーだろ

鳴子抱えて

来てんだから

...ちゃんと

起きてるん

だろうな?

鳴子

結界を解除して

その分の妖気を

全て回収しろ

さぁな

多分

いけんだろ

...あい

...さて

これで準備は

整った

羅談

今からお前を

その人間から

引き剥がす

!?

なッ...

今から

だと...!?

こういうことに

疎いお前はし

知らないかも

しれないが

外側から

大量の妖気で

瞬間的に

出口を開き

ただの人間への

憑依なら

解除の方法は

単純だ

お前は

そこから

出てくる

それだけの

ことだ

...穴を

開けるって

そんなこと

すりゃあ...

察しが

いいな

お前の

想像通りだ

お前が

抵抗する程

依り代への

負担は

増加する

まして

これだけ

疲弊した状態

では

余計な負担は

確実に

死を招くぞ

......?

己が

大人しく

従えば

.....本当

だろうな

ん?

本当に

こいつは

見逃すん

だろうな...

はじめるぞ

鳴子

.....あい...

幸い臓器への

損傷は

ないようですが

出血がひどいです

搬送次第

すぐ手術に

かかります

分かった

よろしく頼む

零司...

一葉

お前は

宇佐美に

連絡して

付き添いを頼む

あの眼鏡も

案外根性

あるのう

え...あ

りょ...?

了解!

...腹を

雪かれても

自力で

戻って来るとは

...???

...司場だ

捕縛ーこうしろしゃ

重傷者!

連絡途絶ー...

大口叩いて

おいて

随分な成果だな

久澄か...

今どこだ?

たった今

西側封鎖線の

外側に着いた

ところだ

お前達と違って

こっちは

忙しくてな

通行封鎖

報道規制

情報操作

関係各所への

連絡等々...

ようやく2とお

一通り区切りが

付いた所で

今度は

現場への出力要素

出動要請だ

全く笑えん

申し開きの

しようもない

先程

結界の消失を

確認した

一般の

隠密だけでか?

いや

私が直接

先行する

これより

市内へとっけ?

突入する

そのために

姫塚と乾を

連れて来た

...!

その二人..

召集可能な

国内に二人も

いた幸運と

「黒衣衆」

一課

虎の子の

精鋭部隊か

あ...ちょ

それ俺の

クリームバン

つすよ!?

お上との交渉で

無理を通した

時校に

感謝するんだな

とは言え

状況が状況だ

っさいなぁ

後輩の物は

先輩の今よ

どの道

無理をしてでも

早急に事態を

収集しなくては

ならん

ともかく

ここからは

こっちの

仕切りでやる

お前は

我妻弐郎の

現在地を

調べて

こっちに送れ

分かった..

全て

俺の責任だ

司場

......くすみ

久澄

あいつらを

頼む...

姫塚

行くぞ

了解

押忍!

さんざ

足掻いといて

...爽ッ垂れ

ぐッ...

う...ぅう...

結局こいつらの

思い通りかよ

ここまで

弐郎を

巻き込んどいて

このザマかよ

...だかもう

己の力じゃ

打つ手が...

何がどう..

なってんだよ

こりゃあ...

じ...弐郎...

馬鹿野郎...

てめー何...

ぼさっと

してんだ...

バカ猫...

これは...

お前とオレで

はじめた

喧嘩だろうが

...!

お前一人が

抜けるなんて

オレは

ぜってぇ

認めねぇ...ぞ

!!

穴は既に

十分開いた

何をしている

羅睺

これ以上

余計な手間を

とらせるな

さっさと

そこから

出ろ

それとも

そこのそれと

心中でも

する気か?

おいおい

あんま無茶苦茶

すんなよなー

羅族は

いずれ俺の

相手に...!!

...あ?

なッ...

なんだ

ありゃあ!?

いくよ

バカ犬!

押忍ッ

姫先輩!!

ど...

根性おぉおおおぉぉぉお

キイイイオイイ

お母さんはお

あ...

天ッ

き...?

鈍い

とラッ!

ハッハー!

タイミング

バッチ

完璧っしたね

姫先輩!

......

それは

良いけど

あんたね...

だっさい技名

叫ぶのやめろって

何回言えば

分かんのよ

このバカ犬っ!!

ありがとう

ございますッ!!

........

なんだ...

こいつら

応援のような

隠客...か...?

!!

...ッソ夫がァあ

調子

こいてんじゃ...

ねぇぞ

ゴミがぁああッ!!!

!?

なーんつってな

こっちゃ

目的

達してんだ

てめーら

雑魚に

用はねぇんだよ

ばーか

遅かったな

隠密諸君

いぬッ!

預けていた

疑談は

確かに

返して

もらった

では

さらばだ...

押忍!!

んっ...

痛っつ...

あー!

こらこら

まだ

起き上がっちゃ

ダメよ!

もー

お腹開いても

知らないわよ

よかったぁ...

大丈夫?

私達のこと

分かる?

......

ここは...

天国

ですか

天使が二人...

それじゃ

お医者さん

呼んで

そのまま

課長にも

連絡して

くるね

...そうですか...

あれから

丸一日も...

病院よ

はい眼鏡

はいない

お願いします

その間あたしと

宇佐美さんで

ずっと付き添って

たんだから

...それに

しても

ありがたく

思いなさいよね

もう...

結局対象を

捕縛できたのが

あたしだけ

なんて

情けないったら

ないわよ

まったく..

これだから

男は

...そうですね

ほんと...

情けない

です...

すみません...

あ...や

...!!

そう言えば

弐郎達は...?

え...あぁ

いや...その

...

別にそんな

本気で

言ったんじゃ...

もしかして

僕と同じように

ここに?

実はね...

待たせたな

咬牙

ったく

何してたん

だよ

各地の

同志への

連絡だ

羅候は?

1時間

くらい前に

目ぇ覚ました

とこだ

言われた通り

結界に

入れてるけど

今んとこ

暴れる様子は

ねぇな

そうか...

少し

話してくる

お前は

ここで

待ってろ

へいへい

ケッ...

偉そうに

...気分は

どうだ?

羅段

...

気分だと?

ケッ

結界の中に

入れられて

まあ

そう言うな

その代わりに

良い寝床を

置いてやってる

だろ?

結婚高かったん

だぞ?

何の代わりにも

なってねェよ!

良いわけ

ねェだろうが

...それに

こうして

飯も用意して

やってるだろう

喰わんのか?

...いらねェよ

そうか...

ならば

邪魔な

だけだな

待ッ...

...呆れる程

脆弱だな

指一本

触れずとも

簡単に

壊れてしまう

ツ......

