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Windi

原作武論尊温面店哲夫

a!Fum¥漫画原哲夫

天狼の涙!の巻

24486991

天帝よりの使者!の巻

南斗ついに起つ!の巻

北斗を呼ぶ光の巻

執念の炎!の巻

流れる雲のように!の巻

翔べよ雲!の巻

湧きたつ雲!!の巻

妖気の邪拳!の巻

狼の

む!?

天狼の星が

赤く...

その身を

血に染めて

おるのか

リュウガ!!

うわあ!!

はわがっ

わが名は

天狼のリュウが

これより

この村は

拳王様のもの!

逆う者は

死あるのみ!!

ああ...

お〜!!

な...なんだ

この村は..

うわ~~ん!!

この傷口は

天狼拳!

むっ!!

生きて

いるのか!?

は!!

う...う...

あ...

あなたが

ケンシロウ

か.....

あ...あの悪魔の

ような男が

あ...あなたに

伝言を...

伝言!?

トキの..

トキの村も

同じ運命に

と......

は!!

ト...トキの村

そこは女子供

老人病人

捨てられた者が

唯一暮らして

いけるという村

なに!?

リュウガ...

さあ

これでもう

心配いるまい

ありがとう

ございました

トキさん

今日はこれ

ぐらいにして

休んだほうが...

いやーはは!

トキさん

見てくださいよ

いや

まだ

大丈夫...

次の人を呼んで

ほれ

このとおり

こんなによく

なりましたよ

もうすぐ走る

ことだって

できるかも

しれんて!

それは

よかった

ほんとは

もっと早く

こうなりたかっ

たんだろうな

トキさん

でもトキさんに

残された命は

もう...

ほらちょっと

立ってみま

しょうか

見てよ

トキさんの

おかげだよ

あ!無理は

しないで

あ!?

おやじさん

!!

な!!

お...おまえは

リュウガ!!

しばらく

だな

トキ!

はぐ!!

...

トキさん

!!

矢も

よけきれぬ

ほど

衰えたか

トキ...

........???

や...やめて

トキさんは

もう戦え

ないわ!!

せ...せめて

安らかに

死なせて

あげて~!!

だからこそ

殺す価値が

ある!!

どけ!!

は!!

ぐはっ

トキさぁん

な...

なぜ?

北斗神拳の

神髄は怒り

怒りなくして

ケンシロウの拳は

すべてを発揮せぬ

!!

ケ...

ケンシロウの...

リ...リュウガ

その目に時代を

見たか!!

おまえは

ラオウに...

ケンシロウが

このおれに

倒れるようで

あれば...時代は

やつを必要とせん

その

全身に浴びた

返り血が...

おまえの

涙に見える!!

見抜いて

おったか..

おれは

あえて魔狼と

なりて

そのためには

おまえの死が

必要だ

やつはまだ

真の悲しみを

知らぬおまえが

死ねばケンシロウが

...時代が動く

ケンシロウを

深き悲しみの淵に

フ.....

そうか

ならば

殺すがよい

この定められた

男の命が

次の時代の礎と

なるならば本望

頭はさげぬぞトキ!

トキ!!

あえて時代のために

魔狼の悪名を

かぶろう!!

さらば!!

トキッ

む!?

トキ...

とうとう

地に堕ちる

か.....

天帝よりの使者!の巻

「りの使者!!の昔

ケー

城に...

ト...

トキさんが

リュウガの

城に!!

我が妹ユリアが

ケンシロウに

なにを

見たか!?

この目で

見たい!

ん~!?

なんだくだれか

いるのか~?

でっ

なっ!?

なんだ!!

ああ!!

う..

おまえは

く...く...やつを

城の中に

入れるな

いや~~~

かかれーっ!!

ぶっ殺せ!!

ケ...ケ...

ケンシロウ!!

でや~!!

ほおっ!!

あたたっ!!

ぶっ

ぽげっ

うおあ~!!

ふ~~

ひいい...

うぎゃあ

げひゃっ

ぶぎゃあ

リュウガ!!

来たな

ケンシロウ

トキを

どうした

この血が

見えぬ

のか?

む!!

......なぜ

狂気の

殺りくを!!

戦えば

わかる!!

なに!?

そうか...

ケンシロウが

リュウガと...

は!!

