第04巻 | mokuro

はぁっ、はっはっ

それにしても、初期は無くなり、

原作：原田重光

漫画：初嘉屋ー生

監修：清水茜『はたらく細胞』

ＭｏＲＡＩＮＧＫＣ

はいはいっしゃい！！

・ブーーン．．．

第２話．．．

第２話

第１９話

第１８話

あれは．．．

月刊少年シリウス－出張成前編初仕

事、口内炎、確信。＂

血管、破

第２０話

．．．ありがとうございま、精液の手復帰、責任、持ってくださいね

分慶、責任、お

第２３話世間

ん

．．．

．２３

他人事業の

第１８話

第２話「陸臓、イン

幺洪壊

まただ．．．！

急げ！

また

インスリンの

発注書が来てる！

炭水化物吸収

血糖値上昇！

このままじゃ

全然追いつかない

このままでは

インスリンカ

足りませんね

Ｂ細胞

膵臓の

Ｂ細胞へ

伝達

製造ノルマを

増やすのです

．．．

糖尿病．．．？

ああ．．．まだ

重篤ではない

が．．．．．

糖尿病

細胞が糖分（栄養）を吸収する

のを助ける、インスリンと

いうホルモンの量が

減ったり、うまくはたらかな

かったりすることで

血中の糖分の量（血糖値）が

高くなってしまう病気

糖尿病は

酸素と一緒に

糖分を運ぶ

お前たち．．

赤血球の仕事にも

関わる病だ

くれぐれも

気をつけろよ

！

．．．．．．！

あっ

あの．．．！

握手して

ください！

赤血球さん！

え．．．

えー．．．と

君は．．．？

ぼ．．．僕？

オ．．．オレ！

実はさっき

赤血球さんの

運んでくれた

酸素のおかげで

助かったんス！

そ．．．そっか

照れるなぁ．．．

一緒に頑張ろう

ね！

はいありがとう

ございます！

オレ．．．まだ未分化の

細胞なんスけど

絶対赤血球さんみたく

この身体の役に立てる

ようになるっス！

ではまた！

お気をつけて

白血球さん！

おっと

仕事だな！

酸素をお届けに

参りましたー！！

栄養素も

一緒にどうぞ！

え？

また糖分？

いらない

いらない！

膵臓から供給される

インスリンの量が

足りなくてこれ以上

吸収できないんだ

インスリ・

脂肪や筋細胞での

糖の吸収を促進すると

ともに、肝臓からの

糖の放出を抑制する

ことで、血糖値の上昇を

抑える働きがある。

え？

インスリン

が．．．？

うっぷ．．．

無理無理！

インスリンがなきゃ

吸収できないから

もう

糖分は

いらないよ

こんなに

余っちゃいましたよ

どうしましょう

これ．．．？

こっちも

だよ．．

仕方ない

腎臓で処分して

もらおう．．

腎臓――

皆さん！

この前はありがとう

ございました

あの．．．これを

処分してもら

おうと思った

んだけど．．

糸球体さん

！

皆さんも

ですか．．．

実は最近

吸収されない

糖分の量が

多くて．．．

まだ

かかるかい？

私たちも

なかなか

濾過しきれて

いないんです．．

す：すみません

ちょっとお待ち

ください．．．

濾過された

糖分は．．．？

もったいない

ですが

尿に混じって

外へ排出され

ます．．．！

．．．

糖分（ブドウ糖）が腎臓で

濾過されたあと身体に

再吸収されず、尿中に

排泄された状態

．．．．．．

余った糖分が

こんなに！？

みんな！

これは僕たちで

なんとかしよう！

糸球体さんたちは

弱音を吐かないけど

このままじゃ

きっとまた．．．！

そんなこと言っても

どうやって

．．．

だったら

オレたちで

食べちまおう！

まぁ

糖分は僕たち

赤血球にとっても

エネルギー源だし

受けとって

くれる細胞も

いないしな

そんな．．．私たちが

処理しますから

ちょっとくらい

余分に摂っても

大丈夫か．．．

おお！

食っちまおうぜ！

全部たいらげるから

任せておいてくれ！

あ．．．

