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インターで

原作武論尊仁二臣=十

漫画原哲夫

・2446485

永遠の死闘!の巻

暴虐!狗法眼!!の巻

死兆星マミヤの頭上に!の巻

凶悪なる紋章!の巻

南斗六星光る!!の巻

絶望の淵!!の巻

妖星の赤き牙!の巻

最期の炎!の巻

南斗六星拳堕ちる時の巻

ケ...ケン!!

«遠の死闘!の巻

ぬうっ!!

うおお!!

くっ!!

ケンシロウの

肉体と魂は

わたしの想像を

はるかに

こえている!!

永遠の死闘!!

おおああっ

ラオウ!!

きさまは

おのれの命さえ

握ることはない!!

むうう!!

ケンシロウ~~!!

きさまごときに

打ち倒される

拳王ではないわ~!!

この地を

北斗神拳

二千年の終焉の地と

してくれるわ~!!

おおお!!

も...もう

とめはせん!

いや、むしろ

ケンシロウの

戦いを

見てみたい!!

肉体を

支配するは

魂!!

北斗神拳の

真の奥義は

そこにあるはず

ほおああ!!

あたあ!!

くっ!!

ああ!!

!!

レ...レイ

今の

ままでは

相討ちに...

い...いや!!

たがいに

寸前で

見切っている

達人同士の

戦いでは

相手の技を完全に

見切ることはできぬ

残された方法は

寸前でおのれの肉体を

切らせ骨を断つのみ!!

この

ふたりの

戦いに

無血の

戦いは

ありえない!!

ぬ~!!

おおお!!

!!

ぐあっ!!

ああ

フフフ...

骨も

くだけたか!!

う!

ちち!!

ぬう~!

ふああ!!

や...

やめて...

もう

やめてえ!!

もう

これ以上の血は

見たくない!!

ケ:ケン!!

ぬう...

なんという

すさまじい

戦いだ!!

あの

おびただしい

流血!もはや

ふたりには

一撃分の力しか

残されていまい

これ以上新しい技を

しかけるのは不可能

ならば次の一撃こそ

身を捨てた最後の一撃!!

むうああ!!

くあああ~!!

フ......

フ...

強くなったな

...昔の...

ラオウ

だったら

倒せていた

ものを...

あ...相討ち

...

け...

拳王様

が...

フフフルフォンディングのアクセスコミュニケーションを

お...

終わった..

うわ~~

拳王の伝説は

終わったんだ~!!

うわ〜〜っ

拳王の帝国が

崩壊したくっ!!

ぬくく...

