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うんうん

原作武論尊_一臣=±

%F虫調尋漫画原哲夫

死風さかまく!の巻

狂える魔王!の巻

震え

震える魔気!の巻

..

...ね、65.05.

無情の再会!の巻

幻影の魔人!!の巻

伝説の血脈!!の巻

玉砕!無想転生!!の巻

ジュウケイ無惨!の巻

非情の再会!!の巻

さかま、

//の巷

あ...

あれは

羅将ヒョウの

居城!!

レイア

タオ...

え?

シャチの

すでに

シャチは昔の

シャチに戻って

いよう

シャチの下へ

行くのだ

ケンシロウ

という男の

出現によってな

行って

ケンシロウを

止めるのだ

ケンシロウを

それで

ジュウケイ様は

いよいよ

別れの時は

きたようだ

わしは...

自分のまいた

種を刈り取らねば

ならぬ!!!

は!!

ジュウケイ

様.....!!

このジュウケイが

ヒョウを倒せば

ケンシロウにより

ラオウ伝説は

成ろう!!

む!?

修羅では

ないな

ボロでもない

ようだ

なんだ

あの

じいさん

は......!

では

不法侵入者

だな!!

おっと

待ちな

じいさん!!

お〜〜〜

こら

なんの用だ

~~~?

ここが

ど〜こだか

わかってるのか~

じじい!!

羅将

ヒョウに用が

ある!!

通して

もらおうか

おっ!

ヒョウだあ

上等な

口のきき

かただ!!

てめえ

われらの将を

呼び捨てにして

ただですむと

思ってるのか!!

は!?

はれ

えっ

ひえ~~~

無無...

なべ

はひっ!

ふわわ!!

ひえ~

も...も...

門を閉め

ろ~~!!

おけにもちゃんと

おまえに戻るのですか

できることなんか

そからなんですから

お兄ちゃんにゃんは入力する

そうするところまでまるの

えっとそうなんですか?

わたくしだけじゃなくて

«あ~~~!?

お兄ちゃんと

む~~!!

あっ!!

ああっ

鋼鉄製の

トビラが

溶けて!!

ひゃあ

ああ!!

ひい!!

うひゃー!!

ヒョウは

どこだ...

あ!!

シャチ!!

シャ...

シャチィー!!

!!

シャチ!

レイア!!

も...戻った

シャチが

昔のシャチに

よかった..

あ...あの人の

おかげで

姉さん...

え.....

ええ

わかってる

シャチ

ジュウケイ様

から言伝が

言伝...

ケ...

ケンシロウと

ヒョウは!!!

何か?

な...

なに~!!

.......

いや...

なんでもない!

わかった..

このオレが

なんとか

しよう!!

大老!!

壮健そうで

なにより!!

フ...

ほう

挨拶は

よい

今日は

きさまの

命をもらいに

来た

まさか

師ともあろう方が

ラオウ伝説に

乗ったとでも?

いやラオウ

ならば

乗らぬ!!

海を渡って来た男が

ケンシロウで

あったから動いた

語っても

信ずまい

まずは

おまえの

破孔を突き

失われた記憶を

復元せねばな

ほう

なぜ!?

それは

北斗琉拳

死装武衣!!

勝手なものよ

オレの過去を

奪ったのは

師自身では

ないか!!

すでに死を

賭したか!!

だが...

オレからいかなる

過去を奪ったか

知らぬがもはや

師にはわが破孔は

突けぬ!!!

リンさん!!

気持ちは

わかるけど

ここはシャチの

いうとおり

わたしたちの村へ

戻りましょう

そうだよ

村で良い報せを

待とうよ

どう考えても

オレたちは

ケンシロウさんや

シャチの足手

まといだもの

わかっている

でも

わかっていても...

む!?

あれは!!

なぜこんな所に

女子供が

うろついて

おるんだ

よし

ひっとらえ

よう!!

こ...

この...

巨大な影は!!

ん...なんだ

急に暗くなって

きたぞ!!

