そう

JUMP『CDMICS

・微笑のテレサ

人未教広

★この作品はフィクシヨンです。実在の人物・国体・事件などには、

いっきい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行っています。

JUMPCOMICS

☆77微笑のテレサ

NORIHIROYAG

れる存在であったこの世界。手段を持てずにいた...。

愛を持てずにいた...。

戦士を生み出した...。

銀眼と、背負いし大剣を武器

戦い続ける『クレイモア』と

いの中、聖部ラボナで『妖魔』

受けたクレアは、ラボナに潜

だが

今日より人が『奴喰』に飲め人は長く『妖魔』に対抗するだけでは

人は良く、家族に対抗するため、人は中人平城の女性一気象。の正体を見極めることにあだなす「妖魔」と

に大変!!こ人々にあだなす「妖魔」と

呼ばれる女戦士たち..。

いつ果てるともしれない戦

...性る

が人々を喰らっていた。命を

入し妖魔と死闘を展開する。

本当は、

Vol.3

CONTENTS

SO日NEO-まほろばの潤Wフ

SO日NET-まほろはの購肌・30

50日(日)EP・微笑のテレサーカー

...

もしこのヒールスマッション・50日(日)には微笑のテレサー・57

SO日NETは微笑のテレサI-19

微笑

50日(日)には、彼女のテレサ『181

女性化された

ク...

CENETO-まほろばの間・

クレイモア...

さぁ...

妖魔狩りを

始めようか...

ガアアァ

SCENEIO・

まほろばの闇

図に乗るな

小娘ぇ

たかが

大剣ひとつ持っただけで

なにができる

クレア

ぬ...

この..

キシャアアッ

ち...

く...

ぐぎゃ

が...

か...

き...貴様...

な...

>YMORER

す...

すごい..

あれが

大剣を携えた

クレイモアの

本当の実力

なのか...

違う..

はぁ

はぁ

はぁ

無理してる...

クレア...

今動ける限界を

超えて闘ってるんだ

くく...

どうした?

顔色が

悪いな...

だ..

だから

銀眼の殺戮者と

呼ばれる者が

大剣を持って

いきがる姿に

少々連和感を

覚えたが...

なるほど..

自分が優位にいる

ように見せながら

相手を逆上させ

一気にカタをつけた

かったということか...

長期戦など

望むところでは

ないわけだ...

失敗だった

な...

はぁ

さっきの一撃本来腕一本でなく

この音を取りたかったんだろう?

はぁ

はぁ

ポタ

ポタ

!!

ほーら

当たったー

ぼんやりしてる

場合じゃないぞー

おっとォ

く...

遅い

遅いぞ

いちいちが全て

遅すぎるぞ

!!

どうだ

眺めは

いいか?

それとも

高いところは

苦手かな?

く...

ぐ...

どうやら

お気に

名さなかった

ようだな

そんなに

あわてるなよ...

すぐに...

降ろして

やるからよ...

クレア

死ねぇ

ぐ...

ガーク

大丈夫か

立てるか

ぐ...

情けない

話だがこれが

俺たちの

精一杯だ...

お前の言う通り

俺たちじゃ

相手にすらならん

俺たちの命なら

どう使ってくれても

かまわん

く...

頼む

あいつを倒してくれ:

がっ

ぐぎゃぁあああ

ボコ

ボコ

うざい奴らだ

かはっ

初めにお前たちから

殺しておくべき

だったよ

!!

はああ

ふん

ごふ

持攻で

なんとかなると

思ったのか?

まったく

思かな

奴らだな

ぐ...

今だ

いけえ

ええ!

な!!?

ち...

があああ

悪かったな

愚かな

奴らで..

き...

貴様

が...

うあ

自ら身体に

突き刺した?

!!

ぬかったな

左右どちらに

剣を引こうとも

急所には遠く

届かんぞ

抜いた後

新たに斬りこむ

時間など

与えると思うなぁ

クレア

げ!

頭は

急所か?

そういえば、

SCENEIまほろばの闇

SCENE1

まほろばの闇

やった

クレア

にゃ...

へ...

へへ...

ついに

やりやがった

ぜ...

あの女...

大した奴

だぜ...