あ...あやつら

~~~!!

ケ~~~ン

はっ!!

リンよ...

安心するが

いい...

かれらはまだ

相手の秘乳を

突き切っては

いない!!

ぬううう!!

ううおお!!

もういい

ここまでだ

トキ!!

これ以上

戦えないことは

自分が一番知って

いるはずだ...

フッ...

フッ...ケンよ

今日が終わり

ではない!

今日が

きさまとおれの

戦いの始まり

なのだ!

ラオウ...

今は

去れ!!

相討ちは

おまえも

望まぬ

だろう!!

おれは

天をつかむ男

おれはおれの帝国をっ

築くまでは

決して死なん!!

ぬう!!

お...おれ

拳王!

拳王は決して

ひざなど地に

つかぬ~!!

こ...

黒王...

さらばだ!!

部下は去り

残されたものは

あの馬のみ

やつもまた

孤独...

ほう...きゃく

...そうだよ

暴虐〟狗法眼x

なぜ...

なぜ

なの...

しかた

ないんだ

あの血は

おれたちの

血...

おれたちの

かわりに血を

流して

いるんだ

ねぇバット

どうして..

なぜこんなに

傷つかねば...

こんなに血を

流さなければ

いけないの!!

お...おれ

だって...

もっと

強かった

ら...

力がっ

あったら!!

ぐっ!!

は!!

うぐああ!!

にっ...

兄さん!!

ぐああ!!

レ...レイ!!

くぅ!!

兄さん!!

行くでない

マミヤ!!

は!!

レイに残された

命は三日...

その間レイの体は

徐じょに破壊

されていく...

その姿は

あなただけには

見せたくない

はずた!

マミヤさん

あなただけ

には!!

ふう...

いずれ

この足も...

うくっ!!

はっ!!

レイ...

動かぬのか..

ケン.....

ふう...

これが

ラオウのいう

恐怖らしいな

すまぬ...

おまえまで

争いに

まきこんで

しまった

フッ...

いいんだ...

後悔して

いない

いやむしろ

おまえに感謝

している...

おれは一度は

人間としての自分を

捨てた男だ

妹アイリの救出のため

だけに生き世を呪い

時代を憎んだ!

だがおれは

おまえに

会った

トキに...

そして

リンバット

マミヤに...

おまえたちは

飢えて乾いた

狼のような

おれの心に

安らぎを

与えてくれた

おれは

人間に

もどることが

できたんた

レイ...

あとは...

あとは

死に方だけの

問題だ!

死に方のな...

...

レイ...

レイ!!

うあああ

!!

あれ!?

どうしたんだ

マミヤさん

食料なんか

つんで!?

ちょっと

メディスン

シティーまで

えっ

メディスン

シティー!?

そう

薬の街

メディスン

シティー

あそこに

行けば

薬が手に

はいるかも

しれない

レイの命は

あと三日!!

命を助けて

あげることが

できないのなら

せめて......

肉体の苦痛を

少しでも

やわらげて

あげたい!!

今の

わたしには

それぐらいの

ことしか

マミヤさん

...

マミヤは

どこへ?

ああ

マミヤさん

ならレイの

ためにメディスン

シティーヘ!

なに!?

えっ!!

あの街は

ラオウのための

霊薬をつくる

ためだけに

つくられた

狂気の地

今は拳王という

恐怖のタガが外れて

ふたたび暴徒の手に

おちたはす!!

は!!

なに

かしら!?

キャー

だれか

助けて~!!

うわあ~ん!!

た...助けて

だれか!!

い...いや

だめだ

あの子を

助けてください

ああん!

犬に...

犬に手を

だしたら

どんな目に

あうか

わからん

ああ!!

ギャン

はあ

はあ...

しまった!!

うひひひ

はっ

見いたあ

ぞ〜〜っ!!

ああ~~あ

こっ...こりゃあ

ひでえことを!!

おいおまえ

たいへんなことを

してくれたな~!!

お...お...どう

すんだあ~ええ

どうすんだよ〜

あわ..

わわ...

はっ!!

狗法眼様の

おでましだ

っ!!

へ...へえへへ

わっ

ぎゃあああ

た...助けてくれ~

よ~~おくも

わしの大事な

犬に手をかけて

くれたな~~!!

その人はただ

うちの子どもを

助けようとした

だけなのです

お許しを!!

う~~~む

子どもの命と

犬の命

どう考えても

犬の方が重い!!

そ...そんな

ハカな!!

のう

セキよ...

この男

無罪か

死刑か?

ウオン

そうか

死刑だな

そ...そんな

あ~~~!

ウェハバハハ

拳王なきあと

この街は今日より

狗法服カルフ様の

ものだ~~っ!!

そして

この街では

犬こそ法律!!

ああ!!

な...なんという

男だ!拳王の

時よりひどい!!

ひどい

ことを...

レイはすでに

メディスン

シティーに

向かった!

うむ...

やっは...

レイは

マミヤのために

死のうと

している

おれは

やつの死を

見とどけねば

ならない

そうかならば

おまえにも

この事を教えて

おかねはなるまい

マミヤ...

かの女もまた

死兆星を

見ている

なに!!

そうか...

...ちょうどいせい

代々の問題は

兄さん...

アイリさん

兄には

これからは

自分のためだけに

生きてほしい..

残りの命は

あと二日...

時は冷たく

すぎて

ゆくわ...

うっ!!

ぐああ!!

くっ

うがあ

はあっ

はあっ

フッ...

とうとう

昼でも

死兆星が

見えるように

なったか

こ...

こうしては

おれん!

ケ...

ケン!!

行こう

フッ...

どこまでも

おせっかいな

やつめ...

シャ~~ッ!!

はっ!!

ヒュッ!!

へっへへ

ここ

までだ

はっ

き...きさま~~

わしの大事な友に

なんてこと

しやがる!!

許さん!

ひったてろ

〜〜っ!!

ひびひひ

さあ

ねえちゃん

くるんだ!!

ん!?

んん!?

ひっ!!

ぎゃああ~

ぶげえ!!

ああ!!

ふん!

あっ!

逃げるぞ!!

はっ!!

あぐっ!!

フン

手こずらせ

やがって

う.....

うう...

ん!!

な...

なんですか

これは?

投げ輪だよ

見りゃわかる

だろうが!

ひ...ひい!!

いいか

はずすんじゃ

ねえぞ

よ〜〜し

さあ投げて

みよう!

で...できない

わたしには

そんな恐ろ

しいこと..

お〜〜〜

おれはよ

投げろと

命じて

るんだよ

死んで

みるか~

ひ...

ひいっ

あうっ!!

あっ!!

えっ!!

うぐわ~

ひひひ

おしおき

しなきゃな

おまえ~

わざと

はずしたな

ひゃは

.....!

フフッ

ケッ!!

ウヒヒヒ

クズどもに

見本を

見せてやれ

いっ!!

いいか~

よく見て

いろこう

やるんだ

!!

そりゃ!!

あう!!

ああ~!!

ひゃはは

やった

やった!!

どうたく

みごとな

もんだろが~

フッ...

ああ...

な...なぜ

わたしはただ

食料と薬を

交換に

この街に

きただけ

なのに...なぜ...

ん〜〜〜

犬の痛みは

わしの痛み

犬に

あたえた

痛みは

それ以上にして

返すのが

この街の掟!

よいか犬こそ

この世で一番

尊いのだ!

犬はいい

犬は忠実だ!

決してウソはつかん

唯一信用できる

わが友なのだ!!

ああ...

ケン...

レイ...

フンッ!!

のう

セキよ

あの女

無罪か

死刑か!?

あーーーっ

ワァン!!

そうか

やっぱり

死刑か

死刑台を

用意しろ〜

は!!

フヒヒヒ

おれが

レバーを

引いた瞬間

おまえは

くしざしだ!

へへへ

見ろこれを

痛そう

だろう

