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書調

6美験台

#16

#14.変わりたい少年

ふたり

#15一二人の"怪物"

#17.手放したもの

12月19日に

#18

#1°

#20

新しい人生

深い記憶

人間と"怪物"の外側

#21帰宅前の遭遇

131

対価の火

...

#23

#24新しい家族

はい、たち...ただ

兄弟達の戦い

そういえば、

...

187

最近

思うんだ

何で僕は

僕なんだろう

って

#14変わりたい少年

ああ

俺もそう

思うよ

まずは

金をたんまり

貯める

何であの

屋敷の子供に

生まれなかった

んだろうって

そしていつか

あの家みたいな

でかい家を

建てて

だから

俺達兄弟は

毎日こうして

働いてる

だろ?

二人で

住もう

さぁー

仕事だ!

お前は

グーグーは

市場で

野菜を売れ

一つ

残らず

売れよ

はい

ダンナ様

らっしゃい

らっしゃい

いつも

偉いわね

あの子

いつもここに

いるなぁ

なんて

名前だろ

あの

屋敷の

子かなぁ

ここは

タネは売っと

るかね?

ダンナ様に

聞いて

おきます

ありがとう

では

相変わらず

変なじーさん

だな

えっはっ

いいえ

売ってま

せん!

しってるの

あの人

ああ

なんでも犯罪し

まがいの仕事を

してるとかいう

ウワサだ

兄ちゃん

ただいま

じゃーな

シン!

明日は

勝てよ!

誰?

友達!

最近知り

あった

まかない

もらった

よー

おう

また

ふーん

兄ちゃん

今日何かに

使った?

あれ

...?

少ない...

んなわけ

ねーだろ!

一束

少ないんだ

空き巣かな?

でも箱は

隠してあった

し...

さっきの

人達に

箱見られて

ないよね?

俺の友達を

疑うんじゃ

ねェ

そそうだよね

ごめんなさい

近所にぶっそうな

人がいるって

聞いたし

ああ

でも本当に

ショックだ

盗られたもんは

仕方ねェ

ウジウジすんな

って!

用心して

木の上に

隠しておくね

うん

そうだよね

また働いて

貯めればいい

だけだ

兄ちゃんまんじゃ

お饅頭半分食

半分食べ

る?

いらない

キュー゙

お互い

つらいな

なんだまえ

お前

腹へって

んのか

ほら

喰いな

らっしゃい

らっしゃい

キュー!!

わっ

昨日のヤツ

じゃないか

今日は饅頭

ないぞ!

ミール

お前

ミールって

名前なのか

うかーのー

ミール

今日もいる

あの子

やん!

ミール!

何か探して

会いたかった

わー!!

あああ

あの...!

探してるの

この子

ですか...?

お礼を

あげなく

ちゃね

これなんか

どうかしら?

えっ?

あっ

お嬢様それは

お父様からの

贈り物ですよ

これを売れば

野菜を売る仕事

なんて

一生しなくて

すむわよ!

いいのよ私が

こんな色つけないって

知ってるくせに

買ってきたんだから

僕のこと

知ってたん

だ...

あの

君の名前は

...?

今の言葉は

失礼ですよ

えー?

励ましの

つもりだった

んだけどな

ただいま

兄ちゃん

今日

いいことが

あってさ

兄ちゃん?

.....

兄ちゃん

...?

この世には

運命って

言葉がある

俺はそれに

抗うことにした

ごめん

グーグー

わかった

かかっかんっ

嘘つき

何で僕は

僕なんだろう...

これを売れば

野菜を売る

仕事なんて

一生しなくて

すむわよ

あれに

ぶつかれば

......

ドーン

ガラガラ

ガシャーン

って..

運命

かわらない

かなぁ

って

何バカなこと

考えてるんだ

僕は

...!

オーイ!

ケガないか

ちっ

ビクとも

しねェな!

ちと村まで

人呼んでくる

から見てて

くれねェか?

アブないなぁ

スピード

出しすぎだよ

本当に死ぬ所

だった

ハッキ

おーい

そこの人

あぶない

よー

やっッ

誰か

誰か

助けて...

あっ...

大丈夫か!?

血が

出てる!!

抱えるのを

手伝って

くれ

せーの!

リーン!

リーン!

あッ

気づいた

わ!

あああの子

っていうんだ

良かった

助かったのか

良かった

そういえば、

うっ

体が

重い...

199

なんか

腹がすごい

出てる...

目が

口が

はな

鼻が...

これ

じゃあ

まるで

.....

鼻はこわ

壊れたが

飯は喰える

あの状態から

よく頑張った

お前は

運がいい

ずっと

僕以外の

誰かのように

生きることを

夢見ていた

夢は叶った

僕は

僕ではない

怪物になって

しまった

なぁ

知ってるか

あの変人じじい

ついに怪物を

作り出した

らしいぞ

おい

じじい

おるか!

このピオランが

お前のために

みやげを持って

来てやったぞ!

不死の

怪物じゃ

どうじゃ

すごい

じゃろ

加えて

不死と

きたか

ヤノメが

捕らえて

おった

まいった

俺の

手に余る

素材だよ

一体ドコで

手に入れた

ンだ

ばあさんよ

色々あって

連れまわし

とる

やあ...

僕...

.....

なま...

不死じゃ

俺...ここの

使用人で

グーグーって

いうんだ

君の

名前は?

......

ねぇまさか

自分の名前も

言えないの

かい!?

まぁいいか

俺お前みたいな

変な奴

すごく好きだ

君らずっと

ここで過ごす

んだって?

ていうか

フシって

そのまま

じゃん!

あはは

俺ももう

ここに来て

3ヵ月経つんだ

ねぇ酒爺

この人を

案内しても

いい?

ああ

ひどいケガした

時にあの酒爺が

助けてくれた

んだ!

基本

変な人なんだ

けどね

酒爺ってのは

じいさんが

お酒を造ってる

からなんだ

マニアにしか

受けなくて

客は少ない

けど

なに

...?

ん?

さけ...

飲んで

みな

ほらこれ!

ここで

蒸留してる

んだよ!

なに..

そういえば

お前なんか

薄汚れた服

着てるよな

おい!

どこ行く

ンだ?

ちょっと

水遊び

してくる!!

不潔は

モテないぞ!

.....

どう

したの?

森が怖い

んじゃろ

お前

森でたい

得体の知れない

奴に襲われたん

じゃ

怖い?

おっと

いかん

ワシが

ボケる前に

記して

おかねば

不死の

くせに

本当に

怖いの?

こわい

そいつは

“木〟を模して

おった

へえ...

