こんな

原作風潮専農画原哲夫

原作武論尊／漫廟原哲主

さらば強敵よ！の巻

若き狼の叫び！の巻

新伝説創造！の巻

血に染まる覇王！の巻

っ

２０１５．６６

．．．

生きてふたたび！の巻

驚異のアイン！！の巻

不敵なる微笑！の巻

アインの女！の巻

反逆の蒼き娘たち！の巻

はー

はー

血に染まる覇王！の捲

お．．．おまえの

強さは愛を

捨てた者と心に

愛を刻みつけた

者との違いと

ぬう！！

は！！

ぐああ

ぐはっ！！

血に染まる覇王／の巻

．．．．．．

ユリアさん

かはっ！！

トキ！！

ラオウ．．．もう

いっても

いいはずだ．．．

なぜ

いわぬ．．．！？

あなたも

愛は

捨てては

いない！

その心に愛を

刻みつけたのだと！！

いえぬ！

それだけは

死んでもいえぬ！！

愛を帯びるなど

わが拳には恥辱！！

おお！！

し．．．．．．

七星が．．．

リハク様！

急がねば！！

間に合っても

ふたりの戦いを

止めることは

できぬ

もう

間に合う

まい

このリハクの

目を持ってしても

ラオウという男を

読めなかった

あの男の哀しき

心を．．．．．．

なにィ

ラオウは

ユリア様を！！

は．．．

はい！！

あの時

ユリア様の命を

奪おうとした時

わが内に哀しみとして

生きよユリア！！

ぬ！！

こふっ

ユ．．．ユリア

うぬは病に．．．

う．．．うぬは

トキと同じく

すでに

死の病に

その体を！！

２０

あと

数か月の命．．．

い．．．．．

いつからだ

わたしに

与えられたのは

限られた命

シンに連れ

去られた後：・

すぐに．．．

南斗の将動けば

北斗動き

天また動く

その南斗の将の

宿命のままに！！

ならばなに事にも

抗うことなく

天命の流れのままに

生きようと思いました

それで

みずから動かず

じっと待っていた

というのか

おのれの

幸せを

放棄して

さあ

天へ送って

ください

このわたしの命で

この世に光を

もたらすので

あれば．．．．．．

．．．．．．．．

な．．．

なんという

女よ！！

こ．．．殺せぬ

このラオウに

この女は

捨てる事は

できぬ！！

ユリア！！

うぬへの

愛を

一生背負って

行ってやるわ！！

．．．．．．

おそらくラオウは

ユリア様の

秘孔を突き

仮死状態にして

病状を停止

させたのであろう

ユリア様を

殺しては

無想転生は

まとえぬ

ユリア様への

愛．．．．．

哀しみがラオウに

無想転生を．．．

だが

それだけ

では！！

ラオウもまた

北斗神拳伝承者の

資格をもっていた

という事だ

皮肉にも天は

ふたりの伝承者を

この世に送り

出してしまった

ぬうう

この拳に

殉じた拳王

北斗の長兄

ラオウが愛を

背負ったなど

恥辱！！

もし～

背負ったのなら、

今のオレは

ケンシロウと

すべてにおいて

五分．．．．．．

もういい

兄さん

勝負は

これまでだ

ならん！！

おれは

北斗の長兄

死にも誇りが

ある！！

うおお！！

おのれ！！

見せようぞ！！

世紀末覇者

ラオウの死に

ざまを～～～

あああ！！

はあっ

ケンシロウ～～

このラオウまだ

死んではおらぬぞ

も．．．もう

やめて！！

ケ．．．ケン

ユ．．．

ユリアさん．．．

！！

ま．．．

まさか！！

ちば強敵

ぬ～～！！

それはそういうことですか

ケンシロウ！！

きさまと

おれはすべてに

おいて五分のはず

わが拳で砕けぬ

はずはない！！

お〜〜〜～！！

はあっ！！

すでに

見切って

おったか！

わが拳には

もはやおまえを

砕く力など

残っておらぬ

事を．．．．．

ラオウ

今こそ悟った！

おまえは

今日まで死を

見切って

生きてきた

熾烈なる強敵との

戦いの中で生と死の

狭間を見切った

のだと！！

フ．．．．．．

強敵か．．．

おれには強敵と

呼べる男はトキしか

いなかった．．．

み．．．

見せてくれ

このラオウを

倒した

男の顔を

