．．．

原作武論尊

漫画原哲夫

死の門を開けろ！！の巻

＞＞４４５６４８４１０５

哀しき賭け！の巻

救世主たちの墓の巻

眠れ墓標なき墓に！の巻

恐怖の足音！の巻

静かなる巨人！の巻

北斗有情拳！の巻

失われた北斗の男の巻

死兆星の蒼光！の巻

死の門をあけろ

虫ケラどもお

三か月ぶりに

獄長様が陽の光を

お恵みくださる

外にでろ〜〜っ！！

ふあが

はあ

はあ

今日の

わたしは

実に気分が

いい！！

よって

陽の光を授けよう

わたしに感謝

するのだ！！

カサンドラに

生きる

すべてのもの．．

たとえ虫ケラ

一匹でも．．．

はわ

ここから

はいでることは

できん！それが

カサンドラ伝説

フッ．．．

はっ

はっ

フフフ．．．挑戦者よ

くるならこい！

なんびともこの

カサンドラすなわち

わたしの伝説をやぶる

ことは不可能！！

フ．．．

きたか．．．

むっ！！

あ．．．

あれは

ご．．．獄長に

報告を！！

ご．．．獄長～！！

アミバを倒した

ケンシロウと他二名が

こちらに向かって

います！！

ぐっふふふ

きたな！

無謀な

挑戦者よ！！

恐怖を

知らぬものに

恐怖を教えて

やるのもわしの

楽しみ．．．

いけい！

ライガ

フウガ！！

まずは

きさまらが

不落のカサンドラ

の恐怖を教えて

やれい！！

こ．．．こんな

真正面から

向かって、大丈夫

なのかしら．．．

ケンは一体

なにを考えて！！

．．．

まるで人の

気配がしないけど

ここに本当の

トキや多くの

人びとが捕えられて

いるのかしら

フ．．．マミヤ

目の前をよく

みてみろ！

え！？

．．．．．．！！

！！

レ．．．レイ！！

フッフフ．．．

おれたちが

いなけりゃ

死んでたな

おいそんな

ところに

つっ立って

ねえで

おりてこい

おれが

相手だ！！

カサンドラの

衛士

ライガ！！

同じく

フウガ！！

ここを

通すわけには

いかん！！

むっ！！

！？

こっ．．．これは！！

くくっ！！

やつらなにか

みょうなもの

持って

やかる！

二神風雷拳

二身一体

同じ血同じ筋肉

同じ感性を持つ者

のみが修得

可能の拳！！！

さがって

いろ！！

クッ．．．

なかなか

手強いな．．．

よし！！

道を

あけぬと

死ぬぞ！！

フッ．．．

われら

カサンドラの

人間にはその

言葉は脅しに

ならぬ！

すでに

あらゆる人間が

すべて死に支配

されている！！

この門を

あけようと

する者には．．．

死ある

のみ！！

気をつけろ！！

やつらの間に

はさまれたら

終わりだ！！

あ！！

な！！

バ．．．バカな！！

おれたちの

拳が！！

ま．．．まさか

みやぶられる

とは！！

はっ！！

くくっ！！

うっ！

うっ！！

終わりだ！！

！

敵意より

哀しみ

な．．．なぜ

殺さぬ！！

おまえたちの

目は哀しみに

満ちている！！

た．．．たった

これだけの

聞いて

おれたちを

見切るとは．．．

フッ．．．おおかた

人質でもとられて

衛士になり

さがったのだろう

はっ

なんだふたりが

門をあけようと

しているぞ！！

おさえろ！！

ぬうう

ひえ

うわあ！！

あんたに賭けて

みようあんたなら

カサンドラ伝説を

やぶるかもしれん

そして

おれたちを含め

ここに生きる

すべての者に

再び光と生を！！

この門は

あけておけ！

もはや二度と

閉ざされる

ことはない！！

こ．．．この門が

永久に閉じる

ことはないだと．．．

あのかつて

だれひとりとして

この門を通さな

かったライガと

フウカか．．．

やつらに

みずから門を

ひらかせて

しまった

あの男は一体．．．

哀しき賭けの皆

へっ．．．バカな

やっだいくら

なんでも獄長に

