claymore_13 | mokuro

．．．

セイミン

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抗しうる者

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．．．

八木教広

抗しうる者

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★この作品はフイクションです。実在の人物

別体・事件などには、いっきい関係ありません．

１．３抗しう

ＪＵＭＰ．ＣＯＭＩＣＳ

ＮＯＲＨＨＲＯＹＡＧＡ

れる存在であったこの世界

手段を持てずにいた．．．

上を生み出した．．．

銀眼と、背負いし大剣を武器

戦い続ける『クレイモア』と

クレアたちがついに画

西のリフルと、それに

リビ者

．．．

その場所へと走る・

．．．

占より人が『妖魔』に喰わ

人は長く『妖魔』に対抗する

だが、人は半人半妖の女戦

でも、人生は人事故の役職一般論の主体を見積めるに入れにあたっす。と呼ばれる女優しさが．．．。

『妖魔』の正体を見極め

呼ばれる女戦士たち．．．

北の戦乱から七年の沈黙を

いた。商値する一同は三強賞

対峙する新世代戦士の

．．．

このように、

Ｖｏｌ．１３

ｃｏＮＴＥＮＴＳ

ＳＯＥＮＥＴが「抗しうる者」の

ＳＣＥＮＥ７１．抗しうる者『３８

ＳＯＥＮＥＺ－対しうる者Ｖ・か

ＳＯＥＮＥ７、幼き以羽１．５

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ＥＸＴＰＡ．ＳＯＥＮＥ１戦士の矜持・１２６

でもねえ、そういうことで、

ＥＸＴＰＡ．ＳＯＥＮＥ２幻影と凶戦士１５８

ファンディスプレイ

５０日ＮＥＴ加抗しうる者の

が．．．

かはっ

ＳＯＥＮＥ７０

抗しうる者

な．．．

バカな．．．

こんな．．．

残念だったな

やめて．．．

あと一撃

で．．

悪ィが．．．

あたしは．．

てめーが

深い淵で寝てる

間に世間は進歩

してたってわけだ

これで

終わりだ

ち

お願い

やめて．．．

ええ

もう一度

さっきのような

強力な一撃を

くらったら．．．

あたし．．

オードリー

くらえ

！！！

だめよ

それじゃ

それはさっき

見たわ

それに

その技は

欠点が

多いのよね

ためを要して

時間がかかる上

軌道も読まれやすい

さっきのように

相手の虚をついた

一撃でしか

使えないの

もっと

他のよ．．

あら？

まだ何か

あるんでしょ

あたしを

あと一撃で

倒せるような

強力な何かが．．．

ひょっとして．．．

もう

無いの？

がぁあああ

だから．．

普通の攻撃じゃ

あたしには

きかないってば

！！

背後から

傷口を．．．

こ．．．

これ．．

って発想は

よかったと

思うわよ

はあああ

！！

やったぜ

ざまみろ

てめえ

ごめんね

バキ

騙すつもりじゃ

なかったんだけど

実は

あたし

こういう

身体なの

な．．．

！！

ちょ．．．

ちょっと

まって．．．

あら

ようやく

気づいた？

まあの時は

妖気を読むのに

優れた戦士が

二人もいたから

これ．．

戦士の型の違いといえば

それまでだけど．．．

七年前に闘った

あの子たちは結構

すぐわかってくれた

のよね．．．

おい

オードリー

どうした

！？

わ．．．私たちが

感じていたのは

妖気の表層．．．

普通の覚醒者並の

妖気の奥に．．．

彼女は本当の

自分の妖気を

隠してたのよ．．．

あ！？

む．．

無理よ

こんな．．．

ち

なに言ってんだ

おい

こんな

ケタ違いの

駄気．．．

こんな雑魚に

びびってんじゃねー

ナンバー３だろ

てめー

が

あなたたち

あたしの身体を

足場にして闘ってるって

理解してる？

その気になれば

いつでも八つ裂きに

できたのよ

あ．．．

あ

レ．．．

レイ！！

そんなに

怖がらないでよ

そうなると

思ったから一生懸命

妖気を隠してたのに．．．

やだわ

あたしのからだ

身体

汚さない

でよね

まぁでも

本当は

対峙した時に

すぐ見抜いて

欲しかったん

だけどね

あたしを

あたしだと

わかって

むかってくる

意気込みは

かうけど

そこが

少し残念

力な．．．

ちょっと手許に

欲しいのよね

妖気感知に

優れた子が．．．

けど

