っいっください

ンゴぶっけないで!!

朝霧カフカ

朝霧カフカ

Asagirikafka

家の外にながぁーい声で鳴く猫が

いるのですが、長すぎて

「息つぎ...息そろそろ大丈夫?

え、まだいぐ?大丈夫?1と毎回心配になります。

この前対抗して同じくらい

ながーく鳴きかえしたら静かになりました。

なんかごめんね。

春河35

「ここに書いてること

いっつもあんまり

作品に関係ないね」

と先日妹に言われたのですが、

むしろここに重大なネタバレが

書いてあったらビックリ

しちゃいますよね。

ザイン/佐々木基(LALAHANDS)

第四十七話

第四十七話

共喰い其の壱

文豪

原作=朝霧カフカ漫画=春河35

第四十七話

共喰いまの声に

第四十八話

出会い系サイトの実装を

第四十九話

出会い系サイトの参考を

第五十話

井戸市では、「真の母」

.....

福沢先生に

......

森医師

因縁だ

ねェ...

社長の検査

終わったよ

概ね敵さんの

申告通りだね

社長を

扶けましょう

国木田さん

異能に生命力を

吸われてる

意識が戻るかは

微妙なトコだよ

マフィアの

首領を

殺すンです

......造かに

社長の死は

絶対に避けねば

ならん

だが...

大学は別の病院で

狙撃の傷の手術中

大宰抜きで

対マフィアなど

考えられんぞ

与謝野女医

乱歩さんは?

社長の

付き添いさ

相当

取り乱してたよ

無理もない

けどね

大変です!

マフィアに

建物を

包囲されて

います!

悪ぃな探偵社

今日は

私怨は抜きだ

社長の

どうしても

そうすりゃ皆

死なずに済む

もう

嗅ぎ付けた

のか......!

正門と裏口も固められてます!

流石に奇襲と

殺しの本職

だねェ

こっちは

如何する?

まー

だが

如何する?

恐らく敵は万全の構え

しかも犠牲を厭わす欠貫してくる

その上、此方の異能は

バレている

無策で撮らなえば人死には

逃げられん

焦るな国木田

やっ

この上壇場で

策など...

それでも

社長の弟子か

乱歩さん

大丈夫かい?

社長に

意識が

戻ったのかい?

いいや

でも

聞こえたんだ

そしっかりしろ!!

って云われた

指示を出せ

社長代理

必要な情報は

僕が凡て

読み切ってやる

探偵社社長の

病室前に

護衛の

異能者を確認

あの時の

小僧か

金髪の子供です

奴には

打撃攻撃が

殆ど通らねぇ

いきなり

鬼札を切って

きやがったな

大方社長を

逃がす為の

時間稼ぎ

だろうが...

ほ.....

報告!

子供だけでは

ありません!

長身の男

虎の異能者...:

探偵社のほぼ全主力が

病室を

防衛しています!

なに

何!?

いきなり

総力戦だと

!?

こっちも

主力で対抗する!

包囲役の茶川と

黒蜥蜴達を

こっちに寄越せ!

順番に戦るか

それとも

全員一度に

戦るか

俺は

どっちでも

いいぜ

.....

どっちも

しない

賢治君が壁を

抜いて社長を

運び出した

今頃社長も

社員も病院を

脱出してる

幻像の異能者

..!

......

包囲を欺いて

社員を逃がす為

命を捨てて

囮となったか

命は

捨ててない

乱歩さん

からの言伝を

預かっている

ウイルスを

作った異能者を

捕まえる......!?

そうだ

マフィアと正面から

搗ち合えば

必ず死者が出る

横浜市防

それを

避けるには

ウイルスの異能者を

見付けて殺すか

太宰が触れれば

全員

助かる

「規則」を

変える

しかない

でも

若しその

異能者が遠くに

逃げてたら...

奴は未だ

近くに居る

毒には必ず

解毒剤が要る

共喰い二実行の

時には必ず

横浜に来る筈だ

そして太宰が

云うには

黒幕は

ウイルス異能者

のことを

〝ある犯罪者〟

と呼んだ

犯罪者なら

今は横浜から

出られない

表の

逃亡経路は

特務課が

裏の経路は

マフィアが

押さえて

いるからな

それじゃあ

特務課か

軍警の異能犯罪

対策課に当たって

資料を取れ

乱歩さんが

こんな顔する

なんて...

