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Instructions:
Shonen.Magazmecomics
ふらいんぐういっち
私は男女と名前を
f.lying
......
.らいん
尋
うぃっ
あ、ああ、もっとも
...
目次
...
...
6年振りの不思議
次には丁寧に、ご
お返ししますよね。でしょうね
国使
いつの活用法
☆術講座135
......ここでは、
女への訪問者
第第第二第第一第二第三第第第条第第十条第十第一条第一項第一部第一策事業者の第十二第一発表第十六第一の第二条第三策第一定第一号の第2第一軍の第12第13第1第15条第2条第3第26条第16第三条第号に第一電車第1号
話...話、話し話します。
123456
ふらいんぐぅぃっち
ふふふ、ふふ。
いや、それでも、
そして、
...
第1話6年振りの不思議
あ
わ
わ
チトさん
見てください
雪ですよ雪!!
4月なのに
こんなに
残ってますよ
これ..
食べても
大丈夫かな?
あ
冷たい!!
真琴?
やっぱ
真琴だ
久しぶりー
わぁもしかして
圭くんですか!?
大きくなったから
誰かわかりません
でしたよ
ようチト
お前もでかく
なったなぁ
おぉ...
なんで雪
持ってんの?
元気
してたかぁ?
ニャー
迎えに
来てくれたん
ですか?
真琴は方向音痴
だったろ?
あぁ
そうだよ
そんな昔の話を
しないで下さいよ
これくらいの道は
覚えてますよ
ウチまで
辿り着けないと
思ってな
さぁ
行きましょ
千夏ちゃんにも
早く会いたいです
おーい
ウチはそっちじゃ
ないぞー
わあ
懐かしいー
ちーなーつ
ちゃん
、こ
?
こんにちは
お久しぶりです
千夏ちゃん
こんにちは
私のこと
わかりますか?
お兄ちゃんの
女.....?
ち...
違いますよ..
わ!
わ!
わ!
ニャンコだ
ニャー
チトさんも
久しぶりって
千夏:覚えて
ないだろ
最後に
真琴に会ったのは
3つの時だもんな
この人は...
お前の本当の
母さんだ
おかーさん!!
えーっ!!
ちがいますよ!!
ちがいますよ!!
いそーろう?
そ今日から
いっしょにこの家に
住むことになった
木幡真琴
ふーん
よろしく
おねがいします
オレたちの
又いとこにあたる
親戚だ
あぁもしかして
こないだおかぁが
言ってた人?
そうそう
ほーこー
おんちの
そう
そんでここが
真琴の部屋
あちゃんと
荷物も届いて
ますね
あぁ...
そうなんだけど
多くね?
いやいや
女の子は
こんなモンですよ
んじゃー
昼メシの準備
してくっから
そうなん?
一段落したら
来て
はーい
ニャ?
はぁー
ニャア
うん少し
疲れましたね
チトさんは
大丈夫ですか
ヘェーけっこう
体力ありますね
そうだ後で
買い物行きますけど
一緒に行きますか?
ニャニャ
もーほんとう
本当に出不精
なんですから。また太っちゃい
ますよ
じゃあ
何か買って
きましょうか?
ニャーニャ
布団
持ってった?
お兄ちゃん
あの人っていつまで
ウチにいるの?
んー?
詳しいことは
聞いてないけど
うん...
何だよ
嫌なのか?
一人前になるまで
かな?
あの人
危ない人だなって
思った
一人前...?
だって
だってね
さっきあの人
ねことねー
そうじゃ
ないけど...
あ?
わぁ
いいにおーい
お昼は
カレーですか
そう
昨日の余りもの
だけどな
あれ?
チトは?
ダイエット中だから
お昼いらないって
ん?
どうしましたか
千夏ちゃん?
なにしてんだ
あいつ?
どうか
したんですか
千夏ちゃん?
なんでもないよ
テレビ見てる
だけだよ
えーテレビは
あっちですよ
そーだ
近くに
雑貨屋さんか何か
ありますかね?
ん?
雑貨屋?
ホームセンター
ならあっけど
足りない日用品とか
色々揃えておこうと
思って
なんか
買うの?
どのくらい
掛かるん
ですか?
あの荷物で
まだ足らんのか
あーでも
あそこ少し
遠いんだよなぁ
真琴一人じゃ
辿り着けない
かも
歩きで
20分くらい
あ
迷いますね
んじゃー
千夏に案内
させるよ
あら
いいんですか?
