ええ??!??

JUMP-COMICS

い木教広

ハ木教広

八木教広

24巻です。

よろしくおねがいします

●ジャンプスクエア・H24年12月号

H25年5月号掲載分収録

LOVE

JUMP.COMICSで

チェッ

えっと...

共府の単勢

八木教広

ジャンプ・コミックス

電話を

★この作品はフイクションです。実在の人物・

団体・事件などには、いっさい関係ありません。

JUMP.COMICS

冥府の軍勢

れる存在であったこの世界

段を持てずにいた...

にを作み出した...

銀眼と、苦負いし大剣を武器

戦い続ける『クレイモア」と

...

それでも、

は、ラキと共に聖部に向かう。再会を果たす。しかしてリシが多く悩みと

そう。しか見舞台も

会を果たす。しかしプリン、数多の説明者も集結し、

古より人が『妖魔』に喰わ

人は長く『妖魔』に対抗する

だが、人は半人半妖の女戦

『妖魔』の正体を見極める

に人々にあだなす『妖魔』と

呼ばれる女戦たたち...。

組織を壊滅させた戦士たち

ここでラキはクレアを救出、

ラや深淵の挨近など事態は過

はうしゅっ

東京都市北西区

Vol.24

CONTENTS

SOENETE-戦士の刻印「フ

SO日NETB-異府の軍勢1.30

手着け

SOENET&-実際の事勢ITの

SO日NETは「冥府の事勢」の

串奉

SCENET8-実際の事夢H-18

...

SOENEIP7-実際の事券「-NE

それは無理だけど、

話...

だと...?

SCENEN

戦士

お前

面白い筋肉の

つき方してるな

妖魔の血肉とは

まるで関係のない

ただの人間が

でかい剣を

持って

俺たちと同じ

聞い方をしてたら

つくかもしれねーってな

筋肉のつき方だ

人を相手に

相定された

剣技なんかじゃ

ねえ

そういうものが

ごく初期にとても

短い間存在したと

みんなから聞いた

お前

どこで誰に

剣を習った?

そうだな

男の

戦士たちの

時代..

それなら俺も

あんたたちに

訊きたい事がある

俺の剣の師の名は

イースレイ

数年前まで

一緒に暮らしていた

!!

な...

イースレイ

北の地で拾われて

初めは人だと

思っていた

数年いて

だけど

しばらくして

俺ともう一人は

追い立てられるように

彼の元を去った

だと...

だから俺は恩人である

彼が何者なのか

何も知らないんだ

彼がただの人では

ない事にうすうす

気づきだした

くくく...

イースレイ

か...

よりによって

とんでもない

名前が出てくるな...

イースレイは

戦士の初代

ナンバーー...

つまり

当時の最強の

戦士だった男さ

初代...

強かったぜ

ナンバーー...

てめーがつるんでた

連中が束になっても

勝てねーくらいにな

当時のナンバー2でさえ

その実力に大きな

開きがあった

だから戦士時代に

奴の本気の力なんて

見た事はなかったがよ

奴が覚醒したのは

一桁ナンバーの中でも

一番最後だが

とにかく底知れねえ

強さだった

覚醒...

俺らの場合

いろんな理由で

やむにやまれず

ってのが多いが

今考えると

そうする必要も

なかったように思う

あいつはある時

自らの意志で

勝手にそうなった

おそらくあいつは

覚醒した俺らの

始末をつけるつもり

だったんじゃねーかな

ああ見えて

結構責任感の

強い奴だったからな

だがそんな意識を

根こそぎ変えるのが

覚醒というやつだ。

一度こうなれば

人の時の意識は無くなり

完全に考え方がこちら側になる

覚醒した後は

イースレイも

俺たちと同じ

道を歩んだはず

だが

今にして思えば

北の戦乱で多くの覚醒者を

処分したのはその時の

なごりなのかもな

といっても北の町を

残さず滅ぼしてからの

結果だからな

住人からすりゃ

たまったもんじゃねーが

そのイースレイも

この間組織の

兵器に沈んだ

これで男時代の

戦士の残りは

俺たち二人だけさ

なんだよ

驚かねー

んだな

知ってたか?