手持ちは

いくらいても

いいし．．．

二人のうち

どっちかが．．．って

期待してたん

だけど．．．

！

とりあえず

あなたたち二人は

覚醒させてあげるわ

こっちは

気を失ってる

から

あなたが

先ね

少しずつ

命を削って

いってあげるから

好きな時に

覚醒なさい

我慢してたら

ただ死ぬだけよ

それじゃ

始めるわよ

正直言うと

どうしても欲しいって

わけじゃないから

死ぬ間際で手を

抜いたりしないわよ

その辺は

自己判断で

お願いね

ぎゃ

ぎゃぁあああ

ぐがっ

く．．．

待て

うぎゃあ

あああ

このまま

ほっとくのか

しかし私たちが

行ってもどうにも

ならん

組織に戻って

応援を頼むんだ

そんな事してる間に

オードリーもレイチェルも

やられるんだぞ

離せ

私は

一人でも

行く

！

お．．．おい

なんだ？

どうした．．

！！

誰だ！？

ＬＡＹＭＯＲＥ服

！

あら？

隠れてた

下位ナンバーの

妖気が消えた．．．

おかしいわね．．

なんかその場で

急に妖気が

とぎれたような．．

あら？

あなた

誰？

！！！

ちょっと

何よ

あたしの獲物

持ってかないでよ

え？

がっ

！

は．．

放して．．．

何者よ

あなた

ば．．．ばか

ごふっ

お．．．

おい

暴れん

な

ケガ人だぜ

もう少し大事に

あつかえよ

気絶させて

妖気を消す薬を

口の中に放り込め

その方が

早い

あ

やべ

！！！

うひゃー

何よ

あなたたち．．

仲間の

戦士．．．？

あれ．．

あなた．．

でも妖気は

まるで感じないし．．．

確か

どこかで

．．．

散れ

！！

ちょ．．．

ちょっと

待ち

なさいよ

！！

あーもー

ちょこまか

ちょこまか．．．

こうなったら

この辺一帯

もろとも．．．

あら

あなたは

残ってくれるの

？

お前に

訊きたい事が

ある

西の

リフル．．．

ＳＣＥＮＥ７

．．．

抗しうる者

！！

ちっ

あら

あなたは

残ってくれるの？

お前に

訊きたい事が

ある

あの

馬鹿！

西の

リフル．．．

あ！

そうだわ

思い出したわ

あなたね

確か七年前

ダフと闘った

あの時の

三人のうちの

一人．．．

懐かしいわ

よかったわ

生きてたのね

あなた

他の二人は

元気？

特に

髪の長い

方の行方が

気になるわ

お前に

答える

必要は

ない

あら

御挨拶ね

それが人に

物を尋ねる

態度かしら

一人は

死んだ

あら

残念ね．．．

．．．．．．

とても

いい子

だったのに．．

それで．．．

髪の長い方は

あれ以来会ってもいない

なにかしら

あたしに

訊きたい

事って．．．

七年前．．

北より多くの

覚醒者たちが

この地にあふれ

出てきたはずだ

その覚醒者の

群れと．．．

それを相手にしなければ

ならなかったはずの

お前たち深淵の者．．．

そして組織の

現状を知りたい

あはは

なるほどね

そういう

事か．．．

あなたたちは

この七年間

世界との接触を

一切絶って

潜んでたってわけね

妖気が消えたのも

その月日のせい．．．

しかもその

口振りからすると

潜んでいたのは

北の地．．

七年前

あなたたちは

北の覚醒者たち

と衝突．．．

なんらかの方法で

全滅を演出し

死を装っていた

というところ

かしら．．．？

条件

だと？

まぁ余計な

詮索はしないわ

しょせんは

昔話．．．

現状を教えて

あげてもいいけど．．．

ひとつ

条件が

あるわ

あなた．．．

あたしの

仲間になりなさい

！

な．．．

本当はあの時の

髪の長い子が

良かったんだけど

あなたでもいいわ

あなた確か

妖気を読むの

得意だったわよね

欲しかったのよね

妖気を読むのに

優れた子が．．．

それに

前にも言ったけど

あなたの復讐の

一番の近道は

あたしの仲間に

なる事．．

あなたにとっても

悪い話じゃないはずよ

あなたが手に入るなら

さっきの二人の戦士も

あなたの仲間の子も

見逃してあげてもいいわよ

．．．．．．

いいだろう

考えて

やってもいい

！！

な！！

賢いなんたく

選択ね．．．

いいわ

それじゃ

話してあげる

七年前

北から南へ進行してきた

イースレイ配下の覚醒者は

総数２

うち東へは１１：

西へは１２とに分かれ