こんなれっとうしゃ

劣等種が

万物の長を

気取っている

これ程

歪で愚かな

不条理が

他にあるか?

...だから

物ノ怪が

取って代わろう

ってのか?

強き種が

祟められる

あるべき

自然な理の

世に...

分かってないな

取って代わる

のではない

ただ

元に戻す

だけだ

分からねェな

何故

こうまでして

己を巻き込み

やがる

人間と

戦争してェ

なら

勝手に

手前ェらで

やりゃあ

いいだろうが

...とっくに

やったさ

お前が

殺生石に

入った後

私は再び

同志を集め

...そして

扇動しちゃっ

統率し

蜂起し...

敗れた

それは

耐え難くも

実に得難い

敗北だった

「個」として

脆弱な人間は

それは元来

「個」としてのみ

存在する

我々にとっては

這々の体で

隠世に身を隠した

私は

自分の

認識の甘さを

知った

「群」を

成すことで

その真価を

見せる

まったく

埒外の概念

同時に

絶対数で劣る

我々は

同じ方法では

対抗できない

多勢に無勢が

対抗するには

結局

圧倒的な

「個」の力が

必要不可欠...

それこそが

つまり

お前だ

羅睺

永い時を経て

発足当初の

「群」としての

機能を忘れた

現在の

隠密局に

全快した

お前の力を

止める術は

最早ない

後は

渡りを付けた

各地の同志が

一斉に動けば...

クックッグ...

......何が

おかしい?

あぁ?

いや

何...

手前ェが

まるで

猫の手も...

借りてぇって

面してる

からよ

いいぜ

己の手で

良いなら

貸してやるよ

仕方ねぇ

だろ

......随分と

素直だな

......

曲がりなりにも

そういう約束

だったしな

んぐッ!?

なんだ...?

...痛ェ...な

いきなり

何しやかんだ

糞っ垂れ...

直撃

してたら...

お?

死んじまう

とこだったじゃ

ねェか...

馬鹿野郎...

いててて~~

馬鹿おい!

もっと優しく

扱わねェと

本当に死..

黙れ

羅族...

.....へっ

資様

尻尾は

どうした?

あの時手前ェがあんまり強引に引き剥がすからよ

あの時手前ェが

あんまり強引に

引き剥がすからよ

うっかり千切れて...

置いてきちまったよ...

己の

妖気全部

乗っけて

弐郎の

中にな

つまり

今の己は

空っぽの..

ガワだけ...

見た目通り

ただの猫も

同然なんだよ

ケケケ...

...ん?なんだ?

なんならもっと

猫っぽく

振舞ってやろうか?

にゃーん

にゃーん

にゃー...

んにゃッ!!

冗談にしては

笑えん

......ヘッ

だったら...

今度は直撃

させてみろよ:

...別に

己だって

死にたかねェが

今の己じゃ...

回避も防御も

出来ゃしねェ

んだ......

はは..

死ぬのって

怖ェな部生...

後は手前ェに任せるぜ弐郎

...

...

いや、そんなことを知っていたのですが、

それでも、これから

そして、これまでの

...

そして、これからも、

勝手なこと

言ってんじゃ

ねぇぞコラ

人が

気ぃ失ってる間に

妙な機械

くっ付けて

その上

外には

出さねぇだ?

んなもん

納得できるわけ

ねぇだろが...!

納得できるか

どうかなど

関係ない

判断は

こちらで行い

お前は

それに従う

組織とは

そういうものだ

第一その

妖気抑制装置や

保護観察は

お前のためでも

ある

羅酸を失い

その妖気だけが

人体に留まるなど

想定外の事例だ

まずは

本格的な検査を

行った上で

正式な処置をとる

...あんたじゃ

話に

なんねぇ

司場

連れてこいや

司場は現在

交問審査中だ

当分ここへは

来られない

だろう

...オレは今

最高に

ムカついてんだ

一方的に

ボコられて

羅瞼も連れて

かれて

挙句にゃ

てめぇらと

押し間答?

やってられるか

どけ

バカかお前?

行かせるわけ

ないだろうが

来られねぇ

ってんなら

こっちから

行ってやる

黙って

大人の言うこと

聞いてろクソガキ

ガキで

上等

何が大人だ

馬鹿野郎

「お前のため

でもある」?

んなもん

てめぇらの

都合のため

だろうか

どいつも

こいつも

自分の都合で

勝手なこと

しやがって...

ふざけんなよ

クソッたれ

だったらオレも

オレの勝手に

やってやるよ...

てめぇの

ケツは

てめぇで

拭く...!

天鬼は

オレが

この手で

ぶっとばす!

司場

本件における

お前の数百人はは

一時不岡と

しておく

はぁ...

#8,0NB

そいつは

どうも

火念の

問題は

我妻式BBの

処遇に

ついてだ

るが死んでも

最終の力が

流えるとは

限らんだろう

リスクか

大きすぎる

その場合

場所と人類は

どうするんだ?

よ全と

類するならば

日時末雨が

最高では

ないか?

ではやはり

活躍する

他ないか...

生来な感情では

第七封鍼騎の

二の森に

なりかねんぞ

警視庁や

診術者経由で

人気を...

湘雄しては?

...???

お相手はいけば

地ノ様だぞ

現数を増やしても

親友では......

やれやれ...

これだから

権力を持った

老人ってのは...

司場

お前の

意見を

図こうか

...そうですね

まぁ隔離保護は

妥当な案だとは

思います

...ただ

ウチの

利かん坊が

大人しく

保護されるとは

思えません

がね...

#130NE

...ハァ

ハア

くっ...

...どうだ?

ひとしきり

暴れて

満足か?

いい加減

諦めろ

こっちが

どれだけ加減して

やってるか位は

分かるだろ?

ジ......

いくら

でかいかが

あっても

使い方が

分からないんじゃ

心味かない

ガキは

ガキらしく

ッるせぇ!!

年長者の

言うこと

聞いてろ

ほんとに

聞き分けのねぇ

奴だな...

反抗期も

大概にして

良い子は

もう寝とけ

......あのな

バカな

お前にも

分かるように

言うと

今のお前は

「拵のない刀」

みてぇな

もんなんだ

今までは

羅睺っつう

柄や鞘が

あって

そいつが力を

制御することで

どうにか使い物に

なってたかも

知れねぇけどな

今の状態じゃ

自分自身を

含めて

何を斬っちまうか

分からねぇ

危険な代物なんだ

お前は

...正直お前の

その根性は

嫌いじゃねぇよ

でもな...

今のお前に

出来ることは

もうねぇんだ

ここからは

大人に

任せて

お前は

おとなしく

待ってろ

な?

