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Instructions:
原作武論尊
漫画原哲夫
どんな
死すために男は...の巻
愛すれど遠く...の巻
奇跡の光!の巻
その力強き拳は!!の巻
愛をくれた者のために!の巻
32348082
あの日の少年の巻
あこがれとともに!の巻
究極超人復活!!の巻
死を賭してなお悔いず!!の巻
さらは愛しき者たちは、そして荒野へ。の巻
さらば愛しき者たちよそして荒野へ...の巻
バ...
バラン!!
死すために男は・のき
ど...
どこへ!?
フッ...
オレの
歩いて来た道は
汚れ歪んで
いたようだ
元に戻さねば
ならぬ...
死すために
は...の巻
あああぁ!!
きゃあっ
ひ〜っ!!
べっ!!
お...
お助けを
ああ...
退屈だ!!
こんなザコども
もう殺しあきた!!
大物を
ブッ殺してえ!
おうたしか
その牢には
大物が入ってた
よなあ
出せや!!
ぬ!?
それは
できぬ!!
この牢は
バラン様の
許しがなければ
開けられぬ!!
うるせえ
バランがなんだ
関係ねえ!
そいつを出せ
だめだ!!
この命にかえても
この牢は
開けさせん
ほう
やる気か
上等だ
てめえから
ブッ殺してやる
待て!!
なに!!
バラン!!
もう
終わりだ
すべての
処刑は
中止しろ!!
ああ
なんだあ
てめえが
やれって
いったんだろうが!!
オレはよ~~~
ひとりでも多く
フッ殺したくて
ウズウズしてんだよ
もういい
やめるのだ!!
オレの
命令が
聞けんのか
~~!
フンもともと
バランの名を
利用して
人殺しを楽しんで
いたんだ!!
てめえの
いうことなんぞ
聞くものか
ちょうどいい
おまえをブッ殺して
このオレが
ブランカの王に
なってやるわい!!
やはりクズは
クズだな!!
な!!
死なねば
わからんか!!
なにを~~
こら~~!!
らあべ!!
フン!!
バ...パラン様
そのお体は
一体!?
ブランカの
王よ!
おまえに
この国を
返す時が
来た
な!?
バ...
バラン様!!?
おまえたちは
今より
この王に
つかえるのだ
え!?
そして
おまえには
このバラン最後の
頼みがある!!
た...
大変だ!
バ...バラン様が
光帝バラン様が
く~~~
な...なにィ
バラン様が!!
旧ブランカの
王族に
捕えられた?
そ...!
そんな
バカな!!
ああ...
バラン様!!
皆の者
オレを...オレな
助けろ!!
助けるのだ~!!
な...
なんだって
バ......
バラン様が
た...助けを!!
そ...そんな
はずはない
われわれが
心酔する
バラン様が
そんな!!
皆の者
あの男は光帝バラン
ではない
ニセモノだ!!
もしあの男が
バラン様なら
奇跡を起こす!!
この矢が
バラン様に
届くはずはない!!
はっ!?
ああ!!
た...助け
なければ!!
う!!
な...なぜ
助けに行っちゃ
いけないの!?
バランは
それを望んでは
いない
バランの
死にざまを
よく見て
おくのだ!!
うう...
ラオウの子...
リュウよ...
...
パラン様が
ホンモノなら
あの矢は通じぬ
今まで
オレたちは
何度もそれを
見てきたのだ!!
バラン様の
ニセモノめ
バケの皮ひんむいて
くれるわ!!
ぐあ!!
あっああ
ぐはあ!!
あがあ!!
おみごと
でした
バラン様
~~~!
バ...
バラン...
サトラよ
あ...愛は
最強
その愛で
ルセリを
守るがいい
や...
約束しよう
リ...
リュウ
惨めな
死にざまを
見せてしまった
な...
う...
ううん!!
そ...
そんなことない
ぼくには
とてつもなく
大きく.....
フ...そ..
その言葉で..
こ...このバラン
笑って...
バラン!!
バラン...
ラオウに
なりかわって
リュウに
男の死にざまを
教えてくれたか
愛すれど遠く
う...
うん
ん!?
愛すれど遠く
う〜
リュウ!
おまえは
その小さな体に
すでに哀しみを
知る心を
刻みつけた
おまえに教える
ことはもうなにもない
あとはラオウの血が
おまえを進むべき道に
導くであろう
ケ...
ケン...
は!!
リュウ様
お迎えに
まいり
ました
バルガ!!
シンゴ!!
私どもと
暮らすよう
ケンシロウさんが
く...
いつの日か
父ラオウを
超えてみせる!!
わかったよ
ケン
そ...