~~~!!

おれは

いい女が

悶え死ぬ

のが一番

好きなんだ

ヒャハ

ハハハ〜ッ!!!

そんなに

痛いんなら

おまえが

試してみろ

え!?

わ!!

ちょ...

ちょっ!!

な...なんだ

てめえは!!

えう!

おろろ

いれえぇ

ほ...

ほんろに

いれえ~

マ...

マミヤ!!

レイ!!

バカな...

おれなんかの

ために

こんな...

あわれな...

レイは知らぬ

マミヤもまた

死兆星を

見たことを...

なにものだ

きさまら

~~!!

死ぬ者に

教える名など

ない!!

凶悪なる紋章

ほう...

いい度胸だ

このおれと

やりあおうっ

てのか

はあ!!

こ...この~

わしの大切な

友をおびえ

させた罪は

重いぞ!!

うええひゃっ

八ッ裂きに

してくれる!!

あ!?

ん!?

ああ

くく...

かえっ

せいえっ

ほおああっ

ぶっ

んん!?

なあひっ

ほおあっ!!

ぎゃあ!!

いひっ

いでえ~!!

ひいひい

はあっ

早く

ひろったら

どうだ

あいっ

おおあたあ!!

ぼげっ!!

ぬうおお!!

「あたたたあ!!

ぶっぺきっぼっ

ぶっぱあはは

なあっ

なんだあ

こ...

こいつは

一体なん

なんだ~~

まだ

わからん

のか

え!?

今のが

北斗神拳だ

!!

戦うまえに

わかるべきだった

え~~~

ええっ!

そっそれでは

も...もしかして

もしかしてえ~

お...おれは~!!

そ...

それじゃあ!!

あの拳王と

五分の戦いを

やったのは!!

......

やつだ...

うむ...

死んでいる

セ...セキ...

お...おれは

死にたくない

...た.助けて

ぶっぷ

べっ!!

フ...!

いい友

だな...

ほ...北斗神拳

だなんて...

そ...それを

先に...先に

いって

いってれば

ひええっ

大丈夫か..

え...ええ

助かったわ

...???...?