...本当に

良かったんですか

課長

乾一人に

任せて

誰が相手でも

大して変わりは

ないだろうが

少なくとも

全員で囲んで

圧迫するよりは

マシだろう

と言うと?

それに

あくまで乾は

時間稼ぎた

説得には

別の本命を

手配してある

はい

こちら

時枝で

ございます

あぁ久澄課長

お疲れ様です

...はい

大方の概要は

ご理解頂いたうえで

現在そちらに

お連れしております

...そうですね

あと15分程で

至着できるかと

課長のしと

ご指示通り

今のところは

一応

大丈夫だが

念のため

隠密服も

着用して頂いて

おりますが

状況は

それ程?

いつ

最悪の事態に

なるか

分からん

ッチィ...!

いぬッ!!

......

たった今

どうかなさい

ましたか

課長?

...あぁ

最悪の事態に

なった

申し訳

ありません

どうやら

事態が急変した

模様です

...ちっ

あの

馬鹿たれか...

目的地は

この山の

ちょうど

反対側です

車は捨て

最短距離で

おりましょう

くっ...!

よせ!

ちょっと

何やってんのよ

バカ犬!

えぇ?

いや...

余計な

刺激を

与えるな!

俺は

言われた通り

説得を...

心身への負担が

関係を超えて

我が

ダネナカ...

近かれ早かれ

こういうことに

なるとは

思っていたが...

急いでくれよ

時枝...

...チッ

制癪起こし

やがって

馬鹿野郎が

だからガキだ

っつってん

だよ

...悪く

思うなよ

ここからは

加減して

やれね......

ッ!?

いぬっ!!

てめぇ...

よくも俺の

大事な

「張羅を...!

歯ァ

食いしばれや!!

くそ...

ダメージ

通ってんだか

通ってねぇんだか...

いずれにせよ

半端な攻撃じゃ

止まらねぇか

しかも

しかもバズーカにすら耐える音楽スーツを

特殊スーツを

こうも簡単に

引き裂き

やがって...

まごついてたら

マジで

こっちが...

お...

おいおい

そんなの

ありがよ...

お待たせして

申し訳

ありません

時枝

蛮十郎

只今参上

致しました

まったく..

お前はまた

無茶苦茶

しおって

随分と

元気そうじゃが

何か

良いことでも

あったか?

えぇ?

弐郎よ

...嘆かわしい

よもや

わしのことすら

分からんか...

さっさと

目を

覚まさんか

馬鹿孫が!!

...やれやれ

一発

ぶん殴って

やろうと

思っとったん

じゃがな

...全ては

こちら側の

責任です

部下がこんな

状態なのに

上司は査問で

拘束中とは

申し訳

ありません

我妻教官

てか

何者すか

あの

爺さん

...え?

なんであんた

死んでないの?

あの人は

我妻寿正

いたたた...

我妻弐郎の

祖父で

元隠密

丈夫さが

取り柄なんで...

ってその訊き方

ひどくないっすか?

ついでに

久澄課長の

指導教官でも

あったって

DVDは校内の

マジすか!?

ってことは

大先輩じゃ

ないっすか!!

俺ちょっと

一発サツアイ

かまして...

空気考えろ

バカ犬

ありがとう

ございます!

...で?

監禁か?

それとも

隠密局

お得意の

抹消か?

弐郎を

どうする

つもりじゃ

最終判断は

頭目運次第

ですが

リスクを

考えれば

恐らく後者は

ないかと...

殺さぬ理由は

「リスクが

あるから」か...

個人の命よりも

大儀を...

相変わらずじゃな

冗談じゃ

ねえぞ...

監禁だの

抹消だの

勝手なこと

ばっか

言いやがって..

やれる

もんなら

やってみろよ

そうなりゃ

今度こそ

オレは誰かを

殺しちまう

だろうぜ

弐郎...

まさかお前

今の..

あぁ...

身体の自由は

きかなかった

けど

向こうの

でかい奴も

全部

見てた

じじいも

本気で

殺そうと

してた

殺しちまう

とこだった

...

オレが...

この手で

...

ッてぇな!!

何すんだ

くそじじい!!

喧しい!

これで少しは

気合いが入った

じゃろうが!!!

意味

わかんねーよ!!

「殺してしまう

ところだった」

じゃと?

自惚れるな

そんなものに

やられる程

借り物の力に

振り回されて

それで

強くなった

つもりか

半人前か

わしは

ヤワではないわ

たわけ!

戸惑いや

憤りも分かるが

少しは

落ち着かんか

人間一人に

出来ることなど

たかが

知れとる

もう少し

周りを

頼ってみろ

無闇に

突っ張っても

何も解決

せんじゃろう

何でもかんでも

一人でどうにか

しようとするな

ここからは

わしも

手伝ってやる

じゃから

安心せい

良いな?

...ファッショッ

...

分かったよ

それから

お前らも

じゃ

押忍ッ!!

事態の重要性は

わしも

理解しておる

じゃが

こやつも

一人の

人間じゃ

勝手な都合で

一方的に

物扱いすることは

わしが許さん

...お前も

良いな

久澄

は!

肝に銘じる

であります!!

......了解

はい..

ちょ

何するん

ですか

いきなりっ!

やーなんか

アンニュイな

雰囲気だったから

つい

えい

ぁっひ!?

私で良ければ

話くらい

聞くよ?

どういう

理由ですか

ソレ.....

アンニュイ

って

...で

どうかしたの?

弐郎も零司も

それに課長も

...

別に

その...

どうっていう

ことじゃ

ないんですけど...

皆それぞれ

大変な状況に

なってるのに

あたしだけ

ただぼーっと

待ってるだけで

いいのかな

って...

一応私も

いるよ?

あっや!

そういうつもりで

言ったんじゃ

なくて...

なんていうか

...その.....

...ねぇ

一華ちゃん

あたしに

できること

なんて

大して

ないんだなぁ

...とか.....

みんな

そんなもんだよ

え...?

私なんて

ホラ

みんなみたいに

戦ったり

できないし

いっつも

事務作業とか

お留守番

ぼっかりだけど

...でも

だから

今こうして

一華ちゃんの

話を聞けてる

それは特別

大したことじゃ

ないかも

しれないけど

でも多分

それが私の...

私にしか

できない役目

だから

焦らなくて

いいんだよ

一華ちゃんには

一華ちゃんの

役目が必ずある

私なんかより

ずっと大事な

役目がね

..な

なんちゃってね

へへへ...

ガールズ

トークか?

よっ

おじさんも

混ぜてくれよ

かっ...

課長!!

戻って

たんですか!?

戻って早々

悪いんだが

宇佐美

!?

