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Instructions:
19、Exrlo
そういえば、
そういうことはどうしてみても
デッドマウント・デスプレム
年午一成田良悟
昨画一藤本新★
・
発影:
デッドマウント・
・デスプレイ
DexDMOUNYDEATAPAY
作画ー藤本新太
原作I成田良悟
#
63
...
031
057
105
58
129
59
153
60
177
205
CONTENTS
DEADMOUNTDEATHPLAY
あの...
ほんと
すいません
でした
まったく...
...
...
本庁の機密データを
勝手に覗くなど
何を考えてる!?
いやー
面目ないです
...細呂木
監査官の
件だな...
#53
もういない者の
為にあまり
無茶をするな
.....
そんな...
でも
前を向けと
言ってるんだ
いなくなった
者の分も
...悪い事は
言わん
「経験者」は
語る.....だ
娘さん...
でしたっけ
ああ.....
娘の分まで
生きようと
思ったから
私はここまで
これたんだ
......
すいません
なあ...
岩野目
...娘の為にも
俺は
生きるぞ
最後まで
自分の仕事を
全うする
つもりだ
#53
......大した
もんだな
幅木さん
娘の為に
って話...
ありゃあ全部
嘘だったのかよ!!
...娘?
お
おいおい
......
嘘な
ものか
娘と引き換えに
してまで手にした
地位......
手放して
なるものかぁ!
マジか
オイ!
落ち着いて
ください
係長
ぐむっ...!
レミングス
よりはマシ
でしょう?
...
まそれも
そうだな
礼は後で
まとめて言う
了解
サポート
頼むわ
荒瀬
ん?
大丈夫っすか!
イワさん!
妙な警官と
すれ違ったんで
気になって...
八津...!
ファインプレー
だが礼は後だ!
三纂の面子
かき集めましたけど、
迷惑でしたか?
ヤバン!
おや
おや
はっ...
幅木警視正!?
うわっ!?
で係長
容疑は?
話が早くて
助かるせ
細呂木さん
の件だ
ほう..
『火吹き蟲』に...
感謝すべき
か........
おかげで..
間に合った
!
通話?
誰と!?
氷黒って奴か?
それも誰か別の..
!?
荒瀬!
了解!
う!!
いいぞ!
そのままー
拳銃!?
本庁内
だぞ
持ち出し
許可
!
狙いは
離れろ
とっつぁん
......
恩に着ます!
!
誤射:では
なさそう
ですね
え
......御苦労
はい!
空の..
裏側で
また
会おう
あいつ
確か
強盗の捜査で
新宿のあのビル
にいた...
!?
くそ!
マジか
おい!
どういう
つもー
!?
やめっ...
ちょっ...何が
どうなって
るんですか
イワさん!
...とっつぁんと
八津は
幅木警視正を
追ってくれ!
こいつら
まだ...!
ここまでか
正しき者まで
焼くのは
本意
ではない
あれ
ここは...?
ちょっ!?
何で俺
捕縛されて...!?
これは..
南て
...この感じ
似てるな
あの偽者の
『火吹き蟲』が
爆死した時と...
ドライブレコーダー
の音声は
変なノイズが酷くて
聞き取れねえが...
何か:燃えだしてから
数秒間お前ら全然
動いてなくねぇか?
いや...私も
何が何だか...
気付いたら
もう燃えて
たんですよ
ただその...
暴れる被疑者を
抑えようと
してから...
まさか...
そういう事
なのか?
何か
掴んだん
ですね
そいつらが
トボけてねぇ
って事が
前提だが...
まるで時間が
10秒ぐらい
飛んだような...
『火吹き蟲』は
一人だが
一人じゃねえ
常識の範疇を
ちょいと外れた...
催眠術師...
なのか?
二手に分かれて
捜しましょう
了解っす
...応援を手配
出来なければ
確保は難しい
でしょうが...
ああ
くそ
.....
後で胡蝶に
何を言われ
るか...
はあ
はぁ
こここで...
間違って
いない筈だが...
やぁ
幅木
おお...
おお...!
まさか本当に
貴方がいらっ
しゃるとは!
いったい
いつ日本に!?
今日着いた
ばかりだよ
とりあえず
ホテルを
探してたら
君から本部に
緊急連絡が
あったと聞いてね
おお...
勿体なき
事です
...君が御礼を
言う必要は
ないよ
今まで
良く働いて
くれたし
...そう
いえば
あの停電
私などの為に
貴方のお力を!?
実験とは
名ばかりで
殆ど虐殺しか
していない
あの研究所に...
これからも
働いてくれる
だろうから
君は色々なものを
組織に差し出し
てくれたねぇ
実の娘まで
実験台として
差し出したのは
流石に君ぐらいだよ
ありがたき
御言葉!
我が娘も
草葉の陰で
喜んでいる事
でしょう...!
んー.....
幅木...
君は二つ
勘違いを
してるね
え?
今まで良く
働いてくれた」
これは君の事
じゃあない
?
仰る意味が...
言っただろ?
「君が御礼を言う
必要はないよ」って
「これからも
働いてくれる
は...?
僕は見捨てる気
満々だったんだけどねぇ
それで
勘違いの
二つ目
クサバノカゲ
って......
死んだ人に
対して使う言葉
だよねぇ?
!?
久々だなぁ
...クソ親父
ま
まま
まさか
お前..
ソアラ
なのか?
そうだよ
幅木ソアラ
ちゃん
君が
『サバラモンドの落とし子』
に差し出した娘
いや
正確には
知ろうともして
なかったから
知らせなかった
けどー
君が扱いに
困って「捨てた」
私生児
君の娘さん
初めて実験を
生き延びた
ケースになったよ
おめでとう
コードネームは
アラハバキ
今じゃ君より
立場は上だ
そんな彼女が
僕に頼むんだ
自分を
モルモットにした
父親を
手ずから
処刑したい
ってさ
ずっとテメェの事を
考えてたよ
「御父様」
俺が刻まれた
部分を全部
刻み返して
やるってなぁ
お
ま
待て...
おのれぇ!
ぎゃ
感動的だよね
親子の再会って
じゃあ
#54
何
食べたい?
まわー
このひつじの
おそばが
いいです
お
ああ
おいしそうだね
はっ
ああ
おおお
お慈悲を!
どうか...
あああ
あがっあ
どうしたよ?
御父様?
まだ
序の口だぜ?
俺が10年
味わってきた
痛みに比べりゃよ
だから、
お前だって
私の為に自らの
身を差し出すと..
あ
そんな風に
記憶を美化
してんの?
テメェ
俺にはあの
腐れ研究所を
俺はな
決めてたんだ
一度だ
「楽園のような場所だ」
とか抜かしてた
だろうがよ
たった
一度でも
いい
ぎゃっ
あんたが..
俺の「その後」を
一度でも確認
しに来りゃー
命だけは
助けてやろう
ってな
良かったよ
がっがが...
アンタが
薄情で
あれが
今日の
ターゲット
だって
ままだ
私には出来る事
があります!
組織の―...
『サバラモンドの落とし子』
のお役に立てます!!
「空の裏側」から訪れた
魔術師を...もう少しで
見つけてみせます...!
いやぁ
君には無理じゃ
ないかなあ
そそんな事は...!!
どうかとうか
今一度チャンスを!!
ん
チャンスを
あげても
いいんだ
けどさ...
!ほ...
本当ですか!
あァン!?
話が違ぇぞ
ボス!
勘違いしないで
欲しいんだけど
ね?
まあまあ
話は最後まで
聞いてよ
いいえ!
私は必ず..
幅木
君はこれまで
前だけを見て
よくやってきたと
思うよ?
どっちにしろ
変わらない
かなって
だけど少しは
後ろを振り返る
べきだったねえ
ソアラちゃん
の事もー
今
この瞬間も
は?
どう!
...あ?
ん
当たった?
ジャスト
ミート
しかし...
幌島姉弟』の腕を
試したいって
言っといてさ
一応俺達も
渋谷では殺し屋の
エースだったわけ
じゃん?
一緒に
いるのは
無視して
OKだって
なのに
あんなボコられてた
おじさんを撃ち殺す
だけとか......
新宿の
仲介屋の
「くだらない
復讐」って
何なんだろうね
デッドマウント・デスプレイZ
出掛けるわ
準備をお願い
はい!
......ボス
いいとも
指示を
寄越せ
3分
あげるよ
アラハバキ
一思うままに
やっば...
ん
どした?
...早めに
撤収しよう
それか途中の階で
身を潜めて..
むう
もう遅い
へ?
直接来た
ガ
バランス
よう
やってくれたな
覗き屋ども
・っ
たん
あー
これ
死んだかもね
僕ら
むう
絶体絶命
まだよぉ...
予定の半分しか
痛めつけて
なかったん
だぜ.....?
...半分だ
?
俺の人生から
復讐を奪った
落とし前...
お前らが
払ってくれるん
だよなぁ?
まあ...依頼主を
教えるってんなら
そいつから
取り立てて
やってもいいぜ?
むう
もしかして
お前
私達を
舐めてる?
舐めてねぇよ
テメェらぐらいの腕
なら分かんだろ?
その小せぇ
銃で......
猛獣を仕留め
られるかどうか
ぐらいよ
ハッ!
目ん玉
狙いかよ
いいね
壊しがいが
ありそうだ
.wir...
お?
おお?
ちっ...
随分と大所帯の
出歯亀じゃねえか
なあ?
あの時の...
あ....これ
もしかして
見張られてた?
裏切ったり
逃げたりした
時の始末係
ってやつ?
......新入りを
放任するほど
クラリッサは甘くない
むう
やっぱり
あの女
嫌な奴
貴様...
でも
助かった
感謝
...する
かわいい
かわいい
かわいい
可愛いな
オイ
へっ...
可愛いからって
許されると
思うなよ?
???
俺の仲間にも
可愛い奴はいるん
だからな!
あれ?
どこ
行った!?
あっ!?
ひょっとして
3分過ぎたか!?
?