はああ!!

こ...これは

もしや

噂に聞く

幻魔影霊!!

ああ!!

だっ...

第一の羅将!!

カ...

カイオウ様!!

あっああ!!

はは!

カ...

カイオウ様

な...なぜ

こんな

場所に!!

失せろ!!

狂える魔王!のき

わひい~!!

ああ!!

は!?

あ...あの

影は!!

ま...

魔王!!

カイオウ!!

え!!

カ...カイオウの

影は

人にあらず!!

魔人の影とともに

現れる!!

はあ!!

ああ!!

リ...

リンさんを!!

ああ

カ...

カイオウが

リンさんを!!

リ...リン

さぁー

ーん!!

い...

いけない!

す...すぐに

シャチと

ケンシロウ

さんに

知らせ

なければ!!

うわ

ああ~!!

ザ!

ヒ...

ヒョウだ!!

な...

何!?

ど...

どういうことだ

われとらしは

羅将ヒョウを

見間違えるとは...

ヒョウとは一体...!?

うわあ

うう...

は!!

ああ...!!

見ろ

!!

このわたしの

憤りを!!

わたしの魔気が

耐え切れぬほど

うずく!!

それは

やつが現れた

からだ!!

あ...あなたは

な...なぜ

わたしを

この国の

四千年の

歴史の間

には

ラオウ伝説

以前にも

救世主伝説は

あった!!

かつて

この国が滅亡の危機に

みまわれた時には恐るべき

救世主が現れたという!!

その方は

一瞬にして

悪鬼どもを

焼きつくし

その様は

まさに神のみが

なぜる奇跡以外にはなく

人々は、その男を、

神とあがめた!!

その男たちこそ

まさに北斗神拳の

伝承者で

あったのだ!!

は!!

だが同等の力を

持ちながら

北斗琉拳はその歴史から

抹殺されてきた

千八百年の

長きにわたり

魔道と虐げられて

きたのだ!!

リン!

天帝の子よ!

北斗神拳の死を

見届けよ!!

しかし

その屈辱の歴史も

わが代で終わる!!

よいか!

この北斗琉拳の

カイオウこそ

しんせい

新世紀の

創造主と

なろう!!

その死装武衣を

見せられては

わが師といえど

手を抜くわけには

いかぬ!!

エラー!!

どこからでも

来るがいい

大老!!

フ...あなたは

老い過ぎた

ようだな!!

では

こちらから

行くぞ!!

どああ!!

おう!!

むむ!!

ぬああ!!

おりゃ!!

どうした

大老!!

打つべきは

おまえが

おびた

偽りの仮面よ!!

何を狙って

いる

はっ!!

オレを

倒すといって

おきながら

なぜ打って

こん!!

くするなかなかに

ふふふに言われれば、

はあああっ!?

わからん

なあ!!

あと、そんなことはして

もっともかわり

ここでも

う!?

ぐは!!

やってるとはよう

あやはやめて

かっ!!

こ...

これは!!

ああ!!

ま...まさか

すでに

オレの体に

術を!!

ふたたび

記憶を呼び

戻す日の

ために!!

さよう!

記憶を奪う折

呪醒文をうめてお

おいた!!

そうようなの

オレの記憶に

何が...何があると

いうのだ!!

カイオウを

倒す唯一の道!

真の北斗の力を

呼び醒す封印を

解く鍵よ!!

き...

きさま

北斗琉拳

をこの世

から抹殺する

気か!!

まー

序討ちヌ

ええと

この屍は

ラオウ伝説を

信じた者たちの

哀しき

宿命の

男よ...

このままでは

真の兄弟と

殺し合うことに

なるとも知らず

...

こっちだ

ケン!

オレは

おまえを

ヒョウのもとへは

連れてゆけぬ!!

シャチよ

なぜおれを

止める?

え!?

ヒョウの居城は

川下のはずなのに

おまえの足は

川上に向いている

う...

なにを

ためらう...

ヒョウとは

何者だ!?

ハッ!!

ほ...ほくと

北斗七星を

巨大な流星が

裂いて!!

シ...

シャチ!