財布

持ってないの

すっかり

忘れててな

あぁ

たった今な

すまんが

タクシー代

払ってきて

くれるか?

はい?

お客さーん

あれも

一つの役目

...

なのかなぁ

わー

すみませーん!

今お支払い

しますー!!

それといちか

一華

お前にも

頼みたいこと

...というか

ん?

お前じゃなきゃ

タメなことが

あるんだか...

どうか

したか?

え!?

アガス大しな

顔してるぞ

いやちょっと

タイミングが

あまりにも

アレだったから

お待ちして

おりました

司場課長

どうぞ

こちらへ

と思ったら

織犯罪対策本部

私特務一課の

佐伯と

申します

...警察署に

局の施設が?

ウチで抑えた

重要参考人を

保護や留置

するために

もっとも

今この奥に

いるのは

地下を

間借りしてる

人間じゃ

ないがな

名前は

呂蓮

お前がこの前

捕えた

物ノ怪だ

天鬼に繋がる

重要な

情報源だが

何分向こうは

人間では

ありませんので

名前以外を

知りたきゃお前を

連れて来いの

一点張りらしい

妖力抑制の

手枷を

かけてますが

なんで

そんな...

通常の尋問は

悉く通用せず

...いや

面目ないです

十分警戒して

ください...

なっ...

こ...

これは...!?

おー!

やっと来た

っすね

待ってたっすよ

「鬼子母神一華」

さん

そんなっ...

妖力は枷で

封じられてる

はずじゃ...

忘れたんすか?

幻術は俺の

十八番っすよ

「枷をはめられた

ように見せかける」

なんて

楽勝っすよ

さーて

これでまた

二人きりに

なれたことだし

あんたには

ここで..

俺の

嫁になって

もらうっす

は?

プリズナーNo.1.2.3

#14フ

永い間生きてると

どうしても

薄れてくるん

すよね

まして

人間の陰に

潜みっぱなしだと

尚更で

だから俺は

天鬼の誘いに

乗ったんす

正直野望とか

どうでも

よかったんす

けどね

生の実感..

「刺激」

ってやつが

そしてあなた

貴女に出会った

刺すような

目つき

不遜な態度

態度

そのどれもが

刺激的で

そうして

俺は

気付いたんす

「生」を彩るのは

一刺激的な恋」

なんだ...って

うわあああぁ!

...あ

でも

何すかその

生ゴミを

見るような

目は!!

そんな話は

どうでも

いいの!

その表情も

イイっすねぇ

...

無敵か!!

いいっすよ

あたしは

あんたを

尋問しに

来てんのよ

あーもう

斬りたい

こいつ...

さっさと

天鬼の情報

吐きなさい

俺の嫁に

なってくれる

なら

いや...

堪えるのよ

あたし...

こいつは

あたしに...

ほ...惚れてるん

だから...

だったら

その感情を

...そうよ

スマートに

利用して

やればいい!!

......

.....

分かったわ

なんて

言ったって

も...もし

ちゃんと

話してくれたら

色香は

くのいちの

奥義なんだから

その...デ...

デートくらいなら

してあげても...

いいわよ...

だから...

...ね?

あーいや

なんつーか

そういう

感じのは

いらないん

すよねー

しかもまた

中途半数ならかく

誘惑っすねー

はい...

喋らないと

斬るわよ

それじゃ

単刀直入に

こっ

天鬼は

今どこで

一体何を

企んでるの?

出せ

コラァ!!

天鬼の

野郎...

勝手に結界

閉じやがって

...

メント

こうなりゃ

力ずくで

ぶっ壊して...

...クソったれ

やめろ

馬鹿

そんなこと

すりゃあ

永久に

此処から

出られなく

なるぞ

...るせぇな

死に損いの

ポンコツが

偉そうに指図

すんじゃねーよ!

おいおい

苛つくからって

己に八つ当たり

すんなよ

だいたい...

己が死に損った

のは

お前のせい

だろうか

......?

クソッ...

なんで..

こんなことに

どういう

つもりだ?

咬牙

こっちの

セリフだ

クソッたれ...!

てめぇこそ

何やってんだ

天鬼ッ...!!!

わざわざ

連れて来た

ってのに

なんで

殺そうと

してんだよ!?

羅睺の

本質は

いまだ

我妻弐郎の

中にある

な...何

言ってんだよ?

冗談だろ...?

...それは

私の求めた

羅談ではない

はあ?!

だったら

良かったんだが

残念ながら

事実だ

直に触れて

分かるだろう?

それから

何の妖気も

感じない

ことが

だからって..

だからって

別に...

殺さなくても

いいだろ...!

妖気が

なくなって

たって

俺らと同じ

物ノ怪

だろうが!!

...

「俺らと同じ」

か.....

青いな

咬牙

まぁ生まれて

二十年に満たん

赤子では

無理もないか...

なッ...

ガキ扱い

すんな!

しかし...

そうだな

空箱にも

まだ使い道は

あるかも

しれん...か

良いだろう..

それは

お前に

預けておく

精々大事に

抱えておけ

お...おい

どこ

行くんだよ?

間もなく

連絡しておいた

各地の長達が

集まってくる

出迎える前に

色々と準備する

必要があるのでな

...少し

順序が狂って

しまったが

何言ってんだ?

それでも

概ね予定に

支障はない

安心しろ

きっと全て

上手くいく

お前達は

ここで大人しく

していろ...

あちょ...

おい...

...ああははっつはどういうのかったわけじゃない

あぁぁぁ

もう!

意味

分かんねー!

予定にしろ

支障はない

ってなんだよ

羅酸と一緒に

全員で隠密

ぶっ殺すんじゃ

なかったのかよ..

.....てか

なんでお前も

ここに

いんだよ...

おい!

聞いてんのか

嗚子!!

......

外暗くなるから

中入ってろって

いわれた...

なんだ

そりゃ...

要するに

馬鹿と阿呆と

空箱

ポンコツを

全部まとめて

押し込めた

ってわけだ

まとめ

んな!!

っか

自分で言ってて

空しく

なんねーのか

てめーは!

...しかし

去り際のくちょ

あのーおり

ただの

虚勢や強かり

って様子にゃあ

見えなかった!!

天鬼の

あの態度...

「隠密局への復讐」

以外に何か..

の記事...

こいつらにも

伏せてる

別の目的が

あんのか......?

...

なんだよ?

お前も

一個

喰うか?

要らねェよ

嗚子は?

......

たべる...

...しかし

よう

喰うのう

んぐっ

当たり前

だろ

次いつ

まともなもん

喰えるか

分かんねぇし

...それに

今のうちに

喰い貯め

しとかねぇと

戦じゃ

たわけ...

