★この作品は著者がラー原画に加え、著者の原画をもとに

美英社でデジタル彩色を行った特別編集版です

ゴール

ルデンカムイ!?

シカムイド

金塊の隠し場所を

囚人の体に彫った

のっへら坊

おまらい

のっやら姉は

Tシーパ?父親だ

はいない...

網走へ行っ

たしかめる

巻までの

しかし

のっぺら坊は

アシ!!パちゃんの

お父様...

ウイルクでは

ありません

ウイルクを

殺したのは

キロランケです

迷品から

キロランケの

指紋が出ました

しかし

造品は

世見中尉が

持っている

えの時期回ではまえっ

どっちが嘘ついてるのォ?

るのォ?

面倒くせえ

網走

行こうぜ

私はウイルクを

よく知っている

網走監獄の典獄

イヌドウ

ここは私の

監獄だ

のっぺら坊は

渡さん

のっぺら坊は

キロランケの

仲間です

カドクラ看守部長

つまり

インカラマッは

スバイ?

看守として

潜入していた

宇佐美は

正体バレて

逃げてくる

他見中尉に

叱られちゃう

のっぺらおに

今さば

わかるさ

タマキ

硫黄山の苦役で

盲目になった

刺青持ちの脱獄囚

都丹庵士

同じく失明した

囚人たちと

強盗を繰り返す

硫黄採掘で

儲けている

鉱山会社を

恨んでいる

夜の

露天風呂で

襲撃された

杉元たち

アトゥサ

...マプリ

真っ暗闇で

チンポ丸出しで

どうやって戦う

13巻

ONTENTS

第12話「暗中...

第四話「インカラマッ」見方女...

第25話、形勢逆転

第12話形勢逆転...!第13話思い出の写真...

第12話第四話まりの季節...門倉看守部長

...

お前はよりの季節...!!第四話門倉君守部長..:第14話本当のチタシ..第3話、新目の後に..

第15話本当のチタクフ...第13話新月の夜に...

第四話「五数放射状平屋空房...

第回話「誘導灯...

..

17553.15.17.52017

この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事

こは、いっさい関係ありません。

第121話、暗中

それはそういうわけでは

暗くて何も

見えねえ...

その声は白石だな?

鉱山会社と取引して

俺を探しに来たか?

そっちとは

無関係だッ

入れ墨を

写させてくれたら

分け前をやる

すぐに撃って

こねえのは

取引の余地が

あるってことだろ?

そこのガキを

風呂から出せ

出来れば当てたくねえが

出来れば

当てたくねえが

イチかバチかで

撃ちまくっても

いいぜ

ガルルッ

リュウの声だッ

もともと犬は

夜行性の動物であり、

暗闇でも

人間の約5倍は

見えている

ふ~む...

こちゃごちゃで

わからんな

ひとまず

森へ逃げろッ

......

捕らえたッ

うおッ

こんな傷じゃ

俺は

殺せねえぞぉ

はッ!!

逃げるぞ

走れっ

痛い痛いッ!!

チカバシか?

うおおッ

!?

銃声だ

銃を

持ってるのは

都丹庵士だけの

ようだ

同士討ちを

出来るだけ

避けるためか

ベニテングタケ

灯りのある方へ

逃げられ

ないように

銃を持った都丹は

旅館を背にして

近づいてきた

盗賊たちは

尾形が銃を

持っていることに

まだ気付いて

いないはずだ

あいつら

暗闇での

戦いに

慣れてる

用心深く

銃を近くに

隠してたのは

尾形だけだ

また嫌味を

こわれる

杉元や尾形の

持つような

小鋭が暴発

しないための

安太味を

紹介する

弾倉に五発すべてを

指で押し込んだ状態で

遊底(ボルト)を戻し

業室を空の状態にする

最後に空撃ちして

確認することを

軍では

徹底されていた

つまり戦闘状態に

なった際は

一発目を撃つとき

必ずボルトを操作して

菜室に弾を

送り込む必要がある

うーん...

.......

「チノイェタッ」

灯火用の樺皮

杉元?

灯りを消せ

たいまつに

近づくなッ

銃を持ってる

奴がいるぞッ

おおお

おおお

何も見えん

...

あと四発だ

無駄緊ちは

出来ない

いいじゃ

雛...

アシリパさん

俺だ.....

XRDoog

!?

平気だ

暗くなきゃ

あんな奴ら

俺の相手じゃ

ねえんだが...

コタンコロカムイを

ひどく怒らせちまった

みたいだな...

これは血か?

杉元のか?

怪我したのか?

明け方まで

逃げ切ったら

反撃開始だ

血の匂いが

プンプンする

本当に小樽を

離れて

しまうのか

さよなら

ウイルク...

奥さんと

お幸せにね

寂しくなるよ

2話

イン

カラマッ...

樺太に

住んでいた

母の形見だ

女性は

あっという間に

成長し

変わってしまう...

インカラマッは

もっと

綺麗になる

これを

着てくれたら

また会えた時に

すぐ分かる

大切な

ものでは?

大切な

友人だから...

.....

ありがとう..

でも

私がウイルクの

顔を見ることは

二度と無い

そういう運命と

占いに

出ています

第12条は

ラマットでは、

インカラマッ

谷垣ニㇱパ!!

チカパシは?

隠れて

動かないよう

言っておいた

ハナイグチ

俺達と一緒に

逃げれば

撃たれてしまう

カもしれない

から...

ヒソヒソ...

脱衣所に銃は

ありませんで

したけど...

持ってこれな

かったんですね

どこかに

隠されたな

...

壊されてたら

音で気が

ついたはずだ

探しに

戻るか?

クーン

リュウ?

こっちに来るッ

森の中を

戻るのは

危険だ

俺に考えが

あるから

付いて来い

...

インカラマッ

行こうッ

信用できない

気持ちも

分かるか

今は

一緒に協力

するしか無い

昼間

湖畔に丸木舟を

見つけたんだ

湖を渡って大きく

回り込めば

奴らに見つから

ないで旅館へ

行けるはずだ

早く乗れ

どうしたんだ

インカラマッ

とても嫌な

予感が...