ケンシロウ

さん!!

む!!

なに!?

た...大変

リ...リンさんが

第一の羅将

魔神

カイオウに!!

ぬぐぐ

そうだなんか

なるですよね

タクワクちゃんから...

特に行きたいのか

ベッドにあげて!!

ぐさぐららへへへと

そうなんだったの?

お前はちゃんとおまえのお

そんなことができなかったのです

それが何故かどうか

オ...オレの

記憶の中に

北斗琉拳を

滅す鍵が封じられて

いるだと!!

お...おのれ

大老~っ!!

北斗琉拳を

減すとは

どういうことだ!!

うぐ...

はいはい...

ぐは!!

はあ

オーム...

はぐあ

うっ!!

い...今

すこしで

記憶が!!

うっ

はうっ

ぬう

いかに

師とはいえど

許さぬぞ大老

北斗琉拳は

きさまの

教えた拳

ま...まさか

北斗神拳救世主

伝説を信じ

おのれの

北斗琉拳より

北斗神拳が

優れていると

思っているのか

そうだ

だが

拳の

優劣では

ない!!

その拳の業ゆえに

北斗琉拳は

存在してはならぬ

拳なのだ!!

かつて

このジュウケイも

北斗神拳を憎みた

戦いを挑んだ

のだ!!

な!!

その時・わたしは

北斗琉拳の魔界の

入口にいた!!

リュウケンは..

北斗神拳

伝承者

リュウケンは

どこだ

そこまでだ

ジュウケイ!!

きさまも

知っていよう

北斗神拳は他流との

交わりを禁じられて

いることを!!

ましてや

魔道の

北斗琉拳など

もってのほか

ひかえい!!

ほう...

ならば

おまえの腕で

止めてみよ!!

む!!

ヴァジュラ

は!?

地がない!!

バ...バカな

これは

錯覚か!!

ふは~!!

そ...その顔は

ジ...ジュウケイ

きさまはまさか

魔界に!!

北斗琉拳の

究極の到達地と

いわれる

魔界に!!

オレは

魔界を

見た!!

うお!!

な...なんと

いうことだ

これが

北斗琉拳を

極めし者の

魔闘気か!!

は!

ジ...

ジュウケイ

!!

魔界に入れば

その形相は魔形と

なると聞く!

ま...まさか

ジュウケイは

すでに!!

来たか

リュウケン!!

くっ

お...恐るべき闘気よ!

やつを倒すのは

まだ魔界の力を

使いこなせずにいる

うよりない!!

うお!!

北斗

仙気雷弾!!

むはあ!!

ぐわっ!!

ジ...

ジュウケイ

は!?

オ...オレは

一体何を!?

う...こ...

これは!?

ようやく

正気に戻ったか

ジュウケイ

おまえもまた

北斗琉拳の魔力に

心を狂わされて

いたのだ

リ...リュウケン

オレは何を?

遅かった...

何!?

見ろ!!

う!!

そ...

それは

妻とわが子の...

ま...まさか!?

は!!

はあ!!

うおお~~~

魔界を

見る時

愛する者の

血まで

奪おうとは

業深き拳よ!!

うあああ~ん

わかるか

ヒョウ

北斗琉拳は

魔神しか生まぬ

そして今や羅将

カイオウは魔界に

君臨する巨大な

魔神!!

あのカイオウの

鎧は防具では

ない!!

あの鎧は静止して

いてもなお噴出する

おのれの魔闘気を

封じるためのもの!!

その鎧が

裂け崩れた時

とてつもないことが

起きてしまうのだ

カ...カイオウ様〜

ケンシロウが北斗神拳の

ケンシロウが城に

向かって!!

承知!!

ケンが

待ちわびたぞ

ケンシロウ!!

民説の血脈火の巻

説の血鬼

の巻

カイオウ滅殺隊

呪龍羅斬陣にて

地獄へ行け!!

ああたたただた!!

が!!

ぶげ

フフフ

はあ!!

ぐげえ!!

ふふへへ...

やるな...だが

この程度では

この城の魔神の

生贄に

すぎぬわ:

う~~

よ...鎧に

ヒビが!!

ケンの

姿を見たら

急に...

フ...

わかるか

リン...

オレの魔闘気が

狂おしい程に

血を求めて

おるのた!!

