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豪げ
KadokayaConiceA
BungosirayDogs
第三十四話「ご
最後の大君
...
原作『朝霧カフカ漫画=春河35
...
第三十四話
最後の大君
第三十五話
羅生門と虎と最後の大君
第二十七条
宴の始末
第三十大話
若し今日この荷物を降ろして善いのなら
人虎.....!
!
障壁の展開が
前より抜い...
小猫
曲芸の腕は
上げたようだな
人虎
芥川!
何をしに来た
・!
貴様を
殺しに
かつての
敗北より後僕は
貴様を追った...
.....!
だが三社戦争より
探偵社は隠密行動に
入った
こうして
先回りが
叶ったのは
〝同盟〟により探偵社の
作戦が掴めた為だ
僕を殺して
屈辱を
晴らす?
こんな...
もうじき白鯨が
街に墜落する
時に?
真面じゃない...
僕にはお前が
微塵も
理解出来ない!
理解を求めた
憶えはない
やれやれ...
芥川君の独走癖は
相変わらずだなぁ
...
敦君
彼に係っている
暇はない
先に進もう
ですが
仕方ない
大丈夫
私の云う通りに
すれば問題なく
逃げられるよ
先ずー
あくたがわ
芥川
今これは
太宰さんと
繋がってる
話が
あるそうだ
大宰さんっ!
大宰さんっ!?
やぁゼルダ
元気にしてたか?
あぁ電話が五分
遅れたのは謝るよ
何しろ仕事が
大詰めでな
...
いや勿論だ
どこにいようと
愛しい妻の事は
一秒だって忘れないさ
聞いたぞ
またシェフを
解雇したのか?
いや責めてなんか
いないさ本当だ
せっかく
欧州の最高級
レストランから
引き抜いて...
娘?確か......
ロンドンに留学中
だよな?
君のクリームチーズ
嫌いを知らない
料理人なんて世界から
滅びればいい
けどあの子は...
いや勿論あの子の
ことも愛してる
また電話する
悪いが
客人だ
愛しているよ
ゼルダ
さて.....
待たせたかな
短い別れ
だったな少年
お探しのモノは
これか?
貴方が.....
白鯨の制御端末を
守る警備?
俺がここまで
登り詰めた
成功の秘訣
その一だ
ところでこの
白鯨の重さを
知っているか?
.....?
「仕事の一番
大事な部分は
他人任せにするな
総重量
2万9千トン
上空2キロから落すれば
TNT爆弾140トン
相当のエネルギーが
市街のと真ん中で炸裂する
大地はえぐれ
巨大なクレーターを残し
地表はカーベットの
あらゆる建物をなぎ倒す
ようにうねって
後に残るのは
完全な更地だ
そんな非道...
絶対に
許されない
秘訣その二
「他人の価値観に
流されるな」
とはいえ
君も俺も忙しい
端末を
奪い合うなら
簡潔に行こう
......?
三つ数えたら
同時に走り
!
先に端末を手に
したほうが勝者
君が勝てば
白鯨を好きに
動かせ
だが
俺が勝てば
君は俺に服従し
捜し物を手伝って
もらう
イッ
どうする
......
勝負に乗って
合図と同時に
走るか?
組合の
口約束なんて
信用出来ない!
2
裏をかいて
合図より前に奪い
そのまま逃げる!
スリー
3
秘訣その三
「好機を与えられた
人間の行動は
読みやすい」
ほう
く......!
今の
蹴りでも
倒れんか
大したものだ...
運命に抗い
血を吐いてもなお
立ち上がる少年
いいだろう
俺の若い頃を
思い出す
一万では
失礼だったな
これは
俺が所有する
有価証券だ
総額じゃまん
十万ドル
俺の異能
紹介が
まだだった
な.....?
華麗なるフィッツジェラルド
消費した金額に
比例して身体能力を
強化させる
...
誇っていいぞ
少年
十万も使うのは
数年ぶりだ...