そうか

わかった

こわい

ああ

戻ろう

ここの水使うと

怒られるけど

まあいいや

あれ

何でケガ

してるの?

不死の

くせに

......

わから

ないのか?

答えが

浮かばない時は

わからないって

言うんだ

さあ脱いで

これ洗う

から

ハハハ

わから

ない

オッ結構

聞き分けは

いいなお前

あれ...

く...

くっつい

てらあ

どこも

かしこ

何で!?

うっ

ぬぐ

俺は

いいんだよ

ブサイク

だから

...ほらな

ブサイク

だろ

...

まるで怪物さ

なに

ブサイク

な何か

言えよ

俺みたいな

奴は一生隠れて

過ごすんだ

まだ

慣れないよ

この生活には

ブサイク

見ると面白く

なる顔って

ことだよ

ま怪物

同士仲良く

やろうぜ

ブサイク

さて

いいか

フシ

お前はこれから

ここで生きていく

上で必要な仕事を

学ばなければ

ならない

「ハイ」とか

なんとか

言え!

返事は

人間の基本

だ!

まずは

朝起きたら

掃除だ!

次は

食事作り!

はい

はい

よし!

次は昼まで畑仕事!

次は昼まで

畑仕事!

午後は

店番

だァ!

はい

じゃわじゃね

はい

ねえフシって

俺より

でかいけど

何歳なの?

わから

ない

お前

自分のこと

何もわかん

ないのな

じゃあ

親は?

顔は知って

るのか?

わから

ない

そこから

かー

親ってのは

無条件の愛で

自分に尽くして

くれる人のこと

だよ

兄弟は

一緒に

育った人は

いたの?

わから

ない

おや

なに?

俺にはいたよ

かっこいい

兄ちゃんがね

でも今出稼ぎに

行っててさ

そのうち

お金持ちになって

帰ってくるんだー

知らない

というのは

ある意味幸せ

なのかもな

絶望

しなくて

すむ

お前が

うらやま

しいよ

で今後

こいつを

どうすれば

いいんじゃ

たかが酒屋の

俺に聞かれ

てもねェ

街の人に

自慢したい

なぁ

えー

そうかなぁ

バカめ

こんな珍しい奴

世間に

知られたら

戦が起こる

だとしても

そうなる前に

俺が守るけど

なぁ

こやつなら

高値で買いたがる

奴がわんさかおる

じゃろうなぁ

うまい

やめてよ

フシを売る

なんて!!

わかったぞ!

不死の酒でも

造ろう!!

うまい

こいつの指を

切り落として

...!!

何言ってるの

酒爺!

勘弁してよ!

ハハにゃに

怒っとるンだ

ジョーダン

だろに

まじめボーイ

しゃーない

大道芸の

小銭稼ぎで

我慢するかの

そうじゃの

ホへへ

二人とも

何でそんなに

欲深いん

だよ!

お金のために

フシを利用する

なんて野蛮だ!

いいかい!?

フシは何物にも

代えがたい力を

持ってる

......

そう

フシはまるで

兄弟...!

そんな彼に

出会えたことを

僕らは素直に

感謝すべきだ!

弟だ!

僕はフシを

家族として

迎え入れたい

って思ってる!

うまい

兄の

よう?

うまい

ねえ

フシは

10年後に

自分がどう

なってると

思う?

いみ

いみ

わから

ない

俺はずっと

今みたいな生活

してるだろうな

って思うね

掃除炊事仕事

退屈な

毎日

俺こうなる前は

大きな屋敷に住んで

毎日山盛りのご飯を

食べて暮らすことを

夢見てた

まるで

俺じゃない

人生さ

そして今

その夢は

叶った

でもきっと

その夢を叶える

ためには対価が

あったんだ

かっこいい兄貴がいて

好きな娘と話している

俺の

俺だけの

人生はもう

戻ってこない

二度と

これは

もう絶対

確定した

未来だ

俺にはこれが

心底辛くてさ

でもまあ

フシが

来てくれた

おかげで

うまい

この

退屈な毎日とも

うまく付き合え

そうだよ

んでさ

例えばお前が

もし酒爺に

変化したら

酒をうまいと

感じるのかなぁ

わから

ない

ちょっと

試して

みろよー

どう

やって

ごめん

ください

あハイ

いらっしゃ

いませ!

きょ...

今日は何の

ご用で?

ここ...

酒屋ですが...

あ...

あの...

別に

お酒を飲みたい

訳じゃないの!

体にいいものを

探してて...!

じ滋養を

高めるような

薬酒なら

あるけど..

そうだ!

お酒の入って

ない甘漬けでも

ご用意します

か?

水と柑橘で

割ると

おいしい

ですよ!

素敵ね!

それで

傷が治るの

かしら?

あ...

傷?

3ヵ月前に

ケガした傷口が

まだ治らなくて

......

すごく大きい

傷で恥ずかしいから

隠すしかないの

治しましょう

その傷!

かわいい...

絶対!

はい!

結構

気さくな

お店で安心

したわ!

私てっきり

怖い所だと

思っていた

の!

だってその

かぶりもの

一体

何なんです

か?

ブサイク

いやあ

客引き

ですよ!

評判良くて!

うふふっ!

そうなの

オ!

うふふ

ふふっ!

やばい

すごく

幸せだ!

気を付けろ!

身の程を

忘れるのは

キケンだ!

ねぇ!

あなた

ここの子供じゃ

ないわよね!

そう!

じゃあここに

来ればいつでも

いるのね

ええ!

はい!

朝は畑

午後はこの

店にいます!

ここで

働いて

ます!

名前...

ッ...!

聞いていい

かな..

僕...僕は

グ:グーグーって

いいます...!

違うわ

この人に

聞いたの

あなた

とっても

素敵ね!

不死じゃ

歳は?

どこから

来たの?

弟とは

上手く

やっとるンか

あなた

みたいな人

初めて!

最低だ

また

来ちゃった!

フシさん!

16実験台

ダメだフシ

仕事中だ!

ね好きな

食べ物は

なあに?

フシは

俺が作った

料理なら

何でも好きだ

くだもの

ねえ

私とお話し

しましょ!

そォなの!

わたしも!

リーンって

言って

リーン

キャッ

素敵!

オイ!

グーグーって

呼んでみろ

フシ!!

よしよし!

んじゃあ

向こうの部屋で

じいさんの

手伝いでもしといて

くれよな!

グーグー

!!

やん!だったら

フシさんと

二人でお散歩

したいわ!

他の

お客さんの

邪魔だから

ダメです!

いいですか

こいつは一人で

服も脱げないような

男ですよ!

ご覧の通り

言葉も

たどたどしい

まるで

赤ちゃんだ!

それなら

邪魔にならない

でしょ?