いや...

でも

別れる前は

追いつめられてる

ように見えたから

俺らを

追い出した

のも

ひょっとしたら

自分の死期を悟って

いるんじゃないかって

気はしてた

もしかしたら

何かにまきこまれないよう

してくれたんじゃないかって

覚醒してから

そんな風に考える

とは思えねーがな

たわむれに始めた

家族ごっこを

最後まで演じきった

って程度だろうよ

おやおや

時間切れだ

こっちの訊きたい

事はまだ何も

訊いてないんだがな

手短かに

訊くが

お前

あの深淵を超える

化物の事

奴が復活した時

我々の力が必要

だったとはいえ

知って

いるのか?

あの場にいる

者たちの残滅など

一瞬で済ませる

だけの力を奴は

持っていたはずだ

だがあえて奴は

あの場にいる

者たちに一切触れず

我々の元に

向かってきた

一連の流れの中で

どうしてもそこだけが

腑におちなくてな

そこであの中にいる

イレギュラーな存在...

戦士でも女でもないお前の

存在に思い至ったってわけだ

その沈黙

が...

答えだと

思って

いいのかな?

傷一つなく

あの場所を抜け

出せたお前たちが

わざわざこの町に

立ち寄るのは

どういう理由だ?

返答の

次第では

既にわかってる

だろうが

我々の全戦力を

もって迎えうつ

事になるぞ

深淵を超える

化物の攻撃を

無傷でかわせたのは

半数以下の9体:

そいつらは

あの化物から

更に距離をとり

事の成り行きを

見ている

それなりに

腹を減らし

ながらな

俺らは何もせず

このまま

去るつもりだが

せいぜい気を

つけろと忠告しに

来たわけさ

ここを

去った後...

お前たちは

深淵を超える

化物の目から

逃れ

息を殺し

この先ひっそりと

生きていくのか?

自分よりはるかに

強大な者の

喰いちらかした

その飛び散った

肉片をあさる

哀れな生活か

口を

慎めよ...

ガキ共

が...

やめとけ

ラーズ

安い挑発

何が

言いたいの

かな

我々は我々の

我々の

意志で

反逆の

お嬢さん

たちは

あの

深淵を超える者と

闘うつもりでいる

お前たちの

目からすれば

ただの無謀

だろうが

倒せる可能性が

あるのならば倒して

おきたいというのが

本音じゃないのか?

いいだろう

参考までに

その可能性という

やつを聞かせてみろ

つまらねーもんなら

この場で俺が自ら

てめーらに引導を

渡してやるからよ

...く

向かってくる

深淵の者:

まず

そいつの目を

覚まさせる

今奴は

深淵を超える者...

プリシラの意志に

導かれ

おそらく

吸収される

ためにこの地へ

向かっている

そうなれば

あの争う2体の

決着はその場で

瞬時につくだろう。

圧倒的な力が

意志なき生命体の

力をはるかに

凌駕するはずだ

そうなると

我々が講じる手段は

何一つ無くなる

ただでさえ手に

負えない化物が

更なる領域に

達するからな

まずわれわれ

我々は

それを

なんとしても

阻止したい

うまくいけば

目覚めた

深淵をそのまま

奴にぶつける

そして我々の

力...

そこにまた他の

大きな力が加われば

奴を倒せる可能性は

更に上がる

お前らに

とっても

確かに

つまらねー話

じゃねーが

つまらぬ

話ではない

と思うが...

くだらねー

話だな

くくく...

本気でうまく

いくと思って

いるのか

初めに言った

だろ可能性の

話だと

そして

この可能性は

この場で

全てがうまくいけば

奴を倒せる可能性は

ゼロじゃないという事だ

このメンバーでしか

成し得ないという

事実だ

口が

うまいな

さてと...

全ての戦士を

束ね組織を潰した

ってのも納得いく

気がするよ

お前の考えは

他の連中の耳にも

入れといてやっても

いいが

いずれにしろ

初めに動くのは

お前さんたちだ

そこから俺らが

その気になるか

どうかは

お前たちの力

次第という事だ

それじゃあ

お前も

あいつらと

一蓮托生って

とこか

タイミング

さえあえば

お前はこの場にいる

誰よりも奴に対して

強力な刃になるかもな

ここにいる

誰よりも

強力な

刃...

