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Instructions:
文トレドッ
KadokowaConiceA
BungostrayDogs
原作=朝霧カフカ
漫画=春河35
つけないとください
朝霧カフカ
AsagiriKafka
現状があまりに
ギャグできる場合ではなさすぎて
カバー下の漫画が高確率で
「数カ月前ー一丁ある平和な日」
からはじまる内容に
なってしまうんですね
ロサンゼルス・アニメエキスポに
ゲストとして招いて頂き
パネルセッションとサイン会をしてきました。
世界中の文ストファンからのどでかい声援で
あと百年作家するエネルギーを貰いました。
春河35
Hankaukawasangoo
_デザイン/佐々木基(LALAHANDS)
天人五衰》の
真の目的
その阻止は
...
本当に
正しい事
なのか?
判らない
僕には
決められない
原作=朝霧カフカ漫画一春河35
...
せま
除キ部屋二テ・其の壱
第百八話臨キ部屋ニティ真の時
第百七話〔塩キ部屋ニティ其の参家
第百五話隘キ部屋ニティ共の声
目
第百九註臨キ剖屋ニティ具の位、
3
...
...
第百六話【塩キ部屋ニティ共の芸
ん
そんな事も
判らないのか?
失敗は
許されんぞ
貴方は
何もしなくて
いい
誰もお前に
期待などせんぞ
貧乏人
芥川
外を見よ
お前は僕に
何て.....
太宰さん
.....
行くな
.....
何が正しい
のか
愚かな僕には
決められない
でもそれは
僕が動かなくて
いい理由には?
ならない
社長には
伝えなくちゃなー
駄目だ
社長なら
判断出来る
!
止めよ!
行かせて
やれ
!
じゃんけん
ぽん!
ほん!
ぼん!
ぽん!
ぽん!
何故一度も
勝てん!?
はは
「緊張」と
「間合い」だよ
腕の緊張や視線
動作の間合いで
次の手が判る
それに加え
こちらの仕草に
さりげなく
次の手を交ぜて
相手の無意識に
次の手を
刷り込む
練習すれば
君にも
出来るよ
......
お前が
カジノの
客でなくて
よかった
これで
判ったろう
何?
全部小手先の
技術だ
私は
人智を超えた
超人じゃあない
この世には
超人も凡人も
存在しない
.....
そうは
思えない
何故
そう思う?
......答えずとも
お前なら
分かるのだろう?
大宰.....
お前は超人だ
たった一人で
ドストエフスキーを
倒した
なのに
あの時
何故私を
選択した?
有用な道具を
捨ててまで
私など必要
なかった
何故
私なんかを
.....
理由は二つ
一つは
国木田君の
代役だよ
?
私の活躍に
びっくりしたり
感心したりして
してっ
引き立ててくれる
誰かがいないと
つまらないだろう?
.....!
触るな!
ひょっ
あははは
......
この期に及んで
お前はまた
適当な.....!
国木いー田君は
元気かなあ~~
くそうそうですか
分かった
こういう
事だろう?
「私には
真実を話す程の
価値すらない」
.....違うよ
単に説明しても
君には判るまいと
思っただけさ
何故なら君は
天人五哀を始め
凡百組織に
利用され続けて
きたから
そんな君に
理解は難しい
......が
まあ
ひとつ試して
みるかい?
その前に
ひとつ確認だ
そうだろう?
君の異能は
死体からでも
情報を
引き出せる
あ...
ああ
死後間も
なければ...
矢っ張りね
君を選んだ
理由は
それだよ
ドストエフスキーの
溺死体から
今後の計画を
読み取って欲しい
ドストエフスキーの
異能は恐らく
「触れた相手に
発動する」ものだ
だが
死んだ今なら
奴の死体から
今後の計画を
抜き取り
空港にいる
探偵社を
扶けなくては
ならない
問題なく奴に
触れられる
空港.....?
探偵社?
では私を
選んだのも
ドストエフスキーを
脱獄前に殺す戦略を
取ったのも
すべては探偵社を
助ける為....?