そして
もっともつと
大きくなって
オレは
ケンと
過ごした月日を
決して忘れない
ケン!
オレはケンに
それを誓うよ!!
さらばだ
リュウ
さあこくから
黒王
ユリアが
眠る地に
帰ろう
花!?
ごめんねー
誰がユリアの
墓に花を!?
それは
リンと
バットが
ケ...
ケン...
マ...マミヤ!!
よ...よかった
ここで待っていれば
必ずあなたに
会えると
なにか
あったのか
リ...リンと
バットの間に
悲しい出来事が
リンとバットは
幸せに
暮らして
いたのでは
ないのか
さ...
最初は幸せ
そのものでした
しかし
バットの中には
あなたのことが
なに!?
いつも
リンと
あなたのことが
おれの?
バットは...
リンを心から
愛するあまり
自分の幸せを
放棄したのです!!
リン!バット!
おめでとう
おめでとう!!
みんなに
祝福されて
ふたりの
結婚式が
とりおこなわれた
その日
絵にかいた
ような
幸せな
カップル
じゃ
さあ
最後に
誓いの
キスを
リ...
リン!!
本当に
オレのことを
愛している
のか!?
ち...
違う!!
お...おまえの
オレに
向けられた愛は
いつわりの愛
カイオウに
突かれた
死環白のために
生まれた
愛なのだ
バ...
バット!!
死環白を
突かれる前
おまえの
心の中にあったのは
ケンシロウという男
お.....
おまえが真に
愛すべきは
真に
愛すべきは
ケンシロウなの
だー
ーっ!!
...
ット!!
ああ!!
バットはその拳で
リンの記憶を
奪った
死環白が
破れないのなら
すべてを空白に
戻そうと
それから
バットは
リンを連れて
旅に
あなたとの
想い出を
リンに
甦えらせる
ために...
おそらく
その花は
バットが
ユリアさんに
許しを乞う
ために
ケン
お願い!
ふたりを
追って!!
そ.....
そして
バットの心に
バットの
おまえ
哀しい心に
応えてあげて
バット...
!!
こ...
ここが
わかるか
リン?
ケ...ン..?
そうだ
ケンだ!
ここで
おまえとケンが
初めて
出会ったのだ
さ!よく
見てごらん
お...おまえが
ここで
水と食料を
ケンに!!!
ほら...
この場所で...
大丈夫
動かないで
あとは彼女の
心しだいだ
リ...リン!!
わからない...
なにも...
心の叫びか
言葉を
誘う
ケン
すぐに
ふたりを
追って!!
リンには
ケンが
必要なの!!
そ...それに
リンだったら
きっとユリアさんも
許してくれる!!
奇跡の光!の巻
ユリア...
奇跡の光!の背
コホ
ゴホ
ユ...ユリア!!
ど...どうやら
天に帰る
時が...
ユ...
ユリア!!
あ...あなたと
暮らした
ここでの
短い間
本当に...
本当に
平和で..
夢のように
幸せでした?
ケ...
ケン
だ...だから
もう...
わたしの
ことは
忘れて...
ど...どういう
ことだ!!
わ.....
わたしのことは
もう...いいの...
これからは
リンちゃんに...
リ...
リンを!!
お...お願い
わたしには
わかるの
リンちゃんは一途に
ケンのことを
こ...!!
今度は
リンちゃんに
その幸せを...
ユ...
ユリア!!
そ...それだけが
わたしの心残り
お...
お願い...
わかった
よかった..
ユ...
ユリア?
ユ...
ユリア
はっ
行ってくれる
のねふたりの
所へ
いや
二度と
ふたりの前に姿を
現すことは
あるまい
な!?
なぜ!!
ま...
待って!!
な...なぜ
なのか
答えて!!
リンは
リンはぁ
ケンを愛して
いるのよ!!
リンには
バットが
いる
おれが
現れさえ
しなければいずれ
ふたりは
結ばれよう
な...何をいって
いるの!それじゃん
リンの気持ちは
どうなるの!!!
ケ...ケン
あなたって人は
どうして
女の心が
わからないの!!
バ...バットだって
リンの心がわかって
いるから
自分のリンへの愛を
犠牲にしても
リンのために!!
...その
バットの
心ゆえに...
おれには
想い出が
多すぎる...
闘い
散っていった
強敵たちが
いる
は
さらばだ!
ケ...ケン...
ユ...ユリア!!
どうした
黒王?
こくれう
黒王...
お...
おまえ!!
まさか...
うぬ!!
うっ!!
む...胸の
傷が!!
うっ!!
ほらリン
あ...
ありがとう
ん!?
だ..
誰か来る
み...
水を...
ケ......