クレイモア

...か

はぁ

AYMOREE

はぁ

はぁ

血を...

流しすぎた

...か...

はぁ

はぁ

はぁ

!!

クレア

クレア

大丈夫

どうした?

しっかり

して

大丈夫か

女?

クレア

大丈夫

クレア

ク...

!!

ぐ...

しまった...

クレア

身体にダメージを

受けて妖力を

使いすぎた

妖気の暴走を

止められない...

く...

だ...

だめだ...

く...

も...もう

戻れな

...い...

ク...

クレア

来るな

な...

なんだよ

なんの

マネだよ

クレア

タメージを受けた

状態で妖力を

使いすぎた...

え?

妖気が暴走して

自分ではもう止められ

そうにない...

え?

え?

だから

人としての意識が

あるうちに...

自ら命を

絶つ

そんな...

!!!

クレア...

な...なんだ

よ..

なに

言ってんだよ...

近づくな

お別れだ...

ラキ...

クレア..

!!?

な..

ギヤ...

なんで

ギャギ

え?

ぐ...ッ

ぐ...

ク...

クレア...

いったい

どう..

近づくな

カーク...

く...

た...

たのむ...

!!

な...

なんだよ

なんの

マネだよ

悪い...

もう戻れ

ないんだ..

このままでは

私が妖魔になる...

カーク

ラキ...

前にも

言ったな

私たちは妖力を

使い続ける事で

妖魔に近づいていくと...

だがそれは

徐々にじゃない

ある日突然限界を

迎える事だって

あるんだ...

今回は私が人としての

体力精神力を

使いすぎた上での

無理な妖力の解放が

原因になった...

もう今は妖魔化しつつ

ある身体を

おさえつけているのが

やっとなんだ...

お別れ

だ..

お前の事は

ヴィンセント司祭に

たのんである...

悪いが

もう一緒に

旅はできない...

一時でもお前と

旅ができて

よかったよ

何のマネだ

近づくな

私は今自分の身体を

おさえているのが

やっとなんだ

死ぬ気

た...たのむ

離れてくれ...

ラキ...

早く...

でないと私は

人の意識を...

俺...

クレアと

一緒に旅ができて

うれしかった..

親も兄弟も

殺されて...

村人から

忌まわれて...

もう...

そんで

村からも

捨てられて

愛するものも頼れるもんも

全て一瞬で

なくなっちゃったんだ

だから

うれしかったんだ

クレアと

一緒に旅が

できる事に

なった時

クレアは

自分の事なんか

優しくない

なんて言ったけど

なにより

一緒にいられる

人がいる事が...

俺にとっては

どんな他の人たち

なんかより

ずっと優しかった

だから他のどんな

誰でもない...

ずっと

クレアのそばに

いたいんだ...

だから...

クレアが

死ぬんだったら

俺も一緒に

いくよ

ぐぐぐっ

!!

な...

!!

YMORE&

妖気の

暴走が...

止まった...?

うわあああん

クレアー

クレアー

うわあああん

わあああ

もう

いいだろ

お前は妖魔に

ならなかった

これでも

身体中穴だらけで

ずっと剣構えて

立ってんのも

しんどいんだよ

最後はあんたが

救われたのさ

その少年に

な...

そうキツネに

つままれたような

顔するな

ただ

それだけの話だ

いYMORER

うぐ

ぐ...

うぐ...ぐ.

ぐ...

さて

戻ろうぜ...

俺たちの

場所へ...

AYMOREE

もう

行かれるのですか

大丈夫ですか

お身体の方は..

大丈夫だ

それなりに

休んだからな

いろいろ

世話になったな

司祭...

なにを

言われます

助けてもらったのは

我々の方で..

本当に

ありがとう

ございました

他の者は立場上

あなたにお礼を言う

事はできませんが

我々も

感謝している

この町を

救ってくれたあなた方を

町の者に知らせる事なく

送り出さねばならぬ事が

心苦しいぐらいだ

みんな心の中では

感謝している

はずです

町の者に代わって

礼を言う

本当にありがとう

それが私の

任務だ

それで

例の件は

どうしましょう

ほめられたり

礼を言われたり

するためにやった

わけじゃないさ

強いな...