ま
これでも
探偵社の
禄を食む
身だからね
シグマ
お前はもう
用済みだ
悪いけどもう
利用価値が
ないんだよね
過去に聞いた
言葉が急に
頭の中で...
さて
そんな訳で
君は
使い捨ての
手駒だよ
ありがとう
さようなら
何故だ?
何故
急に...
この昇降機に
乗れば
目的地まで
すぐだ
.....
警備機構は?
何を
している?
いや何
念の為
内部機構の
確認をね...
よし!
罠もないね
勿論
中央制御室で
切ってある
では元気に
出発!
配線が
こうで
......なあ
さっきの
話だが
私を
選んだ理由は
二つあると
言ったな?
二つ目は
何だ?
もし私が
選ばなければ
君は勝負後
ドストエフスキーか
コーゴリに
口封じされていたよ
!
それで私の
命を助けた
......のか?
.....
これ以上
答える気は
ないという事か...
探偵社とは
一体何だ?
大学も所詮は
他の連中と同じ
「私を利用する者」
なのに
この感情は
何だ?
私は家が
欲しかった
皆誰かを利用
して生きるから
大学は探偵社を
利用して
誰にも
利用されずに
生きる為の家
だが
何故だ
探偵社は大学を
利用していない!
......
......
怪訝しい
メメ
長すぎる
?
......ザッ
ザザ.....
て...
...はて
助け...
私は何も
関係な...
だから助け
私はっ!
頼まれて
時間停止の
異能を使った
だけなの!
だから
命だけは
助けて!
お願っ
濡れて
寒いので
さて太宰君
手短に
お伝えします
な.....
何だ今のは!?
時間停止の
信号が途絶えた
恐らく
時間停止の
異能者
やられた
彼女が
殺されたんだ
正直なところ
少し驚きました
太宰君
洪水の試練に
ではありません
7年来の相棒で
ありながら
重力遣いに
洪水を防げないと
考えたその
絆の浅さにです
何?
いっっっ
隔壁の軌道を
事前に重力で
歪めておいたの
です
いかに
世界三堅牢な
隔壁であろうと
その設計思想は
簡単に開かない」
を実現する事
故に結果として
「開いた状態から閉じる」事も
また困難にしているのです
重力を
横向きに掛け
隔壁の故障の為
完全には扉が
閉まらずに
水が漏れました
後は簡単
!
隔壁の隙間から
脱出するだけ
この程度も
思いつかない
とは
重力遣いを
使役する資質に
欠けているの
では?
馬鹿な!
確かにそれなら
脱出は可能かも
しれないが...
それは事前に
「浸水攻撃がある」と
知っていなくては
不可能な対応だ!
有り得ない!
吸血種だ
何?
何日も前から
警備の誰かを
吸血種に変え
潜ませていたん
だろう
そいつからの
連絡が途絶えた事で
制御室の制圧を
推測したんだ
......!
では
とはいえ...
危機に青ざめた
のも事実です
ぼくは虚弱で
風邪でも引いたら
堪りません
大宰が制御室を
落とす前に
もう
ドストエフ
スキーは
制御生を
ムルソーを
支配して
いた......
洪水の試練は
神の下僕たる
ぼくに相応しい
ものですが
そこで
返礼として
貴方達
にも
同じ
試練を
!!
エレベーターの
不正使用が
検出されました
閉鎖注水
シークエンスを
開始します
駄目だ!
扉も閉鎖
されている!
ではぼくは
これで
希わくは
今際の際ー
貴方達の
神の腕に
抱かれん事を
.....!
第百六話
隘キ部屋二テ、其の弐
空手大会で
優勝した日
親父は
迎えにさえ
来んかった
ウチにとって
空手は
正義を歩く為の
心臓やったけど
親父に
とっては
美しく完璧な
女性であれ
美しい所作を
得る為の
身体訓練に
過ぎんかった
死んだお前達の
母のように
何故お前は
そんなに粗暴で
無教養なのだ!!