もっとも
ゼルダならひと月で
消し飛ばす額だがな
さてこれで全て
予定通りだ
白鯨の落下も
君の捕獲もな
僕...
民間探偵企業
ごときが立てる
作戦などお見通しだ
そして
制御端末を
エサに
作戦参謀の
オルコット君は
手持ちの情報から
未来を限定予言する
異能者だからな
そんな...
僕の潜入も
敵の計画のうち
君を
この部屋に
おびき寄せた
ぐあ.....っ!
さて.....
捕らえたはいいが
また逃げられても
面倒だ
念のため
!
手足を
外しておくか
おや
ミスタ・アグラ
珍しい客人だ
道にでも
迷ったか?
...えー...
アクラーグァ
芥川
それだ
ピピ..
太宰だ
やあ鏡花ちゃん
聞こえるかい?
特務課と
交渉してね
取り敢えず君を
地上に降ろせる
事になった
その無人機の
操縦法を教えるよ
先ずその
操作盤で.....
...
!
もういい
もう私は
何も...
いい
そうかい
判った
探偵社には
君を救助する
理由が無いのだよ
本当の事を
云うとね
何故なら君は
まだ社員では
ないからだ
探偵社には
入社試験があり
君は未だそれを
通過していない
探偵社員として
見知らぬ人でも助ける
心と強さを持って
いるかを験す試験だ
......
私には
きっと
その試験は
.....
気に入らないな
“元殺し屋に
普人になる
資格はない!
...君は本気で
そう思って
いるのか?
やぁ
ミスタ芥川
生憎と
見ての通りの
取り込み中でね
歓迎したいのは
山々だが
少し待って
貰えればー
立て人虎
ぐっ...
最悪の
状況だ.....
そのうえ
芥川まで...
誰の許可で
床に転がっている
今度は
逃がさぬ
失っ張り
僕には
最初から
立って戦え
先刻貴様は、
〝僕の行動を
理解出来ない!
と云ったな
だが僕からすれば
貴様こそ
理解出来ぬ
その臆病な眼は
己の力も異能も
信じていない
だのに船上や
此処では無謀な
死闘に挑む
その矛盾した
自尊は何処
から来る?
おいおい
困るな.....
戦利品を
そうほんぼこ
蹴られては
そうでなくとも
俺は無視されるのが
嫌い...
黙れ
僕の主菜は
人虎だ
後菓子は
そこで大人しく
していろ
......
マフィアと
しての役儀は
忘れぬ
人虎を刻んだ後で
相手をしてやる
事務仕事でもして
待っていろ
俺は
二番手が
嫌いでな
序列の変更を
要求する
善いだろう
!
黒獣を
素手で...
なかなか
頑張るな...
ところで
要らぬ
く......
俺の成功の
秘訣その四ー
聞きたいか?
羅本門
くるっはっとう
黒波高!!
五十万ドル
.......
秘訣その四
「ただ強者たれ」
金と権力異能に地位
強さの種類は一つでは
ないが...
虎人が居ない...!?
まぁ俺のように
全て持つのが
無難だな
ぬ.....っ!
何が
強者だ!
金や異能は
地上の街を
吹っ飛ばす為に
あるんじゃない!
人の強さは
悲しみの淵で藻掻く人に
差し伸べるために
あるんだ!
いかにもな
誤解だな
力は
弱者を
助ける為に
あるのでは
ない
何故なら
金儲けの本質は
弱者搾取だからだ
それで得た金を弱者を
助ける為使っても
ドアをスイングするのと
同じ反復行為だ
力はもっと
有意義なことに
使わねばならん
...
そのために
踏みつぶされる
命は...
見ない振りか?
踏みつぶされる
弱者というのは
たとえば昔の
君のような?
!!
君の過去は調べた
君は幼少時代
二度殺され
かけているな
孤児院の
院長に
肋骨が折れる
ほど蹴られた時
院長は言った
そうだな
「実の両親が赤子の
貴様に為た事に
比べれば
この程度
暴力の内にも
入らん
速度が落ちて
落下コースに
入ったか
激突まで
あと十数分だな
!?
