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Instructions:
RYC'COMCS
SPECTAE
梶尾真治x鶴田謙
◇<13<21<28^<d7\4F`<B
詰詰話話話語話話
1234567
まぁ、そうですね。
さすらにハエマノに
さすらいエマクシ...
...
...
...
2045-
Extiog
第7話「〈195
>第1話
か.....
かっ...
カッパ...?
かっぱ...
さすらいエヤノン第2話
あっ...
バシャ
あはははっ
ごめんなさい
そうじゃなくて
私もさっき
落ちたのよ
同じ様にね
なんだ
人間なんだ...
甲らも
水かきも
頭の皿も
無いから
カッパは
人間そっくり
大発見!て
思ったのに...
...
まあ
今のところね
このあたりは
カッパが出るんで
有名なんだ
ゆうべ
うちに泊まった
お客さんが
ここで見たって
こっそり教えて
くれたんだよ
ふうん
...ん?
ねえ
アツシくん
そのお客
って..
髪の短い
女の人?
私くらいの
背丈の...
...うん
ヒカリさんって
いう人
ええ
知ってるの?
じゃあ
ぼくの名前
ヒカリさんに
聞いたんだね
カメラに
書いてあったわ
ヒカリは
私の友達なの
昨日まで一緒
だった
彼女が言ってた
カッパって
きっと私のことだわ
私は
エマノン
よろしくね
ここには
私の倉庫が
あるの
それを
取りに
来たのよ
この木かな
......?
ないの?
うーん
違ったね
こまったな
このあたりも
すいぶん景色が
変わったからなあ
そ...
そうなの?
アツシくん
そろそろ帰らないと
目が尋れちゃうわよ
さすらいエヤノン独りが
第8話
ア...
アツシくん...?
帰らな
かったのわ
エマノンの
探しものは
見つかった?
あきれた
へへへ
ええ
...これ?
ねえ
エマノン
エマノンは
どこから来たの
家はどこ?
家はないわ
...
父も母も
いない
アツシくんは
ここへ
何をしに
きたの?
あ...
あれ?
皆さんは
エマノン
その様子じゃ
たっぷりお説教
されたみたいね
測蔵及げに
愛方湯が
どうしたの?
ううん
別に
この辺もすいぶん
変わったなと思って
エマノンが
前に来たのは
いつなの?
...ふーん
そうなんだ
...
そうね
ずいぶん前よ
ずーっと前
...私って
見かけより
年寄りだから
...
これが
カッパ神社
おじい
ちゃんが
神主なん
だよ
ねえ
エマノン
カッパの
ミイラ
見る?
第5話
マルキナそんな気持ちよう
ねぇえへーねーぜーお兄ちゃん
ああーああ〜〜〜っ
もちゃぼうしちゃん。
は、ちょっと...?
さて、近くでくんじゃないか
てるっ
旅先時は
でもね
エマノン
これ
ニセモノ
なんだよ
いろんな
動物をまぜて
作ったんだって
ここが
カワウソで
手は猿
手は猿
キバは
犬か狼
町の大人が
けんかはっかり
してるのも
きっとこれが
ニセモノだから
なんだよ
いやーっ
お客様をあの頃は2食とどうしてそんな事かして
まっ、おまえはそうだなんですか?!!!
おかげじゃ
ふふは...
パトライヤーの
うんそれはそう言われてほとんどああらゆることが気になっちゃってね
カッパなんて
いないとかって
みんなこそこそ
言っちゃってさ
だからねーよ結局、おはようとするのは
そはそう気はねーよね...
アッシくんは
カッパの証拠か
ほしかったのね
......でも
カッパじゃなくて
エマノンだった
そう
だったの
ま、大丈夫ではねえっあっ
どんかいんだか
エマノンは
人間だよね
ねえ
アツシくん
アツシくんは
自分が生まれる
前のことって
覚えてる?
そんなの
覚えてるわけ
ないよ
私は
覚えてる
母の見たことや
聞いたこととか
触った物とか
そういう
の全部
母だけじゃない
祖母の記憶も
曾祖母の記憶も
もっともつと
ずっと前から
記憶が遺伝して
新している
つまり
母も祖母も
曾祖母も
身体は違うけど
みんな同じ私
なのよ...
いつか私が
子供を産んだら
今度はその子が
私になる
アッシくんとの
今日の思い出も
その子が全部
持っていくの
だから
大事な物は
地面に埋めて
おくのよ
次の私が
必要になる
までね
これは
五〇年前私が
祖母だった頃に
埋めた物...