店員さん!

こいつには

教育が必要

なんです!

遊んでる

ヒマなんて

ありません!

言葉なら

私が教えて

あげるのに

もちろん

服の脱ぎ方も

...♡

ナン

チャッテ

人は酒のみに

生きるに

あらず

......

酒を飲めば人は

気持ちよくなって

楽しく過ごせるが

自分を養って

くれるのは

それだけではない

何の話!?

僕はお酒飲ま

ないんだけど!!

喩え話が

わからンのか

お前がそうやって

落ち込ンでいる時間は

お前という人間を

味わい深い人間にして

くれる大切な時間だと

言っとるンだ

思う存分

悩んで

いい男になれ

グーグー

なに

やってるの

トレー

ニングさ

俺の

取り柄を

作ってる

おれ

つくる

お前は

やんなくて

いいんだよ

下りろ!

そうだ

お前は部屋で

グースカ

寝とけ!

いいことを

思いついた

わ!

私も

働くの!!

本当か

お嬢ちゃん

ここで!!

ええ!

そしておい

折り入って

お願いがあり

ますの!

私をここに

住まわせて

くれません

か!?

え!?

決まりね!

じゃあ仕度して

明日また来る

わね!

なッ何で

そこまでして

くれるのッ!?

お駄賃は

いりません

こんな

かわいい

お嬢さん

願ったり

叶ったりだよ

本当に

あの子を呼んで

よかったの?

酒爺!!

なあに

部屋は

足りとる

他に何か

問題でも?

いいっいや

僕は別に

のうフシよ

あの娘の前では

“能力〟を隠して

おけよ

なんで

驚かれて

店の評判が

悪くなったら

たまらン

元から

悪いじゃろ

うが!

僕は明日から

ハッピーに

なるのか?

それとも

辛くなる

のか?

そういえば

お前って他に

何ができるん

だ!?

わから

ない

その答えは

聞き飽きた

俺がまだ見た

ことないもの

見せてよ

スゲー!!

槍だ!!

いつから

こんなことが

できるように

なったんだ!?

わから

ない

ほしいも

思ったとき

出てくる

思い出した!

お前の

不死身っぽい

ところ

まだ見てない

んだった

じゃあ例えば

この茶碗は

作れる?

つくれ

ない

なんで?

わから

ない

よし

この

ナイフなら

よく切れる

ハズだ

お!すごい

傷が治って

いく!!

いたい

どういう

条件なん

だろ...?

同じ

ナイフだ

例えば

この火...!!

作れる

じゃない

か!

つくれた

まさか

痛みに反応

するとか!?

この火で

熱いってなったら

お前火も作れる

のか?

ちょっと

実験!

......

棒だけ?

火は出せない

のか...?

あーこれが

できたら

火おこしが

楽だったのに

なあ~!