ラキ

大丈夫か

ラキ

ケガは

ないか

一体何を

話して

いたんだ

いや...

戦士の中に男の

俺が交じってた

のが不思議

だったらしくて

それで何者

なのかと..

そうか

よかった

タバサ

あまり

心配させるな...

深淵の

様子は

どうだ

一度スピードを上げて

それから一定の

速度を保ったままです

深淵を超える

2体の内なる闘いも

どちらも退かず

拮抗しています

状況は

変わらず

...か

覚醒者共は

動くと思うか

さあな

とりあえず

一つの道筋の

提示はした

我々との

共闘という

可能性が少しでも

頭に残れば

少なくとも

この町の人間を

襲い喰らうという

思いには至りにくく

なったはずだ

......?

だと

いいがな...

これより

作戦を実行に

移す

各自に

与えられた

戦闘配置につけ

目標は

東より

接近する

深淵の者

技の性質から

おそらく塵喰いの

異名を持つ

元ナンバーー...

名を

カサンドラ

組織が

蘇らせた

最後の深淵の者だ

いよいよ

来たな...

目的の地は

この先..

おそらく

ラボナか...

最強の化物共の

集う場所がこの地

最大の聖なる都とは

実にそんな

興味深いな

ギャ

なんだ

この妖気..

西の深淵

...?

だが

奴は...

ボコ

クロノス

この妖気は

やはり..

いや

西の深淵じゃ

ねえ..

西の深淵に

近い...

別のなに

何かだ...

そういえば、

SOENE138冥府の軍勢

!!

なんだ

このような

妖気...

まるで..

止まる

今は

目の前の相手に

集中しろ

来るぞ

それでも、これからは、

冥府の軍勢

3189

ボコ

ボコ

これが..

組織の

生み出した

最後の深淵

カサンドラ

気をつけろ

その姿で

動きはおそろしく

疾いぞ

クレア

現実では

およそ

七年振りか:・

!!

高速剣!

!!

!!

!!

ボコ

ボコ

ボコ

な...

......

おっ

す...

すげえ...

こ...

高速剣

...って

北の地で七年間

妖気をおさえ

風斬りを鍛えた

成果か...

あんな

凄かったっけ...?

根底となる身体能力が

上がったせいで威力と

スピードが七年前より

はるかに上がった

七年にして

ようやく

あの時の

イレーネの高速剣に

並んだか..

先陣である

我々は

まずカサンドラの

足を止める事が

その役目

カサンドラ自身に

ええ

我々が目下の敵だと

認識させ

後ろにひかえる

タバサシンシア

ユマの3人が

妖力同調で残りの

自我をひきずり出し

フリシラどの融合を阻止する

!!

止まらね

馬鹿な

それなりにダメージは

与えたはずだぞ

!!

くくく...

無駄な

事を...

戦士の

ちまちました

攻撃など

カサンドラに

とっては目の前に

たかる蠅の如き

動きを

止めずとも

手ではらい

おとせば済む

程度の存在だ

くそ

くそ

くそ

くそ

どうなってんだ

妖気同調

どころか

動きすら

止まらない

なんて...

......

わからない

確かに

似ているが...

タバサ

さん

さっき突然

現れた強大な

妖気:あれって...

何か...

あたし

あなた

きらい

お...

おい

一体

どうなって

やがる...

いきなり

この場に

深淵を超えた

別の何かが

現れたって

いうのかよ

信じられ

ねーが

どうやら

ろくでもねー

何かが起こった

ようたな...

ガキ共め

向かって来る

深淵一体の

足止めも

できてねー

じゃねーか

よくこれで

大口をたたいた

もんだ

だが

これは...

AYMOREZ

間違いなく

俺たちの好機と

いえるだろうな...

おい

クロノス

あいつら

どいつも

考えてる

事は

同じだって

事だ

お前ら

だらしない

わねえ

この際

潰してでも

いいからその子を

止めるわよ

60日NE134

冥府の軍勢

AYMOREZ

だらしない

わねえ

お前

ら...