?
くわぁーー!
マジかよ!?
逃がすと
思う?
?
...しゃーねえ
護衛に戻ら
ねえとな
その方が
いいと思うぜ?
逃がした
方がよ
.....!
嘘
マジ!?
『レミングス
レベルじゃん
あいつ!
キー
レミングス...?
俺と似たような
真似出来る奴が
いるのか?
少しは
楽しめそう
じゃねえか
この街もよ
ミサキちゃん達
...はノックは
しないわね
誰かしら
この魂の
色は.....
夜遅くに
ごめんなさい
クラリッサさん...
どうしても...
尋ねたい「人」の
話があってね
あなたの力が
必要なの
リ...リサ!?
#55
貴方とは
初めてよね
四乃山小夜ちゃん
...だったかしら?
...ええ
私の事を?
ポルカ君の
家族の事
ぐらいはね
あ...
クラリッサさん
小夜さんと
呂算さんだけは
屍神殿の事を
知っています
...そう
まあどこまで
伝えるかは
貴方の自由
だけれど
気を付け
なさい?
大財閥である
四乃山の御曹司...
四乃山ボルカを
狙う人間に
知られたら色々と
ややこしい事に
なるでしょう
からね
その首の傷ー
一度殺され
かかってる事を
忘れないで
#HH
どうした?
Shinoyan
...指示を
仰ぎたく
四乃山ボルカと
主の妹君に...
「仲介屋」が
接触して
います
......
倉木リサか
厄介だな
一人だけ
供回りを
連れて
いましたが
素人では
ないかと
...分かった
とりあえずは
待機だ
動きがあれば
人手を割いて
フォローしろ
よろしい
ので?
倉木リサなら
お前達が周囲に
いる事も承知の
上だろう
荒事の気配が
したら指示を
待たずに動け
御意
倉木リサ...
一体何を
企んでいる?
.....気を
つけます
まあそれなら
ここで話しても
構わないわね
ポルカ君...
いえ一屍神殿
貴方に仕事」を
依頼したいの
一緒に来て
もらえない
かしら?
それは
いいです
けれど...
匠君達にも
何かあった
みたいで
小夜さんを
一人にする
わけには..
ああそれなら
多分大丈夫よ
?
さ
行きま
しょう
ははい
四乃山の御嬢様が
留守番してるわ
私の身内が戻るまで
きちんと護って
あげなさい
フン...
ソリティアの
侵入は許し
女狐め
まだまだ
東京都公安
視警
来てか、自分ではないのでMatropoltanで
更には警官の
身内への発砲に
心神喪失の
者達による
暴動
電気系統に
工作され
拳銃自殺
停電の間に
ソリティアも
幅木も逃亡...か
今日一日で
随分と縄張りを
荒らされた
ものだ
...あの
総監殿は
最初から
帽木警視正を
お疑いに?
......奴だと
絞ったわけ
ではない
だが前々から
幹部に獅子身中の
蟲がいる事は
確信していた
私もまた
「奴ら」に
警戒されて
いたのだろう
五年前.....
あと一歩まで
追い詰めた
のだがな
....!!
それは
もしかして...
...最も本質に
迫っていた者が
証拠と共に
消えてしまった
それが
細呂木雅
監察官だ
...
...何か
見える
かしら?
...ええ
死にたての
人.....ですね
死体はもう
片付けさせたわ
あそこに
警察が
来る前に
終わらせたい
ところね...
少しトラブルも
あったみたい
だけれど
この霊に
何か聞く事が?
ええ
ここにいる
人にだけ
見えるようにも
出来ますよ
お願い
するわ
あちゃんと
脳幹貫いてる
やるねーあの姉弟
動じないなあ
随分と
男前に
なったじゃない
幅木警視正...
だったかしら?
大分時間が
かかったけど
今回の件で
やっとあなたに
辿り着けたわ
......!
幅木!
あ...
ああぁ
ああぁ?
ききき、きさま
覚えている
覚えて
いるぞ
ほほほ細呂木ぎぎの
女のしし死体ををを
消したのははは
貴様だなななぁあぁ
えっ?
ええ
.....
御愁傷様ね
細呂木さんを
痴情の縺れの末に
私が殺した...
そういう筋書きに
したかったんで
しょうけど
幅木...絞り込んだ
容疑者の中には
入っていたが...
そもそも
死んでいるだと!?
リサが殺させた
のか!?
Lixclige
だが何故
こんな場所で...
知情の
知情の
なんか気まずい
すすまない
後で全て
説明する
あそこがどういう
ビルかは知って
いるでしょう?
死体を消す
方法なんて
いくらでも
あるのよ?
私の聞きたい
事は一つだけ
おおおああ...
恋人の遺体を
躊躇なくミンチに
するとは...外道め
貴方の道から
外れているなら
最高の変め言葉よ
細呂木さんを殺した
理由も結果も
興味はない
あなたに
細呂木さん殺しの
指示を出させた
のは誰?
言うと
思うがが...
がか......
......
ポルカ君
もう
やってます
おお...
おぉおおお
そう
そうだ...
冥土の土産に
教えてやろぅぅぅ
.....何を
したの?
心境を誘導する術式です
心境を誘導
する術式です
洗脳術には
程遠いですが
自己顕示欲の
天秤を大きく
傾けました
しかしまさか
細呂木さんを
殺した人だ
なんて...
そうだ...
私は
捧げて
きた
捧げて
きたのだ
『サバラモンドの
落とし子』たる
方々に......!
...う!!!
知ってる
のか...?
サバラモンド
さんを.....
おお...
おおお...
そのおか...
いやいや...
ま...まさか
貴方が
貴方が
「空の裏側」から来た
魔術師:なのですか!!
僕を......
探していた!?
おおおぉ...!
これで私は
認められるるる
あの御方
ににに...!!
悪かな
我が娘にも
思い知らせて
やれる...!
娘...?
そう...
そうだ!
ああ!
私は全てを
あの方々に
捧げたのだ!
我が娘
さえも!
ソアラは
あの愚かな娘は組織に
身を捧げる幸福を
分かっていない!
組織の為に...
私の為に
死んだのだ!
あいつは感謝
すべきだ!
なのに私に
復讐だなどと!!
!?
何だ...?
頭の中に...
幅木の記憶か...!?
夢のような
場所に
行くんだ
感謝すれば
いい
ポルカを
通して
私にまで..
ボルカ...?
最後まで
俺の役に
立てたんだ...
AUAINERLARA
KLMMEPBLX
感謝して
くれよ?
これは...
え?え?
クラリッサさん
僕はまだ
冷静です
もっとあの人から
情報を引きだす
べき......
それは理解
しています
だけどー
なっ...
なな
何を.....
好きにしても
いいですか?
:死神を気取れるのは
この世界では君だけ
だもの
屍神殿』君
思うままにー
はいはい
じゃあああ
#56
......?
それにしても、
!?
どうだ
親友
死霊術士の
お前自身が
アンデッドに
なった気分は
#56
おい!
おい!
...
へへっ...
何だよ
平民の
俺なんかはもう
他人だってか?
.....
ああそうか
今は宮廷魔術師の
屍神殿様だっけか?
まぁいいさ
俺が呼び出した理由
分かってんだろ?
ちょっとばかし
金を都合して
欲しくてよ
聞いたぜぇ?
お前よぉ
今じゃ帝国の
お偉いなんだろ!?
何でも
放浪桟敷の
弟子になったん
だって?
死霊術士
だなんて
大層なもん
じゃねぇか
お前に手紙を
出すのすら
ひと苦労だ
俺じゃ来ねぇ
だろうからよ
.!!
女房の名前を
使った甲斐が
あったってもんだ
この前の戦争でも
だいぶ稼いだらしい
じゃねえか
これも全部よぉ
俺のお陰だろ?
育ててやったのも俺
帝国に「紹介」して
やったのも俺だ
ちいとぐらい
恵んでくれたって
いいだろうがよぉ
そそう
邪険に
するなよ
なぁ
お前のお袋も
妹達も食わせて
いかなきゃいけねぇ
からよ...なあ?
俺はともかく
あいつらが飢え死に
したら嫌だろ?
へ...へへ...
悪いな
お前を
殺せばよ
ヌャンイルド
王国の連中がよ
もっとクスリを
くれるって
言うからよ...
恨むなら
王国の連中を
恨めよ?
...ああいや
恨む事自体
おかしいよな
っ
女房もよ
お前の弟も
妹もよ...
みんな
ほら...
あれだ
けっこう
いい金で
売れたんだわ
家族揃って
最後まで俺の
役に立てたんだ...
SEM
79P8KEKY
KEMMEPRL
感謝して
くれよ?
夢のような
場所に
行くんだ
感謝すれば
いい
幅木の
記憶に
混ざる
断片...
これは
ポルカの...
いや...『屍神殿』の
記憶なのかーー!?
幅木に自らの父への
怒りを重ねている...
自分は
まだ冷静とは
言っていたが
これは明らかに
暴走じゃないか!?
.....いや
それにしては
違和感がある?
それこそ
我を失うには
冷静すぎる
屍神殿...
君は一体
何に突き動か
されている?
蘇生を封じる為に
肉体を溶かし壊す。
呪物だ
こんなものを
用意するのは
ゲルドウッド教団の
根腐れ聖女あたり
だろう
魂を壊す術式も
付与されていたが:
このイーズリーズは
生憎と君の霊魂を
そこまで脆く育てた
覚えはない
しかし次がある
などと思わない
事だね
君は今回たまたま
私の気まぐれで
アンデッド化した
事を忘れるな
今後は家族と
会う時だろうと
護衛を付けろ
おや?
余の記憶
違いか?
一脳髄が壊れる
前に霊魂の核に
出来て本当に
良かった」
そう言って安堵
していたじゃないか
イーズリーズ
記憶違い
だね
断言か...
バヤディ帝国
宮廷魔術師第三席
虚銃座
ならお前が
「虚銃座」に
わざわざ頭を
下げていた事も
余の記憶違いか?