なんだよ

その顔はァ

~~~!

死にゃあしねえのに

なに不機嫌に

なってんだ

おめーはよォ!

嫌なら嫌って

言えばいいだけの

ことじゃねぇかバカ

たかが実験で

よォ!

うん

わかった

おぼえた

あー

寝よ寝よ

おいフシ

明かり

消すぞ

来ました!

今日から

よろしく

お願い

します!

あれ?

フシさんは

さあ

今朝から

見ないん

です

そのうち

帰ってくると

思いますよ

タメシ時

にはね

今日は

フシの好きな

肉料理だし

そう

よかった

そういえば

腕の傷

あれから

どうなり

ましたか?

消えるには

もう少し

かかりそうね

でもあの

頂いた甘漬けは

とてもおいし

かったわ

ふーん?

傷に効く

もの?

いいものが

ある

ハッカ

3ヵ月前の

傷ならそろそろ

ふさがるンじゃ

ないのか

でも

まだなんだって

何かして

あげたいんだ

そこに

座れ

するの?

!!

いっつーいっ

いやっ

レュコ

な...

何やってる

の...?

高純度の

酒じゃ

なんで僕から

それが...?

臓器を

一つ

増やした

こいつを

リーンの傷に

塗ってやるといい

前から人間の

腹で保管した

酒がどうなるか

知りたくてな

希少だぞ

マニアにも

売らんつもり

そうじゃ

ないッ!!

ユーモアと

閃きの実現

なんで僕に

そんなこと

したのって

聞いてるの!!

好奇心の

追求って

ところ

じゃな

大丈夫だ

死にゃあせん

どうしたの!!

こんな所

出てって

やる!!

店員

さん!

はー

#17手放したもの

グーグーの

中に!?

そうだ

お腹に

お酒が!?

瀕死の

あいつを見た時

欲求が抑えら

れンかった

なんで

そんな

こと...

長年の

夢を叶える

チャンスと

思ったンだ

あいつはお前の

新しいオモチャ

だったわけだ

ひどい

話だわ!

今すぐ

追いかけて

お腹のものを

取ってあげて

おれは

仕事がある

からナァ

嬢ちゃん

行って

きてくれ

ンか

なによ仕事なんか!

なんか!

私?

うーん

嫌...じゃない

けどなんて

いうのか...

店員さんの

ことよく

知らないし

なんで

私が行か

なきゃ

ねえフシさん

店員さんが

家出しちゃ

ったの!

いやだ

仲いいん

でしょ?

捜しに

行かない?

心配でしょ?

まあ

そんな!

しんぱい

じゃない

ケンカでも

したの?

うーん

まいった

ナァ

グーグーが

いないとなると

メシ当番は誰が

やるんじゃ

あれには

希少な酒が

入っとる

というのに

あきれた!

こんなだから

出ていっちゃ

うのよ!!

ワシ

か?

おれが

つくる

オガッ

こりゃ

ひどい

味がない

これは料理

じゃないぞ

不死

よかったこれが

庶民の味って

わけじゃない

のね

大丈夫よ

フシさん

塩があれば

おいしく

いただけるわ

グーグーの

メシは最高

じゃった

今ごろ

どうして

ンだか

とか言って

結局誰も迎えに

行かないんだから

冷たい人達ね

誰も

追いかけて

来ない

はん!

いいさ!

一人で生きて

いくんだ

から!

そんな

ことより!

早くこの腹の

酒を出して

しまいたい!

あれ?

出ない

出ろ!

出ろ!

フン!

フン!

ゲェ

!?

これどこに

くっついて

んだ?

これさえ

取れればァ

大丈夫

今から稼いで

医者に取って

もらおう

あさは

そうじ

おわり

あさは

そうじ

しお!

オベッ

ギァ

入れすぎ

よォ!

んっ

つぎは

ひるまで

畑しごと!

なぜ

グチャ

グチャに!?

ごごは

みせばん

ピオラン

ななん

じゃ...?

おれに

おしえて

いつの間に

わしの名前を

呼べるように

そうじ

すいじ

しごと

なぜじゃ

なにも

できない

から

嫌じゃ

なんで

グーグーを

捜して奴に

教えてもらえ

あいつが

一番よく

知っとる

こんなもん

もらっても

嫌なもんは

嫌じゃ

......

甘やかしちゃ

いかん

なんで

突き放す

んです?

あいつは

早く人間に

ならにゃ

いかんのだ

人間?

見ろッ

あれって最近

噂の

怪物ッ

本当に

あれが?

全然怖く

ねーじゃん

お前はな

話しかけ

てこいよ

やだよ

仮面の中の

素顔を見ると

殺される

らしーぜ

お前...ッ

はい!

ダンナ様!

ここで働くのは

いいがその仮面

一体どうした

ってんだ

本当に

グーグー

なのか!?

ちょっと

事故のせいで

隠してます!

でも体は

元気なので

働けます!

フウ

フウ

ほんとだ

ほんとだ

ねっ

ご苦労

だったな!

一緒に

晩メシでも

どうだ?

早く

座り

なさい

ねえ

どうしてそれ

被ってるの?

...見ない

方が

これは

見せてよ

ケガを

してる

んだ

そそうだ

グーグー

一つ提案なん

だが

お前

兄さんのシンが

いなくなって

一人だろ?

どうだ

家族として

ここで一緒に

住むってのは

知ってるぜ俺!

こいつ街で

怪物って呼ばれ

てんだぜ!

やだよ俺

こんな奴!

ほ.....

ほんとに

...!?

いい加減に

しなさい

チャン!

恥ずかしく

ないのか!

街でどう

呼ばれようが

グーグーには

関係ないだろ!

まじかよ

父ちゃん!!

でも

嫌なもんは

嫌なんだ!

ダンナ様..

チャン君の

言う事は正しい

僕だって

それを望む

だから

試してみて

ほしい

家族ってのは

まず愛せるか

どうかが大前提に

あるんだ

僕の顔を

見て

愛せるか

どうか

ほら!

見てよ!

やっぱり

怪物だ!

......

すまなかった

グーグー!

悪気は

ないんだ!

待ちなさい

グーグー!

どうか

明日からも

仕事に来て

ほしい!

このことで

俺達を嫌いに

ならないで

ほしいんだ

大丈夫

かい?

何か

言ってくれ

大丈夫!

そうか

...!

じゃまた

明日よろしく

お願いします

今笑って

ます

取った!

ご馳走様

でした!

!?

ウワァー

怖ェー!!

リャッ

逃げろ

殺される

ぞ!!

アッハッ

ハハッ

...ッ

何なんだよ

あいつらもう

ヒデー奴らだ

僕は

この仮面が

なきゃ

これがないと

何だ?

人間で

いられない

ってか?

ふふっ...

ハハッ

うわ

ヒッ

グーグー

お前

仮面は

どうした!?

捨てちゃい

ました

どうして

んんっ

暑いしょう

ない方が

スッキリ

するので

今日も一日

頑張って

くれ!!

そうか

そう

だよな

ハイッ!!

何?

そりゃそ!!

はっ

皆大げさ

だなあ

そんなに

怖いか?

あの顔

ハハッ

ほん

僕より

何してい面白いかね

顔だぜ

やっぱり

お腹に筋肉

つくと少し

へこむな

明日から

頑張ろう

!?

何?

グーグー

チャン君?

なんでッ

もう仕事に

来るな

恥ずか

しいんだよ

お前が来ると

君は

冷たい人だね

お父さんはあんなに

いい人なのに

ああ

いい父さんだ

だから

もう迷惑は

かけるな

うちは

珍獣小屋

じゃない

カッ

.....

え?

来てない

って!?

ありがとう

ダンナ様

やめた

んだろ

なんだ

面白かった

のに

ダンナ様

みたいな人が

いてくれるおかげで

僕はおかしく

ならずに済む

お金

これだけ

かー

どう

しよう

これから

あの

ヒィッ

仕事

ありません

か?

何でも

やります

金なんて

ねェぞ!

すみ

ません

あの...

わ!

何だよ

テメェ!

はぁ

...

あの...

どっか行け

シッシッ!

もうお金

ないや...

これを売れば

野菜を売る仕事なんて、