ありがとう

ございます

それにしても

そもそも

糖分の量が

多すぎるんだよな

暴飲暴食に

加え．．．

疲労回復のためにと

毎日過剰摂取してる

せいだろう．．．

でも

インスリンさえ

足りてれば吸収

できるんだろ？

膵臓の

Ｂ細胞たちは

何やってん

だよ！？

忙しすぎて

生産が

間に合ってない

んだろう

どこだって

同じさ．．．

にしても．．．

外から来た

オレたちが

言うのもなんだが

ここの環境は

ホント最悪だな

こないだみたく

丸２日も同じ姿勢で

ほとんど動かないなんて

前の身体でもなかったぜ

それだけじゃない

２〜３日睡眠を

とらないのも

ザラだ

慢性的な

運動不足もあるし．．．

身体の機能は弱まり

つづけてる．．．

そうまでして

この身体は何を

なそうとしてるんだ．．．？

でもよ．．．

変わる可能性が

あるんだろ？

．．．．．．？

前の身体で

そうだったって！

うん！

血栓が詰まって

命を落としかけた後、

環境が改善したんだ

．．．．．．そうだな

この身体だって

肺血栓になって

こりたはず

だよな！

この先きっと

環境は良くなって

くれるはずだ！

この身体にだって

きっと僕たち

細胞の声が

届いてくれる

はずだよ．．．！

６細胞さんの所へ

酸素を運ぼう！！

残りの配達は

オレたちに任せとけ

後から合流する

からよ！

もうひと頑張りだって

元気づけてあげよう！！

膵臓にはイシスリンなどの

ホルモンを分泌する

内分泌機能と、

膵液という消化酵素を

分泌する外分泌機能の

２つの役割がある。

内分泌系の

Ｂ細胞さんたちは

離れ小島にいる

のか

何だか

肩身が

狭そうだな

ランゲルハンス島

膵臓内に島のような形状で散在する

内分泌機能を担う細胞群

ａ細胞がグルカゴン、

８細胞がインスリン、

８細胞がソマトスタチン、

８細胞がグレリン

ｐｐ細胞が膵ポリペプチドを

それぞれ分泌している

ここが

インスリンを

作ってる

Ｂ細胞さんたちの

工場だな！

酸素を

お届けに

まいりました！

Ｂ細胞さん．．．？

ん？

おいいつまで

食ってんだよ

だってこんなに

余らせたら

もったいないだろ？

なんだ．．．これ

煙．．．？

くつわぁあ！！？

第１８話「ああり

これは．．．？

フロリアからな

わあ！？やっぱい！！

．．．

第１６話、沢渡

．．．

大丈夫ですか

Ｂ細胞さん！？

．．．．．

終わらない

んだ．．．．．

いくら働いても

終わらない

んだよ．．．

ノルマが！

ノルマって．．．

インスリンの

生産ですか？

ああ．．．

体内の糖分が

増えると同時に

作っても．．

必要とされる

インスリンも

増すばかり．．．

血糖値依然

高濃度の

ままです．．．！

作っても

間に合わ

ないんだ！

Ｂ細胞は

何をやっているのです．．．

ＧＬＰ＇１を分泌！

あ．．．

ａＬＰ－

インスリンを分泌する

よう、８細胞に

はたらきかける

ホルモン

ああ．．．

ひぃいっ！！

ありがとうございますのでありませんが、

それはそれぞれの「ありがとう」と言われていますが、それだけではないでしょうか。

．．．

ああ．．．ああ、ああはははっ、はいはいいわぁいますからねぇけどねぇーーー

．．．．．．

それはありがとうございましたが、２０１１年１１月１１日（日曜日）１０月１２日（土）までになりますが、

２０１７年１１月１１日（土）第１７日第１９日（月）日（日）月日土曜日１０月１０日に開催されていました。

．．．ああ．．．ああ、ありがと

．．．．．．．．！！！

．．．．．．．．．

．．．！！．．．ーーー．．

オレたちは

もうこれ以上

働けねぇよ：・

糖尿病により血糖値が

上がり、イシスリンの

必要量が増えすぎると、

８細胞が疲弊して、

インスリンを産生

しなくなってしまう。