脳髄を蝕みかけて
いた毒と呪いを
「収納」させて
いたろう?
完全に
記憶違いだよ
陛下
最悪か?
美魔女ババァ
療病術士に見て
もらうべきかと
主に頭を
ハハハ!
種種雑多の
種族が入り乱れる
この帝国
その諸事万端を
統括する皇帝の
余に
「頭がおかしい」
と申すのは
お前ぐらいよ
弟子に気遣う
言葉もない上に?
陛下に向かって
「頭おかしい」って
最悪だよな?
なあ?
だよな?
屍神殿
まあまあ
虚銃座
そういう事に
しておこう
余の頭は
狂っては
いないが
頭が
不安で煮立ち
かけたのは
確かだからな
親友
お前が勝手に
刺されて死んだり
するからだぞ?
.....
ん?
どうしたんだ?
骨から声を出す
にはひと手間
必要でね
ま言いたい事は
分かるよ
あんたがこれまでと
変わらず接してくれる
から戸惑ってるのさ
陛下
アンデッドになったから
絶交されるかもと
不安だったんだろうよ
そうなのか?
だとしたら
随分と軽く
見ているん
だな
ああ、余の事を
じゃあないぞ
お前自身をだ
...
それと己の
父親への復讐
などは考えるな?
!!
事情は
調べた
あんな小物の為に
お前が汚れる
必要はない
忘れるなよ
親友
たとえどんな存在
になっても
余は..
帝国は
ずっとお前の
味方だぞ?
デッドマウント・デスプレイに
あ...
けちゃち
.....
うわー
えっぐいなぁ...
......
死神を気取れるのは
この世界では君だけ
だもの
死神でも
気取るつもりか!
.....
神は戯れない
僕は今でも
そう信じている
感情で命ヲ
弄ぶノは...
......我ノ如き
未熟者ダ
え...
何度
言わせる気だ?
こんな小物の為に
お前が汚れる
必要はない
...貴方を
お喚びした
覚えは
ありません
陛下...
トマウント
...!
え.....
誰?誰?
にこ
#5
デッドマウント・デスプレイに
ああいや
何でも
ないよルル
どうしました?
ただ...妙な
気配を.....ね
あっちの
方って...
ああん!?
...さっきまで
俺達がいた方
じゃねえか
どうする
ボス?
戻るか?
いや...今は
やめておくよ
誰かさんが
傍のビルで
派手にやったから
警察が来る
だろうしね
このままこう
なっ!?
「思うままに」って
言ったじゃ
ねーか!
ビルの足場を
破壊したのは
3分経ってから
じゃなかった?
ぐっ...
幅木は単なる
無能じゃあ
なかった
そんな彼を
追いつめた
日本の警察...
敬意を払うべき
強敵だと思うよ
僕はね
東京都公安委
おはり、自分のおかげないんだけどいいのですか
東京
警視庁本部庁舎
さて...事態が
事態だ
...すまねえ
暫く帰れないと
思ってくれ
何について
謝ってるんです
係長?
いや
なんつーか...
俺の事情に
巻き込ん
じまって...
もうイワさん
だけの問題じゃあ
ないでしょう
確かに
細呂木監察官の件は
感情に流され
すぎていたと
思いますが...
そうそう
もう他人事じゃ
ないっすよ
厄ネタが絡んでいる
以上これは最初から
三纂の管轄です
ていうか幅木の
件はマスコミも
勘付いてるんで
でかい話に
なりますよ
係長自身が
報道の対象になる
可能性もある
暫くは表を
素顔で出歩かない
方がよろしいかと
さーせん
...ハ津
とっつぁん
結局幅木を
見つけられ
ませんでした
いやいい
少人数で深追い
するわけにも
いかねえだろ
国外逃亡とか
される前に
押さえたいが..
相手の組織の
規模も力も
分からねえ
油断だけは
するな
ええ...
そうなる前に
決着を願う
ところです
...貴方を
お喚びした
覚えは
ありません
陛下...
そう
邪険に
するな
出てくる
のにも多少
「骨が折れた」
それに100年前は
余の制止を
振り切ったのだ
今度は
お前が折れる
番だろう?
...
安心しろ
死霊術士の許可
無く勝手に出てきた
わけだからな
すぐ消える
...しかしお前の
おかげでーこちら」の
言葉を覚えられた
のは重量だな
面白そうな
世界じゃないか
「皆」も直に
見たがっている
...ごめん
でも
いいさ
気長に
待つ
...いつか
お前の心が
それを望む
までな
必ず
彼は?
...友達です
僕の......
向こうの
世界での...
いえ多分
これからも
...ずっと
.....そう
いい友達
じゃない
ええ
そうですね
...この世界に
とってはどうか
分かりません
けれど
...?
お前は
お前の
ままだし
余は余の
ままさ
!?
親友
たとえ
死のうが
生きようがな
ん?
どこに行く
のかって?
良い所さ
?
......なあ
余は「復讐を
考えるな」と
言ったが
あれは憎しみを
捨てて聖人になれ
という意味では
ないぞ
半分は
余の我が儘だ
これも
言ったが...
お前が
汚れる必要は
ないんだ
こんなー
どうしようもない
小物の為に
お願い...
お願い
やめ、
イーズリーズ
俺とババアは
屍神殿君に
見せるのは
反対だったん
だけどねぇ?
いいっ!?
こんな父親
...跡形もなく
仕舞ってやろうと
思ってたのに
...わる...
悪がっだでず...
ずみません
でじだぁ...
おぁ...
ゆ
許ずず
民の汚れ仕事を
引き受けるのが
余の役目
だからな!
だから
お前が汚れる
必要など
ないんだ
親友
ひゃっ
そんな
独りよがりな
考えだから
暗殺されたん
ですよ
陛下
...かもな
消えた...か
暫くは様子を
見るつもり
だったけど
明日から
動こうか
どうにも
この街には
厄介なのか
多そうだ
「蟲」と
「同郷の輩」
...どちらを
優先するべき
だろうね?
どうします?
そっとして
おきましょう
私達には
預かり知らない
世界の話だもの
...僕の望みは
昔から同じですよ
陛下
デッドマウント・デスプレイに
みんなで
平穏に
暮らせる
世界
貴方が.....
汚れる必要のない
世界です
だから僕は...
もっと深い所まで
踏み込む必要がある
この世界に混ざり
込んでいるー
あの世界の
影の所にまで
通話相手の
名前を言う
なんて迂闊
過ぎだぜ
幅木警視正
あー
幅木さん
終わっちゃったかあ
#58
私の事を吐く前に
一上の方々」が始末
してくれると
いいんですが
でましたらこちも
消される
暫く身を
隠すべきか...?
この携帯も
数時間以内に
どこかで始末を
熱っ...
ホロ
あら
落とし
ましたよ
ああ
あの!?
どうも
すいませ...
ちょっと...
なんだ!!
え...?
落とし
ましたよ
携帯
手足
手
足
携帯
携帯いいい
サバラモンドの
手足
目
耳
捕らえ
ろろろ
焼き処を
間違う恐れが
ありますのででで
車内でははは
立ち上がらずずず
あ
おととおとおおお
大人しくくくお待ち
くださいきいさい...
逃げない方が
良かったかな
コレ......
あ
もしもし
ポルカ君?
私達は
ビルに戻ったけど
そっちは大丈夫ー?
え?
ああうん
今は
クラリッサさん達
と一緒だよ
ガムテーブで
いいの?
とりあえずは
.....
.....
あの...
驚かないん
ですか
良く出来てる
わね
驚く要素
ある?
四乃山の会社の
技術でしょこれ
サメ型ロボット
を作って欲しい
ってお願いした
事あるもの
ははあ...
それに
小幽君が秘密の
一つや二つ抱えてる
って事ぐらいは
分かってたし
実は小さなサメに
変身出来るとか
だったら驚いて
結婚を申し込んでた
がもしれないけど
けっこ..
おやかた
さま
秘密を
語られなくても
分かる事ぐらい
ある
私達を護る為に
動いてくれたん
でしょう
ありがとう
あ...
違う...
僕は
ただ..
くるほん
自分の為
だけに...
もしもし
匠君?
事情は
聞いたわ
脚の怪我...
医者に無難に
説明出来る?
あー
喧嘩は疑われる
と思いますね
自分でやったとか
言ったらクスリとか
疑われると思います
普通するタイプの
怪我じゃないんで
げ.....
そう...今は
匠君も警察に
マークされている
から不味いわね
後でバーの方に
来なさい
カザミに治療と
薬の手配を
頼んでおくから
いや
こんな症
血さえ
止まれば...
いいから
治療して
おきなさい
中途半端に
治した疵は...
わ分かり
ました
怪我は
怖いわよ
後から響いて
くるものよ
クラリッサ..
やはり
視力が...
...
ポルカ
ポルカ
私がここにいる事は
伏せて尋ねて
欲しい事がある
あの...
どうして
クラリッサさんは
あのハバキって
男の事を?
......気に
なるの?
えええ
警察の
人達も
その...
ホソロギさん
って人の事を
話してたんで
私はただ
根を張って
いただけ
...そうね
結局...最初に
辿り着いたのは
警察の方だった
私から言える
のはそれだけよ
!
まさか...
いったい誰が...?
そう
幅木の居場所は
掴めるのね
袖にGPS
チップをつけて
おきましたから
...あなたは
それで
いいのね?
...ええ
戸沢さん
ええ
私の独断です
私の祖父...
倉木ルイスが
あなたの奥さんを
救った事は知って
いるけれど
それは今の上司である
岩野目ツバキを
裏切るほどの恩?
恩では
ありません
私の独断
ですよ
この事件は
恐らく厄ネタの
範疇にすら
収まらない
...随分と
過保護
なのね
岩野目係長には
まっとうな警察官で
あって欲しい
私のように
道を踏み外して
欲しくはないのです
彼はとても
強いが...
まだ脆い
彼が...
いえ...