フ．．．フフ

見事だ

弟よ！！

兄さん

は！！

ユ．．．．．．！

ユリアさん

あ！！

ケ．．．ケン

ユ．．．ユリアさんが

ユリアさんが

生きている！！

くーーー

！！

行けー

い！

ケ．．．

ケン．．．

ユリア

ユリア！！

おまえの命は

あと数年は

もとう！！

残る余生

ケンシロウと

ふたり

静かに幸せに

暮せい

ラ．．．．．

ラオウ

ラオウ

さらばだ

ケンシロウ

おれもまた

天へ！

トキの下へ

帰ろう

このラオウ

天へ帰るに

人の手は

借りぬ！！

はああ！！

あ．．．ああ

これは．．

ラ．．．ラオウの

体が白く！！

わが生涯に

一片の悔いなし！！

巨星堕つか．．．

見るがいい

今

この世に

光が甦った

のだ

だがラオウ

ケンシロウ

そしてユリア様が

いなかったら

この世は

永遠に

闇に閉ざ

されて

いただろう

ラオウよ

おれには

あなたが

最大の強敵

だった

．．．．．．

．．．この暴力の

荒野は

恐怖によって

統治するより

術はなかった

しかし

恐怖による

統治に真の

安らぎは

ありません

統一を果たした

ラオウは自分が

愛を持つ者に倒され

とってかわられる事を

願っていた

のでは．．．．．．

わたしには

そんな気がして

なりません

ラオウよ

トキとともに

眠れ．．．

おれはあなたの

生き様を胸に

北斗神拳伝承者

として生きよう！！！

．．．

ケ．．．ケン！！

だ．．．だめ！

リン．．．

だ．．．だめ

絶対に

追わないって

約束したで

しょう

お願い

ふたりだけに

させてあげて

ふたりだけで

静かに．．．

でも．．．

いつか．．．

いつか

きっとケンは

帰ってくる

．．．きっと．．．

おおかみ

志狼の叫

かつて

男たちは

戦い．．．．．．

この世に一時の平安を残し

天に地に散って行った

だが

その男

たちの

戦いの

歴史も

砂の中に

埋もれ．．．

ひとひとの

「記憶から

忘れさられて

そして

数年後．．．

はっ

！！

あわわ

おまえたち

もたもたするな

走れ走れー

はぐっ！！

はいっはっっ

はいっ！！

はいや

うっ

ほぎゃ．．．

うう

お．．．

お願いだから

泣かないで

おくれ

おれたちの子の

涙には泥すら

まじっている！！

なぜだ！！

おれたちの子も

同じ人間なのに

なのに

やつらの子は

！！

平安は

時とともに

貧富階層の

差を生み

同時に

世は再び

混迷の時代に

向かっていた

いいか

おれたちは

だまされてるんだ

やつらの作った

法律は

あいつらのための

ものだ

このままで

いいのか！！

今こそ

おれたちは

立ちあがる．．．

はっ！！

お．．．

おいまてよ

まだ話は．．．

し．．．

司刑隊！！

でもよく

みんな

法にそむく者の

話など聞きたく

ないんだってよ～

はっ！！

もっと話の

続きが聞き

てえなあ～

く．．．なにが法だ

おまえたちが

勝手に決めた

だけのものじゃ

ないか

あたりまえだ

おれたちが

法律なんだよ

それでみんな

幸福なんだよ

くそ！だれか

きさまらなどに

従うかはなぜ

バケモノ！！

むっ！？

くのヤロ～～～

うぐく

うん

やっぱりな

じゃ～

侮辱罪で

即刻死刑

だな

おい

たしか

強制収容所は

満杯だったな

ああ～

そうだった

な！！

うぐあ～

いひ～～～！！

や〜やっは

法律は～

守らね～

とな～！

はっ！！

あ～～

服がよごれた

～！！

きたぞ

あの

囚人護送車を

襲う

行こう

リン！

かれらを

解放する！！

ええ

バット

かかれ～！！

っ！！

うおー

は！？

き．．．きた

やつらだ！！

ほ．．．

北斗の軍だ！！

ぐわっ！！

ほ．．．

北斗の軍

！！

ぎゃあ

今まで

数かずの四人護送車を

襲い囚人たちを

奪っていった神出鬼波のだ

武闘団！！

隊長

どうします

ぬう～たせい