いいよな?
今日ヒマだって
言ってたし
そうだけど..
お兄ちゃんは?
オレこれから
用事あっから
ダメなんだよ
真琴はこっちのこと
あんまり知らないから
色々案内してやれよ
...じゃあ
あそこに売ってる
ドーナッツ...買って
くれるならいいよ
あコラ
千夏!!
いえいえ全然
構いませんよ
ドーナッツぐらい
おごらせてください
いやっ!!
オレもドーナッツ
食べたい!!
千百冬が
えー
やっぱり
こっちは
いいですね
落ち着くといいますか
時間がゆっくりと
いいますか
おねぇちゃんて
どこから来たの?
わたしは
横浜ってトコから
来たんですよ
あヨコハマ
しってる
トーキョーの
とこのでしょ
んー?
出身ですか?
あーちょっと
おしいかな
わぁ...
広いですねぇ
千夏ちゃん
迷子になるから
離れちゃだめ
ですよ
どっちが?
おいしい
ですか?
めっちゃ
まいうー
あ
あー
あっ、たあった
ちょっと持って
もらえますか
やっと
見つけた
...ほうき
買うの?
えぇやっぱり
あった方が何かと
便利ですから
実家にあったのを
持ってきても
よかったんですけど
せっかくだから
新しいのを
買っちゃおうと
いけるかな?
おっとっと
あぶない
うーんやっぱり
竹だとクセが
強いですね
乗ってれば
慣れるかな?
わ
純沢大吟誠
おわっ!!
オマエ
新聞よむんか
エライな
へー
親戚が居候
男?
いやらしっ
いやじ女
同い年
何でだよ
同じ学校
通うから
へェー
そうなんだ
どんな子か..
そうだなぁ
今度
紹介するわ
奇々怪々って
かんじ?
で...
どんな子なの?
あ?
え..なに
わかんない?
カイカイ?
まぁ会えば
わかるべ
おお
うわさを
すればだ
ん?
何が?
ゆっくり
足を下ろして
お兄ちゃん
見た!?
空とんだよ
空!!
おかえり
ただいまぁ
上から見えたので
降りてきました
見てお見てた
びっくりしただろ
すごいまごい
すごいまごい
すごすぎる
おちつけ
おちつけ
圭くん
こちらの方は...
んあぁ
ここの酒屋の娘の
石渡なお
中学ん時の同級生
お友だち
ですか?
そそ
はじめまして
この度...こちらの方で
魔女をやらせていただく
木幡真琴です
時にご迷惑を
掛けるかもしれませんが
よろしくお願いします
え?
え?
らいんぐうぃっ
よし!
真琴ー!
そろそろ
行くぞー!!
ねぇ
もしかして
魔女って
ほうきに乗って学校行くの?
ほうきに乗って
学校行くの?
え?
ほうきって
乗ってると
股に食い込んで
結構痛いんですよ
はーい
今行きまーす
だから
登校には
ちょっと...
押さえるな
押さえるな
ばんのうやく
みちくさ
第2話道草は万能薬
おこの
クラスだ
あ!
なの
さんっ!!
うあっ!!!
なのさん
おはよう
ございます
同じクラスですね
嬉しー♪
何怖がってんだよ
らしくねぇな
うっさい
別に怖いわけじゃ
ないっての
こないだのことで
ちょっと混乱
してるだけ
え...あぁ
そうだね
私...
怖いんですか?
違うってば
いきなり
ほうきに乗って
空飛んでる人見たら
誰だってこうなるって
まったく...だから
オレがいつも言ってるだろ
「常識に囚われるな」って
あの..
なのさん
魔女ってことを除けば
私もなのさんと同じ
普通の女の子ですから
言ってねーよ
かっこつけんな
そんなに
気を張らなくても
大丈夫ですよ
だから...
なのさんが良かったら
仲良くしてください
あのー...
新入生は
体育館に移動
しますよー
あたしの
名前...
なのじゃなくて
なおなんだ
魔女は昔からの
しきたりで
15歳になったら
立派な大人って
認識なんです
それで
一人立ちのために家を出て
社会にも出るんです
へェー
たくましいのね
でも私の両親が
今の時代...魔女は
色々不安定だから
どう転んでも
いいように高校だけは
出ときなさいって
言うんです
ついでに
親戚の家に預けとけば
安心だって..
ハハハ
んじゃあ魔女って
結構そこら辺に
いるもんなの?