アッシくんの
おじいちゃんが
川坊主”って
呼ばれてたの
知ってるわよ
信じる?
あはは
ウソぼっかり
ふぅん
信じないんだ
うっ
...まさか
ほんと
なの...?
こないだ
ある人が
言ってたわ
総ての生命には
必ずその存在価値が
ある...って
信じるとか
信じないとかは
あまり関係ないと
思う
実在する生物でも
架空の生物でも
きっとそれは
かわらないんじゃ
ないかしら
カッパには
カッパの役目が
あるってことが
大事よね
きっと
私にも
アツシくん
にもね
うちでは
これがほくの
仕事なんだ
ふうん...
いろいろと
大変なのね
そうでもないよ
いつもは近所の
おばあちゃん
しか来ないから
ヒマ
なんだ
あっ
いたいた
大丈夫よ
私の友達
だから
ここだったのね
アツシくん
あの人は
エマノンっていうの
不良みたいだけど
恐くないからね
ヒカリさん
私もね
兄に会ったの
このあいた
兄妹か...
いいなあ...
えっ?
エマノンに
お兄さんが
いるの?
ええ
双生児の
兄よ
子供の頃
別れたっきり
だった
母が亡くなって
仕方なく私が
兄を施設に
預けたの
エマノンは代々
一世代に一人だけの
はずでしょう?
私達まだ
三才だった
からね...
今まではね
私に家族がいたことは
一度もなかったのよ
何故今回は
違うのかな
エマノンさん
これなあに
植子よ
植物の
種子
日本では
育たないの
シュシって
花の籠?
地球の裏側で
咲く花よ
でも最近
数が減っててね
地元の人は
”リカホ”って
呼んでいる
誰も気にも
留めない
英色い花よ
この花の蜜を吸う
カナプンがいて
この花の
宝しか
吸わない
この
カナフンの脚が
ある細菌を
抜けていてね
その細菌が
免疫力を与えて
くれているのよ
密林の猿たちの体内で
発現しないままでいる
未知のウィルスのね
カナブンが
いなくなれば
様々な動物にとって
救死車の高い
正体不明の病気が
あっという間に
蔓延してしまう
そんな
国果関係を
わかって
くれる?
数百年ごとに
こんな危機が
起きるのよ
だから
なんとか
防ぎたいと
思ってね
それが
私の役目
だと思うの
・第7話
さすらいエマ
うん
タバコ
ちょうだい
エマノン
ねえエマノンの
お兄さんって
どんなだった?
そうねえ
兄さん♡って
呼ぶのは少し
炎な気分ね
そうじゃなくてさ
一五年も生き別れた
お兄さんなんでしょ
かっこよくなきゃ
なにそれ
興味あるの
ヒカリ
なんとなく
似てたな
私と
冗談すから
当然っていえば
そうなんだけど
ふぅん
いいなあ
エマノン
私もお兄さん
ほしいなあ
考えてみると
今のエマノンって
お兄さんと別れて
ずっと一人なんだ
三才の
ときから?
もう
なれっこよ
ヒカリだって
もう家族には
会えないんだから
一緒じゃない
ねえ
エマノン
そろそろ
タバコ
やめなよ
エマノンの
次の次の代には
私の生まれ育った
時代になるでしょ
大変だよ
タバコ買うのに
身分証が必要に
なるんだから
次はいつ
会える?
九九〇年の
一〇月二〇日
二二年後ね
一九九四年の
エマノンが
そう言っていた
じゃあ
またね
アツシくん
そうよ
これから
どこへ行くの
遠い所?
でもその前に
これの張りを
埋めに行くの
次に必要に
なった時の
ためにね
また
一緒に行く?
箱があると
いいんだけど
ねえ
エマノン
それほく力
あずかるよ
埋めておくより
ずっと安心でしょ
必要になったら
かならず返すから
取りにきて
...!!
本当に
お願いできる?
うん
約束する
アッシく
じゃあ
お願いね
うん
ありがとう
残されたのは
一本のビンと
一枚の写真
この一日間の
出来事について
なぜか
町の大人たちは
口を閉ざしたまま
誰も語ろうとしなかった
ン第8話
河雫神社
ありがとう
アッシくん
すらしエマハ...
...らわあ
...そうだなぁ〜ん
私は
名なしの
エマノン
名前なんて
ただの説明だし
私にとっては意味が
ないから...