イースレイ自身は

そのまま南へ直進し

南の深淵の者ルシエラと

その地をめぐり闘い．．．

イースレイが

勝利しな

南の地を

手中に収めた

ちなみに

東と西に分けた

覚醒者たちは

単なる捨て駒．．．

どっちに行った

覚醒者も一体残らず

八つ裂きにされたわ

な！？

馬鹿な

西は

解るが．．．

組織は

どうやって．．

あら

知らないの？

組織は

抜け目ないのよ

いつの間にか

あたしたちに

対抗するほどの

力を持つ戦士を

造りあげているわ

ある意味新たな

深淵の者ってわけね．．．

な．．．

．．．

そんなわけで

南のルシエラが

死んでも．．

三錬みに

変化なしってわけ

イースレイと

南の深淵の者の

闘い．．．

く．．．

それに乗じて

イースレイの首を獲ろうとは

考えなかったのか？

鋭いわね

もちろん

行ったわ

深淵の者同士の

聞い．．．

勝ち残ったイースレイも

瀬死に近い状態だった．．．

特にイースレイに

恨みがあったわけじゃ

ないけど

またとない好機だし

なによりいろいろ

好き勝手やられて

頭に来てたしね．．．

さしむけられた

雑魚の覚醒者が

何体いたって同じ．．．

イースレイは

あたしもルシエラも

あまく見てた

そして

あたしは．．

ルシエラとの闘いが

予想以上に長引いた事も

あってあたしは簡単に

闘いの直後のあの男の

前に立つ事ができた

あれに

会った．．

はぁ

イースレイ

．．．．．

あなた．．

はぁ

遅かったよ

何もかも．．．

はぁ

全てが

ね．．．

は．．

俺の目的は

ルシエラと

闘い始めた

瞬間に

既に

終わっていたんだ

もう無理だよ

お前がどんなに

強い覚醒者を

集めようと．．．

組織が

どんなに強力な

戦士を造ろうが

全て

もう遅い

プリシラは．．．

誰にも

殺せない

帰るわよ

ダフ

え？

で．．．でも

いーすれい

いまなら．．．

りふる

が．．．

冗談じゃ

ない．．

くそ．．．

あの女．．．

あたしたちより

ずっと強いのよ．．．

あの女．．．

あたしたちより

ずっと強いのよ．．．

！！！

結局

イースレイが

あの女をたたき

のめしたなんてのは

嘘．．．

闘いに勝てないと

悟ったイースレイが

あの女の軍門に

下っただけの話なのよ。

でもそれを

表には

出さなかった

あの女を倒せる

可能性が少しでも

あったのは深淵と

呼ばれる者を超える

力．．．

つまりあたしと

ルシエラが協力して

倒すしかなかったって

わけ．．

それを見越して

イースレイは先手を

うった

あの女の本当の力が

知れわたる前にその

わずかな可能性を

ただきつぶしたのよ

さすがにあたしも

組織と手を組むなんて

できないしね

どうやらあの男．．

今では本気であの女に

惚れちゃったみたいね

そんなわけで

一応その二人は

南に落ちついている

けど気分次第では

全ての地を掌握する

力を持っているわ

今のあたしたちには

それに抗う術すら

ないってわけ

だから今は

こうして少しでも

有能そうな人材の

スカウトに勤しんでる

ってところね

どう？

理解して

もらえた？

わからない

な．．

！

その者や

お前から見れば

私の力など取るに

足りない小さな

ものだろう

何故私を

欲しがる？

だから言ってるでしょ

妖気を読むのに

優れた者が

欲しいって！

あたし．．．

別にあなたに

闘えと言ってる

わけじゃないわ

面白いものを

拾ったのよ

！

うまく行けば

今の絶対的不利な

状況を打破できる．．．

有利にすることは

できなくても力関係で

肉薄できるはずのもの

だけどそれは

今のままじゃ

使いものにならないの

そこで

あなたが

必要なのよ．．

妖気を読むのに

優れた戦士．．．

つまり．．．

妖気を操れる可能性が

少しでもある戦士を．．．ね

だから

あなたが

仲間になって

くれてとても

嬉しいの

これから一緒に

がんばりましょ

勘違いするな

私は考えても

いいと思った仲間になるとは

だけだ

あら

そうなの

だったら

早くしてよ

さっきから

ずっと考えて

いたが．．．

まだ言っていない

どうせ

答えは決まってるん

でしょうけど．．．

やはり無理だ

あきらめてくれ

！

そう言うと

思ったわ．．．

しばらく

会わない間に

随分性格

悪くなったわね

あなた

多分