あなた方は..

司教に

話した結果

ラキさんをここで

あずかるという話は快く

承知してもらえましたが...

一緒に

来るか?

ラキ

わかりました

うん!!!

それでは

道中

お気を

つけて...

おい

女!

へへ...

気付け

がわりに

いただいとくぜ

また来い

死ぬんじゃ

ないぞ

クレア

こんな上等な女

指一本触れずに

帰したなんて俺の

信念に反するからな

ん?

このっ

ぎっ

クレアに

なんてこと

すんだ

この

エロじじい

こ...

このガキ...

大人の

あいさつだよ

むきになんな

ガキ

うるせー

てめーが勝手に

そう思ってるだけだろ

いたた俺は

ケガ人なんだぞ

てめ

それじゃ

行くぞ...

あ!

うん

ラキ...

強くなれ...

あの女を...

クレアを

支えてやれる

ぐらい

お前が

強くなって

みせろ

ラキ

ああ

まかせとけ!

2016年10

SCENEIP微笑のテレサ

が...

か...

ば...

ばかな...

な...

なんだ?

なんだ

「こいつは?

SCENEI2

リテレサ

か...

この..

ぎっ

す...

すごい...

妖魔になにも

させなかった...

あ...

あの

こ...これが

クレイモア

か...

きゃっ

きゃあ

なに

するんだ

貴様

お...

おい

やめろ

う...

う...う

あ...

あの..

ありがとう

ございました

こ...これは

報酬の...

いらん

それは

そいつらに

渡してやれ

え?

え?

ですが

それだけの

特徴では...

万が一誤って

違う人にでも

渡してしまっ

たら...

後から

黒い格好をした

怪しい奴が取りにくる

え?

かまわんさ...そうしたら

この村の支払いはなかったと

扱われるだけのこと...

この先この村は

どんなに妖魔が出て

助けを求めてきても我々は

それに応じないだけだ

え?

気をつけるんだな

支払いをしぶった村が

その数日後、大量の妖魔の

襲来を受けて壊滅した...

なんてのは

よく聞く話

だからな...

は...払います

間違いなくわたしはし

我々は払います

ので

そうだな...

それが

賢い選択だ...

YMOREを

また余計な事を

口走らなかった

だろうな...

テレサ...

本当の事だろ

オルセ...

支払いを

しぶった町には

もう二度と

我々は手を

筧さない...

それは正しいが

その後が違う!

あれではまるで我々が

町に妖魔を送りこんだ

ように聞こえる

あれ?

違ったのか?

例えその後

なにが起ころう

ともな...

いYMOREに

滅多な事を

言うな...

それより

次の指令だ

ここから西に

歩いて二日...

他にちはう

情報は?

欲しい

のか?

我々は

妖魔を斬殺するのが

仕事..

そんな事が

あるはずない

だろう

テオの町だ

見つけて

殺せ

それだけだ

何匹いようが

相手がどんな

奴だろうが

同じだ

ん?

あ...いや

別に...

了解

ボス...

組織より

生み出されし

半人半妖...

第7期

18番目の戦士

テレサ...

どんな妖魔を

相手にしようと

妖力解放なく斬殺する

故に彼女の顔が

醜く歪む事なく

人形のように整った顔で

妖魔を斬る姿は

微かに笑っているようにも

見えるという...

そしてつけられた名が

微笑のテレサ...

クレイモアと

呼ばれる者の中で

最強の女だ

ふ...

違うか...

最強の女

ではなく..

最強の化物

だな...

ん?

ク...

クレイモア

...?

AYMOREを

え?

な!!?

まず

ぎゃあああぁ

な...

なんだ?

いったい

なんのつもりだ

二匹目

わあああ

貴様...

きゃあああ

ひ...

人殺しだ

クレイモアが

人間を

斬殺してるぞ

な...

三匹目

く...

わあぁ

くるって...る...

きゃあぁ

え?

四匹目

キラ

!!

きゃあぁ

遅いんだよな

...

私の姿を視認した

瞬間から妖力を全開にして

そなえなきゃ...

もっとも...

キシャ

アア

が...?

なにをどう

あがいても

無駄

だけどな

あれ?