ケン!!
ケ...ン!?
ケ...
ケン!!
ケ...ケン!?
お...おまえは
誰だ...
おれを
知っているのか
ケ...
ケン!!
は!!の巻
その力強
ケン
お...おれの
名はケンと
いうのか?
ま...まさか
ケンとリン
ふたりとも
記憶が!!
は!!
な...ならば
ふたりとも
今は空白!
なにが
起ころうが
今からの
歴史!!
み...く
水です
このまま
空白から
ふたりの愛が
芽生えれば
いいのだ
あえて
ふたりの記憶を
甦えらせる
ことはない!!
あ...
ありがとう
だ...誰かが
ケンの
記憶を奪い
この出会いを
仕組んで
くれたんだ
は!!
そ...それ以外には
考えられない
ユリアさんが
ケンをも
リンの下へ!!
ユ...
ユリアさん!!
ん!?
どうやら
眠ってしまった
らしい
あの男は
...?
外へ出て
行きました
多分
食料を
手に入れに
そうか
おまえの
名は?
リン...
リン
リンだと
あのバット
という人が
おまえも
おれを
知っているのか
いえ
わたしも
何もわからない
のです
そうか
おまえも
記憶が
これからは
ふたりだけだ
だが!!ふたりの
歴史をつくるには
ただひとつ問題が
残っている
それは
ケンが記憶とともに
すべてのものを
失っているかどうかだ
ケン
悪いが
確かめさせて
もらう
おい!
バットとか
いったな
あそこか?
一級品の女が
いるってえのは
自分の目で
確かめるがいい
へっへへへ
まぁいい女なら
どんなんでも
いいけどな!!
ん!!
......
生き返った
はあ
はあ
へへへ
こりゃたしかに
一級品だ!!
売るのが
もったいねぇ
ぐらいだぜ!!
...いや!!
おっと!!
へへへ
残念だが
お嬢ちゃんオレたちぁ
狙った獲物は
逃がしたことは
ねえんた!!
あう!!
おいなにを
している
へへへ
ん~!?
ん~~なんだあ
てめえは?
た...
たすけて!!
邪魔すんな
この女は
もらってくぜ!!
いやがって
いるんだ
!?
は〜〜〜!!
はなしてやれ
誰にむかって
口きいてんだぁ
コナロ~!!
おまえだよ
できねぇ
なあ!!
ぐふ
おら
おら
どうした!!
ぶ!!
へっ!
弱ぇくせに
しゃしゃり
出て
くんなぁ
バカ!!
おめえみてえな人間は
生きてても
しょうがねぇんだよ
っ!!
ぐく...
ケ...
ケン!!
へっ!!
ぐぶお
や...
やはり!!
ケンは
記憶とともに
その拳も!!
おんや~!?
まだ
生きてっきっ
やがったか~
これなら
ど〜だぁ!!
うぐ!!
ひゃあはは!!
へへへ
ああ
ケン!
ウィィヒヒ!!
いや
はなして!!
お嬢ちゃん
静かにしないと
あうっ!!
怒るよ!!
あ~~~
静かになった
いいわーい?
おら死ねや
っ!!
はっ!?
やめろ!!
な...なんだ
こいつ!!
ぶ!!
はぶべべ
な...な・
な...
な...
な!?
その娘を
はなせ!!
このやろう
よくも
やりやがったな
っ!!
ふん!!
ふっ
ぷらぼっ
こ...この
カは...!!
うっ!?
ケ...
ケン!!
だ...大丈夫だ
ケンは
記憶を失っても
怒りや優しさ
そして北斗神拳も
失っていない
お...
おれは...
う...
そして
この胸の
七つの傷...!!
カ...軽く
振っただけで
大男が......
ために
お...
おれは...
一体
何者なんだ!!!
な.....
セつの傷!?
ど...
どこかで
これでいい
これでオレの役目は
終わった
あとは天が
ふたりの道を
切り開こう
リン
その男から
離れては
ならぬ!!
その男こそ
おまえが
愛すべき男!
そ.....
その男こそ..
さらばだ!!
は!?
まさか...
ケンが記憶を
失って
いようとは
マミヤさん
バット
かつてレイが
あんたの幸せを
願ったように
でも...
本当に...
本当にこれで
いいのね!!!
あい
愛する女の
幸せを願って
こそ男!
バ...
バット!!
どうせ
あてのない旅
あんたを
送って行こう
あのバット
という男..
遅いな
は!
どうやら...
ふたりとも
あの男に
捨てられたらしい
ん!?
たしかた
この辺りは
ゾルド軍の
縄張り!!
なにか
あったの
か!?
おびただしい
数の
カラスが!!