逃げた...
だと?
ストレイドッグス
第三十五話
羅生間と虎と最後の大君
!
いァ!
先刻
「貴様を理解出来ぬ」
と云った台詞
取り消そう
列車の時も
船上の時も
そして今も
人虎ー
貴様は
理解した
幼少の記憶から逃れ
「生きる許可」を貰う為、
闘っている
自らの命すら
揃って
実にー
実に不快だ
!!
本気で思うのか
人虎
許可を出す
「誰か」が
居ると
他者の為
血を吐いて
闘えば
そう思う事の
誰かが
生きる価値あり」と
書かれた門を探して
くれると思ったか?
何が悪い
とんだ
期待
外れだ
貴様が
これ程迄に
愚かとは
これでは
仮令貴様を
百回殺そうと
何の栄誉にも
戦果にもならぬ
戦果.....
だと?
然り
それが
唯一絶対の
価値
戦果なき限り
あの人は僕を
認めぬ
......?
太宰さんは
決して
「太宰さん」?
何故...
そこで
太宰さんの
名前が出るんだ?
見つけた
.....!
鏡花ちゃん
人には
向き不向きが
ある
そして君には
明らかな殺しの
才能がある
だから君は
探偵社員には
なれない
君はそう
思っている
......
全く
莫迦々々しい
その考えが
如何に根拠薄弱か
一秒で証明して
見せよう
鏡花ちゃん
君はその手で
何人殺した?
......35人
たかが
55人くらい
何だ?
!
いいかい
鏡花ちゃん
君は探偵社の
凡てを知らない
自分自身の
凡ても知らない
凡てを
知ることは
誰にも出来ない
それを『可能性』と
云うんだ
君に契機をくれた
敦君だって
元は
災害指定猛獣だ
°今
でも彼は
その近くの空域で
命を懸けて戦ってる
街を守る為にね
あれだ
貨物用
早条長ラドレ
おやおや
困った
迷い犬達だ
あんな桁外れの
異能に勝てる
訳ない.....!
隙を見て
端末を奪う手を
考えないと...
この箱の
征く先は
逃げ場なき
甲板搬入ロ
くく...
相変わらず
愚かな奴だ
何?
袋小路に
誘い込まれたのは
僕等の方だ
そんな
一体
どうすれば
しかも
...ふん
この程度の餓鬼に
一度は敗れたとは
屈辱の極みだ
生きて良い理由を
他者に求めるような
下らぬ輩に
確かに僕は
愚かで
下らない
でもお前
みたいな
力を誇示したい
だけの殺人鬼より
百倍ましだ!
違うか?
力も地位も
十分有るのに
...
何だと?
その上更に
怖がられたいから
闘うなんて
その方が
余程下らない!
!!
取り消せ
僕が
“力も地位も
ある”だと?
貴様を
不快だと
云った理由を
教えて遣る
貴様が...
すべてを
持ってい乍ら
それは
その事に
気付きもせず
己が古傷に
甘え続ける
愚か者だからだ!
何?
僕がー
何だって?
異能に恵まれ
出逢いに恵まれ
努力もせず
ただ運だけで
太宰さんに認め
讃えられ乍ら!
貴様はその
幸福にも
気づかず
己の悲劇
ばかりに浸る
愚物だからだ!
あの人に
あのような言葉
二度と
云わせぬ!
戦果
なき限り
あの人は
僕を認めぬ
「あの人」
って...
真逆
お前...
ずっと?
終着点へ
ようこそ
決戦場に
ご案内しよう
良い眺めだ
あと十分足らずで
白鯨の高度は
復行限界を下回る
それを
過ぎれば
たとえ
この端末でも
街への落下を
防げない
生き残るのは
異能で身体強化
した俺だけだ
成金背広
貴様ほどの
強者を斃せば
僕も弱者では
無くなるか?
保証しよう
ならば
この身が幾つ
砕けようと
惜しくはない
しょうもん
魔纓鎧
くっ
異能で身体を
強制操作して
いるのか!