勝てるものか！！

おい

この勝負に晩めし

賭けねえか

ん～～おう

いいともよ！

どっちに賭ける

もちろん獄長

に．．．．．．

いや．．．

おれは

あの男だ．．．

フッ．．．

は！？お．．．

おまえ．．．

．．．．．．

獄長の

ウイグル様だ

どうどう！

フッハハハ

ハ〜〜ッ！！！

フッフップッ．．．

よくぞこの地に

足を踏み入れたな

ケンシロウ！

この鬼の哭く街

カサンドラにみずから

踏み入るとは．．．

その無謀なる

勇気だけは

ほめてやろう！！

おれに．．．

無謀という

言葉はない

それはまだ

きさまが恐怖という

ものを味わった

ことがないからだ

まずは

その見本を

みせてやろう！！

だがここで

きさまは生まれて

初めて恐怖という

ものを知る

ことになる！

はっ

ううっ

ライガフウガ！

わかっていような

カサンドラの衛士と

しての誇りと義務を

放棄した罪は重い！！

あ．．．あにき

ミ．．．ミツ！！

グフフ．．．

きさまらを衛士に

仕立てんがための

人質はこれでもう用は

なくなった！わしの

ペットのエサにして

くれよう！！

な！！

ううわあ～ん

あう！！

ぅゎぁっああ～！！

あにきィ～

ファッハハハッ

わたしに逆らうと

地獄を味わう

ことになるのだ！！

ミ．．．ミツ許せ

このカサンドラの

住人に再び生を

与えるためだ

死んでくれ！！

わかるなミツ！

おれたちが待ち望んだ

救世主がやっと

現れたのだ！！

はっ！！

先に地獄で

待っていろ！！

おれたちも

じきに行く！！！

ミツ．．．

あんたは

哀しむことは

ない！

おれたちが

勝手に

あんたに

賭けたんだ！！

気がかわった！

覚悟が決まった男を

殺すのは

おもしろくない！！

きさまらふたりが

その男に賭けた

いちるの希望．．．それを

打ち砕いてから

ゆっくり処刑してやるわ！！

きさまらの

希望が絶望に

かわってゆくのを

ゆっくりと

楽しむがいいわ！！

話はそれだけか．．．

かかってこい！！

なにぬね！！

ぬおお！！

くらえっ

泰山流双条鞭！！

ああ！！

フハハハ！

どこから

飛んでくるかさえ

わかるまい！！

どうだ

恐怖の味は

ハハハ～！！

ムチの

スピードは

人間の目では

見切れない

しかもやつは

相当の達人！！

とどめだ

〜〜〜っ！！

え！？

う！！

あんぎゃ！！

うわ！！

くく．．．

ぬくく．．．

くあ！！

なああ！！

い．．．いつの間に

ムチの先を！！

おい！

それが

きさまの

恐怖か．．．．．

では今度は

おまえに

本当の恐怖を

味わわせて

やろう！！

救世主だちの

♪巻

な．．．なんて

やつだ！！

獄長のムチを

みてみろ！！

いつの間に

結んだんだ！？

信じられん

み．．．みえたか

今の！？

いや．．．

ぜんぜん．．．

賭けよう

おれたちも

この男に！！

フッフフ．．．

つくづく

おろかな者ども

よの～～～

ウイグルの

力はこんな

ものではない

はたして．．

ん〜〜ふふふ

う！？

はわわ

どうした？

きょ．．．

恐怖の

儀式が

はじまる！！

ああやって

獄長が

ひきぬいた

ひげの本数で

処刑される囚人が

決まるんだ！！

なに！！

くっ

１．．．２．．

３．．４．．．

５本．．．

５号獄舎だ

５号獄舎の

囚人どもを

ひきだせえ！！

！！

うわあ

いやだあ！！

ヒッへッヘッ

おとなしく

しろい！！

ヒイイ！！

な．．

なにを！！

はっ！！

！！

おれたちは関係ない

やめてくれ～～

うわああ！！

ヒイイイ～

どうしておれたちが

こんな目に～～～！！

石の断頭台！！

くふふ．．．ただ

闘うのでは

退屈だ

こいつらの

命もおまえに

賭けさせてやろう

なにィ！！

やめろ

この男に

賭けたのは