やつめこの

拳王とケンシロウを

はかりにかけた

か.....

フフ...

これを見ろ

!!

そ...

それは

トキの!!

そう...

やつは

くたばった!!

フハハハか

怒れ!怒るが

よい!!

トキを倒した

この拳でおまえも

あの世へ送ってやろう!!

は~~!!

天狼の拳

うけてみろ!!

...それほど

死にたいか!!

ならば死を

くれてやる!!

いや~~~

天狼凍牙拳!!

あたっ!!

ぐぼっ!!

くっ!!

っ!!

でやー

ほああ!!

ぬ!!

おおっ!!

あたたたち

いつ!!

ごぼあ

おお!!

はっ!!

そこまでだ

ケンシロウ

とどめを

さすことはない

その男はすでに

自分で自分に

とどめをさして

いる!!

な...!?

トキ!!

これは!!

陰腹.....

リュウガは

狂気の

殺りくに

走るまえに

自分で

腹を割った

この血は

リュウガの血

この男の涙...

平和を求め

あえて狂気の

殺りくをなす

魔狼ともなった

しかし拳王の

覇権が完成に

近づいた今

魔狼の役に

自ら幕を

おろした

こ...これほどとは

この天狼の目を

もってしても

これほどとは

見抜けなかった!!

今こそ

確信した!!

時代はこの男を

ラオウより

ケンシロウを!!

宿命

すべて天狼の

宿命だ

天狼は乱において

天帝の使者となりて

北斗を戦場へ誘う!!

この男も

また宿命に

殉じたひとり

ケ...ケンシロウ

おまえを

選んだわが妹

ユリアの目に狂い

はなかった!

な!?

そうだ...

ユリアの

兄だ...

そ...

そんな...

哀しむな

ケンシロウ!!!

哀しみを

怒りに変えて

生きよ!!

拳王の統治は

恐怖によって

なる!されど

その後の平安は

おまえの手で!

哀しみを

怒りに...

リュウガよ

行こう!

わたしたちも

また星となり

熱い男たちと

ともに

ケンシロウを

見守ろう!!

さらば

ケンシロウ!!

乱世に生き

殉じた男たちのもとへ

南斗ついに起つ!!の者

でも...

ケンは

またひとつ

哀しみを

......

でも哀しみを

背負う

ごとにケンは

大きくなっていく

雲が速い!!

動くか

ケンシロウ!!

ヒャッハッ

ハー

!!

へっへっヘ!!

このヤッ!!

ッロウ!!

うろうろ

すんじゃねえ

〜〜〜!!

おいっ!

拳王様の

支配下に

こんな男は

めざわりたな

殺っちまい

ましょう

こんな

デクノボー

ぶすくっと

いきま

しょうぜ

せえ~の!!