私は
生まれついたときすてに
母の記憶を持っていた
母の記憶も祖母の認憶も
もっと前の先祖の記憶も
...
もっと前の
人間でなかった頃の
記憶まで持っていた
30億年の間
子孫から子孫へ
身体を乗り換えながら、
生きてきたというわけは
なぜか
わからないけれど
そういうふうに
生まれついている...
30億歳になっても
泣いたり笑ったり
恋をすることも
あったり...
でもみんな
去ってしまう
みんな
私だけを残して
過ぎ去っていって
しまう...
変わらないのは
この海と空だけ
来客間を
社寅池店
アルバイト募集
@$utt大歓迎!!
何か
お探しかな
旅の人
月の夏み
@学主大婦狐~~
マホハトイ募集
ホテル
キュリー夫人情
ンズと呼称が
新水陛市
じいちゃん
ただいま
ただいま
ーっ!
あれ
...?
...
...誰!?
あー
びっくりした
ばあちゃんの
幽霊かと思った
あたしは
てっきり新しい
ぱあちゃんかと
失礼な
やっちゃ
お前たちと
きたら
じいちゃん
赤くなってる
黙って
喰え!
しばらくの間
バイトさせて
もらうことに
なったの
じゃ
それまでは
家族だね
ずっとうちに
泊まってきなよ
わずかな間でも
家族がいたのは
いなかったよりは
ましたって
ブラッドベリの
小説にあったわ
...
それは
どうかしら
人による
...かな?
家族はいない
太古の昔から
一世代に一人の
女の子だけを
産み落とすことに
なっているからだ
しかし
何かかある
だから思い出した
一人だけ
自分にも血をわけた
兄が生まれた
何億せ代も
生まれ継がれながら
一世代一人すつの
存在だったのに
今の自分には
兄がいるのだ
お花に向けては、
ふたつゆりに...
注文してた
本が来たよ
本日なの
エマちゃん
それ
あんたが
訂むのかわ
ええ
あはははっは
!?
わ
わたしはなんですけどそんなわね
それをわかるわけじゃないか
やってみてもらわしい
泣いてるようだろうか
兄に会ってみたい
お盆話になりました
本代、置いておきます
兄に会いに
行こう
さようなら
エマン..
そんな悪しか
ス然に泳ぎ
あかっていた
シャア・ポンプ
さすらいこ
天水町
旅島町
おまけ
それまた、
こちら
弥生町交番
なる!!
山崎巡査
です
2〜3歳の
男の子と女の子の
兄妹のようです
氏名は
わかりません
...
夜遅くに
すみませんな
服装からして
それほど遠くから
来たのではないと
思いますか...
そうですな
こちらでも至急
あたってみますが
なにぶんこんな時間
なのでね
はあでは
今晩のところは
とりあえず
そういうことで
そうですね
今晩のところは
愛童園さんで
あずかって
いただけることに
なりましたので
よろしく
お願い
いたします
あら?
お兄ちゃん
預けてきた
愛童はなら
女心だから
......?
次はあなたね
ママ
さすらいエマンション第3話
きすらいエマノンガードは
兄さん...
あなた
兄さんね...?
君が
...
そう
そうよ
あなたの
双子の妹よ
すぐに
わかったわ
どうして?
なぜすぐに
わかるんだ
君にも
光が見えた
のか?
ぼくには
ずっと光の点が
見えていた
それが
君だということが
今わかった
私には
その意味は
わからないけど
見た瞬間に
わかったわ
面影が
残ってるもの
ぼくは
荏口拓麻
という名で
暮らしている
君は?
姓はないわ
名前は..
エマノンって
呼んでください
ぼくはずっと
自分の出生が
知りたかった
きみ.....
エマノンのことも
知りたかった
愛童園に
送られるときまで
一緒だったって
聞いたんだ
でも
いくら調べても
わからなかった
所在どころか
生きているのか
どうかも
私.....
今どうやって
暮らして
いるんだ?
旅をしてるわ
ずっと旅を
してる
......よく
わからないよ
もっと話を
聞かせて
くれるか?
エマノン
...
ぼくには
知る権利が
あるよな?
ええ
私も
兄さんのこと
知りたいわ
兄さんのこと
...
......よく
わからないの
兄さん...
拓麻...兄さん
拓麻
兄さん
兄さん
...か
ここだと
よく見えるわ
見えるって
なにが?