「生しなくてすむわよ!!

てからやって

アレアと

らっ

しゃい

...!

これ

いくらで

買って

くれる?

これは

これ

ドコで手に

入れた!?

お客

さん!?

やっ

やっぱ

いいです

ありがとう

一体僕は

何を守ろうと

してるんだ?

僕を..

人間としての

僕を思い出させて、

くれるもの?

シン!

お前は

出入り禁止

だァ!!

兄ちゃん...?

こんなに

痩せ細って

なんて

みじめ

なんだ...

これ

売ったら

沢山ご飯

食べれるよ

...

グーグー?

僕に

兄ちゃんは

いない

僕が

あの指輪を

使っても

所詮怪物の

ままだけど

兄ちゃんなら

ただの

ロクデナシから

まともな人間に

なれるかも

しれない

どちらにせよ

怪物にあの指輪は

必要ない

僕...バカかな...

かな...

いいんだ

これでいい

これが怪物

グーグーの

僕だけの

生き方だ

そいつか?

ああ

な...何だ...!?

さて

どれだけの

値が付く

かな?

!?

行く所に

行けば

かなりの需要が

あると思うぜ

こいつ

ダッ

出して

...ッ!

お前街で

どんな仕事でも

するって言ってた

じゃねーか

連れて

行かれる!?

出せよ!!

喜べよ

お前にぴったりの

働き場所を紹介

してやるせ

誰かかけ

助けて

!!

な何だ

この犬...!

こいつ!!

痛ッ!

何だ!!

どっか行け!!

!!

う!

しつけェな!

なんなん

だよ!

...

.....

出たァ

!!

フ...

フシ...!?

お前

...ッ

一人で

ここへ来た

のか!?

森が

怖いんじゃ

ないのか!?

コワイ

でモ

わかった

オレ

グーグー

いないと

大人ニ

なれない

来タ

......ま・

お前さ

お前ッ

怪物じゃ!

バンザイ!!

怪物の

時の方が

かっこいい

よッ...!!

jーァ¡?

ツアーhでアプアドして

「アイもその子?

おいここきっ

だってよ

ここが

怪物の

住み処か

#19深い記憶

誰も

いない

じゃんか

本当に

出たー!!

やったな

フシ!

強い刺激ほど

より深く

記憶に

刻まれる

例えば

怪物に

出会うこと

見た?

あの顔ッ

うける

よなーッ

うん

グーグー

帰ら

ないの

ん?

ある少年は

怪物と兄弟に

なった

やだよ

さけじいの

ところ...

ったくだい

何言って

んだ

聞いてないのか

お前俺は

酒爺に体の中に

酒を仕込まれ

たんだぞ

んお?

グーグー

なん

だ...

体に

力が...

入らない...

.....

じいの

とこ

かえろう

いやだ

...ずっと

何も食べて

ないんだ

フンなに

何か持って

る...?

.....

もってない

か...

出た!

出たよ

グーグー

うるさい

まってて

また作る!

できた!!

むぐ

他にはどんな

食べ物が

作れるんだ!?

!?

たくさん

作る!

うまい!!

食え!!

食い物も

作れるのか

お前

うん

まってて

おお...

フシは強く刺激を

受けたものほど

容易く作ることが

出来た

すげーな

...他には

これだけ

これだけ

そうか...

強い刺激ほど

深く記憶に

刻まれる

だが今後の成長次第では

少量の刺激で獲得した

ものでもよく思い出し

呼び起こすことが

出来るようになるだろう

はーもう

食べられ

ないや

ミール!

こんな所で

ジョアン

違うよフシ

これはミールで

リーンの犬だ

ジョアン

てか

ジョアンなん

って何だ

まーた

家から

抜け出し

たのか?

ジョアン

そうよぶ

人いた

そのジョアン

ってのはきっと

お前の名前だな

呼んでたのは

お前の親か?

おれの

かお見た

とき

だれなのか

わからない

でも

あの人

おれの

はじめの人

動かなくなって

中身なくなった

からおれ

その人になった

そういう

ことか

今のお前の

外見ってのは

“元”になってる

奴がいて

そいつは死んだ

ってことか

し?

その女の子も

死んだのか?

そういえばお前

女の子にも

なれたろ

あの大きな

熊やオオカミ

も?

「し」って

なに

お前の言う

からっぽに

なるってやつさ

一度そうなったら

二度と元に

戻らない

それが死さ

痛み..

新しいものを作る時

痛みの反応で

作れるように

なってたよなお前

例えば抵抗し

俺が死んだことで

お前がショックを

受けたら

俺にもなれる

心の痛みにも

反応するって

ことなのかな

いいな

それ

すごく

いい

そういう

ことだろ

たぶん

なんで

俺が

死んでも

俺はまえ

お前だけには

〝想ってもらえる〟

ってことだろ?

うん

これが普通の

家庭で育った

子供ならさ...

毎日欠かさず

ご飯を

用意して

もらってさ

お俺

ひとりぼっち

だからさっ

寝床を

用意して

もらって

熱が出たら

看病してくれる

お母さんがいて

毎日「調子はどうだ?」

って聞いてくれる

お父さんがいて

いじわるだけど

一緒に遊んでくれる

双子の姉ちゃんが

いて

俺にいろいろ

おしご!!

教えてくれる

兄ちゃんがいてさ

沢山の人に

〝想ってもらえる

それがアタリマエ

ってやつだろ?

それで

...

それでさ

でも

ある日

気付くんだ

違和感に

おいで

子ども

たち!

ケーキを

頂いたわ

一緒に

食べましょ

やったわ

約束覚えて

くれたのね!!

チェリーの

ケーキ

でしょ!!

大好きなの!!

待て

それが

ルールだ

待て

グーグー

あら?なにえんりょ

何遠慮

してるのよ

あなた達!

そうよ早く

こっちに来て

食べなさい

しばらくすると

お父さんの

仕事の関係で

遠くへ引っ越す

ことになった

はい

ありがとう

こざいます

さこの辺で

いいよシン

ありがとう

でも俺達は

連れて行って

もらえなかった

あはたぁ

二人っきりに

なっちまった

なー

これから

どこで

働くか!

俺が家族だと

思っていた人達は

ただの雇い主

だった

俺を想ってくれる

人はただ一人

兄ちゃんだけ

兄ちゃんは

二人になってからも

ずっと優しかった

でも

もうそれも

終わった

なんだかんだ

あって

結局一人

でも今は

お前がここに

いる

こないだは

ごめんな

フシ

お前を

傷付ける

ようなこと

して

...俺が

死んだら

俺になってな

フシ

うん

はは

俺なんだか

ちょっと

眠いや

俺はさ

たべすぎ

今すごく

嬉しいんだ

だって

お前

お前だけが

俺を心配

して

俺をおも

想って

ここに

来てくれ

て...

それって

何だか

本当の

家族みたい

だ...

グーグー

いた!!

こんな

所に!!

リーン

!!?

もー

随分捜した

のよ!!

え何で

ここが

わかったの!?

ミールの声が

したのよ

この子

脱出グセが

あるのよね

#20人間と〝怪物〟の外側

んーーー〜〜〜ッ!

はーーーっ!

ぬう〜〜

どーして

帰らない

の!?

どーして

帰れなんて

言うんですか

俺は被害者

ですよ!!

おじいさんね

反省してる

って!

むっ無料

で...!?

帰る

でしょ?

さっさと

行こ?

だからお腹の

ものを取って

あげるってさ

無料で!

待って!

皆俺に戻って

欲しいって

こと?

どう

して?

当たり前

ですよ!!

おじいさん

おばあさん

ご飯を作った

わよ!

マッズ

ブヘッ

文句言うなら

自分達て

作ったら

嫌じゃ

うん!私も

二人のお守り

は嫌ね!

ダルい

あなたが

必要なのよ

なぜなら

大好き

だから

ほほ

本当!?

リーン

さんも!?

ええ

でも

帰らない

ええ