それだけあれば

僕なら十分だ

社長の危機が

本物って事だ

此処が...

あぁ

ウイルス異能者

プシュキンの

隠れ家だ

半月前に欧州の

異能犯罪者収容所

ムルソーから脱走

〈死の家の鼠〉の手引きで

故郷であるこの近辺に

潜伏している

...

それが乱歩さんの

推理だ

此処が故郷?

海外異能者

なのに?

生まれは

海外だが

育ちは此処だ

異能犯罪者の

地場である

この街では

珍しくない

時間は無い

マフィア説得に

残った谷崎が

消される

此処の空気...

孤児院を

思い出すな...

若し俺達が

共喰いを

止められ

なければ

失敗は

許されんぞ

この先だ

連中が

来ました

はいよ

弟共!

追っ手が来た!

足止めを頼む!

気付かれた!

行くぞ!

逃亡用の

地下隧道か

奴だ!

一本道の

隧道...

虎のそと...

速度で

追い付

待て!敦

敦!

確りしろ

敦!

頼むぞ

弟共!

ども

早く行って

にぃちゃん!

如何なっている!

如何なって

いる!

あんな子供が短機関銃で武装だと!?

あんな子供が

短機関銃で

武装だと!?

俺達は

止まる訳には

いかん!

あんな小さい

体じゃ

撃ち返したら

殺してしまうかも

...!

独歩吟客

催涙弾!

>>2

!?

息を止めて

駆け抜けろ!

げきれない/

だからなんですか?

ほらほら、

くそ!

国木田さん

撃たれた

子供は...

あの傷なら

直ぐ与謝野女医を

呼べば助かる

地獄か

此処は...

てっきり

敵異能者の

迎撃があると

思ったのに...

あぁ

此処は

何か妙です

国木田さん

迎撃の代わりに

銃武装した童子

しかし俺達の到来を

予測していたにしては

警報装置も鍵付扉も無く

逃走経路もお粗末だ

一体...

敦動くな

えー

あの子は

先刻の....!

よせ......!

にいちゃ...

たすけゅ

時間稼ぎの為に

爆発で隧道を

寒く気か.....!?

別の経路から

奴を追え

此処は俺に

任せろ

よく聞け

君の兄さんは死なない

君の兄さんは

死なない

俺が

殺させない

俺が殺させない

絶対にだ

いえ

ただ我々の

共通の知人

チェロを

聴かせるために

僕を拉致したのか?

探偵社の話を

伺いたいだけ

です

桂さん

国木田と云う

探偵社員への

復讐の為貴方は

少女に爆弾を

仕掛けた

あの人の

理想は本物だ

それを知って如何する?

あの人の魂は

だれ

誰にも折れない

そして彼は

身命を賭して

少女を助けた

そうですね?

そうですね?

手榴弾を

手放させねば

大丈夫だ

怖がることは

何もない

...そうだ

手品を

見ないか?

相手は

危険な男です。

もし男が

お兄さんは

君が

助けなさい

相心

手帳を

見せたら.....

にいちゃ...

たすけゅ!

やめろ!!

この世に幸を

子らに祝福を

待て!

もう終わりだ

観念しろ!

くそ.....

そうまでして

事件を闇に

葬りたいのか

何?

...親切な奴が

教えてくれたんだ

俺が殺し屋に

狙われるって

俺が昔目撃した

轢き逃げ事件の

証人を消してる

連中がいるって...

その親切な奴が

自衛用の銃や

手榴弾をくれた

な.....!

それじゃ

お前の異能は

異能?

痩せて青白い

顔をした

不思議な男だった

何の話だ?

俺は

異能なんか

持ってない

それより弟や

妹には手を

出さないで

くれ!

頼む!

そうだ

その

親切な男が

云ってた

刺客にこれを

見せれば

命だけは

助かるかもと

これは軍警の

......

顔や素性が

この人と

違う!

こっちが

本物....!?

本物にしか

見えないな

ウイルス

異能者の

資料.....!

乱歩さん

だが...