な...

きゃあああぁ

し...

死体が...

全部

妖魔に

めでたい町だ...

七匹もの妖魔に

いいように

居座られている

とはな...

どうやら

妖魔退治の依頼は

よその町からだった

ようだな

近隣の町で〝食事〟をして

ここではおとなしくしてたってとこか

おはようございます

さて...

町の外から

感じた気配は

七匹だったはずだが...

ーナ

しー

さー

ーキ

ごー

何匹まで

斬ったん

だっけ?

ろーーく

あれ...?

一匹足りない

や...

ーっ

かな

むー

困ったな

んて

なー

見つからない

どうしよう

え?

甘いよ

それで子供を盾に

してるつもりなのか?

きゃああぁ

わぁあ

わああ

きゃああ

いやあ

あぁ

そういえば、

黒く流れる髪が

私の自慢だった

SOENE!!微笑のテレサーI

しかし全てを失ったあの日

信じていた者たちが

私を組織に売った

のたれ死ぬか

組織のおもちゃになるか...

私にとって選択の余地など

なかった

いや、私だけでなく

組織を訪れる者の

ほとんどがそうだ

望んで組織の門をたたく者など

一人もいない

そして身体を斬り開かれ

その時、自慢だった黒髪も黒い瞳も

その面影を留めず...

身体中の色素が抜け去ったような中で

銀色の瞳だけが実体に輝いて見えた...

私は人でないなにかになった...

CENE13

微笑のテレサ

ん...

ん...ん

くそ...

気持ち

悪い...

ち...

AYMOREE

結局これが

一番

おちつく...か

豪華な食事も

柔らかな寝床も

必要ない

コン

あの...

テレサ様...

お食事の用意が

できましたので

よろしければ...

つまんない

生き物だよ

その...

!!!

悪いが

出発する

飯も寝床も

もう必要ない

は..

はい..

銀眼の魔女が

出発する

ようだぞ

早いな

今日ぐらい

この町に留まると

思ってたのに

テ...

テレサ

様...

最強はないと思ったのかな

あ...あの

これが妖魔を退治して

いただいた報酬ですので

町としてはこれが

精一杯という額です

いらんよ

そんな

はした金...

それにもし

正式な依頼なら

それの十倍は軽く

必要だよ

え?

え?

あ...

もともと

妖魔退治の依頼は

この町から出された

ものじゃないのだろう

しかも

七匹分だから

更にそれの

七倍でな

お...

おい

あの子

なんなんだ

こいつは?

確か最後に

斬った妖魔の

子供だったよな

斬られた父の

復讐でも

したいのか?

い...いえ...

それがこの子は

この町の子では

なくて...

どういう

事だ?

しかもどうやら

殺された妖魔と

親子の関係だった

わけでもないよう

でして...

少女の方が

口がきけないので

はっきりした事は

わかりませんが

少女はあの男が

妖魔である事を

知っていて!

妖魔の方が力ずくで

連れまわしていてたまたま

この町にやって来たのでは...と

口がきけないのに

何故そんな事が

わかる?

それが...

少女の身体には

無数の傷跡が

あって...

定期的に暴行を

受けていた痕跡がある...と

なるほど

要は妖魔の

おもちゃだったって

わけか...

すると...こいつにとって私は

自分を救ってくれた

救世主ってとこかな?

だが悪いが

私はお前を救って

やったわけじゃない

あくまで仕事で

妖魔を斬った

だけだ

勘違い

するな

お...

おい...

あの子...

なんの

真似だ?

なつくなと

言ってるだろ

私はお前の

思っているような

救世主じゃない

はぁ

AYMOREC

はぁ

はぁ

なんだ

こいつは

頭が

おかしい

のか?

え?

あ...いえ...

ただ長いこと

妖魔に虐げられて

きたせいで...

口もきけない程

心を閉ざして

誰の問いかけにも

反応ひとつ見せずにいた...

はずなの

ですが...

おい

もう一歩

近づくと今度は

本気で蹴るぞ

耳は聞こえてない

わけじゃあるまい

お...お

殺されるぞ

あの子..

誰か

助けて

やれよ

ば...