北斗神拳の

血をな!!

はっきゃあああははは

そのうちの

ぐああ!!

記憶を

甦らせるのだ

ヒョウよ!!

オ...オレに北斗の

封印を解く鍵が

あるとは一体

どういうことなのだ

よいかヒョウよ!

おまえと

ケンシロウは

実の兄弟!

そして北斗宗家の血を

引く男たちなのだ!!

な...

何ィ!?

その北斗宗家の

拳こそ

神拳と琉拳の

源流の拳!!!

いやいやー

北斗宗家..

そうだそして

その血統者にのみ

琉拳を封じる

秘拳を

なせる

天賦の才を

持つものが

生まれるのだ!!

それが

まさに

ケンシロウだ!!

...

カイオウを

倒せるのは

その秘拳

のみ!!

そして

その秘拳を

呼びさます

もののありかは

ヒョウ!

おまえにのみ

伝承されて

いるのだ!!

し..

信じられぬ

な...ならば...

人の記憶を

自在に操れる

大老なら

すでにオレからその

ありがを聞きたせた

はずだ!!

いかなる秘術も

おまえが弟を思う

愛の前では

無力で

あったわ...

う!!

愛...

ぬぬ...

しまった!!

あと一歩と

いうところで!!

ふはははん

その老体では

オレの闘気を

封じ続けるのは

無理だった

ようだな!!

世迷い言など聞く

耳は持たぬ死ね!!

くっ...む...

無念!!

ぐっ!?

ぐあっ!!

おおっよ..

甦えったか!!

ぐぉおおお!!

は!?

な...なんた

この子供

たちは...?

オ...

オレも

いる!!

な...

なんだ!!

この光は!?

こ...これは一体

なんなんだ!?

ひ...人か...!!

は!?

ああ!!

うあああ!!

ま...まだ

術が

浅かったか!!

ケ...

ケン!!

フフフ...

来たな

おまえが

ケンシロウか

フ...オレは

ついているな..

きさまは

まだ封印を

解かれておらぬと

見える!!

何!?

ケ...

ケン!!

今闘っては

だめ!!

フフフ...おまえは

何も知る必要はない

ただ死ぬのみ!!

そして

北斗琉拳こそが

このカイオウ

こそが

新世紀創造主と

なるのだ!!

フーム

う!?

ぐあっ

な...なんだ

この空間の歪みは

い...位置が

つかめぬ!!

暗琉罪破!!

ぐふあっ

ケ...ケ〜ン!!

あああ!!

あ...あと一撃

一撃入れる

ことが

できれば...

うがあああ~~!!

ジ...

ジュウケイ様

~~!

む!!

な!?

ケ...

ケンシロウが

カイオウの

下へ!

何ィ!!

うがは!!

ふははは!

おおりゃあ!!

か...体が!!

ぬあ!!

ケ...

ケン!!

フ...脆い拳だ

こんな男に

葬られたと

あっては

ラオウも死に

切れまい!!

く...

慎!!

体中の

骨を砕いて

くれるわ!!

む!!

ぐ!?

ぬ...

ほう...

なるほど

これが北斗神拳

無想転生か

さすがだ

ケンシロウ

究極奥義で

なくては

このカイオウ倒せぬ

と踏んだか

誰にも

おれの実体は

捉えられぬ

無より転じて

生を拾うそれが

北斗神拳究極奥義

無想転生!!

はー

フフフ

ならば

その無を破壊

してくれよう!!

フーム...

うお!!

ま...

またしても!!

きさまは

自分の闘気を

押さえることが

できぬようだな

そこだあ!!

な...なに

見破られた!!

ふほう!!

ケ...

ケン!!

これが

北斗神拳の

伝承者

だとは!!

なんという

弱さか

うぐ!

ぐあ!!

愚かな!!

この国の者どもは

ラオウ伝説を信じ

北斗神拳の救世主を

待ち続ける!!

だが救世主は

ここにいる!!

オレこそがまさに

この世の

救世主なのだ!!

がはあ!!

ああっケンの

血が!!

ふははほは!

この修羅の国こそ

まさに理想郷!!

弱者には死こそ

ふさわしい!!

北斗神拳の