この資料も

偽物だろうな

資料を信じて

捕まえても

別の真犯人が

浮かび上がるだけ

その先にも

別の真犯人...

と延々盟回しに

された挙げ句

本物に

辿り着く頃には

時間切れ

それが

敵の作戦だ

じゃ敵は...

乱歩さんの

推理力すら

利用して?

厭な手管だ

...まるで

そう云えば

銃をくれた男から

言伝を預かってる

一言だけー

太宰を相手に

しているような

規則の変更は、

おません...

規則...!

共喰い」を

避けようとする限り

人が死に続けるって

事か....!

これで

マフィアとの

交渉材料が

消えた

谷崎が

危ない

第四十八話

これ程に

殺気立った組織は

何年振りかな...

約束の刻限だ

第四十八話

共喰い其の弐

探偵諸君は

ウイルス使いを

得損ねたようだな

だが現に

これで停戦の

可能性は

絶たれた

連絡が無いのは

乱歩さんがそれが

最善と判断したからだ

何も問題無い

残されたるは

腸の転がる

血塗れの道のみ

覚悟決めな

兄ちゃん

マフィアが

歩き慣れた

道だ

俺達が人質を

どう扱うか位

知ってるだろ?

ボクを

殺す気か?

平時のマフィア

ならばな

だが今のマフィアは

貴君等の知る

それとは「別物」だ

かつて我等は懸賞金70億を巡って争い

かつて我等は

懸賞金70億を

巡って争い

また

組合を含む

三社戦争にて

衝突した

だが今のマフィアは

利益や応報

ではなく

その為なら落命も

厭わぬと云う者は

大勢居る

......

私も含めてな

別物となった

我等は貴君を

殺さん

首領を護り

我らが

我らたり続ける

意義を懸け戦う

貴君にはーー

「間諜」となって貰う

ボクに探偵社の

内情を喋れッて

云うのか?

仮令

どんな脅しを

受けようとー

後ろの銀は

暗殺屋だ

貴君が

従わねば

貴君には妹が居たな

大事な妹は

ナオミに

手を出すな

殺ス

ハ.....ハハ

大した

殺気だぜ

だが

お前の異能は

割れてんだ

姿を

消すだけじゃ

この弾は

避けらんねぇぞ

違うね

何万発

撃とうが

お前等三下の

弾なンて

中らない

脅しだと

思うか?

撃てよ

えー

畳み刀

何ッ

!?

『剤雪』

幻像の

異能っ!

撃つな

立原!

我等の位置も

変わっている

下手に

撃てば

味方に中る

何だ

今のは

身体検査は

した筈だろ!

出口を

愛がれたな...

異能力を込めた

頁を服裏に

縫い付けていたのだ

此処で我等を

仕留める気か

銀!

仕留めたか?

...不否

此奴も

幻像.....!?

閉じ込め

られた

強い...

幻像の異能者

厄介に過ぎるな

何より

奴の異能は恐ろしく

暗殺に向いている

.....奴の狙いは

我等ではない

奴の狙いは

最上階

動けぬ首領を

あんさ

暗殺する気だ

正面口を

固めろ!

誰も

入れるな!

戦いを

終わらせるには

これしか

無い

たたか

よく、

戦いで

だれ

この

必ず誰かは死ぬ

ならこの命で

終わりにー

ぬ...

あら

目覚めた?

すごい

熱なんだから

動いちゃ駄目よ

地処は...

アンの部屋よ

最高に安全

お宅の

猫ちゃんが

泣いて頼むから

断れなくってね

ぐぬ......!

ちょっと

動いちゃ駄目

だってば!

ならぬ......

マフィアと

諍っては

ならぬ......!

私の命より

街の均衡と平穏を

護れ.....!

か......

赦せ童

その男が死ねば

私が忌む

昔のマフィアに

逆戻りするでのう

姿は見えずとも

恐るべき殺気よ

姿を消すか

鏡花の同僚を

斬るのは気が

引けるが...

金色夜

空間を

埋め尽くす

斬撃!

逃げ場が無い!

鏡花....!

紅葉様!

この建物は

昔の庭

裏口も

潜入経路も

頭に入ってる

御無事ですか!