うう!!
こ...
これは!!
こ...
これは
ゾルド軍!!!
ぜ...全員
両眼を
一文字に
切り裂かれ
し...しかも
ケンと同じ
胸に北斗七星の
傷跡が!?
バカな!!
う...
ゾルド軍は
皆腕のたつ
屈強な男たち
そうやすやすと軍ごと
つぶすことなどできぬ
一体
どういう
ことなの!?
な...
なにが
この男
たちに!!
はっ!!
ボ...
ボルゲ...
こ...
この世に..
なぜあんな人間が
存在するのだ...
あ...
悪魔でさえ
顔をそむける
ボルゲ!?
ボルゲ!!
あの
ボルゲが
生きていた!!
知っているの
バット?
ぬぬ
きっ...
きさま
体なんだ
なぜオレの
命を狙う!!
だあっあっ
あっあッあっ!!!
ゾルド~~
この傷に見覚え
ないがあ?
ぬ!!
し...知らん
オレは
きさまなど
知らん!!
おまえが
つけた傷だ
あっあッあっ
二十年前に
なあ「あっあっ
な!?
きさま、まさか
そんなことで
オレの軍団を
つぶしたのか!!
このオレ様に
傷をつけたやつは
一生忘れねえっ
皆殺しだ
あッあっあ
こ...この
悪魔め!!
わが
白爪妙拳で
しとめてくれる!!
そうはいかん!!
目は見えずとも
この耳から逃げられない
あっあッあ~~
そしてオレが
地獄の淵から
持ちかえった
この拳法からも
なあ~~!!!
フン!!
シェイ!!
な!?
だあ
あ...
あっあっ
あっあ
じ...人造
皮膚!!
この頭だけは
潰される
わけにはいかん
あらなあ!!
その下に
装甲が!!
はわ...
バ...バケモノ
あああ
!!
ヒィ!!
七つの傷
1234!
くれてやる
567!
この男を
吊せ~い!!
はは..
ケンシロウ
どこにいる
出てこい
ケンシロウ
このボルゲ
きさまに恨みを
晴らすためだけに
生きているのだぁ
ボルゲの体には
一流の血も
流れては
いない
流れているのは
〝執念〟という
ドス黒い炎だけ
そして今
その執念の鉾先が
ケンに向けられて
いようとは!!
な!!
おそらく
この処刑も
ケンを
おびき寄せる
ためのもの
ボルゲの
閉ざされた両眼は
ケンが奪ったのだ
!!
やつは危険だ
すべてを忘れて
しまった今の
ケンには...
ハ...
バット
なにを!?
いくら拳の
達人でも
初めて見る
邪拳の前では
ふいをつかれる
こともある!
やっと
オレの
死に場所が
見つかったようだ
えっ!?
む!!
ハ...
バット!!
ぐく...
さ...幸ボルゲはい見え
目が見えぬ
胸に七つの傷を
つけれはオレが
倒れてもこの傷を
調べケンと思う
ぐは
オ...オレか
ボルゲを
倒せれば
それでよい
バット!!
な!!
本物のケンは二度と
ボルゲの執念に
おびやかされる
ことはない
もしオレが倒れても
それはケンが死んだ
ことになる
そこまで
オレは...
こ...
これは
そのケンの
ために...
そ...
そして...
オレは
ケンに会わなければ
おそらくコソ泥のまま
野たれ死にしていただろう。
このオレに
愛という光を
教えてくれた
リンのために!!
ういしっ
あの日の少年の昔
ケンシロウ
どこにいる~!!
どこに
いるのだ
ケンシロウ
~!!
うう~
ボ...
ボルゲ様!!
ケ.....
ケンシロウと
名乗る男が
現れました
...
なあにィ!!
あの日の少年の皆
ケ......
ケンシロウ
ケンシロウ
本当に
ケンシロウか!?
ま...間違い
ありません
む...胸に鮮かな
七つの傷が!!
目だけではまだ
たりぬようだな
ボルゲ!!
おお!
おお!!
あああ~~
待ったぞ~~!!
身も裂けんばかりに
この日を待った〜ああ
聞こえるか
ケンシロウ
この脈打つ
鼓動が!!
あっあッあっ
このボルゲの全身が
きさまに復讐できる
喜びにうちふるえて
おるわー!!
ならば
その鼓動を
永久に
止めてやろう
バ...
バット!!
...
マミヤさん
あんたに
ひとつだけ
頼みかある
このことは
決して
ケンには
知らせないで
くれ!
ケンには
リンとの
未来さえ
あればいい
ケンの過去は
このバットの
命で消す!