あっ

なにをばら

このヤロ

~~~!

エライことを

してくれたじゃ

ねえかおっ!!

はっ

このおれ様を

だれだと思ってん

だ!!

ほっほっ!!

おっ

ブッ

ハッハハハ

どうだ~

あ~~!!

あががごが!!

あっ!

あにきィ

〜〜〜!!

ヤッヤッ

ヤロく!!

わっ

おい

わっ

拳王は

どこだ?

ぶあっバッ

バカヤロウ

だれがいい...

そうか

てめえ

なにを~!!

い...いまァ

いいます

南です

南!!

南...

そ...そう

です!!

いった

でしょ

助けてね

行け!

ひえ~!!

だ..

大丈夫

あの人たちに

ずいぶんっ

いためつけ

られていた

ようだけど

ぷふう~

ありがとう

助かったよ

そう

よかった

そんな

図体してどうして

なんだよ

もったいねえ

本当にウドの

大木かよ~~

ハハ...

面目ない

山が

動いた!!

ならば

この風も

動かねば

なるまい!!

なにィ!?

は...

はい!!

風の旅団

け...拳王本隊の

行手をはばむ

ように村むらを

次つぎに!!

と...統率の

とれた部隊は

風のように速く

そしてリーダーは

とてつもなく強く

...!??...?

ケンシロウの

ほかに...

やつのほかに

この拳王に弓を

引く愚か者が

まだこの世に

おるというのか...

ぎゃあ!!

うわ~!!

きゃあ~!!

いけ~!!

うあ~!!

ぎゃあ!!

き...!

きさまは

なに者!?

ひゃー

拳王につく

者は皆殺し

だ!!

きえ〜〜!!

返り討ちに

してくれるわ!

な!?

ああ

!!

わが拳は

風を友とし風の中に

真空を走らせる

その真空の力は

鋼鉄をも

断ち割る!!

ピューイ様

拳王の本隊が”?

来たか!!

愚か者の

名を聞こう

オレは

五車星の

ひとり!

風のヒューイ!!

なに!!

五車星と...

ならば

うぬは?

フ...察しの

とおりだ!!

五車星は

南斗極星の

守護星!!

天を握るは

北斗にあらず

天を平定するは

われらが

南斗六聖拳

最後の将!!

そうかついに

動きだしたか

南斗六聖拳

最後の戦士!!

わが母星

南斗をおびやかす

北斗の死拳!!

今消滅する

時が来たのだ!!

はあ~!!

そんな

やわな拳では

この体に傷ひとつ

つける事は

できぬ!!

ぬう!!

うお!!

ぐは!!

グフ...さすがだな

恐るべき強さだ

ラオウ!!

だがおまえの

運命もここまで

地獄でまってる

ぞ!!

動いたのは

ケンシロウだけでは

ない!!

南斗最後の

将もまた

動いた!

あの雲は

時代そのものの

動きだったか!!

なんか

いやな雲だ!!

みんな

バラバラに

動いてる

ん!?

なんなんだよ

おまえはよ〜

フフッ...

わっ

な...

なんだよ!!

雲は好きな所へ

流れていくだけ

だよ!!

うがあっ

!!

私を呼ぶ光の巻

五車の星は

風・雲・炎・山・海

次に

動くは山か

炎か!!

北斗を呼ぶ光の

お...おい

オレはガキじゃ

ねえよ!!

カッコ

悪いって!!

カッコ悪いって!!

ん!!

うわった!!

ハッハァハッ

遠慮することはない!!

わっ!!

笑うな

おっこちる

ん!?

コケッコッ

コッケコ!!

お...お〜〜〜い

!!

だ...だれか

つかまえてくれ

それは

おれの大事な

商売道具

だぁ~~!!

え!?

よおーし

んっ!?

つかまえる

見てろ!!

おっさん

まさか

とーとと

バァカ!

ムリだよ

うわ

コケッ

とと!

ふ~~ふ~

そ〜〜〜そ〜

ジー

ーッと

それ!!

うぶ!!

あちゃ

~~~!!

......

たはは

ドジ...