止めよ!

鏡花に

中る!

作戦通り

鏡花ちゃんが

谷崎さんを

救出しました!

車を回せ

回収に行く

乗って!

済みません

乱歩さん...

失敗しました

まぁいいさ

マフィアの

様子は?

首領を

地下避難室に

移送させている

みたいです

正面から

強行突破する

しかないな

彼処には...

忍び込めない

でも

乱歩さん

先刻来た

連絡では

社長は

「マフィアとは

戦うな」と

死に瀕している

社長の命令です

矢張り

ウイルス異能者を

捕らえる別の手を

全く......

善いだろう

それは

もうやった

ですが...

お前達が

一万年悩んで

出す結論を

予め教えてやる

無理だ

敵は妊知の権化

奴が綿密に

準備した民を

時間内で覆すのは

不可能だ

乱歩さん

でも?

僕だから

判るんだ

とは云え

これは

立派な

命令違反だ

だから

参加するか否か

自分で決めろ

それは

マフィアと

戦うか

退くかの二択を

今選べと?

僕の推理では

社長が安全な

異能部屋に居ると

知れれば

マフィアは

脅迫策に移る

そうだ

だが

悩む時間は

ないぞ

社員の家族

友人大事な人を

人質に取り

「社長を出さねば

一人ずつ殺す」と

脅すだろう

そうなれば

探偵社と誰も

膝を屈する

しかない

残されたるは

腸の転がる

血塗れの

道のみ

やります

ボク達は結局

人を傷つける

ことでしか

人を守れない

妾も

やるよ

森医師とは昔

一寸した

因縁が

在ってね

あの人なら

こう云う終幕も

納得ずくの筈さ

首領は

怖い

でも私の

マフィアでの

知識が

探偵社の為に

活かせるなら

そんな!

鏡花ちゃん

まで.....

正しいとか

正しくないとか

僕には判りません

でも皆が

危険な方に

行くなら

そっちに行って

皆を扶けます

......!

国木田

お前は

如何する?

社長は

「街の均衡と

平穏を護れ」

と命じられた

なら

「規則」を

破って奴を

追うか?

黒幕による

街の崩壊から

人々を護るのが

社長の御意思です

しかし!

あの少女の

ように......

次に目の前で

あの死が起これば

「規則」を破れば

また無辜の民が

死ぬ!

俺は二度と...;/

国木田

お前は探偵社で

最も高潔で毅い

だから敵は

最初にお前を

壊そうとした

それを

忘れるな

マフィアと

戦っちゃ

駄目なんだ

そんな事したら

黒幕の思う壺だ

でも

皆その位

判ってるんだ

それでも

たた

戦うのは...

来ない気か。敦

なら

黒幕を追う

具体的な案は

あるのか?

これから

立案を

だろうな

それは.....

以前お前達は花袋に

死の家の鼠》の印を

調査依頼したろう

調査は継続中

だったな?

万に一つの

可能性として

その後花袋が

黒幕の居所を

掴んでいる

がも知れない

......!

そっちは

・イ・せい頼んだぞ

ウイルス発症まで

じかん

あと十七時間

第四十九高

小其の参

撃て!

近付けるな!

痛っ

痛たた

たたた!

流石は

マフィアさん

です!

僕も

張り切っちゃい

ます!

どっ...

せい!

せい!

今だ!

突っ込め!

一階が

突破されたァ?

首領を

死守しろ!

俺も直ぐ行く!

それは困る

なぁ

素敵帽子君

僕の推理では

君が混じると

勝率が下がる

て事で

僕が

足留め役だ

オイオイ...

正気か?

倍かにアンタは

探偵社の主軸だが

戦闘能力は無え筈だぞ

でも君

前太宰に

負けたんでしょ?

なかはらちゅう

じゅう

重力に

潰されてみるか?

がわら

中原中也対江戸川乱歩

名探偵に

不可能はない

花袋さん!

何処ですか

花袋さん!

無人.....?

花袋さんが

蒲団から出ることは

まず無い筈なのに

国木田さん?

そんな

花袋は有事の為

自室の映像を

記録している

隠し撮影機

......?

確認するぞ

国木田さんは

マフィア戦に

行くと

思ってました

......