おれたちだ

おれたちが

がわろう！！

あ～～

聞こえんな！！

いやがるやつの

命を賭けるから

おもしろいんだ

フハハハ～～！！

！

な．．．なんて

やろうだ！！

フフ．．．そうだ

おまえたちに

仲間を紹介

しよう

あれを

みるがいい！

あの墓には

いままで

無謀にも

このウイグル様に

救世主さどりで

挑んできた

ハカともと

その時の

賭けてした

処刑された

囚人たちが

眠っておる！！

思えば

あわれな者どもで

あった！！

フフ．．．この墓標が

ふえることがわしの

伝説を生みカサンドラ

の伝説を生むのだ！！

安心して

討ちとられい

ファッ

バハハハ！！

すでに

おまえの墓も

用意してある

その墓は

大きめに作って

あるのか？

あ！？いや

なぜだあ！？

ではできる

だけ小さく

たたんでやろう

あ～～ん！？

なにを

いっとるんじゃ

きさま！

まだ

わからんのか

その墓に

はいるのは

おまえた！！

なあにィ！！

へ．．．へらず口を

たたき

おって！！

はあ！！

ウワッハハハ！！

！！

．．．

フ．．．今度は

結べそうに

ないな．．．

泰山流千条鞭

！！

ワハハハ！！

口ほどにもない！！

はああ～～

カサンドラ獄長

ウイグルの

真の姿を

みるがいい！！

な．．．なんだ

あの構えは

！？

みたことも

ない闘技！！

蒙古覇極道

くるくるってくれ

ケ．．．

ケン！！

．．．．．．

フッフフわが祖は蒙古

古来より伝わる

家古覇極道は全身を

一弾と化しすべての

パワーを敵にたたきつける

一撃必倒の格闘技！！

わが誇り高き

民族がかつて

大陸を席巻した時

その最大の武器は

この闘技に

あったのだ！！

ハッハハ～！！

うわああ～！！

へへ．．．勝負が

ついたらしい

おまえの弟も

これで

終わりだ

どうだ感想

は？えっ！！

フフ．．．もし

ここで倒れる

ようなら

この先あいつを

待ち受けている

恐怖にはしょせん

勝つことはできん

おまえたちも

あわれよのう

はあ！？

聞こえんな〜

ん～～

いい声だ

いい気分だ～～

無謀な挑戦者の

ために犠牲に

ならねばならん

助けて

ください！

わたしはなんの

関係もない！！

そんなあ！！

うわあ！！

殺れ！！

そうら！！

へへっへへ．．．

らっ

らいれっ

なっ！！

はっ！！

いった

はずだ！

墓に

はいるのは

おまえだ！！

た．．．たしかに

わたしの

蒙古覇極道を

受けたはず！！

ここまでだ．．．

おまえが築きあげた

すべてのもの

カサンドラ伝説は

今より消えうせる！！

なにィ

ケン．．．

な．．．

なんという男．．．

おい

つづけろ

はっ！？

ぬ！！

この墓に

はいるのは

獄長だ！

このサイズでは

はいりきらん

ぬっふふふ

バカどもめが

はああ～～～

今度こそ地獄へ

送ってやろう！！

むっ！！

このおれから

逃げられるとぉ

思ったかあ

ーっ！！

おお！

やったか！？

フフフラフ！！！

．．．

フッフフ

この不死身の

肉体にそんな

小細工は

通用せん！！

フラー

フフフ．．．やはり

最初の一撃は

きいていた

ようだな

い！

«

その強がりに

ひ

ふさわしい

死に力を用意

してやろう

ああっ

ふあっははは

どうだもう

どこへも

逃げ道はないぞう～～うまうまひゃひ

うはうはひゃひゃ

いいだろう

では

お遊びも

ここまでだ！！

６本だ！

この６本の指で

その蒙古覇極道

受けてやろう！！

うぐうぐ～

ここまでこの

わたしを侮辱した

ことは許せん

受けて

みよ！！

蒙古覇極道〰！！

な！？

なにィ

くく！

このＳＥＯキロの

肉体をよくぞ

受けとめただが

この鋼鉄以上の肩を

やぶることは

できまい！！