許してくれぇ！

いやだぁ

もう．．．

大丈夫ですよ

Ｂ細胞さん！

やめて

くれ．．．

．．．っ

良くなる．．．？

この環境は

必ず良くなり

ますから！

きっと糖分も

控えてくれる

はずです！

ほ．．．

本当か？

え．．．ええ！

不摂生が原因で

危うく死ぬ目に

あったんです

このままじゃ

糖尿病が悪化する

恐れもあるし．．．

ピーッ

カフェイン

アルギニンと

ともに

な．．．

なんだ？

大量の糖分が

小腸に到着！

血中の糖分濃度

さらに上昇します！

どういう

ことだよ！？

わぁあ！

そ．．．そんな．．．

インスリンも

足りてないのに

こんな無茶な

栄養摂取．．．！

喫煙による

一酸化炭素だ！

うっ

せ．．．先輩

あれは．．．！？

今度は

アルコールまで！？

クソッ！

それなのに

なんで同じことを

繰り返すんだよ！？

なんでだよ．．

肺に血栓が詰まって

息もできないほど

苦しかったはず．．．！

至急脳に

酸素を補給！

アルコールを

肝臓で分解せよ！

働け細胞ども！！

急げぇ！！

ＧＯ！！

いったい

どうなってんだよ

良くなるどころか

悪化してるじゃねぇか！？

ひぃいっ

！？

うわぁあ

～～っ！？

なんだ

こいつは！？

それが．．．余った

糖分を食べてたら

突然燃え上がって．．．

あれは

いったい！？

赤血球が

余った糖分と

結合して

しまったのです．．．

糖化です！

糖

過度な食事により、

血中に余分な糖分が

増えると、赤血球のもつ

ヘモグロビンと、

糖が結合してしまう

活性酸素で

細胞が酸化し

サビついてしまう

ように

プン．．．

プス．．．

過度な糖分は

細胞を糖化させ

焦げつかせて

しまう．．．

焦げついた赤血球は

もう使い物に

なりません．．．！

ひっ．．．！！

糖化してしまった

赤血球は寿命が尽きる

まで元には戻らず

酸素を運ぶことが

できなくなってしまう

．．．とりあえず

膵臓へ行くぞ！

先輩．．．？

お前たち．．．

赤血球の仕事にも

関わる病だ

これが．．

糖尿病！？

なんで．．．

なんで環境が

良くならないんだよ？

あんな死にそうな目に

あったっていうのに

なんでだよ．．．！？

どういう

ことだよ！？

何も改善され

ねぇじゃねぇか

．．．

相変わらず

この身体は

細胞たちのことなんて

何も考えちゃいねぇ！！

ハァ．．．

違うんだ．．．

僕たちのいた

身体では本当に

良くなったんだ

フラ．．．

だからきっと

今回もうまく

いくと思って．．．

それだけじゃない！！

見たかよ

糖分を食べすぎて

黒焦げになった

赤血球を．．．！

あんたが．．．！

あんたが

「自分たちでなんとか

しよう」なんて

言いだすから．．．！！

僕たちも

あんなふうに

なっちゃうん

ですか．．．！？

だって．．．

だって

しょうがない

だろ．．

糸球体さんたちを

救うためだった！！

腎臓は

もう限界だ！！

だから．．．

もう

やめろ！！！

君のせいじゃ

ない．．．

そういう場所なんだ

この身体は．．．！

クソ！

オレたちに

何かできることは

ないのか．．．！？

ないよ．．

ただの赤血球だ．．．

僕たちはしょせん

酸素を運ぶ以外

できることなんて

あるわけないじゃ

ないか！！

そうだよ．．．

今必要なのは

インスリンなんだ

．．．．．．！

６細胞さん．．．

お願いです：

働いてください！

僕が前にいた

身体の細胞たちは

このくらいの仕事

こなしてましたよ

・！

覚悟を決めて

くださいよ！！

やめろ

８細胞さんたちは

もう限界．．．

オ：オレたちに

まだ働けって

いうのか．．．？

糸球体さん

たちだって！

みんな頑張って

るんです！

我慢して働いて

ください！！

わかったよ