マミヤ

もう戦いは

捨てろ

自分の手で

未来を捨てる

ことはないんだ

ありがとう

レイ.....

......でも

わたしには

戦い続けなければ

いけないわけか...

マミヤ...

はっ!!

こ...この肩の

紋章は!?

ん!?

はっ!!

マミヤ!!

おお...

あ...

あれは!!

ユダだ!!

あの女は

ユダの女

だったのか

♡??

かわいそうに

あの女も

地獄を見て

きたのか!!

マミヤ

どうして

おまえの肩に

紋章が!!

......

そう...

その男は

わたしの未来を

奪いわたしに

戦い続けることを

宿命づけた男!!!

この傷は!!

この傷は

一生消えない!!

心の中にも

同じ傷が..

...!???...??

マミヤ...

マミヤに戦いを

宿命づけた男

ユダ...

その男が

マミヤの

死兆星の鍵を

握る男か...

...

レ,

わたしを

見つめないで

おまえたち

おれは

美しいか?

はい

ユダ様

そう

おれは

この世で

だれよりも

強く.....

そして

美しい!!

ユダ様

拳王は...

まだ

居城に

もどらぬ

のか!?

は!!

この機を

逃がす手は

ないかと

依然として

ゆくえを

くらませた

まま...

フッ

拳王を

あなどるな

今うかつに

動けば墓穴を

ほることに

なるぞ!!

あっ!!

なんだ

この傷は!?

こ.....

これは

その.....

は!!

おれは

神がこの世に

創りだした

最も美しく

最も強い

至上の男!!

そのおれを

愛する資格を

あたえられるのは

完璧に美しい

ものだけだ!!

お...

お許しを!!

おまえには

その資格が

なくなった

消えうせるがいい

そ...そんな

あの荒野に

わたしひとり

生きては......

きゃああ!!

あう!!

う...

う...

はっ!!

おまえ

たちに

まかせる!

好きに

するがいい!!

うおおお

やった~!!

いやああ~!!

た...助けて~

ヒャッホ~

フッ...

フフフ

フハハハムハ!!

教えてくれ長老

あのユダとマミヤの

間にはなにが

あったのだ!?

ふ~~

あの

いまわしい

悪夢のような

できことを

おはなし

しなければ

なりますまい

おめでとう

おめでとう

マミヤさん!!

おめでとう

それは

まさしく

はちきれん

ばかりの

美しさで

は!!

な...

なにを!!

いましたぁ!!

この女ですぜ

ユダ様!!

どれ!!

よし!

もらって

いくぞ!!

噂以上に

美しい

おれを

愛する

資格は

十分ある!!

な...

なんだ

あんたは

うちの娘に

なにを!!

お父さん

お母さん!!

フ...

おまえらが

親か

な...なにを!!

な!!

お......お

マ...マミ...

いやあ

行くぞお

!!

フハハ

これでなんの

未練も残る

まい!!

一瞬!まさに

一瞬のできごとでした

わたしたちは

なすすべもなく

ただ、茫然と

見送ることしが...

そして

数日後...

見て...

リンちゃん

わたしの腕

こんなに固く

なっちゃった

まるで

男の人

みたいに..

フ...

マミヤさん

うう...

消えない

どんなに洗ってもわたしの傷は消えない

どんなに

洗っても

わたしの傷は

消えない

たとえ

この格印は

消せても心の

傷までは...

たとえこの埼印は消せても心の傷までは...

マミヤ

さん..

女だ.....

やはり

おまえは

女だ!!

はっ!!

レイ!!

ユダは

おれが

倒してやる

や...やめてレイ

わたしは

愛されることを

放棄した女!!

あなたの愛に

報いる資格は

ないの!!

マミヤ

いや...

こないで..

こ...これ以上

わたしを

苦しめ

ないで!!

マミヤ

うぐっ!!

レイ!!

くああ

!!

しっかり

ぐく...

レイ

ケ...

ケン...

やはり

ユダを

倒す気か

あ...

ああ

お...おれは

やつをユダを

知っている..

同じ南斗の

男としてな

なに!!

おまえの強敵シンと

おれのほかにあと4人

南斗聖拳を極めた

男たちがいる!