元からだ

情報だけは

ありがたく

もらっておく

あなたの手足

切り取って

いえ

元からかしら：

必要な部分だけに

して持ち帰っても

いいのよ

残念だが

それは無理だ

あら

あたしは

私はこの七年の間に

お前が思うより

強くなった

その七年の

修行で私を

倒せるとでも？

倒せずとも．．．

今ここから

逃げきる事は

可能だ

！

く．．．

この．．

うあああぁ

まったく

情けないわね

．．．

これだけの

労力を使って

収穫は何も

なしなんて．．．

覚えてなさい．．．

このカリは

高くつくわよ

スマンチャンスに

お．．．

５０日ＮＥ７２抗しうる者＂Ｖ

おい．．

ミリアたち

四人が助けに

向かってから大分

経つが．．．

み．．．みんな

無事なのか．．．？

途中から

組織の戦士の妖気も

消えたので状況は

全くつかめません．．．

確かに彼女は

救出に成功したにしては

時間がかかりすぎる気が．．．

ま．．

まさか．．．

みんな．．

大丈夫です

全員

無事です

！！

抗しうる

！！

ふう

みんな

すまない

遅くなった

全員四方に

散らばって

逃げたうえ

組織の戦士は

全員無事

なんですか？

一人軽傷

一人重傷

二人は無傷

その

重傷ってのは

ここを悟られない

ように距離を取り

時間をかけて

戻ってきた

だがどの戦士も

命に問題はない

デネヴに

蹴とばされた

こいつなんだけどな

違うだろ

重傷は

深淵の者に

くし刺しにされた

うおっ

デネヴ

おめー

わざわざ

こいつらの

剣まで拾って

きたのか

ミリアの連れた

いかつい戦士だ

律儀だな

おい

戦士である以上

剣は命を掌る

ものだからな

ないがしろには

できんさ

！！

意識が

戻ります

う．．．

く．．．

妖気を

消す薬を

飲ませたのね．．．

何者よ．．．

くそ

う．．．

好きに

推察しろ

頭が．．．

あなたたち

一体．．．

何を訊かれても

我々は何ひとつ

答える気はない

だが

こちらの質問には

答えてもらおうか

今の組織の

戦士の構成：

特にナンバーーから

５までの戦士の名を

知りたい

そんな

言い方されて

答えると

思う？

我々は

深淵の者の手から

お前たちを救った

上位ナンバーであるお前が

その受けた息を無視するような

誇りのない戦士とは思えない

！

く．．．

うおー

言うねぇ．．．

さすがに

仲間の名は

言えないか．．．

相手を

持ちあげつつ

着せた恩で

揺さぶるか．．．

いいだろう

質問を変えよう

アリシアは

完成したのか？

！！

！

わかった

今の表情ひとつで

充分だ

行くぞ

なんだよ

姉さん

アリシアの

完成って．．．？

アリシアって

確か．．

そうかつての

ナンバーー

そして西のリフルが

言っていた深淵の者に

対抗する力だ

どうやら組織は

双子のベスを使って

その力を完成させたらしい。

え？

べスって

ナンバー２の？

もうひとつ

訊きたい事が

ある

双子って

いったい

どういう事だよ

組織のナンバー３

ガラテアは今でも

生きているのか？

私のナンバーは

３よ

これが

答えになるかしら？

そうか．．．

ありがとう．．

彼女は

多分

生きてるわ

組織から

離反してね

！

組織は

覚醒者討伐で

死んだってことに

してるけど嘘よ

七年前の騒乱に乗じて

組織から姿を消したわ

当時彼女を

追う事のできる

戦士は誰も

いなかった

アリシアは

不安定だったし

ラファエラも南で

深淵の者たちの

闘いにまき込まれて

死んだと聞いた

なにより

彼女の広範囲の

妖気探知能力が

さしむけられた

追っ手を次々と

かわしていったのよ

組織は今でも

血眼になって

さがしている

ようだけど

多分無理ね．．．

この七年の間に

潜めた妖気は完全に

消えているはずだから．．．

今の

あなたたちと

同じようにね．．．

あなたたちから

したら全然

足りないでしょう

けど．．

今のでカリは

返した事に

させてもらう

わよ

次に会った

時は．．．

充分だ

ためらう事なく

刃を向けるわ

礼を言う

うう．．．

く．．．

ち．．．

ぐ

いったい

どうなった．．

何故我々は

生きてるんだ．．．

もう少し

寝てなさい

レイ

受けた傷は

あなたが一番深いわ

しかし

いったい