ふっ

ふが

ばあっくしょ

~~~

は~~~

うばっ

ん!?

ハハ!

ほおら

つかまえた!!

ぺっぺっ

!??...???...??

プッ

は~

クス

フフフ

アハハハ!!

バハハハ!!!

はは

いやいや

ありがとよ

......!?

ん!!

ひっ!

火矢だっ!!

ぎゃあ!!

うわ!!

ぐゃあ

ひへ~!!

うわあ

うろたえるな

たわけども!!

うぬらは

この拳王の部下

なるぞ!!

ひい~!

う...

ふぐ!!

拳王様の

声がきこえぬか

はっ!!

でてこい!

逃げはせぬ

姿を

現せ~!!

な...こ...

これは!

し...真紅!!

すべてが

朱に包まれた

軍団!!

うぬは!?

拳王

よくも我が弟星

風のヒューイを!!

オレは

南斗極星

朱の軍団を率いる

五車星の一星

炎の

シュレン!!

炎...

動いたのは

うぬだけか

いいや

山はすでに

動いている

へへへもうかったな

あのニワトリ屋が

タマゴくれる

なんてよ

あっ!!

たっ

ああ~~

タマゴ

なんて

めったに

食えるもんじゃ

ねえってのに

......

へへへ

グス

ほいよ

食いな

おっさん

長生き

するよ!!

はっ!!

ああ~~っ!!

ああ

ひでえ

ことを

しやがる

こ...これは

さっき

タマゴを

くれた!!

グァハハ!!

タナボタとは

このことだな

ん!?

なっ

なんだ

おっ

な...なに

しやがる

お...お...おう

こら~~!!!

てあああ!!

あ!

あにき!!

お~~~

こら~~!!

小僧...

ぶち殺されてぇのか

このやろ~~!!!

ん!?

ん~!?

で!!

うぎ!!

ああ!!

きさま~

ゆるさん!!!

わあ

ふー

ん!!

この男

けんぼう

拳法を!!

ひい!!

...

そうか

ケンシロウに

向かったか

だが

この拳王と

同じく

ケンシロウは

倒せぬぞ

いいや

倒すのは

きさまひとりだ

拳王!!

なにィ!!

きさまも

知っていよう

南斗北斗は

表裏一体真の

天下平定は両者

一体となった時に

初めて成就すると

ぬう!!

ならば

南斗六聖拳

最後の将は

この拳王より

ケンシロウを

選んだのか!!

わけを

きこう

ケンシロウさん

あなたは

ああいうゴミは

相手にしなくて

もいい!!

この先

ゴミ払いは

わたしが

ひきうけ

ましょう!!

わたしは

五車星の一星

山のフドウ!!

わが主

南斗六聖拳

最後の将が

あなたを

おまちです!!

なに!?

南斗最後の

将!!

う!!

ひ!!

射る事は

ない!!

拳王の部下は

恐怖によって

忠誠を

誓わされた

野党ども!!

拳王倒れれば

霧散する!!

ほう...

!の巻

ならば

試してみるが

いい!!

恐怖に

縛られた

部下どもの力を

な!!

きさまは知らぬ

背に恐怖を

背負った人間の

力をな!!

ひくことはできぬ

この男どもの後ろに

あるのはこの拳王に

よる確実なる死!!

無駄だ!

ならば前進して

おのれの生を

つかむのみ!!

行けえ~い!!

フッ

はう

でやあ!!

せいっ!!

ぐっ

ぎっ

うあっ

ぬお

ぐあああ!!

無駄だと

いったはずだ

ああっ

ふたりに

炎が~!!

ひっ

五車炎情拳!!

わが身に

触れるものは

怒りの炎に

包まれる!!

これから

ぎゃあ

ぬう

うぬは

燐をつかい

おるか!

このおれを

敵にしては

なに者も生を

つかむことは

できぬ

拳王きさまも

だ!!

拳王きさまも

炎の中に

おのれの野望と

ともに滅びるの

だ!!

わが弟星一風の

ヒューイの仇!

そしてわが

将のために!!

なぜ...

南斗最後の将が

このおれを!!

わが将...

永遠の光の

ために...

その永遠の光の

ためにわれら

五車の星は

天を舞い

地を駆けます

そして

そのためなら

五車の星は

粉塵に砕け

散っても本望!!

野望とともに

灰となれ拳王~!!

ぬおおお!!

もらった!!

はっ!!

ぬっ

きえ~い!!

かああ!!

ぬうん

ああっ

シュ...

シュレン様!!

きさまごときの

拳がこの拳王に

通用すると

思ったか!!

こ...この衝撃は

全身を砕かれた

ようだ!!

ぐぐ...

シュ...シュレン様

あとは我われに

おまかせを!!

ご命令を

は...はなせ

おまえらが

何百

かかろうと

やつを倒せば

せぬ!!

は!!

や...やつの行進は

このおれの命で

くいとめる!!

シュレン様!!

ぬうう

きさまらのような

ちっぽけな集団など

ゴミ同然!!!

失せるがよい

はあ~!!

はあ!!

ハァ

ど...

どうかな

ぬ!!

自ら全身に

炎を!!

シュ...

シュレン様

くっ!!

拳王~~~

きさまはここでこの

炎のシュレンとともに

焼け死ぬのだ!!

ああっ!!

おおおあ!!

おお拳王様が

やつにつかまった

燃えうつる

ぞ~~~っ!!

うああ

~~~!

シュレン...

きさまなぜ

これほどの

執念を

将の...

わが将の

永遠の光!!

ケ...ケンシロウ

ならば光り輝く

さ...されど拳王!!!

きさまが前に立てば

わが将の星は涙に

濡れる!!

そ...それだけ

は!!

それだけは

させぬ!!

け...

拳王様が

焼かれて

しまう!

なにい!!

け...

拳王様

そうか

む!!

だがその程度の

炎ではおれの

野望を灰にする

ことはできぬ!!

ぬおお

ご...か..

まさに

炎の男よ...

おお

見ろ!!