人はそれを

南斗六聖拳と

呼んだ...

ユダ.....

やつも

そのひとり!!

ユダが...

...

フ...

おれは死んで

いく身...

マミヤの

愛など

求めぬ

ただおれは

マミヤのために

死に...

あの女の

心の中で

生きて

いきたいのだ

フッ...

しかし

女は子を

産み...

こんな

時代だ

男たちの

命は短い

そして

物語を

語り継ぐ

男の

戦いの

物語を!!

...!!?..

ユダ...

おれの

最後を

かさるに

ふさわしい

男だ!!

ここか

ユダの街か...

はうっ

ぜっ

絶望の淵!!の巻

!!

レイ!!

今おれは

どんな苦痛にも

耐えることが

できる

行こう

おれには

時間がない

大丈夫だ

おまえなら

わかるだろう

うむ

絶望の端々の巻

はう!!

ぐああ!!

へっへっ

みがけ!

どうした

...

フフフ...

は!!

ははひ~

ゲッ!!

バカヤロ~~~

べロで

なめるんだよ

舌で

!?

そうだ!

はやくしろ

このヤロ~~~!

うう...

グへへへ...

ん!?

え!?

ゲッ!!

なっ

!!

ないぎえ

ふんげえ!!

ユダの

手下だな

あ...あ...

兄キィ!!

メキメキ...

ユダは

どこに居る?

ああ

あ!!

あそこです

いい部下

だな...

あ...

あ...

ぐぐるぢい

はなじで

しゃべった

でしょ~~

うわっ!!

あんん!!

ぺがふ!!

レイ...

マミヤさん

あなたの心に

刻まれた

傷もいつか

きれいに

洗い流される

でしょう!

え!!

哀しみだけの

時代ではない

こんな時代でも

あのような

男たちが

いるのです

っ!!

ケッユダも

結構小心者

だぜ...

たったふたりの

男が来るという

だけで部屋の

警護とはな!!

ここがユダの邪星ぃ

部屋か

ああ

そうだよ

ん!?

な...

なんだあ

てめえは!!

ユダに

あわせて

もらうぞ

クッ!!

このヤロ~

どっから

はいってきや

がった~!!!

むうう

ぬくく...

んん~!!

おお...

はっ

あたっ

ふ~~~

まにあった..

一日あれば

ケリはつく

はっ

フフ...

おまちして

おりました

わたしは

ユダ様の副官

ダガール

なにィ

!!

な!!

こ..

これは!?

ククク...つくづく

おめでたい

かたたちだ

なに!?

まんまと

ワナにはまり

ましたな

ごらんのとおり

ユダ様は

ここには

おられない

はっ!!

あのかたは

無益な戦いは

好まれぬのでな

しっ...

しまったあ!!

フフフ...知って

おりますぞ!

あなたの命は

あと一日とか!!

お...

おれは

忘れていた

あのことを!!

ユ...ユダは

南斗六星のうち

妖星を持つ男

なに!!

妖星は

またの名を

裏切りの星...

裏切り!!

はあっ

レノ

おお!!

あ...

あと一日...

フハハハ

お気の毒に

最後の心の

ささえも

なくなってしまい

ましたな!!

くははは

苦痛に

のたうち

まわって死んで

いくのだ!!

ぶん

自分の

おろかさを

くやみながらな

ヒハハハ!!

もはや

ここまでか

......

うぐああ!!

ほう

このわたしと

やろうという

のですか

知っておりますぞ

その左腕は拳王に

破壊されている

ことも...フフフ

それでわたしに

勝てますかねぇ

スウ

きさまごとき

この左腕で

十分だ!

かかってこい!

フッ...

フハハハ

これは

おかしい!!

ハハ

ハァ~~

ファー

ハハハバハ!!!

わたしは

そういう冗談は

許せない

タチでね~~

一度思い

しらせて

あげよう

はっ!!

あたあっ!!

ぶぁが

ぶぷ~

わっ

ぎえ

はあ...は...

そんな

バカな...

い...

ひい~!!

経絡秘孔

頸中から

下扶突を

ついた

おまえも

レイと同じ

苦しみを

味わってみろ

ひ...ひえ~~

いでえ~

助けて

ほしければ

ユダの居場所を

教えろ!!