ばか言え

まさぞえ

くうのはごめんだ

それにここで

助けたからって

面倒みる奴

なんていないん

だぜ

なにせ...

妖魔に連れられて

やって来た娘だ

ここでクレイモアに

蹴り殺されたって

誰も文句は言わねーよ...

ス...

きゃああ

ち...

つまんないこと

させやがって

最後の一匹は

依頼の分とは違う

ようだが

こっちが勝手に

やった事だから

サービスにしとくよ

え..

あ...

よかったな

ついてるよ

この町は

それじゃあな...

AYMORER

はぁ

はぁ

はぁ

AYMORE&

ここまで

ついてきた体力

だけはほめて

やるか...

つきまとわれるのは

好きじゃないんだ...

言ったはずだな

私は仕事で

妖魔を斬った

だけだ

お前のために

斬ったのではないと...

なんなら今ここで

なつかれても

うざいだけ

なんだよ

私が引導を

渡してやろうか?

妖魔?

馬鹿な

妖気は

まるで..

く...

この..

人間...?

!!

AYMORE8

ち...

しまった

がああ

ぐ...

クレイモア...

銀眼の魔女

か..

盗賊か...

悪いが

盗られるような

ものはなにも

持ってはいない

早くこの男の

手当てを

してやれ

血を流しすぎると

命を落とすぞ

やっ

そいつが

命を落とすと

都合が

悪いのかい?

まさかこんなとこで

銀眼の魔女に

出会えるとは

思わなかったぜ

しかも

とびっきりの

いい女だ

タメですね

相手は

銀眼の殺戮者

と言われてる

ような奴ですぜ

いくらなんでも

そんな危ない

奴は...

かまや

しないさ

聞いた事が

あるんだよ俺は

え?

クレイモアは掟で

人を殺す事は

できない...とな

しかも

それは

鉄の掟だ

いかなる

理由があろうと

いかなる

偶発的なもので

あろうと

それは許されない

もしその掟を

破ればクレイモアと

呼ばれる仲間たちが

一斉に動き

その者の首を

はねる

半分人間半分妖魔として

忌み嫌われ

恐れられる者たちの...

いわば

人の側にいる事を

証明しうる唯一にして

最大の抜か

まじかよ

それが本当なら

俺らが

恐れる理由は

なにもないじゃ

ねーか

クレイモアだって

自ら的になるのは

怖いはずだ

いい女じゃ

ねーかよ

とびっきりの

上玉だ

しかも

いい身体

してやがる

へへ...

たまんねー

なにかと

思えば

そんな事か

初めから

そう言ってくれれば

なんの抵抗も

しなかったものを...

くくく...

こんな身体で

よければ

いくらでも

相手をしてやるよ

!!

な..

なんだ

ありゃ...

お...

おい

あれって

まだ...

これが

お前たちが

クレイモアと

呼んでいる

私たちの身体だ

気に入ってもらえたなら

好きにしていいぞ

うげ...

まじ

かよ..

だめだ

俺...

まさか...

なえるよ

くそ...

いくぞ

誰か

リグの体を

支えてやれ

く...

くそ

覚えてろ

化物め

ぐ...

くそ

LAYMORE&

お前も

もう消えろ

邪魔だ

もう...

ついてくるな...

しょせん

化物に

子供のおもりなど

できんのだからな...

そういえば

SCENEIM微笑のテレサ皿

3OENE14

びしょぅ

微笑のテレサ皿

はぁ

はぁ

はぁ

よくついて

くるものだ

ここまでひたすら

飲まず食わずで

歩き続けているのに...

体力と

いうよりは...

精神力だけで

ついてきている

ような感じだな...

しかし

それも...

そろそろ

限界かな...

!!

悪いが

いつまでも

相手にしてられ

ないんだよ

それじゃあな

な!?

......??

!!

ま意識を失ったら

ついてもこれまい

追いかけっこも

これで終わりだ

なんなんだ

いったい...

なんで

こんなマネまでして

ついてこようと

するんだ...

......

......

くそ

これで見捨てて

死んだらやっぱり

私のせいに

なるのか?

さっきの盗賊にも

一緒にいるの

見られてるしな...

ち...

まったく

邪魔くさい

奴だ...