くおお！！

このまま

くし刺しにして

くれるわ！！

ぬうう！！

ぬああ！！

な．．．

なにィ！！

うああきゃ〜ん．

北斗鋼裂把！！

おれの指は

鋼鉄すら

ひきさく！！

きさまの

肩の筋はすべて

ひきさいたもはや

蒙古覇極道は使えぬ

くく．．．

さ．．．さすがだな

劉家北斗神拳．．．

ほめてやるう

し．．．しかし

カサンドラ伝説は

不滅だ！！きさまなど

おれの敵ではないわ！！

くらえ！！

でへ！！

あたっ！！

ぬああ

あたたただ！！

？

あたたあっ

ほげえ！！

墓穴が

せますぎたな

しかしじきに

ちょうどよくなる

安心して死ね！！

うう

おえ

か．．．体が．．．

体が～～ぐっ！

ぐるぢい～～～！！

ひ．．

ひィ

たたずげ

ば！！

悪党に

墓標は

いらん！！

獄長の仇！！

生かして

ここから

だすな～！！

また墓標のない

墓穴をふやす

つもりか．．．

．．．！！！？．．．！！

お．．．おちた．．．

不落のカナ

カサンドラが

おちた．．．

それに

たった

ひとにらみで

あの野獣どもを

お．．．おれたちは

とてつもない

救世主を手に

いれた！！

おいマミヤ

気づかないか

え！？

鬼たちの

哭き声が

止んだ！！

は！！

そういえば

聞こえないわ

風の音が

数怖の足音！の巻

！！

お．．．おれたちに

再び光と生が

よみがえった！！

この太陽も

大地も

すべて自由だ！！

た．．．助かっ

たのか．．．

ほ．．．ほんとに．．．

ああ．．

おれたちは

絶望の淵から

救われた！！

．．．．．．．．

こっ．．．

ミツ．．．

あ．．．

あにき！！

ミツ！！

ミツ！！

あの人の．．．

あの人の

おかげ

なんだね

うむ

そうだ

いったいこの時代に

なにが

おころうと

しているのか

おれは

この目で

みとどけて

みたい！！

そして

このカサンドラに

捕われている

トキという男

このふたつの

巨星が交わることを

獄長は極度に

おそれていた

ライガ

．．．．．

フウガ．．．

トキの

牢まで

案内してくれ

フ．．．

鬼たちの

哭き声が

歓喜の声に

かわったか．．．

だがすぐに

恐怖の哭き声に

かわる！！

クフフ．．．

ひい！！

はわ

わ．．．

お．．．おれは

ちがう

おれはあくまで

あんたたちに

忠誠を！！

ひっ！！

な！？

け．．．拳王親衛隊！！

拳王．．．

だ．．．

だめだ．．．

どうして

拳王とは

なに者だ？

け．．．

拳王とは

もう．．．すでに

拳王の手が

回って

いたのか！！

カサンドラは

おちても

拳王がいる限り

おれたちは．．．

拳王とは

世紀末覇者を

名のる恐怖の支配者

その正体は

だれも知らない！！

このカサンドラも

やった逆らった者を

処刑するためにつくられた

監獄の町！！

ウイルクルすら

この監獄の番人に

すぎなかった！！

親衛隊が

ここにきたと

いうことは

ついに

拳王が本気で

動きたしたと

いうことか！！

なにィ

！？

フッフフ．．．きさまが

ケンシロウか．．．

救世主きどりも

ここまでにせい！

今ならば拳王様も

寛大に許して

くださる

今すぐ

降伏するのだ

おまえ

ごときに

勝ち目はない！！

もう

やめて

くだされ

ここまでじゃ

残念じゃが．．．

は！！

ぬ！！

それがへんじ

返事か

ならば

死ぬがよい！！

はっ！！

い．．．いや

いない！！

ライガと

フウガが！！

どこへ！？

せめて

おれたちの手で

トキという男の

牢を！！

おれたち

にはケンに

これぐらいの

ことしか

してやれぬ！！

急げ！

トキの獄舎への

通路は迷路だ！！

ふさがれたら二度と

獄舎にたどりつく

ことはできぬ！！

ぬふふ．．．

うっ

どけ！