なにが

なんだか．．．

助けられたって

．．．？

あの化物は

どうしたんだ

助けられたのよ

．．．

誰が．．．？

どうやって．．．？

たぶん

あなたの

言った．．

私たちは．．

七年前の

戦士の亡霊にって

ところね．．．

はぁ

く．．．

！！

きゃああっ

う．．．

ギシャ

ギシャシャ

う．．．

ど．．．

どうしてよ！

く．．．

どうして

妖気がまるで

読み取れない

今に限って

こんな．．．

キシャアア

！！！

ぐがぁ

が

がっ

ふぅ．．．

さ

ミアータ

！

いいのよ

もう

死んでる

から

ママ．．．

！

ママ

ママ．．．

ふぅ．．．

二人で．．．

大丈夫．．．

あたしが

ついてるから．．．

とりあえず

任務を

果たしましょ

ガラテアの

首を獲るのよ

１９７９年１０月２６

ほぉ．．．

ＳＣＥＮＥ７８幼き凶刃

うまく

手懐けた

ものだな．．．

何を

した？

え．．

あ．．．

まぁ

いいだろう

いえ．．

特には

何も．．．

それでは

お前たち二人に

新しい任務を与える

七年前

組織を離反した

かつてのナンバー３．．

ガラテアの

粛清を命じる

．．．

え？

か．．．かつての

ナンバー３．．．って

ＣＬＡＹＭＯＲＥＲ

無理です

あたし

そんな．．

お前に

できるできないは

訊いていない

本来ミアータは

ナンバーを狙える

力を持っている

だが今までは

精神的に不安定で

使いものにならなかった

そのミアータの精神が

落ちついたのなら、

ミアータと共に

与えられた任務を

遂行すればいい

その力に見合った

仕事をこなしてもらいたい

という事だ

いくつかの情報を

手掛かりに大まかな

場所の特定はできている

後は実地で

歩きまわって捜し出す

他はない

だが相手は広範囲の

妖気探知に優れた者だ

よって今回は常に

妖気を消す薬を

飲み続けて

行動する事になる

え？

で．．．でも

それじゃ

あたしたちも

妖気が読めなく

なるから．．．

どうやって

心配ない

そこで

ミアータの．．．

ＣＬＡＹＭＯＲＥＩＢ

特異な力が

役に立つ

特異な．．．

カ．．．？

特異と

いうよりは

むしろ人として．．．

視覚聴覚嗅覚

味覚触覚：

ミアータは

その五感全てに

優れ．．．

いや

生ける者として

根源的な力だ

思考というフィルターを

かけず本能のまま

闘う事ができる

そしてその

研ぎすまされた

五感から生み出される

次の感覚．．．

いわゆる

六番目の感覚こそ

ミアータに与えられた

特別な力だ

六番目の．．．

感覚．．

．．．

ぶつ

わかりやすい

言葉で例えるなら

勘の良さと

いう事になるが．．．

ＣＬＡＹＭＯＲＥＩＢ

その曖昧な

言葉の響きに反して

これまで多くの実績が

あるのも事実だ

つまりお前の役目は

ミアータに妖気を消す

薬を定期的に与え続け

．．．

離反者の行く末には

孤独で悲惨な未路が

あるだけだ

ガラテアの存在を

常に意識させる事だ

粛清こそが

救いだと理解しろ

ちゅう

いたっ

お願い

ミアータ

ちゅう

歯は

立てないで．．

ちゅう

ふぅ

はい

これ

今夜の分

きちんと

飲んで

それ

苦い．．．

だめよ

さっき約束

したじゃない

おいしく

ない．．

でも約束

でしょ

後で

ちゃんと飲むって

約束破るなら

もうさっきの事

してあげないからね

臭い．．．

頭

くらくら

する．．．

！

苦い．．．

カリ

だったら

噛まなきゃ

いいのに．．．

ごめん

なさい

臭い．．．

おいしくない．．

ママ．．．

約束

守るから．．．

お願い

きらいに

ならないで．．

ママ．．．

ふう

大丈夫

だよ

ほんと？

ほんとに

ほんと

きらいになんか

ならないよ

ミアータ

ほんとに

ほんと？

信じて

ミアータ

！！

な．．．

なに？

ミアータ！？

え？

妖魔！？

妖魔の

群れ．．．？

何故

ここに．．．

ギシャアア

ギ．．．

ガ．．．

すごい

ミアータ．．．

きゃ

ギシャ

ギシャシャ

斬ったのに．．．

あたしの一撃じゃ

浅いの．．．？

！！

く．．．

！

ちっ

このっ

！！

え？

な．．．

そんな．．．

ちょっと

キシャアア

ま．．．

きゃああ

が．．．

！

ミアータ

ママ．．．

剣．．．