!!
あんなに強いのに?
芥川は自分を
弱者だと思ってる
言語道断だ!
だとしたら
お前のその
身勝手で
何人死んだと
思ってるんだ!
虎よ
あの時の
ように..
もう一度僕に
力を...!!
邪魔をするな
人虎.....!
お前こそ
邪魔するな!
何が大幸さんだ!
僕よりお前の方が
下らない!
笑止!
僕より
貴様のほうが
下らぬ!
面白い
君達は実に
似た者同士だ
こんな奴と
一緒に
するな!
黒布に鎧と
外筋の役を担わせる
このお
だが内部の脆弱な
肉体が持たぬ
休憩か
芥川?
お茶でも
飲んで
来るか?
黙れ
次は貴様だ
制御端末が先だ
この船が
街に墜ちたら
大宰さんまで
吹き飛ぶだろ?
あの人が
この程度で
死ぬものか
何だ
この寒気は!
道標』...
教えてくれ
この世ですべてを
犠牲にする価値の
あるものが
〝家族〟以外に
存在すると
思うか?
俺は
そして娘を
この世に
呼び戻す
本一を手に入れる
娘......?
妻ゼルダは
娘の死を
受け止められず
心を病み
その妄想を現実にし
>娘はロンドンに留学中の
という妄想の中に
今も逃げ込んでいる
家族を取り戻す
処分可能な
俺の資産
そのすべてを
支払う!
どんな犠牲を
払っても
.....!
けたちが
桁違いだ
まるで巨大な
竜巻の前に
居るみたいな...
これが
組合の長の
覚悟
芥川
僕は......愚かか?
ああ
下らぬ
何だ
何故なら
あの記憶から
逃げたいと思う事は
下らないか?
苦しめる過去の言葉と
貴様は本質的に
無関係だからだ
そうか
太平さんは
とっくに
お前を
認めてると
思うぞ
げっか、じゅう
しょうもん
羅生時
はんじんはんー
虎!
で、まってんのがいい
魔継鏡ィ
...
来い....!
ストレイドッグ
第三十六話
若し今日この荷物を
降ろして善いいのなら
!!
足りんな
!?
はあっ!?
君が
望むなら
殺しで生きる
道を用意して
やってもいい
鏡花ちゃん
けど
君の苦悩は
君だけのもの
じゃない
〝成りたいモノと
向いているモノが
違う時人は
如何すればいいっ!!
生き方の正解を
知りたくて
誰もが闘ってる
何を求め闘う?
如何やって生きる?
答えは誰も
教えてくれない
我々にあるのは
迷う権利だけだ
滞成を
死もなく
疾走る
上塗れの
迷い大達のように
若し
若し今日
彼の
云う通り
なら
この荷物を
降ろしても
善いのなら
僕はー
人形により
じゅうんら、しょ
それでは
う...
もう
らむらくも
じゅぶっ
限界だ...!?
もう腕も
上がらない
若しこれで
奴が立ち
上がったら
勝ったぞ...
ゼルダ...
待っていて
くれ...
もう一度
君に
幸福を.....
......
そうだ...
じゃあ
制御端末!
愚者め
最後の
攻撃の刹那
奴の背広から
抜き取った
は
はは早く
止めないと!
あ
あと
ささ三秒!?
2013
はぁ...
!?
今直ぐ
四つ裂きにして
やりたいが
生憎力を
使い果たした
今は此れで
我慢しておけ
お前.....
次会ったら
憶えとけ
...
わぁ、
!?
下降!?
寄越せ
そんな莫迦な!
何もしてないのに!
DESCENT
操作を
受け付けぬ
何かが起こって居る
操舵室へ向かうか
.....目だ
こっちの操作も
受け付けない!
.....体...
...れば.....
ど...なって...
此の侭じゃ
落ちるぞ!
この声...
もう時間が
無い!
何か手を
考えないと
皆が!
無駄じゃ
外部から何者かが
侵入し機関部制御を
奪っておる
そんな!