おれたちは

なんとしても

牢を開かねば

ならぬのだ！！

フヒヒ

我われは断じて

トキにあの男を

あわせるなと

拳王様に命じ

られている

拳王様の

命令だぞ！！

そんな

ことは

わかっている

わかっているが

なにかが

おれたちを

動かしている！！

バカな！

カサンドラ衛士

ライガフウガと

あろうものが．．．

ならば

死ねい！！

うっ！？

ふあっはは！

この通路を

ふさげばだれも

トキの獄舎へ

近づくことはできん

な．．．なにを！！

くっ！！

うおおお！！

ぐあ

なっ！！

ぬ～～～！！

バケモノ

どもめ！！

ヒヒ．．．

だがどうする

その格好では

抵抗することも

ままならぬ

くく素手なら

やつらを

倒すことが

できるものを

そら～～

手を離せ～

ヒッヒッピッ

ぐお！！

うり

ぐああ～！！

あは！

痛いだろ

え～～

あはは！！

ゲフッ

ぬうう．．．

へっへっ

はあはあ

離せぇ～

ふ．．．

ふさいでは

ならぬ！

この通路は

あの男の希望

そして恐怖に

支配されている

者たちの

明日への希望！！

ああ！あの男に

賭けた以上

おれたちも

このくらいの血は

流さねばならん！！

はあはあ！

しぶとい

やつらめ

いったい

なにが

やつらを

これほど．．．

もう．．．おしまいか

拳王の

イヌどもめ！！

覚悟は

決まっている

さあ突け！

突いてみろ！！

けええ！！

死ねえ！！

はっ！！

うっ

ライガ！！

フウガ！！

な．．．なんと

岩を支えたまま

絶命して

いる！！

あ．．．

あにき！！

ど．．．どうして

そ．．．そんな．．．

やっと解放

されたと

思ったのに．．．

な．．．なんで

ふたりで

いっちまうん

だよ～～～

なんと凄絶な

死だ！ただうっ

この通路を守る

ためだけに！！

ラ．．．

ライガ．．．

安心して眠れ

悪の炎は

おれが消す！

そして

拳王に死を！！

フウガ

かなる巨人

おいおまえは

もとトキの

牢番だったな

一体

トキとは

どういう男

なんだ！？

わからん．．．

だがやつは

死の灰に

侵されて

いるらしい

奇跡の村から

ここに連れて

こられた時やつは

歩くのもつらそうな

半病人だった．．．

半病人！？

そんな半病人の

男と北斗の男が

あうのを獄長は

なぜあれほど

恐れて

いたんだ．．．

わからん．．．

うわあっ

ひいい～～～！！

な！？

ごっごっ

ごくごく．．．

獄長ぉ～！！

かあああ！！

あ．．．あわせでは

な．．．ならぬ！！

あ．．．あの

ふ．．．ふたりを

ふただりを～

をろあ

！！

ご．．．獄長

が！！

こ．．．これほど

までの

執念を！！

ト．．．

トキとは

どういう

男なんだ！！

．．．．．．

さがっていろ

あとから

ついてくるが

いい！

．．．．．．．．

フッ．．．

そら

でてこい！

な．．．

なんで

わかるん

だ！？

こ．．．こんなに

的確に！！

おまえみたいな

バケモノ初めて

見たわ！！

道を

あけろ！

できぬなぁ

拳王様にどんな

ことがあっても

あわせてはならぬと

命令されておる

おれも

拳王親衛隊の

ザルカといわれた

男．．．

首長処刑刀術

受けてみるが

いいわ～～っ！！

切り刻んで

やるわ～！！

フヒヒ

ほれ〜ほれ～

ヒッヒッピッ

もうすぐ首が

とふぞ～！！

あたっ！！

エブッ！！

おまえは

おれの敵では

ない！

ひっ！！

ゴボ．．．

おまえたちが

ライガとブウガを

殺ったのか

うっ

はあっ！！

とったあ！

だはは！

きさまの命も

ここまで！！

なんの

つもりだ

フウッフッフ

このおれ様に

刃を向けたのは

運が悪かったな

首長盗刃術

たっぷり味わうが

いいわ～～

ならば早く