『三葉』が
成熟する
までは
まともな
道を歩んで
頂きたい
ただ
それだけの
話ですよ
よし!まずは
幅木警視正の
通話履歴を
洗い直す
それだけじゃない
庁内と街の監視
カメラもチェックだ
俺と荒瀬は
独自に情報を
漁ってくる
幅木と自害した
警察と接触した
人間を調べ上げろ
も信じて
何の場所の舌側
かしージがある
その中に道標がある
父さんの子ども達はその子なのですから、
随分と
張り切って
ますね
...お前らには
悪いけどな
俺は多分まだ
感情的だぜ?
細呂木さんを
追っても俺じゃ
追いつけねぇ
事が分かった
だったら
向こうから
来てもらうしか
ねぇだろ
来てもらうって
...どうやって?
連絡があった
というのは先ほど
聞きましたが...
力技だよ
幅木警視正が
所属する「組織」を
徹底的に
炙り出す
恐らく
『サバラモンド』って
のがキーワードだ
馬鹿な
火吹き
サハラセントの
地震のドに
そいつらの息が
掛かった連中を
全員しょっぴく
そしてだ
いつか...
サバラ...モンド
言った
確かに
言った
俺はただ
細呂木さんが
帰ってくる場所を
作るだけだ
あの
?
仮にその...
細呂木さんの
魂を見つけた
としたら...
ぽ......
ポルカ!?
何か伝える事は
ありますか?
勝手に
すいません
でも...
あの人は
死んで
私はあの人の
願いを踏み
にじった
あの人はー
雅さんは
今の私を望んで
なんかいなかった
祖父の言う通り
「裏稼業の仲介屋」
を引き継いだ
私の姿はね
だけど私は
もう今の私
それは覆せない
事実だし
後悔もないわ
だから...
まあ
言いたい事は
色々とあるん
だけどよ
もしも伝える事が
あるなら一つだけ
最初に言うべき
言葉は一つだけだ
細呂木さんー
さよなら
......私の愛した人
これからも
よろしく
...ってな!
ぱち
...そええと
これは
どういう状況
なんですかね?
デッドマウント・デスプレイア
ふむ
目を
醒ました
ようだな
!
ククク
......
ええと
...誰?
#59
ミサキちゃん!
匠君!
キヒヒ!
お疲れ!
ミサキちゃん...は
大丈夫そうだね
.....!
#59
いやだ
匠君
もし良ければ
肉体修復の
魔術を.....
え?
出来んの?
死体なこっ
治せるから
まずは肉体の
一部をゾンビ
にして...
まぁ
致命傷の時は
それで頼むわ
.....いや
普通の治療
でいい
...うん
このまま
じゃ駄目だ
中途半端じゃ
駄目だ
「みんなで平穏に
暮らせる世界」
を望むなら...
「みんなで平穏に暮らせる世界」を望むなら...
覚悟を決めて僕の方からもっと踏み込むべきだ
覚悟を決めて
僕の方から
もっと踏み込む
べきだ
屍神殿
として...
もっと
深く深く
この世界に...
んー
デッドマウント・デスプレイに
火吹き蟲
君?
ちょっと
いいかね
それはそれで
面白そうだが
彼が何者か
にもよるな...
君の方からの呼び出しは
初めてだとウキウキしながら
来たのだが...まさか
誘拐の罪を私に押し付けよう
という算段じゃなかろうね?
理想は
「超能力者」か
「宇宙人」
だが...
誘拐した人間は
実は恐ろしい能力を
持つ超常存在だった...
その場合高確率で
私が死ぬが本物の
超常現象の前では
些細な事だ!
なんなら妖怪でも!例えば
金持ちだと思って攫った
人間が実は奄美大島の
耳が無い豚の妖怪
ヨシ♀ラウヴだったとか!?
これは
燃える!
ミンキラウワ
服を落ちれた
人間は死ぬ
誘拐犯達の股の下を
潜り次々と命を奪って
いくミンキラウワ!
ならば私は下半身の断
マジックで上半身のみ
となって対抗するまで!
そう...これが
奇術師の叡智!
イリュージョニスト
の奇跡!
実際のミンキラウワの対処法、足を交差させて股を潜れないいようにする(本当の伝承)
下半身君は
運用方法が
酔らないので
大地に還り
森となって
上半身にワイヤ
レスで栄養を
送り続けて
頂きたい!
超人光合成
...
駄目だ何を
言っている
のか欠片も
分からない
思想からして私とは
全く違う所にいる
人間...それは
分かっていましたが
理解しようと
すれば呑まれる
だけのあまり
繋ぎたくない
コネだー
さて...
冗談はここ
までとして
おこう
ではここに
座っている
彼は何なのか
『火吹き蟲』君の
正体を知ってしまった
無辜の一般人...
ではないな?
恐らく
警視庁の
幅木の仲間...と
いったところか
!
つまり彼は
このマークの
関係者なの
だろう?
『火吹き蟲』君は
今まで一組織」の
関係者は残らず
焼いてきた...
だがそのやり方に
限界を感じたの
ではないかね?
「組織」が世間に
露になり
今後は状況も
大きく変わる
そこで君は
新しいアプローチを
試みたわけだ!!
組織の根源
そのものを潰すべく
根源を辿る...
つまり!彼や幅木を
表に引き摺り出した
私の手腕に頼ろう...
という事かね?
...
その通り
だ
...!!
話が早い
流石
だな
夏の虫
奇術師には
時として話術が
重要:この程度
当然だとも
ただの頭のネジが
飛んだ犯罪者かと
思っていました
が.....
無計画に見えた
あの「飛行船」の
件も全て細かい
計算の内...
というわけ
ですか
冗談のつもり
だったのにまさか
当たってしまう
とは......
全然違う!と
言われた後に
「ズコーノ」って
やりたかった
のに......
寧ろ妖怪や
宇宙人の方が
当たって欲し
かった...!
まぁ良しと
しようでは
ないか
悲しみの涙は
時に枯れた喉で
希望を叫ぶ為の
遅いとなる
ものだ...
あの:私には
何の話だか
さっぱりなので
帰していただけ
ませんかね?
あと......
厄ネタの皆と
関わっていると
?
悲しみ?
何となく
分かる事がある
君は何人も
人を殺している
匂いがするな
ならば何を
しても許される
オア・ダイ!
.....
科学的根拠とか
あるんですか?
あなたの感覚
私がただの一般人
だった場合あなたの
フライドが許さない
のでは?
安心したまえ
私のプライドは
未だ拘置所の
中だ
意味が
分かりませんが
そもそも私が
一般人に迷惑を
掛ける事など
今さらだ!
ごめんなさい!
自覚あるなら
やめませんか
色々と!?
特に
頸城瓦首相を
誘拐した時は
結果として
多くの会社の
「株価」を下げて
しまったからね
警視庁に
ソリティアが
侵入した
らしい
マスコミが騒げば
警備会社のうちも
また一巻き添え」になる
かもしれん...
我が社の株の動きに
注意し必要なら
介入しろ
まったく
愉快犯というのは
動きが読めんのが
厄介だ
ポルカのビルの
方でも動きが
あったようだな
はっ...
倉木リサと
四乃山ボルカの
外出後
御嬢様の
護衛とビルの
面子が戻り
ましたかー
情報屋は
手負い
御嬢様の護衛に
至っては義手を
一つ切断されて
おりました
恐らくは何らかの
敵対勢力と交戦を
したものかと
他人行儀だな
御爺様直属の
護衛とはいえ
雷家の人間
だろう?
奴は既に雷家とは
縁を切った身
尊様も気遣いは
ご無用です
...とはいえ
それなりの
実力者では
あります
相手は有象無象の
チンピラではない
...という事か
恐れながら既に
こちらにまで
その手は伸びつつ
あるかと
ほう?
その「敵」の手が
どこまで伸びるかは
把握しておく必要が
あるな
......連中に
先制攻撃
されてるかも
タベから
周囲のビルの
見張りが数人
襲われてる
何者かに背後から
気絶させられ
全員携帯電話を
取られてる
更に:奇怪な事に
私の口座から預金が
全て消えていました
...?
個人攻撃まで
するのか?
......!情報を
探られている
...という事か
調べろ
爆
了解
姉さん
容赦無いな
...しき弟へ。
そしてそんな寂しい事を
下さい。父さんや
ブツがなんと言われていた
とも私だけは小幽の
こも私たちは小田大大大好きですし世
天大天大好きだりし世界で番価値があります。その証拠ところで、上手な
毎回世のあり本う。との世界にその舐めた口を開いた大貝
ここでの取りに日と同じ人への預金口座を空にして小幽の一生にヒュールともある。
の児童日産を主にして口座に振り込んでおきますの
口座に振り込んできてお姉ちゃんの事は見捨てな
いでね。
これ。君だけの騎士
本当に
大金が
振り込ま
れてる...
お土、燕美より
...
.....
そんな事より
まずは腕を修理
しないと...
Prrr...
御館様
おう
俺だ
お
御館様
...あの...
聞いたぜ?
腕が一本オシャカに
なったらしいな
ビルを監視
してる連中から
聞いたのか...
.....はい
阿牙倉と
交戦しました
あー
それも
聞いた
!?監視組は
阿牙倉の事も
把握してた
のか?
まずは
命があって
何よりだ
ビルの連中も
護ってくれた
そうじゃねえか
あ...
あの
よくやったな
...ありがとよ
小幽
...っ!
......お
御礼なんて
いいよ
御館様!
で腕と脚の方は
どうだ?
あ:膝はともかく
腕は完全に壊れた
から...
しばらくは
片腕で過ごす事に
なりそう...です
申し訳
ありません
御館様にいただ
いた四肢を......
気にすんな
それとな...
片腕で過ごす
必要はないかも
しれねえぞ
え?
お前の後ろに
いる奴が何とか
してくれるってよ
後ろ...?
!?
偽ポルカ
いつでも僕を
殺せた
...小幽君
いつの間に!?
気配を感じなかった
不覚!
この僕が!
音をどうやって
消した!?
