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Instructions:
んーのーーー
原作武論尊
漫画原哲夫
...
3.45.66
哀しき仁星!!の巻
北斗の星騒ぐ!!の巻
宿命の道!の巻
非情の奇跡!の巻
愛ゆえに!の巻
愛の墓標!の巻
天砕く拳!!の巻
愛深きゆえに堕つ!の巻
拳王は死なず!の巻
悲しき仁星
り巻
この目で
見届けて
やるわ!!
フ...よかろう
南斗白鷺拳の
最期!
スカッ
ふん
ふん!!
フフフ.....
きさまは耳で
敵の気配を
知る
その耳を
乱されて果して
勝ち目が
あるかな
!?
フハハ!
死ねえ!!
あ!!
うわ!!
うわ
うわあ!!
南斗烈脚斬陣
!!
うう...なぜ...
やつらの
場所が
わかったんだ
敵の動きを
知るのは目でも
ない耳でもない
わたしは
心で気配を
見切る!!
ならば
これは
どうだあ
!!
うお
~~っ!!
まっ
ぷたつに
なり
やがれ!!
あ
あ~~
あ~~!!
かっ!!
ああ!
聖帝様!!
サウザー
覚悟!!
おお!!
おしいな...
フフ...
さあ
もう一度
突いてみろ!!
くくっ
なに!!
フフ...きさまに
百人の人質の
命を見捨てる
ことができる
かな
む!!
シュウ様
シュウ様
ぬう...
みんな
おれは
抵抗せぬ
このおれを
倒すことが
きさまの
悲願!
ケンシロウ
ですら
かなわなかった
このおれを
倒せるのだぞ
フフ...二度とない
チャンスだ!!
ぬくく
~!!
シュウ様!
わたしたちの
ことは
忘れて!!
サウザーを
倒して!!
サウザーを!
サウザーを
倒してください
シュウ様
ーっ!!
シュウ様!!
仁星とは悲しい
星だな...
ぬうう
うおおお~!!
ここまでだ
シュウ!!
ぐあ!!
あ~~!
シュウ様
シュウ様
くく...
きさまの
足の筋を
切った!
これで二度と
白鷲拳は
使えまい!!
な!
ま...
まて!!
サウザー
それでは
約束がちがう
行け~い!
まだ隠れている
連中がいるはずだ
探しだして
皆殺しだ~!!
フ...
きさまが
助けたのは
ここにいる
人質百人のみ!
全員を助けると
いったおほえは
ない!!
おれはアリの
反逆も許さぬ!
帝王を支えるのは
情ではない!
どんな反逆も許さぬ
血の粛清なのだ!!!
仁星がいかに
輝こうとも
きさまひとりの
力では人を助ける
ことはできんのだ!!
ぬう...
つれて行け!
きさまには
ふさわしい
死に力が用意
してある!!
ハハハ~!!
サ...
サウザー!!
うぐぐ!!
ケ...
ケンシロウ
聞け!
わが魂の
叫びを!!
ケンシロウ~
はっ!!
!?
どうした
リン
...???!??
なにか今
きこえた
ような...
さあ
早く
ここから
逃げるんだ
ここを
まっすぐに
行けば
ケンシロウさんに
追いつけるかも
しれない...
パパ...
ぐあっ
パア!!
こんな所に
逃げ道が
あったのか
あうう
だれひとりとして逃がすわけにはいかん
だれひとりと
して逃がす
わけにはいかん
この
ガキども
どうする
面倒くせえ
殺しちまえ
よ!!
そうだな
殺しちま
おう
ん!?
はわわ
そうらっ
うわあ!!
わ
ん!?
バ...バカ
やめろよ
こんなとこで
はっ!!
ん!?
気持ち
わりいな
やめろよ
わああ
なんだ!!
おい
どうした
なにか
あったのか
ひ
シュウが...
シュウが
呼んでいる!!
北斗の星
お...おまえ
見てこいよ
なにかいるぞ
へっ...
ビ...ビ...ビ
ビクビク
しやがって!!
み...
見てきて
やろうじゃ
ねえか!!
はっ!!
ひゃああ~!!
わっ!!
な...
なんだ
ひえ
~~!!
は!!
バッ...