バ...バットちょっ
あなた本当に
死ぬ気で
ボルゲは
この命をかばって
勝てる
相手ではない
頼む!
もし
このバットに
少しでも
友情を
感じているの
なら決して
ケンには
バ...バット券って
勝って!!
ボルゲ!!
今度は
その目
だけでは
すまぬぞ!!
わたしには
それを
祈るしか...
あ~っ
あっあ
この数年間
きさまを殺すため
あらゆる秘技を
あみたし完成した
あああ~~~
そしてこの拳は
目ごと強くなる
怨みによって
無限に強大に
なったあああ!!
じっくり味わうが
いいわ~~っ!!
多頭凶蛇棍!!
む!!
フッ
へい!!
う!!
くっ!!
へあっあっ
どうした
歯ごたえの
ない!!
お楽しみは
まだまだ
これから
だあああ
む!!
ええ
煙幕か
は!!
フン!!
こ...この
ままでは
やつの術中に
耳だ...やっの耳
閉ざさねば!?
逃がさな
あああい!!
うお!!
ははは!!
う!?
ん?
ん?
い...
今だ!?
は!!
はあっ!!
うおっ!!
ドラの反響を
利用したかああ!!
も封じた
もはやボルゲ
打つ手なし!
勝った!!
!!
な..
なに!!
あっあっぁ〜
うぐぐ...
き...きさま
右腕を隠して
いたのか...!!
バカめ~
まんまと
ひっかかった
カ~~!!
ぐああ!!
ど...
どこまでも
外道な...!!
ボルゲは
わざと劣勢に!!
と...とても
バットのかなう
相手では
ない......
はああ
だぁあっああっ
きさまへの怨みは今
無上の歓びに
変わっていくわ
やはり
ケンには
なれなかった
カ.....
で...でも
これでいい
これでケンと
リンは...
おああ!!
うう...
ど...どうしたら
わたしは
どうしたら
いいの!!
本当に
この場所で...?
あの人はそう
いいました
ここで
わたしがケンと
いう人と初めて
会ったと..
ここで
そうか
......
こ...
これは...!?
お...
おれは
た...確かに
ここで誰かに
会っている!!
少年.....
少年だ
少年が
いた!!
ケッ
バカヤロ
!!
気どりやがって
返事ぐらい
しろよなー
名前だけ
名乗りゃ
いいってもんじゃ
ねえや!!
ん!?
なんでえ
ケガしてんじゃ
ねえかよー!!
......
ケッ!!
しょうが
ねえなあ!!
おい起きろよ
薬ぬって
やるよ!!
薬...?
ああ
貴重品だぜ
そのかわり
これからは
ケンと呼び
捨てにするぜ!
いいな!!
コソ泥に
しては
やさしいな
ケッ!そんな
こといってると
つけてやんねえ
ぞ!!
はっ!!
おい!
コソ泥の
小僧は
どこだ!!
やべえ!
これ隠さ
なきゃ!!
よしと
調べたい
ことがある
出ろ!!
ケンこれだぜ!!
あ...はいはい
なんでも
しゃべりますよ
おまえも
これを
使ったんだ
共犯だぜ!!
やはり..
...
バット!!
確かに少年の名は
バットといった!!
......?
バ...
バット...
あこがれとともに、人の
あ...あの
少年が!!
だ...だが
なぜおれの
前から
消えた
おれを
知っていながら
なぜ!?
吊るせ~!!
う...
う...
あこがれとともに!
あっあッあっ
そうやすやすと
殺しは
せんぞ!!
オレは
この日を待った
この日だけを
待ったのだ!!
バ...
バット!!
は!!
ぁっあっあ
待った
ぶんだけ
う?
ありと
あらゆる
苦痛を
与えて
やるわ~!!
うあっ!!
ああ...
!!
う...
や.....
やっぱり
ケンに!
マミヤさん
オレに少しでも
友情を
感じているのなら..
うう
...そうだ
そして
ここには
もう
ひとり..
...
リン!!
バケツに水を
くんでこい!!
リン...
は!!
あああ
あたたた
あたたかい...
このぬくもりは...
は!!
大丈夫か?
わ...
わたしは
.....
幼いころ
あなたと
会っている
ような気が
する...
...
そうか...ならば
探さなければ
なるまい
おれたちの
過去を
知っている
あの男を...
しかし、
おぼえているか
ケンシロウ!!
うう...
あの時の
ことを!!
オ...オレは今でも
あの時のことを思うと
憤死しそうに
なるのだ~!!!
あああ!!
うう...
う...
ぐ!!
間違いなく
ケンシロウだな!!
はい!
胸の七つの傷
この目で確認しました
...
やれーっ!!