~~~っ!?

ごめんなさい

嘘を

つきました

あれは顔の

けがを隠す

ためなんです

気の毒

に...

俺は仮面を

捨てました

それは

人間としての

暮らしを捨てた

ってことです

あの仮面は

客引きの

ためだった

んじゃ?

それで

隠れてる

のね..

ッ!!

何をするん

ですか!!

ヒッ

ひどい!!

へんたい!!

さいてーッ!!

何よ

虫みたいに木に

くっついちゃって

あなたの顔なんて

どーでもいーわ

俺には

どーでもよく

ない!!

見られたく

ないんです!

君に!

いままで

ずっと

出してたのに

なんで

いやちょっと

今は黙ってて

フン

何?私の

前では顔を

見せてくれない

ってこと?

わかったわ

仮面があれば

その虫ごっこを

やめてくれる?

いや

そういう

わけでは..

取って

くるから

どこに捨てたか

教えて

さあ~?

グーグー

なん

だよ

グーグー

リーンと

話すといつも

むねいたい

かめん

あれば

なおる?

ななな

なんなんだよ

お前何言って

んだよ

さがして

くる!

おい!

俺を置いて

行くな!!

変な人ね

フフe

でも

優しい

ねえ

私の傷

え...?

ひどいのよ

私の傷

見せて

あげよーか

ひょっとしたら

あなたの傷は

隠すほどひどくない

って思えるかも

しれないでしょ?

ちょ

ちょっと!?

ひどい

でしょ?

全然じゃ

ないか!!

ぜんッ!!

ひひひ

ひどい!

すごく悩んで

たのに!!

何よー!!

じゃあ

アンタのも

見せなさい

よー!!

やだ!

俺のけがに

比べたら

ハナクソみたい

ですよ!!

あのですねー

その傷はほとんど

治ってるじゃない

ですかあー

そんなので

悩むなんてバカ!

バカですよバカ!!

やだ!

大げさにも

ほどがある!!

よう...

あんたって

パパやママと

同じこと言う

のね..

......

あー

ごめん...

いいのよ

私のこと

なんて

ええ

ッ!?

えーっと

...

どーせ

大げさ

ですから

え?両親と

うまくいって

ないんだ?

いやあ

でも

はは

泣かない

で...

フシーはやかえ

早く帰って

来てー

あの人達は

私をペットか

何かだと思って

るんだわ

何でも自分達の

思い通りに

したがるの

だって

ひどいのよ

私はほとう

本当は紫が

好きなのに

いい

じゃない

緑~

それ

だけじゃ

ないわ

家の色だから

って緑のもの

ばっかり買って

くるのよ

私が絵を

描いてたら

それを見た

ママが先生を

雇ったの

...へっ

私はそれが嫌で

縫い物を始めたら

今度は縫い物の

先生を雇ったの

そう

常に周りに

人がいたわ

私がくしゃみを

したら必ず

誰かが

寄ってくる

私がいらない

って言っても

ご飯を毎回食べ

させられる

私は自由に

やりたい

のに

そんな家が嫌で

外へ出かけて行っても

必ず侍女が付いてきた

私の人生に一人の時間

というのはないのだと思った

髪を

一日4回も

とかされる

まるで

一人の人間として

認められてない

みたい

あの家に

いる限りね...

バカバカしい

いい両親じゃ

ないか

ひどいのは

君の方だ

ッ!

かッ...

勘違い

しないで

俺には人の思いやりを

わざわざ不幸の一つに

数えて自慢じみた

愚痴を披露している

ように見えるね!

私だって

あなたと価値観を

共有できるとは

思ってないわ!

この傷だって

あの家に生まれ

なければ付かな

かった

はい?

誰かに

後ろから

押されたの!!

周りが言うには

パパに恨みの

ある人の仕業

じゃないかって

それなのに

全然私のこと

心配してくれ

ないの

ちが

違うよ

え?

違うって

言った?

いや

君は

バカだって

言ったんだ

ちょっと!

今日だけで

何回バカって

言ったのよ!

そういうことで、このような

そういうことですか

そういうことで、

そういえば、

ねえ

ミール

言ってない

ワン

私そんなに

ひどいこと

言った?

ねえ

なんで顔に

けがしたの?

言わ

ない

言ったら

嫌われる

から

どーゆー

ことよ

う...

お客さんがいただきましょうか

言わない

言わない

私のこと

好きなの?

言ったら

嫌われる

から

何にも

教えてくれ

ないのね

俺はいぶっ

怪物だ

それだけで

十分だ

ふーん

えーっと

あ!これ!

この仮面あなたに

プレゼントする

ために持ってきた

やっなんだった!

おじいさんが

言うには

伝説の民族のもの

なんですって

すごいわね

いらないよ

こんなもの

よかったら

使って

あなたって

バカみたい

あなたが

怪物でも人間でも

私にはどっちでも

いいけどさ

でも

それって

どっちも

あなた

でしょ?

それが

あなた

全部さらけ出す

あなたも

隠さずには

いられない

あなたも

私は

どっちも変で

好きだけどな

あなたは

あなたよ

ねえ

出てきなよ

私はあなたの

ことを

もっとよく

知りたいわ

まさか一生

目を合わせて

くれない

つもり?

たとえ

仮面を被って

なきゃいけない

としてもね

ねー

風が

気持ちいい

よー

フシさん

遅いわね

待つ?

捜す?

行こう

さっきは

ごめん

ひどいこと

言って

なん

だっけ

...

Jーアレ・C

そもしてそうかようなんです。

っ。ってー

??してもし。Rersyrynye

のし。

シェアテイトアShiterser

えええ。アタアアアイト...

Yeurb...s.ckforys

mypitynie

でもあるらしいのでも「リサイト

アドアのいいで。

あんたしねえです。お

やってるって

GFFm6

>>80mympeyrag

...了っ。

しそrymでJamarge

いわ!

をげーな。してするかね」って

うるってすちゃっているんですね。

それぞれアワトァアァァァ

もゐゐすゐゆケけなイrトをや

えン

そうぐ

たくまえ

#21帰宅前の遭遇

あっ

タァ!

人間ごっこは

楽しいか?

敵はいつでも

機会を

窺っている

気を付け

なさい

この先抜けた

所で仮面を

捨てたんだ

だから

フシも

その辺に

いるはず

行き違いに

ならない?

大丈夫だよ

あいつから

俺らを見付けて

くれる

何で

わかるの

そりゃあ

あいつが

あいつ

だからさ

リーン様

...!?

何それ

意味わか

んない

見付け

ましたよ!!

キャッ

!!

さあ

帰りま

しょう!!

嫌よ!

放して

!!

!?

な何

この人!?

金で雇われた

ゴロツキよ!!

私を捕まえて

一体いくら

貰えるの

かしらね!?

暴れても

無駄です!

さあ行きま

しょう!!

やだ

!!

クロップ家

あそこの

娘さん

まーた家出

したんか

放せッ

!!

放せェ

!!

走って

ねえ...

家出して

たの?

ええ

そうよ

パパのことだから

20人は雇ってそうね

奴らは私を見付ける

ために街を捜し

回ってるんだわ

どうして

家出を?

全部話して

キュケィ

あらもう

話した

じゃない

昼話して

くれたやつ?

あれが?

...何よ?

あれだと

ヘン?

いや...

ひょっとして

この仮面って

見付からない

ように?

そうよ

あなた達を

見付ける前に

パパ達に

連れ戻されたら

嫌だからね

ごめんね

プレゼント

なんてウソ

言って

がっかり

した?

返すよ

ありがとう

...仮面貸し

てくれて

おかげで

君のことが少し

わかったよ

...安心して

そっち

見ないから

別に

もう

.....