．．．．．

インスリン量

増加．．．！！

血糖値低下

します！

あ．．．

行こうぜ

これ以上何事も

起きなければ

いいのですが

ね．．．

どうした？

あっ．．．

いいや．．．

なんでもない！

だって仕方が

ないじゃないか

仕方ないんだ．．．

第３９話にあわり

第２０話

ふぅ．．．

この辺りの

血流は穏やかだ

少し休憩して

いこう．．．

今日はもう

随分回って

いるからな．．．

そういえば

彼は．．．？

大丈夫

戻ってくるさ

アイツなら．．．

だって仕方が

ないじゃないか．．．！

８細胞さんが働かなきゃ

インスリンが足りなく

なるんだ．．．！

だいたい

何で環境が

改善されない

．．．！？

前の身体では

うまく

いったのに

この身体は．．

こんな身体は

むしろ救われる

べきじゃ

なかった．．．？

そうすれば

みんな

ラクになれた

のか．．．！？

くそっ！！

テストステロンが

分泌されました

筋肉・骨格の

増強を促進しま

しょう！！

．．．？

え！？

テストステロン：：

「頭頂部」と

「前立腺」宛

．．．？

今さら

こんな

ものっ

．．．！！

テストステロン

男性ホルモンの一種

男性ホルモンの一種。筋肉を増大させたり、骨格を発達させだりする作用がある。

する作用がある

．．．．．．

頭頂部

毛母細胞さん．．．

！

これは．．．

テストステロン！

分泌されたん

ですね．．．！

宛先が

書かれたまま

落ちてたので

届けに．．

ありがとう

ございます

その服装．．．

ひょっとして外から

来た赤血球さん？

じゃあ以前

肺に血栓が

詰まった時に

え．．．？

この身体を救って

くれたのは

あなた達だったん

ですか！

あ．．．

はい

本当に

ありがとう

ございました！

と．．．ところで．．．！

この頭頂部は

なんでこんなに毛が

少ないんですか？

ああ．．．

いや．．．

．．．その．．．

仕方ありません

この身体の

ためですから．．．！

ほら．．．

何かを得る

ためには

何かを失わなきゃ

いけないって

言うでしょ

このテストステロンも

体を強くするかわりに

ここ毛乳頭では

毛が抜けてしまう

脱毛因子

〝ＴＧＦ＇Ｂ〟を

増やすんです

この身体のため．．．？

どういう

ことです．．．？

（男性型脱毛症

テストステロンが、

頭皮に存在する５ｃｍ

リダクターゼという

酵素と結びつくことで、ジルーニュース

ジヒドロテストステロン

という物質に変化

これが脱毛因子ＴＧＦ－８を

生成してしまう。

うぶ毛の頃から

一生懸命

世話をして

細く弱々しいながら

ようやく育った毛を

抜かなきゃならない

そ．．．んな．．．

正直やりきれない

気持ちもあります

でもＴＧＦ－Ｂは

筋骨形成に

必要不可欠な物質

この身体

全体を思えば

大切なもの

なんですから．．．！

全体を思えば

って．．．．．．！

毛母細胞さんは

それで納得

できるんですか？

できませんよ．．．

．．．でも仕事って

そういうもんでしょ？

この身体の

変化の中で

ぼくたちの

ように

けどそれが

この身体のためなら、

甘んじて受け入れます。

生まれ育った

この身体のためなら．．．

必要とされなくなる

仕事もある．．．

ハゲたって

死にませんし！

ははっ．．．

どうやら

ＴＧＦ・Ｂが生成

されたようですね

！

ショッピング

生まれ育った

この身体の

ためなら

もう１ヵ所

届け先は．．．．．

前立腺

ソイヤッ

前立腺

男性のみに存在する

生殖器。精液を作ったり、

射精における収縮や

排尿なども担っている

あの．．．

すみません

ちょっと

事故があって

かわりに．．

そりゃあ

ご苦労だったな

助かったぜ

おお！

テストステロンか！

どうしてお前さん