一体誰が
此処まで
来たのに...
このままじゃ
提供士が
街の皆が...
未だ方法はある
この声.....
鏡花ちゃん!?
白鯨の再浮上は
無理でも
そちらの
状況は聞いた
大質量で無理矢理
叩き落とせば
街に届く前に
墜落させられる
この無人機を
衝突させる
そうか......!
凄いよ鏡花ちゃん
これで皆助かる!
脱出器具の
準備を
頼みます!
...そ?
鏡花ちゃん
君も疾く
脱出するんだ
無理
私は慶囚
足首が鎖で
繋がれているから
脱出装置のある
部屋まで行けない
そんな......
じゃあ.....
駄目だ!!
私のことは
諦めて
そんなの
駄目だ!
軌道を
変えるんだ!
これまで私には
一片の光も
無かった
でも今日
判った
私にも
選択肢はあると
命を犠牲にして
皆を助ければ
きっと私は
入社試験に合格
できる
なら何も
惜しくはない
探偵社員に
なれる
止めるん
だ!!
突っ込んで
くる!
行くぞ!
放せ!
鏡花ちゃん
聞いてくれ!!
ありがとう
ありがとう...
ごめんなさい
ごめんなさい
そんな...
如何して
彼女が.....
如何して...
鏡花...
愚か者め
光に生きる
希望さえ
抱かなければ...
無駄に散らずに
済んだものを
これで
善かったのだよ
敦君
大宰さん...
鏡花ちゃんは
自分に克ち
街を救った
探偵社に
相応しい
高潔さでね
彼女は望みを
叶えたんだ
でも...
でも!
確かに
厳しすぎる
結末だね
彼女が
死ななくちゃ
ならない理由
なんて何処にも
.....!
でも
そうしなくては
ならない理由が
あったのだよ
......?
社長の異能ー
人上人不造は
自分の部下
つまり探偵社員に
のみ発動する
効果は
〝異能の出力を調節し
制御を可能にする!
制御能力だ
敦君が
腕や脚のみなら
虎の異能を
操れるように
なったのは
探偵社に
入ったからだ
そして
鏡花ちゃんは
入社試験に
合格した
それが
如何いう事か
判るかい?
衝突の
直前にね
夜叉の刀で
鎖を斬って
脱出した
......痛い
悪かったね
二人共
秘密にして
そうでないと
入社試験の審査に
ならなかったから
最後は山?
海だ
了解
若しかして
...
最初から
全部......?
街は救われた
敵は打倒され
鏡花ちゃんは
合格した
太宰さん
不安もあったが
巧くいって
善かったよ
如何かな
もう限界
だろう?
最早邪魔する
者は無い
今日こそ.....
僕の力を
組合の長を
倒したん
だから
強くなったね
ありゃ
こうしてー
横浜を巻き込んだ
巨大な異能力戦争は
幕を閉じた
フランシス・スコット・キー
フィッツジェラルド
ヵ革麗なるフイッツジェラルト
消費した自身の財産の金額に比例して
身体能力を強化させることが出来る
...
...
ありがとう
...
...
...
好きなもの金、家族「15
嫌いなもの眷乏
ストレイドッグ
第三十七話
......?
ひどい目に
遭った...
第三十七話
宴の始末
.......
いい場所
だったのに
......
白鯨が沈んでる
姿なんて想像した
こともなかったよ
白鯨が?
組合がさ
ボスは空から
落ちて生死不明
トップを失った
組合は混乱して
末端では略奪まで
起こってるそうじゃ
ないか
良くも悪くも
ボスの牽引力
だけで持ってた
組織だからね
あぁ
冒険活劇も
エンドロールの
時間ってトコかな?
でも人生は
終わらない
ホントだね
僕は本国に帰って
トウェイン大活躍
日記」の続きだ
皆は
どうするの?
私は...
フィッツジェラルド様を
捜します
きっと...
生きてます
スタインベックは
家族の所に
帰るんでしょ?