この際潰してでも

いいからその子を

止めるわよ

く...

!!

あら

な...

!!

ボコ

止まらない

わねぇ

分身のような

首をいくら

攻撃したって

本体には

まるっきり影響なし

ってとこなのね

はぁ

はぁ

はぁ

はぁ

はぁ

はぁ

はぁ

だらしない

なんて言って

悪かったわ

あんな重量級相手に

よくがんばった方ね

あなたたち

!!

な...

はい

沛艾の

オクタビア...

うわ

離れろ

まきこまれ

るぞ

!!

カサンドラ

の..

足が

止まった...

今だ

深淵の中

の...

カサンドラ

自身の意識を

引きずり出すぞ

!!

な..

深淵を

超える化物を

更に超える化物が

ここにきて現れた

っていうのかよ...

なんだよ

こりゃあ...

決着が

つく...

......

そうですね。なんで

パパ

SOENE135更府の軍勢

クレイモアって

なに?

ん?

なんだ

だって

みんなが

いろんな

ところで

話してて

そうだ

ようまだ

ようまってのが

村に出たから

クレイモアを

呼ばなくちゃ

いけないって

どうしてお前が

そんな言葉

知ってるんだ?

パパ

ようまって

知ってる?

この村に

何か出たから

クレイモアを

呼ばなくちゃって...

お前は何も

心配しなくて

いいんだよ

WE136

冥府の軍勢"

プリシラ

くそ

これで...

3人目だ

やはり

妖魔が

この村に

居付いて

やがる

なんとかって...

人に紛れて

人に見分けが

つかないのに

どうしろってんだ

やはり

クレイモアを

呼ぶしかないのか

馬鹿いえ

あんな法外な

値段..

こんな小さい村に

払えるわけないだろ

なんとかしないと

犠牲者が増える

一方だぞ

払えないと逆に

クレイモアに町を

潰されると聞いたぞ

落ちつけ

長老

クレイモアに

頼む事は

できなくても

小さな村には

小さな村なりの

やり方がある

この村に暮らす

家族の数は15

妖魔の正体が

男か女か老人か

子供かもわからない

以上

妖魔の食事は

およそ2週間に

一度...

2週間閉じ込め

何もなければその

家族を解放する

5世帯ずつを選び

家族ごと家の中に

隔離させてもらう

それを3回...

つまり6週で

結果は出るはずだ。

その間の食事は

我々が外から

提供する

2週間なんて

ただの目安だろ

その間我慢して

解放された後に次の内行に

及んだらどうするんだ

それならば

6週の後

また初めから

やり直せば

いいだけの話だ

いずれにしろ

外で事が起きれば

隔離された家の

者たちは

問題なしという事

そうやって

隔離する家族を

絞っていけば

その間ずっと

妖魔が食事を

我慢してくれると

いうのなら

それはそれで我々に

とってはありがたい話だ

どの一家に

妖魔がいるのか

いずれ辿りつける

そら

一応

手元に

おいてろ

もし内側から

それが出た時は

始末するのは

身内の役目だ

ふぅ

ようやく

か...

どうだった?

2週間の

監禁生活は

最悪だよ

二度目は

なしにして

もらいたい

住人の

被害は?

出なかった

とりあえず

この2週間は

我慢した

という事のようだ

村から出て他の町で

食事を済ますという

可能性はないのか?

村を離れる者は

戻った後その者だけ

4週間以上監禁する

という事になった

結果村から

出た者は

いないし

孤立した

村だ

2週間の

空腹をかかえての

次の5世帯に

突入か...

夜中に人知れず

よその町に行き戻る

のは妖魔といえど

不可能だ

外にせよ中にせあ

何かが起きると

したら

この5世帯の

隔離中という事に

なりそうだな...

くそ

なんで

こんな事に

でも一応

筋は通って

いるわ

こんな方法

間違ってる...

この方法なら

いつかは必ず

妖魔のいる家族に

辿りつける

それなら

最後に残った

家族は

どうなる?

その家の中で

その家族の者が

喰われつくすまで

閉じ込めておく

のか?

LAYMOREZ

え..

あ...

それは...