だ.....

だれが

ぶあがあ~

ぎゃああ

い...いう

いうから

助けてぇ

ユ...ユダは

ブルータウン

だあ~~!!

ブルータウン

おまえも

自分のおろかさを

かみしめる

必要があるな

ええ〜〜〜

そんなあ!!

む...むごい

あんまりだ

くるるく!

さあ~いったぞ

助けてくれ〜〜!!

き...

きこえる

ユダの

あざわらう

声が...

レイ...

ケ...ケン

もう

死兆星が

落ちてきそうだ

行こう..

ブルータウンへ!!

せい

妖星の赤き牙!

その巻

きば

ん!?

あ!!

ケミケン!!

レイ!!

はっ

トキは...

あ...ああ

マミヤの

部屋に

!!

レ...

レイは

まさか!!

大丈夫だ

死んでは

いない

トキ

レイ...

これを

レイに

マミヤさん

メディスン

シティーで

見つけた

薬です

うああっ

ぎゃあ~!!

はあ

はあっ!!

ふ...副官が

!!

はああ!!

ひひゃあ

ぐあああ!!

いい...

いでええ!!

うあああ!!

あおがああ!!

ひいい

あああ!!

は!!

ユダ様!!

ど...どうして

ここに!!

フ...

ブルータウンに

行かれたのでは?

フッ...

おまえが

口をわるのは

わかっていた

おまえに

本当のことを

教えておくほど

わたしは愚か

ではない

なああっ

!!

フフフ...それに

おまえのおかげで

ケンシロウの拳を

見切ることが

できた!

ご苦労...

心おきなく死んで

ゆくがよい!!

お...おれを

利用して!!

副官の

おれまでも

裏切っていたのか

ああ...

裏切りでは

ない

これは

知略だ!!

南斗六星は

おのおのが

ひとつの宿命を

持っている

愛に殉ずる星

殉星を

持つ男シン!!

人のために

生きる

義牲を

静かに持つ男レイ!!

そして

おれの持つ星は

最も美しく輝く星

妖星!!

人は裏切りの星と

呼ぶが

そうではない!

妖星は

天をも動かす

美と知略の豊さが

星なのだ!!

うぐああ...

はあはあ...

おのれの...

おのれのために

おれはこの苦痛を

こ...殺してやる

殺してやる

~っ!!

愚か者が

おまえの腕で

おれに勝てると

思っているのか!

ケンシロウが

腕一本なら

おれは指一本で

十分!!

はあ

が!

南斗六聖拳

のひとつ

南斗紅鶴拳!!

おお!!

それが...ありがとう!!

おろら

す...すごい

あまりの

スピードの

拳のため

衝撃は背中へ

突き抜ける

おお

せ.....

背中が!

ふれても

いない

背中から

体が裂ける!!

ごぼば!!

フフフ

紅鶴...

おのれに

立ち向かった者の

血で身を染めた

美しき鶴!!!

ケンシロウの

技は

見切った!

北斗神拳

恐るるにたらず

今のおれなら

ケンシロウに

勝てる!

フ...フフ

やつの血は

このおれを

より美しく

するであろう

ハァハハハ

ケンシロウ

レイ!!

ククク...

やつらはおれの

帝国のための

いけにえと

なるのだあ~~!!

コマクか...

なにか

あったのか

はい

マミヤという女...

あの女もまた

死兆星を

見ているようで

ございます

なに!?

フフフ...

そうか

あの女も..

クヒクヒ

それではレイは

マミヤが死んで

いく運命にある

ことも知らずに

おのれの

命をかけて

いるという

わけか

おもしろい

義星を

持つ男レイ!

その義星が

ピエロの星である

ことを十分に思い

知らせてやる!!

ついハハハ!!

は!?

うっ...

こ...

ここは

にいさん!

レイ!!

ふ~~~

そうか

おれは気を

失って...

マミヤは

外だ

これ以上

おまえが

苦しむのを

見ておれぬの

だろう

うう...うううぅううっうっすっかりだな

ゴフッ...

フ...

おれは

このまま

死んでいく

のか...

いやまだ

方法はある

な...

なに!!

トキ..