すみません

泳げなくて

俺はガキの

頃から

こういう舟に

来って

それに...

夜だろうが

漁へ行った

扱いには

慣れている

インカラマッに

消えてほしけりゃ

ここに置いていって

殺させるはずだ

さっさと

乗ってくれッ

静かに漕げ

音を出すな

魚か?

距離を計って

るんだッ

もっと左だ

もう一度

投げてみろ

小石?

谷垣ニㇱパ!!

なるほど...

そういうことか

あなた達は

わたしを

「送って」くれて

いるのね

これが運命

あの人の顔を二度と

見ること無く

死んでいく

やはり占いの

とおりになった

大丈夫だ

インカラマッ

力を抜け...!!

俺が泳いで

引っ張るから

はあ

はあ

湖岸は

どっちだ?

谷垣

ニシパ

沈む...

よし頑張ったッ

あと

もう少しだッ

そうだ...

谷垣ニㇱパ

撃たれてる

はずです...!

...

大丈夫

尻を

貫通した

おい

笑ってる

のか?

いえ

すごい変な夢を

見たので

思い出し笑いです

のん気な

もんだ...

こっちは

死にかけたのに

運命は変えられる

自分を

護衛させるために

俺の情を

利用してるのなら

効果は

充分だろう

邪魔して

悪いけど

逃げたほうが

いいぜ

どうして

こちらの

位置が..

夜が明ける

しまった

もうそんな

時間か...

第123話形勢逆転

いつの間にか

明るくなり

始めていた!!

急いで

逃げるぞ

こちらが

丸裸になる!!

朝が来る

戻らな

くては

第123話・形業決理・

形勢逆転だ

こっちが

狩る番だぜ

杉元お前

撃たれた傷が

あるんだぞ

今は深追い

しないほうが

いいんじゃ

ないか?

いや

向こうに態勢を

立て直させる

時間を与えては

いけない

攻めるなら

今だ...!!

おお~

危ねぇ危ねえ

えらい

遠くから撃って

きやがったぜ

尾形の

小銃だ

もうちょっと

明るければ

外さな

かったのに

あと2発か...

尾形だ

都丹庵士と

手下2名が

建物に

入っていった

銃を取りに

戻っていたら

逃げられる

このまま突入して

一気にカタを

つける

あの廃旅館が

奴らのアジトだ

アシリパさんは

外で待機

しててくれ

暗いな...

飛び込んで

窓を開けるぞ

杉元...!!

うッ...

ダメだ

窓は板が打ち

付けられて...

走れ

奥へ!!

!?

何だこの

建物は...

どの部屋も

真っ暗だ

窓が全て

塞がれている!!!

形勢逆転だ

同時

杉元?

アシリパさん?

どこから

入ってきた?

たぶん

こっちだ!!

いや...

あっちか!?

下手に動けない...

どうする?

.....

俺たちを

探している

ここは奴らの

寝床だ

すぐに

見つけられる

奴らが

どこから襲って

来るのか

こちらからは

まったく

見えない

携路湖の

ペカンペだ

ぐううッ

あぐうッ

きさまら

鉱山会社の連中と

結走監獄の大童は、

報いを受けるべきだ

囚人の命と

光を奪って

得たものを

すべて奪ってやる

うぐッ

うおるああッ

オラ

咥えろよ

この野郎

無関係の

アイヌの村も

襲って回った

分際でよ

テメエらに

大義なんて

ねえだろう

滋っ人が

そうさ...

いまさら

抜摩なんて

できねえ

杉元

どこだ?

大丈夫か?

飢えて

目も見えない

俺達は

そう生きる

しかない

だがアイヌも

和人も無関係の

人間は

殺しちゃいねえ

アシリパさんは

そこを動くなッ

そのうち

みさかいが

無くなるさ

わかるのかい?

確かにあんたからは

人殺しのニオイが

ぷんぷんするもんな

あなた...

どなた?

久しぶりだな

都丹庵士

犬童典獄と

喧嘩だ

その声...

なんであなたが

こんなところに

第124話「思い出の写真

皆様

キレ

お嬢..

また会ったな

チンポ先生ッ

よくここが

わかったな?

...外にいる

犬っころだ

都丹庵士が

硫黄山や

屈斜路湖周辺に

潜伏している

情報は

つかんでいたが

夜明け前...

ここらで唯一

営業してる

旅館に

我々は到着した

ところだった

杉元...

トニの処遇は

我々に任せては

くれないか

お前たちを

襲う心配は

もう無いだろう

俺の分も

入れ墨を

写させて

くれるなら...

ただ...ここらの

アイヌの村には

アシリパさんの

親戚たちがいる

こんな

暗いところで

隠れて暮らして

悪さをするため

外に出るのは

夜になってから...

これでは

いつまでたっても

お前の人生は

......

殺して

ひん剥いて

くれると

こちらとしては

安心だがね

聞から

抜け出せない

...

参ったな

こりゃ...

犬より役に

立っとらんぞ

谷垣一等卒

あの男...

秋田に帰れ

さっき殺し合いを

している時に

ふと懐かしさを

感じた..

鬼のように

凶暴だが

どこか優しくて

腹の

据わった声

杉元と

いうん

ですか?

どこかで

聞いた

声だと...

あの男は

網走監獄で

初めて

出会った頃の...

第124話「思い出の写真

若かった

土方さんに

そっくりだ

茨戸の

日泥邸にて

江渡貝邸

〈贋物?

写し

小樽油問屋

〈豚物?

エトビリカ

鯉登少尉殿

まだ船酔いが

治まり

ませんか?

早く

また戦争が

起こらない

ものだろうか

...宿へ戻り

ましょう

根室

御走!?

盛越山

...