が．．．？

分泌細胞

前立腺液を

分泌する細胞

テストステロンは

この前立腺にとって

欠かせないもの

だからな！

ところで

あんちゃん．．．

い．．．いえ．．．

僕はそんな

んじゃ．．．

ただの．．

赤血球です

謙遜なんてすんな！

おかげでみんな助かったぜ

男くさいとこだが

ゆっくりしてってくれよ！

この身体を

肺血栓症から

救ってくれたっていう

よそから来た赤血球

じゃねぇのか？

ソイヤッ

ここじゃ

前立腺液を

作ってるんだ

前立腺液．．．？

ソイヤッ

前立腺液

乳白色の弱アルカリ性の

液体。精液の成分の約３割

家占める独特の臭いは

スペルミンという物質に

よるもの

ちょっとニオイが

きついがガマン

してくれよな！！

睾丸で作られた

精子たちは

精管を通ってここで

前立腺液と混ざる

どうだ！

すごいだろ！！

前立腺液には

精子を活性化させる

働きがあるんだ

精子．．

射精中枢からの

信号をキャッチ

射精開始まで

４

５

会いたい

３

おい

どうした？

２

精子たちに

１

この身体の

希望に．．．！

発射ー

！！！

．．．

うーー．．．

．．．？？

．．．

あー

実は残念だが

精子たちは

来ねぇんだ．．．

精管が

塞がっちまってて

さ．．．．．

パイプカット

精子の通り道である輸精管

を外科手術によって結菜

あるいは切断すること

避妊を目的として行われる

それじゃあ

分泌細胞さん

が．．．

一生懸命

作った

前立腺液は

まったくの

ムダになるって

ことじゃない

ですか！？

そんな．．．

なんで！？

仕方ねぇさ．．．

この身体の

望んだことだ

オレたちの

役割は終わったって

ことだ．．．！

毛母細胞さん

といい．．

この身体のために

尽くしてきたのに

裏切られるような

ことになって．．．！

．．．終わった

って．．．！

そんなんで

いいんですか？

いいこか悪いとかの

問題じゃねぇ！！

年を重ねりゃ

失われていく

機能もある

それが

生きてるって

ことだ．．．！

．．．だから．．．

この身体を

救ってくれて

ありがとうな！

勝手なこと

言ってすまねぇが

こんな身体でも

愛着があるもん

でな．．．

あとは

頼んだぜ！

オレたちはもう

役に立てねぇが

お前たちはこの身体に

必要とされている！

僕だって

そうだった

前の身体で

頑張れた

のは

細胞たちのいる

生まれ育った

あの身体が好き

だったからだ．．

この身体にだって

そういう

細胞たちは

たくさんいたん

だな．．．

ここはもう

前の身体とは

違うんだ

覚悟を決めて

いなかったのは

僕のほうだ．．．！

Ｂ紙胞さん．．．

先日は

すみませんでした！

もう過去は

ふり返らない

僕はこの身体で

生きていくんだ

・！

第２話１２度帰

キラ、イラ

．．．．．

今日も

戻ってこないね

彼．．．．．

気になる？

関係ねーし！！

．．．．．．

次の配達先は

肛門だ．．．

はぁ！？

ほっとけよ

あんな奴！

急ごう

静脈叢

直腸粘膜下にある

静脈が網状に

集まっていいる部分

おっと

道がボロボロな

せいでいつも

ここで混むなぁ．．．

そのせいで

僕たち赤血球の

渋滞が起こってるんだ

つまり

長時間の

座った姿勢と喫煙が

血管を縮小させていて、

通りづらい．．．

いぼ痔だよ！

早く

進めよ！

痔核（いぼ痔

静脈叢の中に血が溜まり、

膨らんでしまったもの

直腸内にできたものを

内痔核、外にできたものを

外痔核という。

誰だよ俺の

靴踏んだの！

な

なんだ！？

肛門の付近は

出血することも

多いし気を付け

ねぇと．．．

突風が

．．．．．？

排便です！

おおぉぉ

いきみにより

肛門付近の

血圧が上昇！