.....あぁ

規則を破って

黒幕を追えば

また

少女が死ぬ

何をしても

あの子を

救えんのなら

だが

それ以外に

弔いの方法が

思い付かん

社長も街も

次の犠牲者も

救う

花袋だ

調査中だな

此処が

奴等の...

...人形?

動けば斬る

地下三階

首領が眠る

避難室の

解錠番号を教えて

......

探偵社に入り

暗殺を止めたと

聞きましたが

誤情報の様

ですね

少なくとも

暗殺を止めた

様子はない

ですから

銃を撃てない

腕になって

貰う

無益な殺しは

しない

でも情報を

吐かないなら

...この仕事に

就いた時から覚悟は

出来ています

そう...

浅念

!!

久しいな

きょう

鏡花

話すのは

密輸船以来か

あの時僕に

反駁した

お前は密輸船を

爆破し

僕と共に

沈もうと

した

...そう

あの時は

他に貴方を

斃す手段が

無かった

でも今は

今は異なる

ーか

芥川先輩!

樋口

お前は

侵入の報を

上に伝えよ

この場は

僕が受ける

久々に

あくたがわりゅう

芥川龍之介対・泉鏡花

いずみきょう

ほね

骨のある敵が

来た

何ッ

推理小説は

好きかい?

拳が

抜けねえ...

登場人物は

千人

その半分が

殺人鬼

異能のない

小説世界で

お互い死ななきゃ

また逢おう

...

乱歩君が「勝負」と

云うから喜んで

書いたのに...

巧く利用

されてしまった

のである

あーかの

殺戮水説ならば

乱歩君ですら

脱出には女目は

掛かるう

或いは両者

作中死となり

我輩一人が

栄光の勝利を

得るやも!

乱歩君が万

死んじゃったら

どうしよう...

未だ足りぬ

隠密と奇襲を

旨とする暗殺者が

強敵に正面から

挑む時点で

半分敗北

矢張り探偵が

お前の理想の

生き方とは

思えぬ

...私は

もう

貴方の知る

私じゃない

非物質化して

拘束を

抜けた!?

物理攻撃では

干渉すら

出来ぬか!

空間断裂!

!!

夜叉の攻撃は

化!

「人を殺さねば

無価値」と

貴方は

云った

さよなら

ぬ......

痛っ......

此方は

弾丸の雨で

標本蝶みたいに

縫い止められてる!

...この程度の

異能に..

其方は

如何だい

敦!?

手掛かり無し

です

......

花袋さんが

消されました

花袋が.....

国木田に

伝えな

これから

...もっと人が死ぬ

親友の死を嘆く

贅沢は後に

取っとけってね

此方も何時まで

保つか...

銃撃が...

止ンだ?

何だい...

ありゃあ

天魔纏鎧

刃が

動かない...

慌かに

変わったな

鏡花

その目...

初めて僕と

見えた時とは

別物だ

何でも斬れる

異能者と

云うのは

かげつまえ

六ヶ月前

なた

貴方?

夜叉を

斬って

ならば何だ

両親の仇を

その後

夜叉の主を

わたし

私を殺し

嘗てまえ

お前の目に

あるのは

復讐だった

人生への

復讐

列車で

爆弾を抱き

跳んだ時も

密輸船を

爆沈させた

時も

そして白鯨に

体当たりした

時もー

その目は

己の人生に

価値を見て

いなかった

何故貴方に

そんな事が

判るの

知れた事

嘗てお前と

同じ目をした

男があった故

その男は

如何したの

お前と

同じだ

利用では無い

僕は鏡花に価値を

与えただけだ

或る人に出逢い

或る組織に入り

死を望む目を止めた

生きる価値を

鏡花

善かったな

逃げたか

芥川先輩

一度退いて下さい!

『檸檬花道』が来ます!

判った

研究に熱中して

三日徹夜した挙げ句

下着穿いて来るの

忘れた!

いきなさい、

うははは

スウスウ

する!

好機です

敵が退いた今

奴さえ倒せば

目的地まで

一直線に

待ちな

何か

妙だ

さて

本日の

科学体験の

主題を発表

しよう!

「花火を間近で

見てみよう」だ!