「腹が減っては...

良いクソは

できぬ」って

言うだろ?

あれ?

そうだっけか?

まー似たような

もんだろ

おさらいじゃが

頭目連はお前ごと

羅喉の力を

封じたがっておる

無期限の歯閉か

あるいは

処刑か...

何れにせよ

それらの事態を

避けるには

まずお前が

独りでその力を

御せるようになる

必要がある

元来

「人」と「物ノ怪」は

一瞬こと一瞬」

相反する性質が

互いに

拒否反応を起こし

そこでお前には

人間を

辞めてもらう

正確に

言えば

結果として

暴走を招く

無茶苦茶

言うな

クソじじい

無論これは

前例のない

言わば賭けの

ようなもの

自然の中で

極限まで

「人間性」を

希薄にした状態

外的にも内印にも

一人ではなく

「獣」に近い状況下で

「力」との融和を

図るという

わけじゃ

力を生かすか

力に喰われるか

全ては

お前次第と

言うことじゃ

通称

「無明の森」

これよりお前には

ここに独りで

入ってもらう

表向きは

国有林と

なっておるが

この森は

「伊吹」という

物ノ怪の

細張りなんじゃ

実際の所

ここから先は

人の領域ではない

...は?

物ノ怪!?

伊吹とは

その昔

お庭番時代に

相互不可侵の

協定が結ばれて

おってな

簡単に言えば

「出て行かん

代わりに

誰も入るな

ってことじゃ

あー

なるほど

ってじゃあ

入っちゃダメ

じゃねーか!!

そ...そーご

ふかしん...?

慌てるな

たわけ

向こうに事情を

説明するため

先んじて「特使」を

派遣しとる

特使...?

おうおう

弐郎

お前はまた

一段とややこしい

ことになった

ようじゃの

芙蓉!

ふぃー

久々の

山歩きは

くたびれるのう

...ご苦労

じゃったな

狐婆

ふん

この貸しは

高くつくぞ

寿坊

なんだおい

知り合い

かよ

まぁの

こやつがまだ

ペーペーの頃

訓練で狂蓮陣に

入った時...

ばっ!

今はそんな

話をしとる時では

ないじゃろうがッ!!

...それで

伊吹は

なんと?

うむ

返答は

至也単純

「入ったら

殺す」

そうか...

よし

では行け

弐郎

だそうじゃ

話聞いて

なかったのかよ

クソじじい!!

入ったら殺す

って言われ

てんだぞ!?

ボケ

じじい?

確かに

そうじゃな

じゃが

「入るな」とは

言われて

おらん

んなもん

ただの屁理屈

じゃねーか!

は...

はぁ...!?

結局一人るな」

ってのと

同じことだろ!?

いや恐らく

同じではない

なんで

だよ!?

伊吹の性格上

本当に

拒否するなら

はっきり

「入るな」と

言うはずじゃし

そもそも

ワシを無傷で

帰したりも

せんじゃろう

んなこと

言っても...

無論しい

真意までは

分からん

なんせ昔から

偏屈な奴

じゃからのう

あるいは

お前に興味を

持ったか...

奴なりに

事情を

汲んどるのか

引篭もりの

考えることは

よう分からんわ

てめぇ...

他人事だと

思いやがって...

どうする

弐郎

嫌なら

やめても

良いんじゃぞ?

...あ?

もしお前が

おとなしく

局の保護下に

入るなら

自由と

引き換え

とは言え

少なくとも

命の危険は

なくなる...

...ハッ

引き返すなら

今じゃぞ?

今更

何言ってんだよ

じじい

腹はとっくに

くくってんだ

こんなとこで

ケツまくれる

かよ

伊吹は森を

囲うようにして

強力な結界を

張っておる

これにより

普通の人間では

中に入れん

現界で

無限ループ

してな

その蓮があれば

一時的に

結界は

越えられる

中に入れば

ワシの妖気は

届かなくなる

...が

あくまでそれは

片道切符

...つまり

出てくるには

お前が自力で

なんとかするしか

ないということじゃ

例えば

「羅睺の力で

こじ開ける

とかの...

...すいぶん

あっさり

行きおったがあいつ本当に

分かっとるの

かのう...

ちいと

脅かしたつもり

じゃったが

豪胆というか

向こう見ずと

いうか...

いずれにせよ

暖飯に腕押し

じゃったかの

......?

わしはひともの

卑怯者じゃ...

一線を退き

日向に身を

置いても

結局

根は今も

影のまま

じゃった...

全て

分かって

おった...

頭目連は

このまま

弐郎を

ああして

煽れば

弐郎は必ず

行くことも

全て分かった上で

わしは

この案を

打診したんじゃ

冷静かつ

愛しらに...

ここに

閉じ込めたいと

思っている

ことも...

......

なーに勝手に

へこんどる

んじゃ

なんせ

あいつは

お主の

自慢の孫

なんじゃろが

要はこれが

全員にとって

最善手なんじゃろ?

ならば後は

信じてやれば

良い

...とりあえず

結界は抜けた

つぼいけど

具体的に

こっから

どうすりゃ

いいんだろうなぁ

要は力を

モノにしろって

ことだよな...

...うーん.....

...とりあえず

寝床と飯を

確保してから

考えっか...

いつ出れるかも

分かんねーし

人間だ...

人間がはい

入ってきた...

本当だ...

人間だ...

何故人間か...!

これは...

結界はどうした!?

くそ...なんで

人間がここに...

うえ!

ひでぇ臭い

お兄さ...

動物達の

声か...

やだ...怖いよ

出てけ

さっさと

誰ですよ

部落してし

死ぬ

出てけ

うわ...

こっち見た...

なあ森にし

殺せよう

出てき

殺せ

死ね

消えろ

失せろ

出てけ

まてさ

出てるけ

出てけ

こんにちはーッ!!

はー

...

..

よお!

ワケあって

しばらくここで

過ごすから!

急で悪いけど

よろしくな!!

オレは

我妻弐郎

っつーもんだ!

......

何やってんだ

あいつ?

言っとくけど

全部聞こえて

っからな!

まーお前らに

とっちゃ

迷惑なのは

分かってる

ひとり一人でおこえだ

大声出してる...

気持ち悪っ!

だから

受け入れろ

なんて

言わねぇ

文句ある奴は

いつでも来い!

寝てようが

糞してようが

全部受けてやる!

以上ッ!

そういうことで

しくよろッ!!

...ファン..

よーっし

寝床は

ここに

すっかー

近くに

沢あったし

水はオッケー

焚き木も

とりあえずは

良し

問題は

うぅぅーん...

しいたけ...