ミサキちゃん
から聞いたよ
匠君を助けて
くれようと
したって
.....小夜御嬢様に
危害が及びそう
だったので行動した
までです
僕は「四乃山」を
護るのが
仕事なので
...君の片腕
僕に用意させて
くれないかな
...
......僕は
「四乃山」を護る
のが仕事です
だからこそ
お前は
信用ならない
天井裏と...
床下の人
お願いします
呂算さんの
部屋の床下に
居たの...
君だよね
なんだっ
四肢に纏う
魂の色が特殊
だったからすぐに
分かったよ
だから君が
僕を偽者だと
認識してる事も
知ってた
魂の色...?
何を言って
るんだ
お前...!
それも含めて
全部説明するよ
納得いかないと
思うし
僕を信用
出来ないのも
分かってる
だから...
一度
本気で
手合わせを
して欲しい
.....
...は?
...なんで?
これは...
誰の腕だ?
いや違う...
違う違う!
#6
これは...「人」の
腕じゃあない!
これは「何」の
腕だ......!?
答えろ...
『屍神殿』...!
*
トマウント
1時間前
フン...
片腕の僕を
叩きのめせば
今後優位に
立てるとでも
思ったのか?
その思い上がり
後悔させてやるよ
いや思い
上がった
つもりは..
どういうつもり
だっていいさ
丁度良い
御館様の前で
お前の化けの
皮を剥がして
やる
おーおー
若々しくて
羨ましい
こった
.....油断する
つもりはない
あいつがただの
偽者じゃ
ない事は
もう分かってる
崎宮さんのあの
不思議な身体も
恐らくコイツの
仕業.....
つまり崎宮さんが
出来た事は偽ボルカ
も全て出来ると
警戒すべきだ
それでも...
僕が御館様の
前でただ頭を
垂れると思うなよ
......そんな事
思ったりしないよ
匠君を助けてくれた
君が頭を下げる
必要なんかない
御託はいい
さっさと構えろ
......本気で
手合わせを
して欲しいとは
言ったけど
僕ととは
言ってないよ
.....?
いや...僕の「カ」と
立ち合うわけだから
同じ事かも......
?
いったい
何をー
は?
君の相手はこの
「双牙虎」だ
あまり長くは
召喚出来ない
けどー
出来るだけ
君の力を
見せて欲しい
理解出来ない!
何だこの
怪物は!?
幻覚!?
催眠か!?
......本物だと
でも言うのか?
いや..理解は
後回しだ
確実なのは
この状況を
生み出したのが
あの偽ボルカ
という事
!
...!
惜しかったね
目が眩んで
いても...
魂の色は
見えるんだ
『双牙虎』も
匂いには
敏感だしね
...!!
...いやはや
思ってたより
凄え事が
出来るんだな
お前さん
いえ...小幽君の
方が凄いですよ
魔力不足で
速度が落ちてる
とはいえ片腕で
「双牙虎」の攻撃を
ここまで躱し
続けるなんて
この段階で
冷静に術士を
狙う判断も
正しいですしね
ちっと焦りました
お前さんから
ゆうべ電話をもら
った時は流石に
肝が冷えたぜ
岡牙倉っつったら
あいつの手足を
もいだ連中だ
変に暴走して
身を危うくしち
まわねえかってな
無理するな
逃げたきゃ逃げろ」
:って言うのは
簡単だがよ
それ言っちまうと
逆に無茶する
タイプなんだよなあ
小幽
...分かります
命よりも心を
優先する人間は
今までに何人も
見てきました
それにしても
お前さんは
いいのか?
平穏に暮らしたいん
だったら小幽にも秘密を
貫き通すのもアリ
だったと思うが
...遠慮していても
色々な物を失う
だけですから
平穏の為に
少しの間だけ
平穏から遠ざかる
事にしました
くっ...!
動かない
右腕の方向
からー
...
.....大体
分かった
ありがとう
グゥファに
ラゥファ
な...
あっ
こら!?
?
ごめん
この子達
君を気に入った
みたいで..
!?
はあ!
...僕の
負けだ
好きにしろ
うんふん
え?
お前の実力は
よく分かった
?ああ
ええと
じゃあ
とりあえず
シャワーを浴びて
きてもらった方が
いいかなって
アンケアケア
右腕と足さえ
万全だったら...
.....いや
言い訳だ
僕にとっては
本気の手合わせ
だった
でも
あいつの
あの理解
出来ない力は
恐らく...
本気とは
程遠かったに
違いない...
あ
おかえり
...つなぎ目は
こんな感じだ
それで...僕の腕
何とか出来る
のか?
ありがとう
サイボー
欣喜鮫躍
.....名前は
え?
お前がポルカ
じゃないなら
本当の名前が
あるんだろ
...お前の強さは
紛れもなく「本物」だ
「偽物」と呼び
続けるのは僕自身が
納得出来ない
...通り名で
良ければ
『屍神殿』だよ
...随分と
大層な
通り名
だな
まあ自分でも
そう思うよ
傀儡
だがお前が
その名に見合う
神仙か妖魔の
類いなのは
間違いないさ
なぁ...僕は
どうなっても
構わない
生贄
如何なる立場も
受け入れる
だから...
どうか
その牙を
御館様に
向けないように
願いたい
え!?
いや最初から
そんなつもりは
ないけど...?
人間関係だって
今まで通りの方が
気苦労無くて
助かるし...
上下関係を
ハッキリさせる為に
勝負を挑んだの
だろう?
えっ?
えっ?
いや...勝負
じゃなくて
手合わせ...
だよ?
君がどんな戦い方を
するのか出来るだけ
細かく見ておき
たかったから...
なっ...
こっちは割と
命とフライドを
天秤に乗せた
のに...
お前にとっては
闘争ですら
無かったのか..
...
あー
小幽も思い込み
激しい方だが
今回はお前さんが
悪いぜ屍神殿
僕もそっ思う
ええ!?
て...帝国では
魔装具の調整の時に
戦い方や実力を
見るのが基本で...
何か
その...
ごめん
もう
いいよ
それで?
何の調整
だって?
あうん
もう終わったよ
...は?
!?
これは...
誰の腕だ?
いや違う..
違う違う!
これは...「人」の
腕じゃあない!
これは「何」の
腕だ.......!?
答えろ...
『屍神殿』...!
...ウルドヴィジア
かつて世界を
電光で染め上げた
「傀雷竜』の右腕
だよ
...竜?
小幽君
この腕を
対価に「取引」
がしたい
帝国営妊魔術師
第四席である僕と...
「同盟」を結んで
欲しいんだ
悪いんだけど
俺家に帰れないから
着替え買ってきて
くれねえっ
出来れば
このまま
着れるような
やつだと
ありがたいん
だけど
ズボンもゆったりめ
全てを解決して
くれるものが
あるわ
サメよ!!
#25で
小夜が着てた
サメバジャマ
普通のジャージと
Tシャツでいいや
全く.....
高い買い物を
させてくれる
#61
私と200年契約する
条件が一自分の
遺骸を商業組合から
買い戻せ」とは
やはり竜は
違うね
すまないな
仮宿の主よ
縁薄き者達に
我が肉体を
好き勝手されるのは
どうにも好かぬ
その点我を殺めし
「放浪桟敷」の
愛弟子ならば
縁としては十分だ
?
??
気にするな
馬鹿弟子
こういう奴も
いるという
だけの話だ
では改めて...
我が現世に残せし
その体
武具に宿ら
せるもよし
屍竜として
使い潰すもよし
薬の材料に
するもよし
新たな縁に
繋ぐもよし...だ
#6'
「冒険者ギルドが出てくる
小説」と「サメ映画」は「
とても良く似ている
と思うの
お前な...
どっちのファンも
困惑するような
事を言い出すん
じゃねえよ
異世界転生や
転移ものでは
お馴染みの
冒険者ギルド
という舞台装置:
そこに各作品の様々な
オリジナリティーが加わって
最終的に全て別の物語に
なるわけじゃない?
が無い
サメ映画だってそうよ
人を喰うサメという
舞台装置は同じ
でもそこに竜巻とか
ゴーストとか悪魔とか
ソンビとか砂を泳ぐ
とか雪を泳ぐとか
アトミックとか口ボとか
メカとかジュラシックと、
ジャパンとか頭が二つある
とか頭が三つあるとか
今中略)頭が六つあるとか
色々な要素を付け加え
てオリジナリティーを
出すわけじゃない?
なんでも
いや...
時代劇とか
西部劇も
そうじゃね?
そう...つまり
時代劇は
サメ映画とも
言えるわね
......西部劇も
そして世の
物語の類型は
シェイクスピアが
書き尽くしたと
言われてるから:
もしかして
シェイクスピアは
サメだった...?
いいから
要点を
話して
くれねぇ?
代表作
「尺には尺を」
「ミサキちゃんの
吸血鬼としての
オリジナリティーを
確認しよう」...って
言いたかったの
え!?
私!?
遠回りにも程が
あったな...
十メ映画の話いっ
吸血鬼っていう
ガジェットの基礎から
ミサキちゃんが
どうズレているのかは
私達は全員知って
おいた方がいいと思うわ
強みと弱みを
悪意のある人達に
知られない
為にもね
......まあ
そりゃ確かに
っていうかお前
日光とか大丈夫
なの?
うん!
今までよりちょっと
眩しいかなって
ぐらいだよ?
あー
まあ日光が弱点か
どうかは作品に
よるっていうしな
でも身体を蝙蝠に
するのは夜の方が
ずっと楽かも
つーか
そもそもお前:
血を吸ったり
するのか?
それこそ漫画や
映画みてぇに
噛んだ奴がどんどん
吸血鬼やグールに
なっていくとか..
私も気になって
屍神殿に色々と
聞いてみたんだ
けれど
えっ?