血などこの世に

一滴も

残さぬわ!!

さがっておれ

ふ~~~

この一撃で

ヒョウは

ケンシロウの

ために走ろう

ジ...

ジュウケイ様!!

このジュウケイの

秘術を封じた

弟への愛が甦える

のだ......

ヒョウよどうあっても

秘拳のありがを教えぬと

申すのだな!!

そうか...

ならば

やむをえぬ

これからの

世のために

どうしても

北斗宗家の秘拳が

必要なのだ

お父さんのお兄ちゃん

な!?

う!

さあいうのだ

ヒョウ!!

北斗宗家秘拳の

ありかを

あ......う

耐えても

無駄だ

ヒョウ

うは...

ああ!!

うう...

耐えれば

耐えるほど

おまえの肉体は

きしみ骨は

悲鳴をあげる

ああっ!!

耐える

ことはない

いって

しまうのだ

あ...

は..

む!!

な!!

なんという

ことを

死ぬ気か!!

この首の

悶堪孔は

子供の力でも

充分死に

いたらしめる

破孔!!

秘拳の

ありかを

いうよりは

死を選ぶと

いうのか!!

あ...あの拳は

ケ...ケンシロウの

ためにある拳

です...

何!!

あ...あれは

弟の

ケンシロウの

拳!

ケ......

ケンシロウが

帰って来るまで

誰にも..

そ...それか

オレが別れた弟に

できるたった

ひとつのこと

だから..

いえない

ヒョウ!!

は...はやまったわ

許せヒョウ!!

おまえの深き心

このジュウケイ

見抜けなかった

ヒョウよ...

今こそこの老いさらばえた

身を捨てる時がきた!!

残る額の

破孔経星を

突けば

おまえの記憶は

一気に取り戻せ

よう!!

行くぞ!!

きさまの死ですら

償いきれぬわ!!

おのれ~~

北斗琉拳への

裏切り!!

これで

よいのだ...

う!

甦れ

記憶よ

優しき

心とともに!!

...

り巻

うっ!!

ぐはあ!!

おおお!!

ああ!!

はっ!!

ヒ...

ヒョウの

顔が!!

え!?

おお.....

つ...ついに

記憶が

甦るぞ!!

また

あの子供たちが

そして

この光は...

オ...オレが

泣いている!

こ...この

温もり

どこかで...

...これは

...!

あああ!!

き...

記憶が!!

許せ

ヒョウよ

この世のため

とはいえ

おまえの愛すら

奪いさり地獄の

底へ導いた

ことを...

命を捨てるは

わたしにできる

せめてもの償い

であった

ヒョウよ!

う!?

な...

なんだ!!

ぐおお!!

バ...バカな

これは

どういうことだ!!

ああっ!

ヒョウの

形相が!!

う...うう

がああ!!

ああ!!

ま...まさか

カイオウがすでに

復元破孔に

細工を!!

フフフ...

カイオウに

刻まれた傷が

なければ忌しき

幻影のとりこに

なるところで

あったわ!!

お...

おのれ

カイオウ~!!

フフ...もはや

北斗宗家の血が

甦ることはない!!

ぐく!!

ぬう~!!

ケン!!

ケ...

ケンシロウ..

ぐお!!

ほうよく

起きあがれたな

フ...しかしムダな

ことよオレに

勝てる可能性が

あるとすれば

ヒョウの記憶を

甦らせ

北斗の封印を

解いた時のみ!!

しかし

ヒョウの破孔を

突いてもすべて

徒労に終わろう!!

いや

その時こそ

ヒョウは真の

魔神となろう

!!

ぬああ!!

はああ!

あああ~!!

ほう

無想転生を

破られても

まだ

あきらめぬか

北斗神拳に

絶望はない!!

あたあ!

あ...

は!?

なぜ!!

フ...まだ

気がつかぬのか

闘気を

操るにおいては

北斗神拳は

北斗琉拳の足元にも

及ばぬことを!!

わが魔闘気は

きさまの拳が

わしに到達する

までにすべての

闘気を吸収

してしまうのだ

ぐは!!

~~っ

う〜

くく!

や...やめて