もう...しきたりの
面影ゼロですよ
そうですね
特に東北地方は
多いですよ
自然が多くて
資源も豊富だし
魔術が
使いやすいって
新人魔女に
好評なんです
そ..
そうなんだ
でも近年は
魔女の道に進まないで
普通の女の子として
生きてく子が多いみたいで
あれ?
昔に比べてかなり
数は減ったって
おばあちゃんが
言ってました
あのさぁ
さっき東北に
魔女が多いって
言ってたじゃん
えぇ
そうですね
魔女ってことは
家族や親戚とかの
なのにあたしたち一般人に
魔女の存在が知られてないって
ことはさぁ
関係者以外には
喋っちゃ...
魔女は自分が
魔女ってことを秘密に
してるんじゃないの?
-っ!?
えー
あんだけ
喋っといて!?
ヤめてやめて
変なことに巻きこま
ないでよ~
だだ...
大丈夫です
別に罰則とか
ありません
から...
できるだけ秘密に
しましょうくらいです
きっと
はい
それじゃ
そんな
アバウト!?
皆さん
頑張って
いきましょう
明日から授業が
始まります
え?
圭くんは
帰らないん
ですか?
あぁ
中学ん時のツレと
遊び行くんだよ
あそれだったら私
圭くんに付いてきます
だから一緒に
帰れないわ
圭くんのお友だち
紹介してくださいよ
それは...
やめといた方が
いい...
オレたちの会話
聞いてたら真琴
幻滅すると思う
やめといた方が
いい..
じゃあなお
真琴のこと
頼むな
下が...
へいへい
なおと一緒に
先帰っててよ
え?
なおに家まで
送ってくれるよう
頼んどいたからさ
それなら真琴
迷わないだろ
はぁ...
じゃオレ行くわ
晩飯までには帰るって
母ちゃんに言っといて
はぁ...
わりぃわりい
待たせた~
もぉー
圭くんたらー
わかります
わかりますよ
男の子だけでしか
話せないことが
あるってことぐらい
わかりますけど
紹介ぐらい
してくれてもいいじゃ
ないですかー
そうなんですよ
圭くん昔から変わって
ないんですから
あいつ
マイペース
だからねー
ハハハ
そうなんだ
あれ?
ここ..
確か:
ちょ...ちょっと
何してんの!!
方向音痴にも
程があるって!!
!
違います
違います
プレゼント?
プレゼント
したい物が
ありまして
こないだのお詫びと
これからよろしくという
意味を込めまして
いやいや別にいいよ
そんな気を遣わなくて
いえ...
させてもらいます!
わざわざ家まで
送ってもらってるん
ですから
そのお礼でも
あるんです
じゃあ
ちょっと待ってて
くださいね
すぐ
取ってきますんで
あのですねー
すごく珍しい
植物なんですよー
主以上に
マイペースだわ
今朝登校した時に
この辺りから
その植物の匂いが
したんですよー
...この独特の
アンモニア臭
かなり
近いですね
やっぱり
あった!
あ!!
なおさーん!
お!
今から
引っこ抜くんで
耳を押さえといて
くださーい
しっかり
押さえてー
え?
耳?
よし!
てか
何してんの?
せーの
ふぬっ!!
うめぬぬぬ〰
くぅうっ
やっぱり自生は
根っこが強いなぁ
よしっ!
抜けたっ!!
なおさーん
取れましたー
とったとーって
何...
それ...?
あれ
わかりませんか?
これはですね
マンドレイクといって
とっても珍しい植物
なんです
こんな所で
見つけられるなんて
すごくラッキーです
引っこ抜いた時の
悲鳴を
人間がまともに
聞いちゃうと
最悪死んじゃう
こともあるん
ですよ
毒性も強いんですけど
しっかり毒抜きすれば
万能薬にもなったりして
すごく便利なんです
うごいです...
死ぬの...!?
それじゃ...
どうぞ!
ん?
さっき言ったじゃ
ないですかー
なおさんに
プレゼントを
あげたいって
この
マンドレイクが
プレゼントです
これからの
私たちの
友情の証です
いらない
最近は気温の
高い日が続き
今日も
日中は暖かく
なるでしょう
らいんぐうぃった
春の兆しが
見えてきた
模様です
あいた
パパさんっ!
少し相談事が
ありまして
今大丈夫
ですか?
なした?