始末をつけるのは

身内の役目だって?

冗談じゃ

ない

たとえ妖魔だった

として誰が

大切な家族に

刃を向けられる

パパ...

大丈夫だよ

フリシラ

お前は

なんにも心配しなくて

いいと言ったろ

あたし

こわい...

きっと何事も

なく...

みんな無事に

2週間

のりきれるさ

ん..

パパ

パパ

ママ

ママ...

おしっこ...

パ...

大丈夫だ

大丈夫だ

きっと

大丈夫だ

大丈夫だと..

思って

いたのに

後2週間なら

きっと

のりこえ

られる...と

くそ

これなら...

こんな

ことなら...

初めの2週の間に

喰らっておけば...

ああ

だめだ...

それ以上は

だめだ..

AYMOREZ

ぐちゃ

ぐちゃ

それ以上は

思い出したくない

な...

なんだ

ゴボアア

ボハァァ

な...

ボハァ

ゴハ

バハ

!!

お...

おい

クロノス

なんだ...

一体何が

どうなって

んだ

まさか...

むこうで

何が

起こっている...?

あいつ...

もしかして、

あー

すっきり

したわ...

身体の中に

巣くってた

ものが

礼を言うわ

ようやく全部

吐き出せた...

あなたの

おかげよ

な...

なにを

言ってるんだ

あいつは

それじゃ

まるで...

攻撃を一方的に

受けていたのは

あの身体に巣くっていた

もう一体の化物の方...

しかも内側での

闘いも続けながら...だ

あの身体に難くっていたのが

どれだけ強大な化物

だったとしても

それと同等以上の力を

持つ化物2体を同時に

相手にしていたとなれば、

こうなるのは

当然の結果...

ごめんね

あなたのこと

少し利用させて

もらったわ

にた

これで..

これで

ようやく...

じゃまなの

いなく

なった...

こんどは

もっと

おもいきり

なぐれる

あら

面白い事

言うのね

あなた

な...

へえ...

はったりじゃ

ないんだ

これはまた

すごい光景

だな

期せずして深淵を

超える者の闘いを

この目で見れるとは

どうだ

あれが

お前のもと

探し求めていた

最高傑作の

実物の姿だ

満足

したか

くくく...

面白い

な...

実に

愉快だ

奴の名は

ブリシラ...

そうだ

思い出したぞ

少々風変わりな

過去を持っていた

異質な娘だ

その理由は、

SCENET36冥府の軍勢

OENE136

冥府の軍勢

んーぜい

く...

うひゃー

すげー

正に総攻撃だ

あたしらの

出る幕なんて

ねーぜ

...

なんだよ

ミリア姉さん

姉さんの

筋書き通り

だろ

あの連中を

見事に

その気に

させたんだ

すげーよ

い...いや...

私はカサンドラの

意識を引きずり

出す事を目的と

していたんだが...

これでは...

別に

かまわん

だろう

プリシラは

正体の知れない

者との闘いに

なっている

AYMORE区

しかも力は

拮抗していて

どちらが生き残るにしても

おそらく虫の息だ

それなら

ここにいる

連中...

このままの

流れで倒す事に

なったとしても

いや...

結果

ここに集まった

覚醒者共は

生き残る事に

なるが

それでも

一体ずつなら

それどころか向こうで

傍観をきめ込んで

いる男共だけでも

とどめはさせる

はずだ

.....

あたしらだけでも

倒せない相手では

ないはずだぜ

確かに全て

うまく動いては

いるか...

しかし何か

何かが

ひっかかる...

どうした

クレア

何を

気にして

いる?

プリシラの

妖気が本来の

ものに戻った

おそらく内なる

闘いに決着が

ついたんだ

それなのに

何故だ?

何故

カサンドラの

自我は

戻らない?

MOREの

ユマさん

だ...だったら

大丈夫だ...

.....

少し疲れた

だけで...

どうなって

いる

ここまで

やって

カサンドラの

意識の欠片も

見つからない

なんて...

足も止まり

プリシラの解放という

目的もないまま

カサンドラ自身の自我も

戻らないとすると

あそこにいる

あれの中身は

一体なんだ?