その姉も
ウチが八歳の
時に死んだ
姉を
見習え!
お前の母なら
この位
簡単にー
お前の姉なら
無理や
だって
死んだ人間の
完璧さには
だれ
誰も勝たれへ!
お前は
失敗作だ
はっ!
ここは......?
造かウチは
車で
襲われて.....
起きたか
気をつけよ
何?
下手に
動くと
落ちるぞ
ひいいい
いいいね
いっ!
柵も逃げ場も
無い
小癪なり
黒衣の
同胞よ
この様な
目立つ塔に
余を晒し
余を弑さず
生き餌として
使う気だ
寄って来た
探偵社員を
滅ぼす為に
そうなんか?
そうなんか。ホンマにそれだけ?
ホンマに
それだけ?
せやったら
何で
ウチを殺さん
かったんや?
どうする!?
こうすれば
私達は
中原中也のように
重力を使っての
脱出は出来ない
その上
ここは狭い!
ほんの数十秒で
水が溜まる!
急いで手を
考えないと
もしっ
潜れ!
!?
何だ!?
苦しっ
!?
水面が炎上!?
壁に予め
透明な発火性
燃料が塗られて
あった...
つまり
ドストエフスキーの
攻撃.....!
.....!
頭を出せば
焼け死ぬ
だが息が...
扉が堅い
水中で
威力の落ちた
銃では
しまった!
息が...
!
駄目だ
息が
もたない
苦しい
空気を
呼吸を
苦しい
誰でもいい!
どうか
どうか
私に
息を
そうか!
が消えた!?
助かった!
燃料が
燃え尽きた
のが!
これで呼吸が
出来る!
もう少し!
ホーム
呼吸...
苦しっ...
だが...
間に合う!
もう
大丈夫だ!
は?
水面が
遠ざかっ
.....
太宰!?
まず
息が...
私が
甘かった
太宰は信頼
出来るかも
しれないと
やはりこの男も
魔人と同じ
”あちら側
の
駄目だ
これは
後になって
気付いた
事だが
密室内で
炎が燃えれば
室内の酸素を
急激に消費する
炎が消えたのは
燃料が尽きた
からではなく
酸素の消尽が
原因だ
この空気を吸うとどうなるか?
完全無酸素の
空気を吸うと
血液中の酸素が
逆に奪われ
ほぼ一呼吸で
即死する
それは
ドストエフ
スキーが
仕込んだ
四重の悪意
浸水の不安
火への恐怖
酸欠の痛苦
それが消えた
ことによる
安堵と
呼吸への誘惑
その誘惑に
顔を出した者の
首を
死神は
静かに刈り取り
犠牲者は
声もなく
安堵の
笑みのまま
死んでいくのだ
ドストエフ
スキーの悪意は
底が知れない
大学が
止めねば
死んでいた
が
その僥倖も
数十秒だけ
顔を出せないと
いう事は
駄目だ
もう
息が...
このまま溺死
するしかないと
いう事
!?
!?
なっ.....
水上に
出た!?
馬鹿な!
無酸素は
地上最悪の猛毒
水中より
遥かに危険な
空間なんだぞ!!
何か音が
ここで、
扉に
扉に
オオオ
隙間が
起こった!?
...
考えている
場合ではない
ぐぅウウッ
この機を
逃すな!
ざぎぎぎ....っ
空気...
何となく
今度こそ
分かってきた
太宰は
扉の開閉を司る
張力ワイヤー機構を
破壊したのだ
扉と違い
開閉機構
そのものには
装甲はない
こう
大宰は何らかの
方法でその
内部構造を
見抜き
拳銃でも
破壊は可能
だろう
装甲の弱い
機構装置部分から
手を突っ込んで
ワイヤーを切断した
だが疑問が
ひとつ
太宰は
どうやって
問題の
ワイヤー部分を
探し当てたのか?
ぶはあっ!
生きて
いる!
呼吸しても
絶命しない!
太宰!