...

目が

覚めたか

ガキ

!!

とりあえす

飲める水だ

あそこから

落ちて

気を失った

というより

脱水症状に

近いぞ

ゴク

ゴク

ゴク

ゴク

それと

臭いぞ

お前

あの町じゃ

体も

洗ってもらえ

なかったのか?

妖魔の返り血を

あびてそのままの

臭いだ

服も体も

よく洗っとけ

なるほどな...

町の住民たちは

妖魔に連れられてた

小娘に恐怖を抱いて

体を洗って

あげる事も

しなかった...と

妖魔につけられた

生々しい他跡さえ住民にとっては

恐怖の対象というわけだ...

あと

食うものも

取ってきてやった

腹が

すいてるなら

食え

ふん

まるでベットでも

飼い始めたような

メ分たな...

......?

ん?

どうした?

くっくつく...

心配いらんよ

私はいい

ぎゅるるる...

全部

お前用だ

気にせず

食え

......?

本当だ

私がお前のために

遠慮すると

思うか?

!!

ま...

ペットよりは

ましな

ようだな...

とりあえず

お前を

次の町まで

連れてってやるよ

このまま

放っとくと

のたれ死んで

私のせいに

されそうだから

な..

だから今日は

おとなしく

寝てろ...

最近ろくに

眠っても

いないだろう

安心しろ

寝てる間に

消えたりは

しないよ

朝めし

取ってきて

やったぞ

食うだろ

まったく

人間ってのは

めんどーたな

一日に二回も三回も

飯食うんだからな...

お...

おい...

なんだ...?

ぎぅ

ふん...

馬鹿が...

言っただろうが

寝てる間に

いなくなったりは

しないと

とりあえず

私は嘘はつかん

必要もない

だから

私の言葉は

信じろいいな

こく

こく

ふ..

なんで

にこやかに

笑わなきゃ

いけないんだ?

私が...

YMOREE

はぁ

はぁ

はぁ

気を

つけろ

足場が

もろいぞ

飯を食ったら

ドロのように

眠るか...

無理もない

若干ペースを

落としているとはいえ本来

子供についてこれるペースじゃない

不思議な奴だ...

何故

そこまでして

私を追うのか...

よく

ついて

くる・

ま...

他にたよるものか

ないから必死に

すがりついているだけ

だろうかな...

すがりつくのが

私しかいないと

いうのも...

こいつにとっては

不幸でしか

ないかな...

人選を

見誤ったな...

人間にすかり

せめて普通の

ついていれば

結局...

私はお前には

なにもしては

やれないよ..

もう少し

まともな所で

眠れたのにな...

はあ

はあ

はあ

おい

準備は

いいか?

いくぞ

そーいや

名前知らんな

いつまでも

オイとか

コラじゃ

不便だな

ん?

ああ

いいよ

無理しなくて

どうせ字も

まともに

書けるようには

見えないし

こっちが

お前を呼ぶ時に

使うだけだから

勝手につけるさ

そうだな...

クレア

クレアってのは

どうだ?

ん?

なんだ

それが本当に

お前の名前と

でもいうのか?

ほぉ

本当かよ

そりゃ

よかった

美しく清らかで

愛に満ちあふれた

双子の女神の名だ

ちなみに

もう片方の

名はテレサ

私の名

多分そんな風に

育ってほしいと願って

つけられた名だ

お互い両親に

愛されてたのさ

泣くな

亡くなった

両親の想いは

その名前に

ずっと残るの

だからな

それじゃ

いくぞ...

クレア

はあ

はあ

はあ

はあ

2017年10月

SCENEI5微笑のテレサール

おい

クレア

こっちに

来てみろ

SCENET5

微笑のテレサ

ロクトの町

次に訪れる

町だ

明日の夕方頃には

着けるはずだ

お前とは

そこで

お別れだな

そんな顔

するな

私といるより

はるかに幸せに

なれるぞ

本当だ

嘘じゃない

というより

私といてもなにひとつ

お前のためにはならんという

事だかな...

心配するな

町に着いたからと

いっていきなり

放り出したりは

しないよ

世話する奴は

さがしてやる

安心しろ

くー

くー

泣きながら

眠ったか...