~~~っ!!

オレは

憎い!!

オレに流れる

北斗琉拳の

血が!!

魔道の血と虐げられ

千八百年もの間歴史から

抹殺されてきた。この血がな!!

だがこの呪われた

血をぬぐい去る術が

ひとつだけある!!

それは

天帝の血をもって

この呪われた血を

洗い浄めること!!

何!!

フフ...リンよ

おまえは

オレの子を

産むのだ!!

その日より

北斗琉拳

救世主伝説の

歴史が始まるのだ!!

も...もはや

ヒョウの

魔神の血を

浄める手は

ない...

とどめだ

ジュウケイ!!

あの世で

北斗琉拳の

隆盛を見届けるが

いいわ!!

あぁ!!

ジ...

ジュウケイ様!!

ごわっ!!

ああ..

レ...レイア

タオ...

ジ...

ジュウケイ様!!

お...終わった...

す...すべてが...

ケンシロウは

カイオウに

敗れ去り

時代は大きく

歪もう...

おのれの過ち

ついに

この命では償い

きれなかった...

ジュウケイ様

ゆ...許せ...

この

大馬鹿者を!!

哭けい!!

喚けい!

北斗の星

どもよ!!

無情の再会!の皆

今こそ

北斗神拳の歴史は

終焉する!!

ふん!!

無情の再会,の巻

無茶

ぐく...

ケ...

ケン!!

フン!

ケン!!

フフ...いったはずだ

宗家の血ー

北斗神拳の血は

滴も残さぬと

この国の大地に

最後の一滴まで

吸いとられ

そして死ぬ

のだ!!

ぐはあ

ケ...ケンが

やられるとは

もはや

このオレが

鬼を喰らう羅刹に

戻るしかねえ!!

はっ!!

む!?

はりゃ

げぴゃ!!

この

オレでは

カイオウに

かなわぬ!

む!!

だが

この命を

賭ければ

ケンシロウを奪う

ことはできよう!!

シャチ?

そうか

あの餓鬼が

ジュウケイが

北斗琉拳を仕込んだ

四番目の男か!!

シ...

シャチ!!

フン!

こざかしいわ

小童ァ~!!

は!!

く!!

うおっ!!

むぐ!!

ぐば!!

ぐあっ

!!

小虫めが!!

魔界の入口を

うろついていた様な

拳がこのカイオウに

通用すると思うか!!

歯が立たない

な...なんて

やつだ!!

くく...

ケ...

ケンシロウ

このカイオウに

刃を向けた者は

何人も許さぬ!!!

死ねっ!!

う!!

ふん

ぬお!!

ああ

な...何者か!!

い...猫..

そして

海の

匂い...

まさか!!

へっへへ

どうやら

まにあった

ようですぜい

親父ィ!!

そのようだな

ハハハ~!!

海賊流の

戦いを見せて

やるわ~~!!

お...親父か!!

おりゃあ!!

ふん!

笑止!!

む!?

ぐわあ!!

な...

こ...これは

硫酸!!

へへへ、固体は

砕けても液体は

砕けぬ!

これが海に生きる

男の知恵よ

しかも硫酸だ

早く洗い流さねえと

骨まで焼けただれるぜ

くくく~~~!

うぬう!!