刀をとったら

どうだ．．．

あっ

い！？

ライガと

フウガか

地獄で

待っている

ぞ．．．

うれえろお！！

ぐっ！！

ぬくく．．．

こうなったら

最後の手段だ

やつをトキを

殺してくれるわ！！

はっ！！

はあはっ

ふあっははは

おれたちは

最悪の場合トキを

殺せと命令

されている！！

この男は病気

しかも三か月も

こうやって座ったまま

足腰はなえて立たぬわ！！

くっ．．．

しまった

！！

いいだろう

やってみろ

殺せ！

フッフフフ

いいんだな

え～～～

早く

やれ！

よ．．．よお～し

あとでほえづら

かくなよ～～～

殺してやるぞお

くく！

え！？

うわあ！！

あっ！！

や．．．

やめてくれ

こんな芝居

やってられる

か〜〜っ！！

なぜもっと

我慢せんの

じゃあっ！！

きさまあ！！

せっかくの

時間かせぎの

芝居もバレ

ちまったか！！

そんな芝居が

おれに通用すると

思ったか

おまえは

本当のトキを．．．

北斗神拳を

知らない！！

しかしもう

遅いすでに

別動隊が

トキを連れ

だしたはず

残念なこと

だな！！

その上

このおれ様が

相手だとはな！！

そうだな．．．

え！？

ゲ！！

おまえたちの

ような人種は

この手に

すぐかかる！！

トキは

どこだ？

なあ！！

く．．．

くそ～～

た．．．だれが

吐くか．．．か．い．．．

う．．．

腕が！！

秘乳頭顕を

突いた！

きさまの

体は意志とは

無関係に動く！！

ゆ．．．指が勝手

勝手に．．．

うう．．．こ．．

殺される！

吐いた以上

おれは拳王に

殺される！！

その心配は

ない！

え！？ど．．．

どうしてん

おまえはもう

死んでいる！

な．．．

なにを

バカな！！

なのォ

ろ．．．

わ

早く！

やつらが時間

かせぎを

している間に

トキを連れだす

のだ！！

立て！！

カサンドラを

でるんだ！！

遅かった

ようだな．．．

ケンシロウは

もうきている

なにィ！？

おお！！

か．．．

壁が！！

もはやここまで

トキを殺すしか

ないわ！！

拳王の

命令は絶対！！

だれもさからう

ことはできぬ！！

死ねえ！！

北斗有権

今日は、

・有情拳／の巻

う！！

な！！

くくっ！！

しまったあ

っ！！

くそっ

トキ．．．

にいさん．．．

．．．

ケンシロウ．．．

こ．．．

この男が

トキ．．．．．

くっ！まに

あわなかった

か！！

くくっ！

こいつは本当に

病人かビクとも

しねえ！！

うっ！！

わっ！！

くそっ今だ

なんとしても

トキを殺す

のだ！！

動くな～～

トキときさまは

あうことなく

終わるのだ！！

やってみるが

いい！

おまえたちにも

トキという男が

わかる！

トキを殺らねば

おれたちが

殺される！！

ケエ～～

うっ！！

ゲッ！！

は〜〜〜

べう！！

ひィ！！

北斗有情攀！！

せめて痛みを

知らずに安らかに

死ぬがよい．．．

ん！？

あ．．．足か

足があ

勝手に

まがってく

〜〜

うっ

ああ

ああ！！

な．．．なんだ

おまえ足が

そんなになる

まで気がつか

なかったのか！？

い．．．痛く

ないのか！！

ん！？

うわあっ

お．．．おれの

腕も．．．！！

秘孔牽正への

北斗神拳

有情破顔拳

トキの

北斗神拳に

かかった者は

死ぬまぎわ

天国を感じる

あは〜

いい気持ち

だ～～～

ちにゃ！！

ケンシロウ

にいさん

す．．．すごい

こ．．．これが

トキという男

そしてこれが

北斗神拳．．．

拳王とやらが

このふたりの

再会を恐れて

いたわけか

わかった

待っていたぞ

やせたな

トキ．．

フッ．．．だが

まだ

生きている

にいさん！！

大丈夫．．

大丈夫だ