バケモンが
いるぞ!!
で...でて
きたぞ!!
ゴク...ク
はったっ
!
ケ...
ケンシロウ!!
なんてやつだ
生きて
やがった
シュウ...
や...
やろう!!
まちやがれ
てめえも
ここまでだ!!
こっ...
このやろう
逃げるのか
ほえっ
えへっ
へっへっ...
てめえは
ここでくた
ばるんだあ
はっわ...
いいか~~
これぐらいの
岩はな~~
ふん
どうだあ
~~~!
じゃまだ
あぷぱ!!
な...なぜやつは
聖帝様の
十字拳で
切り刻まれて
いるはず!!
ケン...
ああ
仁星がケンを
ゆさぶり
おこしたんだ
ケン!!
今のケンを
だれも
とめることは
できない!
あの胸の傷も
流れる血で
さえもな
ああ!!
はあっ!!
ひえ!
胸の傷が
しまっていく
血がとまって
いく!!
やっぱり
バケモンだ!!
シュウ!!
シュウ様!!
ああ!!
フフフ...
皮肉な
ことだな
シュウ...
このおれに
反旗を
ひるがえしてきた
きさまもおれの
足元にひれふした
フフフ...
そしてきさまの
手でこの
聖帝十字陵を
完成させるのだ
フフ
この聖碑を
頂上まで運んで
もらおうか!!
なに!?
は!!
......???..
もう少しか
拳王様!!
ケンシロウが
再び聖帝の
もとに向かい
ました!!
なに!!
バカめ!
なぜ
死に急ぐ
ケンシロウ
だが
二度は
助けぬ!!!
まだ
サウザーの体の謎を
解いてはおるまい
きさま...
よくここが
わかったな
フ...
死期が近づくと
なぜか勘が
さえてな
トキ!!
はっ!!
きさまは
フン
ケンシロウ
が.....
再び
サウザーに
戦いを挑みに
行った
ケンシロウも
もはや...
ここまで
かもしれん!!
........
ならば
われわれも
これから
聖帝十字陵へ
向かおう
わたしは
サウザーの
謎を
知っている!!
なぜ...
なにィ!!
トキ
おまえは!!!
さあ
行けい!!
南斗聖拳と
極星の帝王サウザーの
威を賛える聖帝十字陵
その頂上の石を積むの
だあ!!
ぐあ
ハッハハハ!
よいかその聖神
おとしてはならぬ!!
おとせはカキどもは
皆殺しだ~!!
フフフ...いずれ
ケンシロウは
現れよう!
その時こそ
北斗神拳の
伝承者を土台に
聖帝十字陵は
盤石のものと
なるのだ~~!!
ハァー
ハハハ!!
ーッ
宿命の道、
その
フフフ.....
聖帝十字陵の
最後の頂は
南斗聖拳の
伝承者によって
築かれねば点晴を
カく!!
シュウ!このおれに
最後まで逆らった
きさまの手により
十字陵は完成する
フフフ...なんと
皮肉なことよ
きさまはこのおれに
屈服したのだ!!
ははは...
くく!
ああ
シュウ様!!
シュウ様!!
うっ!!
あっ!!
ぬあぐ!!
はっ
ごはっ
うっぶ
ああ
シュウ様!!
きゃあ!!
はあ...
シュウ!!
その頂は
十字陵の聖碑!
地につけてはならぬ
もし地におとせば
人質の血でつぐなう
ことになる!!
あうう
シュウ様
おお...
た...
立ち
あがった
シュウ様
うう...
ああ
シュウ様
フフフ...
心配するで
ない......
この岩を
おまえたちの命と
思えば重くはない
シュウ様
ぬ!!
たとえ
この力尽き
ようともこの
わたしの魂で
支えてみせよう
ぐっ!!
シュウ...
き...
傷口が
ますます
!!
フフフラフラッションのファンディスクラスは
あ!
リゾ!!
ん!?
聖帝様!!
せめて
せめて
シュウの傷に
包帯を!!
フ...
なにを
ねぼけておる
お...おれと
シュウは同じ
南斗聖拳を
学んだ仲!
ともに泣き
ともに笑い
ともに修業を
積んだ同門の男
せめて情を!!
リゾ...