拳王様は

まったくの

無傷!!

またひとり

五車の星が

ケンシロウ...

流れる雲のように。

...!の巻

この拳王より

ケンシロウを

選んだ

南斗六星

最後の将!!

どうしても

会いたくなったわ

!!

ザク!

ケンシロウを

止めい!!

拳王配下の

最強部隊を

差し向けるの

だ!!

はっ

南半最後の

将...?望みどおり

その星を涙に

くれさせてやるわ

そうか...

シュレンの

軍団も

また...

シュレン様の最期は

なんら臆する

ことなくそれは

みことな!!

し...しかし

いかに執念を

もってしても

あの拳王を

倒すことは...

はっ!!

シュレン...ヒューイ・

おまえたちの死は

決して無駄にはせん!!

今の拳王の

位置は!?

はっ!

フドウ様より

一歩早く!!

このままでは

ケンシロウより

先に拳王が

我らの将に...

むっ!!

やはり火がっ

拳王を

止めるのは

ジュウザしか

おらぬか...

ジュウザを

探してくれ

拳王の足を

止めるのは雲の

ジュウザしかおらぬ

雲を動かすのだ!!

は!!

ジュウザ

おら~~

さっさと

しろい!!

あう

ゲッへへへ!

ただいま

もどりまして

ございま

す~~~

泣くんじゃ

ねえ!!

うむ

ごくろう

どれ

見せてもらお

うカ.....

ヘっへっへ

どうです

上玉ばっかりで

しょう

これだけ

かっさらう

のには

苦労

しました

ひっ

......

え〜〜っ

へへ...

いかがで

ございま

しょう!?

でええ

気にいったあ

そ...それは

ようござい

ました...

ハハハ

これでこの村も

しばらくは

女不足に悩む

こともねえ

バハハハ

ん!?

雨か~?

おぼ

え~

ぶえ

シ...ショウベンか~!!

ガマガエルに

かけちまった

ようだな...

へっへっ

ヤロ~~

おりてこい!!