多勢に

無勢だこれは

防ぎきれぬな！！

あれを

やれ！！

行け～～

囚人を解き

放つんだ！！

へへっ

バカめ

むざむざと

囚人を渡すか

はっ！！

ガ．．．

カソリンた

切りはなせ

フハハ～～！！！

はっ

え！！な．．．

なにを！！

はははっは

うわっ！や．．．

やめてくれ！！

はっ！！

ぎゃあ～！！

バッ．．．

バカな

あの中には

マムの父親が

ひあ～

う．．．

うう！！

やめろ！

リン

死ぬ気か！！

わたしたちに

もう少し

力が

あったら！！

もう少し．．．

な．．．

なんと

火を！！

リン．．．

すまねえ

リハクあの炎の

中ではどうにも

パパは？

マ．．．マム！！

ごめんなさい

ごめんなさい

マム．．．

ジシロウさん

見ていなさるか

北斗の旗を立てて

戦うふたりを

傷を負いながら

じっとあなたを

まっているふたりを

ケンさえいれば．．．

その言葉を飲み込み

戦い続けるふたりの姿を

．．．．．．

もしこの

若者たちの

心が聞こえる

ならば現れて

くだされ！！

今また

あなたの力が．．．

乱世を斬る

北斗の光が

必要と

なったのです

ほ〜〜とうとう

一万ジュドルに

はね上がったか

Ｄｘｃｌ２ＮＯ３

２０１８

ＷＡＮＴＥＤ

森１０００

悪くねえ．．．

この賞金首は

おれがもらうか

ブ！！

あぐぐ．．．

なんだ～～～

てめえは～！！

あがあ

けえ～

へっ！！

５１０

新伝説創造／の巻

うう．．．

な．．．．．

なにかか．．．

なにかが

おきている！！

リハク様！！

ど．．．

どうかなさっ

たのですか

か．．．体が熱い

ち．．．血が

ふるえる

はっ！

難民だ～！！！

おびただしい

数の難民が

この街に向かって

きているぞ～！！

難民！？

うう．．．

去れ～い！

この街はわが

治安正規兵が

統轄する

郡都！！

きさまらが

はいることは

許さぬ！！

．．．

くく

うう

うぬう～～

虫ケラどもが

！！

た．．．

む！！

助けて．．．

街には一歩も

いれぬここで

くたばるがいいわ！！

うぐぐ

な．．．

きさまは

正規兵！？

こ．．．これが

おれたちと同じ

誇り高き

正規兵の姿か！！

あ．．．あいつらか

治安という名の

もとに

中央から派遣

された

最強非情の

精鋭か．．．

．．．

郡司令！！

わかっておる

破壊されたのは

西の郡都

だけではない！！

ほかにも

なに者かによって

次つきと．．．

えっ！？

たしかに

なにかが

おこっている

だがこの

郡都はちがう！！

このおれ様が

いる限りなにも

おこらぬ！！

は

ふふ．．．

ひ！！

ひ

あぶ

ぐ．．．郡司令！！

なにもな！

ほ．．．北斗軍の

首領

リンとバットが

この街に！！！

今副官が

追ってます！！！

なに！！

ハハハ

まてえ！！

はあ

はあ

はあ

はあ

はあ

逃がすか

！！

ぐは！

きゃああ！！

ああ！！

はは！！

はあ？

ひ．．．ひどい

いくら

人ちがいだと

いっても．．．

うるせえ！！

あう！！

どうした？

かまわぬ！！

その女を

引っ立てい！

その女を逆賊

リンとして公開処刑する

な！！

ハハァ

また

まちがえた

ようで．．．

あ．．．

うう．．．

ーっ！！

はあ

あ．．．あれが

北斗の軍の

かわいそうに．．．

バ．．．バカな

わ．．．

わからん

おれたちも

あなたたち

ふたりが

つかまったと

聞いて！！

！！

これは

いったい

どういう事！？

処刑される人間は

だれでもよい

ただリンという

名さえ冠すればな

なん人リンカ

現れようと

かまわぬ！群衆

どもはその処刑の

たびに逆賊の

無力を知る！！

このバスクの前

では反逆を唱える

者は消え群衆どもは

われらの足もとに

平伏するのだ！！

始め～～い！！

あうう

おお～～～！！

ああ

．．．

はっ！

リンバット

よせ！！

周囲は

正規兵で