おまえ
よかろう
それほど
その布きれを
巻きつけたい
というのなら
くう
きさまと
その家族全員の
命とひきかえに
許してやっても
よい!
うっ...
す...
すまぬ
.....
ありがとう
リゾ...
おまえのその
気持ちだけで
十分だ
みなも
聞くがよい
今動く
ことはない
シ...
シュウ...
おまえたちの
中にある
心が動いただけで
十分だ
その心がいずれ
この世に再び
光をもたらす
であろう
心びとつひとつが
大きな束と
なった時に
シュウ様
あの人は
おれたちの
ために死のうと
している...
おれたちは
みんなあの人の
息子なんだ!!
にいさん
目を伏せるな
しっかりと
目に焼き
つけるんだ
にいさん
ん!?
あ
うっ...
くく...
強く生きよ
わがこが
息子たち
フフ...
せいぜい泣き
悲しむが
よい...
おれには
見える
おまえたちの
悲しみが野を
駆けめぐり
そしてやつは
おれの謎の前に
倒れさるのだ
ケンを再びおれの
もとへ呼びもとす
のが!
は...早く
あの北斗の
男に知らせ
なくては
シュウ様を
助けるには
それしか
方法が!!
急げ!!
はっ
げっへへへ
シュウの
村の男だな
逃がさんぞぉ
皆殺しに
せいといわれ
とるんでな~
くく...
し...
しまった
ん!?
な!!
は!?
はあ
あ~
けけけ
拳王!!
ぽあっ
回復を計る
稽古台にも
ならぬわ!!
ひ~~!!
け...け...
拳王
そ...それに
トキ!!
なんという
ことだ
北斗の兄弟
がここに
ハカもの
陣形を
くずすな
ラオウよ
ケンシロウの
ために道を
開いておくぞ
ほう...
まだ
集まって
くるな
フッ...
百人は
いるか...
うっ
くく...
や...やつは!?
病人だ
いっせいに
かかれば
勝てる!!
かかれ
...
おお!!
北斗有情
断迅拳!!
ほわ
ひ...ひい
ふえ~~
へっへっ
トキ!!
病は
進んでも
拳は寸分の
衰えも
見せぬ!!
おそろしい
男よ!!
う...
ぐぐあ
お...おれたちは
なんと恐ろしい
やつらを
相手にして
しまったんだ
ぼあ
仁星の涙が
北斗を呼ぶ...
非情の奇跡/
その巻
はっ!!
あ...
あと一段...
は〜!!
は~~
はあ
フフ...
どうした
シュウ!!
そこで
力尽きても
人質に情は
かけぬぞ~!!
はっ!!
くる!
か...だ
感じる!!
ケンシロウ
が!!
ん!?
ぐああっ!!
なっ
なんだ!!
わああ
あがぼごっ
ぶべい!!
はああ
お.....
がばっ
な...なんて
やった...
はっ
あ...
あれは
!!
フフ...
まっておったぞ
ヤロウ~~~
死にぞこ
ないが!!
ここから
先には行か
せねぇ!!
ザコに
用はない!
なにィ~
!!
ゲッ!!
な...
なんだあ
あ...
あれは!!
む!?
トキ!!
道を
あけるが
よい!
け...
拳王!!
ほう..
ケンシロウの
道を
はばむ者は
この北斗の
長兄と次兄が
許さぬ!!
うっく
フフフ
たかが
三人で
なにが
できる!!
ちょうど
いい機会だ
北斗三兄弟
まとめて
聖帝十字陵の
土台にして
やるわ!
シュウ...
ケ...
ケンシロウ...
今
行くぞ!!
そうは
いかん!!
きさまが
シュウに手を
だせば
人質の
ガキどもは
皆殺しだ!!
くるでないわたしは
この聖碑を
積まねばならぬ
この石は百人の
人質の命そして
南斗大聖拳の乱れを防ぐ
ことのできなかった
わたしの痛み!!
ならば
きさまの
息の根を
とめるまで
フハハ
小僧!!
くるな!!
ぬん!!
どこまでも
愚かなやつよ
六聖の乱に
真を感じて
おるとは
イヒッ
イヒヒヒ
そのとおり
いいだろう
サウザー
散っていった
六星のために
せめて聖碑を
積もう
フ...