ではない

昔じじいと

キャンプした時

この辺のは

喰った気が...

こいつら

だ..

野草

喰おうにも

いやー

どうだろこれ...

自信ねぇぇ...

断食...

煮るための

鍋がねぇしなぁ

...!?

いやでも

どの道いつか

限界は来るし

...うーん.....

っと!

!?

なッ...

何ィ...!?

おー!

カチコミ

一番手は

白軾かよ!

縁起いいな

おい!

くそぉ

おおお!!

放せぇえ

えええぇ!!

暴れんな

って

別に

とって喰ったり

しねぇよ

くっ...

この私が

ただの

人間ごときに...

残念ながら

ただの人間じゃ

ねぇんだな

これが

...お前本当に

私の

言ってることが

分かるのか...?

あぁ

生まれつき!?

ひくわー

え?何ソレ

気持ち悪っ!!

生まれつき

そういう

特異体質

なんだよ

ああぁあぁぁぁあああ

ごめんこめん

はいはいあ!!

...ふぅん

それで

お前は独り

ここに来た

ってわけ?

まーな

...あのさ

もしかして

お前って

もしかしてお前って

すごい

馬鹿?

すごい馬鹿?

そういや

蛇って

鶏肉みたいな

味らしいな

いや、いやいや

いやいやしや!

だって

どう考えても

おかしいだろ

相手はきっと

今も羅睺の力を

欲してる

だったらお前は

おとなしく

匿われるべき

だろう?

人間共のためにも

他ならぬ

お前自身の

ためにもさ...

......

なんか

それが

嫌なんだ

よなー

なんで

だよ!!

いや

なんつーかさ

結局隠密局も

天鬼も

力のことばっかで

誰も羅睺のこと

考えてねぇ

んだよな

...って

お前に愚痴

垂れても

仕方ねぇか

こんな力

オレは別に

いらねぇ

けどなぁ...

...こんなこと

言うのも

なんだけど

羅鹸はもう

殺されてるかも

しれないだろ?

連中にとっちゃ

無価値な

わけだし...

生きてるさ

...なんで

分かるんだよ

勘かよ!!

とにかく

オレはまた

羅俣に

会いてぇんだ

会って...

この力も

突っ返して...

そんで

思いっきり

文句言うんだ

こんな力

オレー人じゃ

抱えられねーよ

バカ野郎!

...ってな

だいぶ

変な奴だな

お前

てめー

ほんとに

喰うぞコラ

ぐぅう

がっ...

くそ...

頭が

頭だけ

じゃねぇ...

身体の中が...

焼けるみてぇに

熱い...

まさか...

また妖気が

暴走を

いや...

ただの

食あたりだろ

やっぱ

そっちか

あぁー...

タメだこれ

ちょっと

沢行って

ゲロってくる

...うぅ...

気ぃつけてな

フフフラフラ...

あぁ...

おちろろろっろ

っか...

ぶっふ...

くっそ...

初日から

ある意味

極限状態...

でも「人間性」を

希薄にって

こういうこと

なのか.....?

警告は

してやった

それでも尚

此処にいると

いうことは

覚悟は

出来てるん

だろうな

人間

嘘だろ

おい...

よりによって

この状態で

かよ.....!

#6-ヤバスギルスキル

ハァ

ハッ

ハッ

グッ...

はぁはぁ...

畜生...

なんだって

こんな状態の

時に...

あいつが

伊吹

クソったれ...

この森を治める

物ノ格か...

目も霞んで

きやがった

せめて

羅咲の力が

使えれば...

チッ...

隠密服が

こんな簡単に

両断する

つもりで

斬ったはずだが

なかなか

丈夫な

装束だな

...だが

所詮は

人間が作った

ただの道具

物ノ怪の力に

敵うもの

ではない

見せてみろ

お前の持つ

本当の力を

どのみち

それを

使わなければ

お前は

次の一撃で

死ぬ

...勝手なこと

言いやがって

んなもん

使えりゃとっくに

使ってるわ

クソったれ...

...それにな

これは

オレの

じゃねぇ

羅睺の

力だ

オレはただ

借りてるだ...

ガッ...アアァァア...

ク......ソ..

つたれがァ...

少しは...

オレの...

言う...こと

...が

あ...あ

い...うこ...と

!!?

...やはり

無理か

残念だが

これで

終わりだ

せめて

これ以上

苦しまぬよう

宣言通り

一撃で

仕留めてやる

...さようなら

アヅマ

ジロー

......ど

どう

なってんだ

これ...

まさか...

これが走馬灯

ってやつか

...ッ?

馬鹿たれ

走馬灯は

過去の記憶が

見えること

だろうが

お前は.....!!

...なッ...

なんでお前が

ここに...

まさか...!

これお前の

仕業か...!?

まぁ

落ち着けよ

今はそんなこと

気にしてる暇

ないだろ

このままじゃ

お前

...

幻じゃ

確実に

死ぬぞ

...

冗談じゃねぇ

ねぇって

ことか

...それじゃねぇ

オレは

こんなとこで

死ぬわけには

いかねぇんだよ

...

...そ

自由に力

使えれば

あんな野郎...

......!!

物ノ怪の...

ましてやあの

羅睺の妖気だぞ?

ほんとに

馬鹿だな

お前は

...あ?

人間ごときが

自由に使えるわけ

ないだろうが

ジ......

だったら

どうしろって

言うんだよッ!!

さぁな...

少なくとも

がなってどうこう

なるもんじゃ

ないと思うがな

こッの

それじゃ

逆に訊くが

お前は今まで

どうして

きたんだ?

羅睺を

従えて

いたのか?

...今まで

羅睺に

従って

いたのか?

お前に

とって

羅睺とは

なんだ?

強大な

武器か?

厭わしい

影か?

......違う

そんなんじゃ

ねぇ...

忌むべき

怪物か?

人間の

敵か?

そんなんじゃ

なくて...

あいつは...

羅睺は...

ああぁあ

いや...

うるせぇえええぇ

えええぇえ!!

狼狽えるな

馬鹿!

お前が

取り乱せば

こいつも

暴れだすぞ!!

な..

なに...!?

こいつは

羅喉という

本体を失った

妖気の塊だ

お前が

拒絶すれば

こいつも

拒絶するし

意識がない分

今はお前の心身に

強い影響を

受けている

無理矢理

操ろうとすれば

こいつも

お前の身体を

掾ろうとする

支配しようと

するな

だが支配されるな

どちらが

上でも下でも

駄目だ

並び立って

歩幅を合わせる

意識を

心がけろ

んな...いきなり

無茶苦茶

言われてもよ

無茶苦茶やった

結果が

この状況だろうが

今更何を

言ってんだ

最後まで

その無茶

通してみせろ

だったら

精々

我が...