注水シークエンスの
継続不能を
検知しました
これより
安全装置を
パージ
落下衝突
シークエンスに
移行します
ドストエフスキー
一体
どこまで...
落ちる
加速しきる前に
扉の隙間から
脱出せねば
だが
無理だ
遠い
離れていく
約束して
しまったからね
君は生きて
帰すと
後は
頼んだよ
きょ
何が
正しいのか
何の為に
走ればいいのか
第百七話
隘キ部屋二テ其の参
天人五衰の
真の目的は!
判らない
迷いで躰が
ばらばらに
千切れそうだ
答えを教えて
欲しい
誰かに
大宰さんに
この程度で
諦めるのかい?
甘えるな
如何して
今
話し掛けて
くれないんだ
あれは...
今
抜ける!
乱歩さんが
捜せと云ってた
女の子!?
誰か来た
兄さん
来たら
アカン!
これはー
罠や!
な.....!?
こは...
地下
何階だ
決闘の
終了まで
あと何分だ
大学は
後は
あの
エレベーターで
起こった事
無事なのか
頼んだよ
まず
大学は
扉のちょっと
張力ワイヤー
機構を
最初に調べて
いた
だから銃で
張力ワイヤー機構を
破壊出来た
つまり太宰は
エレベーターの
危険性を最初から
予期していたのだ
それでも
敢えて
乗ったのは
探偵社を
救う為に
必要だから
そして
水中での
あの表情
あれは理解した
表情だったのだ
落下を
敗北を
だから
私だけは
助かった
それでも奴は
行動した
後は
頼んだよ
頼む?
何を?
私は逃げる
私は元々
この勝負には
無関係だ!
私のような
凡人に何が
出来ると
いうんだ!
ワキャ
?
何だ?
......?
誰が書いた
露西亜語の
メモ?
どういう
意味だ?
助けて!
...?
芥川!
僕だ!
判らない
のか!?
げき
きょう
挟撃!
くそっ
逃げられない
のなら!
前に出る!
え
そうすると、
.....!
黒布の防禦が
ない.....!?
!?
バスだ
折れた腕力...
ベズオ
吸血種の
権能!
再生するから
躰を守る必要が
ないのか...
つまり
殺さない限り
止まらない...
止める
んだ!
だがわ
芥川
そこに
居るんだろう!?
お前から
まだ答えを
聞いてない
愚者め
あの時
何故お前は
疾く往け
何故
僕を
扶けたんだ!
ゴホ
折れてるな
やァ
楽にしてくれ
頼むよ
いい加減
痛いんだ
喜んで
聞こえますか
中也さん
標的は第五層の
水質管理室前
です
殺しなさい
太平への
攻撃指示を
取り下げろ
次は当てる
興味深い
シグマさん...
貴方は逃走
したとばかり
お前に触れて
空港での計画を
引き出す
そう太宰と
約束した
何故貴方が
約束を守る
必要が?
それは...
......成程
流石は
大宰君です
ほんの
十数分で
貴方をここまで
操るとは
何?
太宰君
お得意の
操心術ですよ
貴方は最初
他人に利用
されない為
己だけの「家」を
欲していた
だが太宰君を
観察して貴方は
気付かされた
普段の貴方は
こんな無謀をする
人間ではない
本当に必要なのは
場所ではなく信頼
貸しでも
取引でもなく
頼り頼られる関係
孤独な『家
だけでは
足りないと
貴方は
探偵社員に
なりたくなった
そうでしょう?
私が
だがそれは
貴方の
自発的決断
ではない
大宰君が貴方の
心に仕掛けた
手品です
分かったら
銃をー
空港の
探偵社を
助ける?
後は
頼んだよ
手品かも
しれない
だが太宰はその
ガバ...対価を支払った
大きな対価を
客の賭金には
応じるのが
カジノの
流儀だ
それに
分かって
いるぞ
寧ろ私を
操ろうとした
のはお前だ
太宰への
不信感を煽り
この銃を
下ろさせ
ようとした
私の
操縦勝負は
大宰の勝ちだな
そうですか
私を操ろうと
したという事は
お前はこの銃を
恐れている
つまり
増援はない
これから
お前に触れて
記憶を読み取る
だがその前に
教えろ
お前の異能は
何だ?