サウサーよ
この石を
かかえたまま
この場で死ねと
いうのか!
ぬおお
!!
だがこの
聖帝十字陵は
いずれ崩れ去る
北斗神拳伝承者の
手によって!!
それが南斗の宿命
南斗は天帝の星と
して輝かず!!
ぐはっ!!
キャ~~~!!
シュウ様!!
フッフフ
積んだだけでは
完成はせぬ!
南斗の血が漆喰と
なってこそ
十字陵は
より堅固な
ものとなるのだ!!
ケ...ケンよ
...
ど...どうやら
わたしの命も
ここまで!
ひ...一目...
一目見た
かった...
おまえの
成長した
姿を!!
フハハハ!!
シュウ!!
とどめだ!!
!!
!!
シュウ!!
シュウ...
はっ!
こ...
これは!!
な...なんと
ケ...
ケンシロウ
おまえが...
シ...
シュウ...
まさか...
み...
見えるのか
わ...わが息子
シバの面影が
見える!!
な...なんと
いうことだ
神が最期に
ひとつだけ
願いをかなえて
くれた!!
も...
もはや
悔いはない
わたしの...
仁星の血は
まちがって
いなかった!!
シュウよ
ゆけ!
ケンシロウ
そして
時代をひらけ!!
シュウ...
わたしは
いつも
おまえを
見ているぞ
さ...
さらばた!!
シュウ!!
愛ゆえにノのき
シュウ〜ッ!!
みごとだ
シュウ!!
んっ...
ちょっと
おれの中で
生きよ仁星の
シュウ!!
サウザー!
きさまの
髪の毛一本も
この世には残さぬ
フ...
その遠吠えが
きさまの
最後の遺言と
なる!!
おお!!
聖帝様
みずから!!
あっ!!
フフ...南斗
乱れる時
北斗現ると
きく...
ならば
おまえと
闘うのが
おれの宿命
人質など
いらぬ!今こそ
南斗と北斗の
決着をつける時だ!!
兄たちより
先に
この墓に
果てるがいい!!
この石段は
シュウの
悲しみ!
そして
きさまが今まで
積み重ねてきた
罪の重さ!
一歩一歩
かみしめて
のぼって
くるがいい!
フ......
そうではない
この石段は
北斗神拳終焉
への秒よみ!!
ュウ様...
!!
ん!?
はあっ!!
ああなんて
ことを!!
は..
はあ...
あ...あ...
むっ!
ガキが!!
あ...
う...わ
ああ
見ろ
このガキを
シュウへの
思いが
こんなガキ
すら狂わす!!
愛ゆえに...
愛ゆえに
人は苦しまねば
ならぬ
愛ゆえに
人は悲しまねば
ならぬ!
みなし子だった
おれは
南斗鳳風拳の
先代伝承者
オウガイに
ひろわれ
子のなかった
オウガイは
おれを
実の子のように
育てた...
お師さん
!!
厳しい修業の
目ひては
はっ
う...
くっ!!
お...
お師さん!!
うむ
おれは
どんな厳しい
修行にも
耐えた!
ひとつの枚を
体得した後
あの大きな手
大きなぬくもりに
抱かれる喜びの
ために...
そしておれが
I5になった時...
よいか
サウザーよ
これから
おそいかかる
敵を倒せ
これは
おまえにとって
初めての
真剣勝負!!
しかも
おまえは
目をふさいで
闘わねば
ならぬ!!
これこそ
伝承者への試練!
真の伝承者への道に
情などないのだ!!!
お...
お師さん!!
み...
みごとだ
サウザー!!
な...なぜ
身を引けた
はず!!
そうすれば
おれの拳を
かわせた
ものを!!
いや...
おまえの拳の
鋭さに
かわすにかわせ
なかったのだ!!
も...もう
おまえに教える
ことは
なにもない
お...
お師...
うう...
な...
泣くでない...
お...お師
さん...
わしは...
わしは
おまえの
瞳の中に極星
南斗十字星を
見ていたのだ
南斗極星の拳
南斗鳳凰拳も
また北斗神拳と
同じく一子相伝の
拳法
伝承者が
新たなる伝承者に
倒されていくのも
われらが宿命!