固められている

犬死にだ！！

うう．．．

リンとおれが

これをただ見ている

事ができると

思うか

もとより

戦いを始めた

時から命はすてて

いる！！

もう耐えられないわ

人ひとり救えない

なんて！

わたしは

戦いのうちに

死す事を

選びます！！

まて！！

リハク！！

あの女は

助かる！！

なにをいってるんだ

こんなに警備兵が

いるのにたれか助ける！！

な．．．

なに！！

いや！

ひとりいる

！！

わたしたちは

その男の名を

知っている

はずだ！！

なんだ！？

様子が変だ

う

え

ほえ

ぷぷ！！

おわあ！！

む！！

な！！

な．．．なんだ

なにが

いるんだ！！

な．．．

きさま

なに者だ！！

ん！？

どひゃ～！！

あ！？

おお！！

うわ～！！

ま．．．

まさか！！

き．．．．．

きさま

とまれ～！！

こ．．．これは

夢か．．．．．！！

われらの叫びが

奇跡の男を

よみかえ

らせた！！

おのれ！！

ヤロ〜ッ！！

へ．．．！？

これだけの

正規兵の中を

こやつ眉ひとつ

動かさす．．．

うは〜っ！！

き．．．きささま

どこから

きた！！

なんの

つもりだ

はーーっ！！

北より

おまえたちに

死を告げる

ために！！

「てふたたび！の皆

あの男．．．

たった

ひとりで

どうする気だ

殺されるぞ

ケ．．．

ケン

きさまが！

きさまが

次つぎと郡都

を！！

そこまで逃げたりましたが、

なにィ～！

だとしたら

どうする．．．

っ！！

はあ

まて～い！！

上等だなに者が

知らぬが

きさまごとき

このバロナ様が

ひねりつぶして

やるわーーっ！！

はあ

こい！

かかって

こい！！

ブッ殺して

やる！！

はあーーっ！

ビビッたか！！

ん！？

くさい息を

吐くのは

それぐらいに

しておけ

む

こ．．．ここ．．．こ

このヤロ～！！

ぬん！！

げ！！

へ．．．

ふえ～～

なるほど

ただのバカでは

ないようだな

名を

聞こう

知ったところで

だれに語る

こともできぬ．．．

ふはははほ！！

このおれが

きさまごときに

倒されると

いうかーーっ！！

わっ

ふおあ～！

このバスク様を

さっきの野郎と

一緒にすると

後悔する

事になる

はあ～～！！

どああ～～～っ

華山獄握爪！！

おあ

はあっはは

おもしろい

芸当だ

もう一度

やってみろ

ぬう！！

おろか者めが

今度はきさまの

内臓をひきだして

くれるわ！！

おりゃあはは

は！？

あ？

ふん！！

どうした

まわるんじゃ

ないのか．．．

ああ

あいぎゃげへえ！！

ふは～～

ぎょえ！！

あたあっ！！

ぶげぎィ

ばぼぶべっべっ

はぱあ

あたたただ

ただの

人間だ！

な．．．な．．

きさま

なんの化身

だ！！

ほえ

あ．．．あ

司令

まで！！

は！！

え！？

ぺぶしゃ

わっ

うああ

な．．．なんだ

こいつら～

！

ぎゃー

っ！！

ケン！

リン．．．

バット！！

ほら

リン

ううん

先に行くのは

わたしじゃ

ない

バット

あなたが

先に行くべき

人なの

え？

．．．．．．

ケ．．．ケン

見て！

見て

こ．．．この

バットを！！

この傷

だけじゃない

体には．．

無数の．．．

その傷の

すべてが

わたしを．．．．．．

わたしを助ける

ために．．．

ひとつびとつの

傷が．．．すべて

わたしを守る

ために．．．

ケン

リンを！

リンを再び

あんたに

会わせたかった！！

バット

男の顔に

なったな！！

うっ．．．

ケ．．．ケン．．．

うう．．．

ケンシロウさん

うう．．．

ケン．．．

そ．．．．．

それじゃ

ユリアさん

は．．．．．．

短い人生

だったが

ユリアは安らかに

逝った．．．

リン

これは

ユリアから

おまえにと

こ．．．

これを

ユリアの分まで

生きろよ

わたしに．．．

で．．．でも

もらっておけ

リン

ユリアさんは