かつて
特殊部隊員が
お前に触れて
即死した
それに
「触れて発動する」
異能は多い
大幸や中也...
私もそうだ
答えろ
お前は
軽々に触れる
のは危険だ
お前の
異能は
いや
何なんだ?
五分以内に
大指令からの
封印解除認証を
教えなければ
吸血種による
世界侵略を
開始する
え.....
ブラちゃん!
今の聞いた!?
あと五分で
世界侵略
て.....
くそ!
開かへん
なあ
ブラちゃん!
どういう
事やと.....
まさか
知って
たんか?
其方が気絶
している間
福地が聖剣を
握り吸血種に
命令を下した
幾許もなく
世界は地獄に
変する
そんな
大事な事
何で黙っ
とってん!
話せる
筈がない
話せば
それでも天下の
魔王サマかいな!
其方は
首だけやろうが
剣ブッ刺され
とろうが
あんた世界を
滅ぼす厄災
なんやろ!?
実際
何かあるやろ
今の状態でも
使える力が!
......余の権能の
有用な部分は
聖剣に
奪われておる
邪悪な
フハハハパワーで
何とかせんかい!
何か!
残った権能と
いえば...
.....
日光が苦手
蹄鉄と
薔薇の香が
苦手
大蒜が嫌い
.....他には
......
鏡に姿が
映らぬ
うん
いや
ええと
思うよ...
とか
......
となると
やっぱ
剣抜かな
しゃあないか
屈辱で
ある...
不可能だ
何で!
単純に
膂力不足だ
聖剣の根は
其方程度の力では
抜けぬ
.....
それでも
あと五分
何もせんのは
ウチの
流儀やない
ブラちゃん
ごめん
がっ....!
ぐ......っ
ぐが....!
ごめん!
でも皆を
助けんと....!
...構わぬ
やれ
でも
ブラちゃん
世界がどうなろうと
興味ないって...
興味はない
世界にはな
ストレイドッグス
お前は
何なんだ?
第百八話
隘キ部屋ニテ其の肆
異能も不明
出自も不明
お前は
世界に空いた
黒い穴だ
メモが
落ちていた
一体何者
なんだ?
これを
書いたのは
お前か?
助けてく......?
★★規約規模の上、
!?
HomorkTemHe
InomorkTemze
妙な動きを
するな!
何を
している!?
ぐ.....
あ...!
一体
何が起きて
いるんだ!?
くそ......!
目を覚ませ
芥川!
其処に
居るんだろう
芥川!
僕には
判る!
お前は
だって
お前はー
あの女の子を
殺さなかった!
餌なら
ブラムだけで
構わない!
他は殺せと
命じられて
いた筈だ!
でもお前は
女の子を
助けた!
その理由も
判ってる!
約束した
からだ!
「六ヶ月間
誰も殺すな」と!
未だ六ヶ月
経ってない!
僕達が
殺し合うのは
今じゃないぞ
芥川!
!
捕まえたぞ
覚悟しろ
黒衣の
ほう
防禦がない
つまり
殴れば
!
しまっ...
ぐっ
......!
一体何が
起こっている!?
あ.....が
ぼくは
うあああ
あぁああ
あっ.....!
僕は...!
!?
......?
教えてくれ
今は
何年だ?
は......!?
Xキ
く......!
目を覚ませ
芥川!
お前は強者に
なりたいん
だろう!?
本当の強さは
誰かに対して
じゃなく
自分自身に
向けるものだ!
それが
大宰さんの求める
「本当の強さ」だ!
強
者......
そうだ
自分に
敗けるな!
く...
そんなに
甘いものでは
ないぞ
ぎッ
お前...
何を
言っている?
聞いてくれ
奴は悪魔だ
奴は「邪悪」の
文字が肉体を
得たような男
だが
希望もある
僕では奴を
止められない
これを
受け取って
くれ
君だ
おい
近づくな!