行こう．．

おまえに

見せるものが

ある．．．．．

おれの体では

旅をつづける

ことはできん

だからあえて

捕われの身に

なって待っていた

おまえがくると

信じて

うっ．．．こ．．

この臭いは！！

血の臭い！！

そうだ

周囲の壁に

にじんだシミ．．．

それは

すべてここで

殺された

武道家たちの

血の跡だ！！

武道家．．．

あの男拳王は

おのれの力を

より強大にする

ため．．．

あらゆる拳法家

武道家の達人を

集めその極意を

奪おうとした！

．．．！！！？

．．．

この場が

真のカサンドラの

恐怖だった．．．

＞っ！！

本当だな

本当に

極意を伝授

したら．．．

おれの家族の

命は助けて

くれるんだな！！

約束しよう

あ．．．

あなた．．

．．．！！！．．

これが

崇山通臂拳の

極意か

や．．．約束だ

おれたちを

解放してくれ

フ．．．これだけは

いっておくこの世で

伝承者はふたりは

いらんこの拳法の

伝承者は今より

このおれだ！！

！！

だが命は

助ける約束だ

一生カサンドラで

暮らすがよい

おいこの男と

女子供は別べつの

牢獄にいれておけ

はっ！！

そ．．．そんな

待ってくれ！！

こ．．．こんな所では

子供は育たん

し．．．しかも

この母親は乳が

乳がでないんだ！！

ここに閉じこめ

られたら子供が

赤ん坊が．．．！！

子を放つことは

このおれに対する

恨みを放つ

ことになる

どんな小さな

禍恨も断つ

それがおれの

生き方だ！！

ぐくっ！

うおおっ！！

あなた

～～～！！

別べつの牢獄に

とじこめられた

家族は

お互いの生死を

確認するため

夫の色を妻の名を

子の名を叫び

つつけた

だが

ある日ー

夫の呼ぶ声に

妻がこたえ

なくなった

そんなことを

なん百人と

くりがえしてきた

その叫び声が

やがて鬼の哭く街

カサンドラを生む

ことになったのだ

その時．．．．．

男は妻と子の

死を知った

そして．．

やがて自分も

絶望と悲しみの

うちに死んでいった

その凄惨な悲劇が

この血の数だけ

拳王の手下で

あったジャギ

アミバも

拳王の命令で

動いただけ

アミバの発見した

新秘孔もすべて

拳王へ伝え

られた！

拳王の前に人は

なく拳王の後にも

人はない！人間は

おのれひとり！それが

世紀末覇者拳王の

狂気の野望！！

そして拳王は

ラオウ！

え！！

ラ．．．ラオウと

いったら

ケンの長兄！！

知っていたか

たくましく

なったな．．．

ずいぶん

自分の血を流して

きたのだろう

おれにはまだ

鬼の哭き声が

聞こえる．．．

．．．

この哭き声を

とめることが

できる男は

ただ

ひとり．．．

おまえだ！！

失われたＪＫ斗の男、

の巻

はっ！！

だ．．．大丈夫

ですか！？

これを

大丈夫だ

ありがとう

ケンシロウと

レイは．．．

そうか．．．

食料と．．．

それと

あなたの

足になる車を

さがしに．．

フ．．．．．．

それにしても

あなたは

ユリアによく

似ている

え．．．！？

ラオウも

あなたとあったら

さぞやびっくり

するだろう

ラオウも

．．．

そもそも

ラオウというのは

どういう男なんだ

ラオウ．．．

たしかに

やつは

強かった．．

いや強すぎた

そして

やつの

野望も．．

やつは

北斗神拳二市

暗殺者の掟などを

眼中になかった．．．

ラオウ

ケンシロウ

継承者を

決めねば

ならぬ日は

近い！

暗殺拳とは

なにか．．．

今日は

おまえたちに

問うて

みたい！！

野性のトラは

おまえたちの

殺気を読む

勝負は一瞬で

決まると思え

さあ

このトラを

暗殺者の

拳法をもって

しとめて

みよ！！

おお．．．！

なんという

凄まじい”気”