根室

ロシア製小銃は

網走監獄の

看守全員に

行き届いており

予備の銃や

弾薬も

豊富のよう

でした

犬童典獄は

囚人を鉱山会社へ

貸出して

硫黄山で働かせ

これなら中央の

いたようです

目を引くこと無く

監獄の警備を

強化できる

マキシム

機関銃まで

ありました

それが武器購入の

資金となって

.....で

その武器を

保管している

場所を探る前に

他にも強力な

武器を

隠し持っている

可能性は

大きいです

正体がバレて

しまったと

そういう

わけだな?

宇佐美上等兵

月は

座らせろ

貴様を看守として

潜入させるために

どれだけ手間が

かかったか

分かってるのか?

このホクロに

こうして

こうして

身体を描いて...

ひゃあ~

近い近い

走らせて

やる!!

ぶーッ

走ってるぅ!!!

もう片方の

ホクロも

走らせてやる

ふたりの

ホクロ君は

一生懸命走る

頭が沸騰

しちゃう

だが...

ホクロ君たちの

距離は永遠に

縮まることは

ない...

がわいそう!

ところで...

来る途中の

屈斜路湖で

杉元たちの

情報を得た

らしいな?

アイヌの

少女も...

ちゃんと

いたか?

答えろ

宇佐美ッ

はい

旅館にいた

按摩から

それらしき

連中の話を

聞けました

すでに

出発した

あとでしたが

いました

おい子佐美

さっさと

顔を洗ってこい

鏡どこですか?

北見

硫黄山

根室

インカラマッと

キロランケか

すべて鶴見中尉の

仕組んだことで

片付けば

いいんだけどな

私も

思う所が

あって...

実は古い

知り合いを

この町に

よんでいる

あのふたりの

写真を撮って

誰かに

調べさせよう

真瀬原

正体を

知ってる者が

どこかにいるかも

しれない

アシリパさんの

写真をフチに

送ってあげようと

思ってね

なんだって

急に

写真なんか...

写真師の

田本さんは

ヒジカタの古い

知り合いだから

安心しろ

せっかくだから

思い出に

みんなで撮影会

しょうぜ

はい結構です

はい撮りますよ

私が

フタを外したら

6秒間

動かないで

次の方..

動かないで

うん

良いですね

いい感じの

お二人です

はい

撮りますよ

いいよ

いいよぉ

すみません

ほんとに

服力なきゃ

ダメなんて

しょうか

こうですか?

他の人たちは

みんな脱いだよ?

もうちょっと

足を開いて

みようか

そういや

白石は

どこへ

行った?

石川隊木と

遊郭へ行ってる

あいつら

やけに

馬が合う

みたいだ

「やはらかに

積もれる雪に

熱てる頬を

理むるごとき

恋してみたし」

ぅわかるッ

おいブス

酒持ってこいッ

カネなら

あんだぞ!!

歳三が小遣い

くれたんだ

からよッ

あのじいさんはさぁ

啄木ちゃんに

何をさせる

つもりなわけ?

ああ~~~?

なんでも近々

あちこちの新聞社を

買う予定なので

新聞記者を探してた

らしいぜ

新聞社?

ウィリアム・

ハーストの

話もしてたな

誰だい?

それ

白石ちゃんさ

日露戦争を

境に

日本の新聞に

何が起きたか

知ってるかい?

たしか

戦争のおかげで

めちゃめちや

新聞が売れて

儲かったんだよな

そういう

ことじゃ

なくて

もっと革命的な

ことだぜ

写真が

載ったのさ

ウィリアム・

ハーストってのは

アメリカの

「新聞王」だ

その新聞王は

とにかく

絵や写真を紙面に

載せることに

執着するそうだ

読者の

視覚に与える

影響力の

デカさをよく

知っているんだ

ろうな

実際

ウィリアム・

ハーストの

新聞に煽られた

世論のせいで

アメリカは

スペインと

戦争まで

起こしてる

土方さん...

連絡が来た時は

自宅で

飛び上がり

ました

まさか

ご存命で

あったとは

......?何、を

たくらんで

やがんだ?

あのじいさん

ずっと我が家で

大切にしていた

ものを

お渡ししたくて

土産に持って

参りました

ほお

田本研造・写真師・

箱館戦争の際に

洋装姿の若かりし

土方歳三を

撮影したと

いわれる人物

歴史的に有名な

この写真は

9X6センチの

小さなものだった

第125話・実りの

オンタロシッ

「榊がいっぱいだ」

オハオ♪

オハレヤン

「空けなさい」

オハオ♪

カワシンジュガイの

貝殻を研いだ

ピパという道具で

穂をちぎるんだ

今ごろフチは

穀物を

収穫しているん

だろうな

空には

雁が渡ってきて

子供たちが

追いかける

大きな袋が

ピヤパ〈ひえ〉とか

ムンチロ(あわ)で

いっぱいになる

エムㇱランケ♪

「刀落とせ」

タマランケ♪

「珠落とせ」

エムシというのは

男の儀式用の刀で

タマというのは

タマサイという

女の

首飾りのこと

アイヌは鮭を獲って

和人からエムシや

タマサイを

手に入れた

雁が毎年渡って

来る姿は

私たちに

宝物をもたらす

鮭が

川を遡ってくる

ことの知らせ

だからだ

酒や食べ物とかを

入れる漆器の

シントコは

鮭100匹と交換した

私たちは

鮭のことを

カムイチェプ

「神の魚」とか

チュッチェプ

「秋の魚」と

呼んでいる

ニセウトゥイ

ナーフイー

「どんぐりが

おちてるよ♪」

ニセウトウイ

ナーフイー

「どんぐりが

おちてるよ♪」

ニセウ(どんぐり)は

実をゆでてから

干すと

渋が抜けて

甘みかける

シントコに

保存して

おやつにしたり

挽いてもいて

お餅にもする

見ろ杉元

ハッ

(ヤマブドウ)だ

ヒグマも

この時期

ニセウを

たくさん食べる

わたしの靴は

このヤマブドウの

蔓で編んだものだ

カムイが

この墓を

耳たぶに

下げた

酸っぱくて

元気が出るぜ

食べすぎるな

杉元

ハッを沢山

食べると

舌が痛くなる

チュパ

私たちの耳輪は

それを

見習ったものだ

小さい頃

耳たぶに穴を

開けると

塞がらないように

ヤマブドウの裏を

通しておく

チュパ

杉元

あれ

採ってくれ

クッチだ

サルナシの蔓は

かんじきに

なるんだよな?