き...きさま

なんのマネだ

~~~!!

よっ

ブッ殺して

やるっ!!

おいよ

女はこの

ジュウザがもらうぜ

ぷぶ

ぶぐ!!

ジ...

ジュウザ!!

こ...この

男が!!

お...女だけ

じゃねえ

こ...この男が

通ったあとは

草一本残っ

ちゃいねえ

という

ほう

わかってる

じゃねえか

だが

ひとつ

忘れて

いるぜ!

ん!?

まれにみる

美男子ってことを

な!!

こ...この

ヤロ~~~!!

いつまで人の

カオの上に~!!

ハハハウハ

バカめ!!

おっ...

なんのつもりだ

はなせよ

へっへへへ...

だれがはなすか

このまま地面に

たたきふせて

くれるわ!!

よ!!

ジッと

してれば

いいものを

う!!

あばよ

べっ!!

まだまだ

手向かうやつあ

いるか?

いっいっ

いえいえ

どうぞ!!

おりこう

だ!!

へっへへ

もちきれ

ねえぜ!!

おい残りは

あとを

ついてこい

はっはッは

...

た...大変だ!!

し...食糧庫が

破られている

なにもかも

カラッポだ!!

な...

なにィ!!

な...なんて

ヤロウだ

おれたちが

かっさらった物

全部よこどり

しやがった

と...

とんでもねぇ

悪党だ!!

くく...

なあ~にィ!!

全員子持ち

だあ~!!

ハ...ハイ

ですから

どうしても

村に

お願いです

自分の村に

帰してください

...!???

いい..

もーいい

行け!!

え!?

それもって

どこでも

勝手に

行きやがれ!!

あ...

ありがとう

ございました

やってんだろ

なに

おれ...

ジュウザ様

まだ

グズグズ

してんのか

さっさと

なにとぞ

なにとぞ

フドウ様の

願いを!!

ん!?フドウの

手下じゃねえか

どうした?

フン

やなこった

おれはだれにも

縛られねぇ

だれの命令も

きかねぇ!!

おれは

食いたい

時に食い

飲みたい時に

飲む!!

ジ;ジュウザ

様!!

おれはあの雲の様に

自由気ままに生きる

フ~~~

食った!!

む!!

け...拳王

配下の部隊!!

や...やつら

フドウ様と

ケンシロウさんに!!!

は!!

ジ...ジュウザ様

お願いです

事は一刻を

争います!!

どうかどうが

その力を!!

断る

な...ならばせめて

ひと目だけでも

南斗六星最後の

将にお目通りを!!

将に...

む!!

うわっ

むん!!

は!!

フ...フドウ...

なんの

これしき

ハッハハハ

きさまら

ここから

先は行か

さぬ!!

われらが

拳王配下

長槍騎兵の

死の特攻を

くらうが

いいわ!!

け...けんな

拳王の...

さがっていろ

いやっは~!!

さえ~

おりゃ~!!

はああ!!

ぶあが

ふん!!

あたあ

であ!!

いや~っ!!

ほあっ!!

はい

あたっ

ぐぶっ

おおあっ!!

びっ!!

ぶあっ!!

死ねえ

~~!!

ん~!!

むく

む~~ん!!

は!!

ヒッ...!!

わっわっ

ふん!!

わぐひ!!

動け!!

雲の

ジュウザよ!!

拳王が

先に

動いた!!

なに!

フドウの使いが

ジュウザという

男の下に!?

は!!

ジュウザ

もしその男が

オレの知っている

ジュウザであれば

その男は

動かぬ!!

フフ...

ジュウザは

この世に

おのれの魂を

捨てた男!!

いやっは

はっ

キャア~~~

わははは

ほれぼれほれ

ほれ~!!

イヤ~!!

逃げんと

とって

食っちまうぞ

ヒイ!!

キャー!!

ジュウザ様!!

ん?

お...お願いで

ございます

なにとぞ

我われの

願いを!!

まだ

ついて来て

たのか!!

くどい

!!

なにを今さら

他人のために

命を賭けなきゃ

ならん!!

あ~!!

見ろ!

この美しい

女たちを!!

おれは

こうやって毎日

楽しく遊んで

暮らす

自由気ままに

な!!

ジュウザ様

やはり...

あなた様は

まだあの

お方のことを

なにィ!?

ははは...

どんなに

ジュウサ様が

無頼を装っても

我われの目

には...

あのお方を

忘れようとする

哀しい行動に

見えまする

ぬっ!!

忘れい!!

その事を忘れねば

うぬらをこの場で

叩き殺す!!

どこのどいつ

だぁ~~!!

わが村に潜入した

大馬鹿者は~!!

うぬか?

今おれは

虫の居所が

悪い!!

手を出せば

死ぬぞ!!

プ!!

ふっふふ

ククク

へへへ...

ハァハハハ!!

なにをヘラヘラ

笑ってやがる

クソヤロウ

ハッ

ハハハ!!

やるなら来い

まとめて墓場に

ほおりこんで

やるぜ!!

その前に

てめえの

首から下が

なくなるぜ!!

は〜〜〜!!

へへ...親分の拳法を

くらって生きていた

やつぁいねえ!!

ご〜っ!!

泰山破奪剛

フン

ぶぼ~!!

おっと

むう

どうやら

その腕が

ご自慢の

ようだな

そおだ

くらえ~!!

う!?

な!!

我が拳は我流

我流は無型!!

無型ゆえに

だれにも

読めぬ!!

あ~~

あ~~!!

ああぎゃ

~~~!!

ふえげ

うご~

!!

ぷぷあ

ぐがあ

いいじゃないですか...ファッション

や...やはり

このジュウザ

様の力が...

だ...だが

いったい

どうしたら

開け~い!

拳王様が

お通りだ!

門を開けくい!!

拳の強弱は

そもそも

天賦の才!!

天賦の才なくして

おのれの拳は

つかめぬ!!

おそる

べきは

ジュウザの

オよ!!

この拳王の

拳をもって

しても倒す

のは容易

ではない!!

だが

ジュウザは

動かぬ!!

フフフ

この拳王の進軍を

はばむことは

だれにもできぬ

...

しかしなぜ

あれほど五車星の

男たちは

おれの行く手を

さえぎろうと

必死に!!

謎がある!!!

ますます

会ってみたくなった

南斗最後の将!!

この手で

討ち取って

やるわ!!

フドウよ

これ以上

五車の男を

使う必要は

ない!!

おれは

ラオウを倒せば

それでいい!!

お...おまち

ください!!

われらが将と

会うのは

あなたの宿命

!!