あああ
燃えろお!!
この世に
最強といわれる
北斗神拳!!!
その北斗神拳の
伝承者を
倒したとなれば
このボルゲ様が
最強になる!!
誰だ...
な...なにィ!
炎の中から!!
卑怯な!
む
あああ
卑怯と
いわれようが
痛くもかゆくも
ないわ!!
闇討ちでも
なんでも
きさまの首さえとれば
この世の人間すべてが
このボルゲ様の前に
ひれ伏す!!
ぐふ
ケンシロウ~
その首を揚げ
このボルダがこの世に
君臨してやるわ~~!!
ふー
...
へ!?
ん!?
なんだ
?
あ
は!!
ああ!!
あっあああ~
目...目があ目が
ーっ!!
目!
目があ目が
世の中が
見えなければ
二度と世に君臨
しようなどと
思うまい
うう...なぜだ!
なぜあの時
きさまはくたばら
なかったのだ
きさまさえ
倒れれば
オレはこの世に
君臨できたのだ!!
ぐう!!
なぜ
きさまこの
ボルゲより
強かったのだ
ーーん
ぶ!!
ケンシロウとも
あろう者が
このぐらいで
悲鳴をあげる
かな〜〜〜
ん~~
変だな
は!!
ぁっあっあ
まあいい
もし
ニセモノ
だったら
すぐバレる
う!!
へあっあっ、あっ
な!!
そ...
そんな!!
あっあッあ
ケンシロウ
どこがいい
~~~
う...
はっ
ここかな
く~~~!
はっ
ああ
かぐあ〰
い...いかん
ここで声を出したら
ケンでないことが
バレてしまう!!
あっあッあっ
痛いが痛いか
ケンシロウ
その震えが
このボルゲには
無上の歓びとなって
この体を駆け巡る
わ~!!
た...
耐えろ!
耐えるのだ
ット!!
ケ...
ケン...!!
ケンのように
笑わないでくれよ
あんたは
いつもオレの
あこかれたった
あんたの強さを
見たとき...オレ
腰を抜かして
ションベンまで
チビッちまった
...そ...そして
あんたの優しさ
唯一の母と呼べる人が
死んだとき...
力強く肩を抱いて
くれたのは
あんただった...
へへ...なかなか?
しぶといな
次は内臓に
風穴を
あけて
やるか
うう
ぐぼ!!
ケン!オレは
いつも心の中では
アニキと呼んで
たんだ!!
ケン!リン!
オ...オレの分も
幸せに!!
さらばだ!!
あが
おっとと舌を
かみ切ろうとは
甘いな〜〜!!
自分で死のうなんて
許さねえ!
まだまだオレの怨みは
晴れなああい!!
復讐の宴は
始まった
ばかりだ~!!
あっあッあっ
これで舌は
噛みきれん!!
復活//の昔
のたうちまわれ
生きたまま
地獄を
味わわせて
やるわ~~~!
究極超火
復活
あッあっあっ
痛えか
痛えか!!
ああ...
バ...バット
こ...こんな時祈れば
いつもケンが
風のように
現れてくれた
け...けど
今やケンは
その記憶を
失って...
でも...でもバット
あなたひとり
苦しませやしない
わたしに
できることは
ひとつだけ
一緒に
死んで
あげる
あっ
あっあ
今度は
!
あっああ
その目だ
―あっあ!!
死ね
ボルゲ!!
ふん
どうやら
仲間が
いたらしいな
!
そいつから
血まつりだあ
!!
あう!!
ぐ!!
マ...マミヤさん
な...なぜ!!
みすみす殺される
ようなものだ
あっあッあ
バカなヤツだ
ケンシロウに
かかわるもの
すべて皆殺しだ
あっあっぁっあ
はー
はー
う...う...
やはり
わたしでは
ボルゲを
倒せない
あ...あなたを
苦痛から
救うには
あなたの命を
奪うしか...
許してバット
マ...
マミヤ
さん!!
せ...せめて
それしか
わたしには
えあっ
あっあっ
死になあ!!!
マ...マミヤさん
あんた...
オレと
道つれに...
あ.....
ありがとう
うお!!
ひい!!
うげえ!!
な...な...な
なんだ~!!
うひゃ~
なんだこいつは
だ...誰だ
は!?
ゲヒャア
う!?
ああ!!
ケ:ケン!!
んあ~~
なんだと
~~~?
ボ...ホルケ様
こ...この男の
胸にも七つの
鮮かな
傷が~~っ!!
その男の名は
バット!
おまえが
探している
男ではない!
バ...
バット!?
うう!!
だ...だめだ、
ケン!
ここに来ては
だめだ!!
な...