例えあの町で

どんな奴に

もらわれる事に

なろうと

私といるより

ずっとマシだよ

さて...と

面白い奴だ...

こんな私と

別れる事に

ずっと泣き

続けてるんだ

もんな...

少なくとも人として

生きていけるのだからな...

.....

何か用なのか?

はあ

はあ

はあ

はあ

......て

やる...

...して

やる...

...にして

やる.....

ボタ

ついて

きていたのは

知っていたが

斬られた手の

手当てを

きちんとして

養生していれば

傷口から菌が入ったり

などしなかったのにな...

復讐心で

私の命を狙う

つもりなら

やめておけ

お前に殺される

私ではないし

へへ...

そんな事は

わかってるよ

はあ

命は狙わねーよ

命はな...

はあ

はあ

いくら掟といえど

命を狙われるなら

当然反撃に出る

なに?

な?

めちゃくちゃに

してやるよ

てめーの誇りも

自尊心も徹底的に

なぁ

わかってるのか?

私の身体は..

はあ

さあ

さあ

かまうかよ

そんなの

俺はてめーに

恥をかかせりゃ

いいんだよ

さあ

はあ

てめーが

悔しくて悔しぐて、

たまらなくなる

ぐらいになぁ

好きにしろ...

これだから人間は...

こんな者たちのために...

私たちは闘っているというのか...

その顔が...

その人を

見下したかの

ようなその

顔がよ

その顔が

最初っから

気にくわなかった

んだ...

てめーのその

人形のように

整った顔を悔しさで

歪めてやるよ...

え...?

!?

な...?

おまえだけで

はぁ

はぁ

はぁ

て..

てめ...

こ...この

ガキ..

ふざけ

やがって...

はぁ

ガッ

なめんじゃ

ねーぞ

このくそガキ

さけんな

コラ

カハッ

ゴホ

ガハ

このまま

殺して

やろうか

こら

カハ

あ...?

俺の短剣で

どうしよう

ってんだ?

俺を殺せば

今度はてめーが

仲間たちから

その首

狙われんだろ

勘違い

しているよう

だから

言っておくがな...

それが

鉄の掟なんだろ

掟は

あくまで

掟...

いいのか

おい..

守る守らないは

それぞれの勝手だ

掟を守るも

掟を破って仲間に

斬り殺されるも...

私たちの

白田なんだよ...

失せろ...

私に斬り殺されたく

なければな...

自業自得だ

私が気にしてない

どうでもいい

ような事に

わざわざでしゃばって

入ってきて

勝手に

そんな目に

あってるん

だからな...

立てるか?

クレア

お...

おい...

...

く...いの...

......!

ない...の?

いたく

ないの...?

いたく

ないの...?

ク..

クレア...

お前

しゃべ...

これが

いたかったん

でしょ

これがずっと

いたかったんだよね...

だから

だから

そうか

これの

事か...

大丈夫

だよ

見た目は酷いが

痛くはない

うぐ..

そう見える

だけだ

ぐ......く..

初めて

会った時から

テレサずっと

つらそうな

眼してた...

いたくて

いたくて

たまんないって

顔してた...

AYMORE&

あたしと

おんなじ

眼してた

つらくて

苦しくて

寂しくて

たまんないって

顔してた...

だから

だから

抱きしめられて

いたのは..

私の方...?

妖魔に大切なものを

奪われ

信じていた者たちからは

裏切られて捨てられで

生きる術を失った者が

たどりついた

それぞれの場所

そして同じ境遇で

持ち合わせる心の痛み

あの時

恐怖にふるえる

小さな身体で..

LAYMORE&

自分と同じように

傷ついた者を

力いっぱい

抱きしめていたと

いうのか...

そして

それこそが...

自分にとって

一番してほしいこと

だったから...

ふん

私の身体の平分しなないその小さな少女は...

銀色の瞳からも涙を流せることを

私に教えてくれた:

図微笑のテレサ(完)

DIGITAL

SHUEESALINENES

ジLAYMOR

3巻

八木教広

®八木数広2002.2012

初版発行

デジタル版発行-2012年

2002年

発行所・集英社

http://www.sticoshacco.

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