ありが

とう...

!38-

とって

きた!

うわっ

!!

フシ

さん!

さあて

酒爺の所へ

帰ろうか!

いいの?

さっきは

帰りたく

ないって

もう

どーでも

よくなった

あそこが

君にとって

一番いい場所

なんでしょ?

うん...

でも

もうおじいさん

のことは

怒ってないの?

何されたとか

自分がどう

感じたとか

別に許した

とかそーゆー

のじゃなくて

ただ自分の

境遇に興味が

なくなった

それだけ

だから

もう

帰れる

帰ろう

うん!

お嬢様ッ

!!

一体どこに

行ってらした

のですか!!

仮面で

ごまかそう

たってそうは

いきません

~~!!

人違いでは?

リーンなんて

知らないわ!

ほほほ

相変わらず

お可愛い

こと

またかい

さあ

帰りましょう!

お父様方が心配

なさってますよ

私は一言も

リーンとは

言ってま

せんわよ

お嬢様

観念

なさい

やだよぉ~~~

面倒くさい

よぉ~~~!

待ち

なさい!

無視すれば

いい!

やん!

付いて

くるわ!

フシ!

頼む!

家まで

来られると

厄介だな!

うん

キャ!!

まあ

なんなの

この子!

いたい

まあ

どうしま

しょう..

いたいィ

血が出てる

じゃない!

大変!

すぐに

街で治療して

あげます

見えた!

もうすぐ

家だ!!

ねえ

フシさん

は?

大丈夫

すぐ来る

よ!

さあ

どう

だろうか

恐らく

戻らない

理由は

二つある

一つめ

前の戦い以降

有用なものを

獲得していない

二つめ

先手を

打たれた

え?

今の

悲鳴!?

うん

なんだ

ろうね

誰か助け

に来て!

派手に

やってるな

フシ

怪物が

女の子を

ん!?

怪物...

...?

ちょ

ちょっと

俺見てくる

先生

帰ってて!

え?

待って!

私を一人

あっ

ひとり

帰れる

って

言ったの!

うん!

じゃ

気を付け

てね!

ええ

あなた

も!

フシ!

うわ!?

なんだ

血か!?

フシ...!?

フシ!!

...

一了いて

電物の落し物

森で肉塊を拾う。魔物が落としたものと思われる。

それは球体でツタのような繊維質のものが張り巡らされている。

木のように固い

中は柔らか〈袋汰と思われる

それを切断してみる。中には謎の液体。

舐めてみるとただの水のようである

素液で。豚の臓物のように柔らかい肉で覆うわれている。

口内と変わらねような感触。

四つに切断し焼いいて食べようと試みる

表面側は硬いので取り除く。少し力がいる。

焼いてみると肉とそう変わらぬ匂い。

表面部分の焦げはそぎ落とし、塩をふり、食べてみる。

多く咀嚼を要する。

美味しい。二日は持っだろう。

タクナハのピオラン・メモ

あたしたちのお

...

もの

ねー

何者も生きていると

その過程で

しばしばそれを

妨害するものが

現れることがある

フシ!!

きょうだいたち

#221兄弟達の戦い

そのものを

構成している

ものを奪い壊し

選択を阻む

フシ!!

なんだよ

これ

私はこれを

よく思わない

選択の自由は

誰もが

与えられるべき

尊きものである

な...

うわッ

フシ

...!!

グーグー

にげて

クイ

にげて

はやく

嫌だ!

お前を

助けたい!!

!!

う...

ッ!!

フシ...

...ッ!!

フン

ッ!!