自分にはでき

なかったことを

おまえに託し

たんだ

バット．．．

行くぞ

行くぞリンバット！

え！？

．．．．．．

初めて

わたしたちに

一緒にこいと

あなた

たちも

すでに戦士と

いう事だ

むっ！あれは

バスクの郡都の

正規兵ではないか！！

どうした！！

や．．．やられた

バスクの郡都も

ザクの君者も！！

く．．．くるぞ

次は

ここに

くるぞ！

な．．．なにィ！！

し．．．閉めろ！

衛門を

閉めるんだ

うおー

いそげ～！！

ふう．．．

むっ！？

なあっ

どわああ！！

ひ．．．ひえ～～

も．．．もうきた

のか！？

や．．．やつが

やつが

きたのか！！

い．．．いや

ちがう．．．

よく見て

みろ．．．

なっ

なんだ

こりゃ～

このうすら

ボケどもが

急に門を

閉めるから

止まれねえ

じゃないか！

おら～～

道を

あけろ！

司刑隊に

用がある！！

へ．．．へ〜〜い

あがが

いぎ．．．

あ．．．あの

男たちは

賞金首の．．．

こ．．．

こちらで

いぎ

おう

ちょっと

おまちを

あいがが

ぬあが～

へっ

はっ！？

へえへへ

ああ．．．

ん～～

なんだあ

失礼な

やっちゃな

ふたりあわせて

ハチジュドルの

賞金首だ！！

ほ～～～

よくぞ

捕えたな

もって

行け！！

まてや！

おまえたちの

造った金なんぞ

いらねえ！！

ん～～～

ではなにを

望む！？

ん？

女か！！

いや！

そいつらの身に

つけている物を

もらおう！！

は！？

どういう

意味だ～～？

隊長！！

特別獄舎の

囚人どもを

連れてまいり

ました！！

おい！

本当だろうな

その片目の馬に

乗った男を倒せば

おれたちを放免

なおかつ

ひとつの郡都を

くれるというの

だな！！

約束

しよう

この男の

いったことは

本当か！？

本当だ

ケンシロウと

呼ばれる

その男を倒せば

その地位が

与えられる

おまえたち

その男の首は

おれがもらう

失せろ！！

なっ．．．

なんだと～～

ふむ．．．悪くない

あいつも

喜ぶだろう

この野郎～～

でけえ口たたき

やがって！！

ほう．．．

やる気か！？

な．．．

なにィ！！

そんなもん

いるか～！

おまえら

女は

いるのか！？

なら

気がねする

必要もないか

うっ

ぼへぇ

へで～～～！！

ヤロ～～～！！

ブッ

ぐああ

あぶ！！

ほれ！

ひっ！！

わ～～！！

せ～～の

こ．．．

こいつ．．．

うわわ～！！

こいつなら

やるかも

しれぬな．．．

おお

はぁあああ

き．．．きたあ～

あの男が大軍を

ひきつれて！！

おおお！！

なにィ！？

あ．．．

あいつです

やつがケンシロウ

です！！

こいつが

ケンシロウカ！！

オレの名はアイン

うらみはねえが

きさまの首

もらいうけるぞ

なんの

ために？

これの

ためだ！！

下商文は

る微笑

の巻

おら～～

いそげ

いそげ！！

早くせんと

戦いが始まって

しまう！！

ははっ

着きました隊長

ここが一番見晴らしが

よいようで！！

うむ

へェへへ．．．

あのアインという

賞金稼ぎなら

やれるかも．．．

ケンシロウとか

いったな

おまえ

女は

いるのか！？

いや

ほう

モテそうな

顔してるのに

なぁ～～

フッ．．．まあ

どうでも

いいか

これで安心して

おまえを

容赦なくブチ倒す

ことができる

馬から

降りな！

行くぞ

二枚目！！

ケンカ

拳法か．．．

それが

どうした

不服か！？

オレは

今まで

こいつで負けた

事はねえ！

気にいらねえ

やつはこの拳で

ぶっ壊すだけだ

かかって

こい！

フッ．．．

自信ありが

ぬう～！！

あっ！！

は！？

ブ！！

あ！！

へっへへ

まぐれだろ

んな

行くぞおら～

ぬあ！！

でやっ

くあ！！

おおっ

やるじゃない

ヤロー

あが．．．は

はっ！！

はわっ

はっ！！

はっ！！