真逆.....

あの中身

全部.....

まだまだ

おおーよー

これぞ

『檸檬花道!

われあゆ

我歩む道に

唯爆裂のみ

在り!

退くよ!

倒す処か

近付くだけで

今の奴は

歩き続ける

爆弾だ!

妾でも治せない位

バラバラに

されちまう!

うわははは

この世は

最初から

空虚!

生の意味も

幸福も

脳が見せる信号に

過ぎない!

故に

科学を以て

世界と戯れ

舞い遊ぶ者こそ

最も真理に近い

者!

その為の

支援者たる

宇宙大元帥を

殺す事は

僕が

許さない

のだ!

撤退!

全員撤退だ!

ウイルス発症

まで

あと十四時間

第五十

共喰いや目の見事

止めないわよ

私は探偵社員

じゃないもの

でも看病の

お礼に

何しに

行くか位

教えてくれても

いいんじゃ

なくて?

田き友に

逢いに

あの梶井の

爆弾がある限り

敵の建物にすら

近付けないねェ

社長が

消えた!?

同時刻

全員

戦線構築を

中止!

地下密室

からの消失か

お手上げだな

首領が病床より

消えた!

探偵でも

呼ぶか?

広津さん

冗談だ

外の見張りに

目撃者があった

首領は

自らの意志で

此処を出たのだ

そんな!

探偵社に

命を狙われて

いる状況で

何処へ?

さて

だが理由なら

想像がつく

我等を

守る為だ

懐かしい

場所ですな

あぁ

探偵社員も

マフィアも

知らぬ

我々二人の

因縁の地

連絡も

示し合わせも

なく

集うとすれば

此処に於いて

他に無い

来て頂けると

信じておりました

部下は

呼んだか?

真逆

呼べば部下同士の

組織戦が

再生産される

だけですから

うむ

組織戦の死者を

生まぬ方法は一つ

我等が一対一で

決闘し

敗者の死を以て

「共喰い』を止める

お互い

護るモノが

増えました

なあ

十二年

だからな

此処で初めて

貴君と共闘

してから

ええ

そして

此処が

貴方の

死に場所に

なる

もりおうかい

森鷗夕

能力名『キタ・セクスアリス

来い

ウイルス発症

まで

あと十二時間

ミィちゃんが

二日も戻らないの

春野さん?

な...

駄目です!

外は危険

ですわ!

捜して来るわ

でも

賢いミィちゃんが

戻らない時は

決まって悪い事が

起こるの

前は市庁舎の

爆破未遂事件

その前は軍の

不正発覚事件

直ぐ

連れ戻さないと

社長に悪い事が

春野さん

ミィちゃんは

大丈夫です

心配なのは

貴女ですわ

社長は...

彼の人は

私達を救う為

たった独りで

何処かに...

ん?

あれッて

誰か

春野さん...

処の猫じゃ

それで合崎君

社長の行方は?

それが...

総出で捜しても

手掛かりすら

......

だろうね

社長は私達が

到着し得ない

場所を選んだ筈だ

居場所が

判るとすれば

嘗ての二人の

関係者だが

私に

異能無効化が

無ければ

きゃっ...

与謝野女医に

治療して貰って

一緒に捜すん

だけどね

こう云う時...

彼の人なら

如何するかな

彼の人ッて

太宰さん!

手術後は

絶対安静と

云った

でしょう!

それに院内は

通話禁止です!

えぇ?

他の医師の

許可は取ったし

それに人命の

懸かった話

ですよ?

規則は

規則

です!

相変わらず

悪趣味な

異能だ

エリス

ちゃん

優しく撫でて

あげなさい

抜いた

刀身すら

見えぬほどの

神速抜刀術!

流石は銀狼」

...

政府最強のあまりに

暗殺剣士ー

...お兄様はちゃんかちゃうちのんちゃってくるって言うのですからね

警護の任?

えぇ

福沢殿は

凄腕の用心棒

だとか

薬品箱を

奥に運んで

貰えますか?

人手不足な

もので

...

用心棒は当面休業中だ

用心棒は

当面

休業中だ

今は...

探偵社創業の

準備を

している

休業中?