アシリパさん

サルナシの実を

私たちは

そう呼んでる

そうだ!

よく

覚えてたな

杉元

クッチ

美味いよ

アシリパさん

とっても

甘い

いっぱい

食べろスケモト

杉元

クッチは

食べ過ぎると

肛門がとても

痒くなる

クッチは

ヒグマも大好きで

この時期たくさん

食べるんだ

もっと食べろ

杉元

チュパチュバ

チュバチュパ

チュパチュバ

東に住む

アイヌは

野いちごを

サケイチゴ

と呼ぶそうだ

実が赤くなると

鮭が遡ってくる

知らせに

なるからだ

ホザキシモツケの

花が散ると

鮭が遡ってくる

知らせだという

地域もある

そうやって

アイヌは毎年

館を待ち望んで

いたんだねぇ

これは俺達が

マレクと呼んでる

鈎銛だ

突く時は

モリとなり

魚を

引き上げる時は

先端が回転して

カギの役目に

変わる

イサパキクニ

といって魚の

頭をたたいて殺す

「なづち棒」だ

この棒でたたくと

鮭はこれをくわえて

喜んでカムイの国に

帰って行く

腐った木や

石で殴ると

鮭はくやし泣きして

カムイの国に帰るので

魚を支配する

カムイの怒りを

かうことになる

鮭は鹿と

同じように

それ自身が

カムイではなく

天上の

カムイの袋の中に

入っていて

海にバラ撒かれる

ものなのさ

アイヌにとって

鮭は主食で

水や空気と同じ

当たり前に存在

するものと考えてる

だからといって

鮭を粗末に扱ったり

川を汚せば

カムイの袋の口は

開かれなくなり

人間は

ひもじい思いを

しながら

冬を越す

はめになる

見ろ杉元

尾根じゃない立木に

ヒグマが爪で

横に引っ掻いた

跡がある

これは熊同士に

通じる印で

自分の領域を

知らせるものだ

チセシロシ

「家の印」と

猟師は

呼んでいる

近くに

ヒグマの巣穴が

あるからだ

このへん

一帯の笹が

刈り取られて

いる

ヒグマが

冬に備えて

巣穴に

運び込んだ

からだ

雪が降り出すと

ヒグマはサルナシや

ヤマブドウの夏の

硬い皮とかを

食べるようになる

肛門に

栓をする

ためだ

その頃には

お腹が空っぽに

なってる

この時期は

サルナシの実

ばっかり

食べて

かなり

巣穴が近い

証拠だ

いや俺

クッチで

いいわ

チュパ

それで

穴に篭もる

準備が完了だ

肉がクッチ

みたいな

味のするヒグマが

たまにいる

どうする?

獲ってみるか?

杉元

本当によく

知ってるねえ

アシㇼパさんは

全部

アチャ(お父さん)が

教えてくれた

山のことも

アイヌのことも

すべて...

私は...怖い

杉元...

アイヌを殺して

金塊を奪った

のっぺら城が

私の父だったら

どうしよう

ふむっと

いろいろなアプリケーションを

アシリバさん

ここまで来たら

もう会うしか

ない

網走監獄

何があっても

最後まで

俺が

ついてるから

週末数は

第126話

「門倉看守部長

どこだ?

あれです

あの煙の

出てるところ

ええ~?

マジかよ

まずいだろ

あんなところに

小屋作ったら..

誰か

注意しに

行けよ

いやあ~

ほっときゃ

良いんじゃ

ないですか?

どうせ鮭の

漁期が終われば

いなくなるし

良いわけ

ねぇだろ

面倒くせえな

敷地内には

監視のやくらか

5箇所

高見張り

巡回する看守も

ウヨウヨいた

網走監視は

周囲三方が

山に囲まれている

山にも20箇所...

見張り小屋が

あって

私達が

脱獄する前より

さらに厳重に

なっている

看守は全員

ロシア製の

モシン・ナガンで

試装していた

小屋の中には

マキシム

機関銃まで

あったぜ

戦争にでも

備えてんのか?

あいつら

山側は

因人の合房が

あるので

特に厳重なんだ

脱獄する囚人の

心理としては

すぐにでも

山に身を隠したい

だろうし...

舎房

看守たちがいる

建物の前を

危険を犯して

通ろうと考える奴は

まずいないからな

それもあるか...

監獄側は

のっぺら坊を

奪いに来る連中も

警戒している

ということだ

とすれば

やはり

侵入経路は

警備の手薄な

網走川に面した

塀しかねえ

ここだ

手薄といっても

誰も見に

来ないわけじゃ

ないだろう?

この計画は

今の時期しか

出来ねえぜ

鮭が獲れる

今だからこそな

「クチャ」

仮小屋

トンネルの

入口を

アイヌの小屋で

偽装する

キロランケは

日露戦争では

工兵だった

二〇三高地で

ロシアの堡塁を

破壊するために

トンネルを

掘った経験がある

トンネル掘りは

キロランケが

指揮する

掘り出した土は

一箇所に捨てず

舟に積んで

鮭を獲ってる合間に

川のあちこちに

少しずつ流す

トンネル掘りを

アイヌの鮭漁で

偽装する...

網走監獄侵入

大作戦だぜ!!!

シライシ

...やっぱ

すげえや

脱帽だ

脱獄王...

ッピュウ☆

やっぱり

お前を網走まで

連れてきて

正解だった

ピュピュ

ピュウ☆

ピュウ☆

ピュウ☆

ピュウ☆

気をつけるのは

土を捨てる

ときだな

絶対に誰かに

見られるなよ

あんた達さ~

困るよ

こんなところに

「アシンル」

便所

こんなに色々

立てちゃって

も~~

誰か来たよ

すぐに

片付けて

くれよ

わざわざ

こんなところで

やらなくたって

いいだろ?