背景
タバコを吸うと
一瞬だけど
記憶力が鈍って
くれるような
気がするんだ
私もそう
どうしても
ときどき
自分の心の重みに
押しつぶされて
しまいそうになる
ときがあるの
似た者の
双子ね
これ
そのときに
求めてしまうのが
兄さんは
「光」って
言ってた
わね
「光」が
見えるって
子供の頃から
いつも景色の中の
一ヶ所がぼんやり
光って見えている
目を閉じても
光は消えないし
ゆっくり動いている
こともある
なにか目の異常
かと思って
気にしないように
してた
ところが
この数日...
急に大きく
はっきりと
見えてきて
正体を
知りたくて
その方向に
走ってきた
光はずっと
生き別れの妹の
位置を示していた
ということらしい
その様子では
どうやら
エマノンには
見えてないんだな
特別な意味が
あるのかと
思ったけど...
私は兄さんに
会えるような
気がして
それで
なんとなく
来てみたの
きすらいエマンダーような
...
愛童園には
いないのね
ああ
子供に恵まれない
夫婦に引き取られ
たんだ
拓麻兄さんは
今...
おかげで
何不自由なく
育てられた
荏口は
その両親の
姓だよ
よかった
.....
すごく
気になって
いたの
どうしているかって
でも愛童園だったら
大丈夫だろうと
思ったから
愛童園へ
連れていかれる
ときのことを
記憶しているのか?
拓麻兄さんを
残していったのよ
じゃあ
ぼくたちには
母親がいたってことも
おぼえてる?
田中:和子って名前と
ぼくたちが保護された
弥生公園の近くの
アパートに住んでいた
ことまではわかってる
だって
私がそう名乗って
あのアパートを
契約したの
仮の名前で
田中和子って
意味がよく
わからない
...
エマノンが
アパートを
借りたって?
子供のときのことを
間違ったふうに
記憶しているんじゃ
ないか?
きみも当時
ニオかミ才
だったはずだ
ちがうの
そうじゃ
ないのよ...
やはり
順序だてて
おたがいの話を
した方がいいの
かもしれない
私も
よくわからないの
兄さんは
「光」が見えるって
言ってたわね?
他にも
人とはちがうって
思ってることが
あるの?
...
特に
記憶力かな
一度見聞きした事は
二度と忘れないよ
愛童医以降の
記憶は
完璧だと思う
やっぱり
そう
私も記憶力が
異常なの
それも
拓麻兄さんの言う
記憶力なんてものじゃ
ないの
私の記憶って
...人の一生どころか
三十数億年......
この地球に
生命が誕生して
進化をとげてきた
そのすべての
記憶なのよ
三十数億年昔って
人間もまたいない
はずじゃないか
どうして
そんな頃の証拠が
あると言うんだ
エマノンは
生まれても
いないというのに
そう
この身体の私は
まだ生まれて
いなかった
でも
私はその頃から
存在していたという
ことになるの
記憶が記憶として
認識できるように
なったのは
ずっと後のこと
最初は
聴覚も視覚も
なかった
ただ存在して
たゆたっていた
そして生物として
命を得てから
原生動物やらの
ミクロ生命として
発生した私は
記憶だけを
引き継ぎながら
進化の中で
生きてゆくことに
なった...
進化の中で
生きてゆく
...?
だから
この肉体は
誕生してから
数十年
だけれど
人間でない
頃からという
ことだね...
そう
記憶だけは
三十数億年という
ことになるのよ
生まれていなくても
存在したというのは
そういう意味
各世代で
一個体ずつ
子孫を残す
その新世代の低体が
それまでの親が持つ
全記憶を引き継ぐ...
どうやって
記憶を
引き継ぐんだ
親は
どうなる?
親は
持っていた記憶を
すべて失う
抜け殿に
なってしまう
実感が
わかないなあ...
別にいいわ
事実を事実として
知ってもらえば
私は鎖を
連想するの
私...
私の前の世代
その前の世代
獣だった世代
両様類だった世代
進化は鎖だって
わかるから
母体から次の母体へ
記憶を受け継ぐ...
それが君って
ことになる
なら...!
ならどうして
ぼくは生まれたんだ
一世代に
ひとりだけ生まれる
宿命を持つのが
エマノンなの
だろう?
双子の
しかも男だ
ぼくは
生まれるはずじゃ
なかったんじゃ
ないのか?
否定しないわ
私も戸惑った
私も
世代を移りながら
今の私を身ごもったときに
こんなことが起きるって
初めてわかったんだから
これまでだったら
自分のことだけ
考えて
旅に出れば
よかった
でも
双子だ
なんて
なぜこんなことに
なったのか
よくわからない
じゃあ母親の
田中和子って
いうのは...