この

カイオウに

一杯喰わす

とは!!

今だ一気に

たたき

つぶせ!!

うおーーっ

ケンシロウを

救え~~~!!

おのれ~!!

ぬん!!

ああ

ふ~~

カイオウが水に

逃げ込んだぞ!!

シ...

シャチ...

お...親父...

やはり

親父か!!

へっへっ...

やっと

迎えに来れたぜ

息子よ!!

赤鯱様~

カイオウが

水中に逃げ込み

ました今なら

やれますぜ!!

シャチ

ここで待っている

あのヤロウの

息の根止めて

きてやらあ!!

わかっ

たあ!!

お...親父

待て!!

やつはただの

男ではない!

やめろ!!

オレは

海賊赤鯱様よ

狙った獲物は

逃がさねーぜ!!

よおし

ありったけの

モリを

ブチ込んでやれ

おー

死ねえ!!

ん!?

あ...

は!!

誰ひとり

として生きて

帰さぬ

お...親父ィ

~~~!

親父ィ~!!

そ...そんな

...

ま......

待ってくれ...

親父ィ!!

へっへっ

最後の最後で

へましちまったあ

だがシャチ

助けたぜオレと

おまえの恩人をよ

し...しっかり

してくれ

親父!

シャチ...

大きくなった

なあ...

やっと会えた

わが子に

それも

これだけ

強くたくましく

なった子に...

う...

う...

泣くなシャチよ

鯱は海の虎

そしておまえは

この赤鯱の子

小さい時から

オレはいつも

お前を抱いてた

それが...

それがおまえに

抱かれるように

なったとは

おまえのために

死ねたんだ

オレは

嬉しいぜ...

それによ...

親より先に

子が死んじゃ

親不孝てもんよ

も...もっと

つ...強く

抱いてくれい

お...親父

~~!!

フ...

いいもんだ

わ...

わが子に

抱かれると

いうものは

お親父ィ~!!

や...やっと

やっと会えたと

いうのに......

D魔ノ

!!の巻

ぬう~~!!

はっ!!

カ...!

カイオウが

戻ってくるぞ!!

は...早く

逃げて

ください!!

うくく

カ...カイオウが!

なんてやろうだ

硫酸を浴びて

いながら!!

シ...シャチさん

こうしては

おれません!!

だめだ

カイオウは

止められ

ねえ!!

シャチさん

ケンシロウ

さんを連れて

逃げろ!!

し...

しかし!!

うむ後は

オレたちが

引き受けた!!

ヘッヘッへ

頭を

殺られて

仇をうたなきゃ

海賊稼業は

やってられねえよ

行け!

ほかに

道はねえ

す......

すまん!!

親父さんが

いってた通りの

いい面魂だ!!!

あんたも

きっといい海賊に

なれたせ!!

くたばれ

カイオウ!!

ーーぜい

うっ!!

ううお~!!

ーッ!!

フオー

きさまら一匹残らず

皆殺しだ~~!!

ぐお!!

がはあ

はぁ

はぁ

はあ

はー

ケンシロウ

もうすこした

この先に

城外へ抜ける

用水路がある

は〜っ

ここまで来れば後は

この流れに乗れば

あの城から

逃がれることが

できる!!

親父...

みんなの死は

決してムダには

させねえ!!

さあ行くぜ

ケンシロウ!!

む!?

なっ

何ィ!!

はあ~~!!

お...

おのれ

カイオウ!!

死ぬがいい

シャチ!!

仁・義・信

このカイオウが

最も嫌うものを

持つ者どもよ!!

この

カイオウの

時代に

そんなものは

要らぬ

のだ!!

ぐはあ

ぬあ...

ぶぐ

こ...!

殺させぬ

この男だけは

この命に

かけて

殺させぬ!!

フ...

愚か者

め~~!!

きさまごとき

素手で

なぶり殺して

くれる!!

ぬん

うげえ

ふん!!

がは!!

ぐぶ...

ホウ...

見あげたものよ

その勇気に

免じて

く......

くそ...