なに〜!?
ほっはっは〜
わかった
ぞ!!
どうりで
あの男
ケンシロウと
しては
物足り
なかったわ!!
きさまが本物の
ケンシロウ
か!!
そうだ
このヤロ~~~人の
目つぶしておいて
知らねえとは
いわせねえぞ!!
きさまが
誰だか
知らん
だが
その男
返して
もらうぞ
ふん!!
ヘゲェ!!
あぎゃあ
う...腕があ~!!!
記憶を
なくしても
本能で
ボルゲの
隠した腕を
見抜いていた
なんて!!
これを
くらえ!!
うくく...これだ!
さすがに本物の
ケンシロウだな
だがわが秘拳はこの程度ではなぁいぞ!!
だがわが秘拳は
この程度では
なぁいぞ!!
どうだ
つかまえたー
!!
む!?
よくも!
やったなっ!!
ぐは!!
むう
この日が
来るのを
どれほど待った
ことか!
くらえ!
くら
え!
くら
え!
くらえ!
あっぁっあ
砕けろ
~~~
っ!!
ふおー
ケ...ケン
う...う...
腕が
いてえ!!
ぐふ
このヤロ
またしてもオレの
体を!許せねえ
フッタ切って
やるう!!
おお!
きさままだ
動けるのか!!
ならば
とどめを
刺して
やるう!!
おおりゃあ!!
ぐは!!
ケ:ケン!!
こ...ここに
あんたが
殺られちまっ
たら
オレは..
オレは
なんのために!!
なんのために
死んでいくん
だよ!!
リンは
どうなるん
だよ!!
ケン!
ケン!
ケン!!
死んじゃ
だめだ
ケン!
ケーーーン!!
おああ!!
あたあ!!
ぶえ!!
ほげげ
へっへへ...
バカめ...
この装甲で
固めた頭に
そんな拳が
通用するか
こ...この
ボボラ
ボラゲラ
ヘラへろろば
べで...
お...
おらおれ..
られれろ
うっ
あっあ~
な...
何だ
今のは
なんてコブシだ
脳が片寄っ
ちまった
じゃねぇか
知っていよう
北斗神拳は
この程度では
ないことを
な?
なにィ!?
久しぶりだな
ボルゲ!
二度までは
生かさぬぞ!!
ケ...
ケン!!
死を賭してなお悔いず!!のも
ケ...
ケンが...
北斗神拳と
ボルゲの名を
.....
ケ...ケンに
記憶が
甦った!!
バ...バット
おまえの
叫びが
おれの闇を
切り払った
すまぬバット
おれのために
そこまで!
むん!!
でを賭し
なお悔いず!!
おまえは
おれにとって
弟だ!!
ケ...
ケ...ン
死なせは
せん...
...
バット!!
おっお~~こら
なにをしてる
ケンシロウ!!
このボルゲ様には
北斗神拳など
通じぬことを
見せてやるわ
来い!!
ケ...
ケン...
リン
バットを
頼む
お!?
ふ~~!!
おあた!!
うら
おら
おろろ
ぶえ!!
あっまた
の...脳が
うぐぐなんて
バケモンだ
おい
よこせ!!
装甲で
固めた頭に
さらに装甲だあ
これなら頭は
つぶせねえぞ
かかってこいや
あっあッあっ
ふ〜〜!!
う!?
おああ!!
ああ!!
あた!!
ぼげぶげ
ぺぷちゃべ
うああたたただ
お〜〜〜
はぶらばらぶ
びィえ
地獄でも
二度とおれに
顔を見せるな
かぴぶ
びぎょへ!!
あぶた
よ...
甦ったわ
完全にケンは
北斗神拳は
甦ったわ!!
ケ...
ケン!
マミヤ
む!?
うえれろれれ
オ...オレひとりで
死んでいぐのばいっございます
いやだば~!!
おまえ
一緒に死ねえ
うぬぬ
ボ...
ボルゲ!!
ボ...
ボルゲ!!
ぎああ!!
ううっ
ぎざま!?
死なせは
しない
リ...リンを
こんな所で
う!!
どいてろ!!
バット
バ...
バット!!
よるな
!
こいつは
オレが
始末を
つける!!
おいリン
何も気にすることは
ないぜ
おまえとオレは
関係ない
...!?
バ...バットうまえ
おまえ
まさか...
オ...オレは
こいつにこんな
体にされて
自分の手で
殺らなきゃ
気がすまねえ
だけなん
だからな
うのお
死ねえ!!
オレがいれば
ケンとリンは
結ばれぬ
ならば...
さらはだ!!
む!!
や...
やめてー
ーっ!!
ット!
バ...