前の世代の私
もちろん
でたらめの
名前よ
父親は
いないのか?
いるわ
でも
どこの誰だが
行き当たり
ばったり
だらしない性格の人
だったわ
あまり話したくない
誰でも
よかったんだから
父親は
そんな...
犬や猫じゃ
あるまいし...
君はほくの
妹でもあり
母でもある
そう言うこと
なんだ
父親が
どうでもいいって
...
誰でも
いいなんて
そういう時か
来るの
自分が自分で
なくなる時が
突然来るの
......
裡から衝動が
突き上げて来て
新しい世代に
脱皮するための
衝動が
脱皮...
だって...?
じゃあ
お母さんは
どうなった?
前の世代の
エマノンの肉体は?
抜け殻になるって
言ったけど
死んだのか?
あのアパートに
連体があったとは
聞いてないよ
...
わからない
わからない?
わからないって
どうしてたんだ
ぼくたちは
保護されるまで
どうやって育って
いたんだ
エマノンは
知っているんだろう
私の
前の世代の
母体は...
前の世代の母体は
私を産み落とした瞬間に
全記憶を失ってしまう
わけじゃあない
まず
本能に従って
私を育てる
そして
育ち始めるに従い
すべての記憶が
消えていくの
幼い私が
自力で生きて
いけるという
見極めがつく頃に
母体はまっ白な
状態になって
しまう
それで
すべての記憶が
失われてしまう
寸前の母体を
少し離れた町の
公立の病院に
入院させたわ
それはどこだ!?
いつのことだ!?
昭和6年
6月28日
必要な費用を
持たせて
兄さんを預けた
次の日...
捨てたって
いうことだよな
ぼくも...
お母さんも
午後10時
土日休日ヤスミ
どうしてみんな
ぱらぱらになって
しまったんだ
どうして一緒に
暮らして
いけなかったんだ
エマノンは
ひどいと思う
私を責めないで
これまで代々
私はそうやって
生きてきた
生まれ変って
母体から離れ
そして新たな
旅を始めるの
旅をするのは
さすらい
続けるのは
私の本能
自分の
内部からの
行動なの
さすらい続けて
いることは
宿命なんだと
思う
でも
今回だけは
違った
私が双子で
生まれてきた
しかも
異性との
双子だなんて
旅に出なければ
ならない衝動と
血縁をもって
しまったことの
戸惑いとで
どれほど私が
苦しんだか
わかる?
あれが
あのときの私の
最善の選択
だったのよ
あなたを
愛童園に
預かってもらう
ことが
申し訳ないと
思うわ
邦珂には
でも
私は旅をやめるわけには
いかなかった...
旅って...
わからない
なんのために
......?
私の存在
それ自体が
わからないのに
ぼくはずっと
自分の出生が
知りたかった
血を分けた
妹のことを
知りたかった
ずっと
探し求めて
いたのに
あっ...
あぶないっ
兄さん...
発火能力が
あるの...
私たちもう
会わない方が
ししまって...
ああ
ぼくはエマノンを
許せないかも
しれない
次に会ったら
今度は本当に
殺してしまうかも
しれないから
おそらめえ
それ
やるよ
さすらいエマノン67第7話
私はやっと
察した
芦店
兄の存在は地球の
機能のひとつなのだと
私と同じように
兄もまたこの惑星に
必要な存在として
生まれたのだと
”どうしてぼくは
生まれたんだ
理由は私にも
わからないけれど
いずれ
兄の能力の意味を
知るときがくるに
ちがいない
...
でも
そんな残酷なことを
兄に告げる気には
なれなかった
...
兄と再会したのは
それから三〇年後の
こと...
TO-BEGONTNUE---
こちらいエント
...
そう言えば
RYUCOMICS
さすらいエマノン
そ、韓国第二・相手真治
@xEwuT§URUTA今日はいくんいつだけど、
発行万株式会社博師書店
デーキー時代のデータ1,9202東京都品川区上大梅31-1
TEL-0950034001級集)
この作品は、
「さすらいエマノン(2012年4月15日金行)
に基づいて動作されました。
本書のコピー、スキャン、デジタ以上等の発表実装は、著作権法上での時外を抜き禁じられています。
本書を代行業者の第三者に参加しでスキャンやデジタル化することはたとえ個人や素直外の利用ですが、っても一初読められておけよせん