くす

にた

戦士になった

時の強さの

違いは

妖魔に対する

憎しみの強さに

よると私は

考えている

その憎しみの

上に更に

妖魔をこの手で

殺したいと願うか

どうかで

攻撃型と

防御型に

分かれるが

それでもやはり

根底に流れる

基準はどこまで

妖魔を

憎悪できるかだ

双子を別にすれば

ある時から我々は

できるだけ妖魔に陰惨な

体験を受けた者を

積極的に戦士にしたて

あげてきた

あえて我々がそうなるよう

しむけた例もあるが

もちろんその体験で

心を失い妖魔の血肉を

身体に埋め込んだだけで

命を落とす者も

少なくなかったが

それでもただそこらの

孤児を拾って育てた

戦士とは明らかな差が

見てとれた

思い出したが

あの元ナンバー2

プリシラは...

自らの手で

父の姿をした

妖魔を殺している

別に珍しくも

ないな

それぐらいの話は

上位ナンバーの戦士には

よくある話だ

そう

だがおもしろ

面白いのは

ここからだ

おそらく

あいつは

殺した相手が

妖魔という

生き物ではなく

本当の父で

ある事を

知っていた

なに?

それを

どのように

知ったのか...

首をはねた

瞬間の

感触なのか

転がり落ちた

顔の表情から

なのか

.....

とにかく奴は

それが

まぎれもなく

父のものである

と確信した

初めて

聞く...

そして奴は

戦士になった瞬間

それらの記憶を

全て失った

残ったのはただ

妖魔に対する異常とも

いえる憎しみのみだ

話だな...

妖魔を

強烈に憎しみ

ながらも

その身に妖魔の

血肉を宿す

矛盾

その中でも

プリシラは

とびっきりだ

戦士にとって

妖魔への憎悪と

自らへの嫌悪こそが

もはや人のものとも

いえぬ歪な力の

源泉になるのだ

自分自身にも

理解できない

純粋なまでの

憎悪と嫌悪が

その身の中で相反し

時にはとけあい

凶気ともいえる強烈な

力を生み出した

なんだ

あいつは...

どんなに

やられても

あ...

あれは...

あれは

本当に...

再生

なのか...?

一瞬のうちに

再生しやがる

...

なに?

あくまでも仮説だが

再生能力に見える

あれこそが具現化した

フリシラの内から

わきあがる憎悪

そのものだとすると

とめどなく

あふれ出る

醜悪な

生命体を

再生ではなく

創生だと...?

神の

領域だぞ

勝てぬよ

誰も

ほぼ人間体である

あの姿に押しとどめて

いる事こそが

フリシラの鷲異的な

力なのかもしれぬ...とな

そんなものに

誰が勝てる?

だから愉快だと

言ったんだ

それだからこそ

自らの意志をもって

切り離した左手にさえ

その生命力が宿って

いたのだ

切りわけても

深淵の者3体を

可動させる程の

力を有してな

カサンドラは

ロクサーヌを

喰らう事で

その根元の力も

手に入れた

よりプリシラの

支配力が強まり

そしてその

分身が本体と

交わる事で

いや...

もはや

あれは

プリシラの

分身と

いっていい

生まれ

変わるは

言い方が

違うな

今以上に

強烈な力を

持つ者に

生まれ変わる

それこそが

覚醒者の

頂点に立つ

プリシラの

本当の姿だ

た...

立ち

やがった...

なんだ

あなた

立てるじゃない

あれ?

あなた

そんな顔

だったっけ?

なんだよ

!!

きいてない

ようで

しっかり

きいてんじゃ

ねーか

逃げろ

みんな

ここから

できるだけ

遠くに離れろ

!?

!!

ふん

ぐぁ

プリ...

シラ...

インターネットで

50日NE137冥府の軍勢

プリ...

シラ...

SOENE187

冥府の軍勢

はぁ

はぁ

はぁ

はぁ

はぁ

や...

やばかった

...

はぁ

はぁ

ミリアねぇ

姉さんの

掛け声が

なけりゃ

あたしらも

覚醒者と一緒に

きざまれていた...