魔女修行の一環で
植物の勉強を
しようと思いまして
それで
野菜を作って
みたいんです
ほう
そこで
小さくても全然
構わないので
使ってもいい
農地とか
無いですかね?
あぁ
えのうらさある
はだげっとば
つかえばい
んだばぁ
くさおがって
まってらはんで
なんぼがとろけねば
まいけど
あそごだばいびょん
こやさくわとか
シャベルあるはんで
そればもつかって
いいはんで
じぎも
わんずかばし
あるはんで
それまげばい
えーと...
あっああ!!
なるほど!!
家の裏に
使ってない
畑があるから
そこならいいって
道具もあるから
使ってって
こくちょう
第3話国鳥は鳴き止まない
アッハハハ
そうかそうな
父ちゃんのなまり
きついもんなぁ
はい
じょうろ
何かすいません
手伝って
もらって
津軽弁の勉強も
しなきゃです
はい
いいよいぃよ
オレもひま
だったし
オレもさ
農家の息子としては、
ちょっとはそっちの知識
入れときてぇし
いい機会だし
いい機会だ一緒作るべ
野菜
圭くんは家業
継ぐんですか?
一応長男だし
そこら辺は
考えてっけどさ
んー...
どうだろな〜
へー!
いいご両親に
恵まれましたね
ここだよ
畑
親は気にしねぇで
好きなことやれって
言ってんだ
わぁ!
だな
どこ
ですか?
目の前だよ
目の前
草ぼーぼー
ですね
んじゃまずは
草取りだな
全部やるのは
大変だから
使うとこだけ
耕してこう
昔ばぁちゃんが
使ってたん
だけどさ
ばぁちゃん
死んでから
全然手ぇつけて
ないんだよ
はい
どわっ!!
お兄ちゃん
あたしも
手伝うー
んじゃ
真琴んとこ
草取りやって
いきいっ
一人じゃ
大変そう
おお
助かる!
手伝い
きたよー
あい
千夏ちゃん
ありがとう
ございます
あらチトさんも
一緒ですね
二人とも
すっかり仲良しさん
ですね
仲良し
です
ついて
くるの
魔女って
野菜作りなんかも
するんだね
ええ
そうですよ
魔女は色々なことの
物知りじゃないと
いけないんです
色々なことを
知っていればいるほど
立派な魔女って
認められるの
それで私みたいな
新米魔女は色々な
経験を積まないと
いけないんです
だから
野菜作りも
人生経験であり
勉強なのです
へー
千夏ちゃんは何の
野菜が好きですか?
野菜あんまし
好きでないです
うーし
草取り終了ー
やっぱり
3人だと
はえーな
真琴千夏
ちょっと休憩
すっべ
はーい
キェン!!
キェーン!!
キェーン!!
キェン!!
圭くん主くん
何か変な鳥が
います
んー?
あぁ
キジだよキジ
変ではないだろ
キジ!?
桃太郎に出てくる
あの鳥ですか?
そうそう
こっちじゃ
しょっちゅう
見かけるけど
はいキジって
あんな鳴き方
するんですね
見るの
初めて?
おしい!!
わかるわがる
捕まえたく
なるよな
ならないよ
真琴ー
そろそろ
休憩しろよ
後が
もたないぞー
土が耕され
ていく
は...はい
キジって
あんなに足
速いんですね
でも後ちょっとで
捕まえられそう
ですよ
そんな
捕まえたいか
常に届きそうで
届かない距離を
キープしてて
なんでもちゃんとね
捕まえてみろよと
言わんばかりの目で
見てくるんです
地元でもそんな
追い回す奴は
いねぇよ
だって
初めて見ますもん!
珍しいですもん!
キジ捕まえるのも
魔女の勉強の
ためなの?
いえこれは
ただ捕まえたい
だけです
ヨコハマにいませんよ!!
魔女は関係
無いです
え?
ん
今度はチトが
狙ってら
ダウダヴダダタダダダツ
本当だ
頑張れー
かかかわからなかった
あはははっ
チトさんったら
行ったり来たり
しちゃって
まずよー!
じゃあ
再開すっか
うん
はい
よーし
今度こそ
捕まえるぞー
次は石灰と肥料を
土に蒔いて
クワで混ぜる
最後まで一気に
やっちゃおう
おーい...目的が
変わってるぞー
ネタテ戻も私作戦
よーし
土完成ー
これで
1〜2週間
ほっとく
え?
すぐに植えないん
ですか?