「クラデニェッツの
宝剣
外見は
普通の武器に
偽装してあるが
聖十字剣と同じ
異能化銀で
出来ている
異能である
〝ぼく〟を殺せる
唯一の武器だ
済まない
奴は...
”ぼく”は
僕の弱さが
生み出した
悪魔だ
自分の異能に
乗っ取られる
僕の
弱さが...
二重.....
人格?
それが
ドストエフスキーの
異能......?
それも全部
説明する
脱出も
助ける
だがその前に
これを
早く
なんてね♪
あっ...
が...
信じると
思いましたよ
ぐ...
あ...!
銃を手放して
貰う為に一芝居
打ちました
二重人格なんて
陳腐な筋書き
ですが
突飛さは時に
人の心の守りを
緩ませる
これもただの
警備員の
支給ナイフです
ぐ.....
痛むでしょう?
探偵社になれば
その痛みが永遠に
襲い来るの
ですよ
それでも尚
探偵社員を
望みますか?
探偵社は
ぼくの敵ですから
く.....
読まれて
いた...
その覚悟に
免じて
何でも
読み取って
下さい
失礼
覚悟を
確かめさせて
頂きました
さあ
どうしました
ぼくに触れて
情報を
抜き取っても
構いません
その勇気が
あるなら
委員長
返事を
聞こうか
賛成多数で...
可決されました
大指令の
解除方法を
伝えます
何故です
何故です
福地殿!
貴方は私の
進むべき轍
......
どんなに危険な
国への派遣も
自宅の貴方の
ファングッズ
貴方を追えて
いると思えた
から
私はー
捨てねば
なりませんね
......
そうして
くれ
!?
あれは...
まさか
終末の光だ
あと数十秒で
世界は
燃え尽きる
...
2011年11月20日
第百九話
第24:3障キ部屋ニテ其の伍
さあ
どうぞ
これが
触れて
下さい
人生最後の
選択かも
しれない
知りたい事は?
お前の秘密
すべて
あと
数十秒で
世界は
燃え尽きる
......
まだや
何を
剣抜くのに
使えるモン
探す!
くそ.....
開かん
何とか
中に...
逆側の硝子が
刳り貰かれとる
あの黒外套が
ウチらを運ぶ時に
開けた穴か?
兎に角
あの穴からなら
中に入れる!
あった!
これや
娘
何を
する気だ
この机を
剣に括って
落とす!
こいつなら
20軒以上ある
剣に紐で結んで
下に落とせば
重みで剣が
抜ける筈や!
ぐぎざぎぎ
ぎざぎぎ......!
不可能だ
其方に運べる
重量ではない
こちとら!
空手で!
鍛えとんねん
!
うぉおおお
あああっ...;!
重い
クソ!
これじゃ
違う
家具を運ぶ時は
腰ではなく
膝を落とせ
カッ
手を使うな
背中の筋で
運ぶのだ
くそ
こんな時に
クソ親父の
教えが...
あと
少し!
何だ
この情報の
奔流は!?
.....
分かったぞ
ドストエフスキーの
正体が
何という事だ
探偵社に報せ...
なく.....ては...
......
ああ
この光景は
何千回と
想像したよ
尤もそうそう
想像では
立ち位置が
逆だった
けどね
.....
如何した?
来いよ
中也
へなちょこ
パンチで私を
楽しませてみろ
止まりなさい
!
離れて
仕留め
なさい
挑発です
貴方に触れる事で
吸血種化を
解除する気です
...ちっ
いやあああ
ぎっ
痛いったああ
あああ!
ああっ
クソ!
痛い!
どこ狙って
るんだよ
下手糞!
これで
外す心配は
ありませんね
全く
最悪だよ
痛いし
ドストエフ
スキーには
負けるし
万策尽きたという
風情ですね
おまけに
殺される相手は
中也だし...
如何かな?
私が今
感動的な
台詞を吐いたら
奇跡が起きて
中也が元に
戻るかもよ?