腕が

鈍っていたら

厭ですなあ

医師!

此処に来たのは

単に夏目先生の

指示だ

仲間が

撃たれた!

助けて呉れ!

構わんが

中で喧嘩

するなよ!

君を

撃った奴も

診療中だ!

ご心配なく

診療所は

中立地帯です

それに黒社会の

患者からは

面白い話が聞けて

退屈しません

闇医者

本島!!

胡乱な男だ

夏目先生は

何故この男の

その夜ー

頑固ですなぁ

森医師

こうも

縛られちゃ

顔も掻けない

丁度頬が

痒くて...

困るねぇ

......そうそう

その辺

虚勢や

恍けは

無駄ですよ

森医師

貴方の診療所は

中立地帯故に

患者を通じて

黒社会の情報が

集まる

小さな

組織なら

一晩で潰せる

程のね

闇の情報屋

それが

貴方の副業だ

我々は

ポートマフィアの

武器倉庫の在処を

知りたいのです

ここ最近

マフィアの首領は

無秩序に戦禍を

撒き散らしている

今なら如何な悪行も

マフィアの所為に

出来ます

彼等の武器を

使えば尚更

見た処君達は

南米由来の

無法者達だ

中立地帯も

街の均衡も

知った事ではない

......それで

この街に災禍を

もたらす気かい?

知っているよ

君達は先週

大病院への

薬品輸送車を

襲ったね?

医薬品の中には

裏で高価く販げる

モノも多いから

私は

黒社会も

含めて

この街が

好きだが

貴方は如何です

きみ

君達のよう

寄生館で

福沢殿?

バカな!

表には見張りが

三十人以上居た筈

全員斬った

なっ...!

来るな!

こいつを

殺すぞ!

そんなぁ

別に構わん

どうせ

俺が来る迄の

時間稼ぎ

だろう?

隠した刃の殺気が北九まで討うぞ

此処まで匂うぞ

とんだ医者だ

捕まった演技で

連中の拠点を

聞き出しました

応報と逆襲」の

時間です

夏目先生の

計画通りに

夏目

先生の?

神出鬼没で

所在不明

その異能力すら

不明だけど...

一説には

夏目先生は

探偵社設立の

後楯となった

伝説の異能者だ

あの......

だ太宰様?

万物を見抜く

最強の異能者

だとか

私...

先程は大変

失礼な.....

あァ...

お姉さん

通話の許可を

有り難う

えぇ.....その

若し宜しければ

先程のを

もう一度...

今度は個室で

気が

向いたらね

煮干し

......?

...何が

福沢殿なら

一人でも余裕」だ

貴君の情報より

敵が二桁ばかり

多かったぞ

いやはや

銀狼の絶技

美事でした

お陰で手間が

半分に

減りましたよ

無駄では

ないか

何が

です?

今日の此だ

俺達が

潰した陰謀は

所詮小粒の災禍

判っています

だから

私は夏目先生の

三刻構想』に

乗ります

三刻構想?

根源たる

ポートマフィアの

暴虐がある限り

禍難は生じ続ける

十二年前に此処で

初めて共闘して以降

我等は何度も

対立し衝突した

然し偶に共に

仕事をする

時もあり

そんな時は

決まって

敵無しだった

ごめん

リンタロウ

先に

向こうで

待ってるね

矢張り......

こうなりましたが

済まないね

エリスちゃん

これが

三刻構想』の

終焉だ

戦後の混迷期ー

昼を重警と特務課が

夜を

ポートマフィアが

そして夕刻を

探偵社が

取り仕切り

街の均衡を

保つ構想

『三刻構想

その構想を

実現し

夏目先生は

引退された

最強と噂される

先生の異能も

結局判らず

仕舞でした

福沢殿

死ぬ前に

お伝えしたい事が

探偵社とマフィアは

等価ではありません

私が死ねば

マフィアは

制御不能の

報復に走り

福沢殿が死ねば

闘争は終結する

.....!!

然し

より血膜い

組織戦と

なります

十年末の

旧友の死

.....

幾ら

国木田さんでも

心が保たない

かも...

花袋は...