悔いはない...
おっ...
お師..
お師さ~ん!!
な...
なぜ
こ...
こんなに..
愛などいらぬ!!
こんなに
悲しいのなら
苦しいのなら
おれは
その時から
愛をすてた!
ならば
いや
帝王の星が
めざめたのだ!!
おれは愛の
ために闘おう!!
帝王に
愛など
いらぬ!!
はむかう者には
死あるのみ!!
ひょっほっ
...
私の場合は
ケン...
聖帝様の手を
わずらわす
までもない
あばよ
北斗の男!!
ん!?
うぐぎ...
な...
なんだ!?
ぬあぐ!!
あぎっ!!
はぁが!!
手だしは
ならぬ
この闘いを
汚す者は
許さぬ!!
はぽ...
ひえ~!!
フフ...なん度
挑もうが
北斗神拳では
この聖帝を
倒すことは
できぬ!!
きさまは
神が与えた
この聖帝サウザーの
肉体の前に
敗れ去るのだ!!
滅びるがいい
愛とともに!!
愛は
滅びぬ!!
ーっ!!
えやー
!!
ぐあ
は!!
ああ!!
クフフ
きさま~
シュウの
南斗白鷺拳
を!!
ケ...ケンが
シュウ
さんの
技を!!
ケンシロウ
なぜ
北斗神拳を
使わぬ
いや......
ケンシロウは
シュウの死に
報いたのだ
......
せめて
一傷...
きさまの体に
シュウの拳を
あびせたかった
だが
きさまを倒すのは
あくまでも
乱世の拳!!
北斗神拳!!
フ...
フフフ
だがこの
聖帝は
ちがう!!
聖室を
開けーい!!
ファッハハ
ハハー
!!
愚かな男どもよ
どこまで悲しみを
ひきずっていく
つもりか!!
ははっ
む!!
ん!?
あ...
ああ!!
こ...
これは!!
その遺体は
わが師
オウガイ!!
この十字陵は
偉大なる師
オウガイへの
おれの最後の心!!
そしてこのおれの
愛と情の墓でも
あるのだ!!
......!?
フフ...
きさまの拳では
血を流すことは
できても
この帝王の血を
絶やすことは
できぬ!!
いったはずだ
きさまの髪の毛
一本もこの世に
残さぬとな!!
フフ!!
さあ
突いてこい!!
フハハ突け
ケンシロウ!!
ほおあ
おお!!
あたたた
たたー
ーっ!!
むあく
......!?
フフ...
きかぬなあ
クククなぜ
きかぬか
わかるまい
あそびは
これまでだ
死ね
ケンシロウ!!
ほあっ!!
ふん!!
!!
ああ
ケ...
ケン!!
むん!!
むだだ~~
死ねー
ケンシロウ
むっ!!
ぐふ
あ!!
ああ
ケ〜〜ン!!
ぬう...
やはり
ケンシロウでは
勝てぬのか...
フフハハハ!!!
次はだれだ
トキかラオウか!!
おごるな
サウザー!!
きさまの体の
謎はトキが
知っておるわ!!
なにィ!!
くるな!!
動くな
て...手は
かりぬ
トキ!!
ケ...
ケン...
ん!?
おお見ろ
聖帝様が
ああ!!
む!!
も...もしや
秘孔を!!
サウザ
!!
きさまの
体の謎は
見切った!!
けん
喜ん!!の巻
くだ
天砕く#!!
お...
おれの体の
謎を...!!
おまえの鼓動と
血の流れが
おれに謎を
解かせた!!
フ...
なにを
たわごとを!!
う!
ぐああ!!
ああ!!
聖帝様の
右肩が!!
うおっ
あ~!!
ぐああ!!
心臓の位置も
逆!そして
秘孔の位置も
表裏逆!
それが
おまえの謎だ!!
フ...
フハハハ
そうか~!!
フフさすがに
北斗神拳
伝承者だな
ケンシロウ!!
だが
それだけで
おれの謎を
つかんだことには
ならぬ!!
ならば
こちらも
南斗極星の拳の
伝承者として
奥義を
尽さねば
なるまい!!
むっ!!
おお
聖帝様の
姿が!!