便が固く

なかなか排出

できません！

ぐぇえ

押すなって！

潰れる．．．！

さらに

血圧上昇！

．．．！！！

圧力により

血管壁損傷！

出血

します！

ひぃいっ！？

わぁあっ

危ない！

しっかり

つかまって！

．．．．．．

みんな

ごめん！

勝手に仕事を

ほったらかし

たりして．．．

まったくだぜ！

これからは

休んでた分まで

働いてもらうぞ！

助けてくれて

サンキュ．．．

それと．．．

この前は

悪かったな．．．

つい言いすぎ

ちまって．．．

よし！

もうひと頑張り

しようぜ！

それにしても

相変わらず糖分が

多いな．．．

仕方ない

自分たちで

処分するしか

ないよ．．．！

．．．．．．

白血球さん！

ああ！ここら辺は

重点警備地区．．．

局所免疫部位

だからな

細菌退治の

帰りですか？

物々しい

ですね．．．

高所免疫

口腔内、膣内、肛門内の

３カ所は、体を守る働きの

強力になっている場所で、

感染や炎症も起こりにくく

なっている

この身体で

生きていく

覚悟か．．．

はい．．．僕は

思い上がって

ました

前の身体での

成功体験を

引きずった

ままで．．．

だから

まずこの身体のことを

ちゃんと知るために

でも仕事って

どこまでいっても

ゲース・バイ・ケース

なんですよね

この身体の一員に

なることから

始めないと．．．！

そうだな．．．

だが私は

よそ者で

あるからこそ

え？

できることを

しなければ

ならない

たまたま

巻き込まれて

しまった

お前と違い

私は

求められて

ここにいる

結果を出す

ことが全てだ

白血球さん

？

肛門陰窩

んっ

状況は？

良く

ないね．．．

聞かせて

くれ

免疫力の低下と

肛門陰窩の

不衛生がたたり

肛門腺

繁殖した大腸菌どもが

ここの奥にある

肛門腺に侵入している

肛門腺は占拠され

炎症が広がっている

状態だ．．．！

リュォォォ

．．

肛門陰窩に存在する

粘液の分泌腺

刻も早い

奪還が必要

だな．．．！

待って

くれ！！

そんなに

焦る必要は

ないだろ！？

相手は

たかが

大腸菌．．．

何よりみんな

度重なる

細菌との闘いで

消耗しきっている．．．

肛門腺も重要な

器官というわけ

でもない．．．！

少し休ませて

やってくれ！！

ダメだ．．．

細菌を

野放しには

できない

戦える者は

ついてこい．．．

くっ．．．！

役割を果たせ！！

ギョギョ

夫腸重

ほとんどの大腸菌は

無害だが、下痢などの

症状を引き起こすもの

は、病原性大腸菌と

呼ばれる。

．．．っ！！

続け！！

ぐぁあ

ぎゃぅ

！？

くそぉお

！！

細菌たちを

殲滅！

肛門腺の

奪還に成功

しました！

油断するな！

まだ生き残りが

潜んでいる

可能性がある．．．！

．．．っ！！

周囲を念入りに

調べろ！！

！

そんなに

手柄が

欲しいか！？

見ろ！

この膿と

なった

仲間の山を

確かに

細菌は退治

できた．．．

だが焦らず

体勢を整えて

戦いに臨んで

いれば．．．

被害はもっと

抑えられた

はずだ．．．！

確かに

あんたは優秀だ

だが

な．．．何

これ：！？

おいで

よそ者だ！！

？

穴．．．．．？

細菌たちが

穴を空けたのか

．．．．．？

あれは

いったい．．．？

ずっと

奥まで続いて

いるぞ．．．！？

穴を空けながら

進む細菌の反応を

感知しました！！

瘻管ですね．．．

空けられて

しまいましたか

．．．

肛門腺で

繁殖した細菌たちが

外に向かいトンネルを

掘り進んでいるのです

ではこのまま

では．．．！？

ＩＰ

ええ．．．いずれ

体外まで

貫通して

肛門では

ない穴．．

二次口が開いて

しまう．．．