もっと鮭を

よこせと

いうのか?

さらに

なんの

ことだ?

和人には

わからんだろうが

アイヌの中でも

縄張りが決まってて

良い漁場に

ありつくのは

むずかしい

それに向こう岸に

小屋を作ると

キツネが

食い荒らすんだ

でもここでの

漁を

許すかわりに

毎日

鮭を3匹渡す

取引を

したはずだ

そっちの看守に

聞いてみろ

お前ら賄賂を

もらって

たのか?

...

5匹

持って来い

嫌なら

強制的に

撤去するぜ

わかったな?

わかったな?

......

これじゃ

キツネに

食われたほうが

ましだ!!

大並典獄には

くれぐれも

内容に...!!

当たり前だろ

ハカたれ

!?

網走から東へ

40キロの港町

斜里

鶴見くん

これが開発途中の

試作品だよ

美しいだろう!!

使ってもらいたくて

持ってきちゃったよ?

有坂閣下

お静かにッ

シ~~~ですぞ!!!

宇佐美上等兵!!

貴様あれから

何日たったと

思ってるのだ

いい加減に

そのホクロの

絵を消せ!!

ああ

これ..

入れ墨に

したんです!!

う...

めちゃくちゃ

気合入ってる...!!

おい

キロランケ

この上はどこに

出るんだ?

大丈夫なのか?

囚人のいる

舎房は

敷地の

反対側だぜ?

そんなとこまで

掘り進めてたら

漁期が

終わっちまうだろ

頭を出したら

君守たちの

酒盛りの

ど真ん中じゃ

しゃれに

ならん

あ...

土方歳三が

指定した

距離を掘ったんだ

信じるしかねえ

いらっしゃい

ここは?

予定通りだな

俺の猫舎だ

本当のチタク

第127話

本当のチタタラ

網走近郊の

コタン

フチの妹

ナンバー13

アイヌにとって

主食だった鮭は

シペ「本当の食べ物」

と呼ばれ

川に鮭が極端に

少ない年は

餓死するものが

出たほど重要な

ものだった

だから私達は

鮭一匹を

余すこと無く

利用する

鮭の皮は

チェッケレという

冬靴の材料にも

利用した

秋に作って

大切に履いても

ひと冬しか

もたない

大人の靴

一足作るのに

鮭4匹の皮が

必要だ

さて

鮭を食べる

準備だ

油断すると

犬が

食べて

しまうけど

頭を

切り落として

この部分を

主に使う

珍味な料理が

あるけど

杉元!

何か分かるか?

えええ~っ

まさか..

上顎の真ん中の

氷頭という

戦骨のある

部分を切り取る

チタタッだ

ハイ

出ました

チタタプ!!

チタタッとは

本来

鮭のチタタッの

ことを指すんだ

チタタブの中の

チタタフ!!

箱ててッ

つねった!!

エラを外して

よく洗って

血を抜く

エラと氷頭を

チタタッする

チタタッすれば

するほど

美味しくなる

チタタプ

言えよ

夏太郎

チタタプ

チタタフ

これで

チタタッ

してもいい?

チタタプ

チタタプ

うわあ...

尾形~~~

...

みんな

チタタプ

言ってるぞ?

本当の

チタタッで

チタタッ

言わないなら

みんなと気持ちを

ひとつにして

おこうと

思ったんだが

いつ

言うんだ?

チタタプ

...?

聞いたか?

いま尾形が

チタタッって

言った!!

んも~~

聞いて

無かった

のか!?

白子を加えて

さらに

細かく叩き

最後に砕いた

焼き昆布を混ぜ

塩で調える

これが鮭の

チタタッだ

新鮮な鮭が

手に入る

いまの時期しか

食べられない

身は

串焼きにする

米とヒエを炊いた

おかゆに

イクラを入れた

チポロサヨ

塩煮した

ジャガイモを

潰したものに

イクラを混ぜた

チポロラタシケッ

柔らかくて

滑らか

生臭くなくて

美味い...

これが本当の

チタタプか

捕れたてたから

臭みがないんだ

ビンナヒンナ

インカラマッ

さんって

いったかね?

あんた

いい人

いるのかい?

串焼きも

脂がのってるな

はい

おい..

何のつもりだ

チカパシ

女が男の

家に行って

ご飯を作り

男は半分

食べた器を

女に渡し

女が残りを

食べたら

婚姻が成立する

アイヌにとっての

求婚の

ようなものか

いいねえ

おアツいぜ

ゆえじゃ

...チカパシ

本当の家族に

なれば?

返しなさい

おっと...

まだ微妙な

関係だったか

あの...

谷垣ニㇱパ...

川の向こうから

網走監獄を

見ていただろう?

のっぺら坊は

ウイルクでは

ないと

言いつつも

ウイルクかも

しれないと

どこかで

期待してるから

網走まで

来たのでは?

おっしゃる

とおりです

孤児で放浪

していた私は

流れ着いた小樽で

ウイルクに

出会いました

ウイルクと

過ごしたその時間が

美しすぎて...

現在も囚われて

いるのです

けれど

私の占いでは

彼と会うことは

二度と無い...

普段の占いが

当たるたび

彼との運命を

確信していきました

そうなると

なおさら

会いたい想いは

つのりました

そんな時

ウイルクの死を

耳にした

私が死ぬからです

「そんな

はずはない

なぜなら

私の占いで

彼に会えない

という理由は::

「北海道の東で

私は死ぬ...」

ウイルクと

別れたときに

そう分かって

いましたから...

でも彼の死を

調べていくうちに

遺留品を持つという

観見中尉に

出会ったのです

ウイルクは

死んでいる

のだろう

ならばせめて

忘れ形見の

アシリパちゃんを

無事に帰そう

というのも

正直な気持ちです

「ウイルクは既に殺され

監獄にいるのっぺら坊は

金塊のありかを知る

キロランケの仲間」

と言っていました

指紋の証拠も

掴んだ私は

「占いの解釈が

間違うこともある」と

納得しました

うんうん

でも屈斜路湖で

溺れた時...