体から発散する

闘気でトラの

攻撃を封じるとは！！

どりゃ！

げぴ！！

むうう！！

トラもきさまを

敵とは思わなかった

ようだな

おまえがおれと

継承者をきそう

資格などない

証拠だ！！

いや．．．

恐るべきは

ケンシロウ：

やつの前では

トラすら死を

覚悟した

それにしても

なんという

剛拳！やつは

一体．．．

ラオウ

北斗神拳を

なんにつかう

だがラオウの

前ではトラは

死を恐怖した

ラオウの拳は

暗殺拳では

ない！！

フ．．．．．

知れたこと

おのれの

ためだ！！

おのれの！？

天．．．！！

それで

なにを

めざす！！

それは

天に立ち

権力の座を得る

ということか！！

この世に生を

受けたからには

おれはすべてを

この手に握る！！

そんなことは

神が許さぬ

ぞ！！

ならば

神とも

戦うまで！！

敵は神．．．おのれの

野望のためには

神をも恐れぬ男

そして戦争が

おこった．．

今や世界は

ラオウが望む

時代になった！！

村だ！

行こう

あそこなら

車が手に

はいるかも

しれん

な．．．なんと

いうことを

！！

うう．．．

おい

どうした一体

だれがこんな

ことを！？

け．．．拳王．．．

拳王侵攻隊：：

拳王侵攻隊

だと！！

で．．．

やつらは

どこへ！！

う．．．

う．．．

西！？

に．．．西の

方角へ．．．

むっ！

西と

いったら

アイリの

いる村の

方角だ！！

ケンおれは村へ帰る

拳王侵攻隊が

こんな小さな村

まで手を

のばしている以上

アイリや

リンを残してきた

村が心配だ！！！

うむ！

．．．くるべき

時がきた．．．

ラオウが

ついに動き

だしたか．．．

わたしに

そんなに

似ているという

ユリアさん．．．

どんな人？

ユリアさんて

人は

おれが

この世で

ただひとり

愛した女性だ

フッ．．．

え！！

ユリアさんは

ケンが！！

いや

おれだけでは

ない！！

あの

ラオウも．．．

え！？ラ．．．

ラオウも！！

ユリアは、おれたちの

青春だった．．

そして．．

あの時からすでに

ケンシロウとラオウは

闘う運命に

あったのかも

しれん．．．

補星：・

＊

．．

北斗七星の横に

よりそうように

光る星．．．

またの名を

死兆星

あの星が

見える者には

その年のうちに

死が訪れると

いうか．．．．．．

あの星を

こうして

見つめる時が

こようとは

．．．

どうしたん

ですか

トキさん

なにか考え

ことでも

フ．．．いや

あなたと話して

いたらユリアの

ことを思いだして

しまった．．．

ユリアさんの

フッ．．．

近頃はなぜか

むかしのことばかり

思い出してしまう

ユリア

おねえちゃん

折り紙できた

？

ウフフ．．．

ほら

！？

わあ

すごい！！

あわわ

！！

惜しい．．．

ケンシロウに

くれてやるには

あまりにも

惜しい！！

あう

ケンシロウを

捨てろ！！

そして今日から

このおれを

愛するのだ！！

なにを

バカな！！

離して！！

なにィ！！

うっ

その手を

離せ！

ケンシロウ

か！？

ト．．．

トキ．．．

む！！

フ．．．さすがだな

このおれの

背後を

とるとは．．．

女に目がくらんだ

男の背後を

とることなど

たやすいこと

もしそれ以上の

無謀を通すと

いうのなら

ケンシロウのかわりに

わたしが相手に

なろう！！

なぁにィ

〜〜〜～！！

フ．．．

まあいい．．

今おまえと

やりあう気は

ない！

だが覚えて

おくがいいいずれ

おれはこの手に

すべてを握る人間だと

いうことをな！！

フフ．．．

愛するが

ゆえに

見守る

愛もある．．．

かなわない

なぁ．．．

ケン．．．シン．．．

トキさん．．．

そして

ラオウ！！

ユリアさんを

知る男性は

すべて

ユリアさんに．．．

フ．．．わたしじゃ

とうてい

かなわないな

マミヤさん

．．．．．．？？？．．

でも

でもいいんだ

わたしは

あの星で

あの

北斗七星の

横でいつも

ひっそりと

光っている？

あの

小さな星で

み．．．

見えるのか

あなたには

あの星が！！

ええ

ハッキリと

ちょっと

歩いて

きます

ケンが

帰ってきてる

かもしれない

から．．．

な．．．

なんという

ことだ！！

あ．．．あの

女にも

見えるのか

あの星が！！

＊

＊

な！！

だ．．．だれ！

なに者！！

フフフ．．．

見つけたぞ

う～～～！！

おまえは

ケンシロウ一味の

マミヤだな～～

へっへへへ．．．

ひゃあ

はは！！

はっ

フへへおれは

拳王偵察隊の

シーカー！

へへっ！

とんだ

収穫だぜえ

へっへっヘっへ

おまえたちの

首をもって

かえれば

ヒッヒッと

さぞや

拳王様も

お喜びに

なるだろう

はっ！！

むん！！

あう！！

くく！

えひ

えひ

えひひ！！

う！！

うえっへへ

すぐ殺して

しまうには

もったいない

のぉ～～～

ヒヒ

いたぶり

ながら

殺してやろう

えひひひ

．．．

ポペペペ

そんな

長い舌じゃ

ジャマだろう

ぬうあ

〜〜〜っ

ぶぴゃん

はああ

～～～！

あたっ！！

あたたたれ！！

ぶげごげ！！

ふ．．．

ふげ．．．

もうすでに

ここまで

ラオウの

手が．．．

ケン！

レイは

！？

アイリと

子供たちの

いる村へ

向かった

！！

こっ．．．

これは！？

なにか

不吉な

ことが．．．！！

そのわきで輝く

小さな星までも

そして、本当は本当です。

今日は

北斗七星が

よく見える

電子書籍版

原作：武論尊

漫画：原哲夫

◎武論尊・原哲夫／ＮＳＰ１９８３

版権許諾証ＧＰ－２１２