折られた

ふぅ

へへへ...

なんだよ

...

やりゃあ

できんじゃ

ねぇ...

か..

...大した

少年だ

ぎりぎりの所で

なんとか

とっかかりを

掴んだか...

にしても..

なんだかんだ

言って

やっぱり君は

優しいね

んっ...

ようやく

気付いたか

...んん...?

おはよう

私の太ももの

寝心地は

良かったか?

ホギ

...なッなんだ

てめーは!?

なんだとは

失礼な奴

だな

あれだけ

手助けして

やった上に

夜通し

膝枕まで

してやったと

言うのに

手助けって

.......ん?

まくら...

.....!!

まさかお前

おい..

ちょっと待て

......その声

そういえば

まだ名乗って

なかったな

あの

白蛇か...!?

な...何が

どうなって

んだよ...

ここ無明の森を

治める

麗しき物ノ怪

「鬼神の伊吹」

とは

私のことだ

お前が

伊吹

...?

ちょっと

待てよ...

だったら

あの鹿頭は

......

はっ!

わかったぞ

コノヤロー!さてはてめーが

作り出した

幻術だか

なんだかの..

おー

よかった

やぁ

思ったより

全然

元気そうだね

なんなんだよ

てめーら

くそったれ!!

干してた薬草

持ってきたから

お茶にしようか

ホギャ

いいねぇ

ちょうど喉が

乾いてたんだ

ちゃんと

説明しろ!!

聞けよッ!!

こいつは

文殊丸

元は

人間だ

今は

私の旦那だが

こう見えて...

は......

は?

僕が人間を

辞めたのは

かれこれ

もう二百年以上

昔かなぁ

二百年...!?

マジかよ...

当時御庭番衆の

一員として

伊吹の討伐を

命じられて...

あんた

隠密だったの

かよ!!

うん

そうだよ

そうだよ

って...

伊吹の強さは

圧倒的で

僕は文字通り

手も足も出なかったん

だけど

当時はまだ若く

血気盛んで

素直に負けをし

認めたくなくてね

...人間にしては

なかなか

骨がある奴だな

久々に

良い運動に

なった

礼を言うぞ

くっ...

殺すなら

さっさと

殺せ..

さもなくば

...??

さもなくば?

さもなくば

この文殊丸

一生を

捧げてでも

お前に

挑み続け

そして...

いつか必ず

負かす...!!

どうだ!

すごい

器南しい

だろう!!

あっはほははは!!

...おまえのおかげな

だってお前...

「殺す」じゃなく

「食かす」って

脅しにしちゃ

かわいすぎる

だろ...くくっ

なッ

何故

笑う!?

...それに

「一生捧げても」

なんて

まるで

求婚されてる

みたいで..

ぷっ...ははは!!

きゅ...

きゅッ!?

ちょっ

ばっお...へへへ別に

そういう意味で

言ったんじゃ...!!

分かってるよ

取り乱すな

生息子が

...まぁ

何にしても

やめておけ

私のような

物ノ怪に

一生を捧げても

人間のお前に

良いことなど

ないぞ

僕だって

男だ

心配しなくとも

私はこの森から

出る気はない

あお前らが干渉して

こない限り

私は誰にも

干渉せんと誓う

......

だからお前も

大人しく帰って

嫁探しでも

み...

見くびるなよ

一度

言ったことを

曲げたりしない...だ

だから...

僕は

君に

一生を

捧げる...!!

か...かくこ

覚悟しろよ!

...まったく

厄介な男に

出会った

もんだ...

...とまぁ

そんなこんなで

最終的には

伊吹の妖気を

分けてもらって

僕は

「半物ノ怪」として

伊吹の伴侶に

なったんだ

結局私が

根負けした

ってわけだな

別に

上手く

ねぇよ

てか色々と

おかしい

だろ

確かに...

出会いは

変わってたかも

しれないけど

半世紀以上も

付き合ってれば

自然とねー

だからって

人間辞める

もんかね...

結局のところ

理屈じゃ

ないんだよ

友情や

愛情に

種族なんて

関係ないのさ

それは

君なら

なんとなく

分かるんじゃ

ないかな

なるほどな

前倒がいたから

あんだけ色々と

詳しかった

ってわけか

そういうことだ

とはいえ

お前はまだ

「やり方を知った」

だけだ

加えて

お前と

文殊丸では

状況も大きく

異なる

文殊丸は

数十年かけて

少しずつ

慣らしていったが

お前に

そんな時間は

ないだろう

故に

かなり強引に

やる他ない

文殊丸との

実戦を

繰り返して

最低限

戦闘ができる位

力との融和を

ってあーもう

めんどくさいな

とにかく

死ぬ気で

感覚を掴め

以上!

お...押忍...

大丈夫

殺さないように

ちゃんと

加減するから

んな得物片手に

言われてもな

ーっ

訊いていいか

伊吹

ん?

...別に

お前の

ためだけに

やってる

わけじゃない

なんで

ここまで

してくれんだ?

人間の...

それも隠密の

オレのために

昨夜のアレも

死んで元々」で

やったことだ

おいおい

ひでーな...

まぁ結果的に

お前は生き延びたし

その責任くらいは

と思ってな...

それに

天鬼を

放っておく

わけにも

いかんだろう

知ってんのが?

天鬼のこと

まぁな

......

昔から...

それこそまだ

御庭番もいない

大昔から

あいつは

物ノ怪の中でも

浮いた存在だった

極端にじゃんしん

自尊心が高く

野心的で

冷酷なほどに

合理士談

孤独に手足と

角が

生えたような男

そんな性分故か

他の物ノ怪との

静いも多かった

ようだが

次第に

天鬼に絡む者は

救っていった

何にも迎合せず

誰にも胸の内を

見せない

天鬼は

その...悪くを

残念し

奴には

特異な能力が

あった

「共喰い」

他の物ノ怪を

喰らうことで

相手の

力を

吸収する

それが

天鬼の持つ

忌まわしき

能力だ

襲い来る者を

倒しては

喰らい

自分より

劣る者を

見つけては

喰らい

文字通りの

弱肉強食

天鬼は

少しずつ

力を強めた

恐らくしっ

それこそが

だが

ある程度の

力を得ると

奴は無節操に

喰らうのをやめた

殺としてくるのよ

消費するのではなく

「同志」として

利用しはじめた

奴の理念の

根幹を

成すもの

膨大な量の

弱者達を

従えるために

そうして広げた

文配地域の

人間に対しては

社を建てし

自らを

祭神として

本らせ!