やっぱり

やっぱり

私の占いは

正しかったと

感じました

私は

あの湖で

死ぬ運命

だった

なのに...

谷垣ニㇱパは

私の占いを

くつがえして

くれた!

運命は

変えられる!

占いは

絶対ではないと

思い直しました

メチャクチャな話で

理解して

頂けないかも

しれませんが...

とにかく..

今の私には

ウイルクに

再会できるという

期待があるんです

でもそれは...!

愛しい人に

会いたいという

ものではなくて

美しい過去に

囚われて

旅をしていた

自分にケリを

つけたいから...

私は各垣ニㇱパと

未来へ

進みたい!!

俺にも

まだ

役目が

残ってる

アシリパを

無事に

フチの許へ

帰す役目が

時が来たら...

俺から改めて

平分食べた飯の器を

インカラマッに

渡す...!

こいつ

谷垣ニシパの

ご飯

食べてるッ

典獄と

いうのは

歴代...

福岡藩とか

長州藩とかの

出身者が

なるもんでね

つまり

明治新政府の

人間だ

いっぽう看守は

地元の人間が

採用される...

戦争によって

北海道へ

流れ着いた

土族の成れの果て

屯田兵も囚人も

みんな元は

そんなもんよ

看守ってのは

昔から

典獄よりも

囚人たち側の

人間が

多かったのさ

俺の親父は

土方さんと共に戦った

旧幕府軍だった

犬童典獄の

指示によって

毎日独房を

移される

のっぺら坊が

再来週の

新月の夜に

再来週の新月の夜に

どこの監房へ

移動されて

いるのか

俺は正確に

予想ができる

第128話セロペーン

新月の夜に

オロ舎

今日の予想も当たった

門倉の旦那

今の奴が

のっぺら坊かい?

今日は第二舎の

第四房か...

アイツを第七師団が

狙ってるって

噂が流れてるぜ

「兵隊が監獄に

攻め込んで

来る時は」

「証拠隠滅に

囚人は皆殺しに

なる」って

そん時は

銃を渡すから

お前らで北鎮部隊と

戦ってくれよな

俺は全力で

走って逃げるから

次の新月の晩に

のっぺら坊が

いる房はここ...

第四舎

第六六房だ

俺の脱獄の

鉄則としては

新月に拘らず

すべての音を

かき消す

嵐の夜なんだが...

俺の股数の鉄則としては新月に拘らずすべての音をかき消す嵐の夜なんだが...

今回は

オレ一人じゃ

ねえしな...

トンネルか

川のすぐ側だ

雨とか川の増水で

ある

雲がれる危険が

誰にも気付かれ

ないように

侵入して

アシリバちゃんを

のっぺら坊に

引き合わせ

何事も

起きなかった

かのように

静かに

立ち去れば

大成功だ

失敗すれば

ここのトンネルは

すぐに見つかり

その瞬間に

門倉は

お尋ね者だな

この仕事に

執着は

ありません

その時は

土方さんに

お供します

土方の爺さんと

通じてる看守は

門倉さんだけ?

死んだ親父も

喜ぶ

そうだ

集団脱獄事件を

きっかけに

ほとんど看守は

入れ替わった

制服を着ているが

警備増強のために

裏金で雇った

モグリの看守も

大勢いる

もし...

のっぺら坊が

アシリパさんの

父親だとして...

連れ出すのは

難しいのか?

夜中でも看守は

樺戸監獄の

2倍は

いるだろう

侵入して

見つかれば

容赦なく

撃ってくるぜ

お入して見つかれば容赦なく撃ってくるぜ

片足の腰を

切られているので

いつも看守に

支えられている

危険を

冒してまで

選れ出す

必要はない

連れて

逃げるのは

かなり困難だが

不可能では無い

そこで

盗み聞き

しとらんで

上がってこい

父が本当に

のっぺら坊なら...

キロランケと

谷垣から

お前のことを

聴き出したぞ

尾形百之助は

自刃した

第七師団長の

妾の息子である

というのは

師団内で

公然の事実で

あったそうだな?

ただの

金理目当てで

車を脱走した

にしては

出自が

やっかいだ

俺が何か

軍をどうこう

するために

動いて

いるとでも?

冗談じゃねえよ

面倒くせえ

テメエらだって

お互いに

信頼があるとでも

言うのかよ

エィアッッ

監房にいる

のっぺら坊の

目は本当に

青いのか?

目の色?

さあ...

そう

見えなくも

ないが...

どうだろうな

その娘だって

近くで見て

「青いかな?」って

感じだぜ

だいたい

ジロジロ見てたら

犬童典獄に

怪しまれるし

7年間

のっぺら坊を

見てきて

そりゃねえだろ

看守の中じゃ

俺は一番の

古株だ

集団脱獄のあと...

関与の疑いがある

看守はどんどん

追い出されたのに

俺だけ残ったのは

俺が無能で無関心の

ポンクラタヌキを

演じてたからさ

土方に

買ってもらった

双眼鏡

ずっと

出ていたのが

「いいえ」...

インカラマッ

ちゃんはさぁ

のっぺら坊は

どっちなのか

占ったこと

あるの?

何度も

やりました

つまり

のっぺら坊は

アシリパちゃんの

父親では無いと

出ていたのですが

最近はどんどん

「はい」が

追い上げてます

何度も

やっちゃった

んだ?

今んとこ

どっちが優勢?

この間

やったので

ちょうど..

千回中

五百回目の

「はい」が

出ました

じゃあ最後に

もう一回

占ってくれる?

やっぱ

やめよう

迷いは

いらねえ

白石さん?

俺たちは

確かめに

行く

だけだ

そしてついに

月の光のない

漆黒の夜...