わー
石灰と肥料が
土に馴染むまで
待つんだよ
それまで
お預けだな
んねん...
はー
なるほど
ねぇ何の野菜
作んの?
あーそうですね
考えとかないと
ですね
やっぱり
今の季節だったら、
夏野菜ですよね
ナス・キュウリ・
トマト・トウモロコシ・
カポチャ・オクラ・
ピーマン・ゴーヤ・
ズッキーニ・ニラ
とかですかね?
ああとハーブも
やりたいですね
お
やっちゃあな
土地
足んねーぞ
あ
パパさん
どうよ?
ん
いい感じだ
わからない
ことがあれば
何でも父ちゃんに
聞けばいいよ
おう
何ぼでも
聞け
一緒に育てちゃいけない
野菜があるって
聞いたんですが
本当なんですか?
それじゃ一つ
気になることが
んだな
確かにある
えー
例えばだな...
あっ!!
キジだ!!
真琴
キジ見たこと
ねぇベキジ
待ってろ
今捕まえて
見せでやる
あいや...
コラッ
までっ
かつようほう
第4話使いゝ魔の活用法
そうだったのよって
結婚は...
...
チトさーん!
行きますよー!
真琴ー
どっか
行くん?
えぇお散歩に
行ってきます
え...
一人で?
大丈夫かよ...真琴
方向音痴だろ?
一生ここに
帰ってこれなく
なるぞ?
はいひとり
一人で
そこまでひどく
ないですよ..
オレ...
付いてこうか?
いえっ!!
大丈夫です
圭くん!!
心配御無用
ですっ!!
チトさんが
付いてるから
大丈夫なんです
ん?
実はチトさん
この辺を色々
探索してた
みたいで
私よりも
土地勘が
あるんですよ
そんで
チトに案内して
もらうと..
そうです
チトナビです
こっちに来てから
あまり家の外に
出てなかったので
散歩がてら
チトさんに色々と
教えてもらおうかと
へー
スゲーな
チトー
さすが魔女の
使い魔だな
あ...
ドヤ顔してる
じゃあ
気ぃつけてなぁ
あんま
遅くなんなよ
はーい
行ってきます
...さて
チトさん
おすすめの
スポットは
ありませんか?
まずはどこに
行きますか
ニャ
ニヤー
ニャ
おもしろい所?
え...どこですか?
ニャニャ
着いてからの
お楽しみですか..
勿体ぶりますねぇ
じゃあ手始めに
そのおすすめ
スポットに
行きましょ
案内して
もらえますか?
ニャ
村社神明官
ニャ
...いや...
「な」って
言われても
もー...これが
面白い所
なんですか?
趣味
悪いですよ...
ほら意地悪
しないで
繋がれてる
からって
からかっちゃ
ダメですって
ずずず
さぁもう
行きますよっ
えっ?
えっ
えぇ!?
あー
びっくりしたぁ
なんとか
まけましたけど...
チトさんっ
もうあんなこと
しちゃダメ
ですからね
こんなに
疲れる散歩は
初めてですよ
ニヤ...
少しあの東屋で
休憩しましょう
わっ!!
ハッ!!
へ?ああれ...?
ななおさん?
ヘっへっへー
こないだの
お返しね!
しましたよー...
犬かと思いました
やっほ!
びっくり
した?
えっ犬?
何で...?
何してたの?
こんなとこで
散歩の途中でして
少し休憩を
してたんです
なおさんも
どこかにお出掛け
ですか?
ううん
私は仕事中
お酒の配達
してんの
へー
日曜日なのに
お手伝いなんて
立派ですね
いやいや
そんなんじゃないの
うち手伝いしないと
お小遣いもらえない
システムなんだ
おっ
ネコだ
ありゃ
人なつこいねぇ
キミ
真琴の
猫なの?
なおさんは
はじめまして
でしたね
魔女って
本当に黒猫
連れてるんだ
そうですね
他の動物の
魔女もいたり
しますよ
えへへー
カワイイ
はい
チトさんです
ニャニャー
カラスとか
クモとか
ん?
どしたー?
「お前もな」って
言ってます
えっあ..
ありがとう...
言っ昔ネわかるんだ...
ただ配達しに
行くだけ
なんだけど..
いいの?
えぇ元々
ノープランの散歩
なので一緒に
行かせて下さい
このあたりって
立派な家が
多いんですね
そだね
昔は農業で
凄く栄えてたん
だって
ごめん
くださーい!!