渾身の魔闘気を

込めてケンシロウと

ともに地獄へ

送ってくれよう!!

あとかたも

なくこの世から

消えるが

よい!!

無念!!

な...何!?

カ...カイオウの

魔闘気が

消えた!!

うお!!

!?

ああかあ!!

よ...鎧が

魔闘気を

封じ込めていた

鎧が縮んで

行く!!

は!!

かはあ!!

おおっ!!

こ...これは

幻影かぁ!!

おぼあはっ!

い...息が詰まる!!

かは

はっはっ

魔闘気が

行き場を失って

た...体内に!!

お...おのれ!!

ぬん

うあが〜っ!!

何!?

な.....

今の幻影は

一体なんだ

わが魔闘気が

臆したと

いうのか!!

ケ.....

ケンシロウ

が...?

魔闘気が

それた!!

こ...これが

北斗宗家の

血か!!

非情の再会!!の巻

あ...

か!!

おお~~

カイオウ様が...

魔神がたった一片の

岩石に打たれて

ヒザを落とした

非情の再会、

ハー

ハー

北斗神拳の

真髄は極限の

怒りと哀しみと

聞く

その真髄が

隊闘気を

おびえさせた

動けずして

なお魂で闘い

続ける男!!

オレは

オレは

この男を待つために

この国で恋をし

...この国に

とどまっていたの

だと!!

今こそ

確信した!!

ふう

あ...

あれが

無限の可能性を

秘める北斗神拳

北斗宗家の血

カ.....

恐るべし

ケンシロウ!!

だ...だから

こそ!!

だからこそ

北斗宗家の血を

この世に一滴も

残しては

ならぬのだ!!

ふ〜〜〜

は~~

は~~

ここへ

もぐり込んで

しまえは

もう大丈夫...

あとは

車を奪えば

逃げ切れる...

ひ...

控えろ~!!

羅将様だ

羅将様がお通りに

なるぞ~~!!

な...

何!!

わわ!!

ヒ...ヒョウ!!

は!!

ヒ...

ヒイ

だ...大丈夫だ

気づくはずは

ない!!

やり

過ごせる!!

た...

助かった...!!

う!!

ひええ

血の匂いが

している!!

きさまは

何者だ!!!

と...とんでも

ござい

ませぬ

な.....

何者といわれ

ましても

私は名もない

ただのボロで

ございます!!

フ...

ウソをつけい!!

きさまの眼は

朽ち果てたボロの

眼ではない

生きて光り輝いて

おるわ!!

...ファックス

その背に

あるのは誰だ!!

あ!!

こ...

この通り

ケガをした

ただのボロで

ございます

疲れ切って

動けぬ

ボロで

ございます

ど...どうか

お見逃がしを

わかった

こ...この眼は

生まれつきの

もの

だが

きさまのその

ボロに似合わぬ

眼は

どう説明する

私の

こ...この眼が

お気に

入らぬの

なら

この眼を

差し上げ

ましょう!!

は!?

ひえ!!

ひとつでは

まだ充分で

ございませぬか

ならば

もうひとつの

眼を!!

もうよい!!

......

ひとつだけ聞こう

その背の男

その男は

きさまの何だ?

す......

すべて!!

たとえ

この体が

八つ裂きに

されようと

守るべき

すべてで

ございます!!

すべて!?

男にそこまで

いわせるとは

並の男では

あるまい

大事に

するがよい!

はい!!

ち.....

違う

ヒョウは

カイオウとは

違う

こ...これか

北斗宗家の血が

フッ...

カイオウに

この話をしたら

また甘いと

噛われる

であろう

う!!

な...なぜ

あの男の顔が

鮮明に!!

ま...また

あの...

光が!!

カ.......

重なった

ひ...光があの男の

顔と!!

あ...あの男が

オレの記憶の中に!!

電子書籍版

原作:武論尊

漫画:原哲夫

◎武論尊・原哲夫/NSP1983

版権許諾証GP-212