南斗鳳凰拳に
構えが...!!
南斗鳳凰拳奥義
天翔十字鳳!!
...!???...??
フフ帝王の拳
南斗鳳凰拳に
構えはない!!
敵は
すべて
下郎!!
だが対等の
敵が現れた時
帝王自らが
虚を捨てて
立ち向かわねば
ならぬ!!
すなわち
天翔十字鳳
帝王の誇りを
かけた不敗の拳!!
ならばその
礼に応えて
やろう!!
ん!!
ああ!!
ぬ!!これは
北斗神拳
秘奥義
天破の構え!!
天破の構え..
北斗七星は
天の守護神
天乱れた時、天をも
破るといわれる
北斗神拳究極の
秘奥義!!
うわ!!
な...なんだ
こりゃ!!
うっ!!
雹だ!!
フフ...天も
宿命の対決に
興奮しておるわ!!
互いに拳の
秘奥義を
だした...
あとは
ふたりの能力が
勝敗を分ける
のみ!!
ほおおっ!!
行くぞ
ケンシロウ!!
天空に極星は
ふたつはいらぬ!!
あたあ!!
ファハハハ
ーッ!!
ぐあっ
...
フハハおれは
天空に舞う羽根!
どんな達人にも
砕くことはできぬ
あたたた!!
ああ
ケン!
...クックリスク・ストレストランス
さすがサウザー
ケンの体の
流れを完全に
見切っている
しかし...
この勝負
すでに
見えた!!
ケンシロウは
まだ構えから
技に移って
いない
南斗乱れる時
北斗現る
北斗の影に
おびえ今日まで
沈黙を強いられて
きた南斗の先人たち
だがそれも
今日終わる!!
お師もうすぐ
あなたの聖帝
十字陵は
完成する!
そして
北斗神拳二千年の
歴史もここで
幕をおろす
極星はひとつ
天に輝く天帝は
南十字星
この聖帝サウザーの
将星なのだ
ーっ!!
とどめだ
ケンシロウ!!
...
北斗神拳奥義
天破活殺!!
ぐほっ!!
ああ!
なんだ
うしろの岩が
ふっ飛んだ!!
な...
これは!?
ごあ!!
う...
天破活殺の
奥義はふれずして
闘気をもって
秘孔を突く
ことにあり!!!
将星
堕ちる
べし!!
愛深きK
環境を抑えに触ったのは、
ぬうう
う...ま...
まだだ!!
た...たとえ
わが秘孔が
表裏逆と
いえど
正確には
おれの
秘孔の位置は
わかるまい!!
南斗の将の
体に傷を
つけた罪は
つぐなって
もらうぞ!!
その秘孔の
謎をおおう
鎧もすでに
はがれている
な...
なにィ!!
おお
聖帝様の
体に!!
ぐああ
こ...
これは!!
秘乳が
あらわに...
しかも
あのような
位置に!!
経絡とは
いわば血の流れ
神経の流れ
秘孔とは
その要髄!!
......!?
もはや
きさまは
帝王という
鎧をはがされた
裸の常人!!
フッフフ...
だがおれは
南斗聖拳
最強の男!!
見ろ!
たとえ
秘孔が判明
しょうと
闘気だけで
このおれを倒す
ことはできぬ!!
はぁ!!
おお!
背の傷
が!!
フフフ...
きさまに
おれを倒す
秘乳は
突けぬ!!
羽根と化す
南斗鳳凰拳に
致命の拳を
突き入れる
ことは
できぬのだ!!
はぁ~!!
うっ
なっ!?
と...
翔べぬ!!
あ...
脚が!!
鳳凰すでに
翔ばず!!
きさまは
翼をも
もがれたのだ!!
うっく
勝負
あったな!!
フックク
そうか...
鎧もはがれ
翼までもがれた
というわけか!!
だが!!
おれは
聖帝
サウザー!!
南斗六星
の帝王!!
ひ...退かぬ
!!
媚びぬ
省みぬ!!
帝王に
逃走はない
のだー
うああ!!
おああ!!
あたたただーっ!!
ぐふっ!!
ぬあ~!!
北斗有情
猛翔破!!