はーい
まいどさま
です
お酒持って
きましたぁ
やっぱり
カギかけないんだ
ご苦労様
なおちゃんいつも
ありがとね
石渡ですー!!
いえいえ
あらどちら様?
見ない子だけど..
私の友達
こないだ
引っ越して
きたの
どうも
はじめまして
まぁ
そうなの
はじめまして
あらあなた
もしかして魔女?
えっ!!
...へ?
えっ...
えぇ〜〜いきなり
ななな、なにを
おっしゃって
いるのやら~
まま魔女なんて
いるはずないじゃ
ないですかぁ~
ジョウシキテキニー
ふふふ
やっぱり
そうね
隠さなくても
大丈夫よ
...なんで
わかったん
ですか?
ふふ...実は
私も昔魔女の
友達がいたの
私が小さい頃
あなたみたいに
真っ黒い猫を連れた
魔女がいてね
え...
そうなの..
よく遊んで
もらった
ものよ
こっちに嫁いでからは
まったく会えなく
なっちゃったけどね
懐かしい人に
会えた感じがして
嬉しいよ
ありがとう
これから
よろしくね
あ...はい
こちらこそ
ただいま
ですぅー
おかえり
ふい~~
どっこいしょ..
無事に帰って
これたな
えぇ何とか...
時間は掛かり
ましたけど...
お疲れだね
へー...色々
ありまして
何か人生で
初めて犬に
追いかけ回され
ました
ははは
どんな散歩だよ
ほうもん
第5話魔女への訪問者
ただいまー
ただいまぁ
おかえり
千夏
あっ
おいしそうなの
食べてる
お母さんにも
ちょうだい
...んふふ
おいしい
ありがとう
うん
お母さん
どっか
行くの?
うん
晩ご飯の
お買い物
千夏も
一緒に行く?
じゃあ何か
買ってきてほしい物
ある?
うんん
留守番してる
見たいテレビ
あるの
...うーん
あっ
プリン!!
えー今
食べてるのに?
お兄ちゃんと
まこ姉の分
あぁ
そゆことか
千夏は
優しいねぇ
ただいまー
...おかえり
聞いて下さいよ
千夏ちゃん!!
私今日一人で
帰ってこれたん
です!
圭君もなおさんも
用事があった
みたいで
試しに
一人で帰って
みたんです
それもまれも
迷わず
まっすぐ!!
ハッ!そういえば
お兄ちゃんがいない
いやー
やっと道も
覚えてきて
方向音痴も
かなり直って
きましたよー
!
この喜びを
忘れないように
日記に書かなきゃ!!
あっ!
そうだっ!!
こっち
だった...
ビンポーン
あたしが
出るよ
ごめん
くださーい
はーい
からら
あ
どうも
そういうことですから、ここまでは
ミュニケーションコンプレーニング
ん?
あっ
あれ?
す...
すいませーん
どちらさま
でしたか?
...うーん
新聞屋さん
だと思う...
...まこ姉
百十番って
なんばん?
へ?
あっ
ちょちょ!!
まっ
おっおーい
お嬢ちゃん
お嬢ちゃんを
とって食べるわけ
じゃないんだ
頼むよ...ここを
開けてくれないか?
僕は怪しい者
じゃないぞ!
うわー
こわいっ!!
!!
あやしいっ!!
ぜったい
悪いやつ!!
まっ
まこ姉!!
百十番っ!!
百十番って
なんばん!?
千夏ちゃん
落ち着いて
大丈夫ですよ
千夏ちゃん
あの人は
悪い人じゃ
ないです
あれぇ?
まいった
なぁ
ここって
聞いたん
だけどな...
あやっぱり
そうだ
こんにちはっ
運び屋さん...
ですよね?
ぼくが
わかるってことは
君が最近ここに
来たって魔女かい?
おっ
おお!
そうそう!
はい
その通りです
先ほどは
すみませんでした
この子運び屋さんを
初めて見たもので
びっくりしちゃった
みたいで..
いやいや
いきなり来た
こっちが悪いんだ
驚かせて
ごめんよー
あらら
嫌われ
ちゃったね
千夏ちゃん
怖がらないで
下さい
ちゃんと紹介
しますから
この方は春の
運び屋さんです
春の..
運び屋...
冬を送り
春を運んでくる
とても立派な
お方なんですよ
春を運ぶの?