まだ
帰らないよ
もう給料を
払う人は
いないんだし
内乱を治める
仕事がある
君が!?
あぁ
内乱はじき
本国にも
飛び火する
そうなれば
フィッツジェラルドさんの
創った帝国は内部崩壊だ
意外だね
......
金で人を
操る人間は
皆大嫌いだ
スタインベックは
ボスのこと嫌い
だと思ってた
嫌いだよ
でも
家族を救うため
富に頼り
その結果
与えられたのが
これだと思うと
どうもね
契約...
これで
ようやく
完了...
やぁ
ラヴクラフト
君は
どうするの?
...寝る
結局彼は
ぞぶ
何者
なんだろうか
...?
異能戦争は
無事終結
ですが
政府の仕事は
此処からが
本番ですね
この大騒ぎの
後始末...
家で寝られるのは
何日後やら
さて...
そんな訳で
我々としては
ミスタ・
メルヴィル?
貴方の助力を
得られると大変
助かるのですが
.....
.......
今は海を
見ていたい
勿論
どうぞ
ですが貴方の
情報提供が
あれば
我々も無関係な
組合員を逮捕
せずに済みます
ええ
儂ごとき
一介の構成員に
そのような力や
知識があると
思うか?
何せ貴方は
二代前の
組合トップ
ですから
......若造は
昔の話を
持ち出し
たがって困る
我々の
睡眠不足解消に
ご協力下さい
...手錠は必要
ありませんね?
鏡花ちゃん
入社
お目出度う!
乾杯!
敦
その.....
怪我は如何だ
ええ
お陰様で
何だ...
今回お前達の
作戦行動で
街は壊滅を免れた
社の先輩として
一言云うべき
だろうと思ってな
報告書は
明日迄だぞ
抑も探偵社という
集団組織に於いて
単独作戦は
例外なのだ
全くだねぇ
国木田
今回の成功を以降に
活かすなとは云わんが
社の基本動作は
疎かにするな
鏡花も同じだ
いや
俺も其程には
探偵社員として
自覚を持ち
決して恥ずべき行いを
後に残さぬよう-
ほれ
一言云い
たかったん
だろ?
処で何奴も
酒付き合いが
悪くて
困ってンだ
一寸
付き合いなよ
えっ
二人共
よくやったな!
恥ずべき
行いを後に
残すな.....か
鏡花ちゃん
頼みが
あるんだけど
いい
済みません
そした...
Qの異能を
受けて
皆さんに
酷い事を...
自分の力の
危うさを
判っていれば
あんな事には
あぁ!
あの時の!
あの時は
ショックでした
けど...
忘れて
たんですか!?
探偵社じゃ
あの程度一々
引き摺って
られませんわ
気を付けます...
本当にどうか
してました
お二人を
異能で
殴るなんて
...敦くゥん?
今の話初耳
なンだけど?
乱歩君.....?
電話で頼まれた
新作原稿を持って
きたのであるが...
あぁ君
こっちこっさ!
こんな場に
我輩を呼んで
善いのであるか!?
そうだっけ?
我輩は
敵組織の...
直ぐ戻るから
此処に居て!
何か
飲みますか?
そうであるな...
何か我輩っぽい
ものを
...音通
こういう時は
何を頼むので
あるか
!!
......いや
そこにある奴を
...
何もいらない
のである
済みません
周りが煩くって
乱歩君......
これは何の
拷問であるか...:?
ポケの嫌いなもの。呼ばれた家会で【唯一の知人に放置される事
・1564
ロマネの
六十四年ものです
善いの
かえ?
秘蔵の品
じゃろ?
今日の為に
取っておいた
処罰?
勝利に
芥川の処罰は
如何します?
彼は今回の
功労者だ
それに芥川君は
昔からそうだよ
独走し破壊し
結果的に最大の
貢献をする
彼なりの
嗅覚だろうね
成功している限り
処罰は無い
処で
紅葉君
探偵社に
囚われた時...
何故逃げなかった
のかね?