はっ．．

はわあ

はっ

はっ

わあ～～っ！！

な．．．な．．

なぜ

打たぬ？

おまえには

女が

いるのだろう！！

ああ．．．

バ．．．バカな

あの賞金稼ぎを

赤子扱いに！！

ふう．．．

？

この

オレが

負けた！？

だらしねえ！！

アインとも

あろうものが

なんてえ

ザマた！！

むっ！

てめえは

ブゾリ！！

同業者として

恥ずかしいわ

！！

こんなザコ

追ってるんじゃ

なかったわ！！

おい！

まちな

あんちゃん

おれは

この町一番の

賞金稼ぎの

ブゾリ様よ！

てめえの

首はおれが

ひねってやる

．．．

．．．

ちょっと

まて！

ぬ！！

負け犬は

すっ込ん

どれく！！

むん！！

うぷ．．．．．．

．．．

ごめんな

やっぱり

オレは

強いよな

するてえと

あいつが

強すぎる

のか

おい

ケンシロウ！！

おまえの

首は必ず

このアインが

とってやるせ

おぼえとけ！！

なんて

やろうだ

フ．．．

まいったな．．．

負けた

なんて．．．

オレの女は

許しちゃ

くれねぇ

からな．．．

アインの女！の皆

はわわ

ききた！！

うわわ

アインの女”の昔

ひええ

だめだもう

望みはねえ！！

ん

わ～～！！

あっ

こ．．．

こらっ

まてっ

まあったく

なんてやつらだ

車はだれが

押すんだよ

あ～～！！

めんどくせえ！！

ったく

困った男だ

しかたが

あるまい

よっこら

ふむ～～

はああ～～

歩く

のも．．．

息を

するのも

面倒で

いやだ

ぃやだいやだぁ

あ．あ・あ・

面倒くせえ～

今すぐに

楽にして

やるよ！

フ．．．おまえも

バカな男だ

このわしの郡都を

狙うとはな

わしの術を

見せてやろう

面倒だが

んぱ〜〜

へへへ

さあ～さぁ～

おまえはは～～

わしの声に逆らう

ことは～できぬ～

できぬうん

ぬうんぬん

ぬんぬんねん

こっちへ

こい～～

今からおまえは

わしの奴隷に

なるのだ～～

さあ

きいてきた

～～～

そうだ～～

いい子

だな～～～

さあ

なめるのだ～～

ヒヒヒと

奴隷の

証だ

この靴を

なめろ～

あ

ぎゃあ～～っ

フ．．．バカめ

そんな

コケおどしが

通用する

相手か

この郡都も

終わりだな

ひい～～

はあっ

はっはひ〜

そ．．．

そんな

バカな

事．．．．．

へっ

き．．．きいて

ねえのか

さあ

眠くなって

きたあ～

あびっ

ああ

きいて

きたよ

あばぱっ

いぎ

は．．．わが

わ．．．

は！？

な．．．なんだ

おい．．．

こら．．．

まて！！

またん

はっかっ

息をするのも

面倒だと

いったな

はっはっ

喘破という

秘乳を突いた

息は吐けても

吸う事は

できん

いっちっちょと

まってくれえ～

はっ．．．バカ

冗談だは

おはっ

かっ！！

おおお

だはずけ

てえ．．．

はあ～

えほ

あのゲイラも

ついに

やられたか

これで

ケンシロウの

賞金もまたぇ

上がる

アイン～～！！

ん．．．．．

あれは

ゴル．．．．．．

どうしたんだ

あわてて

賞金首どもが

アスカを狙って

村を！！

な．．．なにィ！！

アスカを！！

どけ～～い！！

どかぬと死ぬだけ

だぞ～～っ！！

どあ

ぎゃあ

アスカと

いう女は

どこだ

．．．

アインの

野郎が惚れている

女はどいつ

だあ～！！

ほう．．．．．

どうやら

その部屋に

いるらしいな

な．．．なぜだ

なんのために

アスカを！！

知れた事よ

アインが女のために

賞金稼ぎを

やっているのは

有名な話だ

ならば

その女をこっちが

奪っちまえば

いいんだ！！

ぐは！！

ぐはっ

女でて

こ〜〜い

いつまでも

ん！？

この首を

やつに

狙われて

たまるか

はっ！！

なんだこれは

これがアスカと

いう女か！！

・

はあ

はっ

はあ

ア：アイン

チチッ

早く女を

殺しち

まえ！！