インカラマッと

チカパシ

永倉と家永は

コタンで待機

尾形は

山に隠れて

何かあれば

狙撃で援護

キロランケ

牛山ヒッカク

土方は宿舎で

待機

アシリパさんと

白石と俺が

谷垣と夏太郎は

川岸に用意した

丸木舟で待機

敷地内はどこも

消灯され

すでにお互いが

見えないほどの

真っ暗闇だ

暗闇を突っ切って

舎房へ近づく

囚人たちのいる

舎房へ侵入する

先導するのは

都丹庵士

風の音が

強いが

周囲の建物の

位置関係などは

把握できる

遠くへ伝わる

舌の音も

かき消して

くれるだろう

よし...行こう!!

何だお前ら

第129話

五翼放射状平屋舎

う~ッ

いきなり

見つかって

んじゃねーか

都丹てめえ

耳糞つまってん

のか!?

しい~~

くくく!

聞き逃して

んじゃ

ねえよ

バカ野郎

うるせぇ!!

テメエらこそ

ランプの灯りを

見逃してん

じゃねえか!!

ここは

いいから

行けッ

これで門倉部長は

明日から無職の

お尋ね者だな

幸先が悪い

五翼放射状平屋舎房

やぼう

うしやじようひと

ここだ

700人以上の

囚徒を収監できる

建築物であり

放射状に広がる

5つの合房の

中央には

全体を1箇所から

見渡せるように

六角形の

「中央見張り所」

がある

クー

舎房の

夜勤は

三人...

作戦決行の夜は

俺も三人の内の

ひとりとして

当直に入るよう

仕組んでおく

勤務表を決める

管理職だから

出来ることだ

門倉さんが当直なら

舎房の入口の鍵を

開けとけば?

合鍵作っとく

のもありだが

無理だ

入口は

見張り所の

真ん前だ

あそこから

忍び込むのは

危険すさえ

じゃあ俺達が

押し入って

他の看守を

制圧するから

開けろよ

抵抗されて

一発でも

銃声が響けば

作戦は失敗だぞ

AIブリロ

門倉が看守の

銃に細工を

しとけば?

出来ねえな

常に凶悪犯に

囲まれてる

看守たちが

お守りみたいに

持ってる銃だ

「出来ねえ」

じゃねえよ

やるんだよ

ああ?

門倉には今後も

ここに残って

情報を流して

もらいたい

内通者で

あるのが

バレる方法は

避けよう

俺はよ..

監獄に

入れられると

「どうやって

脱獄できるか」

考える癖が

あるんだ

どこに

弱いところが

あるのか

建物を観察する

網走監獄の場合:

舎房の

すべての窓には

鉄格子が

はめられているが

ただ唯一

鉄格子のない

窓がある

天窓さ

おそらく

光を出来るだけ

取り込みたいから

鉄格子を

つけてないん

だろう

毛布を

枠ごと

外せそうか?

「脱獄」は

手に入る道具が

釘一本しか

無い時もある

それに比べりゃ

ノコギリでも

何でも

持ち込める

んだから

こんな楽な

ことはない

ゴリゴリコリ

そうですよ

音が

漏れてるぞ

...

今夜は

ほんとに風が

強いですねぇ

ああ

おっと

あちゃ~

俺の湯呑みが

痛っ

切っちゃい

ました?

いいですよ

門倉部長...

片付けますから

ごめん

大丈夫

ですか?

まあ今

六六第

カチリ

アシリパ

おいで

アチャ(お父さん)!!

牛山...

土方歳三は

どこへ行った?

え?

いないのか?

トゥン...

あやしいぜ

あのジジイ

...アチャ?

アチャ

なのか?

私だ

アシリバだ

小様から

会いに来た

白石

マッチを..

ア...

アシ...

あああぁぁああ

あああぁああ

違う

アチャじゃ

ない

侵入者だ!!

門倉ぁ

侵入者だぁ!!

第130話_成導灯

犬童典獄に

伝えろッ

急げッ

はい!!

あッ!!

第四舎に

侵入者ッ

あぁあああ

あぁあああ

門倉の野郎

どういう

つもりだ

杉元ッ...

杉元ッ!!

逃げろ

アシリパさん

第130話「議事灯

第150話・誘導灯

あれ?

銃がおかしい!!

弾が出ないぞ

俺の銃も

変だ!!

手入れ

しない

からだろッ

ああぁあああ

つまり

こいつが..

インカラマッ

ちゃんの

言っていた

キロランケの

仲間って

ことなのか?

うるせえタコ!!

てめえ

キロランケの

仲間か?

どうなんだ?

じゃあ

こいつは

何者だ?

「替え玉」

ってことか?

わかんねえが

とにかく..

俺たちが

ハメられたのは

確かだぜ

ん~んッ!!

マジかよ

そこまで

する?

見えるか?

いや

おまえらには

まだここにいて

もらうぜ

オイ看守

一体どう

なってんだッ

待て都丹!!

杉元たちを

待たないと

あいつら

トンネルまで

戻れない!!

どこへ行くんだ

都丹庵士!!!

トンネルは

反対方向のはず

だぞ!!

本物に

会わせる

網走監獄

庁舎

犬童典獄殿ッ

第四舎に

侵入者だ

そうです

ついに

のっぺら城を

奪いに来たか

私が猫かに作った

「非常報知機」が

うまく作動した

ようだな

おいおい...

どうする?

どうして

ここに?

どうするも何も

ここで待機

するしか...

インカラマッ!?

村で待機

してる

はずじゃ...

谷垣ニシパ

いますぐ

ここから

逃げて

ください

あッ

ここにいたら

あなたが

巻き込まれて

しまう...!

来た...

来た来た...!

第七師団が

来やがった!!

〈谷垣ニㇱパから

小樽へ偽名の

電報が届くと

私は

彼らに教えて

いました

河口の方向から

網走川対岸に

無数の

灯りが...!!

落ち着け

...

インカラマッ

お前なにを

橋の手前まで

迫って来てます

訓練どおりに

やるのだッ

橋が!!

うわあ...

ううッ

オイオイ

なんか

爆発したぜ

なんだ?

これって

例の橋に

仕掛けられ

てる爆薬か?

本当に

攻めて

来たって

ことか?

第七師団が

殺しに

来たんだ!!

みんな奴らに

消されるそ!!

ここを

開けろ!!