最悪の痔

行くぞ．．．！

“痔瘻〟

です！

露焉瘻、賣任手籾

早く細菌たちを

殲滅しなければ

この穴：瘻管が

外まで貫通して

しまう．．．！

行くぞ．．．！！

痔瘻（あな痔）

細菌が肛門腺内で

炎症を起こし、異物を

排出しようとする体の

はたらきによって、

直腸内と体外がトンネル

状につながってしまい。

出口（二次の）から膿が

出るものをしいう。慢性の

炎症を繰り返すと、

ガン化することもある

肛門以外に

穴が空くだって！？

そんな

恐ろしい

ことが！？

もしかして

ぁいつ．．．

．．．．．

．．．．．．！

このことを

予期して．．．！？

くそ．．．！

命に代えても

細菌どもを止める．．．

！

それなのに

私は．．．．！！

？

あ

細菌たちは臀部

皮下組織付近まで

到達！ダメです！

間に合いません！

このままでは

二次口が空いて

しまう．．．

肛門

なんとしても

阻止するの

です！！

う．．．

うしろ

から．．．！？

気をつけろ！

直腸からも

細菌どもが

押し寄せてくるぞ！！

炎症が皮膚まで

到達：これ以上は

もちません！

決壊します！！

きゃあ．．．

生きてる者は

つかまれ．．．！

間に合わな

かったか．．．！

瘻管が

体外まで貫通

膿が流れ

出します！

．．．

組織の炎症部に生じる

不透明な粘液白血球の

死骸や、死んだ細菌から

なる

二次口が

開口！

あ．．．

くっ．．．

ああ．．．

くぅっそぉお

おおッ！！！

ここまでだ

撤退する．．．！

．．．っ

最悪の事態が

起きてしまい

ましたね．．．

あの穴は

自然治癒

しないの

でしょうか

瘻管の一次口付近には

常に直腸から

排泄物が流れ込み

炎症が続く．．．

それが

最悪の痔．．．

自然治癒は不可能に近い

自然治癒は

不可能に近い

．．．．．．

痔瘻なのです！

退け！

穴の奥．．．

体外から

何か来る．．．！

！？

な．．．なんだ？

あ

きゃあ

！？

何事です！？

何よこれ

！？

た：体外から侵入物！

ヒモ状の物体が

開いた二次口から

瘻管を逆走して

体内へ．．．！！

さらに

直腸内で

方向転換

．．．！！

肛門より

再び体外へ出て

いきます！

つまり

ヒモ状の物体は

二次口から体内に入り、

一周して肛門から

出ていき

面白い．．．

何が起きている

のかは

わかりませんが

輪のように

なっている

というわけ

ですか．．．！

様子を

見ようじゃ

ありませんか

すまなかった．．．

あんたの指示に

従っていれば．．．

私の

責任だ．．．！

．．．そうかよ

．．．．．

聞いたか．．

尻に肛門以外の

穴が空いたって．．．

私のことなんて

眼中にないかよ．．．！

一人で戦ってる気に

なりやがって．．．！！

ああ．．．いったい

どうなっちまう

んだろうな

この身体は．．．

ここが瘻管．．．

とんでもねぇな．．．

こんなトンネルが

空いちまうなんて．．．

御協力お

排泄物が

流れ込んできて

不衛生だし

そのうえ．．．

こんなモンまで

身体の外から入って

くるなんてよ．．．！！

何なんだ

ろうな．．．

これ．．．？

さあ．．．

肛門から

また外に出て

一周してる

らしいけど．．

？

あんまり

長居しないほうが

良さそうだ．．．！

急ごう！

うわあ！？

うん！

あの瘻管．．．

どうなるん

だろうな．．．

あんなデカイ

トンネルが足元を

通ってるなんて

気が気じゃないぜ．．．

またか．．．！

この揺れも

あのトンネルの

せいなのか．．．！？

！

うわぁあ～！？

こ．．．これは

あの瘻管！？

う．．．動き

出したぞ！？

どこかへ

引きずられて

いってるみたい

だけど．．．

大丈夫ですか！？

いったい何が

．．．