一向こう」の吸血鬼に
とって血はドーピング
みだいなものみたい
ここぞという時に
力を引き上げる為に
ちょっとだけ
飲むみたいね
「向こう」だと
普通に人間と
共存してた
みたいだし
あー......まあ
水や酒みてえな
勢いで飲める
わきゃねえか
飲み過ぎると
逆に身体を
壊すらしいわ
儀式的な意味合いで
飲むこともあるみた
なるほど...
人間が絶滅したら
食う物無くなる
わけだからな
仲間を増やすのも
相手に自分の
血を長年かけて
大量に与える必要が
あるから滅多に
やらないって
天然で調整機能が
備わってる
...ってわけか
天然かどうかは
分からないん
じゃない?
ミサキちゃんを
吸血鬼に出来たのが
良い例じゃない
魔法を使えば
楽に「品種改良」:
いえ「進化」出来る
のかも
まるで改造人間
だね!
キヒヒ
まあ
そもそもの
話...
ドラゴンだの
何だのがいる
向こう」じゃ
改造人間
みたいだあ
改造人間じみた
奴も必要だよな
な.....
何を言ってるんだ
お前は.....!
今君と
竜の縁を
繋いだんだ
...すまない
僕は今...
僕の事情で
君を巻き込んだ
事になる
だけどこれが
僕が差し出せる
最大限の
信頼の証しだ
この腕の持ち主
であった竜に
そして託してくれた
師匠に誓おう
僕は君を
信頼する
キ
だからどうか
「同盟」を...
お前も疑うにしろ
信じるにしろ
少しは腹を割って
話してみろよ
力を貸して
もらえない
だろうか
馴染めば電気は
制御出来るはず
だから
...信じがたいが
こんなものを
見せられたらな..
あの虎といい...
竜の肉体は未分実体...
みたいなものって...
言ってた
それまでは右手で
電話とか触らない
方がいいかも
あとその「腕」の
使い方は腕に残った
魂の残滓が君に
教えてくれると思う
神仙の道士みたいな
事を言われてもな...
ん?
そのサメの
ぬいぐるみは...?
ああ本物の
ポルカ君だよ
...は?
メヤ腕と
竜の腕
...で元の身体に
戻るよりも
ロボの身体に
なりたいとか
好き放題
言いやがってな
ハハ......今
ホルカはその
サメのぬいぐるみに
取り憑いてるんだとよ
本人が随分と愉し
そうにしてるんで
俺も毒気を
抜かれちまった
そう...
ですか
よろしく
お願いします
ええと...
小幽君に
よろしくだって
ええ.....
ボルカ坊ちゃん
コンゴトモ
ヨロシク
オ願イシマス
メカのキン
ドラゴンのキン
あれっ?
何だか
僕以上に
敵意向けて
ない?
ままあ
とにかく...
協力してくれると
嬉しいよ
僕らが狙われている
のだけは確かなんだ
...あの帝国の紋章
に関わる「組織」に
対して...
出来る事は
何でもやって
おきたいんだ
我々に出来る
のは焼き尽くす
事だけだ
あぶりだすのは
貴様の方が
得意だろう
夏の虫
貴様にも
利はある
奴らの
祖は
空の裏側から
来た落とし子
理を超えた
何かを求める
夏の虫よ
ほう?
この世を
欲む喜だ
貴様の
求める物に
近しき
ーっ
空の裏側...?
それは
つまり
宇宙人...?
空の裏側が
何かそこまでは
知らない
奥味も
無い
ふむ..
近しき一つと
言ったが...
他にも当てが?
それはお前も
良く知っている
はずだ
夏の虫
ふふ
それも
そうだ
偶然ではなく
全て私の「飛行船」が
切っ掛けで動き始め
たのだとしたら...
全てーどこかで
繋がっている...
という事か
...無論君も
含めてだがね
火吹き蟲]君
またお客さま
戻ってたんだ
おう暫く
新宿署と
本庁の往復に
なるけどな
何してんの?
資料の
再整理だよ
ていうか
何でパソコン
使わないの?
...?
古くない?
まあ
そこそこな
電子化が
終わって
ないんですよ
?ソリティアが
事件起こしたのは
3年前でしょ?
これまでの
怠慢のツケ
ですね
資料編集係の名が
泣きますね
俺達が今
漁ってるのは
『火吹き蟲』の
方の資料だ
それとも
あいつの過去を
調べてるとか?
ふーん
何で?
相変わらず
リアクション
薄いな...
幅木の一派と
火吹き蟲が対立
してる事が分かった
どもが
だったら蟲の方も
から全部調べ
直さねえと...ってな
まった言った
元々厄ネタは
三菱の管轄
なんだからよ
それに
ソリティアと
火吹き蟲も
繋がっています
稲木稲木
はばばばき
ききkk
落とし子だ
ソリティアが
飛行船を飛ばす
少し前
...
火吹き蟲が
関与したとみられる
放火の現場で
ソリティアが
目撃されました
小さなヤクザの
事務所が組長と
組員五人ごと
焼かれた一件だ
1課と4課が
血相変えてた
アレです
消防隊員が
ソリティアを
目撃してた
らしくてな
マスコミにゃ
漏れてねえが
容疑者
第二候補だ
第二は
もちろん
アメリカでもあった
...にしても
資料が
古くない?
火吹き蟲が
騒がれたのも
ここ数年でしょ
火吹き蟲の
謎にせまる
俺も今朝
みつけたん
だがー
―
...英語を使い
始めたのが
つい最近って
だけの話らしい
...マスコミが
その名前を
つけたのは...な
っおっ
実際は俺が
「三纂」に入る
ずっと前から
『火吹き蟲』は
いたって事さ
100年
だが
奴らは
我々は
燃やし
続けた
消えない
この世界に
染みついた
忌々しき
客人
どもめ
はい!
それではお名前と
占って欲しい事を
お願いします!
名前は...
うん
『シヴィル
でお願い
占って
欲しい事は..
「100年に渡る
因縁」と
「新しい出会い」
についてかな
...ブレイヮ
デッドマウン
おわり
...マウント
◆描き下ろしおまけマンガ
ミサキちゃん
今日はセーターが
ないのね
昨日
破けちゃったから
新調中だよ!
ってか
暑くないのか?
今の身体だと
そうでもないけど
前は暑かったね
でも電車の中とか
お店の中で
冷房が寒い時とか
あるからねー
汗が冷えちゃ
へー
ほぼ外に出ないひ
あと武器とか
お菓子とか
入れるのに
便利なんだ
デッドマウント・デスプレイ
苦しくねぇの?
首
慣れだね!
慣れで
どうにか
なんの?
!!
原作:成田良悟担当編集:清水_湊
相当編集:清水一方
都訳協力、Jubellee
...いい!!いいや!?
魔術考証:三輪清泉
はーん...バレロール
作画スタッフ:
江口佳親ロット、
お客様にお勧めなければいけないのですが...これは、
...何だ人間が出来ないんだけどなんだよ
成田良悟書き下
下ろし小説
pEADMOUNTDEATHPL
幕間劇の異界の階位
広まっていない
なる御伽蘭だと一笑に付した
世界は孤独に非ず
白く、『彼の地』は天球の裏側に存在する。
曰く、魔素が薄く、精霊の数も少なき地である。
曰く、様々な名称で呼ばれる、天高くに浮かんだ球体
の島がある
る竜などの間に伝わるその逸話は、選ばれた者達だけが
知る者少体の高い、御伽噺』だった。
古くから続く宗教、古くから在る国家、古くから生き
もっとも、位説ではあるか、御伽噂と言う程には巷に
る者は罪人が流れ着く流刑地であると恐れ、ある者は単
より伝えられていた言葉だった。
神獣と崇められた太古の海賊が今もなお生きながらえ
ており、こちらとは異なる技術体系、異なる信仰が試さ
お続ける異様が存在するという
ある者は理想郷に違いないという憧れと共に語り、あ
それは、シャグルア選が住まう世界において、遙か昔
ばれていた
曰く、その土地は一現在は「地球」と呼ばれている
第二の六人目・商人』が異界に渡った
曰く、その土地は――かつては『テラマーテル』と呼ばれ
曰く、最後にオルドムが道を開いた時、「ラザム連
多に開かない
を開く事ができる
曰く、オルドムはその黒界にあまり興味がないので滅
が、現在は失伝している。
曰く、故に、現在は「破空章オルドム』だけがその道
曰く、1000年前までは、こちらとも頻繁に世界同
王が繋がっていた
曰く、道を開くには特殊な魔術、技術を必要とした
る。
持つ。日く、
曰く、少なくとも数千年以上人類の文明が続いてい
同じような「衛星」だと推測される
曰く、同じ世界でありながら、いくつもの異なる相を
曰く、それはこちらの世界で言う『ザジ』『ルヴ』と
『バニの空中工房』内部
『パニの空中工房』内部
らしい
らしい。
のがもしれないわ。地球でも現在は、プログラミング言
話』とやらが文化圏を越えて広まっているようだが、な、
えほどなるほど、向こうは魔術み無い代わりに機械仕掛
けを制御する言語が存在しているわけだ!!凄いね!!
などである程度言語を統一する必要があった影響もある
か言語の種類は多いようだ!こちらの場合は呪文詠唱「座」してシュラ。・ゾールッゾ・クランブランプ・ランズ
しよう!まあ、我々の住まうこの世界と比べると、些
「ちきゅう.....」
「ああ、シュラ君に敬意を表してここは『地球』で統一
テラ、テール、ティエラ、チッラ!」
突然クルクルとその場を回りながら、謎の言語で呪文
の詠唱のような事を言い始めた「錬金学士』パニ・グル
ドマルダに驚きつつ、レクリア・ローフィラルドは最初
に紡がれた言葉を口ずさむ。
「そう、地球!Farth!3ewna!アカ!
「ああ!。概ねその通りだ!凄いなシュラ君!流石
に友達が少ないから?、新しい友達ができたと思いこん
でテンションが妙に上がってるだけっていうか?」
トンの声がかけられる。
「あー...無視していいよ?こいつ、長生きしてる割
「は、はあ
響かせた
とまどうレクリアの背後から、呆れたような「虚銃
「やったあ!良い音!」いいねいいね!これ、友達っ
ぼいよ!