そうです
春の妖精さん
みたいな
感じです
いやいやそんなそんね
ほらっこわくない!!
ようせい...
それで今日は
どういった
ご用件で?
おもってたのとちがう...
あー
そうそう
忘れてた
僕のこの辺りでの
仕事が終わってね
そろそろここを
離れるんだ
それで近くに
新米魔女が来たと
聞いたから
あいさつがてら
「気付け」を
もらおうと思って
来たんだ
そうだったんですか
わざわざありがとう
ございます
それがこないだ
良いものを手に
入れたんですよ!!
ちょっと
待ってて下さい
取ってくるので
いえいえ
いい「気付け」
あるかな?
128
はい
どうぞ!
うん
!
おお!
すごい!!
マンドレイク
じゃないか!?
毒抜きしてあるので
このまま刻んでから
煎じて飲んで下さい
ありがとう
でもいいのかい?
こんな貴重な物
もらっちゃって...
遠慮しないで
下さい
運び屋さんには
毎年いい春を届けて
もらってますので
いやいや
魔女のサポートの
おかげでいい仕事が
できるんだ
じゃあ
そろそろ
行くよ
本当に
ありがとう
...そういえば
さっきの
ちっちゃい子も
魔女なのかい?
いえあの子は
私の親戚ですが
魔女ではないです
何かあったら
また来て下さい
そうか
あのさ
お詫びといっちゃあ
なんだけど...
あの子に
これを渡して
ほしいんだ
...いやー
いきなりでびっくり
しちゃいましたね
あの人は?
もう行っちゃい
ました
まだ
怖いですか?
...うーん
あの顔は
まだ怖いな...
そっか
そっか
はいどうぞ
千夏ちゃん
え?
わぁ!!
かわいい!!
どうしたの
これ?
運び屋さんから
千夏ちゃんへの
プレゼントです
......
嫌いに
ならないでねって
言ってました
まこ姉..
運び屋さん
来年も来る?
らいんぐうぃっ
ん?
ケニィ
ニャア
今って何年
だっけ?
西暦何年か
ってこと
あーもう
そんな年かぁ
ニャ?
ニャ?
ニャー
ニャニャ
そう
まこと
じゃあもう
あの子も家を
出てる頃だ
いっちょ
様子でも見に
行ってみますか
ちゃんと
やってる
かなぁ?
ニャ
よしっ!
136
舌魔術講座
チャ
おぉ立派な
ペチュニアだ
138
大きく
なったね
千夏ちゃん
元気
してた?
...元気
ですが..
そりゃ
よかった
今まこと
家にいる
かな?
んじゃ
お母さんは?
そっかんじゃ
あの子が
来るまで
中で待たせて
もらおかな
まだ...
帰ってない
お母さんは
いる...
奈々さ〜ん
はうい
また変なのきた...
お久しぶりです
とはこのー!!
おー
いいですね
桜祭り!
んじゃ今度
学校終わったら
行ってみっか
あれ?
平日に行くん
ですか?
いや休みは
GWと重なるから
観光客とかで
ごったがえして
楽しめんのよ
あー
なるほど
桜祭りは
小学生以来
ですよぉ
せっかくなら
休日の方が
いいんじゃ?
ニャー
あら
ケニィさん
楽しみ
だなぁ
お久しぶり
です
あれっ!?
な...何でケニィさんが
ここにいるんです!?
圭くん!!?
何で!?
オレに
聞かれてもな...
あがりっ!!
だはー!
やられた!
お姉ちゃん
!!?
えっえっ!?
うそぉ!?
久しぶり
まことー
お
え...
えーと...
何をしてるん
ですか?
え?
ババ抜き
...いや
そうじゃなくて
おー圭じゃん
あんたも大きく
なったね~
元気してた?
久しぶりぃ
どうしたんよ
いきなり
おう
元気元気
いや~
かわいい妹が
元気にやってるか
気になってさ
来ちゃったのよ
もう...来るなら
来るって連絡
入れてくれれば
いいのに...
ごあんごめん
何せ今さっき
思いついた
もんだからさ
やっぱり
お姉さんも
魔女なの?
お姉ちゃんは
魔女界じゃ
有名人なんですよ
魔女の中でも
とっても才能が
あるって一目置かれて
いるんです
うん
そだよー
いや~
そんなこと
ないっての
いやあるか
ガハハハ!
まだ放浪の旅
してんだっけか?
うんしてるよ
今はアフリカあたり
うろちょろしてる
あぁ
そうだ!