どう考えても

偶然じゃ

ねえぜ

これは

我々の動きは

監視されて

いたか...

侮れんな

情報将校と

いうのは...

対岸をつなぐ

唯一の橋だ!!!

これでしばらくは

時間が稼げる

第七師団を

迎え撃つ

態勢を整えろッ

橋が

吹き飛び

ました

よぉし

これを

待っていた!!

「雷」型駆逐艦

川岸の50mおきに

兵士が持っていると

見せかけて

並べた松明は

この駆逐艦は

吃水(船体が沈む深さ)が

1.5mしかなく

網走川を容易に

航行可能である

そのまま駆逐艦の

誘導灯となった

大湊要港部司令官

鯉登平二海軍少将

オホーツク海

鯉登少尉の

父である

もすッ

網走監獄

杉元や自石たちが

のっぺら坊から

金塊の

ありかを聞き出し

網走川

網走湖

無事に脱出して

くれることを

期待していたが

......?残念だ

橋の残骸を

通過しました

殺し合うシャチ...

その死骸を喰う

気色の悪い

生き物で

いたほうが

こちらの着手は

少なくて済む

のだが..

どれだけ

試装しようが

看守は看守です

今夜は我々が

シャチとなって

狩りにいく

のっぺら坊と

アシリパを

確保せよ!!

ンカムイ06(完)

【アイヌ語監修】

けり!!お

【収納協力】

北海道アイヌ協会

博物館1000キッと監視

小樹市総合博物館

早稲田大学会社人-・記念や中物館

北原次郎太モコットゥナン

後藤一信

北海道大学神南国・博物館

国立玉炭デ博物館

平良町立「黒谷アイス文化学物館」

アイヌ民族博物館

月形操ァi博物館

鋼路市立博物館

久井貴世

後日龍水

県小浜市

・本語観"協力山本線男

【写真提供】

中国建築行-松田高龍「石川新三

【アイヌ文化関係参考文調】

「アイヌ語絵入り辞典!!知里¡ぶ央一横山孝雄

「アイスの民生」に対する

「吉野炎のアイス語治興」治野茂

「アイヌの民具実態関係武議野美術大学・生活支化研究会

「アイス式エコロジー生活」治療されえにええ、自然の知恵」さとうち龍。

「アイヌ神語集」知里幸息

「アイヌ民族の申請券引良川健治

「先住民アイス民族(明日太陽)ムック

「シラオイコタン木下清議遺作写真集」

「アイヌの衣服文化」アイヌI込炭hゆ物節

「アイヌの四季旧住智子〈銀治明〉《

「アイヌ相物は」福岡イト子佐藤な子

「アイヌの民俗」「HAX

「クスクップオルシベ!修沢クラ

「聞き書アイヌの食事」操作実技,藤村久朝村木災幸期井朝子吉原線弘

「ニューエクスプレスアイス語J中川裕

「アイヌ語で歳方言辞典』中川裕

「カムイユカラでアイヌ語を学ぶ専用審査中本ムツ子

「語り合うことばのかカムイたちと生きる世界19月経

「コタン生物記(1)樹木雑草富J史科飯裁更科光

「コタン生物品の男性・海賊魚族篇J史科誠臓更科光

「コタン生物品(3)野鳥本島-星虫億]更再臓臓_更幹光

「アイヌ民話集」更幹源織

「歴史と民俗・アイス」更新調議

「サルウンクル物語UHL男治

「エカシとフチを訪ねてJIN上男治

「アイヌ民族法」アイヌ文佳保存対策協議会

「アイヌ衣原調査報告書()アイヌ女性が私に来する女女性。J北海道支化財保護協会

「アイヌの衣装19845:43前19

「アイヌの文様」四辻-明編写真水谷積男

「アイヌ史資料集」吉田厳

「アイヌの出語」久保守遊彦

「アイヌ民族誌」(駅)久保寺道彦第一法規

スピラャルキングの

担編集・

大熊ハ甲

ばい

ビルC#

はぁ

...

..

ストット

銃剣

GOLDENKAMUYSPEOIALEXHIBITION

札幌会場I20234.28E〜5.21日...!!丸井今井札幌本店にて開催:

画館会場2023.7.22日〜9.10日...・丸井今井西館店にて開催と

https://goldenkeamuy-ex.com

〈注意事項〉《本展の展示には、アーツ・お茶屋に相する情報がここではまれていないストーリーも含まれますので、両手がご要望による場合がありました。あらかじめご了承のうえご来場ください。仮想新聞報させて頂きますので、

このアニメ化されていないストップ情報は予告なく変更になる場合があり、もちろんそうので、ありがとうございます。本当に関する最新情報注意事項をお来場ください。サイトにて必ずご確認のうえご案を

約2020年2月時点の情報です。

YJC

DIGITAL

5月16日は、WindowsHordPrics

デジタルカラー版

ゴールデンカムイ

13巻

野田サトル

◎野田サトル2018.2022

初版発行

1,00kuデジタル版発行-2022年

2018年

発行所・集英社

>>1017.11月10日2/18(日)//wwwitsharoo!!

この作品は、著者カラー原画に加え、著者の原画をもとに

集英社でデジタル彩色を行った特別編集版です。

本作品の内容あるいはデータを、全部・普段にかかわらず

無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載

を含むすることは、法律で禁じられていいます。また、個人

的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなど

の著作権保護技術を解除して行うこととはできません。

YJC

DIGITAL

SHCESMAYOUNGHMACANS

FXTRA.PAGES

ソギゴールデンカムイ

ッサッノッアランクラーシネフ、

[カント]オロワーヤク

野田サトル・

Conerdessは、tachingrest

背表紙・カバー折り返し

救表記はコミックス発売当時のものになります。

FXTRAGANGK-

いろいろな色の細長い布片を

本棚の服の上に縫い止めの

キラウンニンパの印象

このページのご案内

野田サトル

本体・表紙

家表記はコミッククス発売当時のものになります

BXTRALPA6KS

ぞぞ

本体・裏表紙

メ表記はコミックス発売当時のものになります