あなたは

まさか

あの方法を...

ト...

トキ...

ある秘孔を

突くことで

少しだけ命を

のばすことが

できる

そ...

それでは

しかし..

その苦痛で

この場で

死んで

しまうかも

しれぬ!!

な!!

その秘孔を

突けば全身を

おそう激痛は

今の数倍に

なる!!

うぐ...

ぐああ!!

だがその

苦痛から

今すぐ逃れる

方法もある

マミヤさん

から

託された

薬...!

死だ!!

選ぶがよい

だれにも

強制はできぬ

決めるのは

おまえしか

おらぬのだ!!

な!!

レイ...あなたはッ

もう十分に戦ったわ

これ以上わたしのために

苦しむのはやめて!!

!!

だれ!?

は!!

久しぶり

だな...

マミヤ!!

...

...

炎の昔

最期の父

ユ...ユダ!!

フフフ...

背中の傷はまだ

消えてはいまい

な...なぜ

ここに!?

フフフ

おまえは

北斗七星のわきに

輝く蒼星が

見えるのか

見えるわ

なぜ

そんな

ことを

ウェッヘッ

ヘッヘッ!

フフフ

そうか

見えるの

か.....

!?

フッ

おまえが

見た星は

死兆星

な!!

フヒヤ

ヒャ

そして

死を予言

する星!

おまえを」まって

いるのは死だ!!

その死の

鍵を握って

いるのは

このおれ!

うっ!!

は...

フハハハ

おれがここに

きたのはその

あわれなピエロを

笑うため!!!

どうやら

おまえら

親子はおれの

手にかかる

運命にあった

らしいな

おまえの血も

またおれの体を

美しく染める

、っ

クフフ...

だが

それを知らずに

生きのびようと

するレイ

ケン

トキ

頼むトキ

に...にいさん

レイ

わかった

おまえたちには

わかっている

はずだ

おれがどっちを

選ぶかは

に...

にいさん

はじめる

前にこれを

渡しておこう

苦痛に

耐えられぬ時

飲むがいい

フ...

ラオウが突いた

秘孔新血愁に

対応する秘乳は

ひとつ!

心霊台!!

っぐはっ!!

うおあっ!!

おあわあ!!

はあぐっ!!

うわわっ!!

あ!!

があっ!!

はあっ

うあっ

わあ~!!

ひあああ!!

うう...

あがわわ!!

おおお~~~

や...やめてぇ

もうやめてぇ

にいさん!!

薬を!

薬を飲んで

おねがい!!

にいさん!!

ううっ...

は!?

レ...レイの

声が

とだえた...

ま...

まさか..

にいさん!!

ああ

レ...レイ

ト...トキ

レイは!!

!!

あ...

ああ!!

か...髪が

レイの髪が

真白に!!

にいさん!!

マ...マミヤさんが

ユダに捕えられて

います!!

なに

ユダが!?

た...たいへんだあ

ユ...ユダの軍隊

だあ~~!!

ユダ!!

レイか

フフ......

あまりの

苦痛に白髪と

化したか!!

マミヤをはなせ

そしておれと

決着をつけろ

フフフ死人同然の

きさまなどはな

から眼中にはない

しかし

おれと戦う

資格があるか

ためして

やろう

久しぶりの

南斗水鳥拳を

見せてもらおう

グエエ

おおお!!

!ん

ほう...

以前にまして

技がきれているな

次は

おまえだ!

フフフ

この女への想い

がおまえを

そこまでに

したらしいな

だが

その想いも

無駄に終わろうと

しているのだ!!

なに!!

フッフフフ

ヒャハハ

いいか!よ~~

きけ!!

この女はなあ

この女

マミヤはな!!

!!

すでに

死兆星を

見ているのだ!!

な!!

なに!!

マ...マミヤがバ...バカな!!

い...いかん今

レイを支えている

のはマミヤへの

一念!!

それが

崩壊したら

レイの肉体も

また崩壊する

疑うなら

マミヤにきいて

みるがいい

マミヤ

レイ...

ファハハハ~~~

どうだあおのれの

想いが空回りに

終わった味は!!

義星はしょせん

ピエロの星!妖星を

一段と光り輝かせる

クズ星にすぎんのだ!!!