南斗最後の

将に会った

時こそ

なに!?

あなたは

最強の男と

なるでしょう!!

どういう

ことだ?

ケ...ケ~ン

あ...新手だ!

新手の拳王の

部隊がこっちに

向かって!!

なに!?

ジュウザ!!

動いてくれ雲の

ジュウザ!

拳王を止めるのは

おまえしかおらぬ!

うっ

は!ここは

うぬら

フドウの部下

!!

こ...この

おれに

薬をもったな~

お許し

くだされ

こ...これしか

ジュウザ様を

われらが将の前に

お連れする方法が...

なにィ!!

はっ!!

きさまが

将力.....

ジュウサ

うっ!!

あ...

あんたは...

わたしの

ために

おまえの

命がほしい

あんた

だったのか...

わたしの

願いを

きいて

くれぬか

は!!

さあ!!

ぬうん!!

よかろう!

この雲の

ジュウザの命

あんたに

くれてやる!!

の巻

礼を申します

ジュウザ様

されば

フドウの軍

おともいたし

ます!!

お...お...

若草色の

軍団!!

こ...これは

山のフドウの

軍団では!!

行け~~!!

たとえ

一分一秒でも

拳王の進撃を

止めるのだ~っ!!!

笑止!!

なんびとも

この拳王を

止めることは

できぬ!!

ケ...ケン

どうするんだよ!!

拳王め

数にまかせて

我われを

止めようと!!

ケンシロウさん

ここはわたしに

まかせて

ください

あなたは

一刻も早く

将の居城へ!!

なぜだ!?

なぜこれほどの

犠牲を払ってまで

おれを将に会わせ

ようとする

いったはずです

わが将”永遠の光の

ためにも

あなたに会えば

あのお方の哀しみに

沈んだ顔が微笑に

変わりましょう!!

そのためなら

われらの血

一滴まで

流れても

本望!!

なに!?

そして

あなたの

宿命の旅も

そこで

終止符が

打たれるかも

しれません!!

さっ早く

リンとバットの

事は心配

いりませぬ

このフドウ

命に変えて

お守りいたし

ます!!

ジュウザも

立ち上がって

くれた...

だが果して

これ以上の

血を流して

よいものか...

気弱に

なりなさるな

見なされ

この町の

人びとを!

この町には自由が

あります。平等が

あります!

その噂をきいて

人びとが集まって

来ています!!

光と

平和を

忘れかけた

人びとが!!

それも

すべて

あなた様の

力のおかげ!!

あなた様は

この乱世に

なくては

ならない星!!!

強く温かく

永遠に光り

輝かねばいけ

ないのです!!

そのために

ケンシロウが

必要なのです!!!

ジュウザも

喜んで

その血を賭け

ましょう!!

ジュウザ...

む!!

新手か

......

な..

なんと!!

ジュウザ!!

久しぶりだな

ラオウ!!

やはり雲の

ジュウザとは

きさまの事

だったか!!

だが

なぜ動いた

すでにこの世に

おのれの心を捨て

去ったきさまがなぜ!!

雲ゆえの

気まぐれよ

ほう

だか心を捨て

執念もなにもない

きさまの腑抜けた

拳ではこのおれは

倒せぬぞ!!

ならば

試してみるが

いい!!

わが拳に

一点の曇りがあるか

どうかをなぁ!!

ぬ!!

ふん!!

はっ!!

スタ...

ぬ!!

こやつ腑抜け

どころか闘気

覇気いささかも

衰えておらぬ!!

浅かったわ

むう!!

おお

拳王様の

カフトか!!

ジュウザ!!

きさま

心がよみがっこ...

えったと

いうのか!!

あの日...

すべてを捨てて!

無頼に走った

きさまに!!

ジュウザ

この男が幼い時より

妹のように可愛がり

そして育てた女

パネ!

へへへ...

そしてその女は

美しく成長した

!!

ならぬ!!

それだけは

ならぬぞ

ジュウザ!!

な...

なぜ!!

きさまが

いくら想い慕った

ところで

その願いだけは

かなわぬ!!

そんな

バカな!!

あの女は

おまえの

母違いの妹!!

いかに

おまえが愛そうと

結ばれぬ

わけがある

!!

よいか

ジュウザ.....

な!!

い...妹!?