きさま..苦痛を
生まぬ有情拳を
このおれの
死さえ情で
見送る
のか...!?
...!??...???
フッ...鳳凰の...
聖帝の夢は
ついえたか...
さ...最後に
おまえに
ききたい
ことがある
哀しみや
苦しみだけ
ではない
おまえも
ぬくもりを
おほえている
はずだ
愛や情は
哀しみしか
生まぬ...
なのになぜ
哀しみを
背負おうとする
なぜ苦しみを
背負おうとする
ぬくもり...
...!!?...???
おまえの
命はもはや
これまで一番
死にたい所で
死ぬがいい...
北斗神拳
伝承者...
おれがかなう
相手では
なかった...
フッフフフ...
負けだ...
完全におれの
負けだ...
ああ
顔から
険がとれて
子供の
ように...
見て
聖帝の
顔......
お.....
お師さん...
む...
むかしの
ように...
もう一度
ぬくもりを...
哀しい男よ
だれよりも
愛深きゆえに
...
ああ
あれは!!
十字陵の
頂から
シュウの血が!!
シュウの
仁星も泣いて
いる
シュウ
おお~~~
十字陵が~!!
ケンシロウ
もはや
わたしが
手を借す
男ではない
わが生涯
最強の敵が
またひとり!!
どこへ
...???
再び
天へ!
トキいずれ
きさまとも
闘うことに
なろう!
ふたりの敵
きさまと
ケンシロウを
倒さぬかぎり
天は握れぬ!!!
また
会おう!!
巻
ラオウカ
来るころだと
思っていた
フ...
すまんな
おまえの命を
もらおう!!
おお!
我われに
やっと
自由が!!
おれたちの
頭上に再び
光が
よみがえった
んだ~!!
シン...
レイユダ
シュウ...
そして
サウザー
南斗六聖拳の
うちすでに
五星が
この地に
散った!
残る一星とも
闘わなければ
ならぬ時が
くるで
あろう..
行くがいい
ケンシロウ
宿命が
おまえを
呼びよせるで
あろう
トキは
わたしも..
おのれの
宿命に
生きよう
北斗神拳は
一子相伝!!
あの男の拳を
封じねば
なるまい!!
トキ...
わが
生涯の敵は
ラオウ!!
一子相伝の
宿命により
リュウケンに
伝承者の
道をゆずり
自ら拳を
封じた男
コウリュウ!!
ならばこそ
ここへ来た!!
さすがに
わが父
リュウケンと
龍虎と並び
称された
男だ!!
闘気は
いささかも
衰えぬ!!
闘気だけ
ではないぞ!!
知っておる
その拳は
リュウケンより
上だったと
聞く!!
この傷の回復を
計る相手は
この世に
おぬししか
おらぬ!!
拳を捨て
られぬのか...
フフフ...
捨てぬ!!
よかろう伝承者
争いに敗れ
散っていった
無数の男たち!!
おまえも
その男たち
同様ここで
供養して
やろう!!
おおっ!!
ギャー
はあ
ふん!!
さすがに
強い!!
これでなく
では回復は
計れぬ!!
むうう!
底から沸いて
くるような
このカ!!
この男の
拳は封じねば
ならぬ!!
ゆくぞ
ラオウ!!
七星抹殺!!
むっ
七星抹殺とは
おのれの命を
捨て敵の命を
奪う
相討ちの拳
フフ...
それほど
おれを
倒したく
なったか!!
ふぉあ~!!
それでこそ
拳王の復活を
かけることが
できる!!
であ
ーっ!!
う!!
死ねえっ!!
ぶ!!
おりああ!!
がはっ
傷は
癒えた!!
拳王は
死なん!!
な...なんと
いうこと...
ラオウトキ
ケンシロウの
三兄弟により
北斗神拳
二千年の歴史は今
最強の時代に!!
神はなぜ
同じ時代に三人の
非凡な男を送り
だしたのだ!
おのおのが
名に恥じぬ
伝承者となったで
あろうに...
ふ~~!!
わたしの
死期は
近い!
ならば
わたしも
ひとりの
拳士として
この生を
まっとうしたい
電子書籍版
原作:武論尊
漫画:原哲夫
◎武論尊・原哲夫/NSP1983
版権許諾証GP-212