ミアータ

あー、あああ

！！！

が

ママ．．．

ギ．．．

ガ．．．

ガァ

ガガ

！！！

ヒギ

あ

あ．．．

ママ

ママ．．．

ママ

ママ．．．

ママ

ママ．．．

ゴハアァ

それから

私たちは幾度も

妖魔や覚醒者たちと

闘う事になる．．．

どうやらミアータは

妖気が読めなくても

その目でその耳で

その鼻でその舌で．．．

そしてその肌で

大気に漂う異質な

空気を感じとってそこへ

向かっているようだ

闘いの度に私は

傷つき！

命を落としそうな

場面にあいながら

それでもなんとか

時間をかけて身体を

修復して生を

つないでいく．．．

もはや

ミアータに

初めて会った

時に抱いた

小さな子供の

ような印象は

ない

私にはまるで立ちうち

できないような化物を

いとも簡単に引き裂いて

いく化物以上の存在．．．

私は正直．．．

ミアータが一番

怖かった．．．

ここ．．．？

間違いじゃ

ないの？

ミアータ

いくらなんでも

町の中には：：

多分人気を

避けて山とか

森とか．．．

いる．．．

！

ここにいる．．．

とても

強い．．．

戦士の

匂い．．

ここ．．．？

間違いじゃ

ないの？

ミアータ

いくらなんでも

町の中には；

多分人気を

避けて山とか

森とか．．．

いる．．．

！

ここにいる．．．

とても

強い．．．

戦士の

匂い．．．

戦士

戦士の矜持

ＳＣＥＮＥ１

が

仕事は成した

あと

金は後から来る

黒い格好をした男に

渡すがいい

そ．．．

そんな．．．

あなたはさっき

この村には

妖魔が二匹

いると．．．

もう一匹

は．．

だから

言ってるだろ

もう一匹も

狩るなら金額は

倍になると．．．

それでいいなら

今すぐにでももう一匹を

狩ってやるよ

しかし．．．

ただでさえ

妖魔退治は

高額で．．．

人に擬態し

人の内臓を喰らう

妖魔．．．

その正体を見抜けるのは

妖魔の血肉を身に宿す

半人半妖の我々だけだ

故に金額は

それ相応の対価．．．

お前たちが

クレイモアと呼ぶ

我々の力を行使するための

正当な値段だ

うぐ．．．

どちらにするか

早く決めろ

私はまた

与えられた仕事を

こなすだけだから

な．．．

支払いは

ごねなかった

のか？

素直に

払ってくれたよ

二匹分の額を

しっかりとな．．．

ほう

意外だな

事の次第から

支払いは

相当渋るだろうと

思ってたんだが．．．

お前の仕事で

依頼者と

もめた事は

一度もないよ

組織のナンバーーと

知らずとも．．

お前が並の戦士で

ない事ぐらい

感じ取れるのかもな

微笑のテレサ．．．

お前宛だ

届けに

来た

黒の書．．．？

間違いじゃ

ないのか？

心当たりは

まるでないか．．．

とにかく

受け取れ

私は託かって

きただけだ

！

組織の

ナンバー？．．．

ローズマリー

からのものだ：

ますます

わからんな

さぁな

それは直接

本人に訊け

奴はゴダルの丘で

待っているそうだ

結構無理を

しているようだから

組織のナンバー２が

何故特に接点もない

私を指名する？

早く行って

やるがいい

お前が現れるまでは

ナンバーーだった女だ．．．

手遅れになる前に

きっちり殺せ

ゴタルの

丘か．．．

なるほど

最後の朝日を

眺めるには

いい場所だ．．．

あんたも

そう思うから

ここを選んだん

だろ

ローズマリー

本来

黒の書は．．．

闘いを重ねた

半人半妖の戦士が

己の肉体の限界を

知り．．．

妖魔化する前に

自分に近しい者に

命を絶ってもらうため

送られるもののはすだ．．．

だが

まるで．．

私と闘いたがって

いるように見える

のは気のせいか？

すまない．．．

その通りだ

テレサ

ちっ

！

一応．．．

理由くらいは

聞かせてくれるん

だろうな．．．？

最後に本気の

お前と闘って

みたかった

私は闘わずして

ナンバーーを譲るのが

どうしても納得

できなかったんだ．．．

なるほど．．．

涼しい顔をして

ずっとそれを根に持って

たってわけだ．．．

ローズマリー

もうひとつ

訊きたい

事がある

覚醒

したのは．．

黒の書を

送る前か？

後か？

なにを

言っている？

テレサ．．．

送る前に

決まってる

だろ

ボコ

安心したよ

私が間に合わなかった

せいかと思い

少し心が傷んだ．．．