てめえらっ

わっ！！

うぶっ

！！

あっ！！

ヤロウ

うっ

あ！！

てめえらには

アスカに指一本

ふれさせん！！

ふう～～

アスカ．．．

もう大丈夫だ

だれにもおまえを

渡しはしない！！

ケ．．．ケン

ついてくる

あのアイン

という

賞金稼ぎが

フッ．．．

見ていろアスカ

オレはあの男を

つけまわす！

おまえのためにな

オレの命は

おまえの

幸福のために

ある！！

反逆の蒼き狼たち！の造

だれだ！？

そういえば、

又逆の

ケ．．．ケン！！

フ．．．

え．．．

バットが

いない！！

毛布も単車も

見あたら

ないの！！

パットに心配は

いらぬ事は

おまえが一番よく

知っているはずだ

きさま．．．

たしか

賞金首の

手配書に

そうだ

おれは

バット

なぜケンの

後をつけて

くる？

そうか

フッ

きさま

やつの

手下か

知れた

事よ

やつの首を

もらう！！

この

拳でな！！

身軽さだけでは

このオレから

逃がれる事は

できぬぞ！！

惜しいな

その拳ならば

ケンを倒さず

とも

郡都のひとつ

ぐらいはどうにでも

なるだろうに

ついてこい

郡都を

とらせてやる！！

なにい！！

おい！！

なに考え

てんだ！！

こんな

所にのっけ

やがってよ

まあ

いいから

見ろ！！

あれが最後の

郡都の砦！！

じょ．．．

冗談じゃ

ねえぞ

おい！！

フフ

ふあ～あ

前後左右

異常なし！！

ああわわ

えっ

へっ

ななに

よっ

えっ

は～？

なっ

わっ

わっ

てってっ！！

敵襲だ

～～～！

ぐえ

おわっ

わっ

わっ

いてっ！！

！？

は．．

おお

ああ

て．．．てめえ

はかった

な〜〜！！

おい相手は

あっち

戦うか死ぬか

どうするよ

ぬくく

パ．．．バットとか

いったな～

このカタァ

きちっとつける

からな～～

それが

りこうだ

ヤロウ

殺せ殺せ♂

げび

ぶげ！！

はいや！！

ほう

少しは

やるじゃない

これじゃあ

オレが賞金首に

なっちまうな

ひっ

どわ～！！

けべっ！！

くあ！

バットよ！！

なぜだ

なぜ戦う！！

奪って郡都の長に

なったところで

次は市都の大軍が

押し寄せてくる！！

ゲェッ

その次は

中央の軍だ

いずれ飲み

込まれちまう

キリがねえん

だよ！！

バットに

つづけ～！！

そんときには

中央を

つぶせばいいんだ

もう

すでに反逆の

狼煙は

上げられた！！

わあ～っ！！

ほ．．．北斗軍

だーっ！！

おれたちには

あの人がいる！！

あとは

突き進む

だけだ！！

ケンシロウ

さ〜〜ん！！

エ．．．郡都から

煙が！！

す．．．すでに

なに者かが

落としたと

思われます！！

フ．．．

え

バットか

バットが

はあ

はー

はー

はあ

ぜえ

フッ．．．どうだ

見事に

とれたろう．．．

はぁはぁ

わからねえ

なんで

こんなことを

やるんだよ

ったく．．．

あんたこそ

なんで

賞金稼ぎ

なんぞ

やってるんだ

好きでやってる

わけじゃ

ねえよ

オレには

大事な娘が

いるんだ

そのためだ！！

だけど

おれは

そんなの

いやだね

賞金稼ぎの

娘は賞金稼ぎの

娘でしかない

奴隷の子も

一生奴隷だ！！

こんな時代だ

生きてたって

死んだって

どっちみち

同じだ

おれたちは

いずれ死ぬ

だったら

自分の好きな

やつのために

世の中を

かえてやる

おれにだって

好きな女がいる

そいつのためなら

いつでも

死ねる

．．．．．．

あんただって

そうだろう

．．．．．．

それにおれは

あいつのように

なりたい．．．かつて

たったひとりで

戦いつづけた

男のように！！

ケンシロウか．．．

バット

どこ．．．

どこに

いるの～！！

！！

リン．．．

ほっはっは

フッ．．．

電子書籍版

原作：武論尊

漫画：原哲夫

◎武論尊・原哲夫／ＮＳＰ１９８３

版権許諾証ＧＰ－２１２