少しでも

それらに

背く行為が

あれば

うの

例外なく

「神罰」を下し

眩格な掟の

逃げを

徹底させた

「神」としての

成光をし

示し続けた

やがて時が流れ

時代が戦国から...こころ

江戸に移った頃

天鬼は

より積極的に

支配圏を

拡大しはじめた

思えばとき

この時から奴は

後に起こる事態を

見越していたんだろう

...

...お前が

天鬼か

会うのは

初めてだが

噂は色々

聞いてる

はっきり

言うが

私はお前と

組む気は

一切ない

...何故だ

伊吹

鬼神とまで

謳われる

力を持ちながら

何故.....

お前が「同志」に

加われば

支配圏は格段に

広がると言うのに

興味

ないね

私は

この森だけで

十分だし

人間共に

崇められたい

とも思わない

何より

私は

お前みたいな

愛のない男が

大嫌いなんだよ

「同志」の

前にまずは

「友達」でも

作って

出直して来な

...なんだよ

随分素直に

退くじゃ

ないか

やはりお前も

理解しては

くれないか...

闘り合えば

恐らく七割方

私が勝つだろう

私はお前の力を

過小評価

していない

だがそれは

「三割の確率で

負ける」

ということ

私にはまだ

やるべき

ことがある

ここでの勝負に

見合う割合

ではない

こんなところで

死ぬわけには

いかない...

器府により

遂にこの国は

平定されて

しまった

これから一層

人間は増え

結束は強固に

なっていくだろう

そうなった時

数で劣る

我々はどうなる?

隷属か

排除か

何れにせよ

人間共に

下ることに

変わりはない

劣等種に

左右される

「生」など

そのうち

お前にも

分かる

私は

死んでも

認めない

どちらが

強者で

どちらが

弱者か

私がこの手で

証明して

みせよう...

...そう誓った

280年前

一度目は

失敗に

終わった

全ては

私の「甘さ」が

原因だった

足りない力は

誰かに

捕ってもらう

のではなく

人間を

侮り

物ノ怪を

過信した

だが

同じ轍は

踏まない

自らの手で

高めるもの

弱者は

頷く

強者の糧と

なるべき

なのだ

さぁ

共に往こう

同志達よ

我らが

座すべき

頂へ...

BLAOKYT0RCH(4)(完)

桐原

さーん

そういえば、

入院中の零司くん

にゅういんちゅう

桐原

さーん

診察

行きますよー

あはい

あはい

診察

行きますよー

はーい

お腹の傷も

大分寒がってやっぱり

きたし

若いと回復も

早いまえー

いえいえ

皆さんの

お陰ですよ

なんだか

今日は少し

俺が傷みまして

...

すみません

手を

お借りして

しまって

いいんですよ

ゆっくり

行きましょうね

...あー

早く退院

したいなぁ

あら

私はもっと

いてくれても

いいけどねぇ

いやぁ

こんな素敵なもうずっと

看護師さんと入院してても

手を繋げるなら

いいなあ

やだモー

Thadkypu.

ああ、うっ、わかったわけだ

これは

2018年12月13日土曜日は

それは、それなり

作画スタッフ

ウニドンYI20

オダ

胆当編集

林士平

デザイナー

言葉見ダイジュLSD/

DIGITAL

SHEWEBA、DHPでOMCS

4巻

タカキツヨシ

®タカキツヨシ2018.20!8

初版発行

デジタル版発行-2018年

2018年

発行所・集英社

httpy/swwwshicesshacco.

この作品は、デジタルLLE訪問に再編集を行うったものです

本作品の内容あるいはデータを、全部・一部にかかわらず、

無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載

を含む)することは、法律で禁じられていいます。また、個人

私な使用を目的とする複製であっても、コビーガードなど

の著作権保設技術を解除して行うことはできません。

FXTRABAGA

タカキツヨシ

Tsurosu

TAKAKI

作中、特にアクションシーンは

色々と拘って、試行錯誤して

一番注力しているつもりなのですが、

タカキッヨン・

ジャンフ。までのサイン金や

知人やツイッター上など

男女問わず隠して

「お尻とふさももが良い」

とよく言われます

・もしかしたら作家の本質は

意図しない所で無意識に現れる

ものなのかもしれませんね。

シャンプスタエア2018

月号〜4月号に

結構かという

背表紙・カバ一折り返し

2018年7月35日、東京アインスします。

FacTRAWANGA-

メ表紙撮影や

...なんで

あの二人は

踊ってるん

ですかね?

また

羨ましいん

ですけど

そうでも

しなきゃ

絵にならない

からでしょ

表紙的に

世知辛い

っつーか

身も蓋も

ねぇな

JublecoMics.

タカキゾヨシ

本体・表紙

教表記はコミックス発売先当時のものになります。

FXTRARAGA

きぃう

ここまでご覧頂きありがとうございます、タカキです。

さて、今回のあとがきは「キヤラの名前についてJにしようかと。

ぶっちゃけ、実はキャラの名前にそこまで拘りはなかったりします。

とはいえ流石に主人公の「我妻弐郎」には、いくつか由来がありまして

言わずと知れたバンドデンネの巨匠ジャン・ジロー(メビウス)氏、

T○ICKの上田次郎教授、俳優の佐藤二朗さん、

プレイクダンスの技「フロアトラックスJの別名「ジロー」・など、

とにかく僕が単純に「シロー引という名称が好きだったので、

自然に「主人公はジローで決まりやりとなりました。

また苗字の「我妻」の方は、

北野武監督作品「その男、凶暴につき」の主人公からもらっています。

一華と零司は

「主人公が"弐"だから二人は「零・と...でいっか!」

って感じで決めました。...適当な作者ですまんな一撃、零司。

他のメンツは苗字、名前含めて

「ギリ有り得るもの」といいうラインに沿って

何となく似合ってそうなものにしました。

以前、友人に「羅殿とか鬼子母神とかすげー名前やな」

と言われたのですが、これらも造語ではなく

実際にある名称なんですよね(前者はインド天文学、後者は仏教)。

次は、少しでものがあります。少し調べたら「鬼子母神さん」は本当にこいるみたいです。かっけぇ...。

まぁ、そんな感じで名付けたキャラ達ですが、

皆さんが「名前」と「人物」を連結して認識してくれた瞬間に

はじめて「キャラクター」となるのかなぁ...

などと思ったりしております。

今回はここまでとしましょうかね。

JUMP-COMICSOM-ジャプコミックス

ジャンプコミックス

例によって、取り留めのない心感じになったところで

では、よろしければまた次巻でお会いしましょう。

本体・裏表紙

紫表記はコミックス発売先当時のものになります。