あんしん

安心．．．？

バア

ホコ

寝言は

寝て言え．．．

ボコ

私はお前が

許せなかった．．．

ボコ

私からナンバーーを

奪ったお前が

なによりも．．

殺す

貴様だけはふゃ役に

必ず殺す

殺す

貴様だけは

必ず殺す

！！！

ぐはっ

！

！！

しま．．．

が．．．

ざまあないな

テレサ．．．

しょせんそれが

お前の実力だ．．．

くそ

なぜだ

あの組織の

バカ者共め

なぜ私じゃ

なく

こんな奴を

ナンバーーに

した？

くそ

なぜだ

私の方が

あ？

よく言えるな

そんなサマで．．．

確かにへらずロ

だけはナンバー１の

ようだな

あっとうてき

圧倒的に

強かったからだよ

それが

わからない

から．．．

お前は

ナンバー？

なんだよ

つがあああ

ふざけんなよ

てめぇが

ガア

てめぇが

いなけりゃ

あたしはなぁ

！

あれ？

覚醒すると

痛覚もなくなる

のか？

それでも自分の身体を

痛めつける趣味には

感心しないがな．．

き．．．

貴様．．．

別に難しい事は

してないよ

左手でこうやって

ねじ切っただけだ

ね．．．

どうやって

．．．？

くいっ

ねじ

切．．．

さて．．

そろそろ

終わりにしよう．．．

普段

あまりしないん

でな．．

！！

たまには

やっとかないと

やり方を忘れて

しまいそうになる．．．

ちょ．．．

ちょっと

まて．．

な．．．なんだ

この

ふざけた妖気．．．

ひとつだけ

礼を言って

おく？

覚醒していてくれて

助かったよ．．．

仲間より

覚醒者を

斬る方が．．．

気が楽だ．．．

．．

物．．．

め．．．

化物は．．．

お互い様だ

物．．．

め．．．

化物は．．．

お互い様だ

どうした

その格好

まさか

覚醒させてしまった

わけじゃないだろう

な．．．

冗談言うなよ

元ナンバー１を覚醒

させて無事に済む

はずがないだろ

帰りぎわ妖魔と

やりあったのさ

．．．．．．？

始末は

つけたのか？

ああ

元ナンバーーとして

立派な最期だったさ

信じろよ

生きて戻った

のがなによりの

証拠だ

ふん

まぁいい

行くぞ

次の仕事が

控えている

了解

ボス

ＥＸＴＦＡ－ＳＣＥＮＥ２方式・ＭＭＡ

万円

一枚戦士

幻影と凶戦士

お

見ろよ

ここに

大剣が

落ちてるぜ

！

まさか？

誰んだろ

見た事ねー

印だな

覚醒者狩りは

初めてか．．．？

貸してくれ

ヘレン

え

知ってんのか

ミリア姉さん

こんな．．．

ナンバーＴＶにしては

上出来だよ

ミリア

ナンバー６の

お前のようには

いかないさ

ヒルダ．．．

素質はお前の

方があるよ

お前はそれに

自分自身で

気づいてないだけだ

瞬間的にだが

私をも凌駕する

動きをする事がある

だと

いいがな．．．

あでもまえ

お前が一桁

ナンバーに

なると

覚醒者狩りは

「桁ナンバーが

一名だから

共にチームを組んで

闘えなくなるか．．．

それを自在に使い

こなせるようになれば

お前は化けるよ

覚醒者狩りは

ナンバー一桁が

「名以上．．．

実質何人いても

かまわないはずだ

それはそれで

少し

さびしいかな

そうか

それなら．．

！

．．．．．．

ミリア

今度は

共に一桁ナンバー

同士でチームを

組もう

ああ

約束だ

キシャア

！？

キシャア

ガァ

！！

化けたな．．．

その場にいて

実体は無いが

如し．．．

一瞬の妖気の上昇で

瞬間的なスピードが

急激に跳ね上がる．．．

おそらく現時点では

集団戦ならナンバー１をも

上まわる働きをするだろう．．．

へー

この任務が終わったら

お前と同じ一桁ナンバーだな

さしずめ

幻影のミリア

だな．．．

それより何故

お前は闘わない？

チームの一員の

はずだろ

すごいのね

あの子．．

妖魔が数匹いるだけなら

あの人数で充分でしょ

あたしは覚醒者にしか

興味はないわ

まったく．．

相変わらず

だな．．．

どこへ行く

オフィーリア

おしっこよ

！

レディにそんな事

聞くもんじゃないわ

ふん

今回の任務は

覚醒者討伐

場所はこの山の

山頂付近だ

！

あの時．．．

ヒルダと共に

闘った山か．．．

メンバーは

四人

今回一桁

ナンバーが二人

いるから

小さい方が

数字の

リーダーとなる

組織のナンバー４