レイ...

ならば

おまえのため

だけに死ぬ男が

ひとりぐらい

いてもいい

マミヤ...

どこまでも

哀しい女よ

女のために

涙とは!

ふぬけたか!!

死ね!虫ケラ

のように!!

ぐあっ!!

ああ!!

くくっ!!

き...

きさま

〜〜っ!!

ユダ!

妖星は

二度と輝かぬ

あ...

ああ!!

あああ...

うあああ~!!

お...おれの

顔に傷がぁ~!!

第斗六星華堕ちる時の

こっ...

この美しい顔に

傷がぁ~~!!!

おおおね!!

フッ...

許さん!!

今日こそ

決着をつけて

やる!!

よいか!

義星が妖星より

美しく輝くことは

神が許さぬのだ

今日こそそのことを

思い知らせてくれる

おれは

きさまを

血祭りに

あげる日を

まっていた!!

クラフフフ...

あの屈辱の

日からなー

はっ!!

うっ!!

おお...

う...

水鳥拳

飛燕流舞...

いつ見ても

美しい

!?

ぐぐっ......

ど...どうなさ

れたユダ様!!!

はっ

は~~~

は〜〜〜

ぬうう

ふ...

不覚な!!

たとえ一瞬とはいえ

おれはレイの動きに

魂を奪われた!!

!!

う...

生まれて

初めて

他人を

美しいと!!

おのれレイ!!

ふ...

この屈辱は

決して

忘れぬ!!

いずれ

この手で

もっとも醜く

哀れな死を

くれてやろう!!

フハハハパ!!

レイよなぜ

おれがここへ

きたと思うん

たかが女ひとりの

ためにやつれ果てた

おまえの姿を

笑うためよ!!

なに!!

しかもそれが

おれの紋章を

きざまれた

明日なき女の

ためとはな!!

フフフ...

つくづく

めでたい

やつめ!

きさまの

肉体はすでに

ふぬけだ

かかってこい

そして

死ぬがいい!!

死ぬのは

おまえだ!!!

きさまは

南斗六聖拳を

崩壊に導いた

男!!

南斗水鳥拳の

伝承者の名にかけて

きさまを処刑する

......

六聖拳の

崩壊!?

そうだかって

南斗六聖拳は

皇帝の居城を守る

本つの間の衛将と

呼ばれ...

南斗聖拳

総派百八派の

頂点だった!!

しかしあの戦争後

南斗六聖拳は

三派に分裂した!

平和を望む者と

覇権をめざす者とに!!

この時ごろは裏切った

平和を望む声が優勢と

みるや1自分の配下

南斗二十三派をひきつれ

恐怖の覇王..拳王と

手を結んだのだ!!

一星崩れる時...

残る五星もまた乱れ

この世に巨大なる

悲劇のタネは

まかれた!!

ケンシロウよ

おぼえておけ

殉星の男ジンや

おれの悲劇などこさらなる

悲劇への序章にすぎないことをだ

フフフ...時代だ

時代が妖星を

輝かせたのだ!!

見よわが宿星の

赤き妖星を!!

妖星が告げて

おるわ神がおれを

選んだと!この世で

最も強く美しい

おれを!!

フフフ...

おれは

きさまの血で

化粧が...

したい!!

欲しい

きさまの

血が!!

は!!

う!!

おおっ

ふあっ!!

ククッ

な...

なぜ!!

精神も肉体も

すでに朽ち

果てているはず

なのになぜ

昔より切れる!!

おお...

美しい

あれが南斗

水鳥拳!!

......!!

なんだと

う~~~!!

うっく

いってみろ!

この世で

一番美しいのは

だれだ!!

ひい!!

え!?

このおれ

だろうが

~~!!

ゆるさん

おれより美しい

ものはこの世に

ないのだ!!

おわ~~

死ねっ!!

おごわっ

!!

うばあ!!

な...なにか

おまえを

これほど

までに!!

ユダよ!

血化粧は

おのれの血で

するがいい!!

フッ...

愛を知らぬ

おまえには

決してわかるまい

電子書籍版

原作:武論尊

漫画:原哲夫

◎武論尊・原哲夫/NSP1983

版権許諾証GP-212