よっしゃ

あ!!

~~~

グー

グー!

カック

ッぷ...

...!

フシ

森で得体の

知れない奴に

襲われたん

じゃ

俺...いったい

一体どう

すれば...

熱っ?

!?

何で

こんな所に

火が!?

そうか俺が

酒を撒き

散らしたせいで

引火し

思い

ついたぞ!

よし

あいつが

フシに気を

取られてる

うちに

たっぷり

空気を

吸い込んで

腹に力を

入れて

一気に!!

あれ!?何で!?

さっきは

勢いよく

出たのに!!

まさか

空っぽに

!?

ッブ

ない!!

ニゲ

ないト

おレ

おこル!

ダメ

ここ!!

...

ハヤク

!!

耐えろ

!!

5分で

戻る!!

ダメ

!!

モド

タラ

カム!!

上等

じゃ!!

待ってろよ

フシ!!

すぐ助けて

やるからな

1分で

家へ

2分で

腹に酒を

貯めて

目が...

そうか

酒の

せいだ...

フシを助け

られるのは

お前だけ

なんだぞ

グーグー

立て...

行くんだ

そうだ

行け...

もう

少し...

いいぞ

こ...こいつ

もしかして

リーン様と

一緒にいた!?

君なのかい

うちの娘を

そそのかしたのは

何っ!?

一体

うちの子に

何をした!?

ちょっと!

さっきから

言ってる

でしょ!

私が勝手に

家出したの!

この人達は

関係ない!

ごめんね

パパ達がここまで

来るとは思わな

かったの

どうした

グーグー

もうそろそろ

いいじゃない

あなた

遅くなって

しまうわ

ん...

様子が

変じゃ

じーしゃん

酒くれェ

い!

うんと

つえーやつを

なァー

!!

フヒッ

ヒヒヒ

ゲッ

酒が要る

って...!

#23対価の火

一体どう

しちまったンだ

グーグー

どーもこーも

俺の腹の酒がァ

からーーっぽに

なっちまったから

くれって言ってん

だよお

ちょっと

どうしちゃ

ったの?

ただの酒

じゃねェぞ!

一番やべエ酒

だ!!

まあ!

なんて子

なの!!

何か

あったの?

フシさんは?

フシは森で

ドォーーン

プォンブォン

なの!!

だから

俺ぁすぐ

戻らなきゃ

へ?

へ?

じいさん

ここは

ワシに任せて

黙ってグーグーの

言う通りに

するんじゃ

わかった

...!

これは何度も

何度も蒸留した

うちの店で一番

強い酒だ

ウェ

やはりな

どこか破損

しておるの

かもしれン...

死ぬぞ!

ゲホ

どの口が

今しゃら

!!

さっさと

入れやがれ

!!

いい加減に

しなさい

ここの人にも

迷惑だわ

嫌!

私ここが

いいの!!

.....

自分の思い通りに

ならないと癇癪を

起こす娘なんです

家出もそうです

問題ありません

さあ

帰るんだ

嫌!!

問題ではないと

思っている

ところが

問題なのでは?

帰っちゃ

あ...

ダメら

あ!

君には

関係ない

失せ

たまえ

なにが

なんでも

らーめ!

とにかく

ダメらの

一体

何が不満

なんだ

将来

恥をかかない

ようにお前に

尽くしてきた

つもりだが

それよ

私はもっと

自由に!

ヘタに生き

たいのよ!

恥ずかしく

なっちゃう

ほどにね!

わかった

あれでしょう

勝手に結婚相手を

決められたのが

嫌だったんでしょ

違うわ!

ヌハハァ!?

ほんとに!?

リーンしゃん

けっこんあいて

もー決まってん

の?

どこのだれか

しらねーケド

リーンしゃんを

一番あいしてるのは

この俺グーグー

だかりゃ

んじゃー

俺行く

あと

よろしくゥ

え?

さあリーン

私達も

帰るぞ

フシ!

戻ったぞ!

敵はどこだ

!?

フシ...?

無事

だったか

え...?

フ.....

違う...

フシ

じゃない

フシ

...?

どこへ

...?

フシを

どこへやった

このヤロォ!!

まだ

まだァ

うっ...

うう...

一体どこに

行ったんだ?

フシ...

お前がいて

くれたおかげで

楽しかったのに

嬉しかったのに

不死のくせに

喰われちまった

のか...?

ごめん

フシ...

俺は俺で

いいんだって

ちょっと

思えたのに..

無力な

兄貴で

何だ?

あの光

石:?

やれやれ

フシよ

お前は

幸運だ

脆いが

決して弱くない

存在が

お前を更に

強くしてくれる

であろう

じきに

うわ!!

ぐェ

フ...

フシ!?

敵はもう

倒した

よッ

俺が

ッ!

ほんト

うん

...ッ!

痛エーぞ!!

この

ヤロー!!

ありがとオ

グーグー

やっと

帰ってきた!

何も!

な何が

あったの

一体?

ほら

あたし

#24新しい家族

出来たよ

ごはん

さすが

グーグー!

フヒイ

喰らい

尽くして

やるわ!

うまい

うまい

やっぱ

グーグーの

メシは最高

じゃ

戻って

きてくれて

ありがとう

グーグー

ももう

俺のことは

許してくれた

ンだな!?

いや

許さない

だから

これからは

酒爺ではなく

酒クソじじいって

呼ばせてもらう

でも

それ以前に

命の恩人だ

だから

クソを取って

酒じじいって

呼ばせてもらう

グーグー

こら!

お年寄りの方に

向かってじじい

なんて呼ぶん

じゃない

す...

すみません

ねえあなた

あの子

なかなか

やるわよ

うちの

コックより

優秀だわ

なんて

ことだ

水くみを

頼んでる

ねえ

グーグー

フシさん

は?

そろそろ

来るよ

フシよ

この場から

離れなさい

お前には

より強くなる

方法がある

なんで

それは

同じ場所に

留まらない

ことだ

いみ

わから

ない

”ノッカー!

楽園の門戸を

叩き崩壊を

目論む存在だ

奴らは

学習する

私は奴らを

そう呼ぶ

ことにした

今回

負けたなら

次回勝てるよう

手を打ってくる

今の

お前では

確実に

勝てない

てきは

グーグーが

たおして

くれる

今回のように

中身を奪われて

コケや石コロに

戻るのだ

わかる

だろう

グーグー

つよい

おれには

グーグー

ひつよう

はなれない

それもまた

よかろう

最後を

見届けたいなら

止めはしない

フ...

フシ?

なんだよ

さっきから

独り言

なんて

らしく

ないぞ

みえて

ない?

てか早く

上がってこい

皆もう

食ってるぞ

何が?

え!?

帰る!?

ええ

長いこと

お世話に

なったわ

ででも

いいの?

あの

ご両親の

こと...

だって私が

帰るまでここから

テコでも動かない

つもりよ

それに

もう

どうでも

よくなったの

自分の

境遇が

どうやら

俺達には一つ

だけ共通点が

あるみたいだ

自分を

生かしてくれる

人が必ずしも

いい奴じゃない

でもそれに

耐えられない

ほど弱くない

では

じゃあ

またね

おじいさん

おばあさん

フシ

さん!

店員

さん!

えッ

てんっ

...

冗談よ

グーグー

さあて

開店準備

そうだ

グーグー

おれに

りょうり

おしえて

...

ワシは

今日は

もう寝る

なんだ

おっ急に

どうした

俺に

憧れた

か?

らっしゃい

前のと

同じのを

試飲れ

出来る?

もちろん

ここの酒

おいしく

なったよね

君もここ

長いねぇ

ここへ来て

何年だ?

もう

4年か?

はい

グーグーてっ!

ちと手伝って

くれい

こんな

高い所に

置くから

こんなに

沢山入れる

から

お前

力持ちに

なったなァ

こんなに

小っこかった

のに

何で僕は

僕なんだろう

なんて

あの頃は

自分のことが

嫌いだった

今はどうだ

グーグー

思って

たっけ

前は

4年後の

お前は

ごめん

くださーい!

ややあ

リーン!

また家出

かい?

今回の

言い訳は

何?

うん!

今月2回目

フシさん

縫い物に興味が

あるんですって

だから

家から色々

持って

きたの!

フンなら

昼メシ

作ってるよ

じゃあ

2階ね

んー

おいしそ!

ほんとに

上手になった

わねフシさん

てかフシ

いない

良かったら

食べて

ってよ

フシなら

水浴びに

行っとるぞ

あ!

バアさんまた

一人で勝手に

食べ始めてる

皆が揃って

からって毎回

言ってるじゃ

ないか!

うるしゃい!

グータラ

しとったら

メシが冷める

じゃろが!!!

おいフシ

早くしろ

皆でメシ

食うぞ

うん

今行く

何を熱心に見て

見てた?

吹き出物は

どんどん

つぶせ

いや...

アゴから

毛が生え

てて...

お!

ヒゲか!

まるで

大人だ

おめでとう

フシ

...

次の

もちろん、ちょっと

ねぇ

4年の時を経て、

知ってる

でしょ

リーン

がんばら

なきゃ...

より逞しく

なったフシたち。

第4者

一体何を

しに来た!?

こゃよう

共に過ごす愛おしい日々に、

自分のクズさを

認めてもらいに

来たのか!?

俺だ

兄ちゃん

だ...ッ

び間われる

「俺は何で俺なんだろう」

☆収録されている表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、

コミックス発売当時のまま掲載しています。

不滅のあなたへ(3)

発行者

発行者発行所

2017年6月1日発行(O)

大今良時

.、ノキ。©YoshitokiOina2017

森田浩夏桜

株式会社・講談社

〒112-8001

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