バット
い...いった
はずだ
オ...オレは
おまえなんか
知らない
ただのコソ泥だよ
気にするな
おまえのことは
砂漠で拾っただけだ
これだけの上玉だ
きっと高く売れると
思ってな
だが
そいつが
命とりだったぜ
ハ...
バット...
い...
行けよ...
お...おまえは
オレにとって
厄病神だ
とっとと
消えてくれ
は...早く
どっかに
行ってくれよ
バット
変わらないのね
いつまでも...
あなたは
い...
いつも...
そ...
そして
今度は
命まで捨てて...
そ知らぬ
顔をして
わたしを
がばってくれた
お...
おまえ
記憶が...!!
リ...リン
お...おまえ
記憶が...
そ...
そのバットの
優しい目が
その
優しい
暖かい目で
わたしの
記憶を...
いっもいつも
わたしを
見守って
くれていた...
パ...バット
ど...どうして
いつも自分ひとり
傷ついて
ケ...
ケン...
バット
フ...
と...とんだ
誤算
だったな
ふたりとも
記憶が
戻って
しまって
ふたりを
結びつけようとした
オレのもくろみは
まんまとはずれて
しまった...
バ...バット
だ...
だけど
こ...
このまま
犬死になんて
いやだぜ
ケ...ケン
た...頼む
も...
もし...
このオレを
哀れと思うのなら
オレのことは
忘れてくれ
そしてケン...
どうか
リンを幸せに..
リンとふたりで
幸せになってくれ
リ...
リン!!
し...
死んでいく
人間の
最後の
願いだ
オ...
オレに
約束を!!
わかった
約束しよう
リ...
リン!!
ニコ...
は!!
よ..
よかったなあ
リン
し...しかし
オレは
おっちょこちょい
だな
い...いつも
自分で勝手に
思い込んで
勝手に行動
起こしちまって
フッフ
結局
ドジ
ふんじまって
ケンやリンや
みんなに迷惑
がけちまってな
昔から本当に
おっちょこ
ちょいで
そんなことは
ない
しかたねえなあ
......?
その傷も
この傷も
おまえの受けた
傷はおれや
リンのために
負ったもの
おまえの
優しさの
証だ!!
おまえは
すばらしい
男だった!!
ケ...
ケン!!
へ..
へへ...
ァし...!
これで
リン!
もう何も
思い残す
ことはない
さ...
ケ...
ケン!
マ...
マミヤさん
さようなら...
さらばだ
バット
バット!!
バット!!
バット!!
バット
リン
バットは
バットは
よくいって
いました
........
ケンのことを
兄と思って
いると
心の中では
きっと兄さんと
呼んでいたので
しょう
肉親のいない
バットは
そう呼んで、ケンを
追いつづけていた
そのあなたから
最後に
弟と呼ばれて
さぞ喜んだ
ことでしょう
そうか
やはり
バットの死と
ひきかえに
幸せには
なれません
わかって
います
自分が
何を
しなければ
いけないかを
わたしは
バットのそばから
離れません
一生バットの
お墓のそばに
いてあげたい
そうでしょ、ケンタ
行くがいい
おれの心は
いつも
おまえのそばに
いる
ケン
さ...
さようなら
わ...わたしは
今
やっと解り
ました
誰を
愛すべき
かを
リン!!
マ...マミヤさん
バ...バットは
わたしの手で
おくらせて
ください
はー
はー
バット...
マ...
マミヤさん
い...
生きてる!!
バットは
生きてる!!
え!!
は!!
ケ...ケンが
秘孔を!!
はああ
バット!!
ケ...
ケン!!
ユリア
これでいいの
だろう
さあ
行こう!
おれの墓標に
名はいらぬ!!
死すならば
戦いの
荒野で!!
龍・士人
片瀬義脂巻来功士山内真人鬼窪浩久
鬼窪浩
ヒィ!!
ギャー
長沢克泰
今泉伸二
青木智由紀
森田まさのり
た...助けて
くだされ~!!
ヒヒまてえ~プッ殺
ブッ殺して
やる~!!
安富淳之
女富洋ん渡辺和男藤井伸幸ェサ宇仁
永井康仁
お...
お願いです
こ...この子だけは
この子だけは!!
おらら
吾博稔康
新
舘菜井橋
戸富福育
お〜〜〜
邪魔する
ヤツあ~~
つぶすぞ!!
お...堀江信頑
ぷえ
な...なんだ
こんなもの
痛くも痒く
も.....
SEORY
おまえは
すでに
死んでいる!!
原哲夫
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原作:武論尊
漫画:原哲夫
◎武論尊・原哲夫/NSP1983
版権許諾証GP-212