昔から困った

男でな

自室から

引き摺り出して

探偵社に入れたら

今度は事務所に

蒲団を敷いて

生活し始めるような

奴だった

或る長期休業の際

新人事務員が

花袋に気付かず

外から施錠した

一週間後に

漸く俺が気付いて

閉じ込められた

花袋を救出した時

奴が何と

云ったと思う?

何しに来た?

奴は錠の

製造業者から

情報を盗み

合鍵を造って

中華料理店に

郵送

出前を届けさせ乍ら

社屋で引き篭もり

生活をしていた

だと

出不精も

あそこまで行けば

才能だ

......

それは.....

その時の鍵

ですか?

いいや

同型だが

見付けたのは

つい先刻...

花袋の家の

戸棚でだ

...

つまり

これは

鍵番号は

閉じ込め事件の

日付

俺にだけ

伝わる

隠し伝言だ

抜けが

来るから

大丈夫!

花袋は

生きている

じゃああの

映像は周囲を

欺く為の?

でも...

あの状況から

如何やって

問題は

そこだ

あの

ドストエフスキーを

欺く程の人物...

花袋を

扶けたのは

誰だ?

ぐっ...

済みません

福沢殿

武では

勝てぬ故...

汚い弁舌戦に

持ち込ませて

頂きました

これも...

宿命か

残念です

考えて

みれば...

ミィちゃんが

消えた時の

事件

市庁舎の

爆破未遂事件も

軍の不正発覚

事件も...

え?

それはそうですね。おまえもちょっとした

それはそれだけではないので、

大惨事が

未然に防がれて

ますわね

そして

今回

ミィちゃんが

姿を消した

二日前って

社長が

倒れた時...?

共喰い』の直前...

全く

そう

のうりょく。

それが名能力能に

夏目漱石

ねこ

わがはい

『吾輩は猫である』

な.....

面倒な

奴等じゃのう

御前等は!

夏目...

先生.....?

全く

隠居爺には

ラクをさせろ!

何の為に

御前等に街を

任せたと

思っておる!

何処ですかぁ?

さぁ

夏目殿ぉー?

崩落のことは

知らされてなかった

花袋の小僧が

鼠の潜窟を

割り出した

じゃが敵は

狡猾の権化

追っ手を

察知すれば

暗中へと消え

二度と

捉えられぬ

じゃろう

では何を

好機とする?

今...

この状況?

......そうか

二人の長が

生死不明の時のみ

奴は状況確認の為

潜窟に留まる...

黄金時間は

ウイルス

発症迄の

十二時間

部下共には

既に情報を

渡しておる

儂が見込んだ

御前等の

組織じゃ

鼠如きが

食い荒らせる

モノではない

二人共

それを

証してみせよ

つづく

もりせんせい

森医師

ストレイドッグ

先程から

気になっていた

事なのだが

あちらは

よもや

その若さで

ご息女か?

真逆

だとすれば尚更

医院になど

連れては来ない

でしょう

それも

そうだないった

では一体

つま

妻です

原作=朝霧カフカ

漫画=春河35

KodiokowsCornicsA

いや

誰しも様々な

事情があるものだ

俺も由縁あって

子供を一人

預かっている

察するぞ

無闇に尋ねて

悪かった

彼は君にとって

どのような

存在か?

ロリコン

変態

判った

今からつうはう

通報する

あっ一番

傷つく種類の

反応

待って!

おみやげよ!?

KADOKAWA

角川コミックス・エース

文豪ストレイドッグス(12)

原作:朝霧カフカ

漫画:春河35

2017年4月4日発行

CKafkaASAGIRI2017

CSangoHARLリKAWA2017

本電子書籍は下記にもとづいて制作しました。

本電子書籍は「乱れにせてい角川コミックス・エース...文豪・スペースにCmalFしよしにストレイドッグス(12)

2017年4月4日初版発行

2014年4月9日放送は発行者、専用当作発行、株式会社KACOKANATORATARTク東京都千代国区連携士の

〒102877東京都千代田区富士宮という電話といっております。

http://www.kadokawaco.jp/

ヤングエース編集部

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装幀・デザイン佐々木基

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係がございません。

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SOOK☆WALKER

原作=朝霧カフカ漫画=春河35

KadokawaComiceA

BungosirayDogs

12