言われるがままにレクリアが両手をそっと挙げると
パニはその常に己の両手を打ち合わせて小気味よい音を
やったあ!」
何が喜ばしいのか解らず混乱するレクリアの目の前
で、バニは愉しげに身体を動かかし続け、両手を上に翳し
て近づいて来る。
「ほら、キミもギミも!」
「え?あ、はい」
233
デッドマウント・デスプレイ
幕間劇2.異界の階位
で公話の流れを制御しようと試みる。
を眺めながら呟いた
クは高値を付けるぞ!!金貨の車みが友情の重みだ!!
考えている!金で買える友情があったっていい!!お
シュラ君が指摘しそうなので先回りして言っておくけれ
ど、友情の定義はお互いが納得するかどうかだとボクは
それが、シャグルア様にどう関わるのが」
「友情成立!いやあ、キミはいい取り引きをしたよ!
ら、詳しい話を教えて下さい!『屍神殿』の事と...
レクリアはこのままでは話が進まないと考え、こちら
「あ、あの!私で良ければ友人にならせて頂きますか。「る奇妙な白い机へと向かう。
ま、シュラは疲れたような目で部屋の隅にある計器など
自分が「数少ない友達」だと言われた事は否定せぬま、
て事でいいよね!地球の事を聞いたからには嫌でも友
運になってもらう!ボクは執念深いから諦めて!」
「とうとう友情の押し売りか?俺はともかくレクリア
ちゃん困ってるだろ?」
ししてしまったけれど、レクリア君はもうボクの友達っ
う、だって無限大だね!大勝利!」
はボクの数少ない友達の一人だ!ところで情報を先出しだけど無償の友情もまた真なり!友情の可能性はいつ
透明のカラフルな模型が宙に浮かんでいるかのようだっ
ているが、それをより立体的にした形であり、まるで半
らせると、その板が発光した。
同時に部屋の中が暗くなり、天井と床の合間―丁度
部屋の中央あたりに、「形を持つ光」が浮かび上がる。
魔術の行使の際に魔法陣が空中に浮かぶ光景に良く似
そこに嵌め込まれたガラス板のようなものに指をなぞ
パニはそう言ってクルリと踵を返すと、部屋の奥にあ
ちゃんが気にしているのは『災厄潰し』シャグルア・エ
ディス・ルグリット君の方がもね!!
に囚われている場合ではないと黙って相手の話を聞く事
にした
「さてさて!屍神殿君の話だったね!それよりレク
手を握ってブンブンと上下に振ってくるバニの様子を
見て、本当に目の前にいるのが『世界の敵』と呼ばれる
者達の一人なのかと戸惑うレクリアだったが、今はそこ
23
せて同じ事もできるけどね!!
た。
すると、立方体だったその空中技能映像に変化が起こし、球の衛星、『ウォ』ただ!そして、このボク達の基と良い
り、赤色に輝く球体と、そのの周囲を不揃いなベースで肩、〈似た色合いの球体こそが......さっき言った『地球』だ
回する様々な色の小さな球体の姿を取った。
「どうやら『向こう』とボ夕達の世界を比べた時、恒星
と惑星の関係は変わらないようだ!調べた限りでは
更に大きな星団との関係もね!
「これは.....?」
「焦らない焦らぬい!」
パニは愉しげに笑うと、遠明な板を使って操作を行
い、その映像に更なる変化をもたらす。
恒星らしきものの周囲にあった球体が拡大されていた高!綺麗!美味しそう!」
き、押し出されるように他の映像が消えて行く。青色に
緑と茶色、そして白色が混ざった球体がクローズアップ
よ!
そんな事を言いながら机のガラス板をなぞり続けるべ
「こ、これは...幻術ですか?」
「道具の力だよ!確かに遠見の術式と幻術を組み合わ
「食う気か?マジか?」
ジト目になった『虚銃座』の言葉をスルーしつつ、パパ
このだけれど、ボクも全部探すほど暇じゃない!!で、そ
の天体の中でも特別な一つ!ボク達の世界と『道』が
繋がっていた惑星がこの『地球』というわけさ!最
見しただけで275個!まあ推測だと数百億は超える
生命体が存在できる可能性がある天体の数は、ボクが発
胸を張りながら自慢げに言うパニ。
「ボク達の世界とは違う『あちら側』の星の海の中で、
「そう!これは『ザジ』でも『ルヴ』でもない!!地
された
クリアは一瞬自分達の住まう星かと考えたがー
衛星が一つ......?それに...:..陸地の形が全く違う
その周囲をグルグルと回る白い球体が回っており、
2.35
デッドマウント・デスプレイ
幕間劇の
異界の階位
に答えた
二はそこで目を細めてレクリアに語り掛ける
「あれは煽りでもなんでもねく本心だ!そしてシュラ
で、リアに言った。
れている事に気付けた!ありがとう!というわけで
他人との卒業を理解したボクに抜かりは無い!レクちゃ「まあ、キミが「地球」とこちらの関係も過去を理解す
君という友達を得た事でボクは自分の頭脳が他者より優
僕、ペニは、そこで一度呼吸を整え、真面目な顔をしてレク
呆れた顔で言う。虚銃座」に、パニは心外だとばかり
「...もちろん、ボクが『道』を繋げたわけじゃあな
い。ボクが生まれるよりもずっとずっとすっと前の古代
文明が『道』を繋げたんだ!それこそ、一つの国が通
れるような大規模な「道」え、何年も何年む!!恐らく
は、植生、大気、徴生物、「互いの環境を混ぜ合わせる為、
にね!」
「あ、あの、ちょっと待つて下さい。ついていけないん
ですが.....
「よし、待とう!キミがついてこれるまで何年でも何
十年でも!友達だからね!」
「......俺の時は『こんな事も解らないなんて興味深い個
体だな!』って煽ってなかった?」
何故か宣伝文句混じりの自己紹介で言葉を吐き出した
の為に新しい技術を開発するえだけだからね!!魔術の方
手!工学の右手!錬金学士のバニ!」
魔導学者に任せるとしよう!ボクはただ、快適な未来
にした
移したのか...:まあ、その問題は考古学者と歴史学者ども
ちらに転移したのか、こちららで生まれた人類が地球に転
起源がどちらかという事だね「地球生まれの人類がこの
問題は、元々こちらの世界と一地球」、生命や人類の
何か言うよりも先に、パニが先刻までの言葉の補足を口
ー?」
心底申し訳なさそうに謝ってくる『虚銃座』を見て、
どう返したら良いのが困るとクリアだったがーー彼女が
「ごめんなー?」こういう奴でなー?ほんとごめんな
んが理解するまでボクはいつまでも待つよ!ラフ
230
なのか偶然なのがすら解らないんだから」
「そう......ですか」
レクリアにとっては、「屍神殿』は世界の敵だ
だが、シャグルアがとった行動を見た後、彼女の中で
も疑念が生まれたのは確かである。
戦闘中の「屍神殿」は巨大な異形の価値の姿をとって
おり、言動を聞くにとても善良な存在とは思えない存在
だった。
がどういう意図を持って転移したのか、そもそも意図的
いう事ですか!?
「残念ながら、そこまでは解らないね!「屍神殿」君
功したのかもね!」
「魂が...異世界に?そこで『屍神殿』が復活すると
ある前に、これだけは言っておくよ。『屍神殿』の魂は、
その『地球』という星に渡つている。異界との突発的な
『道』ができないか観測していたボクだからこそ解った
事だ。これは推測だけど......君達が言う「あの世」という
う奴は、地球の『あの世』と繋がっているのかもしれない。半分出発したようにな形となっている今の自分には調べる
い!だから、魂の状態だとオルドムを介さず転移に成って事は叶わない。
死に情報を整理する
衝撃的な事を口にするべ一に、レクリアは頭の中で必
のはただの『穴』さ!!まあ、いついでに帝国を滅ぼすつ
て事も考えたら、あのぐらいの方が良かったんだろうけ
「もっとも、道」というにはあまりに雑で、あんなも
技だ!もう100年以上経つね!」
「え......?」
たのは、ゲルドウッド教団と帝国の一部の勢力の合わせ
解らないけれど、人為的な地球への「道」を最後に開い
「ああ!そこも先に言っておこうか!まあ、ゲルド
ウッド教団の神官であるキミが信じてくれるかどうかは
「シャグルア様が関わってているというのは?」
「在はそれもゲルドウッド教団の上層部により封印され、
読めない特殊な文字で綴られていたらしいのだが――現
何か裏があったとしても、それを確認する術は無い。
シャグルアが読み進めていた書物は、亜眠持ちにしか
237
デッドマウン
幕間劇の
異界の階位
ど!最悪だねアイツら!ヒュー!
「待って下さい、それはつまり...!」
つが足を向けたとしたら、どうなる?」
だが、まだシャグルアこの関連は見えてこない。
対していた「帝国」の人間であるイーズリーズ達と合流
した場合、どんな可能性があるか。
「シャグルア様は...:帝国の人間にとって、御一人でも「いた。
攻め手か守り手に成り得る...
教団に不信感を持って去つたシャグルアが、教団と敵、がら改めて考える。
に掴んでいるだろうさ。キミには知らせてないだろうけど、
を長年観察していたゲルドウツド教団の上層部もとっく
「...!まさか、シャグルア様は...廃棄半島に!?」
「ボクが探知できたのは当然として、シャグルアの魔力
けど...その「腕棄半島」に、世界最高の『戦力』の一
ーズリーズさん達は教団への攻撃め手に欠けていたわけだ、変えて決まれかけているのだからね!!