アフリカのね
おみあげ
あるよ
おみあげ
ほいちゃい
千夏ちゃんには
ガーナでもらった
カカオの実!
チョコ
作れるよ~
まことは
マリで買ってきた
岩塩ね
おぉ
なになに?
主にはリビアで
取れた原油を...
これはどうすればいいかはわからない
全部
未加工だな...
金槌で砕けば
料理に使える
から
お姉ちゃん
お土産センス
ゼロなんです
茶々さんには
生コーヒー豆ね
んじゃ
ゆっくり
してってな
どうすりゃいいんだっこれ?
あそうだ...
まこと
はい
おう
ありがと
あんた家出てから
まともに魔術使って
ないんだってね
ど...どうして
それを...
なんでも
ほうきで飛ぶこと
ぐらいしかやって
ないとか
あっ!!
あ...はい
おっしゃる通りで
......ご
ごめんなさい
チトから
聞いた
いやいや別に
謝ることじゃ
ないよ!
術使うばっかが
魔女じゃないん
だから
それも一度
だけって
まことは私みたいに
術に頼りっきりの
魔女とは違う
タイプの魔女だと
思うから
でもやっぱ
使わないと
なまっていくもの
でもあるからさ
基本的なことでも
いいからやって
いこうって話
自分のタイミングで
術を覚えたり
使っていけばいいと
お姉ちゃんは思うの
オーケー?
はい
よし!
それじゃ
今から一つ
簡単な魔術を
教えたげるから
それで
腕ならし
しとこう
はい
千夏ちゃん
この辺に人目に
つかない所って
あるかな?
たいがい
つかないよ
パチ
この魔術は
昔の魔女がよく
使ってたものでね
とっても
簡単だから
新米魔女の練習に
うってつけなんよ
千夏ちゃん
見学ですか?
うん魔法
見てみたい
千夏ちゃん
髪の毛を1〜2本
もらえるかな?
髪の毛?
じゃあまず
お手本を
見せるね
これで
いい?
うん
ありがと
そんで
封筒に呪文を
書きます
この魔術は
女の子の黒髪でないと
いけないからね
それをこの
封筒に入れて
くれる
だから黒くない
私の髪じゃ
意味ないの
そいで
焚き火に
入れる
灰になるまで
よく燃やし
ます
水をかけて
火を消す!
そして...
おわり?
大丈夫丈夫
今来るから
千夏ちゃん
腕をこう
上げてごらん
うで?
?
バケァハサっ
うわっ!!
うわー!!
カラスだ!!
そうこれは
野生のカラスを
呼び出す魔術
この煙を
目印にカラスが
寄ってくるの
昔戦争で雇われた
魔女はこのカラスを
使って敵の偵察とか
してたんだって
ほー!
そんなことが!
んじゃまこと
やってみな
これなら簡単
でしょ?
はい
やってみます
髪の毛は
自分のでも
いいんですか?
うん
黒髪だったら
大丈夫
よし水で
消したら
完成
本当に
簡単ですね
わっ!!
ありゃ?
何か..
黒いですよ?
あ
でもちゃんと
成功してる
みたいです
んあ?
こ...これは
どうゆうこと
ですか...?
あれ~?
あ!そうかあれだ
「魔女の髪」で
やっちゃった
からだ!!
だめよ
ちゃんと人の髪を
使わなきゃー
カッよすぎるのよ
お姉ちゃんが...
さてそろそろ
旅に戻ろう
かな
ええっ!!
ああの...こたち
この子達は
どうすれば...
ほっといたら
どっか
行くでしょ
よいしょ
え...
ほっとく..
んじゃまこと
修行がんばり
なね!
千夏ちゃんも
バイバイ
もう
行っちゃうの?
うんラクダ
待たせてるから
近いうち
また遊びに
くるよ
じゃあね
......ね
台風みたいな
お姉さんだね
2巻にとぶ
ふらいんぐうぃっち第2巻
来夏の発売に向けて
ただいま絶賛栽培中で
新しい魔女も登場する実りの多い2巻をお楽しみに!
☆取録されている表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
コミックス発売当時のまま掲載しています。
ふらいんぐうぃっち(1)
著
者
2014年1月1日発行(O)
石塚千尋
©Chinolshzuka2014
清水保雅
株式会社・講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2122:
Shonen.Magazmecomics
ふらいんぐういっち
私は男女と名前を
f.lying
......