オードリーから

闘いの詳細を

聞いていたから

反応できた

あれは戦士としての

カサンドラの技だ

けど

あれは...

あれは既に

カサンドラの

顔じゃないぞ

あの顔は

おちつけ

クレア

上半身以外と

出した技を見ると

完全にプリシラに

なったわけではない

それに

まだ

覚醒者全てが

やられたという

わけでもないしな

ギン

生き残った

のは..

3体だ

7体中

2体...か

!!

高みの見物で

おいしいとこだけ

もってくつもり

だったが

そうもいかねー

みてーだからな

てめーら

そいつの名は

エウロパ

え?

特技は

死んだふりだ

くひ

この人数だから

もっと簡単に

しとめられると

思ってたのに

けっこう

めんどくさい

んだもん

!!

な...

怠惰の

エウロパ

その二つ名の通り

闘うのに飽きたんで

このまま死んだ事に

したかったらしい

その性格じゃなきゃ

ナンバー1も

狙えたろうに

ここにいる

覚醒者の中じゃ

一番深淵に近い

のがそいつだ

あれを

倒したら

聖都にいる人全員の

内臓を私の目の前に

並べてくれるっていうなら、

考えてあげても

いいわよ

な...

悪いが

そんな約束は

できないな

ただ

こいつをこのまま

野放しにして

おけば

今以上に

食料確保が

難しくなるのは

確かだ

くひ

くひ

くひ

まあ

いいや

今はその

口車に

のってあげる

この姿になると

すぐお腹が

空くのよ

やるならやるで

さっさと

終わらせましょ

ふん

わざわざ

こんな姿にまで

なったんだし

相変わらず

ふざけた

野郎だ

足止めなんて

ゆるい事は

いわねぇ

とち狂った

深淵を完全に

たたき潰すぞ

これが...

最後の

男戦士...

クロノスと

ラーズの

覚醒体...

あれだけいた

覚醒者が

だがただの

5体じゃ

ないぞ

残り

5体..

深淵をのぞく

この地に残る

最強の5体だ

ボコ

ホュ

!!

さっきの

技は

もう二度と

出させないわよ

クレア

ミリア

いけ

クレア

深淵を

超えるであろう

2体の闘い

その闘いを

この目で見られた

事を私は神に

感謝したい気分だ

まさに

究極ともいえる

力を持つ2体の

ぶつかりあい

その力は

ほぼ同格といって

いいだろう

残念なのは

やはり

その根底が

違いすぎる事

根本的な成り立ちの違いが

長びく聞いてその差を

大きく広げてゆく

例えるなら

フリシラは

活火山

底無しに

あふれ出す

炎を山自体が

その存在で

封じているだけだ

どんなに

善戦しても

対してもう一方は

地上にあるあらゆる燃料を

大量に消費し燃え続ける

激しい炎...

仮に炎の強さが

同じだったとしても

燃料がつきれば

地上の炎はやがて

燃えつきるのが道理

結果は見えている

という事か

いろいろ

聞かせてもらった

礼に

一つ面白い話を

してやろうか

面白い

話だと...?

お前がかつて

していた実験...

妖魔に侵された

近しい者...

それこそ肉親の血肉を

少女の身体に埋め込んで

戦士に仕立てあげるという

試みがあったはずだ

ああ

あれか

確かに

ある期間

何体か

そういう事を

していたが

実は

あれ

それなりに

実を結んで

いたんだよ

これといって目につく

効果は得られず

やがて消えた試み

だったはずだ

なに?

確かにお前の

目につくような

場所に結果は

なかっただろうが

十数年後の闘いの

現場にそれがあってな...

一部の

戦士たちは

それを

半覚醒と

よんでいた

四冥府の軍勢(完)

ロジャンブ・コミックス

CLAYMORE

四冥府の軍勢

2013年6月9日、第1期発行

〒101-0051

広数木...

者著

@NothinoYag'2018

東京都会社ホーム社

集編

東京都千代田区神田神保神東京区大阪市南区区西区大学区の10〜30

発行人

発行所

〒101-8050

電話・東京・OS(52)11)265に

東京都千代田区一ツ橋2丁目5番10号

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ISBN978-4-08-870688-7.C9979