そんな彼女に男なるヒントを与えるように、不敵な笑顔を渡った一方でー」
みを浮かべながらバニが言った。
「帝国の跡地は、今はイーズリーズさん達が護ってる。一球にの映像を見ながら目を細める。
『穴』がまた開く事のないように。...だからこそ、イ
ルドフレイルと廃毒竜ビラウイッゾの言葉を思い出して
その中で、彼は「異世界」に関するイーズリーズ・ソ
となったシャグルアは、こここ数日で得た情報を整理しな
「異世界か......にわかには信じがたいな」
人が住める形まで修復された廃墟の一つに逗留する事
廃棄半島・帝国首都跡地・夜
「彼を殺したシャグルア君が、その『穴』を巡る闘争に
パニはそこで言葉を一度止め、空中に投影された『地
「皮肉な話だよね!」屍神殿君が「穴」を使わずに世界
238
238
もするだろうが」
んだのに興味を持っていたがね」
「ゲルドウッド教団の聖女が100年前の帝国崩壊の絵
図を描いていて...その聖女はまだ生きている......か」
確かに、イーズリーズが言うように簡単に信じられる
内容ではなかった。
は、空間が不安定になっているこの土地でもう一度
『穴』をこじ開けようとしているのさ。簡単に信じろと
は言わないが、それを踏まええた上で今後の身の振り方を
考える事だね」
ーークク、だが、慶美が薄い世界故に貴様のような
・ごちた
魔術師にとってはもどかしいだろうよ『放浪機数』。また
あ、貴様ら死霊術士は「死」のある土地ならばなんとで、ばれる者はいない。
「「とにかく、君の居たゲルドウッド教団の連中、「らかの意味で表沙汰にできるない存在だという事になる。
そうな物がわんさかあるらしい、ロメルカは映画だのな
どね。知ってる奴の話だと、空を音よりも早く飛ぶ鉄の
箱筒やら、世界の裏側と自在に会話できる装置やら面白
「私も異世界がどんな所かまでは見た事がないけど
には部屋の外へと広げていった。
無言のまま、意識の幅を自分の周囲から部屋全体、更
そこまで考えた所で、言葉を止める
スさん達とも違う、帝国とも玉国とも関係ない第三者
で、何か情報を知っている者は...!!
「もっと情報が必要だな......出来る事なら、イーズリー
シャグルアは溜息を吐き、ベッドに腰掛けながら独り
シャグルアにすら隠していたとするならば、それは何
教団の最高幹部である十九人の聖導師
その中に確かに女性も半数ほどいるが、「聖女」と呼ば
からだ
できえ、そのような『聖女』の話は聞いた事が無かった
何しろ教団の最終兵器として扱われていたシャグルア
ゲルドウッド教団を見限って出発したシャグルアでな
ければ、頭ごなしに否定する信徒が殆どだろう。
239
デッドマウント・デスプレイ
幕間劇の
異界の階位
何かが、来た
け込ませた
帝国崩壊の跡地であるにも関わらず、亜眼持ちの彼の
目に霊などの姿が全く見られないのは、イーズリーズが、
なんらかの処置をしたという事だろう。
久々に静かな環境に身を置くいたからか、いつもよりも
感覚が鋭敏になっている。
だからこそ、シャグルアは気付いたのだ。
最初は、単に嫌な予感のようなものとして。
続いて、何か異常な事態が起こっているという確信
イーズリーズやピラウィッゾ達とはまた違う、冷たい。
気配が周囲、帯を仄かに包み込んでいるのを感じ取った
シャグルアは、更に意識を集中させ、些細な空気の流れ、「せていた風の精霊を起ここして自らの周囲に展開させる
の変化すらも迷さぬとばかりに己の瓦感を部屋の中に深く
時が止まったかのような本静寂の中、数秒が過ぎ去り
刹那、シャグルアが跳んだ
今回、窓際に立てかけられていた剣を掴む動作と窓を破って
「外に出るまでの動作が同時に行われ、一呼吸する間もな
くシャグルアの身体が廃屋の外へと躍り出る。
ほぼ同時に、今までシヤグルアの居た部屋の中が
『赤』に染まった。
石畳が所々で剥げ、苔むしている帝国の通路
に向かって剣を構える
その上に着地したシャグルアは無詠唱で魔術の光源を
生み出し己の周囲を照らししながら、部屋に満ちた「赤
グルアは行動を即座に修正した
だが、己の鋭敏な感覚が周り囲の気配を感じ取ると、シャ
精霊術士の協力の下において契約し、己の脊髄に宿ら
れを弾き跳ばした
豪風の刃。
不可視である真空の刃が普巻のようにシャグルアの身
体を包み込み、己の匹方がら飛来した無数の一赤」の群
舞い上がった石畳の一欠片水瞬時に粉微塵となる程の
た。
魔術?術士はどこに...
た。
シャグルアは、改めて周囲を見る
『赤』の一欠片が叩きつけられる。
グルアは即座に切り飛ばす。
何かに気付いたシャグルアが、己の身体に纏う精霊に
陰強い魔力を供給する。
逐次迎撃するというよりも、回りの全てを吹き飛ばす。
かのような濃密な魔力を繰り上げるシャグルアを前に
『赤い水柾』の群が動きを止めた。
いや
一違う、この気配、-この魂の色!これは...
はーー己の周囲360度に広がる、赤い氷柱の群れだっ
時に液状となって、石畳に赤黒い血溜まりを造り上げ
る街でね...。壊されたら困る。
夜の闇の中、シャグルアの魔術の光に照らされたそれ...
直前まで水柱のような形をした間体であったそれは瞬
金属音と水音が混じったような音が響き、地面に
だが、その風をも突き抜けて到達する『赤』を、シャ
魔術による攻撃であるようにしか見えない『赤い水
柱』そのものに対して言葉を紡ぐイーズリーズを見て、
シャグルアは自分の勘が正だしかった事を理解する。
一暗殺フェイズは既に終わったろう?お前は初撃をし
くじった。名乗りぐらいあげてもパチはあたらないと思う
うがね」
イーズリーズは空中に浮か「ぶ無数の『赤い水柱』全体
を見渡しながら言った。
「...なんなら、私からシヤグルアに名前を教えてやる
うか、『紅雪』っ」
「自然に風化する分には構わんが、それなりに愛着のあ
てきたのは、頭に牛骨を被った死霊術士ーイーズリー
ズ・ソルドフレイル
シャグルアを取り囲む「赤」の群の外側から声をかけ
僅か数秒の膠着状態
だが―その腰着は、第三「者の手によって変化を見せ
る事となる
「やれやれ、暴れるなら街の外でやってくれないか?」
211
一幕間劇で
異界の階位
中の下から陰鬱な瞳を覗かせて呟いた。
その名を聞き、シャグルアは即座に理解する。
「短い間ですが......未永くよろしくお願い致します」
マラクーガーと申します」
貴族を思わせる恭しい一礼をした後、その女性は、頭
す必要もありませんね...」
シャグルアの目に映ったのは、白を基調とした華美な
装束を纏い、清楚だが丁寧な装飾が施された頭巾で顔の
上半分を隠している一人の若い女性だった。
「シャグルアさんの殺害を請け負いました......シルク・
り』に照らされる。
「名乗る必要は無いのですが、...バレているなら...!!
の吹雪の中心に、一つの影が現れる。
「確かに、暗殺は失敗しますしたし...再度の襲撃も難し
い相手だと理解しました...!」
緑の細いそのシルエットが、二つの衛星である『ザ
ジ」と「ルヴ」の反射光ーーーこちらでいう所の「月明か
と化しながら通りの中央に吹き込んでいきーその深紅強大な吸血鬼であると
すると次の瞬間、赤い水柱が空中で浴け、赤い吹雪。「己の目の前に立つのが、世界の敵の一人と数えられし
近く
「マウント
NEXTVOLUMENOTICE
「落とし子」の影が世界に充満する中で、
ポルカが迎えし来客。突然の出会いは現実を突き動かし
繋がらぬはずの記憶を揺さぶる。そしてまた「新宿」は、
全てを引き寄せる。望むと望まざるとに関わらず、
容赦なく真実をこじ開けながら、
...A.
...
の邂逅は、
いや......何か
分からねぇが
......肌?
いや...血が
ざわつきやがる
デジタル版Verl.0
ヤングガンガンコミックス
デッドマウント・デスプレー
2027年4月21日-Ver.IOO発行
著者
現在、成田氏信
作画ノ農本新太
◎2021日yongoNaria
©2021:ShintaFulimotor
発行所
株式会社スクウェア・エニックス
担当編集
清水ー秀
...
Mo.22-No.24、2021年NoO2-No.0
草野剛・近藤ひろ(草野剛テザイン事務所
初出ノヤングガンガン2020年No.18-N6.20
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EXTRA.CONTENTS:"表紙表
たのしいデッドマウント・デスプレイずかん
ANHLUSTRATEDGUDETCDEMAOINTOEATARAX
屍神殿の異世界での護衛を、ゾンビにな
りつつも勤めていた。
突然変異などではなく元より双頭の種
双頭である理由は魔術の処理を並列化
する為であり、実は魔素さえあれば魔術
も使える凄い猛獣。
暴れていた所を帝国の宮廷魔術師に狩
られ心臓を抜き取らわたが、屍神殿がそ
の遺体と魂を引き取った。
心臓は心臓で色々とミラクルマジカル大
冒険の末に凄いい事になったが、それはま
た別の話。
双牙虎
「ラゥファグゥフア
ミズ
☆コミックス発売店の表紙表を収録
ここで
EXTRACONTENTS:カバー
それらのMOにNTORコインドを
そういえば、
ただ一成田良悟
佐画一藤本新大
☆コミックス発売時のカバーを収録
EXTRA.CONTENTS::カバー裏
STORY
警視庁での激闘。襲い4.掛かる『火吹き盛』の
群れは、岩野目の記憶の意味を塗り替えていく
そして通走せし幅木を待つ、紋章を纏いし
謎の少年。そこにはポルカが過ごした
異世界の断片が、色濃く匂い立つ。
徐々に明らかになるその組織の輪郭
「サバラモンドの落とし子
それは、常同と「この世界」全てを吸く
絡み取る「転生群像劇、第7巻!
☆コミックス発売時のカバー裏を収録