......
そう
思うなら
どうぞ
中也
目を醒ませ
私達の運命は
こんな処で
完結しない
何故なら
私達は
運命の
...はは
漸くだ
この時を
待ち望ん
......
さようなら
太宰君
悍ましいな
大指令
全軍
侵攻開始
核ミサイル
発射管1から8
発射シークエンスへ
移行せよ
全ミサイル・ベイ
閉鎖
給油管分離
終端誘導システム
正常動作確認
発射三十秒前
...
ストライカー4
降下五秒前
グリーンライト
国境線南東から
戦車群の
領域侵犯を認む!
敵味方識別
不明!
至急救援を
求む!
人が死ぬ
世界中で
させるか!
う
うおおぉお
おぉおおっ!
落ちろ!
落ちろ!
ダメ
落ちろ!
Bungo.StayDogs
Asaginikofkの
ムルソーでは、太宰はシグマを、
ドストエフスキーは吸血種化した中地をそれぞれ味方につけ、
生死を賭した頭痛感を繰り広げていた。
戦いの最中で、シグマは
ドストエフスキーの異能の影響に関係する。
ここでは、一方の一方で一方、空港では大指令争奪戦が行われ、
数は吸血糖化した赤川と吸うことに
何が正しき行いなのか、迷える彼を余所に、
事態は益々混迷を極める!
大抵合予算の末に数が見たものは
自らの正義を直視し、決断せよう
原作=朝霧カフカ
WordokowsComic
Bungo.strayDogs
朝霧カフカ
ロサンゼルス・アニメエキスポに
ゲストとして招いて頂き、
バネルセッション&サイン会をしてきました。
世界中の文ストファシからのどでかい声援で、
あと百年作家するエネルギーを貰いました!
春河35
現状があまりに
そのためようにギャグできる場合ではなさすぎて
カバー下の漫画が高確率でアップル
「数カ月前一」「ある平和な日」
「ぬっ!!?からはじまる内容になっています
なってるぁ〜〜〜っなっでしまうんですね。
原作=朝霧カフカ
漫画=春河35
漫画=春河35
漫画=春河35
カバーデザイン・彼女木妻(色AMANED)
24
さてさて!
豪ストレイドッグ
我々はこれから
遥か遠く欧州の
刑務所へ向かう訳
だけれども!
.....
辺り一面
荒野だが...
上空から
見たが
本っっっ当に
迎えの車でも
呼んであるのか?
周囲に何も
無かったぞ!
ほらほら
水でも飲んで
深呼吸
無いよ
えっ
あああ.....
すまない...
騒ぐと傷口に
響くよ
原作三朝霧カフカ
漫画=春河35
それより良くおいにCornicsA
ん?
お前の異能は
周囲30m以内に
ある物しか
出せない筈だ
傍に車か何か
あるんじゃ...
三歳の
シグマ君が
こんなに賢く
育って...
ふざけて
いるのか?
しかし
真っ最中の
マジックの
おっと
タネをたず
尋ねるなんて
無粋だよ
シグマ君
なんだ...?
視界が急に
...
しまった
水に睡眠や
移動方法は
きぎょうひみつ
企業秘密☆
と言う訳で
私もどのように
到着したのか
よくわかって
いない...
夢があって
いいよねぇ
あの異能
ADOIKAWA
角川コミックス・エース
文豪ストレ
原作
朝霧カフカ
漫画
春河35
イドッグス2
2023年9月4日発行
ver.001
CKafkaAsagir2023
CSangoHalukawa202.
本電子書籍は下記にもとづいて制作しました
角川コミックス・エース『文豪ストレイドッグス』
2023年9月4日初版発行
発行者・山下直久・
発行・株式会社KADOKANA
うむ!?https://www.それは、Kadokawa.co.jp/
編集企画・ヤングエース編集部
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装幀,デザイン,佐々木基
初出『ヤングエース』23年2月号〜9月号
この物語はフィクションであり、実在の人物団体名とは関係がございません。
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300K☆WALKER