君の異能なら
脱出は容易
だったろう
却説
何故じゃったか
茶が
旨かったから
かのう?
此処からは
大人の
時間だね
姐さん
鏡花ちゃんを
助ける計画が
ある
大人の
取引をしよう
何?
異能特務課と
司法取引する
一度彼女を
逮捕させ
逮捕じゃと!?
成功すれば
探偵社にも入れる
彼女の命と夢を
同時に守る唯一の
方法だ
不可能じゃ
間に生まれた者は
闇にしか
生きられぬ
それは
鏡花ちゃんでなく
貴女の話でしょう
姐さん
姐さんが
鏡花ちゃんと
同じ歳の時
慕っていた
年上の男性と共に
組織から
抜けようとした
けど首領に露見し
男は殺された
それ以来
貴女は
マフィアを
恨んでいる
先代の頃の話だ
今とは状況が
違う
何より
私が居る
鏡花ちゃんは
同じにはならない
”外の輝く世界を
見せてあげよう!
と彼の人は云った
見せて
あげればいい
貴女が
鏡花ちゃんに
大宰は今回の
結末まで凡て
見えておった
恐ろしい
男じゃ
君は強い...
君が此処から
去る気なら
追うのは今や
不可能だよ?
紅葉君
無論じゃ
じゃが
生憎と
頼りない首領が
組織を立て直す
手伝いが
あるでのう
彼の人の
仇は先代じゃ
今は此処が
気に入っておる
嬉しいけど
私の守備範囲は
十二歳以下だよ?
黙れ
口を
縫い合わすぞ
太宰...
次こそは
殺す...
......あれ?
そう云えば
...
大宰さんは?
変な絵だねえ
絵画を
理解するには
齢の助けが要る
この位なら
私にも描けそうだ
君が幹部執務室の
壁に描いた自画像を
覚えているかね?
あぁ
首領の処の
エリスちゃんが
敵の呪い異能と
勘違いして
大騒ぎ
君は凡そ
何でも熟すが
...
広津さん
例の件
助かったよ
あの程度で
善かったのかね?
私は
白鯨潜入作戦を
樋口君に漏らした
だけだが
彼女が知れば
芥川君に伝わる
芥川君が知れば
必ず単身
乗り込んで来る
予想通りだ
そうまでして
芥川君と虎の少年を
引き合わせた理由は
何かね?
確かめたかった
からさ
芥川君は単独でも
十分破壊的だけど
本来は中・後衛で
真価を発揮する異能者だ
敦君のように
速度ど根性骨を持つ
前衛を補強してこそね
何時から
此の状況を
目指して
いた?
敦君と
新しい世代の
双黒が必要だ
最初に
会った時から
間もなく来る
〝本当の災厄〟に
備える為にね
此処から
先の展開は
私にも見えない
けれど
奴は既に
動いている筈だ
嘗て私が
一度だけ会った
あの〝魔人〟は
必ずー
白鯨の墜落には
失敗しましたか
ですがほぼ
計画通りです
組合に内乱を誘発させ
その隙に資産の
四割を簒奪
また
横浜を傷つけ
敵を弱体化させ
有能な異能者の
勧誘にも成功
しましたから
私は勧誘された
つもりはない
意識不明の
ミッチェルを
治す条件で
一時的に
手を貸している
だけです
結構です
牧師殿
共に
この地を
罪深き
者の血で
染めましょう
より良き
世界の為に
フョードル
ドストエフスキー
能力名『罪と罰』
角川コミックス・エース
文豪ストレイドッグス(@)
原作:朝霧カフカ
漫画:春河35
ckaRaASACURL2015
@SangeshARUKAWA2015
2015年12月29日発行
本電子書籍は下記にもとづいて制作しました
角川コミックス・エース
『文豪ストレイドッグスの』
2015年12月29日初版発行
発行者青柳昌行系発
第行者、有用国行発行者「株式会社KADOKANAKINETVAYATAIATOWALARASAMANEANOK
第11日(水)【本土日(日)Wintthttp://wwwikationderacripe/
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