オフィーリアよ

よろしくね

ナンバー８の

ミリアさん

あ．．．

よしそれじゃ

討伐に向かえ

ああ

陽は短い

ぞ

強大なうき

妖気を

感じる．．．

ねぇ

ひとつ聞いて

いいかしら？

さっき

あたしを見た時

なんだかがっかり

したような顔

してたけど

近いな．．

ナンバー４の

あたしじゃ

不安かしら？

あいや

違うんだ

以前ここで

他の一桁ナンバーと

共に闘う話を

していたから

そいつかと一瞬

期待してしまったんだ

すまない

気を悪くしたのなら

あやまるよ

いえ

いいの

あたしが

過敏に反応

しすぎたみたい

その一桁

ナンバーって

お友達？

ああどうき

同期なんだ

組織に入る

きっかけになった

境遇が私と

似ていてな．．．

奴の助言で

私は強くなれた

ふーん

そこから

いろいろ話す

ようになった

とても大切な

お友達なのね

一桁ナンバーになれたのも

そいつのおかげだと言っていい

ねえ

少し面白い

話をして

あげましょうか

もしろ

面白い

話．．．？

実はねあたし

あなたと組むのは

初めてじゃないの

一月前

くらいかしら

ああ

あれか．．．

相手が妖魔だし

あたしは必要ない

と思ってね

覚醒者討伐として

集められたけど

ただ妖魔がいっぱい

いただけの時．．．

実はあたしもあの

チームに入ってたのよ

近くで

あなたたちを

眺めてたわ

確かにあの時

一桁ナンバーがいなかったから

変だとは思っていた

その時

一人の仲間の戦士が

近づいてくるのがわかったの

その人

息も絶え絶え

でね

戦士として

限界を迎えて

いたわ

黒の書を

あずかったわ

近くにいる組織の

黒服にわたしてくれって．．．

でも滑稽

なのよね

その人

いつ覚醒しても

おかしくない状態．．．

本当にそれを

託したい人は

すぐ近くに

いたのに

その妖気すら

感じられなく

なってたの

あんまり

可笑しいんで

あたし．．．

その場で

その黒の書

破り捨てちゃった

お前．．

何を

言っている．．．？

散れ

来るぞ

ギ

＊

ギ

あれが．．

かくせいしゃまえな

覚醒者．．．

！

ギ

ひゃっほおおぉ

強い

我々も

行くぞ

オフィーリアの

援護にまわれ

これがナンバー４

オフィーリア．．．

ガ

ぬるいせ

すごい．．

これならオフィーリア

一人でもやれそうだ．．．

ギ．．．

この程度かよ

おらぁぁ

しかし

なんだ．．．？

このかくせい

覚醒者

まるで．．

！！

目の前だ

その首

斬り落とせぇ

何故だ．．．

これだけ

強大な妖気を

秘めながら．．．

こいつ．．．

！

今度は共に

一桁ナンバー同士で

チームを組もう

ミリア．．．

今度は共に

一桁ナンバー同士で

チームを組もう

ミリア．．．

タ．．．

何故だ

何故

私の名前を

呼ばなかった

何故だ

奴にもはや

人の意識は

なかった

何故お前だと

私に知らせ

なかった

しょせん．．．

何故だ

深く

考えるな．．．

ばけもの

化物だ

おもしろ

面白い

集団戦なら

ナンバー１以上の働きを

するとさえ言われる

幻影のミリア．．．

まずい

妖気が暴走

暴走

している

ミリア

その覚醒者なら

せひとも

闘ってみたい．．．

ようやく

お前の剣を

見つけたよ

この山へ来る頃には

既に剣も持てなく

なっていたんだな．．．

この山は

変わらないよ

何もかも

あの時のままだ

おーい

ミリア

姉さーん

早くしないと

置いてっち

まうぞー

ＡＹＭＯＲＥ

見てるか

ヒルタ．．．

今の私の

友であり

仲間たち

だ．．

北に散った

多くの戦士

たちと．．．

共に行こう

ヒルダ．．

圏抗しうる者（完）

ニンセンプ・コミックス

ＯＬＡＹＭＯＲＥ

眼抗しうる者

日第１刷多

２００７年１０月９日

昔、八木教室に

者著

へ、へへへ．．．あ、んふ、ＣＮｏ．ｔｉｏ．ｙａｔ．２０１７

集編

東京都千代田区一１－８－６－６＊＾ツ橋２丁目５番１０号

不永御”〒１０１－８０５０

発行人が１０００年以上１０年１１月２０日土曜日、新宿

電話、東京、ＯＫ（５２１）２５１

所・株式会社・集英社・

発行所

東京都千代田区－ーッ橋２丁目５番１０号

〒１０１－８０５０

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