そして女は

ケンシロウの

もとに走った!!

その女の名は

ユリア!!

......

わからぬ

...

だがきさまに

心と拳の力が

よみがえった今

おれも

馬から降りねば

なるまい!!

さすがに

ラオウ

わが拳の

威を認めたか!!

わが将のために

この場に

拳王!おまえを

葬ろう!!

妖気の邪華”のき

さっ早く!

ケンシロウさん!!

むうん!!

ぶひゃ!!

ケン行って!!

わたしとバットは大丈夫

きっと深いわけがあるのよ

お願い!フドウさんの

いうことをきいてあげて!!

リン...

......

頼む

フドウ!

うむ

ありがとう

リンちゃん

あんたの目は

我が将の目に

よく似ている

え!?

さっ後ろへ

さがっていて

動いたか

雲のジュウザ

!!

このフドウも

存分に動いて

みせるわ~!

ぱははは!!

容赦は

せぬぞ!!

したら

おまえの

負けだ!!

よういうた!!

ジュウザよ!

この世の

覇者の拳

死出の土産に

持っていくが

いい!!

なっ...

け...拳王様の

あの構えを

見ても一向に

怯えぬ!!!

そ...それ

どころか

無防備のまま

間合いを!!

拳においては

恐怖がスキを

誘う!!

だが!我流

天賊の才に

裏打ちされた荒ぶる

拳に恐怖はないと

いうか!!

フ...そのとおり

そしてたれにも

読めぬ!!

む!!

いやー

!?

ふん

右か!!

なっ!!

おおっ!!

はっ!!

ぬおお

おお!!

さすがだ

ラオウ!

ほかの男ならば

最初の一撃で

死んでいる!!

むう...

これほど

変幻自在の

あり...

見たことも

ないわ!!

ジュウザ...

やはり

これほどまでの

男になったか!!

あの日の

ことが目に

浮かぶわ...

よっと...

ああ...あの

タマゴをね

もう少し

なんだけど..

どうした

トキ...

...

ならば

いい方法を

見せてやる!

え!!

ラ...

ラオウ!!

でやあーっ

うわっ

さあ

とるかいい

あれ!?

ないよ

タマゴ...

なに!?

へっへっ、

いかにも

おまえらしい

やり方だ

む!!

必要以上の

ものまで

とってしまう

ジュウザ...

ならば

きさまなら

どうすると

いうのだ

上等だ

へっへ

オレは

食うだけ

むきに

なるなよ!!

オレか!?

う!!

あ!!

おのれ!!

あ!?

怒るなラオウ

怒ればやつの

術中に

はまるぞ...

は!!

恐るべしジュウザ・

おまえたちに

匹敵する才の

持ち主よ...

だが!

うぬの拳には

弱点がある!!

我流は攻において

威を発するが

守に転じて

威を失う!!

なに!?

ぬうん

おりゃああ!!

おあ!!

おお!!

フ...

さすがだな

北斗神拳!!!

きさまは

まだ秘拳を

隠しておる

試してみよ

その秘拳

を!!

むうん!!

おれの拳は

邪拳ゆえ

たね明かしは

一回きりよ!!

行くぞ~~!!

うっ!

や...やつは

相討ちを

!!

む!!

ははあっ

いやあ~~っ!!

は!!

な!!いったいなこを!!

なにを!!

む!!こくおう

黒王に

静まれー

よおー

ーー

今だいけ!!

うわあ~!!

ぎゃああ!!

ひ~!!

ぬう...

はかり

おったな

ハッハハ!!

ラオウ

きさまらの

足は奪った!!

おれは

まだ死なぬ!

ラオウ

!!

生きていてこそ

楽しみはある!!

ハハハ

ハイヤ~~~!

これが

雲のジュウザの

生き方よ!!

く...

これでも

くらえ

ぬう...

ジュウザ

食えぬ男よ!!

だが...

そうは

思いどおりに

させぬ!!

ジュウザ様

ひとまずは

成功しましたな

うむ

......?

おれはなん日

やつを止めればいい

二日...

二日止め

ればよい

でしょう

そうか...

二日.....

やはりこの命

捨てねば

なるまい...

電子書籍版

原作:武論尊

漫画:原哲夫

◎武論尊・原哲夫/NSP1983

版権許諾証GP-212